JP4434526B2 - 印刷装置、印刷装置におけるフォントデータ管理方法、印刷装置におけるフォントデータ管理プログラムを記憶する記憶媒体、及び印刷装置におけるフォントデータ管理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストから文字コードを入力し、入力した文字コードに対応するフォントデータを使用して文字を印刷する印刷装置、印刷装置におけるフォントデータ管理方法、印刷装置におけるフォントデータ管理プログラムを記憶する記憶媒体、及び印刷装置におけるフォントデータ管理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フォントデータは有効な形式で印刷装置に内蔵され、ホストよりフォントおよび文字コードを指定することで、フォントデータから文字の印刷を行っていた。しかしながら、特に和文の漢字フォントは一般的に高価なため、印刷装置が販売される時点で内蔵されるフォントは2書体から5書体程度が一般的である。それ以上のフォントを必要とする操作者はオプションフォントを購入し、オプションフォント用のユーティリティソフトを使用してホストから購入したオプションフォントをダウンロードする必要があった。オプションフォントはOSの種類に応じて存在し、フォントおよびフォントダウンローダと呼ばれるフォントをダウンロードするためのユーティリティソフトウェアとから構成され、フロッピディスクやCD-ROMのようなメディアで販売されている。ユーザは自分のホストコンピュータのOS環境にあわせたものを購入し、フォントダウンローダをホストコンピュータにインストールした上で、フォントダウンローダからの操作によって所望のフォントを機器にダウンロードする仕組みになっている。また、オプションフォントによっては、フロッピディスク上にプロテクトの仕組みがあって、1回機器にダウンロードを行うと、2度とダウンロードできないようにして、複数の装置へダウンロードされるのを防ぐ仕組みのものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ホストコンピュータのOS環境は様々であり、オプションフォント用に全てのOS環境に対応するユーティリティソフトを開発することは、メーカーにとって非常な負荷となっている。また、オプションフォントをダウンロードするためには必ずホストが必要となるため、印刷装置を販売するディーラのセールスマンやサービスマンが気軽にオプションフォントを追加することが難しいという問題点もあった。
【0004】
本発明の目的は、ホストコンピュータを使用することなくオプションフォントを追加可能な印刷装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の印刷装置は、
フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段と、
フォントを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力手段と、前記入力手段により入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された文字列と前記選択手段により選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化手段と、前記復号化手段により復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化手段と、
印字データを入力した際、前記再暗号化手段により再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化手段と、
前記再復号化手段により復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の印刷装置におけるフォントデータの管理方法は、
フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段を有する印刷装置におけるフォントデータの管理方法であって、
フォントを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された文字列と前記選択ステップにより選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにより復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化ステップと、
印字データを入力した際、前記再暗号化ステップにより再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化ステップと、
前記再復号化ステップにより復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力ステップとを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の記憶媒体は、
フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段を有する印刷装置で実行されるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
フォントを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された文字列と前記選択ステップにより選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにより復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化ステップと、
印字データを入力した際、前記再暗号化ステップにより再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化ステップと、
前記再復号化ステップにより復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力ステップとを印刷装置に実行させる。
【0008】
また、本発明のプログラムは、
フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段を有する印刷装置で実行されるプログラムであって、
フォントを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された文字列と前記選択ステップにより選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにより復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化ステップと、
印字データを入力した際、前記再暗号化ステップにより再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化ステップと、
前記再復号化ステップにより復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力ステップとを印刷装置に実行させる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、添付の図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明に係る一発明の実施の形態における印刷装置のブロック図である。
【0011】
図1において、破線で示された印刷装置本体1には、外部のホストコンピュータ2が不図示のコネクタを介して接続されており、ホストコンピュータ2からのフォント指定命令、文字コード、排紙命令等を受け取り、印刷出力されるように構成されている。
【0012】
印刷装置の本体1において、3はブートROM5に格納されたブートプログラムの制御手順に従い、ハードディスクドライブ8に格納された実行プログラムをRAM6上にロードし、ロードされた実行プログラムの制御手順に従い、本装置1の全体制御を行うCPU装置、4はホストコンピュータ2よりのフォント指定命令、文字コード、排紙命令等の受信データを蓄える受信バッファ、5は上述したCPU3の初期動作とハードディスクドライブ8に格納された実行プログラムをRAM6上にロードし、CPU3に実行させるたり、ホストコンピュータ2から実行プログラムや後述する無効化されたフォントをハードディスクドライブにダウンロードする制御手順などが格納されたブートROM、6はCPU3の実行プログラムの格納領域および実行プログラムを実行する際にワークエリアとして機能するRAM、7はレーザビームプリントエンジンであり電子写真プロセスに準じて画像を顕像化する出力部、8は上述した実行プログラム及び、後述する無効化されたフォントおよび有効化されたフォントを格納するハードディスクドライブ、9は後述するフォントの有効化・無効化の指示に使用する操作パネルである。10は、印刷装置1の個々にユニークな機台IDが格納されたNVRAMで、工場での初期化時にIDが設定され以降の変更はできないものである。
【0013】
次に予めハードディスクドライブに格納される無効化されたフォントについて説明する。
【0014】
ハードディスクドライブ8の内部には論理的に/Program /InvalidFont /ValidFont の3つのディレクトリが作られており、それぞれ実行プログラム、無効化されたフォント、有効化されたフォントがファイルとして格納される領域である。実行プログラムおよび無効化されたフォントは、工場初期化時にホストコンピュータ2から受信バッファを介してハードディスクドライブのそれぞれ対応するディレクトリにダウンロードされる。
【0015】
次にフォントの無効化のプロセスについて説明する。
【0016】
フォントデータファイルは暗号化されないフォント名称などのフォント情報部と暗号化されるビットマップやアウトライン形式のフォントグリフ部とに分かれている。本実施例においては、フォントグリフ部は、予め暗号化されている。その暗号化・復号化の方法については図2のフローチャートで説明する。図2のフローチャートに係わるプログラムは、ハードディスク8またはブートROM5に記憶されており、必要に応じてRAM6に読み出され、CPU3によって実行される。
【0017】
暗号・復号化関数は暗号・復号両方に共通で使用するプログラムである。
【0018】
まず、S201でランダム関数初期化関数をキーで初期化する。詳細は図3(a)で説明する。次に、S202で入力データがあるか判別し、なければ終了し、あれば、S203に進む、S203では、ランダム発生関数からランダム値rを獲得する。詳細は図3(b)で説明する。次に、S204に進み、入力データcとランダム値rの下位8ビットをXOR(排他論理和)する。次にS205に進み、XORした値を出力データとして出力し、S202に戻る。
【0019】
本関数では、キーの値をランダム関数初期化関数のシードとして使用している。ランダム発生関数およびランダム発生初期化関数による一様乱数生成アルゴリズムについては図3に一例をフローチャートで記載する。図3のフローチャートに係わるプログラムは、ハードディスク8またはブートROM5に記憶されており、必要に応じてRAM6に読み出され、CPU3によって実行される。
【0020】
S201のランダム関数初期化関数が開始されると、S301では、入力されたシード値をランダム関数用シード値として登録し、ランダム関数初期化関数を終了する。
【0021】
次に、S203のランダム発生関数からランダム値rを獲得する処理が開始されると、S311では、ランダム関数用シード値r×1103515245+12345を新しいランダム関数用シード値に登録する。S312に進み、更新されたランダム関数用シード値r÷65536をさらに32768で割った余りをランダム値として返し、終了する。
【0022】
暗号・復号化関数ではキーをランダム発生関数のシードとしてランダム関数初期化関数に与え、発生させたランダム値を256で割った余り、即ち下位8ビットの値を順次入力データとXORを取って、それを出力としている。XORされた値はもう一度同じ値でXORすると元に復元されるので、暗号・復号化関数をもう一度同じキーで通すと復号化もできるわけである。本実施例ではキーとして0x12345678を使用して暗号化を行った。
【0023】
一例として0x01,0x02,0x03,0x04という4バイトのデータを上記0x12345678を使用し、図2および図3で示す暗号・復号化関数に通すと0x70,0x45,0x1e,0x90というデータに暗号化され、これをもう一度同じキーで同じ暗号・復号化関数に通すと元の0x01,0x02,0x03,0x04に復号される。
【0024】
このようにしてフォントグリフ部のみが暗号化されたものが、ホストコンピュータ2からダウンロードされ、1フォント1ファイルの形で無効化されたフォントの格納領域(/InvalidFont)に格納される。
【0025】
次に、フォントデータの有効化処理について図4のフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートに係わるプログラムは、ハードディスク8またはブートROM5に記憶されており、必要に応じてRAM6に読み出され、CPU3によって実行される。
【0026】
ステップS401は、操作パネル9で不図示のフォントの有効化のメニューが操作者により選択される実行される。
【0027】
ステップS402で無効化されたフォントの格納領域(ImvalidFont)内のファイルを検索し、フォント情報部からフォント名称を獲得して図5の例で示すように、操作パネル9に順次表示する。
【0028】
次に、ステップS403で表示されたフォント名称の中から操作者が図5の例のタッチパネル上の選択ボタンの押下により選択した有効化すべきフォントを選択する。選択するとステップS404で図6の例のようなパスワード入力画面を表示させる。ステップS405で不図示の操作パネル上に16進キーで操作者により入力されたパスワードが入力されるとステップS406でパスワードが正当なものか否かの解読を行う。
【0029】
本実施の形態においては、パスワードがフォントおよび機器に一意であるようにする手段として、フォント名称の文字列を機器に固有である機器ID10をキーとして暗号・復号化関数で暗号化したものをヘキサ表示した値をパスワードとして使用している。
【0030】
例えば、図5の例で示された明朝体(Mincho)を選択する場合、機器ID10が0x00000001である機器に対しては、0x00000001をキーとして'M','i','n','c','h','o' = 0x4d,0x69,0x6e,0x63,0x68,0x6fというデータを図2および図3で示す暗号・復号化関数に通すと、0x8b,0x17,0xef,0x08,0x23,0x94というデータになるので、この8b17ef082394という文字列が パスワードとなる。
【0031】
なお、ユーザがダウンロードする印刷装置とダウンロードしたい書体とを特定し、フォントメーカに1書体あたりの予め定められた対価を支払うことにより、フォントメーカは、ユーザが使用する印刷装置用の特定の書体フォントをダウンロードするためのパスワードをユーザに与える。与えられたパスワードをS405で入力することにより、フォントメーカは、印刷装置に予め暗号化されたフォントを記憶させておき、必要に応じて、印刷装置を特定して特定の書体をダウンロードさせることができる。
【0032】
ステップS406では、機器ID10の値(0x00000001)をキーとして入力されたパスワードを暗号復号化関数で変換する。たとえば、ヘキサ表示されたパスワード文字列(8b17ef082394)が入力された場合、バイナリの値(0x8b17ef082394)に変換した後、図2および図3に示す暗号・復号化関数に機器ID10の値(0x00000001)をキーとして処理することで文字列(Mincho)を得る。
【0033】
ステップS407で得られた文字列(たとえば、Mincho)が選択したフォントの名称(Mincho)と一致するか否かを判定する。
【0034】
一致していない場合は、ステップS408でエラーの表示を行い、フォントの有効化処理を中止する。
【0035】
一方ステップS407で一致すると判定された場合、ステップS409で/InvalidFont内に格納された指定されたフォントに相当するフォントファイルを読み出し、暗号化されたフォントグリフ部を所定のキー(今回の場合は、0x12345678)を使用し、図2および図3に示す暗号・復号化関数で復号する。このまま、有効化フォント格納領域(/ValidFont)に格納して使用することも可能であるが、有効化フォント格納領域(/ValidFont)のファイルをアップロードして他の装置で使用されるようなことを防ぐため、本実施の形態ではさらにこの復号化されたフォントをステップS410で機器ID10(0x00000001)をキーとして再暗号化する。
【0036】
例えば、上述のように所定のキー(0x12345678)で暗号化されたデータ0x70,0x45,0x1e,0x90は、一旦オリジナルデータ0x01,0x02,0x03,0x04に復号化された後、機器ID10(0x00000001)で再暗号化されて0xc7,0x7c,0x82,0x6fというデータとなる。このデータは機器ID10が0x00000001という機器でしか復号化できないため、機器IDをユニークにしてあれば、たとえ有効化フォント格納領域(/ValidFont)のファイルをアップロードしたり、ハードディスクをコピーしたりして、他の機器で使用しようとしても復号化できない。
【0037】
そして、ステップS411で有効化フォント格納領域(/ValidFont)に格納するとともに、無効化フォント格納領域(/InvalidFont)に格納されているフォントファイルを削除する。
【0038】
次に図7において、ホストコンピュータから文字コードなどの印字データが入力された際の処理について説明する。図7のフローチャートに係わるプログラムは、ハードディスク8またはブートROM5に記憶されており、必要に応じてRAM6に読み出され、CPU3によって実行される。
【0039】
ステップS700は、ホストコンピュータからデータが入力されると実行される。
【0040】
ステップS701で使用するフォントファイルを有効化フォント格納領域(/ValidFont)から検索する。見つかるとステップS702で暗号化されていないフォント情報部の情報から実際に文字展開を行う暗号化された文字グリフ部を獲得し、ステップS703で機器ID10(0x00000001)をキーとして暗号・復号化関数で処理し、例えば0xc7,0x7c,0x82,0x6fというデータであれば、0x01,0x02,0x03,0x04に復号化し、ステップS704でフォントスケーラでアウトラインデータで格納されている文字グリフ部をビットマップデータに展開して、展開したビットマップデータを出力部7に出力する。
【0041】
次に図8で一旦有効化したフォントを再無効化する処理について説明する。この処理は操作者がそのフォントに関する使用権を失った場合などに行う処理である。図8のフローチャートに係わるプログラムは、ハードディスク8またはブートROM5に記憶されており、必要に応じてRAM6に読み出され、CPU3によって実行される。
【0042】
ステップS800は、不図示の操作パネル9の操作で操作者によりフォント無効化メニューが選択された場合に実行される。
【0043】
ステップS801で有効化フォント格納領域(/ValidFont)に格納されたファイルを検索し、そのフォント情報部から有効化されているフォント名称を図9の例のように、一覧で操作パネル9に表示する。
【0044】
次にステップS802で無効化したいフォント名称を図9のタッチパネルの削除ボタンを押すことで選択すると、ステップS803でそのフォントに相当するフォントファイルを有効化フォント格納領域(/ValidFont)から獲得し、機器IDによって暗号化されたフォントグリフ部を暗号・復号化関数を使用して一旦復号化する。次にステップS804で所定の暗号化キーである0x12345678を使用し、暗号・復号化関数で再暗号化し、ステップS805で無効化フォント格納領域(/InvalidFont)に格納するとともに、有効化フォント格納領域(/ValidFont)に格納されていたフォントファイルを削除する。
【0045】
(他の発明の実施の形態)
暗号化手段およびその中で使用するランダム発生手段については、奥村晴彦著、技術評論社出版の「C言語による最新アルゴリズム事典」のCプログラムのアルゴリズムをもとに作成したが、PGP暗号化を始めとする既知の暗号化のいずれを使用しても構わないし、全く新規な暗号化アルゴリズムを使用しても構わない。
【0046】
またパスワードについてもフォントの暗号化手段と同様のものを使用したが、機器とフォントでユニークなものであればどのようなアルゴリズムで作成しても構わない。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によればホストコンピュータを使用することなく、オプションフォントが追加可能な印刷装置を提供することが可能となる。
【0048】
また、フォントを有効化する際に、フォントの種類および個々の印刷装置に対しユニークなパスワードを使用することで、フォントが不正使用されることなく、フォントの権利を守ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のブロック図である。
【図2】暗号・復号化関数のフローチャート例を示す図である。
【図3】暗号・復号化関数内で使用するランダム関数および初期化関数のフローチャート例を示す図である。
【図4】フォントの有効化手段を説明するフローチャートを示す図である。
【図5】フォントの有効化時の表示パネル例を示す図である。
【図6】パスワード入力時の表示パネル例を示す図である。
【図7】文字データを入力した際の処理を説明するフローチャートを示す図である。
【図8】フォントの再無効化手段を説明するフローチャートを示す図である。
【図9】フォントの無効化時の表示パネル例を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷装置本体
2 ホストコンピュータ
3 CPU装置
4 受信バッファ
5 ブートROM
6 RAM
7 印刷出力部
8 ハードディスクドライブ
9 操作パネル
10 NVRAM
11 フォントデータのフォント情報部
12 無効化される前のオリジナルのフォントデータのフォントグリフ部
13 暗号化され無効化されたフォントデータのフォントグリフ部
14 復号化され有効化されたフォントデータのフォントグリフ部
Claims (4)
- フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段と、
フォントを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力手段と、前記入力手段により入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された文字列と前記選択手段により選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化手段と、前記復号化手段により復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化手段と、
印字データを入力した際、前記再暗号化手段により再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化手段と、
前記再復号化手段により復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力手段とを有することを特徴とする印刷装置。 - フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段を有する印刷装置におけるフォントデータの管理方法であって、
フォントを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された文字列と前記選択ステップにより選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにより復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化ステップと、
印字データを入力した際、前記再暗号化ステップにより再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化ステップと、
前記再復号化ステップにより復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力ステップとを有することを特徴とする印刷装置におけるフォントデータの管理方法。 - フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段を有する印刷装置で実行されるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
フォントを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された文字列と前記選択ステップにより選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにより復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化ステップと、
印字データを入力した際、前記再暗号化ステップにより再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化ステップと、
前記再復号化ステップにより復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力ステップとを印刷装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。 - フォントの名称を機器IDをキーとして暗号化したものをパスワードとして使用する暗号化されたフォントデータを格納する格納手段を有する印刷装置で実行されるプログラムであって、
フォントを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択されたフォントに対応するパスワードを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力されたパスワードを機器IDをキーとして変換して文字列を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された文字列と前記選択ステップにより選択されたフォントの名称が一致する場合、暗号化されているフォントデータを復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにより復号化されたフォントデータを機器IDをキーとして再暗号化する再暗号化ステップと、
印字データを入力した際、前記再暗号化ステップにより再暗号化されたフォントデータを機器IDをキーに復号化する再復号化ステップと、
前記再復号化ステップにより復号化されたフォントデータに基づきビットマップデータを展開し、展開されたビットマップデータを出力部に出力する出力ステップとを印刷装置に実行させるプログラム。
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