JP2003036075A - ボックスドラム及びボックスドラムセット - Google Patents

ボックスドラム及びボックスドラムセット

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JP2003036075A
JP2003036075A JP2001223037A JP2001223037A JP2003036075A JP 2003036075 A JP2003036075 A JP 2003036075A JP 2001223037 A JP2001223037 A JP 2001223037A JP 2001223037 A JP2001223037 A JP 2001223037A JP 2003036075 A JP2003036075 A JP 2003036075A
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JP
Japan
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box
drum
sound
sound plate
box drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001223037A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ohora
隆宏 大洞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Co Ltd
Original Assignee
Soken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 演奏の幅を広げ、音楽教育での使用や趣味で
の使用において効果を発揮するボックスドラムを提供す
ること。 【構成】 この発明のボックスドラムは、上方に開口し
た音響箱1と、音響箱1の開口部に取り付けられた音板
2からなり、音板2を叩いて音を鳴らすようにしたボッ
クスドラムであって、音板2に2本の縦スリット3、4
と、両縦スリット3、4に連絡する横スリット5を設け
ることにより長弁6と短弁7を形成し、長弁6と短弁7
とで異なる音階が出るようにしており、また、それぞれ
異なる音階が出るようにした複数のボックスドラムによ
り、ボックスドラムセットを構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、幼稚園、学校等の教
育機関での音楽教育や、趣味で音楽を楽しむために使用
するボックスドラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上方に開口した音響箱と、音
響箱の開口部に取り付けられたスリットを有する音板か
らなり、音板を叩くことによりドラムのように音が鳴る
ようにしたボックスドラムが存在する。
【0003】しかし、この従来のボックスドラムで出せ
る音階は1つに限られており、また、音階も正確に調律
できるようにはなっていなかった。従って、メロディの
演奏を行なうことができないため、演奏の幅が狭く、音
楽教育での使用や趣味での使用において、物足りないも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
演奏の幅を広げ、音楽教育での使用や趣味での使用にお
いて効果を発揮するボックスドラムを提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【0006】この発明のボックスドラムは、上方に開口
した音響箱1と、音響箱1の開口部に取り付けられた音
板2からなり、音板2を叩いて音を鳴らすようにしたボ
ックスドラムであって、音板2に2本の縦スリット3、
4と、両縦スリット3、4に連絡する横スリット5を設
けることにより長弁6と短弁7を形成し、長弁6と短弁
7とで異なる音階が出るようにしている。
【0007】また、音板2の両縦スリット3、4の端部
9、10、11、12間に、調律のための溝13、14
を形成したものとすることができる。
【0008】さらに、音響箱1の適宜個所に持ち手を設
けたものとすることもできる。
【0009】そして、それぞれ異なる音階が出るように
した複数のボックスドラムにより、ボックスドラムセッ
トを構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0011】この発明のボックスドラムは、上方に開口
した音響箱1と、音響箱1の開口部に取り付けられた音
板2からなり、音板2を叩いて音を鳴らすようにしたボ
ックスドラムであって、音板2に2本の縦スリット3、
4と、両縦スリット3、4に連絡する横スリット5を設
けることにより長弁6と短弁7を形成し、長弁6と短弁
7とで異なる音階が出るようにしたものである。
【0012】図1は、この発明の実施形態のボックスド
ラムの外観を示す図、図2はその分解状態を示す図であ
る。このボックスドラムは、バチ8等の用具で音板2を
叩くことにより音を鳴らすことができるが、直接手で叩
いて音を鳴らすこともできる。
【0013】このボックスドラムの音響箱1は木製で、
縦70cm×横20cm×高さ60cm程度の大きさと
している。音板2は、硬めの木製で、縦70cm×横2
0cm×厚さ2cm程度としている。音板2は、異常な
振動音(びびり音)が発生しないように音響箱1に密着
するようにして取り付けられている。
【0014】音板2には、5〜10mm程度の幅の平行
な2本の縦スリット3、4を12cm程度の間隔をおい
て設け、そして、両縦スリット3、4に直交して連絡す
る横スリット5を設け、スリット3、4、5が略H字状
になるようにしている。縦スリット3、4の端部9、1
0、11、12は、他の部分の幅より大きな径の円形の
孔となっている。
【0015】横スリット5は、音板2の中央より図1中
右側寄りの位置に設けており、その左側を長弁6、右側
を短弁7としている。長弁6、短弁7を叩くと、振動数
の相違により、長弁6は低い音階が、短弁7は高い音階
が出る。長弁6はベース音階、短弁7はソプラノ音階と
し、それぞれオクターブの違う音階が出るようにすると
よい。この実施形態では、長弁6と短弁7とで、それぞ
れ1オクターブ異なる「ド」の音が出るようにしてい
る。
【0016】図3は、音板2の裏側を示す図である。こ
のボックスドラムは、音板2の裏側において、両縦スリ
ット3、4の端部9、10間と11、12間にそれぞれ
適宜の深さの溝13、14を形成することにより、正確
な音階が出るように調律することができる。すなわち、
両縦スリット3、4の端部9、10間と11、12間
は、長弁6、短弁7の根元であり、この部分の溝13、
14の深さを調節することにより、微妙に長弁6、短弁
7の振動数を変えることが可能である。
【0017】なお、音響箱1や音板2の材質や寸法は、
この実施形態に限定されない。材質は、各種の木材のほ
か、アルミ合金、陶器、セラミックス材等とすることが
できる。音響箱1には、合板や集成材(パイン、スプル
ス、シナ等の軽い素材)を、音板2には、花梨、黒壇、
紫壇、パドック、桜等の乾燥材を使用するとよい。な
お、音響箱1は、その容積を、音板2の発する音階の音
がよく共鳴するようにすることが望ましい。また、スリ
ット3、4、5の寸法、位置、本数等もこの実施形態に
は限定されない。このボックスドラムは、音響箱1や音
板2の材質や大きさ、スリット3、4、5の構成を変え
ることにより、音質や音階を異なるものにすることがで
きる。
【0018】さらに、この実施形態では音響箱1の底部
に脚を設け、床上に設置して使用するようにしている
が、全体の寸法を小さめにし、音響箱1の適宜個所に持
ち手を設けることにより、ハンドベルのような使い方が
できるようにしてもよい。持ち手を設けることにより、
ダイナミックな演奏が可能となる。
【0019】図4は、複数のボックスドラムにより構成
したボックスドラムを示す図である。このボックスドラ
ムは、単体で使用するだけでなく、それぞれ異なる音階
が出るようにした複数のボックスドラムを組み合わせた
ボックスドラムセットを構成して使用することができ
る。
【0020】このボックスドラムセットは、大きさや前
記音板2のスリット3、4、5の構成を異なるものとす
ることにより、それぞれ1オクターブ異なる「ド」
「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」「ド」の音が
出るようにした8台のボックスドラムから構成されてい
る。これらのボックスドラムにより、2オクターブ以上
の音域を出すことができるので、主旋律演奏にベース音
階を加えて演奏することが可能である。
【0021】以上、この発明のボックスドラムは、従来
のボックスドラムにはない演奏方法で音楽を楽しむこと
ができるので、音楽に対して親しみが湧き、特に音楽教
育での使用に効果的である。
【0022】
【発明の効果】この発明のボックスドラムは、上述のよ
うな構成を有しているため、従来のボックスドラムより
も演奏の幅が広がり、音楽教育での使用や趣味での使用
に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のボックスドラムの斜視
図。
【図2】この発明の実施形態のボックスドラムの分解状
態の斜視図。
【図3】この発明の実施形態のボックスドラムにおける
音板の裏側を示す斜視図。
【図4】この発明の実施形態のボックスドラムセットの
斜視図。
【符号の説明】
1 音響箱 2 音板 3、4 縦スリット 5 横スリット 6 長弁 7 短弁 9、10、11、12 縦スリットの端部 13、14 溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口した音響箱(1)と、音響箱
    (1)の開口部に取り付けられた音板(2)からなり、
    音板(2)を叩いて音を鳴らすようにしたボックスドラ
    ムであって、音板(2)に2本の縦スリット(3)
    (4)と、両縦スリット(3)(4)に連絡する横スリ
    ット(5)を設けることにより長弁(6)と短弁(7)
    を形成し、長弁(6)と短弁(7)とで異なる音階が出
    るようにしたことを特徴とするボックスドラムセット。
  2. 【請求項2】 音板(2)の両縦スリット(3)(4)
    の端部(9)(10)(11)(12)間に、調律のた
    めの溝(13)(14)を形成した請求項1記載のボッ
    クスドラム。
  3. 【請求項3】 音響箱(1)の適宜個所に持ち手を設け
    た請求項1又は2記載のボックスドラム。
  4. 【請求項4】 それぞれ異なる音階が出るようにした複
    数の請求項1、2又は3記載のボックスドラムから構成
    されていることを特徴とするボックスドラムセット。
JP2001223037A 2001-07-24 2001-07-24 ボックスドラム及びボックスドラムセット Pending JP2003036075A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2867296A1 (fr) * 2004-03-02 2005-09-09 Sebastien Raimondo Tambour de bois a caisse ouverte
JP2015203746A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 大燈 野田 打楽器用音板および陶磁製打楽器
CN107464545A (zh) * 2016-06-04 2017-12-12 林琳 多音阶鼓琴

Cited By (3)

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FR2867296A1 (fr) * 2004-03-02 2005-09-09 Sebastien Raimondo Tambour de bois a caisse ouverte
JP2015203746A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 大燈 野田 打楽器用音板および陶磁製打楽器
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