JP2003044164A - ノートキャリー - Google Patents

ノートキャリー

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JP2003044164A
JP2003044164A JP2001226520A JP2001226520A JP2003044164A JP 2003044164 A JP2003044164 A JP 2003044164A JP 2001226520 A JP2001226520 A JP 2001226520A JP 2001226520 A JP2001226520 A JP 2001226520A JP 2003044164 A JP2003044164 A JP 2003044164A
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Masayoshi Hoshimoto
正義 星本
Katsuto Yamawaki
克人 山脇
Yuichiro Nagaoka
裕一郎 長岡
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JEL SYSTEM KK
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作でキャスターのロックとその解除が
できると共に持ち運びの便利なノートキャリーを提供す
る。 【解決手段】 ノートキャリー10において、外側表面
が平坦となっている前部ユニット11および後部ユニッ
ト12からなり、前記前部ユニット11は、ローラー
と、そのローラーの回り止めおよびその解除を行う左右
側制動機構と、前記左右側制動機構を操作するレバー機
構とを有し、前記後部ユニット12は、ローラーを有
し、前記両ユニット11、12はそれらの外側表面が連
続して平坦な面となるように分離可能な丁番部14によ
って連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ、ノ
ート型パーソナルコンピュータの性能を維持し、かつ快
適に使用するためのワードプロセッサ、ノート型パーソ
ナルコンピュータを載せる台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりワードプロセッサやノート型パ
ーソナルコンピュータを机の上で使用する際、直接机の
上に置いて使用するか、机に取り付けたアームの先の台
に載せるか、一定の範囲だけ可動する台に載せていた。
【0003】これには次のような欠点があった。 (イ)ノート型パーソナルコンピュータ等を机の上で使
用する際は自分の手元に近いところに移動させ、他の作
業をする際は再び邪魔にならないところに移動させてい
たが、重量がある上移動させて置くときに取っ手がない
ことから、衝撃を与えないように置くには神経を使っ
た。 (ロ)ノート型パーソナルコンピュータの位置や向きが
多少ずれていてもそのまま使用することが多く、悪い姿
勢のままで入力作業をすることとなり、肩こりや腰痛な
どに悩まされる原因となっていた。 (ハ)机に取り付けたアームの先の台に載せるか、一定
の範囲だけ可動する台に載せた場合は、その台の据え置
きや取り付けに場所を必要とし、ノート型パーソナルコ
ンピュータ等の利点である省スペース性が損なわれる
上、移動の自由度にも制約があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなノート型パ
ーソナルコンピュータの移動の不便さは、事務効率を低
下させる要因となっている。このため、事務効率向上の
観点からノート型パーソナルコンピュータを机上で容易
に移動できるようにすることが要望されていた。
【0005】その1つの解決策として、キャスター付き
の台座上にパソコンを置いて台座ごと移動させることが
行われていた。
【0006】しかしながら、このキャスター付き台座を
そのまま使用して、机上で移動を行わせようとすると、
キャスターの回転が良すぎるため振動や少しの傾斜でも
移動してしまい、移動性の要求は満たすものの、別に固
定装置がなければノート型パーソナルコンピュータの安
全が得られないという別の問題が発生していた。
【0007】この問題を解決するために、実用新案登録
第3057221号公報に示される技術が提示された。
【0008】図8は従来のキャスター付き台座の図であ
る。
【0009】これにおいて、キャスター3の形状は図8
に示す如くボール型であるが、これに限定されるもので
なく、所定の摩擦力を確保できるなら円筒型或いは車輪
型等とすることも可能である。キャスター3の素材、表
面の滑らかさ等は、本体部2及び保持部4との接触面で
所定の摩擦力を発揮できるように決定すれば任意であ
り、例えばキャスター3の素材は金属製或いは樹脂製な
どである。保持部4は、図8に示す如く、本体部2の四
隅近辺の底面に設けられた円盤形であり、その中心には
キャスター3を保持するための孔が穿設されている。前
記孔内には図8のようにキャスター3が取り付けられ
る。前記孔の先端はキャスター3と接触する爪4aとな
っており、保持部4は爪4aで接触しキャスター3に所
定の摩擦力を与えることができる。
【0010】しかしながら、この図8に示したものは爪
4aの形状が一定なのでキャスター3に対する摩擦力が
調節できず使い勝手の悪いものであった。このような状
態を改善できる技術として図9に示す実用新案登録第3
064703号公報に示される技術がある。
【0011】図9は従来のキャスターの移動を抑制する
回転制御部片を用いた台板の図である。
【0012】この技術は、台板3に設けたキャスター4
の一部を構成する自動球体7の過剰回転または自然回転
によるノート型パーソナルコンピュータの机下への転落
を防止する技術である。具体的には、適当な弾力性と摩
擦係数を有するコの字状の回転制御部片を、前記回転球
体の全面部に挟持挿入させて、事務器操作中又は台板上
に裁置したままでの放置時の台板運動を固定し、必要時
にはこれを抜き取って活動自在、移動自在とする様にし
たものである。
【0013】しかしながら、これとても一々回転阻害板
を抜き差しする必要があり、回転制御部片を持ちながら
キャスターの移動を制御する必要があり、さらに、抜い
た後の回転制御部片を一々邪魔にならない所に置いてお
く煩わしさがあった。さらに、パソコンの移動が自由に
なると引き回す配線の整理が大変になった。
【0014】本発明の目的は、これらの欠点を除くため
になされたもので、簡単な操作でキャスターのロックと
その解除ができると共に持ち運びの便利なノートキャリ
ーを提供することである。
【0015】本発明の他の目的は、さらにノート型パー
ソナルコンピュータ等の本体からの配線を整理すると共
に係留することができるノートキャリーを提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、下記の手段を採用する。 (1)ノートキャリーにおいて、外側表面が平面となっ
ている前部ユニットおよび後部ユニットからなり、前記
前部ユニットは、ローラーと、そのローラーの回り止め
およびその解除を行う左右側制動機構と、前記左右側制
動機構を操作するレバー機構とを有し、前記後部ユニッ
トは、ローラーを有し、前記両ユニットはそれらの外側
表面が連続して平坦な面となるように分離可能な丁番機
構によって連結されていることを特徴とする。 (2)上記(1)記載のノートキャリーにおいて、前記
両ローラーを前記両ユニットの外側表面が連続して平坦
な面となったとき両ユニットの内側面から突出するよう
に設けたことを特徴とする。 (3)上記(1)または(2)記載のノートキャリーに
おいて、前記両ユニットをそれらの内側面が当接するよ
うに折りたたんだとき前記両ローラーが両ユニット内に
収納されるように設けたことを特徴とする。 (4)上記(1)から(3)のいずれか1項記載のノー
トキャリーにおいて、前記丁番部を、一方のユニットに
連接し両端に凸部を設けた軸と、他方のユニットに連接
し両端に凹部を形成するように第1片と第2片を片持張
りに設けた軸受けとから構成したことを特徴とする。 (5)上記(1)から(4)のいずれか1項記載のノー
トキャリーにおいて、前記左右側制動機構を、一端を軸
支し他端にテーパー部を形成し途中にローラーに当接す
る当接片を設けた制動板と、当接片がローラーに当接す
る方向に設けた引張スプリングとで構成し、前記レバー
機構を、少なくとも押圧部と前記テーパー部に当接する
傾斜部とで構成したことを特徴とする。 (6)上記(1)から(5)のいずれか1項記載のノー
トキャリーにおいて、前記後部ユニットの外側表面にケ
ーブル収納用の溝を設けたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明のノートキャリー10の概
観図である。図1(a)は使用状態に広げた状態図であ
り、図1(b)、(c)は、折り畳んだ状態図を示して
いる。
【0019】ノートキャリー10は、図1(a)に示す
ように所定厚みを有する略箱形の前部ユニット11およ
び後部ユニット12とからなり、例えば高剛性のABS
樹脂で形成されている。図1(a)のように両ユニット
は、その両外側表面を上に向けた状態で、見方を変える
と両ユニットの両外側表面で連続する平坦な面を構成す
るように机等の上に広げて(展開して)使用する。両ユ
ニットの外側表面に滑り止めの細かい溝を設けるかまた
は薄いゴム等の滑り止めを張り付けることも可能であ
る。上記「平坦」とは前記滑り止め手段を適用した状態
も含む。
【0020】ノートキャリー10を使用しないときは、
図1(b)および図1(c)に示すように丁番部14で
2つ折りにするか、または丁番部14が分離できるの
で、丁番部14をそれぞれに分離して、両ユニット11
および12をそれぞれに分離して持ち運ぶ。
【0021】前部ユニット11は、図1(a)ではその
外側表面に開孔16が形成されていて、この開孔16に
レバー機構の押圧部71が遊嵌されている。この前部ユ
ニット11の内側には、前記レバー機構の押圧部71に
連設される図示しない右側制動機構および左側制動機
構、前記両側制動機構によってロックまたはその解除が
行われる図示しないローラーを備える回転機構、等が設
けられている。
【0022】後部ユニット12は、図1(a)ではその
外側表面に、このノートキャリー10上に載せる市販の
ノート型パーソナルコンピュータの端子に接続されるケ
ーブル類を整理した状態で係留しておくための溝15が
適宜数および任意形状設けられ、また、図示しないロー
ラーを備える回転機構が設けられている。前記ローラー
は以後代表的なゴムローラーを用いて説明する。
【0023】両ユニット11、12は、丁番部14の軸
部と軸受け部のいずれかをとびとびに連設している。
【0024】図1(a)の様に両ユニット11、12を
平坦状態に広げまたは展開した全体で市販のノート型パ
ーソナルコンピュータの形状に倣った面積またはそれよ
り少し大きい形状とする。
【0025】前部ユニット11の使用形態としては、好
ましくは、開孔16を塞がないように、すなわち、後部
ユニット12側にノート型パーソナルコンピュータを置
き、押圧部71の操作を可能にするとともに、開孔16
の左右の面を手を載せる場所として使用する。
【0026】両ユニット11、12は、図示しない折り
畳んだとき内側になる面は、連続した面のない、すなわ
ち、解放した面になっている。
【0027】図2は、本発明の回転機構、レバー機構7
0および左右側制動機構の概略図である。
【0028】図2は、前部ユニット11の内側を示す。
両ユニット11、12の縁には直線状の桟13が設けら
れ、それ以外の部分は格子状の桟13が設けられて、補
強構造となっている。
【0029】右側制動機構30は、左側制動機構40と
左右反対の構成を有する。
【0030】左右側制動機構30、40は、板状の左右
側制動板31、41と、該左右側制動板31、41の一
端を回転自在に軸支する回転軸37、47と、該回転軸
37、47に軸支した左右側制動板31、41の抜け止
めを行うワッシャ38、48と、左右側制動板31、4
1に当接片止め33、43によって取り付けられる当接
片32、42と、左右側制動板31、41の一側に設け
たバネ係止片36、46と前部ユニット11に設けたバ
ネ係止片17とに係止した引張スプリング60と、前部
ユニット11に形成した一対の案内部材39、49の案
内溝に案内される左右側制動板31、41に設けたスラ
イド片部34、44と、レバー機構70の傾斜部75の
揺動運動により左右側制動板31、41を図上方へ揺動
させるように働くテーパー部35、45と、よりなる。
【0031】左右側制動板31、41は、軽量で剛性を
有する素材、例えば、ABS樹脂で製作する。左右側制
動板31、41の前部ユニット11からの抜け止めおよ
び案内は、ワッシャ38、48と一対の案内部材39、
49により行われる。当接片32、42は、引張スプリ
ング60に基づくゴムローラー51との当接によりゴム
ローラー51の回転を止める程度の摩擦抵抗を有する材
料で形成する。
【0032】回転機構50は、シャフト52の周囲に設
けられたゴムローラー51と、前記シャフト52を回転
自在に支持する前部ユニット11に突設された複数枚、
例えば、3枚の支持片54等と、シャフト52を支持片
54等に載置した状態でのシャフト52の抜け止めを行
う前部ユニット11に形成した抜け止め片53とからな
る。
【0033】図5は、図2の本発明の回転機構を詳細に
示す構成図である。
【0034】図5(a)は本発明の回転機構50の平面
図であり、図5(b)は図5(a)のA−A’線の断面
図であり、主に支持片を示す図である。図5(c)は図
5(a)のB−B’線の断面図であり、主に支持片を示
す図である。図5(d)は図5(a)のC−C’線の断
面図であり、主に支持片を示す図である。
【0035】これらに示される様に、支持片56はシャ
フト52を下側から支える働きをし、支持片54および
55はシャフト52を斜め上側から下方に押さえる働き
をすると共にシャフト52の抜け止めの働きも行う。支
持片54〜56は、桟13の代わりに設けられ、軽量で
剛性を有する素材、例えば、ABS樹脂で製作される。
【0036】図6は本発明の要部構成図である。図6
(a)は前部ユニット11と後部ユニット12を展開し
た図1(a)における丁番部14を分離した図である。
図6(b)は図6(a)におけるD−D’線の断面図で
ある。図6(c)は図6(a)における前部ユニット1
1のD−D’線の断面図である。
【0037】図6(b)に示すように、両ユニット11
および12を展開配置した際の両ユニット11、12の
外側表面は連続して平坦な面を構成し、この状態で両ユ
ニット11、12から突出する両ゴムローラー51は、
両ゴムローラー51のみが机と当接する構成、例えば両
ゴムローラ51が両ユニット11、12の外側表面に対
向する内側面から所定高さ突出するように両ゴムローラ
ー51のシャフト52を両ユニット11、12に取り付
ける。両ユニット11、12を丁番部14から2つ折り
にし両ユニット11、12を当接した状態で、両ゴムロ
ーラー51は両ユニット11、12が形成する空間内に
互い違いに収納される。
【0038】図7は本発明のレバー機構の構成図であ
る。図7(a)は背面図であり、図7(b)は側面図で
ある。
【0039】レバー機構70は、例えばABS樹脂から
形成され、押圧部71と、前部ユニット11に固定する
ための係止部73と、押圧部71と係止部73とを肉薄
にして連結するヒンジ部72と、押圧部71の下面から
下方へ傾斜面を有するように突設した傾斜部75とから
なる。
【0040】図6(c)に示すように、レバー機構70
の係止部73は前部ユニット11の段部76にネジ74
によって固定されている。ヒンジ部72は、前部ユニッ
ト11の開孔16を構成する側壁に間接的に引張スプリ
ング60によって押しつけられている。押圧部71に連
接する傾斜部75は、押圧部71の長さ方向に対して任
意の傾きを持って傾斜している。この傾斜部75は、左
右側制動機構30および40のテーパー部35および4
5に当接している。
【0041】図3は、本発明の丁番部の軸受け部の構成
図である。
【0042】図3(a)は平面図であり、図3(b)は
図3(a)における斜視図である。図3(c)は図3
(a)におけるB−B’線の断面図である。図3(d)
は図3(a)におけるC−C’線の断面図である。
【0043】図4は、本発明の丁番部の軸部の構成図で
ある。
【0044】両ユニット11、12に連接される丁番部
14は、軸部90と軸受け部80からなり、例えばAB
S樹脂から形成される。
【0045】軸部90は、図4に示すように、肉厚調整
溝94が形成された断面がコ字状のコ字状筒部93と、
その両端に単板92を設け、単板92に凸部91を設け
る形状とする。凸部91の形状は、軸受け部に挿入で
き、所定の角度以外は軸受け部から外れない形状とされ
ている。例えば、凸部91の形状は、円筒形、角柱形等
がある。
【0046】軸受け部80は、図3(a)、(b)、
(c)および(d)に示すように、肉厚調整溝86が形
成された断面がコ字状のコ字状筒部85と、その両端に
端板84を設け、端板84に前記凸部91を収納する凹
部83を形成し簡単には抜けないように挟持する第1片
81および第2片82を備えている。図3(b)および
図3(d)に示すように、第1片81は内側面が円周の
4分の1の長さを有する円弧状を呈すると共に前記コ字
状筒部85の軸方向と直角にスリットが入って片持ち張
りになっている。第2片82は、同じく、略片持ち張り
で、その自由端側先端部は前記凸部91を前記凹部83
内部へ押さえ込む作用を奏するように前記凸部91の表
面に倣う円周の一部を成す形状に形成されている。
【0047】前部ユニット11と後部ユニット12を相
互に取り付けるとき、軸部90を軸受け部80に回転自
在に嵌合係止する。具体的には、軸部90の凸部91を
軸受け部80の凹部83へ押し込む。その際、軸受け部
80の第1片81と第2片82とは、最初、ユニット連
設部を中心として他方自由端を軸部91の押し込みに応
じて開口し、凸部91が凹部83内に完全に入った段階
で、第1片81と第2片82とが通常形状に戻り、第1
片81と第2片82とでその弾性力の範囲内で凸部91
を抜け止め保持する。凸部91の形状とそれを受ける凹
部83の開口の形状は、両ユニット11、12を丁番部
14で連結し机上に平らに広げた状態では抜けない関係
を構成し、両ユニットがそれ以外の角度のとき、該丁番
部が外れるように構成する。両ユニット11、12を向
かい合わせに折り畳む角度近傍の角度範囲においては抜
ける関係を構成するように関係付けられていることが好
ましい。
【0048】回転機構50について:図6に示すよう
に、丁番部14を中心として両ユニットをその外側表面
が略平坦面になるように机面上に展開したとき、ゴムロ
ーラー51の表面のみが机面と接する関係になるように
ゴムローラー51のシャフト52を両ユニット11、1
2に設ける。即ち、図6の両ゴムローラー51の表面を
結んだ線を越える物がないように構成する。
【0049】また、ゴムローラー51は、その表面が、
両ユニット11、12の外側表面から突出しない位置に
配置されている。また、前記ユニット11の一部がゴム
ローラー51の外側表面形状に合うように形成されてい
てもよい。
【0050】図6(b)に両ユニット11、12を折り
畳んだ状態が示されている。この状態の時、ゴムローラ
ー51は、それぞれ両ユニット11、12の相対向しな
い異なる桟13の間に収納されるように配置されてい
る。
【0051】図6に示すように、係止部73を前部ユニ
ット11の内側の段部76にネジ74等の固着手段によ
り固定する。この固着により、押圧部71が前部ユニッ
ト11の開孔16に遊嵌されると共に、ヒンジ部72が
開孔16の側壁に当接して押圧部71の自由な揺動動作
を規制する。
【0052】また、ゴムローラー51のとりつけは、ゴ
ムローラー51のシャフト52を図5の支持片54と5
5の間にそれらの弾性力に抗して押し込み、支持片56
上に当接した状態で両側の支持片54および55の弾性
力によって抜け止め支持するように構成する。
【0053】操作:主に、図6および図2を参照して説
明する。
【0054】上記の押圧部71が押圧されていない状態
のとき、押圧部71に連接された傾斜部75は、左右側
制動板31、41のテーパー部35、45に当接しない
かまたは当接しても左右側制動板31、41を揺動しな
い程度の状態にされている。従って、左右側制動板3
1、41に設けた当接片32、42がゴムローラー51
に当接してゴムローラー51の自由な回転を阻止、すな
わちロックしている。
【0055】この状態から、押圧部71を下方に押圧操
作すると、押圧部71は係止部73を支点としてヒンジ
部72の作用によって揺動する。押圧部71の揺動動作
に伴って、傾斜部75も揺動動作する。傾斜部75の動
きにテーパー部35が追従する。テーパー部35、45
の動きにつれて左右両制動板31、41が回転軸37、
47を中心として、当接片32、42とゴムローラー5
1の当接状態が解除される方向へ、回転される。この状
態を保持するためには、引張スプリング60の引っ張り
力に抗して押圧部71を押し続けなければならない。こ
のため、押圧部71を押圧しながらならば、本発明のノ
ートキャリーを移動することができる。
【0056】前記状態から、押圧部71の押圧をやめる
と、引張スプリング60の引っ張り力により左右側両制
動板31、41は回転軸37、47を中心として回転
し、当接片32、42とゴムローラー51が当接する状
態になり、止まる。
【0057】同時に、引張スプリング60の引っ張り力
によりテーパー部35、45を介して傾斜部75が押し
上げられ押圧部71が初期状態に復帰する。
【0058】この実施例の傾斜部75とテーパー部3
5、45とは、回転運動と揺動運動の変換機構であれば
どのような機構でも使用可能である。
【0059】また、レバー機構70は、揺動運動を行う
機構としたが、直線状の往復運動機構でも可能である。
【0060】両ユニットの外側表面に滑り止めの細かい
溝を設けるかまたは薄いゴム等の滑り止めを張り付ける
ことによっても滑り止め効果が不十分であるときには、
該外側表面周辺に壁となるガードを立設することもでき
る。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。 (1)机上において、ワードプロセッサ、ノート型パー
ソナルコンピュータを使う時は手前に引き寄せ、他の作
業を行うときは遠くにずらすことが容易になるので、デ
スクワークの能率が向上する。 (2)ワードプロセッサ、ノート型パーソナルコンピュ
ータの位置や向きを少しだけ変えることも簡単になるの
で、正しい姿勢での入力作業ができるようになり、肩こ
りや腰痛が軽減される。 (3)ワードプロセッサ、ノート型パーソナルコンピュ
ータ本体と机面との間にノートキャリーによって隙間が
できるので、その隙間分だけ放熱効率が向上する。これ
によって、ワードプロセッサ、ノート型パーソナルコン
ピュータの熱による誤作動抑止が期待できる。 (4)ワードプロセッサ、ノート型パーソナルコンピュ
ータを移動させる際、レバー機構の押圧部を押圧操作す
るだけの簡単な操作により、簡単にゴムローラーの係止
状態を解除して移動可能にできる。 (5)レバー機構の押圧部は、前部ユニットの開孔に表
面から出ないように遊嵌されているので、ワードプロセ
ッサ、ノート型パーソナルコンピュータ操作時に押圧部
を誤って操作することが抑制できる。 (6)制動板は一端軸支で引張スプリングにより回転動
作するように設けられ、軸からゴムローラーに当接する
当接片までの長さよりレバー機構の傾斜部が当接するテ
ーパー部までの長さの方が長いので、少ない操作力で操
作することができる。 (7)本発明のノートキャリーは、折りたたみ可能な前
部ユニットと後部ユニットからなり、使用時は両ユニッ
トを連結した状態で展開し、不使用時は両ユニットを折
りたたんだ状態とするか各ユニットに分離して持ち運べ
るようにすることができる。 (8)本発明の両ユニットは、着脱可能な丁番部とした
ので、両ユニットの分離が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノートキャリー10の概観図である。
【図2】本発明の回転機構、レバー機構70および左右
側制動機構の概略図である。
【図3】本発明の丁番部の軸受け部の構成図である。
【図4】本発明の丁番部の軸部の構成図である。
【図5】図2の本発明の回転機構を詳細に示す構成図で
ある。
【図6】本発明の要部構成図である。
【図7】本発明のレバー機構の構成図である。
【図8】従来のキャスター付き台座の図である。
【図9】従来のキャスターの移動を抑制する回転制御部
片を用いた台板の図である。
【符号の説明】
10 ノートキャリー 11 前部ユニット 12 後部ユニット 13 桟 14 丁番部 15 溝 16 開孔 17 バネ係止片 30 右側制動機構 31 右側制動板 32 当接片 33 当接片止め 34 スライド片部 35 テーパー部 36 バネ係止片 37 回転軸 38 ワッシャ 39 案内部材 40 左側制動機構 41 左側制動板 42 当接片 43 当接片止め 44 スライド片部 45 テーパー部 46 バネ係止片 47 回転軸 48 ワッシャ 49 案内部材 50 回転機構 51 ゴムローラー 52 シャフト 53 抜け止め片 54、55、56 支持片 60 引張スプリング 70 レバー機構 71 押圧部 72 ヒンジ部 73 係止部 74 ネジ 75 傾斜部 76 段部 80 軸受け部 81 第1片 82 第2片 83 凹部 84 端板 85 コ字状筒部 86 肉厚調整溝 90 軸部 91 凸部 92 端板 93 コ字状筒部 94 肉厚調整溝
フロントページの続き Fターム(参考) 4E352 AA02 BB02 BB08 DR07 DR19 DR23 FF09 GG20 4E360 AA02 AB12 AB17 AB42 AC01 AC11 BB02 BC03 EC11 ED03 ED27 FA03 GA46 GB45 GB46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側表面が平坦となっている前部ユニット
    および後部ユニットからなり、前記前部ユニットは、ロ
    ーラーと、そのローラーの回り止めおよびその解除を行
    う左右側制動機構と、前記左右側制動機構を操作するレ
    バー機構とを有し、前記後部ユニットは、ローラーを有
    し、前記両ユニットはそれらの外側表面が連続して平坦
    な面となるように分離可能な丁番部によって連結されて
    いることを特徴とするノートキャリー。
  2. 【請求項2】請求項1記載のノートキャリーにおいて、
    前記両ローラーを前記両ユニットの外側表面が連続して
    平坦な面となったとき両ユニットの内側面から突出する
    ように設けたことを特徴とするノートキャリー。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のノートキャリーに
    おいて、前記両ユニットをそれらの内側面が当接するよ
    うに折りたたんだとき前記両ローラーが両ユニット内に
    収納されるように設けたことを特徴とするノートキャリ
    ー。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか1項記載のノー
    トキャリーにおいて、前記丁番部を、一方のユニットに
    連接し両端に凸部を設けた軸と、他方のユニットに連接
    し両端に凹部を形成するように第1片と第2片を片持張
    りに設けた軸受けとから構成したことを特徴とするノー
    トキャリー。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか1項記載のノー
    トキャリーにおいて、前記左右側制動機構を、一端を軸
    支し他端にテーパー部を形成し途中にローラーに当接す
    る当接片を設けた制動板と、当接片がローラーに当接す
    る方向に設けた引張スプリングとで構成し、前記レバー
    機構を、少なくとも押圧部と前記テーパー部に当接する
    傾斜部とで構成したことを特徴とするノートキャリー。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか1項記載のノー
    トキャリーにおいて、前記後部ユニットの外側表面にケ
    ーブル収納用の溝を設けたことを特徴とするノートキャ
    リー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008059199A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Hideo Najima パソコン台
AT512889A1 (de) * 2012-05-14 2013-11-15 Daniela Mag Gastager Bewegliche Basis für elektronische Geräte

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