JP2003041202A - 接着シート、その使用方法及び半導体装置 - Google Patents

接着シート、その使用方法及び半導体装置

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JP2003041202A
JP2003041202A JP2001229794A JP2001229794A JP2003041202A JP 2003041202 A JP2003041202 A JP 2003041202A JP 2001229794 A JP2001229794 A JP 2001229794A JP 2001229794 A JP2001229794 A JP 2001229794A JP 2003041202 A JP2003041202 A JP 2003041202A
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Japan
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adhesive sheet
adhesive
bis
radiation
adhesive layer
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JP2001229794A
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English (en)
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Hiroyuki Kawakami
広幸 川上
Yuji Hasegawa
雄二 長谷川
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイシング工程ではダイシングテープとして
作用し、半導体素子と支持部材との接合工程では接続信
頼性に優れる接着シートを提供し、さらに、半導体装置
の製造工程を簡略化できる製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂およびエ
ポキシ樹脂硬化剤、一般式(I) 【化1】 で表されるジアミン及び一般式(II) 【化2】 で表されるイソシアネート化合物及び一般式(III) 【化3】 で表される化合物からなる放射線重合性化合物5〜40
0質量部を含有してなる粘接着剤層とを有してなる熱重
合性及び放射線重合性接着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着シート、その
使用方法及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子と半導体素子搭載用支
持部材の接合には、銀ペーストが主に使用されていた。
しかし、近年の半導体素子の小型化・高性能化に伴い、
使用される支持部材にも小型化、細密化が要求されるよ
うになってきている。こうした要求に対して、銀ペース
トでは、はみ出しや半導体素子の傾きに起因するワイヤ
ボンディング時における不具合の発生、接着剤層の膜厚
の制御困難性、および接着剤層のボイド発生などの種々
の問題があった。これらの問題を解決するために、近
年、フィルム状の接着剤が使用されるようになってき
た。フィルム状接着剤は、個片貼付け方式あるいはウエ
ハ裏面貼付け方式において使用されている。
【0003】個片貼付け方式は、リール状の接着フィル
ムをカッティングあるいはパンチングによって個片に切
り出した後、支持部材に接着する。接着フィルム付き支
持部材に、ダイシング工程によって個片化された半導体
素子を接合して半導体素子付き支持部材を作製し、その
後、ワイヤボンド工程、封止工程などを経て、半導体素
子を完成する。しかし。個片貼付け方式は、接着フィル
ムを切り出して支持部材に接着する専用の組立装置が必
要であり、組立コストは、銀ペーストを使用する方法に
比べて高くなるという問題があった。
【0004】一方、ウエハ裏面貼付け方式は、半導体ウ
エハに接着フィルムを貼付け、ダイシングテープに貼り
合わせた後、ダイシング工程によって個片化する。個片
化された接着剤付き半導体素子を支持部材に接合し、そ
の後の加熱、硬化、ワイヤボンドなどの工程を経て、半
導体装置を完成する。ウエハ裏面貼付け方式は、接着剤
付き半導体素子を支持部材に接合するため、接着フィル
ムを個片化する装置を必要とせず、従来の銀ペースト用
の組立装置を、そのまま、あるいは熱盤を付加するなど
の装置の一部を改良することにより使用できるため、フ
ィルム状接着剤を用いた組立方法の中で、組立コストが
比較的安く抑えられる方法として注目されている。
【0005】このウエハ裏面貼付け方式における半導体
素子の個片化は、フィルム状接着剤側にダイシングテー
プを貼り合わせた後、ダイシング工程にて行われる。そ
の際、用いられるダイシングテープには、感圧型とUV
型とに大別される。感圧型テープは、通常、ポリ塩化ビ
ニル系やポリオレフィン系のベースフィルムに粘着剤を
塗布したものである。このダイシングテープは、切断時
には、ダイシングソウによる回転で各素子が飛散しない
ような十分な粘着力が必要である。一方、ピックアップ
時には、各素子に接着剤が付着することなく、また素子
を傷つけないようにするために、ピックアップできる程
度の低い粘着力という相反する性能を満たす必要があ
る。そのため、感圧型のダイシングテープの場合は、粘
着力の公差を小さくした、素子のサイズや加工条件にあ
った各種の粘着力を有する多くの品種の接着シートを揃
え、工程毎に切替えていた。このため、多くの品種を在
庫する必要があり、在庫管理を複雑化していた。また工
程毎に、接着シートを切替える作業が必要であった。最
近は、UV型と呼ばれ、ダイシング時には高粘着力を有
し、ピックアップする前に紫外線(UV)を照射し低粘
着力にし、相反する要求に応えるダイシングテープも広
く採用されている。
【0006】近年、半導体素子、特にCPUやメモリ
は、大容量化が進み、その結果、半導体素子が大型化す
る傾向にある。さらに、ICカードあるいはメモリーカ
ードなどの製品では、使用されるメモリの薄型化が進ん
でいる。これらの半導体素子の大型化や薄型化に伴い、
感圧型では、ダイシング時の固定力(高粘着力)とピッ
クアップ時の剥離力(低粘着力)という相反する要求を
満足できなくなりつつある。
【0007】一方、UV型を使用したウエハ裏面貼付け
方式においては、ダイシング工程までのフィルム貼付工
程を2回行わなければならず、作業が煩雑になるという
問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題に鑑み、ダイシング工程ではダイシングテ
ープとして作用し、半導体素子と支持部材との接合工程
では接続信頼性に優れる接着シートを提供することを目
的とする。また、この接着シートは、半導体素子搭載用
支持部材に熱膨張係数の差が大きい半導体素子を実装す
る場合に要求される耐熱性および耐湿性を有し、かつ作
業性に優れる接着シートである。本発明は、さらに、半
導体装置の製造工程を簡略化できる製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 1.(A)ポリイミド樹脂、(B)エポキシ樹脂および
エポキシ樹脂硬化剤(C)(a)一般式(I)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1は炭素原子数が2〜30の2
価の有機基を示す)で表されるジアミン及び(b)一般
式(II)
【0012】
【化5】
【0013】(式中、nは0〜1の整数であり、R2
炭素原子数が1〜30の2価あるいは3価の有機性基で
ある)で表されるイソシアネート化合物及び(c)一般
式(III)
【0014】
【化6】
【0015】(式中、nは0〜1の整数である)で表さ
れる化合物からなる放射線重合性化合物5〜400質量
部を含有してなる粘接着剤層とを有してなる熱重合性及
び放射線重合性接着シート。 2.前記粘接着剤層が、前記(A)ポリイミド樹脂を1
00重量部、前記エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化
剤を1〜200重量部、および(C)放射線重合性化合
物を5〜400重量部含有する、項1記載の接着シー
ト。 3.放射線を照射して、前記接着剤層と基材との間の接
着力を制御する、項1又は項2記載の接着シート。 4.(I)項1〜3のいずれかに記載の接着シートを、
その粘接着剤層を介して半導体ウエハに貼り付ける工
程、(II)該接着シートに放射線を照射して該接着層
を硬化させ、基材を剥離する工程、(III)半導体ウ
エハをダイシングして、粘接着層付き半導体素子を得る
工程、(IV)粘接着剤層付き半導体素子と半導体素子
搭載用支持部材とを、該接着シートを介して接着する工
程、を含むことを特徴とする接着シートの使用方法。 5.項1〜3のいずれかに記載の接着シートを用いて又
は項4記載の接着シートの使用方法によって、半導体素
子と支持部材とを接着した構造を含有してなる半導体装
置。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の接着シートは、(A)ポ
リイミド樹脂を100重量部、前記エポキシ樹脂および
エポキシ樹脂硬化剤を1〜200重量部、および(C)
放射線重合性化合物を5〜400重量部含有する粘接着
剤層とを有する。これにより、熱重合性および放射線重
合性の両方の性質を備える接着シートを得ることができ
る。
【0017】この接着シートは、ダイシング時には半導
体素子が飛散しない十分な粘着力を有し、ピックアップ
時には各素子を傷つけることがないような低い粘着力を
有する、という相反する要求を満足するものであり、ダ
イボンドおよびダイシングの各工程を、一枚のフィルム
で完了することができる。
【0018】本発明のポリイミド樹脂は、例えば、テト
ラカルボン酸二無水物とジアミンを公知の方法で縮合反
応させて得ることができる。すなわち、有機溶媒中で、
テトラカルボン酸二無水物とジアミンを等モル又はほぼ
等モル用い(各成分の添加順序は任意)、反応温度80
℃以下、好ましくは0〜60℃で付加反応させる。反応
が進行するにつれ反応液の粘度が徐々に上昇し、ポリイ
ミドの前駆体であるポリアミド酸が生成する。上記ポリ
アミド酸は、50〜80℃の温度で加熱して解重合させ
ることによって、その分子量を調整することもできる。
【0019】ポリイミド樹脂は、上記反応物(ポリアミ
ド酸)を脱水閉環させて得ることができる。脱水閉環
は、加熱処理する熱閉環法と、脱水剤を使用する化学閉
環法で行うことができる。
【0020】ポリイミド樹脂の原料として用いられるテ
トラカルボン酸二無水物としては特に制限は無く、例え
ば、1,2−(エチレン)ビス(トリメリテート無水
物)、1,3−(トリメチレン)ビス(トリメリテート
無水物)、1,4−(テトラメチレン)ビス(トリメリ
テート無水物)、1,5−(ペンタメチレン)ビス(ト
リメリテート無水物)、1,6−(ヘキサメチレン)ビ
ス(トリメリテート無水物)、1,7−(ヘプタメチレ
ン)ビス(トリメリテート無水物)、1,8−(オクタ
メチレン)ビス(トリメリテート無水物)、1,9−
(ノナメチレン)ビス(トリメリテート無水物)、1,
10−(デカメチレン)ビス(トリメリテート無水
物)、1,12−(ドデカメチレン)ビス(トリメリテ
ート無水物)、1,16−(ヘキサデカメチレン)ビス
(トリメリテート無水物)、1,18−(オクタデカメ
チレン)ビス(トリメリテート無水物)、ピロメリット
酸ニ無水物、3,3’、4,4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物、2,2’、3,3’−ビフェニルテ
トラカルボン酸ニ無水物、2,2−ビス(3,4−ジカ
ルボキシフェニル)プロパンニ無水物、2,2−ビス
(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパンニ無水物、
1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン
ニ無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)エタンニ無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェ
ニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)スルホン二無水物、3,4,9,10−ペリ
レンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)エーテル二無水物、ベンゼン−1,
2,3,4−テトラカルボン酸二無水物、3,4,
3’,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物、2,3,2’,3’−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物、3,3,3’,4’−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタ
レンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ナフ
タレンテトラカルボン酸二無水物、2,6−ジクロロナ
フタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水
物、2,7−ジクロロナフタレン−1,4,5,8−テ
トラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−テトラクロ
ロナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無
水物、フェナンスレン−1,8,9,10−テトラカル
ボン酸二無水物、ピラジン−2,3,5,6−テトラカ
ルボン酸二無水物、チオフェン−2,3,5,6−テト
ラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物、3,4,3’,4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,2’,
3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)ジメチルシラン二無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メチルフ
ェニルシラン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)ジフェニルシラン二無水物、1,4−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニルジメチルシリル)ベン
ゼン二無水物、1,3−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)−1,1,3,3−テトラメチルジシクロヘキ
サン二無水物、p−フェニレンビス(トリメリテート無
水物)、エチレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、デカヒドロ
ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水
物、4,8−ジメチル−1,2,3,5,6,7−ヘキ
サヒドロナフタレン−1,2,5,6−テトラカルボン
酸二無水物、シクロペンタン−1,2,3,4−テトラ
カルボン酸二無水物、ピロリジン−2,3,4,5−テ
トラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸二無水物、ビス(エキソ−ビシクロ
〔2,2,1〕ヘプタン−2,3−ジカルボン酸)二無
水物、ビシクロ−〔2,2,2〕−オクト−7−エン−
2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、2,2−
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロ
プロパン二無水物、2,2、−ビス〔4−(3,4−ジ
カルボキシフェニル)フェニル〕ヘキサフルオロプロパ
ン二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物、1,4−ビ
ス(2−ヒドロキシヘキサフルオロイソプロピル)ベン
ゼンビス(トリメリット酸無水物)、1,3−ビス(2
−ヒドロキシヘキサフルオロイソプロピル)ベンゼンビ
ス(トリメリット酸無水物)、5−(2,5−ジオキソ
テトラヒドロフリル)−3−メチル−3−シクロヘキセ
ン−1,2−ジカルボン酸二無水物、テトラヒドロフラ
ン−2,3,4,5−テトラカルボン酸二無水物等を使
用することができ、これらの1種または2種以上を併用
することもできる。
【0021】また、ポリイミドの原料として用いられる
ジアミンとしては特に制限は無く、例えば、o−フェニ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレ
ンジアミン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、
3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジ
アミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェ
ニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、
4,4’−ジアミノジフェニルエーテメタン、ビス(4
−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)メタン、ビス
(4−アミノ−3,5−ジイソプロピルフェニル)メタ
ン、3,3’−ジアミノジフェニルジフルオロメタン、
3,4’−ジアミノジフェニルジフルオロメタン、4,
4’−ジアミノジフェニルジフルオロメタン、3,3’
−ジアミノジフェニルスルフォン、3,4’−ジアミノ
ジフェニルスルフォン、4,4’−ジアミノジフェニル
スルフォン、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィ
ド、3,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,
4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジア
ミノジフェニルケトン、3,4’−ジアミノジフェニル
ケトン、4,4’−ジアミノジフェニルケトン、2,2
−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,2’−
(3,4’−ジアミノジフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,
2−(3,4’−ジアミノジフェニル)ヘキサフルオロ
プロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサ
フルオロプロパン、1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)
ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、3,3’−(1,4−フェニレンビス(1−メチ
ルエチリデン))ビスアニリン、3,4’−(1,4−
フェニレンビス(1−メチルエチリデン))ビスアニリ
ン、4,4’−(1,4−フェニレンビス(1−メチル
エチリデン))ビスアニリン、2,2−ビス(4−(3
−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−(3−アミノフェノキシ)フェ
ニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプ
ロパン、ビス(4−(3−アミノエノキシ)フェニル)
スルフィド、ビス(4−(4−アミノエノキシ)フェニ
ル)スルフィド、ビス(4−(3−アミノエノキシ)フ
ェニル)スルフォン、ビス(4−(4−アミノエノキ
シ)フェニル)スルフォン、3,5−ジアミノ安息香酸
等の芳香族ジアミン、1,2−ジアミノエタン、1,3
−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,5
−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,
7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、
1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、
1,11−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノド
デカン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、下記一般式
(IV)
【0022】
【化7】
【0023】(式中、R3及びR4は炭素原子数1〜30
の二価の炭化水素基を示し、それぞれ同一でも異なって
いてもよく、R5及びR6は一価の炭化水素基を示し、そ
れぞれ同一でも異なっていてもよく、mは1以上の整数
である)で表されるジアミノポリシロキサン、1,3−
ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、サン テクノケ
ミカル(株)製 ジェファーミン D−230,D−4
00,D−2000,D−4000,ED−600,E
D−900,ED−2001,EDR−148等のポリ
オキシアルキレンジアミン等の脂肪族ジアミン等を使用
することができ、これらの1種または2種以上を併用す
ることもできる。
【0024】本発明に使用するエポキシ樹脂は、硬化し
て接着作用を呈するものであれば特に制限は無く、例え
ば、油化シェルエポキシ(株)製 エピコート807,
815,825,827,828,834,1001,
1004,1007,1009、ダウケミカル社製 D
ER−330,301,361、東都化成(株)製YD
8125,YDF8170等のビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、油化シェルエポキシ(株)製 エピコート1
52,154、日本化薬(株)製 EPPN−201、
ダウケミカル社製 DEN−438等のフェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、日本化薬(株)製 EOCN−
102S,103S,104S,1012,1025,
1027、東都化成(株)製 YDCN701,70
2,703,704等のo−クレゾールノボラック型エ
ポキシ樹脂、油化シェルエポキシ(株)製 Epon
1031S、チバスペシャリティーケミカルズ社製 ア
ラルダイト0163、ナガセ化成(株)製 デナコール
EX−611,614,614B,622,512,5
21,421,411,321等の多官能エポキシ樹
脂、油化シェルエポキシ(株)製 エピコート604、
東都化成(株)製 YH−434、三菱ガス化学(株)
製 TETRAD−X,TETRAD−C、住友化学
(株)製 ELM−120等のアミン型エポキシ樹脂、
チバスペシャリティーケミカルズ社製 アラルダイトP
T810等の複素環含有エポキシ樹脂、UCC社製 E
RL4234,4299,4221,4206等の脂環
式エポキシ樹脂などを使用することができ、これらの1
種又は2種以上を併用することもできる。
【0025】エポキシ樹脂の硬化剤は、エポキシ樹脂の
硬化剤として通常用いられているものを使用でき、アミ
ン、ポリアミド、酸無水物、ポリスルフィド、三ふっ化
ほう素、フェノール性水酸基を1分子中に2個以上有す
る化合物であるビスフェノールA、ビスフェノールF、
ビスフェノールS、多官能フェノール及びフェノールノ
ボラック樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂、ナフ
トールノボラック樹脂またはクレゾールノボラック樹脂
等のフェノール樹脂等のフェノール類などが挙げられる
が、特に吸湿時の耐電食性に優れるため、フェノール類
を使用するのが好ましい。
【0026】また、(C)放射線重合性化合物を構成す
る一般式(I)で表される(a)ジアミン類としては、
特に制限がなく、例えば、4,4’−(又は3,4’
−、3,3’−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジ
フェニルエーテル、4,4’−(又は3,4’−、3,
3’−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェニル
メタン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、
2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェニルスルホ
ン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,
4’−、2,2’−)ジアミノジフェニルスルフィド、
パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、p
−キシレンジアミン、m−キシレンジアミン、o−トリ
ジン、o−トリジンスルホン、4,4’−メチレン−ビ
ス(2,6−ジエチレアニリン)、4,4’−メチレン
−ビス(2,6−ジイソプロピルアニリン)、2,4−
ジアミノメシチレン、1,5−ジアミノナフタレン、
4,4’−ベンゾフェノンジアミン、ビス〔4−(4’
−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−
アミノフェニル)プロパン、2,2’−ビス〔4−
(4’−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、3,
3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン、ビス〔4−(3’−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕スルホン、2,2−ビス(4−ア
ミノフェニル)プロパン、3,5−ジアミノ安息香酸等
の芳香族ジアミン、エチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、下記一般
式(V)
【0027】
【化8】
【0028】(式中、R7及びR8は炭素原子数1〜30
の二価の炭化水素基を示し、それぞれ同一でも異なって
いてもよく、R9及びR10は一価の炭化水素基を示し、
それぞれ同一でも異なっていてもよく、nは1以上の整
数である)で表されるジアミノポリシロキサン、1,3
−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、サン テクノ
ケミカル(株)製 ジェファーミン D−230,D−
400,D−2000,D−4000,ED−600,
ED−900,ED−2001,EDR−148等のポ
リオキシアルキレンジアミン等の脂肪族ジアミンなどを
使用することができ、これらの1種又は2種以上を併用
することもできる。
【0029】また、(C)放射線重合性化合物を構成す
る一般式(II)で表される(b)イソシアネート化合
物としては、特に制限がなく、例えば、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルエーテルジイソシアネート、4,4’−〔2,2−
ビス(4−フェノキシフェニル)プロパン〕ジイソシア
ネート等の芳香族イソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、2,2,4−トリメチル−ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
2,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネートな
どを使用することができ、これらの1種又は2種以上を
併用することもできる。また、これらのジイソシアネー
トの二量体、三量体を用いても良く、経日変化を避ける
ために適当なブロック剤で安定化したものを使用しても
良い。
【0030】また、(C)放射線重合性化合物を構成す
る一般式(III)で表される(c)化合物としては、
特に制限がなく、例えば、イソシアネートエチルメタク
リレート、メタクリロイルイソシアネートなどを使用す
ることができ、これらの1種又は2種以上を併用するこ
ともできる。
【0031】本発明の(C)放射線重合性化合物の合成
は、有機溶媒の存在下で行うことができる。
【0032】溶媒としては、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、アセトン、ジエチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、γ−ブチロラクトン等のエステル系溶媒、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコー
ルジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル系溶媒、ブチルセロソルブアセテート、エ
チルセロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテー
ト等のセロソルブ系溶媒、トルエン、キシレン、p−シ
メン等の芳香族炭化水素系溶媒、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルスルホキシド等を
使用することができる。
【0033】反応温度は、0〜100℃とすることが好
ましく、10〜80℃とすることがより好ましく、20
〜70℃とすることが特に好ましい。反応時間は、バッ
チの規模、採用される反応条件等により適宜選択でき
る。
【0034】本発明の粘接着剤層を構成する組成物に
は、(C)放射線重合性化合物以外の他の重合性化合物
を併用することもできる。
【0035】重合性化合物としては特に制限はなく、例
えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
メタクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、ペンテニルア
クリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テ
トラヒドロフルフリルメタクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、
ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコー
ルジメタクリレート、トリメチロールプロパンジアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ト
リメチロールプロパンジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ペンタエ
リスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトール
テトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタク
リレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレー
ト、スチレン、ジビニルベンゼン、4−ビニルトルエ
ン、4−ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、1,3−アクリロイルオキシ−2−ヒ
ドロキシプロパン、1,2−メタクリロイルオキシ−2
−ヒドロキシプロパン、メチレンビスアクリルアミド、
N,N−ジメチルアクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、トリス(β−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌレートのトリアクリレート、下記一般式(VI)
【0036】
【化9】
【0037】(式中、R11は水素又はメチル基を示し、
q及びrは1以上の整数である)で表される化合物、ト
リレンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチルアクリ
レート又は2−ヒドロキシエチルメタクリレートとの反
応物やトリメチルヘキサメチレンジイソシアネートトシ
クロヘキサンジメタノールと2−ヒドロキシエチルアク
リレート又は2−ヒドロキシエチルメタクリレートとの
反応物等のウレタンアクリレート又はウレタンメタクリ
レートなどを使用することができ、これらの1種又は2
種以上を併用することもできる。
【0038】これら重合性化合物の使用量は、(C)放
射線重合性化合物の100質量%以下であることが好ま
しく、90質量%以下であることがより好ましく、80
質量%以下であることが特に好ましい。この使用量が1
00質量%を超えると、得られる接着シートの耐熱性が
劣る傾向がある。
【0039】また、本発明の接着シートを形成する粘接
着層には、さらに硬化促進剤を添加することもできる。
硬化促進剤としては、特に制限はなく、例えば、イミダ
ゾール類等が挙げられる。具体的には、例えば、2−メ
チルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1
−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリ
テートなどを使用することができ、これらの1種又は2
種以上を併用することもできる。
【0040】硬化促進剤の添加量は、(B)エポキシ樹
脂及びエポキシ硬化剤100重量部に対して0.1〜5
重量部が好ましく、0.2〜3重量部がより好ましい。
添加量が0.1重量部未満であるとると硬化性が劣る傾
向があり、5重量部を超えると保存安定性が低下する傾
向がある。
【0041】また、本発明の接着シートを形成する粘接
着層には、活性光の照射によって遊離ラジカルを生成す
る光重合開始剤を添加することもできる。このような光
重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、N,
N′−テトラメチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノ
ン(ミヒラーケトン)、N,N′−テトラエチル−4,
4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−
ジメチルアミノベンゾフェノン、2−ベンジル−2−ジ
メチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタ
ノン−1、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエ
タン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェ
ニルケトン、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フ
ェニル)−2−モルフォリノプロパノン−1、2,4−
ジエチルチオキサントン、2−エチルアントラキノン、
フェナントレンキノン等の芳香族ケトン、ベンゾインメ
チルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン
フェニルエーテル等のベンゾインエーテル、メチルベン
ゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン、ベンジルジ
メチルケタール等のベンジル誘導体、2−(o−クロロ
フェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、
2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキ
シフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロ
フェニル)−4,5−フェニルイミダゾール二量体、2
−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミ
ダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,
5−ジフェニルイミダゾール二量体、2,4−ジ(p−
メトキシフェニル)−5−フェニルイミダゾール二量
体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジ
フェニルイミダゾール二量体等の2,4,5−トリアリ
ールイミダゾール二量体、9−フェニルアクリジン、
1,7−ビス(9,9′−アクリジニル)ヘプタン等の
アクリジン誘導体などを使用することができ、これらの
1種又は2種以上を併用することもできる。
【0042】上記光重合開始剤の使用量としては、特に
制限はないが、(C)側鎖にエチレン性不飽和基を有す
る放射線重合性共重合体100質量部に対して通常0.
01〜30重量部である。
【0043】本発明の接着シートを形成する粘接着層に
は、可とう性や耐リフロークラック性を向上させる目的
で、エポキシ樹脂と相溶性がある高分子量樹脂を添加す
ることができる。このような高分子量樹脂としては、特
に制限はなく、例えば、フェノキシ樹脂、高分子量エポ
キシ樹脂、超高分子量エポキシ樹脂などを使用すること
ができ、これらの1種又は2種以上を併用することもで
きる。
【0044】エポキシ樹脂と相溶性がある高分子量樹脂
の使用量は、エポキシ樹脂100質量部に対して、40
重量部以下とするのが好ましい。40重量部を超える
と、エポキシ樹脂層のTgが低下する傾向がある。
【0045】また、本発明の接着シートを形成する粘接
着層には、その取り扱い性向上、熱伝導性向上、溶融粘
度の調整及びチキソトロピック性付与等の目的のため、
無機フィラーを添加することもできる。無機フィラーと
しては、特に制限はなく、例えば、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化
カルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、窒
化アルミニウム、ほう酸アルミウイスカ、窒化ほう素、
結晶性シリカ、非晶性シリカ等が挙げられ、フィラーの
形状は特に制限されるものではない。これらのフィラー
は単独で又は二種類以上を組み合わせて使用することが
できる。
【0046】中でも、熱伝導性向上のためには、酸化ア
ルミニウム、窒化アルミニウム、窒化ほう素、結晶性シ
リカ、非晶性シリカ等が好ましい。また、溶融粘度の調
整やチキソトロピック性の付与の目的には、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニ
ウム、結晶性シリカ、非晶性シリカなどが好ましい。
【0047】無機フィラーの使用量は、粘接着層100
体積部に対して1〜20体積部が好ましい。1体積部未
満だと添加効果が得られない傾向があり、20体積部を
超えると、接着剤層の貯蔵弾性率の上昇、接着性の低
下、ボイド残存による電気特性の低下等の問題を起こす
傾向がある。
【0048】また、本発明の接着シートを形成する粘接
着層には、異種材料間の界面結合を良くするために、各
種カップリング剤を添加することもできる。カップリン
グ剤としては、例えば、シラン系、チタン系、アルミニ
ウム系等が挙げられ、中でも効果が高い点でシラン系カ
ップリング剤が好ましい。
【0049】上記シラン系カップリング剤としては、特
に制限はなく、例えば、ビニルトリクロルシラン、ビニ
ルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−アミ
ノプロピルメチルジエトキシシラン、3−ウレイドプロ
ピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリメ
トキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、3−アミノプロピル−トリス(2−メトキシ−エト
キシ−エトキシ)シラン、N−メチル−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、トリアミノプロピルトリメト
キシシラン、3−4,5−ジヒドロイミダゾール−1−
イル−プロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキ
シプロピル−トリメトキシシラン、3−メルカプトプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルメチ
ルジメトキシシラン、3−クロロプロピルジメトキシシ
ラン、3−シアノプロピルトリエトキシシラン、ヘキサ
メチルジシラザン、N,O−ビス(トリメチルシリル)
アセトアミド、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、エチルトリクロロシラン、n−プロピ
ルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラ
ン、アミルトリクロロシラン、オクチルトリエトキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、メチルトリ(メタクリロイルオキエトキ
シ)シラン、メチルトリ(グリシジルオキシ)シラン、
N−β(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、オクタデシルジメチル
〔3−(トリメトキシシリル)プロピル〕アンモニウム
クロライド、γ−クロロプロピルメチルジクロロシラ
ン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
クロロプロピルメチルジエトキシシラン、トリメチルシ
リルイソシアネート、ジメチルシリルイソシアネート、
メチルシリルトリイソシアネート、ビニルシリルトリイ
ソシアネート、フェニルシリルトリイソシアネート、テ
トライソシアネートシラン、エトキシシランイソシアネ
ートなどを使用することができ、これらの1種又は2種
以上を併用することもできる。
【0050】また、チタン系カップリング剤としては、
例えば、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イ
ソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、
イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネー
ト、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネー
ト、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタ
ネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、
イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)
チタネート、イソプロピルトリス(n−アミノエチル)
チタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホス
ファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジア
リルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)
ホスファイトチタネート、ジクミルフェニルオキシアセ
テートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)オキシアセテートチタネート、テトライソプロピル
チタネート、テトラノルマルブチルチタネート、ブチル
チタネートダイマー、テトラ(2−エチルヘキシル)チ
タネート、チタンアセチルアセトネート、ポリチタンア
エチルアセトネート、チタンオクチレングリコレート、
チタンラクテートアンモニウム塩、チタンラクテート、
チタンラクテートエチルエステル、チタンチリエタノー
ルアミネート、ポリヒドロキシチタンステアレート、テ
トラメチルオルソチタネート、テトラエチルオルソチタ
ネート、テタラプロピルオルソチタネート、テトライソ
ブチルオルソチタネート、ステアリルチタネート、クレ
シルチタネートモノマー、クレシルチタネートポリマ
ー、ジイソプロポキシ−ビス(2,4−ペンタジオネー
ト)チタニウム(IV)、ジイソプロピル−ビス−トリ
エタノールアミノチタネート、オクチレングリコールチ
タネート、テトラ−n−ブトキシチタンポリマー、トリ
−n−ブトキシチタンモノステアレートポリマー、トリ
−n−ブトキシチタンモノステアレートなどを使用する
ことができ、これらの1種又は2種以上を併用すること
もできる。
【0051】アルミニウム系カップリング剤としては、
例えば、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプ
ロピレート、アルミニウムトイス(エチルアセトアセテ
ート)、アルキルアセトアセテートアルミニウムジイソ
プロピレート、アルミニウムモノアセチルアセテートビ
ス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリス
(アセチルアセトネート)、アルミニウム=モノイソプ
ロポキシモノオレオキシエチルアセトアセテート、アル
ミニウム−ジ−n−ブトキシドモノエチルアセトアセテ
ート、アルミニウム−ジ−iso−プロポキシド−モノ
エチルアセトアセテート等のアルミニウムキレート化合
物、アルミニウムイソプロピレート、モノ−sec−ブ
トキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウム
−sec−ブチレート、アルミニウムエチレート等のア
ルミニウムアルコレートなどを使用することができ、こ
れらの1種又は2種以上を併用することもできる。
【0052】上記カップリング剤の使用量は、その効果
や耐熱性及びコストの面から、(A)ポリイミド樹脂1
00重量部に対し、0.01〜10重量部とするのが好
ましい。
【0053】本発明の接着シートを形成する粘接着層に
は、イオン性不純物を吸着して、吸湿時の絶縁信頼性を
よくするために、さらにイオン捕捉剤を添加することも
できる。このようなイオン捕捉剤としては、特に制限は
なく、例えば、トリアジンチオール化合物、ビスフェノ
ール系還元剤等の、銅がイオン化して溶け出すのを防止
するため銅害防止剤として知られる化合物、ジルコニウ
ム系、アンチモンビスマス系マグネシウムアルミニウム
化合物等の無機イオン吸着剤などが挙げられる。
【0054】上記イオン捕捉剤の使用量は、添加による
効果や耐熱性、コスト等の点から、(A)ポリイミド樹
脂100重量部に対し0.1〜10重量部が好ましい。
【0055】本発明接着シートは、接着シートを形成す
る組成物を溶剤に溶解あるいは分散してワニスとし、基
材フィルム上に塗布、加熱し溶剤を除去することによっ
て得ることができる。
【0056】本発明の接着シートに用いる基材として
は、40dyne/cmを超える表面張力を有するもの
であれば特に制限は無く、例えば、ポリテトラフルオロ
エチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポイエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリメチルペンテンフィルム、ポリイミドフィルムなど
のプラスチックフィルム等が挙げられる。
【0057】上記溶剤としては、特に制限は無く、例え
ば、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチル
ケトン、2−エトキシエタノール、トルエン、キシレ
ン、ブチルセルソルブ、メタノール、エタノール、2−
メトキシエタノールジメチルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン、シクロヘキサノン
などを使用することができ、これらの1種又は2種以上
を併用することもできる。
【0058】無機フィラーを添加した際のワニスの製造
には、無機フィラーの分散性を考慮して、らいかい機、
3本ロール、ボールミル及びビーズミルなどを使用する
のが好ましく、また、これらを組み合わせて使用するこ
ともできる。また、無機フィラーと低分子量の原料をあ
らかじめ混合した後、高分子量の原料を配合することに
よって、混合する時間を短縮することもできる。また、
ワニスとした後、真空脱気等によってワニス中の気泡を
除去することもできる。
【0059】基材フィルムへのワニスの塗布方法として
は、公知の方法を用いることができ、例えば、ナイフコ
ート法、ロールコート法、スプレーコート法、グラビア
コート法、バーコート法、カーテンコート法等が挙げら
れる。
【0060】接着シートの厚みは、特に制限はないが、
粘接着層、基材ともに5〜250μmが好ましい。5μ
mより薄いと応力緩和効果が乏しくなる傾向があり、2
50μmより厚いと経済的でなくなる上に、半導体装置
の小型化の要求に応えられない。
【0061】また、本発明の接着シートは、所望の厚さ
を得るために、接着シートの粘接着層側に、別途作成し
た粘接着剤を2枚以上貼り合わせることもできる。この
場合には、粘接着剤層同士の剥離が発生しないような貼
り合わせ条件が必要である。
【0062】以上説明したような構成の接着シートに放
射線を照射すると、放射線照射後には基材の接着力は大
きく低下し、容易に半導体素子に接着層を保持したまま
該接着シートの基材フィルムからピックアップすること
ができる。
【0063】以下本発明に係る接着シートの使用方法に
ついて説明する。接着シート上にダイシング加工すべき
半導体ウェハを室温又は加熱しながら圧着し、ダイシン
グ、洗浄、乾燥の工程が加えられる。この際、半導体素
子は接着シートに充分に接着保持されているので、上記
各工程の間に半導体素子が脱落することはない。
【0064】次に、紫外線(UV)あるいは電子線(E
B)等の放射線を接着シートに照射し、放射線重合性を
有する接着シートを重合硬化せしめる。この結果、放射
線重合性を有する接着シートと該接着シートの基材フィ
ルムとの間の粘着力は、半導体素子をピックアップでき
る程度に減少し、さらにエキスパンド性を持たせること
によって容易に所望の半導体素子間隔が得られピックア
ップが容易になる。
【0065】接着シートへの放射線照射は、放射線重合
性を有する接着シート面から行う。放射線としてEBを
用いる場合には接着シートの基材フィルムは光透過性で
ある必要はないが、放射線としてUVを用いる場合には
接着シートの基材フィルムは光透過性である必要があ
る。
【0066】エキスパンディング工程後、半導体素子を
放射線硬化後の接着シートとともにピックアップし、支
持部材に室温又は加熱しながら圧着し加熱する。加熱に
よって接着シートは信頼性に耐える接着力を発現し、半
導体素子と支持部材の接着が完了する。
【0067】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてより詳細に報
告する。本発明は、これらに限定されるものではない。
【0068】(合成例1)攪拌機、温度計、乾燥空気導
入管、滴下ロート及び冷却管を備えた1lフラスコに、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン 197.06g(0.48モル)及びγ
−ブチロラクトン 318.14gを仕込んだ後、30
℃に昇温し、30〜40℃に保ちながら、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート 50.4
g(0.24モル)を少量ずつ滴下した。滴下後、30
℃で1時間反応を続けた後、カレンズMOI(昭和電工
(株)製商品名、イソシアネートエチルメタクリレー
ト)70.68g(0.456モル)及びヒドロキノン
モノメチルエーテル 0.318gを、30℃に保ちな
がら、少量ずつ滴下した。滴下後、30℃以下で2時間
反応を続け、放射線重合性化合物(A−1)を得た。
【0069】(合成例2)合成例1と同様のフラスコ
に、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕プロパン 328.44g(0.8モル)及びγ
−ブチロラクトン55.04gを仕込んだ後、30℃に
昇温し、30〜40℃に保ちながら、2,2,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート 42.0g
(0.2モル)を少量ずつ滴下した。滴下後、30℃で
1時間反応を続けた後、カレンズMOI(昭和電工
(株)製商品名、イソシアネートエチルメタクリレー
ト)179.8g(1.16モル)及びヒドロキノンモ
ノメチルエーテル 0.55gを、30℃以下に保ちな
がら、少量ずつ滴下した。滴下後、30℃以下で2時間
反応を続け、放射線重合性化合物(A−2)を得た。
【0070】(実施例1)温度計、攪拌機及び塩化カル
シウム管を備えた500mlフラスコに、2,2−ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン
41.05g(0.1モル)及びN−メチル−2−ピロ
リドン150gを仕込み攪拌した。ジアミンの溶解後、
フラスコを氷浴中で冷却しながら、1,10−(デカメ
チレン)ビス(トリメリテート無水物)52.2g
(0.1モル)を少量ずつ添加した。室温で3時間反応
させたのち、キシレン30gを加え、窒素ガスを吹き込
みながら150℃で加熱し、水と共にキシレンを共沸除
去した。その反応液を水中に注ぎ、沈殿したポリマーを
濾別し、乾燥してポリイミド樹脂を得た。
【0071】このポリイミド樹脂50g、o−クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製、商品
名:ESCN−195)10g、フェノールノボラック
樹脂(明和化成(株)製、商品名:H−1)5.3g、
テトラフェニルホシホニウムテトラフェニルボラート
(北興化学(株)製、商品名:TPPK)0.2g、合
成例1で得られた放射線重合性化合物(A−1)13.
1g及び1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
0.2gを、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドン2
00g中に加えて溶解させる。これを良く攪拌し、均一
に分散させて接着剤ワニスを得た。この接着剤ワニス
を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(帝人
(株)製、テイジンテトロンフィルム:G2−50、表
面張力50dyne/cm)上に塗布し、150℃で2
0分間加熱乾燥して、基材(ポリエチレンテレフタレー
トフィルム)を備えた膜厚が50μmの接着シート(基
材を除いた接着シートの厚みが50μm)(接着シート
1)を作製した。
【0072】得られた接着シート1を用いて、半導体チ
ップと厚み25μmのポリイミドフィルムを基材に用い
た配線基板を接着シートで貼り合せた半導体装置サンプ
ル(片面にはんだボールを形成)を作製し、耐熱性及び
耐湿性を調べた。耐熱性の評価方法には、耐リフローク
ラック性と温度サイクル試験を適用した。耐リフローク
ラック性の評価は、サンプル表面の最高温度が240℃
でこの温度を20秒間保持するように温度設定したIR
リフロー炉にサンプルを通し、室温で放置することによ
り冷却する処理を2回繰り返したサンプル中のクラック
を目視と超音波顕微鏡で視察した。クラックの発生して
いないものを○とし、発生していたものを×とした。耐
温度サイクル性は、サンプルを−55℃雰囲気に30分
間放置し、その後125℃の雰囲気に30分間放置する
工程を1サイクルとして、1000サイクル後において
超音波顕微鏡を用いて剥離やクラック等の破壊が発生し
ていないものを○、発生したものを×とした。また、耐
湿性評価は、温度121℃、湿度100%、2.03×
105Paの雰囲気(プレッシャークッカ−テスト:P
CT処理)で72時間処理後に剥離を観察することによ
り行った。剥離の認められなかったものを○とし、剥離
のあったものを×とした。
【0073】一方、接着シート1を厚さ150μmのシ
リコンウェハ上に貼付け、接着シート付きシリコンウェ
ハをダイシング装置上に載置した。次いで、半導体ウェ
ハをダイシング装置上に固定して5mm×5mmにダイ
シングした後、(株)オーク製作所製UV−330 H
QP−2型露光機を使用して、500mJ/cm2の露
光量で接着シートの支持体フィルム側から露光し、ピッ
クアップ装置にてダイシングしたチップをピックアップ
し、ダイシング時のチップ飛び及びピックアップ性を評
価した。これらの評価結果をまとめて表1に示す。
【0074】(実施例2)実施例1において、放射線重
合性化合物(A−1)を合成例2で得られた放射線重合
性化合物(A−2)にした以外は実施例1と全く同様の
操作を行い、基材(ポリエチレンテレフタレートフィル
ム)を備えた膜厚が50μmの接着シート(基材を除い
た接着シートの厚みが50μm)(接着シート2)を作
製した。得られた接着シート2を実施例1と同様の条件
で評価した結果を表1に示す。
【0075】(比較例1)実施例1において、側鎖にエ
チレン性不飽和基を有する放射線重合性共重合体(A−
1)及び1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
を除いた以外は実施例1と全く同様の操作を行い、基材
(ポリエチレンテレフタレートフィルム)を備えた膜厚
が50μmの接着シート(基材を除いた接着シートの厚
みが50μm)(接着シート3)を作製した。得られた
接着シート3を実施例1と同様の条件で評価した結果を
表1に示す。
【0076】(比較例2)実施例1において、側鎖にエ
チレン性不飽和基を有する放射線重合性共重合体(A−
1)を4G(新中村化学(株)製商品名、テトラエチレ
ングリコールジメタクリレート)にした以外は実施例1
と全く同様の操作を行い、基材(ポリエチレンテレフタ
レートフィルム)を備えた膜厚が50μmの接着シート
(基材を除いた接着シートの厚みが50μm)(接着シ
ート4)を作製した。得られた接着シート4を実施例1
と同様の条件で評価した結果を表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】ピックアップ性:ピックアップダイボンダ
ーにより、ダイシング後のチップをピックアップしたと
きのピックアップできた確率(%/100チップ)を示
した
【0079】表1から、本発明の接着シートは耐熱性及
び耐湿性に優れ、ダイシング時のチップ飛びも無く、ピ
ックアップ性も良好である。
【0080】
【発明の効果】本発明の接着シートは、ダイシング工程
ではダイシングテープとして、半導体素子と支持部材の
接合工程では接続信頼性に優れる接着剤として使用する
ことができ、また、半導体搭載用支持部材に熱膨張係数
の差が大きい半導体素子を実装する場合に必要な耐熱
性、耐湿性を有し、かつ作業性に優れるものである。ま
た、本発明の接着シートを使用した半導体装置は、半導
体搭載用支持部材に熱膨張係数の差が大きい半導体素子
を実装する場合に必要な耐熱性、耐湿性および作業性を
兼ね備えるものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 179/08 C09J 179/08 Z H01L 21/52 H01L 21/52 E Fターム(参考) 4J004 AA02 AA13 AA16 AA17 AB05 AB06 CA04 CA05 CA06 FA05 FA08 4J040 EC041 EC061 EC071 EC161 EF281 EH011 EH021 FA081 HB35 HC01 JA09 JB02 JB07 JB09 KA16 LA06 NA20 PA23 5F047 BA34 BB03 BB19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリイミド樹脂、(B)エポキシ
    樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤(C)(a)一般式
    (I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数が2〜30の2価の有機基を
    示す)で表されるジアミン及び(b)一般式(II) 【化2】 (式中、nは0〜1の整数であり、R2は炭素原子数が
    1〜30の2価あるいは3価の有機性基である)で表さ
    れるイソシアネート化合物及び(c)一般式(III) 【化3】 (式中、nは0〜1の整数である)で表される化合物か
    らなる放射線重合性化合物5〜400質量部を含有して
    なる粘接着剤層とを有してなる熱重合性及び放射線重合
    性接着シート。
  2. 【請求項2】 前記粘接着剤層が、前記(A)ポリイミ
    ド樹脂を100重量部、前記エポキシ樹脂およびエポキ
    シ樹脂硬化剤を1〜200重量部、および(C)放射線
    重合性化合物を5〜400重量部含有する、請求項1記
    載の接着シート。
  3. 【請求項3】 放射線を照射して、前記接着剤層と基材
    との間の接着力を制御する、請求項1又は請求項2記載
    の接着シート。
  4. 【請求項4】 (I)請求項1〜3のいずれかに記載の
    接着シートを、その粘接着剤層を介して半導体ウエハに
    貼り付ける工程、(II)該接着シートに放射線を照射
    して該接着層を硬化させ、基材を剥離する工程、(II
    I)半導体ウエハをダイシングして、粘接着層付き半導
    体素子を得る工程、(IV)粘接着剤層付き半導体素子
    と半導体素子搭載用支持部材とを、該接着シートを介し
    て接着する工程、を含むことを特徴とする接着シートの
    使用方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の接着シ
    ートを用いて又は請求項4記載の接着シートの使用方法
    によって、半導体素子と支持部材とを接着した構造を含
    有してなる半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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