JP2003053591A - ケーキ排出機構を有する回転圧縮濾過機 - Google Patents

ケーキ排出機構を有する回転圧縮濾過機

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JP2003053591A JP2001240643A JP2001240643A JP2003053591A JP 2003053591 A JP2003053591 A JP 2003053591A JP 2001240643 A JP2001240643 A JP 2001240643A JP 2001240643 A JP2001240643 A JP 2001240643A JP 2003053591 A JP2003053591 A JP 2003053591A
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孝治 大塚
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】回転式圧縮濾過機の内部圧力を高めてもケーキ
を円滑に排出することを可能にすることにより、脱水度
を向上させる。 【解決手段】濾過室内部の最高圧力になる位置に近接し
て排出機構を設け、ケーキの排出を容易にする。排出機
構としてはスクリーン面と垂直の回転軸を有する歯車型
排出装置40、スクリーン面と平行の回転軸を有するス
クリューコンベヤ型排出装置、隔壁板底面に接して摺動
する往復運動排出装置又は隔壁板底面の全域がスクリー
ンの回転方向となす衝突角が45度以下となる曲面の隔
壁板6eとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工食品の原料や
その半加工品、又は汚泥等の含水物(処理原液)を濾
過、圧縮して脱水処理を行う圧縮濾過機に関し、特に、
回転軸周りに形成された環状の濾過室内を進行させるに
従って処理原液に次第に圧力を加えて脱水処理を行う回
転式圧縮濾過機に関する。
【0002】
【従来の技術】固体と液体を分離する装置には、遠心分
離機、遠心濾過機、フィルタープレス、スクリュープレ
ス、ロータリーバキュームフィルタ、回転式圧縮濾過機
等、様々なタイプのものがある。これらのうち、回転式
の圧縮濾過機については、先行技術として 特開昭59
−33099及び特開昭53−122802がある。特
開昭59−33099に基づく回転式圧縮濾過機とし
て、図7及び図8に示すような構造のものが知られてい
る。
【0003】図7は、従来の代表的な回転式圧縮濾過機
101の構造を示す一部切欠斜視図であり、図8は、図
7の回転式圧縮濾過機101のAA線による断面図であ
る。これらの図からも明らかなように、この回転式圧縮
濾過機101は、基本的には、回転軸102、内輪スペ
ーサ103、外輪スペーサ104、2枚のドーナツ状の
スクリーン105,105、隔壁板106、及び、図示
しない背圧装置、外部ケーシング、駆動装置等によって
構成されるものである。
【0004】より詳細には、回転軸102は、ほぼ水平
に保持されるとともに、図示しない駆動装置により駆動
力が供給されることにより、図7に示す矢印Bの方向に
0.2〜5.0回転/分程度の低速で回転するようにな
っている。内輪スペーサ103は、回転軸102周りに
固定されており、回転軸102に従って同方向に回転す
る。
【0005】外輪スペーサ104は、内輪スペーサ10
3の外側に配置されるとともに、図示しない外部ケーシ
ングにより保持されており、基端部104aから回転軸
102の同心円上に約240°〜300°程度にわたっ
て延出する円状部分(濾過室110)と、終端部104
bまで当該同心円の接線方向に延出する直線部分(ケー
キ通路112)とからなっている。また、外輪スペーサ
104は、円状部分においては、その内周面104c
が、内輪スペーサ103の外周面103aと常に一定の
間隔をもって対向するように配置されており、回転軸1
02の軸方向についての外輪スペーサ104の厚さ寸法
W1は、内輪スペーサ103の厚さ寸法W2と一致して
いる。
【0006】2枚のスクリーン105,105は、内周
縁部105a,105aが内輪スペーサ103の両側面
上にそれぞれ固定されるとともに、外周縁部105b,
105bが外輪スペーサ104の両側面に接するような
位置及び寸法にて配置されている。従って、スクリーン
105,105は、回転軸102が回転すると、内輪ス
ペーサ103に従って同方向に回転することになり、こ
のとき、その外周縁部105b,105bは、外輪スペ
ーサ104の両側面上を摺動するようになっている。
【0007】また、各スクリーン105,105は、透
水性を確保するために直径0.1〜0.5mm程度の多
数の小孔を有しており、後述するように、処理原液から
水分を取り除くためのフィルターとして機能するもので
ある。
【0008】隔壁板106は、ほぼ水平に、かつ、回転
軸102の軸方向と直交する方向に保持されており、回
転軸102の軸方向についての隔壁板106の厚さ寸法
W3は、外輪スペーサ104の厚さ寸法W1及び内輪ス
ペーサ103の厚さ寸法W2と一致している。また、隔
壁板106の内側端部106aは、内輪スペーサ103
の外周面103aの曲率に一致し、これと面接触し、摺
動するように形成されている。
【0009】隔壁板106の、内側端部106aとは反
対側の端部(外側端部106b)は、外輪スペーサ10
4の基端部104a及び終端部104bとの間に、それ
ぞれ所定間隔を置いた位置に保持されている。そして、
外側端部106bと外輪スペーサ104の基端部104
aとの間に確保されたスペースは、原液供給口108と
して、装置内部に導入する処理原液を供給するために使
用され、外側端部106bと外輪スペーサ104の終端
部104bとの間に確保されたスペースは、ケーキ出口
109として機能するようになっている。
【0010】隔壁板106の底面106cは、内輪スペ
ーサ103の外周面103aの接線方向と一致してお
り、かつ、外輪スペーサ104の直線部分の上面104
dと平行に延出している。尚、この回転式圧縮濾過機1
01は、原液供給口108、ケーキ出口109、及び図
示しない液体排出口を除き、外部ケーシングにより密閉
される構造になっている。
【0011】また、ケーキ出口109の側方には、図1
2に示すような可動弁107を有する背圧装置が設けら
れている。この背圧装置の可動弁107は、図12の
(1)に示す全開状態から、同図の(2)に示す全閉状
態まで、ケーキ出口109の開口面積を自由に調整でき
るようになっている。
【0012】ここで、上記のような構造の従来の回転式
圧縮濾過機101の運転方法とその作動原理について、
図9(図7の回転式圧縮濾過機101のCC線による断
面図)及び図12を用いて簡単に説明する。まず、運転
開始時においては、図12の(2)に示すように背圧装
置の可動弁107を全閉状態にし、図9に示す原液供給
口108より、濾過室110(内輪スペーサ103及び
隔壁板106と、外輪スペーサ104との間に形成され
ているスクリーンに挟まれた環状(C字状)のスペース
であり、濾過室を出てからケーキ出口に至る部分はケー
キ通路112と呼ぶ。)内へ、処理原液を順次導入して
いく。このとき、背圧装置の可動弁107は前述の通り
全閉状態にあるので、導入された処理原液は、ケーキ出
口109より外部に排出されることなく、濾過室110
内に貯留されていくことになる。
【0013】濾過室110は、両側方が対向する2枚の
スクリーン105,105によって閉塞されているが、
スクリーン105は、前述の通り透水性を確保するため
の小孔を多数有しているので、処理原液が濾過室110
内に貯留されていく過程で、処理原液中の水分がスクリ
ーン105の小孔を抜けて、次第に濾過室110外に排
出されていくことになる。そうすると、処理原液は固形
分濃度を増してスラリー状になり、その一部がスクリー
ン面に付着する。尚、濾過室110外に排出された水分
は、外部ケーシングの内壁とスクリーン105の間隙を
流れ落ち、液体排出口より、装置外部に排出される。
【0014】この状態で、図示しない駆動装置を駆動さ
せ、回転軸102に駆動力を供給し、回転軸102を図
9に示す矢印Bの方向に0.2〜5.0回転/分程度の
低速で回転させる。そうすると、回転軸102周りに固
定された内輪スペーサ103、及び、内輪スペーサ10
3の両側面上に固定されたスクリーン105が同方向に
回転する。
【0015】スクリーン105が回転すると、濾過室1
10内に導入された処理原液は、回転するスクリーン1
05或いはこれに付着したスラリー状の処理原液との間
に生じる摩擦力により、原液供給口108からケーキ出
口109に向かって、濾過室110内を順次進行してい
くことになる。このようにしてスラリー状の処理原液が
濾過室110内を進行していくと、その過程で更に脱水
が進み、スラリー状の処理原液は、次第にケーキ状(脱
水ケーキ)になっていく。そうすると、スクリーン10
5との間の摩擦力もより大きくなっていき、その増大し
た摩擦力によって、脱水ケーキは更に先方へと搬送され
ることになるが、先行する脱水ケーキによって抵抗を受
けるため、スクリーン105と等速で搬送されることに
はならず、先行する脱水ケーキを圧縮することになる。
このため、先行する脱水ケーキの脱水が更に進むことに
なる。
【0016】このようにして、濾過室110内に導入さ
れた処理原液は、ケーキ出口109に近づいて行くに従
って脱水が進行し、濾過室110及びケーキ通路112
には、脱水ケーキが滞留して行くことになる。そして、
運転を開始してから所定時間経過後、背圧装置の可動弁
107を開くと、ケーキ出口109付近に滞留していた
の脱水ケーキが、後続の脱水ケーキによって連続的に押
し出され、ケーキ出口109から外部に排出される定常
運転へと移行する。
【0017】定常運転においては、図12に示されてい
る背圧装置の可動弁107を開いた状態で、開始運転時
と同様に原液供給口108より濾過室110内に処理原
液を順次導入するとともに、スクリーン105を所定の
速度で回転させることにより、処理原液を連続的に濾過
・脱水してケーキ出口109より脱水ケーキを排出する
ようにする。かかる定常運転においても、処理原液の導
入から脱水ケーキの排出に至るまでの濾過・脱水作用に
ついては、前述の開始運転時と基本的に異なるところは
ないが、処理原液の供給量、スクリーン105の回転速
度、及び、背圧装置の可動弁107の開度を適宜調節す
ることにより、脱水度をある程度調節できるようになっ
ている。
【0018】以上に説明したように、この回転式圧縮濾
過機101は、内輪スペーサ103及びスクリーン10
5を低速で回転させるだけで、処理原液を液体(水分)
と固体(脱水ケーキ)とに、好適に分離することができ
るようになっており、このため、エネルギー消費量及び
騒音が小さく、また、外部ケーシングにより密閉されて
いるため、食品の加工の場合は、衛生面での管理が容易
であり、汚物の処理の場合は、臭気の発生を最低限に抑
えることができるという利点がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この回
転式圧縮濾過機は、濾過室内の圧力を直接制御する手段
がなく、ケーキ出口に背圧をかけることよって濾過室内
の圧力を間接的に制御している。濾過室の終端部で出現
する最高圧力は、ケーキ出口の背圧と、ケーキ通路11
2の壁面との摩擦力が加算され、運転管理者が意図しな
いような高圧になることがある。かかる高圧状態が発生
すると、後方から継続的に送られてくる原液中の固形物
が最高圧力部位の後方に次々と蓄積し、濾過室内の圧力
を過剰に高める結果となる。
【0020】図11は、濾過室内の圧力を模式的に示し
た図である。図11において、スクリーン105は、矢
印Bの方向に回転するので、脱水ケーキとスクリーン1
05との摩擦力は、スクリーン105の回転方向、即
ち、図11に示す矢印F(F1〜F5)の方向に作用す
ることになる。これらのうち、回転軸102の真下付近
においては、摩擦力が作用する方向F1及びF2は、脱
水ケーキの進行方向D4と一致しているが、F1、F2
の位置から更にケーキ出口109側に進むと、摩擦力は
F3〜F5の方向に、即ち、隔壁板106の底面106
cに向かって作用することになる。
【0021】このようなことから、F1に位置していた
脱水ケーキは、スクリーン105との摩擦力に従ってF
3の方向へ進行するが、F3の位置では、摩擦力は隔壁
板106の底面106cに向かって作用しているので、
F1の位置から進行してきた脱水ケーキは、隔壁板10
6の底面106cに押しつけられつつ、底面106cに
沿ってP1(スクリーン105の外周部が隔壁板106
に接する位置)の方向へと進行することになる。F1に
位置していた脱水ケーキがF1の位置から隔壁板106
の底面106cに沿ってP1の位置にまで達する間、F
1よりも外側(外輪スペーサ104側)に位置していた
脱水ケーキがF3やF4の方向に作用する摩擦力に従っ
て隔壁板106の底面106cに向かって絶えず移動し
てくるので、いわゆる力の衝突が起こり、従って、隔壁
板106の底面106c付近、特に、P1付近において
は、脱水ケーキは濾過室110内で最も高い圧力により
圧縮されことになる。
【0022】このようにP1付近において高い圧力がケ
ーキに作用することは脱水効果を上げるためには好まし
いことではあるが、濾過室内の詰まりの原因となってい
る。即ち、F2の力は、ケーキの搬送する方向と一致し
ているのに対し、P1付近に作用するF4の力はケーキ
を搬送する方向と一致していないので、その力の一部し
かケーキの搬送に直接寄与できないことになる。又、隔
壁板106の底面106cの反力はケーキの搬送方向と
垂直であるので、これもケーキの搬送に寄与しない。さ
らにケーキが高圧になることによって、ケーキ通路11
2の壁面との摩擦力が増大し、ケーキの搬送に抵抗する
力も増加することになる。
【0023】濾過室110からケーキ通路112に搬送
されたケーキは、濾過室からの圧力によってのみケーキ
出口109の方向に搬送される。ケーキ出口のケーキの
内部圧力は、大気圧であるので、濾過室からケーキ出口
に向かうケーキ通路の全域に渡り、内部圧力は漸減す
る。図12の背圧装置107は、ケーキ出口に隣接して
設置されている。濾過室の内部圧力を高めるために、背
圧装置を僅かに閉じればその部位の内部圧力が僅かに増
加するだけであるが、ケーキ通路4面の摩擦力が積算
し、濾過室側に向かって徐々に圧力が増加するので、P
1の圧力は、異常な高圧になる場合がある。即ち背圧装
置は、濾過室の内部圧力を高める手段としては簡便であ
るが、内部圧力を自在に制御するには適していない。
【0024】ケーキ通路内112において、濾過室11
0の終端部の高い圧力がケーキ通路内のケーキを圧縮
し、ケーキをケーキ出口109方向に搬送する。このケ
ーキ搬送圧力が、背圧と壁面の摩擦力の合計値より高い
場合には、ケーキはケーキ出口方向に搬送されるので、
ケーキ通路内の圧力は減少し定常的な運転が継続され
る。しかしながら、ケーキ通路内の圧力が増加すると、
ケーキ通路の壁面とケーキの摩擦力も増大するので、ケ
ーキの搬送が困難になり、はなはだしい場合にはケーキ
通路を閉塞することがある。
【0025】同様の現象は、濾過室110内においても
発生し得る。背圧装置107によって、あるいは処理物
中の固形物の性状のばらつきにより、濾過室終端部に通
常より高い圧力が発生することがある。通常の場合なら
ば、この高圧は、ケーキのケーキ出口109方向への搬
送を増加させることにより正常な圧力に復帰する。しか
しながら、ある場合には、濾過室終端部に発生した高圧
部位が、後方から継続的に送られてくる固形物の過度の
脱水を助長し、高圧部位の領域が徐々に増加すると共
に、ケーキが濾過室内に蓄積する。この状態でケーキ出
口の背圧を緩めれば、ケーキの排出が増加することによ
り、濾過室内の異常高圧と、ケーキの異常蓄積が解除さ
れることもあるが、ケーキ出口の背圧を緩める時期が遅
れれば、ケーキ通路のみならず濾過室内もケーキで閉塞
されることがある。
【0026】パルプのような処理物は、背圧装置107
を全開にしても閉塞が起こることもあり、従来の回転式
圧縮濾過機101では処理物が限定されることもあっ
た。いずれにしても一度閉塞が発生すると、機械の運転
を停止し、閉塞物を除去しなければ運転の再開ができな
いので運転再開のために多大の労力を要すると共に、処
理能力が大幅に低下する。また、閉塞を回避するために
背圧を低いレベルにする必要があり、ケーキの脱水効果
を高めることができない問題もあった。
【0027】一方、特開昭53−122802で開示さ
れた技術は、パルプの脱水を目的とするものである。パ
ルプはスクリーンとの摩擦力が大きく、繊維同士の絡み
つきが起こるので、濾過室内で閉塞が起こり易い処理物
である。特開昭53−122802では、濾過室内の圧
力が高くなった場合、外側の圧力板が受動的に変位して
圧力を解放する構造になっている。しかし外側の圧力板
が変位しても一時的に圧力が低下するだけで、後続のパ
ルプによって再び高圧になり、外側圧力板が限界まで変
位しても、閉塞を防止できないばかりでなく、高い脱水
率を達成する運転そのものが不可能であると推察され
る。いずれの場合も、高い脱水率を達成するためには内
部圧力をある程度高めに設定する必要があり、この場合
において機内での閉塞が起こりやすいことが問題であっ
た。
【0028】本発明は、従来の回転式圧縮濾過機に簡単
な改良を加えることにより、上記のような問題を解決す
るものである。即ち、ケーキの円滑な排出を可能にし、
濾過室内の閉塞を防止し、仮に閉塞が発生しても機械の
分解掃除をすることなく定常運転に復帰させることがで
き、結果的に濾過室内の圧力を高いレベルで運転するこ
とを可能にするのでケーキの脱水効率を高めることがで
きる回転式圧縮濾過機を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】所定の間隔で対向する2
枚の円盤状で透水性を有するスクリーン5と、該スクリ
ーンを駆動する回転軸2と一体になって回転する内輪ス
ペーサー3と、該スクリーンの外周部の大部分に接する
外輪スペーサー4で囲まれた濾過室10を有し、該回転
軸から外輪スペーサまでの空間を半径方向に区切る隔壁
板6によって濾過室が区分され、該隔壁板の片側を始端
とし反対側を終端とする濾過室を形成し、始端部付近に
固液混合物の供給口8を有し、終端部に隣接してケーキ
通路12及びケーキ出口9を有し、スクリーンを固液混合
物供給口からケーキ出口方向へ連続的に回転させ、スク
リーン面の摩擦力によって処理物中の固体成分を濾過室
終端部方向に駆動することにより処理物を加圧し、固液
混合物から液体を除去し、固形分濃度が高まったケ−キ
をケーキ出口より外部へ排出するように構成した回転式
圧縮濾過機において、ケーキ通路内にケーキ排出機構を
付加した回転式圧縮濾過機である。
【0030】かかるケーキ排出機構としては、隔壁板6
のケーキ通路側の面に接して摺動する往復運動排出装置
20(又は、21、22、23)、隔壁板のケーキ通路側の面に
接しスクリーン面と平行な回転軸を有するスクリューコ
ンベヤ式回転運動排出装置30、及び隔壁板のケーキ通路
側の面に接しスクリーン面と垂直な回転軸を有する回転
運動排出装置40が本発明の目的を達成するために有効で
ある。いずれの場合においても排出装置は、P1に近接
していることが好ましい。又、回転式圧縮濾過機1の本
体に対する排出装置の相対位置が可変であることが好ま
しく、排出装置の一部が濾過室に侵入可能であることが
更に好ましい。
【0031】本発明による回転式圧縮濾過機1は、前述
のP1又はP1から至近距離のケーキを積極的に排出す
る手段を設けることにより、内部圧力を高めに設定して
も濾過室10及びケーキ通路12の閉塞を容易に防止するこ
とができ、結果的に高い脱水効果を達成することができ
る。
【0032】本発明によるもう一つの排出機構は前記隔
壁板6のケーキと接触する面の一部又は全部がスクリー
ンの回転方向となす角度(以下衝突角αという)を45
度以下になるように構成することにより、隔壁板に接す
るケーキの外方向への移動を容易にしたことを特徴とす
る。この機構は、前述の排出装置と共に、或いは前述の
排出装置を使用せずにケーキの排出を容易にするもので
ある。
【発明の実施の態様】
【0033】以下に図面を参照しつつ、本発明の実施の
態様について説明する。説明の便宜上、全ての図はケー
キ出口9が下部の右側に配置されており、上下左右の位
置関係もこれらの図面の位置関係に従って用いられてい
るが、本発明による回転式圧縮濾過機1の設置方向は、
これらの図面によって限定されるものではなく、例えば
ケーキ出口を上方又は下方に配置することもできる。
【0034】本発明による回転式圧縮濾過機1は、図7
〜12に示された回転式圧縮濾過機101の改良であり、
動作原理は同一である。従って、以下の説明では重複を
避けるため、改良された部分のみを詳しく説明し、本発
明の説明において使用される語句(例えば、濾過室、ケ
ーキ通路、隔壁板、P1等)は、特に別の定義を設けな
い限り、従来の技術及び発明が解決しようとする課題の
説明で使用された語句と同一の意味で使用する。
【0035】本発明による第1の実施の態様が図1に示
されている。これは本発明による排出装置としては最も
簡易な方法であり、隔壁板6のケーキ通路側の面に沿っ
て往復運動をする平板型往復運動排出装置20のみからな
っている。その先端部はケーキ層に貫入し易いように傾
斜を設けており、図の左方向に移動するときはケーキ層
を左方向に移動させることなくケーキ層の圧力と摩擦力
に打ち勝って貫入する。反対に図の右方向に移動すると
きは、機内の圧力がケーキを押し出そうとする力を補っ
てケーキを右方向に搬送する。排出装置が右方向に移動
する速さは、スクリーンの外周部の移動速度と比較し得
る速さであることが好ましい。例えば、直径1200m
mのスクリーンを1rpmで回転させる場合、スクリー
ンの周速は約63mm/秒であるが、この場合排出装置
の排出方向の速度は10〜240mm/秒が好ましい。
又、ケーキに貫入するときの速度は、排出方向の移動速
度より高く、2〜5倍すなわち20〜1200mm/秒
が好ましい。
【0036】又、排出装置の最大貫入位置は任意である
が、スクリーンの回転軸から外周までの距離を100%
としたとき、−10%から+30%の範囲であることが
好ましい。ここで、マイナスの貫入量とは、排出装置が
濾過室10内に入っていないことを意味する。即ち、圧力
が最大になるP1のの右側の比較的高い圧力の部分のケ
ーキを有効に除去できれば、後続のケーキは排出装置の
位置まで内部圧力の作用により押し出されるからであ
る。
【0037】排出装置の往復運度距離(ストローク)に
ついても任意に設定することができる。上述のサイズの
回転式圧縮濾過機の場合、スクリーン5の半径の25〜
50%(150〜300mm)の大ストローク、10〜
25%(60〜150mm)の中ストローク、1〜10
%(6〜60mm)の小ストローク等、いずれも本発明
の目的を達成することができる。しかしながら、大スト
ロークでかつ大きな速度で排出装置を排出方向に運動し
たときは、機内の圧力変動が大きくなるので、大ストロ
ークを用いる場合は、排出方向の速度を比較的低速にす
る必要がある。小ストロークの場合は機内の圧力変化も
小さくなるが、1往復での排出量が小さくなるので、サ
イクルタイムを小さくすると良い。この場合、排出装置
が機内に貫入するときに機内のケーキを僅かに変異させ
るので機内の圧力分布を均一にする効果も期待できる。
【0038】本実施の態様における排出装置の形状は、
図2aに示された平板状であるが、図2bのように、表
面に鋸歯状の凹凸をつけたもの、又は、図2cに示すよ
うに両側に垂直(スクリーン面と平行)の補助板を付加
し、排出装置をコの字状に形成すれば、ケーキを排出す
るときの摩擦面積が増大するので、ケーキの排出がより
効果的になる。なお、図2a、図2b及び図2cに示す
排出装置は、図1とは上下を反転させて示してある。
【0039】本発明による第2の実施の態様は、基本的
に第1の実施の態様と同様であるが、排出装置の形状を
ケーキ通路に内接する筒型往復運動排出装置23としたこ
とを特徴とする。筒状の排出装置の先端部は図3に示す
ような傾斜を設け、隔壁板6に近い側がより深くケーキ
層に貫入するように設定すると良い。排出装置の運動速
度、ストローク及びサイクルタイムについては、第1の
実施の態様と同様の考え方が適用できる。
【0040】本発明による第3の実施の態様は図4に示
す通り、隔壁板のケーキ通路側の面に沿ってスクリュー
コンベヤ型排出装置30を配置したものである。スクリュ
ーコンベヤの先端は必ずしも濾過室内まで到達する必要
はなく前述のP1に近接した位置まで到達すればケーキ
の排出は円滑になる。より好ましくは図4に示すように
スクリューコンベヤをP1より深く設定し、なおかつス
クリューコンベヤの位置を左右方向に調節可能にする。
こうすれば、万一閉塞が発生した場合においてもケーキ
の排出が容易になり、定常運転への復帰が容易になる。
【0041】本実施の態様において、スクリューコンベ
ヤ型排出装置30は、P1付近のケーキを排出することに
より、閉塞を防止することが目的であり、ケーキの全量
を掻き出すことを目的とはしていない。隔壁板から離れ
た部分のケーキは内部圧力により円滑に排出することが
できる。スクリューコンベヤは、中心軸のあるタイプが
一般的であるが軸を除去したシャフトレススクリューコ
ンベヤは搬送効率が高く、軸近辺での詰まりや抵抗がな
いのでより好ましい。又、所望により隔壁板6には、ス
クリューコンベヤの外形に対応する円筒形の凹部を設け
ることも可能であり、ケーキの排出を円滑にするために
有効である。
【0042】本発明による第4の実施の態様は、スクリ
ーンの回転軸と平行な軸を回転軸とする歯車状排出装置
40を用いるもので、その略図が図5に示されている。歯
車状部材のシャフトは当然濾過室の外部に位置する必要
があるが、歯の部分は、P1付近のケーキを排出できれ
ば濾過室10内に達しても濾過室外に位置していても差し
支えない。図4の歯車状排出装置は、その回転方向を時
計回りに設定してあるが、これを反時計回りに設定して
も差し支えない。又、図4の歯車状排出装置は、ケーキ
通路の高さの半分以下の大きさであるが、これをケーキ
通路の全高以上に設定することもできる(破線の表
示)。この場合、隔壁板6及び/又はケーキ通路12の下
側壁面4bの一部を歯車状排出装置の形状に合わせて除
去すると良い。
【0043】本発明による第5の実施の態様は、隔壁板
6の形状を改良したものである。図6aに示すように隔
壁板の底面6cに代えて隔壁板の底面の全部又は一部を
曲面にした湾曲底面6eとし、その全域においてスクリ
ーンの回転方向と隔壁板のなす角度を45度以下にした
ものである。図1では隔壁板は、内輪スペーサー3の接
線方向に延出しており、図1における隔壁板の左端で
は、スクリーン5の回転方向と一致しているので、衝突
角αは0度であり、スクリーンの回転による摩擦力は、
隔壁板に沿ってケーキを搬送する。しかし、右方に進む
に従って、衝突角が徐々に増加しスクリーンの外側端部
と接する位置では、約60度(他の従来技術の例では、
この角度が約50度)になっている。即ち、スクリーン
との摩擦力によって受ける力の方向がケーキを搬送すべ
き方向と相違する度合いが外側(右側)ほど大きくな
り、これがケーキの停滞又は閉塞の一因となっている。
これに対して本実施の態様のように隔壁板の湾曲底面及
び外輪スペーサーに連続するケーキ通路の下側壁面4b
のを図6aのように湾曲させることにより、衝突角を4
5度以下にし、スクリーンの回転による摩擦力のより多
くの部分をケーキの搬送に利用し、ケーキのより円滑な
搬送が可能になる。衝突角(α)は45度以下が好まし
いが、図6bに示すように40度以下にすることは更に
好ましい。
【0044】更に、衝突角αを低めに設定することと、
前述の第1〜第4の実施の態様とを組み合せることも可
能であり、より高い脱水と円滑なケーキの排出をするた
めには好ましい。例えば第3の実施の態様で説明したス
クリューコンベヤ型排出装置30を併用することにより、
ケーキの排出は更に容易になる。
【0045】このように第5の実施の態様においては、
閉塞の問題は殆どないので、濾過室10内の圧力を高めに
設定して圧縮効果を上げることができる。図6bに示す
ように外輪スペーサー4及び外輪スペーサーに連続する
ケーキ通路の下側壁面4bをより隔壁板6に近い位置ま
で伸ばし、濾過室断面積を徐々に減少させた例である。
このように濾過室断面を徐々に減少させても衝突角αが
小さいので、閉塞の問題を回避しつつケーキを搬送方向
に圧縮し、脱水効果を向上させることができる。
【0046】図6bは、歯車型排出装置40を併用した例
を示したが、本発明による第1乃至第3の実施の態様で
説明した他の排出装置を用いても同様の効果を上げる事
ができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成により、脱
水ケーキの機外への排出を積極的に制御することによ
り、機内閉塞による運転停止を防止することができる。
また、機内閉塞の心配をすることなく濾過室10内の圧力
を高く設定することができるので、脱水度の飛躍的な向
上を期待することができる。
【0048】また、濾過室10内の適当な部位、例えば隔
壁板6又は、外輪スペーサー4に圧力センサーを取りつ
け、このセンサーから検出される圧力信号を入力値と
し、排出装置のストローク、往復運動の周期(実施態様
1及び2)、回転数(実施態様3及び4)を適宜自動制
御することにより、ケーキの脱水率を高いレベルに維持
した安定的な運転を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平板型往復運動排出装置20を有する回転式圧
縮濾過機1の断面図。
【図2】 往復運動排出装置21、22、23の斜視図(2
a、2b、2c)。
【図3】 筒型往復運動排出装置24を有する回転式圧縮
濾過機1の断面図。
【図4】 スクリューコンベヤ型排出装置30を有する回
転式圧縮濾過機1の断面図。
【図5】 歯車型排出装置40を有する回転式圧縮濾過機
1の断面図。
【図6】 隔壁板を湾曲させた排出機構を有する回転式
圧縮濾過機1の断面図。
【図7】 従来の代表的な回転式圧縮濾過機101の基
本構造を示す一部切欠斜視図。
【図8】 図7の回転式圧縮濾過機のAA線による断面
図。
【図9】 図7の回転式圧縮濾過機のCC線による断面
図。
【図10】 図7の回転式圧縮濾過機のケーキ出口10
9付近の拡大断面図。
【図11】 図7の回転式圧縮濾過機の作用を説明する
ための断面図。
【図12】 図7の回転式圧縮濾過機のケーキ出口10
9付近に設けられた背圧装置の可動弁107の説明図。
【符号の説明】
1,101:回転式圧縮濾過機、 2,102:回転軸、 3,103:内輪スペーサ、 4,104:外輪スペーサ、 4b:外輪スペーサーに連続するケーキ通路の下側壁面 5,105:スクリーン、 6,106:隔壁板、 6c,106c:隔壁板の平面状底面、 6e:隔壁板の湾曲底面 8,108:原液供給口、 9,109:ケーキ出口、 10,110:濾過室、 12,112:ケーキ通路、 20:平板型往復運動排出装置 21:表面に凹凸をつけた往復運動排出装置 22:コの字型往復運動排出装置 23:筒型往復運動排出装置 30:スクリューコンベヤ型排出装置 40:歯車型往排出装置 107:可動弁(背圧装置)、 111:脱水ケーキ、 113:外部ケーシング
【発明の効果】本発明は、上記のような構成により、脱
水ケーキの機外への排出を積極的に制御することによ
り、機内閉塞による運転停止を防止することができる。
また、機内閉塞の心配をすることなく濾過室内の圧力を
自在に制御することができるので、脱水度の飛躍的な向
上を期待することができる。また、濾過室内の適当な部
位、例えば隔壁板又は、外側スペーサーに圧力センサー
を取りつけ、このセンサーから検出される圧力信号を入
力値とし、排出装置のストローク、往復運動の周期、回
転数を適宜自動制御することにより、ケーキの脱水率を
高いレベルに維持した安定的な運転を可能にすることが
できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔で対向する2枚の円盤状で透水
    性を有するスクリーンと、該スクリーンを駆動する回転
    軸と一体になって回転する内輪スペーサーと、該スクリ
    ーンの外周部の大部分に接する外輪スペーサーで囲まれ
    た濾過室を有し、該回転軸から外輪スペーサまでの空間
    を半径方向に区切る隔壁板によって濾過室が区分され、
    該隔壁板の片側を始端とし反対側を終端とする濾過室を
    形成し、始端部付近に固液混合物の供給口を有し、終端
    部に隣接してケーキ通路及びケーキ出口を有し、スクリ
    ーンを固液混合物供給口からケーキ出口方向へ連続的に
    回転させ、スクリーン面の摩擦力によって処理物中の固
    体成分を濾過室終端部方向に駆動することにより処理物
    を加圧し、固液混合物から液体を除去し、固形分濃度が
    高まったケ−キをケーキ出口より外部へ排出するように
    構成した回転式圧縮濾過機において、隔壁板のケーキ通
    路側の面に接して摺動する往復運動排出装置によりケー
    キの排出を容易にしたことを特徴とする回転式圧縮濾過
    機。
  2. 【請求項2】前記往復運動排出装置がケーキ通路に内接
    する筒状部材であることを特徴とする、請求項1に記載
    の回転式圧縮濾過機。
  3. 【請求項3】所定の間隔で対向する2枚の円盤状で透水
    性を有するスクリーンと、該スクリーンを駆動する回転
    軸と一体になって回転する内輪スペーサーと、該スクリ
    ーンの外周部の大部分に接する外輪スペーサーで囲まれ
    た濾過室を有し、該回転軸から外輪スペーサまでの空間
    を半径方向に区切る隔壁板によって濾過室が区分され、
    該隔壁板の片側を始端とし反対側を終端とする濾過室を
    形成し、始端部付近に固液混合物の供給口を有し、終端
    部に隣接してケーキ通路及びケーキ出口を有し、スクリ
    ーンを固液混合物供給口からケーキ出口方向へ連続的に
    回転させ、スクリーン面の摩擦力によって処理物中の固
    体成分を濾過室終端部方向に駆動することにより処理物
    を加圧し、固液混合物から液体を除去し、固形分濃度が
    高まったケ−キをケーキ出口より外部へ排出するように
    構成した回転式圧縮濾過機において、隔壁板のケーキ通
    路側の面に接しスクリーン面と平行な回転軸を有するス
    クリューコンベヤ式回転運動排出装置によりケーキの排
    出を容易にしたことを特徴とする回転式圧縮濾過機。
  4. 【請求項4】所定の間隔で対向する2枚の円盤状で透水
    性を有するスクリーンと、該スクリーンを駆動する回転
    軸と一体になって回転する内輪スペーサーと、該スクリ
    ーンの外周部の大部分に接する外輪スペーサーで囲まれ
    た濾過室を有し、該回転軸から外輪スペーサまでの空間
    を半径方向に区切る隔壁板によって濾過室が区分され、
    該隔壁板の片側を始端とし反対側を終端とする濾過室を
    形成し、始端部付近に固液混合物の供給口を有し、終端
    部に隣接してケーキ通路及びケーキ出口を有し、スクリ
    ーンを固液混合物供給口からケーキ出口方向へ連続的に
    回転させ、スクリーン面の摩擦力によって処理物中の固
    体成分を濾過室終端部方向に駆動することにより処理物
    を加圧し、固液混合物から液体を除去し、固形分濃度が
    高まったケ−キをケーキ出口より外部へ排出するように
    構成した回転式圧縮濾過機において、隔壁板のケーキ通
    路側の面に接しスクリーン面と垂直な回転軸を有する回
    転運動排出装置によりケーキの排出を容易にしたことを
    特徴とする回転式圧縮濾過機。
  5. 【請求項5】所定の間隔で対向する2枚の円盤状で透水
    性を有するスクリーンと、該スクリーンを駆動する回転
    軸と一体になって回転する内輪スペーサーと、該スクリ
    ーンの外周部の大部分に接する外輪スペーサーで囲まれ
    た濾過室を有し、該回転軸から外輪スペーサまでの空間
    を半径方向に区切る隔壁板によって濾過室が区分され、
    該隔壁板の片側を始端とし反対側を終端とする濾過室を
    形成し、始端部付近に固液混合物の供給口を有し、終端
    部に隣接してケーキ通路及びケーキ出口を有し、スクリ
    ーンを固液混合物供給口からケーキ出口方向へ連続的に
    回転させ、スクリーン面の摩擦力によって処理物中の固
    体成分を濾過室終端部方向に駆動することにより処理物
    を加圧し、固液混合物から液体を除去し、固形分濃度が
    高まったケ−キをケーキ出口より外部へ排出するように
    構成した回転式圧縮濾過機において、前期スクリーンの
    外側半分以上が前期隔壁板と接する領域で該スクリーン
    の回転方向と該隔壁板とがなす角度を45度以下になる
    ように構成することにより、隔壁板に接するケーキの外
    方向への搬送を容易にしたことを特徴とする回転式圧縮
    濾過機。
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