JP2003038835A - 遊技履歴を表示する遊技機、遊技機を多数配置するホールシステム、遊技機用プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技履歴を表示する遊技機、遊技機を多数配置するホールシステム、遊技機用プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003038835A
JP2003038835A JP2002146390A JP2002146390A JP2003038835A JP 2003038835 A JP2003038835 A JP 2003038835A JP 2002146390 A JP2002146390 A JP 2002146390A JP 2002146390 A JP2002146390 A JP 2002146390A JP 2003038835 A JP2003038835 A JP 2003038835A
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Masahiro Matayoshi
正弘 又吉
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホールコンピュータがなくとも遊技機自身が遊
技履歴を表示できる遊技機、遊技機用プログラム、記録
媒体、及び遊技機が表示できる遊技履歴をホール側から
選択できる遊技機を多数配置するホールシステムを提供
する。 【解決手段】始動条件の成立に基づき特定遊技状態にな
るか否かを決定する遊技状態決定手段60と、遊技状態決
定手段60の決定に基づいて複数の遊技状態演出を実行す
る遊技状態演出制御手段61と、前記遊技状態演出の少な
くとも1つの実行回数を計数する遊技履歴計数手段61b
と、当該遊技機以外の外部装置I’との間で少なくとも
遊技履歴計数手段61b の計数結果を送受信する通信手段
60d,61dと、当該遊技機自体の前記計数結果を表示する
と共に、外部装置I’から受信した前記計数結果をも表
示する表示手段50と、を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
等の弾球遊技機やスロットマシン等の遊技機に関し、特
に遊技履歴を表示する遊技機、遊技機を多数配置するホ
ールシステム、遊技機用プログラム及びコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の弾球遊技機には、ハ
ンドルの操作によってパチンコ玉を発射する装置があ
り、この発射装置で発射されたパチンコ玉がゲージを通
って始動入賞口に入ると、通称デジタルといわれる表示
装置に表示される図柄の変動が開始される。図柄の変動
が停止されて表示装置で表示される図柄の組み合わせ
が、予め定められた大当たりの組み合わせであると、そ
のことに基づいて大当たり遊技状態が発生し、より多く
の賞球を獲得することが可能となる。なお、弾球遊技機
は制御手段として主制御装置と、主制御装置からの信号
(コマンド)により表示装置等の各機器を制御する複数
の副制御装置を備えている。
【0003】また、大当たり遊技状態の発生確率を条件
に応じて2段階(低確率と高確率)で変動させる機能、
いわゆる確率変動機能(確変)、を有する弾球遊技機も
知られている。この弾球遊技機では、予め定めた特別図
柄で大当たり遊技状態が発生すると、次回の大当たり遊
技状態が発生するまでその発生確率が高められる。
【0004】そして、低確率で大当たり遊技状態を発生
させるモード(低確率モード)から、それよりも高い確
率で大当たり遊技状態を発生させるモード(高確率モー
ド)に切り換えられる。さらに、高確率モード中に予め
定められた特別図柄で大当たり遊技状態が発生すると、
次回以降も同モードが継続される。このように高確率モ
ードが連続すると、その連続回数の増加に従い賞球の獲
得数が増加してゆく。
【0005】そして、従来、弾球遊技機は、遊技状態に
応じて、賞球を示す賞球信号や、始動口への玉の入賞を
示す始動口信号や、特別図柄を確定する信号や、大当た
りを示す信号や、特別遊技状態を示す信号や、エラー信
号その他の信号を主制御装置から外部(ホール側)のホ
ールコンピュータ等へ外部情報信号として出力してい
た。この外部情報信号をホール側では、ホールコンピュ
ータ等で集計することで、設置してある弾球遊技機の遊
技状態を含む稼働状態を把握していた。
【0006】なお、賞球信号は賞球払い出しの10個毎
に情報を出力するもので、主制御装置が入賞信号を受け
てソフト的に処理する信号である。始動口信号は第1種
始動口入賞毎に情報を出力するもので、主制御装置がソ
フト的な処理を行わずに出力管理するハード的信号であ
る。図柄確定信号は、図柄確定時に出力するもので、主
制御装置がソフト的に処理するソフト的信号である。大
当たり信号は大当たり作動中に出力するもので、通常ソ
フト的信号であるがハード的信号とすることも考えられ
る。大当たり2信号は高確率遊技状態中を出力するもの
であり、ソフト的信号である。エラー信号は補給球貯留
タンクの球切れ検知時に情報を出力するものであり、ソ
フト的な信号である。
【0007】ところで、近年、ホール側では外部情報信
号に基づく弾球遊技機の遊技状態のデータを単に稼働状
態把握に用いるのではなく、遊技者に公開してきめ細か
なサービスを提供することで常連の遊技者の信頼を得る
と共に新たな顧客にするなど、顧客管理に用いている。
【0008】例えば、ホールコンピュータと直結した情
報公開器(端末)を設置し、ホール内の全遊技機の種
別、遊技機別の出玉率、出玉数、大当たり回数、始動入
賞口の回転回数、出玉推移グラフ、等を例えば過去3日
間の大当たり履歴や大当たり発生状況などを遊技者に情
報公開している。
【0009】一方、遊技者は、遊技機を選択する際、過
去に始動入賞口の回転回数何回目でどんな図柄の大当た
りをしたか等、過去の遊技結果(情報公開されたデー
タ)を参考にすることが多い。また、遊技者は過去の遊
技結果を知ることで有利に遊技できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、遊技機
の遊技状態履歴はホールコンピュータで集計し、情報公
開器を介して遊技者に提供しているので、ホールコンピ
ュータを設置していないホールでは、遊技状態の履歴を
遊技者に提供できないといった問題があった。また、ホ
ールコンピュータを装備しているホールでも従来の公開
情報は限られており、例えば、ある特定のリーチが今日
1日で何回発生して、うち何回当てているか等の遊技履
歴が提供できないといった問題があった。
【0011】本発明は、ホールコンピュータがなくとも
遊技機自身が遊技履歴を表示できる遊技機、遊技機用プ
ログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供することを技術的課題とする。
【0012】また、本発明は、遊技機が表示できる遊技
履歴をホール側から選択できる遊技機を多数配置するホ
ールシステムを提供することを技術的課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の技術的課
題を解決するために以下のように構成されている。すな
わち、本発明の遊技履歴を表示する遊技機は、始動条件
の成立に基づき種々の遊技状態を実行する遊技機におい
て、前記始動条件の成立に基づき特定遊技状態になるか
否かを決定する遊技状態決定手段と、前記遊技状態決定
手段の決定に基づいて複数の遊技状態演出を実行する遊
技状態演出制御手段と、前記遊技状態演出の少なくとも
1つの実行回数を計数する遊技履歴計数手段と、前記特
定遊技状態を含む遊技状態を表示すると共に、前記遊技
履歴計数手段の計数結果を当該遊技機自体で表示する表
示手段と、前記遊技状態決定手段、前記遊技状態演出制
御手段、前記遊技履歴計数手段、及び前記表示手段を制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明の遊技履歴を表示する遊技機
は、始動条件の成立に基づき種々の遊技状態を実行する
遊技機において、前記始動条件の成立に基づき特定遊技
状態になるか否かを決定する遊技状態決定手段と、前記
遊技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技状態演出
を実行する遊技状態演出制御手段と、前記遊技状態演出
の少なくとも1つの実行回数を計数する遊技履歴計数手
段と、当該遊技機以外の外部装置との間で少なくとも前
記遊技履歴計数手段の計数結果を送受信する通信手段
と、当該遊技機自体の前記計数結果を表示すると共に、
前記外部装置から受信した前記計数結果をも表示する表
示手段と、前記遊技状態決定手段、前記遊技状態演出制
御手段、前記遊技履歴計数手段、前記通信手段、及び前
記表示手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴
としてもよい。
【0015】なお、外部装置とは、当該遊技機以外の遊
技機や各遊技機の外部情報信号を集中管理するホールコ
ンピュータ等をいう。そして、遊技履歴計数手段は、外
部装置である当該遊技機以外の遊技機及びホールコンピ
ュータ等の少なくとも何れかに設けられており、この外
部装置の計数結果を当該遊技機の表示手段で表示する。
【0016】また、本発明の遊技履歴を表示する遊技機
において、前記遊技状態決定手段は、有利な遊技状態と
なる大当たり遊技状態を示す乱数値を含む乱数値を有す
る大当たり抽選用乱数カウンタと、前記大当たり抽選用
乱数カウンタから前記乱数値を抽選し前記大当たり遊技
状態になるか否かを判定する手段と、を備えた構成のも
のも例示できる。
【0017】更に、本発明の遊技履歴を表示する遊技機
において、前記遊技状態演出は、前記表示手段に表示さ
れる図柄の組合せが2つ揃った場合に演出するリーチ演
出、前記リーチ演出の発生を予告するリーチ予告演出、
前記表示手段に表示される図柄の組合せが大当たりの組
合せとなることを予告する大当たり予告演出、及び前記
大当たりに引き続き有利な遊技状態となるように確率を
変動させることを予告する確率変動予告演出のうち少な
くとも1つを含む演出である構成のものも例示できる。
【0018】更にまた、本発明の遊技履歴を表示する遊
技機において、前記遊技履歴計数手段が、リーチ発生
率、リーチ信頼度、リーチ別信頼度、のうち少なくとも
1つを含む値を計数する構成のものも例示でき、更にま
た、前記遊技履歴計数手段が、確率変動時の大当たり確
率、通常時の大当たり確率、確率変動選択率、のうち少
なくとも1つを含む値を計数する構成のものも例示でき
る。
【0019】更にまた、本発明の遊技履歴を表示する遊
技機において、前記制御手段は、前記遊技機の遊技状態
を制御する主制御装置と、前記主制御装置からの信号に
より少なくとも前記表示手段を制御する副制御装置と、
を備えた構成のものも例示できる。
【0020】この構成により、ホールコンピュータを設
置していないホールであっても自機の遊技履歴を表示し
たり、外部装置(他の遊技機やホールコンピュータ等)
の遊技履歴を表示したりして、遊技機自身が遊技履歴を
遊技者に提供できる。また、遊技履歴もリーチ回数、リ
ーチ発生率、リーチ信頼度、リーチ別信頼度、確率変動
時の大当たり確率、通常時の大当たり確率、確率変動選
択率等、きめ細かく遊技者に提供できる。
【0021】更にまた、本発明の遊技機を多数配置する
ホールシステムは、始動条件の成立に基づき種々の遊技
状態を実行する遊技機を多数配置するホールシステムに
おいて、前記遊技機が、前記始動条件の成立に基づき特
定遊技状態になるか否かを決定する遊技状態決定手段
と、前記遊技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技
状態演出を実行する遊技状態演出制御手段と、前記遊技
状態演出の少なくとも1つの実行回数を計数する遊技履
歴計数手段と、前記遊技履歴計数手段の計数結果を当該
遊技機自体で表示すると共に、当該遊技機以外の外部装
置の前記計数結果をも表示する表示手段と、前記遊技状
態決定手段、前記遊技状態演出制御手段、前記遊技履歴
計数手段、及び前記表示手段を制御する制御手段と、を
備え、前記遊技機を複数配置するホールが、前記遊技機
毎の遊技履歴を管理する管理手段と、前記遊技機が表示
する前記遊技履歴を選択する表示選択手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0022】この構成により、遊技機が表示できる遊技
履歴をホール側から選択できるので、遊技者が必要な遊
技履歴とホール側が必要な遊技履歴とを選択表示するこ
とができる。
【0023】更にまた、本発明の遊技機を多数配置する
ホールシステムは、始動条件の成立に基づき種々の遊技
状態を実行する遊技機を多数配置するホールシステムに
おいて、前記遊技機が、前記始動条件の成立に基づき特
定遊技状態になるか否かを決定する遊技状態決定手段
と、前記遊技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技
状態演出を実行する遊技状態演出制御手段と、前記遊技
状態演出の少なくとも1つの実行回数を計数する遊技履
歴計数手段と、前記遊技履歴計数手段の計数結果を当該
遊技機自体で表示すると共に、当該遊技機以外の外部装
置の前記計数結果をも表示する表示手段と、前記遊技状
態決定手段、前記遊技状態演出制御手段、前記遊技履歴
計数手段、及び前記表示手段を制御する制御手段と、を
備え、前記各遊技機同士が、送受信可能に接続されてい
ることを特徴とする。
【0024】更にまた、本発明の遊技機用プログラム
は、始動条件の成立に基づき種々の遊技状態を実行する
遊技機用プログラムにおいて、前記始動条件の成立に基
づき特定遊技状態になるか否かを決定する遊技状態決定
手段、前記遊技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊
技状態演出を実行する遊技状態演出制御手段、前記遊技
状態演出の少なくとも1つの実行回数を計数する遊技履
歴計数手段、前記遊技履歴計数手段の計数結果を当該遊
技機自体で表示すると共に、当該遊技機以外の外部装置
の前記計数結果をも表示する表示手段、前記遊技状態決
定手段、前記遊技状態演出制御手段、前記遊技履歴計数
手段、及び前記表示手段を制御する制御手段、として遊
技機に対し機能させることを可能とする。
【0025】この構成によれば、遊技機用プログラム
が、業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネ
ットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等に読み込ま
れることにより、業務用または家庭用のテレビゲーム
機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュー
タ等を遊技機として機能させることができる。
【0026】更にまた、本発明の遊技機用コンピュータ
読み取り可能な記録媒体は、始動条件の成立に基づき種
々の遊技状態を実行する制御手順を記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体において、前記始動条件の成
立に基づき特定遊技状態になるか否かを決定する遊技状
態決定手順と、前記遊技状態決定手順の決定に基づいて
複数の遊技状態演出を実行する遊技状態演出制御手順
と、前記遊技状態演出の少なくとも1つの実行回数を計
数する遊技履歴計数手順と、前記遊技履歴計数手順の計
数結果を当該遊技機自体で表示すると共に、当該遊技機
以外の外部装置の前記計数結果をも表示する表示手順
と、前記遊技状態決定手順、前記遊技状態演出制御手
順、前記遊技履歴計数手順、及び前記表示手順を制御す
る制御手順と、を記録し、遊技機として機能させるため
の制御手順を記録したものである。
【0027】この構成によれば、本発明の各請求項に係
わる遊技機における全ての構成要件を当該プログラム及
び当該プログラムを記録した記録媒体の構成要件とし
て、各々の発明とすることができる。また、当該プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体と
しては、例えば、ROM(Read Only Memory)、MO(M
agnet Optical)、CD(Compact Disk)、磁気ディスク等
が例示できる。以上の各構成は、可能な限り互いに組み
合わせることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付した図面に基
づいて更に詳細に説明する。本実施形態では、遊技機と
して遊技用媒体に弾球(以下特に断らない限り「パチン
コ玉」という。)を使う弾球遊技機(以下「パチンコ遊
技機」という。)を例示する。
【0029】図1に示すパチンコ遊技機Iは、風営法
(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)
の内規上「第1種」から「第3種」に区分される。
【0030】先ずパチンコ遊技機の全体像を図1及び図
2を用いて説明する。図1は、パチンコ遊技機Iをその
正面側から見た斜視図であり、図2は遊技盤1の正面図
である。
【0031】パチンコ遊技機Iにおける遊技盤1には、
発射装置であるハンドル28の操作によって発射された
パチンコ玉を遊技盤1内に誘導する誘導レール2がほぼ
円状に植立されている。そして、誘導レール2で画成さ
れたほぼ円形な領域が遊技領域3となる。
【0032】そして、このパチンコ遊技機Iは、プリペ
イドカードシステムに対応しており、隣接してプリペイ
ドカードユニットIIが備えられている。
【0033】プリペイドカードユニットIIは、その内
部にカードリーダ29を備えており、遊技者は遊技の実
行前に購入しておいたプリペイドカード35をこのカー
ドリーダ29の読取口33に挿入し、パチンコ遊技の実
行準備に入る。
【0034】遊技領域3のほぼ中央部には、図2に示す
ように、液晶表示により数字,記号,模様などの複数の
識別情報(以下、「図柄」という。)を可変表示する図
柄表示装置30が設置されている。
【0035】なお図柄表示装置30により表示される図
柄は、液晶表示によるものに限らず、回転ドラムの表面
に図柄が描かれたもの,回転球体の表面に図柄が描かれ
たもの,ドットマトリクスランプ表示器,CRT,EL
表示器等、図柄を変動表示できるものであればよい。
【0036】図柄表示装置30は、遊技盤表面1の中央
部に設けられ、当該図柄表示装置は周知である3桁の図
柄(32a,32b,32c)による変動表示態様と確
定停止表示態様を表す判定結果表示部32とを有する。
この判定結果表示部32に表示される3桁の図柄(32
a,32b,32c)は、始動入賞口4の付近に設けら
れた始動入賞球検知センサ5にて検知されることによ
り、検出された信号をパチンコ遊技機I内部に設けられ
た入力インターフェースを介して主制御装置60(図3
参照)に送ることで特定遊技状態を判定する判定プログ
ラムが実行され乱数抽選が行われ、抽出された値に基づ
き各変動する図柄と変動図柄背景の態様、及び確定停止
図柄の表示態様が決定されて判定結果表示部32によ
り、当たり、外れの表示がなされる。当該確定停止図柄
の組み合わせが所定の確定停止表示態様となると、遊技
者が有利にゲームを進める事の出来る特定遊技状態(大
当たりまたは確率変動付き大当たり等)が始まるように
なる。
【0037】図柄表示装置30の上方には、入賞誘導口
34と、入賞誘導口34近傍で光演出を行う装飾LED
35a・35bとが設けられている。
【0038】また、図柄表示装置30の下方には、始動
入賞口4が設けられている。始動入賞口4は、ここにパ
チンコ球が入ると図柄変動の起因となるので、始動入賞
口4にパチンコ球が入った場合を始動入賞したというと
共に、始動入賞口は始動口ともいう。なお、入賞したパ
チンコ球を以下特に断らない限り「入賞球」という。入
賞の有無は、始動入賞口4にパチンコ球が入ると、パチ
ンコ球は入賞球検出器である入賞検出センサ5によって
検出される。
【0039】また、前記始動入賞口4の近傍には変動入
賞装置に該当する大入賞装置6を有する。大入賞装置6
は、通称アタッカーと呼ばれる形式のもので、通常状態
では大入賞口8を閉鎖する開閉部材9を有してパチンコ
球が入賞されないようになっており、前記特定遊技状態
時の場合のみ一定期間、図示しない遊技盤裏面に設けら
れたソレノイド10により開閉部材9を手前側に倒れさ
せて開放し、大入賞口8に容易にパチンコ球が入賞でき
るようになっている。
【0040】また、大入賞装置6の内部は左右2つに区
画されている。そして、その左側区画部分は特定球検出
器11が設けられた特定領域とされ、右側区画部分は入
賞球検出器12が設けられた通常領域とされている。
【0041】そして大入賞口8の内部後面壁には、入賞
球検出器12によって検出された入賞球数を表示する個
数表示LED13と、特定球検出器11による特定球の
検出に伴って遊技の継続権が成立した旨を表示するV表
示LED14とが設けられている。また、開閉部材9の
左右側方には、各々、入賞口15a・15bおよび入賞
を報知するアタッカーランプ16a・16bが設けられ
ている。
【0042】また、遊技領域3内には、図柄表示装置3
0の上方部、中央部および下方部それぞれにおける左右
側方に各種装飾具が設けられている。すなわち、図柄表
示装置30の上方部左側および同右側には、それぞれ風
車ランプ17aを内蔵した風車18aおよび風車ランプ
17bを内蔵した風車18bが設けられている。
【0043】また、図柄表示装置30の左側および右側
には、それぞれ肩ランプ19aを内蔵した入賞口20a
および肩ランプ19bを内蔵した入賞口20bが設けら
れている。これら入賞口20aおよび20bよりも外側
にはサイドランプ23a・23bおよび飾りランプ24
a,24bが設けられている。
【0044】さらに、図柄表示装置30の下部左側およ
び同右側には、袖ランプ21aを内蔵した入賞口22a
および袖ランプ21bを内蔵した入賞口22bが設けら
れている。
【0045】なお、本実施の形態のパチンコ遊技機Iに
は、上記した構成以外に、玉ガイド部材25,アウト口
26およびレール飾りランプ27等が設けられている。
【0046】さらに、図示はしないがパチンコ遊技機I
の前面上部には、遊技効果を光で知らせる遊技効果表示
部や店員を呼ぶために光で知らせるナンバーランプが設
けられると共に遊技の進行に応じて効果音を発生するス
ピーカ42,42も設けられている。
【0047】また、遊技領域3内には、図柄表示部30
の上方部、中央部および下方部それぞれにおける左右側
方に各種装飾具が設けられている。また、図柄表示部3
0を囲むように図示しない複数の電飾品が取り付けられ
ている。
【0048】なお、図柄表示部30は、図柄制御装置6
1(図3参照)に接続されており、例えば、特別図柄、
大当たりを示す図柄、リーチ状態、特別遊技状態を表示
するように制御されている。ここで特別遊技状態とは、
主表示領域50(図2参照)に表示される図柄が予め決
められた特定図柄(「3」、「3」、「3」や「7」、
「7」、「7」)である場合、この大当たりの遊技状況
が終了した後にも引き続いて次回の遊技中に大当たりが
発生しやすい状態(確率変動状態)をいう。
【0049】飾りLED35a,35bや各ランプ等の
電飾品55(図3参照)は、半透明の合成樹脂材料にて
形成された樹脂製レンズと、この樹脂製レンズ内に設け
られた蛍光灯やLED等にて構成され、遊技の進行状態
に応じて点灯又は点滅される。すなわち、光の演出装置
としての機能を備える。なお、電飾品55はランプ制御
装置62に接続されており、例えば、遊技の進行状態が
大当たり状態や特別遊技状態に移行したことを受けて点
灯消灯を繰り返すように制御されている。
【0050】また、図柄表示部30上部に設けられたス
ピーカー42,42を含むスピーカーユニット56(図
3参照)は、遊技の進行状態に応じて音声を出力する。
すなわち、音の演出装置としての機能を備える。なお、
スピーカユニット56は、音声制御装置63に接続され
ており、例えば、遊技の進行状態が大当たり状態や特別
遊技状態に移行したことを受けて音声を出力するように
制御されている。
【0051】しかして、パチンコ玉が始動入賞口4に入
賞して入賞検出センサ5がONすると、大当たり判定プ
ログラム、図柄判定プログラムおよび変動パターン判定
プログラムによりそれぞれ乱数が引き当てられる。すな
わち、大当たり判定プログラムで引き当てた乱数値が予
め定められていた大当たり乱数値と同じであれば大当た
りと判定され、図柄判定プログラムで引き当てた乱数値
により図柄が判定され、変動パターン判定プログラムで
引き当てた乱数値によりリーチを含む変動パターンが判
定される。
【0052】そして、大当たり判定プログラムで大当た
りの有無が判定され、次に、図柄判定プログラムで引き
当てた乱数値により特別図柄が判定されると、図柄表示
部30の主表示領域50に表示される図柄が変動を開始
し、変動開始後一定時間が経過すると、左・中・右の順
で特別図柄32a,32b,32cが変動を停止して特
別図柄が図柄判定プログラムの判定に基づき確定する。
そこでこの実施の形態では、左側の特別図柄32aを第
1停止図柄、中の特別図柄32bを第2停止図柄、右側
の特別図柄32cを第3停止図柄という。
【0053】また、変動パターン判定プログラムで引き
当てた乱数値によりリーチ状態の有無を含む変動パター
ンが判定され、この変動パターンに基づきリーチ演出が
なされる。また、大当たり判定プログラムで大当たりと
判定されていれば、リーチ演出の後、特定遊技状態(大
当たり遊技状態ともいう)となり、図柄表示部30の全
面に大当たり図柄が表示される。
【0054】この特定遊技状態においては、可変入賞球
装置6の開閉部材9が所定期間開放するように設定され
ている。そして、この間に遊技盤1の表面を落下するパ
チンコ玉のうち開閉部材9に流れてくるパチンコ玉を開
閉部材9で受け止めて入賞領域8に導くようになってい
る。
【0055】なお所定期間とは、例えば、所定時間(2
9〜30秒くらい)経過するまで、あるいは所定数(9
〜10玉)の入賞玉が発生するまでの期間をいう。
【0056】入賞領域8内に設けられた前記特定領域に
入賞すると、開閉部材9が再度開放し、当該特定領域に
入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して所定ラウンド
数、開閉部材9が開放する。
【0057】次に、遊技機Iを制御する各種制御装置に
ついて図3に基づき説明する。主制御装置60は、遊技
機Iを統括して制御するメインの制御装置であり、CP
U60aと、CPU60aの処理事項を一時記憶するR
AM60bと、主制御装置60で行う各種プログラムを
記憶するROM60cとを備えている。ROM60cに
記憶されたプログラムには大当たり判定プログラム、図
柄判定プログラムおよび変動パターン判定プログラム等
が挙げられる。この主制御装置60は、各副制御装置
(図柄制御装置61、ランプ制御装置62、音声制御装
置63及び払出制御装置64等)と連結している。そし
て、主制御装置60は、大当たり判定プログラムで引き
当てた大当たりの有無や、図柄判定プログラムで引き当
てた図柄や、変動パターン判定プログラムで引き当てた
リーチを含む変動パターンを示す8ビットのデータを、
各副制御装置へ2バイト伝送方式で送信する。また、主
制御装置60はハード的外部情報信号を外部装置である
他の遊技機I’に出力する、あるいは他の遊技機I’か
らのハード的外部情報信号を入力するための外部情報信
号端子板60dを有している。なお、ハード的外部情報
信号とは遊技球検知スイッチの出力信号(始動口信号)
などプログラム処理(ソフト)の関与なしにそのまま使
用する信号をいう。
【0058】図柄制御装置61は、主制御装置60の処
理に基づき画像(図柄の表示)処理を行う副制御装置で
あり、この図柄制御装置61には、CPU61aと、C
PU61aの処理事項を一時記憶したり変動パターンカ
ウンタテーブル(図22参照)を記憶するRAM61b
と、図柄制御装置61で行う各種制御プログラムを記憶
するROM61cが設けられている。ROM61cに記
憶されたプログラムには、メインプログラムや主制御装
置による割込処理プログラムや図柄制御装置61のVD
P(画像表示用プロセッサ)による割込処理プログラム
等が挙げられる。また、図柄制御装置61はソフト的外
部情報信号を外部装置である他の遊技機I’に出力す
る、あるいは他の遊技機I’からのハード的外部情報信
号を入力するための外部情報信号端子板61dを有して
いる。なお、ソフト的外部情報信号とは賞球信号、図柄
確定信号、大当たり信号、エラー信号などプログラム処
理(ソフト)を介して外部出力する信号をいう。
【0059】また、CPU61a,RAM61b,RO
M61c及び主制御装置60による割込処理プログラム
が外部情報信号出力制御手段を構成する。
【0060】ランプ制御装置62は、主制御装置60の
処理に基づき照明による演出処理を行う副制御装置であ
り、このランプ制御装置62には、CPU62aと、C
PU62aの処理事項を一時記憶するRAM62bと、
照明による演出プログラム等を記憶するROM62c等
が設けられている。
【0061】音声制御装置63は、主制御装置60の処
理に基づき音声による演出処理を行う副制御装置であ
り、この音声制御装置63には、CPU63aと、CP
U63aの処理事項を一時記憶するRAM63bと、音
声による演出プログラム等を記憶するROM63c等が
設けられている。
【0062】払出制御装置64は、主制御装置60の処
理に基づき遊技球の払出処理を行う副制御装置であり、
この払出制御装置64には、CPU64aと、CPU6
4aの処理事項を一時記憶するRAM64bと、払出処
理プログラム等を記憶するROM64c等が設けられて
いる。
【0063】発射制御装置65は、遊技者のハンドル操
作により発射装置68を制御して遊技球を遊技盤1内に
発射処理を行う副制御装置である。この発射制御装置6
5には、CPUと、CPUの処理事項を一時記憶するR
AMと、制御プログラム等を記憶するROM等を設ける
こともできる。
【0064】次に、外部情報信号を副制御装置である図
柄制御装置61からホールコンピュータ等に出力管理す
る場合を具体的に説明する。まず、主制御装置60から
送信されるコマンドをトリガーとして図柄制御装置61
のCPU61aが処理を開始する割込処理プログラムに
ついて図4から図19に基づき説明する。なお、主制御
装置60から送信されるコマンドは、図柄確定や大当た
りの有無や変動パターンの判定結果やエラーを示すデー
タであり、8ビットデータ2つから構成されている。そ
して、コマンドの前半部分の8ビットデータを先行デー
タ、後半部分の8ビットデータを後続データとする。
【0065】この割込処理プログラムは、図4のフロー
チャートに示すように、主制御装置60からの割込が発
生すると、CPU61aは各レジスタの保護(待避)を
行い、現在の図柄制御装置61の状態を保存する(ステ
ップ101)。次に、CPU61aは8ビットデータを
入力して読み取る(ステップ102)と共に、このデー
タ(以下、「入力データ」という。)の識別ビットをチ
ェックする。例えば、入力データ識別ビットが「1」か
否かを判断する(入力データ識別ビット=1?;ステッ
プ103)。
【0066】ステップ103の判断の結果、入力データ
識別ビットが「1」であれば(ステップ103;YE
S)、CPU61aはステップ104に進み受信コマン
ド先行データチェック処理を行う。一方、入力データ識
別ビットが「1」で無ければ(ステップ103;N
O)、ステップ105に進み受信コマンド後続データチ
ェック処理を行う。
【0067】ステップ104で行う受信コマンド先行デ
ータチェック処理は、図5に示すように、入力データが
適正値か否かを判断し(ステップ201)、適正値でな
ければ(ステップ201;NO)「先行データフラグ」
をクリア(=0)して(ステップ202)、図4のステ
ップ106に進む。一方、ステップ201の判断で適正
値であれば(ステップ201;YES)、入力データを
先行データとしてRAM61bに格納し(ステップ20
3)、「先行データフラグ」をセット(=1)して(ス
テップ204)、図4のステップ106に進む。
【0068】ステップ105で行う受信コマンド後続デ
ータチェック処理は、図6に示すように、「先行データ
フラグ」がセット(=1)されているか否かを判断し
(ステップ301)、セットされていなければ(ステッ
プ301;NO)、図4もステップ106に進む。一
方、ステップ301の判断でセットされていれば(ステ
ップ301;YES)、「先行データフラグ」をクリア
(=0)して(ステップ302)、先行データ及び後続
データを受信したことを示す「データセットフラグ」を
セット(=1)して(ステップ303)、コマンド別に
受信処理をして(ステップ304)、図4のステップ1
06に進む。
【0069】図4のステップ106では、CPU61a
がステップ101で各レジスタから待避させたデータを
復帰させる。そして、CPU61aは、新たに主制御装
置60から送信されるコマンド(データ)を待って、コ
マンドが送信されてくれば、図4のフローチャートの処
理を繰り返し実行する。
【0070】なお、図5および図6に示す受信コマンド
先行データチェック処理と受信コマンド後続データチェ
ック処理は、主制御装置60から送られる入力データが
正しいものか否かをチェックする処理の一例であり、本
発明は図5および図6に示す処理に限定されるものでは
ない。
【0071】図6に示すステップ304の処理(コマン
ド別受信処理)を更に詳しく説明すると、図7に示すよ
うに、「データセットフラグ」がセット(=1)されて
いるか否かを判断し(ステップ601)、セットされて
いなければ(ステップ601;NO)、図6のステップ
304に戻る。一方、ステップ601の判断でセットさ
れていれば(ステップ601;YES)、「データセッ
トフラグ」をクリア(=0)して(ステップ602)、
CPU61aは、先行データに基づき分岐する(ステッ
プ603)。すなわち、CPU61aは、受信コマンド
(先行データ+後続データ)が変動パターンを示すもの
であれば、変動パターン処理(ステップ604)を行
い、あるいは第1停止図柄を示す受信コマンドであれば
第1停止図柄処理(ステップ605)を行い、あるいは
図柄確定を示す受信コマンドであれば図柄確定処理(ス
テップ606)を行い、あるいは大当たり遊技状態を示
す受信コマンドであれば大当たり処理(ステップ60
7)を行い、あるいは普通図柄処理を示す受信コマンド
であれば普通図柄処理(ステップ608)を行い、ある
いは補給タンクの球切れを示す受信コマンドであればエ
ラー処理(ステップ609)を行い、あるいはデモ画面
表示を示す受信コマンドであればデモ画面処理(ステッ
プ610)を行う。
【0072】ステップ604の変動パターン処理は、受
信コマンドが変動パターンを示すものであるとき始動す
る。すなわち、ステップ604の変動パターン処理は、
図8のフローチャートに示すように、後続データに基づ
き変動パターン別に分岐する(ステップ701)。すな
わち、CPU61aは、受信コマンド(後続データ)が
「変動パターン1」を示すものであれば、変動パターン
1データ設定処理(ステップ702)を行う。そして、
CPU61aは、「変動パターン1」のデータ内に確率
変動時を示す「確率変動フラグ」が立っている
(「1」)か否か判断し(ステップ703)、確率変動
時でなければ(ステップ703;NO)、「変動パター
ン1」が確率変動時でなく通常時であることを示す「変
動パターン1Aカウンタ」に「1」を加算し(ステップ
704)、図7のステップ604の処理へ戻る。一方、
CPU61aは、確率変動時であれば(ステップ70
3;YES)、「変動パターン1」が確率変動時である
ことを示す「変動パターン1カウンタ」に「1」を加算
し(ステップ705)、図7のステップ604の処理へ
戻る。なお、変動パターンは図21(a)〜(e)に示
すように、複数種類ある。例えば、リーチA(図21
(a)参照)は、変動パターン1(大当たり)、変動パ
ターン2(ハズレ)、変動パターン3(ハズレ)の3種
類に分かれる。また、図柄制御装置61のRAM61b
は、図22〜図24にて示す変動パターンカウンタテー
ブルを記録している。
【0073】あるいは、CPU61aは、受信コマンド
(後続データ)が「変動パターン2」を示すものであれ
ば、変動パターン2データ設定処理(ステップ706)
を行う。そして、CPU61aは、「変動パターン2」
のデータ内に確率変動時を示す「確率変動フラグ」が立
っている(「1」)か否か判断し(ステップ707)、
確率変動時でなければ(ステップ707;NO)、「変
動パターン2」が確率変動時でなく通常時であることを
示す「変動パターン2Aカウンタ」に「1」を加算し
(ステップ708)、図7のステップ604の処理へ戻
る。一方、CPU61aは、確率変動時であれば(ステ
ップ707;YES)、「変動パターン2」が確率変動
時であることを示す「変動パターン2カウンタ」に
「1」を加算し(ステップ709)、図7のステップ6
04の処理へ戻る。
【0074】あるいは、CPU61aは、受信コマンド
(後続データ)が「変動パターンn」を示すものであれ
ば、変動パターンnデータ設定処理(ステップ710)
を行う。そして、CPU61aは、「変動パターンn」
のデータ内に確率変動時を示す「確率変動フラグ」が立
っている(「1」)か否か判断し(ステップ711)、
確率変動時でなければ(ステップ711;NO)、「変
動パターンn」が確率変動時でなく通常時であることを
示す「変動パターンnAカウンタ」に「1」を加算し
(ステップ712)、図7のステップ604の処理へ戻
る。一方、CPU61aは、確率変動時であれば(ステ
ップ711;YES)、「変動パターンn」が確率変動
時であることを示す「変動パターンnカウンタ」に
「1」を加算し(ステップ713)、図7のステップ6
04の処理へ戻る。
【0075】ステップ605の第1停止図柄処理は、受
信コマンドが第1停止図柄に関するものであるとき始動
する。
【0076】ステップ606の図柄確定処理は、受信コ
マンドが図柄確定を示すものであるとき始動する。すな
わち、ステップ606の図柄確定処理は、図9のフロー
チャートに示すように、後続データ別に分岐する(ステ
ップ801)。次に、CPU61aは、図柄確定用デー
タ設定処理を行い(ステップ802)、受信コマンド内
に含まれる変動パターンが大当たりパターンかどうか判
断し(ステップ803)、大当たりパターンでなければ
(ステップ803;NO)、図7のステップ606へ戻
る。一方、CPU61aは、大当たりパターンであれば
(ステップ803;YES)、次に図柄確定のデータ内
に確率変動時を示す「確率変動フラグ」が立っている
(「1」)か否か判断し(ステップ804)、確率変動
時でなければ(ステップ804;NO)、通常用の大当
たり図柄で図柄が確定することを示す「各大当たり図柄
カウンタ(通常用)」に「1」を加算し(ステップ80
5)、ステップ807の処理へ進む。一方、CPU61
aは、確率変動時であれば(ステップ804;YE
S)、確率変動用の大当たり図柄で図柄が確定すること
を示す「各大当たり図柄カウンタ(確変用)」に「1」
を加算し(ステップ806)、ステップ807の処理へ
進む。
【0077】CPU61aは、ステップ807におい
て、当たり図柄データをRAM61bに格納し、図柄の
うち左側に停止する図柄(すなわち、第1停止図柄)が
「3」や「7」のように確率変動状態に移行する特定図
柄かどうか判断する(ステップ808)。CPU61a
は、判断の結果、左停止図柄が特定図柄でなければ(ス
テップ808;NO)、「確率変動フラグ」をクリアし
て(ステップ809;「確率変動フラグ=0」)して、
図7のステップ606の処理へ戻る。一方、CPU61
aは、左停止図柄が特定図柄であれば(ステップ80
8;YES)、「確率変動フラグ」をセットして(ステ
ップ810;「確率変動フラグ=1」)して、図7のス
テップ606の処理へ戻る。
【0078】左停止図柄コマンドとは、左側の特別図柄
32a(第1停止図柄。なお、第1停止図柄とは、3つ
の特別図柄32a〜32cのうち、最初に停止表示され
る図柄をいう。)の種類を決定するコマンドをいう。例
えば、左側の特別図柄32aが「7」になる場合、第1
停止図柄コマンドには、左側の特別図柄32aが「7」
である情報が含まれている。
【0079】ステップ607の大当たり処理は、受信コ
マンドが大当たりに関するものであるとき始動し、変動
パターンが大当たりのときに出現するパターンであれ
ば、大当たり信号をON状態にし、図7のステップ60
6の処理へ戻る。
【0080】ステップ608の普通図柄処理は、受信コ
マンドが普通図柄を示すものであるとき始動する。すな
わち、ステップ608の普通図柄処理は、図10のフロ
ーチャートに示すように、後続データ(当たり図柄/ハ
ズレ図柄)別に分岐する(ステップ901)。CPU6
1aは、受信コマンド(後続データ)が「当たり図柄」
を示すものであれば、当たり図柄表示処理(ステップ9
02)を行う。そして、CPU61aは、「当たり図
柄」のデータ内に確率変動時を示す「確率変動フラグ」
が立っている(「1」)か否か判断し(ステップ90
3)、確率変動時でなければ(ステップ903;N
O)、「当たり図柄」が確率変動時でなく通常時である
ことを示す「当たりカウンタ(通常用)」に「1」を加
算し(ステップ904)、図7のステップ608の処理
へ戻る。一方、CPU61aは、確率変動時であれば
(ステップ903;YES)、「当たり図柄」が確率変
動時であることを示す「当たりカウンタ(確変用)」に
「1」を加算し(ステップ905)、図7のステップ6
06の処理へ戻る。なお、普通図柄とは、始動入賞口4
へのパチンコ球の入賞確率を変更する際に用いられる図
柄をいい、この普通図柄が「当たり図柄」のときに入賞
確率が高くなる。
【0081】次に、CPU61aは、受信コマンド(後
続データ)が「ハズレ図柄」を示すものであれば、ハズ
レ図柄表示処理(ステップ906)を行う。そして、C
PU61aは、「ハズレ図柄」のデータ内に確率変動時
を示す「確率変動フラグ」が立っている(「1」)か否
か判断し(ステップ907)、確率変動時でなければ
(ステップ907;NO)、「ハズレ図柄」が確率変動
時でなく通常時であることを示す「はずれカウンタ(通
常用)」に「1」を加算し(ステップ908)、図7の
ステップ608の処理へ戻る。一方、CPU61aは、
確率変動時であれば(ステップ907;YES)、「ハ
ズレ図柄」が確率変動時であることを示す「はずれカウ
ンタ(確変用)」に「1」を加算し(ステップ90
9)、図7のステップ608の処理へ戻る。
【0082】ステップ609のエラー処理は、受信コマ
ンドがエラーコマンドに関するものであるとき始動し、
エラーコマンドがエラー発生コマンドであれば、エラー
信号をON状態にし、図7のステップ609の処理へ戻
る。
【0083】ステップ610のデモ画面処理は、受信コ
マンドがデモ画面処理を示すものであるとき始動する。
すなわち、ステップ610のデモ画面処理は、図11の
フローチャートに示すように、後続データ別に分岐する
(ステップ611)。すなわち、CPU61aは、受信
コマンド(後続データ)がデモイニシャルデータ設定を
示すものであれば、デモイニシャルデータ設定処理(ス
テップ612)を行い、あるいはリーチ回数データ設定
を示す受信コマンドであればリーチ回数データ設定処理
(ステップ613)を行い、あるいはリーチ発生率デー
タ設定を示す受信コマンドであればリーチ発生率データ
設定処理(ステップ614)を行い、あるいはリーチ信
頼度データ設定を示す受信コマンドであればリーチ信頼
度データ設定処理(ステップ615)を行い、あるいは
リーチ別信頼度データ設定を示す受信コマンドであれば
リーチ別信頼度データ設定処理(ステップ616)を行
う。
【0084】ステップ612のデモイニシャルデータ設
定処理は、受信コマンドがデモイニシャルデータ設定処
理を示すものであるとき始動する。
【0085】ステップ613のリーチ回数データ設定処
理は、受信コマンドがリーチ回数データ設定処理を示す
ものであるとき始動する。すなわち、ステップ613の
リーチ回数データ設定処理は、図12のフローチャート
に示すように行われる。すなわち、CPU61aは各変
動パターン別カウンタ値を加算し(ステップ621)、
加算値を総回転数データとしてRAM61bに格納する
(ステップ622)。次に、CPU61aは、リーチと
ならない各変動パターン別カウンタ値を加算し(ステッ
プ623)、加算値をはずれ総回転数データとしてRA
M61bに格納する(ステップ624)。次に、CPU
61aは、総回転数データからはずれ総回転数データを
減算した値をリーチ総回転数としてRAM61bに格納
する(ステップ625)。そして、CPU61aは、リ
ーチ総回転数を図柄表示装置30に表示可能なデータと
して設定処理し(ステップ626)、図11のステップ
613へ戻る。
【0086】ステップ614のリーチ発生率データ設定
処理は、受信コマンドがリーチ発生率データ設定処理を
示すものであるとき始動する。すなわち、ステップ61
4のリーチ発生率データ設定処理は、図13のフローチ
ャートに示すように行われる。すなわち、CPU61a
はリーチ総回転数データから総回転数データを除算した
値をリーチ発生率としてRAM61bに格納する(ステ
ップ631)。そして、CPU61aは、リーチ発生率
を図柄表示装置30に表示可能なデータとして設定処理
し(ステップ632)、図11のステップ613へ戻
る。
【0087】ステップ615のリーチ信頼度データ設定
処理は、受信コマンドがリーチ信頼度データ設定処理を
示すものであるとき始動する。すなわち、ステップ61
5のリーチ信頼度データ設定処理は、図14のフローチ
ャートに示すように行われる。すなわち、CPU61a
は各大当たり図柄カウンタ値を加算し(ステップ64
1)、加算値を総大当たり数データとしてRAM61b
に格納する(ステップ642)。次に、CPU61a
は、総大当たり数データからリーチ総回転数データを除
算した値をリーチ信頼度としてRAM61bに格納する
(ステップ643)。そして、CPU61aは、リーチ
信頼度を図柄表示装置30に表示可能なデータとして設
定処理し(ステップ644)、図11のステップ613
へ戻る。
【0088】ステップ616のリーチ別信頼度データ設
定処理は、受信コマンドがリーチ別信頼度データ設定処
理を示すものであるとき始動する。すなわち、ステップ
616のリーチ別信頼度データ設定処理は、図15のフ
ローチャートに示すように行われる。すなわち、CPU
61aは変動パターン1(A)カウンタ値と変動パター
ン2(A)カウンタ値と変動パターン3(A)カウンタ
値を加算した値をリーチAの出現回数としてRAM61
bに格納する(ステップ651)。次に、変動パターン
1(A)カウンタ値からリーチAの出現回数を除算した
値をリーチAの大当たり信頼度としてRAM61bに格
納する(ステップ652)。そして、CPU61aは、
リーチ別信頼度(すなわち、リーチAの信頼度)を図柄
表示装置30に表示可能なデータとして設定処理し(ス
テップ653)、図6のステップ304へ戻る。なお、
図15のフローチャートでは、リーチAに関する処理を
述べたが、リーチBあるいはリーチCに関する処理もス
テップ651〜ステップ653の処理に従って同様に行
われる。
【0089】次に、ステップ617の確率変動時大当た
り確率データ設定処理を説明する。なお、確率変動時大
当たり確率データ設定処理は、図16のフローチャート
に示すように行われる。すなわち、CPU61aは確率
変動時の各変動パターン別カウンタ値(変動パターン1
〜変動パターンn)を加算し(ステップ661)、加算
値を確率変動時の総回転数データとしてRAM61bに
格納する(ステップ662)。次に、CPU61aは、
確率変動時の大当たりとなる各変動パターン別カウンタ
値を加算し(ステップ663)、加算値を確率変動時の
大当たり総回数データとしてRAM61bに格納する
(ステップ664)。次に、CPU61aは、確率変動
時の大当たり総回数データから確率変動時の総回転数デ
ータを除算した値を確率変動時の大当たり確率としてR
AM61bに格納する(ステップ665)。そして、C
PU61aは、確率変動時の大当たり確率を図柄表示装
置30に表示可能なデータとして設定処理し(ステップ
666)、図11のステップ617へ戻る。
【0090】次に、ステップ618の通常時の大当たり
確率データ設定処理を説明する。なお、通常特の大当た
り確率データ設定処理は、図17のフローチャートに示
すように行われる。すなわち、CPU61aは通常時の
各変動パターン別カウンタ値(変動パターン1A〜変動
パターンnA)を加算し(ステップ671)、加算値を
通常時の総回転数データとしてRAM61bに格納する
(ステップ672)。次に、CPU61aは、通常時の
大当たりとなる各変動パターン別カウンタ値を加算し
(ステップ673)、加算値を通常時の大当たり総回数
データとしてRAM61bに格納する(ステップ67
4)。次に、CPU61aは、通常時の大当たり総回数
データから通常時の総回転数データを除算した値を通常
時の大当たり確率としてRAM61bに格納する(ステ
ップ675)。そして、CPU61aは、通常時の大当
たり確率を図柄表示装置30に表示可能なデータとして
設定処理し(ステップ676)、図11のステップ61
8へ戻る。ステップ619は、確率変動選択率を表示す
るデータ設定処理で、CPU61aは、確率変動の選択
率を図柄表示装置30に表示可能なデータとして設定処
理する。
【0091】そして、図柄制御装置61は、主制御装置
60の割込処理によりRAM61bに格納されたデータ
(コマンド)を用い、図18に示すメイン処理プログラ
ムに従って各種処理を行う。次に、図柄制御装置61が
行うメイン処理プログラムを説明する。なお、メイン処
理プログラムは、電源投入時の一連の初期設定処理(ス
テップ401〜403)を含み、格納されたデータの実
際の処理は、ステップ404〜407の処理にて行う。
【0092】次に、メイン処理プログラムを説明する
と、図柄制御装置61のCPU61aは電源投入後、一
連の初期設定処理を行う。すなわち、CPU61a自体
の初期設定処理(ステップ401)を行い、RAM61
bのクリア処理(残存データの消去;ステップ402)
を行う。また、CPU61aは図柄制御装置61のVD
Pの初期設定を行う(ステップ403)。
【0093】ついで、CPU61aは、格納されたデー
タに対し、受信コマンド解析処理(ステップ404)を
行う。次に、CPU61aは、主表示領域50へ特別図
柄を変動表示するための特別図柄制御処理(ステップ4
05)を行い、副表示領域52へ台情報やアニメーショ
ンによる大当たり演出やリーチ演出を表示するためのア
ニメーション制御処理(ステップ406)を行い、前記
特別図柄や前記台情報や前記アニメーションによる演出
を図柄制御装置61のVDPへ転送するための転送デー
タ生成処理(ステップ407)を行う。そして、CPU
61aは、ステップ407の処理の後、新たな信号(コ
マンド)が入力される毎に、ステップ404〜407の
処理を繰り返し実行するループ処理を行う。
【0094】なお、図柄制御装置61のCPU61aか
らVDPへコマンド(データ)を送信する時も、図柄制
御装置61のCPU61aは割込処理を行う。この割込
処理は図19のフローチャートに示すように、VDPへ
コマンド(データ)送信をトリガーとしてCPU61a
は各レジスタの保護(待避)を行い、現在の図柄制御装
置61の状態を保存する(ステップ501)。次に、C
PU61aはVDPへのデータ転送処理を行い(ステッ
プ502)、転送後、ステップ501で各レジスタから
待避させたデータを復帰させる(ステップ503)。
【0095】次に、表示領域50へ台情報等のデモ画面
を表示する処理の流れを図20のフローチャートに基づ
き説明する。図柄制御装置61のCPU61aからVD
Pへコマンド(データ)を送信すると、表示領域50に
はまず「デモ画面」が表示される(ステップ681)。
そして、所定の時間間隔毎に又はスイッチ等による選択
毎に、リーチ回数(「本日のリーチ回数185回」;ス
テップ682)、リーチ発生率(「本日のリーチ発生率
1/11」;ステップ683)、リーチ信頼度(「本日
のリーチ信頼度1/23」;ステップ684)、リーチ
別信頼度(「本日のリーチ別信頼度:×××リーチ:2
/2」;ステップ685)、リーチ別信頼度(「本日の
リーチ別信頼度:○○○リーチ:1/4」;ステップ6
86)、リーチ別信頼度(「本日のリーチ別信頼度:△
△△リーチ:1/6」;ステップ687)、確率変動時
の大当たり確率(「本日の確率変動中の大当たり確率:
1/45」;ステップ688)、通常時の大当たり確率
(「本日の通常中の大当たり確率:1/455回」;ス
テップ689)、確率変動選択率(「本日の確率変動選
択率:1/2」;ステップ690)が表示され、ステッ
プ681のデモ画面へ戻る。なお、表示する内容は、前
日のものでもよい。更に、表示する内容は、外部情報信
号端子板61dより得られた他の遊技機I’の外部情報
信号(遊技履歴)でもよい。
【0096】この実施の形態によれば、ホールコンピュ
ータを設置していないホールであっても自機の遊技履歴
や他の遊技機I’の遊技履歴を遊技機自身が表示でき、
遊技機自身が遊技履歴を遊技者に提供できる。また、遊
技履歴もリーチ回数、リーチ発生率、リーチ信頼度、リ
ーチ別信頼度、確率変動時の大当たり確率、通常時の大
当たり確率、確率変動選択率等、きめ細かく遊技者に提
供できる。
【0097】また、本発明の第2の実施の形態として、
遊技機を多数配置するホールシステムを図25に基づき
説明する。なお、前述の実施の形態と第2の実施の形態
とでは、当該遊技機以外に接続する外部装置のみが異な
っている。すなわち、図3(前述の実施の形態のブロッ
ク図)では外部装置が他の遊技機であるのに対して、図
25ではホールコンピュータHCであり、その他の構成
は前述の実施の形態と同一の機能を有する。従って、主
制御装置60の外部情報信号端子板60dはハード的外
部情報信号を外部装置であるホールコンピュータHCに
出力し、あるいはホールコンピュータHCからのハード
的外部情報信号を入力する。また、図柄制御装置61の
外部情報信号端子板61dはソフト的外部情報信号を外
部装置であるホールコンピュータHCに出力し、あるい
はホールコンピュータHCからのハード的外部情報信号
を入力する。
【0098】そして、ホールコンピュータHCはかかる
始動条件の成立に基づき種々の遊技状態を実行する遊技
機を多数配置している。なお、各遊技機同士が送受信可
能に接続されていてもよい。
【0099】ホールコンピュータHCは、前記遊技機毎
の遊技履歴を管理する管理手段と、前記遊技機が表示す
る前記遊技履歴を選択する表示選択手段と、を備えてい
る。この表示選択手段は、ホール側が選択するものであ
り、遊技履歴を各遊技機が表示可能/不能を切り替える
切替スイッチでもよいし、各遊技機が表示できる遊技履
歴の内容を選択可能にする選択スイッチでもよい。
【0100】そして、この第2の実施の形態により、遊
技機が表示できる遊技履歴をホール側から選択できるの
で、遊技者が必要な遊技履歴とホール側が必要な遊技履
歴とを選択表示することができる。
【0101】なお、本発明の第1及び第2の実施の形態
では、外部情報信号を出力する副制御装置を図柄制御装
置を用いて説明したが、外部情報信号を出力する副制御
装置はランプ制御装置、音声制御装置、あるいは払出制
御装置であってもよい。更に、情報処理専用の制御装置
であってもよい。
【0102】更にまた、本発明は、パチンコ遊技機等の
弾球遊技機の他、スロットマシン等の遊技機にも好適で
ある。
【0103】更にまた、本発明の遊技機用プログラム
は、遊技機を制御するためのプログラムと、業務用また
は家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能
なモニタ付きコンピュータ等に読み込まれることによ
り、業務用または家庭用のテレビゲーム機、インターネ
ットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等を弾球遊技
機として機能させるためのプログラムとの双方を含むも
のである。
【0104】更にまた、遊技機のみならず遊技機で機能
するプログラム自体も本発明に含まれるが、当該プログ
ラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体(例えば、ROM(Read Only Memor
y)、MO(Magnet Optical)、CD(Compact Disk)、磁
気ディスク等との構成要件として、各々の発明とするこ
とができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホールコンピュータを設置していないホールであっても
自機の遊技履歴や外部装置(他の遊技機やホールコンピ
ュータ等)の遊技履歴を遊技機自身が表示でき、遊技機
自身が遊技履歴を遊技者に提供できる。また、遊技履歴
もリーチ回数、リーチ発生率、リーチ信頼度、リーチ別
信頼度、確率変動時の大当たり確率、通常時の大当たり
確率、確率変動選択率等、きめ細かく遊技者に提供でき
る。また、本発明によれば、遊技機が表示できる遊技履
歴をホール側から選択できるので、遊技者が必要な遊技
履歴とホール側が必要な遊技履歴とを選択表示すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機を弾球遊技機に適用し正面側か
ら見た斜視図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】本発明の遊技機の制御部のブロック図である。
【図4】主制御装置による割込処理のフローチャートで
ある。
【図5】受信コマンド先行データチェック処理のフロー
チャートである。
【図6】受信コマンド後続データチェック処理のフロー
チャートである。
【図7】受信コマンド解析処理のフローチャートであ
る。
【図8】変動パターン処理のフローチャートである。
【図9】図柄確定処理のフローチャートである。
【図10】普通図柄処理のフローチャートである。
【図11】デモ画面処理のフローチャートである。
【図12】リーチ回数データ設定処理のフローチャート
である。
【図13】リーチ発生率データ設定処理のフローチャー
トである。
【図14】リーチ信頼度データ設定処理のフローチャー
トである。
【図15】リーチ別信頼度データ設定処理のフローチャ
ートである。
【図16】確率変動時の大当たり確率データ設定処理の
フローチャートである。
【図17】通常時の大当たり確率データ設定処理のフロ
ーチャートである。
【図18】図柄制御装置を用いる場合のメイン処理のフ
ローチャートである。
【図19】VDPによる割込処理のフローチャートであ
る。
【図20】デモ画面表示処理のフローチャートである。
【図21】変動パターンの説明図である。
【図22】変動パターンテーブルの説明図である。
【図23】確率変動時と通常時の当たり/ハズレの説明
図である。
【図24】確率変動時と通常時の当たり/ハズレカウン
タの説明図である。
【図25】第2の実施の形態の遊技機の制御部のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
I パチンコ遊技機 I’ 他の遊技機 HC ホールコンピュータ 1 遊技盤 2 誘導レール 3 遊技領域 4 始動入賞口 5 入賞検出センサ 6 可変入賞球装置 8 入賞領域 9 開閉部材 10 ソレノイド 11 特定玉検出器 12 入賞玉検出器 13 個数表示LED 14 表示LED 15a 入賞口 16a アタッカーランプ 16b アタッカーランプ 17a 風車ランプ 17b 風車ランプ 18a 風車 18b 風車 19a 肩ランプ 19b 肩ランプ 20a 入賞口 20b 入賞口 21a 袖ランプ 21b 袖ランプ 22a 入賞口 22b 入賞口 23a サイドランプ 24a 飾りLED 25 玉ガイド部材 26 アウト口 27 ランプ 30 図柄表示部 32a 第1停止図柄(特別図柄) 32b 第2停止図柄(特別図柄) 32c 第3停止図柄(特別図柄) 34 入賞口 35a 飾りLED 35b 飾りLED 50 表示領域 60 主制御装置(主制御装置) 61 副制御装置(図柄制御装置)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】始動条件の成立に基づき種々の遊技状態を
    実行する遊技機において、 前記始動条件の成立に基づき特定遊技状態になるか否か
    を決定する遊技状態決定手段と、 前記遊技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技状態
    演出を実行する遊技状態演出制御手段と、 前記遊技状態演出の少なくとも1つの実行回数を計数す
    る遊技履歴計数手段と、 前記特定遊技状態を含む遊技状態を表示すると共に、前
    記遊技履歴計数手段の計数結果を当該遊技機自体で表示
    する表示手段と、 前記遊技状態決定手段、前記遊技状態演出制御手段、前
    記遊技履歴計数手段、及び前記表示手段を制御する制御
    手段と、を備えたことを特徴とする遊技履歴を表示する
    遊技機。
  2. 【請求項2】始動条件の成立に基づき種々の遊技状態を
    実行する遊技機において、 前記始動条件の成立に基づき特定遊技状態になるか否か
    を決定する遊技状態決定手段と、 前記遊技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技状態
    演出を実行する遊技状態演出制御手段と、 前記遊技状態演出の少なくとも1つの実行回数を計数す
    る遊技履歴計数手段と、 当該遊技機以外の外部装置との間で少なくとも前記遊技
    履歴計数手段の計数結果を送受信する通信手段と、 当該遊技機自体の前記計数結果を表示すると共に、前記
    外部装置から受信した前記計数結果をも表示する表示手
    段と、 前記遊技状態決定手段、前記遊技状態演出制御手段、前
    記遊技履歴計数手段、前記通信手段、及び前記表示手段
    を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技
    履歴を表示する遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技状態決定手段は、有利な遊技状態
    となる大当たり遊技状態を示す乱数値を含む乱数値を有
    する大当たり抽選用乱数カウンタと、 前記大当たり抽選用乱数カウンタから前記乱数値を抽選
    し前記大当たり遊技状態になるか否かを判定する手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の遊技履歴を表示する遊技機。
  4. 【請求項4】前記遊技状態演出は、前記表示手段に表示
    される図柄の組合せが2つ揃った場合に演出するリーチ
    演出、前記リーチ演出の発生を予告するリーチ予告演
    出、前記表示手段に表示される図柄の組合せが大当たり
    の組合せとなることを予告する大当たり予告演出、及び
    前記大当たりに引き続き有利な遊技状態となるように確
    率を変動させることを予告する確率変動予告演出のうち
    少なくとも1つを含む演出であることを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技履歴を表示する
    遊技機。
  5. 【請求項5】前記遊技履歴計数手段は、リーチ発生率、
    リーチ信頼度、リーチ別信頼度、のうち少なくとも1つ
    を含む値を計数することを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれかに記載の遊技履歴を表示する遊技機。
  6. 【請求項6】前記遊技履歴計数手段は、確率変動時の大
    当たり確率、通常時の大当たり確率、確率変動選択率、
    のうち少なくとも1つを含む値を計数することを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技履歴を
    表示する遊技機。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記遊技機の遊技状態を
    制御する主制御装置と、前記主制御装置からの信号によ
    り少なくとも前記表示手段を制御する副制御装置と、を
    備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか
    に記載の遊技履歴を表示する遊技機。
  8. 【請求項8】始動条件の成立に基づき種々の遊技状態を
    実行する遊技機を多数配置するホールシステムにおい
    て、 前記遊技機が、前記始動条件の成立に基づき特定遊技状
    態になるか否かを決定する遊技状態決定手段と、前記遊
    技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技状態演出を
    実行する遊技状態演出制御手段と、前記遊技状態演出の
    少なくとも1つの実行回数を計数する遊技履歴計数手段
    と、前記遊技履歴計数手段の計数結果を当該遊技機自体
    で表示すると共に、当該遊技機以外の外部装置の前記計
    数結果をも表示する表示手段と、前記遊技状態決定手
    段、前記遊技状態演出制御手段、前記遊技履歴計数手
    段、及び前記表示手段を制御する制御手段と、を備え、 前記遊技機を複数配置するホールが、前記遊技機毎の遊
    技履歴を管理する管理手段と、前記遊技機が表示する前
    記遊技履歴を選択する表示選択手段と、を備えたことを
    特徴とする遊技機を多数配置するホールシステム。
  9. 【請求項9】始動条件の成立に基づき種々の遊技状態を
    実行する遊技機を多数配置するホールシステムにおい
    て、 前記遊技機が、前記始動条件の成立に基づき特定遊技状
    態になるか否かを決定する遊技状態決定手段と、前記遊
    技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技状態演出を
    実行する遊技状態演出制御手段と、前記遊技状態演出の
    少なくとも1つの実行回数を計数する遊技履歴計数手段
    と、前記遊技履歴計数手段の計数結果を当該遊技機自体
    で表示すると共に、当該遊技機以外の外部装置の前記計
    数結果をも表示する表示手段と、前記遊技状態決定手
    段、前記遊技状態演出制御手段、前記遊技履歴計数手
    段、及び前記表示手段を制御する制御手段と、を備え、 前記各遊技機同士が、送受信可能に接続されていること
    を特徴とする遊技機を多数配置するホールシステム。
  10. 【請求項10】始動条件の成立に基づき種々の遊技状態
    を実行する遊技機用プログラムにおいて、 前記始動条件の成立に基づき特定遊技状態になるか否か
    を決定する遊技状態決定手段、 前記遊技状態決定手段の決定に基づいて複数の遊技状態
    演出を実行する遊技状態演出制御手段、 前記遊技状態演出の少なくとも1つの実行回数を計数す
    る遊技履歴計数手段、 前記遊技履歴計数手段の計数結果を当該遊技機自体で表
    示する共に、当該遊技機以外の外部装置の前記計数結果
    をも表示する表示手段、 前記遊技状態決定手段、前記遊技状態演出制御手段、前
    記遊技履歴計数手段、及び前記表示手段を制御する制御
    手段、として遊技機に対し機能させることを可能とする
    遊技機用プログラム。
  11. 【請求項11】始動条件の成立に基づき種々の遊技状態
    を実行する制御手順を記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体において、 前記始動条件の成立に基づき特定遊技状態になるか否か
    を決定する遊技状態決定手順と、 前記遊技状態決定手順の決定に基づいて複数の遊技状態
    演出を実行する遊技状態演出制御手順と、 前記遊技状態演出の少なくとも1つの実行回数を計数す
    る遊技履歴計数手順と、 前記遊技履歴計数手順の計数結果を当該遊技機自体で表
    示すると共に、当該遊技機以外の外部装置の前記計数結
    果をも表示する表示手順と、 前記遊技状態決定手順、前記遊技状態演出制御手順、前
    記遊技履歴計数手順、及び前記表示手順を制御する制御
    手順と、を記録し、遊技機として機能させるための制御
    手順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2002146390A 2001-05-21 2002-05-21 遊技履歴を表示する遊技機、遊技機を多数配置するホールシステム、遊技機用プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2003038835A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139383A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2012161483A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Sankyo Co Ltd 遊技用システムおよび遊技機
JP2012191973A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Sankyo Co Ltd 情報共有システム、情報共有端末装置、情報共有端末用アプリケーションプログラム
JP2015186768A (ja) * 2015-07-31 2015-10-29 株式会社三共 遊技用システムおよび遊技機

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