JP2003040607A - オゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生装置

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JP2003040607A
JP2003040607A JP2001230796A JP2001230796A JP2003040607A JP 2003040607 A JP2003040607 A JP 2003040607A JP 2001230796 A JP2001230796 A JP 2001230796A JP 2001230796 A JP2001230796 A JP 2001230796A JP 2003040607 A JP2003040607 A JP 2003040607A
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JP
Japan
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ozone
space
ultraviolet
air
present
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Application number
JP2001230796A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamada
康博 山田
Eiji Maruyama
栄次 丸山
Noriyuki Sasaki
典之 佐々木
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KONPURASU KK
MARUMASU ENGINEER KK
Original Assignee
KONPURASU KK
MARUMASU ENGINEER KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾンは、相手を酸化したり、分解すると当
然消費され消滅する。よって、従来の低濃度では、実質
的に効果はほとんどないということが多かった。効果は
認められても、脱臭に非常に時間が掛かることとなる。
このようなことのない手軽な装置を提供する。 【解決手段】 持ち運び可能な一体型のものであって、
複数本の紫外線ランプと送風機からなり、空気が紫外線
に照射されるエリアを長尺状空間とし、該空間の長手方
向に紫外線ランプを設置したものにおいて、該空間の通
路幅は50〜100mmであり、該長尺状空間は、紫外
線ランプごとに折曲しているものであり、且つ該空間へ
のそれぞれの入口を狭くしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン発生装置に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】オゾンは、非常に酸化力の大きい物質で
あり、酸化によって殺菌、脱臭、殺虫作用がある。よっ
て、排ガスの排出口付近に設けて脱臭を行なったり、種
々のものの殺菌にも使用されている。 【0003】オゾン発生装置は、放電方式等種々のもの
が存在するが、紫外線ランプ方式が安価で小型で取り扱
いも容易である。本発明でいう持ち運び可能な一体型の
ものも、大型プラントに設置されているようなものでは
なく、あくまでも小型で、各部屋、自動車や車両、バス
等の室内脱臭等に使用する程度のサイズのものである。 【0004】このような小型オゾン発生装置は、従来か
ら知られ使用もされてきている。必要な場所に持ち運
び、そこでオゾンを発生させて脱臭や殺菌を行なってい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このようにオゾンの酸
化力で脱臭等を行なう場合、その効果とオゾン濃度には
密接な関係がある。即ち、所定濃度以上でなければほと
んど効果がなく、またある程度の濃度以上でなければ非
常に時間がかかる。即ち、効率的、実際的にオゾン分解
を行なうためには、オゾン濃度が重要なのである。 【0006】しかし、従来の小型紫外線ランプ方式のも
のでは、オゾン排出口付近での濃度で、1ppmが限界
であり、これ以上のものはなかった。また、このオゾン
は人体にも有害であり、空気中に0.05ppm以上存
在すると影響がでる。この2つの点から、従来の小型オ
ゾン発生装置は、発生するオゾン濃度はすべてが0.5
〜1.0ppmであった。 【0007】オゾンは、相手を酸化したり、分解すると
当然消費され消滅する。よって、上記した低濃度では、
実質的に効果はほとんどないということが多かった。効
果は認められても、脱臭に非常に時間が掛かることとな
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】以上のような状況に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明オゾン発生装置を
完成させたものであり、その特徴とするところは、持ち
運び可能な一体型のものであって、複数本の紫外線ラン
プと送風機からなり、空気が紫外線に照射されるエリア
を長尺状空間とし、該空間の長手方向に紫外線ランプを
設置したものにおいて、該空間の通路幅は50〜100
mmであり、該長尺状空間は、紫外線ランプごとに折曲
しているものであり、且つ該空間へのそれぞれの入口を
狭くしている点にある。 【0009】ここでいう持ち運び可能な一体型とは、紫
外線ランプや送風機が内蔵されたハウジングにほぼすべ
ての部品が収納されているタイプである。しかし、電源
やホースその他の付属品は除かれる。サイズ的には、大
人1人で持てる程度のものである。 【0010】紫外線ランプは、特別なものである必要は
なく通常のものでよい。本発明ではコンパクトな持ち運
び可能な一体型のものである点が大きな特徴であるた
め、ワット数としては、10〜100Wが好適である。
この紫外線ランプは、波長約185nm付近でオゾンを
発生し、約254nm付近でオゾンを分解するものが好
適である。本発明では、この紫外線ランプは複数用いる
点も特徴である。 【0011】オゾン濃度と脱臭効果とは、当然相関関係
があり、0.1ppmの濃度で4時間かかっても、10
ppmであれば数分で可能となる。よって、高濃度にす
れば、脱臭効果ばかりでなく、除菌や殺虫効果も上げ、
且つこびりついた有機物も分解できるようになるのであ
る。 【0012】送風機は通常のものでよく、ラジアルファ
ンや扇風機タイプ等どのようなものでもよい。能力とし
ては、1000〜10000Nm3/h 程度の小型ブロア
で充分である。 【0013】空気に紫外線を照射するエリアを長尺空間
にしている。長尺空間とは、断面矩形のダクトや断面円
形のパイプのようなもので、要するに細長い空間であ
る。 【0014】このような長尺空間に、その長手方向と平
行に紫外線ランプを設置する。更に、該長尺空間の通路
幅は50〜100mmである。これは、紫外線が照射さ
れる空気(酸素)が、紫外線ランプの横を通過する時、
この距離以上に離れて通過することができないようにす
るためである。通路幅とは、ランプ表面から通路の内面
までの距離の平均である。例えば、断面円形の空間に断
面円形のランプを設置した場合、この距離は空間の半径
からランプの半径を減じた値である。この通路(空気の
流れ方向)と、紫外線ランプを平行にすること、及びそ
の距離を所定値の範囲におさめることが、発生オゾン濃
度に大きな影響があることを見出したのである。 【0015】長尺空間を通過する空気の流速は、紫外線
ランプの強度との兼ね合いであるが、本発明の規模で
は、5〜50m/sが好適である。 【0016】更に、該長尺状空間は、紫外線ランプごと
に折曲している点も特徴である。これは、コンパクトに
するためと、単に直線状に通過させた場合よりオゾン発
生効率がよいという実験からである。 【0017】且つ該空間へのそれぞれの入口を狭くして
いる。これも実験的なものであるが、空気(酸素)の流
速を一定ではなく、変化させる(時々速くしたり遅くし
たりする)ことが、オゾン発生効率を高めると考えられ
る。よって、この入口の開口のサイズも、いくらでなけ
ればならないというものではない。実験では、25Wの
ランプでは50mmの円程度が好適であった。 【0018】このような構成から、本発明装置の空気排
出口付近でのオゾン濃度は、40〜200W程度の低圧
水銀ランプ(紫外線ランプ)で1〜10ppmの高濃度
のオゾンが発生できるのである。最低でも従来の10倍
程度は、発生できるため効果は相当に向上する。 【0019】本発明オゾン発生装置は、上記の必須構成
要素以外、フィルターや特定の場所に集中的に排出でき
るような脱着自在のホース(蛇腹式等)等、本発明の趣
旨を逸脱しない限り、他の部品を設けてもよい。 【0020】本発明オゾン発生装置は、コンパクトで持
ち運びに便利であるため、種々の用途に使用できる。例
えば、自動車の室内の脱臭、殺菌である。ここに自動車
の室内に持ち込んで簡単に実施できる。100Vの電源
さえあればよい。高濃度であるため、短時間で高い効果
を発揮するため、例えばガソリンスタンドにおいても実
施できる。勿論、各家庭でも可能である。 【0021】また、転居の際の荷物搬送トラックにおい
ても使用できる。密閉した荷台に荷物を積載し、その中
で本発明装置によってオゾンを発生させれば、搬送中に
脱臭、殺菌、殺虫等ができ非常に便利である。この時は
電源を車のバッテリーからとればよい。 【0022】これと同趣旨であるが、野菜等の生鮮食料
品の搬送トラックにも使用できる。オゾンで鮮度を保つ
と言われているためである。 【0023】この発生装置には、オゾン濃度を検知して
警報を発するか停止するような装置を設けてもよい。ま
た、密閉室内のオゾン濃度を外部に表示する装置を遠隔
に設けてもよい。また、必要以上にオゾンを発生させる
必要はないため、タイマーを設けて所定時間で停止させ
てもよい。 【0024】本発明においては、高濃度のオゾンが望ま
しいが、このような高濃度のオゾンであっても、密閉室
の容積が小さいことから、人間が密閉室に入る前に充分
換気すれば毒性の問題はない。しかし、より確実を期す
るため、タイマーによって、又はオゾン濃度検出器から
の信号によって、約254nm付近の紫外線を発生さ
せ、密閉室内に残存するオゾンを分解してもよい。 【0025】本発明装置の形状としては、トランクや鞄
のようなタイプが好ましく、サイズとしても、長は1m
以下(好ましくは60cm以下)、高さは50cm以下
(好ましくは40cm以下)、幅は30cm以下(好ま
しくは20cm以下)が好適である。このような小型で
あっても、高い濃度のオゾンを発生できるのが、最も大
きな特徴である。 【0026】 【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて、本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明オ
ゾン発生装置1の1例を示す透視正面図である。外部か
ら見えているものは、空気吸込み口2と排出口3であ
る。内部は、ブロア4と断面矩形の空気通路5を有し、
各通路にはそれぞれ紫外線ランプ6が取り付けられてい
る。 【0027】空気の通過路は、吸込み口2からブロア4
に入り、ブロア4の吐出口7から第1空気通路8に入
り、そこで紫外線の照射を受け酸素の一部がオゾンに変
化する。そして、断面が小さくなった通路入口9を通っ
て第2空気通路10に入る。この例では、第2空気通路
10は第1空気通路の真上に位置している。同様に、続
いて第3空気通路11に入り排出口3から空気が排出さ
れる。第2、第3空気通路においても紫外線の照射を受
け、酸素の一部がオゾンに変化し、オゾン濃度を増大す
る。 【0028】この例では、上部に把手12を設けて搬送
を容易にしている。装置全体のサイズは、550×38
0×170mmである。また、電源はブロアと紫外線ラ
ンプであるが、家庭用100Vで充分である。 【0029】この排出口3には、ホース等を取り付けて
特定の場所に集中的にオゾンを照射できるようにしても
よい。 【0030】 【発明の効果】本発明オゾン発生装置には次のような大
きな利点がある。 (1) 小型で従来にない高濃度のオゾンが発生できる。 (2) 持ち運びが簡単であるため、種々の用途に使用でき
る。 (3) 高濃度のオゾンが発生できるため、脱臭や殺菌等の
効果が大きく、また処理の時間も短くて済む。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明オゾン発生装置の1例を示す透視正面図
である。 【図2】本発明オゾン発生装置の1例を示す透視側面図
である。 【符号の説明】 1 本発明オゾン発生装置 2 空気吸込み口 3 排出口 4 ブロア 5 空気通路 6 紫外線ランプ 7 吐出口 8 第1空気通路 9 通路入口 10 第2空気通路 11 第3空気通路 12 把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 典之 大阪市住吉区山ノ内5丁目3番86号 Fターム(参考) 4C080 AA10 BB02 BB05 BB07 CC01 QQ11 QQ17 4G042 CA03 CC23 CE02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 持ち運び可能な一体型のものであって、
    複数本の紫外線ランプと送風機からなり、空気が紫外線
    に照射されるエリアを長尺状空間とし、該空間の長手方
    向に紫外線ランプを設置したものにおいて、該空間の通
    路幅は50〜100mmであり、該長尺状空間は、紫外
    線ランプごとに折曲しているものであり、且つ該空間へ
    のそれぞれの入口を狭くしていることを特徴とするオゾ
    ン発生装置。
JP2001230796A 2001-07-31 2001-07-31 オゾン発生装置 Pending JP2003040607A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005121442A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Nippon Paper Industries Co., Ltd. パルプの漂白方法
US10207926B2 (en) 2015-08-26 2019-02-19 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Ozone generator

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001145898A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Toshiba Corp 発酵処理装置

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