JP2003039752A - 印刷装置、印刷装置におけるフォントデータ管理方法、印刷装置におけるフォントデータ管理プログラムを記憶する記憶媒体、及び印刷装置におけるフォントデータ管理プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置におけるフォントデータ管理方法、印刷装置におけるフォントデータ管理プログラムを記憶する記憶媒体、及び印刷装置におけるフォントデータ管理プログラム

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JP2003039752A JP2001235048A JP2001235048A JP2003039752A JP 2003039752 A JP2003039752 A JP 2003039752A JP 2001235048 A JP2001235048 A JP 2001235048A JP 2001235048 A JP2001235048 A JP 2001235048A JP 2003039752 A JP2003039752 A JP 2003039752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータを使用することなく、オ
プションフォントが追加可能な印刷装置を提供すること
が可能とすること。 【解決手段】 ホストから文字コードを入力し、入力し
た文字コードに対応するフォントデータから文字を印刷
する印刷装置において、記憶手段に記憶された無効化さ
れているフォントデータを前記印刷装置以外の印刷装置
で使用できないように有効化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストから文字コ
ードを入力し、入力した文字コードに対応するフォント
データを使用して文字を印刷する印刷装置、印刷装置に
おけるフォントデータ管理方法、印刷装置におけるフォ
ントデータ管理プログラムを記憶する記憶媒体、及び印
刷装置におけるフォントデータ管理プログラムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォントデータは有効な形式で印
刷装置に内蔵され、ホストよりフォントおよび文字コー
ドを指定することで、フォントデータから文字の印刷を
行っていた。しかしながら、特に和文の漢字フォントは
一般的に高価なため、印刷装置が販売される時点で内蔵
されるフォントは2書体から5書体程度が一般的である。
それ以上のフォントを必要とする操作者はオプションフ
ォントを購入し、オプションフォント用のユーティリテ
ィソフトを使用してホストから購入したオプションフォ
ントをダウンロードする必要があった。オプションフォ
ントはOSの種類に応じて存在し、フォントおよびフォン
トダウンローダと呼ばれるフォントをダウンロードする
ためのユーティリティソフトウェアとから構成され、フ
ロッピディスクやCD-ROMのようなメディアで販売されて
いる。ユーザは自分のホストコンピュータのOS環境にあ
わせたものを購入し、フォントダウンローダをホストコ
ンピュータにインストールした上で、フォントダウンロ
ーダからの操作によって所望のフォントを機器にダウン
ロードする仕組みになっている。また、オプションフォ
ントによっては、フロッピディスク上にプロテクトの仕
組みがあって、1回機器にダウンロードを行うと、2度と
ダウンロードできないようにして、複数の装置へダウン
ロードされるのを防ぐ仕組みのものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホスト
コンピュータのOS環境は様々であり、オプションフォン
ト用に全てのOS環境に対応するユーティリティソフトを
開発することは、メーカーにとって非常な負荷となって
いる。また、オプションフォントをダウンロードするた
めには必ずホストが必要となるため、印刷装置を販売す
るディーラのセールスマンやサービスマンが気軽にオプ
ションフォントを追加することが難しいという問題点も
あった。
【0004】本発明の目的は、ホストコンピュータを使
用することなくオプションフォントを追加可能な印刷装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の印刷装置は、ホストから文字コードを入力
し、入力した文字コードに対応するフォントデータから
文字を印刷する印刷装置において、無効化されているフ
ォントデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された無効化されているフォントデータを前記印刷装
置以外の印刷装置で使用できないように有効化する有効
化手段とを有することを特徴とする。
【0006】また、本発明の印刷装置におけるフォント
データの管理方法は、ホストから文字コードを入力し、
入力した文字コードに対応するフォントデータを使用し
て文字を印刷する印刷装置にけるフォントデータの管理
方法であって、記憶手段に記憶されている無効化されて
いるフォントデータを有効化する際に、前記記憶手段に
記憶されている無効化されているフォントデータを復号
キーに基づき復号化する第1復号化ステップと、前記第
1復号化ステップにより復号化されたフォントデータを
印刷装置に対して一意に決定される情報に基づき暗号化
する第1暗号化ステップと、前記第1暗号化ステップに
より暗号化されたフォントデータを記憶手段に格納する
格納ステップとを有することを特徴とする。
【0007】また、本発明の印刷装置におけるフォント
データの管理プログラムを記憶する記憶媒体は、ホスト
から文字コードを入力し、入力した文字コードに対応す
るフォントデータを使用して文字を印刷する印刷装置に
けるフォントデータの管理プログラムを記憶する記憶媒
体であって、記憶手段に記憶されている無効化されてい
るフォントデータを有効化する際に、前記記憶手段に記
憶されている無効化されているフォントデータを復号キ
ーに基づき復号化する第1復号化ステップと、前記第1
復号化ステップにより復号化されたフォントデータを印
刷装置に対して一意に決定される情報に基づき暗号化す
る第1暗号化ステップと、前記第1暗号化ステップによ
り暗号化されたフォントデータを記憶手段に格納する格
納ステップとを有する印刷装置におけるフォントデータ
の管理プログラムを記憶することを特徴とする。
【0008】また、本発明の印刷装置におけるフォント
データの管理プログラムは、ホストから文字コードを入
力し、入力した文字コードに対応するフォントデータを
使用して文字を印刷する印刷装置にけるフォントデータ
の管理プログラムであって、記憶手段に記憶されている
無効化されているフォントデータを有効化する際に、前
記記憶手段に記憶されている無効化されているフォント
データを復号キーに基づき復号化する第1復号化ステッ
プと、前記第1復号化ステップにより復号化されたフォ
ントデータを印刷装置に対して一意に決定される情報に
基づき暗号化する第1暗号化ステップと、前記第1暗号
化ステップにより暗号化されたフォントデータを記憶手
段に格納する格納ステップとを有することを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して本
発明に係る一発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明に係る一発明の実施の形態
における印刷装置のブロック図である。
【0011】図1において、破線で示された印刷装置本
体1には、外部のホストコンピュータ2が不図示のコネ
クタを介して接続されており、ホストコンピュータ2か
らのフォント指定命令、文字コード、排紙命令等を受け
取り、印刷出力されるように構成されている。
【0012】印刷装置の本体1において、3はブートRO
M5に格納されたブートプログラムの制御手順に従い、
ハードディスクドライブ8に格納された実行プログラム
をRAM6上にロードし、ロードされた実行プログラムの
制御手順に従い、本装置1の全体制御を行うCPU装置、
4はホストコンピュータ2よりのフォント指定命令、文
字コード、排紙命令等の受信データを蓄える受信バッフ
ァ、5は上述したCPU3の初期動作とハードディスクドラ
イブ8に格納された実行プログラムをRAM6上にロード
し、CPU3に実行させるたり、ホストコンピュータ2か
ら実行プログラムや後述する無効化されたフォントをハ
ードディスクドライブにダウンロードする制御手順など
が格納されたブートROM、6はCPU3の実行プログラムの格
納領域および実行プログラムを実行する際にワークエリ
アとして機能するRAM、7はレーザビームプリントエン
ジンであり電子写真プロセスに準じて画像を顕像化する
出力部、8は上述した実行プログラム及び、後述する無
効化されたフォントおよび有効化されたフォントを格納
するハードディスクドライブ、9は後述するフォントの
有効化・無効化の指示に使用する操作パネルである。10
は、印刷装置1の個々にユニークな機台IDが格納された
NVRAMで、工場での初期化時にIDが設定され以降の変更
はできないものである。
【0013】次に予めハードディスクドライブに格納さ
れる無効化されたフォントについて説明する。
【0014】ハードディスクドライブ8の内部には論理
的に/Program /InvalidFont /ValidFont の3つのディ
レクトリが作られており、それぞれ実行プログラム、無
効化されたフォント、有効化されたフォントがファイル
として格納される領域である。実行プログラムおよび無
効化されたフォントは、工場初期化時にホストコンピュ
ータ2から受信バッファを介してハードディスクドライ
ブのそれぞれ対応するディレクトリにダウンロードされ
る。
【0015】次にフォントの無効化のプロセスについて
説明する。
【0016】フォントデータファイルは暗号化されない
フォント名称などのフォント情報部と暗号化されるビッ
トマップやアウトライン形式のフォントグリフ部とに分
かれている。本実施例においては、フォントグリフ部
は、予め暗号化されている。その暗号化・復号化の方法
については図2のフローチャートで説明する。図2のフ
ローチャートに係わるプログラムは、ハードディスク8
またはブートROM5に記憶されており、必要に応じて
RAM6に読み出され、CPU3によって実行される。
【0017】暗号・復号化関数は暗号・復号両方に共通
で使用するプログラムである。
【0018】まず、S201でランダム関数初期化関数を
キーで初期化する。詳細は図3(a)で説明する。次
に、S202で入力データがあるか判別し、なければ終了
し、あれば、S203に進む、S203では、ランダム発生関
数からランダム値rを獲得する。詳細は図3(b)で説
明する。次に、S204に進み、入力データcとランダム
値rの下位8ビットをXOR(排他論理和)する。次に
S205に進み、XORした値を出力データとして出力
し、S202に戻る。
【0019】本関数では、キーの値をランダム関数初期
化関数のシードとして使用している。ランダム発生関数
およびランダム発生初期化関数による一様乱数生成アル
ゴリズムについては図3に一例をフローチャートで記載
する。図3のフローチャートに係わるプログラムは、ハ
ードディスク8またはブートROM5に記憶されてお
り、必要に応じてRAM6に読み出され、CPU3によ
って実行される。
【0020】S201のランダム関数初期化関数が開始さ
れると、S301では、入力されたシード値をランダム関
数用シード値として登録し、ランダム関数初期化関数を
終了する。
【0021】次に、S203のランダム発生関数からラン
ダム値rを獲得する処理が開始されると、S311では、
ランダム関数用シード値r×1103515245+12345を新しい
ランダム関数用シード値に登録する。S312に進み、更
新されたランダム関数用シード値r÷65536をさらに327
68で割った余りをランダム値として返し、終了する。
【0022】暗号・復号化関数ではキーをランダム発生
関数のシードとしてランダム関数初期化関数に与え、発
生させたランダム値を256で割った余り、即ち下位8ビッ
トの値を順次入力データとXORを取って、それを出力と
している。XORされた値はもう一度同じ値でXORすると元
に復元されるので、暗号・復号化関数をもう一度同じキ
ーで通すと復号化もできるわけである。本実施例ではキ
ーとして0x12345678を使用して暗号化を行った。
【0023】一例として0x01,0x02,0x03,0x04という4バ
イトのデータを上記0x12345678を使用し、図2および図
3で示す暗号・復号化関数に通すと0x70,0x45,0x1e,0x9
0というデータに暗号化され、これをもう一度同じキー
で同じ暗号・復号化関数に通すと元の0x01,0x02,0x03,0
x04に復号される。
【0024】このようにしてフォントグリフ部のみが暗
号化されたものが、ホストコンピュータ2からダウンロ
ードされ、1フォント1ファイルの形で無効化されたフ
ォントの格納領域(/InvalidFont)に格納される。
【0025】次に、フォントデータの有効化処理につい
て図4のフローチャートを用いて説明する。図4のフロ
ーチャートに係わるプログラムは、ハードディスク8ま
たはブートROM5に記憶されており、必要に応じてR
AM6に読み出され、CPU3によって実行される。
【0026】ステップS401は、操作パネル9で不図示の
フォントの有効化のメニューが操作者により選択される
実行される。
【0027】ステップS402で無効化されたフォントの格
納領域(ImvalidFont)内のファイルを検索し、フォント
情報部からフォント名称を獲得して図5の例で示すよう
に、操作パネル9に順次表示する。
【0028】次に、ステップS403で表示されたフォント
名称の中から操作者が図5の例のタッチパネル上の選択
ボタンの押下により選択した有効化すべきフォントを選
択する。選択するとステップS404で図6の例のようなパ
スワード入力画面を表示させる。ステップS405で不図示
の操作パネル上に16進キーで操作者により入力されたパ
スワードが入力されるとステップS406でパスワードが正
当なものか否かの解読を行う。
【0029】本実施の形態においては、パスワードがフ
ォントおよび機器に一意であるようにする手段として、
フォント名称の文字列を機器に固有である機器ID10をキ
ーとして暗号・復号化関数で暗号化したものをヘキサ表
示した値をパスワードとして使用している。
【0030】例えば、図5の例で示された明朝体(Minch
o)を選択する場合、機器ID10が0x00000001である機器に
対しては、0x00000001をキーとして'M','i','n','c','
h','o' = 0x4d,0x69,0x6e,0x63,0x68,0x6fというデータ
を図2および図3で示す暗号・復号化関数に通すと、0x
8b,0x17,0xef,0x08,0x23,0x94というデータになるの
で、この8b17ef082394という文字列が パスワードとな
る。
【0031】なお、ユーザがダウンロードする印刷装置
とダウンロードしたい書体とを特定し、フォントメーカ
に1書体あたりの予め定められた対価を支払うことによ
り、フォントメーカは、ユーザが使用する印刷装置用の
特定の書体フォントをダウンロードするためのパスワー
ドをユーザに与える。与えられたパスワードをS405で
入力することにより、フォントメーカは、印刷装置に予
め暗号化されたフォントを記憶させておき、必要に応じ
て、印刷装置を特定して特定の書体をダウンロードさせ
ることができる。
【0032】ステップS406では、機器ID10の値(0x00000
001)をキーとして入力されたパスワードを暗号復号化関
数で変換する。たとえば、ヘキサ表示されたパスワード
文字列(8b17ef082394)が入力された場合、バイナリの
値(0x8b17ef082394)に変換した後、図2および図3に示
す暗号・復号化関数に機器ID10の値(0x00000001)をキー
として処理することで文字列(Mincho)を得る。
【0033】ステップS407で得られた文字列(たとえ
ば、Mincho)が選択したフォントの名称(Mincho)と一致
するか否かを判定する。
【0034】一致していない場合は、ステップS408でエ
ラーの表示を行い、フォントの有効化処理を中止する。
【0035】一方ステップS407で一致すると判定された
場合、ステップS409で/InvalidFont内に格納された指定
されたフォントに相当するフォントファイルを読み出
し、暗号化されたフォントグリフ部を所定のキー(今回
の場合は、0x12345678)を使用し、図2および図3に示
す暗号・復号化関数で復号する。このまま、有効化フォ
ント格納領域(/ValidFont)に格納して使用することも可
能であるが、有効化フォント格納領域(/ValidFont)のフ
ァイルをアップロードして他の装置で使用されるような
ことを防ぐため、本実施の形態ではさらにこの復号化さ
れたフォントをステップS410で機器ID10(0x00000001)を
キーとして再暗号化する。
【0036】例えば、上述のように所定のキー(0x12345
678)で暗号化されたデータ0x70,0x45,0x1e,0x90は、一
旦オリジナルデータ0x01,0x02,0x03,0x04に復号化され
た後、機器ID10(0x00000001)で再暗号化されて0xc7,0x7
c,0x82,0x6fというデータとなる。このデータは機器ID1
0が0x00000001という機器でしか復号化できないため、
機器IDをユニークにしてあれば、たとえ有効化フォント
格納領域(/ValidFont)のファイルをアップロードした
り、ハードディスクをコピーしたりして、他の機器で使
用しようとしても復号化できない。
【0037】そして、ステップS411で有効化フォント格
納領域(/ValidFont)に格納するとともに、無効化フォン
ト格納領域(/InvalidFont)に格納されているフォントフ
ァイルを削除する。
【0038】次に図7において、ホストコンピュータか
ら文字コードなどの印字データが入力された際の処理に
ついて説明する。図7のフローチャートに係わるプログ
ラムは、ハードディスク8またはブートROM5に記憶
されており、必要に応じてRAM6に読み出され、CP
U3によって実行される。
【0039】ステップS700は、ホストコンピュータから
データが入力されると実行される。
【0040】ステップS701で使用するフォントファイル
を有効化フォント格納領域(/ValidFont)から検索する。
見つかるとステップS702で暗号化されていないフォント
情報部の情報から実際に文字展開を行う暗号化された文
字グリフ部を獲得し、ステップS703で機器ID10(0x00000
001)をキーとして暗号・復号化関数で処理し、例えば0x
c7,0x7c,0x82,0x6fというデータであれば、0x01,0x02,0
x03,0x04に復号化し、ステップS704でフォントスケーラ
でアウトラインデータで格納されている文字グリフ部を
ビットマップデータに展開して、展開したビットマップ
データを出力部7に出力する。
【0041】次に図8で一旦有効化したフォントを再無
効化する処理について説明する。この処理は操作者がそ
のフォントに関する使用権を失った場合などに行う処理
である。図8のフローチャートに係わるプログラムは、
ハードディスク8またはブートROM5に記憶されてお
り、必要に応じてRAM6に読み出され、CPU3によ
って実行される。
【0042】ステップS800は、不図示の操作パネル9の
操作で操作者によりフォント無効化メニューが選択され
た場合に実行される。
【0043】ステップS801で有効化フォント格納領域(/
ValidFont)に格納されたファイルを検索し、そのフォン
ト情報部から有効化されているフォント名称を図9の例
のように、一覧で操作パネル9に表示する。
【0044】次にステップS802で無効化したいフォント
名称を図9のタッチパネルの削除ボタンを押すことで選
択すると、ステップS803でそのフォントに相当するフォ
ントファイルを有効化フォント格納領域(/ValidFont)か
ら獲得し、機器IDによって暗号化されたフォントグリフ
部を暗号・復号化関数を使用して一旦復号化する。次に
ステップS804で所定の暗号化キーである0x12345678を使
用し、暗号・復号化関数で再暗号化し、ステップS805で
無効化フォント格納領域(/InvalidFont)に格納するとと
もに、有効化フォント格納領域(/ValidFont)に格納され
ていたフォントファイルを削除する。
【0045】(他の発明の実施の形態)暗号化手段およ
びその中で使用するランダム発生手段については、奥村
晴彦著、技術評論社出版の「C言語による最新アルゴリ
ズム事典」のCプログラムのアルゴリズムをもとに作成
したが、PGP暗号化を始めとする既知の暗号化のいずれ
を使用しても構わないし、全く新規な暗号化アルゴリズ
ムを使用しても構わない。
【0046】またパスワードについてもフォントの暗号
化手段と同様のものを使用したが、機器とフォントでユ
ニークなものであればどのようなアルゴリズムで作成し
ても構わない。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によればホストコ
ンピュータを使用することなく、オプションフォントが
追加可能な印刷装置を提供することが可能となる。
【0048】また、フォントを有効化する際に、フォン
トの種類および個々の印刷装置に対しユニークなパスワ
ードを使用することで、フォントが不正使用されること
なく、フォントの権利を守ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】暗号・復号化関数のフローチャート例を示す図
である。
【図3】暗号・復号化関数内で使用するランダム関数お
よび初期化関数のフローチャート例を示す図である。
【図4】フォントの有効化手段を説明するフローチャー
トを示す図である。
【図5】フォントの有効化時の表示パネル例を示す図で
ある。
【図6】パスワード入力時の表示パネル例を示す図であ
る。
【図7】文字データを入力した際の処理を説明するフロ
ーチャートを示す図である。
【図8】フォントの再無効化手段を説明するフローチャ
ートを示す図である。
【図9】フォントの無効化時の表示パネル例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 印刷装置本体 2 ホストコンピュータ 3 CPU装置 4 受信バッファ 5 ブートROM 6 RAM 7 印刷出力部 8 ハードディスクドライブ 9 操作パネル 10 NVRAM 11 フォントデータのフォント情報部 12 無効化される前のオリジナルのフォントデータの
フォントグリフ部 13 暗号化され無効化されたフォントデータのフォン
トグリフ部 14 復号化され有効化されたフォントデータのフォン
トグリフ部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/08 G09G 5/00 555A Fターム(参考) 2C061 AQ06 CL08 2C087 AB05 AC08 BA05 BA09 BC07 BD00 BD46 DA14 EA26 5B021 AA01 JJ05 NN18 5C082 AA32 BA02 BB53 BD10 CB05 DA13 DA32 DA73 DA86 DA89 MM05 MM09 5J104 AA16 EA04 EA26 NA05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストから文字コードを入力し、入力し
    た文字コードに対応するフォントデータから文字を印刷
    する印刷装置において、 無効化されているフォントデータを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された無効化されているフォントデ
    ータを前記印刷装置以外の印刷装置で使用できないよう
    に有効化する有効化手段とを有することを特徴とする印
    刷装置。
  2. 【請求項2】 前記有効化手段は、パスワードの入力に
    応じて、前記記憶手段に記憶された無効化されているフ
    ォントデータを有効化することを特徴とする請求項1記
    載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記パスワードは、フォントの種類の情
    報および個々の印刷装置に対して一意に決定される情報
    に基づく情報であることを特徴とする請求項2記載の印
    刷装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段により前記印刷装置以外の
    印刷装置で使用できない形式のフォントデータに変換さ
    れたフォントデータを無効化されたフォントデータに戻
    す手段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 入力した文字コードに基づき文字を印刷
    する際、前記変換手段により変換された前記印刷装置以
    外の印刷装置で使用できない形式のフォントデータを個
    々の印刷装置に対して一意に決定される情報に基づき復
    号化する復号化手段と、 前記復号化手段により復号化されたフォントデータを使
    用して、入力された文字コードを文字パターンに変換す
    る変換手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    印刷装置。
  6. 【請求項6】 ホストから文字コードを入力し、入力し
    た文字コードに対応するフォントデータを使用して文字
    を印刷する印刷装置にけるフォントデータの管理方法で
    あって、 記憶手段に記憶されている無効化されているフォントデ
    ータを有効化する際に、前記記憶手段に記憶されている
    無効化されているフォントデータを復号キーに基づき復
    号化する第1復号化ステップと、 前記第1復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを印刷装置に対して一意に決定される情報に基づき
    暗号化する第1暗号化ステップと、 前記第1暗号化ステップにより暗号化されたフォントデ
    ータを記憶手段に格納する格納ステップとを有すること
    を特徴とする印刷装置におけるフォントデータの管理方
    法。
  7. 【請求項7】 有効化すべきフォントを選択する第1選
    択ステップと、 パスワードを入力する入力ステップと、 前記入力ステップにより入力されたパスワードを印刷装
    置に対して一意に決定される情報に基づき変換する第1
    変換ステップとを有し、 前記第1復号化ステップは、前記第1変換ステップによ
    り変換されたパスワードと前記第1選択ステップにより
    選択されたフォントとが一致する場合、復号化すること
    を特徴とする請求項6記載の印刷装置におけるフォント
    データの管理方法。
  8. 【請求項8】 前記第1変換ステップにより変換された
    パスワードと前記第1選択ステップにより選択されたフ
    ォントとが一致しない場合、エラー処理を行うステップ
    を有することを特徴とする請求項7記載の印刷装置にお
    けるフォントデータの管理方法。
  9. 【請求項9】 入力された文字コードに基づき文字を印
    刷する際、前記記憶手段に格納された前記第1暗号化ス
    テップにより暗号化されたフォントデータを前記印刷装
    置に対して一意に決定される情報に基づき復号化する第
    2復号化ステップと、 前記第2復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを使用して、入力された文字コードを文字パターン
    に変換する第2変換ステップとを有することを特徴とす
    る請求項6、7、または8記載の印刷装置におけるフォ
    ントデータの管理方法。
  10. 【請求項10】 無効化すべきフォントを選択する第2
    選択ステップと、 前記第2選択ステップにより選択されたフォントに対応
    する前記第1暗号化ステップにより暗号化されたフォン
    トデータを前記印刷装置に対して一意に決定される情報
    で復号化する第3復号化ステップと、 前記第3復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを暗号キーに基づき暗号化する第2暗号化ステップ
    とを有することを特徴とする請求項6、7、8、または
    9記載の印刷装置におけるフォントデータの管理方法。
  11. 【請求項11】 ホストから文字コードを入力し、入力
    した文字コードに対応するフォントデータを使用して文
    字を印刷する印刷装置にけるフォントデータの管理プロ
    グラムを記憶する記憶媒体であって、 記憶手段に記憶されている無効化されているフォントデ
    ータを有効化する際に、前記記憶手段に記憶されている
    無効化されているフォントデータを復号キーに基づき復
    号化する第1復号化ステップと、 前記第1復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを印刷装置に対して一意に決定される情報に基づき
    暗号化する第1暗号化ステップと、 前記第1暗号化ステップにより暗号化されたフォントデ
    ータを記憶手段に格納する格納ステップとを有する印刷
    装置におけるフォントデータの管理プログラムを記憶す
    ることを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 有効化すべきフォントを選択する第1
    選択ステップと、 パスワードを入力する入力ステップと、 前記入力ステップにより入力されたパスワードを印刷装
    置に対して一意に決定される情報に基づき変換する第1
    変換ステップとを有し、 前記第1復号化ステップは、前記第1変換ステップによ
    り変換されたパスワードと前記第1選択ステップにより
    選択されたフォントとが一致する場合、復号化すること
    を特徴とする請求項11記載の印刷装置におけるフォン
    トデータの管理プログラムを記憶する記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記第1変換ステップにより変換され
    たパスワードと前記第1選択ステップにより選択された
    フォントとが一致しない場合、エラー処理を行うステッ
    プを有することを特徴とする請求項12記載の印刷装置
    におけるフォントデータの管理プログラムを記憶する記
    憶媒体。
  14. 【請求項14】 入力された文字コードに基づき文字を
    印刷する際、前記記憶手段に格納された前記第1暗号化
    ステップにより暗号化されたフォントデータを前記印刷
    装置に対して一意に決定される情報に基づき復号化する
    第2復号化ステップと、 前記第2復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを使用して、入力された文字コードを文字パターン
    に変換する第2変換ステップとを有することを特徴とす
    る請求項11、12、または13記載の印刷装置におけ
    るフォントデータの管理プログラムを記憶する記憶媒
    体。
  15. 【請求項15】 無効化すべきフォントを選択する第2
    選択ステップと、 前記第2選択ステップにより選択されたフォントに対応
    する前記第1暗号化ステップにより暗号化されたフォン
    トデータを前記印刷装置に対して一意に決定される情報
    で復号化する第3復号化ステップと、 前記第3復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを暗号キーに基づき暗号化する第2暗号化ステップ
    とを有することを特徴とする請求項11、12、13、
    または14記載の印刷装置におけるフォントデータの管
    理プログラムを記憶する記憶媒体。
  16. 【請求項16】 ホストから文字コードを入力し、入力
    した文字コードに対応するフォントデータを使用して文
    字を印刷する印刷装置にけるフォントデータの管理プロ
    グラムであって、 記憶手段に記憶されている無効化されているフォントデ
    ータを有効化する際に、前記記憶手段に記憶されている
    無効化されているフォントデータを復号キーに基づき復
    号化する第1復号化ステップと、 前記第1復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを印刷装置に対して一意に決定される情報に基づき
    暗号化する第1暗号化ステップと、 前記第1暗号化ステップにより暗号化されたフォントデ
    ータを記憶手段に格納する格納ステップとを有すること
    を特徴とする印刷装置におけるフォントデータの管理プ
    ログラム。
  17. 【請求項17】 有効化すべきフォントを選択する第1
    選択ステップと、 パスワードを入力する入力ステップと、 前記入力ステップにより入力されたパスワードを印刷装
    置に対して一意に決定される情報に基づき変換する第1
    変換ステップとを有し、 前記第1復号化ステップは、前記第1変換ステップによ
    り変換されたパスワードと前記第1選択ステップにより
    選択されたフォントとが一致する場合、復号化すること
    を特徴とする請求項16記載の印刷装置におけるフォン
    トデータの管理プログラム。
  18. 【請求項18】 前記第1変換ステップにより変換され
    たパスワードと前記第1選択ステップにより選択された
    フォントとが一致しない場合、エラー処理を行うステッ
    プを有することを特徴とする請求項17記載の印刷装置
    におけるフォントデータの管理プログラム。
  19. 【請求項19】 入力された文字コードに基づき文字を
    印刷する際、前記記憶手段に格納された前記第1暗号化
    ステップにより暗号化されたフォントデータを前記印刷
    装置に対して一意に決定される情報に基づき復号化する
    第2復号化ステップと、 前記第2復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを使用して、入力された文字コードを文字パターン
    に変換する第2変換ステップとを有することを特徴とす
    る請求項16、17、または18記載の印刷装置におけ
    るフォントデータの管理プログラム。
  20. 【請求項20】 無効化すべきフォントを選択する第2
    選択ステップと、 前記第2選択ステップにより選択されたフォントに対応
    する前記第1暗号化ステップにより暗号化されたフォン
    トデータを前記印刷装置に対して一意に決定される情報
    で復号化する第3復号化ステップと、 前記第3復号化ステップにより復号化されたフォントデ
    ータを暗号キーに基づき暗号化する第2暗号化ステップ
    とを有することを特徴とする請求項16、17、18、
    または19記載の印刷装置におけるフォントデータの管
    理プログラム。
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