JP2003035043A - 飲食物のルームサービス方法 - Google Patents

飲食物のルームサービス方法

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JP2003035043A
JP2003035043A JP2001224993A JP2001224993A JP2003035043A JP 2003035043 A JP2003035043 A JP 2003035043A JP 2001224993 A JP2001224993 A JP 2001224993A JP 2001224993 A JP2001224993 A JP 2001224993A JP 2003035043 A JP2003035043 A JP 2003035043A
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food
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drink
wagon
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JP2001224993A
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Hideo Suzuki
英夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホテルやペンションにおいて、客のプライベ
ート性を極力損わず、客室でゆっくり食事を楽しんでも
らえるようにし、しかもルームサービスのためのスタッ
フの人件費を極力節減できるようにする。 【解決手段】 廊下1に沿って複数の客室2が配置され
ているホテル等の施設において、各客室2の廊下1側の
壁3に窓6を設け、各客室2内の窓6に隣接した位置に
食卓10と椅子11を配置し、厨房9からワゴン12に
食器と飲食物を載せて、それらを廊下1に沿って運び、
窓6を通して客室2内の食卓10上に置く(配膳す
る)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホテル、旅館、
ペンション、個室レストラン等において、客室へ料理や
飲み物等の飲食物を運ぶルームサービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の旅館などでは、小人数の御客様の
場合には部屋食を行うことが多いが、その場合には、配
膳係りの人(一般に女性)が厨房から料理を膳に載せて
手で運ぶかワゴンに載せて客室前まで運び、客室の入口
から室内に入って配膳したり、空いた食器を下げたり、
追加の料理や飲み物などを届けたりしていた。また、ホ
テルやペンションなどでは、一般にレストランやダイニ
ングルームで食事をとってもらうことが多い。旅館でも
最近は食事処を別に設けて、そこで懐石料理なども提供
するようにしているところもある。特に朝食は、人手を
省くために、レストランでブュッフェスタイル(和・洋
食)にするところが多くなってきている。
【0003】しかし、ホテルなどでは、部屋で食事をと
りたいというお客様のために、メニューに記載されてい
る料理を内線電話で注文してもらえば客室へ届けるルー
ムサービスも行っているところがある。この場合も、係
りの者(スタッフ)が運んできた料理を、お客様にドア
を空けてもらって渡すか、客室内に入って配膳してい
た。空いた食器を下げるときも、係りの者が客室のチャ
イムを鳴らし、客にドアを開けてもらって受け取るか、
客室内に入って運び出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の料理(飲食物)のサービス方法では、旅館の
部屋食やホテルでのルームサービスの場合には、料理を
各客室へ運ぶために多くの人手を要し、その都度廊下か
ら客室内へ入って料理を並べるか手渡したり、空いた食
器を下げたりしていたため、係りの者の無駄な動きが多
く、作業効率が悪いため人件費が高くついていた。特
に、懐石料理やフランス料理(コース料理)などの場合
には、多数の料理を食事の進み具合に合わせて順番に出
していく必要があるため、非常に手間がかかるばかり
か、タイミングよく料理を出せなくなって、料理が冷め
てしまったりすることもあった。
【0005】また、部屋食やルームサービスを希望する
お客様は、なるべく他人に見られることなく、プライベ
ートで食事を楽しみたいのであるが、客室内に係りの者
に度々入られるのは、そのプライバシーが損なわれるこ
とになるという問題もある。一方、一般のホテルやペン
ションなどのように、客室とは別のレストランやダイニ
ングルームあるいは食事処で食事を提供する場合には、
それを設けるための余分な建築コストがかかった。ま
た、互いに知らないお客様が一緒に食事をとることにな
るため、プライベートで楽しみたいお客様には喜ばれな
いという問題もあった。
【0006】この発明は、このような従来の旅館やホテ
ル、ペンションなどにおける料理や飲み物等の飲食物の
提供における種々の問題を解決するためになされたもの
であり、お客様のプライベートな時間と空間を極力損な
うことなく、客室でゆっくり食事を楽しんでもらえるよ
うにし、しかも木目細かなサービスができ、且つ飲食物
を運ぶためのスタッフの人件費を極力節減できるように
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、屋内の通路に沿って複数の客室が配置さ
れている施設において、各客室の通路側の壁に窓を設
け、各客室内のその窓に隣接した位置に食卓と椅子を配
置し、厨房から上記通路を移動自在なワゴンに食器と飲
食物を載せてそれらをその通路に沿って運び、上記窓を
通して客室内の食卓上に置くようにした飲食物のルーム
サービス方法を提供する。また、客室内の食卓上の空い
た食器を上記窓を通して上記ワゴン上に下げ、そのワゴ
ンに載せて厨房又は食器洗い場へ運ぶこともできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して説明する。図1は、この発明によ
るルームサービス方法を実施するためのペンションの間
取図であるが、この発明に関係する部分以外は図示を簡
略化または省略している。図2はこの発明によるルーム
サービス状況を廊下(通路)側から見た斜視図、図3は
同じくそれを客室内から見た斜視図である。
【0009】図1に示すペンションは、建物の中央に屋
内の通路である廊下1があり、その両側にそれぞれ複数
の客室2が配置されている。その各客室2の廊下1側の
壁3には、ドア4を備えた出入口5の他に、ルームサー
ビス用の窓6が設けられている。この窓6は、大人の腰
の高さよりやや高い位置から上に幅も高さも略1m四方
程度の大きさで、両開きのガラス扉7を備えており、内
側にはブラインド式のカーテン8(図3参照)が取り付
けられている。
【0010】各客室2内には、窓6に隣接した位置に食
卓(テーブル)10と椅子11を配置している。客室内
のその他の家具や設備、外側の窓などは図示を省略して
いる。廊下1を挟んで両側の客室2は廊下の長手方向の
位置をずらして配置されており、その各窓6の位置もず
れていて、互いにガラス扉7を開けた状態でもそのガラ
ス扉7と壁3の死角になって、向かい側の客室の中が見
えないようになっている。廊下1は各客室2と厨房(調
理場)9に通じている。なお、エレベータがあれば他の
フロアに厨房があってもよい。
【0011】料理や飲み物等の飲食物のルームサービス
を行う際には、スタッフ(配膳係)が厨房9で必用な食
器と飲食物を配膳用のワゴン12に載せ、そのワゴン1
2を押して廊下1に沿って届ける客室2の窓6の近くま
で運ぶ。そして、その客室2の窓6を開けてもらって、
図2および図3に示すように、スタッフ15がワゴン1
2の上の棚12a上の食器16や飲食物(料理や飲み物
は図示を省略している)を手に取って、その窓6を通し
て客室2内の食卓10上に置く(配膳する)。そのと
き、食卓10上に空いた食器などがあれば、客にことわ
ってそれを下げ、ワゴン12の下の棚12bに載せて運
ぶ。12cはワゴン12の把持部である。図2における
13は、料理を盛った多数の皿を重ねて運ぶための樹脂
製のスペーサキャップである。このスペーサキャップ1
3は、料理を埃等から保護するとともに乾燥を防ぐ役目
も果たす。
【0012】複数の各客室にルームサービスする場合
は、図1に矢印Aで示すようにワゴンを進め、廊下1の
一方の側の各客室2の窓6の近くに順次ワゴン12を止
めて、その窓6から客室2内の食卓10上に飲食物を配
膳し、その後、ワゴン12の向きを反転して図1に矢示
Bで示すようにワゴン12を進め、廊下1の反対側の客
室2の窓6から食卓10上に飲食物を配膳するようにす
るとよい。あるいは、廊下1の両側の客室2に交互にル
ームサービスを行なうようにしてもよい。また、各客室
2の食卓10から下げた食器等はワゴン12の下の棚1
2bに載せて、厨房9内あるいは別に設けられた食器洗
い場に運ぶことができる。
【0013】このルームサービス方法によれば、お客様
から注文があった料理を、迅速に且つスタッフ15が出
入口5から客室2内へ入らずにルームサービスすること
ができる。また、懐石料理やフランス料理等のコース料
理を、各客室での食事の進行状況に合わせて順次お出し
することも容易にできる。したがって、ペンションでも
全て部屋食にすることができ、ダイニングルームが不要
になる。窓6を使用しないときには、ガラス扉7を閉め
てカーテン8を下ろせば、客室2内が廊下1側から覗か
れる恐れはなく、プライバシーは充分確保される。この
ルームサービス方法で、客室内で一度に食事をとる人数
は1〜3人が最適であるが、窓の幅を広げて食卓を窓に
沿って長くするか、お客様にも配膳を少し手伝ってもら
うようにすれば、4人以上の会食も充分可能である。
【0014】上述の説明では、ペンションでこの発明を
実施する場合の例で説明したが、ホテル(特にプチホテ
ル)や旅館、個室レストラン等の各種宿泊あるいは飲食
提供施設に同様に適用でき、さらに個室付きの列車や客
船における飲食物のルームサービスにも応用可能であ
る。また、客室内の端末器から料理等を注文できるよう
にし、ワゴンも自動走行機能を備えたものにして、無人
のルームサービスを実現することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る飲食物のルームサービス方法を採用すれば、部屋食に
も関わらず、スタッフが客室内に入る必要がないので、
お客様のプライベートな時間と空間を殆ど損ねることが
なく、安心してゆっくり食事を楽しんでもらうことがで
きる。しかも、スタッフ側はワンフロアのダイニングル
ームと同様な動きで無駄な動きを省いて飲食物を各室の
食卓へ運ぶことができる。そのため、従来より少ない人
数で多数の客室へ早く料理等を運ぶことができ、同様に
空いた食器等を回収することもできるので、人件費の節
減になる。スタッフは窓を通して各室の食事の進行状況
を把握でき、また客とスタッフとのコミュニケーション
もとれるので、木目細かなサービスができ、懐石料理や
フランス料理などのサービスも容易にできる。レストラ
ンやダイニングルームを作る必要がなくなるので、建築
のイニシャルコストを低減でき、ペンションやプチホテ
ルなどには好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるルームサービス方法を実施する
ためのペンションの間取図である。
【図2】この発明によるルームサービス状況を図1の廊
下(通路)側から見た斜視図である。
【図3】同じくそれを客室内から見た斜視図である。
【符号の説明】
1:廊下(屋内の通路) 2:客室 3:廊下側の壁 4:ドア 5:出入口 6:窓 7:ガラス扉 8:カーテン 9:厨房(調理場) 10:食卓 11:椅子 12:ワゴン 15:スタッフ 16:食器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内の通路に沿って複数の客室が配置さ
    れている施設において、各客室の前記通路側の壁に窓を
    設け、前記各客室内の前記窓に隣接した位置に食卓と椅
    子を配置し、厨房から前記通路を移動自在なワゴンに食
    器と飲食物を載せてそれらを前記通路に沿って運び、前
    記窓を通して前記客室内の食卓上に置くことを特徴とす
    る飲食物のルームサービス方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の飲食物のルームサービス
    方法において、前記客室内の食卓上の空いた食器を前記
    窓を通して前記ワゴン上に下げ、該ワゴンに載せて前記
    厨房又は食器洗い場へ運ぶことを特徴とする飲食物のル
    ームサービス方法。
JP2001224993A 2001-07-25 2001-07-25 飲食物のルームサービス方法 Pending JP2003035043A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7531033B2 (en) 2005-11-30 2009-05-12 Xerox Corporation Pre-treatment compositions, oil-based ink compositions, and processes for ink-jet recording using pre-treatment compositions and oil-based ink compositions
US7571999B2 (en) 2005-11-30 2009-08-11 Xerox Corporation Overcoat compositions, oil-based ink compositions, and processes for ink-jet recording using overcoat and oil-based ink compositions

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