JP2003039130A - 軽合金製薄肉成形体の製造方法および軽合金製薄肉成形体 - Google Patents

軽合金製薄肉成形体の製造方法および軽合金製薄肉成形体

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JP2003039130A
JP2003039130A JP2001229605A JP2001229605A JP2003039130A JP 2003039130 A JP2003039130 A JP 2003039130A JP 2001229605 A JP2001229605 A JP 2001229605A JP 2001229605 A JP2001229605 A JP 2001229605A JP 2003039130 A JP2003039130 A JP 2003039130A
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thin
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Hiroshi Watanabe
洋 渡辺
Atsuhito Seki
篤人 関
Shinji Seki
新治 関
Shigehiro Taniike
茂弘 谷池
Yasuo Hama
葆夫 濱
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Tokyo Seitan Inc
Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
Tokyo Seitan Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軽軽合金からなる板状部に形成される板状部
よりも厚肉の突部を有する軽合金製薄肉成形体の凸部及
びその裏側に欠陥のない成形体を得る。 【解決手段】 成形素材の板状部に成形加工により形成
される板状部より厚肉の凸部2を形成する軽合金製薄肉
成形体の製造方法において、成形素材3の突部形成部の
体積を薄肉成形体の凸部2の体積の1.1〜1.7倍と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軽合金製素材を塑性
加工、なかんずく鍛造により成形体を成形する製造方法
および軽合金製薄肉成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路部品・素子の高集積化・
高密度化等を背景にして、携帯電話機等の小形通信機
器,ノート型あるいはモバイル型パソコン等の小形OA
機器,その他多くの用途において、小型化・軽量化が盛
んに試みられており、それら機器の筐体などにも小型化
・軽量化が求められている。
【0003】かかる要求に応えるものの一つとして、ア
ルミニウム合金からなる薄肉成形体が広く使われている
が、現状では、鋳造や絞り加工などによる製品が出回っ
ている。また、アルミニウム合金と同程度の強度を有し
つつ更なる軽量化を図るために、アルミニウム合金に比
べて比強度の高いマグネシウム合金製の薄肉成形体の出
現が望まれ、実際に市場に出回り初めている。軽合金材
料の中でも、マグネシウムは、現在実用化されている金
属材料の中で最も比重が小さい材料である。すなわち、
マグネシウムの比重は1.8であり、現在、軽量化材料
として各種用途に広く使用されているアルミニウムの比
重2.7と比較しても、非常に小さい。このため、マグ
ネシウム合金はアルミニウム合金に代わる軽量化材料と
して最近注目されており、航空・宇宙機器部品、陸上輸
送機器、荷役機器、工業機械・工具類、電気・通信機
器、農林鉱業機械、事務機器、光学用機器、スポーツ用
品など幅広い分野において使用されつつある。
【0004】しかし、アルミニウム合金に比べ、マグネ
シウム合金は塑性加工性が低いために、マグネシウム合
金製の成形品の殆どは、アルミニウム製品と同じく鋳造
法による製品が使用されているのが現状である。
【0005】このように、アルミニウム合金やマグネシ
ウム合金の成形体は、現状では溶湯を鋳造して得られる
ものが多く、その製法上の制約から、比較的肉厚のもの
に限定される。また、その製造過程中において、鋳造欠
陥や酸化物を内部および表面に介在させてしまう恐れが
大きい。もしも、これら欠陥等が介在していると、機械
的強度の点で問題があり、また耐食性等についても問題
が発生し、表面の美観にも悪い影響を与える。
【0006】上述のように、薄肉で小型化・軽量化の要
求に応え、しかも内部欠陥が無く、成形体の表面の見た
目の美しさを維持する方法として絞り加工がある。絞り
加工は、まず鋳造法によりインゴットを作製し、そのイ
ンゴットを鍛造することによって鋳造品の問題点である
内部欠陥や偏析等を除去あるいは低減する。次いで、こ
の鍛造品を適当な厚さに切断または圧延して薄板素材を
作製し、この薄板素材を絞り加工して成形体を作製する
方法である。
【0007】マグネシウム合金薄板の絞り加工について
開示されている文献としては、例えば、特開平6−55
230号公報,特開平6−328155号公報,および
1995年の軽合金学会第89回秋期大会講演概要17
9〜180頁などがある。
【0008】ところで、現在市場で求められている小型
通信機器の筐体等においては、筐体部品同士を結合した
り、内蔵する電子回路基板等を係止あるいは固定するた
めのボス部等の凸部が必要とされる。さらに筐体自体の
薄肉化による筐体の剛性不足を補うために、リブ等を内
部に形成する必要がある。しかしながら、絞り加工の場
合には、鋳造法と異なり、一体的に形成された部分的に
厚肉のボス部やリブ部等を形成することができないとい
う根本的な問題点がある。そのため、絞り加工を用いた
場合には、ボス部やリブ部などは別体に形成した部品を
接着剤や溶接により、取り付ける必要があり、更なる工
数の増加と、それに伴うコストの増加という問題があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
絞り加工に変る塑性加工方法として鍛造方法を検討した
ところ、薄肉でかつ薄肉部よりも厚肉の凸部を有する成
形体を一体で成型する場合に、凸部及び凸部周囲で欠陥
の生じる場合があった。そのような欠陥とは凸部の頂部
付近の欠肉や、凸部裏側の窪みや凸部周囲の板状部のし
わ等である。特に板状部が薄肉であることから凸部周囲
へのメタルフロー、即ち素材の補給及び他の部分への素
材の流出が行われにくく、欠肉や板状部のしわ等の欠陥
が生じていた。
【0010】本発明は、かかる従来技術における問題点
等を解消するためになされたものであり、アルミニウム
やマグネシウムおよびそれらの合金等の軽合金で、塑性
加工により成形素材の一部から凸部を形成する際に、板
状部よりも厚肉の凸部及びその周囲に欠陥のない軽合金
製薄肉成形体を得るための製造方法及び軽合金製薄肉成
形体を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、成形条件に関して種々検討を行った
結果、薄肉軽合金製成形体の凸部体積と凸部体積に相当
する成形素材の凸部体積との比を規定することにより、
凸部及びその周囲の不具合が発生しにくくなることを見
出し、本発明に想到した。
【0012】具体的には第1の発明は、成形素材を塑性
加工により、成形素材の板状部の一部に板状部より肉厚
の凸部を形成する軽合金製薄肉成形体の製造方法におい
て、成形素材の凸部形成部の体積を薄肉成形体の凸部体
積の1.1〜1.7倍としたことを特徴とする薄肉成形
体の製造方法である。ここで、成形素材とは、板や、丸
棒などの素材を一次加工して得られ、二次加工に供せら
れる素材を言う。薄肉成形体とは、形状的には完成品の
形状を有する薄肉成形体を言う。また、成形素材の凸部
形成部とは、塑性加工前の成形素材の段階で薄肉成形体
の凸部を形成すると思われる体積の部分であり、板状部
を形成しない部分を指す。
【0013】成形素材の凸部形成部の体積が成形体の突
部体積の1.1倍未満では、鍛造型への離型剤や成形素
材の焼き付きや成形素材の加工精度の問題もあり、成形
素材の体積不足により、成形品の凸部に欠肉が生じた
り、凸部裏面側に窪みが生じるなどの問題が生じる。ま
た成形素材の凸部形成部の体積が成形体の突部体積の
1.7倍よりも大きいと、凸部の余った素材が凸部周囲
の板状部に流れ込み、部分的に厚肉になりすぎ、板状部
にしわなどの問題を生じたり、凸部裏面側が厚肉となり
不要な突出部が生じるなどの不具合が生じる可能性が大
きくなる。塑性加工、特に鍛造加工を複数工程とした場
合、仕上鍛造に用いられる金型の凸部のキャビティは通
常、成形体の凸部と同体積に形成されるが、成形素材の
凸部形成部の体積を薄肉成形体の凸部体積の1.1〜
1.7倍とした成形素材を用いると、余分の体積がちょ
うど周りの板状部になだらかに吸収され、しわなどが生
じる可能性が極めて少ない。
【0014】第2の発明は、第1の発明において塑性加
工が冷間鍛造、温間鍛造または熱間鍛造のうち少なくと
も一つの鍛造加工法を用いることを特徴とする薄肉成形
体の製造方法である。成形体を形成する材質によって、
冷間鍛造、温間鍛造または熱間鍛造を選択できるし、鍛
造加工が2工程以上の場合、これらの組み合わせの鍛造
工程を取ることも出来る。
【0015】第3の発明は、第1発明または第2発明に
おいて、成形素材の凸部形成部は、少なくとも薄肉成形
体の凸部の無い側にのみ薄肉成形体の凸部体積の1.1
〜1.7倍の膨らみの体積を持つことを特徴とする薄肉
成形体の製造方法である。このように成形素材において
薄肉成形体の凸部の当たる部分の裏側に余肉を付けるこ
とは、特に薄肉成形体の凸部の裏側が、薄肉成形体の外
表面となる場合であって、表面は滑らかであることが要
求され、しわ等の欠陥があっては駄目で、外観の美観を
損ねると商品価値が落ちる場合の仕上鍛造工程に有効な
製造方法である。
【0016】成形素材の凸部形成部の体積が成形体の突
部体積の1.1倍未満では、成形品の凸部に欠肉が生じ
る恐れがある。また成形素材の凸部形成部の体積が成形
体の突部体積の1.7倍よりも大きいと、凸部の余った
素材が凸部周囲の板状部に流れ込み、部分的に厚肉にな
りすぎ、板状部にしわなどの問題を生じる可能性が大き
くなる。仕上鍛造に用いられる金型の凸部のキャビティ
は通常、凸部と同体積に形成されるが、成形素材の凸部
形成部の体積を薄肉成形体の凸部体積の1.1〜1.7
倍とすると、余分の体積がちょうど周りの板状部になだ
らかに吸収され、凸部の裏側である表面にしわなどが生
じる可能性が極めて低く、表面が滑らかで外表面の美観
が保てる。
【0017】第4の発明は、第1発明または第2発明に
おいて、成形素材の凸部形成部の体積が、薄肉成形体の
凸部のない方と、凸部のある方との比で、1:2〜4:
1であることを特徴とする薄肉成形体の製造方法であ
る。このような成形素材を用いることにより、仕上成形
において薄肉成形体の凸部に十分なメタルフローが与え
られ、欠肉等の欠陥を防ぐことが出来ると同時に薄肉成
形体の裏側の平面も滑らかな表面を得ることが出来る。
特に、凸部の欠肉を嫌い材料充填に重点を置く場合に有
効となる製造方法である。
【0018】第5の発明は、第1発明乃至第4発明の何
れかにおいて、薄肉成形体は、主要部肉厚が1.5mm
以下であることを特徴とする薄肉成形体の製造方法であ
る。ここで、主要部肉厚とは、薄肉成形体の大部分を占
める底部や周壁部のようなほぼ均一な肉厚部分を指し、
局部的ボスや部分的突出部の高さの肉厚などは勘案しな
いものとする。主要部肉厚が1.5mmを超えると、成
形体の外形寸法を一定にした場合、成形体内に実装する
内容積が確保できないことがある。なお、成形体の剛性
を確保する場合には主要部肉厚を0.4mm以上とす
る。好ましくは、主要部肉厚は0.5〜1.2mmであ
る。前記薄肉成形体は、0.3〜0.8mmの薄肉部が
断続的および/または連続的に偏在していることもあ
る。
【0019】第6発明は、第1発明乃至第5発明の何れ
かにおいて、成形体の凸部は、薄肉成形体の主要部肉厚
の10倍以下の高さであることを特徴とする薄肉成形体
の製造方法である。凸部の肉厚が主要部肉厚の10倍を
超えると、塑性流動の限界であり、形状がうまく形成で
きない可能性が高く、成形出来た場合でも凸部と板状部
の素材の塑性流動に大きな差が生じるため、凸部の周辺
に亀裂などの欠陥が生じることがある。また、圧下によ
る鍛造効果の大きい板状部と、凸部との強度の差や、組
織の差が生じやすくなり、強度が不連続となり、強度計
算を十分に行うことが出来なくなることもある。
【0020】第7発明は第1乃至第6発明の何れかにお
いて、薄肉成形体の凸部の裏面が凹状ではないことを特
徴とする薄肉成形体の製造方法である。すなわち、加熱
温度、加圧力などの鍛造条件および、薄肉成形体の凸部
と成形素材の凸部の比等を、本発明に規定する成形素材
の凸部形成部の範囲とすれば、凸部の裏面が凹状になっ
たり、凸状にはなりにくい。通常のプレス加工では凸部
を形成する場合は、裏面を凹状とせざるを得ず、絞り加
工では凸部の形成が一体的には不可能である。凸部の裏
面に凹凸が出来にくいことは、製品として、そのまま使
用できることになり、加工や穴埋めなどの余分な作業は
必要なくなる。
【0021】第8発明は上記第1発明乃至第7発明の何
れかを用いて成形したことを特徴とする軽合金製薄肉成
形体である。鍛造加工で成形された薄肉成形体で、一体
的に凸部を有し、凸部の裏面は凹状にならずに滑らかな
表面を持つ主要部肉厚が1.5mm以下である薄肉成形
体である。
【0022】第9発明は、第8発明において、軽合金が
高純度アルミニウム、アルミニウム合金、高純度マグネ
シウムまたはマグネシウム合金のいずれか一つであるこ
とを特徴とする軽合金製薄肉成形体である。これらの軽
合金は、いずれも軽量で、小型化に適した材料で、本願
発明の鍛造加工により成形されたもので、表面の滑らか
さ、凸部の欠肉がなく、強度的にも優れた薄肉成形体で
ある。
【0023】本願発明による薄肉成形体は、主として筐
体であり、主に電子機器用に用いられ、特に、携帯電話
機用、モバイル型パソコン用、ノート型パソコン用や映
像撮影機器用などに適用可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明する。図1は、本発明の軽合金製薄肉成形体1の一
例を説明するための概略構成斜視図で、筐体内部に凸部
2を一体的に有している。図2は、図1の成形体1のA
−A断面図であり、主要部肉厚t1 が1.5mm以下と
ほぼ均一で、底面の板状部に高さh1で、主要部肉厚t1
を含まずに体積がW1の凸部2を一体的に有している。
図3は、図2のB部の拡大図を示し、主要部肉厚t1
凸部2の高さh1で、体積は、主要部肉厚t1を含まずに
1(図3で網目部分)である。図4は、成形体1を成
形する前の成形素材3を示し、板厚tで、薄肉成形体
1の凸部2を形成するための、体積がWの子凸部4お
よび凸部2の反対側にある体積がWの裏補助凸部5
(図4で網目部分)とを有している。
【0025】図7に薄肉成形体1の主な成形工程を示
す。まず、板、棒、塊等の素材を準備し、所定の成形条
件で一次成形加工して、成形素材3を得る。得られた成
形素材3を以下に述べるような鍛造条件で、仕上成形加
工し、所望の薄肉成形体1を得る。素材を成形素材3に
一次成形加工する条件と、成形素材3を薄肉成形体1に
仕上成形加工する条件は、素材の材質が同じ合金系であ
れば、ほぼ同じような成形条件で成形加工をして良い。
【0026】軽合金製薄肉成形体は、高純度マグネシウ
ム、マグネシウム合金(以下両方を合わせてマグネ材と
いう)、高純度アルミニウム、アルミニウム合金(以下
両方を合わせてアルミ材という)等の軽合金を用いる。
鍛造用の素材の形状としては、平板、丸棒、角材、塊等
を用いることが出来る。特に本発明の場合には薄肉成形
体を成形する必要があるために、その主要部の肉厚変動
を少なくするために鍛造用の素材として平板素材を用い
て成形素材とすると良い。
【0027】マグネ材の素材を鍛造して、薄肉成形体を
製造するに際しては、鍛造性に優れたマグネ材であるこ
とが好ましい。このため、本発明においては、質量比率
で、Al:1〜6%,Mn:0.5%以下、微量元素
0.2%以下、残部Mg及び不可避的不純物よりなるマ
グネシウム合金素材、または前記組成において更にZ
n:2%以下を含有するマグネシウム合金素材を選定す
ることが好ましい。アルミニウムが低いと鍛造性は良い
が、剛性が悪くなるので、少なくともアルミニウムは1
%以上とするのが良い。一方、アルミニウム含有量が高
くなると鍛造性,耐食性が低下するので、アルミニウム
含有量は6%以下とするのが良い。亜鉛も同様な影響が
あり、鍛造性と周り性(メタルフロー)の兼ね合いから
2%以下のものが良い。このような合金としては、例え
ば、ASTM規格のAZ31合金、AZ21合金、AM
20合金などがある。なお、本発明に適用できるマグネ
シウム合金は、上記組成に限定されるものではなく、微
量元素として、希土類元素,リチウム,ジルコニウム等
を添加含有したマグネシウム合金や高純度マグネシウム
なども本発明に適用可能である。
【0028】本願発明において、マグネ材の素材または
成形素材を鍛造する場合には100〜540℃の鍛造温
度で、100〜540℃に加熱保持された荒鍛造加工用
金型内に載置して、30〜3000N/mm2 の成形荷
重を負荷しながら10〜500mm/秒の鍛造速度で鍛
造加工することにより75%以下の圧下率で素材または
成形素材を展伸させて例えば凸部を有する有底形状の筐
体に成形する。場合によっては、鍛造加工は一度ではな
く、複数回に亘り加工を行うと一回の圧下率も低くな
り、変形抵抗も少なくなり、精度良く鍛造加工を行うこ
とが出来ることもある。
【0029】マグネ材の素材または成形素材の鍛造を行
う場合には、100〜540℃の温度で行われるが、よ
り好適な鍛造工程として、マグネ材の素材は、加熱して
鍛造用金型内に載置する。マグネ材の素材は、鍛造温度
に最適とされる温度の100〜540℃(炉内雰囲気温
度)に均一加熱する。100℃未満の温度では鍛造時の
メタルフローが円滑に得られず、ポンチとダイから構成
される空間部にマグネ材が充満して展伸しないので、薄
肉化が困難であると共に良好な凸部や周壁部を形成する
ことが出来ない。一方、540℃を超えると結晶粒の粗
大化を招き、また、加工率によっては発火し燃焼する恐
れもあるので、540℃を上限温度とする。好ましく
は、300〜450℃がよい。
【0030】マグネ材の素材または成形素材の加熱は、
大気中で行うと表面が酸化して、鍛造性,耐食性,外観
等に悪影響を及ぼす恐れがある。このため、アルゴンガ
ス等の不活性ガス雰囲気で行うことが望ましい。また、
予備加熱には、雰囲気の制御がし易い電気式加熱炉を用
いると良い。
【0031】鍛造加工は、成形荷重10〜3000N/
mm2 、鍛造速度1〜500mm/秒の条件で鍛造加工
することが望ましい。すなわち、鍛造速度が500mm
/秒を越えるような速い速度の場合には、メタルフロー
が鍛造速度に円滑に追随できなくなり、メタルフローに
乱れを生じて所望の形状や凸部が得られなくなるので、
鍛造速度の上限は500mm/秒とする。一方、1mm
/秒未満の鍛造速度では、薄板素材または成形素材の温
度が低下して良好な鍛造精度のものが得にくく、また生
産性の低下も招くので、鍛造速度の下限を1mm/秒と
する。
【0032】3000N/mm2 を超える成形荷重を負
荷した場合には、製品および金型への負荷が過大となる
ため、成形荷重の上限を3000N/mm2 とする。一
方、10N/mm2 未満の成形荷重では成形しにくくな
るため、成形荷重の下限を10N/mm2 とする。
【0033】鍛造加工時の圧下率は75%以下が適して
おり、75%を越える圧下率で鍛造した場合は、加工に
よる発熱が付加され、特に、マグネ材の場合は、発火・
燃焼する恐れがあるためである。安全性を考慮すれば、
鍛造時の圧下率は、50%以下とするのが好ましい。こ
のようにすることにより、成形体の加工硬化を最小限に
押さえることができる。
【0034】また、アルミ材の素材または成形素材を鍛
造して、薄肉成形体を製造するに際しては、鍛造性に優
れたアルミ材である高純度アルミニウムやアルミニウム
合金であることが好ましい。このため、本発明において
は、高純度アルミニウムか質量比率で、Mg:0.05
〜4.0%を含み、Mn:0.5%以下、Si:0〜
2.0%以下、Cr:0〜0.5%、Cu:0〜0.5
%、微量元素0.2%以下のいずれか1種以上を含み、
残部Al及び不可避的不純物よりなるアルミニウム合金
素材を選定することが好ましい。これらの材料として
は、AA記号で、1000番台、2000番台、500
0番台や6000番台などの展伸材アルミニウム合金な
どがある。
【0035】本願発明において、アルミ材からなる素材
を鍛造する場合には常温〜450℃の鍛造温度で、常温
〜450℃に加熱保持された荒鍛造加工用金型内に載置
して、30〜3000N/mm2の成形荷重を負荷しな
がら10〜500mm/秒の鍛造速度で鍛造加工するこ
とにより75%以下の圧下率で素材を展伸させて例えば
周壁部や凸部を一体的に有する有底形状の成形体に成形
する。
【0036】アルミ材の素材または成形素材の鍛造を行
う場合には、常温〜450℃の鍛造温度で行われるが、
より好適な鍛造工程として、アルミ材素材は、加熱して
鍛造用金型内に載置する。アルミ材の素材または成形素
材は、鍛造温度に最適とされる温度(炉内雰囲気温度)
に均一加熱する。450℃を超えると結晶粒の粗大化を
招くので、450℃を上限温度とする。好ましくは、3
00℃以下がよい。本願発明において、アルミ材の素材
または成形素材の加熱は、大気中で行って良い。
【0037】鍛造加工は、成形荷重10〜3000N/
mm2 、鍛造速度1〜500mm/秒の条件で鍛造加工
することが望ましい。すなわち、鍛造速度が500mm
/秒を越えるような速い速度の場合には、メタルフロー
が鍛造速度に円滑に追随できなくなり、メタルフローに
乱れを生じて所望の形状や凸部が得られなくなるので、
鍛造速度の上限は500mm/秒とする。一方、1mm
/秒未満の鍛造速度では、素材または成形素材の温度が
低下して良好な鍛造精度のものが得にくく、また生産性
の低下も招くので、鍛造速度の下限を1mm/秒とす
る。
【0038】3000N/mm2 を超える成形荷重を負
荷した場合には、製品および金型への負荷が過大となる
ため、成形荷重の上限を3000N/mm2 とする。一
方、10N/mm2 未満の成形荷重では成形しにくくな
るため、成形荷重の下限を10/mm2 とする。
【0039】鍛造加工時の圧下率を75%以下としたの
は、75%を越える圧下率で鍛造した場合は、加工硬化
が著しく、割れ、しわ等が発生するためである。鍛造時
の圧下率は、50%以下とするのが好ましい。このよう
にすることにより、成形体の加工硬化を最小限に押さえ
ることができる。
【0040】まず、本願発明につき、素材として薄板を
用い成形素材3を成形した場合を説明する。素材の板厚
は、成形素材3の主要部の板厚t0より150%〜50
0%厚い板を用いて、上述の条件で成形素材3を成形す
る。次に薄肉成形体1を成形する成形素材3として成形
体1の凸部2を形成するための子凸部4及び裏補助凸部
5を有する成形素材3を用いた場合について説明する。
成形素材3は図4にその断面図に示すように、板厚t0
で、図1及び図2に示す凸部2に対応する位置に体積W
の子凸部4と成形体1の凸部2と反対側に体積W
裏凸部a5を有する。この時、薄肉成形体の凸部2の体
積Wと子凸部4及び裏補助凸部5の体積(W
)の間に(1.1〜1.7)×W=(W
)なる関係が成立していることが重要である。この
関係をはずすと、つまり子凸部4及び裏補助凸部5の合
計の体積が凸部2の体積の1.1倍未満の場合、薄肉成
形体1の凸部2を完全に充填することが出来ずに、例え
ば、図6に示すように、凸部2の反対側にへこみ欠陥7
が発生する。また、1.7倍を超えると、凸部2の反対
側にメタルフローが余った流動しわが残り、凸部2の反
対側が薄肉成形体1の表面である場合は、外観不良とな
る。
【0041】上記説明の実施の態様で、薄肉成形体1の
凸部2にも十分メタルフローが充填され、しかも図6に
示すような凸部2の裏のへこみ欠陥7を出さないため
に、子凸部4の体積Wと裏補助凸部5の体積Wの間
の関係をW:W=1:2〜4:1とすると、凸部2
および凸部2の裏側の表面もしわのない外観上優れた表
面が得られる。
【0042】薄肉成形体1の凸部2の反対側が成形体の
表面になる場合は、特に表面性状が奇麗なことが重要で
ある。このような薄肉成形体1の時には、凸部2の先端
の少々の欠陥は許されるものとして、図5に示すように
凸部2の反対側に裏凸部6のみを成形素材に付与して、
薄肉成形体を成形加工すると良い。この場合でも、裏凸
部6の体積Wは、薄肉成形体1の凸部2の体積W
1.1倍〜1.7倍であることが重要である。
【0043】本願発明は、素材として板、棒、角材、塊
などが用いられ、上述と同様な方法および条件で、成形
素材を成形し、成形素材の子凸部4及び裏補助凸部5の
合計の体積または裏凸部の体積を薄肉成形体1の凸部2
の体積の1.1倍〜1.7倍とすればよい。
【0044】(実施例1)図1、図2に示す成形体を形
成する場合について、実際に鍛造を行った。図2に示す
断面形状で、板厚t1は1mm、周壁部の高さDは10
mmで、凸部2は高さh1は4mm、直径は3mmであ
る。従って凸部2の体積Wは約7mmである。
【0045】まず、素材は元の板厚1.8mmのAZ3
1のマグネシウム平板を用い、図4に示す形状の板厚t
0を1.3mmとし、凸部2の体積W約7mmに対
する子凸部4と裏補助凸部5の合計体積(W+W
の割合を種々持つ成形素材3を成形した。成形条件は以
下に述べる薄肉成形体1の成形条件と同じく鍛造温度、
鍛造速度、成形荷重の条件で行った。成形素材3は皆良
好に成形された。これは、凸部の形状が険しくなく、比
較的なだらかなためと考えられる。次に成形素材3を鍛
造して薄肉成形体1を成形した。各成形素材3をアルゴ
ンガスで充満した電気式加熱炉内に装入し、350℃に
均一に加熱した。次いで、成形素材3を電気式加熱炉か
ら取り出し、薄肉成形体1の凸部2に対応した直径3m
m、深さ4mmのキャビティを有する鍛造用金型に置
き、鍛造速度200mm/秒、成形荷重100N/mm
2の鍛造条件で鍛造を行った。鍛造後に鍛造時に焼き付
いた離型剤などを除去する目的でアルミナ粒子によるシ
ョットブラスト処理を施した後、外観検査を行った。体
積割合の関係と不具合例を表1に示す。
【0046】
【表1】 表1から本発明例は不良がなく特に(1.2〜1.5)
倍の割合の場合、最も良好な薄肉成形体1が得られたこ
とが判る。
【0047】(実施例2)実施例1と同じ薄肉成形体を
得るために、元の板素材として板厚2.0mmの高純度
アルミニウムであるA1050P―O材を用いて、成形
した。まず、元の板素材を150℃に均一に加熱し、成
形素材3を成形する150℃に加熱した金型に載置し、
鍛造速度200mm/秒、成形荷重100N/mm2
鍛造条件で鍛造を行った。図4に示す成形素材3の板厚
は1.3mmとした。実施例1と同じく薄肉成形体
1の凸部2の体積W約7mmに対する子凸部4と裏
補助凸部5の合計体積(W+W)の割合を種々持つ
成形素材3を成形した。次にこの成形素材3を用いて、
上記と同じく150℃に均一に加熱し、薄肉成形体1お
よび凸部2に対応するキャビテイーを持ち、150℃に
加熱された金型に載置し、鍛造速度200mm/秒、成
形荷重100N/mm2の鍛造条件で鍛造を行った。成
形された、薄肉成形体1は主要部肉厚tであった。外
観および凸部2の状況は、実施例1と同じ結果で、(W
+W)/W=(1.1〜1.7)のものは、良品
であり、1.1未満のものは凸部2の欠肉や凸部裏のへ
こみが見られ、1.7を超えたものは、凸部裏周辺部に
しわが見られ、不良品であった。
【0048】(実施例3)次に、実施例2と同じ寸法の
薄肉成形体1で、高純度アルミニウムを用いた子凸部4
と裏補助凸部5との割合を変えて、薄肉成形体1の凸部
2及び外観に及ぼす影響を調べた。成形条件は実施例2
と同じとした。実施例1及び実施例2から(W
)/W=(1.1〜1.7)が良品を得られるこ
とが分かったので、そのものにつき、W:Wの割合
で、外観及び凸部2にどのような影響があるかを調査
し、その結果を表2に示す。
【0049】
【表2】 ここで、W:W=2:1の場合のWおよびW
体積の割合は、実施例1及び実施例2の例による凸部2
の体積W約7mm体積の場合、 W=(7×(1.1〜1.7)/(2+1))×1≒
2.6〜4.0mm =(7×(1.1〜1.7)/(2+1))×2≒
5.1〜7.9mm、 となる様に、WおよびWの体積を設定する。表2か
ら、W:W=1:2〜4:1の範囲で良品が得られ
ることが分かる。
【0050】(実施例4)薄肉成形体1の凸部2が無い
方が、成形体の表面である場合、外観の美観を重視し
て、凸部2先端に少々の欠陥があっても製品として使用
できる場合に用いても良い製造方法として、本発明があ
る。図5に示すように、凸部2の無い方にだけ体積がW
の裏凸部6を有する成形素材3用いた。実施例1及び
実施例2に示した薄肉成形体1を成形した。成形条件
は、素材がマグネシウムの場合、実施例1と同じ条件で
成形し、アルミニウムの場合は、実施例2と同じ成形条
件で成形した。成形された薄肉成形体1の外観および凸
部2の状況を調査すると、実施例1及び実施例2に示し
たと同じようにW=W×(1.1〜1.7)とした
ものは、凸部2の裏側の表面はきれいな表面を有してい
た。ただし、1.1倍のものには凸部2の先端に僅かの
不周り欠陥が見られたが、製品の使用上問題が無い程度
であった。1.1未満、1.7倍を超えるものは、実施
例1および実施例2と同様の欠陥が見られた。
【0051】
【発明の効果】本発明の軽合金の製造方法を用いること
により、アルミニウムおよびその合金やマグネシウムお
よびその合金などの軽合金からなる薄肉成形体に一体的
に凸部を形成する場合、薄肉成形体の凸部及びその裏側
周辺に欠陥のない薄肉成形体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の軽合金製薄肉成形体の一例を示す概
略構成斜視図である。
【図2】図1のA−A断面を示す説明図である。
【図3】図2のB部部分拡大断面図である。
【図4】本願発明の図2の部分拡大図に相当する位置の
成形素材を示す断面図である。
【図5】本願発明の成形素材の別の実施例を示す断面図
である。
【図6】凸部裏面にへこみ欠陥がでた例を示す断面図で
ある。
【図7】素材から成形素材、薄肉成形体を得る概略工程
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 薄板成形体 2 凸部 3 成形素材 4 子凸部 5 裏補助凸部 6 裏凸部 7 へこみ欠陥
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 新治 新潟県南魚沼郡六日町大字二日町684−1 株式会社東京精鍛工所六日町工場内 (72)発明者 谷池 茂弘 新潟県南魚沼郡六日町大字二日町684−1 株式会社東京精鍛工所六日町工場内 (72)発明者 濱 葆夫 新潟県南魚沼郡六日町大字二日町684−1 株式会社東京精鍛工所六日町工場内 Fターム(参考) 4E087 AA04 AA07 BA03 BA04 CA11 CB01 CB02 CB03 DA02 DA04 GA11 HB06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形素材を塑性加工により、前記成形素
    材の一部から凸部を形成する軽合金製薄肉成形体の製造
    方法において、前記成形素材の凸部形成部の体積を前記
    薄肉成形体の凸部体積の1.1〜1.7倍としたことを
    特徴とする軽合金製薄肉成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記塑性加工は、冷間鍛造、温間鍛造ま
    たは熱間鍛造のうちの少なくとも一つであることを特徴
    とする請求項1記載の軽合金製薄肉成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記成形素材の凸部形成部は、少なくと
    も前記薄肉成形体の凸部の無い方にのみ前記薄肉成形体
    の凸部体積の1.1〜1.7倍の膨らみの体積を持つこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軽合金
    製薄肉成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記成形素材の凸部形成部の体積が、前
    記薄肉成形体の凸部のない方と、凸部のある方の比で、
    1:2〜4:1であることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の軽合金製薄肉成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記軽合金製薄肉成形体は、主要部肉厚
    が1.5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4何れかに記載の軽合金製薄肉成形体の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記凸部は、薄肉成形体の主要部肉厚の
    10倍以下の高さであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5何れかに記載の軽合金製薄肉成形体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記凸部は、前記凸部の裏面が凹状では
    ないことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに
    記載の軽合金製薄肉成形体の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の
    軽合金製薄肉成形体の製造方法を用いて成形されたこと
    を特徴とする軽合金製薄肉成形体。
  9. 【請求項9】 前記軽合金が、高純度アルミニウム、ア
    ルミニウム合金、高純度マグネシウムまたはマグネシウ
    ム合金の内いずれか少なくとも一つであることを特徴と
    する請求項8に記載の軽合金製薄肉成形体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255149A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 非鉄金属成形体の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001047171A (ja) * 1999-08-06 2001-02-20 Nippon Light Metal Co Ltd 隆起部をもつ薄板状アルミニウム鍛造製品の製造方法

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