JP2003039187A - レーザー加工機 - Google Patents

レーザー加工機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集光レンズの温度上昇を抑制することができ
るレーザー加工機を提供する。 【解決手段】 レーザービームLBを集光レンズ51
によりワーク上に集光させてワークの加工を行うレーザ
ー加工機において、集光レンズ51を固定しているレン
ズマウント50の表面に、メッキが施されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー加工機に
係り、特に、レーザービームの集光レンズの温度上昇を
抑制するための構造を備えたレーザー加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー加工機においては、レーザービ
ームの熱を吸収して集光レンズの温度が上昇し(これを
熱レンズ効果と称する。)、これにより集光レンズの屈
折率が変動して、焦点位置がずれ、加工不良を生じる場
合や、さらには集光レンズが酷い熱レンズ効果を起こし
てレンズ破損に至る場合がある。このレーザービームに
よる集光レンズの温度上昇には、集光レンズをレーザー
ビームが透過するときの熱によるものと、レーザービー
ムがワークその他から集光レンズに反射するときの熱に
よるものとがある。
【0003】通常、レーザー加工機の加工ヘッドは、集
光レンズをレンズマウントに固定し、レンズマウントを
レンズホルダーに取り付けている。このレンズホルダー
をレンズスライダーの内側に、集光レンズの種類に合わ
せて高さ位置を変えて取り付けることにより、集光レン
ズの焦点を所定の位置に調節できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集光レンズ
を固定するレンズマウントには、従来、アルミニウム合
金が用いられており、表面に黒色アルマイト処理が施さ
れている。しかし、レンズマウントにこの黒色アルマイ
ト処理がされていると、レンズマウントがレーザービー
ムの反射光を吸収して加熱され、これにより集光レンズ
が許容限度以上に温度上昇してしまう場合がある。
【0005】また、通常、レンズスライダーの外周側に
は冷却水が流れる冷却水通路を配置して、集光レンズな
どの熱をレンズマウント、レンズホルダーおよびレンズ
スライダーを介して放熱する水冷構造としている。しか
し、従来、レンズホルダーの外周面とレンズスライダー
の内周面との間には、僅かな隙間ができているので、熱
伝導が十分行われず、このため集光レンズの放熱が十分
でなく、集光レンズが許容限度以上に温度上昇してしま
う場合がある。
【0006】また、従来、集光レンズの下面側(ワーク
側)はアシストガス等により冷却が行われている。しか
し、集光レンズの上面側を冷却せずに、下面側のみ冷却
すると、上下面の間の温度差が生じて、集光レンズの屈
折率が変動して、焦点位置がずれ、加工不良を生じる場
合がある。さらには、集光レンズにレーザービームを鉛
直方向に透過させる場合には、上方からのゴミ等が集光
レンズ上に落下して、レンズの焼損を引き起こす虞もあ
る。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みて為されたもの
で、集光レンズの温度上昇を抑制することができるレー
ザー加工機を提供することを目的とする。また、本発明
は、集光レンズの温度上昇を抑制することができるとと
もに、集光レンズへのゴミの付着を防止することができ
るレーザー加工機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のレーザー加工機は、レーザービー
ムを集光レンズによりワーク上に集光させてワークの加
工を行うレーザー加工機において、前記集光レンズを固
定しているレンズマウントの表面に、メッキが施されて
いることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明においては、レンズ
マウントの表面にメッキが施されているので、レーザー
ビームの反射光がレンズマウントに当っても、熱を吸収
し難いため、レンズマウントの温度上昇が抑制される。
このため、集光レンズの温度上昇が抑制されるので、集
光レンズの屈折率が変動して、焦点位置がずれ、加工不
良を生じるということが防止される。
【0010】請求項2に記載のレーザー加工機は、レー
ザービームを集光レンズによりワーク上に集光させてワ
ークの加工を行うレーザー加工機において、前記集光レ
ンズを固定しているレンズマウントと、このレンズマウ
ントが取り付けられているレンズホルダーと、このレン
ズホルダーの外側に配置されているレンズスライダー
と、このレンズスライダーの外側を冷却する冷媒が流れ
る冷媒通路とを備え、前記レンズホルダーと前記レンズ
スライダーとの間に、熱伝導性の高い材料からなる金属
部材が、これらレンズホルダーおよびレンズスライダー
に接触するように設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明においては、集光レ
ンズの熱と冷媒の熱との熱交換が、レンズマウント、レ
ンズホルダー、レンズホルダーとレンズスライダーとの
間の金属部材、およびレンズスライダーを通して行われ
る。ここで、レンズホルダーとレンズスライダーとの間
に、熱伝導性の高い材料からなる金属部材が、レンズホ
ルダーおよびレンズスライダーに接触するように介在さ
れているので、レンズホルダーとレンズスライダーとの
間において、この金属部材を通して熱交換が行われるた
め、冷媒による集光レンズの冷却効率が高くなる。この
ため、集光レンズの温度上昇を抑制することができる。
熱伝導性の高い材料からなる金属部材としては、例え
ば、アルミニウム合金等からなる部材が用いられる。
【0012】請求項3に記載のレーザー加工機は、レー
ザービームを集光レンズによりワークに集光させてワー
クの加工を行うレーザー加工機において、前記集光レン
ズの上側に設けられた筒状部材と、この筒状部材の上部
開口の周辺部を覆うアパーチャーと、前記筒状部材の上
部の側方から前記筒状部材内に該筒状部材の内周面の周
方向に気体を吹き出す吹出穴とを備えている前記集光レ
ンズの冷却装置が設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明においては、吹出穴
から吹き出された気体が、筒状部材の上部開口の周辺部
を覆うアパーチャーに上昇するのを阻止され、これによ
り筒状部材の内周面に沿って螺旋状に下方に流れる。そ
の後、この気体は集光レンズの上面に当り、筒状部材の
中心部を鉛直方向に上昇して、筒状部材の上部の開口か
ら出て行く。したがって、この発明においては、気体が
集光レンズの上面に吹き付けられることにより、集光レ
ンズが冷却される。さらに、通常、アシストガス等によ
って冷却されている集光レンズの下面との温度差も緩和
される。また、気体が集光レンズの上面から上昇し、筒
状部材から出て行くので、集光レンズの上面にゴミが落
下してくるのを防止することができる。気体としては、
たとえば清浄空気等が用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図6は、本発明の実施の
形態に係るレーザー加工機を示す図であって、図1は加
工ヘッドの要部を示す断面図、図2はレーザー加工機の
作動を説明するための図、図3はレンズマウントを示す
断面図、図4はレンズホルダーおよびレンズスライダー
の部分を示す断面図、図5は集光レンズの冷却装置を示
す図であって、(a)は平面図、(b)は縦断面図、図
6は冷却装置の作動状態を説明するための図である。
【0015】図1に示すように、レーザー加工機1は、
レーザー発振器から送られてきたレーザービームを集光
して、ワークの被加工部に照射させるレーザー加工ヘッ
ド10を備えている。レーザー加工ヘッド10は、筒状
の加工ヘッド本体11と、この加工ヘッド本体11の先
端部に設けられたノズル12とを備えている。加工ヘッ
ド本体11の内周面には、円筒状のレンズスライダー3
0がねじ込まれている。レンズスライダー30の外周面
には、環状の冷却水通路(冷媒通路)31が配設されて
おり、この冷却水通路31に供給される冷却水によりレ
ンズスライダー30の外周面が冷却されている。一方、
レンズスライダー30の内側には、円筒状のレンズホル
ダー40がねじ込まれている。このレンズホルダー40
の下端部には、レンズマウント50がねじ込まれてお
り、このレンズマウント50の下端部に、集光レンズ5
1が固定されている。また、加工ヘッド本体11の上部
には、集光レンズ51の冷却装置60が設けられてい
る。
【0016】このレーザー加工機1においては、図2に
示すように、レーザー発振器からのレーザービームLB
が、ベンドミラーMにより向きを変えられて加工ヘッド
10の上端開口から加工ヘッド本体11内に入射され、
さらに加工ヘッド本体11の中心部を通って、集光レン
ズ51に入射され、この集光レンズ51で集光され、ノ
ズル12を通してワーク2の被加工部に照射される。ま
た、アシストガスAGが、加工ヘッド本体11の内周面
とレンズマウント50の下部外周面との間から、加工ヘ
ッド本体11の下方に向かって送り込まれ、ノズル12
から排出される。このアシストガスAGにより、加工性
能が向上するとともに、集光レンズ51の下面の冷却お
よび汚れ防止が図られている。
【0017】図3に示すように、レンズマウント50
は、円筒状のレンズマウントケース52と円環板状のレ
ンズマウント蓋53とを備えている。集光レンズ51
は、レンズマウントケース52の下部内側に嵌め込まれ
た後、下端部外周部を、レンズマウントケース52の下
端面に取り付けられたレンズマウント蓋53で押え付け
られることにより、レンズマウント50に固定されてい
る。レンズマウントケース52およびレンズマウント蓋
53はアルミニウム合金からなり、それらの表面にはメ
ッキが施されている。また、レンズホルダー40の下端
面と、このレンズホルダー40の下端部の内側にねじ込
まれたレンズマウントケース52の段部とのとの間に
は、熱伝導性の高いシート54が介在されており、これ
により集光レンズ51の放熱性が高められている。ま
た、レンズマウントケース52には、集光レンズ51の
上面周辺部に当接する当接部55が、レーザービームL
Bを遮蔽するアパーチャーを兼用している。
【0018】このように、レンズマウント50を構成す
るレンズマウントケース50およびレンズマウント蓋5
3の表面にメッキが施されていると、レーザービームの
反射光がレンズマウントケース50およびレンズマウン
ト蓋53に当っても、熱を吸収し難いため、これらの温
度上昇を抑制することができる。その結果、集光レンズ
51の温度上昇を抑制することができるので、集光レン
ズ51の屈折率の変動すなわち焦点位置のずれを抑制で
き、加工不良を防止することができる。
【0019】また、図4に示すように、レンズホルダー
40とレンズスライダー30との間の隙間には、熱伝導
性の高い材料としてのアルミニウム合金からなるインナ
ーカラー(金属部材)41、インナーカラー42、アウ
ターカラー(金属部材)43およびアウターカラー44
が介在されている。インナーカラー41の外周面(レン
ズスライダー30側の面)は、下端部に向かうに連れて
漸次レンズスライダー30に接近するようなテーパ面に
形成されており、一方、このインナーカラー41の外側
に配置される位置するアウターカラー43の下部側の内
周面(レンズホルダー40側の面)は、下端部に向かう
に連れて漸次レンズホルダー40に接近するようなテー
パ面に形成されている。このアウターカラー43の下端
部には、その軸線方向にすり割が形成されている。イン
ナーカラー42およびアウターカラー44は円筒状に形
成されている。
【0020】これらの各カラーは、次のようにして設け
られている。すなわち、Oリング45がレンズホルダー
40の下端部に形成された鍔部40Aに突き当てられ
て、レンズホルダー40の外側に挿入され、このOリン
グ45に下端部外周が斜めにカットされたインナーカラ
ー41が突き当てられて、レンズホルダー40の外側に
上方から挿入されている。アウターカラー43は、イン
ナーカラー41の外側にすり割を開きつつ挿入されてお
り、これによりインナーカラー41の外周面とアウター
カラー43の内周面が密着するとともに、インナーカラ
ー41の内周面とレンズホルダー40の外周面、および
アウターカラー43の外周面とレンズスライダー30の
内周面とが密着する。さらに、インナーカラー42がイ
ンナーカラー41の上端に突き当てられ、かつアウター
カラー43の上端部内周の嵌合部に嵌合されて、レンズ
ホルダー40の外側に挿入されている。また、アウター
カラー44がアウターカラー43の上端に突き当てられ
て、インナーカラー42の外側に挿入されている。ま
た、インナーカラー42の上端部、アウターカラー44
の上端部およびレンズホルダー40の上端部を貫通する
ピン46が設けられており、これにより各カラー41、
42、43および44が軸線方向の移動を阻止されてい
る。
【0021】このように、レンズホルダー40とレンズ
スライダー30との間に、熱伝導性の高い材料からなる
インナーカラー41およびアウターカラー43が密着し
て接触するように介在されているので、これらのインナ
ーカラー41およびアウターカラー43を通して、集光
レンズ51の熱と冷却水の熱との熱交換が行われるた
め、冷却水による集光レンズ51の冷却効率が高くな
る。このため、集光レンズ51の温度上昇を抑制するこ
とができる。具体的には、従来のように、レンズホルダ
ー40とレンズスライダー30との間に僅かな隙間があ
った場合には、45〜55℃程度まで上昇していた集光
レンズ51の温度が、本実施の形態のように、レンズホ
ルダー40とレンズスライダー30との間にアルミニウ
ム合金からなる上記カラーを密着させて介在させた場合
には、25℃程度まで低下して安定するようになった。
【0022】また、図5に示すように、集光レンズ51
の上方に設けられた冷却装置60は、円筒状の筒状部材
61と、その上端部に形成されたフランジ部62と、こ
のフランジ部62の上面に設けられて、筒状部材61の
上部開口の周辺部を覆う円環状のアパーチャー63とを
備えている。また、フランジ部62には、清浄空気(気
体)を筒状部材61内に筒状部材61の内周面の周方向
に吹き出すような吹出穴64が形成されている。より具
体的には、吹出穴64は、筒状部材61の内周面近傍に
開口している。この吹出穴64は、図示しない清浄空気
供給手段に接続されている。尚、清浄空気は、アシスト
ガスを転用しても良く、アシストガスに空気を用いない
場合、それに代わる気体であれば、之の是非は問わな
い。
【0023】この冷却装置60においては、図6に示す
ように、清浄空気供給手段から吹出穴64を通して筒状
部材61内に送り込まれた清浄空気は、筒状部材61の
内周面の周方向に吹き出される。筒状部材61は、アパ
ーチャー63によって上部開口の周辺部を遮蔽されてい
るので、筒状部材61内に吹き出された清浄空気は、筒
状部材61の内周面に沿って螺旋状に下降して行き、集
光レンズ51に当り、その後、筒状部材61の中心部を
上昇し、アパーチャー63の開口部から筒状部材61の
外部に排出される。
【0024】したがって、この冷却装置60を用いる
と、清浄空気が集光レンズ51の上面に吹き付けられる
ことにより、集光レンズ51が冷却されるので、集光レ
ンズ51の温度上昇を抑制することができる。また、ア
シストガスによって冷却されている集光レンズ51の下
面と、上面との温度差も緩和される。これらにより、集
光レンズ51の屈折率の変動による焦点位置のずれを抑
制できて、加工不良を防止することができる。さらに、
清浄空気が集光レンズ51の上面から上昇し、筒状部材
61から出て行くので、集光レンズ51の上面にゴミが
落下してくるのを防止することができるため、集光レン
ズ51の焼損等を防止することができる。
【0025】具体的には、例えば、筒状部材61の内径
を80mm、吹出穴の穴径を5mmとし、清浄空気を圧
力が0.2MPaで、流量が100L/min程度で筒
状部材61内に供給すると、吹き出された清浄空気が、
筒状部材61の内周面に沿って螺旋状に下降して行き、
集光レンズ51に当り、その後、筒状部材61の中心部
を上昇し、アパーチャー63の開口部から筒状部材61
の外部に排出されるようになる。その結果、集光レンズ
51を冷却することができるとともに、筒状部材61内
へのゴミの進入を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
レーザー加工機によれば、集光レンズを固定しているレ
ンズマウントの表面にメッキを施したので、レーザービ
ームの反射光がレンズマウントに当っても、熱を吸収し
難いため、これらの温度上昇を抑制することができる。
その結果、集光レンズの温度上昇を抑制することができ
るので、集光レンズの屈折率の変動による焦点位置のず
れを抑制できて、加工不良を防止することができる。
【0027】また、請求項2に記載のレーザー加工機に
よれば、レンズホルダーとレンズスライダーとの間に、
熱伝導性の高い材料からなる金属部材を、レンズホルダ
ーおよびレンズスライダーに接触するように設けたの
で、この金属部材を通して集光レンズの熱と冷媒の熱と
の熱交換が行われるため、冷媒による集光レンズの冷却
効率を高めることができる。そのため、集光レンズの温
度上昇を抑制することができるので、集光レンズの屈折
率の変動による焦点位置のずれを抑制できて、加工不良
を防止することができる。
【0028】また、請求項3に記載のレーザー加工機に
よれば、集光レンズの上側に設けられた筒状部材と、こ
の筒状部材の上部開口の周辺部を覆うアパーチャーと、
筒状部材の上部の側方から筒状部材内に該筒状部材の内
周面の周方向に気体を吹き出す吹出穴とを備えた集光レ
ンズの冷却装置を設けたので、気体が集光レンズの上面
に吹き付けられるため、集光レンズを冷却することがで
きる。また、通常、アシストガス等によって冷却されて
いる集光レンズの下面との温度差も緩和することができ
る。したがって、これらにより、集光レンズの屈折率の
変動による焦点位置のずれを抑制できて、加工不良を防
止することができる。さらに、気体が集光レンズの上面
から上昇し、筒状部材から出て行くので、集光レンズの
上面にゴミが落下してくるのを防止することができるた
め、集光レンズの焼損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザー加工機を示
すであって、加工ヘッドの要部を示す断面図である。
【図2】同、レーザー加工機の作動を説明するための図
である。
【図3】同、レンズマウントを示す断面図である。
【図4】同、レンズホルダーおよびレンズスライダーの
部分を示す断面図である。
【図5】同、集光レンズの冷却装置を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
【図6】同、冷却装置の作動状態を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 レーザー加工機 2 ワーク 10 加工ヘッド 30 レンズスライダー 31 冷却水通路(冷媒通路) 40 レンズホルダー 41 インナーカラー(金属部材) 42 アウターカラー(金属部材) 50 レンズマウント 51 集光レンズ 60 冷却装置 61 筒状部材 63 アパーチャー 64 吹出穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三吉 弘信 神奈川県座間市相模が丘6−25−1−609 Fターム(参考) 4E068 CB06 CD14 CD15 CH08 CJ01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザービームを集光レンズによりワー
    ク上に集光させてワークの加工を行うレーザー加工機に
    おいて、 前記集光レンズを固定しているレンズマウントの表面
    に、メッキが施されていることを特徴とするレーザー加
    工機。
  2. 【請求項2】 レーザービームを集光レンズによりワー
    ク上に集光させてワークの加工を行うレーザー加工機に
    おいて、 前記集光レンズを固定しているレンズマウントと、この
    レンズマウントが取り付けられているレンズホルダー
    と、このレンズホルダーの外側に配置されているレンズ
    スライダーと、このレンズスライダーの外側を冷却する
    冷媒が流れる冷媒通路とを備え、 前記レンズホルダーと前記レンズスライダーとの間に、
    熱伝導性の高い材料からなる金属部材が、これらレンズ
    ホルダーおよびレンズスライダーに接触するように設け
    られていることを特徴とするレーザー加工機。
  3. 【請求項3】 レーザービームを集光レンズによりワー
    クに集光させてワークの加工を行うレーザー加工機にお
    いて、 前記集光レンズの上側に設けられた筒状部材と、この筒
    状部材の上部開口の周辺部を覆うアパーチャーと、前記
    筒状部材の上部の側方から前記筒状部材内に該筒状部材
    の内周面の周方向に気体を吹き出す吹出穴とを備えてい
    る前記集光レンズの冷却装置が設けられていることを特
    徴とするレーザー加工機。
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