JP2003045109A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003045109A
JP2003045109A JP2001229760A JP2001229760A JP2003045109A JP 2003045109 A JP2003045109 A JP 2003045109A JP 2001229760 A JP2001229760 A JP 2001229760A JP 2001229760 A JP2001229760 A JP 2001229760A JP 2003045109 A JP2003045109 A JP 2003045109A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットインタイプの光ディスク装置におい
て、左右均等に搬送する。 【解決手段】 光ディスク100を搬送する搬送部2の
左右端部(搬送方向の前部)にピンを設け、装置の基台
側にピンと係合する回動子22,24を設ける。回動子
22,24はアーム26で接続され、一方の回動が他方
に伝達される。左右の搬送量が同一でない場合、一方の
回動子が優先的に回動して他方の回動子を回動させ、係
合しているピンを搬送方向に引き込んで移動量を同一に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置、特
に光ディスクの搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDやCD−ROM、DVD
等の光ディスク装置には、光ディスクをディスク挿入口
から挿入すると搬送機構により記録/再生位置まで搬送
されるスロットイン機構が採用されている。例えば、光
ディスク装置の左右側面にガイド溝を設け、このガイド
溝に沿って光ディスクを保持しながら装置の奥に搬送す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、搬送機構の左
右が同量だけガイド溝に沿って同量だけ移動すればよい
が、左右の移動量が異なる場合には搬送機構が全体とし
て傾くことになり、光ディスク中心とターンテーブル中
心とがずれているため光ディスクをターンテーブルにク
ランプできない問題があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、光ディスクを記録
/再生位置まで搬送する際に左右の搬送量を均等化する
ことができる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光ディスクが挿入される開口部を有し、
挿入された前記光ディスクを記録あるいは再生するため
の位置まで搬送する搬送機構を備えた光ディスク装置で
あって、前記搬送機構の左右端部に設けられたピンと、
前記光ディスク装置の基台に設けられ前記搬送にともな
い前記左右のピンにそれぞれ係合する係合手段であっ
て、前記左右のピンの一方が係合した場合に他方のピン
に係合して前記搬送の方向に所定の移動量で移動させる
係合手段とを有することを特徴とする。
【0006】ここで、前記係合手段は、前記左右のピン
にそれぞれ係合し前記ピンの搬送量に応じて回動する左
右の回動子と、前記左右の回動子に接続され、一方の回
動子の回動量を他方に伝達するアームとを有し、前記左
右のピンの一方が前記左右の回動子の一方に係合した場
合に、係合した回動子の回動量に応じて他方の回動子を
所定量回動させて他方のピンを前記搬送の方向に移動さ
せることができる。
【0007】このように、本発明の光ディスク装置で
は、搬送機構の端部に設けられた左右のピンと、光ディ
スク装置の基台に設けられた係合手段とで搬送機構の左
右の搬送量を均等化する。搬送機構が光ディスク装置の
基台に対して移動して光ディスクを搬送すると、搬送機
構に設けられたピンが係合手段に係合するようになる。
搬送機構が左右均等に移動していれば係合の度合いは同
量であるが、左右の移動量が異なる場合には、一方のピ
ンが優先的に係合手段に係合することになる。このと
き、係合手段が他方のピンに係合して他方のピンを搬送
方向に移動させることで、左右の不均一を解消すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0009】図1には、本実施形態に係る光ディスク装
置の構成が示されている。光ディスク装置1は、フロン
ト部に開口部を有し、ユーザは開口部から光ディスク1
00を挿入する。光ディスク装置1の搬送部2には一対
のアーム10,12が設けられており、アーム10,1
2の一端にはそれぞれピン10a及び12aが設けられ
ている。
【0010】アーム10は支点10bを介して搬送部2
に遊嵌状態で軸支され、この支点10bを中心として平
面内で回動及び移動可能であり、アーム10の回動に伴
ってピン10aは搬送部2に形成された溝11に沿って
移動する。アーム10の回動範囲はこの溝11で規制さ
れる。また、アーム12も支点12bを介して搬送部2
に遊嵌状態で軸支され、支点12bを中心として平面内
で回動及び移動可能であり、アーム12の回動に伴って
ピン12aは搬送部2に形成された溝13に沿って移動
する。アーム12の回動範囲はこの溝13で規制され
る。
【0011】また、アーム10の他端は搬送部2に設け
られたスプリング10cに接続され、アーム10が図中
矢印ア方向(反時計方向)に回動する場合にはこのスプ
リング10cの弾性力に抗して回動することになる。従
って、アーム10が図中ア方向に回動する場合には常に
初期位置に戻ろうとする復元力が働く。アーム12の他
端も搬送部2に設けられたスプリング12cに接続さ
れ、アーム10と反対方向(時計方向)に回動する場合
にはこのスプリング12cの弾性力に抗して回動するこ
とになり、アーム12にも初期位置に戻ろうとする復元
力が働く。
【0012】ユーザが光ディスク100をフロントの開
口部から挿入すると、光ディスク100の周縁部がアー
ム10のピン10a及びアーム12のピン12aに当接
し、この状態でユーザが光ディスク100を押し込むと
スプリング10c及び12cの弾性力に抗してアーム1
0及びアーム12が互いに逆方向に回動する。スプリン
グ10c及び12cの弾性力により、ピン10a及び1
2aは常に光ディスク100の周縁部に当接した状態と
なる。
【0013】搬送部2は、光ディスク装置1の側面に形
成された案内溝に沿って図中矢印イ方向(図中上下方
向)に移動自在に支持されており、図示しないモータ及
びラックピニオン機構からなる駆動部により駆動され
る。光ディスク100が所定位置まで挿入された場合
に、モータに駆動電流が供給され、搬送部2は光ディス
ク100を記録/再生位置まで搬送する。その後、搬送
部2は紙面に対して垂直方向(光ディスク装置1の厚さ
方向)に移動し、光ディスク100をスピンドル方向に
下降させてスピンドルにクランプする。光ディスク10
0のクランプ動作についてはさらに後述する。
【0014】また、光ディスク装置1の基部には一端が
スプリングで支持され、他端が光ピックアップやターン
テーブルが支持されるベースの上面に接するレバー42
が設けられている。このレバーは「く」の字型に屈曲し
ており、その中央が揺動自在に軸支されている。ベース
は従来と同様に緩衝材で支持されており、スプリングで
支持された端部が解放状態にあるときにはその端部がス
プリングの弾性力により上方に付勢されており、これに
よりベース上面に接する他方の端部は下方に押しつけら
れ、ベースを緩衝材の弾性力に抗して下方に押しつけ
る。これにより、搬送部2が光ディスク100を搬送す
る際には、光ピックアップやターンテーブルが設けられ
るベースが下方に後退し、搬送路が確保される。
【0015】図2には、光ディスク装置1を開口部の方
向から見た前面図が示されている。搬送部2には上部ト
レイ14及び下部トレイ16が設けられており、この上
下のトレイ14,16で挿入された光ディスク100を
挟持する構成である。上部トレイ14及び下部トレイ1
6は光ディスク100の全周ではなく半周部分(光ディ
スク100が搬送部に挿入された半周部分)を挟持す
る。
【0016】図3には、上部トレイ14及び下部トレイ
16が模式的に示されている。上部トレイ14及び下部
トレイ16は面平行に配置されるのではなく、互いに一
定の角度をなして設けられており、下部トレイ16は図
中矢印ウ方向、すなわち上部トレイ14の方向に向かっ
て弾性により付勢されている。光ディスク100を挿入
する場合、下部トレイ16の弾性力に抗して下部トレイ
16を下に押し広げて挿入する。これにより、光ディス
ク100を確実に挟持できるとともに、(a)に示され
るように直径12センチの光ディスク100を挿入する
場合でも、(b)に示されるように直径8センチの光デ
ィスク100を挿入する場合でも、同一の構成で挟持す
ることができる。
【0017】以下、光ディスク100を開口部に挿入し
て所定位置まで押し込み、搬送部2で光ディスク100
を記録/再生位置まで搬送する動作について順に説明す
る。
【0018】<光ディスクの押し込み動作>図4には、
図1の状態からさらに光ディスク100を押し込んだ状
態が示されており、図5には、図4の縦断面図が示され
ている。光ディスク100を図1の状態からさらに押し
込むと、光ディスク100に当接したピン10a及びピ
ン12aがそれぞれ溝11及び溝13に沿って移動す
る。また、光ディスク100は搬送部2に設けられた溝
20内に位置する第3のピン18に当接する。この第3
のピン18は、搬送部2の上面パネルの裏面で軸19a
を介して移動自在に配置されたピン支持プレート19上
に固定されている。第3のピン18がピン支持プレート
19を介して搬送部2に接続されることにより、光ディ
スク100の受け止めを安定的に行えるようにしてい
る。つまり、第3のピン18は、光ディスク100がさ
らに押し込まれると、溝20に沿って移動し、やがて溝
20の端部に当たって停止する。第3のピン18が溝2
0の端部に当たることでそれ以上の光ディスク100の
押し込みが規制され、この位置が光ディスク100の押
し込み最終位置となる。また、光ディスク100の左右
位置は、左右のピン10a及び12aで規制される。光
ディスク100が押し込み最終位置に達すると、モータ
に駆動電流が流れ、搬送部2による光ディスク100の
搬送が開始される。
【0019】図5を用いて、光ディスク100の押し込
み時の搬送部2とそれに含まれる上部トレイ14と下部
トレイ16、及び光ディスク装置1の側面視構造及びそ
の関連を説明する。
【0020】光ディスク100は上部トレイ14と下部
トレイ16に挟まれた状態で搬送部2の内部に位置して
いる。上部トレイ14の側面には、搬送部2の側板2a
に形成された「略くの字」形状のガイド溝2bを介し
て、光ディスク装置1のフレーム側面に形成された案内
溝21a,21bに遊嵌状態で係合する側面ピン14
a,14b(例えば、片側2本)が形成されている。こ
の側面ピン14a,14bがガイド溝2b及び案内溝2
1a,21bにガイドされながら移動することにより、
後述する搬送部2の移動及び上部トレイ14の所定動作
を実現している。一方、下部トレイ16の側面にも側面
ピン16a(例えば前後2本)が形成され、搬送部2の
側板2aに形成されたガイド溝2cに遊嵌状態で係合し
ている。このガイド溝2cは、後述する下部トレイ16
の昇降移動をガイドすべく、「略くの字」形状を呈して
いる。なお、光ディスク100の押し込み時、上部トレ
イ14の側面ピン14a,14bは、案内溝21aの開
口部側端部、及びガイド溝2bの最上部に位置してい
る。また、下部トレイ16の側面ピン16aもガイド溝
2cの最上部に位置している。
【0021】<光ディスクの搬送動作>図6及び図7に
は、搬送部2による光ディスク100の搬送途中の動作
が示されている。ピニオンとラックにより搬送部2は光
ディスク装置1の両側面に形成された案内溝21a,2
1bに沿って図中矢印イ方向に移動する。
【0022】搬送部2が光ディスク100を挟持しなが
ら移動すると、やがて搬送部2の左右端部(搬送方向に
対して前側)に設けられたピン40が光ディスク装置1
の基台端部に設けられた左右の回動子22,24に係合
するようになる。左右の回動子22,24はその中心が
基台に軸支され、その一端に二股の爪部が形成され、他
端は共通のアームに接続されている。ピン40はこの二
股の爪部の一方に当接する。爪の一方に当接しつつ搬送
部2がさらに図中イ方向に移動すると、回動子22,2
4はその軸を中心として回動する。このとき、ピン40
は二股の爪の間に位置する。搬送部2が案内溝に沿って
左右同量だけ移動すれば問題ないが、左右の移動量が異
なった場合、例えば図中右側の移動距離が長く、左側の
移動距離が短い場合(搬送部2が全体として反時計回り
に傾いている場合)には、まず右側の回動子22の爪に
搬送部2のピン40が当接し、回動子22とピン40が
係合して回動子22が支点を中心として反時計方向に回
動するようになる。回動子22と回動子24は、上述し
たように共通のアーム32で接続されており、一方の回
動が他方に伝達されるように構成されているから、回動
子22の回動運動はアーム32を介して左側の回動子2
4に伝達され、回動子24を回動子22の回転運動に応
じた所定量だけ時計方向に回動させる。回動子24のこ
の回動により搬送部2の左側のピン40を引き込み、搬
送部2の左側の移動距離を増大させる。これにより、左
側のピンの移動量と右側のピンの移動量とを同一にする
ことができる。なお、共通のアーム32は、回動子2
2,24を含むリンク機構の機械的剛性を確保及び補正
するように全体の角度、支点の調節を行っている。ま
た、この調整動作の結果、回動子22,24の必要な移
動量の補正を行っている。なお、アーム32による回動
子22,24の移動量の調整は、両者の移動量が均一に
なるように補正する旨説明したが、必要に応じて、積極
的に両者の移動量に差を設けるように補正するようにし
てもよい。
【0023】一方、搬送部2の左側の移動距離が右側の
移動距離よりも長い場合(搬送部2が時計回りに傾いて
いる)も同様であり、まず回動子24が回動し、この回
動運動に連動して回動子22が回動し始め、右側のピン
40を引き込むことで左右の移動量を均等化できる。
【0024】そして、この時、図7に示すように、搬送
部2全体が光ディスク装置1に対して移動するので、上
部トレイ14の側面ピン14a,14bは案内溝21
a,21bに沿って移動するのみで、側面ピン14a,
14b、及び側面ピン16aのガイド溝2b,2cにお
ける位置は最上部のままである。
【0025】図8及び図9には、以上のようにして搬送
部2が光ディスク100を記録/再生位置まで搬送した
状態が示されている。記録/再生位置まで搬送すると、
搬送部2の左右に設けられた移動子25,27が基台の
端部(図における上端部)に当接し、搬送部2に対して
相対的に図中矢印エ方向に移動する。移動子25,27
にはその表面にピン25a,27a、側面に切り欠き部
25b,27bが形成されいる。このピン25a,27
aが搬送部2のアーム10,12近傍に形成されたカム
26,28の爪にそれぞれ係合し、切り欠き部25b,
27bはピン10a,12aとの当接位置直近上部(図
における上部)に位置している。カム26,28は搬送
部2に回動自在に軸支されており、移動子25,27が
図中エ方向に移動すると切り欠き部25b,27bはピ
ン10a及び12aとの当接位置に移動し、カム26は
時計方向に回動し、カム28は反時計方向に回動する。
カム26,28のこの回動によりカム26,28がそれ
ぞれアーム10,12に係合するようになり、アーム1
0をさらに反時計方向に、そしてアーム12をさらに時
計方向に回動させる。アーム10,12のこの追加的な
回動により、光ディスク100に当接していたピン10
a及び12aがそれぞれ溝11,13内を追加移動し、
光ディスク100から離脱する。
【0026】また、図4に示されるように、搬送部2に
は第3のカム30が回動自在に軸支されており、その一
端が既述した第3のピン18に当接している。搬送部2
が光ディスク100を記録/再生位置まで搬送すると、
第3のカム30が反時計方向に回動し、この回動により
第3のピン18を溝20内の第2の位置20aに移動さ
せる。第3のピン18も搬送時には光ディスク100に
当接して押し込み位置を規定しているが、第3のカム3
0の回動に連動した位置20aへの移動により、光ディ
スク100から離脱することになる。
【0027】この状態で、図9に示すように、上部トレ
イ14の側面ピン14a,14bは、案内溝21a,2
1bの最も奥側(図9中右側)に位置し光ディスク10
0の水平方向への搬送が終了する。この状態でも側面ピ
ン14a,14b,16aの位置はガイド溝2b,2c
の最上部のままである。
【0028】<光ディスクのクランプ動作>図10〜図
13には、光ディスク100を記録/再生位置に搬送し
た後のクランプ動作が示されている。上部トレイ14及
び下部トレイ16で光ディスク100を挟持しつつ、搬
送部2(少なくとも上部トレイ14、下部トレイ16)
は図11における矢印オのように搬送方向に垂直な下方
(光ディスク装置1の厚さ方向)に移動する。この動作
は、搬送部2の側板2aがさらに搬送方向(図7の矢印
イ方向)に移動することにより、上部トレイ14の側面
ピン14a,14bが端部で垂直方向に方向を変えた案
内溝21a,21bによって水平方向の移動を規制され
た状態で、「略くの字」型に屈曲した搬送部2の側板2
aに形成されたガイド溝2bに沿って、ガイド溝2bの
最下部に移動することにより実現する。なお、水平方向
に移動が規制された下部トレイ16も側板2aの移動に
伴いその側面ピン16aがガイド溝2cに沿って最下部
に移動する。この移動により、光ディスク100の内径
部分をターンテーブルのクランパに挿入する。クランパ
には光ディスク100の径方向に進退自在な爪あるいは
ボールクランパが形成されており、この爪あるいはボー
ルクランパにより光ディスク100の内径部分をクラン
プする。
【0029】また、搬送部2(少なくとも上部トレイ1
4及び下部トレイ16)が下方に移動する場合、下部ト
レイ16の下面がレバー42のスプリングで支持された
端部に当接してスプリングの弾性力に抗して端部を押し
下げる。レバー42はその中央で揺動自在に軸支されて
いるから、一方の端部の押し下げにより他方の端部は逆
に上方に移動することとなり、他方の端部で規制してい
たベースを解放することになる。
【0030】以上のようにして光ディスク100をクラ
ンプした後、図12及び図13に示されるように上部ト
レイ14を上方に移動させる。つまり、図13に示すよ
うに搬送部2の側板2aがさらに搬送方向(図7の矢印
イ方向)に移動することにより、上部トレイ14の側面
ピン14a,14bが上方に屈曲したガイド溝2b(図
5等を参照)に沿ってさらに移動し、上部トレイ14を
上方に移動させる。また、下部トレイ16を同様に側板
2aの動作によってさらに下方に移動させて光ディスク
100から離脱させる。これにより、光ディスク100
はスピンドルにクランプされた状態で回転自在となる。
図13は、クランプが開放された状態である。
【0031】図14には、光ディスク100をクランプ
する動作がより詳細に示されている。(a)に示される
ように光ディスク100を記録/再生位置まで搬送する
と、光ディスク100の内径部分はスピンドル51の略
真上に位置する。この状態で(b)に示されるように搬
送部2が下方に移動し、上部トレイ14及び下部トレイ
16に挟持された光ディスク100も下方に移動し、タ
ーンテーブルのクランパ51に挿入される。このとき、
上部トレイ14及び下部トレイ16は光ディスク100
の半周部分のみを挟持しているため、光ディスク100
の内径部分がクランパ51の先端部分に当接した後、光
ディスク100は上部トレイ14及び下部トレイ16で
把持された半周部分から先に下方に移動することとな
り、光ディスク100はクランパ51に対して傾いて挿
入されることになる。これにより、クランパ51の先端
部に対称に(例えば3回対称位置に)形成されている爪
部あるいはボールクランパのうち、傾いた側に位置する
爪部あるいはボールクランパに最初に光ディスク100
の内径部分がクランプされることになり、その後他の爪
部あるいはボールクランパにクランプされることにな
る。
【0032】また、レバー42の他端が揺動により上方
に移動し、これによりベース50が緩衝材の弾性力によ
り上方に移動する。(a)と(b)において、レバー4
2の他端の位置及びベース50の位置が異なっているこ
とに着目されたい。
【0033】最後に、(c)に示されるように、搬送部
2の上部トレイ14を上方に再移動させ、光ディスク1
00を上方から押さえていた上部トレイ14を光ディス
ク100から離脱させ、また、下部トレイ16を搬送部
2から解放し、搬送部2とは逆にさらに下方に移動させ
て光ディスク100から離脱させる。(c)の状態で
は、光ディスク100はその内径部でクランパ51に接
しているだけで、ピン10a,12a,18、さらに上
部トレイ14,16のいずれにも当接しておらず、クラ
ンパ51の回転により光ディスク100が回転し、記録
/再生が可能となる。
【0034】このように、本実施形態では光ディスク1
00を搬送させる際に、搬送部2に設けられたピン40
と光ディスク装置1の基台に設けられた回動子22,2
4との係合を利用して搬送部2の左右の搬送量を均等化
しているため、記録/再生位置まで搬送が完了した後に
光ディスク100を確実にターンテーブルにクランプす
ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスクを記録/再生位置まで左右均等に搬送し、こ
れにより以後の処理、例えば光ディスクのクランプ動作
などを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の初期状態における平面図である。
【図2】 図1の前面図である。
【図3】 上部トレイ及び下部トレイの動作説明図であ
る。
【図4】 光ディスク押し込み動作時の平面図(その
1)である。
【図5】 図4の縦断面図である。
【図6】 光ディスク押し込み動作時の平面図(その
2)である。
【図7】 図6の縦断面図である。
【図8】 光ディスク押し込み動作時の平面図(その
3)である。
【図9】 図8の縦断面図である。
【図10】 光ディスククランプ時の平面図(その1)
である。
【図11】 図10の縦断面図である。
【図12】 光ディスククランプ時の平面図(その2)
である。
【図13】 図12の縦断面図である。
【図14】 光ディスククランプ時の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク装置、2 搬送部、10,12 アー
ム、10a,12a ピン、10c,12c スプリン
グ、11,13,20 溝、14 上部トレイ、16
下部トレイ、18 ピン、22,24 回動子、26,
28 カム、30カム(第3のカム)、32 アーム
(共通アーム)、40 ピン、42 レバー、50 ベ
ース、51 クランパ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクが挿入される開口部を有し、
    挿入された前記光ディスクを記録あるいは再生するため
    の位置まで搬送する搬送機構を備えた光ディスク装置で
    あって、 前記搬送機構の左右端部に設けられたピンと、 前記光ディスク装置の基台に設けられ前記搬送にともな
    い前記左右のピンにそれぞれ係合する係合手段であっ
    て、前記左右のピンの一方が係合した場合に他方のピン
    に係合して前記搬送の方向に所定の移動量で移動させる
    係合手段と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記係合
    手段は、 前記左右のピンにそれぞれ係合し前記ピンの搬送量に応
    じて回動する左右の回動子と、 前記左右の回動子に接続され、一方の回動子の回動量を
    他方に伝達するアームと、 を有し、前記左右のピンの一方が前記左右の回動子の一
    方に係合した場合に、係合した回動子の回動量に応じて
    他方の回動子を所定量回動させて他方のピンを前記搬送
    の方向に移動させることを特徴とする光ディスク装置。
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