JP2003041300A - 洗浄剤製品 - Google Patents

洗浄剤製品

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JP2003041300A
JP2003041300A JP2001258792A JP2001258792A JP2003041300A JP 2003041300 A JP2003041300 A JP 2003041300A JP 2001258792 A JP2001258792 A JP 2001258792A JP 2001258792 A JP2001258792 A JP 2001258792A JP 2003041300 A JP2003041300 A JP 2003041300A
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Japan
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methyl
oil
acetate
acid
ethyl
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JP2001258792A
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Hiroyuki Ginyama
博行 銀山
Masako Fujizu
雅子 藤津
Kazumi Yajima
和美 矢島
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 洗浄剤を収納する容器本体と、該容器本
体内に収納された洗浄剤を吐出させる吐出装置とを有す
る吐出容器と、前記容器本体内に収納された洗浄剤とを
備える洗浄剤製品であって、吐出された直後の洗浄剤の
体積が、1g当たり0.05〜5mLの範囲であること
を特徴とする洗浄剤製品。 【効果】 漂白洗浄剤等を被洗浄面に安定して付着保
持することができ、優れた洗浄力を発揮することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出容器に洗浄剤
を収納した洗浄剤製品に係り、特に、漂白洗浄剤等を被
洗浄面に安定して付着保持することができ、優れた洗浄
力を発揮させることが可能な洗浄剤製品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
住居廻りにおける浴室、浴槽、台所等のタイル、目地、
プラスチックス、陶器、排水管等の水を頻繁に使用する
箇所の汚れは、カビに起因する有機物によるものが多
く、界面活性剤を主成分とする通常の洗浄剤ではなかな
か除去することができないため、これらの汚れを除去す
るには、次亜塩素酸アルカリ金属塩を主基剤とする漂白
洗浄剤が多用されている(特開昭62−57494号公
報、特開平06−256798号公報、特開平10−2
04495号公報等)。
【0003】その際、手軽に使用するためにトリガー式
スプレーヤー等の吐出装置を備えた吐出容器に漂白洗浄
剤を収納し、この吐出装置を用いて漂白洗浄剤を噴霧す
る方法が多く採用されており、ミストの飛散防止等のた
めに界面活性剤を中心に金属封鎖剤等を配合し、吐出液
を泡状に吐出することが提案されている。
【0004】しかしながら、次亜塩素酸アルカリ金属塩
の漂白力は、その安定性を保つために配合されたアルカ
リ剤によるpHの高い状態から低い状態、即ち空気中の
炭酸ガスを吸収することにより、組成物のpHが低下し
た時に生成する次亜塩素酸の効果によって急激に発現す
ることから、炭酸ガスの吸収性は極めて重要であり、そ
の意味で吐出容器より吐出された前記の組成物は、通常
泡状であるために炭酸ガスの吸収は非常に緩慢ゆえpH
の低下速度は極めて遅く、漂白が完了するまでには多大
な時間を要するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明らは、上記課題を
解決するために鋭意検討を行った結果、洗浄剤を収納す
る容器本体と、該容器本体内に収納された洗浄剤を吐出
させる吐出装置とを有する吐出容器と、前記容器本体内
に収納された洗浄剤とを備える洗浄剤製品であって、吐
出された直後の洗浄剤の体積が、1g当たり0.05〜
5mLの範囲に調整された洗浄剤製品が、垂直面や傾斜
面等の汚れ対象物に対して優れた付着滞留性が得られる
と共に、吐出した洗浄剤が被洗浄面に薄膜状に付着する
ことから、高い洗浄性能を示すことを見出した。また、
該洗浄剤を特定の粘度範囲に調整すること、チキソトロ
ピー性を持たせること等により、更に高性能の洗浄剤製
品が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を更に
詳細に説明する。本発明で用いる洗浄剤は、吐出容器か
ら吐出された直後の組成物の体積が、1g当たり0.0
5〜5mL、好ましくは0.5〜2mLの範囲に調整さ
れる。吐出された洗浄剤の体積がその質量に比較して大
きい場合、例えば、泡状に組成物が吐出されると、被洗
浄面に接触する洗浄剤の面積が限定的となり、洗浄効率
が劣るため、好ましくない。
【0007】洗浄剤を、後述の漂白洗浄剤とした場合、
組成物の体積が0.05mL未満になると洗浄剤の絶対
量が不足するので漂白力が低下し、5mLを越えると炭
酸ガスを吸収する速度が極端に遅く、pH低下に伴う次
亜塩素酸の生成が緩慢になり、漂白が完了するのに多大
な時間を要することになる。例えば、泡状に漂白洗浄剤
が吐出されると、空気中の炭酸ガスが被洗浄面と接触し
ている次亜塩素酸アルカリ金属塩に到達するまでに泡膜
に遮られることから時間がかかることになる。炭酸ガス
を効果的に吸収させるためには薄い液膜状に組成物を吐
出することが好ましいが、付着滞留性を向上させるため
に若干の空気を絡ませて見掛け比重を軽くすることに関
しては差し支えない。
【0008】本発明の洗浄剤は、B型粘度計を用いて2
5℃、回転数60rpmにおいて測定した粘度が20〜
600mPa・sの範囲であることが好ましい。更に好
ましくは、50〜300mPa・sである。粘度が20
mPa・s以上であれば、望ましい付着滞留性を確保す
ることができ、また、過剰の泡が発生して洗浄対象物へ
の接触面積が減少することも防止できる。逆に、600
mPa・sを越えるとトリガー式スプレーヤー等の吐出
装置より吐出する際の使用性が劣る傾向にあるので好ま
しくない。
【0009】本発明の洗浄剤は、チキソトロピー性を有
していることが好ましい。チキソトロピー性とは、剪断
応力を受けると流動性が増し(粘度が低下し)、その力
を取り除くと元に戻る(粘度が上昇する)性質をいう。
このように、チキソトロピー性を有する洗浄剤であれ
ば、静置時に高い粘性を備えていても、吐出時には高い
剪断応力を受けて流動性が増すため、吐出液が水鉄砲状
に直線的に噴射されたり、斑に噴射されたりして、洗浄
対象物表面を均一に覆うことができないという問題を解
消することができる。また、吐出後、洗浄対象物表面に
達すると剪断応力が消滅するので、再度粘性が増す。ま
た、後述のような造泡機構を有する吐出容器を使用すれ
ば、洗浄剤中に泡を含ませて吐出できるので、見かけ上
の比重が低下し、洗浄対象物表面に付着後に、自重によ
って直ちに液だれすることを防止できる。すなわち、洗
浄対象物表面に達した際の高い粘性と、見かけ上の比重
低下が相俟って、望ましい付着滞留性を確保することが
できる。
【0010】更に、吐出時の粘度が静置時よりは低下す
るものの、なお、比較的高い粘度のため、洗浄対象物表
面に付着した時点では、洗浄剤の中に細かい気泡が含ま
れる程度の適度な発泡量に抑制される。すなわち、元々
粘度の低い洗浄剤を発泡させたときのように、大量の泡
が何層にも重なった状態で洗浄対象物表面に付着してし
まうことがない。そのため、洗浄対象物に対して、洗浄
剤成分が面接触できるため、均一に汚れを覆って、高い
洗浄力を発揮することができる。
【0011】本発明の洗浄剤は、Haake RS−1
00粘度計を用いて25℃において測定した粘度が、3
000sec−1の剪断速度域では100mPa・s以
下であり、0.5sec−1の剪断速度域では100〜
1×10mPa・sであることが好ましい。ここで、
3000sec−1の粘度とは、剪断速度を0.5se
−1から3000sec−1まで、10分間で上昇し
たときの往路時に3000sec−1に達したときの粘
度である。同様に、0.5sec−1の粘度とは、剪断
速度を3000sec−1から0.5sec−1まで1
0分間で下降したときの帰路時に0.5sec−1に達
したときの粘度である。なお、3000sec−1の高
剪断速度域では0.1〜100mPa・s、好ましくは
0.1〜50mPa・s、更に好ましくは0.1〜10
mPa・sであり、0.5sec−1の低剪断速度域
(静置)では100〜1×10mPa・s、好ましく
は5×10〜1×10mPa・s、更に好ましくは
1×10〜1×10mPa・sとなるように設定さ
れる。
【0012】上記の3000sec−1の高剪断速度域
における粘度の上限値は、トリガー式スプレーヤー等の
吐出装置からの洗浄剤の吐出が困難とならないように選
択した値である。また、上記の0.5sec−1の低剪
断速度域(静置)における粘度の下限値は、壁面等にお
ける付着滞留性が低下しないように選択した値である。
また、0.5sec−1の低剪断速度域(静置)におけ
る粘度の上限値は、容器本体から吐出装置への洗浄剤の
連続的な汲み上げが困難とならないように選択すること
が好ましい。
【0013】本発明において、前記洗浄剤は紐状ミセル
構造をとるものであることが好ましい。この場合、剪断
速度が上昇したときには速やかに粘度が下降し、剪断速
度が低下したときには速やかに粘度が上昇するような、
チキソトロピー性の高い洗浄剤とすることができる。す
なわち、剪断速度を変化させてヒステリシスを描くと、
剪断速度を上昇させる際(往路)と、剪断速度を低下さ
せる際(復路)との間に大きい差が得られる。これは、
紐状ミセルの場合、緩やかに絡み合う構造のため、剪断
応力の上昇低下に伴い、急激に整列(粘度低下)した
り、再び絡み合ったり(粘度上昇)することが可能であ
るためと考えられる。なお、一般的な界面活性剤で構成
され、球状ミセル構造をとる場合の増粘化では、チキソ
トロピー性が得られない。また、高分子や粘度鉱物によ
るチキソトロピー性の形成は、ネットワークを形成する
力(粒子間のインターラクション)が強く、極短時間で
は、この力を解きほぐすことが困難で、粘度低下がおき
にくい。このように、紐状ミセル構造をとるものとする
ことにより、急激な粘度変化が得られるため、吐出時の
瞬間的な剪断応力上昇に急激に応答して、均一な吐出が
可能な程度まで粘度を低下させることができる。また、
洗浄対象物表面に達して剪断応力が急激に低下すると、
瞬時に粘度が上昇するので、良好な付着滞留性が得られ
る。
【0014】本発明において、前記洗浄剤として、例え
ば、塩酸・スルファミン酸系の酸性洗浄剤等にも採用可
能であるが、(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩、(2)
アルカリ剤、(3)界面活性剤を含有する塩素系の漂白
洗浄剤であることが、最も好ましい実施形態である。本
発明の洗浄剤がチキソトロピー性を有する場合、元々粘
度の低い洗浄剤を発泡させたときのように、大量の泡が
何層にも重なった状態で洗浄対象物表面に付着してしま
うことがない。そのため、洗浄対象物表面に接している
洗浄剤成分が大気に接触しやすくなり、漂白活性のある
次亜塩素酸の生成が促進されやすい。従って、高い洗浄
力を発揮することができる。
【0015】(1)成分の次亜塩素酸アルカリ金属塩と
しては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等
が挙げられ、特に次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。次
亜塩素酸アルカリ金属塩の含有量は、特に制限されない
が、通常、組成物全体の0.1〜10質量%、好ましく
は1〜5質量%の範囲である。次亜塩素酸アルカリ金属
塩の含有量が0.1質量%未満であると漂白力が不足
し、一方、10質量%を越えても漂白力は特に向上しな
い。
【0016】(2)成分のアルカリ剤としては、特に制
限されないが、苛性アルカリや珪酸塩等が挙げられる。
苛性アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等が、珪酸塩としてはメタ珪酸ナトリウム等が使用さ
れるが、これらのうち水酸化ナトリウムが好ましく使用
される。アルカリ剤の含有量は、特に制限されないが、
通常、組成物全体の0.1〜5質量%、好ましくは0.
5〜3質量%の範囲である。アルカリ剤の含有量が0.
1質量%未満になると次亜塩素酸アルカリ金属塩の安定
性が落ち、経時的に劣化しやすくなる。一方、5質量%
を越えると皮膚や眼の粘膜に対する影響が考えられ、配
合による効果が発揮できない。
【0017】(3)成分の界面活性剤としては、特に制
限されないが、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤等の洗浄用途
として一般に用いられる界面活性剤が挙げられる。この
中で、(a)脂肪酸のアルカリ金属塩、(b)アミンオ
キサイド、(c)アルキルベンゼンスルホン酸またはそ
の塩から選ばれる少なくとも1種を使用することが好ま
しく、また、(a)〜(c)成分を含む界面活性剤混合
物として使用することが最も好ましい。
【0018】上記の好ましい界面活性剤、及び界面活性
剤混合物について、更に詳細に説明する。(a)成分で
ある脂肪酸のアルカリ金属塩としては、特に制限されな
いが、炭素数が8〜20の直鎖または分岐鎖の不飽和を
含む脂肪酸のアルカリ金属塩が好適である。適当な不飽
和を含む脂肪酸のアルカリ金属塩としては、例えば、平
均約12個の炭素を含むヤシ脂肪酸(ヤシ油に由来)、
平均約18個の炭素原子を含む獣脂脂肪酸(獣脂類脂肪
に由来)、オレイン酸、リノール酸等のナトリウム塩、
カリウム塩などが挙げられる。これら不飽和脂肪酸のア
ルカリ金属塩は、単独で使用してもよいが、例えば、オ
レイン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸とラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂
肪酸との混合物のナトリウム塩、カリウム塩などを使用
してもよい。この不飽和脂肪酸塩の割合は、(a)成分
中に2質量%以上、特に7質量%以上であることが好ま
しい。不飽和脂肪酸の占める割合が少なすぎると系の粘
度が低下し、結果として付着滞留性が劣化するので好ま
しくない。
【0019】本実施形態の漂白洗浄剤中における(a)
成分の含有量は、特に制限されないが、組成物全体の
0.01〜3質量%、好ましくは0.1〜2質量%の範
囲である。(a)成分の含有量が0.01質量%未満に
なると付着滞留性が劣り、3質量%を越えると系の安定
性が劣化する。
【0020】(b)成分のアミンオキサイドとしては、
特に制限されないが、第三級アミンオキサイドであるこ
とが好ましく、一般式RN→Oで表される第
三級アミンオキサイドであることが更に好ましい。前記
一般式において、Rの炭素数8〜20のアルキル基と
しては、例えば、オクチル基、デシル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、及び天然物から誘導
された炭素数の異なるアルキル基の混合物等が挙げられ
る。これらの中では、ドデシル基、ヤシ油由来のアルキ
ル基が好ましい。R、Rは炭素数1〜3のアルキル
基であり、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げら
れるが、好ましくはメチル基である。第三級アミンオキ
サイドの具体的な例としては、ヤシジメチルアミンオキ
サイド、ラウリルジメチルアミンオキサイド等が挙げら
れる。
【0021】本実施形態の漂白洗浄剤中における(b)
成分の含有量は、特に制限されないが、組成物全体の
0.01〜5質量%、好ましくは0.1〜3質量%の範
囲である。(b)成分の含有量が0.01質量%未満に
なると付着滞留性が劣り、5質量%を越えると経時によ
る次亜塩素酸アルカリ金属塩の安定性が劣化する。
【0022】(c)成分のアルキルベンゼンスルホン酸
またはその塩としては、特に制限されないが、ベンゼン
環に置換するアルキル基の炭素数が8〜20、好ましく
は12〜14であり、しかも直鎖状のものが好適であ
る。(c)成分を直鎖アルキルベンゼンスルホン酸また
はその塩とした場合、副生物であるベンゾシクロアルカ
ン誘導体の含有量が10質量%未満、更には5質量%未
満のものを用いることが好ましい。直鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸またはその塩中のベンゾシクロアルカン誘
導体の含有量が10質量%以上のものを用いると保存安
定性の面で好ましくない。
【0023】ベンゾシクロアルカン誘導体の含有量が1
0質量未満の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸またはそ
の塩を得る方法としては、ベンゾシクロアルカン誘導体
の含有量の少ない市販の直鎖アルキルベンゼンをスルホ
ン化し、更に必要により中和する方法、或いは直鎖アル
キルベンゼンを精製してベンゾシクロアルカン誘導体の
含有量を低減させたものをスルホン化し、更に必要によ
り中和する方法、或いは直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸またはその塩を製造後、精製してベンゾシクロアルカ
ン誘導体の含有量が10質量%未満とする方法、或いは
ベンゾシクロアルカン誘導体の含有量が10質量%未満
の市販の高純度の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸また
はその塩を用いる方法等が挙げられる。
【0024】本実施形態の漂白洗浄剤中における(c)
成分の含有量は、特に制限されないが、組成物全体の
0.01〜1質量%、好ましくは0.03〜0.5質量
%、更に好ましくは0.05〜0.3質量%の範囲であ
る。(c)成分の含有量が0.01質量%未満になると
付着滞留性が劣り、1質量%を越えると系の安定性が劣
化する。
【0025】本実施形態の漂白洗浄剤における(3)界
面活性剤の総含有量は、特に制限されないが、通常、組
成物全体の0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5
質量%の範囲である。界面活性剤の総含有量が0.1質
量%未満になると壁面等における付着滞留性が劣化す
る。一方、10質量%を越えると組成物の粘度が高くな
り過ぎ、トリガー式スプレーヤー等の吐出装置を用いた
場合に組成物を噴霧しにくくなると共に、ディップチュ
ーブから組成物を連続的にくみ上げることができにくく
なるので好ましくない。
【0026】本発明の洗浄剤は、25℃における電気伝
導度が10〜120ms/cm、好ましくは20〜10
0ms/cm、更に好ましくは40〜80ms/cmで
ある。電気伝導度が10ms/cm未満になると洗浄剤
の適切な増粘化が図れず、120ms/cmを越えると
温度上昇に伴う洗浄剤の粘度低下、及び経時による系の
安定性を維持できないため好ましくない。
【0027】本発明の洗浄剤は、電気伝導度を好ましい
範囲に調整するために塩素イオンの含有量を塩化ナトリ
ウムモル濃度換算で次亜塩素酸アルカリ金属塩のモル濃
度に対して0.05〜1.2倍にすることが好ましく、
0.1〜0.5倍にすることが更に好ましい。塩素イオ
ンの含有量を塩化ナトリウムモル濃度換算で次亜塩素酸
アルカリ金属塩のモル濃度に対して1.2倍以下にする
ためには、原料の次亜塩素酸アルカリ金属塩溶液中に存
在する塩化ナトリウムの含有量を調整する方法が挙げら
れ、例えば水酸化ナトリウム溶液に塩素ガスを吸収させ
て次亜塩素酸ナトリウム溶液を製造する際に、生成する
次亜塩素酸ナトリウムの濃度を各種設定することによ
り、塩化ナトリウムの含有量を調整することができる。
また、生成した次亜塩素酸ナトリウム溶液を遠心分離機
で分離することにより塩化ナトリウムの含有量を調整し
たり、電気透析法により塩素イオンを除去することもで
きる。
【0028】本発明の洗浄剤には、その他に洗浄性能を
向上させるビルダーとして、トルエンスルホン酸塩、キ
シレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩、低級アル
コールのEO、PO付加体、エタノール、プロピレング
リコール等の溶剤、EDTA,クエン酸またはその塩、
グリコール酸等のキレート剤、有機ポリマー、無機粘度
鉱物等の増粘剤、硫酸、塩酸、モノエタノールアミン等
のpH調整剤、トリクロサン等の殺菌剤、塩化ジデシル
ジメチルアンモニウム、ポリリジン等の除菌剤、安息香
酸またはその塩等の防腐剤、BHT等の酸化防止剤、色
素、香料等の任意成分を配合することも可能である。こ
れらの任意成分の化合物は、通常洗浄剤に使用され、本
発明の効果を損なわない範囲のものであれば、どのよう
なものでも良く、特に限定されるものではない。また、
これら任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範
囲で通常量とすることができる。なお、本発明の洗浄剤
は、上記の必須成分、及びそれ以外の任意成分にバラン
ス量の水を加えて常法により調整することができる。
【0029】特に好ましい実施形態として、吐出した液
膜状の組成物はその適用部位を明確にするために、任意
成分として色素を含有させることが好ましい。色素とし
ては、特に制限されないが、例えば塩素系の漂白洗浄剤
とした場合に、次亜塩素酸アルカリ金属塩の強い酸化力
に耐え得るように合成染料を使用することが好ましい。
合成染料としては、特に制限されないが、一般に用いら
れる直接染料、酸性染料、媒染・酸性媒染染料、塩基性
染料、建染染料、硫化染料、アゾイック染料、分散染
料、反応染料等が挙げられる。これらのうち直接染料、
酸性染料、分散染料、反応染料が退色性の点で好まし
い。
【0030】具体的な例としては、Direct Ye
llow 12、Direct Yellow 28、
Direct Yellow 96、Direct O
range 39、Acid Yellow 38、A
cid Yellow 104、Acid yello
w 219、Acid Orange 67、Acid
Orange 87、Acid Green 28、
Reactive Yellow 75等が挙げられ
る。
【0031】色素の含有量は、特に制限されないが、組
成物全量中に、通常0.0005〜0.1質量%、好ま
しくは0.001〜0.05質量%の範囲である。色素
の含有量が0.0005質量%未満になると適用部位の
視認性を明確にする目的が果たされず、0.1質量%を
越えても配合による効果が十分に期待できず、また審美
的に好ましくない。
【0032】本発明の洗浄剤には、通常、香料を配合す
る。香料として使用される香料原料のリストは、様々な
文献、例えば「Perfume and Flavor
Chemicals」,Vol.Iand II,S
teffen Arctander,Allured
Pub.Co.(1994)および「合成香料 化学と
商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)
および「Perfume and Flavor Ma
terials of Natural Origi
n」,Steffen Arctander,Allu
red Pub.Co.(1994)および「香りの百
科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)および
「Perfumery Material Perfo
rmanceV.3.3」,Boelens Arom
a Chemical Information Se
rvice(1996)および「Flower oil
sand Floral Compounds In
Perfumery」,Danute Lajauji
s Anonis,Allured Pub.Co.
(1993)等で見られ、それぞれを引用することによ
り本明細書の開示の一部とされる。以下に香料の代表例
を挙げるが、これらに限定されるものではない。
【0033】<炭化水素系化合物>オシメン、ジヒドロ
ミルセン、ファルネセン、セドレン、α−ピネン、β−
ピネン、リモネン、ジペンテン、カンフェン、フェラン
ドレン、テルピネン、3−カレン、テルピノーレン、ビ
サボレン、β−カリオフィレン、カジネン、バレンセ
ン、ツヨプセン、グアイエン、アロオシメン、ミルセ
ン、ロンギホレン、ベルドラシン(1,3,5−ウンデ
カトリエン)、p−サイメン、4−イソプロピル−1−
メチル−2−プロペニルベンゼン、ジフェニル、ジフェ
ニルメタン、オレンジテルペン、レモンテルペン、ベル
ガモットテルペン、ペパーミントテルペン、スペアミン
トテルペン、ライムテルペン、ベチバーテルペン、ロー
ズワックス、ジャスミンワックス、リモネンダイマー、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デ
カン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカ
ン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オク
タデカン、ノナデカン、イコサン、ヘンイコサン、ドコ
サン、トリコサン、テトラコサン、ペンタコサン、ヘキ
サコサン、ヘプタコサン、オクタコサン、ノナコサン、
トリアコンタン等が挙げられる。
【0034】<アルコール系化合物>3−メチル−1−
ペンタノール、ゲラニオール、セドロール、シトロネロ
ール、ロジノール、ネロール、ジヒドロリナロール、リ
ナロール、テトラヒドロリナロール、ジメチルオクタノ
ール、テトラヒドロムゴール、ムゴール、ミルセノー
ル、ジヒドロミルセノール、オシメノール、テトラヒド
ロミルセノール、ラバンジュロール、イソジヒドロラバ
ンジュロール、ヒドロキシシトロネロール、ノナディル
(6,8−ジメチル−2−ノナノール)、エチルリナロ
ール、イソプレゴール、テルピネオール、ジヒドロテル
ピネオール、テルピネオール−4、ペリラアルコール、
4−ツヤノール、3−ツヤノール、ファルネソール、ネ
ロリドール、α−ビサボロール、β−カリオフィレンア
ルコール、サンタロール、ベチベロール、セドレノー
ル、パチュリアルコール、ジヒドロカルベオール、フィ
トール、イソフィトール、スクラレオール、カルベオー
ル、メントール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノー
ル、3−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタ
ノール、3−オクタノール、2−エチルヘキサノール、
1−ノナノール、2−ノナノール、イソノニルアルコー
ル(3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール)、1
−デカノール、1−ウンデカノール、2−ウンデカノー
ル、1−ドデカノール、プレノール(3−メチル−2−
ブテン−1−オール)、2−メチル−3−ブテン−2−
オール、β−ペンテノール(1−ペンテン−3−オー
ル)、リーフアルコール(cis−3−ヘキセノー
ル)、trans−2−ヘキセノール、trans−3
−ヘキセノール、cis−4−ヘキセノール、2,4−
ヘキサジエン−1−オール、マツタケオール(1−オク
テン−3−オール)、cis−6−ノネノール、キュカ
ンバーアルコール(2,6−ノナジエノール)、アンド
ロール(1−ノネン−3−オール)、ロザルバ(9−デ
セノール)、1−ウンデセノール、ウンデカベルトール
(4−メチル−3−デセン−5−オール)、オシロール
(3,7−ジメチル−7−メトキシ−2−オクタノー
ル)、サンタリノール(2−メチル−4−(2,2,3
−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−
ブテン−1−オール)、p,α−ジメチルベンジルアル
コール、2,2,6−トリメチルシクロヘキシル−3−
ヘキサノール、1,2−ペンタンジオール、ベンジルア
ルコール、アニスアルコール、β−フェニルエチルアル
コール、スチラリルアルコール(1−フェニル−1−ヒ
ドロキシエタン)、ヒドラトロパアルコール、メチルβ
−フェニルエチルアルコール、α−プロピルフェニルエ
チルアルコール、バニリルアルコール、デカヒドロβ−
ナフトール、フルフリルアルコール、3−メチル−1−
フェニル−3−ペンタノール、アミルシンナミックアル
コール、シンナミックアルコール、フェノキサノール
(3−メチル−5−フェニルペンタノール)、1,2−
ペンタンジオール、2−エチルヘキサノール、ジメトー
ル(2,6−ジメチルヘプタノール)、3,6−ジメチ
ル−3−オクタノール、コヒノール(3,4,5,6,
6−ペンタメチル−2−ヘプタノール)、ブラハマノー
ル(メチルトリメチルシクロペンテニルブタノール)、
バクダノール(2−エチル−4−(2,2,3−トリメ
チル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−
1−オール)、サンダロール(3−メチル−5−(2,
2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−イル)−
ペンタン−2−オール)、シクロヘキシルエチルアルコ
ール、アポパチョン(p−イソプロピルシクロヘキサノ
ール)、フロラロール(2,4−ジメチル−3−シクロ
ヘキセン−1−メタノール)、パチョン(p−tert
−ブチルシクロヘキサノール)、ベルドール(o−te
rt−ブチルシクロヘキサノール)、マイヨール(p−
イソプロピルシクロヘキシルメタノール)、シクロメチ
レンシトロネロール、アンブリノール(2,5,5−ト
リメチル−オクタヒドロ−2−ナフトール)、メチルサ
ンデフロール(5’or6’−メチルノルボルン−5’
−エン−2−イル)−2−メチルペント−1−エン−3
−オール)、チンベロール(2,2,6−トリメチルシ
クロヘキシル−3−ヘキサノール)、ポリサントール
(3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−
3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−
オール)、ヒドロキシシトロネロール、ノナディル
(6,8−ジメチル−2−ノナノール)、イソプレゴー
ル、イソシクロゲラニオール、ミルテノール、ノポール
(6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプト−2
−エン−2−エタノール)、ピノカルベオール、α−フ
ェンキルアルコール、ボルネオール、イソボルネオー
ル、パチョミント(2−(3,3−ジメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イリデン)エタノール)、
カメコール(トリメチルノルボルナンメタノール)、ジ
メチルサイクロモル、サンタレックスT(イソカンフィ
ルシクロヘキサノール)、ゲラニルリナロール、クミン
アルコール、2−メトキシフェニルエチルアルコール、
フェノキシエチルアルコール(1−ヒドロキシ−2−フ
ェノキシエタン)、α,α−ジメチルフェニルエチルア
ルコール、イソブチルベンジルカルビノール、p−メチ
ルベンジルカルビノール、ヒドロシンナミックアルコー
ル、センチフォール(1,1−ジメチル−3−フェニル
プロパノール−1)、ミュゲットアルコール(2,2−
ジメチル−3−フェニルプロパノール)、フェニルヘキ
サノール、デカヒドロβ−ナフトール、AR−1(3,
6−ジメチルオクタン−3−オール)、アビトール(ヒ
ドロアビエチルアルコール)、α−プロピルフェニルエ
チルアルコール、p−メチルジメチルベンジルカルビノ
ール、ムゲタノール(1−(4−イソプロピルシクロヘ
キシル)エタノール)、フロロール(2−イソブチル−
4−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロピラン)、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシ
レングリコール等が挙げられる。
【0035】<フェノール系及びフェノールエーテル系
化合物>アニソール、エストラゴール、チャビコール、
アネトール、クレオゾール、カルバクロール、p−クレ
ゾール、p−クレジルメチルエーテル、β−ナフトール
メチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル、β−
ナフトールイソブチルエーテル、ベラトロール(1,2
−ジメトキシベンゼン)、1,3−ジメトキシベンゼ
ン、1,4−ジメトキシベンゼン、カテコール、レゾル
シノール、グアヤコール、バルスパイス(4−メチルグ
アヤコール)、4−エチルグアヤコール、オルシニル3
(3−メトキシ−5−メチルフェノール)、チモール、
メチルチモール、プロペニルグアエトール(trans
−2−エトキシ−5−(1−プロペニル)−フェノー
ル)、o−エチルフェノール、m−エチルフェノール、
p−エチルフェノール、2−tert−ブチルフェノー
ル、シリンゴール(2,6−ジメトキシフェノール)、
ハイドロキノンジメチルエーテル、レゾルシンジメチル
エーテル、オイゲノール、イソオイゲノール、ジヒドロ
オイゲノール、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲ
ノール、エチルイソオイゲノール、ベンジルオイゲノー
ル、ベンジルイソオイゲノール、ジオスフェノール、ヒ
ノキチオール、バニトロープ(1−エトキシ−2−ヒド
ロキシ−4−プロペニルベンゼン)、ショーガオール、
ジンゲロール、アセチルオイゲノール、アセチルイソオ
イゲノールサフロール、イソサフロール、ジフェニルオ
キサイド、ベチバーエーテル(tert−ブチルハイド
ロキノンジメチルエーテル)等が挙げられる。
【0036】<アルデヒド系化合物>シトロネラール、
シトラール、3,7−ジメチル−1−オクタナール、ヒ
ドロキシシトロネラール、メトキシシトロネラール、ペ
リラアルデヒド、ミルテナール、カリオフィレンアルデ
ヒド、n−ヘキサナール、2−メチルブタナール、イソ
バレルアルデヒド、n−バレルアルデヒド、アセトアル
デヒド、n−ヘプタナール、n−オクタナール、n−ノ
ナナール、2−メチルオクタナール、3,5,5−トリ
メチルヘキサナール、1−デカナール、ウンデカナー
ル、ドデカナール、2−メチルデカナール、2−メチル
ウンデカナール、トリデカナール、テトラデカナール、
2−ペンテナール、cis−3−ヘキセナール、tra
ns−2−ヘキセナール、trans−2−ヘプテナー
ル、4−ヘプテナール、trans−2−オクテナー
ル、trans−2−ノネナール、cis−6−ノネナ
ール、メロナール(2,6−ジメチル−5−ヘプテナー
ル)、trans−4−デセナール、cis−4−デセ
ナール、trans−2−デセナール、グリナール
(2,5,6−トリメチル−4−ヘプテナール)、10
−ウンデセナール、trans−2−ウンデセナール、
trans−2−ドデセナール、マンダリンアルデヒド
(3−ドデセナール)、trans−2−トリデセナー
ル、アドキサール(2,6,10−トリメチル−9−ウ
ンデセン−1−アール)、2,4−ヘキサジエナール、
2,4−ヘプタジエナール、2,4−オクタジエナー
ル、2,4−ノナジエナール、2,6−ノナジエナー
ル、2,4−デカジエナール、2,4−ウンデカジエナ
ール、2,4−ドデカジエナール、ゲラルデヒド(5,
9−ジメチル−4,8−デカジエナール)、トリメナー
ル(3,7,9−トリメチル−2,6−デカジエン−1
−アール)、オンシダール(2,6,10−トリメチル
−5,9−ウンデカジエナール)、ベルガマール(α−
メチレンシトロネラール)、カンフォレンアルデヒド、
シクロシトラール、イソシクロシトラール、サフラナー
ル(2,6,6−トリメチル−1,3−シクロヘキサジ
エン−1−カルボキシアルデヒド)、ミュゲアルデヒド
(6,10−ジメチル−3−オキサ−9−ウンデセナー
ル)、ゲラニルオキシアセトアルデヒド、トリプラール
(ジメチルテトラヒドロベンズアルデヒド)、クリサン
タール(3−プロピルビシクロ[2,2,1]−5−ヘ
プテン−2−カルボキシアルデヒド)、センテナール
(メトキシジシクロペンタジエンカルボキシアルデヒ
ド)、デュピカール(4−トリシクロデシリデンブタナ
ール)、4−(4−メチル−3−シクロヘキセニリデン
−1)ペンタナール、マイラックアルデヒド(4(3)
−(4−メチル−3−ペンテン−1−イル)−3−シク
ロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド)、セトナール
(トリメチルシクロヘキセンメチルブタナール)、イノ
ナール(2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−
1(2)−シクロヘキセニル)−ブテナール)、テレス
トラール(4−シクロオクテン−1−カルボキシアルデ
ヒド)、ベンズアルデヒド、p−トリルアルデヒド、フ
ェニルアセトアルデヒド、トリフェルナール(3−フェ
ニルブタナール)、クミンアルデヒド、p−メチルフェ
ニルアセトアルデヒド、p−イソプロピルフェニルアセ
トアルデヒド、ヒドラトロパアルデヒド、p−メチルヒ
ドラトロパアルデヒド、p−イソプロピルヒドラトロパ
アルデヒド、フェニルプロピオンアルデヒド、β−メチ
ルヒドロシンナミックアルデヒド、ジャスモランジ(2
−メチル−3−(4−メチルフェニル)−プロパナー
ル)、ブルジェオナール(p−tert−ブチルヒドロ
シンナミックアルデヒド)、シクラメンアルデヒド(2
−メチル−3−(p−イソプロピルフェニル)−プロピ
オンアルデヒド)、フロラロゾン(p−エチル−α,α
−ジメチルヒドロシンナミックアルデヒド)、スザラー
ル(p−イソブチル−α−メチルヒドロシンナミックア
ルデヒド)、シンナミックアルデヒド、サリチルアルデ
ヒド、アニスアルデヒド、o−メトキシベンズアルデヒ
ド、o−メトキシシンナミックアルデヒド、カントキサ
ール(2−メチル−3−(p−メトキシフェニル)−プ
ロパナール)、バニリン、エチルバニリン、メチルバニ
リン(3,4−ジメトキシベンズアルデヒド)、ヘリオ
トロピン、ヘリオナール(α−メチル−3,4−メチレ
ンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド)、フェノキ
シアセトアルデヒド、p−メチルフェノキシアセトアル
デヒド、フルフラール、5−メチルフルフラール、5−
ヒドロキシメチル−2−フルフラール、フリルアクロレ
イン、リラール(4(3)−(4−ヒドロキシ−4−メ
チルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシ
アルデヒド)、ベルンアルデヒド(1−メチル−4−
(4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセンカルボキ
シアルデヒド)、ホモマイラックアルデヒド(1−メチ
ル−4(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シクロヘ
キセンカルボキシアルデヒド)、ジュニパール(4
(5)−ホルミル−7,7,9−トリメチルビシクロ
[4.3.0]−ノネン)、ヴェルトラール(オクタヒ
ドロ−4,7−メタノインデンカルボキシアルデヒ
ド)、リリアール(p−tert−ブチル−α−メチル
ヒドロシンナミックアルデヒド)、メフラナール(3−
メチル−5−フェニルバレラルデヒド)、エグランター
ル(4−メチル−2−フェニル−2−ペンテナール)、
コカール(5−メチル−2−フェニル−2−ヘキセナー
ル)、α−メチルシンナミックアルデヒド、α−ブチル
シンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアル
デヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、ホルミ
ルエチルテトラメチルテトラリン(6−エチル−7−フ
ォルミル−1,1,4,4−テトラメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン)等が挙げられる。
【0037】<アセタール系及びケタール系化合物>マ
グノラン(2,4−ジメチル−4,4a,5,9b−テ
トラヒドロインデノ[1.2d]−1,3−ジオキサ
ン)、アントキサン(4−イソプロピル−5,5−ジメ
チル−1,3−ジオキサン)、インドフロール(ジヒド
ロインデニル−2,4−ジオキサン)、ボアサンブレン
フォルテ(ホルムアルデヒドシクロドデシルエチルアセ
タール)、アセトアルデヒドジエチルアセタール、リー
フアセタール(アセトアルデヒドエチルヘキセニルアセ
タール)、アセトアルデヒドエチルヘキシルアセター
ル、シトロネリルメチルアセタール、エリンタール(ア
セトアルデヒドエチルリナリルアセタール)、ボナロッ
クス(2,4−ジオキサン−3−メチル−7,10−メ
タノスピロ[5.5]ウンデカン)、エフェタール(ア
セトアルデヒドエチルフェニルアセタール)、アセトア
ルデヒドエチルイソオイゲニルアセタール、アセタール
R(アセトアルデヒドフェニルエチルn−プロピルアセ
タール)、フロロパール(アセトアルデヒド2−フェニ
ル−2,4−ペンタンジオールアセタール)、スピロフ
ロール(3−エチル−2,4−ジオキサスピロ[5.
5]ウンデセン−8−エン)、エチルジメチルジオキサ
スピロウンデセン、ヘルボキサン(2−ブチル−4,
4,6−トリメチル−1,3−ジオキサン)、カラナー
ル(2−(2,4−ジメチルシクロヘキ−3−セン−1
−イル)−5−メチル−5(1−メチルプロピル)1,
3−ジオキサン)、ヘキサナールジメチルアセタール、
ヘキサナールジエチルアセタール、ヘキサナールプロピ
レングリコールアセタール、カロティン(4,7−ジヒ
ドロ−2−(3−ペンタニル)−1,3−ジオキセピ
ン)、2−ヘキセナールジエチルアセタール、cis−
3−ヘキセナールジエチルアセタール、ヘプタナールジ
メチルアセタール、ヘプタナールジエチルアセタール、
ヘプタナールエチレングリコールアセタール、2−ヘキ
シル−5−メチル−1,3−ジオキソラン、5−メチル
−5−プロピル−2−(1−メチルブチル)−1,3−
ジオキサン、オクタナールジメチルアセタール、オクタ
ナールジエチルアセタール、ノナナールジメチルアセタ
ール、ノナナールジエチルアセタール、デカナールジメ
チルアセタール、デカナールジエチルアセタール、2−
メチルウンデカナールジメチルアセタール、ドデカナー
ルジメチルアセタール、シトラールジメチルアセター
ル、シトラールジエチルアセタール、シトラールプロピ
レングリコールアセタール、シトロネラールシクロモノ
グリコールアセタール、ヒドロキシシトロネラールジメ
チルアセタール、ヒドロキシシトロネラールジエチルア
セタール、cis−3−ヘキセナールジエチルアセター
ル、ベンズアルデヒドジメチルアセタール、ベンズアル
デヒドジエチルアセタール、ベンズアルデヒドプロピレ
ングリコールアセタール、ベンズアルデヒドグリセリン
アセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタ
ール、フェニルアセトアルデヒドエチレングリコールア
セタール、フェニルアセトアルデヒドジイソブチルアセ
タール、フェニルアセトアルデヒドプロピレングリコー
ルアセタール、フェニルアセトアルデヒド2,3−ブチ
レングリコールアセタール、フェニルアセトアルデヒド
グリセリルアセタール、レセダボディ(フェニルアセト
アルデヒド−2,4−ジヒドロキシ−2−メチルペンタ
ンアセタール)、3−フェニルプロピオンアルデヒドジ
メチルアセタール、ヒドラトロパアルデヒドジメチルア
セタール、ヒドラトロパアルデヒドエチレングリコール
アセタール、オスミナールDMA(アミルシンナミック
アルデヒドジメチルアセタール)、オスミナールDEA
(アミルシンナミックアルデヒドジエチルアセター
ル)、ヘリオトロピンジメチルアセタール、ヘリオトロ
ピンジエチルアセタール、バニリンプロピレングリコー
ルアセタール、ベルドキサン(2,2,5,5−テトラ
メチル−4−イソプロピル−1,3−ジオキサン)、ア
ンバーセージ(4,7−ジヒドロ−2−イソペンチル−
2−メチル−1,3−ジオキセピン)、アセトケタール
(2,5,5−トリメチル−2−フェニル−1,3−ジ
オキサン)、ジャスモナン(2−ブチル−4−ジオキサ
スピロ[4.4]ノナノン)、フレイストン(エチル−
2,4−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−アセテ
ート)、フルクトン(エチル−2−メチル−1,3−ジ
オキソラン−2−アセテート)等が挙げられる。
【0038】<ケトン系化合物>アセチルカリオフィレ
ン、カルボン、プレゴン、ピペリテノン、ピペリトン、
メントン、ショウ脳、オキソセドラン、イソロンギフォ
ラノン、ヌートカトン、2−ヘプタノン、2−ペンタノ
ン、3−ヘキサノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノ
ン、2−オクタノン、3−オクタノン、2−ノナノン、
3−ノナノン、2−ウンデカノン、2−トリデカノン、
メチルイソプロピルケトン、エチルイソアミルケトン、
メシチルオキサイド、ブチリデンアセトン、メチルヘプ
タジエノン、メチルヘプテノン、ジメチルオクテノン、
コアボン(4−メチレン−3,5,6,6−テトラメチ
ル−2−ヘプタノン)、ゲラニルアセトン、ファルネシ
ルアセトン、アセトイン、ブチロイン(5−ヒドロキシ
−4−オクタノン)、メチルラベンダーケトン(3−ヒ
ドロキシメチル−2−ノナン)、ジアセチル、2,3−
ペンタジオン、2,3−ヘキサジオン、3,4−ヘキサ
ジオン、2、3−ヘプタジオン、アセチルイソバレリ
ル、アミルシクロペンタノン、アミルシクロペンテノ
ン、2−シクロペンチルシクロペンタノン、ヘキシルシ
クロペンタノン、フルウラモン(2−n−ヘプチルシク
ロペンタノン)、cis−ジャスモン、ジヒドロジャス
モン、イソジャスモン、トリメチルペンチルシクロペン
タノン、セダモン(2−ブチリデン−3,5,5(3,
3,5)−トリメチルシタロペンタノン)、サンデック
ス(3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−
シクロペンテニル)−3−ペンテン−2−オン)、シク
ロテン、コロノール(3,5−ジメチル−1,2−シク
ロペンタジオン)、メチルコリロン(3,4−ジメチル
1,2−シクロペンタジオン)、ベルドン(2−ter
t−ブチルシクロヘキサノン)、p−tert−ブチル
シクロヘキサノン、ヘルバック(3,3−ジメチルシク
ロヘキシルメチルケトン)、フレスコメンテ(2−se
c−ブチルシクロヘキサノン)、アルテモン(1−アセ
チル−3,3−ジメチル−1−シクロヘキセン)、セル
リーケトン(3−メチル−5−プロピル−2−シクロヘ
キセノン)、クリプトン(4−イソプロピル−2−シク
ロヘキサノン)、オリボン(p−tert−ペンチルシ
クロヘキサノン)、メチルシクロシトロン(2,3,5
−トリメチル−4−シクロヘキセニル−1−メチルケト
ン)、ネロン(1−(p−メンテン−6−イル)−1−
プロパン)、ベチバール(4−シクロヘキシル−4−メ
チル−2−ペンタノン)、ハバノール(2−(1−シク
ロヘキセン−1−イル)−シクロヘキサノン)、マルト
ール、エチルマルトール、オキサイドケトン(cis−
2−アセトニル−4−メチル−テトラヒドロピラン)、
エモキシフロン(5−エチル−3−ヒドロキシ−4−メ
チル−2[5H]−フラノン)、ホモフロール(2−エ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチル−3[2H]−フラ
ノン and 5−エチル−4−ヒドロキシ−2−メチ
ル−3[2H]−フラノン)、ソトロン(3−ヒドロキ
シ−4,5−ジメチル−2[5H]−フラノン)、フラ
ネオール(2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−3[2
H]−フラノン)、アセチルジメチルフラン、フルフラ
ールアセトン、2−アセチル−5−メチルフラン、2−
アセチルフラン、メチルテトラヒドロフラノン、ジベン
ジルケトン、ベンゾフェノン、メチルナフチルケトン、
4−ダマスコール(5−フェニル−5−メチル−3−ヘ
キサノン)、ベチコン(4−メチル−4−フェニル−2
−ペンタノン)、α−メチルアニサルアセトン、ヘリオ
トロピルアセトン、アニシリデンアセトン、アニシルア
セトン、p−メトキシフェニルアセトン、ラズベリーケ
トン(4−(p−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノ
ン)、ラバンドゾン(3−メチル−4−フェニル−3−
ブテン−2−オン)、ベンジリデンアセトン、p−メト
キシアセトフェノン、p−メチルアセトフェノン、プロ
ピオフェノン、アセトフェノン、ダマセノン、ダマスコ
ン、イソダマスコン、α−ダイナスコン(1−(5,5
−ジメチルシクロヘキセン−1−イル)−4−ペンテン
−1−オン)、イリトン(4−(2,4,6−トリメチ
ル−3−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2
−オン and 4−3,5,6−トリメチル−3−シ
クロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン)、
ヨノン、プソイドヨノン、メチルヨノン、メチルイリト
ン(3−メチル−4−(2,4,6−トリメチル−3−
シクロヘキセニル)−3−ブテン−2−オン)、シクロ
ウッド(2,4−ジ−tert−ブチルシクロヘキサノ
ン)、イロン、アリルヨノン、2,6,6−トリメチル
−2−シクロヘキセン−1,4−ジオン、カメクDH
(2−アセチル−3,3−ジメチルノルボルナン)、フ
ロレックス(6−エチリデンオクタヒドロ−5,8−メ
タノ−2H−1−ベンゾピラン−2−オン)、プリカト
ン(4−メチルトリシクロ[6.2.1.02,7]ウ
ンデカン−5−オン)、オキソセドラン、ベルトフィッ
クス(9−アセチル−2,6,6,8−テトラメチルト
リシクロ[5.3.11,7.01,5]−8−ウンデ
セン)、ベルベノン(4,6,6−トリメチル−(1
R)−ビシクロヘプト−3−エン−2−オン)、フェン
コン、カロン(7−メチル−3,5−ジヒドロ−2H−
ベンゾジオキセピン−3−オン)、トリモフィックスO
(2,6,10−トリメチル−1−アセチル−2,5,
9−シクロドデカトリエン)、ビタライド(アセチルジ
メチルテトラヒドロベンツインダン)、エピトン(7
(8)−アセチル−5−イソプロピル−2−メチルビシ
クロ[2.2.2]オクト−2−エン)、アトリノン
(4(5)−アセチル−7,7,9(7,7,9)−ト
リメチルビシクロ[4.3.0]−1−ノネン)、カシ
ュメラン(6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペ
ンタメチル−4(5H)−インダノン)、ムスコン(3
−メチルシクロペンタデカノン−1)、シベトン(シク
ロヘプタデカ−9−エン−1−オン)、エキザルトン
(シクロペンタデカノン)、ムスクTM−II(シクロ
ヘキサデセノン)、ファントリド(5−アセチル−1,
1,2,3,3,6−ヘキサメチルインダン)、セレス
トリド(4−アセチル−6−tert−ブチル−1,1
−ジメチルインダン)、トラセオライド(5−アセチル
−3−イソプロピル−1,1,2,6−テトラメチルイ
ンダン)、トナリド(6−アセチル−1,1,2,4,
4,7−ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン)、ビタ
ライド(アセチルジメチルテトラヒドロベンズインダ
ン)、イソ・イー・スーパー(7−アセチル−1,2,
3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,
7−テトラメチルナフタレン)、ジヒドロカルボン、ジ
オスフェノール、ジンゲロン等が挙げられる。
【0039】<エーテル系化合物>メチルヘキシルエー
テル、デシルメチルエーテル、デシルビニルエーテル、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、シトロネリルエチルエ
ーテル、ゲラニルエチルエーテル、α−テルピニルメチ
ルエーテル、ハーバベルト(3,3,5−トリメチルシ
クロヘキシルエチルエーテル)、イソボルニルメチルエ
ーテル、トリシクロデセニルメチルエーテル、イソプロ
キセン(2−エチリデン−6−イソプロポキシビシクロ
[2.2.1]ヘプタン)、ジュニパローム(メトキシ
ジメチルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ
ン)、シクロドデシルメチルエーテル、マドロックス
(1−メチルシクロドデシルメチルエーテル)、フィゼ
オール(2−エトキシ−2,6,6−トリメチル−9−
メチレンビシクロ[3.3.1]−ノナン)、セドラン
バー(セドロールメチルエーテル)、メチルベンジルエ
ーテル、メチルフェニルエチルエーテル、エチル2−メ
トキシベンジルエーテル、アリルフェニルエチルエーテ
ル、イソアミルベンジルエーテル、アンサー(イソアミ
ルフェニルエチルエーテル)、ジャセン(2−メチル−
2−ブテニルフェニルエチルエーテル)、ジベンジルエ
ーテル、シクロヘキシルフェニルエーテル、ミロオキサ
イド(オシメンエポキシド)、リモネンオキサイド(p
−メンタ−8−エン−1,2−エポキシド)、ルボフィ
クス(スピロ[1,4−メタノナフタレン−2(1
H),2’−オキシラン],−3,4,4a,5,8,
8a−ヘキサヒドロ−3’,7−ジメチル and ス
ピロ[1,4−メタノナフタレン−2(1H),2’−
オキシラン],−3,4,4a,5,8,8a−ヘキサ
ヒドロ−3’,6−ジメチル)、トリメチルシクロドデ
カトリエンエポキシド、カリオフィレンオキサイド、セ
ドレンエポキシド、イソロンギフォレンエポキシド、リ
ナロールオキサイド、シトロオキサイド(2,2−ジメ
チル−5(1−メチル−1−プロペニル)−テトラヒド
ロフラン)、ヘルボオキサイド(5−イソプロペニル−
2−メチル−2−ビニルテトラヒドロフラン)、ローズ
フラン(3−メチル−2−(3−メチル−2−ブテニ
ル)−フラン)、ヘプタベルト(2−ヘプチルテトラヒ
ドロフラン)、メントフラン、テアスピラン、オキシベ
ット(2−オキサスピロ[4,7]ドデカン)、ムスコ
ゲン(3−オキサビシクロ[10.3.0]−6−ペン
タデセン)、シクランバー(13−オキサビシクロ[1
0.3.0]ペンタデカン)、アンブロキサン(デカヒ
ドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト[2.
1−b]フラン)、グリサルバ(3a−エチルドデカヒ
ドロ−6,6,9a−トリメチルナフト[2.1−b]
フラン)、1,8−シネオール、1,4−シネオール、
ガラクソリド(1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ
−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ
−γ−2−ベンゾピラン)、ローズオキサイド、ネロー
ルオキサイド、リメトール(2,2,6−トリメチル−
6−ビニルテトラヒドロピラン)、ジラン(2−ブチル
−4,6−ジメチルジヒドロピラン)、ドレモックス
(テトラヒドロ−4−メチル−2−フェニル−2H−ピ
ラン)、ルボフロア(9−エチリデン−3−オキサトリ
シクロ[6.2.1.02,7]ウンデカン)、ヘキサ
ヒドロインデノピラン等が挙げられる。
【0040】<酸系化合物>ゲラン酸、酢酸、プロピオ
ン酸、ピルビン酸、酪酸、イソ酪酸、2−メチル酪酸、
2−エチル酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、2−メチル吉草
酸、3−メチル吉草酸、ヘキサン酸、イソヘキサン酸、
2−ヘキサン酸、4−ペンテン酸、2−メチル−2−ペ
ンテン酸、ヘプタン酸、2−メチルヘプタン酸、オクタ
ン酸、ノナン酸、デカン酸、2−デセン酸、ウンデシレ
ン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、アントラニル酸、オレイン酸、レブリン酸、
乳酸、安息香酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、3−フェニ
ルプロピオン酸、バニリン酸、バリン、アビエチン酸、
ソルビン酸等が挙げられる。
【0041】<ラクトン系化合物>ペンタリド(シクロ
ペンタデカノリド)、ハバノリド(オキサシクロヘキサ
デセン−2−オン)、アンブレットリド、シクロヘキサ
デカノリド、10−オキサヘキサデカノリド、11−オ
キサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリ
ド、エチレンドデカンジオエート、γ−ブチロラクト
ン、γ−バレロラクトン、アンゲリカラクトン、γ−ヘ
キサラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−オクタラクト
ン、γ−ノナラクトン、ウイスキーラクトン(3−メチ
ル−4−オクタノリド)、γ−デカラクトン、γ−ウン
デカラクトン、γ−ドデカラクトン、γ−ジャスモラク
トン、ジャスミンラクトン、シスジャスモンラクトン、
ラクトジャスモン(4−メチル−4−デカノリド)、ジ
ャスモラクトン(テトラヒドロ−6−(3−ペンテニ
ル)−2H−ピラン−2−オン)、メンタラクトン
(3,6−ジメチル−5,6,7,7a−テトラヒドロ
−2(4H)−ベンゾフラノン)、n−ブチルフタリ
ド、プロピリデンフタリド、ブチリデンフタリド、δ−
ヘキサラクトン、δ−オクタラクトン、トリバロン
(4,6,6(4,4,6)−トリメチルテトラヒドロ
ピラン−2−オン)、δ−ノナラクトン、δ−デカラク
トン、δ−2−デセノラクトン、δ−ウンデカラクト
ン、δ−ドデカラクトン、δ−トリデカラクトン、δ−
テトラデカラクトン、ラクトスカトン(デカヒドロ−
4,α−ヒドロキシ−2,8,8−トリメチルナフタリ
ン−2−カルボキシアシッド−δ−ラクトン)、クマリ
ン、ジヒドロクマリン、シクロヘキシルラクトン、6−
メチルクマリン、ε−デカラクトン、ε−ドデカラクト
ン等が挙げられる。
【0042】<エステル系化合物>ギ酸エチル、ギ酸プ
ロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、ギ酸イソアミル、ギ
酸ヘキシル、ギ酸cis−3−ヘキセニル、ギ酸オクチ
ル、ギ酸リナリル、ギ酸シトロネリル、ギ酸ゲラニル、
ギ酸ネリル、ギ酸ロジニル、ギ酸テルピニル、ギ酸セド
リル、ギ酸カリオフェイレン、アフェルマート(α,
3,3−トリメチルシクロヘキサンメチルフォーメー
ト)、ギ酸オキシオクタリン、ギ酸ベンジル、ギ酸シン
ナミル、ギ酸フェニルエチル、ギ酸アニシル、ギ酸オイ
ゲニル、ギ酸デカヒドロ−β−ナフチル、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブ
チル、酢酸イソブチル、酢酸2−メチルブチル、酢酸イ
ソアミル、酢酸アミル、酢酸プレニル、酢酸ヘキシル、
酢酸cis−3−ヘキセニル、酢酸trans−2−ヘ
キセニル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸ヘプチル、酢
酸オクチル、酢酸3−オクチル、酢酸オクテニル、酢酸
ノニル、酢酸デシル、酢酸トリメチルヘキシル、酢酸デ
セニル、酢酸ノナンジオール、酢酸ドデシル、酢酸ジメ
チルウンデカジエニル、ジアセチル、ジアセチン、トリ
アセチン、エチレングリコールジアセテート、エチレン
グリコールモノブチルエーテルアセテート、アリルアミ
ルグリコレート、酢酸オシメニル、酢酸ミルセニル、酢
酸ジヒドロミルセニル、酢酸ジメチルオクタニル、酢酸
リナリル、酢酸シトロネリル、酢酸ロジニル、酢酸ゲラ
ニル、酢酸ネリル、酢酸テトラヒドロムゴール,酢酸エ
チルリナリル、酢酸ラバンジュリル、酢酸イソヒドロラ
バンジュリル、酢酸ネロリドール、酢酸カルビル、酢酸
ジヒドロカルビル、酢酸ジヒドロクミニル、酢酸テルピ
ニル、酢酸イソプレゴール、酢酸メンチル、酢酸シトリ
ル、酢酸ミルテニル、酢酸ノピル、酢酸フェンキル、酢
酸ボルニル、酢酸イソボルニル、酢酸セドリル、カリオ
フィレンアセテート、酢酸サンタリル、酢酸ベチベリ
ル、酢酸グアヤック、シクロペンチリデン酢酸メチル、
酢酸シクロヘキシル、酢酸p−イソプロピルシクロヘキ
サニル、酢酸tert−アミルシクロヘキシル、酢酸ジ
ヒドロテルピニル、酢酸シクロヘキシルエチル、フロラ
レート(酢酸2,4−ジメチル−3−シクロヘキセニル
メチル)、ロザムスク(酢酸α,3,3−トリメチルシ
クロヘキサンメチル)、ベルテネックス(酢酸p−te
rt−ブチルシクロヘキシル)、ベルドックス(酢酸o
−tert−ブチルシクロヘキシル)、酢酸1−エチニ
ルシクロヘキシル、ジヒドロアンブレート(1−アセト
キシ−2−sec−ブチル−1−ビニルシクロヘキサ
ン)、酢酸ミラルディル(4(3)−(4−メチル−3
−ペンテニル)−3−シクロヘキセニルメチルアセテー
ト)、酢酸トリシクロデセニル、酢酸トリシクロデシ
ル、酢酸ベンジル、酢酸p−クレジル、酢酸フェニルエ
チル、酢酸スチラリル、酢酸p−メチルベンジル、酢酸
アニシル、酢酸ピペロニル、アセチルバニリン、ローズ
フェノン、酢酸ヒドラトロピル、酢酸2,4−ジメチル
ベンジル、酢酸シンナミル、酢酸フェニルプロピル、酢
酸クミニル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、フェニ
ルグリコールジアセテート、酢酸ジメチルフェニルエチ
ルカルビニル、酢酸フェニルエチルメチルエチルカルビ
ニル、ベチコールアセテート(4−メチル−4−フェニ
ル−2−ペンチルアセテート)、酢酸α−アミルシンナ
ミミル、ジャスマロール(trans−デカヒドロ−β
−ナフチルアセテート)、酢酸フルフリル、酢酸テトラ
ヒドロフルフリル、ジャスマール(酢酸3−ペンチルテ
トラヒドロピラニル)、ジャスメリア(酢酸5−メチル
−3−ブチルテトラヒドロピラニル)、アセト酢酸エチ
ル、ジェッサーテ(2−ヘキシルアセト酢酸エチル)、
ベンジルアセト酢酸エチル、シクロヘキシル酢酸アリ
ル、シクロヘキセニル酢酸イソプロピル、プロピオン酸
エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸アリル、
プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イソブチル、プロピ
オン酸イソアミル、プロピオン酸ヘキシル、プロピオン
酸cis−3−ヘキセニル、プロピオン酸trans−
2−ヘキセニル、プロピオン酸デセニル、プロピオン酸
リナリル、プロピオン酸シトロネリル、プロピオン酸ロ
ジニル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸ネリル、
プロピオン酸カルビル、プロピオン酸テルピニル、プロ
ピオン酸メンチル、プロピオン酸ボルニル、プロピオン
酸イソボルニル、プロピオン酸トリシクロデセニル、プ
ロピオン酸ベンジル、プロピオン酸スチラリル、プロピ
オン酸アニシル、プロピオン酸フェニルエチル、プロピ
オン酸シンナミル、プロピオン酸フェニルプロピル、プ
ロピオン酸ジメチルベンジルカルビニル、プロピオン酸
フェノキシエチル、プロピオン酸プロピレングリコール
ジプロピオネート、ラブダナックス(3−ヒドロキシ−
3フェニルプロピオン酸エチル)、フランプロピオン酸
イソブチル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、
酪酸イソプロピル、酪酸アリル、酪酸ブチル、酪酸イソ
ブチル、酪酸アミル、酪酸イソアミル、酪酸ヘキシル、
酪酸ヘプチル、酪酸cis−3−ヘキセニル、酪酸tr
ans−2−ヘキセニル、酪酸オクチル、プロピレング
リコールジブチレート、酪酸リナリル、酪酸シトロネリ
ル、酪酸ロジニル、酪酸ゲラニル、酪酸ネリル、酪酸テ
ルピニル、酪酸シクロヘキシル、酪酸ベンジル、酪酸シ
ンナミル、酪酸フェニルエチル、酪酸ジメチルベンジル
カルビニル、酪酸テトラヒドロフルフリル、酪酸サンタ
リル、イソ酪酸メチル、イソ酪酸エチル、イソ酪酸プロ
ピル、イソ酪酸イソプロピル、イソ酪酸ブチル、イソ酪
酸イソブチル、イソ酪酸イソアミル、イソ酪酸ヘキシ
ル、イソ酪酸cis−3−ヘキセニル、イソ酪酸2,4
−ヘキサジエニル、イソペンチレート(イソ酪酸1,3
−ジメチル−3−ブテニル)、イソ酪酸オクチル、イソ
酪酸リナリル、イソ酪酸シトロネリル、イソ酪酸ロジニ
ル、イソ酪酸ゲラニル、イソ酪酸ネリル、イソ酪酸テル
ピニル、イソ酪酸トリシクロデセニル、イソ酪酸ベンジ
ル、イソ酪酸p−クレジル、イソ酪酸シンナミル、イソ
酪酸フェニルエチル、イソ酪酸フェニルプロピル、イソ
酪酸スチラリル、イソ酪酸ジメチルカルビニル、イソ酪
酸ジメチルフェニルエチルカルビニル、フロラノール
(イソ酪酸フェノキシエチル)、イソ酪酸デカヒドロ−
β−ナフチル、2−メチル酪酸メチル、2−メチル酪酸
エチル、2−メチル酪酸−2メチルブチル、シドラン
(2−メチル酪酸ヘキシル)、2−メチル酪酸cis−
3−ヘキセニル、2−メチル酪酸ベンジル、2−メチル
酪酸フェニルエチル、2−エチル酪酸アリル、3−ヒド
ロキシ酪酸エチル、吉草酸メチル、吉草酸エチル、吉草
酸ブチル、吉草酸イソブチル、吉草酸アミル、吉草酸c
is−3−ヘキセニル、吉草酸ベンジル、吉草酸フェニ
ルエチル、吉草酸フルフリル、イソ吉草酸メチル、イソ
吉草酸エチル、イソ吉草酸プロピル、イソ吉草酸イソプ
ロピル、イソ吉草酸アリル、イソ吉草酸ブチル、イソ吉
草酸イソブチル、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸ア
ミル、イソ吉草酸2−メチルブチル、イソ吉草酸cis
−3−ヘキセニル、イソ吉草酸ヘキシル、イソ吉草酸オ
クチル、イソ吉草酸リナリル、イソ吉草酸シトロネリ
ル、イソ吉草酸ゲラニル、イソ吉草酸メンチル、イソ吉
草酸テルピニル、イソ吉草酸シクロヘキシル、イソ吉草
酸ベンジル、イソ吉草酸フェニルエチル、イソ吉草酸フ
ェニルプロピル、イソ吉草酸シンナミル、マンザネート
(2−メチル吉草酸エチル)、フェニルサリシレート、
ペラナト(2−メチル吉草酸2−メチルペンチルエステ
ル)、ヘキサン酸メチル、ヘキサン酸エチル、ヘキサン
酸プロピル、ヘキサン酸イソプロピル、ヘキサン酸アリ
ル、ヘキサン酸ブチル、ヘキサン酸イソブチル、ヘキサ
ン酸アミル、ヘキサン酸イソアミル、ヘキサン酸ヘキシ
ル、ヘキサン酸cis−3−ヘキセニル、ヘキサン酸t
rans−2−ヘキセニル、ヘキサン酸ヘプチル、ヘキ
サン酸リナリル、ヘキサン酸シトロネリル、ヘキサン酸
ゲラニル、ヘキサン酸シトロネリル、ヘキサン酸ベンジ
ル、イソヘキサン酸メチル、2−ヘキセン酸メチル、t
rans−2−ヘキセン酸エチル、3−ヘキセン酸メチ
ル、3−ヘキセン酸エチル、3−ヒドロキシヘキサン酸
メチル、3−ヒドロキシヘキサン酸エチル、2−エチル
ヘキサン酸エチル、メルサット(3,5,5−トリメチ
ルヘキサン酸エチル)、ベリフロ(エチル6−アセトキ
シヘキサノエート)、ヘプタン酸メチル、ヘプタン酸エ
チル、ヘプタン酸プロピル、ヘプタン酸アリル、ヘプタ
ン酸オクチル、オクタン酸メチル、オクタン酸エチル、
オクタン酸アミル、オクタン酸ブチル、オクタン酸プロ
ピル、オクタン酸アリル、オクタン酸イソアミル、オク
タン酸ヘキシル、オクタン酸ヘプチル、オクタン酸オク
チル、オクタン酸リナリル、オクタン酸ベンジル、オク
タン酸フェニルエチル、オクタン酸p−クレジル、2−
オクテン酸エチル、ノナン酸メチル、ノナン酸エチル、
ノナン酸フェニルエチル、ブーバルテート(2−ノネン
酸メチル)、3−ノネン酸メチル、デカン酸メチル、デ
カン酸エチル、デカン酸イソプロピル、デカン酸ブチ
ル、デカン酸イソアミル、2−デセン酸エチル、2,4
−デカジエン酸エチル、2,4−デカジエン酸プロピ
ル、ウンデシレン酸メチル、ウンデシレン酸ブチル、ウ
ンデシレン酸イソアミル、ドデカン酸メチル、ドデカン
酸エチル、ドデカン酸ブチル、ドデカン酸イソアミル、
ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン
酸イソプロピル、パルミチン酸エチル、ステアリン酸エ
チル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸メチル、オレイ
ン酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香
酸プロピル、安息香酸イソプロピル、安息香酸アリル、
安息香酸イソブチル、安息香酸イソアミル、安息香酸プ
レニル、安息香酸ヘキシル、安息香酸cis−3−ヘキ
セニル、安息香酸リナリル、安息香酸ゲラニル、安息香
酸ベンジル、安息香酸フェニルエチル、安息香酸シンナ
ミル、アニス酸メチル、アニス酸エチル、o−メトキシ
安息香酸メチル、o−メトキシ安息香酸エチル、チグリ
ン酸エチル、チグリン酸ヘキシル、チグリン酸cis−
3−ヘキセニル、チグリン酸シトロネリル、チグリン酸
ゲラニル、チグリン酸ベンジル、チグリン酸フェニルエ
チル、チグリン酸シンナミル、アンゲリカ酸メチル、ア
ンゲリカ酸ブチル、アンゲリカ酸イソブチル、アンゲリ
カ酸イソアミル、アンゲリカ酸プレニル、アンゲリカ酸
cis−3−ヘキセニル、アンゲリカ酸3−メチルペン
チル、アンゲリカ酸フェニルエチル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸フェニルエチル、クロトン酸エチル、
クロトン酸イソブチル、クロトン酸シクロヘキシル、フ
ルチナト(4−メチル−ペンタン−2−オール−クロト
ネート)、ピロプルナト(2−シクロペンチル−シクロ
ペンチルクロトネート)、ダチラト(1−シクロヘキシ
ルエチルクロトネート)、レブリン酸エチル、レブリン
酸ブチル、レブリン酸イソアミル、乳酸メチル、乳酸エ
チル、乳酸アミル、乳酸イソブチル、乳酸cis−3−
ヘキセニル、ブチリル乳酸ブチル、ピルビン酸エチル、
ゲラン酸メチル、ゲラン酸エチル、シクロゲラン酸メチ
ル、シクロゲラン酸エチル、フルテート(エチルトリシ
クロ[5.2.1.02,6]デカン−2−イル カル
ボキシレート)、ジベスコン(エチル−2−エチル−
6,6−ジメチル−2−シクロヘキセン−1−カルボキ
シレート & エチル−2,3,6,6−テトラメチル
−2−シクロヘキセンカルボキシレート)、エチルサフ
ラネート(エチルデヒドロシクロゲラネート)、シクロ
ヘキシルプロピオン酸アリル、シクロガルバネート(ア
リルシクロヘキシルオキシアセテート)、カリクソール
(エチル−2−メチル−6−ペンチル−4−オキソシク
ロヘキシ−2−エンカルボキシレート)、タクリサーテ
(メチル−1−メチル−3−シクロヘキセンカルボキシ
レート)、フロラメート(エチル−2−tert−ブチ
ルシクロヘキシルカルボネート)、ジャスマシクレート
(メチルシクロオクチルカルボネート)、マハゴネート
(1−メチル−4−イソプロピル−2−カルボメトキシ
ビシクロ[2,2,2]−オクト−5−エン)、ピバル
酸フェニルエチル、ジャスモン酸メチル、ヘディオン
(ジヒドロジャスモン酸メチル)、ベラモス(メチル−
3,6−ジメチル−β−レゾルシレート)、フランカル
ボン酸メチル、フランカルボン酸エチル、フランアクリ
ル酸プロピル、ヘプチンカルボン酸メチル、ヘプチンカ
ルボン酸エチル、ヘプチンカルボン酸イソアミル、オク
チンカルボン酸メチル、オクチンカルボン酸エチル、デ
シンカルボン酸メチル、グリコメル(3−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−イル)−3メチ
ルオキシランカルボキシアシッドのメチルエステル)、
フェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチ
ル、アルデヒドC−16(3−メチル−3−フェニルグ
リシド酸エチル)、アルデヒドC−20(p−メチル−
β−フェニルグリシド酸エチル)、メチルp−トリルグ
リシド酸エチル、シュウ酸エチルシトロネリル、コハク
酸ジエチル、コハク酸ジメチル、マロン酸ジエチル、酒
石酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、セバチン酸ジエチ
ル、クエン酸トリエチル、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フェニル酢酸メチル、フ
ェニル酢酸エチル、フェニル酢酸イソプロピル、フェニ
ル酢酸ブチル、フェニル酢酸プロピル、フェニル酢酸イ
ソブチル、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸ヘキ
シル、フェニル酢酸cis−3−ヘキセニル、フェニル
酢酸シトロネリル、フェニル酢酸ロジニル、フェニル酢
酸ゲラニル、フェニル酢酸メンチル、フェニル酢酸ベン
ジル、フェニル酢酸フェニルエチル、フェニル酢酸p−
クレジル、フェニル酢酸オイゲニル、フェニル酢酸イソ
オイゲニル、ケイ皮酸メチル、ケイ皮酸エチル、ケイ皮
酸プロピル、ケイ皮酸イソプロピル、ケイ皮酸アリル、
ケイ皮酸イソブチル、ケイ皮酸イソアミル、ケイ皮酸リ
ナリル、ケイ皮酸ベンジル、ケイ皮酸シンナミル、ケイ
皮酸フェニルエチル、サリチル酸メチル、サリチル酸エ
チル、サリチル酸ブチル、サリチル酸イソブチル、サリ
チル酸アミル、サリチル酸イソアミル、サリチル酸ヘキ
シル、サリチル酸cis−3−ヘキセニル、サリチル酸
シクロヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ベン
ジル、サリチル酸フェニルエチル、シクロピデン(メチ
ルシクロペンチリデンアセテート)、エチル−2,2,
6−トリメチルシクロヘキサンカーボネート、アバリン
(メチルアビエテート)、ハーコリン(メチルジヒドロ
アビエテート)、サリチル酸p−クレジル、フェノキシ
酢酸アリル、フェニルプロピオン酸エチル、エチレンブ
ラシレート、トリアセチン等が挙げられる。
【0043】<含窒素系化合物>アントラニル酸メチ
ル、アントラニル酸エチル、アントラニル酸ブチル、ア
ントラニル酸cis−3−ヘキセニル、アントラニル酸
フェニルエチル、アントラニル酸シンナミル、N−メチ
ルアントラニル酸メチル、オーランチオール(ヒドロキ
シシトロネラール−メチルアンスラニレートのシッフベ
ース)、メバントラール(メチルプロピルアセトアルデ
ヒド−メチルアンスラニレートのシッフベース)、ジャ
スメンチン(α−アミルシンナミックアルデヒド−メチ
ルアンスラニレートのシッフベース)、リガントラール
(メチル−(3,5−ジメチル−3−シクロヘキセン−
1−イル)メチレンアンスラニレート)、インドール、
スカトール、クロナール(ドデカンニトリル)、タンジ
ェニール(2−トリデセンニトリル)、シトラルバ(ゲ
ラニルニトリル)、シトロネリルニトリル、レモニール
(3,7−ジメチル−2,6−ノナジエニトリル)、ク
ミニルニトリル、シンナマルバ(シンナミルニトリ
ル)、トリメチルアミン、ピリジン、3−エチルピリジ
ン、2−アセチルピリジン、3−アセチルピリジン、2
−イソブチルピリジン、3−イソブチルピリジン、2−
n−ペンチルピリジン、5−エチル−2−メチルピリジ
ン、ニコチン酸メチル、4−(1,4,8−トリメチル
−3,7−ノナジエニル)ピリジン、キノリン、イソキ
ノリン、p−メチルキノリン、テトラヒドロ−p−メチ
ルキノリン、6−イソプロピルキノリン、イソブチルキ
ノリン、2−イソブチルキノリン、6−sec−ブチル
キノリン、8−sec−ブチルキノリン、6(p)−t
ert−ブチルキノリン、2−tert−ブチルキノリ
ン、ピラジン、2−メチルピラジン、2,5−ジメチル
ピラジン、2,6−ジメチルピラジン、2,3,5−ト
リメチルピラジン、2−エチルピラジン、2−エチル−
3−メチルピラジン、2−エチル−5−メチルピラジ
ン、2−エチル−3,5(3,6)−ジメチルピラジ
ン、2,3−ジエチルピラジン、2,3−ジエチル−5
−メチルピラジン、テトラメチルピラジン、2−メチル
−5−ビニルピラジン、メトキシピラジン、2−メトキ
シ−3−メチルピラジン、2−メトキシ−3−エチルピ
ラジン、2−メトキシ−3−イソプロピルピラジン、2
−イソブチル−3−メトキシピラジン、2−アセチルピ
ラジン、2−アセチル−3−エチルピラジン、メチルチ
オメチルピラジン、コリロンピラジン(5−メチル−
6,7−ジヒドロシクロペンタピラジン)、5−メチル
キノキサリン、シクロヘキサピラジン(5,6,7,8
−テトラヒドロキノキサリン)、1−メチルピロール、
2−アセチルピロール、ピロリジン、インドレン(イン
ドール−ヒドロキシシトロネラールのシッフベース)、
2−メチルベンゾオキサゾール、デカヒドロシクロドデ
カオキサゾール、5−メチル−3−ヘプタノンオキシ
ム、ブコキシム(ビシクロ[3.2.1]オクタン−8
−オン,1,5−ジメチル−,オキシム)、ガルダマイ
ド(N−メチル−N−フェニル−2−メチルブチルアミ
ド)、ムスクキシロール、ムスクケトン、ムスクアンブ
レット、ムスクチベテン、モスケン、2,6−ルチジ
ン、ピペリジン、2−(1,4,8−トリメチル−3,
7−ノナジエニル)ピリジン、2−(2−ピネン−10
−イルメチル)ピリジン、4−(2−ピネン−10−イ
ソメチル)ピリジン、ピペリン、カプサイシン、ノナン
酸バニリルアミド、キニーネ、ペリラルチン(L−ペリ
ラアルデヒド α−アンチ−アルドオキシム)、2−イ
ソプロピル−4−メチルチアゾール、2−イソブチルチ
アゾール等が挙げられる。
【0044】<含硫黄系化合物>チアゾール、4−メチ
ルチアゾール、4,5−ジメチルチアゾール、トリメチ
ルチアゾール、2−メチル−5−メトキシチアゾール、
2−イソプロピル−4−メチルチアゾール、4−メチル
−5−ビニルチアゾール、2−イソブチルチアゾール、
スルフロール(4−メチル−5−チアゾールエタノー
ル)、スルフリールアセテート(4−メチル−5−チア
ゾールエタノールアセテート)、2−アセチルチアゾー
ル、5−アセチル−2,4−ジメチルチアゾール、ベン
ゾチアゾール、プロピルメルカプタン、硫化水素、イソ
プロピルメルカプタン、2−メチル−3−ブタンチオー
ル、アリルメルカプタン、イソアミルメルカプタン、チ
オゲラニオール、リモネンチオール、スルフォックス
(8−メルカプトメントン)フェニルメルカプタン、o
−チオクレゾール、2−エチルチオフェノール、2−ナ
フチルメルカプタン、フルフリルメルカプタン、2−メ
チル−3−フランチオール、ジメチルスルフィド、ジメ
チルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド、メチルプ
ロピルジスルフィド、メチルプロピルトリスルフィド、
プロピルジスルフィド、ジプロピルトリスルフィド、ジ
アリルスルフィド、ジアリルジスルフィド、ジブチルス
ルフィド、メチオノール(3−(メチルチオ)−1−プ
ロパノール)、3−メチルチオ−1−ヘキサノール、メ
チオナール(3−(メチルチオ)プロピオンアルデヒ
ド)、ミントスルフィド、ジチオスピロフラン、フルフ
リルメチルスルフィド、2−メチル−5−メチルチオフ
ラン、メチルフルフリルジスルフィド、フルフリルジス
ルフィド、チオフェン、テトラヒドロチオフェン、3−
チオフェンカルボキシアルデヒド、5−メチル−2−チ
オフェンカルボキシアルデヒド、テトラヒドロチオフェ
ン−3−オン、トリチオアセトン、チオグリコール酸、
メチルチオ酢酸メチル、メチルチオ酢酸エチル、2−メ
ルカプトプロピオン酸、パイナップルメルカプタン(メ
チルメルカプトメチルプロピオネート)、3−メチルチ
オプロピオン酸エチル、チオ酢酸エチル、チオ酢酸フル
フリル、チオプロピオン酸フルフリル、チオ酪酸メチ
ル、メチルメタンチオスルフォネート、イソチオシアン
酸アリル、イソチオシアン酸ベンジル、チアルジン
(2,4,6−トリメチル−4,5−ジヒドロ−1,
3,5−ジチアゾン)、オキサン(2−メチル−4−プ
ロピル−1,3−オキサチアン)等が挙げられる。
【0045】<天然系香料>アサフェチダレジノイド、
アジョワンオイル、スターアニスオイル、アビエスオイ
ル、アミリスオイル、アンブレットシードオイル、アン
バーグリスチンキ、イランイランオイル、イランイラン
アブソリュート、イリスレジノイド、イリスアブソリュ
ート、イリスオイル、ウィンターグリーンオイル、エレ
ミオレオレジン、エレミレジノイドアブソリュート、エ
レミチンキ、オークモスコンクリート、オークモスアブ
ソリュート、オークモスレジン、オークモスレジノイ
ド、オコティアオイル、オスマンサスアブソリュート、
オスマンサスコンクリート、オポパナックスレジノイ
ド、オポパナックスアブソリュート、オポパナックスオ
イル、オリバナムレジノイド、オリバナムアブソリュー
ト、オリバナムオイル、オールスパイスオイル、オレガ
ノオイル、オレガノオレオレジン、オレンジオイル、オ
レンジフラワーアブソリュート、オレンジフラワーコン
クリート、カナンガオイル、ガージュンバルサム、ガー
ジュンバルサムオイル、カスカリラバークオイル、カス
トリウムアブソリュート、カッシーアブソリュート、カ
ッシーフラワーオイル、カッシアオイル、ガーデニアア
ブソリュート、カーネションアブソリュート、カブリュ
ーバオイル、カモミルオイル、カルダモンオイル、ガル
バナムオイル、ガルバナムレジン、ガルバナムレジノイ
ド、キャラウェーシードオイル、キャロットシードオイ
ル、グァヤックウッドオイル、グァヤックレジン、グァ
ヤックコンクリート、クスノキオイル、クベバオイル、
クミンオイル、クミンアブソリュート、クミンオレオレ
ジン、クラリセージオイル、グレープフルーツオイル、
クローブオイル、コスタスオイル、コパイババルサム、
コパイババルサムオイル、コパイババルサムレジン、コ
リアンダーオイル、サッサフラスオイル、サンダルウッ
ドオイル、ジュネアブソリュート、シソオイル、シトロ
ネラオイル、ジャスミンアブソリュート、ジャスミンコ
ンクリート、ジュニパーベリーオイル、シベットアブソ
リュート、シベットチンキ、ジョンキルアブソリュー
ト、アガーウッドオイル、ジンジャーオイル、シナモン
オイル、シナモンバークオイル、シナモンリーフオイ
ル、スギオイル、スチラックスオイル、スチラックスレ
ジノイド、スペアミントオイル、セイボリーオイル、セ
ージオイル、セダーオイル、セダーリーフオイル、ゼラ
ニウムオイル、セロリーシードオイル、タイムオイル、
タゲットオイル、タラゴンオイル、チュベローズアブソ
リュート、ディルオイル、ティーツリーオイル、トリー
モスアブソリュート、トルーバルサム、ナツメッグオイ
ル、ナルシサスアブソリュート、ネロリオイル、バイオ
レットリーフアブソリュート、パインオイル、バジルオ
イル、パセリリーフオイル、パセリシードオイル、パセ
リハーブオイル、パチョリオイル、ハッカオイル、バニ
ラアブソリュート、ハネーサックルアブソリュート、パ
ルマローザオイル、バレリアンオイル、ビターオレンジ
オイル、ヒソップオイル、ヒバオイル、ヒヤシンスアブ
ソリュート、フェンネルオイル、フィグアブソリュー
ト、プチグレンオイル、ブチュオイル、ベチバーオイ
ル、ペニーロイヤルオイル、ペッパーオイル、ペパーミ
ントオイル、ベルガモットオイル、ペルーバルサム、ベ
ンゾインチンキ、ベンゾインレジノイド、ボアドローズ
オイル、ホウショウオイル、ホップオイル、ホップコン
クリート、ホップアブソリュート、マージョラムオイ
ル、マンダリンオイル、ミカンオイル、ミモザコンクリ
ート、ミモザアブソリュート、ミモザオイル、ミルレジ
ノイド、ミルアブソリュート、ミルオイル、ムスクアブ
ソリュート、ムスクチンキ、ユーカリオイル、ユズオイ
ル、ヨモギオイル、ライムオイル、ラブダナムオイル、
ラブダナムレジノイド、ラベンダーオイル、ラベンダー
アブソリュート、ラバンジンオイル、ラバンジンアブソ
リュート、リナロエオイル、レモンオイル、レモングラ
スオイル、ローズオイル、ローズアブソリュート、ロー
ズコンクリート、ローズマリーオイル、ロベージオイ
ル、ローレルオイル、ローレルリーフオイル、ワームウ
ッドオイル、麝香、霊猫香、竜ぜん香、海狸香、ムスク
・チバタ等が挙げられる。
【0046】<調合香料>また、香料成分を組合わせた
調合香料である次のような香調のベース類がある。レモ
ン調、ライム調、オレンジ調、スイートオレンジ調、マ
ンダリン調、ベルガモット調等のシトラスタイプベー
ス、プチグレン調、ネロリ調、レモングラス調、アグル
メン調、等のフレッシュタイプベース、アップル調、ピ
ーチ調、ストロベリー調、ココナッツ調、パイナップル
調、ラズベリー調、ウォーターメロン調等のフルーティ
タイプベース、ローズ調、ジャスミン調、ムゲ調、ライ
ラック調、カーネーション調、ヒアシンス調、チュベロ
ーズ調、ガーデニア調、ミモザ調、ナルシス調、バイオ
レット調、イラン調、フローラルブーケ調等のフローラ
ルタイプベース、シナモンバーク調、シナモンリーフ
調、クローブ調、ピメントベリー調、ナツメグ調、ペッ
パー調、カルダモン調、コリアンダー調、クミン調等の
スパイシータイプベース、シダーウッド調、ベチバー
調、サンダルウッド調、グアイアックウッド調、ウディ
アンバー調、ウディイリス調等のウッディタイプベー
ス、スモーキー調、キノリン調等のレザータイプ、バニ
ラ調、トンカ調、ハネー調、ピュアーバルサム調等のス
ゥイートタイプベース、その他アルデハイディックタイ
プベース、アンバータイプベース、アニマルタイプベー
ス、アニスタイプベース、アロマティックハーバルタイ
プベース、アガータイプベース、アクアタイプベース、
カンファーシネオールタイプベース、グリーンタイプベ
ース、シードタイプベース、ハーブタイプベース、パイ
ンタイプベース、パチュリタイプベース、バルサミック
タイプベース、ミントタイプベース、ムスクタイプベー
ス、モスタイプベース、ラベンダータイプベース、リナ
ロールタイプベース、レジンタイプベース等が挙げられ
る。
【0047】更に、香料用溶剤としては、エタノール、
アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メ
トキシ−3−メチルブチルアセテート)、エチレングリ
コールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチル
セバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリ
ステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレング
リコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレン
グリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリコー
ル、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、ア
ボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イ
ソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコールD
PG−FC(ジプロピレングリコール)、ファルネセ
ン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリル
トリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペン
タンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、
セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチル
アビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シト
ロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレー
ト)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシ
トレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシ
トレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシ
トレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエ
テート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、
ポリリモネン(リモネンポリマー)、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。
【0048】これら溶剤は、香料組成物中に0.1〜9
9質量%含有され、好ましくは1〜50質量%含有され
る。また、香料安定化剤としては、ジブチルヒドロキシ
トルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンEと
その誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化合物、ポ
リフェノール化合物等が挙げられ、香料組成中に0.0
001〜10質量%、好ましくは0.001〜5質量%
含有される。これらの中で、好ましい安定化剤としては
ジブチルヒドロキシトルエンである。香料組成物とは、
前記の香料成分、溶剤、香料安定化剤等からなる混合物
である。本発明の洗浄剤には、香料組成物が0.001
〜20質量%、好ましくは0.01〜10質量%含有さ
れる。
【0049】本発明の洗浄剤には、上記香料以外の香料
として、2,2,6−トリメチルシクロヘキサンカルボ
ン酸エステル化合物を含有することができる。特に塩素
系の漂白洗浄剤とした場合、2,2,6−トリメチルシ
クロヘキサンカルボン酸エステル化合物は、次亜塩素酸
アルカリ金属塩(塩素臭)に由来するムセを軽減する効
果があり、大変好ましい。2,2,6−トリメチルシク
ロヘキサンカルボン酸エステル化合物としては、香気の
点で2,2,6−トリメチルシクロヘキサンカルボン酸
エチルが好ましく、また、2,2,6−トリメチルシク
ロヘキサンカルボン酸エチルの2種の幾何異性体のう
ち、特にトランス体が香気特徴の上で好ましい。更に、
2,2,6−トリメチルシクロヘキサンカルボン酸エチ
ルの4種の光学活性体の中で(1R,6S)−体が香気
強度の点で最も好ましい。2,2,6−トリメチルシク
ロヘキサンカルボン酸エステル化合物の製造方法として
は、特に限定されず、例えば、特許公報第284089
9号記載の方法が採用される。2,2,6−トリメチル
シクロヘキサンカルボン酸エステル化合物の含有量は、
特に限定されないが、組成物全量中に、0.001〜1
質量%、好ましくは0.005〜0.1質量%の範囲で
ある。
【0050】本発明の吐出容器としては、上記の洗浄剤
を吐出する吐出装置を備えたものであって、該吐出装置
にピストン・シリンダー等の摺動部あるいはポンプハウ
ジングに対する通液体等の嵌合部を有するものであれば
特に制限なく使用される。具体的な例としては、図1に
示したような吐出容器1、即ち容器本体2内に収納され
た組成物を、トリガー3を引いてピストン4・シリンダ
ー5を作動させることにより吐出させるトリガー式スプ
レーヤー6を備えた吐出容器1、及びポンプヘッドを上
下動させて容器本体内に収納された組成物をディップチ
ューブを通じて吐出するポンプスプレイヤー等を吐出装
置として備えた吐出容器が使用される。また、前記吐出
装置は造泡機構を有することが好ましい。具体的には、
特願2000−398318号に記載の構造が好まし
い。
【0051】
【発明の効果】本発明の洗浄剤製品は、トリガー式スプ
レーヤー等の吐出装置を備えた吐出容器から吐出させた
際に、吐出液(洗浄剤)が被塗布面への付着滞留性に優
れることから、垂直面や傾斜面の汚れ対象物に噴霧した
剤が垂れにくく、また、吐出した洗浄剤は薄い液膜状に
被洗浄面へ付着することから洗浄効率に優れる。本発明
の洗浄剤製品は、浴室、台所、トイレなどの硬質表面に
好適に使用される。
【0052】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって
制限されるものではない。
【0053】
【実施例1〜10、及び比較例1〜2】表1〜3に示す
組成の各種漂白洗浄剤を調整し、粘度、吐出物の体積、
付着滞留率、漂白力を下記の基準に基づいて評価した。
得られた結果を表1〜3に示した。なお、トリガー式吐
出装置としてはエレメント部、チップ部の構造の異なる
吐出装置を用い、実施例1〜3、9、10は吉野工業所
製のY−FL−2を、実施例4〜6は吉野工業所製のY
−F−6.5を、実施例7〜8及び比較例1は吉野工業
所製のYT−87L−FMを、比較例2は吉野工業所製
のYT−87L−Jにより検討した。
【0054】〈粘度の測定法〉10℃、25℃、40℃
に調整された各種漂白洗浄剤組成物をB型粘度計(TO
KIMEC製;DVL−B2)を用い、回転数60rp
m、3番ローターにて1分後の値を測定した。
【0055】〈吐出物の体積の測定法〉トリガー式スプ
レーヤーに各種漂白洗浄剤組成物を充填し、初期の空う
ちによる影響等を除いた後、エプトン管(100mL)
中に5ストロークしたときの体積を測定し、吐出量1g
当たりに対する体積を算出した。
【0056】〈付着滞留率の測定法〉吐出物の体積の測
定と同様のトリガー式スプレーヤーを用いて各種漂白洗
浄剤組成物を2ストローク噴霧し、1分後にパネルの重
量を測定する。この試験を3回行い、次式により付着滞
留率を算出した。
【数1】
【0057】〈漂白力の測定法〉黒カビ(Clados
porium cladosporioides)を培
養し、被着させた素焼きタイル〔イナックス(INA
X)社製:SPKC−1060〕をモデルプレートとし
て用いた(素焼きタイルのL値を100として計算した
ときのモデルカビプレートのL値=30〜40)。この
モデルカビプレートを2枚ずつ垂直に置き、トリガー式
ディスペンサーを用いて各種漂白洗浄剤組成物を1スト
ローク(約0.8g)プレートの中央部に10cmの距
離から噴霧した。夫々のプレートを3分間、及び15分
間放置し、水洗、風乾した後、色彩色差計〔ミノルタ
(MINOLTA)社製;CR−200〕を用いて明度
(L値)を測定した。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】香料A:(1R,6S)−2,2,6−ト
リメチルシクロヘキサンカルボン酸エチル(テサロン:
高砂香料(株)製) 香料B〜E:(表4〜10に連続して記載)
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】
【表7】
【0066】
【表8】
【0067】
【表9】
【0068】
【表10】
【図面の簡単な説明】
【図1】吐出装置を備えた吐出容器の要部の概略断面図
である。
【符号の説明】
1吐出容器 2容器本体 3トリガー 4ピストン 5シリンダ
【図2】ミセル構造物の概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 83/76 C11D 1/04 C11D 1/04 1/22 1/22 1/75 1/75 3/395 3/395 10/02 10/02 17/08 17/08 B65D 83/00 K Fターム(参考) 3B201 AA46 AB52 BB21 BB88 BB92 BB94 BB95 BB96 3E014 PA01 PB04 PD12 PE08 PF10 3E084 AA04 AB05 CB02 KB05 LD22 4H003 AB03 AB19 AC15 BA12 BA15 BA20 BA21 DA05 DA08 DA13 DA17 DB01 EA19 EA21 ED02 EE08 FA30 FA31 FA42

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄剤を収納する容器本体と、該容器本
    体内に収納された洗浄剤を吐出させる吐出装置とを有す
    る吐出容器と、前記容器本体内に収納された洗浄剤とを
    備える洗浄剤製品であって、吐出された直後の洗浄剤の
    体積が、1g当たり0.05〜5mLの範囲であること
    を特徴とする洗浄剤製品。
  2. 【請求項2】 前記洗浄剤の、B型粘度計を用いて25
    ℃、回転数60rpmにおいて測定した粘度が20〜6
    00mPa・sの範囲であることを特徴とする請求項1
    に記載の洗浄剤製品。
  3. 【請求項3】 前記洗浄剤が、チキソトロピー性を有す
    ることを特徴とする請求項1〜2に記載の洗浄剤製品。
  4. 【請求項4】 前記洗浄剤の、Haake RS−10
    0粘度計を用いて25℃において測定した粘度が、30
    00sec−1の剪断速度域では100mPa・s以下
    であり、0.5sec−1の剪断速度域では100〜1
    ×10mPa・sであることを特徴とする請求項1〜
    3に記載の洗浄剤製品。
  5. 【請求項5】 前記洗浄剤が、紐状ミセル構造をとるも
    のであることを特徴とする請求項1〜4に記載の洗浄剤
    製品。
  6. 【請求項6】 前記洗浄剤が、(1)次亜塩素酸アルカ
    リ金属塩;0.1〜10質量%、(2)アルカリ剤;
    0.1〜5質量%、(3)界面活性剤;0.1〜10質
    量%を含有する漂白洗浄剤であることを特徴とする請求
    項1〜5に記載の洗浄剤製品。
  7. 【請求項7】 前記界面活性剤が、組成物全量中に、
    (a)脂肪酸のアルカリ金属塩;0.01〜3質量%、
    (b)アミンオキサイド;0.01〜5質量%、(c)
    アルキルベンゼンスルホン酸またはその塩;0.01〜
    1質量%を含有することを特徴とする請求項6に記載の
    洗浄剤製品。
  8. 【請求項8】 前記洗浄剤の、25℃における電気伝導
    度が10〜120ms/cmの範囲であることを特徴と
    する請求項1〜7に記載の洗浄剤製品。
  9. 【請求項9】 前記吐出装置が造泡機構を有することを
    特徴とする請求項1〜8に記載の洗浄剤製品。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177093A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kao Corp スプレー容器入り洗浄剤
US7899401B2 (en) 2004-06-04 2011-03-01 Panasonic Corporation Radio communication device
US8048841B2 (en) 2007-06-27 2011-11-01 Kao Corporation Spray-type bleaching agent
JP2014508197A (ja) * 2011-01-20 2014-04-03 ハンツマン アドバンスト マテリアルズ (スイッツァランド) ゲーエムベーハー 分散形態にある蛍光増白剤の製剤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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