JP2003032613A - ディジタル放送記録再生装置およびディジタル放送受信機 - Google Patents

ディジタル放送記録再生装置およびディジタル放送受信機

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JP2003032613A
JP2003032613A JP2001215179A JP2001215179A JP2003032613A JP 2003032613 A JP2003032613 A JP 2003032613A JP 2001215179 A JP2001215179 A JP 2001215179A JP 2001215179 A JP2001215179 A JP 2001215179A JP 2003032613 A JP2003032613 A JP 2003032613A
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digital broadcast
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JP2001215179A
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Masako Asamura
まさ子 浅村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル放送において有料チャンネル中の
無料番組(非スクランブル番組)のみを自動的に記録す
る。 【解決手段】 パケット分離手段4は、ディジタル放送
における多重ストリームから抽出した番組配列情報(S
I)を無料/有料番組判別手段11へと送る。SIは、
各番組の無料/有料の情報を含んでおり、無料/有料番
組判別手段11は、選局されたチャンネルにおける番組
の開始時に、当該番組が無料番組であるか有料番組であ
るかをSIに基づき判別し、その判別結果を記録制御信
号発生手段12へと出力する。記録制御信号発生手段1
2は、当該番組が無料番組である場合のみ記録再生手段
8に当該番組の記録動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送の
受信を行うディジタル放送受信機および受信したディジ
タル放送信号の記録および再生を行うディジタル放送記
録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送における映像、音声、各
種データ情報などのデータは、MPEG2のシステムに
準拠して多重化されており、ディジタル放送の伝送信号
は、各データがパケット(TSパケット:Transp
ort Stream Packet)単位で多重化さ
れた多重ストリーム(TS:Transport St
ream)となっている。
【0003】また、ディジタル放送の放送チャンネルの
中には、視聴のために有料契約などが必要な有料チャン
ネルと、契約を必要としない無料チャンネルとが混在し
ており、さらに有料チャンネルにおいても、視聴のため
の有料契約が必要でない番組が含まれる場合がある。一
般に、視聴のために有料契約などが必要な有料番組(限
定受信番組)にはスクランブルがかけられており、視聴
者は視聴のための契約を行わなければその番組を正常に
視聴することができない。つまり、ディジタル放送のT
Sには、スクランブル無しの無料番組(非スクランブル
番組)のTSパケットと、スクランブルが施された有料
番組(限定受信番組)のTSパケットとが存在してい
る。
【0004】図7は、従来のディジタル放送記録再生装
置の構成を示すブロック図である。この図において、2
01はアンテナにより受信されたディジタル放送信号が
入力されるチューナ、202はディジタル復調を行いデ
ィジタルデータとしてTSを出力する復調手段、203
は限定受信番組のTSパケットに対してスクランブル処
理を解除するデスクランブル手段、204はTSから各
データのパケットを分離するパケット分離手段(DEM
UX)である。また、205は映像・音声デコード手段
であり、パケット分離手段204によってTSから分離
された映像データおよび音声データのパケットから映像
および音声データを復号する。206はデータ処理手段
であり、パケット分離手段204によってTSから分離
された番組配列情報(以下、SI(Service I
nformation)と略す)のデータの格納および
処理を行う。207は合成手段、208はTSの記録お
よび再生を行う記録再生手段である。209は上記各ブ
ロックの動作を制御する制御CPUであり、各ブロック
で取得したデータ等に基づき制御データを送信し、各ブ
ロックにおけるTSの受信や表示、記録、再生等の動作
の制御を行う。210は上記デスクランブル手段203
においてデスクランブルを行うための情報を持つICカ
ードである。
【0005】以下、図7に示した従来のディジタル放送
記録再生装置の動作を説明する。まず、アンテナで受信
されたディジタル放送信号はチューナ201へ入力さ
れ、チューナ201はトランスポンダ周波数の選局を行
う。選局された受信信号は復調手段202へと入力され
る。復調手段202は入力された受信信号のディジタル
復調を行うと共に、制御CPU209からの制御データ
に従い、選択番組を含むTSをディジタルデータとして
出力する。
【0006】復調手段202より出力されたTSは、デ
スクランブル手段203に入力される。上述したよう
に、復調手段202より出力されたTSには、スクラン
ブル無しの無料番組(非スクランブル番組)のTSパケ
ット、あるいは、受信のために有料契約などが必要な有
料番組(限定受信番組)のTSパケットであるスクラン
ブルを施されたTSパケットが含まれる。
【0007】デスクランブル手段203は、入力された
TSをパケット分離手段204へと出力するが、このと
き上記スクランブルを施されたTSパケットのデータの
うち有料契約された番組のデータに対しては、ICカー
ド210に記録されているデスクランブルのための情報
に基づきスクランブルを解除して出力する。
【0008】ここで、ディジタル放送におけるTSパケ
ットには番組の映像データおよび音声データの他に、番
組配列情報(SI)、伝送制御信号(PSI:Prog
ram Specific Informatio
n)、時間情報、個別情報(EMM:Entitlem
ent Management Message)、番
組情報や制御情報などの共通情報ECM(Entitl
ement Control Message)等が含
まれている。通常の限定受信番組のTSにおけるスクラ
ンブルの範囲は、上記SI、PSI、時間情報、EM
M、ECMおよびTSパケットのヘッダ、アダプテーシ
ョンフィールドを除くペイロード部であり、それらスク
ランブル範囲外のデータは、デスクランブル手段203
においてデスクランブル処理は行われずにパケット分離
手段204に送られることとなる。また、スクランブル
無しの番組のTSパケットについても、デスクランブル
処理は行われない。
【0009】パケット分離手段204では、制御CPU
209からの選択番組のチャンネル(ディジタル放送で
は、サービスIDに対応)による制御データに基づき、
入力されたTSから選択番組の特定PID(Packe
t ID)を有する各TSパケットを分離して取り出
し、番組の映像および音声データのパケットを映像・音
声デコード手段205へと出力する。また、パケット分
離手段204ではその番組に関連する映像データおよび
音声データを含む番組のパケットによるTS(パーシャ
ルTS)を構成し、記録再生手段208へと出力する。
【0010】また、パケット分離手段204において
は、TSからの上記SI、PSI、時間情報、EMM、
ECM等の分離抽出も行われる。
【0011】SIには、サービスのチャンネル名、個々
の番組のタイトルや開始終了時間、継続時間、内容や進
行状態などの情報を示すデータが含まれており、これを
用いて処理することにより番組一覧である電子番組ガイ
ド(EPG)の画面を作成して画面上に表示することが
できる。パケット分離手段204によりTSから抽出さ
れたSIはデータ処理手段206に送られ、データ処理
手段206は、SIデータを格納すると共にEPGの表
示画面を構成する処理を行い、EPG表示画面を示す信
号を出力する。
【0012】また、パケット分離手段204によりTS
から抽出されたPSIおよび時間情報は、制御情報とし
て制御CPU209へと送られ、制御CPU209から
は分離を制御する制御データが送られることとなる。
【0013】また、EMMおよびECMは、制御CPU
209およびICカード210へと送られ、ICカード
210は、このEMMおよびECMの情報に基づき、デ
スクランブル手段203におけるデスクランブル処理の
ための鍵情報(スクランブル鍵Ks)を抽出する。
【0014】図8は、図7に示した従来のディジタル放
送記録再生装置におけるスクランブル解除動作を説明す
るための図である。この図において、デスクランブル手
段203、パケット分離手段204、制御CPU20
9、ICカード210は、図7に示したものと同一のも
のである。
【0015】パケット分離手段204によりTSから抽
出されたEMMおよびECMは、制御CPU209、さ
らにICカード210へと送られる。ICカード210
では、上記EMMとECMおよびICカード210が保
持する視聴情報から照合等の処理を行い、鍵情報(スク
ランブル鍵Ks)を抽出して制御CPU209へと送
る。制御CPU209は、さらにスクランブル鍵Ksを
デスクランブル手段203へと入力する。ここで、各T
Sパケットのヘッダ部には、当該TSパケットのスクラ
ンブルのモードおよびスクランブルの有無を示すスクラ
ンブル制御値が含まれており、スクランブル鍵Ksが入
力されたデスクランブル手段203は、スクランブル鍵
KsとTSパケットのスクランブル制御値に基づき、入
力TSのスクランブルを解除する処理を行う。
【0016】映像・音声デコード手段205では、パケ
ット分離手段204により分離された映像データおよび
音声データのパケットが入力され、映像、音声それぞれ
のデータから映像信号および音声信号を復号して合成手
段207へと送る。
【0017】合成手段207へは、上記映像・音声デコ
ード手段205からの映像信号、音声信号と、データ処
理手段206からのEPG表示画面の信号が送られてお
り、通常は映像・音声デコード手段205からの映像お
よび音声信号を出力し、モニタなどの提示手段(図示せ
ず)へと送り番組の提示を行う。また、制御CPU20
9からEPGの表示を指示する制御データが送られた場
合には、映像信号とEPG表示画面を合成し、その合成
後のEPG表示信号および音声信号を出力する。
【0018】なお、ディジタル放送における選択番組の
記録を行う場合、上記パケット分離手段204により分
離された番組のパーシャルTSは、記録再生手段208
へ送信され、記録再生手段208は、入力されたパーシ
ャルTSをパケット単位で記録する。
【0019】また、記録再生手段208に記録されてい
るTSを再生する場合、記録再生手段208から再生さ
れたTSは、パケット分離手段204へと送られ、映像
・音声デコード手段205により音声信号および映像信
号へと復号され、合成手段207を介してモニタなど提
示手段により提示される。
【0020】ところで上記構成においては、選択番組の
記録は、記録再生手段208によりパケット分離手段2
04からの信号、即ちパーシャルTSを記録することに
より行われる。しかし、選択番組の記録は、それ以外に
も例えば外部のVTR等の記録装置により合成手段20
7から出力される映像信号および音声信号を記録するこ
とでも可能である。
【0021】なお、所望の番組を記録するためには、選
択した番組のチャンネルを指定し、記録再生手段208
もしくは外部のVTR等の記録装置に対して記録を指示
するか、あるいは、予め番組の放送時間帯やチャンネル
を設定することで録画予約を行い、自動記録することと
なる。自動記録を行うためには、ユーザが予めその予約
設定(記録予約設定)を行っておく必要がある。さらに
その場合、ユーザは、記録しようとする番組のチャンネ
ルや放送時間帯などをEPG表示画面等によって検索し
なければならない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ディ
ジタル放送においては放送事業者との契約が必要な限定
受信となる有料チャンネルと、契約の必要の無い無料チ
ャンネルが混在しており、契約を行っていないユーザ
は、有料チャンネルにおけるスクランブルが施された限
定受信番組を選択しても、視聴あるいは記録を正常に行
うことはできない。
【0023】一方、有料チャンネルの中でも、スクラン
ブル無しの無料番組や、有料契約を行っていないユーザ
に対する例えば番組案内等の無料プロモーション番組等
の非スクランブル番組が放送されている。この場合、ユ
ーザは契約状態に関係なく、有料チャンネルの非スクラ
ンブル番組を選択すれば当該番組の視聴あるいは記録を
正常に行うことができる。
【0024】また、従来のディジタル放送記録再生装置
において、番組の自動記録は、ユーザがEPGなどによ
り記録したい番組のチャンネルや放送時間帯等を検索し
た後、チャンネル、記録時間等の録画予約設定を行う必
要がある。従って、有料チャンネルで放送される番組案
内等の非スクランブル番組を予約記録する場合は、有料
チャンネルの番組の中から当該非スクランブル番組の時
間帯を検索し、録画予約設定しなければならない。
【0025】特に、例えば有料番組視聴の契約行ってい
ないユーザが、有料チャンネルにおいて不連続な時間帯
に放送される複数の無料番組(非スクランブル番組)の
みを予約記録したい場合、有料チャンネルの中からのそ
れらの無料番組の放送時間帯を検索し、設定する必要が
あるために、録画予約設定の操作が非常に煩わしくな
る。
【0026】この発明は以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、ディジタル放送における有料
チャンネルで放送される無料番組のみを自動的に記録す
ることができるディジタル放送記録再生装置およびそれ
を備えたディジタル放送受信機を提供することを第1の
目的とする。また、外部に接続した記録再生装置にディ
ジタル放送における有料チャンネルで放送される無料番
組のみを自動的に記録させることができるディジタル放
送受信機を得ることを第2の目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディジ
タル放送記録再生装置は、ディジタル放送の記録および
再生を行う記録再生手段と、前記ディジタル放送におけ
るスクランブルの有無の判定を行うスクランブル判定手
段と、前記スクランブル判定手段の判定に基づき、前記
記録再生手段を制御する制御手段とを備え、前記スクラ
ンブル判定手段が前記ディジタル放送にスクランブルが
無いと判定した場合、前記制御手段は、前記記録再生手
段に記録動作を行わせ、前記スクランブル判定手段が前
記ディジタル放送にスクランブルが有ると判定した場
合、前記制御手段は、前記記録再生手段に前記記録動作
を停止させることを特徴とする。
【0028】請求項2に記載のディジタル放送記録再生
装置は、請求項1に記載のディジタル放送記録再生装置
であって、前記スクランブル判定手段が、前記ディジタ
ル放送の信号に含まれる番組配列情報における各番組の
スクランブル情報を検出する手段を含み、前記ディジタ
ル放送におけるスクランブルの有無の判定が、前記スク
ランブル情報に基づいて前記各番組毎に行われることを
特徴とする。
【0029】請求項3に記載のディジタル放送記録再生
装置は、請求項1に記載のディジタル放送記録再生装置
であって、前記スクランブル判定手段が、前記ディジタ
ル放送の信号の各パケットにおけるスクランブル制御値
を検出する手段を含み、前記ディジタル放送におけるス
クランブルの有無の判定が、前記スクランブル制御値に
基づいて前記各パケット毎に行われることを特徴とす
る。
【0030】請求項4に記載のディジタル放送受信機
は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のディジタ
ル放送記録再生装置を内蔵することを特徴とする。
【0031】請求項5に記載のディジタル放送受信機
は、ディジタル放送を受信し、外部に記録再生装置を接
続可能なディジタル放送受信機であって、前記ディジタ
ル放送におけるスクランブルの有無の判定を行うスクラ
ンブル判定手段と、前記スクランブル判定手段の判定に
基づき、前記記録再生装置を制御する制御信号を出力す
る制御信号出力手段とを備え、前記スクランブル判定手
段が前記ディジタル放送にスクランブルが無いと判定し
た場合、前記制御信号出力手段は、前記記録再生装置に
記録動作を行わせる前記制御信号を出力し、前記スクラ
ンブル判定手段が前記ディジタル放送にスクランブルが
有ると判定した場合、前記制御信号出力手段は、前記記
録再生装置に前記記録動作を停止させる前記制御信号を
出力することを特徴とする。
【0032】請求項6に記載のディジタル放送受信機
は、請求項5に記載のディジタル放送受信機であって、
前記スクランブル判定手段が、前記ディジタル放送の信
号に含まれる番組配列情報における各番組のスクランブ
ル情報を検出する手段を含み、前記ディジタル放送にお
けるスクランブルの有無の判定が、前記スクランブル情
報に基づいて前記各番組毎に行われることを特徴とす
る。
【0033】請求項7に記載のディジタル放送受信機
は、請求項5に記載のディジタル放送受信機であって、
前記スクランブル判定手段が、前記ディジタル放送の信
号の各パケットにおけるスクランブル制御値を検出する
手段を含み、前記ディジタル放送におけるスクランブル
の有無の判定が、前記スクランブル制御値に基づいて前
記各パケット毎に行われることを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は、実施の
形態1に係るディジタル放送記録再生装置のブロック図
である。この図において、1はアンテナにより受信され
たディジタル放送信号が入力されるチューナ、2はディ
ジタル復調を行いディジタルデータとしてTSを出力す
る復調手段、3は限定受信番組のTSパケットに対して
スクランブル処理を解除するデスクランブル手段、4は
TSから各データのパケットを分離するパケット分離手
段(DEMUX)である。また、5は映像・音声デコー
ド手段であり、パケット分離手段4によってTSから分
離された映像データおよび音声データのパケットから映
像および音声データを復号する。6はデータ処理手段で
あり、パケット分離手段4によってTSから分離された
番組配列情報(SI)のデータの格納および処理を行
う。7は合成手段、8はTSの記録および再生を行う記
録再生手段である。9は上記各ブロックの動作を制御す
る制御CPUであり、各ブロックで取得したデータ等に
基づき制御データを送信し、各ブロックにおけるTSの
受信や表示、記録、再生等の動作の制御を行う。10は
上記デスクランブル手段3においてデスクランブルを行
うための情報を持つICカード、11はSIに基づき各
番組が無料番組であるか、有料番組であるかの判別を行
う無料/有料番組判別手段、12は無料/有料番組判別
手段11の判別結果に基づき、記録制御信号を発生する
記録制御信号発生手段である。
【0035】以下、図1に示した放送記録再生装置の動
作を説明する。まず、アンテナで受信されたディジタル
放送信号はチューナ1へ入力され、チューナ1はトラン
スポンダ周波数の選局を行う。選局された受信信号は復
調手段2へと入力される。復調手段2は入力された受信
信号のディジタル復調を行うと共に、制御CPU9から
の制御データに従い選択番組を含むTSをディジタルデ
ータとして出力する。
【0036】復調手段2より出力されたTSは、デスク
ランブル手段3に入力される。上述したように、復調手
段2より出力されたTSには、スクランブル無しの無料
番組(非スクランブル番組)のTSパケット、あるい
は、受信のために有料契約などが必要な有料番組(限定
受信番組)のスクランブルを施されたTSパケットが含
まれる。
【0037】デスクランブル手段3は、入力されたTS
をパケット分離手段4へと出力するが、このとき上記ス
クランブルを施されたTSパケットのデータのうち有料
契約された番組のデータに対しては、ICカード10に
記録されているデスクランブルのための情報に基づきス
クランブルを解除して出力する。
【0038】ここで、ディジタル放送におけるTSパケ
ットには番組の映像データおよび音声データの他に、S
I、PSI、時間情報、EMM、ECM等が含まれてい
る。通常の限定受信番組のTSにおけるスクランブルの
範囲は、上記SI、PSI、時間情報、EMM、ECM
およびTSパケットのヘッダ、アダプテーションフィー
ルドを除くペイロード部であり、それらスクランブル範
囲外のデータは、デスクランブル手段3においてデスク
ランブル処理は行われずにパケット分離手段4に送られ
ることとなる。また、スクランブル無しの番組のTSパ
ケットについても、デスクランブル処理は行われない。
【0039】パケット分離手段4では、制御CPU9か
らの選択番組のチャンネル(ディジタル放送では、サー
ビスIDに対応)による制御信号に基づき、入力された
TSから選択番組の特定PID(Packet ID)
を有する各TSパケットを分離して取り出し、番組の映
像および音声データのパケットを映像・音声デコード手
段5へと出力する。また、パケット分離手段4ではその
番組に関連する映像データおよび音声データを含む番組
のパケットによるTS(パーシャルTS)を構成し、記
録再生手段8へと出力する。
【0040】また、パケット分離手段4においては、T
Sからの上記SI、PSI、時間情報、EMM、ECM
等の分離抽出も行われる。パケット分離手段4によりT
Sから抽出されたSIはデータ処理手段6および無料/
有料番組判別手段11へと送られる。
【0041】SIには、サービスのチャンネル名、個々
の番組のタイトルや開始終了時間、継続時間、内容や進
行状態などの情報を示すデータが含まれており、これを
用いて処理することにより番組一覧である電子番組ガイ
ド(EPG)の画面を作成して画面上に表示することが
できる。データ処理手段6では、パケット分離手段4に
よりTSから抽出されたSIデータを格納すると共にE
PGの表示画面を構成する処理を行い、EPG表示画面
を示す信号を出力する。
【0042】またさらに、SIにはチャンネルの無料/
有料の情報を有するSDT(Service Desc
ription infomation Table)
および、個々の番組の無料/有料の情報を有するEIT
(Event Infomation Table)が
含まれており、SDTとEITを参照することで、それ
ぞれの番組のスクランブルの有無、すなわち無料/有料
の判別を行うことができる。
【0043】無料/有料番組判別手段11では、パケッ
ト分離手段4より入力されたSIのSDT、EITを処
理し、放送番組の開始時に当該番組がスクランブル無し
の無料番組であるか否かの判別を行い、その判別結果に
対応した判別結果信号を制御CPU9の制御を介して記
録制御信号発生手段12へと出力する。即ち、無料/有
料番組判別手段11は、ディジタル放送におけるスクラ
ンブルの有無の判定を行うスクランブル判定手段を構成
している。
【0044】記録制御信号発生手段12では、無料/有
料番組判別手段12の判別結果信号に基づき、記録制御
信号を送信することで記録再生手段8の動作を制御す
る。つまり、受信中の番組が無料番組(非スクランブル
番組)であるという判別結果の場合は、記録制御信号発
生手段12は記録再生手段8に受信中のTSパケットの
記録を行わせる。一方、番組が有料番組(スクランブル
が施された限定受信番組)である場合は、記録制御信号
発生手段12は記録再生手段8に記録動作を停止させる
などして、受信したTSパケットの記録を行わないよう
にする。その結果、記録再生手段8は、無料番組のみを
連続して自動的に記録する動作を行うこととなる。
【0045】図2は本実施の形態に係るディジタル放送
記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。まず、ユーザにより記録したい無料番組が放送さ
れる有料チャンネルが選局される(S11)。無料/有
料番組判別手段11は、パケット分離手段4によって抽
出されたSIのSDTおよびEITに基づき、選局され
たチャンネルにおける番組の開始時に、当該番組が無料
番組であるか有料番組であるかを判別する(S12)。
当該番組が無料番組であると判別された場合、記録制御
信号発生手段12は、記録制御信号として記録再生手段
8に記録動作を行わせる記録指示信号を発生し、当該番
組のパーシャルTSの記録を行う(S13、S14)。
反対に、当該番組が有料番組であると判別された場合、
記録制御信号発生手段12は、記録制御信号として、記
録再生手段8に記録動作を停止させる記録停止信号を発
生し、受信した番組のパーシャルTSの記録を行わない
ようにする(S13、S15)。
【0046】よって、本実施の形態に係るディジタル放
送記録再生装置によれば、ユーザはEPG等による無料
番組の時間帯の検索、録画設定を行うという煩わしい操
作を行うこと無しに、有料チャンネルに含まれる無料番
組のみを連続して記録することができる。その結果、ユ
ーザは記録された情報を再生することにより、有料チャ
ンネルの中の無料番組や番組案内等の無料プロモーショ
ン番組の全てを連続して容易に記録し視聴することがで
きる。
【0047】なお、以上の説明においては、ディジタル
放送信号の記録および再生を行う記録再生手段8を装置
内部に備えた構成を示したが、本発明に係るディジタル
記録再生装置の構成をそれに限定するものではない。例
えば、IEEE1394等の高速ディジタルインターフ
ェースを用いることによって、外部の記録再生装置に記
録制御信号発生手段12からの記録制御信号およびパケ
ット分離手段4からのパーシャルTSを送信すると共
に、制御コマンドをやり取りすることで該記録再生装置
の動作の制御を行うことができる。つまり、外部に接続
された記録再生装置を記録再生手段8として用いる構成
も可能であり、上記した記録再生手段8を装置内部に備
える構成と同様の効果を得ることができる。
【0048】<実施の形態2>実施の形態1において、
放送番組の記録は、記録再生手段8がパケット分離手段
4からのパーシャルTSを記録することにより行われ
る。しかし、例えば外部のVTR等の記録装置により合
成手段7から出力される映像信号および音声信号を記録
することでも番組を記録することは可能である。
【0049】図3は実施の形態2に係るディジタル放送
の記録再生システムの構成を示すブロック図である。こ
の図において、20は外部装置からの制御信号に基づい
て動作することが可能な、例えばVTR装置等の記録再
生装置である。そのような記録再生信号としては、現
在、装置の電源のオン/オフや記録および再生動作の開
始/終了等の動作を、例えばIrシステム(赤外線予約
システム)により外部装置から送信される「ビデオコン
トロール信号」と呼ばれる制御信号により制御できるV
TR装置等の記録再生装置が存在している。
【0050】また、図3に示すチューナ1および復調手
段2、デスクランブル手段3、パケット分離手段4、映
像・音声デコード手段5、データ処理手段6、合成手段
7、制御CPU9、ICカード10、無料/有料番組判
別手段11、記録制御信号発生手段12によってディジ
タル放送受信機100を構成している。ディジタル放送
受信機100を構成するこれらの要素は、図1において
同一符号を用いて示したものと同一の要素であるので、
ここでの詳細な説明は省略する。ただし、記録制御信号
発生手段12が発生する記録制御信号は、外部に接続さ
れた記録再生装置20の動作を制御する信号、例えばビ
デオコントロール信号である。
【0051】記録再生装置20は、ディジタル放送受信
機100から出力される映像信号および音声信号を記録
できるように、合成手段7の出力に接続される。さら
に、記録制御信号発生手段12からの記録制御信号によ
って記録動作が制御されるように、記録制御信号発生手
段12の出力にも接続される。
【0052】無料/有料番組判別手段11は、パケット
分離手段4において抽出されたSIにおけるSDTおよ
びEITを処理し、放送番組の開始時に当該番組がスク
ランブル無しの無料番組であるか否かの判別を行い、そ
の判別結果を示す判別結果信号を制御CPU9の制御を
介して記録制御信号発生手段12へと出力する。
【0053】記録制御信号発生手段12では、無料/有
料番組判別手段12の判別結果信号に基づき、記録再生
装置20へと記録制御信号を出力する。つまり、受信中
の番組が無料番組(非スクランブル番組)であるという
判別結果の場合は、記録制御信号として記録再生装置2
0に記録動作を行わせる記録指示信号を出力する。記録
再生装置20は記録制御信号発生手段12からの記録指
示信号を受けると、合成手段7から出力されている受信
中の番組の映像信号および音声信号の記録を行う。一
方、番組が有料番組、即ちスクランブルが施された限定
受信番組であるという判別結果の場合は、記録再生装置
20に記録を停止させる記録停止信号を送信して、記録
再生装置の記録動作を停止させる。その結果、記録再生
装置20は、無料番組のみを連続して自動的に記録する
動作を行うこととなる。
【0054】よって、本実施の形態に係るディジタル放
送記録再生システムによれば、ユーザはEPG等による
無料番組の時間帯の検索、録画設定を行うという煩わし
い操作を行うこと無しに、記録再生装置20に有料チャ
ンネルに含まれる無料番組のみを連続して記録すること
ができる。その結果、ユーザは記録された情報を再生す
ることにより、有料チャンネルの中の無料番組や番組案
内等の無料プロモーション番組の全てを連続して容易に
記録し視聴することができる。
【0055】<実施の形態3>実施の形態1に示したデ
ィジタル放送記録再生装置は、放送番組がスクランブル
のかかった有料番組か、スクランブルの無い無料番組か
の判定を、SIのSDTおよびEITの番組情報に基づ
き行うものであった。よって、スクランブルの有無を番
組単位でしか判別することができない。この場合、番組
中にスクランブルの無い番組が挿入される場合等に生じ
る1つの番組中の部分的なスクランブルの状態の変化
や、無料番組の放送時間の変更等にまでは追従すること
ができない。
【0056】そこで、実施の形態3においては、そのよ
うな1つの番組中の部分的なスクランブルの状態の変化
や、無料番組の放送時間の変更等に追従して非スクラン
ブル番組を記録できるディジタル記録再生装置を提案す
る。
【0057】図4は、実施の形態3に係るディジタル放
送記録再生装置のブロック図である。なお、この図で
は、図1と同様の機能を有する要素については同一符号
を付しており、ここでの詳細な説明は省略する。31は
TSパケットのスクランブルの有無を判別するスクラン
ブル判別手段である。また、記録制御信号発生手段32
は、スクランブル判別手段31からの判別結果に基づ
き、記録再生手段8の記録動作を制御する記録制御信号
を発生する。
【0058】以下、図4に示したディジタル放送記録再
生装置の動作を説明する。デスクランブル手段3は、入
力された放送番組のTSパケットをパケット分離手段4
へ送ると共に、TSパケットのヘッダ部をスクランブル
判別手段31へと送る。上述したように、TSパケット
のヘッダ部には、該TSパケットのスクランブルのモー
ドおよび有無を示すスクランブル制御値が含まれてお
り、その値によって当該TSパケットにおけるスクラン
ブルの有無を判別することができる。
【0059】スクランブル判別手段31では、入力され
たTSパケットのヘッダ部におけるスクランブル制御値
を検出し、このスクランブル制御値から受信したTSパ
ケットのスクランブルの有無を判別すると共に、その判
別結果を表す判別結果信号を出力する。即ち、スクラン
ブル判別手段31は、ディジタル放送におけるスクラン
ブルの有無の判定を行うスクランブル判定手段を構成し
ている。そして、スクランブル判別手段31により出力
された判別結果信号は、制御CPU9の制御を介して、
記録制御信号発生手段32へと送られる。
【0060】記録制御信号発生手段32では、スクラン
ブル判別手段31の判別結果信号に基づき、記録制御信
号を送信することで記録再生手段8の動作を制御する。
即ち、受信中の番組のTSパケットがスクランブル有り
という判別結果の場合は、記録再生手段8にパケット分
離手段4から送信される受信中の番組のパーシャルTS
の記録を行わせる。一方、受信中の番組のTSパケット
がスクランブル有りという判定結果場合は、記録再生手
段8に記録を停止させるなどして、記録再生手段8が放
送中の番組のパーシャルTSの記録を行わないようにす
る。その結果、記録再生手段8は、非スクランブルのパ
ケット部のみを連続して自動的に記録する動作を行うこ
ととなる。
【0061】図5は本実施の形態に係るディジタル放送
記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。ユーザにより記録したい無料番組が放送される有
料チャンネルが選局される(S21)。スクランブル判
別手段31は、デスクランブル手段3から入力されたT
Sパケットのヘッダからスクランブル制御値を検出し
(S22)、該スクランブル制御値に基づき、選択中の
番組のスクランブルの有無を判別する(S23)。その
結果、当該番組のTSパケットがスクランブル無しと判
別された場合、記録制御信号発生手段32は、記録制御
信号として記録再生手段8に記録動作を行わせる記録指
示信号を発生し、当該番組のパーシャルTSの記録を行
う(S24、S25)。反対に、当該番組がスクランブ
ル有りと判別された場合、記録制御信号発生手段32
は、記録制御信号として記録再生手段8に記録動作を停
止させる記録停止信号を発生し、受信した番組のTSパ
ケットの記録を行わないようにする(S24、S2
6)。
【0062】よって、本実施の形態に係るディジタル放
送記録再生装置によれば、ユーザはEPG等による無料
番組の時間帯の検索、録画設定を行うという煩わしい操
作を行うこと無しに、有料チャンネルに含まれる無料番
組のみを連続して記録することができる。その結果、ユ
ーザは記録された情報を再生することにより、有料チャ
ンネルの中の無料番組や番組案内等の無料プロモーショ
ン番組の全てを連続して容易に記録し視聴することがで
きる。
【0063】また、本実施の形態では、TSのスクラン
ブルの有無を番組単位ではなく、TSパケット単位で判
別することができる。よって、番組中にスクランブルの
無い番組が挿入される場合等に生じる1つの番組中の部
分的なスクランブルの状態の変化や、無料番組の放送時
間の変更等にまで追従させて、非スクランブル番組のみ
を連続して記録することができる。
【0064】なお、以上の説明においては、ディジタル
放送信号の記録および再生を行う記録再生手段8を装置
内部に備えた構成を示したが、本発明に係るディジタル
記録再生装置の構成をそれに限定するものではない。例
えば、IEEE1394等の高速ディジタルインターフ
ェースを用いることによって、外部の記録再生装置に記
録制御信号発生手段32からの記録制御信号およびパケ
ット分離手段4からのパーシャルTSを送信すると共
に、制御コマンドをやり取りすることで該記録再生装置
の動作の制御を行うことができる。つまり、外部に接続
された記録再生装置を記録再生手段8として用いる構成
も可能であり、上記した記録再生手段8を装置内部に備
える構成と同様の効果を得ることができる。
【0065】<実施の形態4>実施の形態3において、
放送番組の記録は、記録再生手段8によりパケット分離
手段4からの信号、即ちパーシャルTSを記録すること
により行われる。しかし、実施の形態2のように、例え
ば外部のVTR等の記録装置により合成手段7から出力
される映像信号および音声信号を記録することでも番組
を記録することは可能である。
【0066】図6は実施の形態2に係るディジタル放送
の記録再生システムの構成を示すブロック図である。な
お、この図では、図3および図4と同様の機能を有する
要素については同一符号を付しており、ここでの詳細な
説明は省略する。ただし、記録制御信号発生手段32が
発生する記録制御信号は、外部に接続された記録再生装
置20の動作を制御する例えばビデオコントロール信号
である。また、110はディジタル放送受信機であり、
チューナ1、復調手段2、デスクランブル手段3、パケ
ット分離手段4、映像・音声デコード手段5、データ処
理手段6、合成手段7、制御CPU9、ICカード1
0、スクランブル判別手段31、記録制御信号発生手段
32により構成される。
【0067】記録再生装置20は、ディジタル放送受信
機110から出力される映像信号および音声信号を記録
できるように、合成手段7の出力に接続される。さら
に、記録制御信号発生手段32からの記録制御信号によ
って記録動作が制御されるように、記録制御信号発生手
段32の出力にも接続される。
【0068】スクランブル判別手段31は、デスクラン
ブル手段3からのTSパケットのヘッダ部におけるスク
ランブル制御値を検出し、このスクランブル制御値から
受信したTSパケットのスクランブルの有無を判別する
と共に、その判別結果を示す判別結果信号を制御CPU
9の制御を介して記録制御信号発生手段32へと出力す
る。
【0069】記録制御信号発生手段32では、スクラン
ブル判別手段31の判別結果信号に基づき、記録再生装
置20へと記録制御信号を出力する。即ち、受信中の番
組のTSパケットがスクランブル有りという判別結果の
場合は、記録再生手段8に受信中の番組のパーシャルT
Sの記録を行わせる記録指示信号を出力する。一方、受
信中の番組のTSパケットがスクランブル有りという判
定結果場合は、記録再生装置20に記録を停止させる記
録停止信号を送信して、記録再生装置の記録動作を停止
させる。その結果、記録再生手段8は、非スクランブル
番組のみを連続して自動的に記録する動作を行うことと
なる。
【0070】よって、本実施の形態に係るディジタル放
送記録再生装置によれば、ユーザはEPG等による無料
番組の時間帯の検索、録画設定を行うという煩わしい操
作を行うこと無しに、記録再生装置20に有料チャンネ
ルに含まれる無料番組のみを連続して記録することがで
きる。その結果、ユーザは記録された情報を再生するこ
とにより、有料チャンネルの中の無料番組や番組案内等
の無料プロモーション番組の全てを連続して容易に記録
し視聴することができる。
【0071】また、本実施の形態では、TSのスクラン
ブルの有無を番組単位ではなく、TSパケット単位で判
別することができる。よって、番組中にスクランブルの
無い番組が挿入される場合等に生じる1つの番組中の部
分的なスクランブルの状態の変化や、無料番組の放送時
間の変更等にまで追従させて、非スクランブル番組のみ
を連続して記録することができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1に記載のディジタル放送記録再
生装置によれば、ディジタル放送の記録および再生を行
う記録再生手段と、ディジタル放送におけるスクランブ
ルの有無の判定を行うスクランブル判定手段と、スクラ
ンブル判定手段の判定に基づき、記録再生手段を制御す
る制御手段とを備え、スクランブル判定手段がディジタ
ル信号にスクランブルが無いと判定した場合、制御手段
は、記録再生手段に記録動作を行わせ、スクランブル判
定手段がディジタル信号にスクランブルが有ると判定し
た場合、制御手段は、記録再生装置に記録動作を停止さ
せるので、ユーザは、EPG等による無料番組の時間帯
の検索、録画設定を行うという煩わしい操作を行うこと
無しに、有料チャンネルに含まれる無料番組のみを連続
して記録することができる。その結果、ユーザは記録さ
れた情報を再生することにより、有料チャンネルの中の
無料番組や番組案内等の無料プロモーション番組の全て
を連続して容易に記録し視聴することができる。
【0073】請求項2に記載のディジタル放送記録再生
装置によれば、請求項1に記載のディジタル放送記録再
生装置において、スクランブル判定手段が、ディジタル
放送の信号に含まれる番組配列情報における各番組のス
クランブル情報を検出する手段を含み、ディジタル放送
におけるスクランブルの有無の判定が、スクランブル情
報に基づいて各番組毎に行われるので、ユーザは、EP
G等による無料番組の時間帯の検索、録画設定を行うと
いう煩わしい操作を行うこと無しに、有料チャンネルに
含まれる無料番組のみを連続して記録することができ
る。その結果、ユーザは記録された情報を再生すること
により、有料チャンネルの中の無料番組や番組案内等の
無料プロモーション番組の全てを連続して容易に記録し
視聴することができる。
【0074】請求項3に記載のディジタル放送記録再生
装置によれば、請求項1に記載のディジタル放送記録再
生装置において、スクランブル判定手段が、ディジタル
放送の信号の多重ストリームおける各パケットのスクラ
ンブル制御値を検出する手段を含み、ディジタル放送に
おけるスクランブルの有無の判定が、スクランブル制御
値に基づいて各パケット毎に行われるので、番組中にス
クランブルの無い番組が挿入される場合等に生じる1つ
の番組中の部分的なスクランブルの状態の変化や、無料
番組の放送時間の変更等にまで追従させて、非スクラン
ブル番組のみを連続して記録することができる。従っ
て、ユーザは、より確実に有料チャンネルの中の無料番
組や番組案内等の無料プロモーション番組の全てを記録
し視聴することができる。
【0075】請求項4に記載のディジタル放送受信機に
よれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載のディ
ジタル放送記録再生装置を内蔵するので、ユーザは、E
PG等による無料番組の時間帯の検索、録画設定を行う
という煩わしい操作を行うこと無しに、有料チャンネル
に含まれる無料番組のみを連続して記録することができ
る。その結果、ユーザは記録された情報を再生すること
により、有料チャンネルの中の無料番組や番組案内等の
無料プロモーション番組の全てを連続して容易に記録し
視聴することができる。
【0076】請求項5に記載のディジタル放送受信機に
よれば、ディジタル放送におけるスクランブルの有無の
判定を行うスクランブル判定手段と、スクランブル判定
手段の判定に基づき、外部に接続された記録再生装置を
制御する制御信号を出力する制御信号出力手段とを備
え、スクランブル判定手段がディジタル放送にスクラン
ブルが無いと判定した場合、制御信号出力手段は、記録
再生装置に記録動作を行わせる制御信号を出力し、スク
ランブル判定手段がディジタル放送にスクランブルが有
ると判定した場合、制御信号出力手段は、記録再生装置
に記録動作を停止させる制御信号を出力するので、ユー
ザは、EPG等による無料番組の時間帯の検索、録画設
定を行うという煩わしい操作を行うこと無しに、有料チ
ャンネルに含まれる無料番組のみを連続して外部に接続
された記録再生装置に記録することができる。その結
果、ユーザは記録された情報を再生することにより、有
料チャンネルの中の無料番組や番組案内等の無料プロモ
ーション番組の全てを連続して容易に記録し視聴するこ
とができる。
【0077】請求項6に記載のディジタル放送受信機に
よれば、請求項5に記載のディジタル放送受信機におい
て、スクランブル判定手段が、ディジタル放送の信号に
含まれる番組配列情報における各番組のスクランブル情
報を検出する手段を含み、ディジタル放送におけるスク
ランブルの有無の判定が、スクランブル情報に基づいて
各番組毎に行われるので、ユーザは、EPG等による無
料番組の時間帯の検索、録画設定を行うという煩わしい
操作を行うこと無しに、有料チャンネルに含まれる無料
番組のみを連続して外部に接続された記録再生装置に記
録することができる。その結果、ユーザは記録された情
報を再生することにより、有料チャンネルの中の無料番
組や番組案内等の無料プロモーション番組の全てを連続
して容易に記録し視聴することができる。
【0078】請求項7に記載のディジタル放送受信機に
よれば、請求項5に記載のディジタル放送受信機におい
て、スクランブル判定手段が、ディジタル放送の信号の
各パケットにおけるスクランブル制御値を検出する手段
を含み、ディジタル放送におけるスクランブルの有無の
判定が、スクランブル制御値に基づいて各パケット毎に
行われるので、番組中にスクランブルの無い番組が挿入
される場合等に生じる1つの番組中の部分的なスクラン
ブルの状態の変化や、無料番組の放送時間の変更等にま
で追従させて、非スクランブル番組のみを連続して外部
に接続された記録再生装置に記録することができる。従
って、ユーザは、より確実に有料チャンネルの中の無料
番組や番組案内等の無料プロモーション番組の全てを記
録し視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るディジタル放送記録再生
装置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係るディジタル放送記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 実施の形態2に係るディジタル放送の記録再
生システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態3に係るディジタル放送記録再生
装置のブロック図である。
【図5】 実施の形態3に係るディジタル放送記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】 実施の形態4に係るディジタル放送の記録再
生システムの構成を示すブロック図である。
【図7】 従来のディジタル放送記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】 従来のディジタル放送記録再生装置における
スクランブル解除動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 チューナ、2 復調手段、3 デスクランブル手
段、4 パケット分離手段、5 映像・音声デコード手
段、6 データ処理手段、7 合成手段、8 記録再生
手段、9 制御CPU、10 ICカード、11 無料
/有料番組判別手段、12,32 記録制御信号発生手
段、20 記録再生装置、31 スクランブル判別手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/91 P 7/025 7/08 A 7/03 5/92 H 7/035 7/16 Fターム(参考) 5C025 DA01 5C053 FA15 LA06 LA07 5C063 AB03 EB33 5C064 BA01 BC06 BC20 BC25 5K061 AA03 BB06 BB07 FF01 JJ06 JJ07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル放送の記録および再生を行う
    記録再生手段と、 前記ディジタル放送におけるスクランブルの有無の判定
    を行うスクランブル判定手段と、 前記スクランブル判定手段の判定に基づき、前記記録再
    生手段を制御する制御手段とを備え、 前記スクランブル判定手段が前記ディジタル放送にスク
    ランブルが無いと判定した場合、前記制御手段は、前記
    記録再生手段に記録動作を行わせ、 前記スクランブル判定手段が前記ディジタル放送にスク
    ランブルが有ると判定した場合、前記制御手段は、前記
    記録再生手段に前記記録動作を停止させる、ことを特徴
    とするディジタル放送記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル放送記録再
    生装置であって、 前記スクランブル判定手段が、前記ディジタル放送の信
    号に含まれる番組配列情報における各番組のスクランブ
    ル情報を検出する手段を含み、 前記ディジタル放送におけるスクランブルの有無の判定
    が、前記スクランブル情報に基づいて前記各番組毎に行
    われる、ことを特徴とするディジタル放送記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディジタル放送記録再
    生装置であって、 前記スクランブル判定手段が、前記ディジタル放送の信
    号の各パケットにおけるスクランブル制御値を検出する
    手段を含み、 前記ディジタル放送におけるスクランブルの有無の判定
    が、前記スクランブル制御値に基づいて前記各パケット
    毎に行われる、ことを特徴とするディジタル放送記録再
    生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のディジタル放送記録再生装置を内蔵する、ことを特徴
    とするディジタル放送受信機。
  5. 【請求項5】 ディジタル放送を受信し、外部に記録再
    生装置を接続可能なディジタル放送受信機であって、 前記ディジタル放送におけるスクランブルの有無の判定
    を行うスクランブル判定手段と、 前記スクランブル判定手段の判定に基づき、前記記録再
    生装置を制御する制御信号を出力する制御信号出力手段
    とを備え、 前記スクランブル判定手段が前記ディジタル放送にスク
    ランブルが無いと判定した場合、前記制御信号出力手段
    は、前記記録再生装置に記録動作を行わせる前記制御信
    号を出力し、 前記スクランブル判定手段が前記ディジタル放送にスク
    ランブルが有ると判定した場合、前記制御信号出力手段
    は、前記記録再生装置に前記記録動作を停止させる前記
    制御信号を出力する、ことを特徴とするディジタル放送
    受信機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のディジタル放送受信機
    であって、 前記スクランブル判定手段が、前記ディジタル放送の信
    号に含まれる番組配列情報における各番組のスクランブ
    ル情報を検出する手段を含み、 前記ディジタル放送におけるスクランブルの有無の判定
    が、前記スクランブル情報に基づいて前記各番組毎に行
    われる、ことを特徴とするディジタル放送受信機。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のディジタル放送受信機
    であって、 前記スクランブル判定手段が、前記ディジタル放送の信
    号の各パケットにおけるスクランブル制御値を検出する
    手段を含み、 前記ディジタル放送におけるスクランブルの有無の判定
    が、前記スクランブル制御値に基づいて前記各パケット
    毎に行われる、ことを特徴とするディジタル放送受信
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009055105A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Funai Electric Co Ltd 記録再生装置及びテレビジョン放送情報記録再生システム
JP2009153059A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Sony Corp 情報処理装置及び情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2010011437A (ja) * 2008-05-26 2010-01-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ts分離/セクション編集装置、ts分離/セクション編集方法およびts分離/セクション編集プログラム

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