JP2003036549A - 光ディスク装置のオフセット調整方法 - Google Patents

光ディスク装置のオフセット調整方法

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JP2003036549A JP2002169879A JP2002169879A JP2003036549A JP 2003036549 A JP2003036549 A JP 2003036549A JP 2002169879 A JP2002169879 A JP 2002169879A JP 2002169879 A JP2002169879 A JP 2002169879A JP 2003036549 A JP2003036549 A JP 2003036549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置において正確なトラッキング
エラー信号やフォーカスエラー信号を得ることができる
ようにオフセットを調整する。 【解決手段】 マイコン11は、光ピックアップ2を光
ディスク1に対してフォーカス方向に移動させ、移動中
にプリアンプ9により検出される信号に基づいて光ディ
スク表面とデータ表面にそれぞれ対する第1及び第2の
フォーカス位置を検出し、第1及び第2のフォーカス位
置と異なるフォーカス位置でトラッキングエラー信号や
フォーカスエラー信号のオフセットを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクから得
られるトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号
のオフセットを調整する光ディスク装置のオフセット調
整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、MD(ミニディスク)やPC
(相変化型)ディスク等に対してデータを所定のブロッ
ク時間単位で記録、再生する光ディスク装置としての情
報記録再生装置では、記録時にはディスクに光ビームス
ポットを与えるレーザの出力パワー(以下レーザパワー
という)をディスクにより指定されるワット数に合わせ
て複数段階に調節し、また、再生時には反射率が異なる
数種類(プリマスタードとMO)のディスクに対してレ
ーザパワーを複数段階に可変にしておき、再生光を適正
にするためにゲインを切り換え、この切り換えを行う毎
にオフセットを調整する。また、この際に他の装置との
互換性を考慮してトラッキングエラー信号やフォーカス
エラー信号のオフセットを正確に調整しなければならな
い。
【0003】正確なトラッキングエラー信号やフォーカ
スエラー信号を得るために「信号がない状態」で回路や
光学系によるオフセット電圧を調整しなければならな
い。このオフセットを調整する従来の方法としては、光
ピックアップのフォーカスコイルとトラッキングコイル
に通電しない状態を「信号がない状態」とし、この状態
でトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号のオ
フセットをキャンセルする方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、光ディスク装置を大地に対してどう置くかによ
っては光ピックアップのフォーカスコイルとトラッキン
グコイルに通電しない状態が実際には「信号がない状
態」ではないことがあるので、正確なトラッキングエラ
ー信号やフォーカスエラー信号を得ることができず、し
たがって、再生時や書き込み時に最良のデータ信号を得
ることができないという第1の問題点がある。特にCD
やMDのディスクではディスク信号面に対してディスク
表面までの厚みが約1.2mmであり、アクチュエータ
の自重でディスクに対して1.2mm程度レンズが下が
ると、ディスク信号面からの反射光が戻って検出するこ
とがある。
【0005】また、ディスク表面までの厚みの1.2m
m±0.1mmのバラツキや、ディスクの面振れやディ
スクを固定するためのスピンドルモータの軸のガタによ
り光ピックアップとディスクの位置関係が0.4mm程
度バラツキ、これらの理由により焦点が合った場合には
オフセットを正確に調整することができない。更に、装
置を安価に構成しようとして機構のバラツキが大きくな
ったり、記録密度を上げようとしてNA(開口数)を大
きくすると焦点距離が小さくなり、益々一定位置で調整
することが困難となる。
【0006】また、第2の問題点として、レーザパワー
が異なる場合には迷光成分を含むオフセットを調整する
ことができないという問題点がある。例えば光ピックア
ップがトラッキングエラー信号TEを非点収差法により
生成する場合には、トラッキングエラー信号TE(=E
−F)を検出するための信号E、Fは、xをレーザパワ
ーの関数として
【0007】 (数1) E=axsin ωt+b1 F=axsin (ωt+π)+b2 E−F=axsin ωt+b1−{axsin (ωt+π)+b2} =2axsin ωt+b1−b2
【0008】となり、上記定数項(b1−b2)はレー
ザパワーが一定の場合には一定となる。しかしながら、
レーザパワーが異なる場合には
【0009】 (数2) E=axsin ωt+b1x+c1 F=axsin (ωt+π)+b2x+c2 E−F=axsin ωt+b1x+c1 −{axsin (ωt+π)+b2x+c2} =2axsin ωt+(b1−b2)x+c1−c2 …(1)
【0010】となり、xの関数(b1−b2)xである
迷光成分と定数(c1−c2)が存在する。また、フォ
ーカスエラー信号FE(=A+C−B−D)を検出する
ための信号A、B、C、Dは、
【0011】(数3) A=axsin ωt+b1 B=axsin (ωt+π)+b2 C=axsin ωt+b3 D=axsin (ωt+π)+b4 A+C−B−D =4axsin ωt+(b1+b3−b2−b4)
【0012】となり、上記定数項(b1+b3−b2−
b4)はレーザパワーが一定の場合には一定となる。し
かしながら、レーザパワーが異なる場合には
【0013】(数4) A=axsin ωt+b1x+c1 B=axsin (ωt+π)+b2x+c2 C=axsin ωt+b3x+c3 D=axsin (ωt+π)+b4x+c4 A+C−B−D =4axsin ωt+(b1+b3−b2−b4)x+c
1+c3−c2−c4
【0014】となり、xの関数(b1+b3−b2−b
4)xである迷光成分と定数(c1+c3−c2−c
4)が存在する。この問題点は、光ピックアップがホロ
グラム方式の場合に顕著となる。本発明は上記従来の問
題点に鑑み、正確なトラッキングエラー信号やフォーカ
スエラー信号を得ることができ、したがって、再生時や
書き込み時に最良のデータ信号を得ることができる光デ
ィスクにおける光ディスク装置のオフセット調整方法を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の1)〜4)に記載の手段より成る。
すなわち、
【0016】1)光ディスクから光ピックアップにより
再生される信号を検出する検出手段と、トラッキングエ
ラー信号生成手段と、フォーカスエラー信号生成手段
と、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の
一方又は双方のオフセットを測定するオフセット測定手
段と、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号
の一方又は双方のオフセットを補正するオフセット補正
手段とから構成される光ディスク装置のオフセット調整
方法において、前記光ピックアップのレーザパワーを第
1の値で発光し、トラッキングエラー信号とフォーカス
エラー信号の一方又は双方のオフセットを測定して記憶
する第1のステップと、前記光ピックアップのレーザパ
ワーを第2の値で発光し、トラッキングエラー信号とフ
ォーカスエラー信号の一方又は双方のオフセットを測定
して記憶する第2のステップと、第1のステップと第2
のステップで測定された記憶値からレーザパワーの変化
に関係しないオフセット成分とレーザパワーの変化によ
り変化する迷光成分によるオフセットを求めるステップ
と、これによって求められた値に基づいて各レーザパワ
ー値でのトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信
号の一方又は双方のオフセットを補正するステップとを
有する光ディスク装置のオフセット調整方法。 2)光ディスクから光ピックアップにより再生される信
号を検出する検出手段と、トラッキングエラー信号生成
手段と、フォーカスエラー信号生成手段と、トラッキン
グエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又は双方の
オフセットを測定するオフセット測定手段と、トラッキ
ングエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又は双方
のオフセットを補正するオフセット補正手段とから構成
される光ディスク装置のオフセット調整方法において、
前記光ピックアップのレーザパワーをオフ状態とし、ト
ラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又
は双方のオフセットを測定して記憶する第1のステップ
と、前記光ピックアップのレーザパワーを第1の値で発
光し、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号
の一方又は双方のオフセットを測定して記憶する第2の
ステップと、第1のステップと第2のステップで測定さ
れた記憶値からレーザパワーの変化に関係しないオフセ
ット成分とレーザパワーの変化により変化する迷光成分
によるオフセットを求めるステップと、これによって求
められた値に基づいて各レーザパワー値でのトラッキン
グエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又は双方の
オフセットを補正するステップとを有する光ディスク装
置のオフセット調整方法。 3)前記光ピックアップのレーザパワーの第1又は第2
の値は、再生または記録する時に用いるパワーの値より
も小さい値で発光することを特徴とする請求項1記載の
光ディスク装置のオフセット調整方法。 4)前記光ピックアップのレーザパワー第1の値は、再
生または記録する時に用いるパワーの値よりも小さい値
で発光することを特徴とする請求項1記載の光ディスク
装置のオフセット調整方法。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について、好ましい実施例により説明する。図
1はオフセット調整方法の参考例としてのMD記録装置
を示すブロック図、図2は図1のプリアンプを示すブロ
ック図、図3は図1の光ピックアップのフォーカス電流
と反射光量を示す説明図である。
【0018】図1において、ディスク1には内周から外
周に向かって渦巻き状に形成されたトラックに対して所
定のフォーマットの書誌情報、音声情報、映像情報が光
ピックアップ2により光学的に記録及び再生される。こ
のディスク1はディスク1から光ピックアップ2により
再生された信号に基づいてスピンドルモータ3及びモー
タドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路4によ
りCLV(線速度一定)で回転される。光ピックアップ
2は重畳器5とトラバースモータ6を有し、また、磁界
変調ヘッド7と一体で動作する。
【0019】光ピックアップ2はまた、レーザ光をディ
スク1に出射するレーザダイオードLDを有し、その反
射光に基づいてディスク1に記録された光学的情報を再
生した信号RF1、RF2を出力したり、非点収差法に
よる4分割センサよりのフォーカスエラー信号検出用信
号A〜Dと3ビーム法による2種類のトラッキングエラ
ー信号検出用信号E、Fを出力する。これらの信号RF
1、RF2、A〜Fはヘッドアンプ8により増幅され、
検出・調整手段として動作するプリアンプ9に出力され
る。また、プリアンプ9からヘッドアンプ8に対して
は、光ピックアップ2内のレーザダイオードLDを駆動
するための信号が印加される。
【0020】プリアンプ9はEFM変復調/エラー訂正
/ADIP(アドレスインプリグルーブ)/サーボ回路
10に対して、再生したEFM信号と、ADIP信号
と、フォーカスエラー信号FEOとトラッキングエラー
信号TEO等を出力する。なお、この回路10のサーボ
回路は例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で
構成されている。
【0021】EFM変復調/エラー訂正/ADIP/サ
ーボ回路10は、記録時には記録データを符号化してE
FM信号に変調し、ドライバ7aを介してヘッド7に出
力する。EFM変復調/エラー訂正/ADIP/サーボ
回路10はまた、再生時にはプリアンプ9からのEFM
信号を復調してエラー訂正復号化すると共に、フォーカ
スエラー信号FEOとトラッキングエラー信号TEOに
基づいて光ピックアップ2がディスク1のトラックに対
してトラッキング及びフォーカシングするようにモータ
ドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路4を介し
て制御する。
【0022】また、マイコン11は書き込み時には光ピ
ックアップ2をディスク1の最内周付近(TOC:Tabl
e Of Contents及びUTOC:User Table Of Content
s)に移動させて必要なID情報を読み出す。
【0023】マイコン11はプリアンプ9からの各種信
号A〜F、FEO、TEO等を取り込むA/D変換器1
1aと、光ピックアップ2内のレーザダイオードLDを
例えば12ビットのPWM信号に応じた信号で駆動して
レーザダイオードLDの出力パワーを制御等するための
PWM部11bと、ワークエリア等用のRAM11c
と、プログラム等用のROM11dと後述するような制
御を行うCPU11e等を有し、これらの回路11a〜
11eはバス11fを介して接続されている。また、R
AM11cはCPU11eが後述するオフセット調整を
行うために測定データ等を記憶するためのエリアを有す
る。PWM部11bからのPWM信号はローパスフィル
タ(LPF)12によりDC電圧に変換され、プリアン
プ9及びヘッドアンプ8を介して光ピックアップ2内の
レーザダイオードLDが駆動される。
【0024】次に、図2を参照してプリアンプ9につい
て詳細に説明する。先ず、光ピックアップ2内における
非点収差法による4分割センサ(図示省略)のフォーカ
スエラー信号FEを検出するための信号A〜Dにはそれ
ぞれ、マイコン11からD/A変換器35を介して出力
される各バランス調整値が加算器31A〜31Dにより
加算されて信号A〜Dのバランスが調整されるとともに
I/V変換される。次いで加算器31A〜31Dの出力
信号A〜Dが演算器32Fに印加されて演算式(A+C
−B−D)に基づいてフォーカスエラー信号が生成さ
れ、次いでこのフォーカスエラー信号と、同じくマイコ
ン11からD/A変換器35を介して出力されるオフセ
ット調整値が加算器33Fにより加算されてオフセット
が調整され、フォーカスエラー信号FEとして出力され
る。
【0025】また、光ピックアップ2内における3ビー
ム法によるトラッキングエラー信号TEを検出するため
の信号E、Fにはそれぞれ、マイコン11からD/A変
換器35を介して出力される各バランス調整値が加算器
31E、31Fにより加算されて信号E、Fのバランス
が調整されるとともにI/V変換される。次いで加算器
31E、31Fの出力信号E、Fが減算器32Tに印加
されて演算式(E−F)に基づいてトラッキングエラー
信号が生成され、次いでこのトラッキングエラー信号
と、同じくマイコン11からD/A変換器35を介して
出力されるオフセット調整値が加算器33Tにより加算
されてオフセットが調整され、トラッキングエラー信号
TEとして出力される。
【0026】また、加算器31A〜31Fの各出力信号
A〜Fと、フォーカスエラー信号FEとトラッキングエ
ラー信号TEの8個の信号がA/D変換器11aにより
デジタル値に変換され、マイコン11により後述するよ
うにフォーカスエラー信号FEとトラッキングエラー信
号TEの各バランスとオフセットが調整され、各調整値
がD/A変換器35を介して加算器31A〜31F、3
3F、33Tに印加される。
【0027】図3は光ピックアップ(PU)2とディス
ク1間の距離と反射光量の関係を示し、また、フォーカ
ス電流が増加すると光ピックアップ(PU)2がディス
ク1に近づくことを示している。図3において位置Z5
で測定した値が回路と光学系のみによる本来のオフセッ
トである場合、フォーカスの初期位置が図3に示すZ
0、Z1、Z2の位置のようにばらつくと、位置Z1で
はディスク表面の信号を拾ってしまい、また、位置Z
0、Z2、Z4ではディスク表面近傍や、ディスク1の
ポリカーボネート樹脂間の非透明部分などに合焦して本
来の測定を行うことができない。
【0028】そこで、参考例では、スピンドルモータ3
を起動する前に、図3に示す位置Z0、Z1、Z2のい
ずれかに対応する電流を初期値として、光ピックアップ
2のフォーカスアクチュエータコイルに対してディスク
に近づく方向にフォーカス電流を徐々に増加させて印加
するようにしている。
【0029】次に、参考例におけるオフセット調整につ
いて説明する。先ず、ディスク検出スイッチの検出信号
によりディスクが無い場合には、光ピックアップ2を初
期位置に配置し、フォーカスエラー信号FEとトラッキ
ングエラー信号TEの各電圧を測定し、予めROM11
dに書き込まれているテーブルのオフセット値を測定電
圧に応じてD/A変換器35に出力する。
【0030】他方、ディスクが有る場合には、初期位置
が図3に示す位置Z0より左側すなわちディスク面から
遠い位置に有るとしてドライブ電圧をサーボ回路10に
内蔵された図示しないD/A変換器により増加すること
によりフォーカス電流を増加し、増加する毎にトラッキ
ングエラー信号TEの電圧を順次取り込む。そして、図
3に示すように第1のピークであるディスクの表面を所
定の閾値で検出すると、この検出時のドライブ電圧のD
/A値(DA1)を記憶し、次いで第2のピークである
ディスク内のデータ記録面を所定の閾値で検出すると、
この検出時のD/A値(DA2)を記憶する。
【0031】次いで、この2つの値から(DA1+DA
2)/2を計算してこれを出力し、図3に示すセンタの
位置Z4付近に移動してフォーカスエラー信号FEとト
ラッキングエラー信号TEの各オフセットを調整する。
なお、オフセットの調整は、フォーカスエラー信号FE
とトラッキングエラー信号TEと、A、B、C、D、
E、Fそれぞれの電圧を測定し、この各電圧が基準電圧
になるように予めROM11dに書き込まれているオフ
セット値をD/A変換器35を介して出力することによ
り行う。なお、図3に示す例では、位置Z4の電圧は多
少本来のオフセットに対して戻り光成分をもつが、許容
される範囲である。
【0032】次に、本発明の第2〜第5参考例における
オフセット調整を説明する。なお、第2〜第5参考例に
おいてディスクが無い場合の動作は第1の参考例と同一
であるので説明を省略する。先ず、第2の参考例では、
ディスクが有る場合には第1の参考例と同様に、初期位
置が図3に示す位置Z0より左側すなわちディスク面か
ら遠い位置に有るとしてドライブ電圧をサーボ回路10
に内蔵された図示しないD/A変換器にてフォーカス電
流を増加する毎にトラッキングエラー信号TEの電圧を
順次取り込み、また、図3に示すように第1のピークで
あるディスク表面を所定の閾値で検出するとこの検出時
のD/A変換器35の電圧DA1を記憶し、次いで第2
のピークであるデータ記録面を所定の閾値で検出すると
この検出時のD/A変換器35の電圧DA2を記憶す
る。
【0033】そして、この第2参考例では、この2つの
値から図3に示す2つ目のピークよりデータ記録面に近
い位置に所定のオフセット、例えばDA2+(DA2−
DA1)/2を印加して位置Z5に移動し、位置Z5に
おいてフォーカスエラー信号FEとトラッキングエラー
信号TEと、A、B、C、D、E、Fの各オフセットを
調整する。なお、図3に示す位置Z5まで移動させるま
での時間と電流が増加するが、絶対に結像しない位置の
ため正確なオフセットが測定できる。
【0034】第3参考例では、ディスクが有る場合には
初期位置が図3に示す位置Z0、Z1、Z2のどの位置
にあるかわからないとして、フォーカス電流を増加する
毎にトラッキングエラー信号TEの電圧を順次取り込
み、データ記録面を所定の閾値で検出し、その位置のD
A値をDA1とするとデータ記録面よりディスクに近い
位置に所定のオフセットa(aは−定値)を加算(=D
A1+a)して位置Z5に移動し、この位置Z5におい
て各オフセットを調整する。
【0035】第4参考例では、先ず、第3実施例と同様
に、ディスクが有る場合には初期位置が図3に示す位置
Z0、Z1、Z2のどの位置にあるかわからないとし
て、フォーカス電流を増加する毎にトラッキングエラー
信号TEの電圧を順次取り込む。そして、この第4実施
例では、データ記録面を所定の閾値で検出するとデータ
記録面より遠い位置(DA1)に所定のオフセット(−
a)を加算(=DA1−a)して位置Z4に移動し、こ
の位置Z4において各オフセットを調整する。
【0036】第5参考例では、先ず、第3及び第4実施
例と同様に、ディスクが有る場合には初期位置が図3に
示す位置Z0、Z1、Z2のどの位置にあるかわからな
いとし、フォーカス電流を徐々に増加させてトラッキン
グエラー信号TEの電圧を順次取り込む。そしてこの第
5実施例では、フォーカスエラー信号FEのSカーブの
中心でサーボをかけるためにデータ記録面を所定の閾値
で検出するとフォーカスサーボをオンにする。そして、
フォーカスエラー信号FEのSカーブの中心に位置決め
するとこの位置におけるドライブ電圧のD/A値の平均
値DA1を求める。次いで、フォーカスサーボをオフに
してデータ記録面から遠い位置Z4又は近い位置Z5に
移動し(=DA1−a,又は=DA1+a)、この位置
Z4又はZ5において各オフセットを調整する。
【0037】したがって、上記第1〜第5参考例によれ
ば、ディスク表面ではないデータ記録面から遠い位置Z
4又は近い位置Z5に移動してフォーカスエラー信号F
Eとトラッキングエラー信号TE、その他A、B、C、
D、E、Fの各オフセットを調整するので、正確なトラ
ッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を得ること
ができ、したがって、再生時や書き込み時に最良のデー
タ信号を得ることができる。
【0038】なお、上記調整動作ではレーザパワーを一
定にして説明したが、図3に示すようにMDの場合、R
OM領域の再生時には0.25mW、MO領域の再生
時、記録時にはそれぞれ0.5mW、5mWのようにレ
ーザパワーが変化する毎にオフセットが変化するので、
レーザパワーが変化する毎にオフセットを調整するよう
にしてもよい。
【0039】次に、本発明の第6参考例を説明する。と
ころで、図3においてフォーカスエラー信号FEとトラ
ッキングエラー信号TEを除くその検出用信号A〜Fは
全て、不要なオフセットが本来あるべきオフセットより
+方向に加わっているので、最小値が所望のオフセット
となる。なお、信号A〜Fが反転されている回路では、
不要なオフセットが本来あるべきオフセットより−方向
に加わっているので最大値が所望のオフセットとなり、
換言すればこの最小値又は最大値はレーザダイオードL
Dからそのセンサに戻る光が最も少ない時の値である。
【0040】第6参考例において、先ず、ディスクが無
い場合の動作は第1〜第5参考例と同一であるので説明
を省略する。ディスクが有る場合には図3に示す位置Z
0〜Z5のどの位置にあるかわからないとして、フォー
カスサーボをオフにした状態でフォーカス電流を直線状
に増加した後直線状に減少する三角波形で光ピックアッ
プ2が位置Z0〜Z5の範囲を往復するように制御し、
この間の信号A〜F、TE、FE或いは回路は図示しな
いがA+C、B+D等を一定のサンプリング周期で、位
置Z0〜Z5の範囲の均等な位置の数カ所から数十カ所
分だけA/D変換器11aを取り込んで測定する。
【0041】そして、サーボ回路10に内蔵された図示
しないドライバのD/A変換器で直線状の電流を0、2
0、40、60、80、100、120、140、16
0、180mAの10か所で出力し、それぞれの電流値
の位置で例えば0mAでA、B、C、D、E、F、T
E、FEなどを短い時間の中でA/D変換し、A1、B
1、C1、D1、E1、F1、TE1、FE1を1ブロ
ックとしてRAMに記憶し、次に20mAにし、同様に
A2、B2、C2、D2、E2、F2、TE2、FE2
を2ブロックとしてRAMに記憶し、これを繰り返して
180mAまで記憶し、この記憶値よりそれぞれのブロ
ックの中からA、B、C、D、E、Fの全ての値が最小
となるブロック1つを比較して抽出し、これをA、B、
C、D、E、F、TE、FEの目的のオフセットとす
る。このそれぞれのA、B、C、D、E、F、TE、F
Eの値に対応し、その値を所定の基準電圧になるよう
に、予めROMに書き込まれたテーブルによって決めら
れているD/A値をそれぞれに対して出力することで行
われる。
【0042】したがって、この第6参考例では、レーザ
ダイオードLDからそのセンサに戻る光が最も少ない時
の値を用いてオフセットを調整するので、正確なトラッ
キングエラー信号やフォーカスエラー信号を得ることが
でき、したがって、再生時や書き込み時に最良のデータ
信号を得ることができる。
【0043】なお、ここで言うオフセットとは、光ピッ
クアップ2内の光センサ自身のオフセットと、図2に示
すような測定回路までの回路のオフセットと、光ピック
アップ2内においてレーザダイオードLDからの不要な
戻り光である迷光としてのオフセットを含む。したがっ
て、図3に示すようにMDの場合、ROM領域の再生時
には0.25mW、MO領域の再生時、記録時にはそれ
ぞれ0.5mW、5mWのようにレーザパワーが変化す
る毎にオフセットが変化するので、レーザパワーが変化
する毎にオフセットを調整するようにしてもよい。
【0044】次に、本発明の第7参考例を説明する。上
記第1〜第6参考例では光ピックアップ2をフォーカス
方向に移動させるので、自重によるオフセットにより光
ピックアップ2がディスク1に衝突して光ピックアップ
2やディスク1に傷を付けるおそれがある。また、設計
上図3に示す位置Z6においてデータ記録面に結像する
が、光ピックアップ2の自重により、図1に示すように
光ピックアップ2がディスク1の下に位置する状態では
ディスク1から遠い方の位置Z0が結像位置になり、他
方、ポータブルな装置が逆に置かれた状態ではディスク
1から近い位置Z7が結像位置になる。したがって、前
者の場合(位置Z0で結像)には問題はないが、後者の
場合(位置Z7で結像)には上記衝突の問題が発生す
る。
【0045】そこで、第7参考例ではレーザパワーをオ
フ又は通常の再生パワーより小さくしてオフセットを調
整することにより上記衝突の問題を防止するようにして
いる。具体的な動作を説明すると、ディスク検出信号に
かかわらず光ピックアップ2を初期位置に固定してレー
ザパワーを最小値、ディスク1のROM領域を再生する
際の0.25mWの5分の1の0.05mWまたはオフ
に設定し、信号A〜F、TE、FE或いはA+C、B+
D等を一定のサンプリング周期で数十回繰り返してA/
D変換器11aを取り込んで測定する。
【0046】そして、この測定値の平均値を各信号につ
いて算出し、フォーカスエラー信号FEとトラッキング
エラー信号TEの各電圧が基準電圧になるように予めR
OM11dに書き込まれているオフセット値をD/A変
換器35を介して信号A〜F、TE、FE用の各加算器
31A〜31F、33F、33Tに出力する。
【0047】なお、ここで言うオフセットとは、前述し
たように光ピックアップ2内の光センサ自身のオフセッ
トと、図2に示すような測定回路までの回路のオフセッ
トと、光ピックアップ2内においてレーザダイオードL
Dからの不要な戻り光である迷光としてのオフセットを
含むので、この第2実施例では迷光としてのオフセット
は測定できないが、他の2つのオフセットは光ピックア
ップ2の方向にかかわらず安定して測定することができ
る。また、迷光に対してオフセットが十分大きい光ピッ
クアップ2では、他の2つのオフセットを補正すればよ
い場合もある。更に、この方法は安定しているので、第
1〜第6参考例に比べて測定誤差がなく、精度を向上さ
せることができる場合もあり、また、測定時間が大幅に
短く、更にディスク検出信号を判定する必要もない。
【0048】次に、図4及び図5を参照して本発明の第
1実施例を説明する。先ず、図4に示すようにレーザパ
ワーが異なる場合には上記各検出信号A〜F、A+C−
B−D(FE)、E−F(TE)のレベルが異なり、ま
た、式(1)に示すようにトラッキングエラー信号TE
はxの関数(b1−b2)xである迷光成分と定数(c
1−c2)を有する。なお、図5に示すように式(1)
に示すb項はレーザパワーxに比例し、また、c項はレ
ーザパワーxにかかわらず一定である。
【0049】そして、先ず、MD(ディスク1)のMO
領域であるTOC領域を再生する場合にフォーカスコイ
ルに電流を流さない状態を初期位置とし、また、レーザ
パワーxを0.25mW(=A)に設定し、この状態で
トラッキングオフセットZ1を測定して記憶する。
【0050】(数5) E−F=(b1−b2)A+c1−c2 =Z1(測定値)
【0051】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でトラッキングオフセットZ2を測定して
記憶する。
【0052】(数6) E−F=(b1−b2)B+c1−c2 =Z2(測定値) この2つの連立方程式から b1−b2=(Z1−Z2)/(A−B) c1−c2=(AZ2−BZ1)/(A−B) となり、この式により、 E−F=(b1−b2)x+c1−c2 =(Z1−Z2)x/(A−B)+(AZ2−BZ1)
/(A−B)
【0053】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりトラッキングオフセットを計算す
ることができる。なお、このオフセットを調整する場合
にはオフセット値が基準値になるように、予めROM1
1dに書き込まれているテーブルのオフセット値を出力
する。次に、フォーカスエラー信号FEのオフセットを
調整する場合について説明する。先ず、トラッキングエ
ラー信号TEと同様に
【0054】(数7) A=axsin ωt+b1x+c1 B=axsin (ωt+π)+b2x+c2 C=axsin ωt+b3x+c3 D=axsin (ωt+π)+b4x+c4 A+C−B−D=4axsin ωt+(b1+b3−b2
−b4)x+c1+c3−c2−c4
【0055】とする。そして、先ず、MDのMO領域で
あるTOC領域を再生する場合にフォーカスコイルに電
流を流さない状態を初期位置とし、また、レーザパワー
xを0.25mW(=A)に設定し、この状態でフォー
カスオフセットZ1を測定して記憶する。
【0056】(数8)
【0057】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でフォーカスオフセットZ2を測定して記
憶する。
【0058】(数9) この2つの連立方程式から b1+b3−b2−b4=(Z1−Z2)/(A−B) c1+c3−c2−c4=(AZ2−BZ1)/(A−
B) となり、この式により、 A+C−B−D=(b1+b3−b2−b4)x +c1+c3−c2−c4 =(Z1−Z2)x/(A−B) +(AZ2−BZ1)/(A−B)
【0059】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりフォーカスオフセットを計算する
ことができる。なお、このオフセットを調整する場合に
はオフセット値が基準値になるように、予めROM11
dに書き込まれているテーブルのオフセット値を出力す
る。
【0060】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。先ず、トラッキングオフセットを調整する場合には
フォーカスコイルに電流を流さない状態を初期位置と
し、また、レーザパワーをオフ(x=0)にし、この状
態でトラッキングオフセットZ1を測定して記憶する。
【0061】(数10)
【0062】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でトラッキングオフセットZ2を測定して
記憶する。
【0063】(数11) この2つの連立方程式から b1−b2=(Z2−Z1)/B c1−c2=Z1 となり、この式により、
【0064】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりトラッキングオフセットを計算す
ることができる。次に、第2実施例においてフォーカス
オフセットを調整する動作を説明する。フォーカスコイ
ルに電流を流さない状態を初期位置とし、また、レーザ
パワーをオフ(x=0)にし、この状態でフォーカスZ
1を測定して記憶する。
【0065】(数12)
【0066】次に、MO領域であるデータ領域を再生す
る場合にレーザパワーxを0.5mW(=B)に設定
し、この状態でフォーカスオフセットZ2を測定して記
憶する。
【0067】(数13) この2つの連立方程式から b1+b3−b2−b4=(Z1−Z2)/B c1+c3−c2−c4=Z1 となり、この式により、
【0068】とすることができる。したがって、レーザ
パワーxが変更される場合には、この上記値Z1、Z2
を測定することによりフォーカスオフセットを計算する
ことができる。なお、オフセットを調整する場合には、
オフセット値が基準値になるように、予めROM11d
に書き込まれているテーブルのオフセット値を出力す
る。
【0069】なお、上記各参考例及び各実施例では、フ
ォーカスエラー信号FE(=A+C−B−D)、トラッ
キングエラー信号TE(=E−F)を検出することによ
りフォーカスオフセットとトラッキングオフセットを調
整した場合について説明したが、8つの信号A〜F、T
E、FEのどれを用いてもよく、また、A+C、B+D
の和信号のように組み合わせた信号を用いてもよい。ま
た、オフセット調整は、予めROM11dに書き込まれ
ているテーブルを用いる代わりに追い込み調整で行うよ
うにしてもよく、また、D/A変換器35の代わりにP
WM信号をDC電圧に変換して加算器32F、32Tに
印加するようにしてもよい。
【0070】また、第1及び第2の実施例では、レーザ
パワーxを0mW(オフ)、0.25mW(TOC領域
の再生時)、0.5mW(データ領域の再生時)に設定
したことによりMO領域の記録時の5mW等に設定しな
くてもオフセットが調整でき、通常5mWを出してオフ
セット調整する方法で必要なデータを消去してしまうよ
うな危険もなく、短時間で測定が終了するメリットもあ
る。また、上記演算式は一例であって、簡略化してもよ
く、また、演算する代わりにテーブルを切り換えて用い
るようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも2つのレベルのレーザパワーによりそれぞれ検
出される信号の定数項とパワー変化による変数項により
オフセットが調整されるので、レーザパワーが異なる場
合にもオフセットを調整することができ、したがって、
正確なトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号
を得ることができ、その結果、再生時や書き込み時に最
良のデータ信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例としてのMD記録装置を示すブ
ロック図である。
【図2】図1のプリアンプを示すブロック図である。
【図3】フォーカス電流と反射光量の関係を示す説明図
である。
【図4】レーザパワーと各種検出信号レベルの関係を示
す説明図である。
【図5】検出信号における定数項とパワー変化による変
数項を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 光ピックアップ 9 プリアンプ(検出・調整手段) 11 マイコン(制御手段) 31A〜31F,33F,33T 加算器 32F,32T 演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D075 CD11 CE12 CE13 5D090 AA01 CC12 CC18 FF02 FF05 HH01 JJ03 KK03 5D118 AA13 AA18 BA01 BF02 BF03 CA11 CA13 CB03 CC12 CD11 CD19 5D119 AA29 DA01 DA05 EA02 EA03 EC09 HA44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクから光ピックアップにより再生
    される信号を検出する検出手段と、トラッキングエラー
    信号生成手段と、フォーカスエラー信号生成手段と、ト
    ラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又
    は双方のオフセットを測定するオフセット測定手段と、
    トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の一方
    又は双方のオフセットを補正するオフセット補正手段と
    から構成される光ディスク装置のオフセット調整方法に
    おいて、 前記光ピックアップのレーザパワーを第1の値で発光
    し、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の
    一方又は双方のオフセットを測定して記憶する第1のス
    テップと、 前記光ピックアップのレーザパワーを第2の値で発光
    し、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の
    一方又は双方のオフセットを測定して記憶する第2のス
    テップと、 第1のステップと第2のステップで測定された記憶値か
    らレーザパワーの変化に関係しないオフセット成分とレ
    ーザパワーの変化により変化する迷光成分によるオフセ
    ットを求めるステップと、これによって求められた値に
    基づいて各レーザパワー値でのトラッキングエラー信号
    とフォーカスエラー信号の一方又は双方のオフセットを
    補正するステップとを有する光ディスク装置のオフセッ
    ト調整方法。
  2. 【請求項2】光ディスクから光ピックアップにより再生
    される信号を検出する検出手段と、トラッキングエラー
    信号生成手段と、フォーカスエラー信号生成手段と、ト
    ラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又
    は双方のオフセットを測定するオフセット測定手段と、
    トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の一方
    又は双方のオフセットを補正するオフセット補正手段と
    から構成される光ディスク装置のオフセット調整方法に
    おいて、 前記光ピックアップのレーザパワーをオフ状態とし、ト
    ラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又
    は双方のオフセットを測定して記憶する第1のステップ
    と、前記光ピックアップのレーザパワーを第1の値で発
    光し、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号
    の一方又は双方のオフセットを測定して記憶する第2の
    ステップと、第1のステップと第2のステップで測定さ
    れた記憶値からレーザパワーの変化に関係しないオフセ
    ット成分とレーザパワーの変化により変化する迷光成分
    によるオフセットを求めるステップと、これによって求
    められた値に基づいて各レーザパワー値でのトラッキン
    グエラー信号とフォーカスエラー信号の一方又は双方の
    オフセットを補正するステップとを有する光ディスク装
    置のオフセット調整方法。
  3. 【請求項3】前記光ピックアップのレーザパワーの第1
    又は第2の値は、再生または記録する時に用いるパワー
    の値よりも小さい値で発光することを特徴とする請求項
    1記載の光ディスク装置のオフセット調整方法。
  4. 【請求項4】前記光ピックアップのレーザパワー第1の
    値は、再生または記録する時に用いるパワーの値よりも
    小さい値で発光することを特徴とする請求項1記載の光
    ディスク装置のオフセット調整方法。
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