JP2003048130A - ワーク固定治具 - Google Patents

ワーク固定治具

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JP2003048130A
JP2003048130A JP2001236877A JP2001236877A JP2003048130A JP 2003048130 A JP2003048130 A JP 2003048130A JP 2001236877 A JP2001236877 A JP 2001236877A JP 2001236877 A JP2001236877 A JP 2001236877A JP 2003048130 A JP2003048130 A JP 2003048130A
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Koji Miyata
晃二 宮田
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YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で、加工時のワーク交換にあたって
の段取りが容易であり、しかもワークの固定が確実で高
精度の加工が可能であり、更には多様な形状のワークの
固定をも可能なワーク固定治具を提供する。 【解決手段】互いに直交する第1〜第3基準面(3〜5)を
有する基台(1) の第1基準面(3) に永久磁石(11)を装着
してワーク(2) の下面を磁力により吸着保持すると同時
に、押付部材(18)を前記第1基準面(3) 上を第2及び/
又は第3基準面(4,5) に向けて移動させ、ワーク(2) の
側面と第2及び/又は第3基準面(4,5)との間で2軸方
向から機械的に挟着固定する。これにより、簡単な段取
りと操作で正確な位置決めと強力な固定が実現でき、ワ
ーク交換の容易性の確保と高精度の加工を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種ワークの固定治
具に関し、特にワークの交換などの段取りが簡略化で
き、加工抵抗が大きい場合にも、ワークの確実な固定が
なされ、更には異種形状のワークに対してもしっかりと
固定できるワーク固定治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の機械テーブル上に被加
工物であるワークを固定するために、各種のクランプ治
具が用いられている。これらのクランプ治具は、例えば
本体と、同本体に固定された固定顎部と、本体上を前記
固定顎部に向けて進退する可動顎部と、同可動顎部を進
退させる締付けねじとを備えた機械的な締付具により構
成され、通常は、この締付具をクランプ治具として工作
機械のテーブル上に位置決め固定して使われる。
【0003】またワークに直接接触しない放電加工や加
工抵抗の小さい加工には、ワーク固定治具に電磁石また
は永久磁石を使用してワークを固定している例が多い。
このようにワーク固定治具に電磁石を用いている例とし
ては、例えば特開昭63−196342号公報に記載さ
れた被加工物のチャック装置、特開昭61−56830
号公報に記載された放電加工用治具がある。
【0004】前記特開昭63−196342号公報に記
載されたチャック装置は、電磁石を内蔵するとともに、
基準面が直交する第1、第2、第3の3つのチャックを
備えたものであり、被加工物を3つのチャック面に吸着
させて固定し、研削砥石によりワークの平面研削を行っ
ている。また、上記特開昭61−56830号公報に記
載された放電加工用治具は、マグネットブロックと位置
決めプレートを交互に複数個並設し、その配列方向と直
角方向にも位置決めプレートを設けて、位置決め精度及
び加工精度の向上、複数個のワークの同時加工による放
電加工機連続加工時間の延長が図れるというものであ
る。
【0005】さらに、例えば特開平2−269533号
公報に記載されたワーク保持台によれば、複数の磁性体
からなるワーク保持体をスプリング力によりワークの形
状に応じて上下動可能に構成し、ワークを載置保持した
のち、各ワーク保持体を固定磁石により吸着固定する。
かかる構成により、多様なワーク形状に応じて確実にワ
ークを保持できるというにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のボルトとナット
との組み合わせによる機械的な締付では、加工時におけ
るワークの交換などの段取りに時間を必要とした。また
水平方向からのみでワークを締付て固定するため浮き上
がりを完全には防ぐことができず、加工精度を低下させ
る原因となっていた。また、異種形状のワークの固定は
単なる2面からの締付固定であるため、ワークに転倒が
生じやすく、加工自体が困難であった。
【0007】一方、特開昭63−196342号や特開
昭61−56830号公報に記載された治具では、ワー
クの交換などの段取りは簡略化できるが、非磁性体から
なるワークの場合には固定が不可能となる。また、加工
抵抗が大きいと、ワークは磁力による吸着だけで完全に
は固定されていないため、加工時にずれが生じやすく、
精度が低下する虞れがあった。さらに、前記と同様に異
種形状のワークの固定においては、その形状によって
は、特定のチャック面に対して充分な吸着が行えず、ワ
ークの固定が行えないといった課題があった。これに対
して、上記特開平2−269533号公報に記載された
治具にあっては、異種形状のワークを確実に保持するこ
とが可能とはなるが、治具の構造が複雑に過ぎる。
【0008】本発明は、こうした不具合を解決すべくな
されたものであり、具体的には構造が簡単であって、加
工時のワーク交換にあたっての段取りが容易であり、し
かもワークの固定が確実で高精度の加工が可能であり、
更には多様な形状及び材質のワークの固定も可能な治具
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】かかる目的
は、本件請求項1〜11に記載された構成により効果的
に解決される。請求項1に係る発明は、ワークの固定治
具であって、磁力吸着手段を備えた第1基準面を有する
基台と、この第1基準面と直交する第2基準面を有し前
記基台に固設される第1固設部材と、前記第1基準面及
び第2基準面と直交する第3基準面を有し前記基台及び
/又は第1固設部に固設された第2固設部材と、前記第
1基準面上を第2及び/又は第3基準面に向けて移動
し、ワークを前記第2及び/又は第3基準面に押し付け
る押付部材とを備えていることを特徴としている。
【0010】本発明の治具は互いに直角に交差する第1
〜第3基準面を備えている。そのため、ワークの位置決
めが容易であり、ワーク交換にあたっての段取りも簡単
にできる。特に、基台に形成された第1基準面には磁力
吸着手段を有している。このため、ワークを第1基準面
上に載置すると、磁力により吸着されるが、ワークは同
第1基準面上を二軸平面に沿って移動させることができ
るため、ワーク交換の段取りも更に容易となる。また本
発明にあっては、前記構成に加えて、更に第2及び/又
は第3基準面に向けて移動可能なワーク押付部材を有し
ている。前述のごとく、基台に磁力により吸着され、そ
の第1基準面に沿って移動しやすいワークは、ワーク押
付部材により第2基準面及び/又は第3基準面に向けて
移動し、各基準面とワーク押付部材とによって固定され
る。
【0011】すなわち、本発明によればワークを磁力に
より第1基準面に吸着保持すると同時に位置決めがなさ
れるため、ワーク交換作業を効率的に行うことができ、
しかもワークの固定は、ワーク押付部材を使って他の基
準面と同ワーク押付部材とにより固定するため、ワーク
の固定時にはワークに対して1面を磁力により吸着保持
すると共に、少なくとも他の2面が当接固定されること
になり、その固定は強固なものであって、また加工時の
負荷にもワークは移動せず、高精度の加工が可能とな
る。更に、ワークが非磁性材料から構成されていても、
押付部材をもって押付固定できるため、ワークの材質に
関わらず、確実な固定と加工が可能となる。
【0012】請求項2に係る発明は、上記構成に加えて
前記第2基準面が磁力吸着手段を備えていることを特徴
としている。この発明にあっては、ワークの直交する2
面に対して磁力により吸着保持するため、ワークの固定
がより強固で、且つ高精度の加工が可能となる。ワーク
は第3基準面に向けてのみ移動しやすくなるため、ワー
ク押付部材を第3基準面に向けて移動可能に取り付ける
ことが好ましい。かかる構成を採用することにより、治
具に固定されたワークは、少なくとも第3基準面とワー
ク押付部材とにより機械的な挟着固定がなされると同時
に、第1及び第2基準面により磁力により吸着保持され
るため、強固な固定が実現され、加工抵抗の高い加工に
も位置ずれを起こすことなく、高精度の加工が可能とな
る。
【0013】請求項3に係る発明は、前記第1〜第3基
準面の各交差線に沿って空隙が形成されていることを特
徴としている。基台に対して、第1〜第3基準面はそれ
ぞれが直角になるように高精度に加工されている。しか
しながら、各基準面が高精度に仕上げられていても、ワ
ーク自体、特にその稜線部分が正確に直角であるとは限
らない。このように、稜線部分の一部であっても直角で
ないとき、その部分が干渉してワークの位置合わせが不
可能となる。そこで本発明にあっては、第1〜第3基準
面の各交差線に沿って空隙を形成し、前記稜線部分の逃
げを可能としてワークが各基準面に沿って正確に面当た
りするようにしている。
【0014】請求項4に係る発明は、前記押付部材が強
磁性体から構成されていることを特徴としている。押付
部材を強磁性体で構成することにより、押付部材自体は
磁力吸着手段を備えた第1基準面上に強力に吸着固定さ
れる。第1基準面に対する押付部材の吸着は第1基準面
に直交する方向に強力に作用するため、例えば不安定な
姿勢で異種形状のワークの一部を挟着固定する場合に
も、押付部材が常に第1基準面に密着した状態を維持す
るため、ワーク全体を強力に固定することが可能とな
る。
【0015】請求項5に係る発明は、前記押付部材を前
記第2及び/又は第3基準面に向けて移動させる固定手
段を有していることを特徴としている。例えば、前記固
定手段は、請求項6のごとく、前記基台から突設された
ブラケット部と、同ブラケット部に螺着された締付けね
じとを含んでおり、締付けねじの先端に押付部材をあて
がい、締付けねじを回転させることにより、押付部材を
前進させる。
【0016】また、請求項7のごとく、前記固定手段と
して、一端が前記基台の一部に回動自在に枢着されたア
ームと、同アームの回動端に螺着された締付けねじとを
含んでいることを特徴としていてもよい。ワークを移動
固定させるとき、先ずアームの回動端をワークの押付面
位置まで回動させたのち、前記締付けねじをねじ込んで
押付部材を前進させる。このようにアームを回動自在と
することにより、押付部材に対する締付けねじの好適な
あてがい位置を任意に選択でき、押付部材によるワーク
に対する押付力を有効に作用させることができる。
【0017】なお、前述の説明では締付けねじと押付部
材とが分離している場合について述べているが、これら
の発明にあって、締付けねじと押付部材とを相対回転可
能に結合させることもできる。
【0018】請求項8に係る発明は、前記固定手段とし
て、前記基台の一部に回動可能に支持されたカムと、同
カムと前記押付部材との間に介装された従動部材とを含
んでいることを特徴としている。カムを回動させること
により、従動部材を介して押付部材を第2及び/又は第
3基準面に向けて移動させることができる。
【0019】請求項9に係る発明にあっては、前記固定
手段は、前記基台の一部を貫通して形成された前記第2
及び/又は第3基準面に向けて長い開口を有する長孔
と、前記長孔を介して基台の一部にナットを介して固定
される固定ねじと、同固定ねじが取り付けられ前記第2
及び/又は第3基準面に向けて摺動する摺動部材とを含
んでいることを特徴としている。この発明によれば、ナ
ットを緩めて、基台に形成した長孔に挿通された固定ね
じ部を介して、前記摺動部材を長孔に沿って第2及び/
又は第3基準面に向けて移動させ、摺動部材単独により
又は押付部材を介してワークの押付けが完了した時点
で、ナットを締めることにより、ワークを基台に固定す
る。
【0020】請求項10に係る発明は、前記押付部材と
前記固定手段との間に介装されるスペーサを有している
ことを特徴としている。上記固定手段による押付部材の
移動量には限度があり、ワークによっては固定手段によ
って押付部材を最大限移動させたとしても、押付部材の
押付面がワークに達しない場合がある。こうした場合
に、押付部材と固定手段との間にスペーサを介在させる
ことにより、確実な押付固定が可能となる。
【0021】請求項11に係る発明は、前記押付部材と
ワークとの間に介装されるスペーサを有していることを
特徴としている。この発明にあっても、請求項10と同
様の作用効果を奏するものであるが、更に本発明ではワ
ークが異種形状である場合に、予め多様な押付面の形態
をもつスペーサを予め複数個用意しておき、異種形状の
ワークに対して、そのワークの押付面に対応する面を有
するスペーサを選んで、押付部材とワークとの間に同ス
ペーサを介在させたのち、上記固定手段により押付部材
をワークに向けて移動させることにより、多様な形状を
もつワークに対しても強固で且つ確実な固定が可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施の形
態について図示実施例に基づき具体的に説明する。図1
は本発明の第1実施例であるワーク固定治具にワークを
固定する以前の状態を斜視図で示している。図2は同ワ
ーク固定治具によりワークを固定したときの上面図、図
3は図2のIII-III 線の矢視断面図である。
【0023】本実施例にあっては、矩形ブロック状の基
台1の上面中央部がワーク2を載置する第1基準面3と
されている。この第1基準面3の周辺部は段差により一
段低く形成され、その段部3aがワーク2の下面の相対
する両端縁から下方に突出する脚部2aを受ける空間部
を構成する。図示例によるワーク2は矩形断面をもつ柱
状ブロックからなり、その長手方向の一側縁に沿って突
出片2bが突設されていると共に同じく長手方向の両端
縁から下方に向けて脚部2aが突設された形状を有して
いる。なお、ワーク形状は図示形状に限るものではな
く、任意の形状を有するものである。
【0024】前記基台1の一側縁部及び同側縁部に隣り
合う側縁部にかけて、略L字状の第2及び第3基準面
4,5を形成する第1及び第2固設部6,7を有してい
る。この実施例にあっては、前記第1及び第2固設部
6,7は、それぞれを独立して形成し、前記基台1の該
当する側縁部に溶接やボルトなどの固着手段を用いて固
設しているが、ブロック材から切削加工により、或いは
鋳造により基台1と一体に製作することもできる。また
第2固設部7は、第1固設部6に、或いは基台1及び第
1固設部6に固設するように構成することもできる。
【0025】前記基台1の上面中央部に形成される第1
基準面3と、前記第1固設部6及び第2固設部7に形成
される第2及び第3基準面4,5とは、研削加工により
高精度に加工されて互いが正確に直交して配されてお
り、ワーク2を3軸方向に正確に位置決めできるように
している。前記第1基準面3、第2基準面4及び第3基
準面5間の各交差部分には、各交差線に沿ってそれぞれ
空隙部8,9,10が形成されている。この空隙部8,
9,10がないと、ワーク2を第1〜第3基準面3,
4,5に当接させて位置決めを行おうとするとき、前記
空隙部8,9,10に対応するワーク2の稜線部分の一
部にバリなどの突出部分が存在すると、その突出部分が
僅かであっても、各基準面3,4,5と干渉して正確な
位置決めができなくなる。
【0026】前記第1基準面3には複数個の永久磁石1
1が配されている。この永久磁石11は円柱形を呈して
おり、底面に図示せぬネジ孔を有している。これらの永
久磁石11の吸着面を第1基準面3に露呈させるため、
第1基準面3を構成する基台1の磁石設置部位に配しよ
うとする永久磁石11と同径で且つ同磁石の長さ寸法よ
り僅かに深い磁石嵌着孔12が形成される。本実施例に
あっては、図示を省略しているが、前記磁石嵌着孔12
の底部中央にボルト挿通孔を基台1の下面に貫通させて
形成しており、その下面側から図示せぬボルトを挿通さ
せて、磁石嵌着孔12に嵌着された永久磁石11の底面
部の上記ネジ孔にねじ込んで締結する。
【0027】なお、ボルトによる締結に代えて、接着剤
をもって接着固定させることもできる。また、本実施例
にあっては、上記第2基準面4の中央部にも小形の永久
磁石13が装着されている。上記第1基準面3に装着さ
れる永久磁石11の径は任意に設定できるが、図示例で
は2個の大径の磁石11aと3個の中径の磁石11bが
使われ、中径の3個の磁石11bは第2基準面4の近傍
に同基準面4と平行に並設され、大径の2個の磁石11
aは後述する押付部材18の摺動領域内に第2基準面4
と平行に並設されている。
【0028】更に、本実施例によるワーク固定治具で
は、前記第2基準面4と対向する第1基準面3の端縁に
沿って、矩形板状のブラケット14が上方に向けて突設
されている。この矩形板状ブラケット14の上縁部に
は、その長手方向縁端に沿って複数のネジ孔14aが所
要のピッチをもって形成されており、それらのネジ孔1
4aの一つにハンドル付き締付けねじ15が螺着されて
いる。また、前記第2基準面4を構成する第1固設部6
にあって、上記第2固設部7とは反対側の端面には、上
記第3基準面5を構成する第2固設部7と略同一の長さ
をもつアーム16の一端が図示せぬ軸部を介して回動自
在に支持されている。このアーム16の自由端部にはネ
ジ孔16aが形成され、同ネジ孔16aには同じくハン
ドル付き締付けねじ17が外側から螺着されている。
【0029】以上が、本発明によるワーク固定治具の本
体に相当する構成であり、本発明にあっては、更に組合
せ部材としての押付部材18を備えている。図示例によ
る押付部材18は強磁性材料から構成された矩形プレー
トからなり、その長さ方向の一端部に直角に突出する同
一肉厚の突片18aを有している。
【0030】かかる構成を備えたワーク固定治具を使っ
て上述のワーク2を固定するには、ワーク2の長手方向
の一側縁に沿って突出する突出片2bとは反対側の端面
を第2基準面4に向けると共に、ワーク2の両端脚部2
aを第1基準面3の段部3aを跨ぐようにして、ワーク
2を第1基準面3に載置する。このとき、ワーク2は第
1基準面3に装着された中径の永久磁石11bに吸着保
持される。ここで、ワーク2を第2及び第3基準面4,
5に向けて第1基準面3上を摺動させ、対応する当接面
を第2及び第3基準面4,5に当接させることにより、
ワーク2の位置決めがなされる。本実施例にあっては、
前記第2基準面4にも小径の永久磁石13が装着されて
いるため、ワーク2を第2基準面4に向けて摺動させる
途中で、前記永久磁石13により吸着保持されることに
なる。
【0031】こうして、ワーク2の位置決めがなされる
と、ワーク2と矩形板状ブラケット14に螺着されたハ
ンドル付き締付けねじ15との間の第1基準面3上に、
上記矩形プレートからな押付部材18を、その突片18
aをワーク2の長手方向の一端面に当接させるようにし
て介装させる。このとき、押付部材18は磁性材料から
構成されているため、同押付部材18も第1基準面3に
装着された大径の永久磁石11aにより強力に吸着保持
される。
【0032】ここで、上記第2固設部7に回動自在に支
持されたアーム16を回動させてから、同アーム16に
螺着されたハンドル付き締付けねじ17の先端をワーク
2に対面に押し当て、同ハンドル付き締付けねじ17を
ねじ込んで、ワーク2の長手方向の両端面を第3基準面
5と前記ハンドル付き締付けねじ17とをもって機械的
に強力に締め付け固定する。同時に、矩形板状ブラケッ
ト14に螺着されたハンドル付き締付けねじ15をねじ
込むことにより、前記押付部材18を第1基準面3上を
摺動させ、同押付部材18と第2基準面4との間で機械
的に強力な締め付け固定がなされる。
【0033】本発明では、上述のごとく第1〜第3基準
面3〜5を備えたワーク固定治具にあって、少なくとも
第1基準面3を磁力による吸着手段をもってワーク2を
吸着保持できるように構成しているため、ワーク2を第
1基準面3に一旦吸着保持させたのち、第1基準面3上
を摺動させて第2及び第3基準面4,5に当接させるこ
とにより、ワーク2の位置決めを正確に行うことができ
る。また、この位置決めが終了したのち、押付部材18
を第1基準面3の所定位置に吸着保持させて、90°の
位相差をもって配された2組のハンドル付き締付けねじ
15,17をねじ込むことにより、ワーク2は2軸方向
でそれぞれ機械的に締め付けられる。
【0034】このように、ワーク交換にあたっても、単
にワーク2を第1基準面3に吸着保持させた状態で第2
及び第3基準面4,5に当接させれば位置決めが完了す
るため、ワーク交換の段取りが極めて容易であり、しか
もワーク2は第1基準面3に対しては磁力により吸着保
持されると共に、側面を2軸方向で強力に押付固定され
るため、ワーク2が第1基準面3から上方に浮き上がる
ことがなく、同時に機械的に強力に把持固定され、大き
な切削加工時の抵抗がかかっても、ワーク2の移動はな
く高精度の加工が可能となる。
【0035】また本実施例にあっては、第1〜第3基準
面3〜5が直角に交差する各交差線に沿ってそれぞれ空
隙部8,9,10を形成しているため、ワーク2を位置
決めするとき、ワーク2の稜線部を逃がすことができ、
ワーク2と各基準面3〜5とのは互いの面同士で接触す
るため、正確な位置決めがなされるようになる。
【0036】図4は、上記構成を備えたワーク固定治具
を使って異形断面をもつワーク2を不安定な姿勢で固定
するときの一態様を示している。図に示す態様によれ
ば、図3に示す姿勢にあるワーク2を、長手方向に沿っ
た軸線を中心に時計方向に90°回転させた姿勢で固定
するものである。この場合にも、本実施例にあってはワ
ーク2を確実に位置決めがなされ、且つ強力に固定でき
る。
【0037】図4に示すようにワーク2を固定するに
は、まずワーク2を同図に示す姿勢で、その一面を第2
基準面4に当接させる。このとき、第2基準面4には永
久磁石13が装着されているため、ワーク2を第1基準
面3と第2基準面4との間で吸着して保持する。勿論、
永久磁石13の磁力は、ワーク2を回転させずに吸着保
持するに十分な磁力を有している。この状態でワーク2
と矩形板状ブラケット14に螺着されたハンドル付き締
付けねじ15との間に介装された押付部材18を第1基
準面3上で摺動させて、ワーク2に当接させたのち、前
記ハンドル付き締付けねじ15をねじ込んで、図4に示
すように、ワーク2を固定する。
【0038】このハンドル付き締付けねじ15による固
定操作の最中も、ワーク2は第1及び第2基準面3及び
4に磁力により吸着保持されているため、転倒すること
がなく、前記固定操作に専念できる。また、前記押付部
材18を強磁性材料、例えば軟鉄などで構成すれば、第
1基準面3に対する吸着力が大きくなり、ハンドル付き
締付けねじ15による押付部材18の摺動も第1基準面
3から浮き上がることなく、極めて円滑になされるた
め、ワークをより確実に締め付け固定できる。
【0039】図5及び図6は、本発明の第2実施例を示
している。この実施例にあっても、その基本構造は上記
第1実施例と実質的に同じであるが、円柱形の永久磁石
11に代えて方形板状の永久磁石11を用いている点
と、ワーク2を機械的に締め付け固定するための固定手
段の構成が大きく異なる。すなわち、本実施例では第1
実施例におけるハンドル付き締付けねじ15,17に代
えて、基台1の一部を貫通して形成された前記第2及び
第3基準面4,5に向けて長い開口を有する第1及び第
2の長孔19,20と、各長孔19,20を介して基台
1の一部にそれぞれナット21,22を介して固定され
る固定ねじ23,24と、各固定ねじ23,24が取り
付けられ前記第2及び第3基準面4,5に向けて摺動す
る第1及び第2の摺動部材25,26とを備えている。
【0040】前記第1の長孔19は基台1の上記第2基
準面4から相対して離間する側縁部に形成されている。
そのため、基台1の同側縁部は内部がくり抜かれ、一部
を門型部1aに形成している。一方、上記第2の長孔2
0は前記第2固設部7の第3基準面5とは離間側の側縁
部を外方に延設した基台1の延設部1bに形成されてい
る。図示例によれば、前記第1の長孔19は前記門型部
1aに2箇所設けられ、前記第2の長孔20は前記延設
部1bに1箇所設けられている。
【0041】前記第1摺動部材25は、第2基準面4か
ら相対して離間する側縁部の略全長にわたる長さを有す
る矩形断面をもつ柱状部材からなり、前記第1の各長孔
19a,19bに対応する2箇所にねじ孔又はねじ挿通
孔が形成され、それぞれの孔に固定ねじ23a,23b
が貫通して取り付けられる。前記第2摺動部材26は、
前記延設部1bから基台1の本体にかけて摺動するブロ
ック体からなり、その前進端部の第2基準面4に対向す
る部分にテーパ面が形成されており、その後端側にはね
じ孔又はねじ挿通孔が形成され、その孔に固定ねじ24
が貫通して取り付けられている。
【0042】かかる構成を備えたワーク固定治具によれ
ば、各ナット21,22を緩めて、第1及び第2摺動部
材25,26を後退位置に待機させておき、図示せぬワ
ークを上記第1実施例と同様に位置決めすると共に、押
付部材18をワークと第1摺動部材25との間の第1基
準面3に吸着保持させたのち、基台1の門型部1a及び
延設部1bに形成された第1及び第2の長孔19,20
に挿通された固定ねじ23,24を介して、第1及び第
2の摺動部材25,26をそれぞれ第2及び第3基準面
4,5に向けて摺動させて、上記押付部材18を介して
ワークを第2基準面4及び第3基準面5に押圧固定す
る。ここで、上記各ナット21、22を締め付けて第1
及び第2摺動部材25,26を基台1上に固定する。な
お、前記第1及び第2摺動部材25,26の摺動距離が
足りない場合には、図6に示すように押付部材18と第
1摺動部材25との間にスペーサ27を介装させ、或い
は第2摺動部材26とワークとの間に図示せぬスペーサ
を介装させることもできる。
【0043】図7は前記第2実施例のワーク固定治具に
おける固定手段の変形例を示している。この変形例によ
れば、更にワークの固定操作を容易にする。すなわち、
基台1の第2及び/又は第2基準面4,5に対向する側
縁部に垂直軸回りに回転自在な所望のカム面をもつ回転
カム28を設置している。一方、摺動部材29には前記
回転カム28を収容する凹欠部29aが形成され、回転
カム28の回転により摺動部材29を所要の行程を前進
させる。この前進操作により、上述の実施例と同様に、
ワークを機械的に挟着固定する。この変形例にあって
も、摺動部材29の前進距離が足りない場合には、図7
に示すように、摺動部材29と押付部材18との間にス
ペーサ27を介装することもできる。
【0044】以上は、ワーク固定治具について単独での
使用の場合を説明したが、本発明のワーク固定治具は、
例えば図8に示すように、同一テーブル30上にスペー
サ31を介して複数設置し、複数のワーク2を固定する
とともに、同時に又は順次加工することも可能である。
また、上記回転カム28及び摺動体29に形成される凹
欠部29aの形状も、カムの回転角度に応じて順次前進
するように形成することもできる。更に、例えば予めワ
ークの押付面に当接する2以上の当接面を有するスペー
サを用意しておき、これを上記押付部材に代えて、或い
は同押付部材とワークとの間に介装することができ、こ
れらのスペーサを使うことにより、異種形状のワークの
固定がより確実となる。このように、本発明は多様な変
形が可能であり、上記実施例に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すワーク固定治具にワ
ークを固定する直前の状態を示す斜視図である。
【図2】同固定治具によるワークの固定状態を示す上面
図である。
【図3】図2におけるIII-III 線の矢視断面図である。
【図4】不安定な状態でワークを固定するときの図3に
対応する断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すワーク固定治具のワ
ーク及び押付部材を省略した斜視図である。
【図6】同固定治具の要部断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の変形例によるワークの固
定状態を示す部分上面図である。
【図8】本発明のワーク固定治具の他の使用態様を示す
部分側面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 ワーク 2a 脚部 2b 突出片 3 第1基準面 3a 段部 4 第2基準面 5 第3基準面 6 第1固設部 7 第2固設部 8〜10 空隙部 11,11a,11b 永久磁石 12 磁石嵌着孔 13 永久磁石 14 矩形板状ブラケット 14a ネジ孔 15,17 ハンドル付き締付けねじ 16 アーム 16a ネジ孔 18 押付部材 18a 突片 19,20 長孔 21,22 ナット 23,24 固定ねじ 25,26 第1及び第2摺動部材 27 スペーサ 28 回転カム 29 摺動部材 29a 凹欠部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの固定治具であって、 磁力吸着手段を備えた第1基準面を有する基台と、 この第1基準面と直交する第2基準面を有する前記基台
    に設けられた第1固設部と、 前記第1基準面及び第2基準面と直交する第3基準面を
    有する前記基台及び/又は第1固設部に設けられた第2
    固設部と、 前記第1基準面上を前記第2及び/又は第3基準面に向
    けて移動し、ワークを第2及び/又は第3基準面に押し
    付ける押付部材と、を備えてなることを特徴とするワー
    ク固定治具。
  2. 【請求項2】 更に、少なくとも前記第2基準面が磁力
    吸着手段を備えてなることを特徴とする請求項1記載の
    ワーク固定治具。
  3. 【請求項3】 前記第1〜第3基準面の各交差部分に沿
    って空隙が形成されてなることを特徴とする請求項1又
    は2記載のワーク固定治具。
  4. 【請求項4】 前記押付部材が強磁性体から構成されて
    なることを特徴とする請求項1記載のワーク固定治具。
  5. 【請求項5】 前記押付部材を前記第2及び/又は第3
    基準面に向けて移動させてワークを第2及び/又は第3
    基準面との間で固定する固定手段を有してなることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のワーク固定治
    具。
  6. 【請求項6】 前記固定手段は、前記基台から突設され
    たブラケット部と、同ブラケット部に螺着された締付け
    ねじとを含んでなることを特徴とする請求項5記載のワ
    ーク固定治具。
  7. 【請求項7】 前記固定手段は、一端が前記基台の一部
    に回動自在に枢着されたアームと、同アームの他端に螺
    着された締付けねじとを含んでなることを特徴とする請
    求項5記載のワーク固定治具。
  8. 【請求項8】 前記固定手段は、前記基台の一部に回動
    可能に支持されたカムと、同カムと前記押付部材との間
    に介装された従動部材とを含んでなることを特徴とする
    請求項5記載のワーク固定治具。
  9. 【請求項9】 前記固定手段は、前記基台の一部を貫通
    して形成された前記第2及び/又は第3基準面に向けて
    長い開口を有する長孔と、前記長孔を介して基台の一部
    にナットを介して固定される固定ねじと、固定ねじが取
    り付けられ前記第2及び/又は第3基準面に向けて摺動
    する摺動部材とを含んでなることを特徴とする請求項5
    記載のワーク固定治具。
  10. 【請求項10】 前記押付部材と前記固定手段との間に
    介装されるスペーサを有してなることを特徴とする請求
    項5記載のワーク固定治具。
  11. 【請求項11】 前記押付部材とワークとの間に介装さ
    れるスペーサを有してなることを特徴とする請求項1又
    は10記載のワーク固定治具。
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