JP2003045335A - 電子源の製造方法、電子源を用いた画像形成装置及びその製造方法 - Google Patents

電子源の製造方法、電子源を用いた画像形成装置及びその製造方法

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JP2003045335A
JP2003045335A JP2001231010A JP2001231010A JP2003045335A JP 2003045335 A JP2003045335 A JP 2003045335A JP 2001231010 A JP2001231010 A JP 2001231010A JP 2001231010 A JP2001231010 A JP 2001231010A JP 2003045335 A JP2003045335 A JP 2003045335A
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electron
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JP2001231010A
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Ihachirou Gofuku
伊八郎 五福
Kazuya Shigeoka
和也 重岡
Mitsutoshi Hasegawa
光利 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エージング時の素子劣化を抑え、高輝度で、
輝度むらと経時変化を少なくする。 【解決手段】 複数の電子放出素子とそれらを選択する
ために長手及び短手方向に設置される上配線102及び
下配線103とを含み、該複数の電子放出素子が密閉さ
れた外囲器5内にある電子源基板1を有し、上配線10
2に平行に長尺の複数のスペーサ9を配置し、該複数の
スペーサ9で外囲器5内を区切って複数の分割空間を形
成するとともに、スペーサ9に平行な配線群を上記分割
空間毎に分けて複数の配線グループを形成し、使用前
に、上記各配線グループ内の配線に時系列的に駆動信号
を印加し、各分割空間内のエージングと称する脱ガス処
理を、個別に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面伝導型電子放
出素子、該電子放出素子を用いた電子源、該電子源を用
いた画像形成装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子源より放出された電子ビームを画像
表示部材である蛍光体に照射し、蛍光体を発光させて画
像を表示する装置においては、電子源と画像形成部材を
内包する真空容器の内部を高真空に保持しなければなら
ない。それは、真空容器内部にガスが発生し、圧力が上
昇すると、その影響の程度はガスの種類により異なる
が、電子源に悪影響を及ぼして電子放出量を低下させ、
明るい画像の表示ができなくなるためである。また、発
生したガスが、電子ビームにより電離されてイオンとな
り、これが電子を加速するための電解により加速されて
電子源に衝突することで、電子源の損傷を与えることも
ある。さらに、場合によっては、内部で放電を生じさせ
る場合もあり、この場合は装置を破壊することもある。
【0003】通常、画像表示装置の真空容器は、ガラス
部材を組み合わせて、接合部をフリットガラスなどによ
り接着して形成されており、一旦接合が完了した後の圧
力の維持は、真空容器内に設置されたゲッタによって行
われる。
【0004】通常のCRTでは、Baを主成分とする合
金を、真空容器内で通電あるいは高周波により加熱し、
容器内壁に蒸着膜を形成し、これにより内部で発生した
ガスを吸着して高真空を維持している。
【0005】また、画像表示装置の動作時に放出される
ガスを低減するために、通常動作の前にはエージングと
呼ばれる脱ガス工程が設けられている。これは、主に画
像を表示する蛍光体に残存吸着しているガスを、電子線
を照射して予め除く方法であり、ゲッタで排気を行いな
がら脱ガスを行う。CRTではこの後、ゲッタの再蒸着
またはNEGの再活性が可能である。
【0006】これに対し近年は、多数の電子放出素子を
平面基板上に配置した電子源を用いた平面状ディスプレ
イの開発が進み、真空度の確保に関しても、画像表示部
材から発生したガスが、ゲッタのところまで拡散する前
に電子源に到達し、局所的な圧力上昇とそれに伴うに電
子源劣化を引き起こすことが特徴的な問題となってい
る。この問題を解決するため、一つは画像表示領域内に
ゲッタを配置し、発生したガスを即座に吸着して素子の
劣化や破壊を抑制しようというものがある。他方、動作
時のガス放出の抑制については、エージングを予め行っ
ておくことが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、平面状ディ
スプレイではガス放出源と素子が近いため、両者の間に
存在する空間が狭く、エージング時の放出ガスの多くが
直接素子に向かってしまう。その結果エージング時の素
子劣化が著しく、エージングにより真空を改善するとい
うよりは、むしろディスプレイの性能を損なうこととな
っていた。特に、ガスの排気が滞りやすい画像表示領域
中央部で素子劣化が起きやすく、動作時の輝度むら発生
の原因になっていた。また、画像表示領域内にゲッタを
配置した構成を採用しても、初期のガス放出量を十分抑
えて真空度を良好に保つことは困難であった。
【0008】本発明は、以上述べた不都合を解消し得る
画像形成装置及びその製造方法などの提供を目的とする
ものであって、特に、エージング時の素子劣化が抑えら
れ、高輝度の画像が得られ、かつ画像形成領域内での輝
度むらが少なく、さらに輝度の経時変化( 経時的低下)
の少ない画像形成装置及びその製造方法などの提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題に
鑑みて成されたものであり、複数の電子放出素子とそれ
らを選択するために長手及び短手方向に設置される配線
とを含む電子源基板を有する電子源の製造方法におい
て、上記いずれかの配線に平行に連続する複数のスペー
サを配置し、該複数のスペーサ及び上記複数の電子放出
素子を密閉容器内に納め、該複数のスペーサで該密閉容
器内を区切って複数の分割空間を形成するとともに、上
記スペーサに平行な配線群を上記分割空間毎に分けて複
数の配線グループを形成し、使用前に、上記各配線グル
ープ内の配線に時系列的に駆動信号を印加し、各分割空
間内のエージングと称する脱ガス処理を、個別に行うこ
とを特徴とする。上記各分割空間内のエージングの個別
の実行は順次でも同時でもよい。上記各分割空間が個別
密閉状態に近い空間( 以下擬似個別密閉領域と称す)で
あることが望ましい。上記スペーサの長手側の両脇か、
上記スペーサと平行し、かつ該スペーサと重ならない配
線上にゲッタが配置されることが好ましい。
【0010】また、本発明は、複数の電子放出素子及び
それらを選択する配線を含む電子源基板と、画像形成部
材及び電極層を有する発光表示基板とが、外周部に所定
の厚みを持つ枠を挟んで、対向に配置されることにより
外囲器が形成され、上記外囲器内に両基板を支持するた
めの複数のスペーサが、該基板の長手及び短手方向に設
置される配線の、いずれかに平行に配置される画像形成
装置において、上記複数のスペーサで上記外囲器内を区
切って形成した複数の分割空間と、該分割空間毎に、上
記スペーサに平行な配線群を分けて形成した複数の配線
グループとを有し、使用前に、上記各配線グループ内の
配線に時系列的に駆動信号を印加し、各分割空間内のエ
ージングと称する脱ガス処理を、順次行っていく手段を
備えることを特徴としてもよい。
【0011】また、本発明は、複数の電子放出素子及び
それらを選択する配線を含む電子源基板と、画像形成部
材及び電極層を有する発光表示基板とが、外周部に所定
の厚みを持つ枠を挟んで、対向に配置されることにより
外囲器が形成され、上記外囲器内に両基板を支持するた
めの複数のスペーサが、該基板の長手及び短手方向に設
置される配線の、いずれかに平行に配置される画像形成
装置の製造方法において、上記複数のスペーサで上記外
囲器内を区切って複数の分割空間を形成し、該分割空間
毎に、上記スペーサに平行な配線群を複数の配線グルー
プに分け、使用前に、上記各配線グループ内の配線に時
系列的に駆動信号を印加し、各分割空間内のエージング
と称する脱ガス処理を、順次行っていくことを特徴とす
ることもできる。
【0012】また、本発明は、画像形成装置及びその製
造方法のいずれの場合も、各グループの配線に時系列的
に駆動信号を印加し、外囲器内のエージングを、複数の
領域内で同時に行うことが望ましく、上記スペーサの長
手側の両脇、上記スペーサと平行し、かつスペーサと重
ならない配線上、及び上記発光表示基板上のうち、少な
くとも一つ以上の個所にゲッタが配置されることが好ま
しい。
【0013】本発明によれば、エージング時に放出され
るガスは各配線部に対応する空間だけに拡散するのでは
なく、その何倍かの体積を持つ長尺のスペーサで区切ら
れた擬似個別密閉空間内に拡散できるため、全ラインま
とめてエージングを行う場合より圧力を下げてエージン
グが行える。その結果、エージングを行うことによる素
子へのダメージを低減することができ、輝度が高く長寿
命の電子源及びそれを用いる画像形成装置が提供でき
る。
【0014】また、ゲッタを長尺のスペーサ長手側両脇
部分の空間、配線上、画像表示基板上の少なくともいず
れかに配置することにより、一層エージング時の素子ダ
メージが低減でき、エージング時に同時駆動できる配線
数も増やせるため、工程短縮と、低コスト化が図れる。
【0015】以下、図面を参照しながら本発明に係る課
題解決のための手段を説明する。図1は、本発明に係る
表面伝導型電子放出素子を用いた画像形成装置の、一例
を示す模式的斜視図である。
【0016】図1において、表面伝導型電子放出素子
は、信号入力線103と行選択線102の各交点の近傍
に設けられているが、図示はされていない。9は画像形
成装置を複数のブロック(分割空間)に分割する長尺ス
ペーサである。また12は画像形成領域外に配置された
ゲッタである。
【0017】この例においては、素子駆動を行って放出
されたガスは、ゲッタ12に吸収(排気)されて画像形
成装置内の真空を維持する。その際、維持される真空の
度合いはガスの放出レートと、ゲッタの吸収速度(排気
速度)のバランスで決まる。従来は実際の使用時にガス
放出を低減して素子劣化を抑えるため、エージングと呼
ばれる脱ガス工程を使用前に行う。しかしながらエージ
ング工程を行う際には、素子から放出される電子で構成
部材からのガスを除去するため、エージング時に素子の
劣化が著しく進んでしまう危険も大きい。
【0018】そこでエージング時には使用時に比べて印
加するパルス幅を短くしたり、駆動の周波数を下げると
いう工夫が特開平11−312467号公報、特開20
00−195428号公報などにおいて提案されてい
る。素子劣化は、原理的には素子動作時に付着するガス
量に依存して進むので、放出ガスが拡散しやすい構成の
画像形成装置においては、エージング時の素子劣化はか
なりの程度抑えることはできる。但し、平面型画像形成
装置においては、電子衝突で発生したガス分子の拡散が
限定されるため、短パルス化や低周波数化は動作時付着
のガス量を著しく減らすことはできず、素子劣化の抑制
の程度は限られる。
【0019】一方上記二つの特許公開公報においては、
同時に駆動本数の制御についても記されており、この点
については制御方式によって、大きな効果が期待でき
る。しかしながら、画像全域に対して曖昧な制御を行え
ば、得られる効果はかなり限定される。ガスの排気流
路、即ち長尺スペーサと駆動ライン、さらにはゲッタな
どの位置関係まで上記二つの特許公開公報では明確に規
定されていないため、得られる効果が不十分な可能性が
高い。
【0020】これに対し、本発明では長尺スペーサ間に
存在する複数のライン数のうち、一部のみを駆動すると
限定しており、発生したガス分子が長尺スペーサ間の擬
似個別密閉領域内全空間に拡散が確実になされる。その
ため動作時に素子に付着するガス量は、数分の1〜1桁
程度低減できる。またゲッタが長尺スペーサ長手側両脇
のスペース、または画像形成領域内の上配線上に形成さ
れることにより、放出ガスの排気も確実に行われ、エー
ジング時の素子劣化をより効果的に抑えることが可能と
なる。
【0021】また、上記のエージング手法は、長尺スペ
ーサに囲まれた個別ブロック毎に別々に行うことに限ら
れたものではなく、全ブロックを含む複数のブロックで
同時に行っても同じ効果が得られる。その際は、単一の
ブロック毎にエージング操作を行う場合よりも、短時間
でのエージングが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を適用し得る基本的構成に
ついて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像
形成装置において、エージングを行うブロック構成を模
式的に示す斜視図である。1は電子源基板であって、複
数の電子放出素子を基板上に配置し、XY配線を施しマ
トリクス構成としたものである。2はフェースプレー
ト、3は支持枠、4はリアプレートであり、これらは、
接合部において、フリットガラスなどを用いて互いに接
着され、外囲器5を形成している。
【0023】また、複数の電子放出素子が接続されてい
るマトリクス配線は、外囲器5外に引き出され、フレキ
配線を介して不図示のドライバにつながれている。フェ
ースプレート2は、ガラス基体6の上に黒色導電材、蛍
光膜7、メタルバック8が形成されてなり、この部分は
画像表示領域となる。蛍光膜7はカラー画像を表示する
場合には、赤、緑、青の3原色の蛍光体によりピクセル
が形成される。その間は黒色導電材で分離された構造と
なり、黒色導電材は形状により、ブラックストライプ、
ブラックマトリクスなどと呼ばれる。外囲器5内には複
数の長尺スペーサ9が配置されている。
【0024】メタルバック8はAlなどの導電性薄膜に
より構成される。メタルバック8は、蛍光体から発生し
た光のうち、電子源基板1の方に進む光をガラス基体6
の方向に反射して輝度を向上させるとともに、外囲器5
内に残留したガスが、電子線により電離され生成したイ
オンの衝撃によって、蛍光体が損傷を受けるのを防止す
る働きもある。また、メタルバック8はフェースプレー
ト2の画像表示領域に導電性を与えて、電荷が蓄積され
るのを防ぎ、電子源基板1に対してアノード電極の役割
を果たすものである。
【0025】複数のスペーサ9は、X方向に沿った上配
線102に平行に連続し、Y方向にほぼ等間隔に配置
し、外囲器5内を区切って複数の分割空間を形成する。
これにより、複数の上配線102の群は、上記分割空間
毎に分けて複数の配線グループが形成される。分割空間
は、隣り合うスペーサ9,9間のみならず、両端のスペ
ーサ9,9と支持枠3のそれぞれ対応する内面との間に
も画成され、個別密閉状態に近い空間( 擬似個別密閉領
域) である。
【0026】図2(a) 及び図2(b) は、図1では不図示
であったマトリクス配線された電子源を、模式的に示し
たものである。図2(a) は平面図、図2(b) はA−A’
に沿った断面の構成を示す。図において、電子放出素子
200は、素子電極205,206間に渡る導電性膜2
07に電子放出部208が形成されている。202はY
座標表示配線(上配線)、203はX座標表示配線(下
配線)である。Y座標表示配線202及びX座標表示配
線203は、電子放出素子200にそれぞれ接続されて
いる。X座標表示配線203は絶縁性のガラス基体20
1上に設置され、さらにその上に絶縁膜204が形成さ
れ、その上にY座標表示配線202、電子放出素子20
0が形成され、X座標表示配線203と電子放出部20
8は導電性膜207を介して接続される。
【0027】上記各種配線は、スパッタ法、真空蒸着
法、またはメッキ法などの各種薄膜堆積法と、フォトリ
ソグラフィ技術との組み合わせ、あるいは印刷法などに
より形成される。
【0028】以上のようにして形成されたフェースプレ
ート2と、支持枠3と、リアプレート4と、電子源基板
1やその他の構造体とを組み合わせ、支持枠3には、こ
れを挟んでフェースプレート2と、リアプレート4とを
接合する。接合は、接合部にフリットガラスを付け、A
rなどの不活性ガス(inert gas) 中で、400〜450
℃に加熱して行う( 封着工程と呼ぶ) 。電子源基板1な
どの内部構造体の固定も同様に行う。
【0029】この後、外囲器5の内部を一度排気して、
電子源基板1上の電子源の活性化処理など必要な処理を
行う。続いて排気と加熱脱ガス( ベーキング) により、
外囲器5の内部に十分な真空を確保し、排気管( 不図
示) をバーナで加熱して封じ切る。最後に、ゲッタ処理
を行うが、これは外囲器5内に設けた蒸発型ゲッタ12
( 図では、模式的にリング状ゲッタを表示) を加熱して
外囲器5の内壁に蒸着してゲッタ材の膜を形成する処理
である( ゲッタの「 フラッシュ」 と言う) 。これによっ
て形成されるゲッタ膜は、外囲器5内の画像表示領域の
外に位置する。
【0030】続いて、上記画像形成装置にフレキ配線を
実装し、以下に示す駆動回路と接続後、本発明に係るエ
ージング工程を行う。駆動回路の構成例については、図
12を用いて説明する。図12において、1201は画
像形成装置、1202は走査回路、1203は制御回
路、1204はシフトレジスタである。1205はライ
ンメモリ、1206は同期信号分離回路、1207は変
調信号発生器、Vy及びVaは直流電圧源である。
【0031】画像形成装置1201は、端子Dox1乃
至Doxm、端子Doy1乃至Doyn、及び高圧端子
Hvを介して外部の電気回路と接続している。端子Do
y1乃至Doynには、画像形成装置1201内に設け
られている電子源、即ち、M行N列の行列状にマトリク
ス配線された表面伝導型電子放出素子群を一行(M素
子) ずつ順次駆動する為の走査信号が印加される。
【0032】端子Dox1乃至Doxmには、前記走査
信号により選択された一行の表面伝導型電子放出素子の
各素子の出力電子ビームを制御する為の変調信号が印加
される。高圧端子Hvには、直流電圧源Vaより、例え
ば10kvの直流電圧が供給されるが、これは表面伝導
型電子放出素子から放出される電子ビームに蛍光体を励
起するのに十分なエネルギを付与する為の加速電圧であ
る。
【0033】走査回路1202について説明する。同回
路1202は、内部にN個のスイッチング素子(図中、
S1乃至Snで模式的に示している)を備えている。各
スイッチング素子S1〜Snは、直流電圧源Vyの出力
電圧もしくは0v(グランドレベル)のいずれか一方を
選択し、画像形成装置1201の端子Doy1乃至Do
ynと電気的に接続される。各スイッチング素子S1〜
Snは、制御回路1203が出力する制御信号Tscanに
基づいて動作するものであり、例えばFETのようなス
イッチング素子を組み合わせることにより構成すること
ができる。
【0034】直流電圧源Vyは、本実施形態の場合に
は、表面伝導型電子放出素子の特性(電子放出閾値電
圧)に基づき走査されていない素子に印加される駆動電
圧が電子放出閾値電圧以下となるような一定電圧を出力
するよう設定されている。
【0035】制御回路1203は、外部より入力する画
像信号に基づいて適切な表示が行なわれるように各部の
動作を整合させる機能を有する。制御回路1203は、
同期信号分離回路1206より送られる同期信号Tsync
に基づいて、各部に対してTscan及びTsft 及びTmry
の各制御信号を発生する。
【0036】同期信号分離回路1206は、外部から入
力されるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と
輝度信号成分とを分離する為の回路であって、一般的な
周波数分離(フィルタ)回路等を用いて構成できる。同
期信号分離回路1206により分離された同期信号は、
垂直同期信号と水平同期信号より成るが、ここでは説明
の便宜上Tsync信号として図示した。前記テレビ信号か
ら分離された画像の輝度信号成分は便宜上DATA信号
と表した。該DATA信号はシフトレジスタ1204に
入力される。
【0037】シフトレジスタ1204は、時系列的にシ
リアルに入力される前記DATA信号を、画像の1ライ
ン毎にシリアル/パラレル変換するためのものであっ
て、前記制御回路1203より送られる制御信号Tsft
に基づいて動作する(即ち、制御信号Tsft は,シフト
レジスタ1204のシフトクロックであるということも
できる。)。シリアル/パラレル変換された画像1ライ
ン分(電子放出素子M素子分の駆動データに相当)のデ
ータは、Id1乃至IdmのM個の並列信号として前記シフ
トレジスタ1204より出力される。
【0038】ラインメモリ1205は、画像1ライン分
のデータを必要時間の間だけ記憶する為の記憶装置であ
り、制御回路1203より送られる制御信号Tmry に従
って適宜Id1乃至Idmの内容を記憶する。記憶された内
容は、Id'1 乃至Id'm として出力され、変調信号発生
器1207に入力される。
【0039】変調信号発生器1207は、画像データI
d'1 乃至Id'm の各々に応じて表面伝導型電子放出素子
の各々を適切に駆動変調する為の信号源であり、その出
力信号は、端子Doy1乃至Doynを通じて、画像形
成装置1201の表示パネル内の表面伝導型電子放出素
子に印加される。
【0040】本発明を適用可能な電子放出素子は放出電
流Ieに対して以下の基本特性を有している。即ち、電
子放出には明確な閾値電圧Vthがあり、閾値電圧Vt
h以上の電圧を印加された時のみ電子放出が生じる。電
子放出閾値電圧Vth以上の電圧に対しては、素子への
印加電圧の変化に応じて放出電流も変化する。
【0041】このことから、本素子にパルス状の電圧を
印加する場合、例えば電子放出閾値電圧以下の電圧を印
加しても電子放出は生じないが、電子放出閾値電圧以上
の電圧を印加する場合には電子ビームが出力される。そ
の際、パルスの波高値Vmを変化させることにより、出
力電子ビームの強度を制御することが可能である。ま
た、パルスの幅Pwを変化させることにより、出力され
る電子ビームの電荷の総量を制御することが可能であ
る。
【0042】従って、入力信号に応じて、電子放出素子
を変調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅変調
方式等が採用できる。電圧変調方式を実施するに際して
は、変調信号発生器1207として、一定長さの電圧パ
ルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜パルスの
波高値を変調するような電圧変調方式の回路を用いるこ
とができる。
【0043】パルス幅変調方式を実施するに際しては、
変調信号発生器1207として、一定の波高値の電圧パ
ルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧パル
スの幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用い
ることができる。
【0044】シフトレジスタ1204やラインメモリ1
205は、デジタル信号式のものもアナログ信号式のも
のも採用できる。画像信号のシリアル/パラレル変換や
記憶が所定の速度で行われれば良いからである。
【0045】デジタル信号式を用いる場合には、同期信
号分離回路1206の出力信号DATAをデジタル信号
化する必要があるが、これには同期信号分離回路120
6の出力部にA/D変換器を設ければ良い。これに関連
してラインメモリ1205の出力信号がデジタル信号か
アナログ信号かにより、変調信号発生器1207に用い
られる回路が若干異なったものとなる。即ち、デジタル
信号を用いた電圧変調方式の場合、変調信号発生器12
07には、例えばD/A変換回路を用い、必要に応じて
増幅回路などを付加する。パルス幅変調方式の場合、変
調信号発生器1207には、例えば高速の発振器及び発
振器の出力する波数を計数する計数器(カウンタ)及び
計数器の出力値と前記メモリの出力値を比較する比較器
(コンパレータ)を組み合せた回路を用いる。必要に応
じて、比較器の出力するパルス幅変調された変調信号を
表面伝導型電子放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅する
ための増幅器を付加することもできる。
【0046】アナログ信号を用いた電圧変調方式の場
合、変調信号発生器1207には、例えばオペアンプな
どを用いた増幅回路を採用でき、必要に応じてレベルシ
フト回路などを付加することもできる。パルス幅変調方
式の場合には、例えば、電圧制御型発振回路(VOC)
を採用でき、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆
動電圧まで電圧増幅するための増幅器を付加することも
できる。
【0047】このような構成をとり得る本発明の画像形
成装置においては、各電子放出素子に、容器外端子Do
x1乃至Doxm,Doy1乃至Doynを介して電圧
を印加することにより、電子放出が生ずる。高圧端子H
vを介してメタルバック8、あるいは透明電極(不図
示)に高圧を印加し、電子ビームを加速する。加速され
た電子は、蛍光膜7に衝突し、発光が生じて画像が形成
される。
【0048】ここで述べた画像形成装置の構成は、本発
明を適用可能な画像形成装置の一例であり、発明の技術
思想に基づいて種々の変形が可能である。入力信号につ
いては、NTSC方式を挙げたが入力信号はこれに限ら
れるものではなく、PAL,SECAM方式などのほ
か、これよりも、多数の走査線からなるTV信号(例え
ば、MUSE方式をはじめとする高品位TV)方式をも
採用できる。
【0049】図13は画像形成装置を動作させる際に、
信号入力端子(Dox1〜Doxm) 、行選択端子(D
oy1〜Doyn) に印加される電圧の一例を示す図で
ある。行選択端子に印加されるパルス電圧に同期して、
信号入力端子全てに逆極性のパルス電圧を印加し、電子
放出に必要な電圧が選択ラインにのみかかるようになっ
ている。
【0050】このままでは放出ガスに伴う圧力上昇が大
きく、素子劣化は抑えることはできないが、本実施形態
では、例えば図1に示すように、長尺スペーサ間5本の
ラインのうち1本だけ行選択端子に電圧パルスを加える
というようなことを行う。図14はそのタイミングチャ
ートを示す。この場合は各ブロックを時系列的にエージ
ングしている。図15はやはり各ブロックは時系列でエ
ージングするタイミングチャートであるが、2本の行
(複数ライン)を選んでいる。選択できる行の本数の上
限は、放出ガスが拡散、排気される速度を考慮して、ガ
ス分圧(特に水、酸素)が所定の値を越えないように設
定される。図16は各ブロックで1本のエージングを、
並列に行う際のタイミングチャートの一例である。この
場合もガス分圧が所定の値を越えないように、各ブロッ
クごとの選択行数の上限が決められる。
【0051】
【実施例】以下、好ましい実施例を挙げて、本発明を更
に詳述するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要素
の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
【0052】[実施例1]本実施例の画像形成装置は、
図1に模式的に示された装置と同様の構成を有する。本
実施例に係る画像形成装置は、基板上に、複数(100
行×300列) の図2に示すような表面伝導型電子放出
素子200が、単純マトリクス配線された電子源を備え
ている。
【0053】Baのリングゲッタコンテナは行選択ライ
ンに触れないよう、長尺スペーサ長手側両脇部の空間宙
空に支持されている。フラッシュされたBaはフェース
プレート2の内側に付着する。図10に示すように、長
尺スペーサ310は行選択ライン( 上配線)21,4
1,61,81の4ヶ所の配線上に立てられている。長
尺スペーサ310、または長尺スペーサ310と支持枠
3に挟まれた擬似個別密閉領域には各20ライン分(2
0×300個) の素子が存在する。
【0054】図1におけるマトリクス配線と、素子電極
及び素子がつながれている様子を図2に模式的に示す。
(a) は平面図、(b) は(a) 図中のA−A’断面図を示
す。ここで201はガラス基体の電子源基板、202は
図1のDoynに対応するX方向配線(Y座標( で表記
される) 配線または上配線) 、203は図1のDoxm
に対応するY方向配線(X座標( で表記される) 配線ま
たは下配線) 、207は電子放出部208を含む導電性
膜、205,206は素子電極、204は層間絶縁層
(膜)である。
【0055】以下に、本実施例に係る画像形成装置の製
造方法について、図3を参照しつつ説明する。 工程−a1(ガラス基板 素子電極形成 (図3(a) 参
照)) アルカリ成分が少ないPD−200(旭硝子(株)社
製)の2.8mm厚ガラス基体301を洗剤、純水及び
有機溶剤を用いて十分に洗浄した。この上に厚さ0.1
μmのSiO2 膜をスパッタ法で形成した。続いてガラ
ス基体301上に、スパッタ法によってまず下引き層と
してチタニウムTiの厚さ5nm、その上に白金Ptの
厚さ40nmを成膜した後、ホトレジスト(AZ137
0ヘキスト社製) を塗布し、露光、現像、エッチングと
いう一連のフォトリソグラフィ法によってパターニング
して素子電極305,306を形成した。本実施例では
素子電極305,306の間隔Gは10μm、対応する
長さ100μmとした。
【0056】工程−b1(下配線形成( 図3(b) 参
照)) X配線とY配線の配線材料に関しては、多数の表面伝導
型素子にほぼ均等な電圧が供給されるように低抵抗であ
ることが望まれ、材料、膜厚、配線巾等が適宜設定され
る。
【0057】共通配線としてのY方向配線(下配線)3
03は、一方の素子電極305に接して、かつそれらを
連結するようにライン状のパターンで形成した。材料に
は銀Agフォトぺ一ストインキを用い、スクリーン印刷
した後、乾燥させてから、所定のパターンに露光し現像
した。この後480℃前後の温度で焼成して下配線30
3を形成した。下配線303の厚さ約10μm、幅50
μmである。なお終端部は配線取り出し電極として使う
ために、線幅をより大きくした。
【0058】工程−c1(絶縁膜形成( 図3(c) 参照)
) 上下配線を絶縁するために、層間絶縁膜304を配置す
る。後述のX配線(上配線)302下に、先に形成した
Y配線(下配線)303との交差部を覆うように、かつ
上配線(X配線)302と他方の素子電極306との電
気的接続が可能なように、接続部にコンタクトホールを
開けて形成した。
【0059】この工程では、PbOを主成分とする感光
性のガラスペーストをスクリーン印刷した後、露光−現
像した。これを4回繰り返し、最後に480℃前後の温
度で焼成した。この層間絶縁膜304の厚みは、全体で
約30μmであり、幅は150μmである。
【0060】工程−d1(上配線形成( 図3(d) 参
照)) X方向配線(上配線)302は、先に形成した絶縁膜3
04の上に、AgOぺーストインキをスクリーン印刷し
た後乾燥させ、この上に再度同様なことを行い2度塗り
してから、480℃前後の温度で焼成した。上記絶縁膜
304を挟んでY方向配線(下配線)303と交差して
おり、絶縁膜304のコンタクトホール部分で他方の素
子電極306とも接続されている。
【0061】この配線によって他方の素子電極306は
連結されており、パネル化した後は走査電極として作用
する。このX方向配線302の厚さは、約15μmであ
る。外部駆動回路との引出し配線もこれと同様の方法で
形成した。図示していないが、外部駆動回路への引出し
端子もこれと同様の方法で形成した。このようにしてX
Yマトリクス配線を有する基板が形成された。
【0062】工程−e1(素子膜形成( 図3(e) 参
照)) 上記基板を十分にクリーニングした後、撥水剤を含む溶
液で表面を処理し、表面が疎水性になるようにした。こ
れはこの後塗布する素子膜形成用の水溶液が、素子電極
305,306上に適度な広がりをもって配置されるよ
うにすることが目的である。
【0063】用いた撥水剤は、DDS(信越化学( 株))
のエチルアルコール希釈溶液であり、スプレー法にて基
板上に散布し、120℃にて温風乾燥した。その後、素
子電極305,306間にインクジェット塗布方法によ
り、素子膜として導電性膜307を形成した。
【0064】本工程の模式図を図4に示す。実際の工程
では、基板301上における個々の素子電極305,3
06の平面的ばらつきを補償するために、基板301上
の数箇所に於いてパターンの配置ずれを観測し、観測点
間のポイントのずれ量は直線近似して位置補完し、塗付
することによって、全画素の位置ずれをなくして、対応
した位置に的確に塗付するように努めた。
【0065】本実施例では、素子の導電性膜307とし
てパラジウム膜を得る目的で、先ず水85:イソプロピ
ルアルコール(IPA)15からなる水溶液に、パラジ
ウム−プロリン錯体0.15重量%を溶解し、有機パラ
ジウム含有溶液を得た。この他若干の添加剤を加えた。
この溶液の液滴を、液滴付与手段317として、ピエゾ
素子を用いたインクジェット噴射装置を用い、ドット径
が60μmとなるように調整して電極間に付与した。そ
の後この基板を空気中にて、350℃で10分間の加熱
焼成処理をして酸化パラジウム(PdO)とした。ドッ
トの直径は約60μm、厚みは最大で10nmの膜が得
られた。
【0066】以上の工程により、素子部分に酸化パラジ
ウムPdOの導電性膜307が形成された。
【0067】工程−f1(還元フォーミング( フードフ
ォーミング) ( 図3(f) 参照)) フォーミングと呼ばれる本工程に於いて、上記導電性膜
307を通電処理して内部に亀裂を生じさせ、電子放出
部308を形成する。具体的な方法は、図5に示すよう
に基体301の周囲の取り出し電極部を残して、基体全
体を覆うようにフード状の蓋をかぶせて真空容器512
とし、排気装置514で排気して、基体301との間で
内部に真空空間を作り、ガス導入量制御手段513によ
り内部のガス濃度を制御しながら、外部電源より電極端
子部からXY配線間に電圧を印加し、素子電極305,
306間に通電することによって、導電性膜307を局
所的に破壊、変形もしくは変質させることにより、電気
的に高抵抗な状態の電子放出部308を形成する。
【0068】フォーミング時に電圧パルスを印加する手
段を図6に示す。この電圧パルスを印加する手段は、パ
ルス発生器602で発生したパルスを電流計603を通
してライン選択装置604に送り、制御装置601で制
御して選択されたラインへパルス電圧を与える。
【0069】この時若干の水素ガスを含む真空雰囲気下
で通電加熱すると、水素によって還元が促進され、酸化
パラジウムPdOがパラジウムPd膜に変化する。この
変化時に膜の還元収縮によって、一部に亀裂が生じる
が、この亀裂発生位置、及びその形状は元の膜の均一性
に大きく影響される。
【0070】多数の素子の特性ばらつきを抑えるのに、
上記亀裂は中央部に起こり、かつなるべく直線状になる
ことがなによりも望ましい。なおこのフォーミングによ
り形成した亀裂付近からも、所定の電圧下では電子放出
が起こるが、現状の条件ではまだ発生効率が非常に低い
ものである。また、得られた導電性膜307の抵抗値R
sは、102 から107 Ωの値である。
【0071】フォーミング処理に用いた電圧波形につい
て簡単に紹介する。図7にこの説明図を示す。印加した
電圧はパルス波形を用いたが、パルス波高値が定電圧の
パルスを印加する場合(図7(a))と、パルス波高値を増
加させながら印加する場合(図7(b))とがある。図7
(a) に於いて、T1及びT2は電圧波形のパルス幅とパ
ルス間隔であり、T1を1μsec〜10msec、T
2を10μsec〜100msecとし、三角波の波高
値(フォーミング時のピーク電圧)は適宜選択する。図
7(b) では、T1及びT2の大きさは同様にとり、三角
波の波高値(フォーミング時のピーク電圧)を、例えば
0.1vステップ程度ずつ増加させる。
【0072】なお、フォーミング処理の終了は、フォー
ミング用パルスの間に、導電性膜307を局所的に破
壊、変形しない程度の電圧、例えば0.1v程度のパル
ス電圧を挿入して素子電流を測定し、抵抗値を求め、例
えばフォーミング処理前の抵抗に対して1000倍以上
の抵抗を示した時点で、フォーミングを終了とした。
【0073】工程−g1(活性化−カーボン堆積 (図3
(g) 参照)) 先に述べたように、この状態では電子発生効率は非常に
低いものである。よって電子放出効率を上げるために、
上記素子に活性化と呼ばれる処理を行うことが望まし
い。
【0074】この処理は有機化合物が存在する適当な真
空度のもとで、前記のフォーミングと同様にフード状の
蓋をかぶせて基板との間で内部に真空空間を作り、外部
からXY配線を通じてパルス電圧を素子電極に繰り返し
印加することによって行う。そして炭素原子を含むガス
を導入し、それに由来する炭素あるいは炭素化合物を、
前記亀裂近傍にカーボン膜309として堆積させる工程
である。
【0075】本工程ではカーボン源としてトルニトリル
を用い、スローリークバルブによるガス導入量制御手段
513を通して真空空間内に導入し、1.3×10-4
aを維持した。導入するトルニトリルの圧力は、真空装
置の形状や真空装置に使用している部材等によって若干
影響されるが、1×10-5Pa〜1×10-2Pa程度が
好適である。
【0076】図8に、活性化時の電圧印加手段を模式的
に示す。この電圧印加手段は、フォーミング時に接地し
ていた下配線103にパルス発生器802から電流アン
プ805を介して、全ての上配線102に同期させてパ
ルス電圧を印加する。
【0077】図9(a) 及び図9(b) に、活性化工程で用
いられる電圧印加の好ましい一例を示した。印加する最
大電圧値は、10〜20Vの範囲で適宜選択される。図
9(a) 中、T1は、電圧波形の正と負のパルス幅、T2
はパルス間隔であり、電圧値は正負の絶対値が等しく設
定されている。また、図9(b) 中、T1は電圧波形の正
と負のパルス幅、T2はパルス間隔であり、T2>T
1、電圧値は正負の絶対値が等しく設定されている。
【0078】素子電流Ifは、約60分後にはほぼ飽和
に達するので、通電を停止しスローリークバルブを閉
め、活性化処理を終了した。以上の工程で、電子源とな
る電子放出素子を有する基板を作成することができた。
【0079】工程−h1(長尺スペーサ立て(図3(h)
参照)) 図10に示すように、電子源基板301のY座標表示配
線(上配線)のうち、一部のライン(No.21,4
1,61,81)の上に長尺スペーサ310を設置し
た。長尺スペーサ310は素子のあるエリア( 画素エリ
ア) 外に、絶縁性支持台( 薄板ガラス)1011を支持
として、セラミック接着剤( 東亞合成社製アロンセラミ
ックW)で固定する。
【0080】工程−i1(フェースプレート形成) 次に、図1に示すフェースプレート2を、以下のように
作成した。まずガラス基体6を洗剤、純水及び有機溶剤
を用いて十分に洗浄した。続いて、印刷法により蛍光膜
7を塗布し、表面の平滑化処理(通常、「フィルミン
グ」と呼ばれる。)して、蛍光体部を形成した。なお、
蛍光膜7はストライプ状の蛍光体(R,G,B)と、黒
色導電材( ブラックストライプ) とが交互に配列された
蛍光膜とした。更に、蛍光膜7の上に、Al薄膜よりな
るメタルバック8をスパッタリング法により0.1μm
の厚さに形成した。
【0081】工程−j1(封着) 次に、図1に示す外囲器5を、以下のように作成した。
前述の工程により作成された電子源基板1をリアプレー
ト4に固定した後、リアプレート4と、支持枠3と、上
記フェースプレート2とを組み合わせ、電子源基板1の
下配線103及び上配線102を行選択用端子10及び
信号入力端子11と各々接続し、電子源基板1とフェー
スプレート2の位置を厳密に調整し、封着して外囲器5
を形成した。封着の方法は、接合部にフリットガラスを
塗布し、Arガス中450℃、30分の熱処理を行い接
合した。なお、電子源基板1とリアプレート4の固定も
同様の処理により行った。また、リアプレート4と、フ
ェースプレート2の配置の際には、同時に所定の位置に
Baのリングゲッタを配置した。
【0082】工程−k1(ベーキング) 図11に示すように、上記工程で形成された外囲器5
を、排気管1102を介して排気装置1105につなぎ
込み、排気を続けながら、不図示の加熱装置により、画
像形成装置1101、及び圧力計1106を付設した真
空容器1103の全体を300℃に、10時間保持し
た。この処理により、大気中で外囲器5の内部に吸着さ
れていた水などのガスが除去された。これは質量分析装
置(Q-mass)1107による観察で確認された。
【0083】工程−l1(封止、ゲッタフラッシュ) 圧力が1.3×10-5Pa以下となったことを確認して
から、排気管をバーナで加熱して封じ切る。続いて、画
像表示領域の外に予め設置された蒸発型ゲッタを高周波
加熱によりフラッシュさせた。以上により本実施例の画
像形成装置を作成した。
【0084】工程−m1(実装、システム化) 上記工程で形成した画像形成装置をフレキ実装して、図
12に示す構成のシステムに組上げた。
【0085】工程−n1(前駆動) 図13には上記画像形成装置を実際に使用する際の、駆
動電圧パルスの一例を示す。この例では、X方向配線
(上配線)にライン選択のため、順次負極性の電圧パル
スを一定周波数で繰り返し印加していく。一方Y方向配
線( 下配線) には上記上配線印加パルスに同期して、画
像情報に対応したゼロまたは正極性の電圧パルスを全ラ
イン同時に印加する。このとき、フェースプレート上の
カソードには、高電圧(数kv〜十数kv) のDC電圧
(Va)がかかっている。
【0086】実際の駆動を行う前には前駆動という操作
を行い、長時間安定な動作の確保を行う。具体的には上
記の駆動法において、Va=0v、繰り返し周波数:f
=60Hz、パルス幅:Pw=1ms、下配線パルス
高:Vx=8v、上配線パルス高:Vy=−8v、駆動
時間30秒として熱エネルギを素子に与え、活性化で堆
積したカーボン膜を固着安定化させた。
【0087】工程−o1(エージング) エージングも実駆動を基本にして行うもので、本実施例
においては、まず支持枠と21ライン目に設置されたス
ペーサに囲まれた領域(1〜20ライン) のエージング
を行った。内容はVa=10kv、繰り返し周波数:f
=60Hz、パルス幅:Pw=1ms、パルス高Vy=
−7vとし、ラインNo.1から1本ずつ各10分の動
作とした。このとき下配線には、Pw=1ms、パルス
高:Vx=7vの電圧パルスを全ラインに印加した( 図
14)。
【0088】引き続き21〜40、41〜60、61〜
80、81〜100ラインの領域のエージングを行い。
全画素領域のエージングを終了した。
【0089】[実施例2] 工程−a2〜n2 実施例1におけるa1〜n1と共通である。
【0090】工程−o2 本実施例でも、領域としては支持枠と21ライン目に設
置されたスペーサに囲まれた領域(1〜20ライン) の
エージングから行った。条件はVa=10kv、繰り返
し周波数:f=60Hz、パルス幅:Pw=1ms、パ
ルス高Vy=−7vである。但し領域内でラインNo.
1とNo.11の2本をまず選び、次にNo.2とN
o.12というように2本ずつ各10分の動作を行って
いった。下配線には実施例1と同様、Pw=1ms、パ
ルス高:Vx=7vの電圧パルスを全ラインに印加した
( 図15)。
【0091】引き続き21〜40、41〜60、61〜
80、81〜100ラインの領域のエージングを行い。
全画素領域のエージングを終了した。
【0092】各領域内で同時にエージングするラインの
本数は、2本に限るものではなく、電子源劣化のない水
分圧(1×10-9Pa) 以下にパネル内が保たれれば、
領域内に存在するライン数の半数以内まで許される。
【0093】[実施例3] 工程−a3〜n3 実施例1におけるa1〜n3と共通である。
【0094】工程−o3 本実施例では、領域としてラインNo.1〜20、21
〜40、41〜60、61〜80、81〜100の5領
域を、同時に処理する。条件はVa=10kv、繰り返
し周波数:f=60Hz、パルス幅:Pw=1ms、パ
ルス高Vy=−7vである。各領域内ではラインNo.
1と11、21と31、41と51、61と71、81
と91の各2本をまず選び、次にNo.2と12という
ように2本ずつ各10分の動作を行っていった。下配線
には実施例1と同様、Pw=1ms、パルス高:Vx=
7vの電圧パルスを全ラインに印加した( 図16)。
【0095】各領域内で同時にエージングするラインの
本数は、2本に限るものではなく、電子源劣化のない水
分圧(1×10-9Pa) 以下にパネル内が保たれれば、
領域内に存在するライン数の半数以内まで許される。
【0096】[実施例4] 工程=a4〜g4 実施例1におけるa1〜g1と共通である。
【0097】工程−x4(上配線上NEG成膜) ガラス基体301上に、ラインNo.21,41,6
1,81を除く上配線(X方向配線)の形状に対応した
開口を有するメタルマスクを被せ、位置合わせを行って
固定し、スパッタリング装置内に設置する。ターゲット
にZr−V−Fe=70wt%:25wt%:5wt%
の合金を用い、スパッタリング法により、厚さ300n
mの合金層を形成し、NEG膜311とした。NEG膜
311は、上配線302上で、スペーサー310が形成
されない全てのラインに形成される。図3(h)におい
て、上配線302上に上配線302と同形状もしくは上
配線302より少し幅狭に形成される。
【0098】工程−h4〜n4 実施例1におけるh1〜n1と共通である。ベーキング
工程( 工程−k)において、NEG311の活性化が行
われる。
【0099】工程−o4 実施例3と共通である。
【0100】[比較例1」 工程−Al〜N1 実施例1と共通である。
【0101】工程−O1 比較例では、従来通り、5領域全ラインスクロールでエ
ージングを行った。条件はVa=10kv、繰り返し周
波数:f=60Hz、パルス幅:Pw=1ms、パルス
高Vy=−7vである。各領域内では全ライン選び、次
にNo.2と12というように2本ずつ各10分の動作
を行っていった。下配線には実施例1と同様、Pw=1
ms、パルス高:Vx=7vの電圧パルスを全ラインに
印加した( 図13)。以上により比較例1となる画像形
成装置を作成した。
【0102】「比較例2」 工程−A2〜N2 実施例4と共通である。
【0103】工程−O2 比較例1と共通である。以上により比較例2となる画像
形成装置を作成した。
【0104】
【発明の効果】図11に示すように、排気管を真空排気
装置に接続したままエージングを行ったところ、比較例
1,2では場合によっては放出電流劣化が比較的大きく
見られる場合もあったが、本発明によるすべての実施例
で水分圧は1×10-9Pa以下となり、エージング時の
放出電流劣化は殆ど見られなかった。
【0105】この結果、高輝度で動作安定性に優れ、か
つ輝度むらの少ない画像が形成可能な画像形成装置を、
安定して供給することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る表面伝導型電子放出素子を用い
た画像形成装置の一例を示す模式的斜視図である。
【図2】 本発明が適用される、表面伝導型電子放出素
子を、単純マトリクス配置した一例を示す部分的模式図
であって、(a)が平面図、(b)がそのA−A’断面
図である。
【図3】 本発明を適用して形成した、表面伝導型電子
放出素子を配列した基板を形成するプロセスを示す図で
ある。
【図4】 本発明が適用される表面伝導型電子放出素子
の、素子膜部形成を示す模式図である。
【図5】 本発明に係る画像表示装置フォーミング、活
性化工程を行うためのフード型真空排気装置の模式的断
面図である。
【図6】 本発明の画像形成装置の、フォーミングを行
うための結線状態を示す模式図である。
【図7】 本発明に係る画像形成装置の、フォーミング
の際に用いられる電圧波形を示す模式図である。
【図8】 本発明に係る画像形成装置の、活性化を行う
ための結線状態を示す模式図である。
【図9】 本発明に係る画像形成装置の、活性化の際に
用いられる電圧波形を示す模式図である。
【図10】 本発明を適用する単純マトリクス配置され
た電子源基板において、長尺スペーサの設置を示す模式
的平面図である。
【図11】 本発明に係る画像表示装置のベーキングを
行うために、画像表示装置と真空排気装置の接続を示す
模式図である。
【図12】 本発明に係る画像形成装置に、NTSC方
式のテレビ信号に応じて表示を行うための駆動回路の一
例を示すブロック図である。
【図13】 画像形成装置を従来実際に使用する際、ま
たはエージングを行う際の、駆動電圧パルスの一例を示
す図である。
【図14】 本発明の実施例1において、画像形成装置
をエージングする際の、駆動電圧パルスの一例を示す図
である。
【図15】 本発明の実施例2において、画像形成装置
をエージングする際の、駆動電圧パルスの一例を示す図
である。
【図16】 本発明の実施例3において、画像形成装置
をエージングする際の、駆動電圧パルスの一例を示す図
である。
【符号の説明】
1:電子源基板、2:フェースプレート、3:支持枠、
4:リアプレート、5:外囲器、6:ガラス基体、7:
蛍光膜、8:メタルバック、9:長尺スペーサ、10:
行選択用端子、11:信号入力端子、12:蒸発型ゲッ
タ、200:電子放出素子、201,301,100
1:ガラス基体、102,202,302:上配線(X
方向配線またはY座標表示配線) 、103,203,3
03:下配線(Y方向配線またはX座標表示配線) 、2
04,304:層間絶縁膜、205,206,305,
306:素子電極、207,307:導電性膜、20
8,308:電子放出部、309:カーボン膜、31
0:長尺スペーサ、1011:長尺スペーサ支持台、5
11:電流導入端子、512:真空容器、513:ガス
導入量制御手段、514:排気手段、601,801:
制御装置、602,802:パルス発生器、603,8
03:電流計、604,804:ライン選択装置、80
5:電流アンプ、1101:画像形成装置、1102:
排気管、1103:真空容器、1104:ゲートバル
ブ、1105:排気装置、1106:圧力計、110
7:質量分析装置(Q-mass)、1201:画像形成装
置、1202:走査回路、1203:制御回路、120
4:シフトレジスタ、1205:ラインメモリ、120
6:同期信号分離回路、1207:変調信号発生器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 光利 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5C012 AA05 VV01 VV02 5C036 EE01 EE02 EG12 EG31 EG50

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子放出素子とそれらを選択する
    ために長手及び短手方向に設置される配線とを含む電子
    源基板を有する電子源の製造方法において、 上記いずれかの配線に平行に連続する複数のスペーサを
    配置し、該複数のスペーサ及び上記複数の電子放出素子
    を密閉容器内に納め、該複数のスペーサで該密閉容器内
    を区切って複数の分割空間を形成するとともに、上記ス
    ペーサに平行な配線群を上記分割空間毎に分けて複数の
    配線グループを形成し、 使用前に、上記各配線グループ内の配線に時系列的に駆
    動信号を印加し、各分割空間内のエージングと称する脱
    ガス処理を、個別に行うことを特徴とする電子源の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 複数の電子放出素子及びそれらを選択す
    る配線を含む電子源基板と、画像形成部材及び電極層を
    有する発光表示基板とが、外周部に所定の厚みを持つ枠
    を挟んで、対向に配置されることにより外囲器が形成さ
    れ、上記外囲器内に両基板を支持するための複数のスペ
    ーサが、該基板の長手及び短手方向に設置される配線
    の、いずれかに平行に配置される画像形成装置におい
    て、 上記複数のスペーサで上記外囲器内を区切って形成した
    複数の分割空間と、該分割空間毎に、上記スペーサに平
    行な配線群を分けて形成した複数の配線グループとを有
    し、 使用前に、上記各配線グループ内の配線に時系列的に駆
    動信号を印加し、各分割空間内のエージングと称する脱
    ガス処理を、順次行っていく手段を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の電子放出素子及びそれらを選択す
    る配線を含む電子源基板と、画像形成部材及び電極層を
    有する発光表示基板とが、外周部に所定の厚みを持つ枠
    を挟んで、対向に配置されることにより外囲器が形成さ
    れ、上記外囲器内に両基板を支持するための複数のスペ
    ーサが、該基板の長手及び短手方向に設置される配線
    の、いずれかに平行に配置される画像形成装置におい
    て、 上記複数のスペーサで上記外囲器内を区切って形成した
    複数の分割空間と、該分割空間毎に、上記スペーサに平
    行な配線群を分けて形成した複数の配線グループとを有
    し、 使用前に、上記各配線グループ内の配線に時系列的に駆
    動信号を印加し、各分割空間内のエージングと称する脱
    ガス処理を、同時に行っていく手段を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記各分割空間が個別密閉状態に近い空
    間であることを特徴とする請求項2または3に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記スペーサの長手側の両脇にゲッタが
    配置されることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記スペーサと平行し、かつ該スペーサ
    と重ならない配線上に、ゲッタが配置されることを特徴
    とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記発光表示基板上にゲッタが配置され
    ることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数の電子放出素子及びそれらを選択す
    る配線を含む電子源基板と、画像形成部材及び電極層を
    有する発光表示基板とが、外周部に所定の厚みを持つ枠
    を挟んで、対向に配置されることにより外囲器が形成さ
    れ、上記外囲器内に両基板を支持するための複数のスペ
    ーサが、該基板の長手及び短手方向に設置される配線
    の、いずれかに平行に配置される画像形成装置の製造方
    法において、 上記複数のスペーサで上記外囲器内を区切って複数の分
    割空間を形成し、該分割空間毎に、上記スペーサに平行
    な配線群を複数の配線グループに分け、 使用前に、上記各配線グループ内の配線に時系列的に駆
    動信号を印加し、各分割空間内のエージングと称する脱
    ガス処理を、順次行っていくことを特徴とする画像形成
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 複数の電子放出素子及びそれらを選択す
    る配線を含む電子源基板と、画像形成部材及び電極層を
    有する発光表示基板とが、外周部に所定の厚みを持つ枠
    を挟んで、対向に配置されることにより外囲器が形成さ
    れ、上記外囲器内に両基板を支持するための複数のスペ
    ーサが、該基板の長手及び短手方向に設置される配線
    の、いずれかに平行に配置される画像形成装置の製造方
    法において、 上記複数のスペーサで上記外囲器内を区切って複数の分
    割空間を形成し、該分割空間毎に、上記スペーサに平行
    な配線群を複数の配線グループに分け、 使用前に、上記各配線グループ内の配線に時系列的に駆
    動信号を印加し、各分割空間内のエージングと称する脱
    ガス処理を、同時に行っていくことを特徴とする画像形
    成装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記各分割空間が個別密閉状態に近い
    空間であることを特徴とする請求項8または9に記載の
    画像形成装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103424198A (zh) * 2013-07-29 2013-12-04 西北核技术研究所 基于主光斑消隐技术的it-ccd测量脉冲激光重频的方法

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