JP2003045571A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003045571A
JP2003045571A JP2001236352A JP2001236352A JP2003045571A JP 2003045571 A JP2003045571 A JP 2003045571A JP 2001236352 A JP2001236352 A JP 2001236352A JP 2001236352 A JP2001236352 A JP 2001236352A JP 2003045571 A JP2003045571 A JP 2003045571A
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Japan
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retainer
male
locking position
connector
tab
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JP2001236352A
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Hideto Nakamura
英人 中村
Kenji Tsuji
健司 辻
Ryotaro Ishikawa
亮太郎 石川
Osamu Kawase
治 川瀬
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でもって雄側端子金具のアライメ
ント保持を図る。 【解決手段】 リテーナ40が本係止位置にあると、規
制部41が撓み空間25内の手前側に突入してランス2
4の撓み規制を行うことで、雄側端子金具10が二重に
抜け止めされる。リテーナ40は、相手の雌ハウジング
がフード部22内正規嵌合されることに伴い、リテーナ
40に備えられたバネ部の弾力に抗してさらに奥の押込
位置に押し込み可能とされる。メンテナンス等において
雌ハウジングがフード部22から抜かれると、押圧力が
除去されることでリテーナ40はバネ部の復元弾力によ
り本係止位置まで押し戻される。この間、雄側端子金具
10のタブ12は、その上面を上部前面壁27で押さえ
られつつ、下面から側面にわたってリテーナ40の挿通
溝43に嵌められた状態で相対的に挿通することになる
から、仮にタブ12のアライメントが狂ったとしてもそ
れが矯正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄側端子金具を挿
入するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】雄側のコネクタは一般に、キャビティの
設けられた本体部の前面にフード部が設けられた雄ハウ
ジングを備え、キャビティ内に雄側端子金具が挿入され
てその先端のタブをフード部内に突出させて収容され、
リテーナにより抜け規制されるようになっている。そし
てフード部内に、雌側端子金具が挿入された相手の雌コ
ネクタが嵌合されることで、対向した雌雄の端子金具同
士が接続されるようになっている。なおこの種の雄コネ
クタは、例えば特開平4−306573号公報に記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなコ
ネクタでは、メンテナンス等において雄雌のコネクタの
嵌合を外す場合があるが、特に雄コネクタ側では、雄側
端子金具がそのタブをフード部内に突出させて収容され
た構造であるため、例えば雌コネクタがこじてフード部
から引き抜かれたような場合には、タブが曲がってアラ
イメントが狂うおそれがあった。その結果、次に雄雌の
コネクタを嵌合する場合に嵌合がスムーズにできなかっ
たり、極端な場合はタブに突き当たって折り曲げてしま
うおそれもあった。本発明は上記のような事情に基づい
て完成されたものであって、その目的は、簡単な構造で
もって雄側端子金具のアライメント保持を図るところに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、相手コネクタが嵌
合されるフード部を有するコネクタハウジングには、先
端にタブを有する雄側端子金具がそのタブを前記フード
部内に突出させて挿入可能とされるとともに、前記タブ
を挿通する挿通孔を備えて前記フード部内に装着される
リテーナが設けられ、このリテーナは、前記雄側端子金
具の挿抜を許容する仮係止位置から、この仮係止位置よ
りも奥側で挿入済みの前記雄側端子金具を抜け規制する
本係止位置に向けて押し込み可能とされたコネクタにお
いて、前記リテーナは、前記フード部内に嵌合された相
手コネクタで押圧されることにより、前記雄側端子金具
に対する抜け規制状態を維持しつつ前記本係止位置より
もさらに奥側の押込位置に押し込み可能とされている構
成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記リテーナには、前記雄側端子金具を一次
係止すべく設けられたランスの撓み空間に進入可能な撓
み規制部が設けられており、この撓み規制部が、前記仮
係止位置では前記撓み空間よりも手前に退避し、前記本
係止位置では前記撓み空間内の手前側に進入し、前記押
込位置では前記撓み空間内の奥側に進入する構成となっ
ているところに特徴を有する。請求項3の発明は、請求
項1または請求項2に記載のものにおいて、前記リテー
ナを前記押込位置から戻し方向に移動付勢する付勢手段
が設けられているところに特徴を有する。請求項4の発
明は、請求項3に記載のものにおいて、前記付勢手段
が、前記リテーナと一体的に形成された樹脂製バネによ
って構成されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>リテーナが
装着された状態でフード部内に相手コネクタが嵌合され
ると、嵌合の終盤では相手コネクタがリテーナを押圧す
ることで、リテーナを本係止位置からさらに押込位置に
向けて押し込みつつ、雄側端子金具のタブと相手の雌側
端子金具とが嵌合接続される。この間、雄側端子金具の
タブはリテーナの挿通孔内を進出することで真直姿勢に
保持され、相手の雌側端子金具との嵌合もスムーズに行
われる。両コネクタの嵌合を外したのちは、リテーナを
本係止位置さらには仮係止位置に向けて戻すことでタブ
が挿通孔を後退し、仮に相手コネクタの嵌合の解除動作
に伴ってタブのアライメントに狂いが生じたとしても、
それが矯正される。リテーナがムービングプレートの役
割を兼用し、簡単な構造でもって雄側端子金具のアライ
メント保持を図ることができる。
【0007】<請求項2の発明>リテーナが仮係止位置
にあるときには、規制部が撓み空間の手前にあってラン
スの撓み変形が許容されることで、雄側端子金具のキャ
ビティへの挿入が許容され、本係止位置にあるときに
は、規制部が撓み空間内の手前側に進入することでラン
スの撓み変形が規制されて、雄側端子金具が間接的に二
重係止され、また、押込位置では、規制部が撓み空間の
奥側に進入することで、雄側端子金具の二重係止が継続
される。 <請求項3の発明>相手コネクタは、リテーナを付勢手
段の付勢力に抗して押込位置に押し込みつつ嵌合され
る。両コネクタが嵌合された状態から相手コネクタが外
されると、付勢手段の付勢力でリテーナが本係止位置ま
で戻される。この間に、雄側端子金具のタブのアライメ
ントの矯正が自動的に行われる。また、相手コネクタが
正規位置まで嵌合される途中で嵌合動作が停止される
と、付勢力で相手コネクタが押し戻され、これにより半
嵌合検知を行うことができる。 <請求項4の発明>簡単な構造でもって、雄側端子金具
のタブのアライメントの自動矯正と、半嵌合検知とを行
うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図10に基づいて説明する。この実施形態の雄コ
ネクタMは、図1に示すように、雄側のコネクタハウジ
ング20(以下、雄ハウジングという)と、これに収容
される雄側端子金具10と、この雄側端子金具10の抜
け規制を行うフロントタイプのリテーナ40とから構成
されている。雄側端子金具10は、導電性に優れた金属
板をプレス加工して形成され、ほぼ角筒状をなす本体部
11の先端にタブ12が突設され、後端側に設けられた
バレル13をかしめることで電線15の端末に固着され
ている。本体部11の底面には、係止凹部16が形成さ
れている。
【0009】雄ハウジング20は合成樹脂製であって、
本体部21の前面にフード部22が設けられた形状であ
る。本体部21内には、複数のキャビティ23が上下2
段に分かれて形成されている。各キャビティ23の前端
寄り(フード部22に近い側)の位置の底面には、上記
した雄側端子金具10の係止凹部16に係止可能なラン
ス24が、下方の撓み空間25に向けて撓み変形可能に
設けられている。また、キャビティ23の前端には、そ
のほぼ上半分の領域に、雄側端子金具10のタブ12の
挿通を許容しつつ本体部11を突き当てる上部前面壁2
7が形成されている。
【0010】雄ハウジング20のフード部22内には、
リテーナ40が前面側から装着可能となっている。リテ
ーナ40は同じく合成樹脂製であって、挿入方向の前面
側(図1の左側)には、各キャビティ23におけるラン
ス24の撓み空間25に進入可能な規制部41が突設さ
れている。また、後面側には、各キャビティ23の下側
の前面壁を構成する下部前面壁42が形成されている。
各下部前面壁42の上面には、雄側端子金具10のタブ
12の下面側にほぼ緊密に嵌まってタブ12を挿通可能
とする挿通溝43が形成されている。
【0011】リテーナ40の左右両面からは、図2に示
すように、挿入方向の前方(同図の左側)に延出した板
状のアーム部45が形成されている。このアーム部45
の先端には、波形に屈曲されたバネ部46がさらに前方
に延出して一体形成されている。また、アーム部45の
幅方向の中央部には、先端から所定寸法入った位置から
後端に向けて逃がし溝47が形成されている。一方、雄
ハウジング20の本体部21における左右の側面には、
上記したリテーナ40のアーム部45が摺動して進入可
能な進入溝30が形成されている。この進入溝30は、
フード部22内の奥面に開口した入口を有し、出口側は
行き止まり状となっている。進入溝30の溝底には、仮
係止突起33と、その所定寸法前方に本係止突起34と
が形成されている。仮係止突起33と本係止突起34と
の前後方向の間隔は、リテーナ40のアーム部45にお
ける先端の繋ぎ部48の寸法とほぼ等しく取られてい
る。
【0012】アーム部45が進入溝30を摺動しつつリ
テーナ40がフード部22内に挿入されると、まず図2
に示すように、アーム部45の繋ぎ部48が仮係止突起
33と本係止突起34とで挟まれて保持される。これが
リテーナ40の仮係止位置であって、ここでは、図1に
示すように、リテーナ40の前面に突設された規制部4
1が、ランス24の撓み空間25の手前に退避してお
り、ランス24の撓み変形が許容されるようになってい
る。なお、アーム部45に設けられたバネ部46は、ほ
ぼ自由状態のままでその先端が進入溝30の行き止まり
縁31に当接するようになっている。
【0013】リテーナ40を仮係止位置からさらに奥方
に押圧すると、バネ部46が弾縮されつつ押し込まれ、
図6に示すように、本係止突起34が逃がし溝47内に
嵌まって繋ぎ部48の後縁に係止することで抜け止め状
態に保持される。これがリテーナ40の本係止位置であ
って、ここでは図7に参照して示すように、リテーナ4
0の規制部41が、ランス24の撓み空間25内の手前
側の領域に突入し、ランス24の撓み変形を規制するよ
うになっている。また、リテーナ40の挿入方向の後
面、すなわち下部前面壁42は、フード部22の奥面よ
りもなお前方に突出している。
【0014】そしてこの実施形態では、図8に示すよう
に、バネ部46を弾縮させつつリテーナ40がさらに押
し込み可能となっている。より詳細には、図9に参照し
て示すように、規制部41が撓み空間25内の奥側にさ
らに進入可能で、リテーナ40の後面がフード部22の
奥面と整合する位置まで押し込み可能となっている。こ
のとき、リテーナ40の下部前面壁42は、雄ハウジン
グ20側の上部前面壁27の直下に整合するようになっ
ている。なお、キャビティ23の底面に設けられたラン
ス24には、図示しないが、幅方向に張り出した解除部
が設けられているとともに、リテーナ40には、その後
面から解除部に向けて治具を挿入可能な治具挿入口が形
成されている。
【0015】相手の雌コネクタFを簡単に説明すると、
図3に示すように、上記した雄ハウジング20のフード
部22内に嵌合可能な雌側のコネクタハウジング50
(以下、雌ハウジングという)を有している。雌ハウジ
ング50内には、複数のキャビティ51が同じく上下2
段に分かれて形成され、電線15の端末に固着された雌
側端子金具53が対応するキャビティ51内に後方から
挿入され、正規位置まで挿入されると、ランス54が雌
側端子金具53の係止凹部55に嵌まることで一次係止
される。さらに、リテーナ57が本係止位置に押し込ま
れると、図4に示すように、規制部58がランス54の
撓み空間59に突入することでランス54の撓み変形が
規制され、雌側端子金具53が二重に抜け止めされるよ
うになっている。また、雌ハウジング50の上面にはロ
ックアーム60が設けられ、雌ハウジング50が雄ハウ
ジング20のフード部22内に正規位置まで嵌合された
ところで、ロックアーム60の突起61がフード部22
に形成されたロック溝36に嵌まることで、雄雌のハウ
ジング20,50が正規の嵌合状態にロックされるよう
になっている。
【0016】続いて、本実施形態の作用を説明する。雄
コネクタM側では、まずリテーナ40が図1及び図2に
示すように仮係止位置に保持され、係る状態で各キャビ
ティ23に雄側端子金具10が後方から挿入される。リ
テーナ40が仮係止位置にある場合は、規制部41がラ
ンス24の撓み空間25の手前に退避しているから、雄
側端子金具10はランス24を撓み変形させつつ押し込
まれ、本体部11が上部前面壁27に突き当たるまで挿
入されると、ランス24が復元変形しつつ係止凹部16
に嵌まって一次係止される。このとき、雄側端子金具1
0のタブ12は、リテーナ40の下部前面壁42の挿通
溝43を通ってフード部22内に突出する。
【0017】一方雌コネクタF側では、図3に示すよう
に、雌ハウジング50のキャビティ51内に雌側端子金
具53が挿入されてランス54により一次係止され、続
いてリテーナ57が本係止位置に押し込まれることで、
図4に示すように、雌側端子金具53が二重に抜け止め
される。このように、リテーナ57が本係止位置に押し
込まれた状態の雌ハウジング50が、リテーナ40が仮
係止位置に装着された状態の雄ハウジング20のフード
部22内に、図4の矢線に示す方向に嵌合される。
【0018】雌ハウジング50は、図5に示すように、
突起61がロック溝36の前壁37に当たることでロッ
クアーム60を撓み変形させつつ押し込まれ、雌ハウジ
ング50の前面が雄ハウジング20側のリテーナ40の
後面に当接するタイミングで、雄側端子金具10のタブ
12が雌ハウジング50のキャビティ51内に前方から
進入し、雌側端子金具53の接触片53Aとの接触を開
始する。引き続いて雌ハウジング50を押し込むと、リ
テーナ40は、アーム部45のバネ部46を弾縮させつ
つ押し込まれ、図6に示すように、アーム部45の先端
の繋ぎ部48が本係止突起34を乗り越え、本係止突起
34が繋ぎ部48の後縁に係止したところで本係止位置
に保持される。このとき、図7に示すように、リテーナ
40の規制部41がランス24の撓み空間25の手前側
に突入することでランス24の撓み変形が規制され、雄
側端子金具10は間接的に二重に抜け止めされる。
【0019】さらに雌ハウジング50を押し込むと、図
8に示すように、なおバネ部46を弾縮させつつリテー
ナ40が押し込まれ、雌ハウジング50の前面がフード
部22の奥面に当たるまで押し込まれると、図9に示す
ように、ロックアーム60が復元変形しつつ突起61が
ロック溝36の端縁36Aに係止され、雄雌のハウジン
グ20,50が正規の嵌合状態にロックされる。併せ
て、対応する雄雌の端子金具10,53同士が正規に接
続される。このときリテーナ40は、その後面がフード
部22の奥面と整合する位置まで押し込まれ、規制部4
1が撓み空間25のさらに奥側に進入して、雄側端子金
具10の二重の抜け止め状態を維持し、また、下部前面
壁42が上部前面壁27の直下に整合し、挿通溝43に
タブ12の付け根が嵌められた状態とされる。
【0020】上記のリテーナ40が押し込まれる間、雄
側端子金具10のタブ12は、前後に方向がずれてはい
るが、その上面を上部前面壁27で押さえられ、また下
面から側面にわたってリテーナ40の挿通溝43に嵌め
られた状態に維持されるから、タブ12は真直姿勢に保
持され、相手の雌側端子金具53との嵌合もスムーズに
行われる。また、特に嵌合の終盤では、雄雌の端子金具
10,53同士の摩擦抵抗が増え、雄雌のハウジング2
0,50同士の嵌合抵抗も増大することで、途中で嵌合
操作を停止し、すなわち半嵌合状態に留め置かれるおそ
れがある。しかしながらロックが掛かる前に嵌合操作が
停止されると、バネ部46の復元弾力でリテーナ40が
本係止位置まで押し戻され、これに伴って雌ハウジング
50も後方に押し戻され、これにより半嵌合に留められ
ていたことが検知される。そうしたら、改めて雌ハウジ
ング50をフード部22内に押し込めばよい。
【0021】メンテナンス等で雄雌のハウジング20,
50の嵌合を外す場合は、図9の状態から、操作部62
を押圧してロックアーム60を撓み変形させることでロ
ックを解除し、雌ハウジング50がフード部22から引
き抜かれる。このとき、雌ハウジング50がこじて抜か
れると、雄側端子金具10のタブ12が付け根部分等か
ら曲がってアライメントが狂うおそれがある。その点こ
の実施形態では、雌ハウジング50がフード部22から
抜かれると、リテーナ40に対する押圧力が除去される
から、リテーナ40はバネ部46の復元弾力により、図
10に示すように、本係止位置に向けて押し戻される。
この間、雄側端子金具10のタブ12は、その上面を上
部前面壁27で押さえられつつ、下面から側面にわたっ
てリテーナ40の挿通溝43に嵌められた状態で相対的
に挿通することになるので、仮にタブ12のアライメン
トが狂ったとしてもそれが矯正される。そのため、次に
雄雌のハウジング20,50を嵌合する場合に、スムー
ズに嵌合操作を行うことができる。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
リテーナ40が言わばムービングプレートの役割を兼用
し、簡単な構造でもって雄側端子金具10のタブ12の
アライメント保持を図ることができる。特にリテーナ4
0は、バネ部46の復元弾力により押込位置から戻し方
向に移動付勢されているから、雌ハウジング50がフー
ド部22から外された場合にリテーナ40が本係止位置
まで戻され、雄側端子金具10のタブ12のアライメン
トの矯正が自動的に行われる。また、リテーナ40に備
えたバネ部46を利用して、雄雌のハウジング20,5
0の嵌合検知も行うことができる。
【0023】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)リテーナに戻し用のバネを設けることなく、リテ
ーナを治具等を利用して押込位置から本係止位置に戻す
ようにしても、アライメントの矯正を図ることができ、
このようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (2)上記実施形態では、リテーナを仮係止位置から本
係止位置まで押し込む操作も、相手の雌ハウジングとの
嵌合操作に伴って行うようにしたが、リテーナを本係止
位置まで押し込む操作は、相手の雌ハウジングと嵌合す
る前に予め行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】雄側端子金具の挿入前の雄コネクタの縦断面図
【図2】リテーナが仮係止位置にある状態の雄ハウジン
グの側面図
【図3】雌側端子金具が挿入された状態の雌コネクタの
縦断面図
【図4】雄雌のコネクタの嵌合前の状態の縦断面図
【図5】雌ハウジングが仮係止位置にあるリテーナに当
接した状態の縦断面図
【図6】リテーナが本係止位置に押し込まれた状態の雄
ハウジングの側面図
【図7】リテーナが本係止位置に押し込まれつつ雄雌の
コネクタが嵌合された状態の縦断面図
【図8】リテーナが押込位置に押し込まれた状態の雄ハ
ウジングの側面図
【図9】雄雌のコネクタが正規嵌合された状態の縦断面
【図10】雄雌のコネクタの嵌合が解除されてリテーナ
が本係止位置まで戻された状態の雄コネクタの縦断面図
【符号の説明】
M…雄コネクタ F…雌コネクタ(相手コネクタ) 10…雄側端子金具 12…タブ 16…係止凹部 20…雄ハウジング(コネクタハウジング) 22…フード部 23…キャビティ 24…ランス 25…撓み空間 27…上部前面壁 40…リテーナ 41…規制部 42…下部前面壁 43…挿通溝(挿通孔) 46…バネ部(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FB07 FC31 FC38 FC40 HA05 HC09 JA05 JA20 5E087 EE02 EE14 FF04 FF08 FF13 GG25 GG32 HH04 MM05 RR26 RR36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手コネクタが嵌合されるフード部を有
    するコネクタハウジングには、先端にタブを有する雄側
    端子金具がそのタブを前記フード部内に突出させて挿入
    可能とされるとともに、前記タブを挿通する挿通孔を備
    えて前記フード部内に装着されるリテーナが設けられ、
    このリテーナは、前記雄側端子金具の挿抜を許容する仮
    係止位置から、この仮係止位置よりも奥側で挿入済みの
    前記雄側端子金具を抜け規制する本係止位置に向けて押
    し込み可能とされたコネクタにおいて、 前記リテーナは、前記フード部内に嵌合された相手コネ
    クタで押圧されることにより、前記雄側端子金具に対す
    る抜け規制状態を維持しつつ前記本係止位置よりもさら
    に奥側の押込位置に押し込み可能とされていることを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナには、前記雄側端子金具を
    一次係止すべく設けられたランスの撓み空間に進入可能
    な撓み規制部が設けられており、この撓み規制部が、前
    記仮係止位置では前記撓み空間よりも手前に退避し、前
    記本係止位置では前記撓み空間内の手前側に進入し、前
    記押込位置では前記撓み空間内の奥側に進入する構成と
    なっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リテーナを前記押込位置から戻し方
    向に移動付勢する付勢手段が設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段が、前記リテーナと一体的
    に形成された樹脂製バネによって構成されていることを
    特徴とする請求項3記載のコネクタ。
JP2001236352A 2001-08-03 2001-08-03 コネクタ Pending JP2003045571A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023074367A1 (ja) * 2021-10-27 2023-05-04 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ、及びコネクタ構成体

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