JP2003032383A - 端末装置 - Google Patents

端末装置

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JP2003032383A
JP2003032383A JP2001213486A JP2001213486A JP2003032383A JP 2003032383 A JP2003032383 A JP 2003032383A JP 2001213486 A JP2001213486 A JP 2001213486A JP 2001213486 A JP2001213486 A JP 2001213486A JP 2003032383 A JP2003032383 A JP 2003032383A
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JP
Japan
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terminal device
telephone
partner
telephone line
communication
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JP2001213486A
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Seiichiro Miki
成一郎 三木
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話回線に接続された通常の電話機からの着
呼に容易に応答でき、また、モデム等を有しない端末と
インターネットを経由して通話ができる端末装置を提供
することにある。 【解決手段】 端末装置1は、電話回線16を経由して
受信した相手電話機15からの呼出信号から、相手電話
機15の電話番号を検出する。データ通信用PHS8に
よって、PHS回線9、基地局10を介し、インターネ
ット12に接続されたダイヤルアップサーバ11にログ
オンし、さらに、インターネット12上のVoIPゲー
トウェイ13にログオンする。VoIPゲートウェイ1
3に、相手電話機15の電話番号を送出して、電話回線
14を経由して相手電話機15を発呼させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインターネ
ット電話に用いられる端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に長距離通話の手段として、イ
ンターネット電話が普及しつつある。このインターネッ
ト電話は、費用のかさむ長距離通信網の代わりにインタ
ーネットを用いて、発信側端末および受信側端末のイン
ターネットへの接続料金を支払うのみで、安価に長距離
通話を行うものである。
【0003】インターネット電話に用いられる従来の端
末装置としては、インターネットを経由してVoIP
(ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル)ゲ
ートウェイに接続される端末装置がある。この端末装置
は、上記ゲートウェイに受信側の電話番号等の情報を送
出し、このゲートウェイに、電話回線に接続された受信
側の電話機を発呼させて、この電話機のオフフックによ
り、インターネットおよび電話回線を経由する通話路を
構成させる。上記VoIPゲートウェイにより、上記発
信側端末とインターネットを介して音声データが交換さ
れ、この音声データが音声信号に変換され、この音声信
号が電話回線を介して上記受信側電話機と交換されて、
上記発信側端末および受信側電話機の間に通話路が構成
される。
【0004】また、従来の他の端末装置としては、特開
平10−210080号公報に開示されたインターネッ
ト通信システムに用いられているようなものがある。こ
の端末装置は、モデムを備えた構成同一の発信側端末お
よび着信側端末が、上記モデムによって電話回線を経由
して接続し、識別番号等を交換する。その後、上記発信
側端末および着信側端末は、モデムによる接続を切断
し、インターネットに各々接続し、インターネットに接
続されたインターネット電話プロバイダから上記認識番
号に基いてIP(インターネット・プロトコル)アドレ
スを各々取得して、インターネットを経由して音声デー
タを交換することによって通話をする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記V
oIPゲートウェイにインターネットを経由して接続さ
れる従来の端末装置は、電話回線に接続された通常の電
話機からの発信に応答し難いという問題がある。例え
ば、フリーダイヤル、すなわち通話料金の着信者負担に
よって顧客からの着呼に応答する場合、通話料金を低減
するためにインターネット電話を用いようとしても、上
記顧客の略全ては通常の電話機から発信するので、イン
ターネットを経由しては顧客からの発信に応答できな
い。
【0006】また、特開平10−210080号公報に
開示された従来の端末装置は、インターネットを経由し
て通話する前に、モデムを介して識別番号等を交換する
必要があるので、モデムを有しない端末とは通話できな
いという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、電話回線に接続
された通常の電話機からの着呼に容易に応答でき、ま
た、モデム等を有しない端末とインターネットを経由し
て通話ができる端末装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の端末装置は、本体を、コンピュータネット
ワークに接続されたサーバに接続するサーバ接続手段
と、電話回線を介して直接受信した相手端末装置からの
呼出信号に基いて、上記相手端末装置の電話番号を検出
する電話番号検出手段と、上記相手端末装置の電話番号
を、上記コンピュータネットワーク上の通信データと電
話回線上の通信信号との変換機能を有するゲートウェイ
に、上記サーバを介して送出して、少なくとも上記コン
ピュータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線
を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を構成さ
せる通信路構成手段とを備えることを特徴としている。
【0009】上記構成によれば、上記相手端末装置から
の呼出信号が電話回線を介して直接受信され、上記呼出
信号から上記電話番号検出手段によって上記相手端末装
置の電話番号が検出される。上記通信路構成手段によっ
て、上記電話番号が上記サーバを介して上記ゲートウェ
イに送出され、少なくとも上記コンピュータネットワー
ク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して上記相手
端末装置に接続する通信路が構成される。したがって、
上記端末装置は、上記相手端末装置が例えば通常の電話
機であっても、この相手端末装置からの着呼に応じて、
上記コンピュータネットワークを経由して上記相手端末
装置と通信ができる。
【0010】ここで、上記コンピュータネットワークと
は、例えばインターネットなどのように、複数のコンピ
ュータが接続可能であり、それを介して上記複数のコン
ピュータが情報を交換する回路をいう。
【0011】1実施形態の端末装置は、上記サーバ接続
手段は、ダイヤルアップ接続によって上記本体をサーバ
に接続する。
【0012】上記実施形態によれば、上記サーバ接続手
段は、ダイヤルアップ接続によって上記本体をサーバに
接続するので、上記コンピュータネットワーク、ゲート
ウェイ、および電話回線を経由して上記相手端末装置に
接続する通信路が、容易に構成される。
【0013】1実施形態の端末装置は、上記呼出信号を
受けると、電話回線を経由して上記本体を上記相手端末
装置に接続する電話回線接続手段と、上記相手端末装置
が電話回線を経由してデータを用いた通信が可能である
か否かを判定するデータ通信判定手段とを備え、上記デ
ータ通信判定手段が、上記相手端末装置は電話回線を経
由してデータを用いた通信が可能であると判断すると、
上記通信路構成手段は、上記電話回線接続手段および電
話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を
構成させる一方、上記データ通信判定手段が、上記相手
端末装置は電話回線を経由してデータを用いた通信が不
可能であると判断すると、上記通信路構成手段は、コン
ピュータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線
を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を構成さ
せる。
【0014】上記実施形態によれば、上記相手端末装置
から呼出信号を受けると、この相手端末装置に上記本体
が上記電話回線接続手段によって電話回線を経由して接
続され、上記データ通信判定手段によって、上記相手端
末装置が、電話回線を経由してデータを用いた通信が可
能であるか否か判定される。上記相手端末装置が、電話
回線を経由してデータを用いた通信が可能であると判定
されると、上記通信路構成手段によって、上記電話回線
接続手段および電話回線を経由して上記相手端末装置に
接続する通信路が構成される。上記相手端末装置が、電
話回線を経由してデータを用いた通信が不可能であると
判定されると、上記通信路構成手段によって、上記コン
ピュータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線
を経由して上記相手端末装置に接続する通信路が構成さ
れる。したがって、上記相手端末装置が、例えばモデム
などを備えて電話回線を経由してデータを用いた通信が
可能であると、上記電話回線接続手段によって上記本体
が相手端末装置に接続された電話回線をそのまま経由し
て、上記端末装置と相手端末装置との間の通信路が迅速
に構成される。
【0015】1実施形態の端末装置は、上記呼出信号を
発信した相手端末装置に、電話回線を経由して上記本体
を接続する電話回線接続手段と、上記相手端末装置から
の呼出信号を上記電話回線を介して直接受信すると、上
記相手端末装置に、メッセージを上記電話回線接続手段
および電話回線を経由して送信するメッセージ送信手段
とを備え、上記通信路構成手段は、上記メッセージ送信
手段が通信をしなおす旨のメッセージを送信した後、あ
るいは同時に、コンピュータネットワーク、ゲートウェ
イ、および電話回線を経由して上記相手端末装置に接続
する通信路を構成させる。
【0016】上記実施形態によれば、上記呼出信号が受
信されて、この呼出信号を発信した相手端末装置に、上
記電話回線接続手段によって電話回線を経由して上記本
体が接続され、上記相手端末装置に、上記メッセージ送
信手段によって通信をしなおす旨が、上記電話回線接続
手段および電話回線を経由して送信される。その後、あ
るいは、それと同時に、上記通信路構成手段によって、
上記コンピュータネットワーク、ゲートウェイ、および
電話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路
が構成される。したがって、上記相手端末装置が上記端
末装置に対して発呼した場合、上記相手端末装置は、通
信をしなおす旨が上記メッセージ送信手段によって通知
され、そして、上記コンピュータネットワーク、ゲート
ウェイ、および電話回線を経由する上記端末装置との通
信路が構成される。その結果、上記相手端末装置の操作
者は、この相手端末装置が発信して電話回線を経由して
構成された通信路が一端切断されたとしても、例えば不
安感や不快感などを感じることなく、コンピュータネッ
トワークを経由した通信が開始される。
【0017】ここにおいて、上記メッセージ送信手段が
送信するメッセージは、音声や文字など、どのような形
態でもよく、所定の意味を相手端末装置に知らせるもの
であれば何でもよい。
【0018】1実施形態の端末装置は、上記相手端末装
置からの呼出信号を上記電話回線を介して直接受信する
と、上記相手端末装置に、メッセージを上記電話回線接
続手段および電話回線を経由して送信するメッセージ送
信手段を備え、上記データ通信判定手段が、上記相手端
末装置は電話回線を経由してデータを用いた通信が不可
能であると判断すると、上記メッセージ送信手段は、通
信をしなおす旨のメッセージを上記相手端末装置に送信
する。
【0019】上記実施形態によれば、上記端末装置で
は、上記相手端末装置からの呼出信号が上記電話回線を
介して直接受信され、上記データ通信判定手段によっ
て、上記相手端末装置が、電話回線を経由してデータを
用いた通信が不可能であると判定されると、上記メッセ
ージ送信手段によって、通信をしなおす旨のメッセージ
が上記相手端末装置に送信され、そして、コンピュータ
ネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由し
て上記相手端末装置に接続する通信路が構成される。し
たがって、上記相手端末装置は、例えばモデムなどのデ
ータ通信を実行する手段を備えていない場合、上記メッ
セージ送信手段によって、通信をしなおす旨が伝えられ
て、コンピュータネットワーク、ゲートウェイ、および
電話回線を経由する上記端末装置との通信路が構成され
る。その結果、上記データ通信を実行する手段を備えて
いない相手端末装置の操作者は、この相手端末装置が発
信して電話回線を経由して構成された通信路が一端切断
されたとしても、例えば不安感や不快感などを感じるこ
となく、コンピュータネットワークを経由した通信が開
始される。
【0020】1実施形態の端末装置は、上記電話番号検
出手段が、上記相手端末装置の電話番号を検出できない
場合、上記メッセージ送信手段は、通信をしない旨のメ
ッセージを上記相手端末装置に送信し、上記通信路構成
手段は、上記電話回線接続手段に上記本体と相手端末装
置との接続を切断させる。
【0021】上記実施形態によれば、上記端末装置で
は、上記呼出信号から上記相手端末装置の電話番号が上
記電話番号検出手段によって検出されない場合、上記メ
ッセージ送信手段によって、通信をしない旨のメッセー
ジが上記相手端末装置に送信され、そして、上記通信路
構成手段により、上記本体と相手端末装置との電話回線
を経由する接続が切断される。
【0022】1実施形態の端末装置は、上記電話番号検
出手段が検出した電話番号を格納する電話番号格納手段
と、上記電話番号送出手段に指令して、上記電話番号格
納手段に格納された電話番号を上記ゲートウェイに送出
させる送出指令手段とを備える。
【0023】上記実施形態によれば、上記電話番号検出
手段によって検出されて上記電話番号格納手段に格納さ
れた電話番号が、上記送出指令手段からの指令を受け
て、上記電話番号送出手段によって、上記ゲートウェイ
に送出される。上記送出指令手段が、例えば上記端末装
置の操作者の入力に基いて、上記指令を上記電話番号送
出手段に与えるようにすることによって、上記コンピュ
ータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経
由して上記相手端末装置に接続する通信路が、所望のタ
イミングで構成される。
【0024】1実施形態の端末装置は、上記呼出信号を
発信した相手端末装置に、電話回線を経由して上記本体
を接続する電話回線接続手段と、上記相手端末装置から
の呼出信号を上記電話回線を介して直接受信すると、上
記相手端末装置に、メッセージを上記電話回線接続手段
および電話回線を経由して送信するメッセージ送信手段
とを備え、上記送出指令手段が、上記電話番号送出手段
に、上記電話番号格納手段に格納された電話番号を上記
ゲートウェイに送出させる指令を、上記呼出信号を受信
してから所定時間の間にしなかった場合、上記メッセー
ジ送信手段は、後に通信をしなおす旨のメッセージを上
記相手端末装置に送信する。
【0025】上記実施形態によれば、上記送出指令手段
から上記電話番号送出手段への指令が、上記呼出信号を
受信してから所定時間の間になかった場合、後に通信を
しなおす旨のメッセージが、上記メッセージ送信手段に
よって電話回線を経由して上記相手端末装置に送信され
る。上記送出指令手段が、例えば上記端末装置の操作者
の入力に基いて、上記指令を上記電話番号送出手段に与
える場合、上記操作者の不在などで上記送出指令手段か
らの指令がなくても、上記呼出信号を発信した相手端末
装置に、後に通信をしなおす旨が通知される。
【0026】1実施形態の端末装置は、上記通信路構成
手段は、上記電話番号検出手段が検出した上記相手端末
装置の電話番号に対応して、上記コンピュータネットワ
ーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して上記相
手端末装置に接続する通信路を構成させるか、あるいは
構成させない。
【0027】上記実施形態によれば、上記相手端末装置
の電話番号に対応して、この相手端末装置に接続する通
信路が上記通信路構成手段によって構成されるか、ある
いは構成されない。例えば、端末装置との通信を許可す
る相手端末装置の電話番号と、通信を拒絶する相手端末
装置の電話番号とを格納したテーブルを設け、上記通信
路構成手段に、上記呼出信号から検出した電話番号を上
記テーブルに参照させることによって、上記相手端末装
置に接続する通信路を構成させるか、あるいは構成させ
ないようにすれば、予め許可された相手端末装置のみに
通信路が構成されるようにできる。
【0028】1実施形態の端末装置は、上記電話番号検
出手段が検出した上記相手端末装置の電話番号に基い
て、上記電話回線を経由して上記相手端末装置に接続す
る通信路を構成させた場合の通話料金と、上記コンピュ
ータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経
由して接続する通信路を構成させた場合の通話料金とを
計算する通話料金計算手段と、上記通話料金計算手段に
よって計算された通話料金の高低に基いて、上記電話回
線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を構成
させるか、あるいは、上記コンピュータネットワーク、
ゲートウェイ、および電話回線を経由して上記相手端末
装置に接続する通信路を構成させるかを選択する通信路
選択手段とを備える。
【0029】上記実施形態によれば、上記相手端末装置
の電話番号に基き、通話料金計算手段によって、上記電
話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を
構成させた場合の通話料金と、上記コンピュータネット
ワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して接続
する通信路を構成させた場合の通話料金とが計算され
る。上記通話料金の高低に基いて、通信路選択手段によ
って、上記電話回線を経由して上記相手端末装置に接続
する通信路を構成させるか、あるいは、上記コンピュー
タネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由
して上記相手端末装置に接続する通信路を構成させるか
が選択される。したがって、上記電話回線を経由する通
信路と、上記コンピュータネットワーク、ゲートウェ
イ、および電話回線を経由する通信路のうち、例えば、
通話料金が安価な方の通信路を常に選択することによっ
て、上記端末装置の通信料金が効果的に安価にできる。
【0030】1実施形態の端末装置は、上記電話番号検
出手段が上記相手端末装置の電話番号を検出できない場
合、上記通信路構成手段は、上記電話回線を経由して上
記相手端末装置に接続する通信路を構成させる。
【0031】上記実施形態によれば、上記相手端末装置
の電話番号が上記電話番号検出手段によって検出されな
い場合、上記通信路構成手段は、上記電話回線を経由し
て上記相手端末装置に接続する通信路を構成させるか
ら、上記相手端末装置が電話番号を通知しない場合で
も、上記相手端末装置と電話回線を経由して通信が実行
できる。
【0032】本発明の端末装置は、本体を、コンピュー
タネットワークに接続されたサーバに接続するサーバ接
続手段と、上記コンピュータネットワークに接続された
メールサーバを介して、相手端末装置からの電子メール
を受信する電子メール受信手段と、上記電子メール受信
手段が、上記コンピュータネットワークに接続されてい
る上記相手端末装置から、通話を開始する旨の電子メー
ルを受信すると、少なくとも上記サーバおよび上記コン
ピュータネットワークを経由して上記相手端末装置に接
続する通信路を構成させる通信路構成手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0033】上記構成によれば、上記コンピュータネッ
トワークに接続されている相手端末装置から、通話を開
始する旨の電子メールを受信すると、上記サーバ接続手
段によって上記コンピュータネットワーク上のサーバに
本体が接続され、上記通信路構成手段によって、上記サ
ーバおよびコンピュータネットワークを経由して上記相
手端末装置に接続する通信路が構成される。したがっ
て、上記端末装置は、コンピュータネットワークに接続
する手段および電子メール送信機能を有する相手端末装
置と、コンピュータネットワークを介して通信回路が構
成されて、容易かつ安価に通信ができる。
【0034】本発明の端末装置は、本体を、コンピュー
タネットワークに接続されたサーバに接続するサーバ接
続手段と、上記コンピュータネットワークに接続された
メールサーバを介して、相手端末装置からの電子メール
を受信する電子メール受信手段と、上記電子メール受信
手段が受信した電子メールに含まれている電話番号か
ら、上記相手端末装置の電話番号を検出する電話番号検
出手段と、上記相手端末装置の電話番号を、上記コンピ
ュータネットワーク上の通信データと電話回線上の通信
信号との変換機能を有するゲートウェイに、上記サーバ
を介して送出して、少なくとも上記コンピュータネット
ワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して上記
相手端末装置に接続する通信路を構成させる通信路構成
手段とを備えることを特徴としている。
【0035】上記構成によれば、上記電子メール受信手
段によって相手端末装置から電子メールを受信し、この
電子メールから、上記相手端末装置の電話番号を上記電
話番号検出手段によって検出し、この電話番号を上記ゲ
ートウェイに送出して、上記通信路構成手段によって、
相手端末装置に接続する上記通信路が構成される。した
がって、上記端末装置は、上記相手端末装置の電話番号
が含まれる電子メールを受け取るのみで、この相手端末
装置にコンピュータネットワークを経由して接続する通
信路が構成される。また、上記端末装置は、コンピュー
タネットワークに接続してデータを用いた通信を実行す
る手段を備えていない相手端末装置と、コンピュータネ
ットワークを経由して、容易かつ安価に通信ができる。
【0036】1実施形態の端末装置は、上記電子メール
は、上記ゲートウェイが、上記相手端末装置から受け取
った信号に基いて、上記端末装置に送信した電子メール
である。
【0037】上記実施形態によれば、上記ゲートウェイ
が、上記相手端末装置から例えば電話回線を経由して呼
出信号などを受け、この呼出信号に基いて、上記端末装
置に電子メールを送信する。この電子メールには、上記
呼出信号に含まれていた上記相手端末装置の電話番号な
どを含ませる。これによって、上記端末装置は、上記相
手端末装置の電話番号などが通知される。したがって、
上記端末装置は、電話回線のみに接続されて、電子メー
ル送信機能や、コンピュータネットワーク接続機能など
を備えていない相手端末装置と、コンピュータネットワ
ーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由する通信路
が構成されて、コンピュータネットワークを経由する通
信が実行できる。
【0038】本発明の端末装置は、本体を、コンピュー
タネットワークに接続されたサーバに接続するサーバ接
続手段と、上記コンピュータネットワーク上の通信デー
タと電話回線上の通信信号との変換機能を有するゲート
ウェイからの電子メールを、上記コンピュータネットワ
ークに接続されたメールサーバを介して受信する電子メ
ール受信手段と、上記電子メール受信手段が、相手端末
装置が上記ゲートウェイに接続された旨の電子メールを
上記ゲートウェイから受け取ると、少なくとも上記コン
ピュータネットワークおよびゲートウェイを経由して上
記相手端末装置に接続する通信路を構成させる通信路構
成手段とを備えることを特徴としている。
【0039】上記構成によれば、上記ゲートウェイは、
上記相手端末装置によって接続され、これにより、上記
端末装置に、上記相手端末装置がゲートウェイに接続さ
れた旨の電子メールを送出する。この電子メールを電子
メール受信手段によって受信した上記端末装置は、上記
通信路構成手段により、少なくとも上記コンピュータネ
ットワークおよびゲートウェイを経由して上記相手端末
装置に接続する通信路が構成される。したがって、上記
端末装置は、コンピュータネットワーク接続手段などを
備えていない相手端末装置と、コンピュータネットワー
クを経由して通信路が迅速に構成できて、上記相手端末
装置と容易かつ安価に通信ができる。
【0040】1実施形態の端末装置は、上記相手端末装
置と通信を行う場合、上記電子メールの発信者に、上記
相手端末装置と通信を行う旨の電子メールを返信する電
子メール返信手段を備える。
【0041】上記実施形態によれば、上記電子メールの
発信者に、上記電子メール返信手段によって、上記相手
端末装置と通信を行う旨の電子メールが返信されること
により、上記相手端末装置と通信を行うことが通知され
る。
【0042】1実施形態の端末装置は、上記相手端末装
置と通信を行わない場合、上記電子メールの発信者に、
上記相手端末装置と通信を行わない旨の電子メールを返
信する電子メール送信手段を備える。
【0043】上記実施形態によれば、上記電子メールの
発信者に、上記電子メール返信手段によって、上記相手
端末装置と通信を行わない旨の電子メールが返信される
ことにより、上記相手端末装置と通信を行わないことが
通知される。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0045】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態としての端末装置を示す図である。この端末装置
1は、電話番号検出手段、通信路構成手段、およびデー
タ通信判定手段としてのCPU(中央演算装置)2と、
このCPU2で実行される端末装置1の制御プログラム
が格納されており、また、電話番号格納手段としても機
能するメモリ3と、端末装置1の操作画面を表示してユ
ーザインターフェースとして機能する表示装置4と、端
末装置1の操作者による操作に応じて信号が入力される
入力装置5を備える。上記メモリ3、表示装置4、入力
装置5は、上記CPU2に接続されている。さらに、こ
の端末装置1は、音声信号のAD/DA(アナログ・デ
ジタル/デジタル・アナログ)変換、および、デジタル
データとインターネット電話の規格に基く音声データと
の間の変換を実行する音声コーデック装置6を備える。
この音声コーデック装置6によって、マイク/スピーカ
7で入出力される音声が、TCP/IP(トランスミッ
ション・コントロール・プロトコル/インターネット・
プロトコル)・UDP/IP(ユーザ・データグラム・
プロトコル/インターネット・プロトコル)に適合する
音声データに変換されて、CPU2に入出力される。さ
らに、この端末装置1は、モデム機能を有するデータ通
信用PHS8を備え、このデータ通信用PHS8は、上
記CPU2の制御の下で、サーバ接続手段、および電話
回線接続手段として機能する。また、この端末装置1
は、画像を他の端末装置との間で送受信するための図示
しないFAX手段を備える。上記入力装置5は、操作者
によって押下される図示しないテンキーに接続されてい
る。また、上記入力装置5は、上記操作者によって押下
される図示しない留守再送キー、拒否キー、FAXキ
ー、受話キー、終了キーに接続されている。上記留守再
送キーは、他の端末装置からの着呼を受けたにも拘らず
通話を実行しなかった後、上記他の端末装置と通話する
際に操作者が押下するキーである。上記拒否キーは、他
の端末装置からの着呼に応答しない場合に操作者が押下
するキーであり、上記FAXキーは、FAX手段を起動
する場合に押下するキーである。上記受話キーは、送出
指令手段として機能し、相手端末装置からの着呼を受け
取った場合、この着呼に応答する際に操作者が押下する
キーである。上記終了キーは、相手端末装置との通話を
終了する際に操作者が押下するキーである。
【0046】図2は、電話回線に接続された相手電話機
15からの着呼に応じ、この相手電話機15と通話する
際に構成される通信路としての通話路を示した概略図で
ある。図2の通話路は、以下のようにして構成される。
まず、上記相手電話機15から発信された呼出信号が、
電話回線16、PHS基地局10を経由し、電波で形成
されるPHS回線9を介して、上記データ通信用PHS
8に受け取られる。上記呼出信号は、上記データ通信用
PHS8からCPU2に出力され、このCPU2によっ
て、上記呼出信号に含まれる上記相手電話機15の電話
番号が検出される。そして、端末装置1が、上記データ
通信用PHS8によって、PHS回線9、基地局10を
介し、コンピュータネットワークとしてのインターネッ
ト12に接続されたダイヤルアップサーバ11に接続さ
れる。さらに、上記端末装置1は、上記インターネット
12に接続されているVoIPゲートウェイ13に接続
される。その後、上記CPU2が検出した上記相手電話
機15の電話番号が、上記VoIPゲートウェイ13に
送出される。上記VoIPゲートウェイ13は、電話回
線14を経由して、上記電話番号の相手電話機15を発
呼する。この相手電話機15がオフフックされて、上記
端末装置1と相手電話機15との間に、PHS回線9、
基地局10、ダイヤルアップサーバ11、インターネッ
ト12、VoIPゲートウェイ13、電話回線14を経
由する通話路が構成される。上記VoIPゲートウェイ
13は、インターネット12上の音声データと、電話回
線14上の音声信号とを変換して、上記端末装置1と相
手電話機15との間の通話を実現する。
【0047】図3、4、5は、上記端末装置1が実行す
る処理を示したフローチャートである。図3において、
端末装置1の電源が投入され、処理が開始されると、ま
ず、メモリ3内のフラグや変数の初期化を行う(S
1)。具体的には、他の端末装置からの着呼があったに
も拘らず、その着呼に応答しなかった留守着信の件数を
示す変数RNと、FAX通信を実行するか否かを示す変
数Fと、着信を拒否する電話番号の件数を示す変数KN
とを初期化する。次に、端末装置1の動作状況等を示す
画面を、表示装置4に表示する(S2)。続いて、入力
装置5を参照して、留守再送キーが押下されているか否
かを判断する(S3)。上記留守再送キーが押下されて
いればS8に移り、留守再送キーが押下されていなけれ
ばS4に移る。S4では、入力装置5を参照して、FA
Xキーが押下されているか否かを判断する。上記FAX
キーが押下されていればS11に移り、FAXキーが押
下されていなければS5に移る。S5では、入力装置5
を参照して、拒否キーが押下されているか否かを判断す
る。拒否キーが押下されていればS12に移る。拒否キ
ーが押下されていなければS6に移る。S6では、デー
タ通信用PHS8が、他の端末装置からの着呼を受けて
いるか否かを判断し、着呼を受けている場合はS7に移
り、着呼を受けていない場合はS3に戻る。S7では通
信処理が実行され、このS7での処理は、後に図4、5
を用いて詳細に説明する。
【0048】上記S3において、留守再送キーが押下さ
れたと判断すると、留守着信の件数を、変数RNを参照
して調べ(S8)、RNが0であれば再送すべき通信は
無いので、S3に戻り、RNが0以外の場合、S9に移
る。ここで、上記メモリ3には、留守着信の際に受信し
た他の端末装置の電話番号R[RN−1]が格納されて
おり、この電話番号R[RN−1]は、RN件目の留守
着信の電話番号である。S9では、変数RNに対応する
電話番号R[RN-1]の端末装置に、再送処理を行う。
このS9における再送処理は、後に図5を用いて詳細に
説明する。このS9で、RN件目の留守着信に関する再
送処理が終了すると、S10で変数RNをデクリメント
し、S3に戻る。
【0049】上記S4において、FAXキーが押下され
ていると判断した場合、S11に移る。このS11で
は、FAX通信をするか否かの設定を変更する。すなわ
ち、上記変数FがFAX通信をしないことを示す値0で
あれば、この変数Fを、FAX通信をすることを示す値
1に変える。一方、上記変数Fが値1であれば、この変
数Fを値0に変える。具体的には、1−Fを計算して得
られる値を新しい変数Fとする。上記新しい変数Fに応
じて、FAX通信をするか否かの表示を変更する。その
後、S3に戻る。
【0050】上記S5において、拒否キーが押されてい
ると判断した場合、S12に移る。このS12では、表
示装置4に、拒否番号を入力するための着信拒否番号入
力ウィンドウを表示する。そして、上記入力装置5で入
力された着信拒否番号を、変数K[KN]に代入する
(S13)。この変数K[KN]は、メモリ13の所定
領域に格納される。この後、着信拒否番号の登録件数を
示す変数KNをインクリメントし(S14)、上記S1
2で表示装置4に表示した着信拒否番号入力ウィンドウ
を閉じる(S15)。その後、S3に戻る。
【0051】図4は、上記S6においてデータ通信用P
HS8が着呼を受けたと判断された後、S7で実行され
る通信処理を示す図である。図2の相手電話機15から
電話回線16を経由して着呼を受けると、データ通信用
PHS8は、上記相手電話機15から下記のような文字
列を含む呼出信号を受信する。 RING CALLING−ID=1234567890 上記呼出信号のうち、CALLING−ID=に続く
「1234567890」が、相手電話機15の電話番
号である。S16において、上記呼出信号から、相手電
話機の電話番号を検出し、この電話番号を上記メモリ3
に格納された変数K[KN−1]に代入する。続いて、
変数Fを参照してFAX通信をするか否かを確認し(S
17)、変数FがFAX通信をしないことを示す値0で
あればS20に移る。上記変数がFAX通信をする値1
であればS18に移り、FAX通信を実行する。FAX
通信が終了すると、このFAX通信が成功したか否かを
確認し(S19)、FAX通信の成功が確認されると、
通信処理を終了する。FAX通信の失敗が確認される
と、S20に移る。このS20では、上記S16で相手
端末装置の電話番号が検出できたか否かを判断し、上記
電話番号が取得できていればS21に移り、上記電話番
号が取得できていなければ通信処理を終了する。S21
では、変数KNを参照して、着信を拒否する電話番号の
登録件数を調べ、上記変数KNが0でなければ、S16
で検出した電話番号と、着信を拒否する電話番号K
[0]〜K[KN−1]とを比較する。上記検出した電
話番号がK[0]〜K[KN−1]のいずれか1つと同
じであれば、この電話番号の端末装置と通信する必要が
ないので、通信処理を終了する。上記検出した電話番号
がK[0]〜K[KN−1]のいずれにも該当しない場
合、S22に移る。S22において、表示装置4に呼出
表示を出力させると共にスピーカ7に呼出音を出力させ
て呼出動作を実行し、操作者による受話キーの押下を促
す。上記スピーカ7からの呼出音は、ブザー音が所定時
間をおいて間欠的に出力されてなる呼出音であり、上記
ブザー音が5回出力される間に、受話キーの押下が入力
装置5に検出されたか否かを判断する(S23)。上記
ブザー音が5回出力される間に、受話キーの押下が入力
装置5に検出されると、S24に進む。上記ブザー音が
5回出力される間に、受話キーの押下が入力装置5に検
出されなかった場合、S25に進む。S24では、上記
S16で検出した電話番号に再送処理を行う。このS2
4における処理の詳細は、図5を用いて後に説明する。
再送処理が終了すると、通信処理を終了する。上記S2
5では、S23において受話キーが押下されなかったの
で、留守処理として、上記検出した発信番号を変数R
[RN]に格納し、留守着信の件数を示す変数RNをイ
ンクリメントし、通信処理を終了する。
【0052】図5は、上記S24で実行される再送処理
を詳細に示した図である。図5において、再送処理が開
始すると、まず、データ通信用PHS8によってダイヤ
ルアップサーバ11に電話をかけて、端末装置が接続さ
れる。このダイヤルアップサーバ11に、端末装置のI
D(識別符号)、およびパスワードを送出して、ダイヤ
ルアップサーバ11へのログオンを要求する(S2
6)。続いて、上記ダイヤルアップサーバ11へのログ
オンが成功したか否かを判断する(S27)。上記ダイ
ヤルアップサーバ11へのログオンが成功したと判断す
ると、ダイヤルアップサーバ11、およびインターネッ
トを経由して、このインターネットに接続されているV
oIPゲートウェイ13にログオンする(S28)。上
記S27において、上記ダイヤルアップサーバ11への
ログオンが失敗したと判断すると、終了処理のためにS
36に移る。上記S28に引き続き、VoIPゲートウ
ェイ13へのログオンが成功したか否かを判断する(S
29)。上記VoIPゲートウェイ13へのログオンが
成功したと判断すると、VoIPゲートウェイ13に相
手先の電話番号の情報を送出し(S30)、この電話番
号をVoIPゲートウェイ13に発呼させる。そして、
上記電話番号の相手電話機15との接続が成功したか失
敗したかを判断し(S31)、成功したと判断すると、
表示装置4に、相手電話機15と接続された旨を表示す
る(S32)。ここにおいて、PHS回線9、基地局1
0、ダイヤルアップサーバ11、インターネット12、
VoIPゲートウェイ13、電話回線を経由して上記相
手電話機15に接続する通話路が構成される。上記S3
1で、相手電話機15との接続が失敗したと判断する
と、S36に移って終了処理を行う。上記S32に引き
続き、S33では、端末装置の操作者の音声を音声コー
デック装置6によって変換してなる音声データをVoI
Pゲートウェイ13に送り、上記音声データはVoIP
ゲートウェイ13で音声信号に変換され、この音声信号
は電話回線14を経由して相手電話機15に送られる。
この相手電話機15の操作者の音声信号は、上記VoI
Pゲートウェイ13で音声データに変換され、端末装置
1のデータ通信用PHS8が受け取り、上記音声コーデ
ック装置6が音声信号に変換して、スピーカ7から音声
として出力する。これにより、上記端末装置1の操作者
は、相手電話機15の操作者と通話を実行する。S34
では、相手電話機15が電話を切断等した場合に発生す
るVoIPゲートウェイ13からの終了信号や、回線の
接続状態を検出して、通話路が継続できるか否かを判断
する。通話が継続可能と判断したときは、S35に移
り、通話が継続できないと判断したときはS36に移っ
て終了処理を行う。S35では、入力装置5が終了キー
の押下を検出したか否かを判断し、終了キーが押された
と判断した場合は、S36に移って終了処理を行う。終
了キーが押されていないと判断した場合は、S33に戻
って上記相手電話機15との通話路を継続する。S36
では、上記VoIPゲートウェイ13、ダイヤルアップ
サーバ11からログオフし、データ通信用PHS8によ
る電話回線の接続を切断し、表示装置4に、通話時間等
の再送結果を所定時間の間表示した後、表示装置4の画
面表示を初期画面に戻して、再送処理を終了する。
【0053】上記第1実施形態の端末装置は、上記相手
電話機15からの呼出信号を受け取り、CPU2によっ
て上記呼出信号に含まれる上記相手電話機15の電話番
号が検出されるので、上記相手電話機15からの呼出信
号を受け取るのみで、上記上記端末装置1と相手電話機
15との間に、PHS回線9、基地局10、ダイヤルア
ップサーバ11、インターネット12、VoIPゲート
ウェイ13、電話回線14を経由する通話路が構成でき
る。したがって、上記端末装置は、電話回線14,16
に接続されてインターネット接続手段を備えていない従
来の相手電話機15からの呼出に対応して、この相手電
話機15との間にインターネットを経由する通話路を構
成させて、いわゆるインターネット電話を実現できる。
【0054】なお、上記第1実施形態において、受話キ
ーの押下を入力装置5で検出して、上記受話キーが操作
者によって押下されると再送処理を実行したが、上記受
話キーを設けずに、相手電話機からの呼出信号を受け取
ると、この呼出信号の受け取りに応じて、再送処理を実
行して通話路を構成させてもよい。
【0055】また、上記端末装置が通話路を構成させる
インターネットは、例えばLAN(ローカル・エリア・
ネットワーク)、専用デジタル回線などのインターネッ
ト以外の他のコンピュータネットワークであってもよ
い。
【0056】(第2実施形態)図6は、本発明の第2実
施形態の端末装置を示す図である。本実施形態の端末装
置20は、第1実施形態の端末装置1と比較して、デー
タ通信用PHS8の代わりにボイス機能付モデム28を
備え、このボイス機能付モデム28によって電話回線2
9を介して電話局30に接続する以外は、上記第1実施
形態の端末装置装置と略同一の構成を有する。第2実施
形態の端末装置において、上記第1実施形態の端末装置
と同一の機能を有する部分には同一の参照番号を付し
て、詳細な説明を省略する。
【0057】図6に示すように、この端末装置20は、
電話番号検出手段、通信路構成手段、データ通信判定手
段、通話料金計算手段、および、通信路選択手段として
のCPU22と、このCPU22に接続されたメモリ2
3、表示装置24、入力装置25、音声コーデック装置
6を備え、この音声コーデック装置6は、マイク/スピ
ーカ7に接続されている。さらに、この端末装置20
は、モデム機能およびメッセージ機能を有するボイス機
能付モデム28を備え、このボイス機能付モデム28
は、上記CPU22の制御の下で、サーバ接続手段、電
話回線接続手段、メッセージ送信手段として機能する。
上記入力装置25は、操作者によって押下されるテンキ
ーに接続されている。また、上記入力装置25は、操作
者によって押下されて第1実施形態と同一の留守再送キ
ー、受話キー、終了キーに接続されている。さらに、上
記入力装置25は、非通知拒否キーと、自電話番号入力
キーとに接続されている。上記非通知拒否キーは、相手
電話機からの呼出信号に電話番号が含まれていない発信
番号非通知の場合に、この呼出に応答するか否かを設定
するためのキーである。上記自電話番号入力キーは、自
らの電話番号を入力する場合に操作者が押下するキーで
ある。
【0058】図7は、電話回線に接続された相手電話機
15からの着呼に応じ、この相手電話機15と通話する
際に構成される通信路としての通話路を示した概略図で
ある。図7の通話路は、以下のようにして構成される。
まず、上記相手電話機15から発信された呼出信号が、
電話回線16、電話局30を経由し、電話回線29を介
して、上記ボイス機能付モデム28に受け取られる。上
記呼出信号は、上記ボイス機能付モデム28からCPU
22に出力され、このCPU22によって、上記呼出信
号に含まれる上記相手電話機15の電話番号が検出され
る。そして、端末装置20が、上記ボイス機能付モデム
28によって、電話回線29、電話局30を介し、コン
ピュータネットワークとしてのインターネット12に接
続されたダイヤルアップサーバ11に接続される。さら
に、上記端末装置20は、上記インターネット12に接
続されているVoIPゲートウェイ13に接続される。
その後、上記CPU22が検出した上記相手電話機15
の電話番号が、上記VoIPゲートウェイ13に送出さ
れる。上記VoIPゲートウェイ13は、電話回線14
を経由して、上記電話番号の相手電話機15を発呼す
る。この相手電話機15がオフフックされて、上記端末
装置1と相手電話機15との間に、電話回線29、電話
局30、ダイヤルアップサーバ11、インターネット1
2、VoIPゲートウェイ13、電話回線14を経由す
る通話路が構成される。
【0059】図8、9は、上記端末装置20が実行する
処理を示したフローチャートである。図8において、端
末装置20の電源が投入され、処理が開始されると、ま
ず、メモリ23内のフラグや変数の初期化を行う(S4
1)。すなわち、留守着信の件数を示す変数RNと、端
末装置自らの電話番号を収納する変数IDと、発信番号
非通知で電話がかかってきた電話を受信するか否かを示
すフラグHとを初期化する。上記フラグHには、発信番
号非通知の呼出に応答する場合は0が格納され、発信番
号非通知の呼出に応答しない場合は1が格納される。
【0060】次に、端末装置20の動作状況等を示す画
面を、表示装置24に表示する(S42)。続いて、入
力装置25を参照して、留守再送キーが押下されている
か否かを判断する(S43)。上記留守再送キーが押下
されていればS48に移り、留守再送キーが押下されて
いなければS44に移る。S44では、入力装置25を
参照して、非通知拒否キーが押下されているか否かを判
断する。上記非通知拒否キーが押下されていればS51
に移り、非通知拒否キーが押下されていなければS45
に移る。S45では、入力装置25を参照して、自電話
番号入力キーが押下されているか否かを判断する。自電
話番号入力キーが押下されていればS52に移る。自電
話番号入力キーが押下されていなければS46に移る。
S46では、ボイス機能付モデム28が、他の端末装置
からの着呼を受けているか否かを判断し、着呼を受けて
いる場合はS47に移り、着呼を受けていない場合はS
43に戻る。S47では通信処理が実行され、このS4
7での処理は、後に図9を用いて詳細に説明する。
【0061】上記S43において、留守再送キーが押下
されたと判断されて、S48、49、50で実行する処
理は、図3に示した第1実施形態におけるフローチャー
トのS8、9、10と同一である。
【0062】上記S44において、非通知拒否キーが押
下されていると判断した場合、S51に移る。このS5
1では、発信番号非表示の着呼に応答するか否かの設定
を変更する。すなわち、上記フラグHが、発信番号非表
示の着呼に応答することを示す値0であれば、このフラ
グHを、発信番号非表示の着呼に応答しないことを示す
値1に変える。一方、上記フラグHが値1であれば、こ
のフラグHを値0に変える。具体的には、1−Hを計算
して、新たなフラグHの値を得る。上記新たなフラグH
の値に応じて、端末装置20の表示を変更する。その
後、S43に戻る。
【0063】上記S45において、自電話番号入力キー
が押されていると判断した場合、S52に移る。このS
52では、表示装置24に、端末装置自らの電話番号を
入力するための番号入力ウィンドウを表示する。そし
て、上記入力装置25で入力された自電話番号を、変数
IDに代入する(S53)。この変数IDは、メモリ1
3の所定領域に格納される。この後、上記S52で表示
装置24に表示した自電話番号入力ウィンドウを閉じる
(S54)。その後、S43に戻る。
【0064】図9は、上記S46においてボイス機能付
モデム28が着呼を受けたと判断された後、S47で実
行される通信処理を示す図である。図7の相手電話機1
5から電話回線16を経由して着呼を受けると、ボイス
機能付モデム28は、上記相手電話機15から呼出信号
を受信する。この呼出信号から、第1実施形態における
S16の場合と同様に、相手電話機15の電話番号を検
出し、取得する(S61)。続いて、表示装置24に呼
出表示を出力させると共にスピーカ7に呼出音を出力さ
せて呼出動作を実行し、操作者による受話キーの押下を
促す(S62)。上記スピーカ7からの間欠的なブザー
音が5回出力される間に、受話キーの押下が入力装置5
に検出されたか否かを判断する(S63)。上記ブザー
音が5回出力される間に、受話キーの押下が入力装置5
に検出されると、S64に進む。上記ブザー音が5回出
力される間に、受話キーの押下が入力装置5に検出され
なかった場合、S71に進む。S64では、上記S61
で呼出信号から電話番号が取得できたか否かを判断し、
電話番号が取得できていればS65に移り、電話番号が
取得できていなければ、発信番号非通知の場合の処理と
して、S75に移る。S65では、上記S61で検出し
た電話番号と、端末装置20の電話番号とに基いて、V
oIPゲートウェイ13に接続してインターネット12
を経由して通話する場合の通話料金と、そのまま電話回
線16を経由して通話する場合の通話料金とを算出す
る。続いて、上記S65で求めた通話料金を比較して
(S66)、インターネット12を経由する通話料金の
方が電話回線16を経由する通話料金よりも低い場合は
S67に進む。一方、電話回線16を経由する通話料金
のほうが、インターネット12を経由する通話料金より
も低い場合は、そのまま電話回線16を経由して通話す
るために、S76に移る。S67では、この端末装置2
0からインターネット12経由で相手電話機15を発呼
することを伝えるため、ボイス機能付モデム28によっ
て、下記のメッセージを相手電話機15に繰り返し送出
する。「こちらからかけなおしますので、そのまま受話
器をおいてお待ち下さい。なお、FAXの方はそのまま
送信して下さい。」上記メッセージを相手電話機15に
送出すると共に、上記相手電話機15からFAX信号が
送信されているか否かを確認し(S68)、FAX信号
が検出されない場合はS69に進み、FAX信号が検出
された場合はS74に進んでFAX通信を実行する。S
74のFAX通信を終了すると、通信処理を終了する。
一方、FAX信号が検出されない場合、相手電話機15
の接続が切断されたことを確認して、この端末装置の接
続を切断する(S69)。この後、S70の再送処理を
開始する。再送処理が終了すると、通信処理は終了す
る。
【0065】S71は、上記S63で受話キーの押下が
入力装置5に検出されなかった場合に実行される処理で
あり、上記S61で相手電話機15の電話番号が取得で
きた場合、留守メッセージとして、下記のメッセージを
ボイス機能付モデム28によって、相手電話機15に繰
り返し送出する。「ただいま、席をはずしております。
後ほど連絡いたします。なお、FAXの方はそのまま送
信して下さい。」一方、S71では、上記S61で相手
電話機15の電話番号が取得できなかった場合には、下
記のメッセージを相手電話機15に送出する。「ただい
ま、席をはずしております。後ほどおかけなおし下さ
い。なお、FAXの方はそのまま送信して下さい。」上
記メッセージを相手電話機に送出している際に、相手電
話機15からFAX信号が送信されたか否かを確認し
(S72)、上記相手電話機15からのFAX信号が検
出されない場合はS73に進み、FAX信号が検出され
た場合はS74に進んでFAX通信を実行する。上記相
手電話機15からFAX信号が検出されない場合、上記
S51で取得した相手電話機15の電話番号を変数R
[RN]に格納し、留守時にかかってきた電話の件数を
示す変数RNをインクリメントする(S73)。S81
では、相手電話機の電話回線への接続が切断されている
ことを確認した後、電話回線への接続を切断して、通信
処理を終了する。S75以下は、受話キーが押下され、
上記S64で相手電話機の電話番号が取得できていない
と判断された場合に実行される処理である。まず、フラ
グHを参照して、発信番号非通知の呼出に応答するか否
かを判断する(S75)。上記フラグHが、発信番号非
通知の呼出に応答する値0である場合、上記S66でイ
ンターネット12を経由するよりも電話回線16を経由
して通話する方が通話料金が低いと判断されたことを条
件として、上記相手電話15との通話を開始する。すな
わち、上記ボイス機能付モデム28に上記相手電話15
からの着呼に応答させて、電話回線29、電話局30、
電話回線16を経由して相手電話機15に接続する通話
路が構成される。この場合、マイク/スピーカ7で入出
力された音声信号が、ボイス機能付モデム28で電話回
線16を経由して相手電話機15に送受信され、上記相
手電話機15と通話が実行される。S77では、上記S
76での通話中に、FAX信号が検出されるか否かを確
認し、FAX信号が検出されない場合はS78に進み、
FAX信号が検出された場合はS74に進んでFAX通
信を実行する。S78では、上記S76の通話が完了し
て相手電話機の電話回線への接続が切断されたことを確
認した後、電話回線への接続を切断して、通信処理を終
了する。S79は、上記S75において、フラグHを参
照して、このフラグHが、発信番号非通知の呼出に応答
しない値1である場合の処理であり、発信番号非通知の
着呼には応答しない旨の下記のメッセージを、ボイス機
能付モデム28によって相手電話機15に繰り返し送出
させる。 「発信番号非通知の電話は受話しません。なお、FAX
の方はそのまま送信して下さい。」 上記メッセージを相手電話機15に送出している際に、
この相手電話機15からのFAX信号が検出されるか否
かを確認し(S80)、FAX信号が検出されなければ
S81に進み、FAX信号が検出されれば、S74に進
んでFAX通信を実行する。
【0066】上記S70で実行される再送処理は、第1
実施形態において図5に示した再送処理と同一の処理で
ある。すなわち、ボイス機能付モデム28によって、ダ
イヤルアップサーバ11に電話をかけてログオンし、ダ
イヤルアップサーバ11を介してインターネット12に
接続される。さらに、ダイヤルアップサーバ11、およ
びインターネットを経由してVoIPゲートウェイ13
にログオンする。このVoIPゲートウェイ13に、相
手先の電話番号を含むデータを送出して、その電話番号
を発呼させる。そして、上記電話番号の相手電話機15
のオフフックにより、電話回線29、電話局30、ダイ
ヤルアップサーバ11、インターネット12、VoIP
ゲートウェイ13、電話回線を経由して上記相手電話機
15に接続する通話路が構成される。また、VoIPゲ
ートウェイ13からの終了信号や、入力装置25によっ
て検出される終了キーの押下により、上記VoIPゲー
トウェイ13、ダイヤルアップサーバ11からログオフ
し、ボイス機能付モデム28による電話回線29の接続
を切断し、再送処理を終了する。
【0067】上記第2実施形態の端末装置は、メッセー
ジ機能を有するボイス機能付モデム28を備えるので、
相手電話機15からの呼出信号に応答して接続された電
話回線16を経由して、ボイス機能付モデム28によっ
て、相手電話機15に電話をかけなおす旨を伝えること
ができる。したがって、上記インターネット12を経由
して通話路を構成させる場合、上記電話回線16を経由
する相手電話機15との通話路を一端切断するにもかか
わらず、上記相手電話機15の操作者に、不安感や不快
感などを与えることが回避できる。また、上記相手電話
機15からの呼出信号に電話番号が無い場合、あるい
は、相手電話機がFAX通信を行う場合においても、上
記ボイス機能付モデム28によって、相手電話機に適切
なメッセージを送出できる。
【0068】また、上記実施形態の端末装置は、相手電
話機15の電話番号と、この端末装置20の電話番号と
に基いて、VoIPゲートウェイ13に接続してインタ
ーネット12を経由して通話する場合の通話料金と、電
話回線16を経由して通話する場合の通話料金とを算出
し、これらの通話料金を比較して、安価な経路を選択し
て相手電話機との通話路を構成させる。したがって、こ
の端末装置は、効果的に通話料金を安価にできる。
【0069】上記実施形態の端末装置は、フリーダイヤ
ルの受信端末装置としても用いることができる。すなわ
ち、フリーダイヤルを用いて電話回線に接続された通常
の電話機からの呼出に応答し、インターネットを経由し
て上記通常の電話機に接続する通話路を構成できる。し
たがって、フリーダイヤルを用いた場合の通話料金を効
果的に削減できる。また、フリーダイヤルによる受信受
け付け時間以外の時間に相手電話機から受信した場合
は、上記ボイス機能付モデム28によって、上記相手電
話機に適切なメッセージを送出できる。
【0070】上記実施形態において、上記ボイス機能付
モデム28は、音声によるメッセージを送信するボイス
機能を有したが、このボイス機能の代わりにテキスト形
式の文字データを送信する機能を有して、文字からなる
メッセージを送信してもよい。
【0071】(第3実施形態)図10は、本発明の第3
実施形態の端末装置を示す図である。本実施形態の端末
装置40は、通信路構成手段としてのCPU42と、こ
のCPU42で実行される端末装置40の制御プログラ
ムが格納されており、また、電話番号格納手段としても
機能するメモリ43と、ユーザインターフェースとして
機能する表示装置44と、端末装置40の操作者による
操作に応じて信号が入力される入力装置5を備える。上
記メモリ43、表示装置44、入力装置45は、上記C
PU42に接続されている。また、端末装置40は、第
1実施形態と同一の音声コーデック装置6と、この音声
コーデック装置に接続されたマイク/スピーカー7とを
備える。さらに、この端末装置40は、通信用携帯電話
アダプタ48を備え、この通信用携帯電話アダプタ48
に、携帯電話49を接続するようになっている。上記通
信用携帯電話アダプタ48は、上記携帯電話49に接続
されて、サーバ接続手段および電子メール受信手段とし
ての機能を奏する。また、通信用携帯電話アダプタ48
は、上記携帯電話49が送受信する電子メールとしての
ショートメッセージを、上記携帯電話49から受け取
り、また、送出するようになっている。上記CPU42
が通信用携帯電話アダプタ48との間で入出力するデー
タは、上記携帯電話49、基地局50、ダイヤルアップ
サーバ11を経由して、インターネット12に送出、お
よびインターネット12から受け取るようになってい
る。また、上記通信用携帯電話アダプタ48に接続され
た携帯電話49は、基地局50を経由して、ショートメ
ッセージをメールサーバ51との間でやりとりする。上
記メールサーバ51は、上記ショートメッセージをイン
ターネットメールに変換して、インターネット12に送
出する。また、上記メールサーバ51がインターネット
12を介してインターネットメールを受信したときは、
このインターネットメールをショートメッセージに変換
し、このショートメッセージを携帯電話49に送る。こ
の携帯電話49が上記ショートメッセージを受信する
と、その旨を伝える信号を通信用携帯電話アダプタ48
に送出し、これにより、上記通信用携帯電話アダプタ4
8は、CPU42に割り込み要求信号を送出する。CP
U42は、この割り込み要求信号を受け、携帯電話49
の受信ショートメッセージを取り込んでメモリ43の所
定領域に格納する。
【0072】図11は、相手端末装置53と通話する際
に構成される通信路としての通話路を示した概略図であ
る。上記相手端末装置53は、本実施形態の端末装置と
同一の端末装置であり、相手携帯電話54に接続されて
いる。上記通信路は、以下のようにして構成される。ま
ず、相手端末装置53に接続された相手携帯電話54
が、通話を開始する旨のショートメッセージを送信し、
このショートメッセージが、相手基地局56、相手メー
ルサーバ58、インターネット12、メールサーバ5
1、基地局50を経由して携帯電話49に送信される。
このショートメッセージに応じて、端末装置40は、通
信用携帯電話アダプタ48および携帯電話49によっ
て、基地局50、ダイヤルアップサーバ11を介してイ
ンターネット12に接続される。一方、上記相手端末装
置53は、この相手端末装置53の通信用携帯電話アダ
プタおよび相手携帯電話54によって、相手基地局4
9、相手ダイヤルアップサーバ57を経てインターネッ
ト12に接続される。その結果、端末装置40と相手端
末装置53との間に、携帯電話49、基地局50、ダイ
ヤルアップサーバ11、インターネット12、相手ダイ
ヤルアップサーバ57、相手基地局56、相手携帯電話
54を経由する通話路が構成される。この通話路では、
マイク・スピーカから入出力された音声が、音声コーデ
ック装置で変換され、さらにCPUでTCP/IP・U
DP/IPに適合するように変換されてなる音声データ
が、通話に関するデータと共に、端末装置40と相手端
末装置53との間で交換される。
【0073】図12は、上記端末装置40および相手端
末装置53で実行される処理を示したフローチャートで
ある。図12において、中央に示したインターネット1
2の左側に、送信側の相手端末装置53での処理を示
し、インターネット12の右側に、受信側の端末装置4
0での処理を示す。まず、送信側の相手端末装置53
が、相手携帯電話54を用いて、相手メールサーバ58
にショートメッセージを送る(S84)。このショート
メッセージには、上記相手端末装置53を特定する電子
メールアドレスとIDが含まれている。上記ショートメ
ッセージを受け取った相手メールサーバ58は、インタ
ーネット12を介してメールサーバ51にショートメッ
セージを送り、このメールサーバ51は、基地局50を
経由して携帯電話49に上記ショートメッセージを送
る。上記携帯電話49は、通信用携帯電話アダプタ48
にショートメッセージを受け取った旨を通知し、これに
よって、通信用携帯電話アダプタ48はCPU42に割
り込み要求信号を送出する。この割り込み要求信号を受
けたCPU42が、携帯電話49からショートメッセー
ジを端末装置40に取り込む(S85)。続いて、CP
U42は、上記ショートメッセージを解析し、相手端末
装置53がインターネットを経由する通話を要求してい
ることを確認すると、この要求を受け入れる場合は、通
話を行う旨のショートメッセージを相手端末装置53に
向けて送信する。(S86)また、この端末装置40
は、携帯電話50、基地局50を経てダイヤルアップサ
ーバ11に接続する(S88)。一方、上記S85で受
信したショートメッセージの要求を受け入れない、つま
り、インターネットを経由して通話をしないと判断した
時は、通話を拒絶する内容のショートメッセージを相手
端末装置に返送するか、あるいは、ショートメッセージ
による返信をしない。ショートメッセージの返信を受け
取った旨の通知を相手携帯電話54から受け取ると、相
手端末装置53は、相手携帯電話54からショートメッ
セージを取り込み、それの内容を解析および確認した
後、相手ダイヤルアップサーバ57に接続する(S8
7)。この時点で、端末装置40および相手端末装置5
3は、いずれもインターネット12に接続されている状
態となり、ダイヤルアップサーバ11および相手ダイヤ
ルアップサーバ57のメールシステム等を用いて、Vo
IPのネゴシエーションを行う(S89、S90)。端
末装置40と相手端末装置53は、ネゴシエーションが
成功した後、インターネット12を経由して音声データ
を送受信して、通話を行う(S91、S92)。
【0074】本実施形態の端末装置40は、相手端末装
置53からのショートメッセージを受け取り、このショ
ートメッセージに応じてインターネット12に接続さ
れ、相手端末装置53との通話路が構成されるので、従
来におけるように、通話路が構成される前に電話回線を
経て相手端末装置と通話のための情報交換などをする必
要がないから、安価かつ迅速にインターネット12を経
由して相手端末装置と通話ができる。
【0075】(第4実施形態)図13は、本発明の第4
実施形態の端末装置を示す図である。本実施形態の端末
装置60は、通信路構成手段および電話番号検出手段と
してのCPU62と、このCPU62に接続されたメモ
リ63、表示装置64、入力装置65、第1実施形態と
同一の音声コーデック装置6、およびマイク/スピーカ
ー7を備える。さらに、この端末装置60は、通信用携
帯電話アダプタ68を備え、この通信用携帯電話アダプ
タ68に、携帯電話69を接続するようになっている。
上記通信用携帯電話アダプタ68および携帯電話69
は、サーバ接続手段および電子メール受信手段として機
能する。また、通信用携帯電話アダプタ68は、上記携
帯電話69が送受信する電子メールとしてのショートメ
ッセージを、上記携帯電話69から受け取り、また、送
出するようになっている。上記CPU62が通信用携帯
電話アダプタ68との間で入出力するデータは、第4実
施形態の端末装置40と同様に、上記携帯電話69、基
地局50、およびダイヤルアップサーバ11を経由し
て、インターネット12に送出し、あるいはインターネ
ット12から受け取るようになっている。また、上記携
帯電話69は、第4実施形態の端末装置40と同様に、
ショートメッセージを、基地局50を経由してメールサ
ーバ51との間でやりとりする。上記携帯電話69は、
ショートメッセージを受信すると、その旨を伝える信号
を通信用携帯電話アダプタ68に送出し、これにより、
上記通信用携帯電話アダプタ68は、CPU62に割り
込み要求信号を送出する。この割り込み要求信号を受け
たCPU62は、通信用携帯電話アダプタ68を介して
携帯電話69が受信した上記ショートメッセージを取り
込んで、メモリ63の所定領域に格納するようになって
いる。
【0076】図14は、相手端末装置と通話する際に構
成される通信路としての通話路を示した概略図である。
上記相手端末装置は、ショートメッセージの送受信機能
を有する携帯電話70である。上記通信路は、以下のよ
うにして構成される。まず、相手携帯電話70が、通話
を開始する旨のショートメッセージを送信し、このショ
ートメッセージが、相手基地局56、相手メールサーバ
58、インターネット12、メールサーバ51、および
基地局50を経由して携帯電話69に送信される。この
携帯電話69が受信したショートメッセージから、CP
U62が相手携帯電話70の電話番号を検出する。その
後、上記CPU62の指令の下、端末装置60は、通信
用携帯電話アダプタ68および携帯電話69によって、
基地局50、ダイヤルアップサーバ11を経由してイン
ターネット12に接続される。さらに、上記端末装置6
0は、インターネット12に接続されたVoIPゲート
ウェイにログオンして、このVoIPゲートウェイに、
上記相手携帯電話70の電話番号を発呼させる。上記相
手携帯電話70のオフフックにより、上記端末装置60
と相手携帯電話70との間に、携帯電話69、基地局5
0、ダイヤルアップサーバ11、インターネット12、
VoIPゲートウェイ72、および相手基地局56を経
由する通話路が構成される。この通話路において、端末
装置60は、マイク・スピーカから入出力された音声を
音声コーデック装置で変換し、さらにCPUでTCP/
IP・UDP/IPに適合する音声データに変換し、こ
の音声データをVoIPゲートウェイ72との間でやり
とりする。このVoIPゲートウェイ72は、上記音声
データを音声信号に変換し、この音声信号を相手携帯電
話70との間でやりとりする。これによって、端末装置
60と相手携帯電話70とが通話を実行する。
【0077】図15は、上記端末装置60と相手端末装
置70で実行される処理を示したフローチャートであ
る。図15において、中央に示したインターネット12
の左側に、送信側の相手携帯電話70での処理を示し、
インターネット12の右側に、受信側の端末装置60で
の処理を示す。まず、送信側の携帯電話70が、インタ
ーネットを介して通話を実行したい旨のショートメッセ
ージを、このショートメッセージに自らの電話番号を挿
入して、端末装置60に宛てて送信する(S92)。相
手メールサーバ58は、上記ショートメッセージを、イ
ンターネット12を経由してメールサーバ51に送信
し、このメールサーバ51から、基地局50を経由して
携帯電話69が上記ショートメッセージを受信する。携
帯電話69は、通信用携帯電話アダプタ68にショート
メッセージの受信を通知し、これによって、通信用携帯
電話アダプタ68はCPU63に割り込み要求をする。
割り込み要求を受けたCPU63は、通信用携帯電話ア
ダプタ68を介して携帯電話69が受信した上記ショー
トメッセージを取り込んで、メモリ63の所定領域に格
納する(S93)。CPU63は、上記ショートメッセ
ージを解析し、相手携帯電話70がインターネットを経
由してVoIPゲートウェイを介して通話を要求してい
ることを確認し、この要求に応じるか否かを判断する
(S94)。この要求に応じないと判断した場合、通話
を拒絶する旨のショートメッセージを、メールサーバ6
3および相手メールサーバ68を経由して相手携帯電話
70に返信し、この通話拒絶の旨のショートメッセージ
が相手携帯電話70に受取られる(S95)。一方、上
記要求に応じて通話すると判断した場合、端末装置60
のCPU62は、上記メモリ63に格納された相手携帯
電話からのショートメッセージから、その相手携帯電話
の電話番号を検出する。そして、上記通信用携帯電話ア
ダプタ68および携帯電話69によって、ダイヤルアッ
プサーバ11に接続する(S96)。続いて、端末装置
60は、ダイヤルアップサーバ64およびインターネッ
ト12を経由して、VoIPゲートウェイ72にログオ
ンし、接続する(S97)。そして、このVoIPゲー
トウェイ72に相手携帯電話70の電話番号を送出し、
この電話番号を受取ったVoIPゲートウェイ72は、
相手携帯電話67の呼び出し動作を行う(S98)。こ
の相手携帯電話67のオフフックにより、端末装置60
と相手携帯電話67との間に通話路が構成される。すな
わち、端末装置60はインターネット12に音声データ
を送出し、相手携帯電話70は携帯電話回線に音声信号
を送出し、上記VoIPゲートウェィ72が、インター
ネット12上の音声データと携帯電話回線の音声信号と
を変換して、端末装置60と携帯電話70との通話が実
現される(S99、S100)。
【0078】本実施形態の端末装置60は、相手携帯電
話70からのショートメッセージを受け取り、このショ
ートメッセージに応じてインターネット12に接続され
たVoIPゲートウェイ72に接続し、このVoIPゲ
ートウェイ72に上記ショートメッセージに含まれる相
手携帯電話の電話番号を呼出させて、呼出された相手携
帯電話70のオフフックによって通話路が構成される。
したがって、この端末装置60は、インターネット接続
手段、あるいは、音声とTCP/IP・UDP/IPに
適合する音声データとの変換手段を有しない携帯電話か
らの呼出に応じて、インターネット12を経由して通話
ができる。
【0079】(第5実施形態)図16は、本発明の第5
実施形態の端末装置と、相手端末装置としての相手電話
機77との間に構成された通話路を示す図である。本実
施形態の端末装置74は、第4実施形態の端末装置60
と同一の構成を有する。第4実施形態と同一の部分に
は、同一の参照番号を付して詳細な説明を省略する。図
16に示す通話路は、以下のようにして構成される。ま
ず、相手電話機77が、電話局79を介して、電話回線
を経由してVoIPゲートウェイ78に接続し、このV
oIPゲートウェイ78に、通話を要求する端末装置7
4の電話番号を送出する。上記VoIPゲートウェイ7
8は、上記電話機77との接続を保留した状態で、電話
機77がVoIPゲートウェイ78に接続された旨を通
知するショートメッセージを端末装置の携帯電話69に
向けて送信する。上記ショートメッセージを携帯電話6
9によって受け取った端末装置74は、ダイヤルアップ
サーバ11に接続し、インターネット12を経由して、
VoIPゲートウェイ78に接続する。これによって、
上記端末装置74は、上記VoIPゲートウェイ78に
保留した状態で接続されている電話機77と接続され、
上記端末装置74と相手電話機77との間に、携帯電話
69、基地局50、ダイヤルアップサーバ11、インタ
ーネット12、VoIPゲートウェイ78、および電話
局79を経由する通話路が構成される。上記VoIPゲ
ートウェイ78によって、上記端末装置74と音声デー
タが送受信され、この音声データが音声信号に変換さ
れ、この音声信号が相手電話機77と送受信される。こ
れによって、端末装置74と相手電話機77とが通話を
実行する。
【0080】図17は、上記端末装置74、VoIPゲ
ートウェイ78、および相手電話機77が実行する処理
を示したフローチャートである。図17において、左か
ら右に向って順に、送信側の相手電話機77での処理、
VoIPゲートウェイ78での処理、インターネット1
2、受信側の端末装置74での処理を示している。ま
ず、電話機77が、電話局79を介して、電話回線に接
続されたVoIPゲートウェイ78を呼出す(S10
1)。VoIPゲートウェイ78はその呼出に応答し
て、電話機77に、通話先の電話番号を入力する旨のメ
ッセージを送出する(S102)。なお、このメッセー
ジは、音声メッセージでも文字メッセージでもよい。電
話機77は、上記メッセージに応じて、端末装置の携帯
電話69の電話番号をVoIPゲートウェイ78に送出
する(S103)。上記電話番号を受け取ったVoIP
ゲートウェイ78は、その電話番号の携帯電話69に向
けて、上記電話機77から電話を受けた旨の本文と、電
話機77による接続に関するID番号とを含むショート
メッセージを送信する(S104)。この時、VoIP
ゲートウェイ78は、電話機77の接続を保留してお
く。上記ショートメッセージは、インターネット12を
経由して、メールサーバ51、基地局50を通じて携帯
電話69に受信される。携帯電話69は通信用携帯電話
アダプタ68にメールがあったことを通知し、これによ
って、通信用携帯電話アダプタ68はCPU62に割り
込み要求をする。割り込み要求を受けたCPU63は、
通信用携帯電話アダプタ68を介して携帯電話69が受
信した上記ショートメッセージを取り込んで、メモリ6
3の所定領域に格納する(S105)。続いて、上記C
PU63は上記ショートメッセージを解析し、VoIP
ゲートウェイ78が通話を要求していることを確認し、
その要求に応じるか否かを判断する(S106)。端末
装置74は、上記要求に応じないと判断した場合、通話
を拒絶する旨の本文と、上記S105で受信したショー
トメッセージに含まれていたIDとを含むショートメッ
セージを、メールサーバ51を経由してVoIPゲート
ウェイ78に返信する。このショートメッセージを受信
したVoIPゲートウェイ78は、保留中の電話機77
に通話要求が拒絶された旨のメッセージを送出し(S1
07)、このメッセージが電話機77の操作者に確認さ
れる(S108)。上記S106において、端末装置7
4は、上記要求に応じて相手電話機77と通話すると判
断したときは、ダイヤルアップサーバ11に接続し(S
109)、上記S105で受信したショートメッセージ
に含まれていたIDでVoIPゲートウェイに接続する
(S110)。これによって、上記端末装置74と相手
電話機77との間に、携帯電話69、基地局50、ダイ
ヤルアップサーバ11、インターネット12、VoIP
ゲートウェイ78、および電話局79を経由する通話路
が構成される。上記VoIPゲートウェイ78は、上記
端末装置74による接続を確認し(S111)、保留し
ていた電話機77と、端末装置74との間での通話処理
を開始する(S112)。すなわち、VoIPゲートウ
ェイ78は、端末装置74との間で音声データをやり取
りし、この音声と音声信号とを変換し、上記電話機77
と音声信号をやり取りする。その結果、端末装置74と
電話機77との間で通話が実行される(S113、S1
14)。
【0081】本実施形態の端末装置74は、相手電話機
77に接続されたVoIPゲートウェイ78からのショ
ートメッセージを受け取り、このショートメッセージに
応じて、相手電話機77が保留状態で接続されている上
記VoIPゲートウェイ72に接続して、相手電話機7
7との通話路が構成される。したがって、この端末装置
60は、メール送信手段、インターネット接続手段、お
よび音声とTCP/IP・UDP/IPに適合する音声
データとの変換手段を有しない通常の電話機からの呼出
に応じて、インターネット12を経由して通話ができ
る。
【0082】(第6実施形態)図18は、本発明の第6
実施形態の端末装置と、相手端末装置としての相手電話
機77との間に構成された通話路を示す図である。本実
施形態の端末装置80は、第5実施形態の端末装置74
と同一の構成を有する。第5実施形態と同一の部分に
は、同一の参照番号を付して詳細な説明を省略する。図
18に示す通話路は、以下のようにして構成される。ま
ず、相手電話機77が、電話局79を介して、電話回線
を経由してVoIPゲートウェイ82に接続し、このV
oIPゲートウェイ82に、通話を要求する端末装置8
0の電話番号を送出する。その後、上記VoIPゲート
ウェイ82は、上記電話機77との接続を切断し、電話
機77が通話を要求している旨のショートメッセージ
を、端末装置の携帯電話69に送信する。このショート
メッセージを携帯電話69によって受け取った端末装置
80は、ダイヤルアップサーバ11に接続し、インター
ネット12を経由して、VoIPゲートウェイ82に接
続する。上記端末装置80に接続されたことにより、V
oIPゲートウェイ82は、電話機77を発呼する。こ
の電話機77のオフフックにより、上記端末装置80と
相手電話機77との間に、携帯電話69、基地局50、
ダイヤルアップサーバ11、インターネット12、Vo
IPゲートウェイ82、および電話局79を経由する通
話路が構成される。上記VoIPゲートウェイ82によ
って、上記端末装置80と音声データが送受信され、こ
の音声データが音声信号に変換され、この音声信号が相
手電話機77と送受信される。これによって、端末装置
80と相手電話機77とが通話を実行する。
【0083】図19は、上記端末装置80、VoIPゲ
ートウェイ82および相手電話機77が実行する処理を
示したフローチャートである。図19において、左から
右に向って順に、送信側の相手電話機77での処理、V
oIPゲートウェイ82での処理、インターネット1
2、受信側の端末装置80での処理を示している。ま
ず、電話機77が、電話局79を介して、電話回線に接
続されたVoIPゲートウェイ82を呼出す(S11
5)。VoIPゲートウェイ82はその呼出に応答し
て、電話機77に、通話先の電話番号を要求する旨のメ
ッセージを送出する(S116)。なお、このメッセー
ジは、音声メッセージでも文字メッセージでもよい。電
話機77は、上記メッセージに応じて、端末装置の携帯
電話69の電話番号をVoIPゲートウェイ82に送出
する(S117)。上記電話番号を受け取ったVoIP
ゲートウェイ82は、上記電話機77との接続を切断
し、上記電話番号の携帯電話69に向けて、上記電話機
77から電話を受けた旨の本文と、電話機77の電話番
号とを含むショートメッセージを送信する(S11
8)。上記ショートメッセージは、インターネット12
を経由して、メールサーバ51、基地局50を通じて携
帯電話69に受信される。携帯電話69は通信用携帯電
話アダプタ68にメールがあったことを通知し、これに
よって、通信用携帯電話アダプタ68はCPU62に割
り込み要求をする。割り込み要求を受けたCPU63
は、通信用携帯電話アダプタ68を介して携帯電話69
が受信した上記ショートメッセージを取り込んで、メモ
リ63の所定領域に格納する(S119)。続いて、上
記CPU63は上記ショートメッセージを解析し、Vo
IPゲートウェイ82が通話を要求していることを確認
し、その要求に応じるか否かを判断する(S120)。
端末装置80は、上記要求に応じないと判断した場合、
通話を拒絶する旨の本文と、上記S119で受信したシ
ョートメッセージに含まれていた電話番号とを含むショ
ートメッセージを、メールサーバ51を経由してVoI
Pゲートウェイ82に返信する。このショートメッセー
ジを受信したVoIPゲートウェイ82は、電話機77
に電話をかけ、通話要求が拒絶された旨のメッセージを
送出し(S121)、このメッセージが電話機77の操
作者に確認される(S122)。上記S120におい
て、端末装置80は、上記要求に応じて相手電話機77
と通話すると判断したときは、ダイヤルアップサーバ1
1に接続し(S123)、さらに、VoIPゲートウェ
イ82に接続する(S124)。そして、上記S119
で受信したショートメッセージに含まれていた電話番号
をVoIPゲートウェイ82に送出することによって、
VoIPゲートウェイ82が電話回線上の電話機77を
呼出す(S110)。VoIPゲートウェイ82に呼出
された電話機77がオフフックして、上記端末装置80
と相手電話機77との間に、携帯電話69、基地局5
0、ダイヤルアップサーバ11、インターネット12、
VoIPゲートウェイ82、および電話局79を経由す
る通話路が構成される。上記VoIPゲートウェイ82
は、端末装置80との間で音声データをやり取りし、こ
の音声と音声信号とを変換し、上記電話機77と音声信
号をやり取りして、通話処理を行う(S128)。その
結果、端末装置80と電話機77との間で通話が実現さ
れる(S127、S129)。
【0084】本実施形態の端末装置80は、相手電話機
77に接続されたVoIPゲートウェイ82からのショ
ートメッセージを受け取り、このショートメッセージに
応じて、上記VoIPゲートウェイ72に接続し、相手
電話機77を呼出させ、呼出された相手電話77のオフ
フックにより、通話路が構成される。したがって、この
端末装置80は、メール送信手段、インターネット接続
手段、および音声とTCP/IP・UDP/IPに適合
する音声データとの変換手段を有しない通常の電話機か
らの呼出に応じて、インターネット12を経由して通話
ができる。
【0085】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の端末
装置によれば、本体を、コンピュータネットワークに接
続されたサーバに接続するサーバ接続手段と、電話回線
を介して直接受信した相手端末装置からの呼出信号に基
いて、上記相手端末装置の電話番号を検出する電話番号
検出手段と、上記相手端末装置の電話番号を、上記コン
ピュータネットワーク上の通信データと電話回線上の通
信信号との変換機能を有するゲートウェイに、上記サー
バを介して送出して、少なくとも上記コンピュータネッ
トワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して上
記相手端末装置に接続する通信路を構成させる通信路構
成手段とを備えるので、上記相手端末装置からの呼出信
号が電話回線を介して直接受信され、上記呼出信号から
検出された電話番号を上記ゲートウェイに送出して、少
なくとも上記コンピュータネットワーク、ゲートウェ
イ、および電話回線を経由して上記相手端末装置に接続
する通信路が構成されるから、上記相手端末装置が例え
ば通常の電話機であっても、この相手端末装置からの着
呼に応じて、上記コンピュータネットワークを経由して
上記相手端末装置と通信ができる。
【0086】1実施形態の端末装置によれば、上記サー
バ接続手段は、ダイヤルアップ接続によって上記本体を
サーバに接続するので、上記コンピュータネットワー
ク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して上記相手
端末装置に接続する通信路が、容易に構成される。
【0087】1実施形態の端末装置によれば、上記呼出
信号を受けると、電話回線を経由して上記本体を上記相
手端末装置に接続する電話回線接続手段と、上記相手端
末装置が電話回線を経由してデータを用いた通信が可能
であるか否かを判定するデータ通信判定手段とを備え、
上記データ通信判定手段が、上記相手端末装置は電話回
線を経由してデータを用いた通信が可能であると判断す
ると、上記通信路構成手段は、上記電話回線接続手段お
よび電話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通
信路を構成させる一方、上記データ通信判定手段が、上
記相手端末装置は電話回線を経由してデータを用いた通
信が不可能であると判断すると、上記通信路構成手段
は、コンピュータネットワーク、ゲートウェイ、および
電話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路
を構成させるので、上記相手端末装置が、電話回線を経
由してデータを用いた通信が可能であるか否かに応じ
て、コンピュータネットワークを経由する通信路と、電
話回線を経由する通信路とが選択できるから、例えば通
常の電話機や、モデムなどを備えた装置などの異なる種
類の多くの相手端末装置と、通信路が迅速に構成でき
る。
【0088】1実施形態の端末装置によれば、上記呼出
信号を発信した相手端末装置に、電話回線を経由して上
記本体を接続する電話回線接続手段と、上記相手端末装
置からの呼出信号を上記電話回線を介して直接受信する
と、上記相手端末装置に、メッセージを上記電話回線接
続手段および電話回線を経由して送信するメッセージ送
信手段とを備え、上記通信路構成手段は、上記メッセー
ジ送信手段が通信をしなおす旨のメッセージを送信した
後、あるいは同時に、コンピュータネットワーク、ゲー
トウェイ、および電話回線を経由して上記相手端末装置
に接続する通信路を構成させるので、相手端末装置に通
信をしなおす旨を通知して、コンピュータネットワーク
を経由する通信路が構成できるから、上記相手端末装置
の操作者に、例えば不安感や不快感などを感じさせるこ
となく、コンピュータネットワークを経由した通信を開
始できる。
【0089】1実施形態の端末装置によれば、上記相手
端末装置からの呼出信号を上記電話回線を介して直接受
信すると、上記相手端末装置に、メッセージを上記電話
回線接続手段および電話回線を経由して送信するメッセ
ージ送信手段を備え、上記データ通信判定手段が、上記
相手端末装置は電話回線を経由してデータを用いた通信
が不可能であると判断すると、上記メッセージ送信手段
は、通信をしなおす旨のメッセージを上記相手端末装置
に送信するので、この相手端末装置が例えばモデムなど
のデータ通信を実行する手段を備えていない場合、この
相手端末装置に通信をしなおす旨が伝えられて、コンピ
ュータネットワークを経由する上記端末装置との通信路
が構成されるから、相手端末装置の操作者に、電話回線
を経由する通信路を一端切断しても、例えば不安感や不
快感などを感与えることなくコンピュータネットワーク
を経由した通信が開始できる。
【0090】1実施形態の端末装置によれば、上記電話
番号検出手段が、上記相手端末装置の電話番号を検出で
きない場合、上記メッセージ送信手段は、通信をしない
旨のメッセージを上記相手端末装置に送信し、上記通信
路構成手段は、上記電話回線接続手段に上記本体と相手
端末装置との接続を切断させるので、電話番号を通知し
ない相手端末装置には、通信をしない旨のメッセージを
送信して、上記本体と相手端末装置との電話回線を経由
する接続を切断できる。
【0091】1実施形態の端末装置によれば、上記電話
番号検出手段が検出した電話番号を格納する電話番号格
納手段と、上記電話番号送出手段に指令して、上記電話
番号格納手段に格納された電話番号を上記ゲートウェイ
に送出させる送出指令手段とを備えるので、上記送出指
令手段を、例えば上記端末装置の操作者の入力に基い
て、上記指令を上記電話番号送出手段に与えるようにす
ることによって、コンピュータネットワークを経由して
上記相手端末装置に接続する通信路が、所望のタイミン
グで構成できる。
【0092】1実施形態の端末装置によれば、上記呼出
信号を発信した相手端末装置に、電話回線を経由して上
記本体を接続する電話回線接続手段と、上記相手端末装
置からの呼出信号を上記電話回線を介して直接受信する
と、上記相手端末装置に、メッセージを上記電話回線接
続手段および電話回線を経由して送信するメッセージ送
信手段とを備え、上記送出指令手段が、上記電話番号送
出手段に、上記電話番号格納手段に格納された電話番号
を上記ゲートウェイに送出させる指令を、上記呼出信号
を受信してから所定時間の間にしなかった場合、上記メ
ッセージ送信手段は、後に通信をしなおす旨のメッセー
ジを上記相手端末装置に送信するので、上記送出指令手
段が、例えば上記端末装置の操作者の入力に基いて、上
記指令を上記電話番号送出手段に与える場合、上記操作
者の不在などで上記送出指令手段からの指令がなくて
も、上記呼出信号を発信した相手端末装置に、後に通信
をしなおす旨が通知できる。
【0093】1実施形態の端末装置によれば、上記通信
路構成手段は、上記電話番号検出手段が検出した上記相
手端末装置の電話番号に対応して、上記コンピュータネ
ットワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して
上記相手端末装置に接続する通信路を構成させるか、あ
るいは構成させないので、例えば、端末装置との通信を
許可する相手端末装置の電話番号と、通信を拒絶する相
手端末装置の電話番号とを予め格納したテーブルを上記
通信路構成手段に参照させることにより、予め許可され
た相手端末装置のみに通信路が構成されるようにでき
る。
【0094】1実施形態の端末装置によれば、上記電話
番号検出手段が検出した上記相手端末装置の電話番号に
基いて、上記電話回線を経由して上記相手端末装置に接
続する通信路を構成させた場合の通話料金と、上記コン
ピュータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線
を経由して接続する通信路を構成させた場合の通話料金
とを計算する通話料金計算手段と、上記通話料金計算手
段によって計算された通話料金の高低に基いて、上記電
話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を
構成させるか、あるいは、上記コンピュータネットワー
ク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して上記相手
端末装置に接続する通信路を構成させるかを選択する通
信路選択手段とを備えるので、上記電話回線を経由する
通信路と、上記コンピュータネットワークを経由する通
信路のうち、例えば、通話料金が安価な方の通信路を常
に選択することによって、上記端末装置の通信料金が効
果的に安価にできる。
【0095】1実施形態の端末装置によれば、上記電話
番号検出手段が上記相手端末装置の電話番号を検出でき
ない場合、上記通信路構成手段は、上記電話回線を経由
して上記相手端末装置に接続する通信路を構成させるの
で、上記相手端末装置が電話番号を通知しない場合で
も、上記相手端末装置と電話回線を経由して通信が実行
できる。
【0096】本発明の端末装置によれば、本体を、コン
ピュータネットワークに接続されたサーバに接続するサ
ーバ接続手段と、上記コンピュータネットワークに接続
されたメールサーバを介して、相手端末装置からの電子
メールを受信する電子メール受信手段と、上記電子メー
ル受信手段が、上記コンピュータネットワークに接続さ
れている上記相手端末装置から、通話を開始する旨の電
子メールを受信すると、少なくとも上記サーバおよび上
記コンピュータネットワークを経由して上記相手端末装
置に接続する通信路を構成させる通信路構成手段とを備
えるので、コンピュータネットワークに接続する手段お
よび電子メール送信機能を有する相手端末装置と、容易
かつ安価に通信ができる。
【0097】本発明の端末装置によれば、本体を、コン
ピュータネットワークに接続されたサーバに接続するサ
ーバ接続手段と、上記コンピュータネットワークに接続
されたメールサーバを介して、相手端末装置からの電子
メールを受信する電子メール受信手段と、上記電子メー
ル受信手段が受信した電子メールに含まれている電話番
号から、上記相手端末装置の電話番号を検出する電話番
号検出手段と、上記相手端末装置の電話番号を、上記コ
ンピュータネットワーク上の通信データと電話回線上の
通信信号との変換機能を有するゲートウェイに、上記サ
ーバを介して送出して、少なくとも上記コンピュータネ
ットワーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して
上記相手端末装置に接続する通信路を構成させる通信路
構成手段とを備えるので、上記相手端末装置の電話番号
が含まれる電子メールを受け取るのみで、この相手端末
装置にコンピュータネットワークを経由して接続する通
信路が構成でき、また、コンピュータネットワークに接
続してデータを用いた通信を実行する手段を備えていな
い相手端末装置と、容易かつ安価に通信ができる。
【0098】1実施形態の端末装置によれば、上記電子
メールは、上記ゲートウェイが、上記相手端末装置から
受け取った信号に基いて、上記端末装置に送信した電子
メールであるので、上記端末装置は、電話回線のみに接
続され、電子メール送信機能や、コンピュータネットワ
ーク接続機能などを備えていない相手端末装置と、コン
ピュータネットワークを経由して通信ができる。
【0099】本発明の端末装置によれば、本体を、コン
ピュータネットワークに接続されたサーバに接続するサ
ーバ接続手段と、上記コンピュータネットワーク上の通
信データと電話回線上の通信信号との変換機能を有する
ゲートウェイからの電子メールを、上記コンピュータネ
ットワークに接続されたメールサーバを介して受信する
電子メール受信手段と、上記電子メール受信手段が、相
手端末装置が上記ゲートウェイに接続された旨の電子メ
ールを上記ゲートウェイから受け取ると、少なくとも上
記コンピュータネットワークおよびゲートウェイを経由
して上記相手端末装置に接続する通信路を構成させる通
信路構成手段とを備えるので、上記端末装置は、コンピ
ュータネットワーク接続手段などを備えていない相手端
末装置と、コンピュータネットワークを経由する通信路
が迅速に構成できて、上記相手端末装置と容易かつ安価
に通信ができる。
【0100】1実施形態の端末装置によれば、上記相手
端末装置と通信を行う場合、上記電子メールの発信者
に、上記相手端末装置と通信を行う旨の電子メールを返
信する電子メール返信手段を備えるので、上記電子メー
ルの発信者に、上記相手端末装置と通信を行うことが通
知できる。
【0101】1実施形態の端末装置によれば、上記相手
端末装置と通信を行わない場合、上記電子メールの発信
者に、上記相手端末装置と通信を行わない旨の電子メー
ルを返信する電子メール送信手段を備えるので、上記電
子メールの発信者に、上記相手端末装置と通信を行わな
いことが通知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の端末装置の構成図で
ある。
【図2】 第1実施形態の端末装置で構成される通話路
を示す図である。
【図3】 第1実施形態の端末装置が実行する処理を示
すフローチャートである。
【図4】 第1実施形態の端末装置が実行する処理を示
すフローチャートである。
【図5】 第1実施形態の端末装置が実行する処理を示
すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2実施形態の端末装置の構成図で
ある。
【図7】 第2実施形態の端末装置で構成される通話路
を示す図である。
【図8】 第2実施形態の端末装置が実行する処理を示
すフローチャートである。
【図9】 図8のS47で実行される通信処理を詳細に
示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第3実施形態の端末装置の構成図
である。
【図11】 第2実施形態の端末装置で構成される通話
路を示す図である。
【図12】 第2実施形態の端末装置および相手端末装
置で実行される処理を示したフローチャートである。
【図13】 本発明の第4実施形態の端末装置の構成図
である。
【図14】 第4実施形態の端末装置で構成される通話
路を示す図である。
【図15】 第4実施形態の端末装置と相手端末装置で
実行される処理を示したフローチャートである。
【図16】 本発明の第5実施形態の端末装置と、相手
電話機との間に構成される通話路を示す図である。
【図17】 第5実施形態の端末装置、VoIPゲート
ウェイ、および相手電話機が実行する処理を示したフロ
ーチャートである。
【図18】 本発明の第6実施形態の端末装置と、相手
電話機との間に構成される通話路を示す図である。
【図19】 第6実施形態の端末装置、VoIPゲート
ウェイおよび相手電話機が実行する処理を示したフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 端末装置 2 CPU 3 メモリ 4 表示装置 5 入力装置 6 音声コーデック装置 7 マイク/スピーカ 8 データ通信用PHS 9 PHS回線 10 PHS基地局 11 ダイヤルアップサーバ 12 インターネット 13 VoIPゲートウェイ 14 電話回線 15 電話機 16 電話回線

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を、コンピュータネットワークに接
    続されたサーバに接続するサーバ接続手段と、 電話回線を介して直接受信した相手端末装置からの呼出
    信号に基いて、上記相手端末装置の電話番号を検出する
    電話番号検出手段と、 上記相手端末装置の電話番号を、上記コンピュータネッ
    トワーク上の通信データと電話回線上の通信信号との変
    換機能を有するゲートウェイに、上記サーバを介して送
    出して、少なくとも上記コンピュータネットワーク、ゲ
    ートウェイ、および電話回線を経由して上記相手端末装
    置に接続する通信路を構成させる通信路構成手段とを備
    えることを特徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の端末装置において、 上記サーバ接続手段は、ダイヤルアップ接続によって上
    記本体をサーバに接続することを特徴とする端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の端末装置にお
    いて、 上記呼出信号を受けると、電話回線を経由して上記本体
    を上記相手端末装置に接続する電話回線接続手段と、 上記相手端末装置が電話回線を経由してデータを用いた
    通信が可能であるか否かを判定するデータ通信判定手段
    とを備え、 上記データ通信判定手段が、上記相手端末装置は電話回
    線を経由してデータを用いた通信が可能であると判断す
    ると、上記通信路構成手段は、上記電話回線接続手段お
    よび電話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通
    信路を構成させる一方、 上記データ通信判定手段が、上記相手端末装置は電話回
    線を経由してデータを用いた通信が不可能であると判断
    すると、上記通信路構成手段は、コンピュータネットワ
    ーク、ゲートウェイ、および電話回線を経由して上記相
    手端末装置に接続する通信路を構成させることを特徴と
    する端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の端末装置にお
    いて、 上記呼出信号を発信した相手端末装置に、電話回線を経
    由して上記本体を接続する電話回線接続手段と、 上記相手端末装置からの呼出信号を上記電話回線を介し
    て直接受信すると、上記相手端末装置に、メッセージを
    上記電話回線接続手段および電話回線を経由して送信す
    るメッセージ送信手段とを備え、 上記通信路構成手段は、上記メッセージ送信手段が通信
    をしなおす旨のメッセージを送信した後、あるいは同時
    に、コンピュータネットワーク、ゲートウェイ、および
    電話回線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路
    を構成させることを特徴とする端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の端末装置において、 上記相手端末装置からの呼出信号を上記電話回線を介し
    て直接受信すると、上記相手端末装置に、メッセージを
    上記電話回線接続手段および電話回線を経由して送信す
    るメッセージ送信手段を備え、 上記データ通信判定手段が、上記相手端末装置は電話回
    線を経由してデータを用いた通信が不可能であると判断
    すると、上記メッセージ送信手段は、通信をしなおす旨
    のメッセージを上記相手端末装置に送信することを特徴
    とする端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の端末装置にお
    いて、 上記電話番号検出手段が、上記相手端末装置の電話番号
    を検出できない場合、 上記メッセージ送信手段は、通信をしない旨のメッセー
    ジを上記相手端末装置に送信し、 上記通信路構成手段は、上記電話回線接続手段に上記本
    体と相手端末装置との接続を切断させることを特徴とす
    る端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載の端末装置にお
    いて、 上記電話番号検出手段が検出した電話番号を格納する電
    話番号格納手段と、 上記電話番号送出手段に指令して、上記電話番号格納手
    段に格納された電話番号を上記ゲートウェイに送出させ
    る送出指令手段とを備えることを特徴とする端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の端末装置において、 上記呼出信号を発信した相手端末装置に、電話回線を経
    由して上記本体を接続する電話回線接続手段と、 上記相手端末装置からの呼出信号を上記電話回線を介し
    て直接受信すると、上記相手端末装置に、メッセージを
    上記電話回線接続手段および電話回線を経由して送信す
    るメッセージ送信手段とを備え、 上記送出指令手段が、上記電話番号送出手段に、上記電
    話番号格納手段に格納された電話番号を上記ゲートウェ
    イに送出させる指令を、上記呼出信号を受信してから所
    定時間の間にしなかった場合、上記メッセージ送信手段
    は、後に通信をしなおす旨のメッセージを上記相手端末
    装置に送信することを特徴とする端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の
    端末装置において、 上記通信路構成手段は、上記電話番号検出手段が検出し
    た上記相手端末装置の電話番号に対応して、上記コンピ
    ュータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線を
    経由して上記相手端末装置に接続する通信路を構成させ
    るか、あるいは構成させないことを特徴とする端末装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8のいずれか1つに記載
    の端末装置において、 上記電話番号検出手段が検出した上記相手端末装置の電
    話番号に基いて、上記電話回線を経由して上記相手端末
    装置に接続する通信路を構成させた場合の通話料金と、
    上記コンピュータネットワーク、ゲートウェイ、および
    電話回線を経由して接続する通信路を構成させた場合の
    通話料金とを計算する通話料金計算手段と、 上記通話料金計算手段によって計算された通話料金の高
    低に基いて、上記電話回線を経由して上記相手端末装置
    に接続する通信路を構成させるか、あるいは、上記コン
    ピュータネットワーク、ゲートウェイ、および電話回線
    を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を構成さ
    せるかを選択する通信路選択手段とを備えることを特徴
    とする端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至5および7乃至10のい
    ずれか1つに記載の端末装置において、 上記電話番号検出手段が上記相手端末装置の電話番号を
    検出できない場合、上記通信路構成手段は、上記電話回
    線を経由して上記相手端末装置に接続する通信路を構成
    させることを特徴とする端末装置。
  12. 【請求項12】 本体を、コンピュータネットワークに
    接続されたサーバに接続するサーバ接続手段と、 上記コンピュータネットワークに接続されたメールサー
    バを介して、相手端末装置からの電子メールを受信する
    電子メール受信手段と、 上記電子メール受信手段が、上記コンピュータネットワ
    ークに接続されている上記相手端末装置から、通話を開
    始する旨の電子メールを受信すると、少なくとも上記サ
    ーバおよび上記コンピュータネットワークを経由して上
    記相手端末装置に接続する通信路を構成させる通信路構
    成手段とを備えることを特徴とする端末装置。
  13. 【請求項13】 本体を、コンピュータネットワークに
    接続されたサーバに接続するサーバ接続手段と、 上記コンピュータネットワークに接続されたメールサー
    バを介して、相手端末装置からの電子メールを受信する
    電子メール受信手段と、 上記電子メール受信手段が受信した電子メールに含まれ
    ている電話番号から、上記相手端末装置の電話番号を検
    出する電話番号検出手段と、 上記相手端末装置の電話番号を、上記コンピュータネッ
    トワーク上の通信データと電話回線上の通信信号との変
    換機能を有するゲートウェイに、上記サーバを介して送
    出して、少なくとも上記コンピュータネットワーク、ゲ
    ートウェイ、および電話回線を経由して上記相手端末装
    置に接続する通信路を構成させる通信路構成手段とを備
    えることを特徴とする端末装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の端末装置におい
    て、 上記電子メールは、上記ゲートウェイが、上記相手端末
    装置から受け取った信号に基いて、上記端末装置に送信
    した電子メールであることを特徴とする端末装置。
  15. 【請求項15】 本体を、コンピュータネットワークに
    接続されたサーバに接続するサーバ接続手段と、 上記コンピュータネットワーク上の通信データと電話回
    線上の通信信号との変換機能を有するゲートウェイから
    の電子メールを、上記コンピュータネットワークに接続
    されたメールサーバを介して受信する電子メール受信手
    段と、 上記電子メール受信手段が、相手端末装置が上記ゲート
    ウェイに接続された旨の電子メールを上記ゲートウェイ
    から受け取ると、少なくとも上記コンピュータネットワ
    ークおよびゲートウェイを経由して上記相手端末装置に
    接続する通信路を構成させる通信路構成手段とを備える
    ことを特徴とする端末装置。
  16. 【請求項16】 請求項12乃至15のいずれか1つに
    記載の端末装置において、 上記相手端末装置と通信を行う場合、上記電子メールの
    送信者に、上記相手端末装置と通信を行う旨の電子メー
    ルを返信する電子メール返信手段を備えることを特徴と
    する端末装置。
  17. 【請求項17】 請求項12乃至16のいずれか1つに
    記載の端末装置において、 上記相手端末装置と通信を行わない場合、上記電子メー
    ルの送信者に、上記相手端末装置と通信を行わない旨の
    電子メールを返信する電子メール送信手段を備えること
    を特徴とする端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006121564A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信制御装置及びボタン電話装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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