JP2003043680A - カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ

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JP2003043680A
JP2003043680A JP2001228851A JP2001228851A JP2003043680A JP 2003043680 A JP2003043680 A JP 2003043680A JP 2001228851 A JP2001228851 A JP 2001228851A JP 2001228851 A JP2001228851 A JP 2001228851A JP 2003043680 A JP2003043680 A JP 2003043680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】色特性に優れ、特に透過度が高く、したがって
明度の高いカラーフィルタを形成し得る着色組成物およ
び色特性のよいカラーフィルタの提供。 【解決手段】透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合
物からなる着色料担体と、該着色料担体に分散されたC.
I. Pigment Yellow199で代表される特定のアントラキノ
ン系顔料を含むカラーフィルタ用着色組成物、少なくと
も1つのイエロー色フィルタセグメントが前記着色組成
物から形成されているYMC系カラーフィルタ、および
少なくとも1つの赤色または緑色フィルタセグメントが
前記着色組成物から形成されているRGB系カラーフィ
ルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー液晶表示装
置、カラー撮像管素子等に用いられるカラーフィルタの
製造に使用されるカラーフィルタ用着色組成物およびこ
れを用いて形成されるカラーフィルタに関する。
【0002】カラーフィルタは、ガラス等の透明な基板
の表面に2種以上の異なる色相の微細な帯(ストライ
プ)状のフィルタセグメントを平行または交差して配置
したもの、あるいは微細なフィルタセグメントを縦横一
定の配列で配置したものからなっている。フィルタセグ
メントは、数ミクロン〜数100ミクロンと微細であ
り、しかも色相毎に所定の配列で整然と配置されてい
る。カラー液晶表示装置に用いられているカラーフィル
タの上には、一般に液晶を駆動させるための透明電極が
蒸着あるいはスパッタリングにより形成され、さらにそ
の上に液晶を一定方向に配向させるための配向膜が形成
されている。これらの透明電極および配向膜の性能を充
分に得るには、その形成工程を一般に200℃以上好ま
しくは230℃以上の高温で行う必要がある。
【0003】このため、現在、カラーフィルタの製造方
法としては、耐光性、耐熱性に優れる顔料を着色剤とす
る顔料分散法と呼ばれる方法が主流となっており、主に
下記の2通りの方法でカラーフィルタが製造されてい
る。第1の方法では,感光性透明樹脂溶液中に顔料を分
散したものをガラス等の透明基板に塗布し、乾燥により
溶剤を除去した後、一つのフィルタ色のパターン露光を
行い、次いで未露光部を現像工程で除去して1色目のパ
ターンを形成、必要に応じて加熱等の処理を加えた後、
同様の操作を全フィルタ色について順次繰り返すことに
よりカラーフィルタを製造することができる。
【0004】第2の方法では、透明樹脂溶液中に顔料を
分散したものをガラス等の透明基板に塗布し、乾燥によ
り溶剤を除去した後、その塗膜上にポジ型レジスト等の
レジストを塗布し、一つのフィルタ色のパターン露光を
行い、現像してレジストパターンを形成し、これをエッ
チングレジストとして、レジストパターンの付着してい
ない顔料分散塗膜をエッチング液で除去し,レジスト塗
膜を剥離して1色目のパターンを形成、必要により加熱
等の処理を加えた後、同様の操作を全フィルタ色につい
て順次繰り返すことによりカラーフィルタを製造するこ
とができる。なお、レジストの現像と顔料分散塗膜のエ
ッチングを同時に行うこともできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記方法において、イ
エロー色、赤色または緑色フィルタセグメントの製造に
は、黄色顔料を含む着色組成物が用いられ、従来は黄色
顔料としてC.I. PigmentYellow139が用いられてきた。
しかし、透過度、すなわち明度や、色純度の向上、画素
を形成する際の塗布均一性、感度、現像性、パターン形
状など、カラーフィルタに対する色特性の要求が高まっ
ている状況下においては、従来から採用されているC.I.
Pigment Yellow139では、その対応が困難になってきて
いる。特に近年では、テレビモニタ用途で液晶表示装置
が応用されており、低消費電力のパネルを作成するため
に明るいカラーフィルタが求められている。
【0006】そこで、本発明の目的は、色特性に優れ、
特に透過度が高く、したがって明度の高いカラーフィル
タを形成し得る着色組成物を提供することにある。ま
た、本発明の別の目的は、色特性のよいカラーフィルタ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、黄色顔料
として特定のアントラキノン系顔料を含むカラーフィル
タ用着色組成物を用いることにより、フィルタセグメン
トの分光スペクトルをコントロールでき、高い明度と高
い色純度を併せ持つカラーフィルタが得られることを見
出し、本発明に至った。
【0008】すなわち、本発明は、透明樹脂、その前駆
体またはそれらの混合物からなる着色料担体と、該着色
料担体に分散された下記一般式(1)で表されるアント
ラキノン系顔料を含むことを特徴とするカラーフィルタ
用着色組成物を提供する。 一般式(1)
【化3】 〔式中、R1およびR2は、それぞれ独立にHまたは下記
一般式(2)(n=0〜13)で表される置換基を示す
が、少なくとも一つは、上記一般式(2)(n=0〜1
3)で表される置換基である。〕 一般式(2)
【化4】
【0009】本発明の着色組成物は、塩基性基を有する
顔料誘導体、塩基性基を有するアントラキノン誘導体ま
たは塩基性基を有するトリアジン誘導体から選ばれる少
なくとも一種を含むことが好ましい。また、塩基性基を
有する顔料誘導体、塩基性基を有するアントラキノン誘
導体または塩基性基を有するトリアジン誘導体から選ば
れる少なくとも一種の含有量は、一般式(1)で表され
るアントラキノン系顔料を基準として0.001〜40
重量%であることが好ましい。
【0010】また、本発明は、少なくとも1つのシアン
色フィルタセグメント、少なくとも1つのマゼンダ色フ
ィルタセグメント、および少なくとも1つのイエロー色
フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つのイエ
ロー色フィルタセグメントが、本発明の着色組成物から
形成されていることを特徴とするカラーフィルタを提供
する。さらに、本発明は、少なくとも1つの赤色フィル
タセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメン
ト、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを
具備し、該少なくとも1つの赤色フィルタセグメントま
たは緑色フィルタセグメントが、本発明の着色組成物か
ら形成されていることを特徴とするカラーフィルタを提
供する。
【0011】上記一般式(1)で表されるアントラキノ
ン系顔料(以下、本発明のアントラキノン系顔料とい
う。)は、C.I. Pigment Yellow139に比べコントラ
ストが高く、該顔料が単独で着色料担体に分散された着
色組成物を用いる場合だけでなく、該顔料が他の顔料と
混合して分散された着色組成物を用いる場合にも、コン
トラストが高いフィルタセグメントを形成することがで
きる。また、本発明のアントラキノン系顔料が着色料担
体に分散された本発明の着色組成物から形成されるイエ
ロー色フィルタセグメントは、透過波長領域が短波波長
側にシフトされ、より透過領域が広がり透過度が高くな
る。
【0012】本発明のアントラキノン系顔料として具体
的には、カラーインデックス番号でC.I. Pigment Yello
w199(下記表1に示す化合物(1))の他、下記表
1〜3に示す顔料を挙げることができるが、これらに限
定されるものではない。上記一般式(1)中のR1とR
2が全てHであると、透過波長領域が長波長化すること
から、透過波長領域をより短波波長側にするためR1と
R2のうち少なくとも一つは上記一般式(2)(n=0
〜13)で表される置換基であることが必要であり、R
1とR2がともに上記一般式(2)で表される置換基で
あることが好ましい。また、色相と耐溶剤性の点から、
上記一般式(2)においてn=8〜12であることが好
ましい。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】本発明のアントラキノン系顔料を分散させ
る着色料担体は、上述したように、透明樹脂、その前駆
体またはそれらの混合物により構成される。透明樹脂
は、可視光領域の400〜700nmの全波長領域にお
いて透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは9
5%以上の樹脂である。透明樹脂には、熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、および感光性樹脂が含まれ、その前駆体
には、放射線照射により硬化して透明樹脂を生成するモ
ノマーもしくはオリゴマーが含まれ、これらを単独また
は2種以上混合して用いることができる。本発明のカラ
ーフィルタ用着色組成物には、該組成物を紫外線照射に
より硬化するときには、光開始剤等が添加される。
【0017】熱可塑性樹脂としては、例えば, ブチラー
ル樹脂、スチレンーマレイン酸共重合体、塩素化ポリエ
チレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリウ
レタン系樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル系樹脂、アルキッド樹脂、スチレン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム、セルロース類、ポリ
ブタジエン、ポリイミド樹脂等が挙げられる。また、熱
硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性
フマル酸樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等が挙げられ
る。
【0018】感光性樹脂としては、水酸基、カルボキシ
ル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する線状高分子
にイソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反
応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸
を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等
の光架橋性基を該線状高分子に導入した樹脂が用いられ
る。また、スチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オ
レフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む
線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハー
フエステル化したものも用いられる。
【0019】モノマーおよびオリゴマーとしては、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、
メラミン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アク
リレート等の各種アクリル酸エステルおよびメタクリル
酸エステル、(メタ)アクリル酸、スチレン、酢酸ビニ
ル、(メタ)アクリルアミド、N-ヒドロキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、アクリロニトリル等が挙げられ
る。
【0020】光開始剤としては、4−フェノキシジクロ
ロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフ
ェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプ
ロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパ
ン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4
−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセ
トフェノン系光開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベン
ゾイン系光開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香
酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフ
ェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾ
フェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサ
ルファイド等のベンゾフェノン系光開始剤、チオキサン
ソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサ
ンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソ
プロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光開始
剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フ
ェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリ
アジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−ト
リル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリ
アジン、2−ピペニル−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチ
ル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−
1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−
トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)
−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−
トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキ
シスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光開始
剤およびボレート系光開始剤、カルバゾール系光開始
剤、イミダゾール系光開始剤等が用いられる。
【0021】上記光開始剤は、単独あるいは2種以上混
合して用いるが、増感剤として、α−アシロキシムエス
テル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニル
グリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレ
ンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、
4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,3’,
4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)
ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェ
ノン等の化合物を併用することもできる。
【0022】本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、
上記アントラキノン系顔料を必要に応じて他の顔料と混
合したのち、得られた顔料組成物を、必要に応じて上記
光開始剤と共に、着色料担体中に、三本ロールミル、二
本ロールミル、サンドミル、ニーダー等の各種分散手段
を用いて微細に分散して製造することができる。また、
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、アントラキノ
ン系顔料と他の顔料とを別々に着色料担体に分散したも
のを混合して製造することもできる。
【0023】顔料を着色料担体中に分散する際には、適
宜、樹脂型顔料分散剤、界面活性剤、色素誘導体等の分
散助剤を含有させることができる。分散助剤は、顔料の
分散に優れ、分散後の顔料の再凝集を防止する効果が大
きいので、分散助剤を用いて顔料を着色料担体中に分散
してなる着色組成物を用いた場合には、透明性に優れた
カラーフィルタが得られる。
【0024】樹脂型顔料分散剤は、顔料に吸着する性質
を有する顔料親和性部位と、着色料担体と相溶性のある
部位とを有し、顔料に吸着して顔料の着色料担体への分
散を安定化する働きをするものである。樹脂型顔料分散
剤として具体的には、ポリウレタン、ポリアクリレート
などのポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポ
リカルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリ
カルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルア
ミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン
酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの
変性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボ
キシル基を有するポリエステルとの反応により形成され
たアミドやその塩などが用いられる。また、(メタ)ア
クリル酸−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレ
イン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドンなどの水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリ
エステル系、変性ポリアクリレート、エチレンオキサイ
ド/プロピレンオキサイド付加物、燐酸エステル等が用
いられる。これらは、単独でまたは2種以上を混合して
用いることができる。
【0025】界面活性剤としては、ラウリル硫酸ソー
ダ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ、スチレン−アクリル酸
共重合体のアルカリ塩、ステアリン酸ナトリウム、アル
キルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェ
ニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モ
ノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタ
ノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタ
ノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン
性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらの
エチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性
剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキ
ルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性
剤が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合し
て用いることができる。
【0026】色素誘導体は、有機色素に置換基を導入し
た化合物である。有機色素には、一般に色素とは呼ばれ
ていないナフタレン系、アントラキノン系等の淡黄色の
芳香族多環化合物も含まれる。色素誘導体としては、特
開昭63−305173号公報、特公昭57−1562
0号公報、特公昭59−40172号公報、特公昭63
−17102号公報、特公平5−9469号公報等に記
載されているものを使用でき、これらは単独でまたは2
種類以上を混合して用いることができる。特に、塩基性
基を有する顔料誘導体、塩基性基を有するアントラキノ
ン誘導体または塩基性基を有するトリアジン誘導体から
選ばれる少なくとも一種の誘導体は、顔料の分散効果が
大きいため、好適に用いられる。
【0027】色素誘導体が有する塩基性基として具体的
には、下記一般式(3)、(4)、(5)および(6)
で表される置換基が挙げられる。 一般式(3)
【化5】 一般式(4)
【化6】 一般式(5)
【化7】 一般式(6)
【化8】
【0028】〔式中、X:−SO2−、−CO−、−C
2NHCOCH2−、−CH2−または直接結合を表
す。 n:1〜10の整数を表す。 R1、R2:それぞれ独立に、置換されていてもよいアル
キル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換され
ていてもよいフェニル基、またはR1 とR2 とで一体と
なって更に窒素、酸素または硫黄原子を含む置換されて
いてもよい複素環を表す。 R3:置換されていてもよいアルキル基、置換されてい
てもよいアルケニル基または置換されていてもよいフェ
ニル基を表す。 R4、R5、R6、R7:それぞれ独立に、水素原子、置換
されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいア
ルケニル基または置換されていてもよいフェニル基を表
す。 Y:−NR8−Z−NR9−または直接結合を表す。 R8、R9:それぞれ独立に水素原子、置換されていても
よいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基ま
たは置換されていてもよいフェニル基を表す。 Z:置換されていてもよいアルキレン基、置換されてい
てもよいアルケニレン基、または置換されていてもよい
フェニレン基を表す。 P:一般式(7)で表される置換基または一般式(8)
で表される置換基を表す。 Q:水酸基、アルコキシル基、一般式(7)で表される
置換基または一般式(8)で表される置換基を表す。
【0029】一般式(7)
【化9】 一般式(8)
【化10】
【0030】塩基性基を有する顔料誘導体を構成する有
機色素としては、例えば、ジケトピロロピロール系色
素、アゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系色素、フタロ
シアニン系色素、ジアミノジアントラキノン、アントラ
ピリミジン、フラバントロン、アントアントロン、イン
ダントロン、ピラントロン、ビオラントロン等のアント
ラキノン系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系
色素、ペリノン系色素、ペリレン系色素、チオインジゴ
系色素、イソインドリン系色素、イソインドリノン系色
素、キノフタロン系色素、スレン系色素、金属錯体系色
素が挙げられる。また、後述する、カラーフィルタ用着
色組成物に用いられる顔料でもよい。
【0031】また、塩基性基を有するアントラキノン誘
導体を構成するアントラキノンは、メチル基、エチル基
等のアルキル基、アミノ基、ニトロ基、水酸基またはメ
トキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基または塩素等の
ハロゲン等の置換基を有していてもよいアントラキノン
である。
【0032】また、塩基性基を有するトリアジン誘導体
を構成するトリアジンは、メチル基、エチル基等のアル
キル基、アミノ基またはジメチルアミノ基、ジエチルア
ミノ基、ジブチルアミノ基等のアルキルアミノ基、ニト
ロ基、水酸基またはメトキシ基、エトキシ基、ブトキシ
基等のアルコキシ基、塩素等のハロゲンまたはメチル
基、メトキシ基、アミノ基、ジメチルアミノ基、水酸基
等で置換されていてもよいフェニル基またはメチル基、
エチル基、メトキシ基、エトキシ基、アミノ基、ジメチ
ルアミノ基、ジエチルアミノ基、ニトロ基、水酸基等で
置換されていてもよいフェニルアミノ基等の置換基を有
していてもよい1,3,5−トリアジンである。
【0033】本発明の塩基性基を有する顔料誘導体およ
びアントラキノン誘導体は、種々の合成経路で合成する
ことができる。例えば、有機色素またはアントラキノン
に、下記式(9)〜(12)で表される置換基を導入し
た後、該置換基と反応して一般式(3)〜(6)で表さ
れる置換基を形成するアミン成分、例えば、N,N−ジ
メチルアミノプロピルアミン、N−メチルピペラジン、
ジエチルアミンまたは4−[4−ヒドロキシ−6−[3
−(ジブチルアミノ)プロピルアミノ]−1,3,5−
トリアジン−2−イルアミノ]アニリン等を反応させる
ことによって得られる。
【0034】式(9)
【化11】 式(10)
【化12】 式(11)
【化13】 式(12)
【化14】
【0035】有機色素がアゾ系色素である場合は、一般
式(3)〜(6)で表される置換基をあらかじめジアゾ
成分またはカップリング成分に導入し、その後カップリ
ング反応を行うことによって塩基性基を有するアゾ系顔
料誘導体を製造することもできる。また、本発明の塩基
性基を有するトリアジン誘導体は、種々の合成経路で合
成することができる。例えば、塩化シアヌルを出発原料
とし、塩化シアヌルの少なくとも1つの塩素に一般式
(3)〜(6)で表される置換基を形成するアミン成
分、例えば、N,N−ジメチルアミノプロピルアミンま
たはN−メチルピペラジン等を反応させ、次いで塩化シ
アヌルの残りの塩素と種々のアミンまたはアルコール等
を反応させることによって得られる。
【0036】一般式(3)〜(8)で表される置換基を
形成するために使用されるアミン成分としては、例え
ば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、N,N−エチル
イソプロピルアミン、N,N−エチルプロピルアミン、
N,N−メチルブチルアミン、N,N−メチルイソブチ
ルアミン、N,N−ブチルエチルアミン、N,N−te
rt−ブチルエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ
プロピルアミン、N,N−sec−ブチルプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、ジーsec−ブチルアミン、ジイ
ソブチルアミン、N,N−イソブチル−sec−ブチル
アミン、ジアミルアミン、ジイソアミルアミン、ジヘキ
シルアミン、ジ(2−エチルへキシル)アミン、ジオク
チルアミン、N,N−メチルオクタデシルアミン、ジデ
シルアミン、ジアリルアミン、N,N−エチル−1,2
−ジメチルプロピルアミン、N,N−メチルヘキシルア
ミン、ジオレイルアミン、ジステアリルアミン、N,N
−ジメチルアミノメチルアミン、N,N−ジメチルアミ
ノエチルアミン、N,N−ジメチルアミノアミルアミ
ン、N,N−ジメチルアミノブチルアミン、N,N−ジ
エチルアミノエチルアミン、N,N−ジエチルアミノプ
ロピルアミン、N,N−ジエチルアミノヘキシルアミ
ン、N,N−ジエチルアミノブチルアミン、N,N−ジ
エチルアミノペンチルアミン、N,N−ジプロピルアミ
ノブチルアミン、N,N−ジブチルアミノプロピルアミ
ン、N,N−ジブチルアミノエチルアミン、N,N−ジ
ブチルアミノブチルアミン、N,N−ジイソブチルアミ
ノペンチルアミン、N,N−メチルーラウリルアミノプ
ロピルアミン、N,N−エチルーヘキシルアミノエチル
アミン、N,N−ジステアリルアミノエチルアミン、
N,N−ジオレイルアミノエチルアミン、N,N−ジス
テアリルアミノブチルアミン、ピペリジン、2−ピペコ
リン、3−ピペコリン、4−ピペコリン、2,4−ルペ
チジン、2,6−ルペチジン、3,5−ルペチジン、3
−ピペリジンメタノール、ピペコリン酸、イソニペコチ
ン酸、イソニコペチン酸メチル、イソニコペチン酸エチ
ル、2−ピペリジンエタノール、ピロリジン、3−ヒド
ロキシピロリジン、N−アミノエチルピペリジン、N−
アミノエチル−4−ピペコリン、N−アミノエチルモル
ホリン、N−アミノプロピルピペリジン、N−アミノプ
ロピル−2−ピペコリン、N−アミノプロピル−4−ピ
ペコリン、N−アミノプロピルモルホリン、N−メチル
ピペラジン、N−ブチルピペラジン、N−メチルホモピ
ペラジン、1−シクロペンチルピペラジン、1−アミノ
−4−メチルピペラジン、1−シクロペンチルピペラジ
ン等が挙げられる。
【0037】色素誘導体としては、表4〜12に表され
るものを用いることができるが、これらに限定されるわ
けではない。色素誘導体は、単独でまたは2種類以上を
混合して用いることができる。
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】
【表10】
【0045】
【表11】
【0046】
【表12】
【0047】本発明の着色組成物には、形成するフィル
タセグメントの色相に応じて、本発明のアントラキノン
系顔料と共に、他の有機または無機の着色料を含有させ
ることができる。有機着色料としては、染料、有機顔
料、天然色素等を挙げることができ、無機着色料として
は、無機顔料を挙げることができる。なお、無機顔料に
は、体質顔料を含む。着色料としては、発色性が高く、
且つ耐熱性の高い着色料、特に耐熱分解性の高い着色料
が好ましく、通常は有機着色料が使用され、特に有機顔
料が好ましい。有機または無機着色料は、単独でまたは
2種類以上を混合して用いることができる。以下に、本
発明の着色組成物に使用可能な有機顔料の具体例を、カ
ラーインデックス番号で示す。
【0048】本発明の着色組成物からイエロー色フィル
タセグメントを形成する場合には、C.I. Pigment Yello
w 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、
15、16、17、18、24、31、32、34、3
5、35:1、36、36:1、37、37:1、4
0、42、43、53、55、60、61、62、6
3、65、73、74、77、81、83、93、9
4、95、97、98、100、101、104、10
6、108、109、110、113、114、11
5、116、117、118、119、120、12
3、126、127、128、129、138、13
9、147、150、151、152、153、15
4、155、156、161、162、164、16
6、167、168、169、170、171、17
2、173、174、175、176、177、17
9、180、181、182、185、187、18
8、193、194等の黄色顔料を併用することができ
る。この場合、着色料の全量(本発明のアントラキノン
系顔料と他の黄色顔料の合計量)を基準とする本発明の
アントラキノン系顔料の含有量は、要求される色特性に
応じて異なるが、充分な明度を得る観点から10重量%
以上であることが好ましい。また、特に高い明度が求め
られる場合には、他の黄色顔料は併用せず、本発明のア
ントラキノン系顔料のみを用いることが好ましい。
【0049】本発明の着色組成物から赤色フィルタセグ
メントを形成する場合には、C.I. Pigment Red 7、1
4、41、48:1、48:2、48:3、48:4、
81:1、81:2、81:3、146、177、17
8、184、185、187、200、202、20
8、210、246、254、255、264、272
等の赤色顔料を併用する。この場合、着色料の全量(本
発明のアントラキノン系顔料と赤色顔料の合計量)を基
準とする本発明のアントラキノン系顔料の含有量は、
0.01〜40重量%であることが好ましく、1〜30
重量%であることが特に好ましい。本発明のアントラキ
ノン系顔料の含有量が 0.01重量%未満の場合は
明度が低くなり、40重量%を越える場合は黄味(オレ
ンジ)に近くなり、色相がよくない。また、本発明のア
ントラキノン系顔料の一部を前述の他の黄色顔料に置換
することもできる。
【0050】本発明の着色組成物から緑色フィルタセグ
メントを形成する場合には、C.I. Pigment Green 7、
10、36、37等の緑色顔料を併用する。この場合、
着色料の全量(本発明のアントラキノン系顔料と緑色顔
料の合計量)を基準とする本発明のアントラキノン系顔
料の含有量は、0.01〜90重量%であることが好ま
しく、10〜50重量%であることが特に好ましい。本
発明のアントラキノン系顔料の含有量が0.01重量%
未満の場合は、青すぎて明度が低くなり、90重量%を
越える場合は、黄緑にずれて色相がよくない。また、本
発明のアントラキノン系顔料の一部を前述の他の黄色顔
料に置換することもできる。
【0051】また、本発明の着色組成物には、彩度と明
度のバランスをとりつつ良好な塗布性、感度、現像性等
を確保するため、酸化チタン、硫酸バリウム、亜鉛華、
硫酸鉛、黄色鉛、亜鉛黄、べんがら(赤色酸化鉄(II
I))、カドミウム赤、群青、紺青、酸化クロム緑、コバ
ルト緑、アンバー、チタンブラック、合成鉄黒、カーボ
ンブラック等の無機着色料を含有させることができる。
【0052】本発明の着色組成物が2種以上の着色料を
含む場合には、本発明の着色組成物は、2種以上の着色
料を混合した後、得られた着色料混合物を、必要に応じ
て上記光開始剤と共に、着色料担体中に既知の方法で微
細に分散して製造することができる。また、本発明の着
色組成物は、各着色料を別々に着色料担体中に微細に分
散したものを混合して製造することもできる。
【0053】さらに、本発明の着色組成物には、着色料
を充分に着色料担体中に分散させ、ガラス基板等の透明
基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布し
てフィルタセグメントを形成することを容易にするため
に溶剤を含有させることができる。溶剤としては、例え
ばシクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブ
チルセロソルブアセテート、1−メトキシ−2−プロピ
ルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエー
テル、キシレン、エチルセロソルブ、メチル−nアミル
ケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルトル
エン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イ
ソブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、これらを単
独でもしくは混合して用いる。
【0054】また、本発明の着色組成物には、組成物の
経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させる
ことができる。貯蔵安定剤としては、例えばベンジルト
リメチルクロライド、ジエチルヒドロキシアミンなどの
4級アンモニウムクロライド、乳酸、シュウ酸などの有
機酸およびそのメチルエーテル、t−ブチルピロカテコ
ール、テトラエチルホスフィン、テトラフェニルフォス
フィンなどの有機ホスフィン、亜リン酸塩等が挙げられ
る。
【0055】本発明の着色組成物は、インクジェットイ
ンキ、グラビアオフセット用印刷インキ、水無しオフセ
ット印刷インキ、シルクスクリーン印刷用インキ、溶剤
現像型あるいはアルカリ現像型着色レジスト材の形態で
調製することができる。着色レジスト材は、熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂または感光性樹脂とモノマー、光開始
剤を含有する組成物中に本発明のアントラキノン系顔料
および必要に応じて他の着色料を分散させたものであ
る。
【0056】本発明のアントラキノン系顔料および必要
に応じて用いられる他の着色料は、フィルタセグメント
をフォトリソグラフ法により形成する場合には、合計し
て着色組成物中に1.5〜7重量%の割合で含有される
ことが好ましい。また、フィルタセグメントを印刷法に
より形成する場合には、合計して着色組成物中に1.5
〜40重量%の割合で含有されることが好ましい。いず
れにせよ、着色料は、最終フィルタセグメント中に好ま
しくは10〜40重量%、より好ましくは20〜40重
量%の割合で含有され、その残部は、着色料担体により
提供される樹脂質バインダーから実質的になる。
【0057】本発明の着色組成物は、遠心分離、焼結フ
ィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上
の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子さらに好
ましくは、0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵
の除去を行うことが好ましい。
【0058】前述のように、本発明のカラーフィルタ
は、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なく
とも1つの青色フィルタセグメント、少なくとも1つの
緑色フィルタセグメントを具備し、ここで、少なくとも
1つの赤色フィルタセグメントまたは緑色フィルタセグ
メントは、本発明の着色組成物を用いて形成される。青
色フィルタセグメントは、通常の青色着色組成物を用い
て形成することができる。青色着色組成物は、本発明の
アントラキノン系顔料の代わりに、例えばC.I. Pigment
Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:
4、15:6、16、60等の青色顔料を用いて得られ
る組成物である。青色組成物には、C.I.Pigment Violet
1、19、23、27、32、42等の紫色顔料を併
用することができる。
【0059】また、本発明のカラーフィルタは、少なく
とも1つのマゼンタ色フィルタセグメント、少なくとも
1つのシアン色フィルタセグメント、少なくとも1つの
イエロー色フィルタセグメントを具備し、ここで、少な
くとも1つのイエロー色フィルタセグメントは、本発明
の着色組成物を用いて形成される。マゼンタ色フィルタ
セグメントは、通常のマゼンタ色着色組成物を用いて形
成することができる。マゼンタ色着色組成物は、本発明
のアントラキノン系顔料の代わりに、例えばC.I. Pigme
nt Violet 1、19、C.I. Pigment Red144、14
6、177、169、81等の顔料を用いて得られる組
成物である。シアン色フィルタセグメントは、通常のシ
アン色着色組成物を用いて形成することができる。シア
ン色着色組成物は、本発明のアントラキノン系顔料の代
わりに、例えばC.I. Pigment Blue15:1、15:
2、15:4、15:3、15:6、1681等の顔料
を用いて得られる組成物である。
【0060】本発明のカラーフィルタは、印刷法または
フォトリソグラフィー法により、本発明の着色組成物を
用いて透明基板上に各色のフィルタセグメントを形成す
ることにより製造することができる。透明基板として
は、ガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸
メチル、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂板が用
いられる。
【0061】印刷法による各色フィルタセグメントの形
成は、上記各種の印刷インキとして調製した着色組成物
の印刷と乾燥を繰り返すだけでパターン化ができるた
め、カラーフィルタの製造法としては、低コストで量産
性に優れている。さらに、印刷技術の発展により高い寸
法精度および平滑度を有する微細パターンの印刷を行う
ことができる。印刷を行うためには、印刷の版上にて、
あるいはブランケット上にてインキが乾燥、固化しない
ような組成とすることが好ましい。また、印刷機上での
インキの流動性の制御も重要であり、分散剤や体質顔料
によるインキ粘度の調整を行うこともできる。
【0062】フォトリソグラフィー法により各色フィル
タセグメントを形成する場合は、上記溶剤現像型あるい
はアルカリ現像型着色レジスト材として調製した着色組
成物を、透明基板上に、スプレーコートやスピンコー
ト、スリットコート、ロールコート等の塗布方法によ
り、乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布する。
必要により乾燥された膜には、この膜と接触あるいは非
接触状態で設けられた所定のパターンを有するマスクを
通して紫外線露光を行う。その後、溶剤またはアルカリ
現像液に浸漬するか、もしくはスプレーなどにより現像
液を噴霧して未硬化部を除去し所望のパターンを形成し
たのち、同様の操作を他色について繰り返してカラーフ
ィルタを製造することができる。さらに、着色レジスト
材の重合を促進するため、必要に応じて加熱を施すこと
もできる。フォトリソグラフィー法によれば、上記印刷
法より精度の高いカラーフィルタが製造できる。
【0063】現像に際しては、アルカリ現像液として炭
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等の水溶液が使用さ
れ、ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミン等
の有機アルカリを用いることもできる。また、現像液に
は、消泡剤や界面活性剤を添加することもできる。な
お、紫外線露光感度を上げるために、上記着色レジスト
材を塗布乾燥後、水溶性あるいはアルカリ可溶性樹脂、
例えばポリビニルアルコールや水溶性アクリル樹脂等を
塗布乾燥し酸素による重合阻害を防止する膜を形成した
後、紫外線露光を行うこともできる。
【0064】本発明のカラーフィルタは、上記方法の他
に電着法、転写法などにより製造することができるが、
本発明の着色組成物は、いずれの方法にも用いることが
できる。なお、電着法は、透明基板上に形成した透明導
電膜を利用して、コロイド粒子の電気泳動により各色フ
ィルタセグメントを透明導電膜の上に電着形成すること
でカラーフィルタを製造する方法である。また、転写法
は剥離性の転写ベースシートの表面に、あらかじめカラ
ーフィルタ層を形成しておき、このカラーフィルタ層を
所望の透明基板に転写させる方法である。
【0065】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。な
お、実施例および比較例中、「部」とは「重量部」を意
味する。まず、実施例および比較例に用いたアクリル樹
脂溶液の調整について説明する。
【0066】(アクリル樹脂溶液の調製)反応容器にシ
クロヘキサノン450部を入れ、容器に窒素ガスを注入
しながら80℃に加熱して、同温度で下記モノマーおよ
び熱重合開始剤の混合物を1時間かけて滴下して重合反
応を行った。 メタクリル酸 20.0部 メチルメタクリレート 10.0部 ブチルメタクリレート 55.0部 ヒドロキシエチルメタクリレート 15.0部 アゾビスイソブチロニトリル 4.0部 滴下後さらに80℃で3時間反応させた後、アゾビスイ
ソブチロニトリル1.0部をシクロヘキサノン50部に
溶解させたものを添加し、さらに80℃で1時間反応を
続けて、重量平均分子量が約40000のアクリル樹脂
の溶液を得た。室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gを
サンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発
分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重
量%になるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル
樹脂溶液を調製した。
【0067】[実施例1]下記の組成の混合物を均一に
撹拌混合した後、直径1mmのガラスビーズを用いて、
サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾
過しアントラキノン系黄色顔料分散体を作製した。 アントラキノン系黄色顔料C.I. Pigment Yellow 199 9.0部 (チバガイギー社製「クロモフタール エロー GT−AD」) 顔料分散剤(化合物A−45) 1.0部 アクリル樹脂溶液 50.0部 シクロヘキサノン 40.0部 ついで、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合
した後、1μmのフィルタで濾過して、アルカリ現像型
黄色レジスト材を得た。 アントラキノン系黄色顔料分散体 60.0部 アクリル樹脂溶液 11.0部 トリメチロールプロパントリアクリレート 4.2部 (新中村化学社製「NKエステルATMPT」) 光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 1.2部 増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.4部 シクロヘキサノン 23.2部
【0068】[比較例1]アントラキノン系黄色顔料を
イソインドリン系黄色顔料C.I. Pigment Yellow139
(BASF社製「パリオトールエローD1819」)に
変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型黄
色レジスト材を作製した。
【0069】実施例1および比較例1で得られたレジス
ト材を、100mm×100mm、1.1mm厚のガラ
ス基板上に、スピンコーターを用いて500rpm、1
000rpm、1500rpm、2000rpmの回転
数で塗布し、膜厚が異なる4種の塗布基板を得た。次
に、70℃で20分乾燥後、超高圧水銀ランプを用い
て、積算光量150mJで紫外線露光を行った。塗布基
板を230℃で1時間加熱、放冷後、得られた黄色塗膜
のC光源での色度(Y,x,y)を顕微分光光度計(オ
リンパス光学社製「OSP−SP100」)を用いて測
定した。4組の色度・分光測定結果から、400〜70
0nm波長の分光透過率の最小値(Tmin)が1%になる
時の最大透過率(Tmax)、x、yおよびYを求めた。さ
らに1000rpmの塗布基板の表面状態を光学顕微鏡
(オリンパス光学社製「BX60」)で観察した。結果
を表13に示す。
【0070】
【表13】
【0071】表13に示すように、比較例1のレジスト
材を用いて形成された黄色塗膜は、明度Yが76.67
と小さいのに対し、実施例1のレジスト材を用いて形成
された黄色塗膜は、明度Yが82.01と大きく、本発
明の着色組成物(レジスト材)を用いて形成された黄色
塗膜のほうがはるかに優れている。また、同じyでxが
小さくなっており、色純度が向上している。
【0072】[実施例2]アントラキノン系黄色顔料
9.0部を銅フタロシアニン系緑色顔料C.I. Pigment G
reen 36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6Y
K」)7.2部およびアントラキノン系黄色顔料C.I. Pi
gment Yellow 199(チバガイギー社製「クロモフタール
エロー GT−AD」)1.8部に変えた以外は、実
施例1と同様にしてアルカリ現像型緑色レジスト材を得
た。
【0073】[比較例2]銅フタロシアニン系緑色顔料
7.2部を7.6部に変え、アントラキノン系黄色顔料
1.8部をイソインドリン系黄色顔料C.I. Pigment Yel
low 139(BASF社製「パリオトールエローD181
9」)1.4部に変えた以外は、実施例2と同様にして
アルカリ現像型緑色レジスト材を得た。
【0074】実施例2及び比較例2で得られたレジスト
材を、100mm×100mm、1.3mm厚のガラス
基板上に、スピンコーターを用いて、x=0.32、y
=0.53になるような膜厚に塗布した。次に、70℃
で20分乾燥後、超高圧水銀ランプを用いて、積算光量
150mJで紫外線露光を行った。塗布基板を230℃
で1時間加熱して放冷後、顕微分光光度計(オリンパス
光学社製「OSP−SP100」)を用いて、得られた
緑色塗膜のC光源での明度(Y)、最大透過率(Tma
x)、最小透過率(Tmin)を求めた。さらに、塗膜の表面
状態を光学顕微鏡(オリンパス光学社製「BX60」)
で観察した。結果を表14に示す。
【0075】
【表14】 表14に示すように、本発明の着色組成物(レジスト
材)を用いて形成された緑色塗膜は、xとy(色相)を
黄色顔料の併用によって調整した場合においても明度Y
が高く、優れている。
【0076】[実施例3]赤色フィルタセグメント、青
色フィルタセグメント、および緑色フィルタセグメント
を具備するカラーフィルタを作製するために、青色、赤
色レジスト材を以下の方法で作製した。
【0077】(青色レジスト材)下記の組成の混合物を
均一に撹拌混合した後、直径1mmのガラスビーズを用
いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィル
タで濾過し銅フタロシアニン分散体を作製した。 ε型銅フタロシアニン顔料(BASF製「ヘリオゲンブルー L-6700F」) 10.0部 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパーズ20000」) 2.0部 アクリル樹脂溶液 40.0部 シクロヘキサノン 48.0部 ついで、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合
した後、1μmのフィルタで濾過して、青色レジスト材
を得た。 銅フタロシアニン分散体 60.0部 アクリル樹脂溶液 11.0部 トリメチロールプロパントリアクリレート 4.2部 (新中村化学社製「NKエステルATMPT」) 光開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 1.2部 増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.4部 シクロヘキサノン 23.2部
【0078】(赤色レジスト材)ε型銅フタロシアニン
顔料10.0部をジケトピロロピロール系赤色顔料C.I.
Pigment Red 254(チバガイギー社製「イルガフォーレ
ッド B−CF」)8.33部、アントラキノン系赤色
顔料C.I. Pigment Red 177(チバガイギー社製「クロモ
フタールレッド A2B」)1.33部およびアントラ
キノン系黄色顔料C.I. Pigment Yellow 199(チバガイ
ギー社製「クロモフタール エロー GT−AD」)
0.34部に変えた以外は、青色レジスト材と同様にし
て赤色レジスト材を作製した。
【0079】ガラス基板に、スピンコートにより、赤色
レジスト材を下記の色度の膜厚となるように塗布した。
乾燥後、露光機にてストライプ状のパターン露光をし、
アルカリ現像液にて90秒間現像して、ストライプ形状
の赤色フィルタセグメントを形成した。なお、アルカリ
現像液は、炭酸ナトリウム1.5重量% 炭酸水素ナト
リウム0.5重量% 陰イオン系界面活性剤(花王社製
「ペリレックスNBL」)8.0重量%および水90重量%
からなる。
【0080】次に、赤色レジスト材と同様にして、実施
例2で得られた緑色レジスト材を下記の色度の膜厚とな
るように塗布した。乾燥後、露光機にて赤色フィルタセ
グメントと隣接したストライプ状のパターン露光をし、
ストライプ形状の緑色フィルタセグメントを形成した。
さらに、赤色レジスト材と同様にして、青色レジスト材
を下記の色度の膜厚となるように塗布し、赤色、緑色の
フィルタセグメントと隣接したストライプ形状の青色フ
ィルタセグメントを形成した。各色のフィルタセグメン
トの形状は良好であり、解像度も良好であった。最後
に、得られたカラーフィルタをオーブン中で230℃に
て30分加熱して残存する重合可能な官能基を完全に反
応させ、透明基板上に赤色、緑色、青色の3色のストラ
イプ形状のフィルタセグメントを具備するカラーフィル
タが得られた。
【0081】[比較例3]アントラキノン系黄色顔料を
C.I. Pigment Yellow 139(BASF社製「パリオトー
ルエローD1819」)に変えた以外は、実施例3と同
様にして赤色レジスト材を作製した。得られた赤色レジ
スト材、比較例2で作製した緑色レジスト材、および実
施例3で作製した青色レジスト材を用いて、実施例3と
同様にしてカラーフィルタを作製した。
【0082】実施例3及び比較例3で得られたカラーフ
ィルタの各色のx, y, Yを顕微分光光度計(オリンパス
光学社製「OSP−SP100」)を用いて測定した。
3色すべてに光を透過させた場合白色光が得られるが、
その白色光のx, y, Yを各色のx, y, Yから計算した。結
果を表15、16に示す。表16に示すように、実施例
3で得られたカラーフィルタのY値は、比較例で得られ
たものよりも高い値を示す。Y値が高いと、白色が明る
いカラーフィルタとなる。
【0083】
【表15】
【表16】
【0084】[実施例4]シアン色フィルタセグメン
ト、マゼンタ色フィルタセグメント、およびイエロー色
フィルタセグメントを具備するカラーフィルタを作製す
るために、シアン色、マゼンタ色レジスト材を以下の方
法で作製した。
【0085】(シアン色レジスト材)ε型銅フタロシア
ニン顔料をC.I. Pigment Blue 16(BASF製「ヘリオ
ゲンブルーD−7565」)に変えた以外は、実施例3
と同様にして青色レジストを作製した。 (マゼンタ色レジスト材)ε型銅フタロシアニン顔料を
キナクリドン系赤色顔料C.I. Pigment Red 122(チバガ
イギー社製「ホスタパームピンク E」)に変えた以外
は、実施例3の銅フタロシアニン分散体と同様にして赤
色顔料分散体を作製した。ついで、得られた赤色顔料分
散体を用いて、実施例3の赤色レジスト材と同様にして
マゼンタ色レジスト材を作製した。
【0086】得られたシアン色レジスト材、マゼンダ色
レジスト材、および実施例1で得られたイエロー色レジ
スト材を、実施例3と同様にして、下記の色度の膜厚と
なるように塗布し、透明基板上に赤色、緑色、青色の3
色のストライプ形状のフィルタセグメントを具備するカ
ラーフィルタを得た。実施例4及び比較例4で得られた
カラーフィルタの各色のx, y, Yを顕微分光光度計(オ
リンパス光学社製「OSP−SP100」)を用いて測
定した。3色すべてに光を透過させた場合白色光が得ら
れるが、その白色光のx, y, Yを各色のx, y, Yから計算
した。結果を表17、18に示す。 表18に示すよう
に、実施例4で得られたカラーフィルタのY値は、比較
例で得られたものよりも高い値を示す。Y値が高いと、
白色が明るいカラーフィルタとなる。
【0087】
【表17】
【表18】
【0088】
【発明の効果】本発明の着色組成物は、透過波長領域が
短波長側にシフトしているため、極めて明度の高い緑色
又は黄色又は赤色フィルタセグメントを基板上に形成す
ることができる。本発明の着色組成物を用いて形成され
るフィルタセグメントを具備するカラーフィルタは、カ
ラー液晶表示装置に高明度と高彩度とを同時に付与する
ことができ、透過型・反射型のカラー液晶表示装置なら
びに固体撮像素子の色分解用カラーフィルタとして好適
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/032 G03F 7/032 7/038 501 7/038 501

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合
    物からなる着色料担体と、該着色料担体に分散された下
    記一般式(1)で表されるアントラキノン系顔料を含む
    ことを特徴とするカラーフィルタ用着色組成物。 一般式(1) 【化1】 〔式中、R1およびR2は、それぞれ独立にHまたは下記
    一般式(2)(n=0〜13)で表される置換基を示す
    が、少なくとも一つは、上記一般式(2)(n=0〜1
    3)で表される置換基である。〕 一般式(2) 【化2】
  2. 【請求項2】塩基性基を有する顔料誘導体、塩基性基を
    有するアントラキノン誘導体または塩基性基を有するト
    リアジン誘導体から選ばれる少なくとも一種の色素誘導
    体を含むことを特徴とする請求項1記載の着色組成物。
  3. 【請求項3】塩基性基を有する顔料誘導体、塩基性基を
    有するアントラキノン誘導体または塩基性基を有するト
    リアジン誘導体から選ばれる少なくとも一種の色素誘導
    体の含有量が、一般式(1)で表されるアントラキノン
    系顔料を基準として0.001〜40重量%であること
    を特徴とする請求項2載の着組成物において、カラーフ
    ィルタ用組成物。
  4. 【請求項4】少なくとも1つのシアン色フィルタセグメ
    ント、少なくとも1つのマゼンダ色フィルタセグメン
    ト、および少なくとも1つのイエロー色フィルタセグメ
    ントを具備し、該少なくとも1つのイエロー色フィルタ
    セグメントが、請求項1〜4いずれか記載の着色組成物
    から形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。
  5. 【請求項5】少なくとも1つの赤色フィルタセグメン
    ト、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および
    少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備し、該
    少なくとも1つの赤色フィルタセグメントまたは緑色フ
    ィルタセグメントが、請求項1〜4いずれか記載の着色
    組成物から形成されていることを特徴とするカラーフィ
    ルタ。
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