JP2003050325A - 波長分波器 - Google Patents

波長分波器

Info

Publication number
JP2003050325A
JP2003050325A JP2001237974A JP2001237974A JP2003050325A JP 2003050325 A JP2003050325 A JP 2003050325A JP 2001237974 A JP2001237974 A JP 2001237974A JP 2001237974 A JP2001237974 A JP 2001237974A JP 2003050325 A JP2003050325 A JP 2003050325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
lens
waveguide
light
wave number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001237974A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4557119B2 (ja
Inventor
Masatoshi Tokushima
正敏 徳島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001237974A priority Critical patent/JP4557119B2/ja
Priority to US10/212,231 priority patent/US6621644B2/en
Publication of JP2003050325A publication Critical patent/JP2003050325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4557119B2 publication Critical patent/JP4557119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/12007Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind forming wavelength selective elements, e.g. multiplexer, demultiplexer
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトニック結晶を通過する光ビームの広が
りを解決することによって波長分解能の高い波長分波器
を提供する。 【解決手段】 波数分散面の、レンズ効果を得る対象と
する角振動数(または波長)における断面が楕円であ
り、且つ、群速度の方向が楕円の内側に向かっている媒
質であり、有限の厚みであり、更に2つの表面が互いに
平行な平面であり、レンズの中の焦点と更にレンズの外
に焦点を有するレンズであり、そのレンズを有する波長
分波器であって、前記レンズの表面に波長多重光を照射
する光導波路を有し、前記波長多重光の波長毎の焦点位
置に受光用導波路の端が配列されていることを特徴とす
る波長分波器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分波器の構造に関
し、特に波長分波器に用いるレンズと波長分波器の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーのような光導波路で信号を
大量に伝送するための波長多重光通信方式においては、
一本の光導波路の中に波長の異なる信号光を多重化して
伝送する。受信側では信号光を処理するとき、先ず、波
長多重化された信号光を波長毎に分けるが、そのための
装置を波長分波器と呼ぶことがある。波長分波器の光の
出入りを逆にして、複数の波長の信号光を多重化する用
途に用いれば、波長合波器になる。従って、ここで波長
分波器と言うとき、波長合波器も含むものとする。
【0003】波長分波器として現在有力視されているも
のにアレイ導波路格子(Arrayed Waveguide Grating
(AWG))を用いた波長分波器がある。AWG波長分
波器はSi基板上に所望のチャンネル数、言い換えれば
多重化する光の波長の数だけ、あるいはそれ以上の数の
シリカ系光導波路を互いに接近させて形成した導波路格
子である。AWGの内の1つの導波路に波長多重光を導
波させると、隣接する導波路に伝搬光のエネルギーが徐
々に移行していく。このとき、完全に光のエネルギーが
隣の導波路に移行するのに要する伝搬距離(結合長)が
光の波長に依存するため、AWGの各導波路の長さに変
化をつけることによって波長分波を行うことができる。
【0004】しかしながら、このAWG波長分波器は大
きさを数センチメートル角以下にはできないという欠点
を持っている。その理由は、AWGは通常、シリカ系の
導波路を用いるが、導波路の曲げ半径を1cm程度以下
にできないことにある。波長毎の結合長に応じて導波路
の長さに変化を付けるにはAWGの導波路を途中で曲げ
た構造にする必要があるが、曲げの最小半径が1cm程
度以上に制限されるため、デバイスサイズを小さくでき
ない。1992年発行の電子情報通信学会春季大会予稿
第4分冊の第272頁には高橋らによって作製されたA
WG波長分波器が開示されている。高橋らは、41本の
導波路からなるAWGを用い、1.5μm波長帯におい
て、周波数間隔10GHz、チャンネル数11の合分波
器を作製した。基板サイズは4cm×6cmである。
【0005】デバイスサイズを小さくできないという問
題を解決する新たな波長合分波器として、フォトニック
結晶を用いた波長合分波器が小坂等によって提案され
た。特開平11−271541号公報に「波長分波回
路」として開示されている。フォトニック結晶は誘電率
が周期的に変化した人工光学結晶である。ある種のフォ
トニック結晶は、僅かの波長変化で屈折角が大きく変化
する波長帯域を有する。小坂等はフォトニック結晶のこ
の性質を利用した。即ち、波長が異なる光が多重化され
た信号光をフォトニック結晶に入射することによって、
波長の異なる光をそれぞれ異なった方向に屈折させ、別
々の導波路で受光することによって波長分波器を構成し
ている。
【0006】小坂等は、長さ1mmのフォトニック結晶
を用いれば、1.5μm帯で20nmの波長帯域をフォ
トニック結晶の出射側端面で距離500μmにわたって
分布、即ちスペクトル分解させることができ、出射側端
面に125μmピッチの光ファイバーを配列した場合で
5波、25μmピッチの光導波路を配列する場合で25
波の波長分波器を実現できるとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の小坂等によるフ
ォトニック結晶を用いた波長分波器は、ある種のフォト
ニック結晶の特定条件において生じる性質、即ち、波長
の異なる光の屈折角が大きく異なる性質のみを利用して
いる。図12は小坂らの波長分波器の動作原理を説明す
る模式図である。導波路68から出射された光ビーム6
9はフォトニック結晶67に入射する。異なる波長毎に
屈折される方向が異なるので、透過光70と透過光71
のように光ビームは分かれるが、同時に個々に分離され
た光ビームはフォトニック結晶中を伝搬するにつれてビ
ーム径(または幅)が大きくなっていく。そのため、進
行方向としては分離されたはずの光ビームが隣同士で互
いに重なり合うことになる。このような状態でフォトニ
ック結晶出射側端面において導波路を用いて光ビームを
受光しようとすると、目的の波長の光だけでなく、隣接
する波長の光も一部受光することになり、いわゆるクロ
ストークが大きくなってしまうという課題があった。
【0008】本発明の目的はフォトニック結晶を通過す
る光ビームの広がりの問題を解決することによって波長
分解能の高い波長分波器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による波長分波器
には、レンズ効果を得る対象とする角振動数(または波
長)における波数分散面の断面が楕円であり、且つ、群
速度の方向が楕円の内側に向かっている媒質であり、更
にその媒質の表面が平面であるレンズで、そのレンズの
中に焦点を有することを特徴とするレンズを有する。
【0010】またそのレンズは、有限の厚みで、2つの
表面が互いに平行な平面で、レンズの中の焦点と更にレ
ンズの外に焦点を有することを特徴とする。
【0011】このようなレンズは、誘電率が周期的に変
化したフォトニック結晶であり、そのフォトニック結晶
の波数分散曲線と、そのフォトニック結晶と実体が存在
する周辺媒質の波数分散曲線との2つの波数分散曲線の
交差する角振動数(または波長)の近傍の範囲において
動作するレンズであってもよい。
【0012】その場合、角振動数(または波長)の近傍
の範囲が、前記2つの波数分散曲線の交差する角振動数
(または波長)から±15%以内であることによって、
ぼけの少ないレンズを構成できる。
【0013】そして、そのレンズが、楕円の波数分散面
断面の短軸と長軸の比が角振動数(または波長)に依存
して変化することを特徴とするレンズとすることによ
り、小型で且つ、波長により焦点位置の依存性の大きい
レンズ、即ち色収差の大きいレンズが得られる。
【0014】このレンズを有する波長分波器であって、
そのレンズの表面に波長多重光を照射する光導波路を有
し、前記波長多重光の波長毎の焦点位置に受光用導波路
の端が配列されていることを特徴とする波長分波器を基
本構成とすることにより、小型で、波長選択性の高い波
長分波器が得られる。
【0015】また、波長分波器のレンズと受光用導波路
の端との間にプリズムを配置することにより、更に波長
選択性の高い波長分波器が得られる。
【0016】更に、波長分波器の多重光を照射する光導
波路の外部光学系と結合する側の端と、受光用導波路の
外部と光結合を行う端が、導波路よりも幅が広い構成に
することにより、波長分波器の入出力部の結合損失が低
減できる。
【0017】このとき、導波路よりも幅の広い終端部の
長さが導波路の幅以下であるとき、結合損失が最も小さ
くできる。
【0018】更に、導波路の終端部の端面が導波路の長
手方向に垂直な平面から傾いていることを特徴とする波
長分波器にすることにより、入出力用導波路に外部から
斜めに結合する場合も低損失を得ることができる。
【0019】また、隣り合う導波路の終端部が連続した
共有終端部構造であることを特徴とする波長分波器にす
ることにより、配列した導波路の密度が高くなっても、
導波路終端部の幅を導波路幅よりも大きくすることがで
き、導波路密度が低い場合と同様に、外部と高い効率で
結合することができる。
【0020】波長分波器の応用として、小型で高波長選
択性を有する可変波長選択フィルターを構成できる。即
ち、レンズ効果を得る対象とする角振動数(または波
長)における波数分散面の断面が楕円であり、且つ、群
速度の方向が楕円の内側に向かっている媒質であり、有
限の厚みであり、更に2つの表面が互いに平行な平面で
あり、レンズの中の焦点と更にレンズの外に焦点を有す
るレンズであり、そのレンズを有する可変波長選択フィ
ルターであって、前記レンズの表面に波長多重光を照射
する光導波路を有し、前記波長多重光の波長毎の焦点位
置に受光用導波路の端が配列されており、前記レンズの
焦点位置を能動的に変化させることによって波長選択を
行うことを特徴とする可変波長選択フィルターが提供さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、添付した図面を参照しな
がら、本発明の実施の形態を以下に詳述する。
【0022】本発明の波長分波器では、色収差の大きい
レンズ、即ち、焦点位置の波長依存性の大きいレンズを
用いるので、先ず、このレンズについて説明する。
【0023】今、図2のように、媒質1の表面4から距
離aの位置にある実体A(→)2の実像A'3がフォトニッ
ク結晶内の表面から距離bの位置に結像し、実像A'3が
実体A2と同じ大きさ、同じ向きである場合を考える。
媒質1の表面4は平面である。実体A2から発される光
の波数の大きさをk(=|k|、k は実体A2が存在する媒質
内での波数ベクトル)、媒質1の表面での入射角と屈折
角をそれぞれθ1、−θ2とすると、媒質1の波数分散面
の断面(角振動数ωが一定)がとるべき形状は(1)式
で表される。
【0024】
【数1】
【0025】ただし、p = b/a(即ち、楕円の長軸と短
軸の比)であり、q は任意の定数である。一般には、波
数k とp とq は角振動数(または、波長)の関数であ
る。図3は(1)式で表される波数分散面の形状を図示
したものである。図3から判るように、(1)式は、波
数分散面の角振動数一定断面5の形状が楕円(特殊な場
合として円を含む)であることを示している。その楕円
の1つの軸は媒質1の表面と平行であり、その媒質1の
表面と平行な方向の楕円の軸の長さは入射する光の波数
(波数ベクトルの大きさ)の2倍に等しい。従って、円
の断面の場合は、その半径と入射する光の波数は同じに
なる。媒質中で光が伝搬する方向は波数分散面の接線に
垂直な方向として得られる。例えば、波数分散面断面5
上の1つの点(状態)に向かう波数ベクトル8の光が進
む方向、即ち群速度の進行方向は矢印11で示される。
楕円の波数分散面断面5の接線に垂直な方向と向きは、
矢印11の他に、矢印11と逆の向きが考えられるが、
図3の矢印11のように群速度が波数分散面断面5の楕
円の内側に向かっているときのみ、媒質1はレンズ効果
を示す。媒質1の波数分散面の断面(角振動数ωが一
定)5の形状が(1)式で表される楕円であり、その波
数分散面断面5上の状態の群速度が波数分散面5の楕円
の内側に向かっていれば、波数kを有する光に関して、
媒質1の外の実体は媒質1の中に同じ大きさ、同じ向き
の実像A'3を結像するのである。
【0026】次に、図3の媒質1を有限の厚みにした場
合について考える。図4は媒質1が有限の厚みになった
光学素子12の光学的性質を説明する模式図である。光
学素子12の表面13と表面14は互いに平行な平面で
ある。図3の媒質1のレンズ効果は媒質1の表面で生じ
るので、図4に示したように光学素子12が有限の厚さ
であれば、実体A15の実像A'16を第1焦点19に結
像後、光学素子12の裏面で再度レンズ効果を生じ、光
学素子12の外に第2の実像A"17を第2焦点20に結
像する。実像A"17も実体A15と同じ大きさ、同じ向
きである。ただし、光学素子12の厚みは表面4から第
1焦点19までの距離より大きくなければならない。
【0027】さて、この第2焦点20に実像A"17が結
像される現象を利用して波長分波器を構成することがで
きる。実体A15の位置に導波路の出射口を配置して、
その導波路からの出射光が光学素子12にあたるように
しておく。光学素子12の表面13と表面14は平行で
ある。この導波路から出射された光は一旦広がるが、光
学素子12の中の第1焦点19で一度集光された後にま
た広がり、そして再び第2焦点20の位置で集光されて
ビームウエストを形成する。このときのビームウエスト
径は実体A15の位置に置いた導波路の出射光のビーム
ウエスト径と同じになる。従って、第2焦点20の位置
に、実体A15の位置に置いた受光用導波路と同程度の
径(または幅)を有する導波路を配置すれば、第2焦点
位置に集光された光ビームを損失無く受光することが可
能となる。
【0028】波長分波器を構成するには、第2焦点位置
が波長毎に異なった位置になければならない。次に、そ
れが実現される仕組みを説明する。スラブ12の厚みを
t、実体A15から実像A"17までの距離をs とすると、
【0029】
【数2】
【0030】が成り立つ。(2)式と(3)式は、実像
A"7の位置がp の値に応じて変化し、その位置の変化、
即ちs の変化の割合は、p が小さいほど、また、光学素
子12の厚みt が大きいほど大きくなることを示してい
る。従って、光学素子12のpの値が波長に依存して大
きく変化すれば、波長毎に第2焦点位置は異なる。p の
値は波長に依存して変化するから、光学素子12は結
局、波長、即ち色による収差の大きいレンズであると言
うことができる。色収差の大きいレンズである光学素子
12の、波長毎に異なったそれぞれの第2焦点位置に受
光用導波路を配置することによって波長分波器を構成で
きる。この場合、光ビームが波長毎に集光された状態に
より導波路で受光できるため、光ビームの広がりに起因
する波長分解能の低下は起こらない。
【0031】図1は、上述の動作原理を適用した波長分
波器の構成を示す模式図である。光学素子21は色収差
の大きいレンズである。光学素子21の表面22から離
れた位置に導波路24の出射端を配置し、導波路24の
出射光28が光学素子21の表面に当たるようにする。
導波路24からの出射光28が波長多重光であるとき、
光学素子22を透過後、焦点29と焦点32のように波
長毎に異なった位置に焦点が結ばれるので、それぞれの
波長光の焦点位置に受光用の導波路を導波路25、2
6、27のように配置する。出射光28の光線軸は光学
素子21の表面22の法線方向から傾けると、透過光3
0、31の光線軸も傾くので、受光用の導波路25、2
6、27が重ならないように配置することができる。
【0032】波長の異なる光に対する第2焦点の間隔が
大きければ、それだけ多くの受光用導波路を並べられる
ので、波長分波器の波長分解能が向上する。図5は、プ
リズムを用いて第2焦点の間隔を広げる方法である。即
ち、色収差の大きいレンズである光学素子33を透過し
た分波光をプリズム43に通すと、分波光のビームの向
きが変わると同時に、分波された光ビーム毎の第2焦点
の間隔も広がり、受光用として並べる導波路39、4
0、41、42の間隔が広くなる。従って、受光用導波
路の間隔に余裕がある分、多重化する光の波長間隔を狭
くすることが可能になる。プリズム43は光学素子33
の表面35に張り付けた形で一体形成してもよい。
【0033】先の(1)式で表される楕円形(または円
形)の分散面断面形状は、フォトニック結晶を用いて実
現することができる。図6は、三角格子フォトニック結
晶の断面図である。フォトニック結晶47は、シリコン
45にピッチaで直径D=0.9aの円孔46を三角格子状に
形成した構造である。フォトニック結晶47の、TEモー
ドの波数分散曲線を代表的な対称点の方向について図7
に示した。図7に実線で示した分散曲線48がフォトニ
ック結晶47の波数分散曲線である。フォトニック結晶
の分散曲線はフォトニックバンドとも呼ばれる。TEモー
ドでは電界の方向は、図6のフォトニック結晶47の断
面と垂直(即ち、紙面と垂直)方向である。図7の縦軸
は正規化した角振動数 ωa/(2πc) である。ただ
し、ωは角振動数、aは三角格子フォトニック結晶47
の格子ピッチ、c は真空中の光速度である。角振動数
ωと波長λ の間には ω=2πc/λ の関係があるの
で、角振動数ωと波長 λは反比例する。
【0034】今、実像と、レンズ作用をする光学素子が
空気中にある場合を考える。図7のフォトニックバンド
図には空気の光の波数分散曲線(破線)49も同時に示
してある。もし、実像とレンズ作用をするスラブが空気
とは異なる媒質中にあるなら、空気の替わりにその媒質
の波数分散曲線を用いる。図7において、(ωa/2π
c) が0.355辺りの帯域、即ち、一点鎖線50の
近傍ではフォトニック結晶47の波数分散曲線48と空
気の波数分散曲線49が交差している。この交差してい
る角振動数帯域におけるフォトニック結晶47の波数分
散面の断面形状は円(楕円の特殊な場合)に近く、しか
もその半径は空気中の波数と等しくなる。従って、その
波数分散面断面形状は式(1)をほぼ満足する。また、
光の群速度v はv=dω/dkで与えられるが、一点
鎖線50の位置の角振動数におけるフォトニック結晶4
7の分散曲線の傾きは負(ただし、図7のフォトニック
バンド図のΓ点を原点とする)なので、群速度の向きは
Γ点に近づく向きである。従って、群速度の向きは、楕
円形の波数分散面断面の内側を向くことになり、レンズ
効果を生じるための条件を全て満たすことがわかる。
【0035】このように、フォトニック結晶と実像が置
かれている周辺媒質の波数分散曲線と、フォトニック結
晶自身の波数分散曲線との2つが交差する角振動数(ま
たは波数)の近傍において、フォトニック結晶の波数分
散曲線が負の傾き(ただし、Γ点を原点とする)を有す
るとき、そのフォトニック結晶は、その角振動数近傍で
レンズ効果を示す。
【0036】一点鎖線50の位置から角振動数が変化す
ると、フォトニック結晶47の波数分散面断面である楕
円の半径と、(フォトニック結晶47と実像が置かれて
いる)空気の波数分散面の断面である円の半径は異なっ
てくる。その結果としてフォトニック結晶47のレンズ
効果による像はぼけ始めるが、一点鎖線50の位置、即
ち、フォトニック結晶と周辺媒質の波数分散曲線の交差
する角振動数(波長)から±15%(波長の場合も±1
5%)以内であれば、像のぼけは小さい。一方、波数分
散面の半径が異なると、近似的に(1)式の変数p が変
化するのと同じ効果を生むことが証明される。変数p の
変化は焦点位置の変化を意味するので、結果として、角
振動数(または波長)が変化すると焦点位置が変化する
ことになる。即ち、フォトニック結晶47は色収差の大
きいレンズとして働き、波長分波器に用いることができ
ることがわかる。
【0037】フォトニック結晶47と周辺媒質の波数分
散曲線の交差する角振動数(または波長)においては、
フォトニック結晶47の波数分散曲面の角振動数一定に
おける断面形状はほぼ円に近く、p〜1である。しか
し、デバイスの設計によってはp〜1以外の値、例え
ば、p〜2やp〜0.5などの値を用いたい場合もある。
その場合には、フォトニック結晶の波数分散面の断面形
状を円から、短軸と長軸の比の大きい楕円に歪ませれば
よい。その方法として、フォトニック結晶を一方向に伸
張、または圧縮する方法がある。図8は、図6の三角格
子フォトニック結晶をΓ−M方向に1.5倍に伸張した
フォトニック結晶である。こうすることで、フォトニッ
ク結晶51の波数分散面の角振動数(または波長)一定
の断面形状はΓ−M方向に約1/1.5に縮小された楕
円となり、変数p の値は約1/1.5となる。
【0038】本発明の実施の形態は三角格子フォトニッ
ク結晶について述べたが、格子の構造が三角格子だけで
なく、正方格子または面心立方格子または体心立方格子
またはその他の格子、及びスラブ構造を含むそれらの疑
似構造である格子のフォトニック結晶についても適用で
きる。また、フォトニック結晶は、2次元だけでなく3
次元の結晶であってもよく、どのような対称性の格子で
もよい。2次元の近似的な構造であるスラブ型フォトニ
ック結晶でも良いことは言うまでもない。
【0039】また、波長分波器に用いる色収差の大きい
レンズとしてはフォトニック結晶に限定されないことに
留意すべきである。更に、色収差の大きいレンズの焦点
位置を能動的に変化させることにより、受光側の導波路
に入射する光の波長が変化することになるので、このと
き、波長分波器は可変波長選択フィルターとして動作す
ることは明らかである。フォトニック結晶を用いた色収
差の大きいレンズの場合、焦点位置を能動的に変化させ
る方法として、フォトニック結晶を加熱したり、圧力を
かけて機械的に圧縮、伸張するなどしてフォトニック結
晶の格子定数を変化させる方法や、フォトニック結晶を
構成する物質の屈折率を電気的、磁気的、光学的に変化
させる方法などがある。
【0040】
【実施例】図9はSOI(Silicon on Insulator)基板
上に形成した波長分波器の実施例である。SOIウエハ
はSi基板の上にSiO2とSiの薄膜を順次積層した
構造で、最上層のSi膜をコア層、また上の空気層と下
のSiO2をクラッド層とするスラブ(板)型導波路と
して用いることができる。Si層に三角格子状に孔を形
成したフォトニック結晶56のレンズにSiのプリズム
62が接合して形成されている。フォトニック結晶レン
ズ56の大きさは500μm×300μmである。フォ
トニック結晶56の結晶構造は格子ピッチ0.7μm
、孔径0.63μm である。フォトニック結晶56か
ら10μm 離れた位置に、フォトニック結晶の端面の
法線方向と30°を成す角で幅0.6μm のSiチャ
ネル導波路57を配置する。また、フォトニック結晶5
6の波長毎の焦点位置に幅0.6μm 受光用Siチャ
ネル導波路60のアレイを配置する。フォトニック結晶
56とプリズム62とチャネル導波路57と受光用チャ
ネル導波路60のアレイ以外のところはエッチングによ
ってSiは除去されているが、CVDによるSiNxの
堆積と平坦化工程によってSi層と、CVDで堆積した
SiNx層は同じ厚みになっている。SiまたはSiN
x層の上に更にSiO2層を堆積してもよい。SiNx
はSiO2や空気よりも屈折率が大きいため、SiO2
SiNx/空気(またはSiO2)構造はSiNxをコ
ア層とする板型導波路として働く。従って、チャネル導
波路57から出射された光55やフォトニック結晶レン
ズ56を通過した光ビーム62はSi層の厚み方向に広
がることなく、SiNx 層の閉じこめられて伝搬し、
フォトニック結晶56や受光用導波路60に導入され
る。この波長分波器では、波長λ=1.5μm 帯で50
GHzピッチで50チャンネル確保できる。また、波長
分波器全体の大きさは0.7mm×1mm程度である。
フォトニック結晶56の大きさを1mm×0.6mmに
すると、同じ帯域で500チャンネル確保でき、波長分
波器全体としての大きさは、2mm×1.2mmと、面
積比で従来の波長分波器の1/100程度になる。
【0041】尚、SiNxの替わりにSiON膜を使っ
てもよい。SiON膜も屈折率がSiO2や空気よりも
大きいので、導波路のコアとして機能するからである。
図9の波長分波器に用いたチャネル導波路57の入射端
58は光結合効率の高い構造に工夫されている。図10
は入射端58を拡大したものである。チャネル導波路6
4の幅xよりも大きい幅yを有し、長さz がチャネル
導波路64の幅x以下の終端構造63が、チャネル導波
路64に付加されている。チャネル導波路64は通常、
導波する光の波長程度に幅が狭く、その終端面の平坦性
を確保するのは困難であるが、終端構造63を取り付け
ることによって、終端面の平坦部の幅が広がり、加工精
度低下による角の丸まりの影響を受けにくくなる。
【0042】図11はチャネル導波路の終端面を斜めに
する場合である。終端面が斜めの場合、入射光の光軸は
チャネル導波路66の長手方向からある角度を持ってそ
れる。このとき、チャネル導波路の終端面の角で光が散
乱されやすくなるが、チャネル導波路66に終端構造6
5が付加されていることにより、終端面の角は入射光か
ら遠ざかり、光結合における散乱損失が減少する。
【0043】複数のチャネル導波路の終端同士が接近し
ている場合は、図9の共通終端構造59のように、終端
構造を共通にしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波数分散面の角振動数(または波長)一定の断面が楕円
で、且つ、群速度の方向が楕円の内側に向かい、更に表
面が平面であるという媒質であるとの基本構成により、
波数分散面の断面に対応する角振動数(または波長)に
対して、その媒質中に焦点(第1焦点)を形成するレン
ズが提供される。
【0045】また、上記媒質を有限の厚みにし、その両
面を互いに平行な平面にするとの基本構成により、その
有限媒質の内部の焦点(第1焦点)だけでなく、その有
限媒質の外部にもう一つの焦点(第2焦点)を有するレ
ンズが提供される。
【0046】また、フォトニック結晶で、そのフォトニ
ック結晶の波数分散曲線と、フォトニック結晶と実体が
存在する周辺媒質の波数分散曲線の交差する角振動数
(または波長)の近傍において、上記の第1焦点と第2
焦点を有するレンズが提供される。
【0047】また、上記有限媒質レンズの楕円の波数分
散面断面短軸と長軸の比が角振動数(または波長)に依
存して変化する構成により、色収差の大きいレンズが提
供される。
【0048】また、フォトニック結晶で、そのフォトニ
ック結晶の波数分散曲線と、フォトニック結晶と実体が
存在する周辺媒質の波数分散曲線の交差する角振動数
(または波長)の近傍において、色収差の大きいレンズ
が提供される。
【0049】また、上記色収差の大きいレンズに波長多
重化された光の導波路出射光を照射し、波長毎の焦点に
受光用の導波路を配置するとの構成により、小型の高性
能の波長分波器が提供される。
【0050】また、上記波長分波器の光色収差レンズに
プリズムを付加する構成にすることにより、波長分波器
の波長分解能を向上できる。
【0051】また、上記波長分波器に用いる導波路の終
端に導波路よりも幅の広い終端構造を付加するとの構成
により、導波路への光結合構造を向上できる。
【0052】以上の効果により、従来のAWGを用いた
波長分波器、及び、フォトニック結晶の屈折率の大きな
波長依存性のみを用いた波長分波器よりも小型で高性能
な波長分波器が提供される。
【0053】また、用いる光色収差レンズの焦点位置を
能動的に変化させる構成により、可変波長選択フィルタ
ーが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の、波長分波器の構成を示す
模式図である。
【図2】本発明の実施形態のレンズ効果を説明する模式
図である。
【図3】本発明の実施形態のレンズ効果示す波数分散面
断面を説明する模式図である。
【図4】本発明の実施形態のレンズ効果を説明する模式
図である。
【図5】本発明に実施形態のプリズム付き波長分波器を
説明する模式図である。
【図6】本発明の実施形態の、フォトニック結晶の構造
を説明する断面図である。
【図7】本発明の実施形態の、フォトニック結晶のフォ
トニックバンド図である。
【図8】本発明の実施形態の、フォトニック結晶の構造
を説明する断面図である。
【図9】本発明の実施例の構成を示す模式図である。
【図10】本発明の実施例で用いる導波路の終端構造を
説明する模式図である。
【図11】本発明の実施例で用いる導波路の終端構造を
説明する模式図である。
【図12】本発明に関わる従来技術の問題点を説明する
模式図である。
【符号の説明】
1 媒質 2,15 実体 3,16,17 実像 4,13,14,22、35 表面 5 波数分散面の角振動数一定の断面 8 波数ベクトル 10 矢印 12,21,33 光学素子 19 第1焦点 20 第2焦点 25,26,27,39,40,41,42,68
導波路 28 出射光 29,32 焦点 30,31,70,71 透過光 43,62 プリズム 45 シリコン 46 円孔 47,56,67 フォトニック結晶 48,49 波数分散曲線 50 一点鎖線 57,60,64,66 チャネル導波路 58 入射端 59 共通終端構造 63,65 終端構造 62,69 光ビーム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ効果を得る対象とする角振動数
    (または波長)における波数分散面の断面が楕円であ
    り、且つ、群速度の方向が楕円の内側に向かっている媒
    質であり、更に前記媒質の表面が平面であるレンズであ
    って、前記レンズの中に焦点を有することを特徴とする
    レンズ。
  2. 【請求項2】 有限の厚みであって、前記厚みの2つの
    表面が互いに平行な平面であり、レンズの中の焦点と更
    にレンズの外にも焦点を有することを特徴とする請求項
    1記載のレンズ。
  3. 【請求項3】 誘電率が周期的に変化したフォトニック
    結晶であって、前記フォトニック結晶の波数分散曲線
    と、前記フォトニック結晶と実体が存在する周辺媒質の
    波数分散曲線との2つの波数分散曲線の交差する角振動
    数(または波長)の近傍の範囲において動作することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ。
  4. 【請求項4】 動作する角振動数(または波長)の範囲
    が、前記2つの波数分散曲線の交差する角振動数(また
    は波長)から±15%以内であることを特徴とする請求
    項3記載のレンズ。
  5. 【請求項5】 楕円の波数分散面断面の短軸と長軸の比
    が角振動数(または波長)に依存して変化することを特
    徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載のレ
    ンズ。
  6. 【請求項6】 格子の構造が三角格子または正方格子ま
    たは面心立方格子または体心立方格子、及びスラブ構造
    を含むそれらの疑似構造であることを特徴とする請求項
    3乃至請求項5の何れか1項に記載のレンズ。
  7. 【請求項7】 格子が一方向に圧縮または伸張された請
    求項3乃至請求項6の何れか1項に記載のレンズ。
  8. 【請求項8】 レンズ効果を得る対象とする角振動数
    (または波長)における波数分散面の断面が楕円であ
    り、且つ、群速度の方向が楕円の内側に向かっている媒
    質であり、有限の厚みであり、更に2つの表面が互いに
    平行な平面であり、レンズの中の焦点と更にレンズの外
    に焦点を有するレンズであり、前記レンズを有する波長
    分波器であって、前記レンズの表面に波長多重光を照射
    する光導波路を有し、前記波長多重光の波長毎の焦点位
    置に受光用導波路の端が配列されていることを特徴とす
    る波長分波器。
  9. 【請求項9】 波長分波器を構成するレンズと受光用導
    波路の端との間にプリズムを配置したことを特徴とする
    請求項8記載の波長分波器。
  10. 【請求項10】 導波路の終端が導波路よりも幅が広い
    ことを特徴とする導波路の終端部構造を有する請求項8
    記載の波長分波器。
  11. 【請求項11】 導波路よりも幅の広い終端部の長さが
    前記導波路の幅以下であることを特徴とする導波路の終
    端部構造を有する請求項10記載の波長分波器。
  12. 【請求項12】 導波路の終端部の端面が前記導波路の
    長手方向に垂直な平面から傾いていることを特徴とする
    導波路の終端部構造を有する請求項10または請求項1
    1記載の波長分波器。
  13. 【請求項13】 隣り合う導波路の終端部が連続した共
    有終端部構造であることを特徴とする請求項10乃至請
    求項12の何れか1項に記載の波長分波器。
  14. 【請求項14】 多重光を照射する光導波路の端の内、
    外部光学系と光結合を行う側の端と、受光用導波路の外
    部光学系と光結合を行う側の端が、共に導波路よりも幅
    が広いことを特徴とする請求項9記載の波長分波器。
  15. 【請求項15】 導波路よりも幅の広い終端部の長さが
    前記導波路の幅以下であることを特徴とする請求項14
    記載の波長分波器。
  16. 【請求項16】 導波路の終端部の端面が前記導波路の
    長手方向に垂直な平面から傾いていることを特徴とする
    請求項14または請求項15に記載の波長分波器。
  17. 【請求項17】 隣り合う導波路の終端部が連続した共
    有終端部構造であることを特徴とする請求項14乃至請
    求項16の何れか1項に記載の波長分波器。
  18. 【請求項18】 レンズ効果を得る対象とする角振動数
    (または波長)における波数分散面の断面が楕円であ
    り、且つ、群速度の方向が楕円の内側に向かっている媒
    質であり、有限の厚みであり、更に2つの表面が互いに
    平行な平面であり、レンズの中の焦点と更にレンズの外
    に焦点を有するレンズであり、前記レンズを有する可変
    波長選択フィルターであって、前記レンズの表面に波長
    多重光を照射する光導波路を有し、前記波長多重光の波
    長毎の焦点位置に受光用導波路の端が配列されており、
    前記レンズの焦点位置を能動的に変化させることによっ
    て波長選択を行うことを特徴とする可変波長選択フィル
    ター。
JP2001237974A 2001-08-06 2001-08-06 波長分波器 Expired - Fee Related JP4557119B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237974A JP4557119B2 (ja) 2001-08-06 2001-08-06 波長分波器
US10/212,231 US6621644B2 (en) 2001-08-06 2002-08-06 Optical wavelength-demultiplexer with an improved optical lens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237974A JP4557119B2 (ja) 2001-08-06 2001-08-06 波長分波器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003050325A true JP2003050325A (ja) 2003-02-21
JP4557119B2 JP4557119B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=19068970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001237974A Expired - Fee Related JP4557119B2 (ja) 2001-08-06 2001-08-06 波長分波器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6621644B2 (ja)
JP (1) JP4557119B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108212A1 (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Japan Science And Technology Agency 周期構造体及び周期構造の作製方法並びに応用製品
US7421185B2 (en) 2006-02-08 2008-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical receiving device, free space optics transmission apparatus, receiving apparatus
JP2009509204A (ja) * 2005-09-19 2009-03-05 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 負の屈折率材料を用いた電磁共鳴のための方法及び装置
US7529030B2 (en) 2004-09-06 2009-05-05 Olympus Corporation Optical apparatus with optical element made of a medium exhibiting negative refraction

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60235781D1 (de) * 2001-02-09 2010-05-12 Panasonic Corp Optische Vorrichtung
US6735354B2 (en) * 2001-04-04 2004-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical device
JP4128382B2 (ja) * 2002-03-25 2008-07-30 富士フイルム株式会社 光偏向素子
US7427798B2 (en) * 2004-07-08 2008-09-23 Micron Technology, Inc. Photonic crystal-based lens elements for use in an image sensor
WO2007027982A2 (en) * 2005-08-31 2007-03-08 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Devices and methods for providing stimulated raman lasing

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11271541A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Nec Corp 波長分波回路
JP2001091912A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Toshiba Corp 光素子及び分波器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5050954A (en) * 1990-01-12 1991-09-24 At&T Bell Laboratories Multiport optical devices
JPH08292341A (ja) * 1995-02-23 1996-11-05 Furukawa Electric Co Ltd:The レンズ付きファイバ
JP3456166B2 (ja) * 1999-06-23 2003-10-14 日本電気株式会社 フォトニック結晶を用いた光結合素子および光結合方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11271541A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Nec Corp 波長分波回路
JP2001091912A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Toshiba Corp 光素子及び分波器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7529030B2 (en) 2004-09-06 2009-05-05 Olympus Corporation Optical apparatus with optical element made of a medium exhibiting negative refraction
JP2009509204A (ja) * 2005-09-19 2009-03-05 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 負の屈折率材料を用いた電磁共鳴のための方法及び装置
JP4829971B2 (ja) * 2005-09-19 2011-12-07 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 負の屈折率材料を用いた電磁共鳴のための方法及び装置
US7421185B2 (en) 2006-02-08 2008-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical receiving device, free space optics transmission apparatus, receiving apparatus
WO2007108212A1 (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Japan Science And Technology Agency 周期構造体及び周期構造の作製方法並びに応用製品
JP4954975B2 (ja) * 2006-03-17 2012-06-20 洋 本間 周期構造体及び周期構造の作製方法並びに応用製品

Also Published As

Publication number Publication date
US20030035227A1 (en) 2003-02-20
JP4557119B2 (ja) 2010-10-06
US6621644B2 (en) 2003-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7376308B2 (en) Optical off-chip interconnects in multichannel planar waveguide devices
JP3522117B2 (ja) 自己導波光回路
JP2023071781A (ja) 光を再指向させるためのメタ表面および製造方法
JP3349950B2 (ja) 波長分波回路
US9612402B2 (en) Integrated sub-wavelength grating system
US20040036933A1 (en) Planar holographic multiplexer/demultiplexer
JPWO2015011845A1 (ja) 層間光波結合デバイス
US20090103863A1 (en) Multi-channel ring-resonator based wavelength-division-multiplexing optical device
JPH1144825A (ja) 光デバイス及びその製造方法
JP2003050325A (ja) 波長分波器
JP2002169022A (ja) 光学素子およびそれを用いた分光装置および集積光学装置
CN111902765B (zh) 波导显示元件
JP2001221923A (ja) 光導波回路
WO2008026315A1 (fr) Multiplexeur/démultiplexeur à cristal photonique bidimensionnel indépendant de la polarisation
JP4042426B2 (ja) 光学素子およびそれを用いた分光装置
US20220390676A1 (en) Integrated optical wavelength division multiplexing devices
JP3555888B2 (ja) 自己導波光回路
JP2004294996A (ja) 誘電体多層膜フィルタブロック、波長合分波器、及び誘電体多層膜ブロックの製造方法
JPH1144826A (ja) 光デバイス
JP2003043277A (ja) 波長分波回路
JP5817147B2 (ja) 光フィルタ
JP2013029546A (ja) 光分散補償器
Dalalah et al. Optical Wavelength Division Demultiplexing with Monitoring Channels
JP2004145117A (ja) 1次元フォトニック結晶を用いた光学素子およびそれを用いた分光装置
JP2005031321A (ja) 光波長選択回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041129

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041129

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100713

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees