JP2003047894A - 塗料吸着補助紙付養生シート - Google Patents
塗料吸着補助紙付養生シートInfo
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- JP2003047894A JP2003047894A JP2001274285A JP2001274285A JP2003047894A JP 2003047894 A JP2003047894 A JP 2003047894A JP 2001274285 A JP2001274285 A JP 2001274285A JP 2001274285 A JP2001274285 A JP 2001274285A JP 2003047894 A JP2003047894 A JP 2003047894A
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- sheet
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Landscapes
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】塗装時に塗料の液だれを防ぎ、さらに乾燥した
塗料がフィルム面から剥がれて飛散することを防ぐ、安
価で作業性に優れた養生シートを提供する。 【解決手段】多層に折り畳んだフィルム（１）の片側端
縁部（１ａ）から平行に所望の幅だけずらした位置に、
クラフト紙（２）を重ねて敷設し、さらに、それぞれの
片側端縁部（１ａ，２ａ）の上に、粘着テープ（３）の
粘着面（３ａ）が、一定の糊しろ幅を保持するように平
行に貼り付けながら、ロール状に巻き取ったことを特徴
とする。
塗料がフィルム面から剥がれて飛散することを防ぐ、安
価で作業性に優れた養生シートを提供する。 【解決手段】多層に折り畳んだフィルム（１）の片側端
縁部（１ａ）から平行に所望の幅だけずらした位置に、
クラフト紙（２）を重ねて敷設し、さらに、それぞれの
片側端縁部（１ａ，２ａ）の上に、粘着テープ（３）の
粘着面（３ａ）が、一定の糊しろ幅を保持するように平
行に貼り付けながら、ロール状に巻き取ったことを特徴
とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の塗装時
に、塗料が塗装面以外の部位に飛散して付着することを
防ぐために使用される、養生シートに関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来、車両等の塗装時に、塗料が塗装面
以外の部位に飛散して付着することを防ぐために、非塗
装部をシート等で覆いをする養生作業が行われており、
様々な養生シートが開発されている。例えば、「特開平
３−４２０６６号コロナ放電処理付マスキングフィル
ム」、「特開平５−６８９１９号吸液層を設けたマスキ
ングシート」、「特開平７−２８４７０４号エンボス加
工を施したマスキングフィルム」、「特開平１０−１２
８１９３号二層構造をしたマスキングシート」等の公報
がある。これらの内、「特開平１０−１２８１９３号」
公報は、注目すべき文献であるが、あくまで高圧力での
吹付け塗装、骨材入り塗料の吹付け塗装、車両ぼかし吹
付け塗装等の特殊な塗装時に、塗料の浸透を防ぐ耐塗料
バリヤー効果を追求したものであって、その構成からも
本発明の目指す「塗装時の塗料の液だれ防止、および、
塗装後の養生シートに付着した乾燥塗料の飛散防止」と
は、全く異なる効果をねらった養生シートである。ま
た、「特開平５−６８９１９号」公報は、吸液性を持っ
た紙の背面に防水性を持ったフィルムを貼り合わせたシ
ートで、塗装時の塗料の液だれによる、壁面や床面の汚
染を防ぎ、さらに養生シートで覆った被覆部への塗料の
浸透による汚染を防ぐものだが、その構成から見て旧来
より広く知られているクラフト紙の表面に樹脂をコーテ
ィングしたラミネート加工紙と内容を同じにするもので
ある。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた、
「特開平３−４２０６６号」および「特開平７−２８４
７０４号」公報は、塗装時にフィルム製養生シートに付
着した塗料の流下や滴下による床面の汚染を防ぎ、さら
に、塗装後に養生シートをはがす際、乾燥した塗料がフ
レーク状になってフィルム面から剥がれて飛散し、塗装
面等に付着するのを防ぐために、フィルム表面にコロナ
放電処理やエンボス加工処理を施し、塗料の吸着性を高
めたもので、一般に広く使用されているが、塗装面と養
生シートで覆った被覆部との境目付近では、シートに付
着する塗料の量が多いため、塗装時の塗料の液だれ防止
や、乾燥後の飛散防止の効果がないという問題点を有し
ていた。また、ラミネート加工紙を使用した養生シート
は、機能的には優れているが、コストが非常に高くなる
という問題点を有していた。さらに、ラミネート加工紙
は多層に折り畳むと、折り目の部分が破れてしまうの
で、一度しか折り畳むことができないため、広幅の養生
シートは製品の仕上がり幅が長くなり、作業性が悪く、
運搬や保管も容易でないという問題点も有していた。 【０００４】本発明は、従来の技術の有するこれらの問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、塗装時に塗料の液だれを防ぎ、さらに、養生シー
トをはがす際に、乾燥した塗料がフレーク状になってフ
ィルム面から剥がれて、飛散することを防ぎ、広幅の養
生シートでも製品の仕上がり幅は短くなる、安価で作業
性にも優れた養生シートを提供しようとするものであ
る。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における養生シートは、多層に折り畳んだフ
ィルムの片側端縁部から平行に所望の幅だけずらした位
置に、クラフト紙を重ねて敷設し、さらに、それぞれの
片側端縁部の上に、粘着テープの粘着面が一定の糊しろ
幅を保持するように平行に貼り付けながら、ロール状に
巻き取ったものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図３において、ロール状に巻き取った養生シート
（６）の端縁部に付いた粘着テープ（３）を、塗装面
（４）との境目に沿って貼り付けながら、横方向に展開
する。図４において、横方向に貼り付けた養生シートの
多層に折り畳まれたフィルム（１）を引き出して縦方向
に展開し、被覆部（５）の養生を行う。 【０００７】これにより、塗装時に塗装面と養生シート
で覆われた被覆部の境目付近では、クラフト紙が塗料を
吸着し、境目から離れた部分では、フィルムが塗料を吸
着する。 【０００８】 【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されてお
り、次のような特有な効果を奏する。 （イ）本発明を用いると、塗装面と養生シートで覆った
被覆面との境目付近では、吸液性に優れたクラフト紙が
塗料を吸着するため、塗装時の塗料の液だれや、養生シ
ートをはがす際に、乾燥塗料の飛散を防ぐことができ
る。 （ロ）本発明は、塗装時に塗料が多く付着する部分だ
け、クラフト紙とフィルムの二層構造にしているため、
全面が二層構造になっているラミネート加工紙と比較し
て、低コストで製品を作ることができる。 （ハ）本発明のフィルムは、所望の幅まで多層に折り畳
むことにより、広幅のフィルムでも、製品の仕上がり幅
が短くなり作業性が向上し、運搬や保管も容易になる。
（例えば、フィルム幅２，１００ｍｍのものは、製品幅
が３００ｍｍで仕上がる。）
に、塗料が塗装面以外の部位に飛散して付着することを
防ぐために使用される、養生シートに関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来、車両等の塗装時に、塗料が塗装面
以外の部位に飛散して付着することを防ぐために、非塗
装部をシート等で覆いをする養生作業が行われており、
様々な養生シートが開発されている。例えば、「特開平
３−４２０６６号コロナ放電処理付マスキングフィル
ム」、「特開平５−６８９１９号吸液層を設けたマスキ
ングシート」、「特開平７−２８４７０４号エンボス加
工を施したマスキングフィルム」、「特開平１０−１２
８１９３号二層構造をしたマスキングシート」等の公報
がある。これらの内、「特開平１０−１２８１９３号」
公報は、注目すべき文献であるが、あくまで高圧力での
吹付け塗装、骨材入り塗料の吹付け塗装、車両ぼかし吹
付け塗装等の特殊な塗装時に、塗料の浸透を防ぐ耐塗料
バリヤー効果を追求したものであって、その構成からも
本発明の目指す「塗装時の塗料の液だれ防止、および、
塗装後の養生シートに付着した乾燥塗料の飛散防止」と
は、全く異なる効果をねらった養生シートである。ま
た、「特開平５−６８９１９号」公報は、吸液性を持っ
た紙の背面に防水性を持ったフィルムを貼り合わせたシ
ートで、塗装時の塗料の液だれによる、壁面や床面の汚
染を防ぎ、さらに養生シートで覆った被覆部への塗料の
浸透による汚染を防ぐものだが、その構成から見て旧来
より広く知られているクラフト紙の表面に樹脂をコーテ
ィングしたラミネート加工紙と内容を同じにするもので
ある。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた、
「特開平３−４２０６６号」および「特開平７−２８４
７０４号」公報は、塗装時にフィルム製養生シートに付
着した塗料の流下や滴下による床面の汚染を防ぎ、さら
に、塗装後に養生シートをはがす際、乾燥した塗料がフ
レーク状になってフィルム面から剥がれて飛散し、塗装
面等に付着するのを防ぐために、フィルム表面にコロナ
放電処理やエンボス加工処理を施し、塗料の吸着性を高
めたもので、一般に広く使用されているが、塗装面と養
生シートで覆った被覆部との境目付近では、シートに付
着する塗料の量が多いため、塗装時の塗料の液だれ防止
や、乾燥後の飛散防止の効果がないという問題点を有し
ていた。また、ラミネート加工紙を使用した養生シート
は、機能的には優れているが、コストが非常に高くなる
という問題点を有していた。さらに、ラミネート加工紙
は多層に折り畳むと、折り目の部分が破れてしまうの
で、一度しか折り畳むことができないため、広幅の養生
シートは製品の仕上がり幅が長くなり、作業性が悪く、
運搬や保管も容易でないという問題点も有していた。 【０００４】本発明は、従来の技術の有するこれらの問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、塗装時に塗料の液だれを防ぎ、さらに、養生シー
トをはがす際に、乾燥した塗料がフレーク状になってフ
ィルム面から剥がれて、飛散することを防ぎ、広幅の養
生シートでも製品の仕上がり幅は短くなる、安価で作業
性にも優れた養生シートを提供しようとするものであ
る。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における養生シートは、多層に折り畳んだフ
ィルムの片側端縁部から平行に所望の幅だけずらした位
置に、クラフト紙を重ねて敷設し、さらに、それぞれの
片側端縁部の上に、粘着テープの粘着面が一定の糊しろ
幅を保持するように平行に貼り付けながら、ロール状に
巻き取ったものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図３において、ロール状に巻き取った養生シート
（６）の端縁部に付いた粘着テープ（３）を、塗装面
（４）との境目に沿って貼り付けながら、横方向に展開
する。図４において、横方向に貼り付けた養生シートの
多層に折り畳まれたフィルム（１）を引き出して縦方向
に展開し、被覆部（５）の養生を行う。 【０００７】これにより、塗装時に塗装面と養生シート
で覆われた被覆部の境目付近では、クラフト紙が塗料を
吸着し、境目から離れた部分では、フィルムが塗料を吸
着する。 【０００８】 【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されてお
り、次のような特有な効果を奏する。 （イ）本発明を用いると、塗装面と養生シートで覆った
被覆面との境目付近では、吸液性に優れたクラフト紙が
塗料を吸着するため、塗装時の塗料の液だれや、養生シ
ートをはがす際に、乾燥塗料の飛散を防ぐことができ
る。 （ロ）本発明は、塗装時に塗料が多く付着する部分だ
け、クラフト紙とフィルムの二層構造にしているため、
全面が二層構造になっているラミネート加工紙と比較し
て、低コストで製品を作ることができる。 （ハ）本発明のフィルムは、所望の幅まで多層に折り畳
むことにより、広幅のフィルムでも、製品の仕上がり幅
が短くなり作業性が向上し、運搬や保管も容易になる。
（例えば、フィルム幅２，１００ｍｍのものは、製品幅
が３００ｍｍで仕上がる。）
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の分解断面図
【図３】本発明を塗装面に貼り付ける状態を示す斜視図
【図４】本発明で塗装面を養生した状態を示す斜視図
【符号の説明】
１ フィルム
１ａ フィルム端縁部
２ クラフト紙
２ａ クラフト紙端縁部
３ 粘着テープ
３ａ 粘着面
４ 塗装面
５ 被覆部
６ 養生シート
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】多層に折り畳んだフィルム（１）の片側端
縁部（１ａ）から、平行に所望の幅だけずらした位置に
クラフト紙（２）を重ねて敷設し、さらに、それぞれの
片側端縁部（１ａ、２ａ）の上に、粘着テープ（３）の
粘着面（３ａ）が、一定の糊しろ幅を保持するように平
行に貼り付けながらロール状に巻き取ったことを特徴と
する養生シート（６）。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001274285A JP2003047894A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 塗料吸着補助紙付養生シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001274285A JP2003047894A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 塗料吸着補助紙付養生シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003047894A true JP2003047894A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19099350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001274285A Pending JP2003047894A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 塗料吸着補助紙付養生シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003047894A (ja) |
-
2001
- 2001-08-07 JP JP2001274285A patent/JP2003047894A/ja active Pending
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