JP2003034924A - 管路開閉装置 - Google Patents

管路開閉装置

Info

Publication number
JP2003034924A
JP2003034924A JP2001222988A JP2001222988A JP2003034924A JP 2003034924 A JP2003034924 A JP 2003034924A JP 2001222988 A JP2001222988 A JP 2001222988A JP 2001222988 A JP2001222988 A JP 2001222988A JP 2003034924 A JP2003034924 A JP 2003034924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible membrane
closing device
membrane bag
conduit
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001222988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuro Okazaki
康郎 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2001222988A priority Critical patent/JP2003034924A/ja
Publication of JP2003034924A publication Critical patent/JP2003034924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Barrages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造や施工誤差にかかわらず、確実に上流水
位を止めることができる管路開閉装置を提供する。 【解決手段】 管路1内に備えられた可撓性膜袋体4内
に流体が給排出され、可撓性膜袋体4を膨満・収縮させ
て管路1を開閉する管路開閉装置であって、可撓性膜袋
体4が膨満する部位の管路1内にシールリブ6を設ける
と共に、可撓性膜袋体4の上面にシールリブ6と平行な
突起帯8を設け、可撓性膜袋体4の膨満時に、シールリ
ブ6の内面と可撓性膜袋体4の突起帯8とが接触するよ
うにした管路開閉装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水或いは下水等
の管路における開閉装置に関するものであり、特に、上
流水位を完全に止水することができる管路開閉装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】上水又は下水は、通常は断面円形又は矩
形のコンクリート管内を流れるものであり、下流での事
故や、管路内のメンテナンス時には水の流れを止めて作
業を行うこととなる。そこで、流体によって膨満可能な
可撓性膜袋体を管路内に設置しておき、管路内を止水す
る際にはこの可撓性膜袋体内に水或いは空気を注入して
膨満させることで、暗渠のゲートとすることが行なわれ
ている。
【0003】このような管路開閉装置はエキスパンゲー
トと呼ばれ、膨満した可撓性膜袋体の表面が管路内に設
けられたシールリブの内面と接触することで、上流水位
を止水するようになっている。即ち、可撓性膜袋体とシ
ールリブとの隙間をなくし、両者の接触圧が流体圧を上
回るようにして止水するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可撓性
膜袋体の製造誤差、管路との固定時の寸法工差、更には
管路内への施工時の精度、管路内の表面の仕上がり具合
等の製造・施工時の精度が良好でないと、完全な止水性
を保つことが難かしかった。
【0005】特に、シールリブと可撓性膜袋体との関係
で言えば、管路内に固定されたシールリブの周長より膨
満した際の可撓性膜袋体の周長が短く施工されてしまっ
た場合には、この両者に隙間が生じてしまう。一方、可
撓性膜袋体の周長の方が長い場合には、管路内における
可撓性膜袋体の固定部に隙間が生じてしまう。
【0006】そこで本発明は、このような製造や施工誤
差にかかわらず、確実に上流水位を止めることができる
管路開閉装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するためになされたものであって、その要旨は、管
路内に備えられた可撓性膜袋体内に流体が給排出され、
可撓性膜袋体を膨満・収縮させて管路を開閉する管路開
閉装置であって、可撓性膜袋体が膨満する部位の管路内
にシールリブを設けると共に、可撓性膜袋体の上面にシ
ールリブと平行な突起帯を設け、可撓性膜袋体の膨満時
に、シールリブの内面と可撓性膜袋体の突起帯とが接触
するようにした管路開閉装置に係るものである。
【0008】そして好ましくは、シールリブが平坦な硬
質材料からなり、可撓性膜袋体の突起帯がR形状の軟質
材料からなるものであって、より好ましくは、突起帯が
複数のR形状の凸部列を有しており、隣接する凸部列同
士が部分的につながっている管路開閉装置に係るもので
ある。
【0009】また、突起帯は、可撓性膜袋体と一体的に
形成されていることが好ましく、突起帯の硬度は、JI
S A 10〜30°であることが好ましい。
【0010】なお、シールリブの中心と突起帯の中心と
は、管路内の流体圧による可撓性膜袋体の上面の移動量
だけ予めずらして設けることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の管路開閉装置は、特徴的
に、可撓性膜袋体の上面にシールリブと平行な突起帯を
設け、可撓性膜袋体の膨満時に、シールリブの内面と可
撓性膜袋体の突起帯とが接触するようにしたものであ
り、突起帯を管路の内側のシールリブに密着させて止水
性を高めるものである。即ち、可撓性膜袋体の製造誤差
や管路内への施工誤差等によって、シールリブの内面と
可撓性膜袋体とが隙間を生じるような状況であっても、
突起帯の部分が接触して隙間がなくなり、止水性が確保
されるのである。また、突起帯の部分で接触圧が高くな
るので、上流水位を完全に止水することができるのであ
る。
【0012】ここで、シールリブを平坦な硬質材料から
構成し、可撓性膜袋体の突起帯をR形状の軟質材料から
構成することにより、一層確実な止水ができる。即ち、
シールリブと突起帯の両者が軟質材料であると、可撓性
膜袋体の起立内圧によって両者が変形し、わずかな隙間
が生ずる恐れがあるが、硬質のシールリブと軟質の突起
帯の組み合わせであれば、両者の接触面が十分密着する
からである。また、シールリブが平坦で突起帯がR形状
であれば、両者の接触圧が高まるからである。
【0013】例えば、シールリブを金属製又は硬質プラ
スチック製とし、突起帯をゴム或いは樹脂製の弾性体と
すればよい。そして、可撓性膜袋体は一般にゴムに繊維
補強材を埋設したものであるから、突起帯を可撓性膜袋
体と一体的に形成することもできる。この場合、可撓性
膜袋体の製造時に表面に型付けする方法があり、突起帯
と可撓性膜袋体とが一体化していれば、突起帯の脱落等
が生じにくくなるという利点がある。なお、突起帯の硬
度をJIS A 10〜30°の低硬度にしておけば、
たとえシールリブの施工誤差が大きくても追従すること
ができるので、JIS A 10〜30°の軟質ゴムで
可撓性膜袋体と突起帯とを一体的に形成することが効果
的である。
【0014】突起帯としては、複数のR形状の凸部列を
有するものとすることで、可撓性膜袋体の施工誤差等に
よる不具合を解消させることができる。即ち、施工誤差
等によって、シールリブの中心軸と突起帯の中心軸とが
一致しなくなることが考えられるが、突起帯が複数のR
形状の凸部列を有していれば、いずれかの凸部列がシー
ルリブに接触するので、施工誤差等の影響を受けなくな
るからである。
【0015】また、可撓性膜袋体が起立した状態になる
と、上面が上流水位によって押されることとなり、固定
部のない管路の幅方向中央部が下流側に移動する結果、
突起帯が円弧状になることもある。すると、突起帯が複
数の凸部列を有していたとしても、凸部列の間を水が流
れて漏れ出すことが考えられる。そこで、隣接する凸部
列同士を部分的につなぐことにより、凸部列の間の水の
流れも止められるようにしておくことが好ましい。
【0016】更に、上面が上流水位によって押されるこ
とを考慮し、シールリブの中心と突起帯の中心とを、管
路内の流体圧による可撓性膜袋体の上面の移動量だけ予
めずらして設けておくことが好ましい。この場合、特
に、シールリブの幅と突起帯の幅とを一致させておけ
ば、上面の移動後にシールリブと突起帯とが完全に一致
することとなり、突起帯による止水状態が上流水位の高
さに影響されない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施の形態の具体例
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の管路開閉
装置2を管路1内に装着した状態を示す斜視図であり、
図2は、図1の管路開閉装置2を作動させた状態を示す
斜視図である。ここで、図1及び図2に示す管路開閉装
置2は、コ字状の硬質プレート3と上膜4Aとで可撓性
膜袋体4を構成している。
【0018】即ち、上膜4Aは補強繊維を埋設したゴム
製のものであり、管路1の両側部1b、1cに硬質プレ
ート3の縁部と上膜4Aの縁部とを一緒に固定してい
る。そして、図3及び図4に示すように、硬質プレート
3と上膜4Aとが押え金具5で気密に固定されているの
で、管路1を閉鎖する際には硬質プレート3と上膜4A
との間にポンプ7から流体を送り込み、上膜4Aを起立
させてシールリブ6と密着させれば止水できることとな
る。なお、シールリブ6は押え金具5に挟まれて取り付
けられている。
【0019】ここで、可撓性膜袋体4を構成する上膜4
Aには、シールリブ6と平行な突起帯8が設けられてい
る。そして、可撓性膜袋体4の膨満時は、シールリブ6
の内面と突起帯8とが接触する。即ち、可撓性膜袋体4
の製造誤差や管路1内への施工誤差等があるとしても、
少なくとも突起帯8が接触し、かつ、突起帯8の部分で
接触圧が高くなるので、上流水位を完全に止水すること
ができるのである。
【0020】図5は、このようなシールリブ6と突起帯
8との関係を示す断面図である。図5に示すように、実
施例の突起帯8は5個のR形状の凸部列8A(半径2.
5mm、高さ3.5mm)を有している。また、突起帯
8は上膜4Aと一体的に形成され、硬度がJIS A
10〜30°のゴムである。一方、シールリブ6は幅4
5mmの鋼製である。従って、シールリブ6の中心と突
起帯8の中心とがずれていたとしても、凸部列8Aのい
ずれかはシールリブ6と接触し、しかも、R形状の軟質
材料と平坦な硬質材料との組み合わせになるので、両者
が確実に密着する。
【0021】また、図6は突起帯8を示す上面図であ
る。図6に示すように、実施例の突起帯8の隣接する凸
部列8A同士は部分的につながっている。これは、可撓
性膜袋体の上面が上流水位によって押されても止水性を
確保するためである。即ち、図7に上面図で示すよう
に、上膜4Aが起立した状態になると、上膜4Aが上流
水位によって押されることとなり、幅方向中央部が下流
側に移動する結果、突起帯8が円弧状になることがあ
る。すると、図7(A)のように水が凸部列8Aの間を
流れてシールリブ6を越え、漏水してしまう。そこで、
図7(B)のように凸部列8A同士を部分的につなげ、
シールリブ6を越える水の流れを阻止するのである。
【0022】更に、上膜4Aが上流水位によって押され
ることを考慮すると、図8(A)に示すように、シール
リブ6の中心と突起帯8の中心とを上膜4Aの移動量だ
け予めずらして設けておくこともできる。このようにし
ておけば、図8(B)に示すように、上膜4Aが移動し
た後にシールリブ6と突起帯8とが完全に一致する。
【0023】
【発明の効果】本発明の管路開閉装置は、可撓性膜袋体
の膨満時に、シールリブの内面と可撓性膜袋体の突起帯
とが接触するようにしたので、可撓性膜袋体の製造誤差
や管路内への施工誤差等によって、シールリブの内面と
可撓性膜袋体とが隙間を生じるような状況であっても、
突起帯の部分が接触して隙間がなくなり、止水性が確保
される。また、突起帯の部分で接触圧が高くなるので、
上流水位を完全に止水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の管路開閉装置を管路内に装着
した状態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の管路開閉装置を作動させた状態
を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の管路開閉装置を管路内に装着
した状態を示す正面図である。
【図4】図4は、硬質プレートと上膜との固定部分を示
す拡大斜視図である。
【図5】図5は、シールリブと突起帯との関係を示す断
面図である。
【図6】図6は、突起帯を示す上面図である。
【図7】図7は、上膜が起立した状態におけるシールリ
ブと突起帯との関係を示す上面図である。
【図8】図8は、シールリブと突起帯との関係を示す断
面図である。
【符号の説明】
1‥管路 1a‥管路の底部 1b、1c‥管路の両側部 1d‥管路の天井部 2‥管路開閉装置 3‥硬質プレート 4‥可撓性膜袋体 4A‥上膜 5‥押え金具 6‥シールリブ 7‥ポンプ 8‥突起帯 8A‥凸部列

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路(1)内に備えられた可撓性膜袋体
    (4)内に流体が給排出され、可撓性膜袋体(4)を膨
    満・収縮させて管路(1)を開閉する管路開閉装置であ
    って、可撓性膜袋体(4)が膨満する部位の管路(1)
    内にシールリブ(6)を設けると共に、可撓性膜袋体
    (4)の上面にシールリブ(6)と平行な突起帯(8)
    を設け、可撓性膜袋体(4)の膨満時に、シールリブ
    (6)の内面と可撓性膜袋体(4)の突起帯(8)とが
    接触するようにしたことを特徴とする管路開閉装置。
  2. 【請求項2】 シールリブ(6)が平坦な硬質材料から
    なり、可撓性膜袋体(4)の突起帯(8)がR形状の軟
    質材料からなることを特徴とする請求項1に記載の管路
    開閉装置。
  3. 【請求項3】 突起帯(8)が複数のR形状の凸部列
    (8A)を有することを特徴とする請求項2に記載の管
    路開閉装置。
  4. 【請求項4】 突起帯(8)の隣接する凸部列(8A)
    同士が部分的につながっていることを特徴とする請求項
    3に記載の管路開閉装置。
  5. 【請求項5】 突起帯(8)が可撓性膜袋体(4)と一
    体的に形成されていることを特徴とする請求項2〜4の
    いずれか1項に記載の管路開閉装置。
  6. 【請求項6】 突起帯(8)の硬度がJIS A 10
    〜30°であることを特徴とする請求項2〜5のいずれ
    か1項に記載の管路開閉装置。
  7. 【請求項7】 シールリブ(6)の中心と突起帯(8)
    の中心とが、管路(1)内の流体圧による可撓性膜袋体
    (4)の上面の移動量だけ予めずれて設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の管
    路開閉装置。
JP2001222988A 2001-07-24 2001-07-24 管路開閉装置 Pending JP2003034924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001222988A JP2003034924A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 管路開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001222988A JP2003034924A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 管路開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003034924A true JP2003034924A (ja) 2003-02-07

Family

ID=19056393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001222988A Pending JP2003034924A (ja) 2001-07-24 2001-07-24 管路開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003034924A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100847600B1 (ko) 2007-05-11 2008-07-21 (주)대도엔텍 관로용 고무게이트
JP2017077779A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100847600B1 (ko) 2007-05-11 2008-07-21 (주)대도엔텍 관로용 고무게이트
JP2017077779A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100980339B1 (ko) 하수구 악취 방지장치
CA2511681C (en) Fluid control valve
RU2332604C2 (ru) Мембранный клапан и перекрывающий элемент для упомянутого клапана
JP2008533405A (ja) 管路の非掘削補修部材及び補修方法
KR101057845B1 (ko) 일회용 카세트
US20010054448A1 (en) Check valves
JP2003034924A (ja) 管路開閉装置
US6722384B2 (en) Filter device for flush valves
KR102273554B1 (ko) 상하수도관의 연결구조
BRPI0409301B1 (pt) dispositivo para evitar refluxo
JPH04266606A (ja) ロッドレスシリンダ
CN103174909B (zh) 用于阻塞烟囱烟道或其它管道的可充气装置
KR101244701B1 (ko) 역류 방지 기능을 가진 주입 노즐
JP2003064644A (ja) 管路開閉装置
US20020113379A1 (en) Sealing device
JP2012206471A (ja) プロファイル
EP1703182A1 (en) Valve with inflatable elements
JP2011089359A (ja) 自封トラップの製造方法
KR101610775B1 (ko) 열교환기용 가스켓
EP3899330A1 (en) Valve for a sanitary appliance
JP4505438B2 (ja) 起伏ゲート
JP5214845B2 (ja) 隙間閉塞装置
RU2787801C1 (ru) Клапан обратный канализационный
JP2000110226A (ja) 管路開閉装置
GB2211251A (en) Trigger-actuated elastomeric pump