JP2003053785A - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JP2003053785A
JP2003053785A JP2001243616A JP2001243616A JP2003053785A JP 2003053785 A JP2003053785 A JP 2003053785A JP 2001243616 A JP2001243616 A JP 2001243616A JP 2001243616 A JP2001243616 A JP 2001243616A JP 2003053785 A JP2003053785 A JP 2003053785A
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injection molding
opening
mold
punch
piston
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JP2001243616A
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Hideyuki Kumagai
英幸 熊谷
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチを用いて開口を形成した後に、パンチ
を開口前の位置に戻す際に、このパンチをほぼ直線的に
移動させることができる射出成形装置を提供する。 【解決手段】 金型15により構成される成型用キャビ
ティ16内に溶融した樹脂材料を射出して、型締めを行
うとともに、樹脂材料にゲートカットパンチ21を用い
て開口を形成する。開口形成後に、ゲートカットパンチ
21を開口時の移動の向きとは反対の向きに移動させる
際に、空気圧や油圧を用いて、ピストン23に力を作用
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形装置に
関し、特に、成型品に開口部などを形成する射出成形装
置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録の分野において、光学情
報記録方式に関するさまざまな研究、開発が進められて
いる。この光学情報記録方式においては、非接触で記録
/再生を行うことができ、磁気記録方式に比して一桁以
上高い記録密度を達成可能であるという利点を有してい
る。また、この光学情報記録方式は、再生専用型、追記
型、書換可能型などのそれぞれのメモリ形態に対応可能
であるという、さらなる利点をも有する。そのため、安
価な大容量ファイルの実現を可能とする方式として、産
業用から民生用まで幅広い用途への適用が考えられてい
る。
【0003】これらの中でも、特に、再生専用型のメモ
リ形態に対応した光ディスクとして、ディジタルオーデ
ィオディスク(DAD、Digital Audio Disc)や光学式
ビデオディスクなどが広く普及している。このようなデ
ィジタルオーディオディスクなどの光ディスクの構成に
ついて、以下に説明する。
【0004】すなわち、光ディスクは、情報信号を示す
ピットやグルーブなどの凹凸パターンが形成された透明
基板からなる光ディスク基板の一主面に、アルミニウム
(Al)膜などの金属薄膜からなる反射層と、この反射
層を大気中の水分(H2O)や酸素(O2)から保護する
ための保護膜とが順次設けられている。このような光デ
ィスクにおいて、情報信号の再生を行う場合、まず、デ
ィスク基板の側から凹凸パターンにレーザ光などの再生
光を照射する。そして、この再生光の入射光と戻り光と
の反射率の差によって情報信号を検出する。
【0005】通常、このような光ディスクを構成するデ
ィスク基板は、合成樹脂材料からなり、射出成形用の金
型装置を用いて成型される。ここで、このディスク基板
を成型する従来例のディスク基板成型用射出成形装置に
ついて図面を参照しつつ説明する。
【0006】すなわち、図6に示すように、ディスク基
板を成型する射出成形装置は、固定盤100aに固定さ
れた固定金型101と固定盤100bに固定された可動
金型102とが互いに相対向して配設された、金型10
3を有して構成されている。そして、これらの固定金型
101および可動金型102を互いに突き合わせたとき
に、固定金型101と可動金型102との間に、成型用
キャビティ104が形成される。この成型用キャビティ
104は、図7に示す成型されるディスク基板201に
対応する形状を有する。
【0007】また、図6に示す射出成形装置における固
定金型101の中心位置には、挿通孔が形成されてい
る。この挿通孔内には、ほぼ円環形状を有するスタンパ
ーホルダー支持体106が挿通されて設けられている。
また、このスタンパーホルダー支持体106にはめ込む
ようにして、スプルブッシュ107が設けられている。
【0008】このスプルブッシュ107は、円環形状を
有しているとともに、その円環形状における中心軸に沿
って樹脂射出孔108が設けられている。この樹脂射出
孔108は、射出装置(図示せず)から供給される溶融
したポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料を、成型
用キャビティ104の内部に流入可能に構成されてい
る。すなわち、スプルブッシュ107の先端側は、成型
用キャビティ104内に臨まれて構成されている。ま
た、スタンパーホルダー支持体106は、成型用キャビ
ティ104に臨む前端側が段差状に縮径されている。
【0009】また、固定金型101の成型用キャビティ
104を構成する型の面部、すなわち、可動金型102
に対向する側の面部には、スタンパー109が装着され
ている。このスタンパー109は、中心部に中心孔10
9aを有する円盤形状に形成されている。また、スタン
パー109は、ディスク基板に対して、情報信号に対応
する凹凸パターン、または記録トラックを構成するプリ
グルーブを形成するためのものである。また、スタンパ
ー109は、円環状のスタンパー内周ホルダー110に
より、中心孔109aの内周縁において支持可能に構成
されているとともに、円環状のスタンパー外周ホルダー
111により、円盤状の外周縁において支持可能に構成
され、これにより固定金型101に取り付けられてい
る。すなわち、スタンパー109の内周縁側としての中
心孔109aの周縁を支持するスタンパー内周ホルダー
110は、スタンパーホルダー支持体106の外周側に
嵌め合わされ、スプルブッシュ107の先端側に位置し
て、固定金型101に取り付けられている。このスタン
パー内周ホルダー110の成型用キャビティ104側の
外周部には、スタンパー支持用爪部110aが設けられ
ている。このスタンパー支持用爪部110aはスタンパ
ー109の中心孔109aの周縁を支持するためのもの
である。
【0010】他方、可動金型102の中心位置にも、挿
通孔が形成されている。この可動金型102の挿通孔内
には、円筒形状のスリーブ112が挿通されて設けられ
ている。このスリーブ112は、成型用キャビティ10
4に対して進退可能に構成されて可動金型に支持されて
いる。また、スリーブ112は、成型用キャビティ10
4に臨む前端面を、可動金型102の内部にやや投入さ
れている。また、スリーブ112の円筒内部には、円柱
状のパンチ113がはめ込まれて設けられている。この
パンチ113は、成型用キャビティ104に臨む前端面
をスリーブ112の前端面よりもやや突出させている。
【0011】また、パンチ113は、このパンチ113
の移動方向に対して垂直な断面が円形状の、円柱形状に
構成されている。また、パンチ113を押し出すための
成形機エジェクター114側の固定盤100bに囲まれ
た側のパンチ113の形状は、成型用キャビティ104
に突出する円柱径より大径化された段差状に構成されて
いる。さらに、パンチ113が成型用キャビティ104
に対して進退可能となるように、固定盤100bと、パ
ンチ113の大径部における成型用キャビティ104側
の面部との間には隙間が設けられている。
【0012】また、この隙間には同じ荷重の複数個のス
プリング115が、パンチ113の大径(フランジ)部
を均等に押し戻すように、パンチ113の円柱形状にお
ける中心軸を中心とした仮想的な正多角形の頂点の位
置、すなわち、パンチ113の円柱形状における中心軸
の中心から、それぞれのスプリング115までの距離が
等しく、かつ、隣り合うスプリング115とパンチ11
3の円柱形状における中心軸の中心との成す角度がそれ
ぞれ等しくなる位置に、パンチ113が成形機エジェク
ター114の方向へ戻る向きに、上記隙間、すなわち固
定盤100bとパンチ113のフランジ部の間に設けら
れている。
【0013】図7は、この従来例による射出成形装置に
て成型されるディスク基板を示す図である。
【0014】ディスク基板201には、中央にパンチ1
13により形成されたセンターホール201aと、スタ
ンパー支持用爪部110aにより形成されたスタンパー
押さえ溝202とが設けられている。また、ディスク基
板201の一主面にスタンパー109に対して鏡像の凹
凸が転写されて情報記録領域203aとが形成されてい
る。そして、この情報記録領域203aを含む記録面2
03とその反対側のミラー面204とが形成されてい
る。また、このミラー面204の内周部には、記録再生
装置(図示せず)のスピンドルにディスクを載置する際
にクランプされる面となるクランプ基準面205aが形
成されている。このクランプ基準面205aは、可動金
型102の鏡面部によって射出成形時に形成される。
【0015】次に、上述の基板射出成形装置を用いて、
この図7に示すディスク基板201を形成する方法につ
いて説明する。
【0016】すなわち、図6において、まず、可動金型
102を固定金型101に対して突き合わせることによ
り、成型用キャビティ104を形成する。そして、上述
の図示省略した射出装置から、スプルブッシュ107の
樹脂射出孔108を通じて、成型用キャビティ104の
内部に、溶融したPCなどの合成樹脂材料を射出し、充
填する。このとき、溶融状態の合成樹脂材料は、成型用
キャビティ104の内部において、中心部から外周側に
向かって流れる。
【0017】そして、成形機エジェクター114を押し
出し、パンチ113を固定金型101側に突出させ、ゲ
ートカットを行うことにより、図7に示すディスク基板
201におけるセンターホール201aを形成する。
【0018】図8は、従来例によるゲートカット時のデ
ィスク基板射出成形装置を示す図である。すなわち、デ
ィスク基板201にセンターホール201aを形成する
ときには、成形機エジェクター114により、スプリン
グ115の総荷重より強い力、さらには、センターホー
ル201aを形成するのに必要十分な力で、パンチ11
3をスプルブッシュ107側へ押し出す。これにより、
パンチ113の押し出した部分の合成樹脂材料が樹脂射
出孔108へ押し出され、ディスク基板201にセンタ
ーホール201aが形成される。
【0019】その後、可動金型102を固定金型101
側に移動させることにより、成型用キャビティ104内
に充填された合成樹脂材料を圧縮する型締めを行う。こ
れとともに、冷却を行うことによって合成樹脂材料を固
化させる。これにより、成型用キャビティ104に対応
した形状を有するディスク基板201が形成される。
【0020】その後、スリーブ112を固定金型101
側に突出させながら、可動金型102を固定金型101
から離間させる型開きを行う。これにより、成型された
ディスク基板が金型103から離型される。続いて、成
形機エジェクター114によるパンチ113に対する押
圧を停止する。この停止に伴って、スプリング115の
復元力により当初の状態となる。その後、ディスク基板
を金型より離反させる。以上により、図7に示すディス
ク基板201の成型が完了する。
【0021】また、図示しないが、ゲートカット時にス
プリングの代わりに窒素や脱湿したクリーンエアーなど
のガスを用いてゲートカット後にパンチ113を成形機
エジェクター114側へ戻すようなディスク基板成型用
射出成形装置もある。これは、固定盤100bとパンチ
113の隙間部分に直接ガスが当たるようなガス経路を
固定盤100bに1箇所もしくは複数箇所設け、一定の
圧力を加えてパンチ113を成形機エジェクター114
側へ押し戻すものである。
【0022】以上のようにして、図7に示すディスク基
板201が製造され、このディスク基板201を用い
て、書換可能型光ディスクや再生専用光ディスクなどの
光ディスクが製造される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
射出成形装置には、以下のような問題があった。すなわ
ち、パンチによりディスク基板にセンターホールを形成
した後に、スプリングの復元力を利用してパンチを押し
戻す方法の場合、パンチ戻りの際に、スプリング荷重の
微妙なばらつきなどによりパンチ戻り力のバランスが悪
く、パンチが戻る際に傾きが生じる場合がある。
【0024】また、圧縮したガスを直接パンチのフラン
ジ部に当てて、ガス圧によりパンチを押し戻す方法の場
合も、ガス口周辺部のガス当たりが強くなり、均一の力
でパンチを押し戻すことは難しく、さらに、回路のスペ
ース的な問題などでガスの入口が一箇所しかなかったり
した場合にはパンチ戻りの際に傾きが生じる場合があ
る。
【0025】このように、パンチ戻りの際に傾きが生じ
ると、パンチ本体とパンチの摺動をガイドする穴とに片
当たりが発生し、摺動部分を傷つけ連続成形に耐えきれ
ずに、最悪の場合カジリと呼ばれる部品同士が噛み合い
全く動かない状態となり、金型として機能しなくなる。
このような状態になってしまうと、双方の部品に残った
深い傷や欠けなどにより、修正が不可能となり、パンチ
とそれをガイドする部品の新規製作が必要となる。
【0026】また、通常、パンチの片当たりや偏摩耗な
どが発生していた場合に金型のメンテナンスを行う際
は、片当たりや偏摩耗などによる擦り傷の部分を研磨材
にて手磨きにより磨き直している。しかしながら、これ
ら金型を構成する部品はミクロン公差の部品なだけに、
寸法が変化、変形してパンチとそれをガイドする部品な
どのバランスが崩れるという問題点がある。
【0027】また、射出成形機取り付け状態での動作確
認中もしくは成形作業中などに、パンチ戻りの強弱の調
整が必要になった場合には、まず、金型を温調によって
冷やし(30〜60分)、金型内の水抜きを行った後、
配管・ホース類を取り外し、金型のクランプを取り外
し、リフターなどを使用することにより金型を降ろし、
金型をメンテナンスルームに搬送し、クレーンなどで定
盤の上に載せ分解し、異なったバネレートのスプリング
と入れ替え(スプリング使用の場合)、組み立てるなど
の作業が必要となり、再び最初から成形段取りのやり直
しが必要となり、作業時間が大幅にロスするという問題
点がある。
【0028】したがって、この発明の目的は、開口形成
手段により成型品の部分に開口を形成した後に、開口形
成手段を開口前の位置に戻す際、開口形成手段の傾きを
低減することができ、装置自体の耐久性を向上させ、こ
れによって開口形成手段やその周辺部の変化や変形を防
止するとともに、稼働率が向上された射出成形装置を提
供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、キャビティを構成可能で、開閉可能な
金型を有し、金型により構成されたキャビティの内部に
材料を射出して、成型品を成型可能に構成された射出成
形装置において、成型品の部分に開口を形成可能に構成
された開口形成手段と、開口を形成する際の開口形成手
段の移動の向きとは反対の向きに、開口形成手段を移動
可能に構成されたピストンとを有することを特徴とする
ものである。
【0030】この発明において、典型的には、成型品が
平面円環形状を有し、開口形成手段により平面円環形状
の成型品の開口を形成可能に構成されている。また、こ
の発明において、典型的には、平面円環状の成型品が光
学記録媒体におけるディスク基板であり、開口形成手段
によりディスク基板のほぼ中央部に開口を形成可能に構
成されている。
【0031】この発明において、典型的には、開口形成
手段は、開口形成手段の移動方向に垂直な断面が円形状
の、円柱形状を有する。また、この発明において、典型
的には、ピストンは円筒形状を有する。また、この発明
において、典型的には、円柱形状を有する開口形成手段
の中心軸と、円筒形状を有するピストンの中心軸とは、
ほぼ一致するように構成されている。さらに、この発明
において、典型的には、ピストンが複数の小型ピストン
から構成され、複数の小型ピストンは、開口形成手段の
円柱形状における中心軸をその中心とした正多角形の頂
点の位置にそれぞれ設けられている。
【0032】この発明において、典型的には、圧縮した
ガスを用いてピストンを移動可能に構成されている。ま
た、この発明において、典型的には、ガスは、脱湿クリ
ーンエアーまたは窒素ガスである。また、この発明にお
いて、典型的には、ガスを、ピストンの一面を押圧する
ように供給可能に構成されている。
【0033】上述のように構成されたこの発明による射
出成形装置によれば、開口形成手段により成型品の部分
に開口を形成後に、開口を形成した際の開口形成手段の
移動の向きとは反対の向きに、開口形成手段を移動可能
に構成されたピストンを用いて開口形成手段を開口前の
位置に戻すことにより、その際の開口形成手段の傾きを
低減できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図においては、同一または対応する部分には同一の
符号を付す。
【0035】まず、この発明の一実形態によるディスク
状基板成型用射出成形装置について説明する。図1は、
この発明の一実施形態におけるディスク状基板成型用射
出成形装置の概略断面図である。
【0036】図1に示すように、この実施形態によるデ
ィスク状基板成型用射出成形装置においては、固定盤1
1に固着された固定金型12と、固定盤13に固着され
た可動金型14とが互いに相対向して配設された、金型
15を有して構成されている。そして、これらの固定金
型12および可動金型14を互いに突き合わせたとき
に、固定金型12と可動金型14との間に、成型用キャ
ビティ16が形成される。この成型用キャビティ16
は、例えば円盤形状を構成し、図3に示す成型されるデ
ィスク基板1に対応する形状が構成される。
【0037】また、図1に示す固定金型12において
は、成型用キャビティ16を構成する側の面部の中心位
置、すなわち、固定金型12の下面部の中心位置には、
挿通孔が形成されている。この挿通孔内には、ほぼ円環
形状を有するスプルブッシュ支持環12aが挿通されて
設けられている。
【0038】この固定金型12におけるスプルブッシュ
支持環12aは、成型用キャビティ16に臨む前端側
が、段差状に縮径された形状を有する。そして、このス
プルブッシュ支持環12aに、スプルブッシュ12bが
嵌め合わされて設けられている。
【0039】また、図1に示すように、スプルブッシュ
支持環12aに嵌め合わされたスプルブッシュ12b
は、円柱形状を有する。また、スプルブッシュ12bに
は、その円柱形状における中心軸に沿って穿設された樹
脂射出孔12cが設けられている。この樹脂射出孔12
cは、射出装置(図示せず)から供給される溶融した合
成樹脂材料、例えばポリカーボネート樹脂などを、成型
用キャビティ16の内部に射出させて、流入させるため
のものである。そして、このスプルブッシュ12bは、
その先端部分が成型用キャビティ16より固定金型12
側に没入した形状を有する。
【0040】また、図1に示すように、固定金型12の
下面部、すなわち固定金型12における可動金型14に
対向する側の面部には、スタンパー17が装着されてい
る。このスタンパー17は、ディスク基板1に対して、
例えば、情報信号に対応する凹凸パターンや、記録トラ
ックを構成するプリグルーブなどを形成するためのもの
である。このスタンパー17は、例えばニッケル(N
i)などからなる。また、スタンパー17は、中心部に
中心孔17aを有する平面円環形状に形成されている。
また、この中心孔17aの周辺の可動金型14に対向す
る部分は、平坦面に構成されたミラー部が設けられてい
る。
【0041】スタンパー17は、円環状のスタンパー内
周ホルダー19により、中心孔17aの内周縁において
支持可能に構成されているとともに、円環状のスタンパ
ー外周ホルダー18により、円盤状の外周縁において支
持可能に構成され、これにより固定金型12に取り付け
られている。すなわち、スタンパー17の内周縁側とし
ての中心孔17aの周縁を支持するスタンパー内周ホル
ダー19は、スプルブッシュ支持環12aの外周側に嵌
め合わされ、スプルブッシュ12bの先端側に位置し
て、固定金型12に取り付けられている。このスタンパ
ー内周ホルダー19の成型用キャビティ16側の外周部
には、スタンパー支持用爪部19aが設けられている。
このスタンパー支持用爪部19aはスタンパー17の中
心孔17aの周縁を支持するためのものである。
【0042】一方、可動金型14の中心位置にも、この
可動金型14の上面部に垂直に挿通孔14aが形成され
ている。すなわち、この挿通孔14aは、固定金型12
に支持されたスプルブッシュ12bの前端面に対向する
位置に設けられている。この可動金型14に形成された
挿通孔14a内には、円筒形状を有したスリーブ20が
挿通されて配設され、さらに、このスリーブ20に嵌入
されて円柱状のゲートカットパンチ21が配設されてい
る。このゲートカットパンチ21は、スリーブ20に対
して進退可能となされてこのスリーブ20に支持されて
いる。また、スリーブ20は、可動金型14に対して進
退可能となされてこの可動金型14に支持されている。
そして、このスリーブ20は、成型用キャビティ16に
臨む前端面を可動金型14の上面部よりもこの可動金型
14内にやや没入させている。そして、ゲートカットパ
ンチ21は、成型用キャビティ16に臨む前端面をスリ
ーブ20の前端面よりもやや突出させている。
【0043】また、ゲートカットパンチ21は、このゲ
ートカットパンチ21の移動方向に対して垂直な断面が
円形状の、円柱形状に構成されている。また、ゲートカ
ットパンチ21を押し出すための成形機エジェクター2
2側の固定盤13に囲まれたゲートカットパンチ21の
形状は、成型用キャビティ16側に突出する円柱径より
大径化された段差状に構成されている。さらに、ゲート
カットパンチ21が、成型用キャビティ16に対して進
退可能となるように、固定盤13とゲートカットパンチ
21の大径部の成型用キャビティ16側の面部との間に
は隙間が設けられている。
【0044】また、この隙間には複数個(この実施形態
では4個)のピストン23が、ゲートカットパンチ21
の大径(フランジ)部を均等に押し戻すように、ゲート
カットパンチ21の円柱形状における中心軸を中心とし
た仮想的な正多角形の頂点の位置、すなわち、ゲートカ
ットパンチ21の円柱形状における中心軸の中心から、
それぞれのピストン23までの距離が等しく、かつ、隣
り合うピストン23とゲートカットパンチ21の円柱形
状における中心軸の中心との成す角度がそれぞれ等しく
なる位置に、ゲートカットパンチ21が成形機エジェク
ター22の方向へ戻る向きに、固定盤13とゲートカッ
トパンチ21のフランジ部の間に設けられている。ピス
トン23の材料としては、摩耗してバランスが崩れるの
を防ぐため、ゲートカットパンチ21と同材料とするこ
とが好ましく、さらには、焼き入れ、および焼き戻しを
行うことによって、硬度を強化しておくことが好まし
い。また、具体的な材料としては、例えば、SUS44
0Cなどが挙げられる。また、例えば、同時研削加工に
よりピストン23の高さにばらつきが無いように加工す
ることで、各ピストン23にかかる圧力を一定に保つよ
うにすることができる。
【0045】また、これらピストン23にガス圧力を加
えられるように、ガス経路24が設けられている。
【0046】図2は、上述の実施形態によるディスク状
基板成型用射出成形装置のゲートカットパンチ21周辺
のガス経路の一例の平面図である。
【0047】まず、ガスを金型15の外部から取り込む
ためのガス入口27が可動金型14に2箇所設けられて
いる。この実施形態では、ゲートカットパンチ21の円
柱形状における中心軸を中心に、それぞれのガス入口2
7を対向する位置に設置している。そして、それぞれの
ガス入口27からゲートカットパンチ21の円柱形状に
おける中心方向にガス経路24が設けられ、ゲートカッ
トパンチ21の円柱形状における中心軸の中心からピス
トン23までの距離を半径とした円の円周上で、固定盤
13側にL字に曲げられている。固定盤13に接するガ
ス経路24の外周にはOリング25a、内周にはOリン
グ25bが入っており、可動金型14と固定盤13との
間のガス経路24においてガスが漏れないようにしてい
る。
【0048】固定盤13には、可動金型14のL字に曲
げられた2箇所のガス経路24の出口を円周上とした円
環状のガス溝24aが形成されている。また、このガス
溝24aからは、ピストン23への縦穴にてピストン2
3の端面に通じている。ピストン23の外周には、Oリ
ング26が入っており、固定盤13とピストン23の間
にガスが漏れないようにしている。
【0049】図3は、この実施形態による射出成形装置
にて成型されるディスク基板を示す図である。
【0050】ディスク基板1には、中央にゲートカット
パンチ21により形成されたセンターホール1aと、ス
タンパー支持用爪部19aにより形成されたスタンパー
押さえ溝2とが設けられている。また、ディスク基板1
の一主面にスタンパー17に対して鏡像の凹凸が転写さ
れて情報記録領域3aとが形成されている。そして、こ
の情報記録領域3aを含む記録面3とその反対側のミラ
ー面4とが形成されている。また、このミラー面4の内
周部には、記録再生装置(図示せず)のスピンドルにデ
ィスクを載置する際にクランプされる面となるクランプ
基準面5aが形成されている。このクランプ基準面5a
は、可動金型14の鏡面部によって射出成形時に形成さ
れる。
【0051】次に、上述の実施形態におけるディスク基
板成型用金型装置を用いて、図3に示すディスク基板1
を製造する方法について、図4に示すディスク状基板成
形のフローチャートを参考に説明する。
【0052】まず、ディスク基板成型用金型装置による
ディスク基板形成の前準備として、ステップS1にて射
出装置(図示しない)にペレット状の合成樹脂材料、例
えばポリカーボネートなどを供給する。次に、ステップ
S2にて可塑化の処理を施し、合成樹脂材料を溶融状態
にする。このときの合成樹脂材料の温度は、例えば32
0℃〜370℃である。また、ディスク基板成型用金型
装置においては、可動金型14を固定金型12に対して
突き合わせることにより、成型用キャビティ16を形成
しておく。
【0053】そして、ステップS3にて上述の図示省略
した射出装置から、スプルブッシュ12bの樹脂射出孔
12dを通じて、成型用キャビティ16の内部に、溶融
した合成樹脂材料を射出し、充填する。このとき、溶融
状態の合成樹脂材料は、成型用キャビティ16の内部に
おいて、中心部から外周側に向かって流入される。
【0054】次に、ステップS4にてゲートカットパン
チ21を固定金型12側に突出させることにより、図3
に示すディスク基板1におけるセンターホール1aを形
成する。
【0055】ここで、ディスク基板1におけるセンター
ホール1aを形成するときのゲートカットパンチ21の
動作について、図2を参考しつつ以下に詳細に説明す
る。
【0056】この実施形態では、圧縮ガスにより図示し
ない1本のガス管に圧力を加え、二股に分岐して2箇所
のガス入口27にかかる圧力が同じになるようにし、さ
らには圧縮ガスがゲートカットパンチ21の円柱形状に
おける中心軸を中心とした円周上に彫られたガス溝24
aを通り、各ピストン23にガスが行き渡るように設け
られたピストン23への縦穴を通ってピストン23の端
面に常に等しい圧力を加えている。そのため、ゲートカ
ットパンチ21には、ピストン23により成形機エジェ
クター22の方向へ押す力が常に働く。このゲートカッ
トパンチ21を押し戻すために使用するガスとして、例
えば、窒素ガスや脱湿クリーンエアーなどが挙げられ
る。また、上記ガス管にかかる圧力は、例えば、3.9
×105N/m2(Pa)である。
【0057】すなわち、通常時のゲートカットパンチ2
1は、図1に示す位置に固定される。
【0058】次に、図1の射出成形装置が、ディスク基
板1におけるセンターホール1aを形成するときの図を
図5に示す。図5に示すように、ディスク基板1におけ
るセンターホール1aを形成するとき、すなわちゲート
カットを行う場合は、成形機エジェクター22で、ピス
トン23の総圧力よりも強く、ディスク基板1にセンタ
ーホール1aを形成するのに必要充分な力をゲートカッ
トパンチ21に与える。これにより、ゲートカットパン
チ21をスプルブッシュ12b側へ移動し、センターホ
ール1a部分の合成樹脂材料を樹脂射出孔12dへ押し
出し、センターホール1aを形成し、付形する。
【0059】次に、ステップS5において、可動金型1
4を固定金型12側に移動させることにより、成型用キ
ャビティ16内に充填された合成樹脂材料を圧縮する型
締めを行い、合成樹脂材料が付形される。このときの金
型15の温度は、例えば125℃〜130℃である。ま
た、型締め圧力は、例えば20トンである。
【0060】そして、ステップS6にて保圧処理を行
い、続いてステップS7で冷却を行うことによって合成
樹脂材料を固化(収縮)させる。これにより、成型用キ
ャビティ16に対応したディスク基板1が形成される。
【0061】その後ステップS8にて、スリーブ20を
固定金型12側に突出させながら可動金型14を固定金
型12より離間させる型開きを行う。これにより、成型
されたディスク基板1が金型15から離型される。そし
て、成形機エジェクター22でゲートカットパンチ21
を押し出すのをやめ、ゲートカットパンチ21がピスト
ンの均等で滑らかな戻り力により図1の元の位置に戻
る。そして、この成形品であるディスク基板1を固定金
型12から離反させることにより、円盤状の基板の成型
が完了する。
【0062】以上説明したように、この一実施形態によ
れば、成形機エジェクター22でゲートカットパンチ2
1をスプルブッシュ12b側へ押しだし、ディスク基板
1のセンターホール1aを形成後、ゲートカットパンチ
21をセンターホール1aの形成前の位置に戻す際、2
箇所のガス入口27から固定盤13に彫られた円環状の
ガス溝24aを通じて、さらにはそれぞれのピストン2
3へ通じる縦穴を介してピストン23に達するというガ
ス経路24に、2箇所のガス入口27から、均等なガス
圧力をかけることにより、各ピストン23にかかる圧力
を一定に保ち、それにより精度よくスムーズなゲートカ
ットパンチ21の戻り動作が行われる。
【0063】また、ゲートカットパンチ21を突き出し
後、ロボットアームにてディスク基板1を取り出すよう
な場合には、ゲートカットパンチ21の戻りが確実でス
ムーズなため、ディスク基板1の取り出し不良が減少
し、安定した成形サイクルを保持することができる。
【0064】また、ゲートカットパンチ21とピストン
23は常に接触しており、一体化された部品として考え
られるため、新たな部品を追加したというような違和感
はなく、従来例の金型と同様に取り扱うことができる。
【0065】さらには、ゲートカットパンチ21の戻り
の際の抵抗が少ないため、従来の金型のパンチ戻し力よ
りも少ない圧力で、ゲートカットパンチ21を戻すこと
ができる。したがって、万が一部品の摺動部にカジリな
どの異常が発生しても無理にゲートカットパンチ21が
戻ろうとはしないため、部品の損傷を従来の射出成形装
置よりも抑えることができる。
【0066】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0067】例えば、上述のこの発明の一実施形態にお
ける射出成形装置は、ハードディスク(HD)用のディ
スク基板成型用射出成形装置、光ハードディスク(OH
D)用のディスク基板成型用射出成形装置、その他、コ
ンパクトディスク(CD)、追記型コンパクトディスク
(CD−R、Compact Disc Recordable)、書換可能型
コンパクトディスク(CD−RW、Compact Disc ReWri
table)、DVD(Digital Versatile Disc)、追記型
DVD(DVD−R、Digital Versatile DiscRecordab
le)、DVD−RW(Digital Versatile Disc - ReWri
table)、DVD+RW(Digital Versatile Disc + R
eWritable)、DVR(Digital VideoRecording syste
m)、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Dis
c)などの光ディスク用のディスク基板成型用射出成形
装置に適用することが可能である。
【0068】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値、ディスク基板材料などはあくまでも例に過ぎず、必
要に応じてこれと異なる数値、ディスク基板材料を用い
てもよい。
【0069】例えば上述の実施例においては、ディスク
基板の材料として、ポリカーボネート樹脂が挙げられる
が、ポリカーボネート以外にも、シクロオレフィンポリ
マー(例えば、ゼオネックス(登録商標))などの低吸
水性の樹脂を用いることも可能である。
【0070】また、例えば、上述の実施形態において
は、ガス入口27や、ガス経路24を固定盤13と可動
金型14内に配設するようにしているが、これら経路を
固定盤13内のみなど、他の場所に設けることも可能で
あり、さらには、ガス入口27からガス溝24aまでの
取り回し形状を変えたり、ガス溝24aを管状にしたり
することなどの変更も可能である。
【0071】また、例えば、上述の実施形態において
は、ピストン23の数を4つとしているが、4つに限定
されるものではない。バランスを考慮するならば、3つ
が良いと思われるが、ガスの経路を考慮するとピストン
23の数は、奇数よりも偶数の方が好ましいため、4つ
が最適である。また、ガス経路24についても2箇所に
限定されるものではなく、ピストン23の数と同じく奇
数よりも偶数の方が好ましい。
【0072】また、例えば、上述の実施形態において
は、ピストン23の形状をコマ状としているが、ガス経
路24が十分に確保できるスペースがある場合は、1個
のリング状ピストンをゲートカットパンチ21の中心に
用いることも可能である。その際は、リング状ピストン
の外周部と金型のリング状ピストンが入る溝の内周にO
リングを入れることにより、上述の実施形態と同様の駆
動が得られる。
【0073】また、例えば、上述の実施形態において
は、ピストン23に圧力をかけるのに圧縮窒素圧を用い
ているが、他の気体または液体を用いて圧力を加えるこ
とも可能である。しかしながら、加圧を油圧などにする
と装置が大きくなってしまうことに加え、クリーンルー
ムで使用する部品は全て超音波洗浄機で脱脂しているに
も関わらず、わざわざ油圧を用いると、装置を分解した
際に油まみれになるなど、装置をクリーンに保つことが
困難になるため、ガス圧とすることが最適である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、射出成形装置の開口形成手段により成型品の部分に
開口を形成した後に、開口形成手段を開口前の位置に戻
す際、開口形成手段の傾きを低減することができるた
め、射出成形装置自体の耐久性を向上させ、これによっ
て射出成形装置の開口形成手段やその周辺部の変化や変
形を防止するとともに、射出成形装置の稼働率も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるディスク状基板成
型用射出成形装置の概略を示す断面図である。
【図2】この発明の一実施形態によるディスク状基板成
型用射出成形装置のエアー経路の概略を示す平面図であ
る。
【図3】この発明の一実施形態によるディスク状基板成
型用射出成形装置により成型されたディスク基板を示す
断面図である。
【図4】射出成形装置によるディスク基板形成のフロー
チャートを示す一例の図である。
【図5】この発明の一実施形態によるディスク状基板成
型用射出成形装置のゲートカット時の概略を示す断面図
である。
【図6】従来例によるディスク状基板成型用射出成形装
置の概略を示す断面図である。
【図7】従来例によるディスク状基板成型用射出成形装
置により成型されたディスク基板を示す断面図である。
【図8】従来例によるディスク状基板成型用射出成形装
置のゲートカット時の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・ディスク基板、1a・・・センターホール、1
1、13・・・固定盤、12・・・固定金型、12a・
・・スプルブッシュ支持環、12b・・・スプルブッシ
ュ、12c・・・樹脂射出孔、12d・・・下面、14
・・・可動金型、14a・・・挿通孔、14b・・・上
面、15・・・金型、16・・・成型用キャビティ、1
7・・・スタンパー、17a・・・中心孔、18・・・
スタンパー外周ホルダー、19・・・スタンパー内周ホ
ルダー、19a・・・スタンパー支持用爪部、20・・
・スリーブ、21・・・ゲートカットパンチ、21a・
・・ゲートカットパンチ先端部、21b・・・ゲートカ
ットパンチフランジ部、22・・・成形機エジェクタ
ー、23・・・ピストン、24・・・ガス経路、24a
・・・ガス溝、25a,25b,26・・・Oリング、
27・・・ガス入口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティを構成可能で、開閉可能な金
    型を有し、 上記金型により構成されたキャビティの内部に材料を射
    出して、成型品を成型可能に構成された射出成形装置に
    おいて、 上記成型品の部分に開口を形成可能に構成された開口形
    成手段と、 上記開口を形成する際の上記開口形成手段の移動の向き
    とは反対の向きに、上記開口形成手段を移動可能に構成
    されたピストンとを有することを特徴とする射出成形装
    置。
  2. 【請求項2】 上記成型品が平面円環形状を有し、上記
    開口形成手段により上記平面円環形状の成型品の開口を
    形成可能に構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の射出成形装置。
  3. 【請求項3】 上記平面円環状の成型品が光学記録媒体
    におけるディスク基板であり、上記開口形成手段により
    上記ディスク基板のほぼ中央部に上記開口を形成可能に
    構成されていることを特徴とする請求項2記載の射出成
    形装置。
  4. 【請求項4】 上記開口形成手段が、上記開口形成手段
    の移動方向に垂直な断面が円形状の、円柱形状を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の射出成形装置。
  5. 【請求項5】 上記ピストンが円筒形状を有することを
    特徴とする請求項4記載の射出成形装置。
  6. 【請求項6】 上記円柱形状を有する上記開口形成手段
    の中心軸と、上記円筒形状を有する上記ピストンの中心
    軸とがほぼ一致するように構成されていることを特徴と
    する請求項5記載の射出成形装置。
  7. 【請求項7】 上記ピストンが複数の小型ピストンから
    構成され、上記複数の小型ピストンが上記開口形成手段
    の円柱形状における中心軸をその中心とした正多角形の
    頂点の位置に、それぞれ設けられていることを特徴とす
    る請求項4記載の射出成形装置。
  8. 【請求項8】 上記ピストンを、圧縮したガスを用いて
    移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の射出成形装置。
  9. 【請求項9】 上記ガスが脱湿クリーンエアーまたは窒
    素ガスであることを特徴とする請求項8記載の射出成形
    装置。
  10. 【請求項10】 上記ガスを、上記ピストンの一面を押
    圧するように供給可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項8記載の射出成形装置。
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