JP2003040992A - 重縮合反応用触媒およびそれを用いるポリエステルの製造方法 - Google Patents

重縮合反応用触媒およびそれを用いるポリエステルの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境面でも安全で、且つ触媒コストの低減可
能な、高活性のポリエステル製造用触媒を提供する。 【解決手段】 オルガノシロキサン化合物の骨格中に、
周期表の第3〜15族から選ばれるケイ素以外の少なく
とも1種の金属Mを含有する重縮合反応用触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重縮合用触媒とそれを用
いるポリエステルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートをはじめと
するポリエステルは、機械的強度、化学的安定性など、
その優れた性質のゆえに、広く種々の分野、例えば、衣
料用や産業資材用の繊維、包装用や磁気テープ用などの
各種フィルムやシート、ボトルやエンジニアリングプラ
スチックなどの成形物など、広く種々の分野で用いられ
ている。中でも、ガスバリヤ性、衛生性などに優れ、比
較的安価で軽量であるために、各種食品、飲料包装容器
として幅広く用いられ、かつその応用分野はますます拡
大している。
【0003】一般にポリエステルは、ジカルボン酸また
はそのエステル形成性誘導体(ジカルボン酸エステルな
ど)と、ジオールまたはそのエステル形成性誘導体(オ
キサイド付加物など)より多段階法で製造される。ま
ず、ジカルボン酸と過剰のジアルコールとのエステル
化、またはジカルボン酸エステルとジアルコールのエス
テル交換により、重縮合すべきエステルまたは重縮合す
べきエステルとオリゴエステルの混合物からなる比較的
低分子量のポリエステル予備縮合物を製造する。得られ
たポリエステル予備縮合物を、重縮合触媒の存在下、副
生するアルコールおよび/または水を分離しながら重縮
合させ、目的とする高分子量のポリエステルとする。
【0004】重縮合反応の促進のために、既に多数の重
縮合触媒が提案されているが、ほとんど全ての商業的プ
ロセスにおいては、アンチモン化合物またはゲルマニウ
ム化合物が重縮合触媒として用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アンチモン化合物、な
かでもSb23は、安価でかつ優れた活性を有する触媒
であるが、Sb23触媒を用いて製造されたポリエステ
ル中に残留する触媒残渣は比較的大きな粒子状となり易
く、異物となってポリエステルの品質を低下させるほ
か、最近では環境面からアンチモンの安全性に対する問
題が指摘されている。
【0006】ゲルマニウム化合物触媒としては、GeO
2等が知られており、アンチモン触媒と比較し、高い品
質のポリエステルを製造することができ、環境面からの
問題も少ない。しかし、ゲルマニウムは埋蔵量が少ない
ため、ゲルマニウム化合物は高価であり、ポリエステル
製造コストを著しく上昇させるという問題があるため、
触媒コストを低減させるために更なる性能の向上が求め
られていた。このため、一般に、アンチモン化合物ある
いはゲルマニウム化合物にかわる更に性能の改良された
ポリエステル製造用触媒が求められている。
【0007】アンチモン化合物またはゲルマニウム化合
物にかわるポリエステル製造用触媒を提供するための研
究は、これまでにも繰り返し行われてきており、既に例
えば、テトラブチルチタネートのようなアルキルチタネ
ート触媒が提案されている(特公昭49−11474、
特開昭52−21421、特開昭55−23136)。
しかしながら、チタン化合物の使用は、重縮合したポリ
エステルに強い着色を起こすほか、得られたポリエステ
ルの加熱成形時の熱安定性が低いという問題点があっ
た。
【0008】ポリエステルの着色を抑制し、加熱成形時
の熱安定性を向上させるために、リン化合物を添加する
方法が広く知られているが、リン化合物の添加はチタン
化合物触媒の重縮合活性を低下させるという欠点があ
り、チタン化合物触媒の効果が限定的なものになってし
まうという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、重縮合反応用触媒として、
オルガノシロキサン化合物の骨格中に特定の金属を含有
する触媒を使用することにより、従来公知のアンチモン
化合物、ゲルマニウム化合物或いはチタン化合物を用い
た場合と比較し非常に高い活性を有し、ポリエステル成
分に対する金属使用量が少なくて済む。また、リン化合
物を添加剤として用いた場合にも、従来のチタン化合物
のような活性低下がおこらないことを見出し、本発明に
到達した。即ち、本発明の要旨は、オルガノシロキサン
化合物の骨格中に、周期表の第3〜15族から選ばれる
ケイ素以外の少なくとも1種の金属Mを含有する重縮合
反応用触媒及び、それを用いるポリエステルの製造方
法、に存する。
【0010】
【発明の実施の形態】(重縮合反応用触媒)本発明によ
り開示される重縮合反応用触媒は、具体的にはオルガノ
シロキサン化合物中の少なくとも1つのケイ素を周期表
(IUPAC無機化学命名法1990年規則)の第3〜15より
選ばれるケイ素以外の少なくとも一種の金属Mで置換し
てなる触媒である。金属Mとしては、Sc,Ti,Zr,Hf,
Al,Ga,Ge,Sn,Sb等の第3、4、13、14及び15
族の金属が好ましく、更に好ましくは、第4および14
族の金属が好ましく、なかでもTiおよびGeが特に好まし
い。
【0011】本発明において、オルガノシロキサン化合
物とは、少なくとも1つのSiに1つ以上の有機基、例
えば水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
置換基を有していてもよいアリール基が置換されたSi
−O−Si結合を有する化合物である。
【0012】本発明の重縮合反応用触媒は、好ましく
は、下記式(3′)又は(4′)で表されるシロキサン
化合物中の下記(A)で表される少なくとも1つの部位
を、下記(B)で置換した化合物であり、シロキサン化
合物としては、上記式(3′)と(4′)の構造が互い
に結合した化合物であってもよい。
【0013】
【化5】 (R1SiO1.5m′ (3′) (R1 2SiO)p′ (4′) (式(3′)又は(4′)中、m′≧1、p′≧1であ
る)
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】特に好ましくは、下記一般式(1)又は
(2)で表される構造の触媒である。
【0017】
【化8】 (R1SiOxa[MOy(OR2)]b (1) (R1 2SiOx′)a′[MOy′(OR2)]b′ (2)
【0018】(式(1)中、R1は水素原子、置換基を
有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよ
いアリール基を表し、R2は水素原子、置換基を有して
いてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリ
ール基、ポリオルガノシロキサン基を表し、a,a′,
b,b′は0より大きな数、x、x′,y,y′は0以
上、2以下の数を表す) 式(1)又は(2)中、R1及びR2は好ましくは、水素
原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の飽和
アルキル基、置換基を有していてもよい炭素数5〜8の
環状アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基
である。ここで、置換基としては、炭素数1〜20,好
ましくは炭素数1〜10の飽和アルキル基が挙げられ
る。中でも、R1としては炭素数1〜5の飽和アルキル
基で置換されていてもよい、炭素数5〜8の飽和環状ア
ルキル基であるのが好ましい。また、R2としては、炭
素数2〜5のアルキル基であるのがよい。
【0019】本発明の重縮合用触媒中の金属Mとケイ素
とのモル比(M:Si)[一般式(1)又は(2)にお
いては、(b:a)又は(b′:a′)で表される]
は、通常1:99〜99:1であり、好ましくは1:9
9〜1:1であり、更に好ましくは1:7〜1:1であ
る。上記一般式(1)において、aは好ましくは1〜2
0の数であり、より好ましくは7である。一般式(1)
においてaが7の場合には、本発明の触媒は下記構造式
で表されるように立方体(式(1)において、b=1、
x=1.5、y=1.5である)の形態となっているも
のがあり、本発明の触媒として特に好ましい。
【0020】
【化9】
【0021】(重縮合用触媒の調製方法)本発明の重縮
合用触媒は、オルガノシロキサン原料化合物と周期表第
3〜15族から選ばれる特定金属の化合物を反応させる
ことにより製造できる。特定金属の化合物としては、例
えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸などの飽和脂肪族
カルボン酸との塩、アクリル酸、メタクリル酸などの不
飽和脂肪族カルボン酸との塩、安息香酸などの芳香族カ
ルボン酸との塩、トリクロロ酢酸などのハロゲン含有カ
ルボン酸との塩、乳酸、クエン酸、サリチル酸などのヒ
ドロキシカルボン酸との塩、炭酸、硫酸、硝酸、リン
酸、ホスホン酸、炭酸水素、リン酸水素、硫酸水素、亜
硫酸、チオ硫酸、塩酸、臭化水素酸、塩素酸、臭素酸な
どの無機酸との塩、メタンスルホン酸、プロパンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機スルホン酸と
の塩、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−
プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシなどの
金属アルコキシド、アセチルアセトナートなどのキレー
ト化合物、クロリド、ブロミドなどの金属ハロゲン化物
が挙げられ、好ましくは飽和脂肪族カルボン酸との塩、
金属アルコキシド、金属ハロゲン化物であり、特に好ま
しくは金属アルコキシド、金属ハロゲン化物である。オ
ルガノシロキサン原料化合物としては、下記一般式
(3)または(4)で表される化合物が好ましい。
【0022】
【化10】 (R1SiO1.5m(H2O)0.5n (3) (R1 2SiO)p(H2O) (4) 式(3)または(4)中、R1は水素原子、置換基を有
していてもよい環状又は非環状のアルキル基、置換基を
有していてもよいアリール基を表し、好ましくは、水素
原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の飽和
アルキル基、置換基を有していてもよい炭素数5〜8の
環状アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基
である。ここで、置換基としては、炭素数1〜20,好
ましくは炭素数1〜10の飽和アルキル基が挙げられ
る。中でも、R1としては炭素数1〜5の飽和アルキル
基で置換されていてもよい、炭素数5〜8の飽和環状ア
ルキル基であるのが好ましい。また、m≧1、p≧1、
nは2以上の自然数である。
【0023】重縮合反応用触媒の添加形態は特に限定さ
れず、あらかじめ特定金属の化合物と、式(3)又は
(4)のオルガノシロキサン原料化合物とを反応させ、
得られた化合物を単離した後に、重縮合反応用触媒とし
て重縮合反応系に添加してもよいし、特定金属の化合物
とオルガノシロキサン原料化合物とを反応させた反応液
をそのまま重縮合反応溶液として用いてもよい。あるい
は特定金属の化合物とオルガノシロキサン原料化合物と
を別々に重縮合反応器に供給し、重縮合反応混合物中で
触媒を発生させてもよい。あらかじめ特定金属の化合物
とオルガノシロキサン原料化合物とを反応させ、得られ
た化合物を単離する場合は、有機溶媒中に上記オルガノ
シロキサン原料化合物を溶解した溶液中に、上記特定金
属の化合物を有機溶媒中に溶解した溶液を加え、室温〜
溶媒の沸点温度にて1〜24時間、好ましくは1〜10
時間、より好ましくは1〜4時間程度反応させた後、溶
媒を留去することにより得ることができる。有機溶媒と
しては、好ましくは炭化水素類、エーテル類、アルコー
ル類から選ばれる少なくとも一種類の溶媒、より好まし
くは、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トル
エン、キシレン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、
1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオールより選ばれる少なくとも一種類
の溶媒が挙げられる。
【0024】(重縮合反応方法)本発明の重縮合反応
は、ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体(ジ
カルボン酸エステル等)と、ジオールまたはそのエステ
ル形成性誘導体(オキサイド付加物)を反応させること
にポリエステルを製造する方法である。本発明の重縮合
反応方法は、特に限定されないが、例えば二段階で反応
させる方法としては次の様な方法が挙げられる。
【0025】第一段階としてはジカルボン酸と過剰のジ
アルコールとのエステル化反応、またはジカルボン酸エ
ステルとジアルコールのエステル交換反応により、重縮
合すべきエステルまたは重縮合すべきエステルとオリゴ
エステルの混合物からなる比較的低分子量のポリエステ
ル予備縮合物を製造する。次いで、第二段階として、得
られたポリエステル予備縮合物を、副生するアルコール
および/または水を分離しながら重縮合させ、目的とす
る高分子量のポリエステルとする。本発明の重合用触媒
は、第二段階の重合反応の際に好適に使用できる触媒で
ある。
【0026】本発明の第一段階の反応で使用する、ジカ
ルボン酸又はそのエステル形成性誘導体としては、具体
的には、例えば、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル
酸、ジブロモイソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリ
ウム、フェニレンジオキシジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテル
ジカルボン酸、4,4’−ジフェニルケトンジカルボン
酸、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、4,
4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、並びに、テレフタル酸ジメチルエ
ステル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルエス
テル等の、上記芳香族ジカルボン酸の炭素数1〜4のア
ルキルエステル及びハロゲン化物が挙げられる。またヘ
キサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等
の脂環式ジカルボン酸、及び、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、ウンデカジカルボン酸、ドデカジカルボン
酸等の脂肪族ジカルボン酸、並びに、これらの脂環式ジ
カルボン酸や脂肪族ジカルボン酸の炭素数1〜4のアル
キルエステル、及びハロゲン化物等が挙げられる。ジカ
ルボン酸又はそのエステル形成性誘導体としては、芳香
族のジカルボン酸又はそのアルキルエステルが好まし
い。
【0027】また、ジオールまたはそのエステル形成性
誘導体としては、例えば、エチレングリコール、トリメ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、オク
タメチレングリコール、デカメチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、2−エチル−2−ブチル−1,3
−プロパンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル等の脂肪族ジオールが挙げられる。
【0028】また、1,2−シクロヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジオール、1,1−シクロヘキ
サンジメチロール、1,4−シクロヘキサンジメチロー
ル、2,5−ノルボルナンジメチロール等の脂環式ジオ
ール、及び、キシリレングリコール、4,4’−ジヒド
ロキシビフェニル、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4’−β−ヒドロキ
シエトキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキ
シフェニル)スルホン酸等の芳香族ジオール、並びに、
2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパンの
エチレンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付
加物等が挙げられる。中でもエチレングリコール、トリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペン
タメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等の
脂肪族ジオールや、1,4−シクロヘキサンジメチロー
ルが好ましい。
【0029】本発明においては、更に、例えば、グリコ
ール酸、p−ヒドロキシ安息香酸、p−β−ヒドロキシ
エトキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸やアルコキ
シカルボン酸、及び、ステアリルアルコール、ベンジル
アルコール、ステアリン酸、安息香酸、t−ブチル安息
香酸、ベンゾイル安息香酸等の単官能成分、トリカルバ
リル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット
酸、没食子酸、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、グリセロール、ペンタエリスリトール等の三
官能以上の多官能成分、等の一種または二種以上が、共
重合成分として用いられてもよい。
【0030】第一段階でエステル化反応を行う場合に
は、ジカルボン酸と過剰のジアルコールとを、通常1.
02〜2.0、好ましくは1.03〜1.7の比率で、
常圧〜加圧条件下、230℃〜280℃にて無触媒また
はアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、亜鉛
化合物、マンガン化合物などのエステル化触媒の存在下
反応させることにより達成される。また、エステル交換
反応を行う場合には、ジカルボン酸エステルとジアルコ
ールとを、通常1.02〜2.0、好ましくは1.03
〜1.7の比率で、常圧〜加圧条件下、230℃〜28
0℃にてアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合
物、亜鉛化合物、マンガン化合物などのエステル交換触
媒の存在下反応させることにより達成される。エステル
化反応、エステル交換反応のいずれの手法を用いても、
第二段階の重縮合反応の原料として何ら問題のない、ポ
リエステル予備縮合物を得ることができる。
【0031】第二段階の反応が本来の重縮合反応であ
り、本発明の重合触媒の存在下、重縮合すべきエステル
または重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合物
を、副生するアルコールおよび/または水を分離しなが
ら重縮合させ、目的とする高分子量のポリエステルとす
る。重縮合反応は、通常250〜300℃、好ましくは
260〜295℃の温度、常圧から0.5〜3時間かけ
て漸次減圧にして、最終的に通常1333〜13.3P
a、好ましくは666Pa〜66.6Paの減圧下で、
1〜20時間、好ましくは1〜5時間行われる。
【0032】本発明の重縮合用触媒は、重縮合反応を促
進するために開発されたものであり、第二段階の重縮合
反応が開始される直前に反応器に添加するのが有利であ
る。本発明の重縮合触媒は、あらかじめ特定金属の化合
物と、オルガノシロキサン原料化合物とを反応させ、得
られた化合物を単離した後に、有機溶媒中に溶解または
分散した溶液またはスラリーとして重縮合反応系に添加
してもよい。
【0033】有機溶媒、有機溶媒としては好ましくは炭
化水素類、エーテル類、あるいは重縮合すべき予備縮合
物を得るために用いたジオールから選ばれる少なくとも
一種類の溶媒、より好ましくは、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレング
リコール、トリメチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレン
グリコール等の脂肪族ジオールや、1,4−シクロヘキ
サンジメチロールである。また、特定金属の化合物とオ
ルガノシロキサン類とを反応させた反応液をそのまま重
縮合反応溶液として用いてもよい。あるいは特定金属の
化合物とオルガノシロキサン類とを別々に重縮合反応器
に供給し、重縮合反応混合物中で触媒を発生させてもよ
い。
【0034】本発明において重縮合段階にて使用され
る、重縮合用触媒の使用量は、予備縮合生成物の全重量
に対し、金属(M)の量換算で通常0.1〜5000p
pm、好ましくは0.5〜500ppm、より好ましく
は0.5〜100ppmを用いることができる。生成す
るポリエステルの色調、加熱成形時の熱安定性などが製
品として要求される基準に満たない場合には、その色
調、加熱成形時の熱安定性などを向上させる目的で、本
発明の重縮合反応においてリン化合物を添加してもよ
い。添加するリン化合物は特に限定されないが、具体的
には、例えば、正燐酸、ポリ燐酸、トリメチルホスフェ
ート、トリエチルホスフェート、トリ−n−ブチルホス
フェート、トリオクチルホスフェート、トリフェニルホ
スフェート、トリクレジルホスフェート、トリス(トリ
エチレングリコール)ホスフェート、エチルジエチルホ
スホノアセテート、メチルアシッドホスフェート、エチ
ルアシッドホスフェート、イソプロピルアシッドホスフ
ェート、ブチルアシッドホスフェート、モノブチルホス
フェート、ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフェ
ート、トリエチレングリコールアシッドホスフェート等
の5価の燐化合物、亜燐酸、次亜燐酸、ジエチルホスフ
ァイト、トリスドデシルホスファイト、トリスノニルデ
シルホスファイト、トリフェニルホスファイト等の3価
の燐化合物等が挙げられる。中でも、正燐酸、トリス
(トリエチレングリコール)ホスフェート、エチルジエ
チルホスホノアセテート、エチルアシッドホスフェー
ト、トリエチレングリコールアシッドホスフェート、亜
燐酸が好ましく、トリス(トリエチレングリコール)ホ
スフェート、エチルジエチルホスホノアセテート、エチ
ルアシッドホスフェート、トリエチレングリコールアシ
ッドホスフェートが特に好ましい。
【0035】なお、本発明の重縮合用触媒は、エステル
化反応あるいはエステル交換反応にも高い活性を有する
ため、第一段階のジカルボン酸と過剰のジアルコールと
のエステル化反応、またはジカルボン酸エステルとジア
ルコールのエステル交換反応において使用しても何ら差
し支えない。
【0036】このようにして得られたポリエステルは、
所望によりさらに固相重縮合してもよい。固相重縮合
は、固相重縮合反応に供するポリエステル樹脂が溶融し
ない程度の高温下、好ましくは190〜230℃、特に
好ましくは195〜225℃の温度条件下、窒素、アル
ゴン、二酸化炭素などの不活性ガス雰囲気中で反応を行
う場合には0.1MPa以下、好ましくは0.02MP
a以下で、あるいは減圧雰囲気下で反応を行う場合には
0.1Torr〜50Torr、好ましくは0.5To
rr〜10Torrにて加熱することにより行われる。
固相重縮合の温度、圧力、反応時間、不活性ガス流量な
どは、ポリエステル生成物が所望の物性を有するよう、
適宜選択されるが、本発明で開示するポリエステル製造
用触媒を用いると、固相重縮合反応においても高い活性
を有するため、従来既知の触媒に対し、反応時間を短く
できる点で有利である。
【0037】
【実施例】以下、本発明を下記の実施例により詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。 [実施例1] (触媒溶液の調製)テトライソプロピルチタネート0.
63g(2.2ミリモル)、および、下記構造式1(式
(3)において、m=7、n=3である)で表されるヘ
プタシクロヘキシルトリシクロヘプタシロキサントリオ
ール(シクロヘキシルシルセスキオキサントリオール)
2.15g(2.2ミリモル)を50ミリリットルのテ
トラヒドロフラン中に溶解し、室温で3時間攪拌した。
得られた溶液より、減圧下、溶媒を留去し、チタニウム
とシクロヘキシルシルセスキオキサンよりなる触媒2.
40gを得た。得られた触媒の構造を紫外可視吸光スペ
クトル、EXAFS、NMR、元素分析により分析した
ところ、下記構造式2で表される触媒(Ti/Si=1
/7)であることを確認した。得られた触媒をトルエン
に溶解し、1重量パーセント触媒溶液とした。
【0038】
【化11】
【0039】(第一段反応:ポリエステル予備縮合物の
製造)テレフタル酸43kg(260モル)、及び、エ
チレングリコール19kg(312モル)のスラリー
を、予めビス(ヒドロキシエチル)テレフタレート約5
0kgが仕込まれ、温度250℃、圧力1.2×105
Paに保持されたエステル化反応槽に4時間かけて順次
供給し、供給終了後も更に1時間かけてエステル化反応
を行い、平均重合度7の重縮合すべきエステルとオリゴ
エステルの混合物を得た。この混合物中には、ビス(ヒ
ドロキシエチル)テレフタレート、重合度の低いポリエ
チレンテレフタレート等が含まれている。 (第二段反応:重縮合反応)重縮合反応器に、上記の第
一段反応で得られた重縮合すべきエステルとオリゴエス
テルの混合物100gを仕込み、260℃、常圧で溶融
させた中に、重縮合すべきエステルとオリゴエステルの
混合物の合計量に対し、P原子換算で13ppmとなる
ように正リン酸の1.64重量パーセントエチレングリ
コール溶液を添加し、さらに5分後に、Ti金属換算で
20ppmとなるように上記触媒溶液を添加した。
【0040】系内を285℃まで20分で加熱するとと
もに、400Paに20分で減圧し、285℃、400
Paの条件で100rpmにて攪拌した。285℃、4
00Paの条件に到達してから89分後に攪拌トルク
0.45Nmとなった時点で重縮合を終了した。反応器
底部の抜き出し口よりポリエステル生成物をストランド
状に抜き出して、水冷後カッターでチップ状に切断し
た。得られたポリエステルの固有粘度を、フェノール/
1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量比1/1)
混合溶媒に溶解し、30℃にて測定したところ、0.6
0dl/gであった。得られたポリエステル中には、上
記構造式2の触媒が残存している。
【0041】[実施例2]重縮合すべきエステルとオリ
ゴエステルの混合物の合計量に対し、P原子換算で6.
5ppmとなるように正リン酸の1.64重量パーセン
トエチレングリコール溶液を添加し、さらに5分後に、
Ti金属換算で20ppmとなるように上記触媒溶液を
添加したこと以外は、実施例1と同様にして285℃、
400Paの条件に維持し、100rpmにて攪拌し
た。285℃、400Paの条件に到達してから69分
後、攪拌トルク0.45Nmとなった時点で重縮合を終
了した。反応器底部の抜き出し口よりストランド状に抜
き出して、水冷後カッターでチップ状に切断した。得ら
れたポリエステルの固有粘度を、実施例1と同様に測定
したところ、0.56dl/gであった。得られたポリ
エステル中には上記構造式2の触媒が残存している。
【0042】[実施例3]重縮合すべきエステルとオリ
ゴエステルの混合物の合計量に対し、P原子換算で66
ppmとなるように正リン酸の1.64重量パーセント
エチレングリコール溶液を添加し、さらに5分後に、T
i金属換算で20ppmとなるように上記触媒溶液を添
加したこと以外は、実施例1と同様にして285℃、4
00Paの条件に維持し、100rpmにて攪拌した。
285℃、400Paの条件に到達してから190分
後、攪拌トルク0.45Nmとなった時点重縮合を終了
し、反応器底部の抜き出し口よりストランド状に抜き出
して、水冷後カッターでチップ状に切断した。得られた
ポリエステルの固有粘度を、実施例1と同様に測定した
ところ、0.57dl/gであった。得られたポリエス
テル中には、上記構造式2の触媒が残存している。 [実施例4]実施例1で得られたポリエステルチップ2
gを、ガラス内筒付き管型反応器に充填し、反応器内
に、流量20ml/分にてHeを流通しながら、210
℃にて4時間加熱し、固相重縮合反応を行った。固相重
縮合反応により得られたポリエステルの固有粘度を、実
施例1と同様に測定したところ、0.64dl/gであ
った。
【0043】[比較例1]重縮合すべきエステルとオリ
ゴエステルの混合物に対し、P原子換算で13ppmと
なるように正リン酸の1.64重量パーセントエチレン
グリコール溶液を添加し、さらに5分後に、Ti金属換
算で20ppmとなるように触媒溶液としてテトラブチ
ルチタネートの1重量パーセントトルエン溶液を使用し
たこと以外は実施例1と同様にして285℃、400P
aの条件に維持し、100rpmにて攪拌した。285
℃、400Paの条件に到達してから238分後、攪拌
トルク0.45Nmとなった時点で重縮合を終了した。
反応器底部の抜き出し口よりストランド状に抜き出し
て、水冷後カッターでチップ状に切断した。得られたポ
リエステルの固有粘度を、実施例1と同様に測定したと
ころ、0.56dl/gであった。
【0044】[比較例2]重縮合すべきエステルとオリ
ゴエステルの混合物に対し、P原子換算で6.5ppm
となるように正リン酸の1.64重量パーセントエチレ
ングリコール溶液を添加し、さらに5分後に、Ti金属
換算で20ppmとなるようにテトラブチルチタネート
の1重量パーセントトルエン溶液を添加したこと以外
は、実施例2と同様にして285℃、400Paの条件
に維持し、100rpmにて攪拌した。285℃、40
0Paの条件に到達してから180分間撹拌を継続した
時点での攪拌トルクは0.33Nmであり、目標の0.
45Nmに到達しなかったので、この時点で重縮合を終
了した。
【0045】[比較例3]重縮合すべきエステルとオリ
ゴエステルの混合物に対し、P原子換算で66ppmと
なるように正リン酸の1.64重量パーセントエチレン
グリコール溶液を添加し、さらに5分後に、Ti金属換
算で20ppmとなるようにテトラブチルチタネートの
1重量パーセントトルエン溶液を添加したこと以外は、
実施例3と同様にして285℃、400Paの条件に維
持し、100rpmにて攪拌した。285℃、400P
aの条件に到達してから240分間撹拌を継続した時点
での攪拌トルクは0.34Nmであり、目標の0.45
Nmに到達しなかったので、この時点で重縮合を終了し
た。
【0046】[比較例4]実施例1で得られたポリエス
テルチップ2gを、ガラス内筒付き管型反応器に充填
し、反応器内に、流量20ml/分にてHeを流通しな
がら、210℃にて4時間加熱し、固相重縮合反応を行
った。固相重縮合反応により得られたポリエステルの固
有粘度を、実施例1と同様に測定したところ、0.57
dl/gであった。実施例1、2、3および比較例1、
2、3の結果を表−1に、また実施例4および比較例4
の結果を表−2にそれぞれまとめて示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】表−1から明らかなように、従来公知のア
ルキルチタネート触媒に比べて、本発明の特定の触媒を
使用すると、重縮合反応の活性が著しく向上することが
分かる。さらに、金属Mとしてチタンに換えてゲルマニ
ウム、ジルコニウム、アルミニウム、亜鉛を用いた触媒
についても重縮合反応を実施した。 [実施例5] (触媒溶液の調製)ゲルマニウムテトラエトキシド0.
07g(0.24ミリモル)および、上記構造式1(式
(3)において、m=7、n=3である)で表されるヘ
プタシクロペンチルトリシクロヘプタシロキサントリオ
ール(シクロペンチルシルセスキオキサントリオール)
0.21g(0.24ミリモル)を7ミリリットルのテ
トラヒドロフラン中に溶解し、60℃で3時間攪拌し
た。得られた溶液にアセトニトリル30ミリリットルを
添加したところ、白色の固体が析出した。得られた混合
物を冷蔵庫にて60時間熟成した後、固体を回収し、ア
セトニトリルにて洗浄し、50℃で4時間減圧乾燥した
ところ、0.23gの白色固体を得た。得られた白色固
体の構造をNMR、元素分析により分析したところ、ゲ
ルマニウムとシクロペンチルシルセスキオキサンよりな
る、下記構造式3で表される触媒(Ge/Si=1/
7)であることを確認した。得られた触媒をトルエンに
溶解し、1重量パーセント触媒溶液とした。
【化12】 (重縮合反応)重縮合反応器に、実施例1の第一段反応
で得られた重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混
合物100gを仕込み、260℃、常圧で溶融させた中
に、重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合物の
合計量に対し、Ge金属換算で20ppmとなるように
上記触媒溶液を添加した。系内を285℃まで20分で
加熱するとともに、400Paに20分で減圧し、28
5℃、400Paの条件で100rpmにて攪拌した。
285℃、400Paの条件に到達してから169分後
に攪拌トルク0.48Nmとなった時点で重縮合を終了
した。反応器底部の抜き出し口よりポリエステル生成物
をストランド状に抜き出して、水冷後カッターでチップ
状に切断した。得られたポリエステルの固有粘度を、フ
ェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量
比1/1)混合溶媒に溶解し、30℃にて測定したとこ
ろ、0.58dl/gであった。 [比較例5] (重縮合反応)重縮合反応器に、実施例1の第一段反応
で得られた重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混
合物100gを仕込み、260℃、常圧で溶融させた中
に、重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合物の
合計量に対し、Ge金属換算で20ppmとなるように
二酸化ゲルマニウムのエチレングリコール溶液(Ge金
属換算0.51重量パーセント)を添加した。系内を2
85℃まで20分で加熱するとともに、400Paに2
0分で減圧し、285℃、400Paの条件で100r
pmにて攪拌した。285℃、400Paの条件に到達
してから180分間攪拌を継続した時点での、攪拌トル
クは0.30Nmであり、目標の0.45Nmに達しな
かったので、この時点で重縮合反応を終了した。 [実施例6] (触媒溶液の調製)下記構造式1(式(3)において、
m=7、n=3である)で表されるヘプタシクロペンチ
ルトリシクロヘプタシロキサントリオール(シクロペン
チルシルセスキオキサントリオール)0.35g(0.
40ミリモル)を5ミリリットルのジオキサン中に溶解
した中に、ジルコニウムトリ(n−プロポキシド)の7
0重量パーセントn−プロピルアルコール溶液0.19
g(ジルコニウムトリ(n−プロポキシド)換算0.4
1ミリモル)を添加した後、得られた溶液を3時間加熱
還流した。得られた溶液を室温まで放冷した後、アセト
ニトリル30ミリリットルを加えたところ、白色の固体
が析出した。得られた混合物を冷蔵庫中で15時間熟成
した後、固体を回収し、アセトニトリルにて洗浄し、5
0℃で4時間減圧乾燥したところ、0.41gの白色固
体を得た。得られた白色固体の構造をNMRにより分析
したところ、ジルコニウムとシクロペンチルシルセスキ
オキサンよりなる、下記構造式4で表される触媒(Zr
/Si=1/7)であることを確認した。得られた触媒
をトルエンに溶解し、1重量パーセント触媒溶液とし
た。
【化13】 (重縮合反応)重縮合反応器に、実施例1の第一段反応
で得られた重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混
合物100gを仕込み、260℃、常圧で溶融させた中
に、重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合物の
合計量に対し、Zr金属換算で100ppmとなるよう
に上記触媒溶液を添加した。系内を285℃まで20分
で加熱するとともに、400Paに20分で減圧し、2
85℃、400Paの条件で100rpmにて攪拌し
た。285℃、400Paの条件に到達してから235
分後に攪拌トルク0.46Nmとなった時点で重縮合を
終了した。反応器底部の抜き出し口よりポリエステル生
成物をストランド状に抜き出して、水冷後カッターでチ
ップ状に切断した。得られたポリエステルの固有粘度
を、フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン
(重量比1/1)混合溶媒に溶解し、30℃にて測定し
たところ、0.55dl/gであった。 [実施例7] (触媒スラリーの調製)下記構造式1(式(3)におい
て、m=7、n=3である)で表されるヘプタシクロペ
ンチルトリシクロヘプタシロキサントリオール(シクロ
ペンチルシルセスキオキサントリオール)0.35g
(0.40ミリモル)を7ミリリットルのテトラヒドロ
フラン中に溶解した中に、トリエチルアルミニウムのヘ
キサン溶液(アルミニウム金属濃度1.0モル/リット
ル)0.4ミリリットルを加えたところ、気泡を発生し
ながら反応が進行し、白色の沈殿が生成した。得られた
溶液を室温で3時間攪拌した後、減圧下で溶媒を留去
し、アルミニウムとシクロペンチルシルセスキオキサン
よりなる触媒0.36gを得た。得られた触媒をトルエ
ン中に分散し、1重量パーセント触媒スラリーとした。 (重縮合反応)重縮合反応器に、実施例1の第一段反応
で得られた重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混
合物100gを仕込み、260℃、常圧で溶融させた中
に、重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合物の
合計量に対し、Al金属換算で50ppmとなるように
上記触媒溶液を添加した。系内を285℃まで20分で
加熱するとともに、400Paに20分で減圧し、28
5℃、400Paの条件で100rpmにて攪拌した。
285℃、400Paの条件に到達してから263分後
に攪拌トルク0.47Nmとなった時点で重縮合を終了
した。反応器底部の抜き出し口よりポリエステル生成物
をストランド状に抜き出して、水冷後カッターでチップ
状に切断した。得られたポリエステルの固有粘度を、フ
ェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量
比1/1)混合溶媒に溶解し、30℃にて測定したとこ
ろ、0.57dl/gであった。 [比較例6]重縮合反応器に、実施例1の第一段反応で
得られた重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合
物100gを仕込み、260℃、常圧で溶融させた中
に、重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合物の
合計量に対し、Al金属換算で20ppmとなるように
トリイソプロピルアルミニウムのトルエン溶液を添加し
た。系内を285℃まで20分で加熱するとともに、4
00Paに20分で減圧し、285℃、400Paの条
件で100rpmにて攪拌した。285℃、400Pa
の条件に到達してから240分間攪拌を継続した時点で
の、攪拌トルクは0.17Nmであり、目標の0.45
Nmに達しなかったので、重縮合反応を打ち切った。 [実施例8] (触媒溶液の調製)下記構造式1(式(3)において、
m=7、n=3である)で表されるヘプタシクロペンチ
ルトリシクロヘプタシロキサントリオール(シクロペン
チルシルセスキオキサントリオール)0.21g(0.
24ミリモル)を5ミリリットルのテトラヒドロフラン
中に溶解した中に、ジエチル亜鉛のヘキサン溶液(亜鉛
金属濃度1.0モル/リットル)0.25ミリリットル
を加えた。得られた溶液を室温で3時間攪拌した後、ア
セトニトリル30ミリリットルを添加したところ、白色
固体が析出した。得られた混合物を冷蔵庫中で15時間
熟成した後、固体を回収し、アセトニトリルで洗浄し、
減圧下50℃で4時間乾燥したところ、亜鉛とシクロペ
ンチルシルセスキオキサンよりなる触媒0.22gを得
た。得られた触媒をトルエン中に溶解し、1重量パーセ
ント触媒溶液とした。 (重縮合反応)重縮合反応器に、実施例1の第一段反応
で得られた重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混
合物100gを仕込み、260℃、常圧で溶融させた中
に、重縮合すべきエステルとオリゴエステルの混合物の
合計量に対し、Zn金属換算で30ppmとなるように
上記触媒溶液を添加した。系内を285℃まで20分で
加熱するとともに、400Paに20分で減圧し、28
5℃、400Paの条件で100rpmにて攪拌した。
285℃、400Paの条件に到達してから140分後
に攪拌トルク0.46Nmとなった時点で重縮合を終了
した。反応器底部の抜き出し口よりポリエステル生成物
をストランド状に抜き出して、水冷後カッターでチップ
状に切断した。得られたポリエステルの固有粘度を、フ
ェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量
比1/1)混合溶媒に溶解し、30℃にて測定したとこ
ろ、0.58dl/gであった。
【0050】
【発明の効果】本発明の特定の触媒を重合反応の用いる
ことにより、従来公知の触媒に比べて活性が著しく向上
する。また、重合反応系にリン化合物を添加した場合に
も、従来のチタン化合物のような活性低下がおこらず、
そして、触媒の構造が安定であるため保存安定性に優
れ、工業的な利用価値が高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J029 AA03 AB04 AC01 AC02 AE01 BA03 BA04 BA05 BA10 BD06A CA02 CA04 CA05 CA06 CB04A CB05A CB06A CB06B CB10 CC09 CE04 CF08 CG06 CH02 DB15 JC711 JE221 JF221 JF231 JF261 JF321 JF331 JF341 JF361 JF371 JF471

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルガノシロキサン化合物の骨格中に、
    周期表の第3〜15族から選ばれるケイ素以外の少なく
    とも1種の金属Mを含有する重縮合反応用触媒。
  2. 【請求項2】 下記一般式(1)又は(2)で表される
    請求項1に記載の重縮合反応用触媒。 【化1】 (R1SiOxa[MOy(OR2)]b (1) (R1 2SiOx′)a′[MOy′(OR2)]b′ (2) (式(1)又は(2)中、R1は水素原子、置換基を有
    していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよい
    アリール基を表し、R2は水素原子、置換基を有してい
    てもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリー
    ル基、ポリオルガノシロキサン基を表し、a,a′,
    b,b′は0より大きな数、x,x′,y,y′は0以
    上、2以下の数を表す)
  3. 【請求項3】 金属Mとケイ素との比率が、1:99〜
    99:1である請求項1又は2に記載の重縮合反応用触
    媒。
  4. 【請求項4】 金属Mとケイ素との比率が、1:99〜
    1:1である請求項3に記載の重縮合反応用触媒。
  5. 【請求項5】 下記一般式(3)及び/又は(4)で表
    されるポリオルガノシロキサン化合物と、金属Mの化合
    物とを反応させることにより得られる請求項1〜4のい
    ずれかに記載の重縮合反応用触媒。 【化2】 (R1SiO1.5m(H2O)0.5n (3) (R1 2SiO)p(H2O) (4) (式(3)または(4)中、R1は水素原子、置換基を
    有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよ
    いアリール基を表し、m≧1、p≧1、nは2以上の自
    然数である。)
  6. 【請求項6】 重縮合反応用触媒が式(1)において、
    a=7で表される触媒である請求項2〜5のいずれかに
    記載の重縮合反応用触媒。
  7. 【請求項7】 R1が、置換基を有していてもよい、炭
    素数5〜8の飽和環状アルキル基である請求項2〜6の
    いずれかに記載の重縮合反応用触媒。
  8. 【請求項8】 式(1)又は(2)においてR2が、炭
    素数3〜5のアルキル基である請求項2〜7のいずれか
    に記載の重縮合反応用触媒。
  9. 【請求項9】 ジカルボン酸又はそのアルキルエステル
    とジアルコールとを、エステル化又はエステル交換反応
    させてポリエステル予備縮合物を製造し、次いで、該予
    備縮合物を、ポリエステル製造用触媒の存在下反応させ
    てポリエステルを製造する方法において、ポリエステル
    製造用触媒として、オルガノシロキサン化合物の骨格中
    に周期表の第3〜15族のケイ素以外の金属Mを含有す
    る触媒を用いることを特徴とするポリエステルの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 下記一般式(3)及び/または(4)
    で表されるシロキサン化合物と、周期表の第3〜15族
    から選ばれるケイ素以外の少なくとも1種の金属Mの化
    合物とを反応させることより得られる触媒を用いる請求
    項9に記載のポリエステルの製造方法。 【化3】 (R1SiO1.5m(H2O)0.5n (3) (R1 2SiO)p(H2O) (4) (式(3)または(4)中、R1は水素原子、置換基を
    有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよ
    いアリール基を表し、m≧1、n≧0、p≧1を表
    す。)
  11. 【請求項11】 下記一般式(1)又は(2)で表され
    る触媒を用いる請求項9又は10に記載のポリエステル
    の製造方法。 【化4】 (R1SiOxa[MOy(OR2)]b (1) (R1 2SiOx′)a′[MOy′(OR2)]b′ (2) (式(1)中、R1は水素原子、置換基を有していても
    よいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基
    を表し、R2は水素原子、置換基を有していてもよいア
    ルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、ポリ
    オルガノシロキサン基を表し、a,a′,b,b′は0
    より大きな数、x,x′,y,y′は0以上、2以下の
    数を表す)
  12. 【請求項12】 金属Mとケイ素との比率が、1:99
    〜1:1である触媒を用いる請求項9〜11のいずれか
    に記載のポリエステルの製造方法。
  13. 【請求項13】 ポリエステル製造用触媒が、式(1)
    において、a=7で表される触媒である請求項11又は
    12に記載のポリエステルの製造方法。
  14. 【請求項14】 R1が、置換基を有していてもよい、
    炭素数5〜8の飽和環状アルキル基である請求項10〜
    13のいずれかに記載のポリエステルの製造方法。
  15. 【請求項15】 式(1)又は(2)において、R
    2が、炭素数2〜5のアルキル基である請求項11〜14
    のいずれかに記載のポリエステルの製造方法。
  16. 【請求項16】 オルガノシロキサン化合物中の骨格中
    に、周期表の第3〜15族のケイ素以外の少くとも1種
    の金属Mを含有する触媒を残渣として含有するポリエス
    テル組成物。
  17. 【請求項17】 ポリエステル組成物中の触媒残渣の含
    有量が金属M原子換算で0.001〜5000ppmで
    ある請求項16に記載のポリエステル組成物。
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