JP2003050616A - 工程モニタシステムおよび工程モニタプログラムを記録した機械読取り可能な記録媒体 - Google Patents

工程モニタシステムおよび工程モニタプログラムを記録した機械読取り可能な記録媒体

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JP2003050616A
JP2003050616A JP2001240898A JP2001240898A JP2003050616A JP 2003050616 A JP2003050616 A JP 2003050616A JP 2001240898 A JP2001240898 A JP 2001240898A JP 2001240898 A JP2001240898 A JP 2001240898A JP 2003050616 A JP2003050616 A JP 2003050616A
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程内の異常発生の原因特定を速やかに行な
う。 【解決手段】 S1において、複数の並行するラインか
らなる複数の工程の生産実績を示す生産実績データを収
集して、生産計画データと収集された生産実績データと
に基づいて、生産の進捗を算出すると、算出された生産
進捗は、S2において出力される。ここで、生産進捗
は、全体について算出されるとともに、工程ごと、ライ
ンごと、ラインの投入ごと、およびラインの払出しごと
に算出される。それゆえに、出力内容を確認すること
で、全体として生産進捗に遅れが生じているか否か、ま
たは工程ごと、ラインごと、ラインの投入ごと、および
ラインの払出しごとに生産進捗の遅れの発生の有無を把
握できるから、生産を遅らせている異常の原因を特定し
て対策を講じることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は工程モニタシステ
ムおよび工程モニタプログラムを記録した機械読取り可
能な記録媒体に関し、特に工程内の異常の早期発見とそ
の原因特定をするための工程モニタシステムおよび工程
モニタプログラムを記録した機械読取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】特開
平6−325048号公報においては、生産設備に基づ
いて必要なデータ(生産情報データ)をリアルタイムに
収集し、生産情報データに従い生産の稼働、非稼働、停
止などの状態を検出し、端末に検出した状態を表示する
技術が開示されている。
【0003】このような技術では、生産設備の多い工場
では、工程内の異常箇所の発見に手間がかかったり、異
常発生した場合、異常発生の原因がわかりにくい。ま
た、その結果、対策・処置の意思決定が遅れがちになる
などの課題が残っていた。
【0004】それゆえにこの発明の目的は、工程内の異
常発生の原因特定を速やかに行なうことができる工程モ
ニタシステムおよび工程モニタプログラムを記録した機
械読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
る工程モニタシステムは、投入された製品を生産して払
出す複数の並行するラインからなる複数の工程の生産実
績を示す生産実績データを収集する生産実績収集手段
と、複数ラインからなる複数工程における生産計画を示
す生産計画データと、生産実績収集手段により収集され
た生産実績データとに基づいて、生産の進捗を算出する
生産進捗算出手段と、生産進捗算出手段により算出され
た生産進捗を出力する進捗出力手段とを備える。そし
て、生産進捗算出手段は、生産進捗を全体について算出
するとともに、工程ごと、ラインごと、ラインの投入ご
と、およびラインの払出しごとに算出することを特徴と
する。
【0006】したがって、生産計画データと収集された
生産実績データとに基づいて、生産進捗を全体について
算出し、工程ごと、ラインごと、ラインの投入ごと、お
よびラインの払出しごとにも算出して、出力することが
できる。
【0007】それゆえに、出力された生産進捗内容を確
認することで、全体として生産進捗に遅れが生じている
か否か、または工程ごと、ラインごと、ラインの投入ご
と、およびラインの払出しごとに生産進捗の遅れの発生
の有無を把握できる。このことから、生産進捗が遅れて
いる箇所を簡単に特定できるから、該箇所で生産を遅ら
せている異常の原因を特定して対策を講じることが速や
かにできる。
【0008】上述の工程モニタシステムでは、生産進捗
算出手段により算出された生産進捗が所定基準よりも遅
れが生じていることを示すときは、警告が報知されるこ
とを特徴とする。
【0009】したがって、警告が報知されることによ
り、生産進捗が所定基準よりも遅れていることを速やか
に知ることができる。
【0010】上述の工程モニタシステムでは、警告は、
複数ラインにおいて遅れが生じている箇所を特定して表
示することにより報知されることを特徴とする。
【0011】したがって、生産進捗が遅れている場合に
は、複数ラインにおいて遅れが生じている箇所を簡単に
特定できる。
【0012】上述の工程モニタシステムでは、生産進捗
算出手段により算出された所定期間の生産実績データの
履歴をリアルタイムに示す実績履歴データと、所定期間
に対応する生産計画データとが併せて表示されることを
特徴とする。
【0013】したがって、リアルタイムに示される生産
実績データと生産計画データとの間で偏差が生じたタイ
ミングにおいて、生産実績を向上させるような処置を速
やかに講じることができるから、生産計画に生産実績を
追従させるようにすることが容易に可能となる。
【0014】上述の工程モニタシステムは複数工程のう
ちの所定の工程と、該所定工程の次位の工程との生産進
捗算出手段により算出された生産進捗を関連付けて表示
することを特徴とする。
【0015】したがって、所定工程と次位工程の生産進
捗は関連付けて表示されるので、次位工程での生産進捗
が遅れている場合には、その前工程である所定工程の生
産進捗の遅れに起因しているか否かの判断が容易に可能
となる。
【0016】上述の工程モニタシステムは、製品に不良
現象が生じていることを示すライン落ちデータを複数ラ
インの複数ポイントにおいて収集するライン落ち収集手
段と、ライン落ち収集手段により収集されたライン落ち
データを出力するライン落ち出力手段とをさらに備え
る。そして、ライン落ち収集手段は、工程ごと、ライン
ごと、ポイントごと、および不良現象の種類ごとにライ
ン落ちデータを収集することを特徴とする。
【0017】したがって、製品に不良現象が生じている
ことを示すライン落ちデータを工程ごと、ラインごと、
複数ラインの複数ポイントごと、および不良現象の種類
ごとに出力することができる。
【0018】それゆえに、出力内容を確認することで、
製品に不良現象が生じている箇所を工程ごと、ラインご
と、複数ラインの複数ポイントごとに把握できるととも
に、および不良現象の種類ごとに把握できる。このこと
から、製品に不良現象が生じている箇所と不良現象の種
類を簡単に特定できるから、不良現象についての対策を
速やかに講じることができる。
【0019】上述の工程モニタシステムでは、ライン落
ち収集手段により収集されたライン落ちデータが所定基
準データを超えていることを示すときは、警告が報知さ
れることを特徴とする。
【0020】したがって、警告が報知されることによ
り、ライン落ちデータが所定基準データを超えてしま
い、生産進捗に悪影響を及ぼすよう事態にあることを速
やかに知ることができる。
【0021】上述の工程モニタシステムでは、警告は、
複数ポイントのうちライン落ちデータが所定基準データ
を超えているポイントを特定して表示することにより報
知されることを特徴とする。
【0022】したがって、ライン落ちデータが所定基準
データを超えてしまい、製品に不良現象が多く発生して
いるポイントを簡単に特定できる。
【0023】この発明の他の局面に係る工程モニタシス
テムは、投入された製品を生産して払出す複数の並行す
るラインからなる複数の工程をモニタする工程モニタシ
ステムであって、製品に不良現象が生じていることを示
すライン落ちデータをラインの複数ポイントにおいて収
集するライン落ち収集手段と、ライン落ち収集手段によ
り収集されたライン落ちデータを出力するライン落ち出
力手段とを備える。そして、ライン落ち収集手段は、工
程ごと、ラインごと、ポイントごと、および不良現象の
種類ごとにライン落ちデータを収集することを特徴とす
る。
【0024】したがって、製品に不良現象が生じている
ことを示すライン落ちデータを工程ごと、ラインごと、
複数ラインの複数ポイントごと、および不良現象の種類
ごとに出力することができる。
【0025】それゆえに、出力内容を確認することで、
製品に不良現象が生じている箇所を工程ごと、ラインご
と、複数ラインの複数ポイントごとに把握できるととも
に、および不良現象の種類ごとに把握できる。このこと
から、製品に不良現象が生じている箇所と不良現象の種
類を簡単に特定できるから、不良現象についての対策を
速やかに講じることができる。
【0026】上述の工程モニタシステムでは、ライン落
ち収集手段により収集されたライン落ちデータが所定基
準データを超えていることを示すときは、警告が報知さ
れることを特徴とする。
【0027】したがって、警告が報知されることによ
り、ライン落ちデータが所定基準データを超えてしま
い、生産進捗に悪影響を及ぼすよう事態にあることを速
やかに知ることができる。
【0028】上述の工程モニタシステムでは、警告は、
複数ポイントのうちライン落ちデータが所定基準データ
を超えているポイントを特定して表示することにより報
知されることを特徴とする。
【0029】したがって、ライン落ちデータが所定基準
データを超えてしまい、製品に不良現象が多く発生して
いるポイントを簡単に特定できる。
【0030】上述の工程モニタシステムは、複数の工程
の生産実績を示す生産実績データを収集する生産実績収
集手段と、複数ラインからなる複数工程における生産計
画を示す生産計画データと、生産実績収集手段により収
集された生産実績データとに基づいて、生産の進捗を算
出する生産進捗算出手段と、生産進捗算出手段により算
出された生産進捗を出力する進捗出力手段とをさらに備
える。そして、生産進捗算出手段は、生産進捗を全体に
ついて算出するとともに、工程ごと、ラインごと、ライ
ンの投入ごと、およびラインの払出しごとに算出するこ
とを特徴とする。
【0031】したがって、生産計画データと収集された
生産実績データとに基づいて、生産進捗を全体について
算出し、工程ごと、ラインごと、ラインの投入ごと、お
よびラインの払出しごとにも算出して、出力することが
できる。
【0032】それゆえに、出力された生産進捗内容を確
認することで、全体として生産進捗に遅れが生じている
か否か、または工程ごと、ラインごと、ラインの投入ご
と、およびラインの払出しごとに生産進捗の遅れの発生
の有無を把握できる。このことから、生産進捗が遅れて
いる箇所を簡単に特定できるから、該箇所で生産を遅ら
せている異常の原因を特定して処置を講ずることが速や
かに可能となる。
【0033】上述の工程モニタシステムでは、生産進捗
算出手段により算出された生産進捗が所定基準よりも遅
れが生じていることを示すときは、警告が報知されるこ
とを特徴とする。
【0034】したがって、警告が報知されることによ
り、生産進捗が所定基準よりも遅れていることを速やか
に知ることができる。
【0035】上述の工程モニタシステムでは、警告は、
複数ラインにおいて遅れが生じている箇所を特定して表
示することにより報知されることを特徴とする。
【0036】したがって、生産進捗が遅れている場合に
は、複数ラインにおいて遅れが生じている箇所を簡単に
特定できる。
【0037】上述の工程モニタシステムでは、生産進捗
算出手段により算出された所定期間の生産実績データの
履歴をリアルタイムに示す実績履歴データと、所定期間
に対応する生産計画データとが併せて表示されることを
特徴とする。
【0038】したがって、リアルタイムに示される生産
実績データと生産計画データとの間で偏差が生じたタイ
ミングにおいて、生産実績を向上させるような処置を速
やかに講じることができるから、生産計画に生産実績を
追従させるようにすることが容易に可能となる。
【0039】上述の工程モニタシステムは複数工程のう
ちの所定の工程と、該所定工程の次位の工程との生産進
捗算出手段により算出された生産進捗を関連付けて表示
することを特徴とする。
【0040】したがって、所定工程と次位工程の生産進
捗は関連付けて表示されるので、次位工程での生産進捗
が遅れている場合には、その前工程である所定工程の生
産進捗の遅れに起因しているか否かの判断が容易に可能
となる。
【0041】この発明のさらなる他の局面に係る工程モ
ニタ方法は、投入された製品を生産して払出す複数の並
行するラインからなる複数の工程をモニタする工程モニ
タ方法であって、複数ラインからなる複数工程における
生産実績を示す生産実績データを収集する生産実績収集
ステップと、複数ラインからなる複数工程における生産
計画を示す生産計画データと、生産実績収集ステップに
おいて収集された生産実績データとに基づいて、生産の
進捗を算出する生産進捗算出ステップと、生産進捗算出
ステップにおいて算出された前記生産進捗を出力する進
捗出力ステップとを備えて、生産進捗算出ステップで
は、生産進捗は全体について算出されるとともに、工程
ごと、ラインごと、ラインの投入ごと、およびラインの
払出しごとに算出されることを特徴とする。
【0042】この発明のさらなる他の局面に係る工程モ
ニタ方法は、投入された製品を生産して払出す複数の並
行するラインからなる複数の工程をモニタする方法であ
って、製品に不良現象が生じていることを示すライン落
ちデータをラインの複数ポイントにおいて収集するライ
ン落ち収集ステップと、ライン落ち収集ステップにより
収集されたライン落ちデータを出力するライン落ち出力
ステップとを備えて、ライン落ち収集ステップは、工程
ごと、ラインごと、ポイントごと、および不良現象の種
類ごとにライン落ちデータを収集することを特徴とす
る。
【0043】この発明のさらなる他の局面に係る工程モ
ニタプログラムは、上述の工程モニタ方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムである。
【0044】この発明のさらなる他の局面に係る機械読
取り可能な記録媒体には上述の工程モニタプログラムが
記録される。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の各形態に
ついて説明する。
【0046】(実施の形態1)図1にこの発明の実施の
形態1による工程モニタシステムのハードウェア構成例
を工場レイアウトとともに示す。図1のシステムは基板
工程と仕上工程とを有する。仕上工程では、製品の組立
・総合検査および梱包を行なっている。仕上工程は生産
の最終工程である。また、基板工程では、仕上工程の前
工程として製品の基板の組立および検査を行なう。ここ
では、生産工程は2工程からなるとしているが、工程数
はこれに限定されない。また、各工程は並行して製品の
生産が行われるAライン〜Dラインを含むが、ライン数
はこれに限定されない。
【0047】図1のシステムは、管理室において生産実
績とライン落ち(製品に不良現象が生じていること)情
報を記憶するためのホストコンピュータ3とホストコン
ピュータ3に記憶されるデータを加工し、表示するため
の管理端末5を備えて、各工程において、該工程内の生
産実績を収集する生産実績収集装置1、該工程のライン
の複数のポイントに設置されてライン落ち情報を入力す
るためのライン落ち入力装置2、生産実績およびライン
落ち情報をホストコンピュータ3に転送するためのLA
N(ローカルエリアネットワークの略)4、該工程のラ
イン落ち情報を複数のライン落ち入力装置2から収集す
るためのライン落ち収集装置6および各ラインの先頭と
最後にそれぞれ設置されて該ラインの生産実績を検出し
て生産実績収集装置1に出力するためにフォトセンサや
リミットスイッチなど生産実績収集センサ7を備える。
【0048】図2は、本実施の形態1によるソフトウェ
ア構成を示す図であり、ホストコンピュータ3に転送さ
れてきた生産実績およびライン落ち情報を処理し管理端
末5で各種の情報を提示するためのソフトウェア構成を
示す。
【0049】図3は、この発明の実施の形態1による基
板工程および仕上工程における製品の不良現象を特定す
るための不良マスタデータ43Dを示す図である。不良
マスタデータ43Dは図2の不良マスタ記憶部43に格
納されて、図示されるように想定される複数種類の不良
現象それぞれについて、該不良現象を識別するための不
良コードA1、不良項目A2および不良内容A3を含
む。
【0050】仕上工程および基板工程のラインは1対1
の対応になっている。たとえば、基板工程のAラインで
生産された基板は仕上工程のAラインで生産され、Bラ
イン、CラインおよびDラインで生産されることはな
い。同様に基板工程のBラインで生産された基板は仕上
工程のBラインに、基板工程のCラインで生産された基
板は仕上工程のCラインに、基板工程のDラインで生産
された基板は仕上工程のDラインに供給される。
【0051】各ラインの製品の投入側(先頭)および製
品の払出し側(最後)にはそれぞれ、通過する製品の台
数をカウントして、カウント値(生産数)である生産実
績を検出して出力するため生産実績収集センサ7が設け
られる。各ラインの検査員にはライン落ち入力装置2
(テンキーボードなど)が予め配布されて、対応するラ
イン上の製品に不良現象を検出した(ライン落ちが生じ
た)場合に、検出した不良現象に該当する不良コードA
1をライン落ち入力装置2から入力する。生産実績収集
センサ7、ライン落ち入力装置2、生産実績収集装置1
およびライン落ち収集装置6それぞれには、一意に識別
するための固有のID情報が予め割当てられている。
【0052】次に、システムに予め登録されているマス
タデータについて図2〜図13を参照して説明する。
【0053】図4は本実施の形態1による生産実績収集
装置のマスタデータを示す図である。図4を参照してマ
スタデータ32Dは、生産実績収集装置1と生産実績収
集センサ7のID情報B1とB2により特定される複数
の組ごとに対応する工程B3、ラインB4、投入/払出
し側B5および警告判断基準B6を含む。警告判断基準
B6は、所定レベルと比較した場合の生産台数の遅れの
台数B61および単位時間あたりの遅れ台数を示す遅れ
の勾配(台/分)B62を含み、生産実績が該警告判断
基準B6にまで達すると警告が発せられる。警告判断基
準B6は生産計画または生産能力に応じて任意に設定さ
れてよい。図4のマスタデータ32Dは図2の生産実績
収集装置マスタ記憶部32に予め記憶される。
【0054】図5は本実施の形態1によるライン落ち収
集装置のマスタデータ47Dを示す図である。図5を参
照してマスタデータ47Dは、ライン落ち収集装置6と
ライン落ち入力装置2のID情報C1とC2により特定
される複数組のそれぞれについて、対応する工程C3、
ラインC4、検査員C5および警告判断基準C6を含
む。警告判断基準C6は、ライン落ちの件数C61およ
び単位時間あたりのライン落ち件数を示す勾配(件/
分)C62を含み、収集の結果、ライン落ち件数が該警
告判断基準C6にまで達すると警告が発せられる。警告
判断基準C6は生産計画または生産能力に応じて任意に
設定されてよい。図5のマスタデータ47Dは図2のラ
イン落ち収集装置マスタ記憶部47に予め記憶される。
【0055】図6は本発明の実施の形態1による自工程
と前工程とを関連づけるための工程間マスタデータ40
Dを示す図である。図6を参照してマスタデータ40D
は、自工程D1と前工程D2を含み、自工程D1は工程
名とライン名からなる複数の組を含み、自工程D2は工
程名とライン名からなる複数の組を含む。図6のマスタ
データ40Dは図2の工程間マスタ記憶部40に予め登
録される。図6では、前述したように仕上(自)工程お
よび基板(前)工程のラインは1対1に対応付けされて
いる。
【0056】図7は本実施の形態1による生産実績オブ
ジェクトデータ35Dの一例を示す図であり、図2の生
産実績オブジェクトデータ記憶部35に予め記憶され
る。図7の生産実績オブジェクトデータ35Dは、生産
実績の異常(生産の遅れ)を管理端末5またはホストコ
ンピュータ3の画面上で知らせるために必要なマスタデ
ータを含む。具体的には、生産実績収集装置1と生産実
績収集センサ7のID情報E1とE2からなる複数の組
のそれぞれについて、画面表示のための座標データに従
う幾何学的情報E3と色E4を含む。色E4は生産実績
が正常であるときは白で表示することを示し、異常であ
るときはその旨を、たとえばフラッシング(赤色と白色
で交互に表示)モードで表示することを示す。なお、異
常表示モードは、フラッシング表示に限定されず、他の
表示態様であってもよい。
【0057】図8は、本実施の形態1によるライン落ち
オブジェクトデータ48Dの一例を示す図であり、図2
のライン落ちオブジェクトデータ記憶部48に予め格納
される。図8においては、ライン落ちの異常を管理端末
5またはホストコンピュータ3の画面で知らせるために
必要なマスタデータが示される。図8のマスタデータ4
8Dはライン落ち収集装置6とライン落ち入力装置2の
ID情報F1とF2からなる複数組のそれぞれについ
て、対応する画面表示のための座標データに従う幾何学
的情報F3と色F4を含む。色F4はライン落ちが正常
であるときは白で表示することを示し異常であるときは
フラッシングモードで表示することを示す。 図9は図
7と図8のデータを説明するための補足図である。図7
および図8の幾何学的情報E3とF3に従えば図9に示
されるようにライン落ち入力装置2および生産実績収集
センサ7に対応のオブジェクト(矩形)が表示される。
【0058】次に、生産実績情報およびライン落ち情報
を収集する手順について説明する。図10、図11およ
び図12は本発明の実施の形態1による生産実績デー
タ、ライン落ちデータおよび生産計画データの説明図で
ある。図10の生産実績データ33Dは生産実績記憶部
33に記憶されて、複数の生産実績計上日時G1、日時
G1のそれぞれについて該日時G1において生産実績を
収集してホストコンピュータ3に伝送(計上)した生産
実績収集装置1と生産実績収集センサ7のID情報G2
とG3、および計上された実績台数G4を含む。
【0059】図11のライン落ちデータ46Dはライン
落ちデータ記憶部46に記憶されて、複数のライン落ち
日時H1、日時H1のそれぞれについて該日時H1にお
いてライン落ちを検出したライン落ち収集装置6とライ
ン落ち入力装置2のID情報H2とH3、検出されたラ
イン落ちの不良コードH4および検出されたライン落ち
の件数H5を含む。
【0060】各ラインの投入側および払出し側の生産実
績は生産実績収集センサ7で収集され、生産実績収集装
置1およびLAN4を介してホストコンピュータ3へ転
送されて生産実績データ33Dとして生産実績記憶部3
3に格納される。同様にライン落ち入力装置2より入力
されたライン落ち情報はライン落ち収集装置6で収集さ
れLAN4を介してホストコンピュータ3へ転送されて
ライン落ちデータ46Dとしてライン落ちデータ記憶部
46に格納される。
【0061】図12の生産計画データ31Dは図2の生
産計画記憶部31に予め格納されている。生産計画デー
タ31Dは、計画される生産日I1、生産日I1のそれ
ぞれについて生産実績を収集するために用いられる生産
実績収集装置1と生産実績収集センサ7のID情報I2
とI3、計画される生産台数I4、および計画される生
産開始と終了の時刻I5とI6を含む。
【0062】図13は、本発明の実施の形態1による処
理フローチャートである。図2のソフトウェア構成およ
び図13のフローチャートを参照して生産工程における
異常を解析する処理手順を説明する。図13のフローチ
ャートは、定期的に実行される。
【0063】図13のステップS1(以下、ステップS
は単にSと略す)では工程別ライン別の生産進捗算出部
34は、生産計画記憶部31に予め記憶された生産計画
データ31D、生産実績記憶部33に逐次記憶される生
産実績データ33Dおよび生産実績収集装置マスタ記憶
部32に逐次記憶される生産実績収集装置マスタデータ
32Dに基づいて生産進捗を工程別およびライン別に算
出する。
【0064】具体的には、まず、生産実績収集装置1別
(ID情報別)、生産実績収集センサ7別(ID情報
別)に現時刻の生産計画台数を算出する。この算出は、
生産計画データ31Dの対応する生産開始時刻I5から
現時刻までの経過時間を求めて、現時刻生産計画台数を
次式(1)にて算出する。
【0065】 現時刻生産計画台数=(日産台数I4×(算出された経過時間))÷(生産 終了時刻I6−生産開始時刻I5)…(式1) 次に、生産実績データ33Dを参照して生産実績収集装
置1別(ID情報別)および生産実績収集センサ7別
(ID情報別)に、生産実績台数G4の累計台数を算出
する。生産進捗は、生産実績台数G4の累計台数と式1
で求めた現時刻の生産計画台数との差異をとることによ
り算出できる。生産実績収集装置1および生産実績収集
センサ7は、それぞれID情報を持っているので、図4
の生産実績収集装置マスタデータ32Dを参照すること
により、対応する工程B3、ラインB4、および投入/
払出しB5が特定できるから、工程別、ライン別、投入
/払出し別の生産進捗を算出できる。算出された生産進
捗は、生産進捗記憶部36に格納される。
【0066】S2では、生産進捗記憶部36に格納され
たせ生産進捗に基づいて生産進捗の遅れの有無を判定
し、遅れがあると判定された場合は生産進捗表示部37
において生産進捗を表示し、遅れがないと判定された場
合はS3へ進む。
【0067】図14は本実施の形態1による生産進捗算
出結果の説明図である。図15は、本実施の形態1によ
る生産進捗算出結果の表示例を示す図である。上述した
ような手順に従う生産進捗の算出の結果は図14に示さ
れるに算出された時刻、工程、ライン、投入/払出し、
現時刻累計計画台数、累計生産実績台数および生産進捗
の組合せで、生産進捗記憶部36に記憶される。生産進
捗表示部37では図15のようにグラフ表示される。図
15では横軸に工程、ラインをとり縦軸に図14の対応
の生産進捗を棒グラフ表示すれば工程ごと、ラインご
と、投入側ごとおよび払出し側ごとの生産進捗が容易に
把握できる。
【0068】ここでは、生産進捗の遅れがあるときのみ
図15のように表示するとしているが、遅れの有無にか
かわらず生産進捗を工程ごと、ラインごと、投入側ごと
および払出し側ごとに表示するようにしてもよい。
【0069】図16は本実施の形態1による生産台数の
履歴を説明する図である。図16に示すように横軸には
生産開始時刻〜生産終了時刻が、縦軸には生産台数がと
られて、生産終了時刻と日産台数により決定される点と
原点とを結んで当日の生産計画(図中の太い実線を参
照)を描画して、さらに前述した手順で生産進捗算出部
34により求めた生産実績累計台数を各時刻ごとのリア
ルタイムにプロットしていくと(図中の細い実線参
照)、当日の生産台数の履歴(変遷)がわかり、生産実
績はどの時刻で生産計画からの遅れを生じているかを示
す全体としての生産進捗がリアルタイムに一目で把握で
きる。図16の画面は生産進捗表示部37を介して表示
される。したがって、リアルタイムに示される生産実績
と生産計画との間で偏差が生じたタイミングを特定し
て、生産実績を向上させるような処置を速やかに講じる
ことができるから、生産実績を生産計画に追従させるよ
うにすることが可能となる。
【0070】S3では、生産異常判定部38はS1で算
出した生産進捗をもとに、生産の異常を判定し、工程に
おける異常箇所を生産異常表示部39を介して表示す
る。具体的には、図4の生産実績収集装置マスタデータ
32Dに示すように生産実績収集装置1のID情報と生
産実績収集センサ7のID情報とに基づいて対応する工
程B3、ラインB4、投入/払出しB5別に警告判断基
準B6を検索できる。また、検索された工程B3、ライ
ンB4、投入/払出しB5をキーにして、図14に示す
生産進捗記憶部36の対応の生産進捗を検索する。その
結果、検索された生産進捗が、検索された対応の警告判
断基準B6の遅れB61で示される生産の遅れよりも大
きい遅れを示す場合は異常と判断し、そうでなければ正
常と判断する。これにより工程別、ライン別および投入
/払出し別に生産の進捗が正常か異常かを判断できる。
ここでは、判断基準として遅れB61を用いたが、警告
判断基準として遅れの勾配B62を用いることも可能
で、その場合には生産進捗の遅れの判定をより精度よく
行うことができる。
【0071】次に、生産異常表示部39を介して異常箇
所を表示するための手法について述べる。
【0072】生産実績オブジェクトデータ35Dにおい
ては、生産実績装置1のID情報と生産実績センサ7の
ID情報に基づいて、対応する生産実績収集センサ7の
位置でその形状(この例では矩形)を描くための幾何学
的情報E3を検索できる。このとき、前述の判定結果、
生産に異常がないと判定されたとき(正常時)は対応の
幾何学的情報E3に従う矩形内を白色で表示し、異常が
発生したときは対応の矩形内の色をフラッシングして表
示する。
【0073】図4の生産実績収集装置1のID情報と生
産実績収集センサ7のID情報をキーとして工程B3、
ラインB4、投入/払出しB5を検索する。図7の生産
実績収集装置1のID情報と生産実績収集センサ7のI
D情報より工程、ライン、投入/払出しの生産実績収集
センサ7を描くための幾何学的情報E3を検索する。前
述のようにして得た工程B3別、ラインB4別、投入/
払出しB5別の警告判断基準B6に基づく生産異常判断
結果より正常時はセンサ(矩形)内の色を白色に、異常
時はフラッシングの描画モードにする。これらの幾何学
的情報および描画モードの情報をもとに図形描画ツール
を使い、生産異常表示部39を介して表示すれば、図1
7に示すような画面表示が得られる。なお、この例で
は、異常箇所をよりわかりやすくするため、図形描画ツ
ールで工場レイアウト図も併せて示している。また、こ
こでは異常箇所に対応の生産実績収集センサ7をフラッ
シングの代わりに斜線で示している。したがって、フラ
ッシング表示されている生産実績収集センサ7の表示位
置を確認することで、フラッシング表示されている生産
実績収集センサ7に対応する工程、ライン、投入側およ
び払出し側で生産進捗が遅れていること、すなわち生産
ラインにおいて生産進捗の遅れが発生している個所を確
認できる。
【0074】図15に表示されている生産進捗について
図18と併せて説明する。図15を参照してわかるよう
にAラインでは生産に関して投入、払出しともやや遅れ
ているが遅れはそれほど大きくなく、図17では警告表
示はされていない。同様にBラインでは、投入、払出し
とも遅れが大きい。その原因の1つに前工程の遅れが考
えられる。
【0075】S4では前工程生産進捗判定部41により
前工程の生産進捗の遅れが判定されて、判定結果は、前
工程遅れ表示部42を介して表示される。工程間マスタ
データ40Dには図6に示すように、自工程とその前工
程とが、工程、ラインで関連づけられている。たとえ
ば、仕上工程がBラインの前工程は基板工程のBライン
であることがわかる。生産進捗の異常が発生している工
程およびラインをキーにして、工程間マスタデータ40
Dを検索し、生産進捗記憶部36の生産進捗により自工
程およびその前工程の生産進捗を計算し、結果を前工程
遅れ表示部42を介して表示する。その表示例が図18
に示される。
【0076】図18では前工程である基板工程の払出し
で遅れが発生しており、その影響を自工程である仕上工
程が受けていることが考えられる。
【0077】図15で仕上工程のCラインについて見る
と、投入の遅れは大きくないが払出しで遅れが大きい。
【0078】図17では、仕上工程のCラインの検査員
でライン落ちの異常(斜線)が表示されており、ライン
落ちの影響が大きいと考えられる。
【0079】S5では、ライン落ち状況の異常判定部4
4によりライン落ち状況の異常判定がなされる。この異
常判定方法について説明する。
【0080】ライン落ちデータ記憶部46には図10に
示されるようなライン落ちデータ46Dが記憶されてい
ると想定する。ライン落ちデータ46Dの不良コードH
4に基づいて図3の不良マスタデータ43Dを検索する
と、対応の不良項目A2を特定できる。また、ライン落
ちデータ46Dのライン落ち収集装置のID情報および
ライン落ち入力装置のID情報H2およびH3に基づい
て図5のライン落ち収集装置マスタデータ47Dを検索
すると、対応の工程C3、ラインC4、検査員C5およ
びライン落ち警告の判定基準C6を特定できる。このよ
うにして特定された情報に基づいて工程別、ライン別、
ライン落ち入力装置2に対応の検査員別および不良項目
別にライン落ち件数を集計できる。その結果の一例が図
19(A)〜(C)のように画面表示される。
【0081】図19(A)には、仕上工程のライン別の
ライン落ち件数が示されて、図19(B)では図19
(A)のCラインにおける検査員FC1〜FC5別のラ
イン落ち件数が、対応の警告判断基準C6(破線)とと
もに示されて、図19(C)では、Cラインの検査員F
C3においてライン落ちしている製品に対応の不良項目
A2のそれぞれについてのライン落ち件数J1が示され
る。
【0082】上述のライン落ちデータ46Dおよびライ
ン落ちオブジェクトデータ48Dをもとに、S3と同様
の方法にて、ライン落ち警告表示部45を介して工程に
おけるライン落ち異常の発生箇所を工場レイアウト図と
ともに表示する。この場合の表示画面はたとえば図17
のようになる。図示されるようにライン落ちの多い検査
員の部分を図中斜線部のように赤色表示あるいはフラッ
シング表示することが可能である。
【0083】なお、本実施の形態では、検査員がライン
落ち入力装置2から不良コードを手動入力しているが、
不良コードの入力方法はこれに限定されない。つまり、
製品表面の傷などを不良内容として検出する場合には、
そのためのセンサを設けて、該センサの検出出力に基づ
いて対応の不良コードが導出されるようにしてもよい。
【0084】(実施の形態2)図20は、この発明の実
施の形態2に係る工程モニタシステムが搭載されるコン
ピュータのハードウェア構成図である。上述の処理手順
は、ホストコンピュータ3において実行されて、その結
果はホストコンピュータ3または管理端末5にて表示さ
れてもよいし、管理端末5において実行されて、その結
果はホストコンピュータ3または管理端末5にて表示さ
れてもよい。いずれの場合でもホストコンピュータ3ま
たは管理端末5は図20に示されるような構成を有す
る。
【0085】図20を参照してコンピュータはCPU
(中央処理装置の略)122、CRT(陰極線管)など
からなるモニタ110、キーボード150、マウス16
0、ROM(Read Only Memory)またはRAM(ラン
ダムアクセスメモリの略)を含んで構成されるメモリ1
24、固定ディスク126、FD(フレキシブルディス
ク)132が着脱自在に装着されて、装着されたFD1
32をアクセスするFD駆動装置130、CD−ROM
(Compact Disc Read Only Memory)142が着脱
自在に装着されて、装着されたCD−ROM142をア
クセスするCD−ROM駆動装置140、LAN4およ
びインターネットなどの各種の通信回線が適用される通
信ネットワーク182と、該コンピュータとを通信接続
するための通信インターフェィス180を含む。これら
の各部はバスを介して通信接続される。
【0086】コンピュータには、カセット形式の磁気テ
ープが着脱自在に装着されて磁気テープをアクセスする
磁気テープ装置が設けられてもよい。
【0087】上述の各記憶部のデータはメモリ124ま
たは固定ディスク126に格納される。
【0088】上述の工程モニタシステムの処理機能はプ
ログラムで実現される。本実施の形態では、このプログ
ラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納され
る。
【0089】本実施の形態では、この記録媒体として、
図20に示されているコンピュータで処理が行なわれる
ために必要なメモリ、たとえばメモリ124のROM5
1そのものがプログラムメディアであってもよいし、ま
た外部記憶装置として磁気テープ装置およびCD−RO
M駆動装置140などのプログラム読取装置が設けら
れ、そこに記憶媒体である磁気テープまたはCD−RO
M142が挿入されることで読取可能なプログラムメデ
ィアであってもよい。いずれの場合においても、格納さ
れているプログラムはCPU122がアクセスして実行
させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合も
プログラムが一旦読出されて、読出されたプログラム
は、図20の所定のプログラム記憶エリア、たとえばメ
モリ124のRAMのプログラム記憶エリアにロードさ
れて、CPU122により読出されて実行される方式で
あってもよい。
【0090】ここで、上述したプログラムメディアはコ
ンピュータ本体と分離可能に構成される記録媒体であ
り、固定的にプログラムを担持する媒体であってよい。
たとえば磁気テープやカセットテープなどのテープ系、
FDや固定ディスク126などの磁気ディスクやCD−
ROM142/MO(Magnetic Optical Disc)/M
D(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Dis
c)などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモ
リカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいは
マスクROM、EPROM(Erasable and Programma
ble ROM)、EEPROM(Electrically EPRO
M)、フラッシュROMなどによる半導体メモリであっ
てよい。
【0091】また、上述したプログラムメディアは流動
的にプログラムを担持する媒体であってもよい。つま
り、本実施の形態においては、コンピュータはインター
ネットを含む通信ネットワーク182と接続可能な構成
が採用されているから、通信ネットワーク182からプ
ログラムがダウンロードされるような媒体であってもよ
い。
【0092】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による工程モニタシ
ステムのハードウェア構成例を工場レイアウトとともに
示す図である。
【図2】 本実施の形態1によるソフトウェア構成を示
す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による基板工程およ
び仕上工程における製品の不良現象を特定するための不
良マスタデータを示す図である。
【図4】 本実施の形態1による生産実績収集装置のマ
スタデータを示す図である。
【図5】 本実施の形態1によるライン落ち収集装置の
マスタデータを示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による自工程とその前
工程とを関連づけるための工程間マスタデータを示す図
である。
【図7】 本実施の形態1による生産実績オブジェクト
データ35Dの一例を示す図である。
【図8】 本実施の形態1によるライン落ちオブジェク
トデータ48Dの一例を示す図である。
【図9】 図7と図8のデータを説明するための補足図
である。
【図10】 本発明の実施の形態1による生産実績デー
タの説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態1によるライン落ちデ
ータの説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態1による生産計画デー
タの説明図である。
【図13】 本発明の実施の形態1による処理フローチ
ャートである。
【図14】 本実施の形態1による生産進捗算出結果の
説明図である。
【図15】 本実施の形態1による生産進捗算出結果の
表示例を示す図である。
【図16】 本実施の形態1による生産台数の履歴を説
明する図である。
【図17】 本実施の形態1による画面表示例を示す図
である。
【図18】 本実施の形態による自工程と前工程との生
産進捗の関連を説明するための図である。
【図19】 (A)〜(C)は本実施の形態1によるラ
イン落ち件数の集計結果の説明図である。
【図20】 この発明の実施の形態2に係る工程モニタ
システムが搭載されるコンピュータのハードウェア構成
図である。
【符号の説明】
1 生産実績収集装置、2 ライン落ち入力装置、3
ホストコンピュータ、4 LAN、5 管理端末、6
ライン落ち収集装置、7 生産実績収集センサ、37
生産進捗表示部、38 生産異常判定部、39 生産異
常表示部、41前工程生産進捗判定部、42 前工程遅
れ表示部、44 ライン落ち状況の異常判定部、45
ライン落ち警告表示部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された製品を生産して払出す複数の
    並行するラインからなる複数の工程の生産実績を示す生
    産実績データを収集する生産実績収集手段と、 前記複数ラインからなる前記複数工程における生産計画
    を示す生産計画データと、前記生産実績収集手段により
    収集された前記生産実績データとに基づいて、生産の進
    捗を算出する生産進捗算出手段と、 前記生産進捗算出手段により算出された前記生産進捗を
    出力する進捗出力手段とを備えて、 前記生産進捗算出手段は、前記生産進捗を全体について
    算出するとともに、前記工程ごと、前記ラインごと、前
    記ラインの投入ごと、および前記ラインの払出しごとに
    算出することを特徴とする、工程モニタシステム。
  2. 【請求項2】 前記生産進捗算出手段により算出された
    前記生産進捗が所定基準よりも遅れが生じていることを
    示すときは、警告が報知されることを特徴とする、請求
    項1に記載の工程モニタシステム。
  3. 【請求項3】 前記警告は、前記複数ラインにおいて前
    記遅れが生じている箇所を特定して表示することにより
    報知されることを特徴とする、請求項2に記載の工程モ
    ニタシステム。
  4. 【請求項4】 前記生産進捗算出手段により算出された
    所定期間の前記生産実績データの履歴をリアルタイムに
    示す実績履歴データと、前記所定期間に対応する前記生
    産計画データとが併せて表示されることを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の工程モニタシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記複数工程のうちの所定の工程と、該
    所定工程の次位の工程との前記生産進捗算出手段により
    算出された前記生産進捗を関連付けて表示することを特
    徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の工程モ
    ニタシステム。
  6. 【請求項6】 前記製品に不良現象が生じていることを
    示すライン落ちデータを前記複数ラインの複数ポイント
    において収集するライン落ち収集手段と、 前記ライン落ち収集手段により収集された前記ライン落
    ちデータを出力するライン落ち出力手段とをさらに備え
    て、 前記ライン落ち収集手段は、前記工程ごと、前記ライン
    ごと、前記ポイントごと、および前記不良現象の種類ご
    とに前記ライン落ちデータを収集することを特徴とす
    る、請求項1ないし5のいずれかに記載の工程モニタシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記ライン落ち収集手段により収集され
    た前記ライン落ちデータが所定基準データを超えている
    ことを示すときは、警告が報知されることを特徴とす
    る、請求項6に記載の工程モニタシステム。
  8. 【請求項8】 前記警告は、前記複数ポイントのうち前
    記ライン落ちデータが前記所定基準データを超えている
    ポイントを特定して表示することにより報知されること
    を特徴とする、請求項7に記載の工程モニタシステム。
  9. 【請求項9】 投入された製品を生産して払出す複数の
    並行するラインからなる複数の工程をモニタする工程モ
    ニタシステムであって、 前記製品に不良現象が生じていることを示すライン落ち
    データを前記ラインの複数ポイントにおいて収集するラ
    イン落ち収集手段と、 前記ライン落ち収集手段により収集された前記ライン落
    ちデータを出力するライン落ち出力手段とを備えて、 前記ライン落ち収集手段は、前記工程ごと、前記ライン
    ごと、前記ポイントごと、および前記不良現象の種類ご
    とに前記ライン落ちデータを収集することを特徴とす
    る、工程モニタシステム。
  10. 【請求項10】 投入された製品を生産して払出す複数
    の並行するラインからなる複数の工程をモニタする工程
    モニタ方法をコンピュータに実行させるための工程モニ
    タプログラムを記録した機械読取り可能な記録媒体であ
    って、 前記工程モニタ方法は、 前記複数ラインからなる前記複数工程における生産実績
    を示す生産実績データを収集する生産実績収集ステップ
    と、 前記複数ラインからなる前記複数工程における生産計画
    を示す生産計画データと、前記生産実績収集ステップに
    おいて収集された前記生産実績データとに基づいて、生
    産の進捗を算出する生産進捗算出ステップと、 前記生産進捗算出ステップにおいて算出された前記生産
    進捗を出力する進捗出力ステップとを備えて、 前記生産進捗算出ステップでは、前記生産進捗は全体に
    ついて算出されるとともに、前記工程ごと、前記ライン
    ごと、前記ラインの投入ごと、および前記ラインの払出
    しごとに算出されることを特徴とする、工程モニタプロ
    グラムを記録した機械読取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 投入された製品を生産して払出す複数
    の並行するラインからなる複数の工程をモニタする工程
    モニタ方法をコンピュータに実行させるための工程モニ
    タプログラムを記録した機械読取り可能な記録媒体であ
    って、 前記工程モニタ方法は、 前記製品に不良現象が生じていることを示すライン落ち
    データを前記ラインの複数ポイントにおいて収集するラ
    イン落ち収集ステップと、 前記ライン落ち収集手段により収集された前記ライン落
    ちデータを出力するライン落ち出力ステップとを備え
    て、 前記ライン落ち収集ステップは、前記工程ごと、前記ラ
    インごと、前記ポイントごと、および前記不良現象の種
    類ごとに前記ライン落ちデータを収集することを特徴と
    する、工程モニタプログラムを記録した機械読取り可能
    な記録媒体。
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