JP2003031207A - 電池用安全装置及びそれを備えた電池 - Google Patents

電池用安全装置及びそれを備えた電池

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JP2003031207A
JP2003031207A JP2001196329A JP2001196329A JP2003031207A JP 2003031207 A JP2003031207 A JP 2003031207A JP 2001196329 A JP2001196329 A JP 2001196329A JP 2001196329 A JP2001196329 A JP 2001196329A JP 2003031207 A JP2003031207 A JP 2003031207A
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battery
safety device
cut
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leads
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Isaji Sasaki
勲司 佐々木
Toshikatsu Miyake
利勝 三宅
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力感応部材の変位により一旦導通状態が遮
断された後は、導電部材が破断された状態を維持して導
通が復活されるのを防止するようにした電池用安全装置
及びそれを備えた電池を提供する。 【解決手段】 電池内部の発電要素11の一方の電極1
1aに接続される第1のリード3と、電池の外部接続電
極である正極端子12又は負極端子13に接続される第
2のリード4と、第1,第2のリード3,4と連結され
て第1のリード3を第2のリード4に導通させる導電部
材5と、発電要素11の内圧の上昇に伴って変位する圧
力感応部材8と、圧力感応部材8の変位に応じて作動し
発電要素11の内圧が所定の値に達したときに導電部材
5を破断して第1,第2のリード3,4間の導通状態を
遮断する破断手段8bとを備え、破断手段8bによって
破断された導電部材5の破断部5dを押し広げるばね部
材6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池内部の発電要
素の内圧上昇によって作動する電池用安全装置及びそれ
を備えた電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、ノートパソコン、ビデ
オカメラ等の小型の携帯用電子機器がめざましく普及し
ており、このような機器には充電により再使用の可能な
リチウムイオン二次電池等の非水系の蓄電池が多く用い
られている。
【0003】ところで、電池は、一般に密閉構造である
場合、何らかの原因で電池の発電要素の内圧が上昇する
と、電池自体が比較的急速に破損して、その機能を失っ
たりあるいは周辺の機器にまで破損を与えてしまったり
することがある。
【0004】例えば、上述のような蓄電池は、充電器の
異常等で過剰充電されると、蓄電池内に収容されている
発電要素内部の化学変化により、発電要素の温度が上昇
するとともに内圧が上昇して発電要素に封入されている
電解液が漏洩される等の不具合が発生する。
【0005】そこで、かかる問題についての対策とし
て、発電要素の内圧が所定の値に達したときに電流を遮
断するように構成された電池用安全装置が従来より提案
されている。
【0006】図15及び図16は、このような電池用安
全装置の従来技術を説明するためのものであり、図15
に示すように、この電池用安全装置は、蓄電池内部の発
電要素の一方の電極に接続されたリード21と、蓄電池
の正極端子に接続されたリード22と、これらリード2
1,22を接続する導電部材23とを備え、この導電部
材23にはステンレス製の平板からなる圧力感応部材2
4が所定間隔をもって対向配置されている。
【0007】そして、この電池用安全装置は発電要素と
ともに蓄電池内に収容されて使用され、図16に示すよ
うに、発電要素の内圧の上昇時に、この内圧により圧力
感応部材24が上方(矢印Y方向)に膨出変形して変位
し、その突部24aが導電部材23を押圧して、発電要
素の内圧が所定の値に達したときに圧力感応部材24が
突部24aで導電部材23を破断し充電電流を遮断する
ようになっている。これにより、発電要素内部の異常反
応の進行を停止させ発電要素の急速な温度上昇や発電要
素の内圧の上昇を防ぐことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電池用安全装置にあっては、発電要素の内圧の
上昇により導電部材23が破断されて正極側の導通経路
が遮断されるが、その後の発電要素の放熱による温度低
下等の要因で発電要素の内圧が降下すると、上方に膨出
変形していた圧力感応部材24が元の状態に復帰して、
導電部材23の破断部23aが噛合しリード21,22
間が再度導通状態となる場合がある。このように再導通
されると、本来過剰充電等で発電要素が不良状態となっ
ているにもかかわらず電池ユーザがまだ使えるものと勘
違いして使用を続けることがある。すると、温度が上昇
して発電要素の内圧が上昇するという現象が繰り返され
ることとなり、ひいては発電要素自体の密封性が損なわ
れて電解液が漏れ出してしまうという課題があった。
【0009】本発明は、このような従来技術の事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、圧力感応部材の変位
により一旦導通状態が遮断された後は、導電部材が破断
された状態を維持して導通が復活されるのを防止するよ
うにした電池用安全装置及びそれを備えた電池を提供す
ることある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電池用安全装置は、電池内部の発電要素の
一方の電極に接続される第1のリードと、前記電池の外
部接続電極に接続される第2のリードと、これら第1,
第2のリードと連結されて前記第1のリードを前記第2
のリードに導通させる導電部材と、前記発電要素の内圧
の上昇に伴って変位する圧力感応部材と、この圧力感応
部材の変位に応じて作動し前記発電要素の内圧が所定の
値に達したときに前記導電部材を破断して前記第1,第
2のリード間の導通状態を遮断する破断手段とを備え、
この破断手段によって破断された前記導電部材の破断部
を押し広げるばね部材が設けられていることを最も主要
な特徴としている。
【0011】また、上記構成において、前記ばね部材の
付勢力の方向を前記破断手段の作動方向と交叉させた。
【0012】また、上記構成において、前記第1,第2
のリードの少なくとも一方に、その一部を延設させて前
記ばね部材が係止される係止部を形成した。
【0013】また、上記構成において、前記第1,第2
のリードの少なくとも一方に、前記導電部材と接続され
る接続部が設けられた弾性変形可能な切り起こし片を一
体に形成し、この切り起こし片を前記係止部とした。
【0014】また、上記構成において、前記切り起こし
片に容易変形部を形成した。
【0015】また、上記構成において、前記切り起こし
片の一部を細幅に形成し、この部分を前記容易変形部と
した。
【0016】また、前記ばね部材を捩じりコイルばねで
構成し、この捩じりコイルばねの一方の自由端を前記切
り起こし片に係止した。
【0017】さらに、前記切り起こし片が形成される前
記第1,第2のリードに幅細部分を設け、この幅細部分
の一側に起立壁を切り起こし形成し、他側に前記切り起
こし片を設けた。
【0018】また、本発明の電池は、前述のような電池
用安全装置を備えたことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電池用安全装置の
一実施形態を図1乃至図14に基づいて説明する。
【0020】この電池用安全装置1は、図1〜図3に示
すように、矩形状の基板2とこの基板2の底面に固定さ
れた取付板7との間に圧力感応部材8が介設され、基板
2に取り付けられた第1,第2のリード3,4が導電部
材5により連結されて、基板2の上面に装着されたばね
部材6の自由端の一方6bが第1のリード3に係止され
た構造となっており、取付板7と圧力感応部材8との間
に発電要素11が嵌挿されるようになっている。
【0021】上記発電要素11は公知のもので、シート
状の正極材と負極材との間に電解液を染み込ませたセパ
レータを挟み込み、これら正・負両極材およびセパレー
タを渦巻状に巻回して形成した巻回体を密封してなる構
造であって、後述するように、正極材及び負極材からは
それぞれリボン状の電極11a,11bが取り出されて
いる。
【0022】次に、この電池用安全装置1を構成する各
部材の具体的構成について順次説明する。
【0023】基板2は、絶縁合成樹脂材を成形してなる
もので、図4〜図6に示すように、上面に凹部2aが、
また下面には凹部2bがそれぞれ形成されて、切欠部2
cがこれら凹部2a,2bを連通するように設けられて
おり、凹部2bの内壁面には取付板7を係止固定するた
めの係止溝2dが基板2の短手方向に延びるように形成
されている。
【0024】第1,第2のリード3,4は、ともに導電
金属製の板材からなるもので、基板2にインサート成形
によって支持されており、第1のリード3の一端部側と
第2のリード4の他端部側とが切欠部2c内にそれぞれ
位置している。そして、第1のリード3は一端部側が残
部に比較して幅細に形成されており、この幅細部分には
一側に起立壁3aが形成されているとともに、他側に接
続部3bが設けられた切り起こし片からなる係止部3c
が一体的に形成されて、起立壁3aが基板2に埋め込ま
れた状態となっている。
【0025】この第1のリード3は、これを加工する段
階での切り出し工程にて、図7に示すように、連設部3
dが形成されるとともに、スリット3e,3fが設けら
れることによって、第1のリード3の一端部に接続部3
bが設けられた延設部3gが形成される。そして、この
連設部3dと延設部3gとがそれぞれ折り曲げ線3h,
3iに沿って上方(図7において紙面の裏側から表側)
に向けて曲げ起こされて、連設部3dが起立壁3aとさ
れるとともに、延設部3gが図12に示されるような係
止部3cとされる。これにより、係止部3cはスリット
3eに対応する最も幅細の部分Pが容易変形部とされこ
れを支点として矢印X方向に弾性変形可能とされてい
る。
【0026】導電部材5は、図8に示すように、セラミ
ック等の絶縁材で成形された基板の上面に導電層5aを
塗布形成してなるもので、中央部には一対の切欠部5b
が設けられている。
【0027】そして、図9〜図11に示すように、この
導電部材5は、その両端部が第1のリード3の接続部3
b及び第2のリード4の他端部とそれぞれ半田付けによ
り連結されて基板2の切欠部2c内に保持されており、
第1,第2のリード3,4が導電層5aを介して導通し
た状態となっている。
【0028】ばね部材6は、金属製の線ばね材を曲折加
工してなる捩じりコイルばねで構成され、図9,図10
及び図12に示すように、中央の巻回部6aと、この巻
回部6aから延出された一対の自由端6b,6cとを有
している。
【0029】そして、このばね部材6は、基板2の凹部
2a内に収容されて第1のリード3の起立壁3aと係止
部3cとの間に介装され、係止部3cに一方の自由端6
bを係止させ、他方の自由端6cを基板2の起立壁3a
が埋設された部分に弾接させて、第1のリード3の係止
部3cを矢印X方向に付勢している。
【0030】取付板7は、ステンレス等からなる矩形状
の金属平板の一側部を他側部側に引き戻すように折り返
すことによって形成され、図1〜図3に示すように、上
板部7a及び下板部7bと、これら上・下両板部7a,
7bを連結する連結部7cとを一連に有している。
【0031】そして、この取付板7は、上板部7aの両
端部を基板2の係止溝2dに係止することによって基板
2の底面に固定されている。
【0032】圧力感応部材8は、取付板7同様、矩形状
の金属平板からなるもので、図1〜図3に示すように、
その一側部に段状に折り曲げ形成された保持部8aを有
し、この保持部8aには破断手段としての突部8bが上
方に向けて突出形成されている。
【0033】そして、この圧力感応部材8は、基板2の
底面と取付板7の上板部7aとの間に保持部8aを介在
させることによって、取付板7との当接端Qを支点とし
てばね部材6の付勢方向(矢印X方向)と交叉する上方
向(矢印Y方向)に回動可能に保持されており、突部8
bが導電部材5の中央部と接触させた状態となってい
る。
【0034】本実施形態に係る電池用安全装置は上記し
たように構成されており、次にその動作について説明す
る。
【0035】この電池用安全装置1は、取付板7と圧力
感応部材8との間に前述した発電要素11が嵌挿された
状態で発電要素11とともに蓄電池内部に収容され、図
13に示すように、第1のリード3の他端部および第2
のリード4の一端部が、発電要素11の正極材から取り
出された電極11aおよび蓄電池の外部接続電極である
正極端子12とそれぞれ接続され、発電要素11の負極
材から取り出された電極11bが蓄電池の外部接続電極
である負極端子13と接続された状態で使用される。
【0036】そして、蓄電池の正極端子12および負極
端子13を充電器に接続して充電を行う際に過剰電流の
発生等の要因で発電要素11の内圧が上昇し始めると、
膨出変形する発電要素11に押し上げられて圧力感応部
材8が図3に示す当接端Qを支点として上方向(矢印Y
方向)に回動変位し、これによって導電部材5の中央部
が突部8bにより押圧されて、発電要素11の内圧が所
定の値に達したときに突部8bが導電部材5を破断し充
電電流を遮断する。
【0037】このとき、第1のリード3の係止部3c
は、ばね部材6の一方の自由端6bが係止されて矢印X
方向に付勢されているので、この付勢力によって図12
に示す部分Pを支点として矢印X方向に弾性変形され、
図14に示すように、第1のリード3の接続部3bに連
結された導電部材5の半体5cがこの係止部3cと一体
的に回動し、破断された導電部材5の破断部5dが矢印
X方向にさらに押し広げられる。
【0038】このようにして導電部材5が破断されて正
極側の導通経路が遮断されると、発電要素11の内圧が
降下して発電要素11が収縮し、上方向に押し上げられ
ていた圧力感応部材8が元の状態に復帰するが、係止部
3cにはばね部材6の付勢力が付与されて導電部材5の
破断部5dが押し広げられた状態が維持されるので、圧
力感応部材8が元の状態に復帰した場合においても導電
部材5の破断部5dが噛合するのが阻止される。
【0039】しかして、この電池用安全装置1にあって
は、導電部材5の破断部5dが噛合することがないた
め、第1,第2のリード3,4間が再度導通状態となる
ことがなく、発電要素11の内圧が再上昇するのを確実
に防止して、発電要素11の内圧の上昇下降の繰り返し
に起因する発電要素11内部の電解液の漏れ出しを回避
することができる。
【0040】また、ばね部材6の付勢力の方向(矢印X
方向)を突部8bの作動方向(矢印Y方向)と交叉させ
たので、導電部材5の破断部5dが噛合して発電要素1
1の内圧が再上昇するのを一層確実に防止することがで
き、また、突部8bの作動方向に導電部材5の破断によ
る逃げスペースをより大きくとる必要がないため、電池
用安全装置1の寸法を小さくしてその偏平化・コンパク
ト化を図ることができる。
【0041】尚、この実施形態では、接続部3bが設け
られた係止部3cを第1のリード3に形成した場合につ
いて説明したが、これら接続部3bおよび係止部3cは
基板2の切欠部2c内に位置する第2のリード4の他端
部側に形成することも可能であり、双方の場合ともに接
続部3bおよび係止部3cを切り起こし片で第1,第2
のリード3,4と一体的に形成することによって部品点
数の増加を抑制することができるとともに、係止部3c
を容易に弾性変形可能とすることができるので、ばね部
材6の付勢力によって導電部材5の破断部5dを確実に
押し広げることができる。
【0042】その場合、第1,第2のリード3,4に幅
細部分を設け、図4に示したように、この幅細部分に接
続部3b及び係止部3cと起立壁とを形成することで、
第1,第2のリード3,4の幅寸法内に接続部3b及び
係止部3cを納めることができるため、電池用安全装置
1の小型化を促進することができるとともに、起立壁に
より導通路幅を広く確保することができることから、導
通抵抗の上昇を抑制することができる。
【0043】また、基板2の切欠部2c内において接続
部3b及び係止部3cを第1,第2のリード3,4に各
々設け、基板2の凹部2a内には図示していないがばね
部材6をもう1つ収容して、2つのうちの一方のばね部
材6で第1のリード3の係止部3cをもう一方のばね部
材6で第2のリード4の係止部3cをそれぞれ異なる方
向に付勢するようにすると、破断部5dをより大きく押
し広げることができ第1,第2のリード3,4間が再度
導通状態になるのを一層確実に防止することができる。
【0044】また、この実施形態では、第1のリード3
を発電要素11の正極材から取り出された電極11aと
接続し、第2のリード4を蓄電池の正極端子12と接続
する場合について説明したが、第1のリード3を発電要
素11の負極材から取り出された電極11bと接続し、
発電要素11の正極材から取り出された電極11aを蓄
電池の正極端子12に接続することによって、第2のリ
ード4を蓄電池の負極端子13と接続するように構成し
てもよく、この場合においても導電部材5の破断部5d
の再噛合を阻止し、発電要素11内部の電解液の漏れ出
しを回避することができる。
【0045】また、この実施形態では、電池用安全装置
1を蓄電池に搭載する場合で説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、この電池用安全装置1は密
閉構造型の電池全般に適用することが可能であり、その
場合、電池の発電要素の内圧上昇に起因する電解液の漏
洩等による周辺機器の破損を確実に防止することができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0047】本発明の電池用安全装置は、破断手段によ
って第1,第2のリード間を導通させる導電部材が破断
されたときに、その破断部を押し広げるばね部材が設け
られているので、発電要素の内圧が降下した場合におい
ても前記導電部材の破断部の噛合を阻止し、前記発電要
素の内圧が再上昇するのを確実に防止して、前記発電要
素の内圧の上昇下降の繰り返しに起因する前記発電要素
内部の電解液の漏れ出しを無くすことができる。
【0048】また、前記ばね部材の付勢力の方向を前記
破断手段の作動方向と交叉させたので、前記発電要素の
内圧が再上昇するのを一層確実に防止することができ、
同時に前記破断手段の作動方向に電池用安全装置の寸法
を小さくして電池用安全装置の偏平化・コンパクト化を
図ることができる。
【0049】また、前記第1,第2のリードの少なくと
も一方に、その一部を延設させて前記ばね部材が係止さ
れる係止部を形成したので、前記係止部を前記第1,第
2のリードの一方と別体構成とすることによる部品点数
の増大を防ぐことができる。
【0050】また、前記第1,第2のリードの少なくと
も一方に、前記導電部材と接続される接続部が設けられ
た弾性変形可能な切り起こし片を一体に形成し、この切
り起こし片を前記係止部としたので、前記係止部を容易
に弾性変形可能とすることができることから、前記ばね
部材の付勢力によって前記導電部材の破断部を確実に押
し広げることができる。
【0051】また、前記切り起こし片に容易変形部を形
成したので、前記ばね部材で前記切り起こし片を円滑に
弾性変形させて、前記導電部材の破断部を確実に押し広
げることができる。
【0052】また、前記切り起こし片の一部を細幅に形
成し、この部分を前記容易変形部としたので、前記容易
変形部を前記切り起こし片に簡単に形成することができ
る。
【0053】また、前記ばね部材を捩じりコイルばねで
構成し、この捩じりコイルばねの一方の自由端を前記係
止部に係止したので、その係止作業の簡素化を図り生産
性を向上させることができる。
【0054】また、前記切り起こし片が形成される前記
第1,第2のリードに幅細部分を設け、この幅細部分の
一側に起立壁を切り起こし形成し、他側に前記切り起こ
し片を設けたので、導通抵抗の上昇を抑制し電池用安全
装置の小型化を促進することができる。
【0055】さらに、こうした本発明の電池用安全装置
は電池に備えられることにより、信頼性の高い電池を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池用安全装置の平面図である。
【図2】該電池用安全装置の正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】該電池用安全装置に備わる基板の平面図であ
る。
【図5】該基板の背面図である。
【図6】該基板の底面図である。
【図7】該電池用安全装置に備わる第1のリードの製造
方法を示す説明図である。
【図8】該電池用安全装置に備わる導電部材の平面図で
ある。
【図9】該導電部材が基板に取り付けられた状態の平面
図である。
【図10】その背面図である。
【図11】その底面図である。
【図12】該電池用安全装置の係止部近傍の要部拡大斜
視図である。
【図13】該電池用安全装置を備えた蓄電池の回路図で
ある。
【図14】該電池用安全装置の動作を示す説明図であ
る。
【図15】従来の電池用安全装置の断面図である。
【図16】従来の電池用安全装置の動作を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 電池用安全装置 2 基板 2a 凹部 2b 凹部 2c 切欠部 2d 係止溝 3 第1のリード 3a 起立壁 3b 接続部 3c 係止部 3d 連設部 3e スリット 3f スリット 3g 延設部 3h 折り曲げ線 3i 折り曲げ線 4 第2のリード 5 導電部材 5a 導電層 5b 切欠部 5c 半体 5d 破断部 6 ばね部材 6a 巻回部 6b 自由端(一方) 6c 自由端(他方) 7 取付板 7a 上板部 7b 下板部 7c 連結部 8 圧力感応部材 8a 保持部 8b 突部 11 発電要素 11a 電極(正極側) 11b 電極(負極側) 12 正極端子 13 負極端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池内部の発電要素の一方の電極に接続
    される第1のリードと、前記電池の外部接続電極に接続
    される第2のリードと、これら第1,第2のリードと連
    結されて前記第1のリードを前記第2のリードに導通さ
    せる導電部材と、前記発電要素の内圧の上昇に伴って変
    位する圧力感応部材と、この圧力感応部材の変位に応じ
    て作動し前記発電要素の内圧が所定の値に達したときに
    前記導電部材を破断して前記第1,第2のリード間の導
    通状態を遮断する破断手段とを備え、この破断手段によ
    って破断された前記導電部材の破断部を押し広げるばね
    部材が設けられていることを特徴とする電池用安全装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ばね部材の付勢力の方向を前記破断
    手段の作動方向と交叉させたことを特徴とする請求項1
    に記載の電池用安全装置。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2のリードの少なくとも一
    方にはその一部が延設されて前記ばね部材が係止される
    係止部が形成されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の電池用安全装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2のリードの少なくとも一
    方には、前記導電部材と接続される接続部が設けられた
    弾性変形可能な切り起こし片が一体に形成されており、
    この切り起こし片が前記係止部とされていることを特徴
    とする請求項3に記載の電池用安全装置。
  5. 【請求項5】 前記切り起こし片には容易変形部が形成
    されていることを特徴とする請求項4に記載の電池用安
    全装置。
  6. 【請求項6】 前記切り起こし片の一部を細幅に形成
    し、この部分を前記容易変形部としたことを特徴とする
    請求項5に記載の電池用安全装置。
  7. 【請求項7】 前記ばね部材は捩じりコイルばねで構成
    され、この捩じりコイルばねの一方の自由端が前記切り
    起こし片に係止されていることを特徴とする請求項6に
    記載の電池用安全装置。
  8. 【請求項8】 前記切り起こし片が形成される前記第
    1,第2のリードは幅細部分を有し、この幅細部分の一
    側に起立壁が切り起こし形成され、他側に前記切り起こ
    し片が設けられていることを特徴とする請求項4,5,
    6又は7に記載の電池用安全装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の電池
    用安全装置を備えたことを特徴とする電池。
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