JP2003035114A - 可変リフトアクチュエータ - Google Patents

可変リフトアクチュエータ

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JP2003035114A JP2002170208A JP2002170208A JP2003035114A JP 2003035114 A JP2003035114 A JP 2003035114A JP 2002170208 A JP2002170208 A JP 2002170208A JP 2002170208 A JP2002170208 A JP 2002170208A JP 2003035114 A JP2003035114 A JP 2003035114A
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control
cylinder
actuation
chamber
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Zheng Lou
ロウ ゼン
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/10Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34446Fluid accumulators for the feeding circuit

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン弁のリフトとタイミングを独立して
制御するアクチュエータを提供する。 【解決手段】 アクチュエータは、シリンダと、第1、
第2、第3のポートと、アクチュエーションピストン
と、制御ピストンと、制御ばねとを有する。シリンダは
長手方向の軸を定義し、第1及び第2の端部を有する。
第1のポートはシリンダの第1の端部に連絡し、第2の
ポートはシリンダの第2の端部に連絡し、第3のポート
は第1及び第2の端部の間のシリンダに連絡している。
アクチュエーションピストンは、シリンダ内に配置さ
れ、長手方向の軸に沿って、第1及び第2の方向に動き
うる。アクチュエーションピストンは第1及び第2のサ
イドを有する。制御ピストンも、シリンダ内に配置さ
れ、長手方向の軸に沿って、第1及び第2の方向に動き
うる。制御ピストンは第1及び第2のサイドを有し、制
御ピストンの第1のサイドはアクチュエーションピスト
ンの第2のサイドに対向している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、一般に、アクチュエータ及びそ
れに関連する方法と、そのアクチュエータを制御するシ
ステムに係り、特に、独立のリフトとタイミングの制御
を提供するアクチュエータに関する。
【0002】
【背景技術】一般に、可変のリフト及び/又は可変のタ
イミングを用いることによって、エンジン弁を能動的に
制御するために種々のシステムを使用することができ、
それによって、エンジン性能、燃料経済、排気の減少等
の面で種々の改善をすることができる。制御又はアクチ
ュエータの手段により、それらのシステムは、機械式、
電気液圧式(electrohydraulic)、電気機械式等に分類で
きる。制御の程度によって、それらは、可変弁リフト・
タイミング(VVLT)、可変弁タイミング(VVT)、
可変弁リフト(VVL)に分類できる。
【0003】エンジン弁のリフト及びタイミングはどち
らも何らかの機械システムで制御できる。しかし一般
に、リフトとタイミングの制御は独立でなく、典型的に
はこれらのシステムは一つの自由度しか持たない。従っ
てそのようなシステムはそれ自体VVLTでなく、可変
弁アクチュエーション(VVA)と呼ぶ方が適当であ
る。電気機械式VVTシステムでは一般に、機械式VV
LTシステムにおけるカムを電気機械アクチュエータで
置き換える。しかしそのようなシステムは可変リフトを
提供しない。
【0004】これとは違って、電気液圧式VVLTシス
テムは、電気液圧弁で制御され、一般に、独立のタイミ
ングとリフトの制御ができ、それによって、制御能力及
び出力密度を高めることができる。しかし、典型的な電
気液圧式VVLTシステムは一般に複雑であり、製造価
格が高く、典型的には、比較的複雑であるが故に、機械
式システムに比べて信頼性が低く、頑丈でもない。
【0005】真のVVLTシステムは二つの自由度を有
し、エンジン制御ストラテジの開発に対して最大限の柔
軟性を提供する。典型的には、そのようなシステムで
は、各エンジン弁又は各対のエンジン弁ごとに少なくと
も2個の高性能電気液圧流れ制御弁と、一つの高速応答
位置検出制御システムが必要であり、それによって、高
価で複雑なものとなっている。
【0006】こうした理由から、典型的な制御システム
では、多量生産用の単純でコスト効果の高い設計で、エ
ンジン弁のリフトとタイミングを独立に制御できない。
更に、非液圧システムでは、エンジン弁が適当に着座す
るように長手方向に機械的調整を行うラッシュ(lash)調
整が困難なことがありうる。
【0007】
【発明の概要】本発明の一つの態様においては、簡単に
述べると、アクチュエータの一つの好ましい実施形態
は、シリンダと、第1、第2、第3のポートと、アクチ
ュエーションピストンと、制御ピストンと、制御ばねと
を有する。シリンダは長手方向の軸を定義し、第1及び
第2の端部を有する。第1のポートはシリンダの第1の
端部に連絡し、第2のポートはシリンダの第2の端部に
連絡し、第3のポートは第1及び第2の端部の間のシリ
ンダに連絡している。アクチュエーションピストンは、
シリンダ内に配置され、長手方向の軸に沿って、第1及
び第2の方向に動きうる。アクチュエーションピストン
は第1及び第2のサイドを有する。制御ピストンも、シ
リンダ内に配置され、長手方向の軸に沿って、第1及び
第2の方向に動きうる。制御ピストンは第1及び第2の
サイドを有し、制御ピストンの第1のサイドはアクチュ
エーションピストンの第2のサイドに対向している。制
御ばねは、制御ピストンを、第1及び第2の方向の少な
くとも一方に付勢している。
【0008】一つの好ましい実施形態では、シリンダの
第1の端部とアクチュエーションピストンの第1のサイ
ドとの間に第1のチャンバが形成され、制御ピストンの
第2のサイドとシリンダの第2の端部との間に第2のチ
ャンバが形成され、前記アクチュエーションピストンの
第2のサイドと制御ピストンの第1のサイドとの間に第
3のチャンバが形成されている。いくつかの好ましい実
施形態では、第2及び第3のチャンバのうちの一方が排
出チャンバを形成し、第2及び第3のチャンバのうちの
他の一方が制御チャンバを形成する。
【0009】一つの好ましい実施形態では、第1のポー
トは、オンオフ弁を通じて、その弁が電気的にオンにな
ったりオフになったりしたときに、流体供給組立体内の
高圧ライン及び低圧排出ラインのどちらにでも切り替え
て接続されるようになっている。従って、アクチュエー
ションのタイミングは、オンオフ弁のタイミング制御を
通じて変えられる。第2及び第3のポートのうちの一方
は、制御ポートとして構成され、制御圧力調整組立体に
接続され、従って、制御圧力の下にある。第2及び第3
のポートのうちの他の一方は、排出ポートとして構成さ
れ、排出ラインに接続されている。排出ポートと排出チ
ャンバとの間にはリフト流れ抑制器があって、これはそ
こを通る流れに対して大きな抵抗となる。リフト流れ抑
制器があるために、排出チャンバ内の圧力は、動的状況
にあっては、排出ポートの圧力とは大幅に違いうる。そ
の結果、リフト流れ抑制器は、制御ピストンが速く動く
のを困難にさせる。基準の位置では、制御ピストンは、
主に、制御圧の力と制御ばね力によってバランスしてい
る。従って、制御ピストンの基準の位置は、制御圧によ
って調整され、リフト流れ抑制器によって、位置は、動
的状況において、余りたくさんでなく、又はゆっくりと
変化する。
【0010】一つの好ましい実施形態では、流体アクチ
ュエータは、内燃機関の吸込み弁又は排気弁の制御に利
用される。ここで、アクチュエーションピストンに接続
されたピストンロッドが、エンジン弁ステムに接続され
る。エンジン弁は、戻りばねによって押し上げられて弁
座に着座する。又、アクチュエータによって、下方に駆
動されて開く。
【0011】本発明の他の態様として、アクチュエータ
の制御の方法も提供される。
【0012】本発明は、他のアクチュエータや弁制御シ
ステム、及びアクチュエータ及び/又は弁エンジンを制
御する方法に比べて著しく優れている。第2の(制御)
ピストン、制御ばね、リフト流れ抑制器及び、制御圧力
ポートを、その他の部分では従来の単一ピストンロッド
流体アクチュエータと同様のものに組み入れることによ
って、タイミングとリフトを独立に制御できる簡単でし
かも頑丈なアクチュエータが提供される。特に、制御ピ
ストンの基準の位置は、主に、制御圧力と制御ばねとの
間の力のバランスによって決定される。アクチュエーシ
ョンピストンの行程即ちリフトは制御ピストンの位置に
よって決定される。アクチュエーションピストンによっ
て押されているときでも、制御ピストンは、その基準の
位置に、短時間ではあるが充分な時間、留まることがで
きる。
【0013】更に、典型的なエンジン弁についてのアク
チュエーション時間はきわめて速く、数ミリ秒程度であ
るが、その速い時間応答は、弁のリフトを変えるために
要求されない。そうではなくて、本発明のアクチュエー
タは、リフト制御を達成するために簡単な制御ピストン
/制御ばね機構を用いる。内燃機関全体の吸入弁若しく
は排気弁又は両方の全てのアクチュエータの制御圧力を
唯一の圧力調整器で調整することができ、そのコストは
エンジン全体のものとしてかけることができる。そのア
クチュエーションの制御のために、流体アクチュエータ
1個当り唯一の簡単な切替弁が必要なだけである。複雑
な位置検出や制御は不要である。
【0014】更に、従来のシステムでは、短時間の閉ル
ープ位置フィードバック制御を達成するために、極めて
速い液圧切替弁が必要であった。本発明の開ループ手法
では、極めて速い応答を実現するために、液圧切替弁が
不要である。本発明と更なる目的及び利点は、添付図面
を参照して、以下に示す詳細な説明により、最もよく理
解されるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、図1において、本発明の好
ましい実施形態はエンジン弁リフト・タイミング制御シ
ステムを提供する。このシステムは、液圧シリンダと、
二つのピストンと、これら二つのピストンの間の流体チ
ャンバに接続された抑制されない制御ポートとを用い
る。このシステムは、エンジン弁20と、液圧アクチュ
エータ50と、液圧供給組立体30と、制御圧力調整組
立体40と、オンオフ弁46とからなる。
【0016】液圧供給組立体30は、液圧ポンプ31
と、システム圧力調整弁33と、システム圧力アキュム
レータ即ち溜め34と、排出圧力弁35と、排出圧力ア
キュムレータ即ち溜め36と、流体タンク32と、供給
ライン37と、排出ライン38とを含む。液圧供給組立
体30は、システム圧力Psで必要な液流を提供し、排
出圧力Pexhで排出流れを受け入れる。液圧ポンプ3
1は、流体タンク32から供給ライン37を経由して、
このシステムの他の部分に液圧流体を送る。システム圧
力Psはシステム圧力調整弁33を通して調整される。
システム圧力アキュムレータ34は必須の装置ではない
が、システム圧力と流れの変動を滑らかにするのを助け
る。液圧ポンプ31は、エネルギを節約するための可変
排水量(displacement)タイプのものでもよい。必要なら
ば、システム圧力Psを変えるために、システム圧力調
整弁33を電気液圧調整器(図示せず)に置き換えても
よい。全体システムが適当な流れバランス及び/又は充
分な組込み容量及び追従性(compliance)を有するなら
ば、システム圧力アキュムレータ34はなくともよい。
排出ライン38は、排出圧力弁35を通じて、すべての
排出流れを流体タンク32に戻す。排出圧力弁35は、
排出圧力Pexhの設定値又は最小値を維持するための
ものである。排出圧力Pexhは、キャビテーション及
び/又は過度の遅れを生じないでバック充填を可能とす
るために、大気圧よりも高くしてある。排出圧力弁35
は、図1に示すようなばねで付勢する単純な逆止弁タイ
プのものでもよいし、所望により、可変制御用の電気液
圧タイプのものでもよい。排出圧力アキュムレータ36
は必須のものではないが、システム圧力及び流れ変動を
滑らかにするのに役立つ。
【0017】制御圧力調整組立体40は、制御ライン3
9の可変制御圧力Pcを与えるために、電気液圧調整器
41及び、必須ではない制御圧力アキュムレータ即ち制
御圧力溜め42を有する。この小回路(sub-circuit)が
適当な流れバランス及び/又は充分な組込み(built-in)
容量と追従性を有する場合は、制御圧力アキュムレータ
42はなくともよい。
【0018】オンオフ弁46は、その負荷(load)にシス
テム圧力Ps又は排出圧力Pexhを提供する。図1に
示す弁46は、通常時オフの3方向2位置オンオフソレ
ノイド弁である。ここで「通常時オフ」とは、オンオフ
弁46のソレノイドが電気的に入でないときに、弁出力
が排出圧力Pexhに切り替えられていることを意味す
る。このケースでの負荷が、殆どの時間で高圧流れを必
要としないので、通常時オフ弁は、そのソレノイドによ
って必要とされる電気エネルギを節約できる。同じオン
オフ切替機能を達成するために、その他の種々の電気液
圧弁又はソレノイド弁を使用することができる。
【0019】エンジン弁20は、エンジン弁ヘッド23
とエンジン弁ステム21とを有する。エンジン弁20
は、エンジン弁ステム21を介して液圧アクチュエータ
50と係合している。エンジン弁20は、その軸に沿っ
て動く。エンジン弁20は、図1に示すように、戻りば
ね22によって押し上げられ、液圧アクチュエータ50
によって下方に駆動される。完全に戻ったとき、エンジ
ン弁ヘッド23は、エンジン弁座24と接触してシール
する。これにより、吸入又は排気がなされる。
【0020】液圧アクチュエータ50は液圧シリンダ5
1を有し、液圧シリンダ51は、長手方向の軸10を持
ち、その液圧シリンダ51に連絡する3個のポートを有
する。即ち、第1にアクチュエーションポート2即ちポ
ートA、第2に排出ポート4即ちポートE、第3に制御
ポート6即ちポートCである。ここで「長手方向」とい
う表現は、長さの寸法及び/又は方向に関連するものと
して使用され、又は意味する。液圧シリンダ51の内部
に、そしてその軸に沿って、アクチュエーションピスト
ン52、制御ピストン54、ピストンロッド又はステム
53、及び制御ばね55がある。アクチュエーションピ
ストン52及び制御ピストン54それぞれが、第1及び
第2のサイド74、75、76、77を有する。アクチ
ュエーションピストン52の第2のサイド75は、ピス
トンロッド53の上端に接続されている。アクチュエー
ションピストンとピストンロッドは、合わせて一つの部
品として一体的に形成してもよいし、締結具等により、
又は溶接によって機械的に接続してもよい。アクチュエ
ーションピストン52と制御ピストン54は、それぞ
れ、シリンダ51の上部及び下部に同軸に配置されてお
り、軸10に沿って第1及び第2の方向に動く。二つの
ピストン52及び54は、図1では同じ直径を持つよう
に描かれているが、所望により、二つの別個の公称直径
を持っていてもよい。
【0021】図1に示すように、制御ピストン54はリ
ング状であって、その内側円筒面はピストンロッド53
と同軸に係合し液圧シリンダ51の内側で滑動する。図
17A乃至19に示す他の実施形態では、ピストンロッ
ド53はアクチュエーションピストンの第1のサイドに
接続され、シリンダの第1の端部72を貫通して延びて
いる。再び図1において、二つのピストン52及び54
は、液圧シリンダ51を三つの部屋(チャンバ)に分け
る。即ち、アクチュエーションチャンバ59と、制御チ
ャンバ60と、排出チャンバ61であって、これらは、
それぞれ、ポートA、ポートC、ポートEを通して外側
の液圧回路に連絡している。三つのチャンバ59、6
0、61内の内部漏れは無視できるほど小さいことが必
要である。液圧円筒51の中間部内の環状のアンダカッ
ト62を通じて、すべての可能性のある動作モード又は
ピストン52及び54の位置について、制御チャンバ6
0とポートCの間の自由な流体接続即ち通路が確保され
る。それと同時に、アンダカット62は、三つのチャン
バ59、60、61内の適切な液圧分離即ち遮断を犠牲
にするものではない。制御ばね55が、排出チャンバ6
1の内側で制御ピストン54のすぐ下に配置され、その
第2のサイド77を付勢する関係にある。
【0022】アクチュエーションピストン52の上端に
は緩衝突起84があって、アクチュエーションピストン
52の上端位置又はそれに近い位置で、緩衝突起84は
液圧シリンダ51の上端の緩衝キャビティ82と適合
し、アクチュエーションチャンバ59とポートAの間の
直接広く開く液圧接続、即ち主要(1次的)流路12を
閉塞する。その代わりに、或いはそれとの組合せで、液
圧流体は、1対の2次的流路を流れる。一つの2次的流
路には、厳しく抑制する緩衝抑制器80がある。もう一
つの2次的流路には逆止弁86があって、ポートAから
アクチュエーションチャンバ59への一方向の流れを許
容して逆方向は許容しない。このようにして、ポートA
2とアクチュエーションチャンバの間が複数の流路で連
絡されている。
【0023】ポートA2はオンオフ弁46と液圧的に接
続されている。図1に示す実施形態では、オンオフ弁4
6は、ポートAを、従って又チャンバ59を、電気的に
オンの時にはシステム圧力Psに切り替え、電気的にオ
フの時には排出圧力Pexhに切り替える。ポートC及
び制御チャンバ60は流路16と液圧的に接続されてお
り、更に、制御圧力調整組立体40に接続され、こうし
て、これらは制御圧力Pcに保持される。
【0024】ポートE4は排出ライン38と液圧的に接
続され、排出圧力Pexhに保持される。ポートE4と
排出チャンバ61は流路14で接続され、それらの間に
はリフト流れ抑制器63があって、これによってポート
Eを通る流れが大きな抵抗を受ける。リフト流れ抑制器
63があるために、動的状況においては、排出チャンバ
61内の圧力は、排出圧力Pexhと大きく相違するこ
ともありうる。更に、リフト流れ抑制器63があるため
に、制御ピストン54を相当の速さで動かすのは困難で
ある。液圧流れ抑制装置又はオリフィスには一般に二つ
のタイプがある。長さと直径の比が大きく、丸い端部を
有するオリフィスは層流を促進する傾向にあり、その流
れ抵抗特性は、粘性、従って又流体温度に強く依存す
る。鋭い端部を有する短いオリフィスは、乱流を促進す
る傾向にあり、その流れ抵抗特性は、粘性、従って又流
体温度の影響を比較的受けにくい。
【0025】制御ピストン54は、その基準の位置で、
そしてシリンダの底部端面73にもアクチュエーション
ピストン底部端面75にも直接接触していない時、制御
ピストンの上端面76における制御圧力Pcによる液圧
力と、制御ピストンの底部端面77における制御ばね5
5からの力によって、軸方向に基本的に(primarily)バ
ランスしている。制御ピストン54は更に、2次的には
(to a lesser extent)、そしてその底部端面77で、排
出圧力Pexhをも受けている。これは、通常、制御圧
力Pcよりも低い。ばねの設計が与えられ、排出圧力P
exhの値が与えられた時、制御ピストン54の軸方向
の位置は、こうして制御圧力Pcによって決定され、こ
の位置は、リフト流れ抑制器63があるために、動的状
況においては、大きくは変わらず、ゆっくりと変わる。
【0026】ピストンロッド53とエンジン弁ステム2
1は、互いに力及び動作を伝達する。それらは自由に浮
動するものでもよいが、所望により、機械的に互いに締
結してもよい。浮動している場合、それらは、戻りばね
22の上向きの力とアクチュエーションピストン52に
おける液圧の力との適当に設計された組合せによって、
すべての動作状態で、端部67で機械的接触が維持され
る。
【0027】エンジン弁20のラッシュ(lash)の調整
は、エンジン弁ヘッド23からアクチュエーションピス
トン52の上面74までの軸方向の距離が、エンジン弁
座24からシリンダ上端面72までの軸方向の距離より
も短いことを保証することによって、達成される。言い
換えると、エンジン弁20が着座した時に、アクチュエ
ーションチャンバ59内の所定の移動距離がまだ存在す
る。
【0028】図18に示す他の実施形態では、弁ヘッド
23の背面側ではなくて前面が弁座に着座する。この実
施形態では、戻りばね22は、通常時に閉即ち着座位置
になるように弁ヘッド23を付勢する。図19に示す更
に他の実施形態では、弁ヘッド23は、戻りばね22に
よって付勢される結果、正常時に開即ち非着座位置にな
る。この実施形態では、アクチュエータは、弁を開く方
向ではなくて閉じる方向に作動する。
【0029】図1に示すように、一般に、各エンジン弁
20ごとに一つの液圧アクチュエータ50がある。二つ
の吸入エンジン弁と二つの排気弁とを有するエンジンシ
リンダ(図示せず)では、二つのオンオフ弁があればよ
く、そのうちの一つが1対の吸入エンジン弁に供給し、
もう一つが1対の排気エンジン弁に供給する。独立の吸
入及び排気のリフト制御が必要な場合は、二つの別個の
制御圧力調整組立体40が必要である。しかし、一つの
システム圧力Psを供給する1セットの液圧供給組立体
30で充分である。必要により、吸入と排気のエンジン
弁のための別々に液圧アクチュエータ30の寸法を決め
てもよい。完全に制御された16弁4シリンダエンジン
に好適なシステム構成を図5に示す。このシステムは、
一つの液圧供給組立体30と、二つの制御圧力調整組立
体40と、8個のオンオフ弁46と、16個の液圧アク
チュエータ50とからなる。吸入と排気のエンジン弁の
どちらか一方だけを制御する場合は、このシステムは、
1個の液圧供給組立体30と、1個の制御圧力調整組立
体40と、4個のオンオフ弁46と、8個の液圧アクチ
ュエータ50とからなる。場合によっては、1個の液圧
アクチュエータが、一つの燃焼シリンダに取り付けられ
た2個の吸入弁又は2個の排気弁を駆動してもよい。
【0030】動作中に、図1に示すように、液圧ポンプ
31は、液圧流体を流体タンク32から供給ライン37
にポンプアップする。システム圧力調整弁33は、選択
的なシステム圧力アキュムレータ34からの助けを得
て、供給ライン37がシステム圧力Psにあることを保
証する。供給ライン37内に余分な流体がある場合はそ
のすべてが、システム圧力調整弁33を通じて流体タン
ク32に戻される(bledback)か、又は、一時的にシステ
ム圧力アキュムレータ34に保存される。
【0031】選択的な制御圧力アキュムレータ42から
の助けにより、電気液圧調整器41は、供給ライン37
からの流体の内のある量を制御ライン39へ逸らせる。
ここで、流体圧力は、システム圧力Psから制御圧力P
cに低下する。この制御圧力Pcの値は、リアルタイム
のエンジン弁リフト必要量に基づいて、制御器(図示せ
ず)によって決定される。制御圧力Pcに圧流体はポー
トCに送られる。
【0032】図1に示すように、オンオフ弁46は通常
時オフのタイプである。それはポートAを、電気が入の
時には供給ライン37に接続し、切の時には排出ライン
38に接続する。排出圧力アキュムレータ36は必須で
はないが、その助けにより、排出圧力弁35が排出ライ
ン38内の流体を、その流体が流体タンク32に戻る前
に排出圧力Pexhに保持する。排出ライン38はポー
トE4にも接続されている。
【0033】図2は、液圧アクチュエータ50及びエン
ジン弁20の種々の動作ステージ、即ち状態A,B,
C,D,E,Fを示す。ここで、図の簡素化のために、
液圧回路の他の部分は省略している。説明をわかりやす
るために、すべての動作ステージで、制御圧力Pcは一
つの一定の値に設定する。この圧力により、制御ピスト
ン54は図2Aに示す基準の位置即ち停止位置に置かれ
る。すぐあとで説明するように、実際のサイクルのある
期間、制御ピストン54の実際の位置は、この基準位置
から少しずれる。制御ばね55からの力とバランスさせ
る必要があるので、制御圧力Pcは排出圧力Pexhよ
りも常に高い。図3、特に「エンジン弁開度」と書いた
線に示すように、状態A,B,C,D,E,Fはそれぞ
れ、エンジン弁20の開行程の開始、開行程の終了、停
止期間の中間、閉行程の開始、閉行程の中間、閉行程の
終了近く、である。図3は、種々の状態におけるアクチ
ュエータチャンバ、制御チャンバ及び排出チャンバ内の
圧力をも示す。
【0034】図2Aに示す状態A即ち開行程の開始にお
いては、ポートAがシステム圧力Psにちょうど接続さ
れたところである。緩衝キャビティ82はポートAと直
接接続され、その圧力はシステム圧力Psにほぼ等し
い。アクチュエーションチャンバ59内の圧力は、実際
には、緩衝流れ抑制器80及び逆止弁86での圧力損失
の影響により、システム圧力Psよりも僅かに低い。こ
の圧力低下は、ポートAからアクチュエーションチャン
バ59への流れの殆どをまかなう緩衝逆止弁86の存在
により、大きなものではない。アクチュエーションピス
トン52は、エンジン弁20を下方に、即ち第1の方向
に押し始める。但し、まだ、検出できるほどの変位はな
い。シリンダとピストンはどんな向きであってもよいこ
とはもちろんである。鉛直向きに配置してエンジン弁が
下方に動くことは図示の都合であって、限定的なもので
はない。システム圧力Psは制御圧力Pcよりも相当程
度高い。これは、アクチュエーションピストン52が、
戻りばね22及びエンジンシリンダ圧力からの力に打ち
勝つ必要があり、しかも極めて短い時間にエンジン弁2
0を開く必要があるからである。制御チャンバ60及び
排出チャンバ61は、それぞれ、制御圧力Pc及び排出
圧力Pexhにある。
【0035】図2Bに示す状態B即ち開行程の終了時に
は、ポートAはシステム圧力Psにある。アクチュエー
ションチャンバ59内の圧力は、システム圧力Psより
も僅かだけ低く、流れの大きい順に並べると、緩衝キャ
ビティ82、緩衝逆止弁86、緩衝流れ抑制器80を通
ってくる流れがある。アクチュエーションピストン52
は、制御ピストン54によって許容された自由空間を通
って第1の方向に動いてきたものであって、この時点で
は制御ピストン54と接触している。その結果、エンジ
ン弁20もその全リフトを移動したものである。
【0036】状態Bは又、停止期間の始まりであり、そ
の停止期間中は、エンジン弁20が開状態に維持され
る。停止期間中、アクチュエーションピストン52は、
システム圧力Psのもとで更に下方に動こうとするが、
制御ピストン54と共に動かなければならない。リフト
流れ抑制器63及び流体バルク係数の故に、制御ピスト
ン54は、短時間に排出チャンバ61内の流体を移動さ
せるには困難がある。図2Cに示すように、停止期間中
に、排出チャンバ61内の圧力は、排出圧力Pexhよ
りも高く上昇し、制御ピストン54、アクチュエーショ
ンピストン52及びエンジン弁20の下方への動きを相
当程度遅くするのを助けるのに充分な程度にまで、上昇
する。この抑制は絶対的なものではない。極めて短い停
止期間中であっても、リフト流れ抑制器63を通る漏れ
のある量によって、又、圧力上昇による圧縮によって、
排出チャンバ61内の流体体積は減少する。図2Dに示
す状態D(停止期間の最後即ち閉行程の開始)では、制
御ピストン54の位置は、その基準(nominal)位置より
も少し低い。これにより、図3に示すように、停止期間
内に、エンジン弁20の更なる開放(Δ)に至る。
【0037】図2Dに示す状態D(閉行程の開始)で
は、ポートA、従って又、アクチュエーションチャンバ
59は、システム圧力Psから排出圧力Pexhに切り
替えられる。排出チャンバ61内の圧力が排出圧力Pe
xhよりも相対的に高いことから、リフト流れ抑制器を
通じて排出チャンバ61からの小流量の流れがまだ存在
する。この時点は停止期間から閉行程への移行時期であ
って、エンジン弁の動きは殆どゼロに等しい。
【0038】図2Eに示すように、閉行程の中間では、
エンジン弁20、従って又、アクチュエーションピスト
ン52は、戻りばね22によって、第1の方向とは逆の
第2の方向に押し戻されている。アクチュエーションピ
ストン52の底部での制御圧力Pcもこの動きを助け
る。アクチュエーションピストン60からの接触力がな
いので、制御ピストン54はその基準の位置に戻るが、
その動きは、リフト流れ抑制器63を通る排出チャンバ
61のゆっくりした背部充填(back-filling)によって妨
げられる。その結果、排出チャンバ61内の圧力は、排
出圧力Pexhよりも若干低くなる。
【0039】長期間の信頼性の高い動作のためには、軟
着陸が重要であって、即ち、エンジン弁ヘッド23がエ
ンジン弁座24に接触するときに相当に低速であること
が重要である。図2Fに示すように、緩衝突起84は緩
衝キャビティ82にスライドして入り込み、アクチュエ
ーションチャンバ59から緩衝キャビティ82を通って
ポートAへ向かう直接流れ逃げ経路を阻止する。緩衝逆
止弁86の方向性によって、アクチュエーションチャン
バ59内の流体は、高抵抗の緩衝流れ抑制器80を通っ
てしか出られない。その結果、図3に示すように、アク
チュエーションチャンバ59内の圧力は急激に上昇す
る。これによって、アクチュエーションピストン52と
エンジン弁20の組立体の速度が著しく低下する。
【0040】図2Gに示す状態D(閉行程の終了)で
は、エンジン弁22が再び閉位置に戻っている。制御ピ
ストン54はおそらくまだ基準位置に戻る途中である。
この戻り動作は、リフト流れ抑制器63を通して排出チ
ャンバ61の逆充填の遅れによって遅くなる。このエン
ジン弁サイクルの状態Gと次のエンジン弁サイクルの状
態Aの間の閉止期間中、アクチュエーションチャンバ5
9は、排出圧力Pexhに接続されたまま保持される。
この期間は、制御ピストン54がその基準位置に戻れる
だけの充分な長さでなければならない。必要により、図
4に示すように、排出チャンバ61の逆充填を早めるた
めに、リフト流れ抑制器63に平行に逆止弁64を追加
してもよい。
【0041】図1及び2に示す制御ピストン54の基準
位置は、取りうる範囲のほぼ中央である。アクチュエー
ションピストン52が図1に示すように休止位置に引き
込められている時に、エンジン弁リフトは制御チャンバ
高さLcに等しい。制御ピストン54の基準位置は、従
って又、エンジン弁リフトは、制御圧力Pcによって制
御される。制御ばね55が直線的である場合は、エンジ
ン弁リフトLevは、図6に示すように、制御範囲内で
制御圧力Pcに比例する。制御ばね55の予備荷重をF
oとし、ばね硬さをKcsとする。制御ピストン54の
断面積をAcpとする。制御ピストン54がアクチュエ
ーションピストン52から離れて動き始めるための制御
圧力Pcの閾値Pcminは、排出圧力Pexhと、制
御ばね55の予備荷重を制御ピストン54の断面積で割
った商との和に等しい。即ち、Pcmin=Pexh+
Fo/Acp である。Pc≦Pcminのとき、図7
に示すように、エンジン弁リフトLevはゼロである。
【0042】図8に示すように、最大エンジンリフトL
evmaxを越えると、制御ピストン54は液圧シリン
ダ51の底部に固定され、制御圧力Pcが更に高くなっ
ても更に下方へは動けない。Pcmaxがこの制御圧力
Pcの飽和圧力にある場合、Pcmax=Pexh+
(Fo+KcsLevmax)/Acp である。Pc
minとPcmaxの間で、エンジン弁リフトLevは
次の式に示すように、制御圧力Pcに比例する。:Le
v=(Acp(Pc−Pexh)−Fo)/Kcs こ
こで、図7及び8に示すピストンロッド53はエンジン
弁に接続されうるが、図の簡略化のために省略してある
ことは理解できよう。
【0043】次に、図9は、本発明の他の好ましい実施
形態を示す。この実施形態と図1に示す実施形態の主な
物理的相違は、図9には戻りばね22がない点である。
この実施形態は、アクチュエーションピストン52の底
部にかかる制御圧力Pcが、Pcminでも高速な弁閉
を保証するのに十分なほど強く、しかも、Pcmaxで
も高速な弁開を保証するのに十分なほど弱い場合に、妥
当である。更に、戻り動作中にピストンロッド53がエ
ンジン弁ステム21を引き上げることができるように、
ピストンロッド53とエンジン弁ステム21の端部67
は互いに機械的に結合されている必要がある。図1の戻
りばね22が使用されるときは、それは、開行程でポテ
ンシャルエネルギを蓄積し、閉行程でそれを解放する。
これと同じことは、制御圧力Pcのもとにある液圧流体
で、制御圧アキュムレータ42を使う場合はその寸法を
適切なものとすることによって、達成できる。これは、
一つのエンジンが、開閉時間のずれた複数のシリンダを
有し、その結果、比較的低い最大流れ要求となる場合も
比較的簡単に実現できる。
【0044】次に、図10及び17Bは、本発明の他の
好ましい実施形態を示す。この実施形態では、リフト流
れ抑制器63は、図1及び17Aに示すようにポートE
へ導く流路に適用する代わりに、ポートCに導く流路に
適用される。流れ抑制器がポートCに適用されるので、
開行程でも閉行程でも制御チャンバ60の体積は基本的
に変化しない。従って、制御ピストン54は、動的に動
くときに、基本的にピストン52の動きに追従する。こ
れと同時に、その基準位置は依然として制御圧力Pcに
よって制御される。従って、二つのピストン54及び5
2は、一つの大きなピストンとして一緒に動くことをイ
メージすることができる。この空想上の大きなピストン
の動きは、図10に示すように、停止時の排出チャンバ
高さLexhによって抑制され、それは、制御圧力Pc
によって制御される。排出チャンバ高さLexhは制御
チャンバ高さLcと補完関係にある。数学的には、Le
xh+Lc=Levmaxである。Lc=0ならばLe
xh=Levmaxである。Lc=Levmaxならば
Lexh=0である。従って、この図10の実施形態の
エンジン弁リフトLevと制御圧力Pcの間の図11に
示す関係は、前述の図1の実施形態の図6に示した関係
と逆になっている。ここで又、Pcmin=Pexh+
Fo/Acp かつ Pcmax=Pexh+(Fo+
KcsLevmax)/Acp とすると、Pc≦Pc
minのとき、Lev=Levmaxであり、Pc≦P
cmaxのとき、Lev=0であり、Pcmin<Pc
<Pcmaxのとき、Lev=Levmax−(Acp
(Pc−Pexh)−Fo)/Kcsである。従って、
図11に示すように、PcminとPcmaxの間の制
御領域内で、エンジン弁リフトLevは制御圧力Pcに
反比例する。戻りばね22が使用されない場合は、閉鎖
力が制御ばね55から制御ピストン54へ伝達され、制
御チャンバ60内の液圧流体に伝達され、最終的にアク
チュエーションピストン52に伝達される。
【0045】次に、図12、13、17C及び17Dは
本発明の他の好ましい実施形態を示す。制御ポート即ち
ポートC及び、排出ポート即ちポートEの相対位置は、
図1及び10に示す二つの実施形態、及び、図17A及
び17Bに示す二つの実施形態における相対位置から切
り替えられている。図12、13、17C及び17D
で、ポートCは軸に沿ってシリンダ51c又は51dの
一端の近くにあり、ポートEはシリンダ51c又は51
dの中央の周りにある。従って、制御ピストン54c又
は54dの制御チャンバ60c又は60dのサイドから
の制御圧力の力をバランスさせるために、制御ピストン
54c又は54dの排出チャンバ60c又は60dのサ
イドに作用するように、二つのピストンの間に制御ばね
55c又は55dが再配置される。図12及び13に示
す、そして図17D及び17Cに示す二つの実施形態
は、特に、リフト流れ抑制器63c又は63dの位置が
異なる。それぞれ、ポートE及びポートCである。
【0046】図12及び17Dに示す実施形態の動作に
おいて、ポートEにおけるリフト流れ抑制器63cのた
めに、開、停止及び閉の期間中、排出チャンバ61c内
の流体体積はほぼ一定に保たれる。二つのピストン52
c及び54cは、一体的に動く。従って、図12に示す
ように、エンジン弁リフトLevは、制御圧力Pcに比
例する制御チャンバ高さLcに等しい。機能的には、こ
の実施形態は、図1に示す実施形態と類似している。戻
りばね22が使用されない場合は、閉止力は、制御チャ
ンバ60c内の制御圧力Pcから、制御ピストン54c
に伝達され、排出チャンバ61c内の液圧流体及び制御
ばね55cに伝達され、最終的に、アクチュエーション
ピストン52cに伝達される。
【0047】図13及び17Cに示す実施形態の動作に
おいて、ポートCにおけるリフト流れ抑制器63dがあ
るために、開、停止及び閉の期間に、制御チャンバ60
d内の流体体積は殆ど一定である。システムの動的動作
の間に、制御ピストン54dは殆ど静止している。従っ
て、図13に示すように、エンジン弁リフトLevは、
制御圧力Pcに反比例する排出チャンバ高さLexhに
等しい。機能的にはこの実施形態は図10の実施形態に
類似している。戻りばね22が使用されない場合は、全
ての閉鎖の力は制御ばね55から動作ピストン52dに
働く。
【0048】図14にまとめて示すように、図1、1
0、12、13に示した四つの好ましい実施形態は、制
御ばねとリフト流れ抑制器の種々の位置の4種類の異な
る組合せの結果である。エンジン弁リフトLevは、リ
フト流れ抑制器がポートEに適用されるとき、制御圧力
Pcに比例し、リフト流れ抑制器がポートCに適用され
るとき、制御圧力Pcに反比例する。制御圧力Pc自体
は電気液圧的圧力調整器41によって制御され、この圧
力調整器41は、たまたま、図1に示すのと同様に、液
圧の図示の慣習に従って 、反比例の調整器であって、
その出力圧力は、そのソレノイドの制御電流に反比例す
る。その他の比例性(proportionality)(ここには図示
しない)の電気液圧調整器を選択することもできる。用
途によっては、事故によって圧力制御電流が切断された
ときに、安全上の理由からエンジンの運転を維持するた
めに、エンジン弁リフトLevがその最大値に等しいこ
とが好ましいかもしれない。この、電流とエンジン弁リ
フトの逆の関係は、反比例液圧アクチュエータと比例電
気液圧調整器との結合によって、又は、比例液圧アクチ
ュエータと反比例電気液圧調整器との結合によって、達
成することができる。他の用途のエンジン弁で、制御電
流が切れたときに閉まることが必要ならば、反比例液圧
アクチュエータと反比例電気液圧調整器との組合せ、又
は、比例液圧アクチュエータと比例電気液圧調整器との
組合せによって実現できる。
【0049】制御された圧力源を提供するものとして、
図1、9、10、12、13に示した前記液圧調整器の
他の代替手段もある。例えば、供給ライン37から流体
を得てその圧力を低圧に下げてエネルギを無駄にする代
わりに、例えば、適当なフィードバック手段によって直
接、所望の圧力で液圧流体を配給するサーボ液圧ポンプ
(ここには図示しない)を採用することは極めて実際的
である。
【0050】エンジン弁アクチュエーションシステムの
もう一つの重要な特徴は、その実効慣性である。図14
にまとめた四つの実施形態のうちの二つでは、制御ピス
トンがアクチュエーションピストンと共に動的に動かな
い。その結果、アクチュエーションピストン及びエンジ
ン弁組立体に対して比較的速い応答をする。これら二つ
の実施形態のうちの一つの実施形態は、図1に詳細に示
すように、抑制されたポートEと底部制御ばねとを有
し、他方の実施形態は、図13に詳細に示すように、抑
制されたポートCと中央部制御ばねとを有する。これら
二つの実施形態のどちらも、図1及び13に詳細に示す
ように、アクチュエータは、一つの従来型ピストンと一
つのシリンダと可変ピストン行程抑制器停止器から構成
されるものと考えられる。他の二つの実施形態では、図
10及び12に詳細に示すように、アクチュエーション
ピストンと制御ピストンは動的に一緒に動き、そのアク
チュエータは、可変高さの一つのピストンと一つの従来
型シリンダとからなる。
【0051】図14にまとめられた四つの実施形態はい
ずれも戻りばねなしに設計することもできる。その場合
は、エンジン弁閉止力は、抑制されたポートEを有する
実施形態については制御圧力Pcから、抑制されたポー
トCを有する実施形態については制御ばねから得られ
る。
【0052】図1に示した設計のほかに、制御ピストン
54は、図15に示す物理的形状としてもよい。アクチ
ュエータ50の軸に沿って充分なパッケージスペースが
ある場合は、溝56hをずっと浅くしてもよく、又、ア
クチュエーションピストン54iを削られていない(sol
id)リング状としてもよい。アクチュエーションピスト
ン54jは更に、製造を容易にするために、図15に示
すようにキャビティ56jを有してもよい。用途によっ
ては、図16に示すように、制御ピストン54kの上端
に上端キャビティ90即ち窪みと減衰オリフィス92を
付加する。これらのキャビティとオリフィスは、アクチ
ュエーションピストン52kの底部の底部突起88即ち
挿入部と協働して、二つのピストン52kと54kの間
の衝撃力を減らすための減衰機構として機能する。他の
方法として、キャビティとオリフィスを制御ピストンの
底部に形成し、シリンダに突起を形成することも可能で
ある。アクチュエーションピストン52kが下向き即ち
第1の方向に、制御ピストン54kの近くに動くとき、
底部突起即ち挿入部88が上端キャビティ即ち窪み90
内に押し入り、作動流体を、減衰オリフィス92を通し
て押し出す。その結果、上端キャビティ90内の圧力が
上昇し、衝撃を緩和する。上端キャビティ90の深さ
も、底部突起88の高さよりも深く作られる。それによ
り、衝撃の後、減衰オリフィス92によって、上端キャ
ビティ90内又は二つのピストン52kと54kの間の
圧力が、流体シリンダの中央部内の流体チャンバ、それ
が制御チャンバであれ、排出チャンバであれ、その圧力
と実質的に等しくなる。
【0053】緩衝逆止弁86は一方向弁であって、開行
程の早い時期に、アクチュエーションチャンバ59と緩
衝キャビティ82の間の接続が緩衝突起84によって阻
止されているときに、アクチュエーションチャンバ59
をポートAに開くために、主に使用される。開行程の早
い時期の比較的低速を、そして低流量を考えるならば、
弁86はなくともよい。この低流量は、余り大きな圧力
低下なしに緩衝流れ抑制器80によってまかなえる。開
行程に短時間入り込んで、緩衝突起84が緩衝キャビテ
ィ82から出ると、アクチュエーションチャンバ59
は、緩衝キャビティ82を通じてポートAに広く開く。
緩衝突起84と緩衝キャビティ82の間の直径方向のク
リアランス及び軸方向の係合の適切な設計によって、緩
衝流れ抑制器80も省略できる。更に、閉行程の遅い時
期に所望の緩衝効果を達成するために、そして、開行程
の早い時期に充分な流れを供給するために、緩衝突起8
4の軸に沿ってテーパ又は個別の溝を付加してもよい。
液圧シリンダ内の減衰を行う実際の方法には他にも多数
ある。これらの詳細をすべて記述することは本発明の開
示の意図するところではない。
【0054】制御ばね55又は戻りばね22は一般に単
一の圧縮コイルばねとして示しているが、そのようなも
のに限定されるわけではない。どちらかのばねが、複数
のばねを有したり、一つ又は複数の他のばね構造を含ん
でいてもよい。
【0055】更に、多くの図面や記述において、流体媒
体は液圧流体即ち液体を前提としたが、それに限定され
るものではない。同じ概念を、適当な規模で、空気のア
クチュエータやシステムに適用することができる。従っ
て、ここで使用される「流体」という言葉は、液体と気
体の両方を意味する。
【0056】以上、本発明の好ましい実施形態を説明し
たが、当業者は、発明の概念及び範囲から離れることな
しに形状や詳細について修正できることを認識するであ
ろう。従って、上記詳細な説明は、限定的なものとして
ではなくて単なる説明のためのものであると意図された
ものであり、各請求項とそれらのすべての均等の範囲が
本発明の範囲を定義するものと意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクチュエータ及び液圧供給システムの一つの
好ましい実施形態の模式図である。
【図2A】弁行程のステージAを示す模式図である。こ
のステージは図3にも表示されている。図の簡略化のた
めに、液圧供給システムは図示していない。
【図2B】弁行程のステージBを示す模式図である。こ
のステージは図3にも表示されている。図の簡略化のた
めに、液圧供給システムは図示していない。
【図2C】弁行程のステージCを示す模式図である。こ
のステージは図3にも表示されている。図の簡略化のた
めに、液圧供給システムは図示していない。
【図2D】弁行程のステージDを示す模式図である。こ
のステージは図3にも表示されている。図の簡略化のた
めに、液圧供給システムは図示していない。
【図2E】弁行程のステージEを示す模式図である。こ
のステージは図3にも表示されている。図の簡略化のた
めに、液圧供給システムは図示していない。
【図2F】弁行程のステージFを示す模式図である。こ
のステージは図3にも表示されている。図の簡略化のた
めに、液圧供給システムは図示していない。
【図2G】弁行程のステージGを示す模式図である。こ
のステージは図3にも表示されている。図の簡略化のた
めに、液圧供給システムは図示していない。
【図3】図1に示す実施形態のエンジン弁動作及び、種
々のチャンバ内の圧力変動の時間変化を示すグラフであ
る。
【図4】排出ポート即ちポートEに代替の流れ抑制装置
を有するアクチュエータの他の実施形態の模式図であ
る。
【図5】16弁4シリンダエンジン用の一つの好ましい
システムの模式図である。
【図6】図1及び12に示す実施形態のエンジン弁リフ
トLevと制御圧力Pcの間の関係を示すグラフであ
る。
【図7】Pc≦Pcminでエンジン弁リフトがゼロの
ときのアクチュエータの模式図である。
【図8】Pc≧Pcmaxでエンジン弁リフトが最大
(Levmax)のときのアクチュエータの模式図であ
る。
【図9】戻りばねを有しないアクチュエータの他の実施
の形態の模式図である。
【図10】制御ピストンの下に配置された制御ばねと、
制御ポートに配置された流れ抑制器とを有するアクチュ
エータの他の実施形態の模式図である。
【図11】図10及び13に示す実施形態のエンジン弁
リフトLevと制御圧力Pcの間の関係を示すグラフで
ある。
【図12】アクチュエーションピストンと制御ピストン
の間に配置された制御ばねを有し、排出ポートに流れ抑
制器を有するアクチュエータの他の実施形態の模式図で
ある。
【図13】アクチュエーションピストンと制御ピストン
の間に配置された制御ばねを有し、制御ポートに流れ抑
制器を有するアクチュエータの他の実施形態の模式図で
ある。
【図14】制御ばねと流れ抑制器の異なる位置を持つ四
つの好ましい実施形態の特徴をリストに示す表である。
【図15】種々の代替制御ピストンの設計の部分断面図
である。
【図16】アクチュエーションピストンと制御ピストン
の間に適用した減衰機構の断面図である。
【図17】図17Aは、アクチュエーションピストンの
第1のサイドに接続されたピストンロッドを有するアク
チュエータの他の実施形態の模式図である。図17B
は、アクチュエーションピストンの第1のサイドに接続
されたピストンロッドを有し、制御ポートに流れ抑制器
を有するアクチュエータの他の実施形態の模式図であ
る。図17Cは、アクチュエーションピストンの第1の
サイドに接続されたピストンロッドを有し、アクチュエ
ーションピストンと制御ピストンの間に配置された制御
ばねを有し、制御ポートに流れ抑制器を有するアクチュ
エータの他の実施形態の模式図である。図17Dは、ア
クチュエーションピストンの第1のサイドに接続された
ピストンロッドを有し、アクチュエーションピストンと
制御ピストンの間に配置された制御ばねを有するアクチ
ュエータの他の実施形態の模式図である。
【図18】アクチュエーションピストンの第1のサイド
に接続されたピストンロッドを有し、弁座に弁が着座し
ているアクチュエータの他の実施形態の模式図である。
【図19】アクチュエーションピストンの第1のサイド
に接続されたピストンロッドを有し、弁が開位置にある
アクチュエータの他の実施形態の模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゼン ロウ アメリカ合衆国 ミシガン州 48170 プ リマス フェローズ クリーク ドライヴ 11200 Fターム(参考) 3G018 AB12 BA22 DA26 DA52 DA53 DA54 DA56 DA58 DA59 DA62 DA63 FA06 FA07 GA14 3G092 AA11 DA01 DA02 DA06 DF04 DF06 DG05 FA49 FA50

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の軸を定義し第1及び第2の端
    部を有するシリンダと、 前記シリンダの前記第1の端部に連絡する第1のポー
    ト、前記シリンダの第2の端部に連絡する第2のポー
    ト、及び、前記第1の端部と第2の端部の間で前記シリ
    ンダに連絡する第3のポートと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有するアクチュエーションピストンと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有する制御ピストンであって、前記制御ピス
    トンの前記第1のサイドが前記アクチュエーションピス
    トンの前記第2のサイドに対向する、前記制御ピストン
    と、 前記第1及び第2の方向の少なくとも一方に前記制御ピ
    ストンを付勢する制御ばねと、 を有するアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記制御ばねは前記制御ピストンの前記
    第2のサイドを付勢するものである請求項1記載のアク
    チュエータ。
  3. 【請求項3】 前記制御ばねは前記制御ピストンの前記
    第2のサイドと前記シリンダの前記第2の端部の間に配
    置されている請求項2の発明。
  4. 【請求項4】 前記制御ばねは前記制御ピストンの前記
    第1のサイドを付勢するものである請求項1記載のアク
    チュエータ。
  5. 【請求項5】 前記制御ばねは前記制御ピストンの前記
    第1のサイドと前記シリンダの前記第2の端部の間に配
    置されている請求項4記載のアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記シリンダの前記第1の端部と前記ア
    クチュエーションピストンの前記第1のサイドとの間に
    形成された第1のチャンバと、前記制御ピストンの前記
    第2のサイドと前記シリンダの前記第2の端部との間に
    形成された第2のチャンバと、前記アクチュエーション
    ピストンの前記第2のサイドと前記制御ピストンの前記
    第1のサイドとの間に形成された第3のチャンバと、前
    記第1のポートと前記第1のチャンバとの間の第1の流
    路と、前記第2のポートと前記第2のチャンバとの間の
    第2の流路と、前記第3のポートと前記第3のチャンバ
    との間の第3の流路と、を更に有する、請求項1記載の
    アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記第3の流路は、前記第2の流路より
    も流体流れに対して抑制が厳しい請求項6記載のアクチ
    ュエータ。
  8. 【請求項8】 前記第2の流路は、前記第3の流路より
    も流体流れに対して抑制が厳しい請求項6記載のアクチ
    ュエータ。
  9. 【請求項9】 前記シリンダは、前記アクチュエーショ
    ンピストンを受け入れるような大きさの内径を有する第
    1の部分と、前記制御ピストンを受け入れるような大き
    さの内径を有する第2の部分と、前記第1の部分及び第
    2の部分の各内径よりも大きな内径を有する第3の部分
    と、を具備し、前記第2の部分が前記第2の流路に連絡
    している請求項6記載のアクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2及び第3のチャンバの
    間に実質的な流体の連絡がない請求項6記載のアクチュ
    エータ。
  11. 【請求項11】 前記第2及び第3の流路の少なくとも
    一方が短いオリフィスを有する請求項6記載のアクチュ
    エータ。
  12. 【請求項12】 前記第2及び第3の流路の少なくとも
    一方が、第1及び第2の方向の流れを許容するように構
    成され、前記第2及び第3の流路の前記少なくとも一方
    が、前記第2の方向よりも前記第1の方向の流れに対し
    て抑制的である請求項6記載のアクチュエータ。
  13. 【請求項13】 前記第2及び第3の流路の少なくとも
    一方が並列に配置されたオリフィスと一方向弁とを有す
    る請求項12記載のアクチュエータ。
  14. 【請求項14】 前記アクチュエーションピストンの前
    記第1のサイドと前記シリンダの前記第1の端部との間
    で動作する緩衝装置を更に有する請求項6記載のアクチ
    ュエータ。
  15. 【請求項15】 前記緩衝装置は、前記アクチュエーシ
    ョンピストンの前記第1のサイドが前記シリンダの前記
    第1の端部の近傍に位置するときに前記第1の流路の少
    なくとも一部を閉塞する前記アクチュエーションピスト
    ンの閉塞部を有し、前記第1の流路の流れが実質的に抑
    制される請求項14記載のアクチュエータ。
  16. 【請求項16】 前記第1の流路は、主要な第1の流路
    と、少なくとも一つの二次的な第1の流路とを有し、前
    記少なくとも一つの二次的な第1の流路は、流れに対し
    て、前記主要な第1の流路よりも抑制されており、前記
    閉塞部は、前記主要な第1の流路の少なくとも一部を閉
    塞する請求項15記載のアクチュエータ。
  17. 【請求項17】 前記第1の流路は複数あって、前記緩
    衝装置は、前記複数の第1の流路のうちの少なくとも一
    つに配置された一方向弁を有する請求項15記載のアク
    チュエータ。
  18. 【請求項18】 前記第1のポートは、流体を供給する
    流体供給システムと連絡しており、前記流体供給システ
    ムは、少なくとも第1と第2の位置の間で動作しうるス
    イッチを有し、前記流体供給システムは、前記スイッチ
    が前記第1の位置にあるときに前記流体を高圧で供給
    し、又、前記スイッチが前記第2の位置にあるときに前
    記流体を低圧で供給する請求項1記載のアクチュエー
    タ。
  19. 【請求項19】 前記第2及び第3のポートのうちの少
    なくとも一つが前記制御圧力流体源に連絡している請求
    項1記載のアクチュエータ。
  20. 【請求項20】 前記制御圧力流体源の圧力を調整する
    圧力調整器を更に有する請求項19記載のアクチュエー
    タ。
  21. 【請求項21】 前記第2及び第3のポートのうち少な
    くとも一つは低圧源に連絡している請求項1記載のアク
    チュエータ。
  22. 【請求項22】 前記アクチュエーションピストンの前
    記第2のサイドに接続され、前記制御ピストン内の開口
    を貫通して延びるピストンロッドを更に有し、そのピス
    トンロッドが少なくとも一つのエンジン弁に接続されて
    いる請求項1記載のアクチュエータ。
  23. 【請求項23】 前記制御ピストンの前記第1のサイド
    及び前記アクチュエーションピストンの前記第2のサイ
    ドの少なくとも一方が窪みを有する請求項1記載のアク
    チュエータ。
  24. 【請求項24】 前記窪みは、前記制御ピストンの前記
    第1のサイドが前記アクチュエーションピストンの前記
    第2のサイドに接触しているときにも、前記第3のポー
    トに流体的に連絡している請求項23記載のアクチュエ
    ータ。
  25. 【請求項25】 前記制御ピストンの前記第1のサイド
    と、前記窪みに係合する前記アクチュエーションピスト
    ンの前記第2のサイドとのうちの少なくとも一方から延
    びた少なくとも一つの挿入ポートを更に有する請求項2
    3記載のアクチュエータ。
  26. 【請求項26】 前記制御ピストンの前記第2のサイド
    及び前記シリンダの前記第2の端部のうちの少なくとも
    一方は窪みを有する請求項1記載のアクチュエータ。
  27. 【請求項27】 前記制御ピストンの前記第2のサイド
    が前記シリンダの前記第2の端部に接触しているときに
    も、前記窪みが、前記第2のポートに流体的に連絡して
    いる請求項26記載のアクチュエータ。
  28. 【請求項28】 長手方向の軸を定義し第1及び第2の
    端部を有するシリンダと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有するアクチュエーションピストンと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有する制御ピストンであって、前記制御ピス
    トンの前記第1のサイドが前記アクチュエーションピス
    トンの前記第2のサイドに対向する、前記制御ピストン
    と、 前記シリンダの前記第1の端部と前記アクチュエーショ
    ンピストンの前記第1のサイドとの間に形成されたアク
    チュエーションチャンバ、前記制御ピストンの前記第2
    のサイドと前記シリンダの前記第2の端部との間に形成
    された排出チャンバ、及び、前記アクチュエーションピ
    ストンの前記第2のサイドと前記制御ピストンの前記第
    1のサイドとの間に形成された制御チャンバと、 前記アクチュエーションチャンバに連絡する第1の流
    路、前記排出チャンバに連絡する第2の流路、及び、前
    記制御チャンバに連絡する第3の流路であって、前記第
    2の流路が前記第3の流路よりも流れに対して抑制され
    ている前記第1、第2及び第3の流路と、 前記制御ピストンの前記第2のサイドと前記シリンダの
    前記第2の端部との間に配置された制御ばねと、 を有するアクチュエータ。
  29. 【請求項29】 長手方向の軸を定義し第1及び第2の
    端部を有するシリンダと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有するアクチュエーションピストンと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有する制御ピストンであって、前記制御ピス
    トンの前記第1のサイドが前記アクチュエーションピス
    トンの前記第2のサイドに対向する、前記制御ピストン
    と、 前記シリンダの前記第1の端部と前記アクチュエーショ
    ンピストンの前記第1のサイドとの間に形成されたアク
    チュエーションチャンバ、前記制御ピストンの前記第2
    のサイドと前記シリンダの前記第2の端部との間に形成
    された排出チャンバ、及び、前記アクチュエーションピ
    ストンの前記第2のサイドと前記制御ピストンの前記第
    1のサイドとの間に形成された制御チャンバと、 前記アクチュエーションチャンバに連絡する第1の流
    路、前記排出チャンバに連絡する第2の流路、及び、前
    記制御チャンバに連絡する第3の流路であって、前記第
    3の流路が前記第2の流路よりも流れに対して抑制され
    ている前記第1、第2及び第3の流路と、 前記制御ピストンの前記第2のサイドと前記シリンダの
    前記第2の端部との間に配置された制御ばねと、 を有するアクチュエータ。
  30. 【請求項30】 長手方向の軸を定義し第1及び第2の
    端部を有するシリンダと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有するアクチュエーションピストンと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有する制御ピストンであって、前記制御ピス
    トンの前記第1のサイドが前記アクチュエーションピス
    トンの前記第2のサイドに対向する、前記制御ピストン
    と、 前記シリンダの前記第1の端部と前記アクチュエーショ
    ンピストンの前記第1のサイドとの間に形成されたアク
    チュエーションチャンバ、前記制御ピストンの前記第2
    のサイドと前記シリンダの前記第2の端部との間に形成
    された制御チャンバ、及び、前記アクチュエーションピ
    ストンの前記第2のサイドと前記制御ピストンの前記第
    1のサイドとの間に形成された排出チャンバと、 前記アクチュエーションチャンバに連絡する第1の流
    路、前記排出チャンバに連絡する第2の流路、及び、前
    記制御チャンバに連絡する第3の流路であって、前記第
    3の流路が前記第2の流路よりも流れに対して抑制され
    ている前記第1、第2及び第3の流路と、 前記制御ピストンの前記第1のサイドと前記アクチュエ
    ーションピストンの前記第2の端部との間に配置された
    制御ばねと、 を有するアクチュエータ。
  31. 【請求項31】 長手方向の軸を定義し第1及び第2の
    端部を有するシリンダと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有するアクチュエーションピストンと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有する制御ピストンであって、前記制御ピス
    トンの前記第1のサイドが前記アクチュエーションピス
    トンの前記第2のサイドに対向する、前記制御ピストン
    と、 前記シリンダの前記第1の端部と前記アクチュエーショ
    ンピストンの前記第1のサイドとの間に形成されたアク
    チュエーションチャンバ、前記制御ピストンの前記第2
    のサイドと前記シリンダの前記第2の端部との間に形成
    された制御チャンバ、及び、前記アクチュエーションピ
    ストンの前記第2のサイドと前記制御ピストンの前記第
    1のサイドとの間に形成された排出チャンバと、 前記アクチュエーションチャンバに連絡する第1の流
    路、前記排出チャンバに連絡する第2の流路、及び、前
    記制御チャンバに連絡する第3の流路であって、前記第
    2の流路が前記第3の流路よりも流れに対して抑制され
    ている前記第1、第2及び第3の流路と、 前記制御ピストンの前記第1のサイドと前記アクチュエ
    ーションピストンの前記第2の端部との間に配置された
    制御ばねと、 を有するアクチュエータ。
  32. 【請求項32】 長手方向の軸を定義し第1及び第2の
    端部を有するシリンダと、 前記シリンダの前記第1の端部に連絡する第1のポート
    と、前記シリンダの第2の端部に連絡する第2のポート
    と、前記第1及び第2の端部の間で前記シリンダに連絡
    する第3のポートと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有するアクチュエーションピストンと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有する制御ピストンであって、前記制御ピス
    トンの前記第1のサイドが前記アクチュエーションピス
    トンの前記第2のサイドに対向する、前記制御ピストン
    と、 前記シリンダの前記第1の端部と前記アクチュエーショ
    ンピストンの前記第2のサイドとの間に形成された第1
    のチャンバ、前記制御ピストンの前記第2のサイドと前
    記シリンダの前記第2の端部との間に形成された第2の
    チャンバ、及び、前記アクチュエーションピストンの前
    記第2のサイドと前記制御ピストンの前記第1のサイド
    との間に形成された第3のチャンバと、 前記制御ピストンの前記第2のサイドと係合する制御ば
    ねと、 を有するアクチュエータを提供する工程と、 前記第1のチャンバ内の前記アクチュエーションピスト
    ンの前記第1のサイドに、前記第1のポートを通じて動
    く流体によって第1の圧力をかける工程と、 前記第1の圧力をかけることに応じて前記アクチュエー
    ションピストンを前記第1の方向に動かす工程と、 前記第3のチャンバ内の前記アクチュエーションピスト
    ンの前記第2のサイドに、前記第3のポートを通じて動
    く流体によって第2の圧力をかける工程と、 前記制御ピストンの前記第1のサイドを前記アクチュエ
    ーションピストンの前記第2のサイドと係合させる工程
    と、 前記第2のチャンバ内の前記制御ピストンの前記第2の
    サイドに、前記第2のポートを通じて動く流体によって
    第3の圧力をかける工程と、 前記制御ばねによって、前記制御ピストンの前記第2の
    サイドを付勢する工程と、 を有するアクチュエータの制御方法。
  33. 【請求項33】 前記第1の圧力が前記第2の圧力より
    も高い請求項32記載のアクチュエータの制御方法。
  34. 【請求項34】 前記第1のチャンバ内の前記アクチュ
    エーションピストンの前記第1のサイドにかかる前記第
    1の圧力を取り除き、前記第1のポートを通じて動く流
    体によって第4の圧力をかける工程を更に有する、請求
    項32の発明。
  35. 【請求項35】 前記アクチュエーションピストンの前
    記第2のサイドを戻りばねによって付勢する工程を更に
    有する請求項34記載のアクチュエータの制御方法。
  36. 【請求項36】 前記アクチュエーションピストンは、
    前記アクチュエーションピストンの前記第2のサイドに
    接続されたピストンロッドを有し、前記アクチュエーシ
    ョンピストンの前記第2のサイドを付勢する工程は、前
    記戻りばねによって前記ピストンロッドを付勢する工程
    を含む請求項35記載のアクチュエータの制御方法。
  37. 【請求項37】 前記制御ピストンの前記第1のサイド
    と前記アクチュエーションピストンの前記第2のサイド
    との係合を解く工程を更に有する請求項34記載のアク
    チュエータの制御方法。
  38. 【請求項38】 長手方向の軸を定義し第1及び第2の
    端部を有するシリンダと、 前記シリンダの前記第1の端部に連絡する第1のポート
    と、前記シリンダの第2の端部に連絡する第2のポート
    と、前記第1及び第2の端部の間で前記シリンダに連絡
    する第3のポートと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有するアクチュエーションピストンと、 前記シリンダ内に配置され、前記長手方向の軸に沿って
    第1及び第2の方向に動くことができて、第1及び第2
    のサイドを有する制御ピストンであって、前記制御ピス
    トンの前記第1のサイドが前記アクチュエーションピス
    トンの前記第2のサイドに対向する、前記制御ピストン
    と、 前記シリンダの前記第1の端部と前記アクチュエーショ
    ンピストンの前記第2のサイドとの間に形成された第1
    のチャンバ、前記制御ピストンの前記第2のサイドと前
    記シリンダの前記第2の端部との間に形成された第2の
    チャンバ、及び、前記アクチュエーションピストンの前
    記第2のサイドと前記制御ピストンの前記第1のサイド
    との間に形成された第3のチャンバと、 前記制御ピストンと前記アクチュエーションピストンと
    の間に配置された制御ばねと、 を有するアクチュエータを提供する工程と、 前記第1のチャンバ内の前記アクチュエーションピスト
    ンの前記第1のサイドに、前記第1のポートを通じて動
    く流体によって第1の圧力をかける工程と、前記第1の
    圧力をかけることに応じて前記アクチュエーションピス
    トンを前記第1の方向に動かす工程と、 前記第3のチャンバ内の前記アクチュエーションピスト
    ンの前記第2のサイドに、前記第3のポートを通じて動
    く流体によって第2の圧力をかける工程と、 前記アクチュエーションピストンの前記第2のサイドに
    係合した前記制御ばねによって、前記制御ピストンの前
    記第1のサイドを付勢する工程と、 前記第2のチャンバ内の前記制御ピストンの前記第2の
    サイドに、前記第2のポートを通じて動く流体によって
    第3の圧力をかける工程と、 を有するアクチュエータの制御方法。
  39. 【請求項39】 前記第1の圧力は前記第3の圧力より
    も高い請求項38記載のアクチュエータの制御方法。
  40. 【請求項40】 前記シリンダの前記第2の端部を前記
    制御ピストンの前記第2のサイドに係合させる工程を更
    に有する請求項38記載のアクチュエータの制御方法。
  41. 【請求項41】 前記第1のチャンバ内の前記アクチュ
    エーションピストンの前記第1のサイドにかかる前記第
    1の圧力を取り除き、前記第1のポートを通じて動く流
    体によって第4の圧力をかける工程を更に有する、請求
    項38の発明。
  42. 【請求項42】 前記アクチュエーションピストンの前
    記第2のサイドを戻りばねによって付勢する工程を更に
    有する請求項41記載のアクチュエータの制御方法。
  43. 【請求項43】 前記アクチュエーションピストンは、
    前記アクチュエーションピストンの前記第2のサイドに
    接続されたピストンロッドを有し、前記アクチュエーシ
    ョンピストンの前記第2のサイドを付勢する前記工程
    は、前記戻りばねによって前記ピストンロッドを付勢す
    る工程を含む請求項42記載のアクチュエータの制御方
    法。
  44. 【請求項44】 前記制御ピストンの前記第2のサイド
    と前記シリンダの前記第2の端部との係合を解く工程を
    更に有する請求項40記載のアクチュエータの制御方
    法。
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