JP2003052246A - 植物苗用照明棚装置および苗貯蔵システム - Google Patents

植物苗用照明棚装置および苗貯蔵システム

Info

Publication number
JP2003052246A
JP2003052246A JP2001247057A JP2001247057A JP2003052246A JP 2003052246 A JP2003052246 A JP 2003052246A JP 2001247057 A JP2001247057 A JP 2001247057A JP 2001247057 A JP2001247057 A JP 2001247057A JP 2003052246 A JP2003052246 A JP 2003052246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
plant seedlings
shelf
seedling
storage system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001247057A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tokumoto
武司 徳本
Kazuyoshi Kadotani
和佳 門谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001247057A priority Critical patent/JP2003052246A/ja
Publication of JP2003052246A publication Critical patent/JP2003052246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】照明装置の明るさ調整機能、ランプ破損防止お
よび空調調整機能をシステム化した植物苗用照明棚装置
および苗貯蔵システムを提供する。 【解決手段】植物苗1を栽置する複数段の棚2を備え、
各棚2の上面を照明する照明装置3を棚3の上部の下面
部に設けた植物苗用照明棚装置において、照明装置3は
棚側面方向に引き出し可能に構成している。照明装置3
は複数の光源を備え、これら複数の光源は多灯点灯及び
単独点灯を選択可能とする。光源は各灯あるいは複数灯
のグループで調光可能とする。照明装置3は照明装置上
面よりランプ交換を可能とする。照明装置3は照明装置
のランプの破損を保護するパネルを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植物苗用照明棚
装置および苗貯蔵システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、照明装置を備えた棚やその棚
と空調器を組み合わせた収納庫があった。また照明装置
のランプは露出型であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の植物苗用照明装
置は点灯して植物に光を当てるだけであり、光の量を調
整する機能は有しておらず、ランプの初期と寿命末期と
の照度差が出るという問題があった。そのため、ランプ
交換をスムースにすればよいが、交換作業が容易でな
く、ランプメンテナンスの効率が悪い欠点があったま
た、ランプが露出型になっておりランプが破損した場
合、苗に直接ランプの破片がふりかかる恐れがあった。
【0004】また、空調設備においても収納庫内で温度
むらが生じる可能性があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、照明装置の明るさ調整機能、ランプ破損防止および
空調調整機能をシステム化した植物苗用照明棚装置およ
び苗貯蔵システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の植物苗用
照明棚装置は、植物苗を栽置する複数段の棚を備え、各
棚の上面を照明する照明装置を前記棚の上部に設けた植
物苗用照明棚装置において、前記照明装置は棚側面方向
に引き出し可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項1記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、照明装置を引き出し方式にすることによりランプメ
ンテナンスを効率的に行なえ、引出しストップ機能を設
けた場合には安全にランプメンテナンスが行なえる。
【0008】請求項2記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項1において、前記照明装置が複数の光源を備え、こ
れら複数の光源は多灯点灯及び単独点灯を選択可能とし
たものである。
【0009】請求項2記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、照明条件を変えるこ
とにより、用途が苗貯蔵から、接ぎ木苗養生、発芽、育
苗等まで幅広く応用活用できる。
【0010】請求項3記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項2において、前記光源が各灯あるいは複数灯のグル
ープで調光可能としたものである。
【0011】請求項3記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項2と同様な効果のほか、調光用安定器を有す
ることにより栽培苗ごとに異なる最適照度の微調整が可
能となる。
【0012】請求項4記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項1において、前記照明装置が照明装置上面よりラン
プ交換を可能としたものである。
【0013】請求項4記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、ランプメンテナンス
が器具背面より行なうことが出来るため、照明器具の設
置が床面近くまで可能になり、ランプメンテナンスも容
易に可能である。
【0014】請求項5記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項1において、前記照明装置が照明装置のランプの破
損を保護する機能を有するものである。
【0015】請求項5記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、ランプの破損から保
護することにより苗に直接ランプ破片が落ちるのを防ぐ
ことができる。
【0016】請求項6記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項1において、前記照明装置が昼夜逆転点灯の照明電
源タイマを設けたものである。
【0017】請求項6記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、照明電源タイマで照
明を制御し、コストの安い深夜電力を利用しランニング
コストを低く抑えることができる。
【0018】請求項7記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項1において、前記照明装置が照明器具別に点滅する
ことを可能としたものである。
【0019】請求項7記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、照明装置を個別で点
滅出来るため、苗の生産量に合わせた照明点灯が可能に
なり照明装置を消灯することにより省エネルギが計れ、
空調負荷の軽減が計れる。
【0020】請求項8記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項1において、前記照明装置が照明器具にセンサを設
置し、ランプの明るさを一定に保持することを可能とし
たものである。
【0021】請求項8記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、センサを設置するこ
とによりランプ初期から寿命末期までの照度を一定にす
ることが出来、常に設定した照度を維持することができ
る。
【0022】請求項9記載の植物苗用照明棚装置は、請
求項1において、前記棚が最上部に潅水用タンクを有す
るものである。
【0023】請求項9記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、棚上部に潅水タンク
を設置することにより、ポンプなどの動力を用いる事無
く苗に水を送ることができる。
【0024】請求項10記載の苗貯蔵システムは、断熱
構造体からなる収納庫と、この収納庫内を空調する空調
装置と、複数の棚を有し各棚面を照明する照明装置を有
する植物苗用照明棚装置と、前記植物苗への水やり装置
を備えた苗貯蔵システムにおいて、前記空調装置は、前
記収納庫の一側面上方に空調吹出し口を設け、前記一側
面から離れた他側面上部に空調吸込口を設けたことを特
徴とするものである。
【0025】請求項10記載の苗貯蔵システムによれ
ば、空調吹出し口と空調吸込口間で庫内の空気を対流さ
せることにより、庫内温度分布を一定に保つことができ
る。
【0026】請求項11記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記空調装置が前記空調吹出し口を前
記収納庫の出入り口の上部に設けたものである。
【0027】請求項11記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、空調吹出し口を出
入口上部に設置することにより出入り口にエアーカーテ
ンを形成でき、外部の空気が庫内に流入することが防
げ、庫内の温度変化をおさえ、空調負荷も軽減できる。
【0028】請求項12記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記植物苗用照明棚装置を前記空調吹
出し口に対し垂直方向に設けたものである。
【0029】請求項12記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置を空調吹出し口に対し垂直に設置することにより苗に
直接空調の風が当るのをおさえ、かつ植物苗用照明棚装
置を庫内に効率的に配置出来る。
【0030】請求項13記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記収納庫が一対の前記植物苗用照明
棚装置を対面に設置し、前記収納庫の内部壁面を反射率
の高い材料で形成したものである。
【0031】請求項13記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置を対面に配置することにより、壁面の反射と対面のも
れ光を利用して苗面照度の均整度の向上を図れ、苗トレ
イの端部の苗に対する光量を補うことができ、苗トレイ
上の全ての苗の光ばらつきを低減させることができ
る。。
【0032】請求項14記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記収納庫が前記植物苗用照明棚装置
に可動キャスタを設置したものである。
【0033】請求項14記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置に可動用キャスタを設置することにより庫内のレイア
ウトを必要に応じて変更できる。
【0034】請求項15記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記収納庫が前記植物苗用照明棚装置
を収納できる程度の大きさである。
【0035】請求項15記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置が収納庫内にきっちり納まる寸法とすることにより収
納庫を小さくすることができ、設置スペースが小さくて
済み、熱負荷も軽減できる。
【0036】請求項16記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記収納庫内に前記植物苗用照明棚装
置の1つ分のスペースを設け、前記植物苗用照明棚装置
を可動にしたものである。
【0037】請求項16記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明装置
1つ分以上のスペースを設けることにより収納庫のスペ
ースを効率的に利用できる。
【0038】請求項17記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記収納庫に覗き窓を設置し、前記覗
き窓は遮光機能を有するものである。
【0039】請求項17記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、収納庫外面に覗き
窓を設けることにより庫内扉を開けなくとも、簡易的に
庫内の苗の状態、及び庫内の環境条件が確認できる。庫
内扉の開閉回数を減らすことが出来るので、庫内の温度
を一定に保つことができ、空調負荷を軽減できる。
【0040】請求項18記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記収納庫の外部に操作装置を設置し
たものである。
【0041】請求項18記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、収納庫の外部に操
作スイッチを設けることにより、収納庫外部より操作が
でき庫内扉の開閉回数を滅らすことが出来るので、庫内
の温度を一定に保つことができ、空調負荷を軽減でき
る。
【0042】請求項19記載の苗貯蔵システムは、請求
項10において、前記収納庫の内部に潅水タンクを設置
したものである。
【0043】請求項19記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、収納庫内に潅水タ
ンクを設置することにより、水の水温と庫内温度との差
を最小限にした水を植物に与えることが可能になり、極
端な水道水温度による植物への過度な刺激を減らすこと
ができる。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施の
形態の構成図を示す。苗貯蔵システムは、収納庫5と、
この収納庫5内を空調する空調装置6と、複数の棚2を
有し各棚面を照明する照明装置3を有する植物苗用照明
棚装置7と、植物苗への水やり装置8を装備している。
【0045】収納庫5は断熱構造体により構成されてい
る。収納庫5の外部には照明、空調、水遣りの制御が出
来る制御手段である操作スイッチ、タイマ等を有する操
作パネル9を設けている(請求項18)。なお操作パネ
ル9のある側面に開閉扉がある。
【0046】植物苗用照明棚装置7は、植物苗1を栽置
する複数段の棚2を備える。4は棚2を支持する枠を兼
ねた柱部である。各棚2の上面を照明する照明装置3を
1または複数の照明器具からなるユニットとして、各棚
2の上部の棚下面部に設けている。ただし、最上段の棚
の照明装置3は棚下面部がない場合がある。そして、こ
の照明装置3はランプメンテナンスのため、棚側面方向
に引き出し可能に構成している。一方照明装置3は複数
の光源すなわちランプを備え、これら複数の光源を多灯
点灯または単独点灯を選択可能とするもので(請求項
2)、外部または照明装置3にスイッチ(図示せず)を
設置して、ランプの点灯本数を切り替えている。さらに
光源は各灯または複数灯のグループで調光可能とするも
ので(請求項3)、照明装置3の内部または外部に単灯
用または多灯用調光安定器を設置し、照明装置3を調光
している。
【0047】空調装置6は、収納庫5の一側面上方に空
調吹出し口6aを設け、この一側面から離れた他側面上
部に空調吸込口6bを設置している(請求項10)。空
調吹出し口6aおよび空調吸込口6bの幅は壁面幅いっ
ぱいにして、コーナ部の空気溜まりをなくす方がよい。
また空調吹出し口6aを可変シャッタ形式とし吹出方
向、および風量を可変し、貯蔵庫内の温度むらをなくし
ている。空調吹出し口6aからは冷気と加湿した空気を
混合して吹き出すことにより、室内の気温と湿度を一定
に保つことができ、また乾燥した空気が苗に当たること
がなくなる。
【0048】水やり装置8は、収納庫5内の植物苗用照
明棚装置7の棚上部に潅水タンク11を設置し(請求項
9)、これに外部より送給パイプ12を接続し、各棚2
に配管した給水パイプ13を潅水用タンク11に接続し
ている。水やりは必要な分だけ出すように潅水用タンク
11側で調整可能にしている(請求項19)。この場
合、各棚2の複数(例えば4個)のトレイのホースごと
に止水制御が可能であり、潅水タンク11を棚装置7の
上部に設置し水の流れをスムーズに行なうようにし、さ
らに弁の開閉のみで落差を用いて水やりを行える方式で
もよい。なお、潅水タンク11は棚装置7の側面、下面
および内部に設置してもよい。
【0049】図2は、照明装置3の引き出し可能な構成
を示す。(a)はスライドレール方式であり、棚フレー
ム4aと照明装置3の各側面間に引き出しストッパ付き
スライドレール15を設け、照明装置3を棚フレーム4
aにスライド自在に支持している。(b)はガイド方式
であり、棚フレーム4aにSUS板や樹脂材などのガイ
ド材16を設け、照明装置3の底面をガイド材16に摺
動自在に支持し、照明装置3の側面の先端および後部に
ストッパ17を設け、棚フレーム4aにストッパ17が
当たる例えば金属製の当たり具18を設けている。
(c)はガイドローラ方式であり、転がり車、キャスタ
等のガイドローラ19を照明装置3の底面に設け、棚フ
レーム4aに載せている。ガイド式と同様にストッパ1
7および当たり具18を設けている。
【0050】なお、照明装置3の本体の側面よりランプ
ユニットのみを引出す方式にしてもよい。
【0051】図3は、照明装置3のメンテナンスを説明
する概略側面図である。照明装置3は上面よりランプ交
換を可能としている。すなわち、照明装置3の背面に背
面板3bを丁番等により回動自在に設け、回転方式で照
明装置3の背面板3bを開閉できるようにしている(請
求項4)。したがって、図3の3段目の棚2に示すよう
に照明装置3を側面方向に引き出した状態で、背面板3
bを回動して開いた状態にし、ランプ交換することがで
きる。なおこの場合、照明装置3を側面方向に引き出し
て、ランプユニツト部を上方に引き上げてランプ交換す
る方式でもよい。
【0052】またランプの破損を防止するため照明装置
3の下面に透明樹脂等のパネル3aを設置してランプを
保護している(請求項5)。なおこの場合、ランプの保
護は鋼線ガードでもよい。
【0053】また照明制御手段として、照明時間を制御
する照明電源タイマ(図示せず)を収納庫5内または収
納庫5外に設置する(請求項6)。照明装置3に照明器
具別に点滅装置を設置するか、または照明装置3外に点
滅装置を設けて器具別に点滅する(請求項7)。さらに
照度維持等のため、照明装置3のランプ付近に明るさセ
ンサ(図示せず)を設置したり、または照明装置3の下
面にセンサ(図示せず)を設置する(請求項8)。なお
図3中の矢印は空気の流れを示す。
【0054】図4は、空調吹出し口6aと吸込口6bの
配置を示す。空調吹出し口6aを扉22のある出入口2
3の上部に設置する(請求項11)。また苗に直接風が
あたらないように植物苗用照明棚装置7を空調吹出し口
6aに対し垂直方向に設置する(請求項12)。
【0055】図5は収納庫5の外面に設けた覗き窓25
を示す。覗き窓25は通常は外部の光が収納庫5内に入
らないように遮光機能を設ける(請求項17)。実施の
形態では覗き窓25をガラス窓により形成し、その外面
に遮光板26を扉方式で開閉自在に設けている。
【0056】図6は第2の実施の形態を示す。すなわ
ち、一対の植物苗用照明棚装置7、7′を収納庫5内に
間隔をおいて対面に設置する(請求項13)。間隔は通
路幅として1m以上確保するとランプ交換が容易なレイ
アウトとなる。また、植物苗用照明棚装置7、7′は出
来るだけ壁面近傍に設置し、壁面は反射率の高い鏡面材
や白色の材料により形成する。図6(b)に矢印a、b
で示すように、対面の棚装置7、7′の照明装置3の漏
れ光や、壁面からの反射光を棚端部の照明に利用でき
る。植物苗用照明棚装置7、7′の移動を容易にするた
め、可動用キャスタ(図示せず)を設置する(請求項1
4)。キャスタには固定用ロック機構を有するのが好ま
しい。
【0057】図7は第3の実施の形態を示す。すなわち
植物苗用照明装置棚7、7′が収納庫5内に収納できる
程度の大きさ、すなわちきっちり納まる寸法とする(請
求項15)。また、メンテナンス時に棚装置7、7′を
収納庫5外に引き出すことができるように植物苗用照明
棚装置7、7′を可動にしている。収納庫5は各棚装置
7、7′に対応して出入口23、23′および扉部2
2、22′を設け、メンテナンス時に庫外に引出す。
【0058】図8は第4の実施の形態を示し、収納庫5
内に植物苗用照明棚装置1つ分以上のスペース27を設
け、植物苗用照明棚装置7、7′を可動にし(請求項1
6)、レイアウト変更を可能にするとともに、メンテナ
ンス時に装置棚7、7′を出入口23から引き出し可能
にしている。
【0059】図9および図10は覗き窓の構成の他の実
施の形態であり、これらは扉式と異なりスペースを取ら
ないので収納庫5内に設けることもできる。図9は遮光
板26が収納庫5の壁面に既存のスライド装置(図示せ
ず)によりスライド自在に支持されているものである。
図10(a)は遮光板に代えてブラインド装置26aに
より構成され、図10(b)はカーテン装置26bによ
り構成されている。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の植物苗用照明棚装置によ
れば、照明装置を引き出し方式にすることによりランプ
メンテナンスを効率的に行なえ、引出しストップ機能を
設けた場合には安全にランプメンテナンスが行なえる。
【0061】請求項2記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、照明条件を変えるこ
とにより、用途が苗貯蔵から、接ぎ木苗養生、発芽、育
苗等まで幅広く応用活用できる。
【0062】請求項3記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項2と同様な効果のほか、調光用安定器を有す
ることにより栽培苗ごとに異なる最適照度の微調整が可
能となる。
【0063】請求項4記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、ランプメンテナンス
が器具背面より行なうことが出来るため、照明器具の設
置が床面近くまで可能になり、ランプメンテナンスも容
易に可能である。
【0064】請求項5記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、ランプの破損から保
護することにより苗に直接ランプ破片が落ちるのを防ぐ
ことができる。
【0065】請求項6記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、照明電源タイマで照
明を制御し、コストの安い深夜電力を利用しランニング
コストを低く抑えることができる。
【0066】請求項7記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、照明装置を個別で点
滅出来るため、苗の生産量に合わせた照明点灯が可能に
なり照明装置を消灯することにより省エネルギが計れ、
空調負荷の軽減が計れる。
【0067】請求項8記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、センサを設置するこ
とによりランプ初期から寿命末期までの照度を一定にす
ることが出来、常に設定した照度を維持することができ
る。
【0068】請求項9記載の植物苗用照明棚装置によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、棚上部に潅水タンク
を設置することにより、ポンプなどの動力を用いる事無
く苗に水を送ることができる。
【0069】請求項10記載の苗貯蔵システムによれ
ば、空調吹出し口と空調吸込口間で庫内の空気を対流さ
せることにより、庫内温度分布を一定に保つことができ
る。
【0070】請求項11記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、空調吹出し口を出
入口上部に設置することにより外部の空気が庫内に流入
することが防げ、庫内の温度変化をおさえ、空調負荷も
軽減できる。
【0071】請求項12記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置を空調吹出し口に対し垂直に設置することにより、出
入口にエアーカーテンを形成でき、苗に直接空調の風が
当るのをおさえ、かつ植物苗用照明棚装置を庫内に効率
的に配置出来る。
【0072】請求項13記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置を対面に配置することにより、壁面の反射と対面のも
れ光を利用して苗面照度の均整度の向上を図れ、苗トレ
イの端部の苗に対する光量を補うことができ、苗トレイ
上の全ての苗の光ばらつきを低減させることができ
る。。
【0073】請求項14記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置に可動用キャスタを設置することにより庫内のレイア
ウトを必要に応じて変更できる。
【0074】請求項15記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置が収納庫内にきっちり納まる寸法とすることにより収
納庫を小さくすることができ、設置スペースが小さくて
済み、熱負荷も軽減できる。
【0075】請求項16記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、植物苗用照明棚装
置1つ分以上のスペースを設けることにより収納庫のス
ペースを効率的に利用できる。
【0076】請求項17記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、収納庫外面に覗き
窓を設けることにより庫内扉を開けなくとも、簡易的に
庫内の苗の状態、及び庫内の環境条件が確認できる。庫
内扉の開閉回数を減らすことが出来るので、庫内の温度
を一定に保つことができ、空調負荷を軽減できる。
【0077】請求項18記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、収納庫の外部に操
作スイッチを設けることにより、収納庫外部より操作が
でき庫内扉の開閉回数を滅らすことが出来るので、庫内
の温度を一定に保つことができ、空調負荷を軽減でき
る。
【0078】請求項19記載の苗貯蔵システムによれ
ば、請求項10と同様な効果のほか、収納庫内に潅水タ
ンクを設置することにより、水の水温と庫内温度との差
を最小限にした水を植物に与えることが可能になり、極
端な水道水温度による植物への過度な刺激を減らすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の概略断面図であ
る。
【図2】照明装置の各種の引き出し構造を示す部分断面
図である。
【図3】一部の照明装置のメンテナンス状態を示す断面
図である。
【図4】植物苗用照明棚装置と空調吹出し口および空調
吸込口との関係を示す概略平面図である。
【図5】覗き窓を示し、(a)は縦断面図、(b)は横
断面図である。
【図6】(a)は第2の実施の形態の収納庫の横断面
図、(b)は縦断面図である。
【図7】第3の実施の形態の収納庫の横断面図である。
【図8】第4の実施の形態の収納庫の横断面図である。
【図9】覗き窓の他の実施の形態を示し、(a)は縦断
面図、(b)は正面図である。
【図10】(a)は覗き窓の他の実施の形態の縦断面
図、(b)は覗き窓のさらに他の実施の形態の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 植物苗 2 棚 3 照明装置 3a パネル 5 収納庫 6 空調装置 6a 空調吹出し口 6b 空調吸込口 7 植物苗用照明棚装置 8 水やり装置 25 覗き窓 26 遮光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 37/02 H05B 37/02 H // F21Y 103:00 F21Y 103:00 Fターム(参考) 2B022 AA01 AA05 DA01 DA17 3K014 AA02 PA02 3K073 AA83 AA86 AA87 AB04 AB07 BA28 CA01 CF13 CG15 CG21 CG28 CG42 CJ16 CJ22

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物苗を栽置する複数段の棚を備え、各
    棚の上面を照明する照明装置を前記棚の上部に設けた植
    物苗用照明棚装置において、前記照明装置は棚側面方向
    に引き出し可能に構成したことを特徴とする植物苗用照
    明棚装置。
  2. 【請求項2】 前記照明装置は複数の光源を備え、これ
    ら複数の光源は多灯点灯及び単独点灯を選択可能とした
    請求項1記載の植物苗用照明棚装置。
  3. 【請求項3】 前記光源は各灯あるいは複数灯のグルー
    プで調光可能とした請求項2記載の植物苗用照明棚装
    置。
  4. 【請求項4】 前記照明装置は照明装置上面よりランプ
    交換を可能とした請求項1記載の植物苗用照明棚装置。
  5. 【請求項5】 前記照明装置は照明装置のランプの破損
    を保護する機能を有する請求項1記載の植物苗用照明棚
    装置。
  6. 【請求項6】 前記照明装置は昼夜逆転点灯の照明電源
    タイマを設けた請求項1記載の植物苗用照明棚装置。
  7. 【請求項7】 前記照明装置は照明器具別に点滅するこ
    とを可能とした請求項1記載の植物苗用照明棚装置。
  8. 【請求項8】 前記照明装置は照明器具にセンサを設置
    し、ランプの明るさを一定に保持することを可能とした
    請求項1記載の植物苗用照明棚装置。
  9. 【請求項9】 前記棚は最上部に潅水用タンクを有する
    請求項1記載の植物苗用照明棚装置。
  10. 【請求項10】 断熱構造体からなる収納庫と、この収
    納庫内を空調する空調装置と、複数の棚を有し各棚面を
    照明する照明装置を有する植物苗用照明棚装置と、前記
    植物苗への水やり装置を備えた苗貯蔵システムにおい
    て、前記空調装置は、前記収納庫の一側面上方に空調吹
    出し口を設け、前記一側面から離れた他側面上部に空調
    吸込口を設けたことを特徴とする苗貯蔵システム。
  11. 【請求項11】 前記空調装置は前記空調吹出し口を前
    記収納庫の出入り口の上部に設けた請求項10記載の苗
    貯蔵システム。
  12. 【請求項12】 前記植物苗用照明棚装置を前記空調吹
    出し口に対し垂直方向に設けた請求項10記載の苗貯蔵
    システム。
  13. 【請求項13】 前記収納庫は一対の前記植物苗用照明
    棚装置を対面に設置し、前記収納庫の内部壁面を反射率
    の高い材料で形成した請求項10記載の苗貯蔵システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記収納庫は前記植物苗用照明棚装置
    に可動キャスタを設置した請求項10記載の苗貯蔑シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記収納庫は植物苗用照明棚装置を収
    納できる程度の大きさである請求項10記載の苗貯蔵シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記収納庫内に前記植物苗用照明棚装
    置の1つ分のスペースを設け、前記植物苗用照明棚装置
    を可動にした請求項10記載の苗貯蔵システム。
  17. 【請求項17】 前記収納庫は覗き窓を設置し、前記覗
    き窓は遮光機能を有する請求項10記載の苗貯蔵システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記収納庫の外部に操作装置を設置し
    た請求項10記載の苗貯蔵システム。
  19. 【請求項19】 前記収納庫の内部に潅水タンクを設置
    した請求項10記載の苗貯蔵システム。
JP2001247057A 2001-08-16 2001-08-16 植物苗用照明棚装置および苗貯蔵システム Pending JP2003052246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001247057A JP2003052246A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 植物苗用照明棚装置および苗貯蔵システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001247057A JP2003052246A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 植物苗用照明棚装置および苗貯蔵システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003052246A true JP2003052246A (ja) 2003-02-25

Family

ID=19076470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001247057A Pending JP2003052246A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 植物苗用照明棚装置および苗貯蔵システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003052246A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8181387B2 (en) * 2006-10-19 2012-05-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Plant growth device
JP2013187264A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器
JP2015501655A (ja) * 2011-12-13 2015-01-19 ポッドポニックス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーPodponics, Llc 制御された農業環境における植物成長を最適化するための照明器具システム、方法、および装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8181387B2 (en) * 2006-10-19 2012-05-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Plant growth device
JP2015501655A (ja) * 2011-12-13 2015-01-19 ポッドポニックス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーPodponics, Llc 制御された農業環境における植物成長を最適化するための照明器具システム、方法、および装置
JP2013187264A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5646979B2 (ja) 植物栽培照明・空調ユニットおよび植物栽培設備
ES2436111T3 (es) Invernadero y sistema y procedimiento de control de clima en invernaderos
KR20090003869A (ko) 공기조화기
CN108024510B (zh) 栽培装置以及栽培方法
JPH03504635A (ja) 部屋の空調システム
GB2444981A (en) Computer cooling system
JP2016140249A (ja) 多段式棚及びこれを備えた多段式栽培装置
KR102104435B1 (ko) 공기조화기
US20220174890A1 (en) Method of operating a lighting system for an indoor garden center
JP2003052246A (ja) 植物苗用照明棚装置および苗貯蔵システム
JP5952476B2 (ja) 植物栽培設備
JP4169925B2 (ja) 植物の環境装置
JP5830263B2 (ja) 植物栽培設備
EP2135004B1 (en) A luminaire apparatus
KR102080513B1 (ko) 공기조화기
KR102344833B1 (ko) 커튼형 공기정화 및 냉방 공급장치
US20170359966A1 (en) Grow light system
KR20090116369A (ko) 옥외용 디스플레이 함체
JP2007252614A (ja) ショーケース
JP2021007359A (ja) 培養装置
JP2002022241A (ja) デシカント空調装置
JPH0523723B2 (ja)
JP2000004672A (ja) 植物の人工栽培方法及び装置
KR20030021696A (ko) 버섯 재배 자동화 시스템
CN220528760U (zh) 一种种子光照培养箱