JP3800314B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランスを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハウジング内にランスを備えたコネクタの一例として、特開平6−325814号公報記載のものが知られている。このものは、図10に示すように、ハウジング1内に後方から端子金具2を挿入可能なキャビティ3が上下2段に複数室設けられるとともに、各キャビティ3の上面側には、端子金具2を挿入するのに伴って上方の撓み空間4内へ撓み変形可能とされ、端子金具2が正規深さまで挿入されると、弾性復帰するとともに端子金具2に係止してその抜け止めを図るランス5が設けられている。このランス5は、上下のキャビティ3間の隔壁6又はハウジング1の上壁7における壁面から一体的に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したコネクタは、ランス5、撓み空間4及び上下のキャビティ2間の隔壁6が高さ方向に沿って一直線に積み上がる構造となっているため、コネクタが高さ方向に沿って長大化する問題があり、特にコネクタの多極化を図ろうとした場合、その傾向が顕著なものとなっていた。
【0004】
そこで、コネクタが高さ方向に大型化するのを避けるには、ランスをキャビティの幅方向に隣り合う位置に配し、ランスを幅方向に沿って撓ませるようにすることが考えられる。しかしながら、今度はコネクタが幅方向に沿って長大化することになってしまうため、コネクタが一方向に長大化するという問題は解決できないままであった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの小型化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子金具を収容可能なキャビティを複数備えるとともに各キャビティ間を仕切る隔壁を備えたハウジングには、前記端子金具を前記キャビティ内に挿入するのに伴って一旦撓み空間内に撓み変形された後、前記端子金具が正規深さに至ると弾性復帰されるとともに前記端子金具に係止されてこれを抜け止め可能なランスが設けられているコネクタにおいて、前記ランスの撓み方向が、前記キャビティと、そのキャビティ内に挿入された前記端子金具に係止される前記ランスとの並び方向と略直交する向きとなっていて、さらには、前記ランスが前記並び方向に向き合う隔壁を切り欠いて設けられることで、前記ランスと前記並び方向に向き合う隔壁とが前記並び方向について同じ位置に配されている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ランスの撓み方向に向き合う隔壁には、前記撓み空間をなす逃がし部が設けられているところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記逃がし部が設けられている前記隔壁には、前記ランスが弾性限度を超えて撓み変形するのを規制可能な過度撓み規制部が設けられているところに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記過度撓み規制部は、前記ランスの撓み方向に隣り合うランスに対して前記撓み方向と略直交する向きに重なって設けられているところに特徴を有する。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記端子金具のうち前記ランスが係止される被係止部は、前記端子金具を前記キャビティ内に挿入するのに伴ってキャビティの側面に形成された案内溝に嵌まって挿入動作を案内可能なスタビライザを兼用しているところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
キャビティとランスの並び方向とランスの撓み方向とが略直交する向きであるから、キャビティ、ランス及び撓み空間が一直線に並ぶことがなく、コネクタが一方向に長大化するのを防ぐことができる。
キャビティ間を仕切る隔壁を利用してランスを設けるようにしたから、コネクタをさらに小型化することができる。
【0013】
<請求項2の発明>
キャビティ間を仕切る隔壁を利用して撓み空間をなす逃がし部を設けるようにしたから、コネクタをさらに小型化することができる。
【0014】
<請求項3の発明>
ランスの過度撓みを規制することができる。しかも逃がし部を設けた隔壁を利用して過度撓み規制部を設けるようにしたから、コネクタが大型化することがない。
<請求項4の発明>
コネクタの一層の小型化を図ることができる。
【0015】
<請求項5の発明>
スタビライザにより端子金具の挿入作業を円滑に行うことができる。被係止部がスタビライザを兼用しているから端子金具の構造を簡単なものとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。本実施形態では、雌端子金具10を収容するコネクタハウジング20(以下、単にハウジング20という)を備えた雌コネクタについて示す。なお以下では、ハウジング20に対する雌端子金具10の挿入方向を前方として説明する。また、上下方向の記載については、図2、図6、図8を除いた各図を基準とする。
【0017】
雌端子金具10は、金属板をプレス加工して形成されており、図1に示すように、略箱型の本体部11と、電線Wの端末部分に圧着接続されたバレル部12とを前後に備えている。本体部11は、先端が開口して形成され、ここに相手側の雄端子金具(図示せず)が前方から挿入されて導通接続可能となっている。本体部11の下面側における前部側縁には、図2及び図3に示すように、下方へ突出するスタビライザ13が形成されており、スタビライザ13は、金属板を折り重ねることで、金属板の板厚の2枚分の幅寸法を有している。このスタビライザ13は、雌端子金具10をハウジング20のキャビティ21内へ挿入する際に案内溝22に嵌められることで挿入動作を案内できるようになっている。なお、このスタビライザ13は、後に詳しく説明するようにランス29に係止可能とされていて、ランス29の係止部30に対する被係止部を構成している。本体部11の下面側の後端には、図1に示すように、あご部14が設けられており、このあご部14にハウジング20に組み付けられたリテーナ27が係止可能とされている。
【0018】
ハウジング20は、合成樹脂製であって、内部には後方から雌端子金具10が挿入されるキャビティ21が設けられている。キャビティ21は、図4に示すように、高さ(上下)方向に4段、幅方向に7列にわたって合計28室が整列して形成されている。キャビティ21の下面側における側縁(背面から視た図4では右側縁、正面から視た図2では左側縁)には、雌端子金具10のスタビライザ13が進入可能な案内溝22が凹んで形成されている。各キャビティ21間には、格子状の隔壁23が設けられており、この隔壁23によって隣接するキャビティ21同士が仕切られている。隔壁23のうち高さ方向に沿って延びる部分、すなわち幅方向に並んだキャビティ21間を仕切る隔壁23Aの前端には、図2に示すように、キャビティ21の前壁24が形成されており、この前壁24には、キャビティ21を前方へ開放して、相手側の雄端子金具が前方から進入可能な開口部25が設けられている。
【0019】
また、ハウジング20における前後方向の略中央には、図1に示すように、リテーナ27を組み付けるためのリテーナ取付孔26が下方に開口して設けられており、このリテーナ取付孔26は、全てのキャビティ21を横切るようにして形成されている。リテーナ27は、ハウジング20の隔壁23に合わせて略格子状に形成されるとともに、雌端子金具10に対して係止可能な係止突部28を備えている。このリテーナ27は、リテーナ取付孔26に対して係止突部28がキャビティ21から退避して雌端子金具10のキャビティ21への挿抜を許容する仮係止位置と、係止突部28がキャビティ21内に突出して、雌端子金具10のあご部14に係止される本係止位置(図9参照)との間を上下に移動可能な状態で組み付けられている。なお、リテーナ27は、図示しない保持機構によって両位置に保持されるようになっている。
【0020】
さて、隔壁23のうち幅方向に沿って延びる部分、すなわち高さ方向に並んだキャビティ21間を仕切る隔壁23Bには、図1、図5及び図6に示すように、その前部を切り欠くことによって、キャビティ21内に収容された雌端子金具10を抜け止めするためのランス29が設けられている。このランス29は、片持ち状に形成されるとともに弾性的に撓み変形可能とされ、その撓み方向は、キャビティ21とランス29の並び方向である高さ方向と直交する向きである幅方向に沿った向きとなっている。なお、この隔壁23Bが特許請求の範囲に記載したキャビティとランスの並び方向に向き合う隔壁に相当している。
【0021】
このランス29は、キャビティ21の上面及び下面を有する隔壁23Bを切り欠いて形成されているから、ランス29の上面及び下面がキャビティ21の下面及び上面の前部を構成している。これにより、ランス29の上下面によって挿入される雌端子金具10の前部を支持することができる(図7参照)。またランス29は、キャビティ21の前壁24よりもやや奥まった位置に配設されており、ランス29の前端と前壁24との間には、上下に並んだキャビティ21同士を連通する空間が形成されている。この空間は、前方へ開口して形成されている。
【0022】
ランス29の側面には、係止部30が幅方向に沿って突出して設けられている。この係止部30は、ランス29の側面のうち案内溝22側を向いた側面においてランス29の上半分の高さ領域に設けられており、ランス29と係止部30の上面が面一状になっている。この係止部30は、案内溝22の前方に配されていて、案内溝22に進入するスタビライザ13の通過経路に突出して配されている。従って、係止部30には、雌端子金具10をキャビティ21に挿入するのに伴ってスタビライザ13が後方から干渉可能とされ、このスタビライザ13によって係止部30が押圧されることでランス29が撓み変形されるようになっている(図8参照)。スタビライザ13が突き当たる係止部30の後端面は、ランス29を撓み方向へ案内するようテーパ状に形成されている。係止部30は、その前端位置がキャビティ21の前壁24よりもスタビライザ13の長さ寸法分程度後方に設定されており、正規深さまで挿入された雌端子金具10のスタビライザ13の後端面に係止部30の前端面が係止されるようになっている。
【0023】
隔壁23のうちランス29に対して係止部30の反対側に位置する部分、すなわちランス29の撓み方向に対して向き合う部分(高さ方向に延出する隔壁23Aと幅方向に延出する隔壁23Bとが交差する部分)には、ランス29の撓み変形を許容する撓み空間をなす逃がし部31が切り欠いて形成されている。言い換えると、この逃がし部31は、幅方向に隣り合うランス29同士を仕切る壁を切除して形成されており、撓み変形されたランス29は、逃がし部31内に進入するとともに隣のランス29に接近するようになっている(図8参照)。逃がし部31は、前方へ開口して形成され、この逃がし部31の前方の空間がランス29の前方において上下のキャビティ21同士を連通する空間と繋げられており、これら両空間によって、幅方向に並んだキャビティ21の下側の隔壁23が幅方向に沿って細長く開口されている。
【0024】
逃がし部31の下面を有する隔壁23A(幅方向に並んだキャビティ21間を仕切る隔壁23A)には、過度撓み規制部32が上方へ突出して設けられており、この過度撓み規制部32は、ランス29が弾性限度を超えて弾性変形する前の段階でランス29に干渉することで、その過度撓みを規制できるようになっている。過度撓み規制部32は、ランス29の基端からハウジング20の前端にわたる長さ領域に設けられるとともに、高さ方向に延出する隔壁23Aから幅方向に隣り合うキャビティ21の前壁24とにまたがる幅領域に設けられている。この過度撓み規制部32は、高さ寸法がランス29の高さ寸法の半分よりも小さく設定されている。つまり、この過度撓み規制部32は、幅方向に隣り合うランス29の係止部30に対して高さをずらして、互いに部分的に重なる位置に配設されている。言い換えると、過度撓み規制部32は、ランス29の撓み方向に隣り合うランス29に対して撓み方向と直交する向きに重なって設けられている。従って、各ランス29の係止部30の真下には、所定の間隔を空けて過度撓み規制部32が配されている。
【0025】
なお、上記したランス29、逃がし部31及び過度撓み規制部32は、キャビティ21間を仕切る隔壁23だけでなく最下段のキャビティ21の下面を有するハウジング20の下壁にも同様に設けられている。
【0026】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。まず、図1に示すように、リテーナ27を仮係止位置に取り付けた状態で、電線Wに圧着接続した雌端子金具10を後方からキャビティ21内へ挿入する。このとき、仮に雌端子金具10が上下反転した姿勢だった場合には、スタビライザ13がキャビティ21の周縁に突き当たることで、雌端子金具10が反転状態のまま挿入される、いわゆる逆挿入が阻止される。
【0027】
雌端子金具10がキャビティ21内に挿入されるとともに、スタビライザ13が案内溝22に嵌まることで、雌端子金具10の挿入動作がスムーズに案内される。案内溝22を通過したスタビライザ13は、ランス29の係止部30の後端面に突き当てられ、この状態から雌端子金具10をさらに前方へ押し込むと、図7及び図8に示すように、スタビライザ13によりランス29の係止部30が押圧され、これに伴ってランス29が幅方向(キャビティ21とランス29の並び方向と直交する向き)に沿って弾性的に撓まされる。雌端子金具10がキャビティ21内に正規深さまで挿入されて、スタビライザ13がランス29の係止部30の前方に配されるのに伴って、ランス29が弾性復帰して、その係止部30がスタビライザ13の後端面に係止される。これにより雌端子金具10は、キャビティ21から抜け止め状態に保持される。その後、リテーナ27を本係止位置に押し込むと、図9に示すように、リテーナ27の係止突部28が雌端子金具10のあご部14に係止して、雌端子金具10は、キャビティ21から二重に抜け止めされた状態に保持される。
【0028】
一方、メンテナンスなどの事情により雌端子金具10をハウジング20から取り外す場合には、リテーナ27を仮係止位置に戻すとともに、ランス29の前方の開口部分を介して前方から図示しない治具などを突っ込んでランス29を強制的に撓ませ、係止部30とスタビライザ13との係止状態を解除しつつ、雌端子金具10を引き抜くようにする。このとき、ランス29が過度に撓まされた場合には、ランス29が過度撓み規制部32に干渉することで、弾性限度を超えるような過度の撓み変形が規制されるから、ランス29が変形するなどの事態を回避することができる。
【0029】
以上説明したように本実施形態によれば、ランス29の撓み方向がキャビティ21とランス29の並び方向と直交する向きとなっているから、キャビティ21、ランス29及び撓み空間(逃がし部31)が一直線に並ぶことがなく、高さ方向に沿ってコネクタが長大化するのを防ぐことができる。
【0030】
しかも、ランス29は、高さ方向に並んだキャビティ21間を仕切る隔壁23Bを切り欠いて設けられていて、ランス29と隔壁23Bとが同じ高さ位置に配されているから、コネクタを高さ方向について一層小型化することができる。
【0031】
さらには、ランス29の撓み変形を許容する撓み空間をなす逃がし部31は、隔壁23のうちランス29の撓み方向に対して向き合う部分を切り欠いて設けられているから、コネクタを幅方向について小型化することができる。また、幅方向に並んだキャビティ21間を仕切る隔壁23Aには、逃がし部31の隣の位置にランス29の過度撓みを規制可能な撓み規制部が設けられているから、コネクタを幅方向に大型化することなく、過度撓み規制部32を設けることができる。しかも、この過度撓み規制部32は、幅方向(ランス29の撓み方向)に隣り合うランス29の係止部30と高さ位置をずらして、高さ方向について部分的に重なるように設けられているから、コネクタを幅方向について一層小型化することができる。
【0032】
また、雌端子金具10において、挿入動作を案内するためのスタビライザ13がランス29の係止部30が係止される被係止部を兼用しているから、その構造を簡単にすることができる。
【0033】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、キャビティとランスの並び方向がコネクタの高さ方向で、ランスの撓み方向が幅方向とした構造のものについて示したが、例えばこの構造を90°回転させて、キャビティとランスの並び方向がコネクタの幅方向で、ランスの撓み方向が高さ方向とした構造としてもよく、そのような形態のものも本発明に含まれる。
【0034】
(2)上記した実施形態では、過度撓み規制部が幅方向に隣り合うランスの係止部と高さをずらして部分的に重なる構造のものを示したが、過度撓み規制部と隣のランスとが必ずしも重ならなくてもよい。
(3)上記した実施形態では、隔壁のうちランスの撓み方向に向き合う部分を切除して逃がし部を設けるようにした場合について示したが、例えば隔壁を部分的に切り欠いて逃がし部を設け、残された隔壁によって過度撓み規制部を構成するようにしてもよい。また例えばキャビティが幅方向に細長い形状であって、ランスと逃がし部とがキャビティの幅寸法内に収まる構造のものにおいては、ランスの撓み方向に向き合う隔壁を切り欠く必要がない。しかもこの隔壁を過度撓み規制部としてもよい。
【0035】
(4)また、雄端子金具を収容する雄コネクタについても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌コネクタの分解側断面図
【図2】図5におけるハウジングのX−X線断面図
【図3】雌端子金具の正面図
【図4】ハウジングの背面図
【図5】ハウジングの正面図
【図6】図5におけるハウジングのY−Y線断面図
【図7】キャビティ内に雌端子金具を挿入する作業を示す側断面図
【図8】キャビティ内に雌端子金具を挿入する作業を示す図5のY−Y線断面図
【図9】リテーナを本係止位置に移動して雌端子金具が二重係止された状態を示す側断面図
【図10】従来例の側断面図
【符号の説明】
10…雌端子金具(端子金具)
13…スタビライザ
20…ハウジング
21…キャビティ
22…案内溝
23…隔壁
29…ランス
31…逃がし部
32…過度撓み規制部
Claims (5)
- 端子金具を収容可能なキャビティを複数備えるとともに各キャビティ間を仕切る隔壁を備えたハウジングには、前記端子金具を前記キャビティ内に挿入するのに伴って一旦撓み空間内に撓み変形された後、前記端子金具が正規深さに至ると弾性復帰されるとともに前記端子金具に係止されてこれを抜け止め可能なランスが設けられているコネクタにおいて、
前記ランスの撓み方向が、前記キャビティと、そのキャビティ内に挿入された前記端子金具に係止される前記ランスとの並び方向と略直交する向きとなっていて、
さらには、前記ランスが前記並び方向に向き合う隔壁を切り欠いて設けられることで、前記ランスと前記並び方向に向き合う隔壁とが前記並び方向について同じ位置に配されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記ランスの撓み方向に向き合う隔壁には、前記撓み空間をなす逃がし部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記逃がし部が設けられている前記隔壁には、前記ランスが弾性限度を超えて撓み変形するのを規制可能な過度撓み規制部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
- 前記過度撓み規制部は、前記ランスの撓み方向に隣り合うランスに対して前記撓み方向と略直交する向きに重なって設けられていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
- 前記端子金具のうち前記ランスが係止される被係止部は、前記端子金具を前記キャビティ内に挿入するのに伴ってキャビティの側面に形成された案内溝に嵌まって挿入動作を案内可能なスタビライザを兼用していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
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