JP2003033038A - 車両用発電機の整流装置 - Google Patents

車両用発電機の整流装置

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JP2003033038A JP2001213203A JP2001213203A JP2003033038A JP 2003033038 A JP2003033038 A JP 2003033038A JP 2001213203 A JP2001213203 A JP 2001213203A JP 2001213203 A JP2001213203 A JP 2001213203A JP 2003033038 A JP2003033038 A JP 2003033038A
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Katsuyuki Sumimoto
勝之 住本
Keiichi Komurasaki
啓一 小紫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSFETによる整流装置の小型化効果を
充分に生かすことが可能な車両用発電機の整流装置を得
る。 【解決手段】 電機子コイル2を有する車両用発電機1
と、電機子コイル2の交流出力を整流する整流装置6
と、整流装置6の整流素子を構成するMOSFET21
と、MOSFET21をON/OFF制御して整流作用
を行わせる制御手段22とを備え、制御手段22がMO
SFET21を形成する半導体チップ35上にMOSF
ET21とは一体に形成されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用の交流発
電機に使用される整流装置に関し、特に、電力損失が小
さく、また、小型化が可能であり、容易に発電機に搭載
することが可能な車両用発電機の整流装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両用発電機には三相の交流発電機が使
用されるのが通常であり、車両用発電機には三相全波整
流器と電圧制御装置とが一体に搭載されており、車両用
発電機の出力は三相全波整流器により整流され、電圧制
御装置により目標電圧に制御されて出力される。車両用
発電機に搭載される整流装置としてはシリコンダイオー
ドを三相全波接続したものが使用され、六個のシリコン
ダイオードがヒートシンクを介して車両用発電機のリヤ
ブラケットに組み付けられるのが一般的であり、ヒート
シンクはシリコンダイオードの電力損失による発熱の放
熱用として使用される。車両用発電機は小型化と高出力
化とが進められているが、シリコンダイオードの発熱は
高出力化と共に大きくなり、ヒートシンクの放熱面積を
必要として小型化を阻害している。
【0003】これに対して整流装置の電力損失を低減し
て整流装置を小型化し、車両用発電機を小型化するため
に、P−N接合のシリコンダイオードに代わってMOS
FETを使用することが検討されており、例えば、特開
平4−138030号公報にもその一例が開示されてい
る。MOSFETのゲートにソース電圧より高い電圧を
印可し、ソース側からドレイン側に通電するとき、ソー
ス−ドレイン間の電圧降下がシリコンダイオードのアノ
ード−カソード間の電圧降下より小さく、電圧降下に伴
う電力損失がシリコンダイオードの約1/2となって容
易に発熱が抑制できると共に、電圧降下が少ない分、車
両用発電機の特性の向上ができるのがMOSFET採用
の目的である。
【0004】図8は、上記の従来例である特開平4−1
38030号公報に開示された車両用発電機の整流装置
の構成を示すブロック図である。図8において、車両用
発電機1は三相の電機子コイル2と界磁コイル3とを有
しており、界磁コイル3は電圧制御装置4のスイッチン
グ素子5に接続されている。三相の電機子コイル2はu
相電圧Vuとv相電圧Vvとw相電圧Vwとを出力し、
この出力電圧VuとVvとVwとは整流装置6により整
流されてバッテリ7を充電する。整流装置6は三相ブリ
ッジ接続されたMOSFET7ないし12を有してお
り、各MOSFET7ないし12は整流制御装置13の
制御により電機子コイル2の出力を整流するように構成
されている。
【0005】このように構成された従来のMOSFET
式整流装置6を用いた車両用発電機の整流装置におい
て、整流制御装置13はバッテリ7の電圧と車両用発電
機1の出力電圧VuとVvとVwとを入力し、バッテリ
7からの電圧によりゲート電圧を生成し、車両用発電機
1の出力電圧VuとVvとVwとの電圧に基づきONす
べきMOSFETを選定してゲート電圧を与え、車両用
発電機1の出力を整流する。例えば、三相交流の内のu
相電圧Vuがバッテリ7を充電可能な電圧となったと
き、u相のMOSFET7とv相のMOSFET10と
w相のMOSFET12とにゲート電圧を与えることに
より、ゲート電圧を与えられたMOSFETはソース側
からドレイン側に導通してバッテリ7を充電する。この
ようにVuとVvとVwとの電圧位相により各MOSF
ETのゲートを制御することにより、三相全波の整流が
行われることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このときのMOSFE
Tのソース−ドレイン間の電圧はP−N接合のシリコン
ダイオードの場合より低い値となり、整流による電力損
失は低い値となって放熱は容易となり、小型化が図れる
ことになるが、MOSFET7ないし12を各相の電圧
位相により動作させるためには整流制御装置13が必要
となる。整流制御装置13にはMOSFET7ないし1
2をON/OFFさせるためのタイミング制御と、ゲー
トにソース電圧より高い電圧を印可するための昇圧回路
とが必要であり、車両用発電機1には電圧制御装置4と
整流装置6以外にこれらの回路を内蔵する整流制御装置
13を搭載することになるため、MOSFETの使用に
よる小型化には限界が生じ、生産コスト上にも不利にな
るものであった。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、整流制御装置を別構成にて車両用発
電機に搭載することなく、MOSFETによる整流装置
の小型化効果を充分に生かすことが可能な車両用発電機
の整流装置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる車両用
発電機の整流装置は、電機子コイルを有する車両用発電
機と、電機子コイルの交流出力を整流する整流装置と、
整流装置の整流素子を構成するMOSFETと、MOS
FETをON/OFF制御して整流作用を行わせる制御
手段とを備え、制御手段がMOSFETを形成する半導
体チップ上にMOSFETとは一体に形成されるように
したものである。
【0009】また、制御手段がMOSFETにチップオ
ンチップにより一体形成されるようにしたものである。
さらに、制御手段は、MOSFETのソース側電圧とド
レイン側電圧とを比較する比較器と、この比較器の出力
を受けてMOSFETをON/OFF制御するゲートド
ライバと、ゲートドライバにMOSFETのソース側電
圧より高い値のゲート電圧を与える昇圧手段とを有して
おり、MOSFETのソース側電圧がドレイン側電圧よ
り高くなったとき、ゲートドライバがMOSFETをO
Nするようにしたものである。
【0010】さらにまた、制御手段は、ドレイン側電圧
と基準電圧とを比較する第二の比較器を有しており、ド
レイン側電圧が所定値を超えたとき、ゲートドライバが
MOSFETをOFFするようにしたものである。ま
た、車両用発電機に出力電圧を制御する電圧制御装置を
有しており、制御手段を動作させる電源が電圧制御装置
から供給されるようにしたものである。さらに、電圧制
御装置を含む制御手段の外部から電源電圧が供給され、
この電源電圧が、MOSFETのゲート電圧に相当する
値を有するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図3
は、この発明の実施の形態1による車両用発電機の整流
装置を説明するためのもので、図1は車両用発電機と整
流装置との構成を示すブロック図、図2は、整流装置に
使用するMOSFETを含む整流素子の構成を示すブロ
ック図、図3は図2に示したMOSFETを含む整流素
子の半導体チップと成形後の外観とを示す斜視図であ
り、上記の従来例と同一機能部分には同一符号が付与さ
れている。
【0012】図1において、車両用内燃機関に搭載され
る車両用発電機1は、固定子の構成部品である三相の電
機子コイル2と、図示しない内燃機関から駆動される回
転子の構成部品である界磁コイル3とを有しており、界
磁コイル3にはバッテリ7から界磁電流が供給されて電
圧制御装置4のスイッチング素子5により界磁電流が制
御され、電機子コイル2の発電電圧が制御されるように
構成されている。電機子コイル2はu相電圧Vuとv相
電圧Vvとw相電圧Vwとを出力し、この出力電圧は整
流装置6により整流されてバッテリ7を充電する。整流
装置6は三相ブリッジ接続されたMOSFETを含む整
流素子14ないし19からなり、整流装置6には電圧制
御装置4の制御回路20から定電圧電源Vccが供給さ
れる。
【0013】図2は、整流素子の構成を示すもので、各
整流素子14ないし19に共通のものである。整流素子
14〜19はそれぞれ半導体チップ上に形成され、半導
体チップ上にはMOSFET21とこのMOSFET2
1を制御する制御手段22とが形成され、制御手段22
は、昇圧手段23と、ゲートドライバ24と、サージ電
圧バイパス手段25および26と、分圧手段27ないし
30と、比較器31ないし33と、AND回路34とか
ら構成される。
【0014】図3はこのような構成を持つ整流素子の外
観を示すもので、図の(a)は半導体チップ35上にM
OSFET21と、MOSFET21上にチップオンチ
ップにより制御手段22が形成された状態を示し、図の
(b)はMOSFET21と制御手段22とが形成され
た半導体チップ35が、例えば、絶縁樹脂36によりモ
ールドされ、ヒートシンク37に取り付けられた状態を
示すものである。
【0015】このように構成された実施の形態1による
車両用発電機の整流装置の詳細を図2を中心に説明す
る。なお、ここではMOSFET21は一例としてNチ
ャンネルのMOSFETとし、ハイサイド駆動する場合
について説明する。昇圧回路23はNチャンネルMOS
FETのハイサイド駆動であるために必要なものである
が、電源電圧Vccを入力してコイル変圧やスイッチド
キャパシタなどによりMOSFET21のゲート駆動電
圧を得るものであり、昇圧された電圧(例えば約20
V)は後述するAND回路34により駆動されるゲート
ドライバ24に与えられ、ゲートドライバ24の動作に
よりMOSFET21のゲートに加えられてMOSFE
T21をON/OFFする。
【0016】MOSFET21のドレイン電圧はサージ
電圧バイパス手段25と分圧手段27とを介して比較器
31の(+)端子に与えられ、また、ソース電圧はサー
ジ電圧バイパス手段26と分圧手段28とを介して比較
器31の(−)端子に与えられ、ソース電圧がドレイン
電圧より高くなったときに比較器31はMOSFET2
1をONすべき論理をAND回路34に出力する。比較
器32はドレイン電圧の分圧電圧と電源電圧(基準電
圧)Vccの分圧電圧とを比較し、ドレイン電圧が所定
値を超えたときのみMOSFET21をOFFにする論
理をAND回路34に出力する。この比較器32の動作
により整流素子14ないし19からバッテリ7への出力
が停止され、バッテリの異常電圧を抑制する。
【0017】比較器33はソース電圧の分圧電圧と電源
電圧(基準電圧)Vccの分圧電圧とを比較している
が、MOSFET21をONにする論理を常時出力して
おり、バッテリ7に対する充電停止など、他の制御条件
があれば利用できるように設けた予備回路である。従っ
て、AND回路34は比較器31と比較器32との出力
により制御され、平常時には比較器31の出力によりM
OSFET21を制御することになる。すなわち、MO
SFET21のソース電圧がドレイン電圧より高くなっ
たときのみMOSFET21をONさせ、三相ブリッジ
に接続された整流素子14ないし19は三相全波整流器
として動作することになる。
【0018】図1に戻って、界磁コイル3を有する回転
子が内燃機関から駆動されると電機子コイル2には三相
交流電圧が発電され、三相ブリッジに接続された整流素
子14ないし19により整流されてバッテリ7を充電す
ると共に、電圧制御装置4がスイッチング素子5をON
/OFFして界磁コイル3の電流を制御し、電機子コイ
ル2の発生電圧を制御してバッテリ7に対する充電量を
制御する。そして、バッテリ7の負荷が極端に減少する
などにより、バッテリ7の電圧が異常上昇すれば各整流
素子14ないし19のMOSFET21がONされなく
なって異常状態を回避する。
【0019】以上に説明したように、この発明の実施の
形態1の車両用発電機の整流装置によれば、MOSFE
Tを三相ブリッジ接続した整流装置において、MOSF
ET21上にチップオンチップにより制御手段22を形
成し、一つの整流素子を構成するようにしたので、従来
構成のように別体の整流制御装置を必要とせず、構成が
共通である整流素子14ないし19を整流スタックとし
て車両用発電機1に搭載することにより、整流制御機能
を有する整流装置を限定されたスペース内に収納するこ
とが可能になり、車両用発電機の小型化が可能になると
共に、バッテリ過充電時における出力制御が可能になる
ものである。
【0020】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2による車両用発電機の整流装置の構成を示すブロ
ック図、図5は、整流装置に使用するMOSFETを含
む整流素子の構成を示すブロック図である。この実施の
形態における車両用発電機の整流装置には、各整流素子
14ないし19の制御手段22に電源電圧生成手段38
が設けられている。電源電圧生成手段38はバッテリ7
(MOSFET21のドレイン端子)から電圧供給を受
け、昇圧手段23や比較器31ないし33などに対する
基準電圧の供給を行うものであり、電源電圧生成手段3
8を有すること以外は実施の形態1と同じである。
【0021】実施の形態1では電圧制御装置4に内蔵す
る電源電圧生成手段を利用することにより制御手段22
の回路の単純化を図ったものであるが、そのために電圧
制御装置4と各整流素子14ないし19との間に電圧V
ccを供給する配線を要するものであった。この実施の
形態は各整流素子14ないし19を自己完結型としたも
ので、外部から電源の供給を受けることなく動作を可能
としたものである。なお、実施の形態1による方法が良
いのか、実施の形態2による方法が良いのか、また、以
下に述べる実施の形態3による方法が良いのかは、車両
用発電機1の形態により変わるものである。
【0022】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3による車両用発電機の整流装置の構成を示すブロ
ック図、図7は、整流装置に使用するMOSFETを含
む整流素子の構成を示すブロック図である。この実施の
形態における車両用発電機の整流装置は、MOSFET
21のゲート駆動電圧に相当する電圧を電圧制御装置4
など外部から供給を受け、制御手段22から電源電圧生
成手段や昇圧回路を排除したものであり、比較器31な
いし33などに与えられる電圧は、ゲート駆動電圧に相
当する電圧を使用するか、または、ゲート駆動電圧に相
当する電圧を分圧して使用するようにしたものである。
【0023】このように構成することにより、制御手段
22には電源電圧生成手段や昇圧回路を設けることな
く、制御手段22を単純化することができるものであ
り、上記したように車両用発電機1の形態によっては有
利な構成とすることができるものである。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の車両
用発電機の整流装置において、請求項1に記載の発明に
よれば、電機子コイルを有する車両用発電機と、電機子
コイルの交流出力を整流する整流装置と、整流装置の整
流素子を構成するMOSFETと、MOSFETをON
/OFF制御して整流を行わせる制御手段とを備え、制
御手段がMOSFETを形成する半導体チップ上にMO
SFETとは一体に形成されるようにしたので、従来構
成のように整流制御装置を別体に設ける必要がなく、構
成が共通である整流素子を整流スタックとして車両用発
電機に搭載することにより、整流制御機能を有する整流
装置を限定されたスペース内に収納することが可能にな
り、車両用発電機の小型化が可能になるものである。
【0025】また、請求項2に記載の発明によれば、M
OSFETをON/OFF制御する制御手段をMOSF
ETにチップオンチップにより一体形成したので、制御
機能を内蔵する整流素子が小型になり、搭載する車両用
発電機を、より小型化することが可能になるものであ
る。
【0026】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
制御手段は、MOSFETのソース側電圧とドレイン側
電圧とを比較する比較器と、この比較器の出力を受けて
MOSFETをON/OFF制御するゲートドライバ
と、ゲートドライバにMOSFETのソース側電圧より
高い値のゲート電圧を与える昇圧手段とを有しており、
MOSFETのソース側電圧がドレイン側電圧より高く
なったとき、ゲートドライバがMOSFETをONする
ようにしたので、同一構成の整流素子を組み合わせるこ
とにより、容易に制御機能付きの三相ブリッジ構成な
ど、各種の整流回路を構成することができるものであ
る。
【0027】さらにまた、請求項4に記載の発明によれ
ば、制御手段は、ドレイン側電圧と基準電圧とを比較す
る第二の比較器を有しており、ドレイン側電圧が所定値
を超えたとき、ゲートドライバがMOSFETをOFF
するようにしたので、バッテリの充電回路に使用すると
き、バッテリの過充電などにより異常電圧が検知された
ときには出力を停止し、過電圧による二次障害を未然に
防止することができるものである。
【0028】また、請求項5に記載の発明によれば、車
両用発電機に出力電圧を制御する電圧制御装置を有して
おり、MOSFETを制御する制御手段を動作させる電
源が電圧制御装置から供給されるようにしたので、制御
手段の内部に電源回路を構築する必要がなく、制御手段
を小型化することができるものである。さらに、請求項
6に記載の発明によれば、電圧制御装置を含む制御手段
の外部から電源電圧が供給され、この電源電圧が、MO
SFETのゲート電圧に相当する値を有するようにした
ので、制御手段の内部から昇圧手段を排除することがで
き、制御手段をより小型化することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車両用発電機
の整流装置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による車両用発電機
の整流装置の整流素子の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による車両用発電機
の整流装置の整流素子の斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による車両用発電機
の整流装置のブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による車両用発電機
の整流装置の整流素子の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による車両用発電機
の整流装置のブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による車両用発電機
の整流装置の整流素子の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来の車両用発電機の整流装置を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 車両用発電機、2 電機子コイル、3 界磁コイ
ル、4 電圧制御装置、6 整流装置、7 バッテリ、
14〜19 整流素子、21 MOSFET、22 制
御手段、23 昇圧手段、24 ゲートドライバ、2
5、26 サージ電圧バイパス手段、27〜30 分圧
手段、31〜33 比較器、34 AND回路、35
半導体チップ、36 絶縁樹脂、37 ヒートシンク、
38 電源電圧生成手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コイルを有する車両用発電機、前
    記電機子コイルの交流出力を整流する整流装置、前記整
    流装置の整流素子を構成するMOSFET、前記MOS
    FETをON/OFF制御して整流作用を行わせる制御
    手段を備え、前記制御手段が前記MOSFETを形成す
    る半導体チップ上に前記MOSFETとは一体に形成さ
    れたことを特徴とする車両用発電機の整流装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が前記MOSFETにチッ
    プオンチップにより一体形成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用発電機の整流装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記MOSFETのソ
    ース側電圧とドレイン側電圧とを比較する比較器と、前
    記比較器の出力を受けて前記MOSFETをON/OF
    F制御するゲートドライバと、前記ゲートドライバに前
    記MOSFETのソース側電圧より高い値のゲート電圧
    を与える昇圧手段とを有しており、前記MOSFETの
    ソース側電圧がドレイン側電圧より高くなったとき、前
    記ゲートドライバが前記MOSFETをONすることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用発電
    機の整流装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ドレイン側電圧と
    基準電圧とを比較する第二の比較器を有しており、前記
    ドレイン側電圧が所定値を超えたとき、前記ゲートドラ
    イバが前記MOSFETをOFFすることを特徴とする
    請求項3に記載の車両用発電機の整流装置。
  5. 【請求項5】 前記車両用発電機に出力電圧を制御する
    電圧制御装置を有しており、前記制御手段を動作させる
    電源が前記電圧制御装置から供給されることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用発
    電機の整流装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧制御装置を含む前記制御手段の
    外部から電源電圧が供給され、前記電源電圧が、前記M
    OSFETの前記ゲート電圧に相当する値を有すること
    を特徴とする請求項5に記載の車両用発電機の整流装
    置。
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