JP2003047357A - 動物洗浄装置 - Google Patents

動物洗浄装置

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JP2003047357A
JP2003047357A JP2001237016A JP2001237016A JP2003047357A JP 2003047357 A JP2003047357 A JP 2003047357A JP 2001237016 A JP2001237016 A JP 2001237016A JP 2001237016 A JP2001237016 A JP 2001237016A JP 2003047357 A JP2003047357 A JP 2003047357A
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animal
washing
side wall
wall
pedestal
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JP2001237016A
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Naritsura Kawahara
成列 河原
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GEN SOGO KAIHATSU KK
GENERAL SOGO KAIHATSU KK
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GEN SOGO KAIHATSU KK
GENERAL SOGO KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動物を洗浄容器内に収容して洗浄を行なうこ
とができるようにしている動物洗浄装置において、動物
の洗浄容器への出し入れの容易な動物洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】 洗浄容器を、前後方向に伸延状態とした
台座部1と、同台座部1の伸延方向と平行に台座部1に立
設した固定側面壁2と、台座部1の前端において固定側面
壁2に一端を連結させて立設した前面壁3と、台座部1の
後端において固定側面壁2に一端を連結させて立設した
後面壁4と、前面壁3と後面壁4との間に軸架されて回動
自在とした開閉側面壁5とにより構成し、開閉側面壁5を
回動させることによって洗浄容器の側面に設けた出入口
6の開閉を行なうようにする。さらに、前面壁3の上側縁
に頸部挿入凹部31を設け、洗浄容器内に収容した動物の
頸部を前面壁3と開閉側面壁5とで挟持状態として支持し
ながら、動物の頭部を洗浄容器の外部に露出させるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動物洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動物洗浄装置としては、特開平8
−117号公報等に示されているように、頭部は露出で
きるようにした洗浄槽内に胴体部分を収容し、同洗浄槽
内に湯水を張って胴体部分を浸し、水流を生起して洗浄
を行なうとともに、洗浄後には、洗浄槽の内面に設けた
温風の送気口から温風を送気し、乾燥を行なうことがで
きるようにした動物洗浄装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように洗浄槽内に湯水を張るようにした場合には、洗浄
槽を、所定量の水量を保持するのに十分な強度を有する
構造としなければならず、動物洗浄装置が大型化・大重
量化する傾向があり、一般家庭で購入・設置することが
困難であるという問題があった。
【0004】特に、動物を洗浄槽内に出し入れする際に
は、洗浄槽の上部開口より出し入れを行なわなければな
らず、たとえば中型犬や大型犬の場合には出し入れ作業
自体が困難となり、別途の出し入れ装置が必要となり、
さらに動物洗浄装置の製造コストが高騰するという問題
があった。
【0005】また、その一方で、犬や猫などのペットを
飼っている家庭は年々増加し、ペットの洗浄を行ないた
い人は、上記の動物洗浄装置を設置しているペットショ
ップに赴いたり、あるいは、自宅の浴場でペットの洗浄
を自分で行なったりしていた。
【0006】しかし、特に自宅の浴場でペットを洗浄し
た場合、乾燥の手間が非常にかかり、大量のバスタオル
が必要となったり、あるいは、不完全な乾燥の結果風邪
をひかせたりすることがあり、簡単にかつ確実に動物の
洗浄・乾燥を行なうことができず、家庭で扱うことがで
きるコンパクトな動物洗浄装置が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の動物洗
浄装置では、動物を洗浄容器内に収容して洗浄を行なう
ことができるようにしている動物洗浄装置において、洗
浄容器を、前後方向に伸延状態とした台座部と、同台座
部の伸延方向と平行に台座部に立設した固定側面壁と、
台座部の前端において固定側面壁に一端を連結させて立
設した前面壁と、台座部の後端において固定側面壁に一
端を連結させて立設した後面壁と、前面壁と後面壁との
間に軸架されて回動自在とした開閉側面壁とにより構成
し、開閉側面壁を回動させることによって洗浄容器の側
面に設けた出入口の開閉を行なうようにした。
【0008】また、以下の点にも特徴を有するものであ
る。すなわち、 前面壁の上側縁に頸部挿入凹部を設け、洗浄容器内に
収容した動物の頸部を前面壁と開閉側面壁とで挟持状態
として支持しながら、動物の頭部を洗浄容器の外部に露
出させるようにしていること。 台座部の上面にはメッシュ状台板を設けるとともに、
同メッシュ状台板の下方に回転シャワー装置を設け、同
回転シャワー装置に給水配管を介して洗浄水を供給し、
回転シャワー装置のシャワー部を回転させながら同シャ
ワー部から洗浄水を噴出させて動物の洗浄を行なうよう
にしていること。 固定側面壁の上端に設けた乾燥風送気口と、台座部に
設けた排気口とを中途部にブロー装置を介設した送気配
管で連通連結し、洗浄容器内に気流を生起して動物の乾
燥を行なうことができるようにしていること。 排気口は洗浄水の排水口と兼用とし、排水口に連通連
結させた排水管の中途部から、ブロー装置に連通連結さ
れている送気配管を分岐していること。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の動物洗浄装置は、洗浄容
器内に動物を収容してほぼ自動的に洗浄を行なうことが
できるようにしている動物洗浄装置であり、特に、同洗
浄容器への動物の出し入れを容易に行なうことができる
ようにしているものである。
【0010】すなわち、従来のように、洗浄容器の上部
を開口として動物の出し入れを行なうのではなく、前後
方向に伸延状態とした台座部と、同台座部の伸延方向と
平行に台座部に立設した固定側面壁と、台座部の前端に
おいて固定側面壁に一端を連結させて立設した前面壁
と、台座部の後端において固定側面壁に一端を連結させ
て立設した後面壁と、前面壁と後面壁との間に軸架され
て回動自在とした開閉側面壁とにより、洗浄される動物
を囲繞状態に収容する洗浄容器を構成し、開閉側面壁を
回動させることによって開閉する出入口を洗浄容器の側
面に設けているものである。
【0011】従って、中型犬や大型犬などのような大型
の動物を洗浄容器内へ収容するために抱え上げたり、あ
るいは、別途の収容装置を必要としたりすることがな
く、極めて容易に動物を洗浄容器内に収容することがで
きる。
【0012】特に、出入口を大きく開口することができ
るので、収容される動物に、狭いところに詰め込まれる
という圧迫感を与えることなく収容することができ、動
物が暴れだすことを防止することができる。
【0013】また、前面壁の上側縁に頸部挿入凹部を設
け、洗浄容器内に収容した動物の頸部を前面壁と開閉側
面壁とで挟持状態として支持しながら、動物の頭部を洗
浄容器の外部に露出させるようにしていることにより、
動物の頭部を洗浄容器の外部に露出させやすく、そのう
え、洗浄時に洗浄容器内に頭部を引っ込めてしまうこと
を防止することができるようにしている。
【0014】本発明の動物洗浄装置で洗浄を行なう場合
には、台座部に設けた回転シャワー装置から洗浄水を噴
出させて洗浄を行なうようにしており、従来のように洗
浄容器内に湯水を張る必要がなく、洗浄容器を軽量・コ
ンパクトに形成することができ、製造コストを低減させ
ることができる。
【0015】回転シャワー装置から洗浄水を噴出させて
動物の洗浄を行なうために、台座部の上面にはメッシュ
状台板を設け、同メッシュ状台板の上に洗浄される動物
を立たせるようにし、下方から回転シャワー装置によっ
て洗浄水を噴き上げさせて洗浄を行なうようにしてい
る。
【0016】さらに、洗浄後に乾燥処理も行なうことが
できるように、固定側面壁の上端に乾燥風送気口を設け
るとともに、台座部に排気口を設け、同乾燥風送気口と
排気口とを中途部にブロー装置を介設した送気配管で連
通連結し、洗浄容器内に気流を生起して動物の乾燥を行
なうことができるようにしている。
【0017】すなわち、ブロー装置によって空気の循環
が生起されるので、洗浄容器内の気圧が必要以上に高ま
って、動物に圧迫感を与えたり、あるいは洗浄容器内の
隙間から空気が圧出されたりすることがなく、安定して
乾燥処理を行なうことができる。
【0018】特に、排気口を洗浄水の排水口と兼用と
し、排水口に連通連結させた排水管の中途部から、ブロ
ー装置に連通連結されている送気配管を分岐しているこ
とにより、動物の乾燥にともなって洗浄容器内部もくま
なく乾燥させることができ、黴の生起を防止して衛生的
とすることができる。
【0019】以下において、図面に基づいて実施例を示
しながらさらに詳説する。
【0020】
【実施例】図1は本実施例の動物洗浄装置Aを示した斜
視図であり、同動物洗浄装置Aを構成する洗浄容器を、
前後方向に伸延状態とした台座部1と、同台座部1の伸
延方向と平行に台座部1に立設した固定側面壁2と、台
座部1の前端において固定側面壁2に一端を連結させて
立設した前面壁3と、台座部1の後端において固定側面
壁2に一端を連結させて立設した後面壁4と、前面壁3
と後面壁4との間に軸架されて回動自在とした開閉側面
壁5とにより構成している。
【0021】台座部1は、図2に示すように、内部にシ
ンク部11を設けるとともに、同シンク部11内に回転シャ
ワー装置12を配設し、同回転シャワー装置12によって上
方に向けて洗浄水を噴出するようにしている。そして、
噴出した洗浄水をシンク部11で受け、シンク部11に設け
た排水口13より排水するようにしている。符号14は排水
管である。シンク部11の底面壁11aは排水口13に向けて
傾斜状態とし、確実に排水を行なうことができるように
している。
【0022】回転シャワー装置12には給水配管15を連通
連結しており、給水配管15を介して給水された水を回転
シャワー装置12のシャワーアーム12aに設けた噴出口12b
から噴出させるようにしている。さらに、駆動モータ16
によってシャワーアーム12aを回転あるいは揺動させる
ことができるようにしている。
【0023】なお、図示していないが回転シャワー装置
12には加温装置を配設し、噴出口12bより噴出される洗
浄水を所用の温度に加温することができるようにしてい
る。すなわち、所用の温度の温水を噴出させることがで
きるようにしている。
【0024】さらに、図示していないが回転シャワー装
置12には洗剤混合装置を配設し、噴出口12bより噴出さ
れる洗浄水を洗剤の混合された洗浄水とすることができ
るようにしている。すなわち、単に洗浄水によって汚れ
を洗い落とすだけでなく、洗剤によってさらに洗浄効果
を高めることができるようにしている。
【0025】台座部1の上面には、シンク部11内に配設
している回転シャワー装置12から噴出した洗浄水を遮ら
ない程度のメッシュとしたメッシュ状台板17を設け、同
メッシュ状台板17の上に動物を立たせるようにしてい
る。
【0026】同メッシュ状台板17は、中央部分は略水平
状態とするものの、両側部分にそれぞれ外側に向かって
上り勾配とした傾斜部17aを設け、同傾斜部17aには立ち
続けにくいようにすることによって動物を確実に洗浄容
器の略中央部分に立たせることができるようにしてい
る。
【0027】固定側面壁2は、台座部1の伸延方向と平
行として台座部1に立設しており、同固定側面壁2の上
端には上端連結板2aを突設して、後述する開閉側面壁5
と固定側面壁2との間において隙間が生じないようにし
ている。また、上端連結板2aの固定側面壁2側の基端部
分には送気配管21を配設し、同送気配管21に乾燥風送気
口22を設けて洗浄容器内に送風を行なうことができるよ
うにしている。符号23は送気配管21に洗浄水が被着して
同送気配管21内に洗浄水が溜まることを防止するための
遮蔽板である。同遮蔽板23には無数の通気口を設けるよ
うにしている。
【0028】前面壁3は、台座部1の前端に立設すると
ともに、一端側を固定側面壁2に連結させている。さら
に、前面壁3の上側縁には頸部挿入凹部3 1を湾曲状に
凹設し、同頸部挿入凹部31部分に動物の頸部を挿入する
ことができるようにしている。頸部挿入凹部31部分には
ゴム製のスカート32を配設し、洗浄水による洗浄時に頸
部挿入凹部31から洗浄水が漏れ出してくることを防止す
るようにしている。さらに、前面壁3には、所用の位置
に前端枢軸3aを配設し、同前端枢軸3aによって後述する
開閉側面壁5を軸架することができるようにしている。
【0029】後面壁4は、台座部1の後端に立設すると
ともに、一端側を固定側面壁2に連結させている。さら
に、前面壁3と同様に、後面壁4には、所用の位置に後
端枢軸4aを配設し、同後端枢軸4aによって後述する開閉
側面壁5を軸架することができるようにしている。
【0030】開閉側面壁5は、円筒周面状に湾曲させた
湾曲壁部5aと、同湾曲壁部5aの前面壁3側に設けた前端
壁部5bと、湾曲壁部5aの後面壁4側に設けた後端壁部5c
とにより構成している。
【0031】湾曲壁部5aは、湾曲形状がだいたい5分の
2円弧程となるようにしている。さらに、台座部1の伸
延方向と平行となる湾曲壁部5aの一方の側縁に開閉操作
把手51を突設し、また、他方の側縁には固定側面壁2に
突設した上端連結板2aの前端縁に設けた係止突片2a'と
係合する係止突片52を突設している。
【0032】前端壁部5bには、前端枢軸3aによって軸架
可能に前端枢軸軸受孔(図示せず)を設けている。さら
に、図2に示すように、前端壁部5bには頸部挿入路53を
設け、開閉側面壁5によって出入口6を閉じる際に動物
の頭部を洗浄容器の外部に露出させながら閉じることが
できるようにしている。
【0033】さらに本実施例では、頸部挿入路53の後端
に頸部挟持凹部54を湾曲状に凹設し、同頸部挟持凹部54
と前面壁3の頸部挿入凹部31とによって図3に示すよう
に略円形状の開口部を形成するとともに動物の頸部を挟
持状態として支持し、動物が洗浄時に洗浄容器内に頭部
を引っ込めてしまうことを防止するようにしている。な
お、頸部挟持凹部54部分にもゴム製のスカート55を配設
し、洗浄水による洗浄時に頸部挟持凹部54から洗浄水が
漏れ出してくることを防止するようにしている。
【0034】後端壁部5cには、後端枢軸4aによって軸架
可能に後端枢軸軸受孔(図示せず)を設けている。
【0035】上記の開閉側面壁5によって、図3に示す
ように、台座部1と、固定側面壁2と、前面壁3と、後
面壁4とによって構成された洗浄容器の出入口6を閉塞
することができるようにしている。また、開閉側面壁5
は略透明なプラスチック製として、閉塞状態としながら
も洗浄される動物の様子を外から確認することができる
ようにしている。
【0036】上記のように構成した動物洗浄装置Aを用
いて動物の洗浄を行なう場合、まず、開閉操作把手51を
持って図2に示すように開閉側面壁5を押し上げながら
同開閉側面壁5を回動させ、洗浄容器の側面に大開口状
態となった出入口6を形成し、洗浄する動物を洗浄容器
内に押し入れるようにしている。
【0037】洗浄容器の側面部分が開口することによ
り、洗浄される動物に無理をさせることなく洗浄容器内
に押し入れることができる。特に、出入口6は、洗浄容
器の側面部分のみが開口状態となって出入口6となるだ
けでなく、図2に示すように洗浄容器の上方部分の略半
分程度までも開口状態となるので、洗浄容器内に押し入
れられる動物に圧迫感を与えることがなく、動物を暴れ
させることなく収容することができる。
【0038】洗浄容器内に動物を押し入れて、台座部1
のメッシュ状台板17上に動物を立たせるとともに、前面
壁3の頸部挿入凹部31に動物の頸部を挿入させた状態と
した後、開閉操作把手51を持って開閉側面壁5を回動さ
せ、出入口6を閉じる。
【0039】このとき、開閉側面壁5の前端壁部5bに頸
部挿入路53を設けていることにより、頸部挿入路53の上
側縁で動物の頸部を軽く押下して暴れることを抑制しな
がら開閉側面壁5を回動させることができ、最後に頸部
挿入路53の後端の頸部挟持凹部54と前面壁3の頸部挿入
凹部31とによって図3に示すように略円形状の開口部を
形成するとともに動物の頸部を挟持状態として支持する
ようにしている。
【0040】出入口6を閉じ、図示していない制御部の
洗浄水噴出開始ボタンを押すことにより、回転シャワー
装置12からの洗浄水が噴出されるようにしている。ま
た、洗浄水の噴出にともなってシャワー部であるシャワ
ーアーム12aを回転させ、動物に満遍に洗浄水をかける
ことができるようにしている。
【0041】なお、シャワーアーム12aの回転は制御部
を介して調整することもできるようにしており、回転速
度を変えたり、あるいは回転ではなく揺動運動をさせた
りすることにより洗浄される動物の体毛の生え方に合わ
せた洗浄水の噴出を行なうことができるようにしてい
る。さらには、噴出口12bからの噴出量を調整すること
ができるようにもしている。
【0042】また、制御部に設けた洗剤混合ボタンを押
すことにより洗剤混合装置を作動させ、洗浄水に洗剤が
混合されて噴出口12bから噴出されるようにしており、
洗剤を用いた洗浄も行なうことができるようにしてい
る。特に、洗浄水が下方から噴き上げるように噴出され
るので、洗浄水によって体毛を掻き乱させることがで
き、洗浄効果を高めることができる。もう一度洗剤混合
ボタンを押すことにより、洗剤混合装置は作動を停止
し、洗剤の混合を停止するようにしている。
【0043】なお、洗浄水は図示していない加温装置に
よって所定の温度に加温されるようにしており、洗浄に
適した水温での洗浄を行なうことができるようにしてい
る。
【0044】洗浄水による洗浄・すすぎを十分に行なっ
た後、洗浄水噴出停止ボタンを押すことにより、回転シ
ャワー装置12からの洗浄水の噴出を停止するようにして
いる。
【0045】本実施例では、図1に示すように、台座部
1に2つの回転シャワー装置12を設けているが、2つに
限定するものではなく、さらに多くの回転シャワー装置
12を配設するようにしてもよい。
【0046】洗浄水での洗浄後、引き続き乾燥処理を行
なう。なお、乾燥処理を行なう前に、乾燥効率を高める
ために、一旦、開閉側面壁5を回動させて出入口6を開
け、動物の体に付着している洗浄水を搾り落としておく
ことが望ましい。そして、再度出入口6を開閉側面壁5
により閉じておく。
【0047】乾燥処理は、固定側面壁2の上端に設けた
送気配管21の乾燥風送気口22から洗浄容器内に乾燥風を
送気して行なうようにしている。すなわち、送気配管21
は図示していないブロー装置と連通連結させており、乾
燥処理の開始にともなって同ブロー装置を作動させるこ
とにより、乾燥風送気口22から乾燥風を送気することが
できるようにしている。
【0048】このとき、排水口13に連通連結させた排水
管14の中途部と、ブロー装置の吸気側とを送気配管21で
連通連結させ、ブロー装置の吸気作用によって洗浄容器
内の空気を排水口13から吸引排気することができるよう
にしている。すなわち、洗浄水の排水口13を排気口18と
もして兼用するようにしている。
【0049】従って、ブロー装置の作動にともなって、
乾燥風送気口22から洗浄容器内に乾燥風を送気する一方
で、排気口18(排水口13)から洗浄容器内の空気を吸引
排気して洗浄容器内に円滑な気流の流れを生起すること
ができるので、乾燥風による乾燥効率を高めることがで
きる。
【0050】特に、洗浄容器内の気圧が必要以上に高ま
ることを防止することができるので、動物に圧迫感を与
えたり、あるいは洗浄容器内の隙間、特に動物の頸部周
りから勢いよく空気が圧出されることにより動物を怯え
させたりすることを防止することができる。
【0051】さらには、洗浄容器内において乾燥風の停
留が生起されることを防止することができるので、動物
の乾燥にともなって洗浄容器内部もくまなく乾燥させる
ことができ、動物洗浄装置A内に黴が生起されることを
防止して衛生的とすることができる。
【0052】なお、図示していないがブロー装置によっ
て送気される乾燥風は、送気配管21に介設した加熱装置
によって所用の温度に加温することができるようにして
おり、動物が乾燥処理中に風邪を引くことを防止するよ
うにしている。さらには、必要に応じて送気配管21には
除湿装置を介設し、吸湿率の高い乾燥風を洗浄容器内に
送気することができるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、洗浄容器
を、前後方向に伸延状態とした台座部と、同台座部の伸
延方向と平行に台座部に立設した固定側面壁と、台座部
の前端において固定側面壁に一端を連結させて立設した
前面壁と、台座部の後端において固定側面壁に一端を連
結させて立設した後面壁と、前面壁と後面壁との間に軸
架されて回動自在とした開閉側面壁とにより構成し、開
閉側面壁を回動させることによって洗浄容器の側面に設
けた出入口の開閉を行なうようにしていることことによ
り、洗浄される動物の大きさに関係なく動物の出し入れ
を容易に行なうことができる。特に、洗浄される動物に
圧迫感を与えることなく収容することができるので、暴
れだすことを防止することができる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、前面壁の上
側縁に頸部挿入凹部を設け、洗浄容器内に収容した動物
の頸部を前面壁と開閉側面壁とで挟持状態として支持し
ながら、動物の頭部を洗浄容器の外部に露出させるよう
にしていることによって、動物の頭部を洗浄容器の外部
に露出させやすくすることができ、そのうえ、洗浄時に
洗浄容器内に頭部を引っ込めてしまうことを防止するこ
とができる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、台座部の上
面にはメッシュ状台板を設けるとともに、同メッシュ状
台板の下方に回転シャワー装置を設け、同回転シャワー
装置に給水配管を介して洗浄水を供給し、回転シャワー
装置のシャワー部を回転させながら同シャワー部から洗
浄水を噴出させて動物の洗浄を行なうようにしているこ
とによって、洗浄容器を軽量・コンパクトに形成するこ
とができ、製造コストを低減させることができる。その
うえ、ほぼ全自動的に動物の洗浄を行なうことができ
る。
【0056】請求項4記載の発明によれば、固定側面壁
の上端に設けた乾燥風送気口と、台座部に設けた排気口
とを中途部にブロー装置を介設した送気配管で連通連結
し、洗浄容器内に気流を生起して動物の乾燥を行なうこ
とができるようにしていることによって、洗浄容器内の
気圧が必要以上に高まることを防止し、動物に圧迫感を
与えたり、あるいは洗浄容器内の隙間、特に動物の頸部
周りか空気が圧出されることにより動物を怯えさせたり
することがなく、かつ、確実な乾燥処理を行なうことが
できる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、排気口は洗
浄水の排水口と兼用とし、排水口に連通連結させた排水
管の中途部から、ブロー装置に連通連結されている送気
配管を分岐していることによって、動物の乾燥にともな
って洗浄容器内部もくまなく乾燥させることができ、黴
の生起を防止して衛生的とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動物洗浄装置の斜視図である。
【図2】本発明に係る動物洗浄装置の断面説明図であ
る。
【図3】本発明に係る動物洗浄装置の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
A 動物洗浄装置 1 台座部 2 固定側面壁 2a 上端連結板 3 前面壁 3a 前端枢軸 4 後面壁 4a 後端枢軸 5 開閉側面壁 5a 湾曲壁部 5b 前端壁部 5c 後端壁部 6 出入口 11 シンク部 12 回転シャワー装置 12a シャワーアーム 12b 噴出口 13 排水口 14 排水管 15 給水配管 16 駆動モータ 17 メッシュ状台板 18 排気口 21 送気配管 22 乾燥風送気口 23 遮蔽板 31 頸部挿入凹部 51 開閉操作把手 52 係止突片 53 頸部挿入路 54 頸部挟持凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物を洗浄容器内に収容して洗浄を行な
    うことができるようにしている動物洗浄装置において、 洗浄容器を、前後方向に伸延状態とした台座部(1)と、
    同台座部(1)の伸延方向と平行に台座部(1)に立設した固
    定側面壁(2)と、台座部(1)の前端において固定側面壁
    (2)に一端を連結させて立設した前面壁(3)と、台座部
    (1)の後端において固定側面壁(2)に一端を連結させて立
    設した後面壁(4)と、前面壁(3)と後面壁(4)との間に軸
    架されて回動自在とした開閉側面壁(5)とにより構成
    し、 開閉側面壁(5)を回動させることによって洗浄容器の側
    面に設けた出入口(6)の開閉を行なうようにしているこ
    とを特徴とする動物洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前面壁(3)の上側縁に頸部挿入凹部(31)
    を設け、洗浄容器内に収容した動物の頸部を前面壁(3)
    と開閉側面壁(5)とで挟持状態として支持しながら、動
    物の頭部を洗浄容器の外部に露出させるようにしている
    ことを特徴とする請求項1記載の動物洗浄装置。
  3. 【請求項3】 台座部(1)の上面にはメッシュ状台板(1
    7)を設けるとともに、同メッシュ状台板(17)の下方に回
    転シャワー装置(12)を設け、同回転シャワー装置(12)に
    給水配管(15)を介して洗浄水を供給し、回転シャワー装
    置(12)のシャワー部を回転させながら同シャワー部から
    洗浄水を噴出させて動物の洗浄を行なうようにしている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の動物洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】 固定側面壁(2)の上端に設けた乾燥風送
    気口(22)と、台座部(1)に設けた排気口(18)とを中途部
    にブロー装置を介設した送気配管(21)で連通連結し、洗
    浄容器内に気流を生起して動物の乾燥を行なうことがで
    きるようにしていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の動物洗浄装置。
  5. 【請求項5】 排気口(18)は洗浄水の排水口(13)と兼用
    とし、排水口(13)に連通連結させた排水管(14)の中途部
    から、ブロー装置に連通連結されている送気配管(21)を
    分岐していることを特徴とする請求項4記載の動物洗浄
    装置。
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