JP2003053234A - 塗工方法及び塗工装置 - Google Patents

塗工方法及び塗工装置

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JP2003053234A JP2001245674A JP2001245674A JP2003053234A JP 2003053234 A JP2003053234 A JP 2003053234A JP 2001245674 A JP2001245674 A JP 2001245674A JP 2001245674 A JP2001245674 A JP 2001245674A JP 2003053234 A JP2003053234 A JP 2003053234A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用途に応じた様々な塗工液に対応できるウェ
ブの塗工装置、塗工方法において、塗工量に対して1.1
倍以上の塗工液を送液して、ウェブ進行方向に対しウェ
ブ中央から両サイドに塗工液を流すことにより、均一な
塗工プロファイル、良好な塗膜品質を達成できる塗工装
置、塗工方法を提供する。 【解決手段】 ウェブ進行方向手前にフロントプレート
3、後方にバックプレート5及びそのプレート間に形成
されたスロット4を有するコーティングダイのウェブ進
行方向奥のバックプレート側に設けられたバー2にウェ
ブ塗工面を接触させて塗膜を形成する塗工方法におい
て、塗工量に対して1.1倍以上の塗工液を送液してウ
ェブ進行方向に対しウェブ中央から両サイド6に塗工液
を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗工液を基材に塗布
する塗工方法及び塗工装置に関し、更に詳しくは、ウェ
ブに塗膜を形成する塗工方法及び塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、目的とするウェブに塗膜を形成す
る塗工装置及び塗工方法は広く知られている。これらの
塗工方法のうち、バー塗工方法は簡単な構造、操作によ
り、高速にしかも均一な塗工が可能であるため広く用い
られてきた。しかし、近年においては様々な用途から透
明なウェブへ塗膜を形成した媒体が広く用いられ、非常
に均一な塗工プロファイル及び塗膜品質への要求が高ま
っている。それに対し、特開平7−31918号公報の
図1に示されているような、フロントプレート、バック
プレート、それらの間にスロットを有するダイコーティ
ングのバックプレート部分にバーを設けた塗工装置、塗
工方法が提案され、均一な塗工プロファイル、塗膜品質
を解決している。しかし、これらの塗工装置、塗工方法
を用いた場合、分散体を含有した塗工液などを塗工する
上で、塗工液中での分散体の安定性が悪いものや、沈降
し易いものを塗工した場合には、分散体の粒子の偏在、
沈降等が起こりやすく、分散体の偏在、沈降による塗膜
欠陥等が発生するの問題があった。その為、用途に応じ
た様々な塗工液に対応でき、均一な塗工プロファイル、
良好な塗膜品質を達成できる塗工装置、塗工方法への要
求が高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、用途
に応じた様々な塗工液に対応できるウェブの塗工装置、
塗工方法において、塗工量に対して1.1倍以上の塗工
液を送液して、ウェブ進行方向に対しウェブ中央から両
サイドに塗工液を流すことにより、均一な塗工プロファ
イル、良好な塗膜品質を達成できる塗工装置、塗工方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、下
記の手段により達成される。請求項1記載の発明では、
ウェブ進行方向手前にフロントプレート、後方にバック
プレート及びそのプレート間に形成されたスロットを有
するコーティングダイのウェブ進行方向奥のバックプレ
ート側に設けられたバーにウェブ塗工面を接触させて塗
膜を形成する塗工方法において、塗工量に対して1.1
倍以上の塗工液を送液してウェブ進行方向に対しウェブ
中央から両サイドに塗工液を流す塗工方法を最も主要な
特徴とする。請求項2記載の発明では、ウェブ進行方向
手前にフロントプレートと、後方にバックプレートを設
け、前期プレート間に形成されたスロットを有するコー
ティングダイのウェブ進行方向奥のバックプレート側に
バーを設けて、該バーにウェブ塗工面を接触させて塗膜
を形成する塗工装置において、塗工量に対して1.1倍
以上の塗工液を送液する手段と、ウェブ進行方向に対し
ウェブ中央から両サイドに塗工液を流す手段とを設けた
塗工装置を最も主要な特徴とする。請求項3記載の発明
では、上記塗工装置において、フロントプレートのバー
の下部に溝を形成し、且つ中央から両サイドにかけて傾
斜を設けた塗工装置を主要な特徴とする。請求項4記載
の発明では、上記塗工装置において、ウェブとフロント
プレートリップの隙間を1mm以下とする請求項2また
は3記載の塗工装置を主要な特徴とする。請求項5記載
の発明では、上記塗工装置において、フロントプレート
のリップ位置がバーの最上部位置より高い請求項2乃至
4のいずれか1項記載の塗工装置を主要な特徴とする。
【0005】請求項6記載の発明では、上記塗工装置に
おいて液突出部のスロット幅を1mm以下とした請求項
2乃至5のいずれか1項記載の塗工装置を主要な特徴と
する。請求項7記載の発明では、上記塗工装置におい
て、使用するバーを塗工する以外の部分をバーの外径に
対し1〜1.2倍の外径となるように加工した請求項2
乃至6のいずれか1項記載の塗工装置を主要な特徴とす
る。請求項8記載の発明では、上記塗工バーにおいて、
塗工する以外の部分を金属を溶融して埋め、バーの外径
に対し1〜1.2倍の外径となるように加工した請求項
7記載の塗工装置を主要な特徴とする。請求項9記載の
発明では、上記塗工バーにおいて、塗工する以外の部分
を樹脂で埋め、バーの外径に対し1〜1.2倍の外径と
なるように加工した請求項7記載の塗工装置を主要な特
徴とする。請求項10記載の発明では、上記塗工バーに
おいて、塗工する以外の部分のバーを取り除き、バーの
外径に対し1〜1.2倍の外径となる金属状材料を取付
けた請求項7記載の塗工装置を主要な特徴とする。請求
項11記載の発明では、上記塗工バーにおいて、塗工部
以外の部分のバーを取り除き、バーの外径に対し1〜
1.2倍の外径となる樹脂状材料を取付けた請求項7記
載の塗工装置を主要な特徴とする。請求項12記載の発
明では、上記塗工バーにおいて、塗工部のみに溝を転造
した転造バーを用いた請求項7記載の塗工装置を主要な
特徴とする。請求項13記載の発明では、上記塗工バー
において、塗工部のみに溝彫刻したバーを用いた請求項
7記載の塗工装置を主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。既述の通り、分散体を含有した塗工液な
どを塗工する上で、塗工液中での分散体の安定性が悪い
ものや、沈降し易いものを塗工した場合には分散体の粒
子の偏在、沈降等が起こりやすく、分散体の偏在、沈降
による塗膜欠陥等が発生するという問題があった。これ
らの現象を観察したところ、バーとフロントプレートの
間にできる塗工液の液だまりの部分で液が滞留している
ことが確認された。そこで本発明では液だまりの滞留を
防止する為に、塗工中の該液だまり部分に中央から両サ
イドへと液の流れをつくることにした。すなわち本発明
での具体的な解決方法は以下の通りである。 1)塗工時の液の送液量を塗工量に対して1.1倍以上
とすることで中央から両サイドへの液を流れ易くする。 2)塗工部のバーの下部に溝を形成し、更にその溝を中
央から両サイドへの傾斜を付けることにより、両サイド
への液の流れをスムースにする。 3)塗工のウェブをフロントプレートのリップに近づけ
ることにより塗工液のフロントプレート側へのオーバー
フローを少なくし、同送液量で効率的に両サイドへの液
流れをつくる。 4)またフロントプレートのリップ位置をバーの上部位
置より高い位置に設定することでフロントプレート自体
がオーバーフローをせき止める役割を果たし、効率的に
両サイドへの液流れをつくる。 5)更に液の突出部分のスロット部を狭くし流速を早め
ることと、液だまりの幅を狭くすることで、液の滞留を
防ぐと共に両サイドへの流れ速度も速くできる。以上
1)乃至5)に記載したような工程を実施すれば塗工時
の液の滞留により塗膜欠陥を引き起こすようなことがな
く塗工性が大きく向上することが確認された。また、こ
れらの1)乃至5)は夫々独立した構成としても十分効
果を示すが、それぞれを組み合わせて実施することで更
に大きな効果をもたらし、塗工液への対応性が非常に広
くなり、同一の塗工装置、塗工方法で各種様々な塗工液
で良好な塗膜を得ることができることが明らかになっ
た。しかし、斯かる塗工装置、塗工方法では、液を両サ
イドへ流しながら塗工をする為、目的とする塗工巾に対
し広くなり易いという欠点がある。その為、余分な液の
使用によるコストアップや塗工時のウェブ端部からの裏
回りによる、塗工機の搬送ロール汚れ、塗工ロール端部
ブロッキング、裏回りによる品質の低下等様々な問題が
発生する。そこで、上記1)乃至5)を実施しながら、
これらの問題を解決する為に新たに検討した結果、バー
の塗工部分以外へ加工を施すことにした。すなわち、上
記のように両サイドへの液の流れによりウェブ端部まで
塗工液が付着し易くなる。その為、目的とする塗工部分
にはバー本来の計量機能をもたせ、それ以外の部分には
液をかきおとすブレード機能を持たせ、一本のバーの中
に計量、ブレードの2つの機能を同時に持たせることに
より、他の追加の加工、装置等を追加することなく、目
的とする塗工部にのみ液を塗布することが可能となっ
た。
【0007】本発明の具体的な実施内容は以下の通りで
ある 6)塗工部以外の部分の外径を塗工部の外径に対し、1
〜1.2倍とすることで余分に付着した液をかき落す機
能を持たせた。この時、塗工部以外の部分はウェブの両
端部だけでなく、場合によって中央部等にしてもよく、
塗工に必要な部分のみへの液の塗布が可能であり、ウェ
ブ端部からの塗工液の裏回りの防止と共に液の余計な使
用を防ぐことができ、効率的かつ省資源化への効果も示
す。バーの塗工部以外の部分を加工する方法としては、 7)従来のワイヤーバーを用いて塗工部以外の部分への
金属状材料を溶融して、埋める方法。 8)同様に従来のワイヤーバーを用いて塗工部以外の部
分への樹脂を用いて埋める方法。 9)従来からのワイヤーバーの塗工部以外の部分のワイ
ヤーを取り除き、その部分に目的とする外径の金属状の
材料を付ける方法。 10)従来からのワイヤーバーの塗工部以外の部分のワ
イヤーを取り除き、その部分に目的とする外径の樹脂状
の材料を付ける方法がある。 前記7)にて使用する金属材料は特に限定されないが、
溶融し易く、使用するバーとの密着性、加工の容易性、
バックプレートに対する耐摩耗性、塗工液とのマッチン
グ等を考慮して選択する必要がある。例えば、ハンダ等
が溶融性、密着性、加工性等が容易で使用し易いが、こ
れに限定するものではない。また、8)の樹脂に関して
も使用するバーへの密着性、加工の容易性、バックプレ
ートに対する耐摩耗性、塗工液とのマッチング等を考慮
して選択する必要がある。例えば、熱硬化性材料、UV
硬化性材料が溶融性、密着性、加工性、耐摩耗性等に優
れ使用し易いが、これに限定するものではない。これら
の材料は溶融、含浸等様々な加工方法が考えられるが、
特に限定するものではなく、材料によって適した方法を
用いることができる。9)の金属材料についても特に限
定されないが、加工の容易性、バックプレートに対する
耐摩耗性、塗工液とのマッチング等を考慮して選択する
必要がある。また取り付け方法は筒状の金属コア等を取
付けても、薄い板状の金属板等を巻き付けても、7)と
同様に溶融した金属を付けてもよい。10)の樹脂材料
についても特に限定されないが、加工の容易性、バック
プレートに対する耐摩耗性、塗工液とのマッチング等を
考慮して選択する必要がある。また取り付け方法は筒状
の樹脂コア等を取付けても、シート状の樹脂版、フィル
ム等を巻き付けても、7)と同様に樹脂液を付けてもよ
い。また、目的の外径への加工は材料の埋め込み、取り
付けの時点で達成しても、余分に付けてその後切削、研
磨等の後加工して目的の外径に加工してもどちらでもよ
い。
【0008】更に、塗工部分のみを加工する方法として
は、 11)塗工部分のみに転造により溝を付ける方法 12)塗工部分のみに切削、彫刻により溝を付ける方法 がある。11)は一般的な転造による加工法法が用いら
れ、転造する形状により任意の溝を形成することができ
る。また、この時使用する芯材については特に限定され
ないが、加工の容易性、バックプレートに対する耐摩耗
性、塗工液とのマッチング等を考慮して選択する必要が
ある。12)の切削、彫刻も一般的な方法が用いられ
る、形状により任意の溝を形成することができる。ま
た、溝は螺旋状のものに限定されず、彫刻等で可能な形
状の溝が形成することができる。また、この時使用する
芯材については特に限定されないが、加工の容易性、バ
ックプレートに対する耐摩耗性、塗工液とのマッチング
等を考慮して選択する必要がある。特に芯材は金属に限
定するものではなく、樹脂状のもの、セラミック状と様
々なものを使用することができる。以下本発明の具体的
実施例について説明する。
【0009】
【実施例】(実施例1)まず、本発明に係る塗工装置の
詳細について説明する。図1は本発明の塗工装置の横断
面図である。図2は本発明の塗工装置の平面図である。
1は矢印方向へ移動するウェブである。2はバーであ
る。3はフロントプレートであり、4は塗工液が通過す
る幅2mmのスロットである。5はバックプレートであ
る。ここでウェブ1とフロントプレート3の上部のリッ
プとの隙間Gは2mmである。この塗工装置は、ウェブ
1の進行方向手前にフロントプレート3、後方にバック
プレート5及びそのプレート3,5間に形成されたスロ
ット4を有するコーティングダイのウェブ進行方向奥の
バックプレート側に設けられたバー2にウェブ塗工面を
接触させて塗膜を形成する塗工方法を実施するための装
置である。その特徴的な構成は、塗工量に対して1.1
倍以上の塗工液を送液してウェブ進行方向に対しウェブ
中央から両サイドに塗工液を流すことにある。斯かる塗
工装置を用いて、下記塗工液(A)を50μmのPET
フィルムにWET塗工量に対し1.2倍の塗工液を送
り、φ0.1mmワイヤーバーを用いて塗工し3.5g
/mの塗膜を得た。 塗工液(A) 6μmのPMMA粒子(宗研化学製 MX600) 12.5重量部 UV樹脂 S.C75%(大日本インキ製V−9057) 50重量部 メチルエチルケトン 37.5重量部 (比較例1)同様の塗工装置を用いて、下記塗工液
(A)を50μmのPETフィルムにWET塗工量に対
し1.05倍の塗工液を送り、φ0.1mmワイヤーバ
ーを用いて塗工し3.5g/mの塗膜を得た。本実施
形態では、塗工時の液の送液量を塗工量に対して1.1
倍以上としたので中央から両サイドへ液が流れ易くなっ
た。
【0010】(実施例2)図3は本発明に係る塗工装置
の第2実施例の横断面図である。図4は、本発明の塗工
装置の第2実施例の裏面からの説明図である。1はウェ
ブである。2はバーである。3はフロントプレートであ
り、4は塗工液が通過する幅2mmのスロットである。
5はバックプレートである。ここでウェブ1とフロント
プレート3の上部のリッブとの隙間は2mmである。6
は両サイドにかけて傾斜している溝である。このような
塗工装置を用いて、下記塗工液(A)を50μmのPE
TフィルムにWET塗工量に対し1.2倍の塗工液を送
り、φ0.1mmワイヤーバーを用いて塗工し3.5g
/mの塗膜を得た。この実施形態によれば、上記塗工
装置及び塗工方法において、フロントプレートのバーの
下部に溝6を形成し、且つ中央から両サイドにかけて傾
斜を付けたので、両サイドへの液の流れがスムースにな
った。 (実施例3)図5は本発明に係る塗工装置の第3実施例
の横断面図である。1はウェブである。2はバーであ
る。3はフロントプレートであり、ウェブ1とフロント
プレート3の上部のリッブとの隙間Gは1mmである。
4は塗工液が通過する幅2mmのスロットである。5は
バックプレートである。図5のような塗工装置を用い
て、下記塗工液(A)を50μmのPETフィルムにW
ET塗工量に対し1.2倍の塗工液を送り、φ0.1m
mワイヤーバーを用いて塗工し3.5g/mの塗膜を
得た。
【0011】(実施例4)図6は本発明に係る塗工装置
の第4実施例の横断面図である。1はウェブである。2
はバーである。3はフロントプレートであり、ウェブ1
とフロントプレート3の上部のリッブとの隙間は1mm
である。又、フロントプレート3の上部リップ位置がバ
ー2の上部位置より高くなるようにセットされている。
4は塗工液が通過する幅2mmのスロットである。5は
バックプレートである。図6に示すような塗工装置を用
いて、下記塗工液(A)を50μmのPETフィルムに
WET塗工量に対し1.2倍の塗工液を送り、φ0.1
mmワイヤーバーを用いて塗工し3.5g/mの塗膜
を得た。フロントプレートのリップ位置をバーの上部位
置より高い位置に設定することでフロントプレート自体
がオーバーフローをせき止める役割を果たし、効率的に
両サイドへの液流れを作ることができる。 (実施例5)図7は本発明に係る塗工装置の第5実施例
の横断面図である。1はウェブである。2はバーであ
る。3はフロントプレートであり、ウェブ1とフロント
プレート3の上部のリップとの隙間は1mmである。
又、フロントプレート3の上部リップ位置がバー2の上
部位置より高くなるようにセットされている。4は塗工
液が通過する幅2mmのスロットである。5はバックプ
レートである。図7に示すような塗工装置を用いて、下
記塗工液(A)を50μmのPETフィルムにWET塗
工量に対し1.2倍の塗工液を送り、φ0.1mmワイ
ヤーバーを用いて塗工し3.5g/mの塗膜を得た。
【0012】(実施例6)図8は本発明に係る塗工装置
のワイヤーバーの平面図である。7はφ7mmのSUS
の芯棒である。8はφ0.1mmのSUSのワイヤーで
ある。9はハンダを溶融してSUSのワイヤー8のバー
の隙間を埋めた部分である。15が塗工部分であり、1
6は液きり部である未塗工部である。線径φ0.1mm
のバーに図8に示したように塗工部分の両端をハンダを
溶融して埋めた後、埋めた部分をサンドペーパーで研磨
し、塗工部外径、7.2mm、液きり部外径φ7.22
mmのバーを製作し、実施例5と同様にして3.5g/
の塗膜を得た。 (実施例7)図9は本発明に係る塗工装置のワイヤーバ
ーの第2実施例の平面図である。7はφ7mmのSUS
の芯棒である。8はφ0.1mmのSUSのワイヤーで
ある。10はUV樹脂で SUSのワイヤー8のバーの
隙間を埋めて、サンドペーパーを用いて研磨した部分で
ある。15が塗工部分であり、16は液きり部である未
塗工部である。線径φ0.1mmのバーに図9のように
塗工部分の両端をUV樹脂で埋めた後、埋めた部分をサ
ンドペーパーで研磨し、塗工部外径、7.2mm、液き
り部外径φ7.21mmのバーを製作し、実施例5と同
様にして3.5g/mの塗膜を得た。 (実施例8)図10は本発明に係る塗工装置のワイヤー
バーの第3実施例の平面図である。7はφ7mmのSU
Sの芯棒である。8はφ0.1mmのSUSのワイヤー
である。11は金属コアを取り付けた部分である。15
が塗工部分であり、16は液きり部である未塗工部であ
る。線径φ0.1mmのバーに図10のように塗工部分
の両端をワイヤーを取り除き、外径φ7.22mm、内
径φ7.05mmの筒状の金属コアを取付け、塗工部外
径、7.2mm、液きり部外径φ7.21mmのバーを
製作し、実施例5と同様にして3.5g/mの塗膜を
得た。
【0013】(実施例9)図11は本発明に係る塗工装
置のワイヤーバーの第4実施例の平面図である。7はφ
7mmのSUSの芯棒である。8はφ0.1mmのSU
Sのワイヤーである。12は塩化ビニール製のコアを取
り付けた部分である。15が塗工部分であり、16は液
きり部である未塗工部である。線形φ0.1mmのバー
に図11のように塗工部分の両端をワイヤーを取り除
き、外径φ7.22mm、内径φ7.05mmの筒状の
塩化ビニル製のコア12を取付け、塗工部外径、7.2
mm、液きり部外径φ7.21mmのバーを製作し、実
施例5と同様にして3.5g/mの塗膜を得た。 (実施例10)図12は本発明に係る塗工装置の転造バ
ーの平面図である。7はφ7mmのSUSの芯棒であ
る。13は0.125mピッチ、深さ17μmの溝を転
造した部分である。15が塗工部分であり、16は液き
り部である未塗工部である。図12に示すように塗工部
分のみを転造した、転造バーOSG製P0.125、H
17、L1215(塗工部外径、7.05mm、液きり
部外径φ7.05mm)のバーを製作し、実施例5と同
様にして3.5g/mの塗膜を得た。 (実施例11)図13は本発明に係る塗工装置の彫刻バ
ーの平面図である。7はφ7mmのSUSの芯棒であ
る。14は#180線ピッチで深さ0.125mmの溝
を彫刻した部分である。15が塗工部分であり、16は
液きり部である未塗工部である。図13のような塗工部
分のみを#180の溝をつけたバー(塗工部外径、7.
0mm、液きり部外径φ7.0mm)を製作し、実施例
5と同様にして3.5g/mの塗膜を得た。
【0014】表1に実施例、比較例の結果を示す。
【表1】 表1から明らかなように、本発明に係る塗工方法及び塗
工装置によって、均一な塗工膜を形成でき、また塗工部
の両端の加工、塗工部分の加工をしたバーを使用するこ
とにより塗工両端部への余分な塗工を防止でき、塗工液
の裏回りも防止できた。
【0015】
【発明の効果】請求項1又は2によれば、塗工時の液の
送液量を塗工量に対して1.1倍以上としたので中央か
ら両サイドへの液の流れ易くなった。請求項3によれ
ば、上記請求項1記載の塗工装置及び塗工方法におい
て、フロントプレートのバーの下部に溝を形成し、且つ
中央から両サイドにかけて傾斜を付けたので、両サイド
への液の流れがスムースになった。請求項4によれば、
塗工のウェブをフロントプレートのリップに近づけるこ
とにより塗工液のフロントプレート側へのオーバーフロ
ーを少なくし、同送液量で効率的に両サイドへの液流れ
をつくれる。請求項5によれば、フロントプレートのリ
ップ位置をバーの上部位置より高い位置に設定すること
でフロントプレート自体がオーバーフローをせき止める
役割を果たし、効率的に両サイドへの液流れをつくれ
る。請求項6によれば、液の突出部分のスロット部を狭
くし流速を早めることと、液だまりの幅を狭くすること
で、液の滞留を防ぐと共に両サイドへの流れ速度も速く
できる。以上のようなことを実施することで塗工時の液
の滞留により塗膜欠陥を引き起こすような液での塗工性
が大きく向上することが確認された。請求項7、8、
9、10、11、12、13によれば、塗工部以外の部
分の外径を塗工部の外径に対し、1〜1.2倍とするこ
とで余分に付着した液をかき落す機能を持たせた。この
時、塗工に必要な部分のみへの液の塗布が可能であり、
ウェブ端部からの塗工液の裏回りの防止と共に液の余計
な使用を防ぐことができ、効率的かつ省資源化への効果
も得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗工装置の横断面図である。
【図2】本発明に係る塗工装置の平面図である。
【図3】本発明に係る塗工装置の第2実施例の横断面図
である。
【図4】本発明の塗工装置の第2実施例の裏面からの説
明図である。
【図5】本発明に係る塗工装置の第3実施例の横断面図
である。
【図6】本発明に係る塗工装置の第4実施例の横断面図
である。
【図7】本発明に係る塗工装置の第5実施例の横断面図
である。
【図8】本発明に係る塗工装置のワイヤーバーの平面図
である。
【図9】本発明に係る塗工装置のワイヤーバーの第2実
施例の平面図である。
【図10】本発明に係る塗工装置のワイヤーバーの第3
実施例の平面図である。
【図11】本発明に係る塗工装置のワイヤーバーの第4
実施例の平面図である。
【図12】本発明に係る塗工装置の転造バーの平面図で
ある。
【図13】本発明に係る塗工装置の彫刻バーの平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ウエブ、2 バー、3 フロントプレート、4 塗
工液、5 バックプレート、6 溝、7 SUSの芯
棒、8 SUSのワイヤー、9 ハンダを溶融してSU
Sのワイヤー8のバーの隙間を埋めた部分、10 UV
樹脂、11 金属コアを取り付けた部分、12 塩化ビ
ニール製のコアを取り付けた部分、13 0.125m
ピッチ、深さ17μmの溝を転造した部分、14 #1
80線ピッチで深さ0.125mmの溝を彫刻した部
分、15 塗工部分、16 液きり部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC02 AC53 AC93 AC94 CA48 DA04 DB31 EA05 EA21 4F041 AA12 AB01 BA05 BA12 BA17 BA34 CA02 CA12 CA16 4F042 AA22 AB00 BA08 CB03 DD03 DD09 DD18 DD21 DD34 DF15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブ進行方向手前にフロントプレー
    ト、後方にバックプレート及び両プレート間に形成され
    たスロットを有するコーティングダイのウェブ進行方向
    奥のバックプレート側に設けられたバーにウェブ塗工面
    を接触させて塗膜を形成する塗工方法において、塗工量
    に対して1.1倍以上の塗工液を送液してウェブ進行方
    向に対しウェブ中央から両サイドに塗工液を流すことを
    特徴とする塗工方法。
  2. 【請求項2】 ウェブ進行方向手前にフロントプレート
    と、後方にバックプレートを設け、前記両プレート間に
    形成されたスロットを有するコーティングダイのウェブ
    進行方向奥のバックプレート側にバーを設けて、該バー
    にウェブ塗工面を接触させて塗膜を形成する塗工装置に
    おいて、塗工量に対して1.1倍以上の塗工液を送液す
    る手段と、ウェブ進行方向に対しウェブ中央から両サイ
    ドに塗工液を流す手段とを設けたことを特徴とする塗工
    装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2記載の塗工装置において、
    フロントプレートのバーの下部に溝を形成し、且つ中央
    から両サイドにかけて傾斜を設けたことを特徴とする塗
    工装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2の塗工装置において、ウェ
    ブとフロントプレートリップの隙間を1mm以下とする
    ことを特徴とする請求項2または3記載の塗工装置。
  5. 【請求項5】 上記塗工装置においてフロントプレート
    のリップ位置がバーの最上部位置より高いことを特徴と
    する請求項2乃至4のいずれか1項記載の塗工装置。
  6. 【請求項6】上記塗工装置において液突出部のスロット
    幅を1mm以下としたことを特徴とする請求項2乃至5
    のいずれか1項記載の塗工装置。
  7. 【請求項7】 上記塗工装置において、使用するバーを
    塗工する以外の部分をバーの外径に対し1〜1.2倍の
    外径となるように加工したことを特徴とする請求項2乃
    至6のいずれか1項記載の塗工装置。
  8. 【請求項8】 上記塗工バーにおいて塗工する以外の部
    分を金属を溶融して埋め、バーの外径に対し1〜1.2
    倍の外径となるように加工したことを特徴とする請求項
    7記載の塗工装置。
  9. 【請求項9】 上記塗工バーにおいて塗工する以外の部
    分を樹脂で埋め、バーの外径に対し1〜1.2倍の外径
    となるように加工したことを特徴とする請求項7記載の
    塗工装置。
  10. 【請求項10】 上記塗工バーにおいて塗工する以外の
    部分のバーを取り除き、バーの外径に対し1〜1.2倍
    の外径となる金属状材料を取付けたことを特徴とする請
    求項7記載の塗工装置。
  11. 【請求項11】 上記塗工バーにおいて塗工部以外の部
    分のバーを取り除き、バーの外径に対し1〜1.2倍の
    外径となる樹脂状材料を取付けたことを特徴とする請求
    項7記載の塗工装置。
  12. 【請求項12】 上記塗工バーにおいて塗工部のみに溝
    を転造した転造バーを用いたことを特徴とする請求項7
    記載の塗工装置。
  13. 【請求項13】 上記塗工バーにおいて、塗工部のみに
    溝彫刻したバーを用いたことを特徴とする請求項7記載
    の塗工装置。
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