JP2003035388A - 油圧ホース接続用金具の締結構造 - Google Patents

油圧ホース接続用金具の締結構造

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JP2003035388A JP2001222096A JP2001222096A JP2003035388A JP 2003035388 A JP2003035388 A JP 2003035388A JP 2001222096 A JP2001222096 A JP 2001222096A JP 2001222096 A JP2001222096 A JP 2001222096A JP 2003035388 A JP2003035388 A JP 2003035388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結部分の小型化とシール性、耐久性の確保
の両立を図ると同時に、簡単な構造にすることにより製
造コストの低減をも図ることができる樹脂ホースと接続
用金具の締結構造を提供する。 【解決手段】 樹脂ホース本体4の内部に、外周面にビ
ード加工を施した接続金具6a、6bのニップル2を圧
入し、その樹脂ホース4の外側から、内周面側が軸方向
両開口端から中央に向かって肉厚が漸次増加する断面山
形状に形成され、その肉厚部13には内周面の全体に亘
り1条の溝12が刻設されている金属スリーブ1を同軸
方向に配設し、外周面側からに向かってかしめて樹脂ホ
ース4とニップル2を締結している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、油圧ホース接続用
金具の締結構造に関し、油圧機器用ホース接続用金具、
ホースとホース接続用金具との締結構造及びホースと油
圧機器等の接続構造、特に自動車用オートマチックトラ
ンスミッションフルード(ATF)用配管において好適
に用いられるホースとホース接続用金具との耐圧締結構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般的に流体機器の配管には金属管
やゴム・樹脂ホースが広く用いられている。金属管は強
度の点では有利であるが、製造時や組み付け時の寸法誤
差、使用時における振動、熱や外力等による変形などに
よる接続部のゆるみや破損が生じやすく、また、組み付
け時における取り廻しが不便であることから、柔らかい
ゴム・樹脂ホースも多用されている。
【0003】流体配管部材にゴム・樹脂ホースを用いる
場合には、ホースを流体機器に接続するための接続用金
具(口金、口金具等と呼ばれる)を締結して用いるのが
一般的な使用形態である。接続用金具には、ホース内に
挿入されてホースと接続用金具を締結するニップルを有
し、更にホースを外部からホースと同軸配置されたソケ
ットまたはスリーブ等で押圧し、ホースをニップルとソ
ケットまたはスリーブ間に圧縮挟持してシール性と抜け
防止性能を確保するという技術思想に基づいた方法が開
発され用いられている。
【0004】流体機器のうち、高圧の油圧機器等の配管
において油の漏れやホースの損傷はこの接続用金具とホ
ースとの締結部分で多く発生することが知られている。
このため油圧の圧送用に用いられる耐圧ホースと接続用
金具との締結構造においては高い耐圧性とシール性が要
求され、部品に対する信頼性の観点からはホースと接続
用金具との締結部分が破壊の最弱部位にならないように
する程度の締結力を有することが望ましく、様々な工夫
が凝らされている。
【0005】例えば、上記要求に応えるホースと接続金
具との締結構造としては、図4に示したものが既に知ら
れている。樹脂ホース21の端部にニップル20挿入
し、ホース外周に配置したソケット16の所定の箇所1
9を外周側からかしめることにより、例えばニップル2
0の外周面に全周に亘り刻設された溝16にソケットを
嵌合させてソケットの変位を防ぐと共に樹脂ホースをニ
ップルとソケットと間に圧縮挟持してニップルと樹脂ホ
ースとを圧着しシール性を得ようとするものであり、広
く応用されている。
【0006】上記締結方法の応用例として例えば、特開
2001−12663号公報、特開平9−229259
号公報には、ニップルのホース内に挿入される部位の外
周面に円周方向に亘り連続した特殊形状の凸凹を形成す
ることによりホースの抜け防止性を高めると共に、ソケ
ットのかしめ部のかしめ量を調整してホースの特定微少
領域に力を集中させず、ホースの損傷を防ごうとする技
術が開示されている。
【0007】また、特開2001−6576号公報には
ニップルのホース内に挿入される部位の外周面の一部を
軸方向断面に鋸刃状に成形すると共に、O−リングを配
設してホース内に挿入し、ホースをソケットによって押
圧して締結し、ニップル部の鋸刃状により抜け防止性能
を高め、O−リングによりシール効果を得ようとするす
る技術が開示されている。
【0008】上記文献の記載のものは、図4に示した従
来技術の改良発明であり、ホース内に挿入される接続用
金具のニップルを長くしてホースとニップルの接触面積
を大きくすると共に、ニップルの軸方向断面形状を特殊
な形態(主に鋸刃状)に形成してホースとニップル部の
マッチングを良くしたり、ソケットのかしめ量を調整し
たりして、ホースの抜け防止と高いシール効果を得よう
とする技術的思想に基づいて開発されたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで現実の耐圧ホ
ースにおいては、次のような理由による接続用金具の小
型化の要求がある。例えば、自動車のエンジンルーム内
に配設される機器は増加しており、その結果各機器間の
間隔は小さくなっている。このため配管と機器、あるい
は配管どうしの干渉を避けるため、配管を湾曲させるて
組み付けなければならない場合がある。このような場合
において、ホースを所定の形状に無理なく湾曲させるに
は、ホースと接続用金具の長さ、具体的にはホースと接
続用金具の締結部分を短かくし、変形できる部分を長く
する必要がある。また機器間の小さい隙間に組み付ける
ことから、取り廻しを容易にし組み付け作業能率を向上
させるために、接続用金具全体の小型もあわせて必要で
ある。
【0010】この種のホースと接続用金具との締結方法
においては、一般にかしめ部のホースとニップルの接触
面積とかしめ力(あるいはホースの押圧変形量)によっ
てシール性能が決定される。シール性能を低下させない
で締結部分を小型化するにはより強い力でソケットをか
しめ、大きな変形量をホースに与える必要がある。しか
しながらその結果ホースの小さい部位に強い力が集中す
ることになり、変形量が増加して締結部分におけるホー
スの損傷や劣化が生じやすくなり、耐久性が低下する。
【0011】すなわち従来例や前記各文献に記載のもの
でにおいてはホースの切れや損傷などの問題を生じさせ
ないようにするため、ホースと接続用金具のニップルの
接触面積を大きくとるほか、軸方向の複数箇所でかしめ
たり、ソケットのかしめ量を調整したりして力が集中し
ないようにしているものであり、ホースとニップルの締
結部分の耐久性は確保されるが必然的に締結部分が大き
くなり、接続金具全体としての小型化を図ることが困難
である欠点を有する。
【0012】また、上記文献に記載のものは、ホースに
挿入される接続用金具のニップルも特殊な断面形状であ
るため製造工程が増加し、コスト低減を図ることが困難
であるという問題がある。
【0013】このように、締結部分の小型化と締結部分
の耐久性、シール性の向上は相反する性質を持つもので
あり、例えば接続金具全体が小型である従来例として図
5に示すように小型かつ簡単な形状・構造によるリング
状の短寸のスリーブをクリップ形状としてホース外部か
ら押圧したり、あるいはかしめたりするホースとニップ
ルの締結方法が広く知られているが、前記理由により高
いシール性や抜け防止性は有しておらず、低圧流体(例
えば水道の蛇口とホースとの接続)や、技術分野は異な
るが電気配線における抜け止め(例えばBNC端子、T
Vアンテナ接続用端子と同軸ケーブルの接続など)には
簡便な方法として用いられているが、高圧油圧配管に用
いることは困難であった。
【0014】しかしながら前記リング状の短寸のスリー
ブによる締結方法を高圧油圧配管に適用することができ
れば、ソケットを複数箇所かしめることによる従来例の
耐圧締結構造に比較して小型化が図れ、組付けの作業能
率の向上や製造コストの低減に極めて有効である。その
ため本出願人は、リング状の短寸のスリーブによる耐圧
ホースの締結構造について研究を行った結果、自動車用
エアサスペンション用配管の接続用金具(以下、従来品
と記す)においての適用を実現している。
【0015】そこで本発明者は、更に適用範囲を増加さ
せるため、より厳しい環境下での使用となる自動車用オ
ートマチックトランスミッションフルード配管の接続金
具の締結構造への適用を試みたものの、油漏れやホース
の切れが生じ、耐久性に問題ありとして適用ができなか
った。
【0016】従来品のエアサスペンション用配管におい
ては最大圧力は690kPa(耐圧試験は590kPa
で行う。気体でシール性を確認する場合は、気圧が低い
ほどシール性に厳しいため使用圧力より低い圧力で試験
を行う)、温度範囲は常温〜80℃での使用を想定して
いるのに対し、自動車用オートマチックトランスミッシ
ョンフルード配管では、最大圧力は1.1MPa(耐圧
試験は1.8MPaで行う)、温度範囲は常温〜120
℃での常用を想定している。特に圧力のみならず温度も
上昇するため、樹脂チューブの温度上昇に伴う軟化によ
るシール効果の低下や、熱老化による耐久性の低下を誘
発することになる。
【0017】本発明の解決しようとする課題は、複雑な
加工を要せず製造の容易なリング状のスリーブとニップ
ルを用いることによりコストの低減を図り、接続用金具
を大型化することなく、更に高い耐久性、シール性、切
れ防止性能有する油圧ホース接続用金具の締結構造を提
供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、耐圧樹脂ホースの端部に
接続用金具のニップルを挿入し、該耐圧樹脂ホースの周
面に装着したリング状の金属スリーブをかしめて該耐圧
樹脂ホースの端部を前記接続用金具のニップルの外周面
に締結してなるものであって、前記金属スリーブはその
内周面側が軸方向両開口端から中央に向かって肉厚が漸
次増加する断面山形状に形成されて、かつその肉厚部に
は内周面の全体に亘り溝が刻設されていることを要旨と
するものである。
【0019】上記油圧ホースと接続用金具の接続構造に
よれば、スリーブ開口端でのホースの切れを防ぐと共
に、肉厚部でのホースの圧縮変形量と小さくしてホース
の劣化を防ぐことができる。さらにホースとスレーブが
強固に圧着されてホースの抜脱を防ぐことにができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、前記金属スリー
ブの内周面中央に刻設される溝は1条からなることを要
旨とするものである。かかる構造を有するスレーブを用
いることにより、接続金具の小型化を図ることができる
と共に製造コストが低減できる。
【0021】請求項3に記載の発明は締結されるホース
は肉厚の中間部に補強用ブレードが埋め込まれた耐圧ア
クリル系ゴムホースであることを要旨とするものであ
る。このような構造とすることにより、高い耐久性とシ
ール性を得ることができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、前記耐圧ホース
端部に挿入される接続用金具のニップルにはビード加工
が外周面に凸状に施されていることを要旨とするもので
ある。かかる構成にすることにより、汎用の金属管をビ
ード加工を施すだけで耐圧締結構造のニップルとして用
いることができる。
【0023】請求項5に記載の発明は前記ニップルのビ
ード中心位置と前記金属スリーブの端部の位置とを一致
させた状態で該金属スリーブを締結してなることを要旨
とするものである。このような構成とすることにより高
いシール性能が得ることができる。
【0024】請求項6に記載の発明は、前記油圧ホース
接続用金具が自動車用オートマチックトランスミッショ
ンフルード用配管部品として組付るられてなることを要
旨とするものである。かかる構成を有する配管部品を用
いることにより、狭いエンジンルーム内での組付け作業
が容易となることになる。
【発明の実施の形態】
【0025】以下、本発明の一実施の形態に係る油圧ホ
ース接続用金具の締結構造を図面に基づいて詳細に説明
する。
【0026】図1は、本発明の一実施形態に係る油圧ホ
ース接続用金具の締結構造を自動車用のオートマチック
トランスミッションフルード油圧配管部品に適用した例
を示したもので、オイルポンプとオートマチックトラン
スミッション本体との間の油圧配管に用いられるもので
ある。(a)はその正面図を(b)はその側面図を示し
ている。ホース本体4は他の配管との干渉を避けるため
U字型に湾曲させてあり、ホースの一端にはオートマチ
ックトランスミッション本体と接続するための接続用金
具6aが、他端にはオイルポンプと接続するための接続
用金具6bが、それぞれホース4にスリーブ1によりニ
ップル2a、2bに締結されている。そして両接続用金
具のニップル2a、2b側でない端部には各機器と締結
するための金具5a、5bが配設されている。
【0027】図2は各接続用金具のホース4とニップル
2の締結部分の構造を一部軸方向断面で示したものであ
る。ニップル2とニップル2の外周側に同軸方向に配置
されたスリーブ1からなり、ニップル2は所定寸法に形
成された金属製(本実施例では機械構造用炭素鋼)の円
管形状で例えば外径は10mm、肉厚は0.8mmであ
る。ホース内に挿入される部分、例えば端部から(余裕
を持って)30mm以内の範囲には、ホースに傷が付く
ことを防ぐと共に、ホースとニップルが密着してシール
効果が得られるよう、割れ、傷、へこみ、錆等はあって
はならない。
【0028】ホース4は肉厚中心部に補強用のブレード
7が埋め込まれた弾性変形可能なアクリル系ゴムホース
であり、例えば豊田合成製自動車用オートマチックトラ
ンスミッションフルードクーラーホース(型番:A/T
OIL>ACM<XD−6)等を好適なものとして用
いることができる。ホースの変形していない状態での内
径はニップル外径より小さく、変形していない状態及び
ニップル2が圧入された状態での外径はかしめ前のスリ
ーブ内径より小さい。
【0029】ニップル2には端部から例えば4.5mm
の位置に半径方向外側に向かってビード加工が施され、
ビードの最大径は例えば11.7mmに形成されてい
る。ビードの外周面側の各Rはなめらかに連続してお
り、ビードのR頂点を中心に前後0.5mm以上の範囲
において10点平均粗さが40z以下に仕上げられてい
る。またニップル端部外周面11は例えば0.35mm
の面取りが施されている。
【0030】図3はスリーブの詳細断面図である。スリ
ーブ1は金属製(本実施例においては機械構造用炭素
鋼)で、例えばかしめ前の外径はφ22.3mm、肉厚
部13内径はφ17.8mm、軸方向長さは9.3mm
のリング形状をした短寸の円筒状であり、内周面が軸方
向の中心部に向かって肉厚が増加する断面山形状に形成
されている。スリーブ端部でのホースの急激な変形量の
変化によるホースの切れを防止するためできる限り小さ
い方がよいと考えられ、テーパ部14の角度は従来品で
は45°であったものを30°に変更している。
【0031】スリーブ内周面の肉厚部分13には1条の
溝12が内周面全体に亘り刻設されている。この溝のテ
ーパ部の角度は45°である。また、内面の各頂点15
は全てRがつけられ、樹脂ホースの微少領域にかしめに
より、鋭利な角がホースに押圧されて応力が集中し切れ
の起点になることを防いでいる他、樹脂ホース表面に傷
が付き、その傷がホースの切れに進展しないよう、バリ
やカエリを除去すると共に、例えば表面粗さを10点平
均粗さで6.3z以下に仕上げてある。
【0032】本発明の油圧ホース接続用金具の締結構造
を説明すると、初めに予めスリーブ1にニップル2を挿
通させる。そしてニップル2をホース端部からホース内
部に圧入する。スリーブをかしめた際に充分にその性能
を発揮させるため、ホース先端をスリーブ1のビード側
でない開口端より各機器と締結するための金具5a、5
b側に近づけた位置、具体的にはニップル端部からビー
ド中心までの長さとかしめ後のスリーブの軸方向長さの
和に数mmの余裕を与えた長さを有する位置に挿入す
る。
【0033】次にスリーブ1をかしめ位置(スリーブ1
の端部がニップルのビード中心位置に近接した位置)に
配置する。スリーブ1の斜めかしめを防ぐと共にスリー
ブ1の変形量を小さくして全周に亘り一様にかしめるた
め、スリーブ1の最小内径は、組み付け時にスムーズに
ホース4を挿通することができる範囲内でできる限り小
さくすることが望ましい。
【0034】そしてスリーブを外周面からかしめ機によ
り半径方向内側に向かってかしめる。これによりスリー
ブは圧縮変形してホース4に圧着すると同時に内周面肉
厚部13に刻設された溝12に噛み込まれ、ホース4は
ニップル2とスリーブ1との間に抜脱不可能に固着され
る。
【0035】スリーブ1をかしめた後に油圧を加える
と、油圧によってホースが抜脱する向きに移動しようと
し、スリーブ1もホース4と共に移動しようとするが、
ニップル2に設けられたビード3によって抜脱が防がれ
る。同時にスリーブ1のテーパ部14とビード3の距離
が縮まるため、この部分のホースが圧縮されてシールポ
イント10が形成され、かしめ直後よりも高いシール性
が得られることになる。また、スリーブ内面に刻設され
た溝12にホース4が噛みこまれることにより、スリー
ブ1は樹脂ホース4上を軸方向に移動することができず
相対位置関係が保たれるため、加圧時に樹脂ホース4の
みが抜脱することが防がれる。
【0036】このため、かしめ後におけるスリーブ1と
ビード3の位置関係は、好ましくはビード中心位置8が
スリーブ1のテーパ部14にかかる位置関係にあり、よ
り好ましくはビード中心位置8とスリーブ端部9の軸方
向位置が一致する位置関係にある。この位置関係によ
り、加圧時においてホース4がほとんど移動することな
くテーパ部14とビード3の間にシール効果が得られ、
さらにホース4を押圧変形量を僅少に抑えることができ
るため、ホース4やホースの補強ブレード7の切れを生
じさせるおそれがない。
【0037】また、スリーブ端部9とビード中心8が軸
方向に離れた位置関係(図3においてスリーブ1が左側
に偏位している位置)においては、加圧時の油圧により
ホース4移動してスリーブ1のテーパ部14とビード3
との間のホース圧着面にシールポイントが生じるため、
使用時におけるシール性能が確保される。
【0038】更にスリーブ内周面肉厚部に刻設された溝
12が、スリーブ1をかしめた際にホース4の逃げ場の
役割も果たすため、スリーブの肉厚部13におけるホー
スの圧縮変形量を抑えて切れを防止し締結部分の強度の
低下を防ぐ。
【0039】これらの結果、破壊の最弱部位をホースと
接続用金具の締結部分ではなくホース本体とすることが
可能となり、接続部分に必要十分なシール性能と耐久性
が得られるものである。
【0040】図6は従来品の軸方向断面図である。シー
ル性と抜け防止性能はかしめ部面積に影響されることか
ら、かしめ部面積をできる限り大きく取り、ホースとニ
ップルのマッチングを良くすることが望ましいとされ、
従来品もその技術的思想に基づいて開発したものであ
る。溝数を増加させるとかしめ部面積を増大させること
ができるが、そのためにはテーパ部角度の急峻化と肉厚
部30の軸方向長さの短寸化が必要であり、その結果ホ
ースに鋭い楔を押圧している状態となるためホースに切
れが生じやすくなる。限られた軸方向寸法内で両者のバ
ランスをとり上記要求を満たすため、内周面に刻設され
る溝28を3条、テーパ部角度を45°とし、内周面各
頂点31にはRを設けたものであり、自動車用エアサス
ペンション配管部品に用いるには充分な性能が得られて
いる。
【0041】表1に以上により得られた油圧ホース接続
用金具の締結構造と従来品及び比較検討品との性能を比
較した試験結果を示す。表1中No.1は本発明に係る1
条溝のスリーブ、No.2は従来品、その他は研究段階に
おける比較対象であり、No.3は従来品の両端開口部で
のホースの圧縮率の低減を図ったもの(本発明品はさら
に両端の段差を無くして製作容易な形状としたものであ
る)、No.4は本発明品の引き抜き性能を向上させる目
的で軸方向長さを延長してかしめ部面積を増加させ、内
周面に刻設された溝を2条としたもの、No.5はNo.3
を2条溝としたもの(No.1に対するNo.4の関係と同
一)、No.6は従来品の3条溝のままで軸方向長さを延
長し両端開口部で緩いテーパ部を設けてホースの圧縮率
の低減を図ったものである。軸方向長さはNo.1〜No.
4は従来品と同一の9.3mm、No.5は11.8m
m、No.6は12.9mmと従来品に比べて長くしてい
る。
【0042】
【表1】
【0043】引き抜き性試験は実際にホースとニップル
を締結した構造を引張試験機により30m/minの速
度で軸方向に引張し、ホースが抜脱するまでの最大荷重
を測定したものである。切れ性試験は空気老化試験と油
老化試験の2種を行っている。熱老化試験は、樹脂ホー
スの両端にそれぞれ接続用金具を締結し、例えば図1
(a)(b)に示すようにホースをU字型に湾曲させて
接続用金具を治具に固定してホースを吊り下げ、その状
態で150℃雰囲気に保たれているオーブン内に3時間
晒し、その後締結部分のホースの切れを調べる試験であ
る。油老化試験はホース内にオートマチックトランスミ
ッションフルードを封入した状態で空気老化試験と同一
内容の試験を行うものである。
【0044】引抜き試験の結果、No.3を除き規格値で
ある引抜き力196N以上を達成しており、締結部分に
おける所定の引き抜き性能を得られている。本発明品で
あるNo.1は従来品と同一軸方向長さを有するスリー
ブのみならず、耐久性に有利であるはずの軸方向長さが
長いNo.5よりよりも高い値を示している。
【0045】切れ性試験は空気老化試験、油老化試験の
双方において本発明に係るNo.1とNo.3の1条溝のス
リーブにおいては目視できる切れは確認されていない。
これら以外の形状においては目視可能な切れが発生して
おり、耐久性に劣る。
【0046】このように、本発明に係る軸方向両端開口
部のテーパを緩やかにした1条溝のスリーブが基準とな
る引き抜き性能と高い耐久性を有するものである。尚、
引き抜き性能についてはNo.6が最も高い値を示してい
るが、切れ性試験では切れが確認されたことにより耐久
性に問題があり、また軸方向長さの増大に伴い締結部分
が大型化するため、接続用金具の小型化の要求に応えら
れない。No.3はホースの切れは生じていないが基準と
なる引き抜き性能を有していない。
【0047】本発明は上記の実施例や実施形態に何ら限
定されるものではなく、本発明の趣旨逸脱しない範囲内
において様々な態様で実施しうることはいうまでもな
い。例えば、本実施例においては自動車用オートマチッ
クトランスミッションフルード配管用部材の接続用金具
の締結構造として示したが、広く高圧流体用配管として
適用可能であり、動車用オートマチックトランスミッシ
ョンフルード配管用部材に限られるものではない。ま
た、各部寸法、角度も本実施形態に合わせたものであ
り、実施態様に応じて適宜変更できることはいうまでも
ない。
【0048】
【発明の効果】本発明の油圧ホース接続用金具の締結構
造によれば、肉厚の中間部に補強用ブレードが埋め込ま
れて配置されている耐圧樹脂ホースの端部に接続用金具
のニップルを挿入し、前記耐圧樹脂ホースの周面に装着
したリング状の金属スリーブをかしめて前記耐圧樹脂ホ
ースの端部を前記接続用金具のニップルの外周面に締結
してなるものであって、前記金属スリーブはその内周面
側が軸方向両開口端から中央に向かって肉厚が漸次増加
する断面山形状に形成されて、かつその肉厚部には内周
面の全体に亘り溝が刻設されていることにより高い抜け
防止性能が得られる。更にスリーブ内面中央の肉厚部か
ら内面端部にかけてテーパにより連続的に肉厚が減少さ
せることにより、ホースに急激な変形量の変化を与えず
スリーブ端部でのホースの切れを防ぎ、耐久性を向上で
きるという効果を有する。
【0049】請求項2に記載の発明により、金属スリー
ブの内周面中央に刻設される溝を1条とすることによ
り、従来品に比較して軸方向長さを増大させることなく
所定の性能を確保すると共に、スリーブの形状が単純と
なって製造しやすくなる。また請求項4に記載の発明に
より、ホース端部に挿入される接続用金具のニップルに
はビード加工が外周面に向かってされた金属管を用いる
ことができることとあわせて、製造コストを低減できる
という効果を有する。
【0050】更に請求項2、請求項4に記載の発明のよ
うに、内周面中央に刻設される溝が1条からなる金属ス
リーブと、ビード加工が外周面に凸状に施したニップル
による油圧ホースの締結構造によれば、ホースと接続用
金具の締結部分を短かくし、変形できる部分を長くする
ことができるためホースを所定の形状に無理なく湾曲で
き、機器間の小さい間隔において配管と機器、あるいは
配管どうしの干渉を避けるような配管が容易に可能とな
って、機器間の狭いスペースを有効に活用できるという
効果を有する。
【0051】請求項5に記載の発明にように、ニップル
のビード中心位置と前記金属スリーブの端部の位置とを
揃えた状態で該金属スリーブを締結してなることによ
り、スリーブ軸方向両開口端から中央に向けて形成され
たテーパ部とビードの間にシールポイントが形成されて
シール性を向上させることにより、かしめ時にスリーブ
端部とビード位置に軸方向偏位が生じても使用時におい
て所定の耐圧性能を発揮することがで、組み付け誤差が
製品の信頼性に悪影響を与えにくいという効果を有す
る。
【0052】請求項6に記載の発明のように、前記油圧
ホース接続用金具が組付るられてなる自動車用オートマ
チックトランスミッションフルード用配管部品によれ
ば、狭い間隔で多数の機器が配設された自動車のエンジ
ンルーム内において、組み付け時の作業効率が向上する
という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明に係る実施に一例である自動車用オート
マチックトランスミッションフルード配管構造部材の外
観図で、(a)はその正面図、(b)はその側面図であ
る。
【図2】 スリーブのかしめ後の締結構造を軸方向に一
部破断して示した図である。
【図3】 (a)は本発明に係る自動車用オートマチッ
クトランスミッションフルード配管用に開発したスリー
ブを軸方向に破断して示した図である。(b)はその断
面拡大図である。
【図4】 耐圧配管用のホースと接続用金具の締結構造
の従来例(サンプルA)である。
【図5】 低圧配管用のホースと接続用金具の締結構造
の従来例(サンプルB)である。(a)は締結構造を軸
方向に一部破断して示した図、(b)はクリップタイプ
のスリーブの外観斜視図である。
【図6】 (a)は自動車用エアサスペンション配管用
に開発したスリーブ(従来品)を一部軸方向に破断して
示した図である。(b)はその断面拡大図である。
【符号の説明】
1 スリーブ 2 ニップル 3 ビード 4 ホース本体(ホース) 6a、6b 接続用金具 7 補強用ブレード 12 溝 13 肉厚部分 14 テーパ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧樹脂ホースの端部に接続用金具のニ
    ップルを挿入し、該耐圧樹脂ホースの周面に装着したリ
    ング状の金属スリーブをかしめて該耐圧樹脂ホースの端
    部を前記接続用金具のニップルの外周面に締結してなる
    ものであって、前記金属スリーブはその内周面側が軸方
    向両開口端から中央に向かって肉厚が漸次増加する断面
    山形状に形成されて、かつその肉厚部には内周面の全体
    に亘り溝が刻設されていることを特徴とする油圧ホース
    接続用金具の締結構造。
  2. 【請求項2】 前記金属スリーブの内周面中央に刻設さ
    れる溝は1条からなることを特徴とする請求項1に記載
    の油圧ホース接続用金具の締結構造。
  3. 【請求項3】 締結されるホースは肉厚の中間部に補強
    用ブレードが埋め込まれた耐圧アクリル系ゴムホースで
    あることを特徴とした請求項1又は2に記載の油圧ホー
    ス接続用金具の締結構造。
  4. 【請求項4】 前記耐圧ホース端部に挿入される接続用
    金具のニップルにはビード加工が外周面に凸状に施され
    ており、ビード径がニップル径より大径であることを特
    徴とした請求項1ないし3に記載の油圧ホース接続用金
    具の締結構造。
  5. 【請求項5】 前記ニップルのビード中心位置と前記金
    属スリーブの端部の位置とを一致させた状態で該金属ス
    リーブを締結してなることを特徴とする請求項4に記載
    の油圧ホース接続用金具の締結構造。
  6. 【請求項6】 前記油圧ホース接続用金具が自動車用オ
    ートマチックトランスミッションフルード用配管部品と
    して組付るられてなることを特徴とする請求項1〜5に
    記載の油圧ホース接続用金具の締結構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007008274A1 (de) * 2007-02-20 2008-08-21 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Schlauchkupplung
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KR101076181B1 (ko) * 2004-09-21 2011-10-21 닛타.무어가부시키카이샤 호스 이음매 부재와 호스 이음매 부재에서의 니플에 대한링의 부착방법
CN104455202A (zh) * 2013-09-24 2015-03-25 上海汽车集团股份有限公司 用于双离合器变速箱的飞轮、双离合器变速箱和汽车
JP2015140820A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 富士重工業株式会社 接続管構造

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