JP2003033674A - 破袋機用カッター - Google Patents

破袋機用カッター

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JP2003033674A
JP2003033674A JP2002175060A JP2002175060A JP2003033674A JP 2003033674 A JP2003033674 A JP 2003033674A JP 2002175060 A JP2002175060 A JP 2002175060A JP 2002175060 A JP2002175060 A JP 2002175060A JP 2003033674 A JP2003033674 A JP 2003033674A
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JP
Japan
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cutter
bag
breaking machine
housing
bag breaking
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JP2002175060A
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English (en)
Inventor
Hirotami Oyama
博民 大山
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TECHNICA MACHINERY KK
Original Assignee
TECHNICA MACHINERY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッターと廃棄物との衝突音を低く抑えるこ
と、カッターを支えている軸受やブラケットなど関連す
る部分に対する衝撃と偏荷重を緩和して運転時の騒音を
低く抑え、機械部品の寿命を延長すること、ゴミ袋の切
開性能を向上させて、騒音を抑えて効率よく破袋・除袋
ができる破袋用カッターを提供する。 【解決手段】 ハウジングの底部に設けたスリットを突
き抜けるようにしてカッターを通過させて、上記ハウジ
ング内に投入された廃棄物を包んだゴミ袋を破袋するカ
ッター57であって、その材料を板バネ鋼とし、該カッ
ター57を支持するブラケット56をスリーブ64を介
して固定軸62に揺動可能に軸支し、トーションスプリ
ング58により進行方向に付勢する。好ましくは、上記
板バネ鋼の厚さを1mm乃至3mmとし、必要ならばカ
ッター57の形を鉤形とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般家庭および
事業所などから排出される廃棄物を包んでいるプラスチ
ック製ゴミ袋を破袋・除去し、ゴミ袋内に包まれていた
廃棄物をばらばらにして分別を可能な状態にするための
破袋機用カッターに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は特願2000−379485
号で、図7乃至10に示す「破袋・除袋機」の提案をし
ており、また、他の出願、例えば特願平11−1242
79号の図11に示す「破袋装置」や特願平9−157
770号の図12に示す「破集袋機」が提案されてい
る。
【0003】これらの提案は、ハウジング1内に投入さ
れた袋(プラスチック製)詰め廃棄物を、ハウジング1
の底に設けたスリット3を突き抜けて通過する「鉤」
(または「爪」)10で引っかけて破袋するものであ
る。
【0004】これらの提案で採用されている「カッタ
ー」は、「鉤」あるいは「爪」の形状をしており、正面
から加わる負荷はトーションスプリングにより吸収する
ようになっているが、その肉厚は10mm前後で、剛性
が強く、重いものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
装置では、カッターが、その進行方向に対して後方に逃
げるだけで、進行方向に対して左右または斜めから加わ
る負荷(衝撃)を吸収する構造になっておらず、その結
果、軸受けやブラケットなど関連する機構に負荷(衝
撃)を与えることとなっている。
【0006】特に、特願平2000−379485号の
場合は、スクリューコンベヤーによりゴミ袋入り廃棄物
を移送する構造となっているので、一定方向の偏荷重が
加わり軸受けが片減りする原因になっている。
【0007】また、従来のカッター(爪)は、分厚いも
のであるためゴミ袋の切開性能が劣り、切開時に高い騒
音が発生する問題があった。
【0008】この発明は上記問題に鑑み、第一に、カッ
ターと廃棄物との衝突音を低く抑えること、第二に、カ
ッターを支えている軸受やブラケットなど関連する部分
に対する衝撃と偏荷重を緩和して運転時の騒音を低く抑
え、機械部品の寿命を延長すること、第三に、ゴミ袋の
切開性能を向上させて、騒音を抑えて効率よく破袋・除
袋ができる破袋用カッターを提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、ハウジングの底部に設けたスリットを突
き抜けるようにしてカッターを通過させて、上記ハウジ
ング内に投入された廃棄物を包んだゴミ袋を破袋するカ
ッターであって、その材料を板バネ鋼とし、該カッター
は軸受けに揺動可能に軸支し、スプリングにより進行方
向に付勢され、好ましくは板バネ鋼の厚さを1mm〜3
mmの範囲とし、必要ならばカッターの形を鉤形とし、
上記スプリングの固定側は、該固定軸の端に係止されて
いる構成としたものである。
【0010】上記の如く構成することにより、種々雑多
の方向から軸受けやブラケットなど関連部分に加わる衝
撃や負荷が緩和され、進行方向からの過大な負荷はスプ
リングにより吸収され、スプリングの固定側を固定軸端
のフランジに係止することによりベアリングへの偏荷重
がなくなり焼けつきが防止される。
【0011】とりわけ、投入された廃棄物をスクリュー
コンベヤーで移送する方式となっているものでは、軸受
けやブラケットなど関連する部分の片減りを防止する効
果を得ることができる。
【0012】上記板バネ鋼の厚さが1mm未満では、カ
ッターが廃棄物と衝突したときに撓み過ぎ、ハウジング
に設けたスリットを通過するときの障害となる。また、
厚さが3mmを越えるときは、撓みが不十分になって軸
受けあるいはブラケットに対する衝撃や負荷を緩和する
効果が得られなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】次にこの発明の第一実施形態を図
1乃至図3を参照しながら説明する。41は、エンドレ
スチェン、42は、L形金具43と逆L形金具44によ
り取付けられた棹で、この棹42に複数個に軸受け45
が取付けられ、この軸受け45にブラケット46を介し
て板バネ鋼を素材とする鉤形のカッター47が取付けら
れ、トーションスプリング48により前進方向に付勢さ
れている。
【0014】カッター47とトーションスプリング48
との関係は、カッター47を把持しているブラケット4
6の下面に突起49が形成され、この突起49は棹42
に取り付けられた凸片50に当接してカッター47が正
常に起立するようになっている。
【0015】カッター47に負荷が掛かるとトーション
スプリング48の付勢に抗して一点鎖線のようにカッタ
ー47が逃げることになり、もしカッター47と廃棄物
との衝突が正面でないときはベクトル分力によりカッタ
ー47が右または左に撓み、負荷がなくなると板バネ鋼
を材料とするカッター47の復元力により元の状態に戻
る。
【0016】次にこの発明の第二実施形態を図4乃至図
6を参照しながら説明する。51は、エンドレスチェ
ン、52は、L形金具53と逆L形金具54により取付
けられた棹で、この棹52に複数個に軸受け55が取付
けられ、この軸受け55にブラケット56を介して板バ
ネ鋼を素材とする鉤形のカッター57が取付けられ、ト
ーションスプリング58により前進方向に付勢されてい
る。
【0017】カッター57とトーションスプリング58
との関係は、カッター57を把持しているブラケット5
6の下面に突起59が形成され、この突起59は棹52
に取り付けられた凸片60に当接してカッター57が正
常に起立するようになっている。
【0018】カッター57に負荷が掛かるとトーション
スプリング58の付勢に抗して一点鎖線のようにカッタ
ー57が逃げることになり、もしカッター57と廃棄物
との衝突が正面でないときはベクトル分力によりカッタ
ー57が右または左に撓み、負荷がなくなると板バネ鋼
を材料とするカッター57の復元力により元の状態に戻
る。
【0019】ここで第一実施形態と違うところは、上記
トーションスプリング58の固定側58bは、固定軸6
2の拡径部62bに密接被嵌し、該固定軸62端のフラ
ンジ61の小孔に係止している。この構造を採用するこ
とにより、トーションスプリング58の反作用によって
固定軸62は押し上げられず回動が円滑になって、ゴミ
の中という悪条件下の長時間運転でもベアリング63が
焼けつかない。
【0020】上記は、トーションスプリング58の固定
側を固定軸62の拡径部62bに密接被嵌してフランジ
61の小孔に係止したが、スリーブ64をフランジ61
まで延長してフランジ61側を拡径してもよい。なお、
上記のように固定軸62あるいはスリーブ64のフラン
ジ61側を拡径してトーションスプリング58の固定側
を密接被嵌するのは、カッター57が後退してトーショ
ンスプリング58が絞られたとき、できるだけベアリン
グ部に偏荷重が掛からないようにするためで、必ずこの
ようにする必要はない。
【0021】上記各実施形態では、エンドレスチェン4
1,51に亘設された棹42,52にカッター47,5
7を取り付けたものであったが、エンドレスチエンを設
けずに、図10のようにハウジング1の底部外側に、ス
クリュー軸方と平行に回転軸15’(一本でもよい)を
設け、この回転軸15’の周りに固定軸62およびブラ
ケツト56(図5参照)を設け、このブラケット56に
上述のカッター57等を取り付けることもできる。
【0022】また、上記各実施形態のカッターは鉤形と
なっているが、破袋機の構造によって先端を鉤形に曲げ
ずストレートの形状としたものも採用することができ
る。
【0023】
【発明の効果】上記のように特定の肉厚の板バネ鋼で製
作したカッターを破袋機に採用すれば、第一に、カッタ
ーと廃棄物との衝突音を低く抑えられ、第二に、カッタ
ーを支えている軸受やブラケットなど関連する部分に対
する衝撃と偏荷重が緩和されて運転時の騒音が低く抑え
られ、機械部品の寿命を延長することができ、第三に、
ゴミ袋の切開性能が向上して、騒音を抑えて効率よい破
袋・除袋ができるようになり、特にスプリングの固定側
を、固定軸の拡径部に被嵌し、該固定軸の端に係止する
ことにより固定軸が押し上げられず回動が円滑になっ
て、ゴミの中という悪条件下の長時間運転でもベアリン
グが焼けつかなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の破袋機用カッターの側面図
【図2】同正面図
【図3】同平面図
【図4】第二実施形態の破袋機用カッターの側面図
【図5】同正面図
【図6】同平面図
【図7】従来技術の説明図(その1)
【図8】同(その2)
【図9】同(その3)
【図10】同(その4)
【図11】同(その5)
【図12】同(その6)
【符号の説明】
1 ハウジング 2 底部 3 スリット 4 スプロケット 5 中間スプロケット 6,41,51 エンドレスチェン 7,42,52 棹 10 鉤(爪) 12 スクリューコンベヤー 15,15’ 回転軸 43,53 L形金具 44,54 逆L形金具 45,55 軸受け 46,56 ブラケット 47,57 カッター 48,58 トーションスプリング 58a トーションスプリングの揺動端 58b トーションスプリングの固定端 49,59 突起 50,60 凸片 61 フランジ 62 固定軸 62b 拡径部 63 ベアリング 64 スリーブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの底部に設けたスリットを突
    き抜けるようにしてカッターを通過させて、上記ハウジ
    ング内に投入された廃棄物を包んだゴミ袋を破る破袋機
    用カッターであって、その材料を板バネ鋼としてなるこ
    とを特徴とする破袋機用カッター。
  2. 【請求項2】 上記カッターは、スプリングにより進行
    方向に付勢され、揺動可能に取付けられてなることを特
    徴とする請求項1に記載の破袋機用カッター。
  3. 【請求項3】 上記板バネ鋼の厚さを1mm〜3mmの
    範囲とすることを特徴とする請求項1または2に記載の
    破袋機用カッター。
  4. 【請求項4】 上記カッターは、進行方向に向けて鉤形
    をしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の破袋機用カッター。
  5. 【請求項5】 上記スプリングの固定側は、該固定軸の
    端に係止されていることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の破袋機用カッター。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006218468A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Technica Machinery Kk 破袋機
JP2008068249A (ja) * 2006-01-23 2008-03-27 Technica Machinery Kk 破・除袋機
DE112007001110T5 (de) 2006-05-19 2009-02-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Elektromagnetisch angetriebenes Ventil
CN103708240A (zh) * 2013-12-26 2014-04-09 中国科学院生态环境研究中心鄂尔多斯固体废弃物资源化工程技术研究所 具有破袋和避让功能的垃圾均料机

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