JP2003049997A - ガスボンベ用バルブ装置 - Google Patents

ガスボンベ用バルブ装置

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JP2003049997A
JP2003049997A JP2001235726A JP2001235726A JP2003049997A JP 2003049997 A JP2003049997 A JP 2003049997A JP 2001235726 A JP2001235726 A JP 2001235726A JP 2001235726 A JP2001235726 A JP 2001235726A JP 2003049997 A JP2003049997 A JP 2003049997A
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valve
gas
passage
opening
filling
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JP2001235726A
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Masaru Takeda
勝 竹田
Suiriyou Oi
彗良 尾井
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Neriki KK
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Neriki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管作業やメンテナンス作業が容易であるう
え、貯蔵ガスの高圧化に対して容易に対応できるように
する。 【解決手段】 ハウジング(20)にガス入口(26)と入口路
(27)と第1開閉弁(3)とガス連通路(28)と第2開閉弁
(4)と出口路(44)とガス出口(45)とを順に設ける。第1
開閉弁(3)を手動開閉弁で構成し、第2開閉弁(4)を電
磁開閉弁で構成する。上記のガス連通路(28)に減圧弁
(5)を配置して、第1開閉弁(3)からの取出しガスを減
圧したのち第2開閉弁(4)へ案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮天然ガス等を
燃料とするエンジンの燃料ガスボンベに取り付けられる
バルブ装置に関し、さらに詳しくは、配管作業やメンテ
ナンス作業が容易であるうえ、貯蔵ガスの高圧化に対し
て容易に対応できる、ガスボンベ用バルブ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液化石油ガス(LPG)や圧縮天然
ガス(CNG)を燃料とするエンジンの燃料供給装置に用
いられるバルブ装置としては、例えば特許第29459
84号公報に開示のように、ガスボンベに付設した容器
弁とエンジンとを燃料供給路で接続し、この燃料供給路
の中間部に電磁開閉弁を配設し、上記容器弁は手動で開
閉し、上記電磁開閉弁はエンジンのキイスイッチに連動
させて開閉するように構成したものがある。しかしなが
ら、上記従来のバルブ装置は、容器弁と電磁開閉弁とを
燃料供給路の配管で接続していることから、バルブ装置
と配管との接続個所が多く、配管作業やメンテナンス作
業が煩雑であった。そこで、これを解消するため、上記
の電磁開閉弁を容器弁に一体に組み付けたものが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の電磁開閉弁を容
器弁に一体に組み付けたバルブ装置では、配管作業等が
容易になるものの、ガスボンベ内の貯蔵ガス量を増加さ
せるために貯蔵ガスの高圧化を図ると、つぎのような問
題点があった。 (イ) ガスボンベからの取出しガスの高圧が電磁開閉弁
に加わるので、閉止部材に対する励磁による吸引力を大
きくする必要があり、電磁開閉弁が大型化するうえ、開
閉操作のための消費電力も大きくなる。 (ロ) バルブ装置からエンジンに至るまでの配管にも、
取出しガスの高圧が加わるため、この間の機器や配管の
耐圧力を高める必要がある。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、配管作業や
メンテナンス作業が容易であるうえ、貯蔵ガスの高圧化
に対して容易に対応できる、ガスボンベ用バルブ装置を
提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、例えば本発明の実施の形態を示す図1から図
9に基づいて説明すると、ガスボンベ用バルブ装置を次
のように構成したものである。即ち、ハウジング(20)に
ガス入口(26)と入口路(27)と第1開閉弁(3)とガス連通
路(28)と第2開閉弁(4)と出口路(44)とガス出口(45)と
を順に設け、上記の第1開閉弁(3)を手動で開閉可能に
構成するとともに、上記の第2開閉弁(4)を電磁装置(5
0)の作動で開閉可能に構成し、上記のガス連通路(28)
に、上記の第1開閉弁(3)からの取出しガスを減圧する
減圧弁(5)を配置して、この減圧弁(5)で減圧したガス
を上記の第2開閉弁(4)へ案内するように構成したこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】バルブ装置のハウジング内に、手動で開閉され
る第1開閉弁と、電磁装置により開閉される第2開閉弁
とを組み付けてあるので、両開閉弁を接続する配管が省
略される。そして、この両開閉弁を連結するガス連通路
に、第1開閉弁から出たガスを所定の圧力に減圧する減
圧弁を配置してあるので、ガスボンベ内の貯蔵ガスが高
圧化されても、上記の第2開閉弁に加わる取出しガスの
圧力は、上記の減圧弁で減圧されたのちの低圧に維持さ
れる。さらに、このバルブ装置からエンジンに至るまで
の配管に加わる取出しガスの圧力も低圧に維持される。
【0007】上記のハウジングに充填口を形成し、この
充填口をガスボンベの内部空間に連通させる充填路を、
上記の第2開閉弁及び減圧弁と並列に形成し、この充填
路に、上記の内部空間から上記の充填口への流れを阻止
する逆止弁を設けた場合には、上記の充填口にガス充填
装置を接続することで、電磁装置を備えた第2開閉弁を
開弁操作することなく、ガスボンベ内へガスが充填され
る。
【0008】上記の充填口は前記のガス出口とは別に形
成してもよいが、この充填口をガス出口と兼用し、上記
の充填路の一端を上記の充填口に、前記の出口路の中間
部を介して連通してもよい。この場合、充填操作中に充
填ガスの高圧が第2開閉弁に加わるが、この第2開閉弁
をこの充填ガスに対して開閉操作する必要がなく、電磁
装置に通電する必要がないのでこの電磁装置を大型化す
る必要もない。
【0009】上記の充填路の他端は、前記のガスボンベ
の内部空間に直接連通させても良いが、上記の第1開閉
弁と上記の減圧弁との間の上記ガス連通路を介してガス
ボンベの内部空間に連通させてもよい。また、ハウジン
グに容器連結口を形成し、この容器連結口と上記のガス
連通路とを連通するガス分岐路を、上記の第2開閉弁に
対して並列に設けることができる。さらにこの場合に
は、このガス分岐路を介して上記の充填路の他端を前記
のガスボンベの内部空間に連通させてもよい。
【0010】なお、上記のハウジングは、第1開閉弁を
設けた第1ハウジング部分と、第2開閉弁を設けた第2
ハウジング部分とを備え、両ハウジング部分を互いに着
脱可能に固定してもよい。この場合には、両開閉弁の性
能や品質検査などがそれぞれ単独に実施されたのち一体
に組みつけられ、また、ガスボンベに第1ハウジング部
分を固定したまま第2ハウジング部分を離脱させて、第
2開閉弁の電磁装置等の修理や交換などのメンテナンス
が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の第1実施形
態を示し、図1は本発明のガスボンベ用バルブ装置を用
いた、圧縮天然ガスを燃料とするエンジンの燃料供給装
置の概略構成図、図2は上記ガスボンベ用バルブ装置の
系統図、図3はバルブ装置の横断平面図である。
【0012】図1に示すように、本発明のバルブ装置
(2)はガスボンベ(1)に固定されており、このバルブ装
置(2)には、第1開閉弁である容器元弁(3)と第2開閉
弁である主止弁(4)とが組み込まれ、さらに容器元弁
(3)と主止弁(4)との間に減圧弁(5)が組み込まれてい
る。上記バルブ装置(2)には燃料供給路(6)の一端が連
結されており、この燃料供給路(6)の他端は、燃料遮断
弁(7)等を経てエンジン(8)に連結してある。上記容器
元弁(3)は手動開閉弁で構成してあり、上記主止弁(4)
と燃料遮断弁(7)は電磁開閉弁で構成してある。上記容
器元弁(3)を開いた状態で、エンジンスイッチ(9)を入
れて主止弁(4)と燃料遮断弁(7)を開弁することによ
り、ガスボンベ(1)から燃料ガスが取り出されてエンジ
ン(8)へ供給される。
【0013】上記バルブ装置(2)には充填口(10)が設け
てあり、この充填口(10)は逆止弁(11)と上記容器元弁
(3)を介して、上記ガスボンベ(1)の内部空間に連通連
結してある。上記充填口(10)にはガス充填管(13)の一端
が接続されており、ガス充填管(13)の他端には急速継手
からなる充填装置接続具(14)が設けてある。このガス充
填管(13)の中間部にはガス充填弁(15)が設けてあり、ガ
ス充填の際には、上記充填装置接続具(14)に図外のガス
充填装置を接続し、ガス充填弁(15)を開操作することで
所定の燃料ガスがガスボンベ(1)内に充填される。
【0014】また、上記バルブ装置(2)には容器連結口
(16)が形成してあり、この容器連結口(16)を上記の容器
元弁(3)の弁室に連通してある。この容器連結口(16)に
はガス連結管(17)が接続され、このガス連結管(17)を介
して、他のガスボンベ(65)に付設された他のバルブ装置
(66)のガス出口(67)に連結される。この他のバルブ装置
(66)にも容器連結口(68)が形成してあり、さらに別のガ
スボンベに連結することが可能となっている。なお、他
のガスボンベを連結する必要がない場合は、上記の容器
連結口(16・68)は封止栓により閉止される。
【0015】上記他のガスボンベ(65)内の貯留ガスは、
このガスボンベ(65)に付設した上記バルブ装置(66)内の
容器元弁(69)を開き、本発明のバルブ装置(2)の主止弁
(4)を開弁させることで、この主止弁(4)と前記の燃料
供給路(6)とを順に経てエンジン(8)へ供給される。ま
た、上記他のガスボンベ(65)への充填ガスは、上記の他
のバルブ装置(66)の容器元弁(69)を開弁させることによ
って、ガス充填管(13)から、本発明のバルブ装置(2)の
充填口(10)、逆止弁(11)、容器元弁(3)の弁室、容器連
結口(16)、上記のガス連結管(17)、及び上記他のバルブ
装置(66)の容器元弁(69)を経て、上記他のガスボンベ(6
5)内に充填される。即ち、上記他のガスボンベからのガ
スの取出しや、このガスボンベへのガスの充填が上記の
本発明のバルブ装置を介して行われるので、この他のガ
スボンベに付設されるバルブ装置は構造を大幅に簡略化
することができる。
【0016】なお、この実施形態では、燃料供給路(6)
に複数のガスボンベ(1・65)を直列状に連結している
が、複数のガスボンベにそれぞれ本発明のバルブ装置を
付設して、各バルブ装置を上記燃料供給路(6)に並列状
に連結してもよい。
【0017】次に、上記バルブ装置の具体的構造を、図
2及び図3に基づいて説明する。図2及び図3に示すよ
うに、上記バルブ装置(2)のハウジング(20)は、ガスボ
ンベ(1)に固定された第1ハウジング部分(21)と、この
第1ハウジング部分(21)に着脱可能に固定された第3ハ
ウジング部分(23)と第2ハウジング部分(22)とからな
る。図3に示すように、これらの各ハウジング部分(21
・22・23)は締結ボルト(19)で互いに確りと固定されて
おり、修理や部品交換時には、必要に応じてこの締結ボ
ルト(19)が緩められ、簡単にメンテナンスされる。
【0018】上記第1ハウジング部分(21)には、ガスボ
ンベ(1)の内部空間(25)に開口するガス入口(26)、入口
路(27)、上記容器元弁(3)及びガス連通路(28)の上流部
分が順に設けてあり、上記の入口路(27)に過流防止弁(2
9)を設けてある。上記容器元弁(3)の第1弁室(31)の入
口に第1弁座(32)が設けてあり、第1弁室(31)に挿入さ
れた第1閉止部材(33)は、伝動具であるスピンドル(34)
を介してハンドル(35)に連動連結してある。このハンド
ル(35)を手動操作することによって上記第1閉止部材(3
3)が上記第1弁座(32)に対し開閉操作される。
【0019】また、上記第1ハウジング部分(21)内には
ガス導出路(36)が形成してあり、ガスボンベ(1)内に開
口するガス導出口(37)が、このガス導出路(36)を介して
安全弁(38)に連通されている。なお、バルブ装置の安全
弁(38)としては、破裂板形式やバネ式等の形式のものを
用いることも考えられるが、車両火災時等の安全性を考
慮すると、可溶栓を用いた形式の安全弁を用いるのが好
ましい。
【0020】上記の安全弁(38)の安全弁室(39)と前記の
第1弁室(31)とは略同一直線状に配置され、この安全弁
室(39)と前記の入口路(27)との間に復帰ガス案内路(40)
を形成してある。上記安全弁室(39)には復帰ガス遮断部
材(41)を挿入してあり、この復帰ガス遮断部材(41)を遮
断バネ(42)で上記復帰ガス案内路(40)の入口に向けて付
勢してある。上記復帰ガス遮断部材(41)の先端には押棒
(43)が突設してあり、この押棒(43)の先端は前記容器元
弁(3)の第1閉止部材(33)に臨ませてある。上記ハンド
ル(35)を操作して第1閉止部材(33)を開弁した状態で
は、上記押棒(43)の先端が第1弁室(31)内に突入し、上
記復帰ガス遮断部材(41)が復帰ガス案内路(40)の入口に
接当して、安全弁室(39)と復帰ガス案内路(40)との連通
が遮断される。
【0021】前記の燃料供給路(6)での配管の破損等、
何らかの異常により過流が生じて、前記の過流防止弁(2
9)の上流側と下流側との間で設定値以上の差圧を生じる
と、この過流防止弁(29)が作動してガスボンベ(1)から
入口路(27)へのガスの流出が停止する。この過流防止弁
(29)が作動した状態で前記の容器元弁(3)を閉じると、
上記の押棒(43)の先端が第1閉止部材(33)に押圧され、
これに連動して上記の復帰ガス遮断部材(41)が強制的に
開弁する。これにより、ガスボンベ(1)の内部空間(25)
がガス導出路(36)、安全弁室(39)及び復帰ガス案内路(4
0)を順に介して上記入口路(27)に連通するので、過流防
止弁(29)の上流側と下流側との間の差圧がなくなり、過
流防止弁が正常状態に復帰する。その後、上記の異常に
対処したのち、容器元弁(3)を開くと、ガスボンベ(1)
から入口路(27)へ取出しガスが正常に取出される。
【0022】上記第1ハウジング部分(21)には前記の容
器連結口(16)が形成してあり、この容器連結口(16)と上
記容器元弁(3)の第1弁室(31)とを連通するガス分岐路
(18)を設けてある。従って、上記の容器連結口(16)はこ
のガス分岐路(18)と第1弁室(31)とを介して前記のガス
連通路(28)に連通されている。上記の容器連結口(16)に
は前述のようにガス連結管(17)が接続され、このガス連
結管(17)を介して上記のガス連通路(28)が他のガス容器
に連結される。
【0023】また、上記第1ハウジング部分(21)の外面
には前記の充填口(10)が形成してあり、この充填口(10)
に前記のガス充填管(13)の一端が接続される。この第1
ハウジング部分(21)内には、上記の充填口(10)に一端を
連通させた充填路(59)が設けてあり、この充填路(59)の
他端は、上記のガス連通路(28)の上流部分を介して前記
のガスボンベ(1)の内部空間(25)に連結してある。そし
てこの充填路(59)に、ガスボンベ(1)の内部空間(25)か
ら上記充填口(10)への流れを阻止する逆止弁(11)を設け
てある。なおこの充填路(59)は、後述の主止弁(4)及び
減圧弁(5)に対して並列に配置されている。
【0024】上記第1ハウジング部分(21)に固定される
上記の第3ハウジング部分(23)内には、これを貫通する
状態に前記のガス連通路(28)の中間部分が形成してあ
り、このガス連通路(28)の中間部分に減圧弁(5)が設け
てある。上記の減圧弁(5)の減圧弁室(54)には減圧部材
(55)が挿入してある。この減圧部材(55)は小径の第1ピ
ストン(56)と大径の第2ピストン(57)を備え、減圧バネ
(58)で開弁方向に弾圧されている。そして前記の容器元
弁(3)から流出した取出しガスは、この減圧弁(5)の第
1ピストン(56)に作用するガス圧と減圧バネ(58)とによ
る開き力と、第2ピストン(57)に作用するガス圧による
閉じ力とのバランスによって減圧されたのち減圧弁(5)
から送り出される。
【0025】上記の第3ハウジング部分(23)に固定され
る上記の第2ハウジング部分(22)には、ガス連通路(28)
の下流部分、主止弁(4)、出口路(44)及びガス出口(45)
が順に設けてあり、この主止弁(4)はガス連通路(28)を
介してを前記の容器元弁(3)に連通してある。また上記
のガス出口(45)には前記の燃料供給路(6)の一端が接続
され、この燃料供給路(6)の他端は、前述のとおり燃料
遮断弁(7)等を経てエンジン(8)に連結される。
【0026】上記の主止弁(4)には、第2弁室(46)から
の出口の周囲に第2弁座(47)を形成してあり、プランジ
ャ(48)の先端に付設した第2閉止部材(49)が第2弁室(4
6)に挿入してある。上記プランジャ(48)と電磁装置(50)
の固定コア(51)との間には閉弁バネ(52)が配置されてお
り、この閉弁バネ(52)の弾圧力により、上記プランジャ
(48)を介して上記第2閉止部材(49)が前記第2弁座(47)
へ押圧される。一方、上記電磁装置(50)のソレノイドコ
イル(53)に通電して励磁させると、上記プランジャ(48)
が閉弁バネ(52)の弾圧力に抗して固定コア(51)に引き付
けられ、これにより第2閉止部材(49)が第2弁座(47)か
ら離れて開弁される。
【0027】また、上記第2ハウジング部分(22)内に
は、上記出口路(44)と上記の第2弁室(46)とを接続する
バイパス路(60)が、上記の主止弁(4)と並列となる状態
に設けてあり、このバイパス路(60)の中間部に、手動で
開閉操作される第3開閉弁(61)を設けてある。通常のガ
ス取出時やガス充填時にはこの第3開閉弁(61)は閉弁さ
れているが、配管施工後など、前記エンジンスイッチ
(9)を切った状態で配管の気密性やガス導通性を検査す
る場合は、この第3開閉弁(61)を開弁することで、前記
の減圧弁(5)で減圧された取出しガスにより実施され
る。
【0028】なお、この実施形態では充填口(10)を第1
ハウジング部分(21)に設けたが、他のハウジング部分(2
2・23)に設けても良い。また、上記充填路(59)の他端を
ガス連通路(28)に連結したが、入口路(27)やガスボンベ
(1)の内部空間(25)に直接連通させることも可能であ
る。また、上記主止弁(4)の入口、上記ガス出口(45)及
び上記充填口(10)にそれぞれフィルター(62)を配置した
が、各弁の出入口やバルブ装置全体の出入口ポート等に
フィルターを付設してもよい。
【0029】図4及び図5は本発明の第2実施形態を示
し、図4はガスボンベ用バルブ装置の系統図、図5はバ
ルブ装置の横断平面図である。この第2実施形態では、
上記第1実施形態と異なり、容器連結口(16)とガス分岐
路(18)を備えたアダプター(64)が第1ハウジング部分(2
1)に固定しある。そしてこのアダプター(64)に充填口(1
0)と充填路(59)とを形成し、この充填路(59)の他端を、
上記のガス分岐路(18)を介してガスボンベ(1)の内部空
間(25)に連通してある。その他の構成は前記の第1実施
形態と同様であるので説明を省略する。
【0030】この第2実施形態では、第1ハウジング部
分(21)に固定したアダプター(64)に充填口(10)を形成し
たので、第1ハウジング部分(21)を簡略に構成すること
ができる。
【0031】図6及び図7は本発明の第3実施形態を示
し、図6はガスボンベ用バルブ装置の系統図、図7はバ
ルブ装置の横断平面図である。この第3実施形態では、
上記第1実施形態や第2実施形態と異なって、充填口(1
0)がガス出口(45)と兼用されており、この充填口(10)に
燃料供給路(6)の中間部を介してガス充填管(13)の一端
が接続される。
【0032】バルブ装置(2)のハウジング(20)は、第1
ハウジング部分(21)と第2ハウジング部分(22)と第3ハ
ウジング部分(23)とからなり、この第1ハウジング部分
(21)に充填路(59)を設け、この充填路(59)の中間部に逆
止弁(11)を設けた点は、前記の第1実施形態と同様であ
る。しかし、第1実施形態と異なり、上記の第2ハウジ
ング部分(22)は第1ハウジング部分(21)と第3ハウジン
グ部分(23)の両者に固定され、上記の充填路(59)の一端
は、出口路(44)の中間部を介して前記の充填口(10)に連
通してある。なお、充填路(59)の他端は減圧弁(5)と容
器元弁(3)との間のガス連通路(28)を介して、ガスボン
ベ(1)の内部空間(25)に連通してあるなど、その他の構
成は、前記第1実施形態と同様である。この第3実施形
態ではガス出口と充填口が兼用されるので、燃料供給装
置全体の配管を簡略化することができる。
【0033】図8及び図9は本発明の第4実施形態を示
し、図8はガスボンベ用バルブ装置の系統図、図9はバ
ルブ装置の横断平面図である。この第4実施形態では、
上記第3実施形態と同様、充填口(10)がガス出口(45)と
兼用してある。また、バルブ装置(2)のハウジング(20)
は、第1ハウジング部分(21)と第2ハウジング部分(22)
と第3ハウジング部分(23)とからなり、第1ハウジング
部分(21)に、前記の第2実施形態と同様、容器連結口(1
6)とガス分岐路(18)を備えたアダプター(64)を固定して
ある。
【0034】上記のアダプター(64)に設けたガス分岐路
(18)の中間部は、第2ハウジング部分(22)に設けた出口
路(44)の中間部と、ガス連通管(63)を介して接続してあ
り、このガス連通管(63)内に充填路(59)を形成してあ
る。即ち、この充填路(59)の一端は、出口路(44)の中間
部を介して前記の充填口(10)に連通され、他端は、ガス
分岐路(18)の中間部を介してガスボンベ(1)の内部空間
(25)に連通するように構成されている。そして上記充填
路(59)のうち、上記のアダプター(64)内に、上記の内部
空間(25)から上記の充填口(10)へのガスの流れを阻止す
る逆止弁(11)が設けてある。その他の構成は前記の各実
施形態と同様であるので説明を省略する。
【0035】なお、上記各実施形態では、いずれもハウ
ジングを第1ハウジング部分と第2ハウジング部分と第
3ハウジング部分とから構成し、減圧弁を第3ハウジン
グ部分に組み付けたが、本発明ではこの減圧弁を第1開
閉弁と第2開閉弁との間に配置してあればよく、この減
圧弁を上記の第1ハウジング部分や第2ハウジング部分
に組み付けて、第3ハウジング部分を省略しても良い。
また、上記各実施形態では、容器元弁と主止弁と減圧弁
とを略同一平面状に配置したが、各構成部材の配置は、
上記各実施形態のものに限定されないことはいうまでも
ない。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。
【0037】(1) 手動で開閉される第1開閉弁と、電
磁装置で開閉される第2開閉弁とを接続する配管を省略
できるので、配管作業やメンテナンス作業が容易であ
る。しかも、ガスボンベ内の貯蔵ガスを高圧化しても、
上記の第2開閉弁に加わる取出しガスの圧力を低圧に維
持できるので、この第2開閉弁の電磁装置を大型化する
必要がなく、開閉操作のための消費電力も小さく維持す
ることができる。しかも、このバルブ装置からエンジン
に至るまでの配管に加わる取出しガスの圧力も低く維持
されるので、この間の機器や配管の耐圧力を高める必要
がない。従って、貯蔵ガス量の増加を図るため、貯蔵ガ
スの高圧化に対して容易に対応することができる。
【0038】(2) 上記のハウジングに充填口を形成
し、この充填口をガスボンベの内部空間に連通させる充
填路を、上記の第2開閉弁及び減圧弁と並列に形成し、
この充填路に、上記の内部空間から上記の充填口への流
れを阻止する逆止弁を設けた場合には、上記の充填口に
ガス充填装置を接続することにより、電磁装置を備えた
第2開閉弁を開弁操作することなく、ガスボンベ内へ充
填ガスを簡単に充填することができる。
【0039】(3) 上記の充填口をガス出口と兼用し、
上記の充填路の一端を上記の充填口に、前記の出口路の
中間部を介して連通した場合には、バルブ装置からエン
ジンへのガス供給ラインとガス充填装置からガスボンベ
へのガス充填ラインとを共用できるので、配管を簡略化
することができる。
【0040】(4) 上記のハウジングに容器連結口を形
成し、この容器連結口と上記のガス連通路とを連通する
ガス分岐路を、上記の第2開閉弁に対して並列に設けた
場合には、この容器連結口と他のガスボンベに付設した
バルブ装置のガス出口とをガス連結管等を介して連通す
るだけで、複数のガスボンベを簡単に接続できる。即
ち、分岐管やチーズ継手など接続個所の多い配管構造を
用いることなく、簡単に複数のガスボンベを接続するこ
とができる。しかも、上記他のガスボンベ内の貯留ガス
は、上記容器連結口からガス分岐路と上記第2開閉弁と
を経て取り出されるので、他のガスボンベに付設したバ
ルブ装置には電磁開閉弁を設ける必要がなく安価に実施
できる。また、他のガスボンベへのガス充填は上記の接
続構造を用いることが可能となるので、ガス充填装置と
の配管も簡略にできる。
【0041】(5) 上記のハウジングが、第1開閉弁を
設けた第1ハウジング部分と、第2開閉弁を設けた第2
ハウジング部分とを備え、両ハウジング部分を互いに着
脱可能に固定した場合には、両開閉弁の性能や品質検査
などをそれぞれ単独で簡単に実施できるうえ、ガスボン
ベに第1ハウジング部分を固定したまま第2ハウジング
部分を離脱させることができるので、第2開閉弁の電磁
装置等を容易にメンテナンスできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、ガスボンベ用バ
ルブ装置を用いた、圧縮天然ガスを燃料とするエンジン
の燃料供給装置の概略構成図である。
【図2】第1実施形態の、ガスボンベ用バルブ装置の系
統図である。
【図3】第1実施形態の、ガスボンベ用バルブ装置の横
断平面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の、図2相当図である。
【図5】本発明の第2実施形態の、図3相当図である。
【図6】本発明の第3実施形態の、図2相当図である。
【図7】本発明の第3実施形態の、図3相当図である。
【図8】本発明の第4実施形態の、図2相当図である。
【図9】本発明の第4実施形態の、図3相当図である。
【符号の説明】
1…ガスボンベ、2…バルブ装置、3…第1開閉弁(容
器元弁)、4…第2開閉弁(主止弁)、5…減圧弁、10…
充填口、11…逆止弁、16…容器連結口、18…ガス分岐
路、20…ハウジング、21…第1ハウジング部分、22…第
2ハウジング部分、25…ガスボンベ(1)の内部空間、26
…ガス入口、27…入口路、28…ガス連通路、44…出口
路、45…ガス出口、50…電磁装置、59…充填路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(20)にガス入口(26)と入口路
    (27)と第1開閉弁(3)とガス連通路(28)と第2開閉弁
    (4)と出口路(44)とガス出口(45)とを順に設け、 上記の第1開閉弁(3)を手動で開閉可能に構成するとと
    もに、上記の第2開閉弁(4)を電磁装置(50)の作動で開
    閉可能に構成し、 上記のガス連通路(28)に、上記の第1開閉弁(3)からの
    取出しガスを減圧する減圧弁(5)を配置して、この減圧
    弁(5)で減圧したガスを上記の第2開閉弁(4)へ案内す
    るように構成したことを特徴とする、ガスボンベ用バル
    ブ装置。
  2. 【請求項2】 上記のハウジング(20)に充填口(10)を形
    成し、この充填口(10)をガスボンベ(1)の内部空間(25)
    に連通させる充填路(59)を、上記の第2開閉弁(4)及び
    減圧弁(5)と並列に形成し、この充填路(59)に、上記の
    内部空間(25)から上記の充填口(10)へのガスの流れを阻
    止する逆止弁(11)を設けた、請求項1に記載のガスボン
    ベ用バルブ装置。
  3. 【請求項3】 上記の充填口(10)を前記のガス出口(45)
    と兼用し、上記の充填路(59)の一端を上記の充填口(10)
    に、前記の出口路(44)の中間部を介して連通した、請求
    項2に記載のガスボンベ用バルブ装置。
  4. 【請求項4】 上記の充填路(59)の他端を前記ガスボン
    ベ(1)の内部空間(25)に、上記の第1開閉弁(3)と上記
    の減圧弁(5)との間の上記ガス連通路(28)を介して連通
    した、請求項2または請求項3に記載のガスボンベ用バ
    ルブ装置。
  5. 【請求項5】 上記のハウジング(20)に容器連結口(16)
    を形成し、この容器連結口(16)と上記のガス連通路(28)
    とを連通するガス分岐路(18)を、上記の第2開閉弁(4)
    に対して並列に設けた、請求項1から4のいずれか1項
    に記載のガスボンベ用バルブ装置。
  6. 【請求項6】 上記のハウジング(20)に容器連結口(16)
    を形成し、この容器連結口(16)と上記のガス連通路(28)
    とを連通するガス分岐路(18)を、上記の第2開閉弁(4)
    に対して並列に設け、このガス分岐路(18)を介して上記
    の充填路(59)の他端を前記のガスボンベ(1)の内部空間
    (25)に連通した、請求項2または請求項3に記載のガス
    ボンベ用バルブ装置。
  7. 【請求項7】 上記のハウジング(20)が、第1開閉弁
    (3)を設けた第1ハウジング部分(21)と、第2開閉弁
    (4)を設けた第2ハウジング部分(22)とを備え、両ハウ
    ジング部分(21・22)を互いに着脱可能に固定した、請求
    項1から6のいずれか1項に記載のガスボンベ用バルブ
    装置。
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