JP2003033842A - 転造盤 - Google Patents

転造盤

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JP2003033842A
JP2003033842A JP2001217657A JP2001217657A JP2003033842A JP 2003033842 A JP2003033842 A JP 2003033842A JP 2001217657 A JP2001217657 A JP 2001217657A JP 2001217657 A JP2001217657 A JP 2001217657A JP 2003033842 A JP2003033842 A JP 2003033842A
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rolling
pinion
pair
worm
racks
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JP2001217657A
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Yoshiyuki Iwagami
良行 岩上
Kenichi Yamaguchi
健市 山口
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Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単、組立調整が容易で、メンテナン
スのし易い、同期精度のよい転造盤を提供。 【解決手段】 ワークセンタ6,7を中心に点対称に配
置された一対の転造ダイス3a,3bと、転造ダイスが
取付られる一対の転造ダイスホルダ4a,4bと、転造
ダイスホルダが取付られ相対面が一定距離に固定され本
体1に摺動可能にされた一対の摺動台2a,2bと、転
造ダイスホルダと平行して摺動台に取付られた一対のラ
ック8a,8bと、一対のラック間に挟持回転可能にさ
れたピニオン9と、ピニオンを駆動する駆動源とを設
け、転造ダイスを駆動源により駆動されるピニオンによ
り転造ダイスにすれ違い運動をさせて転造加工を行うよ
うにする。また、ワークセンタとピニオンとは同一軸線
上にする。また、駆動源はウォームホイール12と、ウ
ォーム11と、ウォームに連結されたサーボモータとで
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスプライン、セレー
ション、ねじ等を転造ダイスで転造する転造盤、特に転
造ダイスの駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロートフロー式転造盤ともよば
れ、転造ダイス(ラック形工具)を上下対称に配置し、
油圧シリンダによって互いに平行なすれ違い運動をさ
せ、ワークを両転造ダイスの間で転動させながら塑性変
形させワークを転造ダイスと噛合うピニオン形状に転造
加工する転造盤が知られている。また、一対の転造ダイ
スの速度を等しくするために、転造ダイスを連結用のラ
ックとピニオンによって連結している。近年は、サーボ
モータの発達により、加工精度の向上、制御の容易化が
可能となり、例えば特開昭63−235036号公報に
開示されているように、油圧シリンダに代えて、サーボ
モータとボールねじを用いてラック形工具を互いに平行
な直線運動をさせている。ボールねじとサーボモータの
接続は直接駆動や、ベルト、歯車等を介して行われてい
る。この場合も、一対の転造ダイスを同期させるため連
結用ラックとピニオンが設けられている。このピニオン
はもっぱら一対の転造ダイスの同期に用いられラックに
より駆動され、ワークを支持する主軸と同一軸線で自由
回転可能にされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サーボモータ
とボールねじを用いた転造盤においては、ボールねじは
駆動を繰り返すうちに発熱により伸びが生じたり、摩耗
変形したりして、噛合いが狂ったり、また、2台のサー
ボモータを個別に制御する必要がある等、部品点数が多
く構造が複雑でコストがかかるという問題があった。ま
た、ボールねじのメンテナンスが必要である等の問題が
あった。本発明の課題はかかる問題点に鑑みて、構造が
簡単、組立調整が容易で、メンテナンスし易く、さらに
は同期精度のよい転造盤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の転
造盤について、ピニオンの役割について検討した。その
結果、ピニオンは同期を行うことばかりでなく、ピニオ
ンによりダイスを直線運動させることができ、かつピニ
オンによるダイスの直接駆動が可能であることに着目し
た。この着目により、本発明においては、ワークセンタ
を中心に点対称に配置された一対の転造ダイスと、転造
ダイスが取付られる一対の転造ダイスホルダと、転造ダ
イスホルダが取付られ相対面が一定距離に固定され本体
に摺動可能にされた一対の摺動台と、転造ダイスホルダ
と平行して摺動台に取付られた一対のラックと、一対の
ラック間に挟持回転可能にされたピニオンと、ピニオン
を駆動する駆動源とを設け、転造ダイスは駆動源により
駆動されるピニオンによりすれ違い運動をして転造加工
を行うようにした転造盤を提供することにより上記課題
を解決した。
【0005】即ち、従来のものは油圧シリンダの置き換
えとしてサーボモータとボールねじを組み合わせて直線
運動を得ているが、あえてボールねじを用いなくても同
期を目的とした連結用のラックとピニオンの回転・直線
変換機能に着目して、ピニオンの回転駆動をラックの直
線運動に変換し、それを転造ダイスの直線運動として得
られることに着目したものである。なお、特開平7−1
24675号公報においては、ワークを回転可能にする
サーボモータを設け、転造開始時にワーク回転速度を転
造ダイス速度に合わせて回転させるものがあるが、ピニ
オンを回転駆動させるものではない。
【0006】ワークセンタとピニオンとは同一軸線上に
設けることにより、従来と同様の構造でも実施が可能で
ある(請求項2)。
【0007】ピニオンの駆動方法は、多段減速機を介し
たりしてもよいが、外力に対する逆転の防止、高減速比
を得られるウォーム減速が好ましい。また、制御が容易
なサーボモータを用いるのがよい。そこで、ピニオンの
駆動源はピニオンと同一軸に設けられたウォームホイー
ルと、ウォームホイールと噛み合うウォームと、ウォー
ムに連結されたサーボモータを用いる(請求項3)。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態を示す
転造盤の転造加工の駆動部分の部分断面図、図2は図1
のA−A線断面図である。図1及び図2に示すように、
本発明の転造盤は、ワークセンタ6,7にワーク5が回
転自在に挟持可能にされている。図の右側のセンタ7は
駆動軸10の中空穴10aの先端テーパ穴10bに駆動
軸と同軸に嵌合されている。ワークセンタ6,7を中心
に点対称に一対の転造ダイス3a,3bと、転造ダイス
が取付られる一対の転造ダイスホルダ4a,4bと、転
造ダイスホルダが取付られ相対面が一定距離に固定され
本体1に摺動可能にされた一対の摺動台2a,2bが配
設されている。摺動台2a,2bはそれぞれ本体摺接面
21a,21bと摺接し、反対側をガイド22a,22
b,22c,22dの摺接面23a,23b,23c,
23dで摺接可能に保持される。摺接台は2a,2bは
相対面2c,2dの距離が一定になるように強固にされ
ている。転造ダイスホルダ4a,4bと平行して摺動台
2a,2bに一対のラック8a,8bが取付られてい
る。ラック8a,8bには歯車8c,8dが形成され、
ピニオン9の歯車9aとバックラッシュなし又は微少な
バックラッシュで噛合うようにされ、ピニオン9は一対
のラック8a,8b間で挟持回転可能にされている。
【0009】ピニオン9は駆動軸10の外周に嵌着さ
れ、駆動軸段部10cと座金24、ナット25とで駆動
軸に挟持固定されている。駆動軸10は軸受26を介し
て軸受ケース27に回転可能に固定され、軸受ケースは
本体1に固定されている。駆動軸の反ピニオン側にはウ
ォームホイール12が固定され、ウォーム11が噛合う
ようにされ、ウォームの回転により駆動軸10が減速回
転可能にされている。軸受ケース27の両端にはシール
28が設けられ、軸受ケース内に潤滑油が封入されてい
る。ウォーム11は図示しないサーボモータにより駆動
可能にされている。なお、サーボモータはDC又はAC
サーボモータであり、一般的なものであるので説明は省
略する。
【0010】係る構成の転造盤においては、サーボモー
タを運転すると、サーボモータの回転により、ウォーム
11が回転し、ウォームホイール12により駆動軸10
が減速回転される。ピニオン9の回転によりラック8
a,8bがそれぞれ反対方向に摺動台2a,2bと共に
直線運動し、結果として、転造ダイス3a,3bがそれ
ぞれ反対方向に直線運動し、すれ違い運動をしてワーク
5の転造加工を行うことができる。
【0011】
【発明の効果】本発明においては、従来同期をとるだけ
に用いられていた連結用のピニオンを駆動することによ
り、転造ダイスにすれ違い運動をさせ転造加工をするよ
うにしたので、ボールねじのような付帯設備が不要とな
り、部品点数が少なく、構造が簡単、組立調整が容易、
メンテナンスがし易い転造盤を提供するものとなった。
また、精度向上のため複数のサーボモータの同期制御も
不要であり、ピニオンは同期と駆動の両方を兼ねている
ので、同期精度もよく加工精度が向上する等の効果を奏
するものとなった。また、取付姿勢の制約が少なく、転
造ダイスの配置も容易であり、設計の自由度も大きいも
のとなった。
【0012】ワークセンタとピニオンとは同一軸線上に
設け、従来と同様の構造でも実施が可能であるので、設
計も容易である。また、ピニオンの駆動方法をウォーム
減速とサーボモータとしたので、ボールねじや油圧シリ
ンダに較べ小型、軽量となる。また、メンテナンスも容
易であり、サーボモータ及び制御機器の台数も1台で充
分であり、イニシャル、ランニングコストとも少ない等
の効果を奏するものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す転造盤の転造加工の
駆動部分の部分断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2a、2b 摺動台 3a、3b 転造ダイス 4a、4b 転造ダイスホルダ 6、7 ワークセンタ 8a、8b ラック 9 ピニオン 11 ウォーム 12 ウォームホイール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークセンタを中心に点対称に配置され
    た一対の転造ダイスと、前記転造ダイスが取付られる一
    対の転造ダイスホルダと、前記転造ダイスホルダが取付
    られ相対面が一定距離に固定され本体に摺動可能にされ
    た一対の摺動台と、前記転造ダイスホルダと平行して前
    記摺動台に取付られた一対のラックと、前記一対のラッ
    ク間に挟持回転可能にされたピニオンと、前記ピニオン
    を駆動する駆動源と、を有し、前記転造ダイスは前記駆
    動源により駆動される前記ピニオンによりすれ違い運動
    をして転造加工を行うようにされていることを特徴とす
    る転造盤。
  2. 【請求項2】 前記ワークセンタと前記ピニオンとが同
    一軸線上にあることを特徴とする請求項1記載の転造
    盤。
  3. 【請求項3】 前記ピニオンの駆動源は前記ピニオンと
    同一軸に設けられたウォームホイールと、前記ウォーム
    ホイールと噛み合うウォームと、前記ウォームに連結さ
    れたサーボモータと、からなることを特徴とする請求項
    1又は2記載の転造盤。
JP2001217657A 2001-07-18 2001-07-18 転造盤 Pending JP2003033842A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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