JP2003035509A - 干渉計システム - Google Patents
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/027—Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70691—Handling of masks or workpieces
- G03F7/70775—Position control, e.g. interferometers or encoders for determining the stage position
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- Power Engineering (AREA)
- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決課題】 可動部材の位置を干渉計測により行う
際、干渉計を構成する光学部材を支持する支持ブロック
が位置ズレを起こすと、干渉計により測定された位置に
誤差が生じる。これにより正確な位置測定が出来なくな
る。 【解決手段】 支持ブロックの位置ズレを測定する干渉
計測システムを取り付けて位置ズレを測定し、可動部材
の位置誤差を補正する。
際、干渉計を構成する光学部材を支持する支持ブロック
が位置ズレを起こすと、干渉計により測定された位置に
誤差が生じる。これにより正確な位置測定が出来なくな
る。 【解決手段】 支持ブロックの位置ズレを測定する干渉
計測システムを取り付けて位置ズレを測定し、可動部材
の位置誤差を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動(可動)部材の
位置測定のための干渉計測システムに関するものであ
り、特には干渉計測精度を向上させる干渉計測システム
及びその方法に関するものである。
位置測定のための干渉計測システムに関するものであ
り、特には干渉計測精度を向上させる干渉計測システム
及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザー干渉計は2つの物体間の相互位
置関係を正確に測定するために用いられており、例えば
半導体素子を製造する投影露光システム等に用いられて
いる。そこでは、レーザー干渉計によりウェハステージ
やマスクステージの座標が高精度に測定され、投影系に
対して高精度にウェハやマスクがアライメントされる。
このレーザー干渉計測システムの従来技術を図1に示
す。投影レンズPLには静止参照鏡Rが取り付けられて
おり、干渉計測システムはこの参照鏡に対して相対的に
移動するステージSに取り付けられた測定鏡Mx、My
の位置の変化を測定するものである。レーザー光源は光
ビームBを発し、そのうちの一部は参照鏡Rにより反射
され、他は測定鏡Mx(図1)により反射される。2つ
の反射鏡Mx、Rから反射された光は合成されてセンサ
ーSRに取り込まれる。もし測定鏡Mxが参照鏡Rに対
して移動したとすると、合成されたビーム強度は周期的
に増減を繰り返す。これは2つの光路を通った反射光が
強め合う干渉と弱め合う干渉を交互に繰り返すからであ
る。この強め合ったり弱め合ったりする干渉は2つのビ
ームの位相が合ったり、逆位相を取るからであり、測定
鏡が半波長だけ移動する毎に全光路長は1波長分変化し
て強度変化の1周期となる。周期の変化数により測定鏡
の移動した量を波長のその変化数で求められる。従っ
て、明暗の光強度の変化数を計数することにより反射鏡
の位置の変化を波長の変化数倍として求められる。
置関係を正確に測定するために用いられており、例えば
半導体素子を製造する投影露光システム等に用いられて
いる。そこでは、レーザー干渉計によりウェハステージ
やマスクステージの座標が高精度に測定され、投影系に
対して高精度にウェハやマスクがアライメントされる。
このレーザー干渉計測システムの従来技術を図1に示
す。投影レンズPLには静止参照鏡Rが取り付けられて
おり、干渉計測システムはこの参照鏡に対して相対的に
移動するステージSに取り付けられた測定鏡Mx、My
の位置の変化を測定するものである。レーザー光源は光
ビームBを発し、そのうちの一部は参照鏡Rにより反射
され、他は測定鏡Mx(図1)により反射される。2つ
の反射鏡Mx、Rから反射された光は合成されてセンサ
ーSRに取り込まれる。もし測定鏡Mxが参照鏡Rに対
して移動したとすると、合成されたビーム強度は周期的
に増減を繰り返す。これは2つの光路を通った反射光が
強め合う干渉と弱め合う干渉を交互に繰り返すからであ
る。この強め合ったり弱め合ったりする干渉は2つのビ
ームの位相が合ったり、逆位相を取るからであり、測定
鏡が半波長だけ移動する毎に全光路長は1波長分変化し
て強度変化の1周期となる。周期の変化数により測定鏡
の移動した量を波長のその変化数で求められる。従っ
て、明暗の光強度の変化数を計数することにより反射鏡
の位置の変化を波長の変化数倍として求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】集積回路の製造者は集
積度をより高く、回路の線幅サイズを小さくしようとし
ているので、干渉計には更に高い測定精度が求められて
いる。干渉計による位置制御精度は技術の進歩によって
改善されてきた。この進歩はレーザーや光センサー等の
色々な光部品の設計の進展によるものである。しかしな
がら、周囲の外乱によって干渉計の光学部品に位置ズレ
が生じ、これによる光路長変化のために干渉計の性能が
制限されている。熱的な影響を受けて、例えばビームス
プリッターBSが傾いたり、回転したりすると、参照鏡
Rとビームスプリッター間の距離が変化する。(図
1)。ビームスプリッターがこのように動くとステージ
の位置測定の誤差となり、結果としてウェハ上の回路パ
ターンの重ね合わせに不具合が生じる。
積度をより高く、回路の線幅サイズを小さくしようとし
ているので、干渉計には更に高い測定精度が求められて
いる。干渉計による位置制御精度は技術の進歩によって
改善されてきた。この進歩はレーザーや光センサー等の
色々な光部品の設計の進展によるものである。しかしな
がら、周囲の外乱によって干渉計の光学部品に位置ズレ
が生じ、これによる光路長変化のために干渉計の性能が
制限されている。熱的な影響を受けて、例えばビームス
プリッターBSが傾いたり、回転したりすると、参照鏡
Rとビームスプリッター間の距離が変化する。(図
1)。ビームスプリッターがこのように動くとステージ
の位置測定の誤差となり、結果としてウェハ上の回路パ
ターンの重ね合わせに不具合が生じる。
【0004】本発明は上記のような問題点を解決するた
めのもので、干渉計の部品に位置ズレが生じても正確な
計測が出来る干渉計を提供することを目的としている。
めのもので、干渉計の部品に位置ズレが生じても正確な
計測が出来る干渉計を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の手段は、干渉計測システムであって、測定鏡を
有する可動部材、参照鏡を有する静止部材、光ビームを
供給するビーム源、第1、第2のビームスプリッタを有
する光学支持ブロックを有し、第1のビームスプリッタ
が該エネルギービームを第1のビームペアに変換し、第
1のぺアの一方のビームを参照光路に沿って参照鏡に向
かわせ、第1のペアの他の一方を測定光路に沿って測定
鏡に向かわせ、それによって第1、第2のビームの間で
測定干渉パターンを形成して該可動部材の位置を測定
し、第2のビームスプリッタは第2のビームペアを形成
し、該第2ビームのペアを支持ブロック測定光路に沿っ
て参照鏡に向かわせ、第2のビームペア間で補正干渉パ
ターンを形成して、光学支持ブロックのズレによって生
じる可動部材の測定位置誤差を決定することを特徴とす
る干渉計測システムである。光学ブロックのズレが可動
部材の測定位置に誤差を与えるが、その光学ブロックの
ズレを測定することによりズレによる誤差を補正でき、
高精度に位置測定が可能になる。
の第1の手段は、干渉計測システムであって、測定鏡を
有する可動部材、参照鏡を有する静止部材、光ビームを
供給するビーム源、第1、第2のビームスプリッタを有
する光学支持ブロックを有し、第1のビームスプリッタ
が該エネルギービームを第1のビームペアに変換し、第
1のぺアの一方のビームを参照光路に沿って参照鏡に向
かわせ、第1のペアの他の一方を測定光路に沿って測定
鏡に向かわせ、それによって第1、第2のビームの間で
測定干渉パターンを形成して該可動部材の位置を測定
し、第2のビームスプリッタは第2のビームペアを形成
し、該第2ビームのペアを支持ブロック測定光路に沿っ
て参照鏡に向かわせ、第2のビームペア間で補正干渉パ
ターンを形成して、光学支持ブロックのズレによって生
じる可動部材の測定位置誤差を決定することを特徴とす
る干渉計測システムである。光学ブロックのズレが可動
部材の測定位置に誤差を与えるが、その光学ブロックの
ズレを測定することによりズレによる誤差を補正でき、
高精度に位置測定が可能になる。
【0006】第2の手段は、第1の手段を実施する際
に、前記参照光路に配置された第1の1/4波長板、前記
測定光路に配置された第2の1/4波長板、該参照光路と
該測定光路が通り抜けるアナライザ、を更に儲け、前記
第1のビームスプリッタが偏光ビームスプリッタであ
り、前記第1のビームペアは第1の偏光ビームペアであ
る、ことを特徴とする干渉計測システムである。偏光光
を用いると干渉の検出が容易になる。これを実現するた
めに、偏光ビームスプリッタと1/4波長板を設けてい
る。
に、前記参照光路に配置された第1の1/4波長板、前記
測定光路に配置された第2の1/4波長板、該参照光路と
該測定光路が通り抜けるアナライザ、を更に儲け、前記
第1のビームスプリッタが偏光ビームスプリッタであ
り、前記第1のビームペアは第1の偏光ビームペアであ
る、ことを特徴とする干渉計測システムである。偏光光
を用いると干渉の検出が容易になる。これを実現するた
めに、偏光ビームスプリッタと1/4波長板を設けてい
る。
【0007】第3の手段は、第1の手段を実施する際
に、前記第1のビームスプリッタは中心軸に沿って前記
測定鏡と光学的にアライメントされて前記ビーム源と該
測定鏡の間に配置されている、ことを特徴とする干渉計
測システムである。計測を高精度に行うためにビームス
プリッタと測定鏡のアライメントがなされている。
に、前記第1のビームスプリッタは中心軸に沿って前記
測定鏡と光学的にアライメントされて前記ビーム源と該
測定鏡の間に配置されている、ことを特徴とする干渉計
測システムである。計測を高精度に行うためにビームス
プリッタと測定鏡のアライメントがなされている。
【0008】第4の手段は、第1の手段を実施する際
に、前記参照光路中で、前記第1のビームスプリッタと
前記参照鏡の間に配置された直角反射鏡により第1のビ
ームペアの一方を該参照鏡に向かわせる、ことを特徴と
する干渉計測システムである。ビームスプリッタを通過
したを参照鏡に向けるために直角反射鏡を使用すること
により簡単で、正確な干渉測定が可能になる。
に、前記参照光路中で、前記第1のビームスプリッタと
前記参照鏡の間に配置された直角反射鏡により第1のビ
ームペアの一方を該参照鏡に向かわせる、ことを特徴と
する干渉計測システムである。ビームスプリッタを通過
したを参照鏡に向けるために直角反射鏡を使用すること
により簡単で、正確な干渉測定が可能になる。
【0009】第5の手段は、第野手段を実施する際に、
前記光源がレーザである、ことを特徴とする干渉計測シ
ステムである。レーザを光源に用いることにより、干渉
現況の観察が容易に、高精度に行える。
前記光源がレーザである、ことを特徴とする干渉計測シ
ステムである。レーザを光源に用いることにより、干渉
現況の観察が容易に、高精度に行える。
【0010】第6の手段は、第1の手段を実施する際
に、前記測定干渉パターンを受光する第1のセンサ、前
記補正干渉パアーンを受光する第2のセンサを更に有す
ることを特徴とする干渉計測システムである。測定干渉
パターンの観察と補正干渉パターンの観察を別々のセン
サで行うことにより高精度な検出が可能になる。
に、前記測定干渉パターンを受光する第1のセンサ、前
記補正干渉パアーンを受光する第2のセンサを更に有す
ることを特徴とする干渉計測システムである。測定干渉
パターンの観察と補正干渉パターンの観察を別々のセン
サで行うことにより高精度な検出が可能になる。
【0011】第7の手段は、第1のい手段を実施する際
に前記測定干渉パターンと補正干渉パターンより前記可
動部材の補正された位置を計算する制御系をさらに有す
ることを特徴とする干渉計測システムである。
に前記測定干渉パターンと補正干渉パターンより前記可
動部材の補正された位置を計算する制御系をさらに有す
ることを特徴とする干渉計測システムである。
【0012】可動部材の測定位置に誤差が含まれる場合
に位置を補正する制御系は有用である。第8の手段は、
第1の手段を実施する際に、第2の光ビームを提供する
第2の光源、該第2の光ビームを第2のビームペアに変
換する第2のビームスプリッタを更に有することを特徴
とする干渉計測システムである。位置測定用の光源と光
学部材のズレの検出用の光源を別々のものにすることに
よりそれぞれの光強度が高くなり、高感度な検出が可能
になる。
に位置を補正する制御系は有用である。第8の手段は、
第1の手段を実施する際に、第2の光ビームを提供する
第2の光源、該第2の光ビームを第2のビームペアに変
換する第2のビームスプリッタを更に有することを特徴
とする干渉計測システムである。位置測定用の光源と光
学部材のズレの検出用の光源を別々のものにすることに
よりそれぞれの光強度が高くなり、高感度な検出が可能
になる。
【0013】第9の手段は、第1の手段を実施する際
に、2つの直角反射鏡を更に有し、その一方の直角反射
鏡は前記第2のビームペアの一方を参照鏡に向かわせ、
他の一方の直角反射鏡は前記第1のビームペアの一方を
参照鏡に向かわせることを特徴とする干渉計測システム
である。参照鏡への光路ズレを観察するために参照鏡に
向かって2本のビームを向かわせるための2つの直角鏡
は有効である。
に、2つの直角反射鏡を更に有し、その一方の直角反射
鏡は前記第2のビームペアの一方を参照鏡に向かわせ、
他の一方の直角反射鏡は前記第1のビームペアの一方を
参照鏡に向かわせることを特徴とする干渉計測システム
である。参照鏡への光路ズレを観察するために参照鏡に
向かって2本のビームを向かわせるための2つの直角鏡
は有効である。
【0014】第10の手段は、第1の手段を実施する際
に、前記光源の下流に配置された第3のビームスプリッ
タを更に有し、前記光ビームを分割して第1のビームス
プリッタと第2のビームビームスプリッタに向けること
を特徴とする干渉計測システムである。この手段によ
り、位置測定用の光源とズレ測定用の光源を同一の光源
にて行うことができる。
に、前記光源の下流に配置された第3のビームスプリッ
タを更に有し、前記光ビームを分割して第1のビームス
プリッタと第2のビームビームスプリッタに向けること
を特徴とする干渉計測システムである。この手段によ
り、位置測定用の光源とズレ測定用の光源を同一の光源
にて行うことができる。
【0015】第11の手段は、第10の手段を実施する
際に、前記参照光路中に置かれた第1の直角反射鏡と前
記ブロック測定光路中に置かれた第2の直角反射鏡を更
に有することを特徴とする干渉計測システムである。こ
の手段により、参照鏡、測定鏡にそれぞれビームを向か
わせ、それぞれの反射鏡で反射されたビームをもとの光
路を戻すことが出来る。
際に、前記参照光路中に置かれた第1の直角反射鏡と前
記ブロック測定光路中に置かれた第2の直角反射鏡を更
に有することを特徴とする干渉計測システムである。こ
の手段により、参照鏡、測定鏡にそれぞれビームを向か
わせ、それぞれの反射鏡で反射されたビームをもとの光
路を戻すことが出来る。
【0016】第12の手段は、第10の手段を実施する
際に、前記光源は前記第3のビームスプリッタとアライ
メントされていることを特徴とする干渉計測システムで
ある。この手段により、正確な干渉計測が可能になる。
際に、前記光源は前記第3のビームスプリッタとアライ
メントされていることを特徴とする干渉計測システムで
ある。この手段により、正確な干渉計測が可能になる。
【0017】第13の手段は、第10の手段を実施する
際に、3つの干渉計を前記参照光路と前記支持ブロック
測定光路内に有し、干渉計の各々は参照鏡とセンサを有
することを特徴とする干渉計測システムである。この手
段により、それぞれの距離を独立に測定が出来、より高
精度な測定が可能になる。
際に、3つの干渉計を前記参照光路と前記支持ブロック
測定光路内に有し、干渉計の各々は参照鏡とセンサを有
することを特徴とする干渉計測システムである。この手
段により、それぞれの距離を独立に測定が出来、より高
精度な測定が可能になる。
【0018】第14の手段は、第1の手段を実施する際
に、前記可動部材がウェハステージであり、前記静止部
材は投影レンズであることを特徴とする干渉計測システ
ムである。ウェハの位置制御は半導体露光装置において
特に重要な点である。
に、前記可動部材がウェハステージであり、前記静止部
材は投影レンズであることを特徴とする干渉計測システ
ムである。ウェハの位置制御は半導体露光装置において
特に重要な点である。
【0019】第15の手段は、静止部材に対する可動部
材の位置を干渉測定システムで測定し、システム内で静
止部材に対する光学部材の位置ズレを補正する方法であ
って、該可動部材には測定反射鏡を配し、該静止部材に
は参照鏡を配し、測定鏡が配置された測定光路を通った
測定光ビームと参照鏡が配置された参照光路を通った参
照光ビームとの間の測定干渉パターンを受光して該静止
部材に対する該可動部材の位置を測定し、、参照鏡が配
置された光学部材測定光路を通った2本の補正光ビーム
間の補正干渉パターンを受光して該静止部材に対する該
光学部材の位置を測定し、測定された該光学部材の位置
を基にして該移動部材の測定された位置を補正すること
を特徴とする位置測定及び補正方法である。先の第1の
手段と同じように、可動部材の正確な位置が得られる位
置測定及び補正方法である。
材の位置を干渉測定システムで測定し、システム内で静
止部材に対する光学部材の位置ズレを補正する方法であ
って、該可動部材には測定反射鏡を配し、該静止部材に
は参照鏡を配し、測定鏡が配置された測定光路を通った
測定光ビームと参照鏡が配置された参照光路を通った参
照光ビームとの間の測定干渉パターンを受光して該静止
部材に対する該可動部材の位置を測定し、、参照鏡が配
置された光学部材測定光路を通った2本の補正光ビーム
間の補正干渉パターンを受光して該静止部材に対する該
光学部材の位置を測定し、測定された該光学部材の位置
を基にして該移動部材の測定された位置を補正すること
を特徴とする位置測定及び補正方法である。先の第1の
手段と同じように、可動部材の正確な位置が得られる位
置測定及び補正方法である。
【0020】第16の手段は、第15の手段を実施する
際に、前記可動部材の位置補正方法は前記補正干渉パタ
ーンに基いて前記光学部材の回転角を計算することと特
徴とする位置測定及び補正方法である。
際に、前記可動部材の位置補正方法は前記補正干渉パタ
ーンに基いて前記光学部材の回転角を計算することと特
徴とする位置測定及び補正方法である。
【0021】第17の手段は、第16の手段を実施する
際に、補正干渉パターンを受光する際、光源より出た該
補正光ビームに平行な中心軸に対しての前記光学部材の
回転を測定することを特徴とする位置測定及び補正方法
である。
際に、補正干渉パターンを受光する際、光源より出た該
補正光ビームに平行な中心軸に対しての前記光学部材の
回転を測定することを特徴とする位置測定及び補正方法
である。
【0022】第18の手段は、第16の手段を実施する
際に、補正干渉パターンを受光する際、光源より出た該
補正光ビームに平行な中心軸に垂直な軸に対しての前記
光学部材の回転を測定することを特徴とする位置測定及
び補正方法である。こと手段を用いることにより、光学
部材のズレを光軸に対する傾き、光軸に垂直な方向の軸
に対する傾きにより表現出来る。
際に、補正干渉パターンを受光する際、光源より出た該
補正光ビームに平行な中心軸に垂直な軸に対しての前記
光学部材の回転を測定することを特徴とする位置測定及
び補正方法である。こと手段を用いることにより、光学
部材のズレを光軸に対する傾き、光軸に垂直な方向の軸
に対する傾きにより表現出来る。
【0023】第19の手段は、第15の手段を実施する
際に、補正干渉パターンを受光する際、光源より出た光
ビームの射出角を測定することを特徴とする位置測定及
び補正方法である。光学部材のズレと同様に光源のズレ
も重要な誤差要因となる。この手段によりそのような誤
差も補正される。
際に、補正干渉パターンを受光する際、光源より出た光
ビームの射出角を測定することを特徴とする位置測定及
び補正方法である。光学部材のズレと同様に光源のズレ
も重要な誤差要因となる。この手段によりそのような誤
差も補正される。
【0024】第20の手段は、露光装置であって、測定
鏡を有する可動部材、参照鏡を有する静止部材、光ビー
ムを供給するビーム源、第1、第2のビームスプリッタ
を有する光学支持ブロック、第1のビームスプリッタで
あって、該エネルギービームを第1のビームペアに変換
し、第1のぺアの一方のビームを参照光路に沿って参照
鏡に向かわせ、第1のペアの他の一方を測定光路に沿っ
て測定鏡に向かわせ、該可動部材の位置を測定するため
に第1、第2のビームの間で測定干渉パターンを形成す
る第1のビームスプリッタ、第2のビームスプリッタで
あって、第2のビームペアを形成し、該第2ビームのペ
アを支持ブロック測定光路に沿って参照鏡に向かわせ、
光学支持ブロックのズレによって生じる可動部材の測定
位置誤差を決定するために第2のビームペア間で補正干
渉パターンを形成する第2のビームスプリッタを有する
ことを特徴とする露光装置である。露光装置においては
より高精度な位置測定精度が求められ、本手段による露
光装置はそのような要求を満足する。
鏡を有する可動部材、参照鏡を有する静止部材、光ビー
ムを供給するビーム源、第1、第2のビームスプリッタ
を有する光学支持ブロック、第1のビームスプリッタで
あって、該エネルギービームを第1のビームペアに変換
し、第1のぺアの一方のビームを参照光路に沿って参照
鏡に向かわせ、第1のペアの他の一方を測定光路に沿っ
て測定鏡に向かわせ、該可動部材の位置を測定するため
に第1、第2のビームの間で測定干渉パターンを形成す
る第1のビームスプリッタ、第2のビームスプリッタで
あって、第2のビームペアを形成し、該第2ビームのペ
アを支持ブロック測定光路に沿って参照鏡に向かわせ、
光学支持ブロックのズレによって生じる可動部材の測定
位置誤差を決定するために第2のビームペア間で補正干
渉パターンを形成する第2のビームスプリッタを有する
ことを特徴とする露光装置である。露光装置においては
より高精度な位置測定精度が求められ、本手段による露
光装置はそのような要求を満足する。
【0025】
【実施の形態】先ず発明の要点を記す。本発明の干渉計
には移動部材、静止部材、光ビームを発する光源、光学
支持ブロックがある。移動部材には測定用の測定鏡(反
射)鏡が取り付けられており、静止部材には参照鏡が取
り付けられ、光学支持ブロックには第1、第2のビーム
スプリッタが取り付けられている。第1のビームスプリ
ッタは光ビームを偏光した第1のビームペアに変換し、
第1のビームペアの一方を参照光路を通って参照鏡に向
かわせ、第1のビームペアの他方を測定光路を通って測
定鏡に向かわせる。この第1のビームペアを干渉させて
干渉パターンを得て移動部材の位置を決める。第2のビ
ームスプリッターは光ビームを偏光した第2のビームペ
アに変換し、この第2のビームペアを支持ブロック光路
に沿って参照鏡に向かわせる。この第2のビームペアは
そのビームペア間で補正用干渉パターンを形成し、この
干渉パターンが光学支持ブロックの変位(ズレ)に伴う
移動部材の位置測定の誤差を決めるために用いられる。
には移動部材、静止部材、光ビームを発する光源、光学
支持ブロックがある。移動部材には測定用の測定鏡(反
射)鏡が取り付けられており、静止部材には参照鏡が取
り付けられ、光学支持ブロックには第1、第2のビーム
スプリッタが取り付けられている。第1のビームスプリ
ッタは光ビームを偏光した第1のビームペアに変換し、
第1のビームペアの一方を参照光路を通って参照鏡に向
かわせ、第1のビームペアの他方を測定光路を通って測
定鏡に向かわせる。この第1のビームペアを干渉させて
干渉パターンを得て移動部材の位置を決める。第2のビ
ームスプリッターは光ビームを偏光した第2のビームペ
アに変換し、この第2のビームペアを支持ブロック光路
に沿って参照鏡に向かわせる。この第2のビームペアは
そのビームペア間で補正用干渉パターンを形成し、この
干渉パターンが光学支持ブロックの変位(ズレ)に伴う
移動部材の位置測定の誤差を決めるために用いられる。
【0026】ビームスプリッターは測定鏡と光学的にア
ライメントがなされ、光源と測定鏡の間に配置される。
さらに別のビームスプリッターと直角反射鏡がシステム
に組み込まれてそれぞれの光路に光を導く。
ライメントがなされ、光源と測定鏡の間に配置される。
さらに別のビームスプリッターと直角反射鏡がシステム
に組み込まれてそれぞれの光路に光を導く。
【0027】本発明の方法は静止部材の対する移動部材
の位置を干渉計測システムを用いて測定し、システム内
で静止部材に対して生じた光学部材の位置ズレを補正す
るためのものである。移動部材には測定鏡が取り付けら
れており、静止部材には参照鏡が取り付けられている。
本発明の方法では測定鏡を含む測定光路を通った測定光
と参照鏡を含む参照光路を通った参照光とにより生じる
干渉パターンを観測して静止部材に対する移動部材の位
置を決定する。さらにその際、光学部品を通った2つの
補正用光ビーム間の補正用干渉パターンを観測して静止
部材に対する光学部品のズレを決定する。これにより光
学部品のズレが補正されて移動部材の位置が正しく得ら
れる。
の位置を干渉計測システムを用いて測定し、システム内
で静止部材に対して生じた光学部材の位置ズレを補正す
るためのものである。移動部材には測定鏡が取り付けら
れており、静止部材には参照鏡が取り付けられている。
本発明の方法では測定鏡を含む測定光路を通った測定光
と参照鏡を含む参照光路を通った参照光とにより生じる
干渉パターンを観測して静止部材に対する移動部材の位
置を決定する。さらにその際、光学部品を通った2つの
補正用光ビーム間の補正用干渉パターンを観測して静止
部材に対する光学部品のズレを決定する。これにより光
学部品のズレが補正されて移動部材の位置が正しく得ら
れる。
【0028】以下において更に詳細に発明を説明する。
干渉計は例えば図1に示されたシステムにおいて従来よ
り使用されており、測定対象物(例えばステージS)の
変化を正確に測定している。その際、測定光路MDと参
照光路RPの各々に沿って伝搬した光の干渉を使ってい
る。1チップ一括露光方式やスキャン方式の露光装置中
で高精度なアライメント駆動が求められるウェハステー
ジやマスクステージのアライメント測定システムとして
干渉計が使用されている。干渉計の使用は露光装置に限
られているわけではない。干渉計は色々な高精度装置に
おいて2つの部材の相対的な位置ズレを高精度に測定す
るためにも使用されている。
干渉計は例えば図1に示されたシステムにおいて従来よ
り使用されており、測定対象物(例えばステージS)の
変化を正確に測定している。その際、測定光路MDと参
照光路RPの各々に沿って伝搬した光の干渉を使ってい
る。1チップ一括露光方式やスキャン方式の露光装置中
で高精度なアライメント駆動が求められるウェハステー
ジやマスクステージのアライメント測定システムとして
干渉計が使用されている。干渉計の使用は露光装置に限
られているわけではない。干渉計は色々な高精度装置に
おいて2つの部材の相対的な位置ズレを高精度に測定す
るためにも使用されている。
【0029】測定鏡(反射体)MがステージSに取り付
けられ、測定光路MPを測定するためにステージと共に
移動する。また、参照鏡(反射体)RがレンズPL又は
他の静止部材に取り付けられて参照光路RPを形成して
いる。測定鏡Mxはy方向に平行に取り付けられ、測定
鏡Myはx方向に平行に取り付けられている。測定鏡M
xはx軸に沿ったステージの変位を測定するものであ
り、測定鏡Myはy軸に沿ったステージの変位を測定す
るものである。
けられ、測定光路MPを測定するためにステージと共に
移動する。また、参照鏡(反射体)RがレンズPL又は
他の静止部材に取り付けられて参照光路RPを形成して
いる。測定鏡Mxはy方向に平行に取り付けられ、測定
鏡Myはx方向に平行に取り付けられている。測定鏡M
xはx軸に沿ったステージの変位を測定するものであ
り、測定鏡Myはy軸に沿ったステージの変位を測定す
るものである。
【0030】図1に示されているように、干渉計測シス
テムのビームスプリッターBSは支持ブロックSB上で
他の光学部材と共に取り付けられている。支持ブロック
SBは熱的な外乱、振動、その他の環境要因によって傾
いたり、回転したりすることがある。この結果、ビーム
スプリッタが位置ズレを起こし、ビームスプリッタの反
射面の回転のためにステージ位置の測定に誤差を生じ
る。また、支持ブロックSBと光学部品の位置ズレのた
めにステージ位置の測定に誤差が生じることもある。こ
のようなステージ位置の不正確さが半導体ウェハW上の
回路の位置合わせのアライメント誤差を引き起こす。以
下に記すように、本発明の干渉計測システムは支持ブロ
ックSBの位置ズレを測定し、ステージ位置のこの誤差
を補正することによってウェハ上の回路パターンの位置
の精度を改善するものである。
テムのビームスプリッターBSは支持ブロックSB上で
他の光学部材と共に取り付けられている。支持ブロック
SBは熱的な外乱、振動、その他の環境要因によって傾
いたり、回転したりすることがある。この結果、ビーム
スプリッタが位置ズレを起こし、ビームスプリッタの反
射面の回転のためにステージ位置の測定に誤差を生じ
る。また、支持ブロックSBと光学部品の位置ズレのた
めにステージ位置の測定に誤差が生じることもある。こ
のようなステージ位置の不正確さが半導体ウェハW上の
回路の位置合わせのアライメント誤差を引き起こす。以
下に記すように、本発明の干渉計測システムは支持ブロ
ックSBの位置ズレを測定し、ステージ位置のこの誤差
を補正することによってウェハ上の回路パターンの位置
の精度を改善するものである。
【0031】図2を参照する。本発明の干渉計測システ
ム(20で示されているが)には、ステージSの位置を
投影レンズPLに対して測定する測定干渉計とx軸に対
しての光学支持ブロック60の回転を測定する補正干渉
計がある。測定干渉計には光源26、ビームスプリッタ
27、ビームスプリッタ28、ステージSに取り付けら
れた測定鏡30、投影レンズPLに取り付けられた参照
鏡32、第1のセンサ34、直角反射鏡36がある。補
正干渉計は差動干渉計であり、第2のセンサ40、ビー
ムスプリッタ42、直角反射鏡44があり、測定干渉計
の光源26、ビームスプリッタ27、ビームスプリッタ
28及び参照鏡32を使用している。
ム(20で示されているが)には、ステージSの位置を
投影レンズPLに対して測定する測定干渉計とx軸に対
しての光学支持ブロック60の回転を測定する補正干渉
計がある。測定干渉計には光源26、ビームスプリッタ
27、ビームスプリッタ28、ステージSに取り付けら
れた測定鏡30、投影レンズPLに取り付けられた参照
鏡32、第1のセンサ34、直角反射鏡36がある。補
正干渉計は差動干渉計であり、第2のセンサ40、ビー
ムスプリッタ42、直角反射鏡44があり、測定干渉計
の光源26、ビームスプリッタ27、ビームスプリッタ
28及び参照鏡32を使用している。
【0032】図2は干渉計測システム20の光源26
(好ましくはレーザ)、ビームスプリッタ27、28、
42、直角反射鏡36、44、センサ34、40を示し
ている。ビームスプリッタ28はビームスプリッタ27
によって分離された測定干渉計ビーム52を受け取るよ
うに位置付けされている。ビームスプリッタ42はビー
ムスプリッタ27によって分離された補正干渉ビーム5
0を受け取るように位置付けされている。直角反射鏡3
6、44はビームスプリッタ28、42上にそれぞれ置
かれている。
(好ましくはレーザ)、ビームスプリッタ27、28、
42、直角反射鏡36、44、センサ34、40を示し
ている。ビームスプリッタ28はビームスプリッタ27
によって分離された測定干渉計ビーム52を受け取るよ
うに位置付けされている。ビームスプリッタ42はビー
ムスプリッタ27によって分離された補正干渉ビーム5
0を受け取るように位置付けされている。直角反射鏡3
6、44はビームスプリッタ28、42上にそれぞれ置
かれている。
【0033】干渉計測システムのビームスプリッタ2
7、28、42と他の光学部品は、図2に示されている
ように、光学支持ブロック60上に取り付けられてい
る。支持ブロック60は好ましくは地面に接続された
り、露光装置の剛体部に接続されている。支持ブロック
60は静止構造体にしっかりと取り付けられているが、
ブロックはボディの変形、熱的な変動、その他の環境要
因によりズレを生じる。以下に更に記されているよう
に、補正干渉計は支持ブロック60の位置ズレを測定
し、支持ブロックのズレによるステージ位置の測定誤差
を補正する。
7、28、42と他の光学部品は、図2に示されている
ように、光学支持ブロック60上に取り付けられてい
る。支持ブロック60は好ましくは地面に接続された
り、露光装置の剛体部に接続されている。支持ブロック
60は静止構造体にしっかりと取り付けられているが、
ブロックはボディの変形、熱的な変動、その他の環境要
因によりズレを生じる。以下に更に記されているよう
に、補正干渉計は支持ブロック60の位置ズレを測定
し、支持ブロックのズレによるステージ位置の測定誤差
を補正する。
【0034】ビームスプリッタ27は通常のビームスプ
リッタで、レーザ26から入射した光を面27aにおい
て出力ビーム52と50に分離する。別の方法として
は、ビームスプリッタ27を省略して第2の光源を用
い、光源26は例えばビーム50を供給し、第2の光源
が例えばビーム52を供給するようにしても良い。同様
な変更が以下の実施例でなされている。
リッタで、レーザ26から入射した光を面27aにおい
て出力ビーム52と50に分離する。別の方法として
は、ビームスプリッタ27を省略して第2の光源を用
い、光源26は例えばビーム50を供給し、第2の光源
が例えばビーム52を供給するようにしても良い。同様
な変更が以下の実施例でなされている。
【0035】ビームスプリッタ28は偏光面を28aに
有する偏光直角プリズムで構成され、偏光面28aは図
2に示されているようにプリズムの対角線に配置されて
いる。この点は当業者にはよく知られていることであ
る。偏光面28aは入射した測定干渉計ビーム52を分
離して測定光成分52aと参照光成分52b(ビームの
第1のペア)、入射する補正干渉計ビーム50を反射す
る。(50aと50b)。
有する偏光直角プリズムで構成され、偏光面28aは図
2に示されているようにプリズムの対角線に配置されて
いる。この点は当業者にはよく知られていることであ
る。偏光面28aは入射した測定干渉計ビーム52を分
離して測定光成分52aと参照光成分52b(ビームの
第1のペア)、入射する補正干渉計ビーム50を反射す
る。(50aと50b)。
【0036】ビームスプリッタ28は測定鏡30と光学
的にアライメントがなされ、レーザ光源26と測定鏡の
間に置かれる。ビームスプリッタ28は測定ビーム52
aを測定光路に沿って測定鏡30に送り出し、参照ビー
ム52bを参照光路に沿って参照鏡32の送り出し、5
2aと52bとの間の測定干渉パターンを形成する。測
定干渉ビーム52中の52aはレーザ26を出る時に直
線偏光になっていてビームスプリッタ28の偏光面28
aを通る時に反射しないようになされている。ビーム5
2aは測定鏡30で反射してビームスプリッタ28に戻
る。干渉測定ビーム52の52bは第1の52aとは直
交する方向に直線偏光になされており、偏光面28aで
は透過せずに反射する。ビーム52bは直角反射鏡36
で反射されて参照鏡32に向かい、そこで反射されて参
照光路を戻ってビームスプリッタ28に至る。ビームス
プリッタ28は測定ビームと参照ビームを結合させて第
1のセンサ34に送る。
的にアライメントがなされ、レーザ光源26と測定鏡の
間に置かれる。ビームスプリッタ28は測定ビーム52
aを測定光路に沿って測定鏡30に送り出し、参照ビー
ム52bを参照光路に沿って参照鏡32の送り出し、5
2aと52bとの間の測定干渉パターンを形成する。測
定干渉ビーム52中の52aはレーザ26を出る時に直
線偏光になっていてビームスプリッタ28の偏光面28
aを通る時に反射しないようになされている。ビーム5
2aは測定鏡30で反射してビームスプリッタ28に戻
る。干渉測定ビーム52の52bは第1の52aとは直
交する方向に直線偏光になされており、偏光面28aで
は透過せずに反射する。ビーム52bは直角反射鏡36
で反射されて参照鏡32に向かい、そこで反射されて参
照光路を戻ってビームスプリッタ28に至る。ビームス
プリッタ28は測定ビームと参照ビームを結合させて第
1のセンサ34に送る。
【0037】ビームスプリッタ42は第2のビームペア
50aと50bを支持ブロック測定光路に沿って参照鏡
32に送り出し、第2のビームペア間の補正干渉パター
ンが形成される。これによって支持ブロック60の位置
ズレによってもたらされるステージSの位置誤差が決め
られる。レーザ光源26を出るときに適切な直線偏光に
なされており、補正ビーム50の50bはビームスプリ
ッタ42の偏光面42aを反射せずに透過する。ビーム
50bは直角反射鏡44で反射されて参照鏡に向かう。
ビーム50bは参照鏡で反射されてビームスプリッタ4
2に戻ってくる。補正干渉ビーム50の他のビーム50
aは第1のビーム50bに垂直な面内に偏光しており、
ビームスプリッタ42の偏光面42aで反射され、ビー
ムスプリッタを通らずに参照鏡に到達する。ビーム50
aは参照鏡で反射され、ビームスプリッタ42に戻って
ビーム50cを形成し、50cは第2のセンサ40によ
って検出される。
50aと50bを支持ブロック測定光路に沿って参照鏡
32に送り出し、第2のビームペア間の補正干渉パター
ンが形成される。これによって支持ブロック60の位置
ズレによってもたらされるステージSの位置誤差が決め
られる。レーザ光源26を出るときに適切な直線偏光に
なされており、補正ビーム50の50bはビームスプリ
ッタ42の偏光面42aを反射せずに透過する。ビーム
50bは直角反射鏡44で反射されて参照鏡に向かう。
ビーム50bは参照鏡で反射されてビームスプリッタ4
2に戻ってくる。補正干渉ビーム50の他のビーム50
aは第1のビーム50bに垂直な面内に偏光しており、
ビームスプリッタ42の偏光面42aで反射され、ビー
ムスプリッタを通らずに参照鏡に到達する。ビーム50
aは参照鏡で反射され、ビームスプリッタ42に戻って
ビーム50cを形成し、50cは第2のセンサ40によ
って検出される。
【0038】第1のセンサ34は第1のレーザビームペ
ア52aと52bを比較してステージSの位置を決め
る。第2のセンサ40は第2のペア50aと50bを比
較して支持ブロック60とビームスプリッタ27、2
8、42の回転を測定する。センサ34、40には受光
部、電気信号解析部があり、これらは当業者にとっては
周知のことである。センサ34、40はビーム50a、
50bの干渉パターン及び52a、52b間の干渉パタ
ーンを表す電気出力信号を生成する。出力信号はステー
ジ制御系68に送られ、制御系はステージ位置を計算す
る。
ア52aと52bを比較してステージSの位置を決め
る。第2のセンサ40は第2のペア50aと50bを比
較して支持ブロック60とビームスプリッタ27、2
8、42の回転を測定する。センサ34、40には受光
部、電気信号解析部があり、これらは当業者にとっては
周知のことである。センサ34、40はビーム50a、
50bの干渉パターン及び52a、52b間の干渉パタ
ーンを表す電気出力信号を生成する。出力信号はステー
ジ制御系68に送られ、制御系はステージ位置を計算す
る。
【0039】ビームスプリッタ28、42は偏光ビーム
スプリッタであるとよい。もし、ビームスプリッタ28
が偏光ビームスプリッタであると、λ/4板(1/4波長
板)55がビームスプリッタと直角反射鏡36の間に置
かれ、アナライザがセンサの前に付け加えられる。これ
らのことは当業者には良く知られたことである。λ/4板
55とアナライザ57はビームスプリッタ28として通
常のビームスプリッタを使用した場合には必要ない。同
様にもし、ビームスプリッタ42が偏光ビームスプリッ
タであると、λ/4板59がビームスプリッタ28と直角
反射鏡44の間に置かれる。これらのことは当業者には
良く知られたことである。λ/4板59はビームスプリッ
タ42として通常のビームスプリッタを使用した場合に
は必要ない。図として簡単にするために、λ/4板55、
アナライザ57、λ/4板59は以下の図には記さない。
スプリッタであるとよい。もし、ビームスプリッタ28
が偏光ビームスプリッタであると、λ/4板(1/4波長
板)55がビームスプリッタと直角反射鏡36の間に置
かれ、アナライザがセンサの前に付け加えられる。これ
らのことは当業者には良く知られたことである。λ/4板
55とアナライザ57はビームスプリッタ28として通
常のビームスプリッタを使用した場合には必要ない。同
様にもし、ビームスプリッタ42が偏光ビームスプリッ
タであると、λ/4板59がビームスプリッタ28と直角
反射鏡44の間に置かれる。これらのことは当業者には
良く知られたことである。λ/4板59はビームスプリッ
タ42として通常のビームスプリッタを使用した場合に
は必要ない。図として簡単にするために、λ/4板55、
アナライザ57、λ/4板59は以下の図には記さない。
【0040】図3はx軸に対して傾いた(即ち、y軸を
中心にして回転した)ビームスプリッタ28をもった干
渉計測システム20を示している。図4に示されている
ように、ビームスプリッタ42は支持ブロック60に取
り付けられているが、同様にx軸に対して傾いている。
ビーム50aと50bがビームスプリッタ42を出る
と、それらは参照鏡32の方に向かって進み、その時ビ
ームスプリッタ42が傾いていない場合に向かう位置と
は異なる位置に向かう角度を持つ。図3を参照すると、
ビームスプリッタが回転している場合にビームスプリッ
タ面28と参照鏡32’間の測定干渉計の参照光路の変
化以下のように計算される。
中心にして回転した)ビームスプリッタ28をもった干
渉計測システム20を示している。図4に示されている
ように、ビームスプリッタ42は支持ブロック60に取
り付けられているが、同様にx軸に対して傾いている。
ビーム50aと50bがビームスプリッタ42を出る
と、それらは参照鏡32の方に向かって進み、その時ビ
ームスプリッタ42が傾いていない場合に向かう位置と
は異なる位置に向かう角度を持つ。図3を参照すると、
ビームスプリッタが回転している場合にビームスプリッ
タ面28と参照鏡32’間の測定干渉計の参照光路の変
化以下のように計算される。
【0041】Δ= L/COS 2θ - L ≒ 2Lθ2
ここに:
Δ= 光学部品の傾きにより生じたステージ位置の補正係
数 (ビームスプリッタ面28aと参照鏡32間のビームの
光路長の変化;(Rf-Ro)); L = 参照光路に沿った参照鏡32とビームスプリッタ2
8a間の光路長; θ= 支持部材の傾き角である。(図3中で見た場合、x
軸に関して) 例えば、もし、L=500 mm、θ=15 arc secondあれば、Δ
=約5 nmとなる。もし、支持ブロックがx軸に対して傾
いていない場合にはΔ=0となり、ステージ位置の補正は
必要無くなる。
数 (ビームスプリッタ面28aと参照鏡32間のビームの
光路長の変化;(Rf-Ro)); L = 参照光路に沿った参照鏡32とビームスプリッタ2
8a間の光路長; θ= 支持部材の傾き角である。(図3中で見た場合、x
軸に関して) 例えば、もし、L=500 mm、θ=15 arc secondあれば、Δ
=約5 nmとなる。もし、支持ブロックがx軸に対して傾
いていない場合にはΔ=0となり、ステージ位置の補正は
必要無くなる。
【0042】補正干渉計は支持ブロックがx軸に対する
傾き角θを測定するために用いられ,それを基にステー
ジ位置を決定するための補正係数が決められる。傾き角
θは補正干渉計の参照光路50aと50bの光路差δ
(Δr)から以下のように計算される; Δr(θ=0)=(OM+MB)-OA=OM=p Δr(θ)=(OM'+M'B')-OA' =OM+MM' =p+MM' δ(Δr)=Δr(θ)-Δr(0)=MM' Mの座標を(0,p)とすると M''の座標は(-p・sinθ, p・c
osθ)。
傾き角θを測定するために用いられ,それを基にステー
ジ位置を決定するための補正係数が決められる。傾き角
θは補正干渉計の参照光路50aと50bの光路差δ
(Δr)から以下のように計算される; Δr(θ=0)=(OM+MB)-OA=OM=p Δr(θ)=(OM'+M'B')-OA' =OM+MM' =p+MM' δ(Δr)=Δr(θ)-Δr(0)=MM' Mの座標を(0,p)とすると M''の座標は(-p・sinθ, p・c
osθ)。
【0043】M''を通る直線44aの式は
y-p・cosθ = tan(θ+(π/4))(x+p・sinθ)
M'はy軸と直線44aの交点であるから、
M'の座標は(0,(p/(cosθ-sinθ)))
δ(Δr)=MM'=p/(cosθ-sinθ)-p=p((1/(cosθ-sinθ))-
1) δ(Δr)は補正干渉計により測定される。θはこの式に
より計算される。支持ブロック60の傾きによるステー
ジの位置測定誤差は制御系68によってΔrを基に補正
される。制御系68はΔrを使って上式から計算する。
θが分かると補正係数Δが計算され、測定干渉計により
与えられたステージ位置の補正に用いられる。補正され
たステージの位置の計算は次のようになされる。 Sc = So - 2Lθ2 ここに、Sc は補正されたステージの位置であり、So
は測定されたステージの位置であり、θは支持ブロック
の傾き角である。(図3Bにあるように、傾きはX軸に
対してである。) 制御システムの概略図が図13に記されている。センサ
34、40からの情報は干渉計電子系に供給され、そこ
でΔrとSoが計算される。傾き角θはΔrから計算され
補正されたステージ位置Scがステージ制御ユニットに
供給される。
1) δ(Δr)は補正干渉計により測定される。θはこの式に
より計算される。支持ブロック60の傾きによるステー
ジの位置測定誤差は制御系68によってΔrを基に補正
される。制御系68はΔrを使って上式から計算する。
θが分かると補正係数Δが計算され、測定干渉計により
与えられたステージ位置の補正に用いられる。補正され
たステージの位置の計算は次のようになされる。 Sc = So - 2Lθ2 ここに、Sc は補正されたステージの位置であり、So
は測定されたステージの位置であり、θは支持ブロック
の傾き角である。(図3Bにあるように、傾きはX軸に
対してである。) 制御システムの概略図が図13に記されている。センサ
34、40からの情報は干渉計電子系に供給され、そこ
でΔrとSoが計算される。傾き角θはΔrから計算され
補正されたステージ位置Scがステージ制御ユニットに
供給される。
【0044】干渉計測システムの実施例が図2と5に記
されており、70(図5)、20(図2)で示されてい
る。システム70にはレーザ光源72、ステージに取り
付けられた測定鏡30、投影レンズPLに取り付けられ
た参照鏡32、3つのビームスプリッタ74、76、7
8(1つは測定干渉計、あとの2つは補正干渉計にあ
る)、2つの直角反射鏡80、82、2つのセンサ8
4、86がある。ビームスプリッタ74、76、78と
直角反射鏡80、82は支持ブロック98に取り付けら
れている。ビームはシステム70を以下に記すように伝
搬する。レーザビーム90はレーザ光源72より出、ビ
ームスプリッタ76によって測定干渉ビーム92と補正
干渉ビーム94に分けられる。測定干渉ビーム92はビ
ームスプリッタ74に至り、そこで測定ビーム92aと
参照ビーム92bに分けられる。(ビームの第1のペア
である)。測定干渉ビーム92aは測定鏡30で反射し
てビームスプリッタ74に戻り、戻ってきた参照光92
bと重ね合わされて92cとしてセンサ84に向かう。
ビームスプリッタ74で反射された参照ビーム92bは
直角反射鏡80に向かい、反射されて参照鏡32に至
り、反射されて参照光路を戻ってビームスプリッタ74
に達し、前述のように測定ビーム92aと重ね合わされ
る。ビームスプリッタ76で90度方向を変えて反射さ
れた補正干渉計ビーム94はビームスプリッタ78に至
って2つのビームに分けられてそれぞれが支持ブロック
測定ビーム94aと94bになる。(第2のペア)。ビ
ーム94bは直線偏光であり、ビームスプリッタ78の
偏光面78aを反射せずに通り抜ける。ビーム94bは
直角反射鏡82によって反射され参照鏡に至り、そこで
同じ光路に向かって反射される。ビーム94aはビーム
スプリッタ78によって反射され、直接参照鏡に至り、
そこで反射されて同じ光路を戻ってビームスプリッタ7
8で重ね合わされる。重ね合わされたビーム94aと9
4bはビーム94cとしてセンサ86に達する。支持ブ
ロック98の傾きの計算は上記のようになされる。
されており、70(図5)、20(図2)で示されてい
る。システム70にはレーザ光源72、ステージに取り
付けられた測定鏡30、投影レンズPLに取り付けられ
た参照鏡32、3つのビームスプリッタ74、76、7
8(1つは測定干渉計、あとの2つは補正干渉計にあ
る)、2つの直角反射鏡80、82、2つのセンサ8
4、86がある。ビームスプリッタ74、76、78と
直角反射鏡80、82は支持ブロック98に取り付けら
れている。ビームはシステム70を以下に記すように伝
搬する。レーザビーム90はレーザ光源72より出、ビ
ームスプリッタ76によって測定干渉ビーム92と補正
干渉ビーム94に分けられる。測定干渉ビーム92はビ
ームスプリッタ74に至り、そこで測定ビーム92aと
参照ビーム92bに分けられる。(ビームの第1のペア
である)。測定干渉ビーム92aは測定鏡30で反射し
てビームスプリッタ74に戻り、戻ってきた参照光92
bと重ね合わされて92cとしてセンサ84に向かう。
ビームスプリッタ74で反射された参照ビーム92bは
直角反射鏡80に向かい、反射されて参照鏡32に至
り、反射されて参照光路を戻ってビームスプリッタ74
に達し、前述のように測定ビーム92aと重ね合わされ
る。ビームスプリッタ76で90度方向を変えて反射さ
れた補正干渉計ビーム94はビームスプリッタ78に至
って2つのビームに分けられてそれぞれが支持ブロック
測定ビーム94aと94bになる。(第2のペア)。ビ
ーム94bは直線偏光であり、ビームスプリッタ78の
偏光面78aを反射せずに通り抜ける。ビーム94bは
直角反射鏡82によって反射され参照鏡に至り、そこで
同じ光路に向かって反射される。ビーム94aはビーム
スプリッタ78によって反射され、直接参照鏡に至り、
そこで反射されて同じ光路を戻ってビームスプリッタ7
8で重ね合わされる。重ね合わされたビーム94aと9
4bはビーム94cとしてセンサ86に達する。支持ブ
ロック98の傾きの計算は上記のようになされる。
【0045】図6に示されているのは、本発明の干渉計
測システム100の他の実施例である。干渉計測システ
ム100にはレーザ光源72と4つの干渉計102a、
102b、102c、102dがあり、それぞれの干渉
計102aー102dには自己参照鏡104a、104
b、104c、104d、センサ106a、106b、
106c、106d、ビームスプリッタ108a、10
8b、108c、108dがある。他にはビームスプリ
ッタ110と直角反射鏡112があってビームをそれそ
れの干渉計102aー102dに送っている。干渉計1
02aー102d、ビームスプリッタ110、直角反射
鏡112は支持ブロック116に取り付けられている。
センサ106aと106cは支持ブロックのズレ補正な
しの、投影レンズPLに対するステージ位置測定を与え
る。ステージ位置Soは2つのセンサ106aと106
bの出力差として計算される。センサ106bと106
dによって支持ブロックの傾きが測定され、それによっ
て補正されたステージ位置Scが計算される。支持ブロ
ック116の傾きはセンサ106bと106dの出力差
を参照ビーム120と122の間隔hで割った値として
与えられる。
測システム100の他の実施例である。干渉計測システ
ム100にはレーザ光源72と4つの干渉計102a、
102b、102c、102dがあり、それぞれの干渉
計102aー102dには自己参照鏡104a、104
b、104c、104d、センサ106a、106b、
106c、106d、ビームスプリッタ108a、10
8b、108c、108dがある。他にはビームスプリ
ッタ110と直角反射鏡112があってビームをそれそ
れの干渉計102aー102dに送っている。干渉計1
02aー102d、ビームスプリッタ110、直角反射
鏡112は支持ブロック116に取り付けられている。
センサ106aと106cは支持ブロックのズレ補正な
しの、投影レンズPLに対するステージ位置測定を与え
る。ステージ位置Soは2つのセンサ106aと106
bの出力差として計算される。センサ106bと106
dによって支持ブロックの傾きが測定され、それによっ
て補正されたステージ位置Scが計算される。支持ブロ
ック116の傾きはセンサ106bと106dの出力差
を参照ビーム120と122の間隔hで割った値として
与えられる。
【0046】干渉計測システムの他の実施例が図7に記
され、符号130で示されている。干渉計測システム1
30は光学支持ブロック132のz軸回りの回転を測定
する。即ち、x軸に対する傾き角がαである。干渉計測
システム130は干渉計測システム20、70、100
と組み合わされて使用され、xy面内、xz面内でのブ
ロックのズレを補正する。干渉計測システム130には
レーザ光源134、ビームスプリッタ136、3つの直
角反射鏡138、3つの反射鏡32、センサ148があ
る。ステージ位置の補正(上記のように測定干渉計によ
って測定される)は以下の計算式によって支持ブロック
の回転が補正される: Δ=2Lα2 ここに、Δはステージ位置の補正係数であり、Lは参照
鏡32とビームスプリッタ136の間の光路長であり、
αはブロックのx軸との傾きである。
され、符号130で示されている。干渉計測システム1
30は光学支持ブロック132のz軸回りの回転を測定
する。即ち、x軸に対する傾き角がαである。干渉計測
システム130は干渉計測システム20、70、100
と組み合わされて使用され、xy面内、xz面内でのブ
ロックのズレを補正する。干渉計測システム130には
レーザ光源134、ビームスプリッタ136、3つの直
角反射鏡138、3つの反射鏡32、センサ148があ
る。ステージ位置の補正(上記のように測定干渉計によ
って測定される)は以下の計算式によって支持ブロック
の回転が補正される: Δ=2Lα2 ここに、Δはステージ位置の補正係数であり、Lは参照
鏡32とビームスプリッタ136の間の光路長であり、
αはブロックのx軸との傾きである。
【0047】図8には、ステージと支持ブロックの位置
を測定するためのビームX1-X6の配置が記されてい
る。ステージの回転と傾き、支持ブロックの回転と傾き
を測定するために必要な最低限のビームが揃えられてい
る: z軸に沿ったステージの高さ=((X1-X4)+(X2-X
5))/2 z軸回りのステージの回転 =(X1-X2)/d x軸回りのステージの回転 =((X1+X2)/2-X3)/
h z軸回りの支持ブロックの回転 =(X4-X5)/d y軸回りの支持ブロックの回転 =((X4+X5)/2-
X6)/h ここに、X1〜X3は図8に示された測定鏡30上での
ビームの接触点であり、X4〜X6は図8に示された参
照鏡32上でのビームの接触点であり、dはX1とX2
の距離、hはX1とX2を結ぶ線とX3との距離であ
る。異なる数のビームを用いたり、異なるビーム配置を
用いても本願発明の権利配意に属することは言うまでも
ない。ビームX1〜X6は干渉計20、70、100、
130によって与えられ、またはそれらの組み合わせに
よって与えられる。
を測定するためのビームX1-X6の配置が記されてい
る。ステージの回転と傾き、支持ブロックの回転と傾き
を測定するために必要な最低限のビームが揃えられてい
る: z軸に沿ったステージの高さ=((X1-X4)+(X2-X
5))/2 z軸回りのステージの回転 =(X1-X2)/d x軸回りのステージの回転 =((X1+X2)/2-X3)/
h z軸回りの支持ブロックの回転 =(X4-X5)/d y軸回りの支持ブロックの回転 =((X4+X5)/2-
X6)/h ここに、X1〜X3は図8に示された測定鏡30上での
ビームの接触点であり、X4〜X6は図8に示された参
照鏡32上でのビームの接触点であり、dはX1とX2
の距離、hはX1とX2を結ぶ線とX3との距離であ
る。異なる数のビームを用いたり、異なるビーム配置を
用いても本願発明の権利配意に属することは言うまでも
ない。ビームX1〜X6は干渉計20、70、100、
130によって与えられ、またはそれらの組み合わせに
よって与えられる。
【0048】干渉計測システムの他の実施例が図9に記
され、符号150によって示されている。システムは図
5に記された実施例70と似ているが、レーザ光源15
2が支持ブロック174の下にあり、ビーム180をビ
ームスプリッタ76に振り向けるために更に1つの直角
反射鏡を設けている。図10にはx軸とθだけ傾いた支
持ブロックが示されている。支持ブロック174の傾き
による誤差は以下のように計算される: Δ=2(L-So)θ2 ここに、Δは光学部品の傾きに伴うステージ位置の誤差
の補正係数であり、So は測定されたステージの位置で
あり、Lは参照鏡32とビームスプリッタ74の間の光
路長であり、θは支持ブロック174のx軸との傾きで
ある。補正されたステージの位置は Sc=(Soー2Lθ2)(1ー2θ2) として計算される。ここに、Scは補正されたステージ
位置であり、Soは測定されたステージ位置である。
され、符号150によって示されている。システムは図
5に記された実施例70と似ているが、レーザ光源15
2が支持ブロック174の下にあり、ビーム180をビ
ームスプリッタ76に振り向けるために更に1つの直角
反射鏡を設けている。図10にはx軸とθだけ傾いた支
持ブロックが示されている。支持ブロック174の傾き
による誤差は以下のように計算される: Δ=2(L-So)θ2 ここに、Δは光学部品の傾きに伴うステージ位置の誤差
の補正係数であり、So は測定されたステージの位置で
あり、Lは参照鏡32とビームスプリッタ74の間の光
路長であり、θは支持ブロック174のx軸との傾きで
ある。補正されたステージの位置は Sc=(Soー2Lθ2)(1ー2θ2) として計算される。ここに、Scは補正されたステージ
位置であり、Soは測定されたステージ位置である。
【0049】第1、第2の実施例20、70と比べると
本実施例150は補正係数が違っているが、その理由は
第1、第2の実施例では、図4にあるように、支持ブロ
ックの傾きが参照ビーム92bだけに影響し、実施例1
50では、図9にあるように、支持ブロックの傾きは参
照鏡32と測定鏡用ビームの両方に影響を与える点にあ
る。干渉計測システム150を用いると、図11にある
ように、レーザ光源152より出る際のレーザビーム1
80の傾きとか不安定さに基づくステージの測定誤差を
補正することにも用いられる。レーザビームがz軸(ま
たは、レーザ光源152の中心軸)に対して角度Φだけ
傾くと、誤差2(LーS)Φ2を生じる。 支持ブロック
152及びレーザ光源180の傾きの両方の補正したス
テージ位置の計算は次式により計算される: Sc=(Soー2L(θ+Φ)2)(1ー2(θ+Φ)2) 図12は、本発明の干渉計測システム20を用いた露光
装置の例を示しており、露光装置は符号200により示
されている。露光装置200には、光学システム、ウェ
ハWを位置決めするウェハステージS、レチクルRを保
持して位置決めするレチクルステージ(不図示)、ウェ
ハステージ及びレチクルステージを駆動するモータがあ
る。光学システムはレチクルに掲載されたマスクパター
ンを通してエネルギービームを投影する。その際、レチ
クルはレチクルステージ上に保持され、走査される。光
学システムには、投影レンズPL、照明系(不図示)が
あり、照明系には、2次光源像を作る光学インテグレー
タ(光を用いた露光系の場合)とレチクルを一様なビー
ム束によって照明するコンデンサレンズがある。投影レ
ンズPLはレチクル上のマスクパッターンをウェハ上に
結像する。ウェハは投影レンズの下に位置づけられる。
この際、ウェハはウェハステージSに支持されたウェハ
ホルダ(不図示)上に真空吸着や静電吸着によって保持
されている。露光動作中は、照明系寄りのビームがレチ
クルRを通り抜け、ウェハ上のレジストを露光する。こ
の際、ウェハはウェハステージ上に保持されて走査され
る。走査はモータによりなされる。
本実施例150は補正係数が違っているが、その理由は
第1、第2の実施例では、図4にあるように、支持ブロ
ックの傾きが参照ビーム92bだけに影響し、実施例1
50では、図9にあるように、支持ブロックの傾きは参
照鏡32と測定鏡用ビームの両方に影響を与える点にあ
る。干渉計測システム150を用いると、図11にある
ように、レーザ光源152より出る際のレーザビーム1
80の傾きとか不安定さに基づくステージの測定誤差を
補正することにも用いられる。レーザビームがz軸(ま
たは、レーザ光源152の中心軸)に対して角度Φだけ
傾くと、誤差2(LーS)Φ2を生じる。 支持ブロック
152及びレーザ光源180の傾きの両方の補正したス
テージ位置の計算は次式により計算される: Sc=(Soー2L(θ+Φ)2)(1ー2(θ+Φ)2) 図12は、本発明の干渉計測システム20を用いた露光
装置の例を示しており、露光装置は符号200により示
されている。露光装置200には、光学システム、ウェ
ハWを位置決めするウェハステージS、レチクルRを保
持して位置決めするレチクルステージ(不図示)、ウェ
ハステージ及びレチクルステージを駆動するモータがあ
る。光学システムはレチクルに掲載されたマスクパター
ンを通してエネルギービームを投影する。その際、レチ
クルはレチクルステージ上に保持され、走査される。光
学システムには、投影レンズPL、照明系(不図示)が
あり、照明系には、2次光源像を作る光学インテグレー
タ(光を用いた露光系の場合)とレチクルを一様なビー
ム束によって照明するコンデンサレンズがある。投影レ
ンズPLはレチクル上のマスクパッターンをウェハ上に
結像する。ウェハは投影レンズの下に位置づけられる。
この際、ウェハはウェハステージSに支持されたウェハ
ホルダ(不図示)上に真空吸着や静電吸着によって保持
されている。露光動作中は、照明系寄りのビームがレチ
クルRを通り抜け、ウェハ上のレジストを露光する。こ
の際、ウェハはウェハステージ上に保持されて走査され
る。走査はモータによりなされる。
【0050】露光装置の光学軸AXに垂直な方向に、ス
テージSは少なくとも2つの方向xとy軸に沿って移動
可能になっている。測定鏡30x、30yはステージS
の周辺部の少なくとも2ヶ所に取り付けられている。測
定鏡30yの反射面はx軸沿って配置され、y軸方向へ
の移動量を測定する。一方、測定鏡30xの反射面はy
軸に沿って配置され、x軸方向への移動量を測定する。
参照鏡32(1つだけ示されている)は投影レンズPL
の下部に取り付けられ、ステージSの座標位置を測定す
る参照光路を作っている。
テージSは少なくとも2つの方向xとy軸に沿って移動
可能になっている。測定鏡30x、30yはステージS
の周辺部の少なくとも2ヶ所に取り付けられている。測
定鏡30yの反射面はx軸沿って配置され、y軸方向へ
の移動量を測定する。一方、測定鏡30xの反射面はy
軸に沿って配置され、x軸方向への移動量を測定する。
参照鏡32(1つだけ示されている)は投影レンズPL
の下部に取り付けられ、ステージSの座標位置を測定す
る参照光路を作っている。
【0051】露光装置200の要素部品のより詳細な記
載に関しては、例えばM.Leeの米国特許 US 5,528,118が
参考になる。本発明の利用がここで記載された露光装置
200に限定されるわけではなく、またウェハを露光す
るシステムに限定されるわけでは無いことは容易に理解
される。ここに記した露光装置200は本発明を利用に
する実施例を示しただけである。
載に関しては、例えばM.Leeの米国特許 US 5,528,118が
参考になる。本発明の利用がここで記載された露光装置
200に限定されるわけではなく、またウェハを露光す
るシステムに限定されるわけでは無いことは容易に理解
される。ここに記した露光装置200は本発明を利用に
する実施例を示しただけである。
【0052】上記の記載より理解されるように、本発明
の干渉計測システム20、70、100、130、15
0は従来技術に対して多くの利点を与える。重要な点
は、干渉計測システム20、70、100、130、1
50は熱的変動、振動といった外的要因により引き起こ
される光学部品の位置ズレを勘案し、ステージ位置をよ
り正確に与える、と点である。
の干渉計測システム20、70、100、130、15
0は従来技術に対して多くの利点を与える。重要な点
は、干渉計測システム20、70、100、130、1
50は熱的変動、振動といった外的要因により引き起こ
される光学部品の位置ズレを勘案し、ステージ位置をよ
り正確に与える、と点である。
【0053】以上記したように、本発明の目的が達成さ
れ、さらに他の利点も得られる。上記の構成や方法には
本発明の権利範囲内で色々な変化が可能であり、先に記
した事項は例示であり、発明の限定ではないことを明記
しておく。
れ、さらに他の利点も得られる。上記の構成や方法には
本発明の権利範囲内で色々な変化が可能であり、先に記
した事項は例示であり、発明の限定ではないことを明記
しておく。
【0054】
【発明の効果】 本発明によれば、可動部材の位置決め
を干渉計測により行う際に生じる、光学部材の支持ブロ
ックのズレによる測定誤差を補正することが可能であ
り、移動部材の正確なアライメントが可能になる。
を干渉計測により行う際に生じる、光学部材の支持ブロ
ックのズレによる測定誤差を補正することが可能であ
り、移動部材の正確なアライメントが可能になる。
【図1】従来技術による干渉計測システムであって、光
学部品の回転を示している。
学部品の回転を示している。
【図2】本発明の干渉計測システムの側面図である。
【図3】光学部品の位置ズレによって生じる光路長の変
化を示す図である。
化を示す図である。
【図4】光学部品の位置ズレによって生じる角度変化と
光路長変化を示す図である。
光路長変化を示す図である。
【図5】光学部品が傾いた状態の干渉計測システムの図
である。
である。
【図6】図2の干渉計測システムの他の他の実施例であ
る。
る。
【図7】図2の干渉計測システムの他の実施例の上面図
である。
である。
【図8】参照鏡及びステージと光学部品の位置を測定す
るための測定鏡に入射する複数のビームを示す図であ
る。
るための測定鏡に入射する複数のビームを示す図であ
る。
【図9】図2の干渉計測システムの他の実施例を示す図
である。
である。
【図10】図9で、ビームスプリッタが傾いた状態にあ
る干渉計測システムの側面図を示す。
る干渉計測システムの側面図を示す。
【図11】図9で、傾いた光源から出る光線を有する干
渉計測システムを示す。
渉計測システムを示す。
【図12】投影露光装置ウェハステージに適用された本
発明の干渉計測システムの透視図である。
発明の干渉計測システムの透視図である。
【図13】本発明の干渉計測システムの制御系の模式図
である。
である。
20、70、100、130、150 ・・・ 干渉計
測システム 60、98 ・・・ 光学支持ブロック 26、72、90 ・・・ 光源 27、28、42、74、76、78、104aーd
・・・ビームスプリッタ 30 ・・・ 測定鏡 32、32’ ・・・ 参照鏡 34、84、86 ・・・ 第1のセンサ 40 ・・・ 第2のセンサ 36、44、80、82、 ・・・ 直角反射鏡 52、92 ・・・ 測定干渉ビーム 50 ・・・ 補正干渉ビーム 55、59 ・・・ 1/4波長板(λ/4板) 57 ・・・ アナライザ 50a、50b ・・・ 補正干渉計の参照光路 68 ・・・ 制御系 102a−102d ・・・ 干渉計
測システム 60、98 ・・・ 光学支持ブロック 26、72、90 ・・・ 光源 27、28、42、74、76、78、104aーd
・・・ビームスプリッタ 30 ・・・ 測定鏡 32、32’ ・・・ 参照鏡 34、84、86 ・・・ 第1のセンサ 40 ・・・ 第2のセンサ 36、44、80、82、 ・・・ 直角反射鏡 52、92 ・・・ 測定干渉ビーム 50 ・・・ 補正干渉ビーム 55、59 ・・・ 1/4波長板(λ/4板) 57 ・・・ アナライザ 50a、50b ・・・ 補正干渉計の参照光路 68 ・・・ 制御系 102a−102d ・・・ 干渉計
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フロントページの続き
Fターム(参考) 2F064 AA01 AA06 AA15 BB01 BB03
DD01 DD08 EE01 FF01 GG12
GG22 GG23 GG38 HH01 HH06
KK01
2F065 AA03 AA06 AA09 AA31 AA39
CC00 DD11 EE00 FF51 GG04
LL12 LL36 LL37 LL46 PP01
QQ17 QQ25 QQ26 QQ27
5F046 CB07 CC13 CC16 DB05
Claims (20)
- 【請求項1】 干渉計測システムであって、測定鏡を有
する可動部材、参照鏡を有する静止部材、光ビームを供
給する光源源、第1、第2のビームスプリッタを有する
光学支持ブロックを有し、第1のビームスプリッタが該
光ビームを第1のビームペアに変換し、第1のぺアの一
方のビームを参照光路に沿って参照鏡に向かわせ、第1
のペアの他の一方を測定光路に沿って測定鏡に向かわ
せ、それによって第1、第2のビームの間で測定干渉パ
ターンを形成して該可動部材の位置を測定し、第2のビ
ームスプリッタは第2のビームペアを形成し、該第2ビ
ームのペアを支持ブロック測定光路に沿って参照鏡に向
かわせ、第2のビームペア間で補正干渉パターンを形成
して、光学支持ブロックのズレによって生じる可動部材
の測定位置誤差を決定することを特徴とする干渉計測シ
ステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記参照光路に配置された第1の1/4波長板、前
記測定光路に配置された第2の1/4波長板、該参照光路
と該測定光路が通り抜けるアナライザ、を更に有し、前
記第1のビームスプリッタが偏光ビームスプリッタであ
り、前記第1のビームペアは第1の偏光ビームペアであ
る、ことを特徴とする干渉計測システム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記第1のビームスプリッタは中心軸に沿って前
記測定鏡と光学的にアライメントされて前記ビーム源と
該測定鏡の間に配置されている、ことを特徴とする干渉
計測システム。 - 【請求項4】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記参照光路中で、前記第1のビームスプリッタ
と前記参照鏡の間に配置された直角反射鏡により第1の
ビームペアの一方を該参照鏡に向かわせる、ことを特徴
とする干渉計測システム。 - 【請求項5】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記光源がレーザである、ことを特徴とする干渉
計測システム。 - 【請求項6】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記測定干渉パターンを受光する第1のセンサ、
前記補正干渉パアーンを受光する第2のセンサを更に有
することを特徴とする干渉計測システム。 - 【請求項7】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記測定干渉パターンと補正干渉パターンより前
記可動部材の補正された位置を計算する制御系をさらに
有することを特徴とする干渉計測システム。 - 【請求項8】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、第2の光ビームを提供する第2の光源、該第2の
光ビームを第2のビームペアに変換する第2のビームス
プリッタを更に有することを特徴とする干渉計測システ
ム。 - 【請求項9】 請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、2つの直角反射鏡を更に有し、その一方の直角反
射鏡は前記第2のビームペアの一方を参照鏡に向かわ
せ、他の一方の直角反射鏡は前記第1のビームペアの一
方を参照鏡に向かわせることを特徴とする干渉計測シス
テム。 - 【請求項10】請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記光源の下流に配置された第3のビームスプリ
ッタを更に有し、前記光ビームを分割して第1のビーム
スプリッタと第2のビームビームスプリッタに向けるこ
とを特徴とする干渉計測システム。 - 【請求項11】請求項10に記載の干渉計測システムで
あって、前記参照光路中に置かれた第1の直角反射鏡と
前記ブロック測定光路中に置かれた第2の直角反射鏡を
更に有することを特徴とする干渉計測システム。 - 【請求項12】請求項10に記載された干渉計測システ
ムであって、前記光源は前記第3のビームスプリッタと
アライメントされていることを特徴とする干渉計測シス
テム。 - 【請求項13】請求項10に記載の干渉計測システムで
あって、3つの干渉計を前記参照光路と前記支持ブロッ
ク測定光路内に有し、干渉計の各々は参照鏡とセンサを
有することを特徴とする干渉計測システム。 - 【請求項14】請求項1に記載の干渉計測システムであ
って、前記可動部材がウェハステージであり、前記静止
部材は投影レンズであることを特徴とする干渉計測シス
テム。 - 【請求項15】静止部材に対する可動部材の位置を干渉
測定システムで測定し、システム内で静止部材に対する
光学部材の位置ズレを補正する方法であって、該可動部
材には測定反射鏡を配し、該静止部材には参照鏡を配
し、測定鏡が配置された測定光路を通った測定光ビーム
と参照鏡が配置された参照光路を通った参照光ビームと
の間の測定干渉パターンを受光して該静止部材に対する
該可動部材の位置を測定し、参照鏡が配置された光学部
材測定光路を通った2本の補正光ビーム間の補正干渉パ
ターンを受光して該静止部材に対する該光学部材の位置
を測定し、測定された該光学部材の位置を基にして該移
動部材の測定された位置を補正することを特徴とする位
置測定及び補正方法。 - 【請求項16】請求項15に記載された位置測定及び補
正方法であって、前記可動部材の位置補正方法は前記補
正干渉パターンに基いて前記光学部材の回転角を計算す
ることと特徴とする位置測定及び補正方法。 - 【請求項17】請求項16に記載された位置測定及び補
正方法であって、補正干渉パターンを受光する際、光源
より出た該補正光ビームに平行な中心軸に対しての前記
光学部材の回転を測定することを特徴とする位置測定及
び補正方法。 - 【請求項18】請求項16に記載された位置測定及び補
正方法であって、補正干渉パターンを受光する際、光源
より出た該補正光ビームに平行な中心軸に垂直な軸に対
しての前記光学部材の回転を測定することを特徴とする
位置測定及び補正方法。 - 【請求項19】請求項15に記載された位置測定及び補
正方法であって、補正干渉パターンを受光する際、光源
より出た光ビームの射出角を測定することを特徴とする
位置測定及び補正方法。 - 【請求項20】露光装置であって、測定鏡を有する可動
部材、参照鏡を有する静止部材、光ビームを供給するビ
ーム源、第1、第2のビームスプリッタを有する光学支
持ブロック、第1のビームスプリッタであって、該エネ
ルギービームを第1のビームペアに変換し、第1のぺア
の一方のビームを参照光路に沿って参照鏡に向かわせ、
第1のペアの他の一方を測定光路に沿って測定鏡に向か
わせ、該可動部材の位置を測定するために第1、第2の
ビームの間で測定干渉パターンを形成する第1のビーム
スプリッタ、第2のビームスプリッタであって、第2の
ビームペアを形成し、該第2ビームのペアを支持ブロッ
ク測定光路に沿って参照鏡に向かわせ、光学支持ブロッ
クのズレによって生じる可動部材の測定位置誤差を決定
するために第2のビームペア間で補正干渉パターンを形
成する第2のビームスプリッタを有することを特徴とす
る露光装置。
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