JP2003033771A - 異常検知機構を有する排水消毒装置 - Google Patents

異常検知機構を有する排水消毒装置

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JP2003033771A JP2001222604A JP2001222604A JP2003033771A JP 2003033771 A JP2003033771 A JP 2003033771A JP 2001222604 A JP2001222604 A JP 2001222604A JP 2001222604 A JP2001222604 A JP 2001222604A JP 2003033771 A JP2003033771 A JP 2003033771A
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Masao Ayukawa
正雄 鮎川
Hidekiyo Yoshida
秀潔 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン系薬剤添加の過剰、過小を確実にま
た迅速に検知できる異常検知機構を有する排水消毒装置
を提供すること。 【解決手段】 排水をハロゲン系薬剤の添加により消毒
する排水消毒装置であり、ハロゲン系薬剤添加量の過剰
と過小を検知するハロゲン系薬剤添加量検知手段を備え
る。ハロゲン系薬剤添加量検知手段は、ハロゲン系薬剤
添加直後の排水で計測した残留ハロゲン濃度43と、そ
の下流の放流水路で計測した残留ハロゲン濃度13とを
用い、両残留ハロゲン濃度43,13がそれぞれ所定の
しきい値101,102,103を越えた場合、ハロゲ
ン系薬剤添加量の過剰又は過小として検知する。また両
残留ハロゲン濃度43,13の濃度差(43−13)を
消毒剤消費量としてこの消毒剤消費量を予め設定してお
いた消毒剤消費量低レベルしきい値104と比較して低
レベルしきい値104未満の場合はハロゲン系薬剤添加
量の過剰として検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水分野で、下
水、雨水を含む下水及び地表を流下した雨水などを含む
排水をハロゲン系薬剤で消毒する排水消毒装置に関し、
特にハロゲン系薬剤添加量の過剰、過小の異常を検出す
る異常検知機構を有する排水消毒装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、排水を排水消毒装置においてハロ
ゲン系薬剤で消毒した後に放流水路に流すことが行なわ
れている。そして排水に添加されるハロゲン系薬剤の濃
度は消毒が十分になされ、且つ下流の水系にハロゲン系
薬剤による悪影響が及ばないようにするため、放流水路
で残留ハロゲン濃度を測定し、この測定値を予め設定し
ておいたある範囲の目標値と比較し、測定値が目標値を
逸脱した場合に異常と判定するようにしていた。
【0003】しかしながら上記従来の排水消毒装置の異
常検知方法では、以下のような問題点があった。 ハロゲン系薬剤添加が確実に実行されていることを判
定することは困難である。
【0004】薬剤の添加点から実際の測定点までの時
間遅れにより、薬剤の過剰添加の検知が遅れてしまう。
【0005】残留ハロゲン濃度計自身の測定異常によ
り異常検知が不可能になってしまう。
【0006】以上〜から結果的に過剰消毒、或は
消毒不良を招く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、ハロゲン系薬剤添
加の過剰、過小を確実にまた迅速に検知でき、さらに残
留ハロゲン濃度計自身の測定異常が生じても異常検知が
行なえる異常検知機構を有する排水消毒装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかる異常検知機構を有する排水消毒装置
は、排水をハロゲン系薬剤の添加によって消毒する排水
消毒装置において、前記排水消毒装置は、ハロゲン系薬
剤添加量の過剰及び/又は過小を検知するハロゲン系薬
剤添加量検知手段を備えていることを特徴とする。
【0009】ここで前記ハロゲン系薬剤添加量検知手段
は、ハロゲン系薬剤添加直後の排水で計測した残留ハロ
ゲン濃度と、排水が放流される放流水路で計測した残留
ハロゲン濃度とが所定のしきい値を越えること及び/又
は両残留ハロゲン濃度を比較することによって、ハロゲ
ン系薬剤添加量の過剰及び/又は過小を検知する手段で
ある。即ちハロゲン系薬剤添加直後の排水で計測した残
留ハロゲン濃度と、放流水路で計測した残留ハロゲン濃
度とがそれぞれ所定のしきい値を越えた場合、ハロゲン
系薬剤添加量の過剰または過小として検知する。またハ
ロゲン系薬剤添加直後の排水で計測した残留ハロゲン濃
度と、放流水路で計測した残留ハロゲン濃度とを比較し
て、その濃度差を消毒剤消費量としてこの消毒剤消費量
を予め設定しておいた消毒剤消費量低レベルしきい値と
比較して低レベルしきい値未満の場合は、消費していな
いのに必要以上の消毒剤を添加していることになるの
で、ハロゲン系薬剤添加量の過剰として検知する。
【0010】また前記ハロゲン系薬剤添加量検知手段
は、ハロゲン系薬剤保有量(保有量から求めた消費量)
と吐出量とを比較することでハロゲン系薬剤添加量の過
剰及び/又は過小を検知する手段である。即ちハロゲン
系薬剤保有量の差分から求めた実際の消費量と回転数や
流量計などの測定機器で計測した吐出量との誤差の比率
が、予め設定しておいた薬剤吐出量添加量の高低レベル
しきい値(比率)を超えた場合、薬剤添加量の過剰また
は過小として検知する。
【0011】また前記ハロゲン系薬剤添加量検知手段
は、放流水路に生息する魚類を画像監視することでハロ
ゲン系薬剤添加量の過剰を検知する手段である。即ち画
像監視している魚類が死ぬまたは弱るなどして漂流して
いると判断した個体数が予め設定しておいた漂流魚類個
体数高レベルしきい値を越えた場合、薬剤添加過剰と判
定し検知する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。しかしながら以下に説明す
る実施の形態は、本発明の理解を容易化し促進化するた
めに記載するものであって、本発明を限定するために記
載されるものではない。換言すれば、以下に説明する実
施の形態において開示される各部材は、本発明の精神並
びに技術的範囲に属する全ての設計変更並びに均等物置
換を含むものである。
【0013】図1は本発明にかかる異常検知機構を有す
る排水消毒装置の一実施形態によって消毒が実行される
状態を示す系統図であり、薬剤として紛体を使用した実
施の形態を示す図である。
【0014】同図において10は本発明にかかる排水消
毒装置によって消毒が実行される排水が流入、流出する
沈砂池である。そして沈砂池10の流入部10aに流入
した排水の一部は、ポンプP1によって汲み上げられて
スクリーン20で異物が取り除かれ、原水流量計21で
流量が測定された後に、消毒剤添加装置30に送られ
る。
【0015】この消毒剤添加装置30では、ホッパ31
内に投入されている消毒剤(ハロゲン系薬剤)32をモ
ータM1を駆動することで供給機33からエジェクタ3
4に所定量ずつ供給して排水中に添加する。消毒剤が添
加された排水は溶解装置40の溶解槽41内に送られ、
モータM2によって駆動される攪拌機42によって攪拌
されて消毒剤が確実に溶解された後、ポンプP2によっ
て沈砂池10の流入部10aに戻されることで排水の消
毒が実行され、沈砂部10bを経て放流水路11から河
川12に放流される。
【0016】そして本発明においては、前記消毒を実行
する上で、排水の過剰消毒或いは消毒不良を迅速且つ確
実に防止するため、三種類の異常検知手段を設置してい
る。即ち薬剤添加量の過剰、過小を検知する手段と、薬
剤添加が確実に実行されていることを監視する手段と、
薬剤添加量過剰判定を補完する手段とを具備している。
以下説明する。
【0017】〔薬剤添加量の過剰、過小を検知する手段
(方法)〕消毒を実行する上で、排水の過剰消毒或いは
消毒不良を防止するため薬剤添加量の過剰、過小を検知
する必要がある。そこで放流水路11と溶解装置40に
それぞれ残留ハロゲン濃度計13,43を設置し、両者
の測定値を図示しないコンピュータ(又は電気回路)に
入力することで図2に示す処理手順に従って薬剤添加量
の過剰、過小を検知する。
【0018】即ち図2において、まず残留ハロゲン濃度
計13によって測定した放流水路11での残留ハロゲン
濃度と、残留ハロゲン濃度計43によって測定した溶解
装置40での残留ハロゲン濃度とを入力する。そして図
2の残留ハロゲン濃度判定処理フローにおいて、まず残
留ハロゲン濃度計13によって測定した放流水路11で
の残留ハロゲン濃度を予め設定しておいた放流水残留ハ
ロゲン濃度高レベルしきい値101と比較してこれを越
えていた場合は薬剤添加過剰と判定し、残留ハロゲン高
レベル判定出力70を出力する。
【0019】次に残留ハロゲン濃度計43によって測定
した溶解装置40での残留ハロゲン濃度を予め設定して
おいた溶解槽残留ハロゲン濃度低レベルしきい値102
と比較して低レベルしきい値102未満の場合は薬剤添
加過小と判定し、残留ハロゲン低レベル判定出力71を
出力する。次に溶解装置40での残留ハロゲン濃度を予
め設定しておいた溶解槽残留ハロゲン濃度高レベルしき
い値103と比較して高レベルしきい値103以上の場
合は薬剤添加過剰と判定し、残留ハロゲン高レベル判定
出力70を出力する。
【0020】更に残留ハロゲン濃度計43によって測定
した溶解装置40での残留ハロゲン濃度と、残留ハロゲ
ン濃度計13によって測定した放流水路11での残留ハ
ロゲン濃度との差分を消毒剤消費量として捉え、この消
毒剤消費量が予め設定しておいた残留ハロゲン濃度差
(消毒剤消費量)低レベルしきい値104と比較して低
レベルしきい値104未満の場合は薬剤添加過剰と判定
して残留ハロゲン高レベル判定出力70を出力する。即
ち消毒剤は殺菌しようとする物質が多いとその消費量が
増えるので、消毒剤消費量が少ないということは、消費
していないのに(殺菌しようとする物質が多くないの
に)必要以上の消毒剤を添加していることになる。従っ
て例え溶解装置40での残留ハロゲン濃度と放流水路1
1での残留ハロゲン濃度とがそれぞれ個別には所定の許
容数値内に入っているとしても、必要以上の消毒剤を添
加していると判定するのである。
【0021】以上の検知手段によれば、溶解槽41で計
測した残留ハロゲン濃度(即ちハロゲン系薬剤添加直後
の排水で計測した残留ハロゲン濃度)及びその下流の放
流水路11で計測した残留ハロゲン濃度と、予め設定し
た残留ハロゲン濃度しきい値等とを比較することで薬剤
添加過剰、過小を判定できるので、従来のように放流水
路11だけで計測する場合に比べて、薬剤添加から測定
点までの時間遅れがなく迅速且つ確実に薬剤添加の過
剰、過小を判定できる。また二点で測定した残留ハロゲ
ン濃度を比較してその濃度差を消毒剤消費量として薬剤
添加過剰を判定するので、この点からも薬剤添加の過剰
を判定できる。
【0022】〔薬剤添加が確実に実行されていることを
監視する手段(方法)〕消毒を実行する上で、薬剤添加
が確実に実行されていることを監視することが必要であ
る。そこで消毒剤添加装置30のホッパ31に設けたホ
ッパ重量計X1によってホッパの重量35を測定し、ま
たモータM1の回転数36を測定し、両測定値を図示し
ないコンピュータ(又は電気回路)に入力することで図
3に示す処理手順に従って薬剤添加が確実に実行されて
いることを監視する。
【0023】即ち図3の薬剤吐出量判定処理フローにお
いて、まず時刻tより予め設定しておいた薬剤吐出量判
定処理サンプリング周期113でk+1回サンプリング
した供給機回転数36に〔供給機回転数−吐出量換算係
数〕110をかけて求めた紛体薬剤吐出量と、時刻tと
時刻t+kにおけるホッパ重量35の差分から求めた紛
体薬剤消費量との比率が、予め設定しておいた薬剤吐出
量添加量低レベルしきい値111未満の場合、薬剤添加
量過小と判定し、薬剤添加量過小判定出力81を出力す
る。即ち本来、ホッパ重量35の差分から求めた紛体薬
剤消費量と供給機回転数36から求めた紛体薬剤吐出量
とは一致するはずであるが、ホッパ重量35の差分から
求めた紛体薬剤消費量よりも供給機回転数36から求め
た紛体薬剤吐出量の方が多いということは、供給機回転
数36から求めた紛体薬剤吐出量が実際に吐出している
吐出量よりも見かけ上多くなっているということであ
り、これは所定の紛体薬剤吐出量を得るために決定した
供給機回転数36によっては所定の紛体薬剤吐出量を得
ることが出来ず、もっと回転数を上げなければならない
こと、あるいは、供給機33の機械的な不具合により、
所定の粉体薬剤吐出量を得ることができないことを意味
し、つまり薬剤添加量過小ということになる。
【0024】一方紛体薬剤吐出量と紛体薬剤消費量との
比率が、予め設定しておいた薬剤吐出量添加量高レベル
しきい値112以上の場合、薬剤添加量過剰と判定し、
薬剤添加量過剰判定出力82を出力する。何れの条件も
満たさない場合は出力しない。
【0025】このように紛体薬剤吐出量と紛体薬剤消費
量とを比較することで、リアルタイムで薬剤添加が確実
に実行されているか否かを監視することができる。
【0026】〔薬剤添加量過剰判定を補完する手段(方
法)〕消毒装置の残留ハロゲン濃度計が測定異常とな
り、薬剤添加過剰、過小の判定が不可能になる状態にお
いても、消毒を実行すべく、残留ハロゲン濃度計による
異常判定を補完するため、本発明では図4に示す画像処
理技術を用いた放流水路の魚類生息状態判定処理を実行
する。
【0027】即ち放流水路11の放流口に放流口監視カ
メラ14を設置し、図4に示す魚類異常判定処理フロー
において、放流口監視カメラ14の映像データと、予め
設定しておいた魚類判定パターン121とのパターン比
較を行ない、類似する映像パターンを放流水路11に生
息する魚類と判断する。そして魚類と判断した各映像パ
ターンに対して、最初に検知した座標より、その周辺区
域即ち、魚類の移動範囲を示す2つの魚類漂流判定用移
動範囲座標122,123を定め、魚類と判断した映像
パターンがその座標範囲(点線で囲む範囲)内に予め設
定しておいた魚類漂流判定時間124で定めた時間を超
えて存在した場合、当該魚類は死ぬ或いは弱るなどして
漂流している魚類と判定する。以上の判定処理を魚類と
判断した全ての映像パターンに対して行ない、漂流して
いる魚類個体数が予め設定しておいた漂流魚類個体数高
レベルしきい値125を越えた場合、薬剤添加過剰と判
定し、魚類異常判定出力90を出力する。
【0028】図5は本発明にかかる異常検知機構を有す
る排水消毒装置の他の実施形態によって消毒が実行され
る状態を示す系統図であり、薬剤として液体を使用した
実施の形態を示す図である。
【0029】この実施形態において前記図1に示す実施
形態と相違する点は、消毒剤添加装置30の構造のみで
ある。即ちこの実施形態にかかる消毒剤添加装置30
は、ポンプP1によって溶解装置40に排水を供給する
経路の他に、別途消毒剤タンク37から消毒剤32をポ
ンプP4によって溶解装置40に供給する経路を設けて
いる。そしてこの消毒剤添加装置30による〔薬剤添加
量の過剰、過小を検知する手段(方法)〕と〔薬剤添加
量過剰判定を補完する手段(方法)〕は上記図1に示す
実施形態の場合と同じ手段となるのでその説明は省略す
るが、〔薬剤添加が確実に実行されていることを監視す
る手段(方法)〕は以下のようにする。
【0030】即ち消毒剤タンク37の消毒剤レベル計X
2によって消毒剤32の液面レベル38を測定し、また
ポンプP4の下流に接続した消毒剤流量計39によって
溶解装置40に供給される消毒剤流量を測定し、両測定
値を図示しないコンピュータ(又は電気回路)に入力す
ることで図6に示す処理手順に従って薬剤添加が確実に
実行されていることを監視する。
【0031】即ち図6の薬剤吐出量判定処理フローにお
いて、時刻tより予め設定しておいた薬剤吐出量判定処
理サンプリング周期113でk+1回サンプリングした
消毒剤流量39と、時刻tと時刻t+kにおける消毒剤
の液面レベル38の差分に予め測定しておいた薬剤タン
ク底面積114を掛けて求めた液体薬剤消費量との比率
が、予め設定しておいた薬剤吐出量添加量低レベルしき
い値111未満の場合、薬剤添加量過小と判定し、薬剤
添加量過小判定出力81を出力する。一方液体薬剤吐出
量と液体薬剤消費量との比率が、予め設定しておいた薬
剤吐出量添加量高レベルしきい値112を越えた場合、
薬剤添加量過剰と判定し、薬剤添加量過剰判定出力82
を出力する。何れの条件も満たさない場合は出力しな
い。
【0032】このように液体薬剤吐出量と液体薬剤消費
量とを比較することで、リアルタイムで薬剤添加が確実
に実行されているか否かを監視することができる。
【0033】以上のように本発明にかかる処理で判定し
た薬剤添加量の過剰、過小に関する出力70,71,8
1,82,90は、この排水消毒装置の運転員に異常発
生を警報として知らしめる目的で使用したり、また薬剤
添加過剰或いは過小に応じて薬剤投入量を増加或いは減
少せしめる自動制御を実行する目的で使用したり、更に
薬剤添加量過剰の場合に薬剤の投入自動停止や中和薬剤
の自動投入を実行する目的で使用したりする。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ハロゲン系薬剤添加の過剰、過小を確実に迅速に検
知でき、排水の過剰消毒、消毒不良を迅速に防止するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる異常検知機構を有する排水消毒
装置の一実施形態によって消毒が実行される状態を示す
系統図である。
【図2】薬剤添加量の過剰、過小を検知する処理手順を
示す図である。
【図3】薬剤添加量の過剰、過小を検知する処理手順を
示す図である。
【図4】薬剤添加量の過剰を検知する処理手順を示す図
である。
【図5】本発明にかかる異常検知機構を有する排水消毒
装置の他の実施形態によって消毒が実行される状態を示
す系統図である。
【図6】薬剤添加量の過剰、過小を検知する処理手順を
示す図である。
【符号の説明】
10 沈砂池 10a 流入部 10b 沈砂部 11 放流水路 12 河川 13 放流水残留ハロゲン濃度計 14 放流口監視カメラ 20 スクリーン 21 原水流量計 30 消毒剤添加装置 31 ホッパ 32 消毒剤(ハロゲン系薬剤) 33 供給機 34 エジェクタ 35 ホッパ重量 36 供給機回転数 37 消毒剤タンク 38 液面レベル 39 消毒剤流量計 40 溶解装置 41 溶解槽 42 攪拌機 43 溶解槽残留ハロゲン濃度計 P1 ポンプ P2 ポンプ P4 ポンプ M1 モータ M2 モータ X1 ホッパ重量計 X2 消毒剤レベル計 70 残留ハロゲン高レベル判定出力 71 残留ハロゲン低レベル判定出力 81 薬剤添加量過小判定出力 82 薬剤添加量過剰判定出力 90 魚類異常判定出力 101 放流水残留ハロゲン濃度高レベルしきい値 102 溶解槽残留ハロゲン濃度低レベルしきい値 103 溶解槽残留ハロゲン濃度高レベルしきい値 104 残留ハロゲン濃度差(消毒剤消費量)低レベル
しきい値 110 供給機回転数−吐出量換算係数 111 薬剤吐出量添加量低レベルしきい値 112 薬剤吐出量添加量高レベルしきい値 113 薬剤吐出量判定処理サンプリング周期 114 薬剤タンク底面積 121 魚類判定パターン 122,123 魚類漂流判定用移動範囲座標 124 魚類漂流判定時間 125 漂流魚類個体数高レベルしきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 C02F 1/50 550L ZAB ZAB 1/00 1/00 K V W

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水をハロゲン系薬剤の添加によって消
    毒する排水消毒装置において、 前記排水消毒装置は、ハロゲン系薬剤添加量の過剰及び
    /又は過小を検知するハロゲン系薬剤添加量検知手段を
    備えていることを特徴とする異常検知機構を有する排水
    消毒装置。
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン系薬剤添加量検知手段は、
    ハロゲン系薬剤添加直後の排水で計測した残留ハロゲン
    濃度と、排水が放流される放流水路で計測した残留ハロ
    ゲン濃度とが所定のしきい値を越えること及び/又は両
    残留ハロゲン濃度を比較することによって、ハロゲン系
    薬剤添加量の過剰及び/又は過小を検知する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の異常検知機構を有する
    排水消毒装置。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲン系薬剤添加量検知手段は、
    ハロゲン系薬剤保有量と吐出量とを比較することでハロ
    ゲン系薬剤添加量の過剰及び/又は過小を検知する手段
    であることを特徴とする請求項1記載の異常検知機構を
    有する排水消毒装置。
  4. 【請求項4】 前記ハロゲン系薬剤添加量検知手段は、
    放流水路に生息する魚類を画像監視することでハロゲン
    系薬剤添加量の過剰を検知する手段であることを特徴と
    する請求項1記載の異常検知機構を有する排水消毒装
    置。
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