JP2003031290A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003031290A JP2001212464A JP2001212464A JP2003031290A JP 2003031290 A JP2003031290 A JP 2003031290A JP 2001212464 A JP2001212464 A JP 2001212464A JP 2001212464 A JP2001212464 A JP 2001212464A JP 2003031290 A JP2003031290 A JP 2003031290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低背化を図ることの可能なコネクタを提供す
る。 【解決手段】 キャビティ23には、縦方向へ撓み変形
可能なランス31,32がキャビティ23に対して横方
向に並んで設けられており、各ランス31,32の側面
からキャビティ23内へ突設された係止突起35が雌側
端子金具10に対して抜止め状態で係止する。これによ
り、キャビティ23と、ランス31,32及びその撓み
空間33とが横並びになり、従来のようにキャビティ、
ランス、及びその撓み空間が縦方向に積み重なった構成
のものに比べ、雌側コネクタハウジング20の低背化を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランスを備えたコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタハウジング内にランスを
備えたコネクタの一例として、特開平6−325814
号公報記載のものが知られている。このものは、図12
に示すように、コネクタハウジング1内に端子金具2を
挿入可能な複数個のキャビティ3が横方向に複数個、縦
方向に2段整列して設けられており、各キャビティ3の
上面側にはランス4が設けられ、そのさらに上方に設け
られた撓み空間5へ撓み変形可能とされている。キャビ
ティ3に端子金具2を挿入すると、ランス4が撓み空間
5内に撓み変形し、端子金具2が正規の挿入位置まで挿
入されると共に、ランス4が復帰変形して端子金具2に
係止することで端子金具2が抜け止めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したコネクタは、
キャビティ3とランス4及びその撓み空間5が縦方向に
積み重なった構成となっているが、小型化の要望からコ
ネクタハウジング1の低背化を図る場合には、例えばラ
ンス4の厚みを小さくし、さらに撓み空間5も小さくす
ることによって、キャビティ3の配列ピッチを小さくす
ることが考えられる。しかし、ランス4の厚みを小さく
した場合にはランス4が撓みやすくなるため、端子金具
2が抜けやすくなる。また、ランス4の撓み量を小さく
した場合には掛かり代が小さくなるため、やはり端子金
具2が抜けやすくなり、いずれの場合にも限度があっ
た。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、低背化を図ることの可能なコネクタを提供する
ところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るコネクタは、端子金具を挿入
可能なキャビティが形成されたコネクタハウジングに
は、縦方向へ撓み変形可能なランスが前記キャビティに
対して横方向に並んで設けられ、このランスから前記キ
ャビティ内に突設された係止突起が前記端子金具に対し
て抜止め状態で係止するようにしたところに特徴を有す
る。なお、コネクタハウジングの縦方向(上下方向)に
ついては、端子金具の電線接続部の底板がキャビティの
壁面に対面する側を下方向とし、横方向については縦方
向に直交する方向とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記コネクタハウジングには、前記キャビテ
ィに対して横方向の両側に前記ランスが設けられ、これ
らのランスから突設される一対の係止突起が前記端子金
具に対して両側から係止するようにしたところに特徴を
有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のものにおいて、横方向に隣り合う一対のキャビ
ティの間に設けられた前記ランスには、両方のキャビテ
ィに突出する一対の前記係止突起が設けられているとこ
ろに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のいずれかに記載のものにおいて、前記端子金具の前部
には筒部が設けられて、前記キャビティに前記端子金具
を挿入すると、前記筒部に前記係止突起が乗り上げて前
記ランスが撓み変形され、前記端子金具が正規の挿入位
置に至ると共に、前記ランスが復帰変形して前記係止突
起が前記筒部の後端縁に係止するようにしたコネクタで
あって、前記筒部の表面には凹部が形成されており、前
記端子金具の挿入過程では前記係止突起が前記凹部を前
後に跨いだ状態で接することで前記係止突起が凹部内に
落ち込まないようにしたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、縦
方向に撓み変形するランスをキャビティに対して横方向
に並んで設けたことにより、従来のようにキャビティ、
ランス、及びその撓み空間が縦方向に積み重なった構成
のものに比べ、コネクタハウジングの低背化を図ること
ができる。
【0009】請求項2の発明によれば、一つの端子金具
に対して左右両側からランスが係止するため、バランス
良く係止することができる。
【0010】請求項3の発明のよれば、一つのランスで
一対の雌側端子金具を係止することができるため、一対
のランスを個別に設ける場合に比べて構成を簡単にでき
る。
【0011】請求項4の発明によれば、端子金具をキャ
ビティに挿入したときに、係止突起は筒部の凹部を前後
に跨いで凹部内に落ち込まないため、係止突起が凹部に
引っかかって挿入感が悪化することを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図1から図11を参照して説明する。本実施形態のコネ
クタは、雄側端子金具を備えた雄側コネクタハウジング
(図示せず)と嵌合可能な雌側のコネクタであって、図
1に示すように、計4本の雌側端子金具10が装着され
る雌側コネクタハウジング20と、雌側端子金具10を
二重に係止するためのリテーナ40とを備えて構成され
ている。
【0013】雌側端子金具10は、図1に示すように、
1枚の導電性金属板を所定形状に打ち抜いた後、折り曲
げ加工を施して形成されており、前端側に雄側端子金具
の雄タブと接続される角筒部11(本発明の「筒部」に
相当)を備え、後端側に電線Wの端末が接続される電線
接続部12を備えている。電線接続部12は、ワイヤバ
レル13とインシュレーションバレル14とを前後に備
えてなり、ワイヤバレル13は底板の左右両端から延出
された一対のかしめ片を備え、これらによって電線Wの
芯線部分が上方からかしめ付けられている。また、イン
シュレーションバレル14は、同様に底板の左右両端か
ら延出された一対のかしめ片を備え、これらによって電
線Wの被覆部分とその周囲に嵌着されたゴム栓15とが
上方からかしめ付けられている。
【0014】角筒部11は、内部に弾性接触片を備えて
おり、前面の開口から雄タブが挿入されると弾性接触片
が弾性的に接触することで雄側端子金具と電気的に接続
されるようになっている。角筒部11の上面には、幅方
向の中央部分が突出した挿入案内用の一対のスタビライ
ザ16A,16Bが前後に間隔をおいて設けられてい
る。また、角筒部11の上面には、図8にも示すよう
に、前後方向の中央に段差状に凹んだ凹部17が形成さ
れており、その前後の凹部17よりも一段高くなった部
分が前段部11A及び後段部11Bとされている。角筒
部11は、その後方の部位よりも上側へ段差状に張り出
しており、その後端縁がアゴ部18とされている。な
お、雌側端子金具10は、他のコネクタにも共通して使
用することができ、その場合に凹部17に抜止め用のラ
ンスを係止させることができるようになっている。
【0015】雌側コネクタハウジング20は、合成樹脂
材によって形成され、図1から図4に示すように、前後
方向に細長い端子装着部21と、この端子装着部21の
後端部を残して前方部分の回りを覆うような略角筒状の
フード部22とを備えており、フード部22には雄側コ
ネクタハウジングを嵌合可能とされている。端子装着部
21の内部には、雌側端子金具10を前後方向に沿って
挿入可能なキャビティ23が横方向に2個ずつ、縦方向
に2段並んで設けられており、各キャビティ23の後端
には雌側端子金具10を挿入するための端子挿入口24
が開口している。なお、雌側コネクタハウジング20及
びリテーナ40の説明において、前後方向については雌
側端子金具10をキャビティ23へ挿入する方向(図1
の左側)を前方とし、上下方向(縦方向)については、
雌側端子金具10の電線接続部12の底板がキャビティ
23の壁面に対面する側(図1の下方)を下方向とし、
横方向については前後方向及び縦方向に直交する方向と
する。
【0016】端子装着部21におけるフード部22の内
側部分は、断面略角形をなしており、その外周には奥側
に防水用のゴムリング25が嵌着され、その前端側に後
述のリテーナ40が外嵌されるようになっている。端子
装着部21の上面には、幅方向の中央にリテーナ40を
ロックするためのロック突起27が形成されている。ま
た、端子装着部21の前端には、上下のキャビティ23
の下半部分に対応する高さ位置に、端子装着部21の全
幅にわたって、上下2段の前壁28A,28Bが突設さ
れている。前壁28A,28Bには、各キャビティ23
の前面位置に下側孔縁部29が形成され、この下側孔縁
部29はリテーナ40を組付けた際に雄側端子金具の有
する雄タブを挿通可能なタブ挿入口の孔縁部の下半分を
形成するようになっている。
【0017】キャビティ23は、後半部分が円形断面と
されており(図4参照)、その内周面に前記のゴム栓1
5が密着することでキャビティ23の後側が水密状に閉
塞されるようになっている。また、キャビティ23の前
半部分は、角筒部11の外形に対応した略角形断面とな
っており、その天井面には前記の雌側端子金具10のス
タビライザ16A,16Bが進入可能なガイド溝30が
前後方向に沿って形成されている。
【0018】各キャビティ23には、その中央付近から
前方へ片持ち状に延出するランス31,32がキャビテ
ィ23に対して左右両横方向に並んで設けられている。
詳しくは、正面から見て左側のキャビティ23の左側
面、及び右側のキャビティ23の右側面にはそれぞれラ
ンス31が設けられ、さらに左右に並ぶ一対のキャビテ
ィ23の間には共用ランス32(以下、ランス31と区
別するときには「共用ランス」、それ以外には単に「ラ
ンス]と呼ぶ)が設けられている。これらのランス3
1,32は、全体として水平な板片状をなしており、ラ
ンス31,32の周囲には図2に示すように上側に広い
撓み許容孔33(撓み空間)が形成されて、ランス3
1,32は、上方向(即ち、縦方向)に撓み変形可能と
されている。各ランス31,32とその撓み許容孔33
との前方は、端子装着部21の前面に開放されている。
また、ランス31,32の前面には、下向きの傾斜面3
4が形成されている。
【0019】ランス31のキャビティ23側の側面に
は、キャビティ23内へ突出する係止突起35が突設さ
れており、また、中央の共用ランス32の左右両側面に
は、隣り合う両方のキャビティ23に突出する一対の係
止突起35が突設されている。係止突起35は、図8に
も示すように、前後方向に長く、前端に他の部分よりや
や下方に突出した形状の係止部35Aを備えて、これが
雌側端子金具10のアゴ部18に後方から係止可能とさ
れている。係止突起35の係止部35Aよりも後側部分
は概ね一定の厚さを有し、後端は角部が傾斜面となった
乗り上げ部35Bとされている。後に詳述するように、
雌側端子金具10をキャビティ23に挿入する過程では
係止突起35は角筒部11に乗り上げて、ランス31,
32が傾斜姿勢に撓み変形するが(図9の(C)参
照)、この姿勢において、係止部35Aと乗り上げ部3
5Bとの下端部分は概ね同じ高さ位置にあり、かつ両者
の間の長さ寸法は凹部17の前後方向の長さ寸法よりも
大きくされ、係止突起35は凹部17を前後に跨いだ状
態で角筒部11に接するように設定されている。
【0020】一方、リテーナ40は、合成樹脂材によっ
て形成され、図1及び図5に示すように、端子装着部2
1の前部に外嵌可能な略角筒状をなし、その前面壁41
には、前壁28A,28Bが嵌合される一対の貫通孔4
2A,42Bが設けられている。各貫通孔42A,42
Bの上縁部分には上側孔縁部43が形成され、前記の下
側孔縁部29と整合することでキャビティ23の前面に
タブ挿入口が形成されるようになっている。また、前面
壁41には、各ランス31,32の前方にランスの解除
用治具を挿入可能な治具挿入口44が貫通孔42A,4
2Bに連通して開口している。さらに、前面壁41から
は、後方へ向けて各撓み許容孔33に挿入してランス3
1,32の撓みを規制可能な撓み規制部45が突設され
ている。
【0021】リテーナ40の上側内周面には、前記した
端子装着部21のロック突起27と係合可能な一対のロ
ック凹部47A,47Bが前後に並んで設けられてお
り、ロック突起27がロック凹部47Aに係合した状態
では、リテーナ40は雌側コネクタハウジング20に対
して本係止位置に保持され(図10参照)、このとき撓
み規制部45が各ランス31,32の撓み空間に進入し
てその撓み変形を規制する。また、ロック突起27がロ
ック凹部47Bに係合した状態では、リテーナ40は雌
側コネクタハウジング20に対して仮係止位置に保持さ
れ(図6参照)、このとき撓み規制部45はランス3
1,32の撓み空間より前方に退避してその撓み変形が
許容された状態となる。
【0022】本実施形態の構成は以上であり、次にその
作用を説明する。コネクタを組み立てるには、まず、端
子装着部21の外周の奥側にゴムリング25を嵌着して
から、リテーナ40を端子装着部21へ前方から嵌合す
る。リテーナ40の前端縁がロック突起27に突き当た
ると、リテーナ40の上壁が上側へ僅かに撓み変形して
ロック突起27に乗り上げる。そして、リテーナ40を
押し込むと、ロック突起27が上壁に摺接してロック凹
部47Bに至ると共に、撓み変形した上壁が元の姿勢に
復帰し、ロック突起27とロック凹部47Bとが係合し
てリテーナ40が仮係止位置に保持される(図6参
照)。
【0023】次に雌側コネクタハウジング20に雌側端
子金具10を装着する。雌側端子金具10を端子挿入口
24からキャビティ23内へ挿入していくと、角筒部1
1の前端がランス31及び共用ランス32の係止突起3
5の乗り上げ部35Bに突き当たり、その傾斜面に従っ
て両ランス31,32が前上がりの傾斜姿勢に撓み変形
して、係止突起35の乗り上げ部35Bが前段部11A
に乗り上がる(図8の(B)参照)。
【0024】雌側端子金具10を前進させると、係止突
起35が前段部11Aに摺接すると共にその摺接部分が
乗り上げ部35Bから前方の係止部35Aに移る。そし
て、係止部35Aが前段部11Aの後端に接近したとき
に、乗り上げ部35Bが後段部11Bに接触し、図9の
(C)に示すように、係止突起35が凹部17を前後に
跨いだ状態で角筒部11に接する。
【0025】さらに雌側端子金具10を前進させると、
係止部35Aが前段部11Aから後方に外れるが、図9
の(D)に示すように、このとき乗り上げ部35Bが後
段部11Bに乗り上がった状態であるため、係止突起3
5は凹部17内に落ち込むことはない。
【0026】雌側端子金具10が前壁28A,28Bの
下側孔縁部29に突き当たる正規の挿入位置に至ると、
係止突起35が後段部11Bを越えて、ランス31,3
2が下方へ復帰変形すると共に、係止突起35の係止部
35Aがアゴ部18に対して後方から係止する(図9の
(E)参照)。このようにして雌側端子金具10が抜け
止め状態で一次係止される。
【0027】こうして、全てのキャビティ23に雌側端
子金具10を装着した後、続いて、リテーナ40を後方
へ押し込み、ロック突起27をロック凹部47Bに係合
させることでリテーナ40を本係止位置に保持させる
(図10,図11参照)。これにより、撓み規制部45
が各ランス31,32の撓み許容孔33(撓み空間)に
進入してその撓みが規制され、雌側端子金具10が二重
係止された状態となる。以上により、雌側のコネクタの
組付けが完了する。
【0028】なお、上記の作業の過程で、いずれかの雌
側端子金具10が誤って正規位置まで至らない半挿入状
態であった場合には、リテーナ40を本係止位置に移動
させようとしたときに、撓み規制部45が撓み変形した
状態のランス31,32の先端に突き当たることでリテ
ーナ40の移動が規制されるため、作業者が半挿入状態
であることを知ることができる。
【0029】雌側端子金具10を雌側コネクタハウジン
グ20より抜き出す場合には、まずロック突起27とロ
ック凹部47Bとの係合を解除しつつリテーナ40を前
方へ移動させ、再び仮係止位置に保持させる。これによ
り、撓み規制部45がランス31,32の撓み許容孔3
3より前方へ退避して、ランス31,32の撓み変形が
許容された状態となる(図6参照)。続いて、解除用治
具を抜き出そうとする雌側端子金具10が挿入されたキ
ャビティ23の両隣りの治具挿入口44へ挿入し、両ラ
ンス31,32の先端の傾斜面34に突き当てて奥方へ
押圧する。すると、その傾斜に従ってランス31,32
が上方へ撓み変形され、係止突起35とアゴ部18との
係止が解除される。そこで、電線Wを後方へ引っ張ると
雌側端子金具10がキャビティ23より引き抜かれる。
なお、共用ランス32を撓み変形させたときには、隣り
のキャビティ23内の抜き出す予定のない方の雌側端子
金具10に対する係止も同時に解除されるが、この雌側
端子金具10にはもう一つのランス31が係止している
ことから、誤って抜けてしまうことがない。
【0030】以上説明したように本実施形態によれば、
縦方向に撓み変形するランス31,32をキャビティ2
3に対して横方向に並んで設けたことにより、従来のよ
うにキャビティ、ランス、及びその撓み空間が縦方向に
積み重なった構成のものに比べ、雌側コネクタハウジン
グ20の低背化を図ることができる。
【0031】また、各雌側端子金具10に対して左右両
側からランス31,32が係止するため、バランス良く
係止することができる。
【0032】さらに、隣り合うキャビティ23の間に設
けられた共用ランス32によって、一つのランス32で
一対の雌側端子金具10を係止することができため、一
対のランス32を個別に設ける場合に比べて構成を簡単
にできる。加えて、各雌側端子金具10に一対のランス
31,32が係止することから、雌側端子金具10を抜
き出すときに共用ランス32を外しても、誤って隣りの
雌側端子金具10が抜けてしまうことがない。
【0033】また、雌側端子金具10をキャビティ23
へ挿入したときに、係止突起35は角筒部11の凹部1
7を前後に跨いで凹部17内に落ち込まないため、係止
突起35が凹部17に引っかかって挿入感が悪化するこ
とを防止できる。
【0034】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)本発明は、雄側端子金具を備えた雄側のコネクタ
にも適用することができる。 (2)上記実施形態では、一つの端子金具を一対のラン
スによって係止するものを示したが、本発明によれば、
一つの端子金具を一つのランスで係止するようにしても
良い。 (3)上記実施形態では、共用ランスによって一つのラ
ンスで一対の端子金具をを係止するようにしたが、本発
明によれば、共用ランスを設けずに一つのランスで一つ
の端子金具を係止させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のコネクタの分解側断面図
【図2】コネクタハウジングの正面図
【図3】コネクタハウジングの平断面図
【図4】コネクタハウジングの背面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】リテーナを仮係止位置に組み付けた状態の側断
面図
【図7】その正面図
【図8】ランスの動作を説明するコネクタハウジングの
部分拡大側面図
【図9】同じくランスの動作を説明するコネクタハウジ
ングの部分拡大側面図
【図10】リテーナを本係止位置に組み付けた状態を示
す側断面図
【図11】コネクタの組付けが完了した状態を示す側断
面図
【図12】従来のコネクタを示す側断面図
【符号の説明】
10…雌側端子金具(端子金具) 11…角筒部(筒部) 17…凹部 18…アゴ部(筒部の後端縁) 20…雌側コネクタハウジング(コネクタハウジング) 23…キャビティ 31…ランス 32…共用ランス(ランス) 33…撓み許容孔(撓み空間) 35…係止突起
フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE14 FF08 GG15 GG24 GG31 GG32 MM15 RR04 RR08 RR25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を挿入可能なキャビティが形成
    されたコネクタハウジングには、縦方向へ撓み変形可能
    なランスが前記キャビティに対して横方向に並んで設け
    られ、このランスから前記キャビティ内に突設された係
    止突起が前記端子金具に対して抜止め状態で係止するよ
    うにしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングには、前記キャ
    ビティに対して横方向の両側に前記ランスが設けられ、
    これらのランスから突設される一対の係止突起が前記端
    子金具に対して両側から係止するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 横方向に隣り合う一対のキャビティの間
    に設けられた前記ランスには、両方のキャビティに突出
    する一対の前記係止突起が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記端子金具の前部には筒部が設けられ
    て、前記キャビティに前記端子金具を挿入すると、前記
    筒部に前記係止突起が乗り上げて前記ランスが撓み変形
    され、前記端子金具が正規の挿入位置に至ると共に、前
    記ランスが復帰変形して前記係止突起が前記筒部の後端
    縁に係止するようにしたコネクタであって、 前記筒部の表面には凹部が形成されており、前記端子金
    具の挿入過程では前記係止突起が前記凹部を前後に跨い
    だ状態で接することで前記係止突起が凹部内に落ち込ま
    ないようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載のコネクタ。
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