JP2003042262A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JP2003042262A
JP2003042262A JP2001232085A JP2001232085A JP2003042262A JP 2003042262 A JP2003042262 A JP 2003042262A JP 2001232085 A JP2001232085 A JP 2001232085A JP 2001232085 A JP2001232085 A JP 2001232085A JP 2003042262 A JP2003042262 A JP 2003042262A
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differential case
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axle
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Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
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Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2輪駆動状態と4輪駆動状態の切り換え及び
デフロックを行う機構をコンパクトにし、車載性を向上
させ、軽量化及び低コスト化を行う。 【解決手段】エンジンの駆動力が入力して回転するアウ
タデフケース3と、エンジンの駆動力を車軸側に差動分
配する差動機構29を内部に有し、アウタデフケース3
内に同軸に回転可能に支持されたインナデフケース5
と、インナデフケース5に隣接して配置され、軸方向に
移動可能で、かつ、アウタデフケース3と一体に回転す
るクラッチ部材55とを備える。インナデフケース5及
び車軸側59に、クラッチ部材55と係合離脱可能に係
合する係合部53a、59aをクラッチ部材55の移動
方向に沿って設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動力断続機能
を備えたデファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−104256号公報に図3の
ようなデファレンシャル装置301が記載されている。
【0003】このデファレンシャル装置301は、デフ
カバー303を備えており、デフカバー303内部に支
持されているデフケース309が、リングギア305と
ドライブシャフト307を介し、さらにトランスファを
介してエンジンと回転自在に連結されている。デフケー
ス309には一体的に回転するピニオンギア311が連
結され、このピニオンギア311に一対のサイドギア3
13,315が噛み合わされている。一対のサイドギア
313,315にはそれぞれ車軸317,319が連結
される。
【0004】また、デフカバー303は車軸317に沿
って延設されており、その延設部分の内部に動力伝達部
材321が配置されている。動力伝達部材321では、
車軸317が入力軸部317aと、車輪側の従動軸部3
17bとに同軸上で分離されている。
【0005】従動軸部317bには外輪319がスプラ
イン連結され、入力軸部317aには内輪321がスプ
ライン連結される。外輪319はデフカバー303に回
転自在に支持される一方、内輪321は外輪319の内
部に回転自在に嵌り合っており、外輪319及び内輪3
21との間には、内輪321を含む一方向クラッチ32
3が組み込まれている。
【0006】一方向クラッチ323は、内輪321(車
軸317)の回転が外輪319(ホイールハブ)の回転
を上回っているときにトルクを伝達し、逆の場合には、
トルクの伝達を行わないように作用する。
【0007】入力軸317aには、外部からの操作で軸
方向に移動するクラッチ手段325が設けられている。
クラッチ手段325は、車軸317の軸方向に沿ってデ
フカバー303を延設した部分に設けられており、入力
軸317aと一体的に回転すると共に入力軸317aの
軸方向への移動が可能なスライダ327と、スライダ3
27の外側に嵌められ、多板の摩擦部材329を介して
た多板ケース331とを備えている。
【0008】スライダ327の端部には、ギア部327
aが形成される一方、外輪319にはギア部327aが
噛み合い可能なギア部319aが形成されている。そし
て、ギア部327a、319aが噛み合うことにより、
スライダ327及び外輪319が回転方向に結合し、噛
み合いが外れると結合が解除される。また、多板ケース
331には、外輪319のギア部319aに噛み合うギ
ア部331が形成されている。なお、スライダ327の
移動は、操作フォーク333を操作することにより行わ
れる。
【0009】このデファレンシャル装置301におい
て、スライダ327が退避した状態では、外輪319の
ギア部319aにギア部327a、331aが噛み込ん
でおらず、入力軸部317aと従動軸部317bとが切
り離され、後輪だけの2輪駆動状態となる。
【0010】これに対し、スライダ327が中間位置に
前進移動すると、スライダ327のギア部327aが切
り離された状態で、多板ケース331のギア部331a
が外輪319のギア部319aに噛み込んで、これらが
一体化する。この状態で、従動軸部317aが入力軸部
317aの回転数を上回ると、一方向クラッチ323に
よって駆動力が伝達が遮断される。すなわち、車両が旋
回して蛇角を持つと、前輪と外輪の旋回距離の差によ
り、外輪がフリーランニングする。
【0011】また、スライダ327が最前進位置に移動
すると、多板ケース331のギア部331aと外輪31
9のギア部319aとが噛み込んだ状態で、スライダ3
27のギア部327aが外輪319のギア部319aに
噛み込む。これにより、外輪319とスライダ327と
が一体になって、外輪319と入力軸部317aとが直
結した状態となって4輪駆動状態となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のデファレンシャ
ル装置301では、デフケース303の内部で車軸31
7,319に対して差動を行うピニオンギア311,サ
イドギア313,315等の機構に対し、2輪駆動状態
と4輪駆動状態の切り換え及びフリーランニングを制御
するクラッチ手段325とが軸方向に離れて配置されて
いるため、全体が大型化して、車載性に影響を与えてし
まうという問題があった。
【0013】また、差動機構及びクラッチ手段325が
それぞれ別の部品を用いて別個に組み立てられているた
め、これらを一体化するための組み立てが面倒であると
共に、大重量となっており、コスト的に不利となってい
る。
【0014】そこで、本発明は、差動及び2輪駆動状態
と4輪駆動状態の駆動に切り換えを行う機構をコンパク
トにし、車載性を向上させると共に、軽量化及び低コス
ト化を可能としたデファレンシャル装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のデファ
レンシャル装置は、エンジンの駆動力が入力して回転す
るアウタデフケースと、エンジンの駆動力を車軸側に差
動分配する差動機構を内部に有し、アウタデフケース内
に同軸に回転可能に支持されたインナデフケースと、イ
ンナデフケースに隣接して配置され、軸方向に移動可能
で、かつ、アウタデフケースと一体に回転するクラッチ
部材とを備えたデファレンシャル装置であって、インナ
デフケース及び車軸と一体に回転する車軸側部材に、ク
ラッチ部材と係合離脱可能に係合する係合部をクラッチ
部材の移動方向に沿って設けたことを特徴としている。
【0016】このデファレンシャル装置は、4輪駆動車
において、2輪駆動状態走行時に切り離される車輪側に
配置され、クラッチ部材を軸方向移動して連結すると、
この車輪側にトルク(駆動力)が送られて車両は4輪駆
動状態になり、クラッチ部材の連結を解除すると、この
車輪側が切り離されて車両は2輪駆動状態になる。
【0017】また、この発明のように、クラッチ部材と
係脱自在に係合する係合部をクラッチ部材の移動方向に
沿って設けた構造では、クラッチ部材、インナデフケー
ス、車軸側を近接して配置することができるため、小型
化することができ、車載性が向上する。
【0018】また、部品の共通化が可能であり、部品点
数が少なくなって、組み立て性が良好となると共に軽量
化及び低コスト化することができる。
【0019】請求項2の発明は、請求項1に記載された
デファレンシャル装置であって、インナデフケースの係
合部及び車軸側部材の係合部をアウタデフケースの内側
に配置したことを特徴とし、請求項1と同様な作用及び
効果を有している。
【0020】また、インナデフケースの係合部及び車軸
側の係合部をアウタデフケースの内側に配置することに
より、さらにコンパクトとなり、車載性が向上する。
【0021】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のデファレンシャル装置であって、前記差動機
構が、インナデフケースに直角方向に固定されたピニオ
ンシャフトと、ピニオンシャフト上に回転可能に支持さ
れたピニオンギアと、ピニオンギアと噛み合って車軸へ
駆動力を出力する一対のサイドギアとからなり、車軸側
部材の係合部をサイドギアに設けたことを特徴とし、請
求項1及び2の発明と同様な作用及び効果を有してい
る。
【0022】また、車軸側の係合部を差動機構のサイド
ギアに対して設けるため、サイドギアと車軸側の係合部
とを共通化することができる。このため、部品点数が少
なくなり、軽量化ができると共に、組み立て性を向上す
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1及び図2によってリアデフ1
の説明をする。
【0024】リアデフ1は請求項1〜3の特徴を備えて
いる。リアデフ1はトルク断続機能付きのデファレンシ
ャル装置であり、4輪駆動車に用いられ、2輪駆動状態
時に切り離される。図1はリアデフ1を示しており、左
右の方向はこの4輪駆動車及び図1での左右の方向であ
る。また、以下の説明の中で符号を与えていない部材等
は図示されていない。
【0025】リアデフ1(エンジンの駆動力を左右の後
輪に配分するデファレンシャル装置)はデフキャリアの
内部に配置されており、デフキャリアの内部にはオイル
溜りが形成されている。
【0026】図1のように、リアデフ1はアウタデフケ
ース3とインナデフケース5からなる2重のケーシング
構造になっており、インナデフケース5はアウタデフケ
ース3の内周に同軸に回転自在に支承されている。アウ
タデフケース3は左右のボス部7,9でベアリングを介
してデフキャリアに支承されている。
【0027】アウタデフケース3にはリングギアがボル
トで固定されている。このリングギアはドライブピニオ
ンギアと噛み合っており、ドライブピニオンギアはドラ
イブピニオンシャフトと一体に形成されている。このド
ライブピニオンシャフトは継ぎ手とプロペラシャフトな
どを介してトランスファ装置に連結されており、エンジ
ンの駆動力はトランスファ装置からこの後輪側動力伝達
系を介してアウタデフケース3を回転させる。
【0028】また、トランスファ装置には、2輪駆動状
態時に後輪側動力伝達系を切り離す2−4切り換え機構
が配置されている。
【0029】インナデフケース5には複数個の貫通孔が
周方向等間隔に設けられており、これらの貫通孔にはベ
ベルギア式差動機構29のピニオンシャフト31がその
先端を係合し、スプリングピン33で抜け止めされてい
る。各ピニオンシャフト31上にはピニオンギア35が
回転自在に支承されており、各ピニオンギア35には左
右から出力側のサイドギア37,39が噛み合ってい
る。
【0030】各サイドギア37,39には、ボス部4
1,43が軸方向に一体的に延びており、ボス部41,
43は左右の後車軸にそれぞれスプライン連結されてい
る。また、各サイドギア37,39とアウタデフケース
3との間にはスラストワッシャ49,51がそれぞれ配
置され、サイドギア37,39の噛み合いスラスト力を
受けている。なお、左側のサイドギア37のボス部41
は、アウタデフケース3に形成された支承部45によっ
て支承されている。
【0031】インナデフケース5における右側のサイド
ギア39に対応した部分は、軸方向に沿って径が小さく
なる円弧状となっていると共に、その端部は軸方向に延
びた係合筒53となっており、係合筒53の外周には図
2に示すように、係合歯53a(インナデフケース5の
係合部)が形成されている。
【0032】インナデフケース5の円弧状部分には、ア
ウタデフケース3と係合することによリアウタデフケー
ス3と一体回転するクラッチ部材55が隣接して配置さ
れている。このクラッチ部材55の内周には、係合歯5
5aが形成されている。
【0033】また、右側のサイドギア39のボス部43
には、スプライン歯57が外周面に形成されており、同
様にスプライン歯が形成された断面L字形のロック部材
59(車軸側)がボス部43と一体回転するように連結
されている。ロック部材59における軸方向端部の外周
には、クラッチ部材55の係合歯55aが噛み込む係合
歯59a(車軸側の係合部)が形成されている。ロック
部材59はアウタデフケース3の右側のボス部9に形成
したフランジ部9aによって軸方向への抜け止めがなさ
れている。
【0034】クラッチ部材55の係合歯55aは、係合
筒53(インナデフケース5)の係合歯53a及びロッ
ク部材59(サイドギア39)の係合歯59aに対して
係合離脱可能に噛み込む。この噛み込みは、クラッチ部
材55が軸方向に移動することにより行われる。このた
め、クラッチ部材55の外面には、フォーク部61が形
成されており、このフォーク部61にアクチュエータが
係合状態で連結することにより、クラッチ部材55が軸
方向へ往復移動可能となっている。
【0035】以上の係合筒53及びロック部材59は、
アウタデフケース3と一体回転するクラッチ部材55の
内側に設けられることにより、アウタデフケース3の内
側に配置されている。
【0036】図1において、クラッチ部材55が実線で
示すA位置にあるとき、係合歯55aは係合筒53の係
合歯53a及びロック部材59の係合歯59aのいずれ
にも噛み込んでおらず、アウタデフケース3とインナデ
フケース5とが切り離された状態となり、アウタデフケ
ース3の回転がインナデフケース5に伝達されることが
なく、車両は2輪駆動状態で走行する。
【0037】クラッチ部材55が鎖線で示すB位置にあ
るとき、係合歯55aが係合筒53の係合歯53aに噛
み込むため、アウタデフケース3とインナデフケース5
とが連結され、車両は4輪駆動状態で走行する。
【0038】クラッチ部材55が鎖線で示す軸方向最外
部位のC位置にあるとき、係合歯55aは係合筒53の
係合歯53a及びロック部材59の係合歯59aの双方
に噛み込み、車両はデフロック状態となる。
【0039】上記の2−4切り換え機構とクラッチ部材
55は、2輪駆動状態から4輪駆動状態への切り換えに
当たって同時に連結操作され、4輪駆動状態から2輪駆
動状態への切り換えに当たって同時に連結解除操作され
る。
【0040】4輪駆動状態では、2−4切り換え機構を
介してエンジンの駆動力が後輪側動力伝達系からアウタ
デフケース3に伝達され、クラッチ部材55を介してイ
ンナデフケース5が回転駆動される。この回転はピニオ
ンシャフト31からピニオンギア35を介してサイドギ
ア37,39に配分され、各車軸を介して左右の後輪に
伝達される。また、例えば、悪路走行中に後輪間に駆動
抵抗差が生じ、後輪のいずれかが空転すると、各ピニオ
ンギア35が自転することによってエンジンの駆動力は
左右の後輪側に差動配分される。
【0041】また、2輪駆動状態では、クラッチ部材5
5によってインナデフケース5から後輪までがフリー回
転状態になると共に、2−4切り換え機構からアウタデ
フケース3までの動力伝達系は、エンジンの駆動力と後
輪による連れ回りの両方から切り離され、回転が停止す
る。
【0042】このように、2輪駆動状態では、後輪側動
力伝達系の連れ回りが防止されるから、振動が軽減して
乗り心地が向上すると共に、後輪側動力伝達系の各部で
磨耗が軽減されて耐久性が向上し、さらに、回転抵抗の
低減分だけエンジンの負担が軽減し、燃費が向上する。
【0043】アウタデフケース3には、ボス部7,9の
内周にそれぞれ螺旋状のオイル溝81,83が形成され
ている。また、アウタデフケース3と左側のサイドギア
37との間には、オイル空間25が形成されている。
【0044】デフキャリアに形成されたオイル溜りのオ
イルは、アウタデフケース3(リングギア)の回転に伴
って掻き上げられ、掻き上げられたオイルは、オイル溝
81,83のネジポンプ作用によリアウタデフケース3
の内部に入り、潤滑・冷却効果を向上させる。
【0045】こうして、リアデフ1が構成されている。
【0046】リアデフ1は、上記のように、クラッチ部
材55の係合歯55aが係合離脱可能に噛み込む係合筒
53の係合歯53a及びロック部材59の係合歯59a
をクラッチ部材55の移動方向に沿って配置しているた
め、クラッチ部材55、係合筒53(インナデフケース
5)及びロック部材59(車軸側)を近接して配置する
ことができる。このため、小型化することができ、車載
性が向上する。
【0047】また、クラッチ部材55が軸方向に移動す
ることによって、その係合歯55aが、係合筒53の係
合歯53a及びロック部材59の係合歯59aの双方に
噛み込むため、これらに個々に噛み込む構造とする必要
がなく、部品の共通化が可能となる。このため、部品点
数が少なくなって、組み立て性が良好となると共に軽量
化及び低コスト化することができる。
【0048】また、係合筒53及びロック部材59をア
ウタデフケース3の内側に配置するため、さらにコンパ
クトとなり、車載性が向上する。
【0049】また、車軸側の係合部であるロック部材5
9の係合歯59aをサイドギア39のボス部43に設け
ているため、簡単な構造で動力を車軸側に伝達すること
ができ、軽量化ができると共に、組み立て性も向上す
る。
【0050】なお、本発明において、差動機構29は、
ベベル式の差動機構に限らず、例えば、プラネタリーギ
ア式の差動機構、ウォームギアを用いた差動機構などで
もよい。
【0051】また、本発明のデファレンシャル装置は、
フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に配分す
るリアデフ)とリアデフ(エンジンの駆動力を左右の後
輪に配分するリアデフ)のいずれにも用いることがで
き、さらには、センターデフ(エンジンの駆動力を前輪
と後輪に配分するデファレンシャル装置)にも用いるこ
とができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、クラッチ部材
と係脱自在に係合する係合部をクラッチ部材の移動方向
に沿って設けるため、クラッチ部材、インナデフケー
ス、車軸側を近接して配置することができ、小型化がで
き、車載性を向上することができる。
【0053】また、部品の共通化が可能であるため、部
品点数が少なくなって、組み立て性が良好となると共に
軽量化及び低コスト化することができる。
【0054】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果を有するのに加えて、インナデフケースの
係合部及び車軸側の係合部をアウタデフケースの内側に
配置するため、さらにコンパクトとなり、車載性を向上
することができる。
【0055】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2の発明と同様な効果を有するのに加えて、サイ
ドギアと車軸側の係合部とを共通化することができ、部
品点数が少なくなり、軽量化ができると共に、組み立て
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の要部の端面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 リアデフ(デファレンシャル装置) 3 アウタデフケース 5 インナデフケース 29 差動機構 37 サイドギア 39 サイドギア 53 係合筒 53a 係合歯 55 クラッチ部材 55a 係合歯 59 ロック部材 59a 係合歯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力が入力して回転するア
    ウタデフケースと、エンジンの駆動力を車軸側に差動分
    配する差動機構を内部に有し、アウタデフケース内に同
    軸に回転可能に支持されたインナデフケースと、インナ
    デフケースに隣接して配置され、軸方向に移動可能で、
    かつ、アウタデフケースと一体に回転するクラッチ部材
    とを備えたデファレンシャル装置であって、 インナデフケース及び車軸と一体に回転する車軸側部材
    に、クラッチ部材と係合離脱可能に係合する係合部をク
    ラッチ部材の移動方向に沿って設けたことを特徴とする
    デファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたデファレンシャル
    装置であって、インナデフケースの係合部及び車軸側部
    材の係合部をアウタデフケースの内側に配置したことを
    特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のデファ
    レンシャル装置であって、前記差動機構が、インナデフ
    ケースに直角方向に固定されたピニオンシャフトと、ピ
    ニオンシャフト上に回転可能に支持されたピニオンギア
    と、ピニオンギアと噛み合って車軸へ駆動力を出力する
    一対のサイドギアとからなり、車軸側部材の係合部をサ
    イドギアに設けたことを特徴とするデファレンシャル装
    置。
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