JP2003047632A - 屈曲状態可変の座席式担架 - Google Patents

屈曲状態可変の座席式担架

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JP2003047632A JP2001238241A JP2001238241A JP2003047632A JP 2003047632 A JP2003047632 A JP 2003047632A JP 2001238241 A JP2001238241 A JP 2001238241A JP 2001238241 A JP2001238241 A JP 2001238241A JP 2003047632 A JP2003047632 A JP 2003047632A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた操作性をもって屈曲状態が変更可能と
されて、載置部に寝かされる傷病者の負担が有利に軽減
され得るようにした座席式担架を提供する。 【解決手段】 回動可能に連結された3本のパイプ部材
20,22,24の回動により、座席形態を与える屈曲状態と
される一対の支持棒10,10の一方の端部側に、操作部材
60を配設すると共に、該屈曲状態を実現する回動位置を
含む、該パイプ部材20,22,24同士の複数の回動位置の
うちの一つを選択し、該パイプ部材20,22,24同士の自
由な回動を阻止して、その選択された回動位置を固定す
る回動位置選択手段27,40を、該支持棒10の長さ方向に
隣り合うパイプ部材20,22,24同士の連結部位に配設
し、更にそれら操作部材60と回動位置選択手段27,40と
を接続して、該操作部材60の操作に伴って、該回動位置
選択手段27,40による各パイプ部材20,22,24の回動位
置の固定を行なわしめる作用部材68を設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、傷病者等を乗せて運ぶ用具であ
る担架に係り、特に、角部のある狭い通路や階段、或い
は坂道や階段等の傾斜場所において好適に使用可能な担
架の構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、事故現場等から歩行が困難とな
った傷病者等を乗せて運ぶ用具として、両端に把持部を
有する一対の支持棒を互いに平行に所定距離を隔てて位
置せしめた状態において、それら支持棒間にシートを架
設することにより、所定幅の載置部を形成してなる構成
の担架が知られている。そして、一般に、このような担
架にあっては、一対の支持棒のそれぞれが、長尺で、強
度の高い鉄製の直管等からなっており、それによって、
傷病者等が、載置部上において寝かせられた状態で、安
全に運搬され得るようになっている。
【0003】ところが、かくの如き構造の従来の担架に
おいては、傷病者等が、脚を伸ばして楽に寝かせられた
状態で乗せられ得るように、全長が十分に長くされてい
るため、狭い通路や階段の角部等では、その曲がり角が
曲がり切れずに、使用が不可能となる場合があったので
あり、また、坂道や階段等の傾斜した場所で使用する際
には、載置部上に寝かせられた傷病者等が載置部から滑
り落ちたりしないように、担架の前後で、それを支持し
て、傷病者を搬送する搬送者(担架の取扱者)が、それ
ぞれ、腰を曲げて担架の支持位置を低くしたり、或いは
担架を差し上げて、その支持位置を高くしたりして、担
架を水平に保持しなければならかったのである。
【0004】そこで、本願出願人等は、特願2000−
175274号明細書において、炭素繊維強化樹脂製の
パイプ部材からなる一対の支持棒における長さ方向中間
部の互いに対応する二箇所において、それら一対の支持
棒の平行状態を維持しつつ、同一の方向に、それら各支
持棒をそれぞれ屈曲せしめて階段状と為すことにより、
前記載置部の支持棒長さ方向における中間部に段差が設
けられて、座席部が形成されてなる構造を備えた座席式
担架を提案し、また、それと共に、各支持棒を3本のパ
イプ部材にて構成する一方、それら3本のパイプ部材を
回動可能に連結し、該3本のパイプ部材をそれぞれの連
結部において回動させることにより、各支持棒を、座席
部が形成されるように屈曲せしめた状態と、二つに折り
畳んだ状態とに変形させ得るようにした構造も、明らか
にしたのである。
【0005】このような構造を有する座席式担架におい
ては、載置部の支持棒長さ方向における中間部に設けら
れた座席部に、膝を曲げて腰掛けさせるようにして、傷
病者等を載置部上に寝かせることが出来るため、載置部
上に寝かされる傷病者等の負担を増すことなく、全体の
長さを効果的に短く為すことが可能となり、また、傾斜
場所等では、載置部上に寝かされる傷病者等の頭部側が
上側に位置するようにして、全体を傾けるように為せ
ば、傷病者等の載置部上からの滑落を防止することが出
来るのである。従って、かかる座席式担架にあっては、
狭い場所や傾斜場所でも、載置部に寝かされる傷病者等
に対する負担を可及的に抑制しつつ、優れた使用性が発
揮され得ることとなるのである。
【0006】また、各支持棒を構成する3本のパイプ部
材をそれぞれの連結部において回動させることにより、
各支持棒を、座席部が形成されるように屈曲せしめた状
態と、二つに折り畳んだ状態とに変形させ得るようにし
た構造によれば、非使用下で、各支持棒を二つに折り畳
むことによって、可及的に小さなスペース内に、コンパ
クトに収納することが可能となり、以て、取扱性が効果
的に高められ得るのである。
【0007】ところが、このような座席式担架にあって
は、座席部が形成される各支持棒の屈曲状態が不変とさ
れているため、載置部に寝かされる傷病者等によって
は、かかる一定の屈曲状態で膝や腰を曲げる姿勢に負担
を感じる場合あるといった問題が内在していたのであ
り、また、かかる各支持棒の屈曲状態と折畳み状態とに
おいて、3本のパイプ部材の回動を阻止し、或いはそれ
を解除するための操作機構が、それら3本のパイプ部材
を連結する連結部材に設けられていたため、例えば、担
架の取扱者が各パイプ部材の回動を阻止したり、或いは
それを解除したりする操作を行なう際には、一旦、把持
部から手を離し、担架を地上や床上等に載置した上で、
それらの操作を行なわなければならないといった煩わし
さがあり、その点においても、改良の余地が存していた
のである。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述せる如き事
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、回動可能に連結されて、各支持棒を構成
する3本のパイプ部材の回動により、座席形態を与える
屈曲状態が実現され得るようにした座席式担架におい
て、かかる屈曲状態が変更可能とされて、載置部に寝か
される傷病者の負担が有利に軽減され得ると共に、該屈
曲状態の変更が、容易に且つ優れた操作性をもって実施
され得るようにした新規な構造を提供することにある。
【0009】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、両端に把持部を有する支持棒の一対を互
いに平行に所定距離を隔てて位置せしめた状態におい
て、それら支持棒間にシートを架設することにより、所
定幅の載置部が形成されるようにした担架において、該
一対の支持棒の各々を炭素繊維強化樹脂からなる3本の
パイプ部材にて構成する一方、それら3本のパイプ部材
を該支持棒の長さ方向に直列させた状態下において、該
支持棒の長さ方向に隣り合うパイプ部材同士を、該載置
部の幅方向に延びる回動軸回りに回動可能に連結して、
それら3本のパイプ部材をそれぞれの連結部において、
回動させることにより、座席形態を与える屈曲状態が実
現され得るようにした座席式担架において、(a)前記
一対の支持棒の一方の端部側に配された操作部材と、
(b)前記支持棒の長さ方向に隣り合うパイプ部材同士
を連結する連結部位に設けられ、前記屈曲状態を実現す
る回動位置を含む、該パイプ部材同士の予め設定された
複数の回動位置のうちの一つを選択し、該パイプ部材同
士の自由な回動を阻止することにより、その選択された
回動位置を固定する回動位置選択手段と、(c)前記操
作部材と該回動位置選択手段とを接続し、該操作部材の
操作によって、該回動位置選択手段における複数の回動
位置のうちの一つの選択を可能ならしめる作用部材とを
有することを特徴とする屈曲状態可変の座席式担架を、
その要旨とするものである。
【0010】この本発明に従う屈曲状態可変の座席式担
架にあっては、操作部材の操作によって、座席形態を与
える屈曲状態を実現する回動位置で、パイプ部材同士の
自由な回動が阻止されて、かかる回動位置が固定される
ようになっているところから、傷病者等を、載置部上
に、膝を曲げて腰掛けさせるようにして寝かせた状態で
使用することが出来、それによって、狭い場所や傾斜場
所等でも、載置部に寝かされる傷病者等の負担を可及的
に抑制しつつ、容易に使用が可能となっているのであ
る。
【0011】そして、本発明に係る屈曲状態可変の座席
式担架においては、特に、回動位置選択手段によって、
支持棒の長さ方向に隣り合うパイプ部材同士の回動位置
が、予め設定された複数の回動位置から選択され、それ
らパイプ部材同士の自由な回動が阻止されて、その選択
された回動位置が固定されるようになっているところか
ら、かかる選択手段にて選択される回動位置を、単に、
対応する連結部位におけるパイプ部材同士の間の回動角
度が互いに異なる様々な屈曲状態を実現する複数の回動
位置を含むように、予め設定するだけで、座席形態を与
える屈曲状態を容易に変化させることが可能となるので
ある。
【0012】また、かかる本発明に従う屈曲状態可変の
座席式担架にあっては、作用部材を介して回動位置選択
手段に接続された操作部材の操作によって、複数の回動
位置のうちの一つが回動位置選択手段にて選択され、そ
してその選択された回動位置で、パイプ部材同士の自由
な回動が阻止されて、該回動位置が固定されるようにな
っており、しかも、そのような操作部材が、支持棒の一
方の端部側に配置されているところから、担架を地上等
に一々載置することなく、担架の取扱者が、把持部を把
持したままで、該把持部の手元で操作部材を操作するこ
とにより、各パイプ部材の回動位置を固定したり、或い
はそれを解除したりすることが出来るのである。
【0013】従って、かくの如き本発明に従う屈曲状態
可変の座席式担架にあっては、座席形態を与える屈曲状
態を種々変更することによって、膝や腰を曲げた状態で
載置部に寝かされる傷病者等の姿勢を容易に且つ出来る
だけ適切に変えることが出来、以て、かかる傷病者等の
負担が、より一層効果的に軽減され得るのである。しか
も、そのような座席形態を与える屈曲状態が、優れた操
作性をもって、容易に変更され得るのであり、それによ
って、取扱性の向上が、更に有利に図られ得ることとな
るのである。
【0014】なお、このような本発明に従う屈曲状態可
変の座席式担架の好ましい態様の一つによれば、前記支
持棒の長さ方向に隣り合う前記パイプ部材同士のうちの
一方の連結部位に対して、前記回動軸回りに該一方のパ
イプ部材と一体回動可能に設けられ、且つ外周部に、該
回動方向に間隔をおいて位置せしめられた凹所乃至は孔
状の凹陥部を複数有する回動体と、該パイプ部材同士の
うちの他方に対して、該回動軸回りに該他方のパイプ部
材と一体回動可能に設けられ、且つ前記回動体の複数の
凹陥部のうちの何れかに突入して、係合することによ
り、該パイプ部材同士の自由な回動を阻止するストッパ
とを含んで、前記回動位置選択手段が構成され、前記パ
イプ部材同士の予め設定された複数の回動位置から選択
される回動位置で、該ストッパを該回動体の複数の凹陥
部のうちの何れかに突入せしめることによって、該選択
された回動位置が固定されるように構成されることとな
る。
【0015】このような構成を有する屈曲状態可変の座
席式担架にあっては、回動位置選択手段にて選択された
回動位置での各パイプ部材の回動が、回動体の各凹陥部
に対するストッパ部材の係合にて、より確実に阻止され
得、それによって、様々な座席形態を与える複数の屈曲
状態が確実に維持され得るのであり、その結果として、
各種の屈曲状態で、より安定的に使用され得ることとな
るのである。
【0016】また、本発明に従う屈曲状態可変の座席式
担架の別の有利な態様の一つによれば、前記作用部材
が、該操作部材と前記回動位置選択手段の前記ストッパ
とを接続した状態下で、該操作部材の操作にて移動可能
とされ、かかる操作部材の操作による移動に伴って、該
ストッパを前記回動体の凹陥部内に突入させる方向と該
凹陥部内から離脱させる方向とに移動せしめ得るように
構成されて、前記回動位置選択手段により、前記パイプ
部材同士の予め設定された複数の回動位置から選択され
る回動位置で、該作用部材が、該操作部材の操作によっ
て移動せしめられることにより、該ストッパが、該回動
体の複数の凹陥部のうちの該ストッパが突入せしめられ
るべき凹陥部に対して突入/離脱せしめられて、該パイ
プ部材同士の自由な回動の阻止とその解除が行なわれ得
るように構成される。
【0017】このような構成を有する屈曲状態可変の座
席式担架にあっては、操作部材の操作によって、回動位
置選択手段にて選択された回動位置が、より確実に固定
され得るのであり、以て、上述せる如き優れた使用状態
が、より効果的に確保され得ることとなるのである。
【0018】さらに、本発明に従う屈曲状態可変の座席
式担架の望ましい他の態様の一つによれば、前記回動位
置選択手段により、前記パイプ部材同士の予め設定され
た複数の回動位置から選択される回動位置のそれぞれに
おいて、前記回動体の複数の凹陥部のうちの前記ストッ
パが突入せしめられるべき凹陥部内に該ストッパを突入
させる方向に向かって、該ストッパを付勢する付勢手段
が、更に設けられることとなる。これによって、回動位
置選択手段にて選択された回動位置の固定状態が、より
安定的に維持され得ることとなり、以て、上述せる如き
優れた使用状態が、更に一層有利に確保され得るのであ
る。
【0019】また、本発明に従う屈曲状態可変の座席式
担架の更に別の有利な態様の一つによれば、前記パイプ
部材同士の予め設定された複数の回動位置の中に、前記
一対の支持棒のそれぞれを一直線上に延びるように配置
した形態を与える伸展状態を実現する回動位置が含まれ
る。
【0020】このような構成を有する屈曲状態可変の座
席式担架にあっては、一対の支持棒のそれぞれを一直線
上に延びるように配置した形態を与える伸展状態を実現
する回動位置で、各パイプ部材の回動を阻止するように
為すことによって、傷病者等が、脚を伸ばした状態で、
載置部に寝かされるようにした従来通りの使用状態が得
られることとなり、以て、より多目的な使用が可能とな
るのである。
【0021】さらに、本発明に従う屈曲状態可変の座席
式担架の好ましい他の態様の一つによれば、前記パイプ
部材同士の予め設定された複数の回動位置の中に、前記
一対の支持棒のそれぞれを少なくとも二つに折り畳むよ
うに配置した形態を与える折畳み状態を実現する回動位
置が含まれることとなる。
【0022】このような構成を有する屈曲状態可変の座
席式担架にあっては、一対の支持棒のそれぞれを少なく
とも二つに折り畳むように配置した形態を与える折畳み
状態を実現する回動位置で、各パイプ部材の回動を阻止
するように為すことによって、可及的に小さなスペース
内に、コンパクトに収納することが可能となり、以て、
取扱性が、より効果的に高められ得るのである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明に係る屈曲状態可変の座席式担
架の構成について、図面を参照しつつ、詳細に説明する
こととする。
【0024】先ず、図1乃至図3には、本発明に従う構
造を有する屈曲状態可変の座席式担架の一実施形態が、
座席形態を与える屈曲状態での正面形態と側面形態と平
面形態とにおいて、それぞれ概略的に示されている。そ
こにおいて、一対の支持棒10,10が、互いに平行に
所定距離を隔てて、担架の前後方向(図1及び図2中、
上下方向)に延びるように位置せしめられている一方、
それら支持棒10,10間には、シート12が架設乃至
は張架せしめられていると共に、それら一対の支持棒1
0,10を接続する接続棒14a〜14bが4本が設け
られており、それら4本の接続棒14a〜14bにて支
持棒10,10の間隔が維持されて、シート12上に傷
病者等を乗せ得る程度の幅の載置部16が形成されるよ
うになっている。なお、支持棒10,10の両端には、
担架を持ち運びするための把持部18,18が、一体的
に設けられている。
【0025】より具体的には、このような構成の担架に
おいて、前記一対の支持棒10,10は、それぞれ、炭
素繊維強化樹脂製で、所定長さを有する直管からなる第
一、第二、及び第三の3本のパイプ20,22,24を
相互に連結せしめることにより、構成されているのであ
る。
【0026】すなわち、この支持棒10を構成する3本
のパイプ20,22,24を与える炭素繊維強化樹脂製
の直管は、よく知られているように、炭素繊維を織成し
てなるカーボンクロスを円筒状に巻いた状態において、
それに含浸せしめたエポキシ樹脂等の熱硬化型の樹脂を
加熱、硬化せしめることによって得られる複合パイプ部
材であって、ここでは、カーボンクロスと共に、更に、
ガラス繊維を織成してなるガラスクロスが積層されて、
円筒状とされ、所定の樹脂にて硬化、一体化せしめられ
てなる構造とされている。また、そのような3本のパイ
プ20,22,24のうち、第一のパイプ20は、一般
的な成人の上半身の長さよりも若干長い長さとされてい
る一方、第二のパイプ22は、該成人の腰から膝までの
長さに略相当する長さか、若しくはそれよりも所定寸法
短い長さとされ、更に、第三のパイプ24は、該成人の
膝から踵までの長さよりも若干長い長さとされている。
【0027】さらに、そのような3本のパイプ20,2
2,24のうち、第一のパイプ20と第三のパイプ24
にあっては、長さ方向の一端部に、前記把持部18が、
それぞれ取り付けられている一方、その他端部には、全
体として、略円板形態を呈する雄型連結金具25が、そ
の外周部に一体形成された固定部26において、各々挿
入され、固定されている。また、第二のパイプ22の両
端部には、第一及び第三のパイプ20,24の各他端部
に固定された雄型連結金具25と略同一の略円板状の金
具の2枚を、それらの間に所定の空隙が形成されるよう
に、互いに所定間隔を隔てて一体化せしめてなる雌型連
結金具27が、その外周部に一体形成された固定部28
において、各端部内に挿入されて、それぞれ一つずつ固
定されている。
【0028】そして、それら第一、第二、及び第三のパ
イプ20,22,24が、その順番で、前記支持棒10
の長さ方向に沿って直列に配置されており、またそのよ
うな配置状態下で、第一のパイプ20と第三のパイプ2
4のそれぞれの端部に設けられた雄型連結金具25が、
第二のパイプ22の両端部に設けられた雌型連結金具2
7に対して、その前記空隙に挿入された状態で、前記一
対の支持棒10,10間に架設乃至は張架せしめられる
シート12の幅方向に延びる回動軸29回りに回動可能
に連結されている。これによって、第一、第二、及び第
三のパイプ20,22,24が、支持棒10の長さ方向
に隣り合うもの同士において、該回動軸29回りに回動
可能に連結されているのである。
【0029】そして、ここでは、各回動軸29回りの回
動により、第一のパイプ20が、担架の前部(図1及び
図2における上部)において、その長さ方向に延びるよ
うに位置せしめられている一方、第二のパイプ22が、
該第一のパイプ20における担架の後部側端部から、担
架の上方(図2における左方向)に向かって、直角に延
びるように位置せしめられており、また、第三のパイプ
24が、第二のパイプ22における第一のパイプ20側
の端部とは反対側の端部から、担架の後部(図1及び図
2における下部)に向かって直角に且つ第一のパイプ2
0と平行に延びるように、位置せしめられている。そし
て、そのような各パイプ20,22,24の回動位置
が、後に詳述する回動位置選択手段としての回動固定機
構30によって、解除可能に固定されている。
【0030】これによって、一対の支持棒10,10
が、それぞれ、長さ方向の互いに対応する二箇所におい
て直角に屈曲せしめられて、全体として、直角に段付け
された階段状の屈曲状態とされ、また、かかる屈曲状態
が維持されるようになっているのである。そして、この
ような屈曲状態の各支持棒10を与える第一、第二、及
び第三のパイプ20,22,24の合計長さが、各支持
棒が一直線上に真っ直ぐ延びるように構成された、従来
の担架における支持棒の長さと略同一の寸法とされてい
るものの、支持棒10の両端部間の距離、即ち、それら
両端部間の直線的な長さは、階段状に屈曲せしめられて
いる分だけ、従来の担架の支持棒よりも十分に短い長さ
とされている。
【0031】一方、一対の支持棒10,10の間を接続
する4本の接続棒14a〜14bも、それら一対の支持
棒10,10と同様な構造を有する炭素繊維強化樹脂か
らなる直管にて構成されている。また、そのような4本
の接続棒14a〜14bにあっては、それらのうち、2
本の接続棒14a,14aが、一対の支持棒10,10
の互いに対応する両端部間に位置せしめられている一
方、残りの2本の接続棒14b,14bが、一対の支持
棒10,10の互いに対応する二つの連結部位間に位置
せしめられている。そして、支持棒10,10の対応す
る端部間に位置する2本の接続棒14a,14aが、そ
れぞれのものの両端部に固設されたアルミ製等の剛性の
ある取付スリーブ32を各支持棒10に外挿、固定せし
めることにより、該支持棒10,10の対応する各端部
に取り付けられており、また、支持棒10,10の対応
する二つの連結部位間に位置する2本の接続棒14b,
14bは、それぞれの両端部を、各支持棒10の二つの
連結部位にそれぞれ配設された前記雌型連結金具27,
27の各支持棒10間に延びるジョイント部に外挿、固
定せしめることにより、それら支持棒10,10の対応
する各連結部位に取り付けられているのである。
【0032】かくして、上述の如き配置形態とされた一
対の支持棒10,10間の間隔が一定に維持されるよう
になっており、また、それら一対の支持棒10,10と
4本の接続棒14a〜14bとによって形成された、担
架の骨組みを構成するフレームが、堅固なものとなっ
て、担架に捩じり方向の力が作用しても、そのフレーム
が歪んだり、撓んだりしないようになっている。そし
て、それによって、前記シート12の載置部16上に乗
せられる傷病者等の支持が困難となることもなく、その
取扱・搬送作業を有利に行い得るように構成されている
のである。
【0033】また、それら一対の支持棒10,10と4
本の接続棒14a〜14bとにて形成されたフレームに
は、載置部16上に乗せられる傷病者等を固定する固定
ベルト34が設けられている。そして、この固定ベルト
34は、自動車の座席等に据え付けられる公知の4点式
シートベルトと同様な形態を有して構成されている。こ
れによって、搬送時における傷病者等の載置部16上か
らの転落が、より確実に防止され得るようになっている
のである。なお、ここでは、前述せる如く、屈曲状態と
された各支持棒10の両端部間の距離が、前記従来の担
架における支持棒よりも十分に短くされているため、フ
レーム全体、ひいては担架全体の長さも、従来の担架の
全長よりも短くされているのである。
【0034】一方、上述の如く、4本の接続棒14a〜
14bにて接続された一対の支持棒10,10の間に架
設乃至は張架せしめられたシート12は、軽量なポリビ
ニルアルコール繊維(商品名:ビニロン)製の3枚の布
地にて構成されている。そして、かかる合成繊維製の3
枚のシート12a,12b,12cが、一対の支持棒1
0,10の間において、各支持棒10の第一のパイプ2
0同士と、第二のパイプ22同士と、第三のパイプ24
同士とを、それぞれくるみつつ、その端部同士を面ファ
スナやファスナ等にて容易に取り外し可能に架設される
ことにより、前記傷病者等を乗せ得る載置部16が形成
されるようになっている。そして、ここでは、一対の支
持棒10,10が前記屈曲状態とされていることによっ
て、一対の支持棒10,10のそれぞれのものにおける
第一のパイプ20,20間に架設されたシート12a
と、第三のパイプ24,24間に架設されたシート12
cとの間で、第二のパイプ22,22の間に架設された
シート12bにて段付けされた段差が形成されているの
である。
【0035】なお、ここでは、前述の如く、第一のパイ
プ20が、一般的な成人の上半身の長さよりも若干長く
されている一方、第二のパイプ22が、該成人の腰から
膝までの長さと略同じか、それよりも所定寸法短い長さ
とされ、更に、第三のパイプ24が、該成人の膝から踵
までの長さよりも若干長くされていることによって、第
一のパイプ20,20間と、第二のパイプ22,22間
と、第三のパイプ24,24間のシート12a,12
b,12cが、それぞれ、載置部16に乗せられる傷病
者等の上半身と、腰から膝までの部位と、膝から踵まで
の部位を載置可能な大きさとされている。
【0036】かくして、本実施形態では、前述の如くし
て、一対の支持棒10,10を、階段状の屈曲状態と為
すことにより、該一対の支持棒10,10の長さ方向に
おける載置部16の中間部に、第二のパイプ22,22
間に架設されたシート12bからなる、一般的な成人が
腰掛け可能な大きさの座席部36が設けられるようにな
っているのである。即ち、換言すれば、ここでは、各支
持棒10を構成する第一、第二、及び第三のパイプ2
0,22,24を、それらの連結部位における回動軸2
9回りに回動せしめて、階段形状と為すことにより、座
席形態を与える屈曲状態が実現され得るようになってい
るのであり、これによって、担架の長さ方向における載
置部16の中間部に設けられた座席部36に、膝を曲げ
て腰掛けさせるようにした状態で、傷病者等を載置部1
6上に寝かせて、搬送することが出来、以て、狭い場所
や傾斜場所等でも、載置部16に寝かされる傷病者等の
負担を可及的に抑制しつつ、容易に使用が可能となって
いるのである。
【0037】また、支持棒10の両端部に設けられた、
担架を持ち運びするための把持部18は、支持棒10と
同様な炭素繊維強化樹脂製の中空のパイプ部材が円形に
成形されてなる、全体として、略リング形状をもって、
構成されている。更に、このリング状の把持部18は、
手指が挿入可能な内孔を有しており、その全周にわたっ
て、該内孔内に手指を挿入した状態で把持され得る大き
さとされている。
【0038】そして、このようなリング状の把持部18
にあっては、内孔内に挿入された指の腹部が接触せしめ
られ得る大きさの谷部と、該指の腹部の横側部分が引っ
掛かり得る大きさの山部が、内周部に対して、その内周
方向の全周にわたって交互に且つ連続的に形成されて、
かかる内周部が波型形状とされている。これによって、
把持部18の内孔内に挿入された指の腹部の横側部分
を、該把持部18内側の山部にそれぞれに引っ掛けつ
つ、把持部18が把持され得るようになっており、以
て、把持部18を把持した際の指の滑りが、効果的に防
止され得るようになっているのである。
【0039】そして、図1及び図2に示されるように、
このリング状の把持部18が、支持棒10の延長線を含
む垂直面内に位置し、且つ各支持棒10,10の互いに
対応する端部において、中心軸が同一線上に位置する状
態で、外周面に一体形成された取付突部38において支
持棒10の両端部内にそれぞれ挿通せしめられて、固定
されているのである。
【0040】ところで、前述せる如く、本実施形態の座
席式担架では、各支持棒10を構成する第一、第二、及
び第三のパイプ20,22,24を、それらの連結部位
における回動軸29回りに回動せしめて、階段形状と為
すことにより、座席形態を与える屈曲状態が実現され、
また、それら各パイプ20,22,24の回動位置が回
動固定機構30にて固定されることによって、かかる屈
曲状態が維持されるようになっているのであるが、その
ような各パイプ各パイプ20,22,24の回動位置を
固定する回動固定機構30は、図2に示されるように、
支持棒10の長さ方向に隣り合うパイプ20,22,2
4同士の連結部位に一つずつ設けられた雄型及び雌型連
結金具25,27とストッパ装置40とにて、それぞれ
構成されて、それら各連結部位に対して、一つずつ配設
されている。
【0041】より詳細には、第一のパイプ20と第二の
パイプ22の連結部位の側面形態の一部を拡大して示す
図4からも明らかなように、ここでは、雌型連結金具2
7の外周部に、該外周部を径方向に切り込んだ矩形の切
込みからなる位置決め凹部42が、第二のパイプ22に
おける、載置部16の傷病者等が寝かされる側とは反対
の裏側部位に対応して位置するように、一つだけ設けら
れており、また、雄型連結金具25の外周部には、該外
周部を径方向に切り込んだ、該位置決め凹部42に対応
した矩形の切込みからなる係合凹部44が、周方向に複
数設けられている。
【0042】なお、第一のパイプ20の端部に固定され
た雄型連結金具25にあっては、図4乃至図6に実線や
二点鎖線で示される如く、外周部に設けられた複数の係
合凹部44が、第二のパイプ22との連結部位におい
て、前記回動軸29回りの回動により、該第二のパイプ
22との間で、なす角の大きさが、90°(図4に実線
で示される状態)、120°(図4に二点鎖線:アで示
される状態)、150°(図4に二点鎖線:イで示され
る状態)、180°(図4に二点鎖線:ウで示される状
態や、図5に示される状態)、及び345°(図2に二
点鎖線:エで示される状態や、図6に示される状態)と
なった際に、第二のパイプ22に固定された雌型連結金
具27の位置決め凹部42に対して、それぞれ対応位置
せしめられるように、互いに周方向に間隔おいて、設け
られている。また、第三のパイプ24の端部に固定され
た雄型連結金具25にあっても、第一のパイプ20の端
部に固定された雄型連結金具25と同様に、外周部に設
けられた複数の係合凹部44が、第二のパイプ22との
連結部位において、前記回動軸29回りの回動により、
該第二のパイプ22との間で、なす角の大きさが、90
°、120°、150°、及び180°(図5や図6に
示される状態)となった際に、第二のパイプ22に固定
された雌型連結金具27の位置決め凹部42に対して、
それぞれ、対応位置せしめられるように、互いに周方向
に間隔おいて、設けられている。
【0043】一方、ストッパ装置40は、全体として、
両端に底部を有する円筒状のハウジング46を有してい
る。また、このハウジング46は、第二のパイプ22に
おける、載置部16の傷病者等が寝かされる側とは反対
の裏側部位において、一端側の底部を、雌型連結金具2
8の前記位置決め凹部44に対応せしめた状態で、雌型
連結金具27の固定部28にボルト固定されている。
【0044】そして、かかるハウジング46内には、棒
状のストッパ金具48が、軸方向に真っ直ぐに延びるよ
うに挿通され、且つ両端部をハウジング46の両側底部
から外方に突出せしめた状態で、該軸方向に移動可能に
配されている。また、このストッパ金具48にあって
は、ハウジング46内の挿通部位における該ハウジング
46の一端側の底部側に、該一端側の底部のストッパ金
具48が挿通される孔よりもお一周り大きなフランジ部
50が設けられている一方、該ハウジング46の一端側
の底部から外方に突出せしめられた部位が、雌型及び雄
型連結金具25,25の位置決め凹部42及び係合凹部
44のそれぞれの形状に対応した矩形形状を呈し、且つ
該ストッパ金具48の軸方向における雌型連結金具25
側への移動に伴って、雌型連結金具25の位置決め凹部
44内に突入せしめられる突入部52とされており、更
に、該ハウジング46の他端側の底部から外方に突出せ
しめられた部位には、支持部10間に延びる側方延出部
54が一体的に設けられている(図8参照)。そしてま
た、このようなストッパ金具48が挿通されるハウジン
グ46の内部には、圧縮コイルばね56が、その両端部
を、該ハウジング46の前記他端部側の底部と、該ハウ
ジング46内に位置するストッパ金具48の外フランジ
部50とに係合せしめつつ、予備圧縮せしめられた状態
下で、配置されている。
【0045】かくして、ここでは、前述せる如く、第
一、第二、及び第三のパイプ20,22,24の回動軸
29回りの回動によって、雄型連結金具25の係合凹部
44の何れかを、雌型連結金具27の位置決め凹部42
に対応位置させた、各パイプ20,22,24の回動位
置において、ストッパ金具48を、圧縮コイルばね56
の付勢力に基づいて、雌型連結金具27の位置決め凹部
42内への突入方向に移動せしめて、かかるストッパ金
具48の突入部52を、互いに対応せしめられた雌型連
結金具27の位置決め凹部42内と雄型連結金具25の
係合凹部44内に突入位置せしめることにより、該突入
部52が、それらの凹部42,44に係合せしめられ
て、各パイプ20,22,24の自由な回動が阻止され
得るようになっている一方、ストッパ金具48を、付勢
手段たる圧縮コイルばね56の付勢力に抗して、雌型連
結金具27の位置決め凹部42からの離脱方向に移動さ
せることにより、各パイプ20,22,24の前記回動
軸29回りの自由な回動が許容せしめられるようになっ
ているのである。このことから明らかなように、本実施
形態では、回動体とその外周部に設けられる凹陥部と
が、雄型連結金具25と係合凹部44とにて構成されて
いると共に、凹陥部に突入して係合するストッパ部材
が、ストッパ金具48にて構成され、そして、それら雄
型連結金具25とストッパ金具48とにより、回動位置
選択手段が構成されているのである。
【0046】また、かかる本実施形態の座席式担架にお
いては、図1及び図2に示されるように、第二のパイプ
22と第三のパイプ24との連結部位同士を接続する接
続棒14bと、第三のパイプ24の端部同士を接続する
接続棒14aとの間に、それら2本の接続棒14b,1
4aを連結する連結棒58が、支持棒10の長さ方向に
沿って延びるように架設されていると共に、この連結棒
の58における、載置部16の傷病者等が寝かされる側
とは反対の裏側部位に、操作部材としてのハンドル60
が設けられている。そして、かかるハンドル60の回動
操作によって、上述せる如き位置決め凹部42とそれに
対応位置せしめられた係合凹部44に対するストッパ金
具48の突入/離脱が、容易に行なわれ得るようになっ
ているのである。
【0047】すなわち、ここでは、本実施形態の座席式
担架の背面側の一部を拡大して示す図7に示される如
く、前記連結棒58の裏側部位(載置部16の傷病者等
が寝かされる側とは反対側部位)に、筐体形状を呈する
取付ボックス62が、位置固定に設けられており、ま
た、この取付ボックス62の外側における、前記第三の
パイプ24,24の端部同士を接続する接続棒14a
側、つまり、第三のパイプ24,24の把持部18が設
けられる端部側に、前記ハンドル60が回動可能に取り
付けられている。更に、かかる取付ボックス62の内部
には、丸棒状の作動軸64が、その一端部を、前記接続
棒14a側に向かって外部に突出せしめた状態で、連結
棒58の長さ方向、換言すれば、支持棒10の長さ方向
に沿って延び、且つかかる方向に移動可能に配設されて
いる。
【0048】そして、この作動軸64にあっては、接続
棒14a側に向かって外部に突出せしめられた部位の端
部において、ハンドル60に対して、公知のクランク機
構を介して接続されている一方、該ハンドル60との接
続側とは反対側の端部に、ワイヤ取付金具66が設けら
れ、更に、このワイヤ取付金具66に、長手の2本のワ
イヤロープ68,68が、取り付けられている。これに
より、ハンドル60の回動に応じて、作動軸64と2本
のワイヤロープ68,68が、支持棒10の長さ方向に
往復動せしめられるようになっているのである。
【0049】また、図7と、座席部36の背面側部分を
拡大して示す図8とから明らかなように、作動軸64と
共に、支持棒10の長さ方向に往復動せしめられる長手
の2本のワイヤロープ68,68は、前記取付ボックス
62のハンドル取付側とは反対の側から外方に突出し、
且つ連結棒58と、前記接続棒14bと、一対の支持棒
10の長さ方向の中間部をそれぞれ構成する2本の第二
のパイプ22,22に沿って、各第二のパイプ22,2
2にそれぞれ二つずつ設けられた前記ストッパ装置40
に向かって延出し、且つ各パイプ58,14b,22,
22に取付けられた複数の取付ガイド59によって、延
出方向に移動可能に配置されている。
【0050】そして、それら各ワイヤロープ68が、各
第二のパイプ22にそれぞれ設けられた二つのストッパ
装置40a,40bのうち、第三のパイプ24側に位置
せしめられたストッパ装置40aにおけるストッパ金具
48aの側方延出部54aの端部に形成される挿通孔6
5aに、移動可能に挿通せしめられ、更に、第一のパイ
プ20側に位置するストッパ装置40bにおけるストッ
パ金具48bの側方延出部54bの端部に形成される挿
通孔65bに挿通、固定されている。また、各ワイヤロ
ープ68は、取付ボックス62から第三のパイプ24側
のストッパ装置40におけるストッパ金具48の側方延
出部54の端部への挿通部位までの部分が、容易に屈曲
乃至は湾曲せしめられるものの、殆ど伸縮しないカバー
70にて被覆されている。
【0051】これによって、ここでは、第三のパイプ2
4,24の把持部18が設けられる端部側に取り付けら
れたハンドル60を、図7において実線で示される位置
から二点鎖線で示される位置にまで回動させることによ
り、ワイヤロープ68を第一のパイプ20側から第三の
パイプ24側に向かって、引っ張り移動させることが出
来るようになっている。そして、その際に、第一のパイ
プ20側のストッパ装置40bのストッパ金具48b
が、側方延出部54bにおいて、第三のパイプ24側に
引っ張られて、該ストッパ金具48bの突入部52b
が、互いに対応位置する雌型連結金具27の位置決め凹
部42と雄型連結金具25の係合凹部44とから離脱せ
しめられるようになっている。一方、ワイヤロープ68
のカバー70は、該ワイヤロープ68の引っ張り移動に
応じて、取付ボックス62側の端部が、該取付ボックス
62により押し出されるようにして、ワイヤロープ68
の移動方向とは反対の第一のパイプ20側に向かって、
ワイヤロープ68に対して相対移動せしめられこととな
り、それによって、該カバー70の先端面に接触する、
第三のパイプ24側のストッパ装置40aにおけるスト
ッパ金具48aの側方延出部54aが、第一のパイプ2
0側に押圧されて、該ストッパ金具48aの突入部52
aが、互いに対応位置する雌型連結金具27の位置決め
凹部42と雄型連結金具25の係合凹部44とから離脱
せしめられるようになっているのである。このことから
明らかなように、ここでは、ワイヤロープ68とカバー
70とにて、作用部材が構成されているのである。
【0052】このように、本実施形態の座席式担架にお
いては、第三のパイプ24,24の把持部18が設けら
れる端部側に取り付けられたハンドル60を、単に、図
7に実線で示される回動位置と二点鎖線で示される回動
位置の間で回動させると共に、第一、第二、及び第三の
パイプ20,22,24を、互いの連結部位において回
動軸29回りに回動させるだけで、各支持棒10を、全
体として、直角に段付けされた階段状とした屈曲状態
と、互いに隣り合うパイプ同士のなす角が、120°若
しくは150°となるように段付した、他の2種類の屈
曲状態と、一直線に真っ直ぐに延びるように伸展させた
伸展状態と、二つに折り畳んだ折畳み状態とを選択し、
それら選択された状態を維持させることが出来るように
なっているのである。
【0053】それ故、かかる本実施形態の座席式担架に
あっては、例えば、把持部18を把持したままで、該把
持部18の手元でハンドル60を回動操作することによ
り、各パイプ部材20,22,24の回動位置を固定し
たり、或いはそれを解除したりして、使用状態を容易に
変更することが出来、しかも、全体を座席形態を与える
屈曲状態と為して使用する際に、載置部16に寝かされ
る傷病者等の膝や腰の曲げ角度が互いに異なる屈曲状態
を、3種類のバリエーションの中から、任意に選択する
ことが出来るのである。
【0054】従って、このような本実施形態に係る座席
式担架においては、座席形態を与える屈曲状態が、優れ
た操作性をもって、容易に変更され得るのであり、ま
た、かかる屈曲状態を種々変更することによって、載置
部16に腰掛けるような状態で寝かされる傷病者等の負
担が、より一層効果的に軽減され得、以て、従来の担架
では得られない優れた使用性や取扱性が、極めて効果的
に発揮され得ることとなるのである。
【0055】また、本実施形態の座席式担架にあって
は、各支持棒10,10を伸展させた状態での使用が可
能となっているため、載置部16に、脚を伸ばした状態
で傷病者等を寝かせることも出来、それによって、より
幅広い使用形態を確保することが可能となっているので
ある。
【0056】さらに、本実施形態では、各支持棒10,
10を二つに折り畳み得るようになっているところか
ら、非使用下で、かかる折畳み状態と為すことによっ
て、可及的に小さなスペース内に、コンパクトに収納す
ることが可能となり、以て取扱性が、より一層効果的に
高められ得るのである。
【0057】更にまた、本実施形態の座席式担架におい
ては、各パイプ20,22,24を互いに連結する雄型
連結金具25の外周部に複数設けられた係合凹部44に
対して、第二のパイプ22に設けられたストッパ装置4
0におけるストッパ金具48の突入部52が突入し、係
合せしめられることにより、各パイプ20,22,24
の回動が阻止されて、前記屈曲状態や伸展状態、更には
折畳み状態が、維持され得るようになっているところか
ら、それら各種の使用状態が、確実に維持され得て、よ
り安定的且つ安全に使用され得るのである。
【0058】また、本実施形態に係る座席式担架にあっ
ては、ストッパ装置40のストッパ金具48とハンドル
60とがワイヤロープ68にて接続されて、該ハンドル
60の回動操作によりワイヤロープ68が、その長さ方
向に移動せしめられることにより、ストッパ金具48
が、雄型連結金具25の係合凹部44に対して突入/離
脱せしめられるようになっているところから、ハンドル
60の回動操作に伴って、各パイプ20,22,24の
回動が、より確実に阻止され得、以て、上述せる如き優
れた使用状態が、より効果的に確保され得ることとなる
のである。
【0059】さらに、かかる座席式担架においては、ス
トッパ金具48が、ストッパ装置40におけるハウジン
グ46内に配置された圧縮コイルばね56により、雄型
連結金具25の係合凹部44内への突入方向に向かって
付勢せしめられて、配設されているため、ストッパ金具
48の係合凹部44内への突入状態、換言すれば、各パ
イプ20,22,24の回動位置の固定状態が、より安
定的に維持され得、それによって、上述せる如き優れた
使用状態が、更に一層有利に確保され得るのである。
【0060】更にまた、本実施形態の座席式担架にあっ
ては、そのフレームを構成する支持棒10や接続棒14
a〜14bと、支持棒10の両端に設けられた把持部1
8が、全て、炭素繊維強化樹脂からなる中空のパイプ部
材にて構成され、しかも、シート12も、軽くて強いポ
リビニルアルコール繊維からなる布にて構成されている
ところから、フレームが鉄パイプからなるものや、把持
部18が木製のもの、或いはシート12が綿布や帆布等
の布はくからなる従来の担架に比して、強度を低下させ
ることなく、その軽量化が、極めて有利に図られ得てい
るのである。また、そのように、フレームを与える支持
棒10や接続棒14a〜14bが炭素繊維強化樹脂から
なる中空のパイプ部材にて構成されていることによっ
て、傷病者等が載置部16上に乗せられた際に、フレー
ムにおいて、ある程度の撓りが生ぜしめられ得ることと
なり、以て、剛直感等の傷病者等への負担が、効果的に
和らげられ得るといった利点も発揮され得るのである。
【0061】さらに、本実施形態の座席式担架において
は、支持棒10の両端に設けられた把持部18が、リン
グ形状を呈し、その全周にわたって、内孔内に手指を挿
入した状態で把持され得るようになっているところか
ら、例えば、担架を傾ける場合や、搬送者の腰よりも高
い位置に担架を持ち上げる際等において、搬送者が、把
持部18において、最も把持し易く且つ最も力の出し易
い部分を把持しつつ、担架を支持することが出来、それ
によって、傷病者等を乗せて運ぶ際における使用性が効
果的に高められ得ると共に、搬送者の負担が、有利に軽
減され得ることとなるのである。
【0062】以上、本発明の具体的な構成について詳述
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであっ
て、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受
けるものではない。
【0063】例えば、前記実施形態では、担架のより一
層の軽量化を図るために、シート12が、ポリビニルア
ルコール繊維からなる布にて構成されていたが、勿論、
従来の如く、綿布や帆布等の布はくを用いることも可能
である。
【0064】また、支持棒10,10のそれぞれを構成
する3本のパイプ20,22,24を与える材料は、炭
素繊維強化樹脂材料であれば、その種類が、前記実施形
態に示されるものに、何等限定されるものではないので
ある。
【0065】さらに、それら3本のパイプ20,22,
24の連結構造も、例示の構造に止まることなく、各パ
イプ20,22,24を、互いの連結部位において回動
可能と為す連結構造が、当業者に知識に基づいて、適宜
に採用され得るものであることは、勿論である。
【0066】更にまた、回動位置選択手段の構造も、前
記実施形態に示されるものに、決して限定されるもので
はなく、例えば、支持棒10の長さ方向に隣り合うパイ
プ同士のうちの一方の連結部位に対して、回動軸29回
りに該一方のパイプと一体回動せしめられる回動体を、
雄型及び雌型連結金具25,27とは別の部材にて形成
すると共に、かかる回動体の外周部に、複数の係合凹部
を周方向に間隔をおいて設け、更に、そのような回動体
の係合凹部に対して突入/離脱可能とされたストッパ部
材を、該長さ方向に隣り合うパイプ同士のうちの他方に
対して、それと一体回動可能に設けて、それらの回動体
とストッパ部材にて、回動位置選択手段を構成すること
も可能なのである。
【0067】また、回動位置選択手段を前記実施形態に
示される如き雄型連結金具25とストッパ金具48にて
構成する場合にあっても、かかる雄型連結金具25の外
周部に形成される係合凹部44の形成位置は、例示され
るものに何等止まることなく、各パイプ20,22,2
4の回動により、更に多くの種類の屈曲状態が得られ、
或いは例示される如き角度とは異なる角度の屈曲状態が
得られ、またそれらが維持され得るように、雄型連結金
具25の外周部への係合凹部44の形成位置を種々変更
しても良いのである。
【0068】さらに、前記実施形態では、そのような回
動位置選択手段による各パイプ20,22,24の回動
の固定及びその固定状態の解除を行なわしめる操作部材
が、ハンドル60にて構成されていたが、かかる操作部
材の構造も、特にこれに限定されるものではない。
【0069】また、かかる操作部材と回動位置選択手段
とを接続して、操作部材に対する操作に応じた回動位置
選択手段の作動を可能ならしめる作用部材も、前記実施
形態に示される如きカバー70付ワイヤロープ68等に
止まることなく、例えば、公知のリンク機構を有し、ハ
ンドル60の操作に伴って、ストッパ金具48を雄型連
結金具25の係合凹部44に対して突入/離脱せしめら
れるように構成されたリンク部材や、モータ等の駆動手
段を有し、ハンドル60の操作により、ストッパ金具4
8の係合凹部44への突入/離脱を自動で行なわしめる
駆動部材等にて構成することも、可能なのである。
【0070】また、前記実施形態では、把持部18が、
リング形状をもって構成されていたが、従来の如く、か
かる把持部18を、単なる棒形状において構成すること
も可能である。更に、把持部18をリング形状と為す場
合にあっても、その内周部が、例示される如き形状に何
等限定されるものではないのである。
【0071】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【発明の効果】
【0072】以上の説明からも明らかなように、本発明
に従う屈曲状態可変の座席式担架にあっては、屈曲状態
が変更可能とされていることによって、載置部に寝かさ
れる傷病者の負担が有利に軽減され得ると共に、該屈曲
状態の変更が、容易に且つ優れた操作性をもって実施さ
れ得るのであり、以てより優れた使用性と取扱性とが、
何れも効果的に発揮され得ることとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う座席式担架の一例を、屈曲状態で
の使用形態において示す正面説明図である。
【図2】図1に示される担架の側面説明図である。
【図3】図1に示される担架の平面説明図である。
【図4】図2における一部切欠図を含む部分拡大説明図
である。
【図5】図1に示される担架の伸展状態での使用形態を
示す図2に対応する図である。
【図6】図1に示される担架の折畳み状態での使用形態
を示す図2に対応する図である。
【図7】図2のVII−VII断面における一部切欠図を含む
部分拡大説明図である。
【図8】図2のVIII−VIII断面における一部切欠図を含
む部分拡大説明図である。
【符号の説明】
10 支持棒 12 シート 16 載置部 18 把持部 20 第一のパイプ 22 第二の
パイプ 24 第三のパイプ 25 雄型連
結金具 27 雌型連結金具 30 回動固
定機構 36 座席部 40 ストッ
パ装置 44 係合凹部 48 ストッ
パ金具 56 圧縮コイルばね 60 ハンド
ル 68 ワイヤロープ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に把持部を有する支持棒の一対を互
    いに平行に所定距離を隔てて位置せしめた状態におい
    て、それら支持棒間にシートを架設することにより、所
    定幅の載置部が形成されるようにした担架において、該
    一対の支持棒の各々を炭素繊維強化樹脂からなる3本の
    パイプ部材にて構成する一方、それら3本のパイプ部材
    を該支持棒の長さ方向に直列させた状態下において、該
    支持棒の長さ方向に隣り合うパイプ部材同士を、該載置
    部の幅方向に延びる回動軸回りに回動可能に連結して、
    それら3本のパイプ部材をそれぞれの連結部において、
    回動させることにより、座席形態を与える屈曲状態が実
    現され得るようにした座席式担架にして、 前記一対の支持棒の一方の端部側に配された操作部材
    と、 前記支持棒の長さ方向に隣り合うパイプ部材同士を連結
    する連結部位に設けられ、前記屈曲状態を実現する回動
    位置を含む、該パイプ部材同士の予め設定された複数の
    回動位置のうちの一つを選択し、該パイプ部材同士の自
    由な回動を阻止することにより、その選択された回動位
    置を固定する回動位置選択手段と、 前記操作部材と該回動位置選択手段とを接続し、該操作
    部材の操作によって、該回動位置選択手段における複数
    の回動位置のうちの一つの選択を可能ならしめる作用部
    材とを、有することを特徴とする屈曲状態可変の座席式
    担架。
  2. 【請求項2】 前記支持棒の長さ方向に隣り合う前記パ
    イプ部材同士のうちの一方の連結部位に対して、前記回
    動軸回りに該一方のパイプ部材と一体回動可能に設けら
    れ、且つ外周部に、該回動方向に間隔をおいて位置せし
    められた凹所乃至は孔状の凹陥部を複数有する回動体
    と、該パイプ部材同士のうちの他方に対して、該回動軸
    回りに該他方のパイプ部材と一体回動可能に設けられ、
    且つ前記回動体の複数の凹陥部のうちの何れかに突入し
    て、係合することにより、該パイプ部材同士の自由な回
    動を阻止するストッパ部材とを含んで、前記回動位置選
    択手段が構成され、前記パイプ部材同士の予め設定され
    た複数の回動位置から選択される回動位置で、該ストッ
    パ部材を該回動体の複数の凹陥部のうちの何れかに突入
    せしめることによって、該選択された回動位置が固定さ
    れるようになっている請求項1に記載の屈曲状態可変の
    座席式担架。
  3. 【請求項3】 前記作用部材が、該操作部材と前記回動
    位置選択手段の前記ストッパ部材とを接続した状態下
    で、該操作部材の操作にて移動可能とされ、かかる操作
    部材の操作による移動に伴って、該ストッパ部材を前記
    回動体の凹陥部内に突入させる方向と該凹陥部内から離
    脱させる方向とに移動せしめ得るように構成されて、前
    記回動位置選択手段により、前記パイプ部材同士の予め
    設定された複数の回動位置から選択される回動位置で、
    該作用部材が、該操作部材の操作によって移動せしめら
    れることにより、該ストッパ部材が、該回動体の複数の
    凹陥部のうちの該ストッパ部材が突入せしめられるべき
    凹陥部に対して突入/離脱せしめられて、該パイプ部材
    同士の自由な回動の阻止とその解除が行なわれ得るよう
    になっている請求項2に記載の屈曲状態可変の座席式担
    架。
  4. 【請求項4】 前記回動位置選択手段により、前記パイ
    プ部材同士の予め設定された複数の回動位置から選択さ
    れる回動位置のそれぞれにおいて、前記回動体の複数の
    凹陥部のうちの前記ストッパ部材が突入せしめられるべ
    き凹陥部内に該ストッパ部材を突入させる方向に向かっ
    て、該ストッパ部材を付勢する付勢手段が、更に設けら
    れている請求項2又は請求項3に記載の屈曲状態可変の
    座席式担架。
  5. 【請求項5】 前記パイプ部材同士の予め設定された複
    数の回動位置の中に、前記一対の支持棒のそれぞれを一
    直線上に延びるように配置した形態を与える伸展状態を
    実現する回動位置が含まれている請求項1乃至請求項4
    の何れかに記載の屈曲状態可変の座席式担架。
  6. 【請求項6】 前記パイプ部材同士の予め設定された複
    数の回動位置の中に、前記一対の支持棒のそれぞれを少
    なくとも二つに折り畳むように配置した形態を与える折
    畳み状態を実現する回動位置が含まれている請求項1乃
    至請求項5の何れかに記載の屈曲状態可変の座席式担
    架。
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