JP2003033433A - 治療物質注入装置 - Google Patents

治療物質注入装置

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JP2003033433A
JP2003033433A JP2001222134A JP2001222134A JP2003033433A JP 2003033433 A JP2003033433 A JP 2003033433A JP 2001222134 A JP2001222134 A JP 2001222134A JP 2001222134 A JP2001222134 A JP 2001222134A JP 2003033433 A JP2003033433 A JP 2003033433A
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needle
therapeutic substance
cartridge
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length
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JP2001222134A
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English (en)
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Kuniharu Hamazaki
邦春 浜崎
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SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カートリッジの後端から針棒を安定して挿入で
きるとともに、放射線源を容易に体内に埋設することが
できる治療物質注入装置を提供すること。 【解決手段】針管2Aを外針基2Bに植設した外針2
と、治療物質10を装填可能なカートリッジ7と、内針
基3Bに切り欠き部6を形成し且つ該内針基3Bに針棒
3Aを植設した内針3から構成され、前記内針基3Bに
前記針棒3Aの長さ方向と略平行に可動する固定棒5、
45を装着し、外針基2Bの内周と前記カートリッジ
7、17、27、37の先端部が係合できる形状に形成
し、前記カートリッジ7、17、27、37の後端部か
ら前記針棒3Aを挿入して、前記針棒3A先端より前記
治療物質10を針管2A内に押出すことができるように
形成した治療物質注入装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば前立腺癌等
の患者の患部治療のために、例えばワイヤー状(コイル
状)及びムク状の放射線源等の治療物質を注入(埋設)
するための注入装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】出願人
は特願2001−068695号「治療物質注入装置」
に次の発明を開示した。同号に記載の図3の操作手順に
示したように外針基に放射線源を装填したカートリッジ
の先端を装着した後、該カートリッジの後端から針棒を
挿入して、前記カートリッジの後端に内針基の先端が当
接した後、固定棒の先端を注入用プレートに当接し、前
記カートリッジの後端の係合部と外針基の先端の係合部
を係合させ、前記外針を後方にスライドさせて放射線源
を体内に埋設していた。しかしカートリッジの後端と内
針基の先端とが相互に係合するように成形し、操作も煩
雑であった。また、前記カートリッジの後端から針棒を
挿入する時、該針棒の先端が振動等により揺れて安定せ
ず挿入がし辛かった。そこで本発明者は以上の課題を解
決するために、鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達し
た。
【0003】
【課題を解決する為の手段】[1]本発明は、針管2A
を外針基2Bに植設した外針2と、治療物質10を装填
可能なカートリッジ7と、内針基3Bに切り欠き部6を
形成し且つ該内針基3Bに針棒3Aを植設した内針3か
ら構成され、前記内針基3Bに前記針棒3Aの長さ方向
と略平行に可動する固定棒5、45を装着し、外針基2
Bの内周と前記カートリッジ7、17、27、37の先
端部が係合できる形状に形成し、前記カートリッジ7、
17、27、37の後端部から前記針棒3Aを挿入し
て、前記針棒3A先端より前記治療物質10を針管2A
内に押出すことができるように形成した治療物質注入装
置1を提供する。 [2]本発明は、前記固定棒5の長さを、前記針棒3A
の先端から内針基3Bの後端までの長さL1と実質的に
同じ長さに形成した前記[1]に記載の治療物質注入装
置1を提供する。 [3]本発明は、前記固定棒45の長さを、前記針棒3
Aの先端から内針基3Bの後端までの長さL1より長く
形成した前記[1]に記載の治療物質注入装置1を提供
する。 [4]本発明は、前記針棒3Aの外周と前記固定棒5、
45の外周に、これらの長さ方向に可動可能な移動体8
を装着した前記[1]ないし[3]に記載の治療物質注
入装置1を提供する。 [5]本発明は、前記固定棒5、45の外周略中腹部に
内針基3Bの先端と移動体8の後端の長さLと、前記治
療物質10の長さを同じ長さに設定する為の目盛り12
を付設した前記[1]ないし[4]に記載の治療物質注
入装置1を提供する。 [6]本発明は、前記固定棒5、45の先端に細径部5
Aを形成し、該細径部5Aに補助体9を装着した前記
[1]ないし[5]に記載の治療物質注入装置1を提供
する。 [7]本発明は、前記移動体8の先端から前記針棒3A
の先端方向の途中で且つ該固定棒45の外周と前記針棒
3Aの外周に、これらの長さ方向に可動可能な移動体4
8を装着した前記[1]、[3]、[4]、[5]、
[6]に記載の治療物質注入装置1を提供する。 [8]本発明は、前記カートリッジ17、27、37は
治療物質10が外から目視により確認することができる
カートリッジ本体17A、27A、37Aを有し、
(A)前記カートリッジ本体17A、37Aは外周に長
さ方向にスライド可能な放射線の遮蔽材からなる外筒1
9、39を装着し、前記カートリッジ本体17A、37
Aを露出することができるように形成するか、または、
(B)前記カートリッジ本体27Aは前記外筒19、3
9を装着せず、放射線を遮蔽することができる材料によ
り形成した、前記[1]ないし[7]に記載の治療物質
注入装置1を提供する。 [9]本発明は、前記カートリッジ本体17A、27
A、37Aは、先端に頭部15、15A、15Bを介し
て接続管16、36を植設し、(A)前記接続管16
は、開口部18Aを形成したシース18を被冠するか、
または、(B)前記接続管36は、保護部34の内周端
部中央部に軸棒34Aを植設したキャップC1を被冠し
た、前記[1]ないし[8]に記載の治療物質注入装置
1を提供する。 [10]本発明は、カートリッジ本体17A、27A、
37Aに装填した治療物質10の長さを確認することが
できるように、前記カートリッジ本体17Aの外周表面
に目盛りを付設した前記[1]ないし[9]に記載の治
療物質注入装置1を提供する。 [11]本発明は、前記カートリッジ7に代えて治療物
質10を装填した前記カートリッジ17、27、37を
装着した前記[1]ないし[10]に記載の治療物質注
入装置1を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】図1は本発明の放射線源の治療物
質注入装置1(以下「注入装置1」の概略図(一部断面
図)であり、図2は図1の構成部材である内針3と固定
棒5の概略図である。図3は前記図2の内針3と固定棒
5の各構成部材の概略図で、(a)は内針3の正面図、
(b)は前記(a)の側面図、(c)は補助体9を固定
棒5の先端に装着した時の正面図、(d)は前記(c)
の側面図、(e)は移動体8の正面図、(f)は前記
(e)の断面図である。図1に例示した前記注入装置1
は針管2Aを外針基2Bに植設した外針2と、放射線源
10を装填可能なカートリッジ7と、針棒3Aを、切り
欠き部6を形成した内針基3Bに植設した内針3から構
成されている。前記外針2は体内に穿刺できるように針
管2Aの先端を鋭利に形成し、該針管2Aの基端部には
外針基2Bが装着されている。前記カートリッジ7は放
射線源10を目視でき且つ放射線を遮蔽することができ
る材料から形成され、例えば透明性ないし半透明性を有
する鉛ガラスや防爆性樹脂等から形成されている。前記
カートリッジ7には該放射線源10を装填することので
きる内空部7aが形成されている。該カートリッジ7の
先端は前記外針基2Bの内周と密接に係合できる形状に
形成されている。該カートリッジ7の後端部は針棒3A
が挿入しやすいように広口のテーパー状に形成されてい
る。
【0005】前記内針3は針棒3Aを内針基3Bに植設
し、固定棒5を切り欠き部6と連通する内針基3B内の
通路14に装着している。前記固定棒5は前記針棒3A
の長さ方向と略平行且つ前後に可動するように装着さ
れ、該固定棒5の長さは、針棒3Aの先端から内針基3
Bの後端までの長さL1と実質的に同じ長さに形成され
ている。前記実質的に同じ長さにする理由は、仮に固定
棒5の長さが、針棒3Aの先端から内針基3Bの後端ま
での長さL1より極端に短い場合(内針基3Bの後端を
固定棒5のストッパー13と係合した時、前記針棒3A
の先端が固定棒5の先端より長くなる)、外針基2Bに
装着したカートリッジ7の後端に、前記針棒3Aの先端
を挿入する時、該針棒3Aの先端が揺れて挿入しづらく
なると共に、移動体8の先端が前記カートリッジ7の後
端と当接する前に、針管2Aの先端から放射線源10が
押し出されて操作し辛くなる。従って前記固定棒5と針
棒3Aの先端から内針基3Bの後端までの長さL1の長
さは実質的に同じ長さにするのが良い。なお前記固定棒
5の長さが前記L1の長さより多少短くても、段落番号
[0006]の図4の様に操作でき支障をきたさなけれ
ば何ら問題ない。逆に固定棒5の長さが針棒3Aの先端
から内針基3Bの後端までの長さL1より長い場合は、
図5の固定棒45の長さに近くなり、安定して針棒3A
をカートリッジ7に挿入することができる。前記固定棒
5の後端には前記内針基3Bが飛び出ないようにストッ
パー13が形成されている。前記固定棒5の外周略中腹
部に内針基3Bの先端と移動体8の後端の長さLと前記
放射線源10の長さを同じ長さに設定する為の目盛り1
2が付設されている。前記目盛り12は少なくともカー
トリッジ7に装填できる最も長い放射線源10の長さ
で、例えば1cm刻みに付設することができる。前記針
棒3Aの外周と固定棒5の外周に、例えば板状で針棒3
Aと固定棒5の長さ方向に平行に可動可能な移動体8が
装着されている。該移動体8は針棒3Aを挿入する穴8
Aと固定棒5を挿入する穴8Bが形成されている。前記
穴8Aには弾性体15が装着され該弾性体15の中心部
に針棒3Aが挿入される切込み16が形成されている。
前記弾性体15と針棒3Aの摩擦抵抗により係止され、
外力(指で動かす等)を加えて前記移動体8を移動する
ことができる。前記穴8Bは前記固定棒5が挿入される
形状に形成されている。前記固定棒5は通路内14で回
転しないように断面が略半円状に形成されている。前記
固定棒5の断面形状は通路14内で回転せず、通路14
の形状と係合すれば、例えば多角形(三角形、四角形)
楕円形等のどのような形状でも良い。前記固定棒5の先
端に細径部5Aを形成し、該細径部5Aの外周に前記針
棒3Aの補助体9が装着されている。該補助体9は磁石
で形成され前記細径部5Aに装着する通路9Cが形成さ
れている。前記固定棒5と略平行に位置する針棒3Aの
先端の揺れを防ぐ為に、該針棒3Aの外周と係合する略
半円形の溝9Aが形成される。尚前記溝9Aは後述する
が外針2の針管2Aの外周にも係合する。
【0006】図4は本発明の注入装置1の放射線源10
を体内に埋設する時の手順の一例を示す概略図(一部断
面図)であり、(1)から(7)の図に従って説明す
る。予めカートリッジ7に放射線源10を装填して、該
放射線源10が抜けないように該カートリッジ7の先端
と後端の開口部に充填剤(例えばシリコーンやボーンワ
ックス等)を塗布ないし詰めておく。また後述するカー
トリッジ17、27、37を装着することもできる。 (1A)内針基3Bの後端とストッパー13を係合し、
移動体8を、前後長さ方向にスライドさせ、該内針基3
Bの先端から前記移動体8の後端の長さLを放射線源1
0の長さと同じ長さに設定しておく。 (1)外針2の穿刺位置を決める為に治療物質(放射線
源)注入用プレート11(以後「注入用プレート11」
と略記する)を配置して該注入用プレートの穿刺孔(目
的位置)に前記外針2を穿刺する。(肛門から挿入した
超音波診断装置によりモニターを見ながら埋設位置を決
定する。) (2)予め放射線源10を装填したカートリッジ7を外
針2の外針基2Bに装着する。 (3)針棒3Aを前記カートリッジ7の後端部から挿入
する。前記針棒3Aの先端がカートリッジ7の後端に挿
入した時、該針棒3Aの外周から補助体9を外し、更に
前記針棒3Aを挿入し続け、針管2Aの外周に前記補助
体9の溝9Aを係合させる。更に針棒3Aを挿入し続け
前記注入用プレート11の穿刺孔に細径部5Aに挿入す
る。 (4)外針基2Bに装着したカートリッジ7の後端に前
記移動体8の先端が当接するまで内針基3Bを前方長さ
方向に押し進める。この時点で放射線源10が体内の埋
設位置(放射線源10の先端は前記針管2Aの先端に配
置されている)に配置される。 (5)前記カートリッジ7を後退させ、その後端が前記
移動体8の先端に当接したとき、内針基3Bの切り欠き
部6に露出した固定棒5を指で挟持し固定しておく。 (6)前記外針基2Bを他方の手で挟持し、前記移動体
8の後端が前記内針基3Bの先端に当接するまで後方に
可動させる。このとき針管2Aの先端に配置された放射
線源10が、前記針管2Aが後方に可動することで体内
に埋設される。 (7)針管2Aの外針基2Aを指で摘み、内針基3B方
向に引っ張り体内から引き抜くと共に、前記内針基3B
の切り欠き部6を介して挟持した固定棒5の先端を注入
用プレート11から引き抜く。
【0007】前記図4の操作手順に従って、針棒3Aの
先端を放射線源10が装填されたカートリッジ7の後端
から挿入する時、針棒3Aが補助体9から外れると該針
棒3Aが不安定になり折れ曲がることが懸念される。そ
こでこの課題を解決する為に新たに次の発明に到達し
た。図5は前記針棒3Aの先端から針基3Bの後端まで
の長さL1より長く形成した固定棒45を内針基3B内
の通路14に装着した概略図である。前記固定棒45の
外周略中腹部に前記固定棒5と同様な目盛り12が付設
されている。前記針棒3Aの外周と該固定棒45の外周
にこれらの長さ方向に可動可能な移動体8、48が装着
されている。前記移動体8は前記固定棒5に装着された
ものと同じ目的で装着され、前記移動体48は、針棒3
Aの直線性を保ち且つ該針棒3Aの折れ曲がりを防止す
る為に、針棒3Aの先端に装着されている。固定棒45
の先端にも、前記固定棒5の先端と同様に細径部5Aを
形成し、該細径部5Aの外周に補助体9が装着されてい
る。
【0008】図6は前記図5の内針3に固定棒45を装
着したその他の注入装置を用いて、放射線源10を体内
に埋設する時の手順の一例を示す概略図(一部断面図)
である。基本的な操作は前記図4で示した操作と同様で
あるため異なる操作手順について説明する。なお内針3
に固定棒45を装着した時の注入装置も、前記図4の手
順と同様に、後述するカートリッジ17、27、37を
装着することができる。 (1)、(1A)、(2)は図4の手順と基本的に同様
なので説明は省略する。 (3)針管2Aの後端外周に補助体9の溝9Aと係合さ
せ、針棒3Aの先端が前記カートリッジ7の後端に直線
状に挿入できるように配置する。 (4)内針基3Bと固定棒45の後端部を同時に外針2
の先端長さ方向に押し進めて、細径部5Aの先端を注入
プレート11の穿刺孔に挿入して前記針棒3Aを安定さ
せる。このとき移動体48はカートリッジ7の後端に当
接し、前記針棒3Aが折り曲がらないように保護してい
る。 (5)内針基3Bを手で挟持し移動体8の先端部が移動
体48の後端部と当接するまで押し進める。 (6)から(8)は図4の手順と基本的に同様なので説
明は省略する。針棒3Aが放射線源10を針管2A先端
に押し出す前に、固定棒45の細径部5Aが注入プレー
ト11の穿刺孔に挿入されるので、針棒3Aを安定させ
て放射線源10を挿入することができる。
【0009】図7は外針22にカートリッジ7のその他
の実施例のカートリッジ17を装着した断面図で、図8
はその他の実施例のカートリッジ27の断面図である。
図9は、図10のカートリッジ37に装着するキャップ
C1の概略図で、図10は前記図9のキャップを装着し
たカートリッジ37の断面図である。図11は前記カー
トリッジ37の外筒39を後方の長さ方向にスライドさ
せカートリッジ本体38を露出した時の概略図である。
前記カートリッジ7及び後述する図8のカートリッジ2
7は、予め放射線源10単独でキャリブレーション(放
射線量の確認)を行い、その後前記カートリッジ7、2
7に装填する形状に形成され、外針、内針を使い放射線
源10を体内に埋設する。図7のカートリッジ17及び
後述する図10のカートリッジ37は、予め放射線源1
0を前記カートリッジ17、37に装填してキャリブレ
ーションすることができ、被爆量を最小限にすることが
できるカートリッジの形状に形成されている。前記カー
トリッジ17、37は、治療物質10が外から目視によ
り確認することができるカートリッジ本体17A、37
Aの外周に長さ方向にスライド可能な放射線の遮蔽材か
らなる外筒19、39を装着し、前記カートリッジ本体
17A、37Aを露出することができる。前記カートリ
ッジ27は治療物質10が外から目視により確認するこ
とができ且つ放射線を遮蔽することができる材料により
形成されている。該カートリッジ27には外筒は装着さ
れない。前記カートリッジ本体17A、27A、37A
の外周表面に目盛りを付設することで、放射線源10の
長さを確認でき、詳細は後述するがさらに前記カートリ
ッジ17A、37Aでは該放射線源10のキャリブレー
ション(放射線源10の放射線量の確認)を一定の長さ
を測定して換算し全体の放射線量を求めるか、或いは全
体の放射線量を直接求めることができる。
【0010】前記図7の外針22は、針管22Aの基端
部は外針基2Bに装着され、該外針基22Bは、前方か
ら後方に亘って小径部2B1、中径部2B2、大径部2
B3を連続して一体に形成している。前記カートリッジ
17はカートリッジ本体17Aの先端に頭部15を装着
し、該頭部15にシース18を被冠した接続管16を植
設している。前記シース18の先端には放射線源10の
外径より小さな開口部18Aが形成されている。該カー
トリッジ本体17Aの後端にはストッパー32が形成さ
れ、該頭部15の後端に前記外筒19の係合部19Aと
係合する係合部15Cが形成されている。前記頭部15
の係合部15Cと外筒19の係合部19Aが相互に係止
できるように形成されている。外針基22Bに前記カー
トリッジ17の先端を接続する。中径部22B2の内周
に前記シース18が装着される。さらに前記カートリッ
ジ17を押圧し、頭部15の先端が大径部22B3に当
接し且つ接続管16の先端がシース18の開口部18A
から突き出て、前記接続管16の先端外周が小径部22
B1の内周に係合して、カートリッジ本体17Aの収納
空間17aと針管22Aが連通する。前記カートリッジ
27も前記カートリッジ17と同様に外針22に装着し
て、カートリッジ本体27Aの収納空間27aと針管2
2Aが連通する。
【0011】該外筒19は後方の長さ方向に可動させカ
ートリッジ本体17を露出して、すでに装填されている
放射線源10のキャリブレーション(放射線源10の放
射線量の確認)を換算により求めることができる。
【0012】放射線源10全体をキャリブレーションす
る場合、前記カートリッジ17に代えて、キャップC1
を装着したカートリッジ37を使用することができる。
前記カートリッジ17とカートリッジ37の主な違う点
は、頭部15Bに植設した接続管36が前記接続管16
より短く且つシース18の代わりにキャップC1が装着
されている。前記キャップC1は保護部34の内周端部
中央に軸棒34Aが植設されている。さらにカートリッ
ジ本体38の表面前方に0から1cm間隔で6cmまで
の目盛り30が付設されている。外筒39スライドさせ
てカートリッジ本体37Aを露出し前記放射線源10の
キャリブレーションを行う。前記カートリッジ37によ
り、放射線源10全体を直接キャリブレーションできる
ので換算による誤差を無くすことができ、より正確なキ
ャリブレーションを行うことができる。
【0013】
【発明の作用効果】(1)本発明の治療物質注入装置1
の固定棒5、45と針棒3Aの外周に移動体8を装着し
て、内針基3Bの先端から前記移動体8の後端を前後長
さ方向にスライドさせた長さLを放射線源10の長さと
同じ長さに設定できることにより、前記移動体8の先端
を外針基2Bに装着したカートリッジ7、17、27、
37の後端に当接したとき、前記放射線源10が体内の
埋設位置(放射線源10の先端は前記針管2Aの先端に
配置される)に容易に配置することができる。 (2)内針基3Bに切り欠き部6を形成することで、前
記内針基3Bに通路14に装着した固定棒5、45を容
易に指で教示することができる。 (3)前記針棒3Aの先端から内針基3Bの後端の長さ
より長く形成した固定棒45を内針基3Bに装着し、該
固定棒45の先端に細径部5Aを形成し、前記針棒3A
と前記固定棒45の外周に移動体48を装着すること
で、針棒3Aの先端がカートリッジ7、17、27、3
7後端に挿入した後、前記細径部5Aが注入プレート1
1の穿刺孔に装着され、安定した状態で前記針棒3Aを
挿入することができ且つ直線性を保ちながら前記針棒3
Aの折れ曲がりを防止することができる。 (4)固定棒5、45の先端の細径部5Aに磁石で形成
した補助体9を装着することにより、前記固定棒5の補
助体9は針棒3Aの先端の揺れを抑えることができると
共に、該固定棒5、45の補助体9は針管2A、22A
の外周にも前記補助体9の溝9Aが係合し、安定してカ
ートリッジ7、17、27、37を介して針管2A、2
2Aに針棒3Aを挿入することができる。 (5)前記カートリッジ7に代えて、カートリッジ1
7、27、37を使用することができ、予めカートリッ
ジ17、37に装填した放射線源10被爆せずより安全
にキャリブレーションすることができる。特にカートリ
ッジ37の場合、放射線源10全体をキャリブレーショ
ンするので、換算による修正を必要とせずより正確に測
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治療物質(放射線源)注入装置1の概
略図(一部断面図)
【図2】図1の構成部材である内針3と固定棒5の概略
【図3】前記図2の各構成部材で、(a)は内針本体3
Cの正面図、(b)は前記(a)の側面図、(c)は補
助体9を固定棒5の先端に装着した時の正面図、(d)
は前記(c)の側面図、(e)は移動体8の正面図、
(f)は前記(e)の断面図
【図4】本発明の注入装置1を用いて放射線源10を体
内に埋設する時の操作手順
【図5】内針3とその他の実施例を示す固定棒45の概
略図
【図6】前記図5の内針3と固定棒45を用いて放射線
源10を体内に埋設する時の操作手順
【図7】外針22にカートリッジ7のその他の実施例の
カートリッジ17を装着した時の断面図
【図8】カートリッジ7のその他の実施例のカートリッ
ジ27の断面図
【図9】キャップC1の概略図
【図10】キャップC1を装着したカートリッジ37の
概略図
【図11】カートリッジ37の外筒39を後方の長さ方
向にスライドさせカートリッジ本体38を露出した時の
概略図
【符号の説明】
1 治療物質(放射線源)注入装置 2、22 外針 2A、22A 針管 2B、22B 外針基 3 内針 3A 針棒 3B 内針基 5、45 固定棒 5A 細径部 6 切り欠き部 7、17、27、37 カートリッジ 17A、27A、37A カートリッジ本体 7a、17a、27a、37a 内空部 8、48 移動体 8A、8B 穴 9 補助体 9C 通路 9A 溝 10 放射線源 11 治療物質(放射線源)注入用プレート 12、22 目盛り 13 ストッパー 14 通路 15、15A、15B 頭部 15C、35C 係合部 16、36 接続管 18 シース 18A 開口部 19、39 外筒 19A、39A 係合部 22B1 小径部 22B2 中径部 22B3 大径部 34 保護部 34A 軸棒 32、35 ストッパー 36A 通路 C、C1 キャップ L 内針基3Bの先端から調節した移動体8の後端まで
の長さ(放射線源10と同じ長さ) L1 針管3Aの先端から内針基3Bの後端までの長さ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針管2Aを外針基2Bに植設した外針2
    と、治療物質10を装填可能なカートリッジ7と、内針
    基3Bに切り欠き部6を形成し且つ該内針基3Bに針棒
    3Aを植設した内針3から構成され、 前記内針基3Bに前記針棒3Aの長さ方向と略平行に可
    動する固定棒5、45を装着し、 外針基2Bの内周と前記カートリッジ7、17、27、
    37の先端部が係合できる形状に形成し、前記カートリ
    ッジ7、17、27、37の後端部から前記針棒3Aを
    挿入して、前記針棒3A先端より前記治療物質10を針
    管2A内に押出すことができるように形成したことを特
    徴とする治療物質注入装置1。
  2. 【請求項2】前記固定棒5の長さを、前記針棒3Aの先
    端から内針基3Bの後端までの長さL1と実質的に同じ
    長さに形成したことを特徴とする前記請求項1に記載の
    治療物質注入装置1。
  3. 【請求項3】前記固定棒45の長さを、前記針棒3Aの
    先端から内針基3Bの後端までの長さL1より長く形成
    したことを特徴とする前記請求項1に記載の治療物質注
    入装置1。
  4. 【請求項4】前記針棒3Aの外周と前記固定棒5、45
    の外周に、これらの長さ方向に可動可能な移動体8を装
    着したことを特徴とする前記請求項1ないし3に記載の
    治療物質注入装置1。
  5. 【請求項5】前記固定棒5、45の外周略中腹部に内針
    基3Bの先端と移動体8の後端の長さLと、前記治療物
    質10の長さを同じ長さに設定する為の目盛り12を付
    設したことを特徴とする前記請求項1ないし4に記載の
    治療物質注入装置1。
  6. 【請求項6】前記固定棒5、45の先端に細径部5Aを
    形成し、該細径部5Aに補助体9を装着したことを特徴
    とする前記請求項1ないし5に記載の治療物質注入装置
    1。
  7. 【請求項7】前記移動体8の先端から前記針棒3Aの先
    端方向の途中で且つ該固定棒45の外周と前記針棒3A
    の外周に、これらの長さ方向に可動可能な移動体48を
    装着したことを特徴とする前記請求項1、3、4、5、
    6に記載の治療物質注入装置1。
  8. 【請求項8】前記カートリッジ17、27、37は治療
    物質10が外から目視により確認することができるカー
    トリッジ本体17A、27A、37Aを有し、(A)前
    記カートリッジ本体17A、37Aは外周に長さ方向に
    スライド可能な放射線の遮蔽材からなる外筒19、39
    を装着し、前記カートリッジ本体17A、37Aを露出
    することができるように形成するか、または、(B)前
    記カートリッジ本体27Aは前記外筒19、39を装着
    せず、放射線を遮蔽することができる材料により形成し
    た、ことを特徴とする前記請求項1ないし7に記載の治
    療物質注入装置1。
  9. 【請求項9】前記カートリッジ本体17A、27A、3
    7Aは、先端に頭部15、15A、15Bを介して接続
    管16、36を植設し、(A)前記接続管16は、開口
    部18Aを形成したシース18を被冠するか、または、
    (B)前記接続管36は、保護部34の内周端部中央部
    に軸棒34Aを植設したキャップC1を被冠した、こと
    を特徴とする前記請求項1ないし8に記載の治療物質注
    入装置1。
  10. 【請求項10】カートリッジ本体17A、27A、37
    Aに装填した治療物質10の長さを確認することができ
    るように、前記カートリッジ本体17Aの外周表面に目
    盛りを付設したことを特徴とする前記請求項1ないし9
    に記載の治療物質注入装置1。
  11. 【請求項11】前記カートリッジ7に代えて治療物質1
    0を装填した前記カートリッジ17、27、37を装着
    したことを特徴とする前記請求項1ないし10に記載の
    治療物質注入装置1。
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