JP2003030959A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープカートリッジ

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JP2003030959A
JP2003030959A JP2001214406A JP2001214406A JP2003030959A JP 2003030959 A JP2003030959 A JP 2003030959A JP 2001214406 A JP2001214406 A JP 2001214406A JP 2001214406 A JP2001214406 A JP 2001214406A JP 2003030959 A JP2003030959 A JP 2003030959A
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leader block
recording tape
leader
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JP2001214406A
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Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーダブロックを確実にケースに保持できる
記録テープカートリッジを得る。 【解決手段】 記録テープカートリッジ10では、ケー
ス16内に回転可能に収容される単一のリール14に巻
装された磁気テープ12の自由端に、開口26を閉塞す
ると共に磁気テープ12をケース16から引き出す際に
操作されるリーダブロック18が接続されている。リー
ダブロック18は、互いに反対側に突設された一対の凸
部58、60がケース12の凹部34、36に入り込
み、保持片54、56の弾性変形に基づく付勢力によっ
て凸部58、60が凹部34、36を押圧した状態で、
ケース16に脱落することなく保持される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の記
録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容し
た記録テープカートリッジに係り、特に、記録テープの
自由端に記録テープを引き出すためのリーダブロックを
備えた記録テープカートリッジに関する。 【0002】 【従来の技術】コンピュータ等の外部記録媒体として磁
気テープ等の記録テープが用いられている。このような
記録テープは、記録面積が大きく主に大容量の情報のバ
ックアップ用として用いられるため、塵埃の付着を防止
できると共に保存時の収納スペースが小さいことが望ま
しい。 【0003】このため、単一のリールに記録テープを巻
装すると共に当該リールをケース内に回転可能に収容し
た記録テープカートリッジが採用されている。これによ
り、ケースによって記録テープへの塵埃の付着を防止で
きると共に、記録テープの情報の記録または再生時に当
該記録テープを巻き取る第2のリールを備えた構成と比
較して保存時の収容スペースを略半分とすることができ
る。 【0004】また、記録テープカートリッジとして、記
録テープの自由端に直接またはリーダテープ等を介して
接続されたリーダブロックを備えた構成のものが知られ
ている。このリーダブロックは、ケースに設けられた記
録テープ引き出し用の開口近傍に外部に臨んで保持され
ており、記録テープをケースから引き出す際の操作部材
として機能すると共に、上記記録テープ引き出し用の開
口を閉塞する閉塞部材としても機能するようになってい
る。 【0005】このような記録テープカートリッジは、記
録テープへの情報の記録や記録テープに記録された情報
の再生を行う際にはドライブ装置へ装填される。記録テ
ープカートリッジが装填されたドライブ装置では、引出
し手段がリーダブロックを操作しつつ記録テープをケー
スから引出し、記録テープを所定のテープ経路へ導きつ
つリーダブロックをテイクアップリールのリールハブに
収納する。この状態では、リーダブロックは、その一端
面がリールハブの外周面(巻取面)の一部を成して当該
リーダブロック収容部の開口を閉塞し、テイクアップリ
ールの回転によって記録テープを段差なく巻き取る構成
である。 【0006】このように、リーダブロックを備えた記録
テープカートリッジでは、上記記録テープ引き出し用の
開口を開閉するためのドア部材や当該ドア部材を付勢す
るばね等が不要で部品点数及び組付工数が少なくされる
と共に、外部に臨んで配置されたリーダブロックをドラ
イブ装置の引出し手段が容易に操作できる。このため、
記録テープカートリッジ及びドライブ装置の双方の構造
が簡素化される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、リーダブロ
ックをケースの開口近傍に保持する構造としては、図1
4に示される如く、ケース300の隅部にリーダブロッ
ク302を収容する収容溝304を設けると共に当該収
容溝304の底部に開口306(収容溝304の入口縁
部)に連通する窓部308を形成し、リーダブロック3
02を開口306(窓部308)の閉塞状態で収容溝3
04内に収容しつつリーダブロック302の前縁部31
0及び後縁部312を収容溝304の溝壁部314、3
16に係合させる構成が知られている。 【0008】この構成では、リーダブロック302がケ
ース300の収容溝304に着脱される際には、リーダ
ブロック302がその後縁部312と溝壁部316との
係合部位廻りに矢印C方向に回動してリーダブロック3
02の前縁部310が係合する溝壁部314を矢印D方
向に弾性変形させ、リーダブロック302が開口306
を通過するようになっている。 【0009】これにより、リーダブロック302は、単
にその前縁部310及び後縁部312が収容溝304の
溝壁部314、316と係合することで収容溝304か
らの脱落が阻止されると共に、引出し手段による僅かな
操作(回動)力で容易に収容溝304に着脱される構成
である。 【0010】しかしながら、上記のような従来の記録テ
ープカートリッジでは、リーダブロック302のケース
300(収容溝304)への着脱が容易である反面、過
誤によりリーダブロック302がケース300から脱落
しやすいという問題があった。すなわち、リーダブロッ
ク302は、回動しつつ収容溝304から取り外される
されるため不特定方向に作用する力の分力が当該回動方
向(矢印C方向)へ作用しやすく、また実質的には(上
記回動方向に対しては)前縁部310と溝壁部314と
の1箇所の係合でケース300からの脱落が阻止されて
いるため、例えば、過誤により記録テープカートリッジ
を落下させた際の衝撃や、外部に露出されたリーダブロ
ック302への不意による接触等によってリーダブロッ
ク302がケース300から脱落する場合があった。 【0011】このリーダブロック302のケース300
からの脱落は、記録テープ318の引き出し用開口30
6の開放や記録テープ318の外部への引き出しを招
き、記録テープ318の記録面への塵埃付着や記録テー
プ318のジャミングによる記録信号欠落の原因とな
る。 【0012】本発明は、上記事実を考慮して、リーダブ
ロックを確実にケースに保持できる記録テープカートリ
ッジを得ることが目的である。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る記録テープカートリッジ
は、記録テープを巻装した単一のリールと、前記リール
を回転可能に収容し、前記記録テープを外部に引き出す
ための開口が設けられたケースと、前記記録テープの自
由端に接続されると共に前記開口から外部に臨んで前記
ケースに保持され、前記記録テープを引き出す際に操作
されて前記ケースから取り外されるリーダブロックと、
を備えた記録テープカートリッジにおいて、前記リーダ
ブロックは、互いに反対方向に設けられた一対の係合部
を有し、当該一対の係合部がそれぞれ前記ケースに設け
られた被係合部に係合して前記ケースに保持される、こ
とを特徴としている。 【0014】請求項1記載の記録テープカートリッジで
は、記録テープを巻装した単一のリーを収容したケース
に設けられた記録テープ引き出し用の開口から記録テー
プの自由端に接続されたリーダブロックが外部に臨んだ
(露出された)状態で、当該リーダブロックがケースに
保持されている。この状態で記録テープカートリッジは
保存等されるが、リーダブロックが開口を閉塞する構成
とすれば防塵性が確保され好適である。 【0015】この記録テープカートリッジは、記録テー
プに情報を記録し、または記録テープに記録された情報
を再生する際には、例えば、ドライブ装置に装填され、
リーダブロックがドライブ装置の引出手段によってケー
スの外部から操作されケースから取り外される。これに
より、記録テープは、ケースの外部に引き出されてドラ
イブ装置の記録再生ヘッドへの近接が可能となり、情報
の記録や再生が為される。 【0016】ここで、リーダブロックは、互いに反対方
向に突設された一対の係合部がそれぞれケースの被係合
部に係合した状態でケースに保持されるため、例えば、
記録テープカートリッジ落下の衝撃やリーダブロックへ
の接触等によリーダブロックに不用意な力が作用して
も、一対の係合部と被係合部とが異なる2箇所で干渉
(係合)してリーダブロックのケースからの脱落が阻止
される。 【0017】また、リーダブロックは一対の係合部がそ
れぞれケースの被係合部に係合してケースに保持される
ため、ケースに対するリーダブロックの位置決めが確実
に為され、上記開口の閉塞及び外部(例えば、ドライブ
装置の引出手段)からの操作が確実に行われる。 【0018】このように、請求項1記載の記録テープカ
ートリッジでは、リーダブロックを確実にケースに保持
できる。 【0019】なお、請求項1記載のリーダブロックが接
続される記録テープの自由端には、当該記録テープ自体
のほか、当該記録テープに連結されたより高強度または
厚肉のリーダテープ等が含まれる。 【0020】また、上記構成の記録テープカートリッジ
において、前記リーダブロックは、前記一対の係合部の
少なくとも一方が付勢手段による付勢力によって前記被
係合部を押圧した状態で前記ケースに保持される、構成
としても良い。この構成のテープカートリッジでは、上
記一対の係合部の少なくとも一方が自ら係合したケース
の被係合部を付勢手段の付勢力によって押圧した状態で
リーダブロックがケースに保持されるため、リーダブロ
ックのケースからの脱落が確実に阻止される。なお、係
合部を被係合部の押圧方向へ付勢する付勢手段は、リー
ダブロックに設けられても良く、ケースに設けられても
良いことは言うまでもない。 【0021】さらに、上記付勢手段を有する記録テープ
カートリッジにおいて、前記付勢手段は、前記係合部と
一体に形成され弾性変形可能な弾性片である、構成とし
ても良い。この構成の記録テープカートリッジでは、係
合部と一体に形成された弾性片の弾性変形に基づく弾性
力によって、係合部が自ら係合した被係合部を押圧して
リーダブロックがケースに保持される。ここで、弾性片
が係合部と一体に設けられているため、構造が簡単とな
ると共に部品点数の削減され、好適である。 【0022】一方、上記付勢手段を有する記録テープカ
ートリッジにおいて、前記リーダブロックは、互いに相
対回動可能に連結され、それぞれ一端部に前記一対の係
合部の一方または他方が設けられた第1ブロック及び第
2ブロックを有し、前記付勢手段は、前記第1ブロック
及び第2ブロックにそれぞれ接続され、当該第1ブロッ
ク及び第2ブロックを前記一対の係合部が互いに離間す
る回動方向に付勢する、構成とすることもできる。 【0023】この構成の記録テープカートリッジでは、
付勢手段の付勢力によって第1ブロック及び第2ブロッ
クが一対の係合部の離間方向に付勢された状態で、一対
の係合部がそれぞれ係合したケースの被係合部を押圧し
てリーダブロックがケースに保持される。ここで、付勢
手段が互いに相対回動する第1ブロックと第2ブロック
とを上記方向へ付勢するため、リーダブロックの寸法形
状に依らず付勢力や一対の係合部の移動量(第1ブロッ
クと第2ブロックとの相対回動量)を設定でき好適であ
る。また、第1ブロック及び第2ブロックには自ら弾性
変形する部分を設ける必要がないため、リーダブロック
の材質の選択自由度が向上する。 【0024】特に、リーダブロックが第1ブロックと第
2ブロックとを有する構成の記録テープカートリッジに
おいて、前記付勢手段は前記リーダブロックの前記ケー
スへの保持状態で前記ケースの外部に臨んで配置され、
当該付勢手段にドライブ装置の操作部材が引掛けられ
る、構成としても良い。 【0025】この構成の記録テープカートリッジでは、
リーダブロックのケースへの保持状態で付勢手段がケー
スの外部に臨んで(露出して)配置され、この付勢手段
にドライブ装置の操作部材が引掛けられてリーダブロッ
クがケースから取り外される。これにより、記録テープ
がケースの外部に引き出される。 【0026】ここで、付勢手段が操作部材に引掛けられ
る操作部としても機能するため、一対の保持片には操作
部を設ける必要がなく構造が簡単で設計の自由度も向上
する。なお、引掛けられるとは、操作部材から移動力が
伝達される状態をいい、係合や係止、嵌合、チャッキン
グ等の保持が含まれる。 【0027】また、上記各構成の記録テープカートリッ
ジにおいて、前記リーダブロックは、前記ケースがドラ
イブ装置に装填されると当該ドライブ装置に設けられ前
記記録テープを巻き取るリールハブに収容され、前記一
対の係合部が互いに近接した状態で前記リールハブの巻
取面の一部を構成する、構成としても良い。 【0028】この構成の記録テープカートリッジでは、
ドライブ装置に装填されるとドライブ装置に操作されて
ケースから取り外されたリーダブロックが、当該ドライ
ブ装置のリールハブに収容される。この状態では、一対
の係合部が互いに近接してリールハブの巻取面(記録テ
ープを巻取る外周面)を構成する。これにより、リール
ハブの回転に伴ってケースに収容されたの単一のリール
から巻出された記録テープがリールハブに段差なく巻き
取られる。 【0029】また、互いの離間方向に付勢力が作用する
一対の係合部が互いに近接した状態でリーダブロックが
リールハブに収容されるため、換言すれば、一対の係合
部がリールハブのリーダブロック収容部分を互いの離間
方向に押圧しつつリーダブロックがリールハブに保持さ
れるため、リーダブロックはリールハブ内でガタつくこ
とがない。 【0030】さらに、上記各構成の記録テープカートリ
ッジにおいて、前記リーダブロックの前記ケースから取
り外される際の移動方向を、前記一対の係合部が被係合
部に係合する際の移動方向に直交する一定の直線方向に
規制した、構成としても良い。 【0031】この構成の記録テープカートリッジでは、
リーダブロックが操作されると、当該リーダブロックは
一対の係合部が被係合部に係合する際の移動方向に直交
する一定の直線方向に移動してケースから取り外され
る。ここで、リーダブロックがケース内で移動できる方
向が一定の直線方向に規制されているため、仮に当該規
制された方向以外の方向に作用する力が作用しても、リ
ーダブロックはその移動方向を規制する部材(例えば、
壁や溝等)と干渉して当該規制された方向の移動を阻止
される。これにより、リーダブロックのケースからの脱
落が一層確実に阻止される。 【0032】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る記録テ
ープカートリッジ10について、図1乃至図4に基づい
て説明する。なお、説明の便宜上、磁気テープカートリ
ッジ10のドライブ装置への装填方向(図1等に適宜示
される矢印A方向)を前方向とし、矢印A方向を向いて
見た場合を基準に前後・左右・上下の表現をする。 【0033】図1に概略の分解斜視図にて示される如
く、記録テープカートリッジ10は、情報記録再生媒体
である記録テープとしての磁気テープ12を巻装した単
一のリール14が、平面視で略矩形状のケース16内に
回転可能に収容されて構成されている。また、磁気テー
プ12の自由端には、後に詳述するリーダブロック18
が接続されている。 【0034】リール14は、略円筒状のリールハブ14
Aと、それぞれリールハブ14Aの上下端に同軸的に設
けられた上フランジ14B、下フランジ14Cとが一体
に回転可能に形成されており、上フランジ14Bと下フ
ランジ14Cとの間におけるリールハブ14Aの外周部
に磁気テープ12が巻き回されている。 【0035】ケース16は、上ケース20と下ケース2
2とが接合されて成る略矩形箱状に形成されている。下
ケース22の略中央部にはギヤ開口24が穿設されてお
り、リール14の図示しないリールギヤの露出用とされ
ている。このリールギヤが外部より操作されるとリール
14がケース16内で回転駆動される構成である。 【0036】また、図2にも示される如く、ケース16
の右前角隅部には、ケース16の前壁16Aの右側壁1
6B近傍を切欠いた正面視で矩形状の開口26が設けら
れており、磁気テープ12のケース16からの引出し用
とされている。開口26は、その上下端がケース16の
天板16C及び底板16Dによって規定されると共に、
左右端が互いに対向する一対の側壁30、32によって
規定されている。 【0037】側壁30は、ケース16の右側壁16Bの
前端部分が厚肉化されて形成されており、その後端近傍
に平面視円弧状の被係合部としての凹部34が設けられ
ている。一方、側壁32は、前壁16Aから後方へ向け
てリール14と干渉しない位置まで延設されており、凹
部34と対向する位置に平面視円弧状の被係合部として
の凹部36が設けられている。 【0038】また、開口26の左右方向中間部における
天板16C及び底板16Dには、それぞれ平面視矩形状
の切欠き部38、40が設けられている。 【0039】この開口26の奥において天板16C、底
板16D、側壁30、32に囲まれた部分が、リーダブ
ロック18をケース16に保持するリーダブロック保持
部28を構成している。換言すれば、リーダブロック保
持部28の縁部が開口26とされている。 【0040】次にリーダブロック18の構成について説
明する。リーダブロック18は、樹脂材料より成り、平
面視略「H」字状に形成されている。このリーダブロッ
ク18の中央部は磁気テープ12が接続されるクランプ
部50とされており、クランプ部50には平面視略
「U」字状のクランプ凹部52が形成されている。 【0041】クランプ部50の左右方向両端部からは、
互いに対向する弾性片としての一対の保持片54、56
がクランプ凹部52の開口方向へ向けて延設されてい
る。一対の保持片54、56は、リーダブロック18が
樹脂材料より成ることで、互いの先端部が接離する方向
に弾性変形可能とされている。 【0042】また、保持片54、56の先端部には、そ
れぞれケース16の凹部34、36に対応した一対の係
合部としての凸部58、60がそれぞれ外向きに突設さ
れている。保持片54、56の自然状態における凸部5
8、60の左右方向両端部を結ぶ長さは開口26の左右
方向の長さよりも長くされている。 【0043】この凸部58、60は、それぞれ外形が凹
部34、36に対応して円弧状であることによって、リ
ーダブロック18を矢印A方向とは反対方向に保持片5
4、56の長手方向沿って移動させると、開口26の縁
部に係合しつつ保持片54、56を互いの近接方向に弾
性変形させてリーダブロック保持部28に入り込めるよ
うになっている。 【0044】さらに、保持片56の先端部における保持
片54と対向する側には、凸部62が突設されている。
各凸部58、60、62の先端面は、後述するテイクア
ップリール82のリールハブ84の外周に対応した平面
視円弧状とされている。 【0045】一方、クランプ部50の左右方向両端部に
おける保持片54、56延設側とは反対側には、互いに
対向する一対の係合片64、66が延設されている。一
対の係合片64、66のそれぞれの外面は、それぞれ一
対の保持片54、56のそれぞれの外面と一致されてお
り、リーダブロック18は自然状態では凸部58、60
を除いて一定の幅寸法(ケース16に保持された際の左
右方向の寸法)を有している。 【0046】一対の係合片64、66の先端には、係合
凸部68、70がそれぞれ内向きに突設されている。各
係合凸部68、70の先端は、後述するドライブ装置の
引抜ピン80が通過可能でかつ拡径部80Aが通過不能
となるように離間されている。また、係合片64、66
の対向間隔、及びクランプ部52と係合凸部68、70
との対向間隔は、それぞれ拡径部80Aが通過可能とな
るように決められている。このクランプ部52と、係合
片64、66と、係合凸部68、70とで囲まれた空間
が引出用スリット72とされている。 【0047】このリーダブロック18は、弾性を有する
合成樹脂製のクランプピン74が磁気テープ12の自由
端部を挟み込みながらクランプ凹部52に嵌合されるこ
とで、磁気テープ12の自由端部に接続されている。 【0048】また、リーダブロック18の上下方向の高
さ寸法は、各部で等しく磁気テープ12の幅寸法よりも
若干大きくされると共に、凸部58、60がそれぞれケ
ース16の凹部34、36に入り込んで(係合して)当
該リーダブロック18がリーダブロック保持部28に保
持された状態で開口26を閉塞できる(開口26とケー
ス16内部との連通を阻止できる)ように決められてい
る。また、この状態では、引出用スリット72が切欠き
部38、40から外部に臨んで配置される構成である。 【0049】次に、本第1の実施の形態の作用について
説明する。 【0050】上記構成の記録テープカートリッジ10で
は、磁気テープ12の不使用時には、開口26がリーダ
ーブロック18によって閉塞されている。すなわち、開
口26とケース16内部との連通が阻止され、ケース1
6内への塵埃等の侵入が阻止されている。 【0051】このとき、リーダブロック18は、図2に
示される如く、一対の保持片54、56が弾性変形しつ
つ凸部58、60がリーダブロック保持部28の凹部3
4、36に入り込んで(係合して)ケース16に保持さ
れ、開口26を閉塞している。また、引出用スリット7
2が切欠き部38、40から外部に臨んでいる。 【0052】一方、磁気テープ12を使用する際には、
記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドラ
イブ装置の図示しないバケットへ装填する。この装填
(矢印A方向への移動)に伴って、図3に示される如
く、ドライブ装置の引抜ピン80がケース16の切欠き
部38、40及び係合凸部68、70間を通って引出用
スリット72に挿入され、上記バケットの下降に伴って
引抜ピン80の下端部に設けられた拡係部80Aが引出
用スリット72に下方から挿入される。 【0053】この状態で、引抜ピン80がドライブ装置
のテイクアップリール82側へ移動されることにより、
リーダブロック18がケース16のリーダブロック保持
部28から取り外される。すなわち、引出用スリット7
2に挿入された引抜ピン80の拡係部80Aが矢印A方
向へ移動することで、リーダブロック18は、凸部5
8、60が保持片54、56を弾性変形させつつ凹部3
4、36から抜け出し、リーダブロック保持部28から
離間されつつ開口26を通過する。これにより、磁気テ
ープ12がケース16から引き出される。 【0054】このリーダブロック18は、引抜ピン80
によってテイクアップリール82のリールハブ84まで
誘導され、図4に示される如く、当該リールハブ84に
設けられた嵌入部86に嵌合される。このとき、凸部5
8、60は、その円弧状の外面が嵌入部86の縁部と係
合しつつ保持片54、56を弾性変形させて嵌入部86
に入り込む。 【0055】この状態では、凸部58、60が嵌入部8
6の壁面を押圧すると共に、凸部58、60、62の先
端面がリールハブ84の巻取面(外周面)と一致する。 【0056】これにより、磁気テープ12は、テイクア
ップリール82によって段差なく巻取り可能とされる。
この状態で、ドライブ装置がリール14(回転シャフト
200)及びテイクアップリール82を同期して回転駆
動させることにより、磁気テープ12を順次テイクアッ
プリール82に巻き取りながら、磁気テープ12へのデ
ータの記録又は磁気テープ12に記録されたデータの再
生が行われる。 【0057】磁気テープ12がテイクアップリール82
に最後まで巻き取られると、リール14及びテイクアッ
プリール82を逆回転駆動させて磁気テープ12をリー
ル14に巻き戻す。磁気テープ12をリール14に最後
まで巻き戻すと、引抜ピン80が再度駆動され、リーダ
ブロック18をリールハブ84の嵌入部86から抜き出
すと共にケース16(記録テープカートリッジ10)の
リーダブロック保持部28に保持させる。 【0058】すなわち、リーダブロック18をその長手
方向に沿って矢印A方向とは反対方向に移動させること
で、凸部58、60の円弧状の外面が開口26の縁部と
係合しつつ保持片54、56を互いの先端部の近接方向
に弾性変形させて、凸部58、60が開口26を通過す
る。 【0059】開口26を通過した凸部58、60は、リ
ーダブロック18の更なる移動に伴ってリーダブロック
保持部28の凹部34、36に入り込む(係合する)。
これにより、リーダブロック18は、リーダブロック保
持部28に確実に保持されると共に開口26を閉塞する
初期状態に復帰する。 【0060】次いでバケットが上昇されると、引抜ピン
80の拡径部80Bがリーダブロック18の引出用スリ
ット72から下方へ退出される。この状態で、記録テー
プカートリッジ10は、矢印A方向とは反対方向へ移動
され、引抜ピン80を係合凸部68、70間を通して引
出用スリット72から退出させつつ、バケットから排出
される。 【0061】ここで、リーダブロック18は、互いに反
対方向に突設された一対の凸部58、60がそれぞれケ
ース16の凹部34、36に入り込んだ(係合した)状
態でケース16のリーダブロック保持部28に保持され
るため、例えば、記録テープカートリッジ10落下の衝
撃や、不意によるリーダブロック18への接触等によっ
てリーダブロック18に不用意な力が作用しても、一対
の凸部58、60と凹部34、36とが異なる2箇所で
干渉してリーダブロック18のケース16(リーダブロ
ック保持部28)からの脱落が阻止される。 【0062】また、リーダブロック18は一対の凸部5
8、60がそれぞれケース16の凹部34、36に入り
込んでケース16に保持されるため、記録テープカート
リッジ10の不使用時におけるケース16に対するリー
ダブロック18の位置決めが確実に為され、上記開口2
6の閉塞及び引抜ピン80によるリーダブロック18の
操作が確実に行われる。 【0063】このように、本第1の実施の形態に係る記
録テープカートリッジ10では、リーダブロック18を
確実にケース16のリーダブロック保持部28に保持で
きる。 【0064】特に、凸部58、60は、保持片54、5
6が弾性変形した状態で凹部34、36に入り込むた
め、換言すれば、凸部58、60が保持片54、56の
弾性変形に基づく弾性力(付勢力)によって凹部34、
36を押圧した状態でリーダブロック18がリーダブロ
ック保持34に保持されるため、リーダブロック18の
リーダブロック保持34からの脱落が確実に阻止され
る。また、弾性片としての保持片54、56がそれぞれ
凸部58、60と一体に形成されているため、構造が簡
単となると共に部品点数が削減され、好適である。 【0065】またここで、リーダブロック18の凸部5
8、60、62がテイクアップリール82の嵌入部86
への嵌入状態でリールハブ84の外周面に沿った巻取面
を構成するため、テイクアップリール82の回転に伴っ
て磁気テープ12がリールハブ84に段差なく巻き取ら
れる。 【0066】さらに、保持片54、56の弾性変形によ
って互いの離間方向に付勢力が作用する凸部58、60
が互いに近接した状態でリーダブロック18がリールハ
ブ84の嵌入部86に収容されるため、換言すれば、一
対の凸部58、60がリールハブ84の嵌入部86を互
いの離間方向に押圧しつつリーダブロック18がリール
ハブ84に保持されるため、リーダブロック18は嵌入
部86内でガタつくことがない。 【0067】さらにここで、リーダブロック18は、リ
ーダブロック保持部28(ケース16)内で移動できる
方向(取り外し方向)が一定の直線方向である矢印A方
向(凸部58、60が突設された方向であって凹部3
4、36に入り込む方向、に直交する方向)に規制され
ているため、仮に矢印A方向以外の方向に作用する力が
作用しても、リーダブロック18はその移動方向を規制
する側壁30、32、天板16C、底板16Dと干渉し
て矢印A方向への移動を阻止される。これにより、リー
ダブロック18のリーダブロック保持部28(ケース1
6)からの脱落が一層確実に阻止される。 【0068】なお、上記の第1の実施の形態では、リー
ダブロック18が一対の保持片54、56を互いの先端
部の近接方向に弾性変形させつつリーダブロック保持部
28に保持される構成としたが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、図5(A)に示される如き板ばね90によ
ってリーダブロック18をリーダブロック保持部28に
保持しても良い。 【0069】具体的には、図5(B)に示される如く、側
壁30、32の長手方向中央部にそれぞれ設けられた切
欠き部92、94に板ばね90の互いに対向する一対の
凸部90A、90Bを配設し、当該凸部90A、90B
間で凸部58、60がそれぞれ凹部34、36に入り込
んだ状態のリーダブロック18のクランプ部50を狭持
する構成としても良い。なお、板ばね90が凸部90
A、90Bを連結する連結部90Cを有しているため、
少なくとも側壁32は下ケース22の底板16Dにリー
ダブロック18の高さと同等の高さまで立設されている
ことが望ましい。 【0070】この構成によっても、凸部58、60が保
持片54、56の付勢力によって凹部34、36を押圧
する点を除いて、上記第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。また、一対の保持片54、56はそれぞれ凹
部34、36に入り込むまでは互いに先端部の近接方向
に弾性変形されるが、この変形量が小さくなるためリー
ダブロック18のリーダブロック保持部28に対する着
脱が容易となる。 【0071】次に、本発明の第2の実施の形態に係る記
録テープカートリッジ100について、図6乃至図8に
基づいて説明する。なお、上記第1の実施の形態と基本
的に同一の部品や部分については上記第1の実施の形態
と同一の符号を付してその説明を省略する。 【0072】図6には、記録テープカートリッジ100
の右前隅部が拡大斜視図にて示されている。また、図7
には、記録テープカートリッジ100を構成するリーダ
ブロック102が斜視図にて示されている。 【0073】これらの図に示される如く、リーダブロッ
ク102は、樹脂材料より成ると共に側面視で略「H」
持状に形成されており、その中央部がクランプ部104
とされている。クランプ部104は、一端面がリールハ
ブ84の外周に対応した平面視で外側に凸となる円弧状
外形線を有しており、この部分にリーダブロック18の
クランプ凹部52と同様のクランプ凹部106が設けら
れている。 【0074】また、クランプ部104の上下方向両端部
からは、互いに対向する弾性片としての一対の保持片1
08、110がクランプ凹部106の開口方向へ向けて
延設されている。一対の保持片108、110は、リー
ダブロック102が樹脂材料より成ることで、互いの先
端部が接離する方向に弾性変形可能とされている。この
保持片108、110の先端部には、一対の係合部とし
ての凸部112、114がそれぞれ外向きに突設されて
いる。凸部112、114は側面視における外形が略円
弧状とされている。 【0075】一方、クランプ部104の上下方向両端部
における保持片108、110延設側とは反対側には、
互いに対向する一対の係合片116、118が延設され
ている。一対の係合片116、118のそれぞれの外面
は、それぞれ一対の保持片108、110のそれぞれの
外面と一致されており、リーダブロック102は自然状
態では凸部112、114を除いて一定の高さ寸法(ケ
ース16の上下方向における寸法)を有している。 【0076】一対の係合片116、118の先端には、
係合凸部120、122がそれぞれ内向きに突設されて
いる。各係合凸部120、122の先端は、後述するド
ライブ装置の引抜リング150の底辺部152が通過可
能となるように離間されている。また、係合凸部12
0、122は、それぞれ内端面が一致されているが、下
方に位置する係合凸部122は係合凸部120よりも厚
肉化されている。このクランプ部104と、係合片11
6、118と、係合凸部120、122とで囲まれた空
間が引出用スリット124とされている。 【0077】このリーダブロック102は、クランプピ
ン74が磁気テープ12の自由端部を挟み込みながらク
ランプ凹部106に嵌合されることで、磁気テープ12
の自由端部に接続されている。また、リーダブロック1
02は、ケース16のリーダブロック保持部130に保
持されるようになっている。 【0078】リーダブロック保持部130は、リーダブ
ロック保持部28と同様に天板16C、底板16D、側
壁30、32とで構成されるが、図8(A)にも示される
如く、凸部112、114が入り込む被係合部としての
側面視略円弧状の凹部132、134はそれぞれ天板1
6C、底板16Dに設けられている。また、側壁30の
前部には切欠き部136が設けられており、側壁32の
前部にはスリット138が設けられている。 【0079】このリーダブロック保持部130には、リ
ーダブロック102の凸部112、114が凹部13
2、134に入り込んだ(係合した)状態で、当該リー
ダブロック102が保持される。この状態では、保持片
108、110が互いの先端部の近接方向に弾性変形す
ると共に、引出用スリット124が切欠き部136、ス
リット138から外部に露出している。また、リーダブ
ロック102は、リーダブロック保持部130の前縁部
である開口140を閉塞している。 【0080】なお、図示は省略するが、スリット138
は、その内端部がリーダブロック保持部130に保持状
態のリーダブロック102のクランプ部104よりも前
方に位置しており、このクランプ部104によってケー
ス16内部との連通が阻止される構成である。 【0081】次に、本第2の実施の形態の作用につい
て、上記第1の実施の形態と異なる部分を説明する。 【0082】記録テープカートリッジ100がドライブ
装置に装填されると、当該装填(矢印A方向への移動)
に伴ってドライブ装置の引抜リング150の底辺部15
2が切欠き部136、スリット138及び係合凸部12
0、122間を通って引出用スリット124に挿入さ
れ、上記バケットの下降に伴って引抜リング150の底
辺部152が係合凸部120と係合可能状態となる。 【0083】この状態で、引抜リング150がドライブ
装置のテイクアップリール82側へ移動されることによ
り、リーダブロック102がケース16のリーダブロッ
ク保持部130から取り外される。すなわち、係合凸部
120が引抜リング150の底辺部152に係合されつ
つ引抜リング150が矢印A方向へ移動すると、リーダ
ブロック102は、凸部112、114が保持片10
8、110を弾性変形させつつ凹部132、134から
抜け出し、リーダブロック保持部130から離間されつ
つ開口140を通過する。これにより、磁気テープ12
がケース16から引き出される。 【0084】このリーダブロック102は、引抜リング
150によってテイクアップリール82のリールハブ8
4まで誘導され、図8(B)に示される如く、当該リー
ルハブ84に設けられた嵌入部154に嵌合される。こ
の状態では、リーダブロック102のクランプ部104
がリールハブ84の外周面(巻取面)と一致されると共
に、保持片108、110がテイクアップリール82の
フランジ部156の切欠き部158内に位置する。 【0085】これにより、磁気テープ12がテイクアッ
プリール82によって段差なく巻き取られる。なお、こ
の状態で、係合凸部120、122の肉厚の相違に基づ
いて係合凸部120の上方に形成される隙間から引抜リ
ング150を退出させても良い。 【0086】一方、磁気テープ12をリール14に巻き
戻す際には、リーダブロック102をリールハブ84の
嵌入部154から抜き出すと共にケース16(記録テー
プカートリッジ10)のリーダブロック保持部130に
保持させる。 【0087】すなわち、リーダブロック102を矢印A
方向とは反対方向に移動させることで、凸部112、1
14の円弧状の外面が開口140の縁部と係合しつつ保
持片108、110を弾性変形させて、凸部112、1
14が開口26を通過する。 【0088】開口26を通過した凸部112、114
は、リーダブロック102の更なる移動に伴ってリーダ
ブロック保持部130の凹部132、134に入り込む
(係合する)。これにより、リーダブロック102は、
リーダブロック保持部130に確実に保持されると共に
開口140を閉塞する初期状態に復帰する。 【0089】また、バケットの上昇に伴って引抜リング
150の底辺部152が係合凸部120の背後から引出
用スリット124の中央部(係合凸部120との係合不
能位置)に移動する。この状態で、記録テープカートリ
ッジ10は、引抜リング150の底辺部152を係合凸
部120、122間を通して引出用スリット124から
退出させつつ、バケットから排出される。 【0090】なお、記録テープカートリッジ100の以
上説明した部分以外の部分は、記録テープカートリッジ
10と同様である。 【0091】ここで、互いに反対方向に突設された一対
の凸部112、114がそれぞれケース16の凹部13
2、134に入り込んだ(係合した)状態でケース16
のリーダブロック保持部130に保持されるため、リー
ダブロック102のケース16からの脱落が阻止される
と共に、リーダブロック102のケース16の対する位
置決めが確実に為される。 【0092】このように、本第2の実施の形態に係る記
録テープカートリッジ100では、リーダブロック10
2を確実にケース16のリーダブロック保持部130に
保持できる。 【0093】特に、凸部112、114が保持片10
8、110の弾性変形に基づく弾性力(付勢力)によっ
て凹部132、134を押圧した状態でリーダブロック
102がリーダブロック保持130に保持されるため、
リーダブロック102のリーダブロック保持130から
の脱落が確実に阻止される。また、弾性片としての保持
片108、110が凸部112、114と一体に設けら
れているため、構造が簡単となると共に部品点数が削減
され、好適である。 【0094】またここで、リーダブロック102は、リ
ーダブロック保持部130内で移動できる方向(取り外
し方向)が矢印A方向に規制されているため、仮に矢印
A方向以外の方向に作用する力が作用しても、リーダブ
ロック102はその移動方向を規制する側壁30、3
2、天板16C、底板16Dと干渉して矢印A方向の移
動を阻止される。これにより、リーダブロック102の
リーダブロック保持部130(ケース16)からの脱落
が一層確実に阻止される。 【0095】なお、上記第2の実施の形態では、一対の
保持片112、114を互いの先端部の近接方向に弾性
変形させつつリーダブロック保持部130に保持される
リーダブロック102を備えた構成としたが、本発明は
これに限定されず、例えば、図9(A)に示される如きリ
ーダブロック160を備えた構成としても良い。 【0096】リーダブロック160は、一対の保持片1
62、164を備えており、一対の保持片162、16
4の先端部には、一対の係合部としての凸部166、1
68が互いに反対方向に突設されている。凸部166、
168の頂部間の距離は、係合片116、118の外面
間の距離と略同寸法とされている。すなわち、一対の保
持片162、164の外面は、係合片116、118の
外面よりも凹んで位置している。 【0097】一方、リーダブロック保持部170は、図
9(B)に示される如く、リーダブロック保持部130の
凹部132、134の前方(矢印A側)に、互いに対向
する保持突起172、174を備えている。これによ
り、リーダブロック160は、リーダブロック保持部1
70に保持される際に、一対の保持片162、164を
互いに先端部の近接方向に弾性変形させつつ凸部16
6、168に保持突起172、174間を通過させて、
凸部166、168をそれぞれ凹部132、134に入
り込ませる。 【0098】凸部166、168が凹部132、134
に入り込んだ状態では、一対の保持片162、164は
弾性変形状態を解除され自然状態に復帰する。すなわ
ち、リーダブロック160は、リーダブロック保持部1
70に保持された状態では、係合突起172、174に
よって矢印A方向の脱落が阻止され、凹部132、13
4によってケース16内へのそれ以上の進入が阻止され
て位置決めされるようになっている。 【0099】この構成によっても、凸部166、168
が保持片162、164の付勢力によって凹部132、
134を押圧する点を除いて、上記第2の実施の形態と
同様の効果が得られる。また、一対の保持片162、1
64は保持突起172、174間を通過する際のみ弾性
変形するため、リーダブロック160のリーダブロック
保持部170に対する着脱が容易となる。 【0100】なお、リーダブロック保持部170が一対
の保持片162、164を弾性変形させつつ、リーダブ
ロック160を保持するように各部の寸法が決められた
構成としても良いことは言うまでもない。 【0101】次に、本発明の第3の実施の形態に係る記
録テープカートリッジ200について、図10乃至図1
2に基づいて説明する。なお、上記第1の実施の形態と
基本的に同一の部品や部分については上記第1の実施の
形態と同一の符号を付してその説明を省略する。 【0102】図10には、記録テープカートリッジ20
0の右前隅部が拡大斜視図にて示されている。また、図
11には、記録テープカートリッジ200を構成するリ
ーダブロック202が斜視図にて示されている。 【0103】これらの図に示される如く、記録テープカ
ートリッジ200は、リーダブロック保持部28に保持
されるリーダブロック202を備えている。リーダブロ
ック202は、第1ブロック204と、第2ブロック2
06と、付勢手段としての板ばね208とを備えて構成
されている。 【0104】第1ブロック204は、略中央部に平面視
略「U」字状のクランプ凹部210が設けられたクラン
プ部212と、クランプ部212の一端部から前後方向
に延出されたブロック部214と、ブロック部214の
一端部(クランプ凹部210の開口側端部)からクラン
プ部212とは反対側にケース16の凹部34に対応し
て突設された一対の係合部の一方としての凸部216
と、ブロック部214の他端部近傍にその高さ方向に沿
って設けられたばね保持溝218と、クランプ部212
の他端部に設けられた平面視略半円状の連結突起220
とが一体に形成されて構成されている。 【0105】第2ブロック206は、第1ブロック20
4のブロック部214を前後方向に対して反転した形状
とされ、一端部から凸部216と反対側に凹部36に対
応して突設された一対の係合部の他方としての凸部22
2を有すると共に、他端部近傍にばね保持溝218と対
向して設けらればね保持溝224を有している。また、
第2ブロック206の長手方向中央部には、連結突起2
20に対応した連結溝226が設けられている。 【0106】板ばね208は、平面視略「U」字状に湾
曲形成されており、両端部にそれぞれ取付孔228が穿
設されている。取付孔228は、各ばね保持溝218、
224に突設された取付突起230を挿入保持可能とさ
れている。 【0107】第1ブロック204、第2ブロック206
は、板ばね208を介して連結されている。具体的に
は、第1ブロック204の連結突起220を第2ブロッ
クの連結溝226へ挿入した状態で、板ばね208の両
端部をそれぞればね保持溝218、224に取り付け
る。この状態では、板ばね208の取付孔228に第1
ブロック204、第2ブロック206の取付突起230
が入り込んで板ばね208の脱落が阻止されている。 【0108】この状態で、板ばね208は第1ブロック
204、第2ブロック206を、凸部216、222が
互いに離間する回動方向に付勢している。すなわち、第
2ブロックは、第1ブロック204に対して(相対的
に)連結突起220廻りに回動可能であると共に、凸部
222が凸部216と離間する方向に付勢されている。
なお、当該第2ブロック206の第1ブロック204に
対する回動は、クランプ部212の連結突起220近傍
の各角部(2つのエッジ部)と第2ブロック206の内
面とがそれぞれ当接する位置で規制される範囲内で許容
されるようになっている。 【0109】また、この状態で第1ブロック204、第
2ブロック206、板ばね208で囲まれた空間が、ド
ライブ装置の引抜ピン80が挿入される操作孔232と
され、実質的には操作孔232に挿入された引抜ピン8
0が操作部としても機能する板ばね208を引掛けつつ
ケース16から磁気テープ12を引き出す構成である。 【0110】このリーダブロック202は、弾性を有す
る合成樹脂製のクランプピン74が磁気テープ12の自
由端部を挟み込みながらクランプ凹部210に嵌合され
ることで、磁気テープ12の自由端部に接続されてい
る。また、リーダブロック202の上下方向の高さ寸法
は、磁気テープ12の上下方向の幅寸法よりも若干大き
くされると共に、凸部216、222がそれぞれケース
16の凹部34、36に入り込んで(係合して)当該リ
ーダブロック202がリーダブロック保持部28に保持
された状態で開口26を閉塞(ケース16内部との連通
を阻止する)ように決められている。 【0111】また、この状態では、図12(B)にも示さ
れる如く、操作孔232が切欠き部38、40から外部
に臨んで配置される構成である。 【0112】次に、本第3の実施の形態の作用につい
て、上記第1の実施の形態と異なる部分を説明する。 【0113】記録テープカートリッジ200がドライブ
装置のバケットに装填されると、リーダブロック202
は、その操作孔232内に上下方向に移動または伸縮す
るドライブ装置の引抜ピン80が挿入され、この引抜ピ
ン80がドライブ装置のテイクアップリール82側へ移
動されることにより、ケース16のリーダブロック保持
部28から取り外される。なお、引抜ピン80の先端部
には、操作孔232に挿入可能であれば拡係部80Aが
設けられていても良い。 【0114】すなわち、操作孔232を構成する板ばね
208が引抜ピン80引掛けられつつ引抜ピン80が矢
印A方向へ移動すると、リーダブロック202は、板ば
ね208が弾性変形されつつ凸部114、116が凹部
34、36から抜け出し、リーダブロック保持部28か
ら離間されつつ開口26を通過する。これにより、磁気
テープ12がケース16から引き出される。このとき、
リーダブロック208は、第2ブロック206の内面が
クランプ部212の角部に当接してブロック部214と
第2ブロック206とが略平行な状態で移動する。 【0115】このリーダブロック202は、引抜ピン8
0によってテイクアップリール82のリールハブ84ま
で誘導され、図12(B)に示される如く、当該リール
ハブ84に設けられた嵌入部86に嵌合される。この嵌
合に伴って、凸部凸部216、222の円弧状の外面が
嵌入部86の縁部と係合しつつ第1ブロック204と第
2ブロック206とを板ばね208の付勢力に抗して相
対回動させて、凸部216、222が嵌入部86に入り
込む。 【0116】この状態では、凸部216、222が嵌入
部86の壁面を押圧すると共に、互いに近接した凸部2
16、222の先端面がリールハブ84の巻取面(外周
面)と一致する。 【0117】これにより、磁気テープ12は、テイクア
ップリール82によって段差なく巻取り可能とされ、リ
ール14及びテイクアップリール82を同期して回転駆
動させることにより、磁気テープ12を順次テイクアッ
プリール82に巻き取りながら、データの記録又はデー
タの再生が行われる。 【0118】一方、磁気テープ12をリール14に巻き
戻す際には、リーダブロック202をリールハブ84の
嵌入部86から抜き出すと共にケース16(記録テープ
カートリッジ10)のリーダブロック保持部28に保持
させる。 【0119】すなわち、リーダブロック202を矢印A
方向とは反対方向に移動させることで、凸部凸部21
6、222の円弧状の外面が開口26の縁部と係合しつ
つ第1ブロック204と第2ブロック206とを板ばね
208の付勢力に抗して相対回動させて、凸部216、
222が開口26を通過する。 【0120】開口26を通過した凸部216、222
は、リーダブロック202の更なる移動に伴ってリーダ
ブロック保持部28の凹部34、36に入り込む(係合
する)。これにより、リーダブロック202は、リーダ
ブロック保持部28に確実に保持されると共に開口26
を閉塞する初期状態に復帰する。 【0121】この状態で、リーダブロック208の操作
孔232から引抜ピン80が退出され、記録テープカー
トリッジ200がドライブ装置から排出される。なお、
記録テープカートリッジ200の以上説明した部分以外
の部分は、記録テープカートリッジ10と同様である。 【0122】ここで、互いに反対方向に突設された一対
の凸部216、222がそれぞれケース16の凹部3
4、36に入り込んだ(係合した)状態でケース16の
リーダブロック保持部28に保持されるため、リーダブ
ロック202のケース16からの脱落が阻止されると共
に、リーダブロック202のケース16の対する位置決
めが確実に為される。 【0123】このように、本第3の実施の形態に係る記
録テープカートリッジ200では、リーダブロック20
2を確実にケース16のリーダブロック保持部28に保
持できる。 【0124】特に、凸部216、222が板ばね208
の付勢力によって凹部34、36を押圧した状態でリー
ダブロック202がリーダブロック保持34に保持され
るため、リーダブロック202のリーダブロック保持3
4からの脱落が確実に阻止される。 【0125】またここで、リーダブロック202の凸部
216、222がテイクアップリール82の嵌入部86
への嵌入状態でリールハブ84の外周面に沿った巻取面
を構成するため、テイクアップリール82の回転に伴っ
て磁気テープ12がリールハブ84に段差なく巻き取ら
れる。さらに、リーダブロック18は、その凸部21
6、222が板ばね208の付勢力によってリールハブ
84の嵌入部86の壁部を押圧しつつリールハブ84に
保持されるため、嵌入部86内でガタつくことがない。 【0126】さらにここで、リーダブロック202は、
リーダブロック保持部28内で移動できる方向(取り外
し方向)が矢印A方向に規制されているため、仮に矢印
A方向以外の方向に作用する力が作用しても、リーダブ
ロック202はその移動方向を規制する側壁30、3
2、天板16C、底板16Dと干渉して矢印A方向の移
動を阻止される。これにより、リーダブロック202の
リーダブロック保持部28(ケース16)からの脱落が
一層確実に阻止される。 【0127】また、記録テープカートリッジ200で
は、上記記録テープカートリッジ10と同様の効果のほ
かに、以下の効果が得られる。 【0128】すなわち、リーダブロック202は、別部
材である板ばね208が第1ブロック204と第2ブロ
ック206とを凸部216、222の離間方向に付勢す
るため、リーダブロック202の寸法形状に依らず上記
付勢力や一対の凸部216、222の移動可能量(相対
回動量)を設定でき好適である。また、第1ブロック2
04及び第2ブロック206には自ら弾性変形する部分
を設ける必要がないため、リーダブロック202の材質
や形状の選択(設計)自由度が向上する。 【0129】さらに、リーダブロック202の操作孔2
32が外部に臨んで配置され、操作孔232を構成する
板ばね208がドライブ装置の引き抜きピン80に引掛
けられつつ、リーダブロック202がケース16から取
り外される構成であるため、第1ブロック204及び第
2ブロック206には引抜ピンが引掛けられる操作部を
設ける必要がなく構造が簡単であると共に、リーダブロ
ック202の設計の自由度が向上する。 【0130】なお、上記第3の実施の形態では、記録テ
ープカートリッジ200がリーダブロック202を備え
た構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、
図13(A)、図13(B)に示される如き、第1変形例、
第2変形例に係る構成としても良い。 【0131】図13(A)には、リーダブロック202の
第1変形例に係るリーダブロック240が斜視図にて示
されている。リーダブロック240では、第1ブロック
242がクランプ部212に代えて先端部に半円状のク
ランプ凸部244が設けられたクランプ部246を有し
ており、第2ブロック248が連結溝226に代えて第
1ブロック244側へ突出されると共に先端部にクラン
プ凸部244に対応したクランプ凹部250が設けられ
たクランプ部252を有して構成されている。 【0132】このリーダブロック240は、互いに嵌合
するクランプ凸部244とクランプ凹部250との間に
磁気テープ12を挟みこむことで、磁気テープ12の自
由端に取り付けられている。また、第1ブロック242
と第2ブロック248とは、クランプ凸部244(クラ
ンプ凹部250)廻り相対回動可能とされ、板ばね20
8によって凸部216、222の離間方向に付勢されて
いる。 【0133】この構成によっても上記第3の実施の形態
と同様の効果が得られるほか、クランプピン74が不要
とされるため、部品点数の増加が抑制される。 【0134】一方、図13(B)には、リーダブロック2
02の第2変形例に係るリーダブロック260が斜視図
にて示されている。リーダブロック260では、第1ブ
ロック204、第2ブロック206の各内面に設けられ
たばね保持溝218、224に代えて、第1ブロック2
62、第2ブロック264の各外面に設けられたばね保
持溝266、268を備えており、板ばね270の両端
部が各ばね保持溝2666、268に入り込んで保持さ
れるようになっている。 【0135】板ばね270は、第1ブロック262、第
2ブロック264を凸部216、222の離間方向に付
勢しており、凸部216、222に互いに近接される方
向の力が作用すると、略「U」字状に弾性変形するよう
になっている。 【0136】この構成によっても上記第3の実施の形態
と同様の効果が得られる。 【0137】また、上記第3の実施の形態及び各変形例
では、付勢手段として板ばね208、270を備えた構
成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、板ば
ね208等に代えてトーションばね等を備えた構成とし
ても良い。 【0138】なお、本発明は、上記各実施の形態及び各
変形例に係る構成に限定されることはなく、上記各構成
の構成要素を適宜組み合わせた構成とすることも可能で
ある。したがって、例えば、リーダブロック202が、
板ばね208に代えてケース16に取り付けられる板ば
ね90によって、第1ブロック204と第2ブロック2
06とを一対の凸部216、222の離間方向に付勢さ
れる構成としても良い。また例えば、リーダブロック2
02が第1ブロック204の一端部の内側に凸部62を
有する構成としても良い。 【0139】また、上記各実施の形態及び各変形例で
は、リーダブロック18等に係合部としての凸部58、
60等を設け、ケース16に被係合部としての凹部3
4、36等を設けた構成としたが、本発明はこれに限定
されず、例えば、リーダブロック18等の凸部58、6
0の一方または双方に代えて凹部や孔部を設け、ケース
16に上記凹部や孔部に係合可能な(入り込む)凸部を
設けた構成としても良い。さらに、一対の凸部58、6
0等は、互いに反対方向に設けられていれば足り、互い
に対向する位置に設けられる好ましい構成には限定され
ず、例えば、互いにオフセットした位置に設けられても
良い。 【0140】さらに、上記各実施の形態では、リーダブ
ロック18等の一対の凸部58、60等の双方が保持片
54、56等、板ばね208等の付勢力によってケース
16の凹部34、36等を押圧しつつ、リーダブロック
18等がケース16に保持される構成としたが、本発明
はこれに限定されず、例えば、一対の凸部58、60等
の何れか一方のみが上記付勢力によってケース16の凹
部34等または凹部36等を押圧する構成としても良
い。したがって、例えば、一対の保持片54、56等の
何れか一方のみが弾性変形可能である構成でも良く、板
ばね208が第2ブロック206とクランプ部212と
の間に配設されても良い。 【0141】さらにまた、上記各実施の形態及び各変形
例では、リーダブロック18等がクランプ凹部52等に
嵌合されるクランプピン74によって磁気テープ12に
直接接続される構成としたが、本発明はこれに限定され
ず、例えば、磁気テープ12の自由端に接続され磁気テ
ープ12よりも厚肉かつ高強度のリーダテープの先端部
にリーダブロック18等が接続される構成としても良
く、溶着や狭持等によって磁気テープ12の自由端に接
続される構成としても良い。 【0142】また、上記各実施の形態及び各変形例で
は、リーダブロック18、102、202等が引抜ピン
80や引抜リング150に引掛けられて磁気テープ12
がケース16から引き出される構成としたが、本発明は
これに限定されず、例えば、係合凸部68、70、12
0、122、板ばね208等が、ドライブ装置の上下一
対のチャッキング爪等によって上下方向や左右方向から
把持されて磁気テープ12がケース16から引き出され
る構成としても良い。 【0143】また、上記各実施の形態及び各変形例で
は、記録テープとして磁気テープ12を用いた構成とし
たが、本発明はこれに限定されず、記録テープは情報の
記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情
報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本
発明に係る記録テープカートリッジが如何なる記録再生
方式の記録テープにも適用可能であることは言うまでも
ない。 【0144】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る記録
テープカートリッジは、リーダブロックを確実にケース
に保持できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係る磁気テープカ
ートリッジを斜め上方から見た分解斜視図である。 【図2】本発明の第1の実施の形態に係る磁気テープカ
ートリッジを構成するリーダブロックの保持状態を示す
拡大断面図である。 【図3】本発明の第1の実施の形態に係る磁気テープカ
ートリッジを構成するリーダブロックとドライブ装置側
の引抜ピンを示す概略斜視図である。 【図4】本発明の第1の実施の形態に係る磁気テープカ
ートリッジを構成するリーダブロックのドライブ装置の
リールハブへの収容状態を示す平面図である。 【図5】本発明の第1の実施の形態の変形例を示す図で
あって、(A)は板ばねを示す斜視図、(B)は図2に
対応する断面図である。 【図6】本発明の第2の実施の形態に係る磁気テープカ
ートリッジを示す図3に対応する斜視図である。 【図7】本発明の第2の実施の形態に係る磁気テープカ
ートリッジを構成するリーダブロックを示す斜視図であ
る。 【図8】(A)は本発明の第2の実施の形態に係る磁気
テープカートリッジを構成するリーダブロックの保持状
態を示す断面図、(B)は上記リーダブロックのドライ
ブ装置のリールハブへの収容状態を示す断面図である。 【図9】本発明の第2の実施の形態の変形例を示す図で
あって、(A)はリーダブロックを示す斜視図、(B)
は図8(A)に対応する断面図である。 【図10】本発明の第3の実施の形態に係る磁気テープ
カートリッジを示す図3に対応する斜視図である。 【図11】本発明の第3の実施の形態に係る磁気テープ
カートリッジを構成するリーダブロックを示す分解斜視
図である。 【図12】(A)は本発明の第3の実施の形態に係る磁
気テープカートリッジを構成するリーダブロックの保持
状態を示す断面図、(B)は上記リーダブロックのドラ
イブ装置のリールハブへの収容状態を示す平面図であ
る。 【図13】本発明の第3の実施の形態の変形例を示す図
であって、(A)は第1変形例に係るリーダブロックを
示す分解斜視図、(B)は第2変形例に係るリーダブロ
ックを示す斜視図である。 【図14】従来の記録テープカートリッジにおけるリー
ダブロックの保持構造を示す断面図である。 【符号の説明】 10 記録テープカートリッジ 12 磁気テープ(記録テープ) 14 リール 16 ケース 18 リーダブロック 26 開口 34、36 凹部 54、56 保持片(弾性片、付勢手段) 100、200 記録テープカートリッジ 102、160 リーダブロック 108、110、162、164 保持片(弾性片、付
勢手段) 112、114、166、168 凸部 132、134 凹部 140 開口 202、220、260 リーダブロック 204、242、262 第1ブロック 206、248、264 第2ブロック 208、270 板ばね(付勢手段) 216、222 凸部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録テープを巻装した単一のリールと、 前記リールを回転可能に収容し、前記記録テープを外部
    に引き出すための開口が設けられたケースと、 前記記録テープの自由端に接続されると共に前記開口か
    ら外部に臨んで前記ケースに保持され、前記記録テープ
    を引き出す際に操作されて前記ケースから取り外される
    リーダブロックと、 を備えた記録テープカートリッジにおいて、 前記リーダブロックは、互いに反対方向に設けられた一
    対の係合部を有し、当該一対の係合部がそれぞれ前記ケ
    ースに設けられた被係合部に係合して前記ケースに保持
    される、 ことを特徴とする記録テープカートリッジ。
JP2001214406A 2001-07-13 2001-07-13 記録テープカートリッジ Pending JP2003030959A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040137A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Nec Personal Products Co Ltd リーダブロック、リールハブ及びこれらを用いたリール
JP2011043593A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Katoh Electrical Machinery Co Ltd 開閉装置の抜け防止機構並びにこの抜け防止機構を備えた事務機器

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