JP2003041345A - 薄板溶接鋼管およびその製造方法 - Google Patents

薄板溶接鋼管およびその製造方法

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JP2003041345A
JP2003041345A JP2001234988A JP2001234988A JP2003041345A JP 2003041345 A JP2003041345 A JP 2003041345A JP 2001234988 A JP2001234988 A JP 2001234988A JP 2001234988 A JP2001234988 A JP 2001234988A JP 2003041345 A JP2003041345 A JP 2003041345A
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steel pipe
pipe
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JP2001234988A
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Shinya Sakamoto
真也 坂本
Yoshio Terada
好男 寺田
Kosaku Shioda
浩作 潮田
Hiroo Ishibashi
博雄 石橋
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にハイドロフォーム加工性に優れた、高強
度かつ良加工性を有する薄肉鋼管及びその製造方法を提
供する。 【解決手段】 TRIP鋼、DP鋼、IF鋼、BH鋼、
ステンレス鋼又はメッキ鋼板のいずれかよりなる薄板を
溶接接合してなる鋼管。鋼管は溶接部を除く円周方向の
最大肉厚と最小肉厚の差が平均肉厚の2%以下である。
溶接部のHAZの幅が2mm以下である。該鋼管の製造
において、切り出した鋼板をプレス成形によって管状に
成形し、突き合わせ部をレーザー溶接によって接合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工性に優れた薄
肉・高強度鋼管、特にハイドロフォーム加工性に優れた
鋼管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車部品等において、金属管をハイド
ロフォーム法により成形した製品が採用され始めてい
る。ハイドロフォーム成形法は、内部形状が最終製品形
状である割型の内部に素管を入れ、素管の端部から素管
内に液を導入して内圧をかけ、両側から押し込み用のシ
リンダーで管軸方向に圧縮荷重を付加して押し込み、素
管を最終形状に成形する方法である。
【0003】ハイドロフォーム法による成形では、軽量
かつ従来法では得られないような高加工度の複雑な形状
のものまで成形可能であり、さらに成形時の軸圧と内圧
を高精度に制御することにより、複雑形状部品の一体成
形と高精度化が可能なことから、自動車の軽量化および
コストダウンが可能な車体構造実現の技術として期待さ
れている。
【0004】ハイドロフォーム成形用の素管としては、
電縫鋼管が多く採用されている。電縫鋼管は、熱延及び
冷延で製造された帯鋼を用い、ブレイクダウンロールや
サイドロール、フィンパスロールなどのロールを用いた
ロール成形を行い、最後にスクイズロールにおいて突き
合わせ部を電縫溶接して鋼管とする。溶接時の座屈発生
を防止するためには、電縫鋼管の肉厚は最低でも2mm
程度は必要とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなハイドロ
フォーム成形部品軽量化の要請からは、加工素材として
の鋼管のより一層の薄肉化と高強度化が必要とされるよ
うになっている。薄肉化については、上記電縫鋼管の製
造下限である2mmよりもさらに薄肉の鋼管が必要とさ
れている。また、高強度化については、引張り強度45
0MPa以上の高強度を有し、同時に加工性の良好な鋼
板を用いた鋼管が必要とされている。このような材質を
有する板厚2mm以下の鋼板を用いた高強度薄肉鋼管が
準備できれば、この鋼管を素管としてハイドロフォーム
法で成形することにより、きわめて軽量かつ高加工度の
複雑な形状のものを成形することが可能になる。
【0006】上述のように、従来ハイドロフォーム成形
用の素管に用いられていた電縫鋼管では、肉厚が2mm
未満となると溶接時に座屈が発生するため、2mm未満
の肉厚の鋼管を製造することができなかった。
【0007】高強度かつ良加工性を有する材質の薄板
は、ロール成形においてスプリングバック、エッジ座屈
により成形が不安定になり、溶接ができないとの理由に
より、従来は高強度の薄板を用いた鋼管を製造すること
ができなかった。
【0008】電縫鋼管方式では、造管前に比較して造管
後に鋼板の加工性の低下が見られるという問題があっ
た。
【0009】本発明は、特にハイドロフォーム加工性に
優れた、高強度かつ良加工性を有する薄肉鋼管及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨とす
るところは以下のとおりである。 (1)常温で準安定なオーステナイトを5%以上30%
以下含み残部ベイナイト及びフェライトからなる複合組
織を有する鋼(以下「TRIP鋼」という。)、フェラ
イト主体で残部マルテンサイトあるいはさらに常温で準
安定なオーステナイトを10%以下含む複合組織を有す
る鋼(以下「DP鋼」という。)、フェライト単相の組
織を有する鋼(以下「IF鋼」という。)、固溶状態で
含有しているN量が30〜100ppmであり平均結晶
粒径が50μm以下のフェライト相を有する鋼(以下
「BH鋼」という。)、ステンレス鋼又はメッキ鋼板の
いずれかよりなる薄板を溶接接合してなる鋼管。 (2)溶接部を除く円周方向の最大肉厚と最小肉厚の差
が平均肉厚の2%以下であることを特徴とする上記
(1)に記載の鋼管。 (3)レーザー溶接によって溶接接合してなることを特
徴とする上記(1)又は(2)に記載の鋼管。 (4)溶接部のHAZの幅が2mm以下であることを特
徴とする上記(3)に記載の鋼管。 (5)ハイドロフォーム用に用いることを特徴とする上
記(1)乃至(4)のいずれかに記載の鋼管。 (6)鋼管を構成する圧延鋼板の圧延方向が管軸方向に
対して角度をなしていることを特徴とする上記(1)乃
至(5)のいずれかに記載の鋼管。 (7)TRIP鋼、DP鋼、IF鋼、BH鋼、ステンレ
ス鋼又はメッキ鋼板のいずれかよりなる薄板を溶接接合
してなる鋼管の製造方法であって、切り出した鋼板をプ
レス成形によって管状に成形し、突き合わせ部をレーザ
ー溶接によって接合することを特徴とする鋼管の製造方
法。 (8)鋼管を構成する圧延鋼板の圧延方向が管軸方向に
対して角度をなしていることを特徴とする上記(7)に
記載の鋼管の製造方法。
【0011】本発明は、鋼管製造手段として従来の電縫
鋼管ではなくプレス成形とレーザー溶接を採用すること
により、高強度鋼板を用いた鋼管製造が可能になるとと
もに、電縫鋼管では製造できなかった薄肉領域の鋼管製
造が可能になった。その結果、上記TRIP鋼、DP
鋼、IF鋼、BH鋼等の高強度良加工性薄板を用い、さ
らに従来の電縫鋼管では製造不可能であった薄肉領域ま
で含めた鋼管としているので、従来は製造することので
きなかった超軽量かつ高加工度の複雑な形状のものをハ
イドロフォーム成形によって製造することが可能になっ
た。
【0012】従来の電縫造管においては、造管過程にお
いて材質劣化が発生していた。例えば、造管前の鋼板段
階に比較して造管後の鋼管では伸びの劣化が見られた。
本発明のプレス成形による造管では、造管前後において
材質の劣化がほとんど発生しない。そのため、加工性の
良好な鋼板を用いて造管を行った場合、従来の電縫鋼管
では造管後に加工性が劣化して十分なハイドロフォーム
成形ができなかったのに対し、本発明の鋼管は鋼板段階
における良好な加工性を造管後も保持しており、良好な
ハイドロフォーム成形を行うことができる。
【0013】本発明が従来の電縫鋼管ではなくプレス成
形を採用してなる点については、溶接部を除く円周方向
の最大肉厚と最小肉厚の差が平均肉厚の2%以下である
ことから明らかにすることができる。電縫鋼管製造と異
なり、プレス成形による造管では造管過程における鋼板
の局部減肉がほとんど発生しないからである。
【0014】本発明が従来の電縫溶接ではなくレーザー
溶接によって溶接接合してなる点は、溶接部のHAZの
幅が2mm以下であることから明らかにすることができ
る。電縫溶接は高周波誘導加熱によりエッジ近傍を加熱
溶融させ、アプセットにより溶鋼を排出させ溶接する。
よって、電縫溶接は加熱幅が広く、HAZの幅も10m
m程度と広くなってしまう。一方、レーザー溶接は高密
度なエネルギー密度によりエッジを局所的に加熱溶融さ
せ、溶接させるという理由により溶接部のHAZの幅が
狭い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、鋼管素材としてTRI
P鋼を用いることにより、同じ強度レベル(590〜7
80MPa)の通常の材料に比較して延性が高く、ハイ
ドロフォーム加工性が良好となる。そのため、高強度・
薄肉のTRIP鋼管を用いてハイドロフォーム成形を行
うことによって、複雑形状かつ高強度の車体部材を従来
に比較して軽量化して製造することができる。TRIP
鋼の製造においては、鋼成分についてはC:0.05〜
0.25%、Si:0.5〜2.5%、Mn:0.5〜
3.0%、P:0.15%以下、S:0.005%以
下、Al:0.005〜0.10%、N:0.005%
以下とし、必要に応じてCa:0.0002〜0.00
20%とする。熱延条件においては仕上げ温度をAr3
〜Ar3+100℃、巻取温度を750℃以下、仕上げ
圧延後から巻き取りまでの平均冷却速度を5℃/s以上
とする。冷延後の焼鈍条件として、加熱温度をAc1
Ac3で10秒以上保持し、600℃〜480℃の冷却
速度を20℃/s以上とし、500℃〜Ms点の保持時
間を60秒以上とすることによって製造することができ
る。
【0016】本発明はまた、鋼管素材としてDP鋼を用
いることにより、同じ強度レベル(590〜780MP
a)の通常の材料に比較して延性が高く、ハイドロフォ
ーム加工性が良好となる。そのため、上記TRIP鋼と
同様に複雑形状かつ高強度の車体部材を従来に比較して
軽量化して製造することができる。DP鋼の製造におい
ては、鋼成分についてはC:0.05〜0.25%、S
i:0.5〜2.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:
0.15%以下、S:0.005%以下、Al:0.0
05〜0.10%、N:0.005%以下、Cr:1.
5%以下、Ti:0.01%以下とし、必要に応じてC
a:0.0002〜0.0020%とする。熱延条件に
おいては仕上げ温度をAr3−50℃〜Ar3+50℃、
巻取温度を250℃以下、仕上げ圧延後から650℃ま
での平均冷却速度を1〜50℃/s、650℃から25
0℃までの平均冷却速度を10〜100℃/sとするこ
とによって製造することができる。
【0017】本発明はまた、鋼管素材としてIF鋼を用
いることにより、同じ強度レベル(250〜400MP
a)の通常の材料に比較して高延性かつr値が高く、ハ
イドロフォーム加工性が良好となる。IF鋼の製造にお
いては、鋼成分についてはC:0.0010〜0.01
0%、Si:0.5%以下、Mn:1.5%以下、P:
0.08%以下、S:0.02%以下、Al:0.00
5〜0.10%、N:0.005%以下、Ti:0.0
8%以下とし、必要に応じてCa:0.0002〜0.
0020%とする。熱延条件は仕上げ温度を950℃以
上、巻取温度を650〜800℃とする。冷延後の焼鈍
条件は700〜850℃で1分間の再結晶焼鈍を行うこ
とによって製造することができる。
【0018】本発明はまた、鋼管素材としてBH鋼を用
いることにより、ハイドロフォームによる歪み付与後に
加工品を塗装焼き付けすることにより、ひずみ時効によ
り加工品の強度が上昇するという効果を得ることができ
る。BH鋼の製造方法としては、鋼成分についてはC:
0.01〜0.20%、Si:0.01〜2.0%、M
n:0.01〜2.0%、P:0.005〜0.10
%、S:0.02%以下、Al:0.005〜0.10
%、N:0.003〜0.010%とし、必要に応じて
Ca:0.0002〜0.0020%とする。熱延条件
においては仕上げ温度をAr3〜Ar3+100℃、巻取
温度を600℃以下、仕上げ圧延後から巻き取りまでの
平均冷却速度を50℃/s以上とすることによって製造
することができる。
【0019】本発明はさらに、鋼管素材としてステンレ
ス鋼を用いることにより、耐食性に優れた軽量の鋼管を
安価に提供することが可能になる。また、本発明のステ
ンレス鋼管をハイドロフォーム成形用に使用することに
より、軽量で高加工度の形状である上にさらに耐食性に
優れた部材を製造することが可能になる。従来、ステン
レス鋼管はステンレス鋼板を連続的にロール成形し管状
に成形し、溶接は高周波誘導加熱により溶接している。
溶接ではCr系酸化物を抑制するために溶接雰囲気を不
活性ガス雰囲気にすることで、溶接部の欠陥を極力防止
しているが、完全になくすことはできない。従来のステ
ンレス鋼管はこのような手法で製造されているが、本発
明のようにプレス成形とレーザー溶接によって製造する
ことにより、特に溶接部の欠陥をなくすことができる。
レーザーの高密度エネルギーにより溶接直前で瞬時にエ
ッジ部を加熱溶融させることができ、Cr系酸化物の生
成が抑制でき、溶接部の欠陥を防止できるという効果を
得ることができる。
【0020】本発明はさらに、鋼管素材としてメッキ薄
鋼板を用いることにより、耐食性に優れた軽量の鋼管を
安価に提供することが可能になる。また、本発明のメッ
キ鋼管をハイドロフォーム成形用に使用することによ
り、軽量で高加工度の形状である上にさらに耐食性に優
れた部材を製造することが可能になる。鋼管製造後に鋼
管表面にメッキを施す方法を採用すると、メッキ処理の
生産性が低く鋼管のコスト増大の原因となっていた。一
方、メッキ処理を施した鋼板を用いて電縫鋼管を製造す
ると、電縫溶接部については幅10mm程度のメッキ処
理がなされていない部分が発生し、これでは溶接部の耐
食性を得ることができない。これに対し、本発明のよう
に薄肉鋼板を用いてレーザー溶接によって接合を行う
と、メッキが被着していない溶接部の幅はせいぜい2m
m程度となり、この程度の幅の不メッキ部の存在は耐食
性を劣化させないことが多い。そのため、鋼板段階でメ
ッキ処理を施して鋼管製造を行うという安価な製造方法
により、耐食性に優れた薄肉鋼管を安価に製造すること
が可能になる。メッキ鋼板のメッキ処理法としては、G
A、GI、スパーダイマーを採用することができる。メ
ッキ鋼板を成形後の溶接は、レーザー溶接なので溶接に
よるメッキの融け落ち部が少なく、そのままでもほとん
ど耐食性に影響はないが、溶接部を溶射などの手段で補
修するとより好ましい。
【0021】本発明の鋼管は、薄肉であることにより最
大限の特徴を発揮する。鋼管の肉厚2mm未満とする
と、薄肉化と高強度化の効果が相乗して極めて軽量かつ
高加工度の複雑な形状のものを成形することが可能にな
る。鋼管の肉厚は1.5mm以下であればより好まし
い。鋼管の肉厚は1mm以下であれば一層好ましい。
【0022】本発明の鋼管をプレス成形によって製造す
る方法を図1に基づいて説明する。
【0023】圧延帯鋼あるいは切板から、所定の幅と長
さの鋼板1を切り出す。切り出した鋼板1の長さは製造
後の鋼管3の長さに基づいて定まり、鋼板1の幅は鋼管
3の円周にほぼ等しい長さとして定まる。切り出した鋼
板1を、円筒状のプレス治具と半円形の受け治具を用い
て数段階のプレスによって管状に成形する。プレス回数
は鋼管の外径によっても異なる。プレス成形により、鋼
板1の幅方向両端を突き合せ部4として管状の形状に成
形される。
【0024】従来の電縫鋼管の成形においては、帯鋼か
らブレイクダウンロールやサイドロール、フィンパスロ
ールなどのロールを用いて順次連続的に成形を行うた
め、成形の途中段階において鋼板の長手方向隣接した領
域で異なった曲率を有する加工状態となり、鋼板各部は
複雑な引張りや圧縮の塑性加工を受けることとなり、成
形後の鋼管の円周方向各部において肉厚に偏差が生じ
る。これに対し、本発明のプレス成形による製造では、
成形のすべての段階において、鋼管の長手方向全長で加
工進捗度合いが同一であるから、塑性加工状況は単純で
あり、鋼管の円周方向各部における肉厚の偏差を少なく
することができる。
【0025】従来の電縫造管においては、造管過程にお
いて材質劣化が発生していた。例えば、伸び値が53%
の鋼板を用いて電縫造管を行うと、造管後の鋼管では伸
びの値が47%まで劣化した。それに対し、本発明のプ
レス成形による造管では、造管後の伸び値が52%程度
であり、造管による材質の劣化がほとんど発生しない。
そのため、加工性の良好な鋼板を用いて造管を行った場
合、従来の電縫方法では造管後に加工性が劣化して十分
なハイドロフォーム成形ができなかったのに対し、本発
明の鋼管は鋼板段階における良好な加工性を造管後も保
持しており、良好なハイドロフォーム成形を行うことが
できる。同一の材質を有する炭素含有量0.08%の鋼
板を用いた鋼管をハイドロフォーム成形した際の最大拡
管率を比較すると、電縫鋼管では最大拡管率が1.19
%であったものが、本発明のプレス成形鋼管では最大拡
管率が1.25%となった。別の例を挙げると、同じス
テンレス鋼板を用いて管径63.5mmの鋼管を製造す
る場合、板厚2.3mmの鋼板から電縫鋼管を製造した
場合のハイドロフォーム加工における最大拡管率は1.
4%程度に止まるのに対し、板厚0.8mmあるいは板
厚2.0mmの鋼板からプレス成形とレーザー溶接によ
って鋼管を製造した場合の最大拡管率は2.1〜2.3
%という極めて良好なハイドロフォーム加工性を実現す
ることができる。
【0026】上記の点が本発明の最も特徴とするところ
であり、本発明により、薄肉の高強度良加工性鋼板から
造管した鋼管を用い、ハイドロフォーム加工によって極
めて軽量かつ加工精度の高い複雑な形状の部材を安価に
製造することが可能になった。また、普通鋼やステンレ
ス鋼、GA鋼板といった通常の加工性を有する鋼板を用
いた場合においても、本発明のプレス成形とレーザー溶
接による造管を経た鋼管は、従来の電縫鋼管に比較して
非常に良好なハイドロフォーム加工性を実現するのであ
る。
【0027】プレス成形を用いた結果、上記肉厚の均一
性のみならず、各種材質の均質性を実現することができ
る。従来の電縫鋼管においては、溶接部を除く円周方向
のYS最大値と最小値の差は平均YSの5〜20%であ
ったのに対し、本発明のプレス成形による成形では、溶
接部を除く円周方向のYS最大値と最小値の差を平均Y
Sの5%以下とすることができる。また、従来の電縫鋼
管においては、溶接部を除く円周方向のTS最大値と最
小値の差は平均TSの5〜20%であったのに対し、本
発明のプレス成形による成形では、溶接部を除く円周方
向のTS最大値と最小値の差を平均TSの5%以下とす
ることができる。従来の電縫鋼管においては、溶接部を
除く円周方向のEL最大値と最小値の差は平均ELの5
〜20%であったのに対し、本発明のプレス成形による
成形では、溶接部を除く円周方向のEL最大値と最小値
の差を平均ELの5%以下とすることができる。従来の
電縫鋼管においては、溶接部を除く円周方向のu.EL
最大値と最小値の差は平均u.ELの5〜20%であっ
たのに対し、本発明のプレス成形による成形では、溶接
部を除く円周方向のu.EL最大値と最小値の差を平均
u.ELの5%以下とすることができる。従来の電縫鋼
管においては、溶接部を除く円周方向の硬さ最大値と最
小値の差は平均硬さの5〜20%であったのに対し、本
発明のプレス成形による成形では、溶接部を除く円周方
向の硬さ最大値と最小値の差を平均硬さの5%以下とす
ることができる。
【0028】また、TRIP鋼等の高強度鋼板を造管し
ようとすると、上記と同様の加工特性の差異に基づき、
従来の電縫鋼管の成形ではスプリングバックの発生やエ
ッジの座屈等の理由によって満足な成形ができなかった
のに対し、本発明のプレス成形を採用すれば、このよう
な高強度鋼板を用いた場合でも良好な成形を行うことが
可能である。
【0029】また、電縫鋼管のような連続造管方法で造
管した鋼管をハイドロフォーム加工しようとすると、造
管後にハイドロフォーム加工用の長さに鋼管を切断する
こととなり、切断後の鋼管端面の形状にゆがみが生じ、
このゆがみを矯正した後でないとハイドロフォーム加工
時にノズルの挿入が困難になる。特に薄肉鋼管において
不具合が顕著である。これに対し、プレス成形を採用す
る本発明の造管方法においては、成形前の鋼板切り出し
段階でハイドロフォーム加工のための長さに切断し、プ
レス成形が完了した時点でハイドロフォーム加工用の長
さとなっているので、造管後の切断が不要であり鋼管端
面の形状が良好である。そのため、本発明の鋼管は造管
後ただちにハイドロフォーム成形の素管として用いるこ
とが可能である。
【0030】プレス成形後、図1に示す突き合せ部4の
接合はレーザー溶接によって行う。これにより、溶接部
5を有する鋼管3が製造される。溶接に用いるレーザー
はYAG、CO2いずれでも構わない。突き合わせエッ
ジはエッジガイドフィンとサイドロールにより精度良く
位置合わせを行い、管状に成形した鋼管を長手方向へ連
続的に移動することで溶接する。
【0031】電縫鋼管の電縫溶接においては、肉厚が2
mm未満となると座屈が発生して造管することが不可能
であったが、本発明のレーザー溶接では2mm未満の薄
肉鋼管であっても座屈の発生なく溶接することができ
る。
【0032】電縫溶接では、高周波誘導加熱により溶接
のHAZの幅が広くなるのに対し、レーザー溶接におい
ては溶接のHAZの幅を2mm以下とすることができ、
鋼管の均一性を高めることができる。
【0033】電縫溶接では、溶接熱影響部の幅が10m
m程度発生するのに対し、レーザー溶接においては2m
m程度しか発生しない。特に薄肉鋼管においてこの効果
が顕著である。その結果、メッキ鋼板を用いた鋼管にお
いて、溶接部においてメッキが被着していない部分の幅
を狭くすることができ、溶接後に溶接部の補修メッキを
施さなくても耐食性の良好な鋼管とすることができる。
【0034】鋼管製造に用いる圧延帯鋼6と鋼管の管軸
方向との関係について、図2に基づいて説明を行う。
【0035】従来の電縫鋼管の製造においては、連続造
管であるから、帯鋼6の圧延方向(「L方向」ともい
う。)と鋼管3aの管軸方向とは当然のことながら一致
する。図2(a)に示すとおりである。一方、本発明の
プレス造管においては、造管前に帯鋼6から鋼板1を切
断し、切断後の鋼板長さは造管後の鋼管長さに、鋼板幅
は鋼管円周に略等しい寸法とする。ハイドロフォーム成
形を行う素管の長さは一般的に短いので、帯鋼6から造
管用の鋼板1を切断するに際し、鋼板1の長さ方向を図
2(b)に示すように帯鋼6の圧延方向と直角の方向
(「C方向」ともいう。)にすることも可能であり、も
ちろん図2(c)に示すように圧延方向と斜めの方向に
することも可能である。図2(c)では角度θで斜め方
向に切断している。一般に、圧延鋼板においてランクフ
ォード値は面内異方性を有しており、圧延方向のランク
フォード値よりも圧延方向と斜めあるいは圧延方向と直
角方向のランクフォード値が高くなる場合もある。一
方、ハイドロフォーム成形性の観点からは、鋼管の管軸
方向のランクフォード値を高くするほど有利である。
【0036】本発明においては、鋼管を構成する圧延鋼
板の圧延方向が管軸方向に対して角度をなすように鋼板
を切断することにより、鋼板の最大ランクフォード値を
得ることのできる方向と鋼管の管軸方向を一致させるこ
とが可能になり、従来のように圧延方向と管軸方向とを
一致させていた造管方法に比較し、よりハイドロフォー
ム成形性の良好な鋼管を製造することが可能になる。
【0037】一例として、管軸方向を圧延方向と一致さ
せた製造において、最大拡管径(Maxblow diameter)が2
34〜240mm程度でかつバラツキがあったものが、
管軸方向を圧延方向と直角方向とするように製造した場
合において、最大拡管径が243mmとバラツキも少な
く良好な結果を得ることができる。
【0038】
【実施例】表1に示す鋼種の鋼板を用いていずれも管径
63.5mmの鋼管を製造し、品質評価を行った。N
o.1〜15が本発明例、No.16〜18が比較例で
ある。造管方法として、本発明例はプレス成形+レーザ
ー溶接を用い、比較例は電縫鋼管方式を採用した。本発
明例は板厚0.8mm又は2.0mm、比較例は板厚
2.3、2.5mmである。帯鋼からの鋼板切り出し方
向としては、No.14は管軸方向が圧延方向と45°
の角度となるように、No.15は管軸方向が圧延方向
と90°の角度となるように切り出し、その他の水準に
ついてはすべて管軸方向と圧延方向が一致する方向に切
り出した。
【0039】
【表1】
【0040】鋼管の品質均一性に関し、肉厚、YS、T
S、EL、u.EL、硬さについて、溶接部を除く円周
方向の最大と最小の差に対する平均値の比(%)を評価
し、また溶接部のHAZ幅を評価した。ハイドロフォー
ム加工性について、最大拡管率評価を行った。最大拡管
率評価は、割れが発生するまで鋼管に内圧を付与し、最
大に拡管している位置の外径をD、素管の外径をD0
したとき、最大拡管率=D/D0として評価を行う。N
o.11〜13、18はメッキ鋼板を用いて鋼管を製造
したものである。溶接部の補修について、本発明例のN
o.11〜13は補修を行わず、比較例のNo.18は
溶射によって補修を行った。
【0041】溶接部を除く円周方向の材質均一性につい
ては、肉厚、YS、TS、EL、u.EL、硬さのいず
れも、本発明例No.1〜15は平均値に対して5%以
下の良好な均一性を示すのに対し、比較例No.16〜
18はいずれも5%を超える不均一性を有していた。溶
接部のHAZ幅については、本発明例はいずれも2mm
以下の狭い幅であったが、比較例はいずれも15mmを
超えるHAZ幅を有していた。
【0042】本発明例No.1、2のTRIP鋼、N
o.3、4のDP鋼による鋼管は、従来の電縫鋼管方法
では造管できなかった高強度鋼板であるにも関わらず、
造管することができ、鋼板が性質として有する良加工性
と、プレス成形造管であるため加工性劣化が防止できる
ことにより、最大拡管率は良好な結果であった。No.
5、6のIF鋼による鋼管も、鋼板が性質として有する
良加工性と、プレス成形造管の効果により、最大拡管率
は良好な結果であった。No.7、8のBH鋼を用いた
鋼管も最大拡管率は良好であった。それに対し、比較例
No.16は、普通鋼を用いて電縫鋼管としたものであ
るが、最大拡管率は1.30であり、本発明例に比較し
て低いハイドロフォーム加工性を示すものであった。
【0043】本発明例No.9、10と比較例No.1
7は、いずれもステンレス鋼を用いたものである。同じ
鋼種を用いたにもかかわらず、本発明例は比較例に対し
て極めて良好な最大拡管率を示した。電縫鋼管製造では
造管過程の塑性変形によって鋼板の加工性が劣化するの
に対し、本発明のプレス成形+レーザー溶接法は加工性
の劣化が少ないからである。また、溶接部の品質を比較
すると、本発明例は比較例に対して溶接部の欠陥が少な
かった。
【0044】本発明例No.11〜13と比較例No.
18はメッキ鋼板を用いて鋼管を製造したものである。
本発明例はいずれも造管後の溶接部表面メッキ補修は行
わなかったのに対し、比較例は溶射によって補修を行っ
た。溶接部の耐食性は塩水噴霧試験(SST)により評
価した。比較例は補修を行っているので当然のことなが
ら耐食性は良好である。一方、本発明例は、補修を行っ
ていないにもかかわらず耐食性は良好であった。
【0045】本発明例のNo.5、14、15について
説明する。これらはいずれもIF鋼を用いて板厚0.8
mmの鋼管をプレス成形+レーザー溶接法によって製造
したものであるが、帯鋼からの鋼板の切り出し方向が異
なる。No.5は従来同様に管軸方向と圧延方向が一致
する方向であり、最大拡管率は1.90%であった。一
方、No.14は管軸方向が圧延方向に対して45°の
方向で最大拡管率は2.20%、No.15は管軸方向
が圧延方向に対して90°の方向で最大拡管率は2.1
0%であり、いずれもNo.5よりも良好な加工性を得
ることができた。
【0046】
【発明の効果】本発明は、鋼管製造手段として従来の電
縫鋼管ではなくプレス成形とレーザー溶接を採用するこ
とにより、高強度鋼板を用いた鋼管製造が可能になると
ともに、電縫鋼管では製造できなかった薄肉領域の鋼管
製造が可能になった。その結果、上記TRIP鋼、DP
鋼、IF鋼、BH鋼等の高強度良加工性薄板を用い、さ
らに従来の電縫鋼管では製造不可能であった薄肉領域ま
で含めた鋼管製造が可能になった。
【0047】本発明のプレス成形による造管では、造管
前後において材質の劣化がほとんど発生しないので、従
来の電縫方法のように造管後に加工性が劣化して十分な
ハイドロフォーム成形ができなくなるという問題が発生
せず、鋼板段階における良好な加工性を造管後も保持し
て良好なハイドロフォーム成形を行うことができる。
【0048】本発明の鋼管は、プレス成形を採用した結
果として溶接部を除く母材部の均質性が高く、板厚偏
差、YS偏差、TS偏差、EL偏差、u.EL偏差、硬
さ偏差のいずれもきわめて良好である。
【0049】本発明の鋼管は、レーザー溶接を採用して
いるので溶接HAZ幅を狭くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造管前後の状況を示す斜視図である。
【図2】鋼管製造用の鋼板の切り出し状況を示す斜視図
であり、(a)は帯鋼の圧延方向と鋼管の管軸方向が一
致する場合、(b)は圧延方向と管軸方向が垂直とした
場合、(c)は圧延方向と管軸方向との間に角度θを設
けた場合である。
【符号の説明】
1 鋼板 3 成形後の鋼管 4 突き合せ部 5 溶接部 6 帯鋼 9 プレス成形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 38/14 C22C 38/14 38/38 38/38 F16L 9/16 F16L 9/16 // B23K 101:06 B23K 101:06 103:04 103:04 (72)発明者 潮田 浩作 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 石橋 博雄 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内 Fターム(参考) 3H111 AA01 BA02 BA03 BA34 CA02 CA07 CB02 EA09 EA18 4E068 AA02 BG01 DA15 DB01 DB15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で準安定なオーステナイトを5%以
    上30%以下含み残部ベイナイト及びフェライトからな
    る複合組織を有する鋼(以下「TRIP鋼」とい
    う。)、フェライト主体で残部マルテンサイトあるいは
    さらに常温で準安定なオーステナイトを10%以下含む
    複合組織を有する鋼(以下「DP鋼」という。)、フェ
    ライト単相の組織を有する鋼(以下「IF鋼」とい
    う。)、固溶状態で含有しているN量が30〜100p
    pmであり平均結晶粒径が50μm以下のフェライト相
    を有する鋼(以下「BH鋼」という。)、ステンレス鋼
    又はメッキ鋼板のいずれかよりなる薄板を溶接接合して
    なる鋼管。
  2. 【請求項2】 溶接部を除く円周方向の最大肉厚と最小
    肉厚の差が平均肉厚の2%以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の鋼管。
  3. 【請求項3】 レーザー溶接によって溶接接合してなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管。
  4. 【請求項4】 溶接部のHAZの幅が2mm以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管。
  5. 【請求項5】 ハイドロフォーム用に用いることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鋼管。
  6. 【請求項6】 鋼管を構成する圧延鋼板の圧延方向が管
    軸方向に対して角度をなしていることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載の鋼管。
  7. 【請求項7】 TRIP鋼、DP鋼、IF鋼、BH鋼、
    ステンレス鋼又はメッキ鋼板のいずれかよりなる薄板を
    溶接接合してなる鋼管の製造方法であって、切り出した
    鋼板をプレス成形によって管状に成形し、突き合わせ部
    をレーザー溶接によって接合することを特徴とする鋼管
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 鋼管を構成する圧延鋼板の圧延方向が管
    軸方向に対して角度をなしていることを特徴とする請求
    項7に記載の鋼管の製造方法。
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