JP2003036949A - 電子部品用ソケット - Google Patents
電子部品用ソケットInfo
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Abstract
電子部品を装着した状態のまま、ソケット内部に配設さ
れた不正部品等の有無を目視検査する。 【解決手段】 ICソケット1は、基板に取り付けられ
て、本体部51から下方に突出する複数のリード端子5
2とを有したICチップ50を受容保持する。ICソケ
ット1は、透明もしくは半透明のソケット本体10とソ
ケット本体10内に上下に延びて配設された複数のコン
タクト20とを有する。各コンタクト20は、ソケット
本体の配設空間12内に配設されたリード受容部21
と、ソケット本体10から下方に突出する接続脚部23
とを有して構成され、リード端子52がソケット本体の
上面開口12aからリード受容部21内に挿入されてI
Cチップ50がソケット本体10の上面側に取り付けら
れる。
Description
た本体部から下方に突出する複数のリード端子を有して
構成される電子部品を受容保持する電子部品用ソケット
に関する。
C回路等が内蔵された本体の側面から複数のリード端子
が下方に突出して構成されるものがあり、このような電
子部品を基板上に配設して電子機器が構成される。ここ
で、ICチップ等の電子部品を基板に取り付けるとき
に、基板のスルーホールにリード端子を挿入して半田付
けする方法もあるが、電子部品の着脱を行ってその交換
を可能とするため、電子部品用ソケットを用いることが
多い。
うな遊技機において、その遊技作動制御等のために制御
基板が用いられるようになってきており、この制御基板
に電子部品用ソケットを取り付けた上で、このソケット
にICチップ等が取り付けられるように構成されてい
る。このような遊技機の制御基板は遊技機の作動を制御
するものであるため、制御基板に細工を加えて不正な作
動制御を行わせ、例えば、大当たり状態を頻繁に発生さ
せるといった問題が発生している。
は、遊技作動制御を行う心臓部であるICチップに対し
て行われることが多く、例えば、ICチップを取り付け
るソケット内に不正な制御作動を行わせる電子部品等が
取り付けられたりする。このため、このような不正作動
を行わせる電子部品等の有無をチェックする必要がある
が、その都度、ICチップをソケットから取り外して内
部を検査する必要があり、そのチェックが難しく且つ煩
わしいという問題がある。
基板に取り付けられた電子部品用ソケットに電子部品を
装着した状態のまま、ソケット内部に配設された不正部
品等の有無を簡単に目視検査できるようにすることを目
的とする。
め、本発明に係る電子部品用ソケットは、電子回路等を
備えた本体部とこの本体部から下方に突出する複数のリ
ード端子とを有して構成される電子部品を受容保持する
ようになっており、絶縁材料製のソケット本体とこのソ
ケット本体内にそれぞれ上下に延びて配設された複数の
コンタクトとを有する。そして、これらコンタクトはそ
れぞれ、ソケット本体の上面に開口する配設空間内に配
設されたリード受容部と、このリード受容部に繋がって
下方に延びてソケット本体から下方に突出する接続脚部
とを有して構成され、リード端子がソケット本体の上面
の開口からリード受容部内に挿入されて電子部品がソケ
ット本体の上面側に取り付けられるようになっており、
ソケット本体が透明もしくは半透明である。
れば、ソケット本体が透明もしくは半透明であるため、
ソケット内部に不正部品が取り付けられていたとして
も、ソケット本体の上面側に電子部品が取り付けられた
状態でこれを取り外すことなく不正部品の有無を簡単且
つ確実にチェックすることができる。
るスタンドオフ部を一体に形成し、このスタンドオフ部
を基板上に載置させてソケット本体が基板から離れた状
態で基板上に取り付けられるように構成するのが好まし
い。これにより、電子部品が取り付けられた状態でのソ
ケット本体内の検査が行い易くなる。
ット本体から下方に列状に並んで突出させ、接続脚部を
上下に延びる板状に形成し、この板厚方向が上記列の延
びる方向と一致するように複数のコンタクトを構成して
も良い。このようにすれば、列状に並んだ接続脚部の間
からソケット本体下面側の内部を覗き易くなり、内部に
不正部品が配設されているか否かのチェックが簡単とな
る。
ましい実施例について説明する。本発明に係るICソケ
ット(電子部品用ソケット)1を図1〜3に示してお
り、このICソケット1の上側に図1に示すようにIC
チップ50(電子部品)が取り付けられる。なお、ここ
では説明の都合上、図1に示す矢印X方向を前後方向、
矢印Y方向を左右方向、矢印Z方向を上下方向として説
明する。
れた本体部51と、この本体部51の左右側面から外方
に一列に整列して突出するとともに下方に折り曲げられ
て延びる複数のリード端子52とを有して構成される。
また、ICソケット1は、透明もしくは半透明の電気絶
縁性を有する材料から作られたソケット本体10と、こ
のソケット本体10内に整列して配設された複数のコン
タクト20とから構成される。
状をした左右一対のコンタクト保持部11と、これらコ
ンタクト保持部11を連結するソケット連結部13と、
コンタクト保持部11の下面側から下方に突出した柱状
のスタンドオフ部15とから一体に構成されている。左
右のコンタクト保持部11にはそれぞれ、上下に延びて
上方に開口12aを有する配設空間12が前後に一列に
並んで複数形成されている。なお、各配設空間12の底
部にはコンタクト保持部11の下面に開口する挿入孔1
2bが形成されている。
設されるリード受容部21と、リード受容部21に繋が
って挿入孔12bを通って下方に延びるコンタクト連結
部22と、コンタクト連結部22に繋がってコンタクト
保持部11の下面から下方に突出する接続脚部23とを
有して構成され、導電性を有する板材を打ち抜き加工す
るとともに折り曲げ成形されて作られている。リード受
容部21は、配設空間12の内壁に沿って延びる受け板
21aと、この受け板21aに対向して当接するように
折り曲げ成形された押圧板21bとから構成される。
ように、ICチップ50がICソケット1の上側に取り
付けられるときにリード端子52を受容保持する。この
ため、図3から良く分かるように、受け板21aおよび
押圧板21bは板圧方向が左右方向Yとなるように(幅
方向が前後方向Xとなるように)配設されており、押圧
板21bは開口12aを通って挿入されるリード端子5
2により押されて左右方向内方(矢印B方向)に弾性変
形し、リード端子52を受け板21aおよび押圧板21
bにより挟持する。この結果、ICチップ50は、本体
部51がソケット本体10の上面に載置された状態で、
リード端子52がリード受容部21に挟持されて保持さ
れる。
がってこれと同様に板圧方向が左右方向Yとなるように
挿入孔12bを通って下方に延びるが、その下部におい
て90度ねじり加工されている。このため、コンタクト
連結部22の下部に一体に繋がって下方に突出する接続
脚部23は、板圧方向が前後方向Xとなって延びる。こ
こで、接続脚部23の板圧寸法より幅寸法の方が大きい
ため、上記のように接続脚部23の板圧方向を前後方向
に向けることにより、ICソケット1の左右方向外側か
ら見たときの接続脚部23の前後間隔が大きくなり、左
右方向外側から前後に一列に並んだ接続脚部23の間を
通してICソケット1の下面側空間が見やすくなる。こ
のため、ICソケット1が基板上に取り付けられた状態
で、ICソケット1の下面側空間内に不正部品がないか
否かをチェックしやすい。
は、接続脚部23が基板(図示せず)のスルーホールに
挿入されてハンダ付けされ、基板の上に取り付けられ
る。このとき、スタンドオフ部15の下面が基板の表面
に当接し、コンタクト保持部11およびソケット連結部
13はスタンドオフ部の高さ分だけ基板表面から離れて
位置する。このようにして基板に取り付けられたICソ
ケット1にICチップ50が図3において矢印Aで示す
ように上方から装着される。この結果、図1に示すよう
な装着状態となるが、この状態においてICソケット1
内に不正部品が装着されている場合、ICソケット1を
構成するソケット本体10が透明もしくは半透明の部品
であるため、図1の状態のまま不正部品の有無を簡単に
目視チェックできる。
部15により基板から離れて取り付けられており、IC
ソケット1の下面側の内部空間内の目視確認が容易であ
る。さらに、上述したように、コンタクト保持部11の
下面から前後に一列に並んで突出する接続脚部23は板
圧方向が前後方向Xとなって延びており、ICソケット
1の左右方向外側から見たときの接続脚部23の前後間
隔が大きくて左右方向外側から前後に一列に並んだ接続
脚部23の間を通してICソケット1の下面側空間が見
やすいため、ICソケット1が基板上に取り付けられた
状態のままで、ICソケット1の下面側空間内に不正部
品がないか否かを簡単に且つ容易にチェックすることが
できる。
基板上におけるICソケット1の近傍にICソケット1
を照明する照明ランプを配設しても良い。さらに、目視
チェックの際に、外部からICソケット1に照明光(例
えば、レーザ光)を照射して内部の不正部品のチェック
を行っても良い。
基板のスルーホールに挿入される形式であるが、接続脚
部23が基板の端子パターンにサーフェスマウントされ
るようなICソケットについても本発明をそのまま適用
できる。
部品用ソケットによれば、ソケット本体が透明もしくは
半透明であるため、ソケット内部に不正部品が取り付け
られているか否かを、ソケット本体の上面側に電子部品
が取り付けられた状態でこれを取り外すことなく簡単且
つ確実にチェックすることができる。
るスタンドオフ部を一体に形成し、このスタンドオフ部
を基板上に載置させてソケット本体が基板から離れた状
態で基板上に取り付けられるように構成するのが好まし
い。これにより、電子部品が取り付けられた状態でのソ
ケット本体内の検査が行い易くなる。
ット本体から下方に列状に並んで突出させ、接続脚部を
上下に延びる板状に形成し、この板厚方向が上記列の延
びる方向と一致するように複数のコンタクトを構成して
も良い。このようにすれば、列状に並んだ接続脚部の間
からソケット本体下面側の内部を覗き易くなり、内部に
不正部品が配設されているか否かのチェックが簡単とな
る。
装着された状態で示す斜視図である。
面図および側面図である。
に沿って示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 電子回路等を備えた本体部と前記本体部
から下方に突出する複数のリード端子とを有して構成さ
れる電子部品を受容保持する電子部品用ソケットであっ
て、 絶縁材料製のソケット本体と前記ソケット本体内にそれ
ぞれ上下に延びて配設された複数のコンタクトとを有
し、 前記コンタクトはそれぞれ、前記ソケット本体の上面に
開口する配設空間内に配設されたリード受容部と、前記
リード受容部に繋がって下方に延びて前記ソケット本体
から下方に突出する接続脚部とを有して構成され、 前記リード端子が前記ソケット本体の上面の開口から前
記リード受容部内に挿入されて前記電子部品が前記ソケ
ット本体の上面側に取り付けられるようになっており、 前記ソケット本体が透明もしくは半透明であることを特
徴とする電子部品用ソケット。 - 【請求項2】 前記ソケット本体の下面に下方に突出す
るスタンドオフ部が一体に形成されており、前記スタン
ドオフ部を基板上に載置させて前記ソケット本体が前記
基板から離れた状態で前記基板上に取り付けられるよう
に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電
子部品用ソケット。 - 【請求項3】 前記複数のコンタクトの前記接続脚部が
前記ソケット本体から下方に列状に並んで突出してお
り、 前記接続脚部が上下に延びる板状に形成されており、板
厚方向が前記列の延びる方向と一致するように前記複数
のコンタクトが構成されていることを特徴とする請求項
1もしくは2に記載の電子部品用ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221306A JP4235374B2 (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 電子部品用ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001221306A JP4235374B2 (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 電子部品用ソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003036949A true JP2003036949A (ja) | 2003-02-07 |
JP4235374B2 JP4235374B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=19054991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001221306A Expired - Lifetime JP4235374B2 (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 電子部品用ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4235374B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013041710A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Kel Corp | Icソケット |
JP2013041709A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Kel Corp | Icソケット |
-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001221306A patent/JP4235374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013041710A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Kel Corp | Icソケット |
JP2013041709A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Kel Corp | Icソケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4235374B2 (ja) | 2009-03-11 |
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