JP2003030496A - ネットワーク上のコーディネートシステムおよびその方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費者が好きな場所で好きな時間に気軽に、
服飾品を試着したときの姿や室内での室内装飾具の設置
状況を３次元コンピュータグラフィックスによって確認
でき、販売会社の服飾品や室内装飾具の販売促進に役立
つこと。 【解決手段】 消費者は、消費者側の端末１０１からネ
ットワークを介してサーバ１０３に接続し、販売会社が
販売会社側の端末１０２を介して登録している商品の中
から、消費者が入力した検索条件に合った商品の一覧を
呼び出す。この商品の一覧の中から、消費者が希望の商
品を選択することにより、サーバ１０３は、フィッティ
ングを行い、フィッティング結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
コーディネートシステムに関し、より詳細には、服飾品
等の販売の促進に役立つネットワーク上のコーディネー
トシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の服飾品等の購入においては、一般
的には、新聞等の折り込み広告を見て催し物等の情報を
得、百貨店等に出向いて商品を手に取って品定めをした
り、又は通信販売カタログにより気に入った商品を申し
込むことによって行われていた。

【０００３】しかしながら、実際に百貨店等で商品を購
入する場合においては、その場では気に入って購入した
ものの、その商品を自宅に持ち帰って、すでに持ってい
る服飾品等とコーディネートしてみると合わずに後悔す
ることがある。また、購入した服飾品を来て行く場所と
の関連性を考慮することが難しいという問題がある。さ
らに、会社員等は、買い物に出かける時間が限られてい
るため、閉店間際に行くことが多く、その場でじっくり
考えて購入できないという問題もある。

【０００４】一方、従来の通信販売においては、時間の
制約を受けない点では便利であるが、例えば、購入した
服飾品を受け取った後に実際に着用してみると、購入前
の自分が描いたイメージとギャップが生じたり、色、形
状、サイズ等が合わなかったりすることがある。したが
って、これらの不一致による商品の返品又は交換が多い
という問題がある。

【０００５】このような問題を解決するために、例え
ば、情報処理の世界で見映えや着心地を確認する仮想的
試着サービスを提供する通信ネットワークで連結された
オンライン・インタラクティブ・サービスシステムが特
開平８−１４７３６３号公報に提案されている。上述し
た公報に記載されているシステムでは、仮想的な試着後
のフィッティング結果に対しては、専門家のアドバイス
を受けることが必要であった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィッ
ティング結果のコメントが画面上に表示されれば、より
手軽にコーディネートが行え、さらに、フィッティング
結果に様々な背景をつけるようにすると、着用時の環境
において着用状況が適切か否かを確認することができ、
実際の着用時のイメージをより明確にすることができる
という利点がある。

【０００７】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、消費者が好きな場
所で好きな時間に手軽に、服飾品を試着したときの状態
を仮想的に３次元コンピュータグラフィックスによって
確認でき、服飾品等の販売促進に役立つネットワーク上
のコーディネートシステムを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項１に記載の発明は、第１の
利用者の使用する少なくとも１以上の第１の端末と、第
２の利用者の使用する少なくとも１以上の第２の端末
と、前記第１及び第２の端末からの要求に応じて情報の
処理を行うサーバを備えたネットワーク上のコーディネ
ートシステムであって、前記第１の端末は、第１の物体
の形状を表す情報を入力する第１の入力手段を有し、前
記第２の端末は、第２の物体の形状を表す情報を入力す
る第２の入力手段を有し、前記サーバは、前記第１の物
体及び前記第２の物体の形状を表す情報に基づいて、コ
ンピュータ内の仮想的に設定された空間に、前記第１の
物体及び前記第２の物体が、前記第１の利用者が所望す
る空間的位置関係で同一空間内に存在する場合の演算処
理を行う演算処理手段を有することを特徴とする。

【０００９】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、前記サーバの行う処理の結果を出力す
る出力装置を備え、前記サーバは、該サーバが内部に有
する第１のデータベースに、前記第１の利用者が入力す
る少なくとも１以上の物体の形状を表す情報を記憶させ
る第１の記憶手段と、前記サーバが内部に有する第２の
データベースに、前記第２の利用者が入力する少なくと
も１以上の物体の形状を表す情報を記憶させる第２の記
憶手段と、前記第１の利用者により選択された前記第１
のデータベース中の前記第１の物体の形状を表す情報
と、前記第１の利用者により選択された前記第２のデー
タベース中の前記第２の物体の形状を表す情報とに基づ
いて、コンピュータ内の仮想的に設定された空間に、前
記第１の物体及び前記第２の物体が、前記第１の利用者
が所望する空間的位置関係で同一空間内に存在する場合
の演算処理を行う演算処理手段とを有し、前記出力装置
は、前記演算処理手段によって処理された結果を出力す
る出力手段を有することを特徴とする。

【００１０】請求項３に記載の発明は、請求項２に記載
の発明において、前記サーバは、前記演算処理手段によ
って処理された結果を評価判断する評価判断手段を有す
ることを特徴とする。

【００１１】請求項４に記載の発明は、請求項２又は３
に記載の発明において、前記サーバは、前記演算処理手
段によって処理された結果と背景を組み合わせて合成す
る合成手段を有することを特徴とする。

【００１２】この構成によれば、フィッティング結果に
様々な背景を付けることにより、着用時の環境において
着用状況が適切か否かを確認することができ、コーディ
ネートの一助とすることができる。

【００１３】請求項５に記載の発明は、請求項２、３又
は４に記載の発明において、前記第１の記憶手段は、前
記第１のデータベースに前記第１の利用者の購入履歴の
情報及び購入商品の情報を記憶させることを特徴とす
る。

【００１４】請求項６に記載の発明は、請求項２乃至５
のいずれかに記載の発明において、前記第１の記憶手段
は、前記第１のデータベースに前記第１の利用者が所有
している物体の３次元画像を記憶させることを特徴とす
る。

【００１５】請求項７に記載の発明は、請求項２乃至６
のいずれかに記載の発明において、前記出力手段は、前
記演算処理手段によって処理された結果を３次元画像と
して出力することを特徴とする。

【００１６】請求項８に記載の発明は、請求項２乃至７
のいずれかに記載の発明において、前記第１のデータベ
ースは、第１の利用者の３次元画像及び個人情報を含
み、前記第２のデータベースは、商品である服飾品の３
次元画像及び店舗情報を含むものであって、前記演算処
理手段は、前記第１の利用者の３次元画像と、前記第１
の利用者により選択された前記第２のデータベース中の
前記商品である服飾品の３次元画像とのフィッティング
を行うことを特徴とする。

【００１７】請求項９に記載の発明は、請求項２乃至７
のいずれかに記載の発明において、前記第１のデータベ
ースは、第１の利用者の部屋や室内装飾具の３次元画像
及び個人情報を含み、前記第２のデータベースは、商品
である室内装飾具の３次元画像及び店舗情報を含むもの
であって、前記演算処理手段は、前記部屋や室内装飾具
の３次元画像と、前記第１の利用者により選択された前
記第２のデータベース中の前記商品である室内装飾具の
３次元画像とのコーディネートを行うことを特徴とす
る。

【００１８】請求項１０に記載の発明は、第１の利用者
の使用する少なくとも１以上の第１の端末及び第２の利
用者の使用する少なくとも１以上の第２の端末からの要
求に応じてコーディネートに関する情報の処理を行うネ
ットワーク上のサーバであって、前記第１の端末から入
力された第１の物体及び前記第２の端末から入力された
第２の物体の形状を表す情報に基づいて、コンピュータ
内の仮想的に設定された空間に、前記第１の物体及び前
記第２の物体が、前記第１の利用者が所望する空間的位
置関係で同一空間内に存在する場合の演算処理を行う演
算処理手段を有することを特徴とする。

【００１９】請求項１１に記載の発明は、前記サーバが
内部に有する第１のデータベースに、前記第１の利用者
が入力する少なくとも１以上の物体の形状を表す情報を
記憶させる第１の記憶手段と、前記サーバが内部に有す
る第２のデータベースに、前記第２の利用者が入力する
少なくとも１以上の物体の形状を表す情報を記憶させる
第２の記憶手段と、前記第１の利用者により選択された
前記第１のデータベース中の前記第１の物体の形状を表
す情報と、前記第１の利用者により選択された前記第２
のデータベース中の前記第２の物体の形状を表す情報と
に基づいて、コンピュータ内の仮想的に設定された空間
に、前記第１の物体及び前記第２の物体が、前記第１の
利用者が所望する空間的位置関係で同一空間内に存在す
る場合の演算処理を行う演算処理手段とを有することを
特徴とする。

【００２０】請求項１２に記載の発明は、請求項１１に
記載の発明において、前記演算処理手段によって処理さ
れた結果を評価判断する評価判断手段を有することを特
徴とする。

【００２１】請求項１３に記載の発明は、請求項１１又
は１２に記載の発明において、前記演算処理手段によっ
て処理された結果と背景を組み合わせて合成する合成手
段を有することを特徴とする。

【００２２】請求項１４に記載の発明は、請求項１１、
１２又は１３に記載の発明において、前記第１の記憶手
段は、前記第１のデータベースに前記第１の利用者の購
入履歴の情報及び購入商品の情報を記憶させることを特
徴とする。

【００２３】請求項１５に記載の発明は、請求項１１乃
至１４のいずれかに記載の発明において、前記第１の記
憶手段は、前記第１のデータベースに前記第１の利用者
が所有している物体の３次元画像を記憶させることを特
徴とする。

【００２４】請求項１６に記載の発明は、請求項１１乃
至１５のいずれかに記載の発明において、前記第１のデ
ータベースは、第１の利用者の３次元画像及び個人情報
を含み、前記第２のデータベースは、商品である服飾品
の３次元画像及び店舗情報を含むものであって、前記演
算処理手段は、前記第１の利用者の３次元画像と、前記
第１の利用者により選択された前記第２のデータベース
中の前記商品である服飾品の３次元画像とのフィッティ
ングを行うことを特徴とする。

【００２５】請求項１７に記載の発明は、請求項１１乃
至１５のいずれかに記載の発明において、前記第１のデ
ータベースは、第１の利用者の部屋や室内装飾具の３次
元画像及び個人情報を含み、前記第２のデータベース
は、商品である室内装飾具の３次元画像及び店舗情報を
含むものであって、前記演算処理手段は、前記部屋や室
内装飾具の３次元画像と、前記第１の利用者により選択
された前記第２のデータベース中の前記商品である室内
装飾具の３次元画像とのコーディネートを行うことを特
徴とする。

【００２６】請求項１８に記載の発明は、第１の利用者
の使用する少なくとも１以上の第１の端末と、第２の利
用者の使用する少なくとも１以上の第２の端末と、前記
第１及び第２の端末からの要求に応じて情報の処理を行
うサーバとによって実施されるネットワーク上のコーデ
ィネート方法であって、第１の物体の形状を表す情報を
入力する第１の入力ステップと、第２の物体の形状を表
す情報を入力する第２の入力ステップと、前記第１の物
体及び前記第２の物体の形状を表す情報に基づいて、コ
ンピュータ内の仮想的に設定された空間に、前記第１の
物体及び前記第２の物体が、前記第１の利用者が所望す
る空間的位置関係で同一空間内に存在する場合の演算処
理を行う演算処理ステップとを有することを特徴とす
る。

【００２７】請求項１９に記載の発明は、請求項１８に
記載の発明において、前記サーバが内部に有する第１の
データベースに、前記第１の利用者が入力する少なくと
も１以上の物体の形状を表す情報を記憶させる第１の記
憶ステップと、前記サーバが内部に有する第２のデータ
ベースに、前記第２の利用者が入力する少なくとも１以
上の物体の形状を表す情報を記憶させる第２の記憶ステ
ップと、前記第１の利用者により選択された前記第１の
データベース中の前記第１の物体の形状を表す情報と、
前記第１の利用者により選択された前記第２のデータベ
ース中の前記第２の物体の形状を表す情報とに基づい
て、コンピュータ内の仮想的に設定された空間に、前記
第１の物体及び前記第２の物体が、前記第１の利用者が
所望する空間的位置関係で同一空間内に存在する場合の
演算処理を行う演算処理ステップと、前記演算処理ステ
ップによって処理された結果を出力装置より出力する出
力ステップとを有することを特徴とする。

【００２８】請求項２０に記載の発明は、第１の利用者
の使用する少なくとも１以上の第１の端末及び第２の利
用者の使用する少なくとも１以上の第２の端末からの要
求に応じてコーディネートに関する情報の処理を行うネ
ットワーク上のサーバを、前記第１の端末から入力され
た第１の物体及び前記第２の端末から入力された第２の
物体の形状を表す情報に基づいて、コンピュータ内の仮
想的に設定された空間に、前記第１の物体及び前記第２
の物体が、前記第１の利用者が所望する空間的位置関係
で同一空間内に存在する場合の演算処理を行う演算処理
手段として機能させるためのプログラムを記録したこと
を特徴とする。

【００２９】請求項２１に記載の発明は、請求項２０に
記載の発明において、前記サーバを、該サーバが内部に
有する第１のデータベースに、前記第１の利用者が入力
する少なくとも１以上の物体の形状を表す情報を記憶さ
せる第１の記憶手段、前記サーバが内部に有する第２の
データベースに、前記第２の利用者が入力する少なくと
も１以上の物体の形状を表す情報を記憶させる第２の記
憶手段、及び前記第１の利用者により選択された前記第
１のデータベース中の前記第１の物体の形状を表す情報
と、前記第１の利用者により選択された前記第２のデー
タベース中の前記第２の物体の形状を表す情報とに基づ
いて、コンピュータ内の仮想的に設定された空間に、前
記第１の物体及び前記第２の物体が、前記第１の利用者
が所望する空間的位置関係で同一空間内に存在する場合
の演算処理を行う演算処理手段として機能させるための
プログラムを記録したことを特徴とする。

【００３０】

【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の実施形態
について説明する。図１は、本発明のネットワーク上の
コーディネートシステムの一実施形態を説明するための
構成を示した概略図である。ネットワーク上のコーディ
ネートシステムは、服飾品等の商品を購入するためにコ
ーディネートシステムを利用する消費者側の端末１０１
と、商品を販売する会社が使用する販売会社側の端末１
０２と、消費者側の端末１０１及び販売会社側の端末１
０２からの要求に応じて情報の処理を行うサーバ１０３
とから構成されている。消費者側の端末１０１とサーバ
１０３間、及び販売会社側の端末１０２とサーバ１０３
間は、それぞれインターネット等の公衆通信ネットワー
ク又はイントラネットのネットワークを介して結ばれて
いる。なお、消費者側の端末１０１とサーバ１０３、及
び販売会社側の端末１０２とサーバ１０３を結ぶ各ネッ
トワークは、同一のものであっても異なるものであって
もよく、特に限定するものではない。例えば、消費者側
の端末１０１とサーバ１０３間はインターネットを介し
て、また、販売会社側の端末１０２とサーバ１０３間は
イントラネットを介してそれぞれ結ばれているとしても
よい。また、本実施形態のネットワーク上のコーディネ
ートシステムでは、消費者側の端末１０１、販売会社側
の端末１０２及びサーバ１０３の数はそれぞれ限定され
るものではなく、任意な数であってよい。

【００３１】消費者側の端末１０１は、例えば、消費者
の自宅にあるＰＣ（パーソナルコンピュータ）であり、
ダイヤルアップ接続によりネットワークを介してサーバ
１０３に接続可能な端末である。また、デパート等の店
舗内に設置された端末であってイントラネットを使用す
るものであってもよい。さらに、消費者側の端末１０１
は、サーバ１０３が送信する表示画面を閲覧し、また表
示画面に対して情報の入力が可能な端末である。

【００３２】販売会社側の端末１０２も、消費者側の端
末１０１と同様に、ダイヤルアップ接続により、又は、
イントラネットのネットワークを介してサーバ１０３に
接続可能な端末である。また、サーバ１０３からの表示
画面を閲覧し、情報の入力が可能な端末である点も同様
である。

【００３３】サーバ１０３は、消費者側の端末１０１及
び販売会社側の端末１０２からの要求を受け付けて、こ
れに応じてすでに登録されている情報の中から必要な情
報を取り出し、情報の加工を行った後、消費者や販売会
社に配信を行う。情報の登録については、サーバ１０３
が内部に有するデータベース１０４に記憶させることに
よって行われる。データベース１０４は、消費者側の情
報を記憶する第１のデータベースと、販売会社側の情報
を記憶する第２のデータベースを有する。また、決済に
ついては、サーバ１０３が内部に有する決済サーバ１０
５によって行われる。

【００３４】図２及び図３は、本発明のネットワーク上
のコーディネートシステムの動作を示したフローチャー
トである。まず、販売会社側の端末１０２からコーディ
ネートシステム上に販売する商品の登録を行う必要があ
る。図２に示すように、販売会社は、販売会社側の端末
１０２からネットワークを介してサーバ１０３に接続す
る（Ｓ２０１）。サーバ１０３は、アカウントが登録さ
れているか否かについてデータベース１０４を検索する
（Ｓ２０２）。アカウントが登録されていない場合に
は、販売会社は、販売会社側の端末１０２から住所、電
話番号等の販売会社情報を入力し、これをサーバ１０３
がデータベース１０４に記憶させることにより登録す
る。これにより、販売会社は、コーディネートシステム
を利用するためのアカウントとパスワードを取得する
（Ｓ２０３）。また、ステップＳ２０２の結果、アカウ
ントがすでに登録されていた場合、あるいはステップＳ
２０３により新たにアカウント等を取得することにより
登録した場合は、販売会社は、販売会社側の端末１０２
から販売する商品の情報を入力することにより登録を行
う（Ｓ２０４）。

【００３５】次に、消費者がコーディネートシステムを
利用して商品を購入する場合は、図３に示すように、ま
ず、消費者は、消費者側の端末１０１からネットワーク
を介してサーバ１０３に接続する（Ｓ３０１）。サーバ
１０３が表示する検索画面に商品の検索条件を入力し検
索要求をする（Ｓ３０２）。サーバ１０３は、要求に応
じてデータベース１０４を検索し、検索条件に合った商
品の一覧を表示する。消費者は、この中から希望の商品
を選択する（Ｓ３０３）。サーバ１０３は、アカウント
が登録されているか否かについてデータベース１０４を
検索する（Ｓ３０４）。アカウントが登録されていない
場合には、消費者は、消費者側の端末１０１から消費者
の住所、電話番号、クレジットカード番号等の情報を入
力し、これをサーバ１０３がデータベース１０４に記憶
させることにより登録する。これにより消費者は、コー
ディネートシステムを利用するためのアカウントとパス
ワードを取得する（Ｓ３０５）。さらに、消費者は、３
次元画像を作成し登録を行う（Ｓ３０６）。また、ステ
ップＳ３０４の結果、アカウント等がすでに登録されて
いた場合、あるいはステップＳ３０５及びステップＳ３
０６により新たにアカウント等を取得することにより登
録した場合は、消費者は、消費者側の端末１０１からパ
スワード等を入力して登録された個人情報をデータベー
ス１０４から呼び出してフィッティングを行う（Ｓ３０
７）。さらに、他の服飾品とのコーディネートでフィッ
ティングをすることもできる（Ｓ３０８）。この結果、
消費者が購入したい場合は、消費者側の端末１０１から
購入の要求を行う（Ｓ３０９）。購入の要求が終わる
と、再度検索画面に戻ることができる（Ｓ３１０）。ま
た、さらなる検索の必要がない場合は、サーバ１０３が
表示する最終申請画面において最終申請を行い購入手続
きが終了する（Ｓ３１１）。

【００３６】次に、本発明のネットワーク上のコーディ
ネートシステムの動作について、図面を参照しながら、
さらに説明する。販売会社の住所、電話番号等の販売会
社情報を登録し、サーバ１０３からアカウントとパスワ
ードを取得した販売会社は、あらかじめ販売する商品の
３次元画像の登録を行う。販売会社は、図４に示すよう
に、販売会社がビデオカメラ４０１で商品４０２を撮影
する。販売会社が撮影データを販売会社側の端末１０２
からサーバ１０３に送信することにより、この撮影デー
タをもとに商品４０２の３次元画像４０３は作成され
る。また、販売会社は、商品４０２の種類（Ｔシャツ、
セーター、スカート等）、値段、サイズ、素材、洗濯方
法等の情報も合わせてサーバ１０３に送信する。このと
き、商品４０２にバーコードやＩＤ番号を付けておく。
そうすれば、将来、商品４０２を購入した消費者が、コ
ーディネートシステムの利用するために、改めて商品４
０２をデータベース１０４に登録するときに、バーコー
ドやＩＤ番号を入力するだけで容易に３次元画像を再生
することが可能になる。さらに、実際に店に足を運びた
い消費者のために販売会社の店舗情報もサーバ１０３に
送信する。サーバ１０３は、受け取った情報をデータベ
ース１０４に記憶させ、商品４０２が登録される。

【００３７】消費者は、例えば自宅にあるＰＣ等の消費
者側の端末１０１からダイヤルアップ接続によってネッ
トワークを介してサーバ１０３に接続し、サーバ１０３
が表示する検索画面に商品の検索条件を入力する。例え
ば、消費者は、図５に示すように、検索条件５０２より
希望する検索条件を選択していく。選択肢の横の丸をマ
ウスでクリックするごとに白黒反転することにより、選
択する場合は黒、選択しない場合は白となる。ここで
は、アンサンブル（キャミソール＋半袖カーディガ
ン）、ピンク、サイズＭ、手洗い可をそれぞれ選択す
る。検索条件を選択し終わったら、画面左下の「検索」
ボタンをクリックする。消費者側の端末１０１からの検
索要求を受けてサーバ１０３は、データベース１０４を
検索し、図６に示すように、検索条件に合った商品の一
覧６０２を表示する。消費者は、商品の一覧６０２の中
から希望の商品を選び、「フィッティング」ボタンをク
リックする。そのページに希望の商品がない場合は、画
面右の「次を検索」ボタンをクリックして、次のページ
を表示して希望の商品を探す。

【００３８】商品の検索までは誰でも自由に行えるが、
フィッティングには消費者のアカウントが必要となる。
まず、アカウントとパスワードを取得するために、あら
かじめ、消費者は、消費者側の端末１０１から消費者の
住所、電話番号、クレジットカード番号等の情報を入力
し、これをサーバ１０３がデータベース１０４に記憶さ
せることにより登録する。これにより、サーバ１０３
は、消費者のアカウントとパスワードを作成する。さら
に、消費者は、３次元画像７０３の登録を行う。図７に
示すように、消費者の自宅にビデオカメラ７０１がある
場合は、ビデオカメラ７０１でぐるりと消費者自らを撮
影し、撮影データをサーバ１０３に送信すると、３次元
画像７０３を作成することができる。また、ビデオカメ
ラ７０１がない場合は、コンビニエンスストアなどに設
置された３次元画像作成・登録システムを利用する。な
お、３次元画像７０３の登録の際に、身長、バスト、ウ
エスト、ヒップなどのサイズも登録する。３次元画像７
０３の登録は、アカウントを持っていればいつでも行う
ことができ、消費者の体型の変化に伴って登録しなおす
ことができる。

【００３９】また、消費者は、すでに持っている服飾品
についても３次元画像の登録を行っておく。登録方法
は、消費者自らの３次元画像７０３を作成した方法と同
様に、自宅のビデオカメラ７０１で撮影し、撮影データ
をサーバ１０３に送信する。又は、コンビニエンススト
アに設置された３次元画像作成・登録システムを使用す
る。これにより、あとですでに持っている服飾品とのコ
ーディネートを行うことができる。なお、これらの個人
情報は、データベース１０４に記憶されているが、消費
者本人のみ自らの個人情報をＩＣカードやフロッピー
(登録商標)に取り込み記憶させることができる。

【００４０】「フィッティング」ボタンをクリックする
と、サーバ１０３は、ログイン画面を表示するので、消
費者は、消費者側の端末１０１からアカウントとパスワ
ードを入力し、ログインを行う。続いて、データベース
１０４に登録された個人情報を呼び出してフィッティン
グが行われる。図８に示すように、フィッティングの結
果８０２は、消費者の３次元画像７０３と希望の商品が
コンピュータグラフィックスにより合成されて表示され
る。フィッティングの結果８０２は、マウスを用いてド
ラッグすることにより正面だけでなく、側面や背面から
も確認することができる。また、「コメント」ボタンを
クリックすることにより「似合っている」「サイズが合
っていない」「他の色の組み合わせはどうか」等のコメ
ント８０３を得ることができる。さらに、フィッティン
グの結果８０２に様々な背景（パーティ会場、海、山
等）を付し、その場に即した格好かを確認することがで
きる。消費者が購入する場合は、画面右下の「購入」ボ
タンをクリックする。

【００４１】続いて、購入した商品に合うような商品を
検索する。この場合は、アンサンブルに合うようなスカ
ートを検索することにする。消費者は、検索画面に戻
り、検索条件を新たに打ち込み、検索要求を行う。先程
と同様に検索条件に合ったスカートの一覧が表示された
のち、消費者は、一覧の中から希望の商品を選び、フィ
ッティングを行う。ここで、例えば、コメントで「ちょ
っと小さいのでワンサイズ大きいものを試しますか？」
と聞かれ、これに応じる場合は、「はい」ボタンを選択
してフィッティングしなおす。その結果、「よく似合っ
ています」等のコメントがされ、消費者に合ったサイズ
のスカートを見つけることができる。

【００４２】次に、「コーディネート」ボタンをクリッ
クする。サーバ１０３は、図９に示すような画面に切り
替え表示する。この場合は、「購入予定の服」を選択し
て、先程のスカートと合わせてみると、コーディネート
したフィッティングの結果が表示される。

【００４３】また、消費者は、今回購入予定のアンサン
ブルとのコーディネートを考えるために、あらかじめ登
録しておいたすでに持っているスカートとコーディネー
トしてフィッティングを行ってみる。図９に示すよう
に、「コーディネートを楽しむ」画面９０２において、
まず購入予定のアンサンブルを選択する。次に、「手持
ちの服」を選択すると、登録された服の一覧が表示され
るので、その中から合わせてみたいスカートを選択し、
「コーディネート」ボタンをクリックすると、図１０に
示すように、コーディネートしたフィッティングの結果
１００２が表示される。先程と同様に、コメント１００
３を得ることもできる。フィッティングの結果１００２
は、ダウンロードしてプリントアウトすることも可能で
あり、個人的なカタログ作成や日常でのコーディネート
に役立てることもできる。

【００４４】消費者は、購入終了のため、「最終申請」
ボタンをクリックする。図１１に示すように、購入予定
の商品の一覧１１０２及び合計金額１１０３が表示され
る。最後に「購入しますか」１１０４の「はい」ボタン
をクリックして購入を終了する。ここで、「いいえ」ボ
タンをクリックすると購入を取りやめる商品を選択する
ことができる。

【００４５】また、消費者が各画面において気に入った
商品の販売会社名をクリックすると、サーバ１０３は、
すでに販売会社によって登録されている店舗情報やバー
ゲン情報を表示する。これにより、消費者は、各販売会
社の店舗情報やバーゲン情報を入手することができる。

【００４６】購入の最終申請後、消費者の購入の情報
は、サーバ１０３から各販売会社へ送信される。消費者
の購入の情報を受けて、販売会社は、消費者が購入した
商品を消費者の自宅へと発送する。又は、消費者が店舗
情報を入手して、後日その店舗で購入する。商品の代金
の支払に関しては、アカウント取得の際に登録したクレ
ジットカードからの引き落とし、又は商品到着時に現金
払い、銀行振込などによって行われる。処理は、決済サ
ーバ１０５で行われる。

【００４７】なお、消費者の購入の情報は、個人情報と
して、データベース１０４に自動的に記憶される。これ
により次回の購入の際にも、購入した商品とのコーディ
ネートを行うことができる。

【００４８】また、消費者は、自宅からネットワークを
介してコーディネートシステムを利用するだけでなく、
任意な場所で利用することができ、例えば、デパート等
の店舗においても、すでに持っている服飾品とのコーデ
ィネートを考える際等に利用することもできる。

【００４９】個人情報を開くには、サーバ１０３にログ
インしてもよいし、又はＩＣカード等に記憶させてある
情報を読み込んでもよい。ＩＣカードの方が通信時間を
短縮でき、処理のスピードアップ化を図ることができ
る。しかし、情報を最新のものにするためには、こまめ
に取り込み保存をしておかなくてはならない。なお、コ
ーディネートシステムの課金方法としては、消費者の個
人情報登録料、販売会社の販売する商品や店舗情報の登
録料、広告料等が考えられる。

【００５０】コーディネートシステムは、消費者が画面
上の「コメント」ボタンをクリックすることにより、コ
ーディネート結果に対するコメント（「似合っている」
「他の組み合わせはどうか」等）を手軽に得ることがで
きる。このコーディネート判断手段は次のような構成か
らなっている。まず、カラーコーディネートは、白と黒
は○、といったように基準となるものを記憶させてお
く。そしてその同系色も○等詳しく組み込む。この記憶
により、コーディネートは、似合う、似合わないの判断
を行う。シルエット等も同様にＡラインは○等記憶さ
せ、そのラインに沿っているかで判断を行うようにす
る。また、体型別にも「背の高い人には□□□」「背の
低い人には△△△」等入力しておけば、スタイリストが
コメントしているような頼りになる判断手段を構成する
ことができる。なお、この判断基準はその年の流行に沿
うようにアップデートされるものとする。さらに、フィ
ッティング結果に対して、様々な背景（パーティ会場、
海、山、ショッピング等）を付すことができ、それぞれ
の場面に即したコーディネートとなっているかをも確認
することができる。背景を付すことにより、自分の目で
場面に即したコーディネートかを判断できるが、更にそ
れぞれの服飾品に「パーティー用」「アウトドア用」等
を入力しておけば、コメント画面によりアドバイスを受
けることが可能となる。

【００５１】なお、以上は、服飾品購入の場合について
説明したが、室内装飾具やその他の商品購入の場合につ
いても同様のシステムが構築できることは明らかであ
る。ここでは、室内装飾具をする場合について以下に説
明する。

【００５２】まず、消費者は、自宅の部屋の室内や室内
装飾具の３次元画像を登録する必要がある。消費者は、
室内をビデオカメラで撮影し、自宅のＰＣ等からネット
ワークを介してサーバ１０３に接続し、室内の撮影デー
タをサーバ１０３に送信する。また、消費者は、レイア
ウト変更で動かす可能性のある室内装飾具もビデオカメ
ラで撮影し、撮影データをサーバ１０３に送信する。サ
ーバ１０３は、送信された撮影データから室内の３次元
画像を作成し、データベース１０４に記憶させることに
より登録する。

【００５３】一方、室内装飾具の販売会社は、同様に、
ＰＣ等からネットワークを介してサーバ１０３に接続し
て、商品の３次元画像の登録を行う。

【００５４】消費者は、サーバ１０３に接続し、希望の
室内装飾具を検索する。図１２に示すように検索条件に
あった商品の一覧１２０２から希望の商品があれば、こ
れを選択し、「コーディネート」ボタンをクリックして
自宅の部屋とのコーディネートを行う。消費者は、図１
３に示すように表示されたコーディネートの結果１３０
２を見て、室内に設置したときの状況を確認することが
できる。また室内装飾具をマウスで動かして、レイアウ
トを検討することもできる。さらに、ズーム機能１３０
４により、部屋全体を見渡したり、一部だけを大きく写
して確認することができる。消費者は、商品を購入した
い場合には、「購入」ボタンをクリックすることにより
購入することができる。なお、商品の代金の支払に関し
ては、アカウント取得の際に登録したクレジットカード
からの引き落とし等によって行われる。

【００５５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
消費者は、雑誌等で見るよりもイメージを明確にするこ
とができ、また、すでに持っている服飾品等及び様々な
背景とも合わせてみることができるので、着回しできる
か、調和が取れているか等を購入前に確認することがで
きる。その結果、消費者が事前にイメージを確認できる
ため、失敗又は返品・交換の割合の低下を図ることがで
き、販売会社にとって、服飾品等の販売の促進に役立
つ。さらに、消費者は、買い物時間の短縮が図れ、手軽
に好きな時間や場所で買い物を楽しむこともできる。

【００５６】その他、服飾品については、一度に様々な
ブランドの服や靴を合わせることができる。室内装飾具
については、部屋の模様替えの場合でも、コーディネー
トシステムを利用することでイメージを確認できるた
め、より調和の取れた部屋をコーディネートすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のネットワーク上のコーディネートシス
テムの一実施形態を説明するための構成を示した概略図
である。

【図２】本発明のネットワーク上のコーディネートシス
テムの動作（販売会社が販売する商品登録を行うまで）
を示したフローチャートである。

【図３】本発明のネットワーク上のコーディネートシス
テムの動作（消費者が商品を購入するまで）を示したフ
ローチャートである。

【図４】本発明の販売会社の商品の３次元画像作成を示
す図である。

【図５】本発明の商品の検索画面の表示例を示す図であ
る。

【図６】本発明の検索結果一覧の表示画面の表示例を示
す図である。

【図７】本発明の消費者自らの３次元画像作成を示す図
である。

【図８】本発明のフィッティング結果及びコメントの表
示画面の表示例を示す図である

【図９】本発明のコーディネートの画面の表示例を示す
図である。

【図１０】本発明のコーディネートしたフィッティング
結果及びコメントの表示画面の表示例を示す図である。

【図１１】本発明の商品購入の最終申請画面の表示例を
示す図である。

【図１２】本発明の室内装飾具検索結果一覧の表示画面
の表示例を示す図である。

【図１３】本発明のコーディネート結果及びコメントの
表示画面の表示例を示す図である。

【符号の説明】

１０１ 消費者側の端末 １０２ 販売会社側の端末 １０３ サーバ １０４ データベース １０５ 決済サーバ

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１の利用者の使用する少なくとも１以
   上の第１の端末と、第２の利用者の使用する少なくとも
   １以上の第２の端末と、前記第１及び第２の端末からの
   要求に応じて情報の処理を行うサーバを備えたネットワ
   ーク上のコーディネートシステムであって、 前記第１の端末は、第１の物体の形状を表す情報を入力
   する第１の入力手段を有し、 前記第２の端末は、第２の物体の形状を表す情報を入力
   する第２の入力手段を有し、 前記サーバは、前記第１の物体及び前記第２の物体の形
   状を表す情報に基づいて、コンピュータ内の仮想的に設
   定された空間に、前記第１の物体及び前記第２の物体
   が、前記第１の利用者が所望する空間的位置関係で同一
   空間内に存在する場合の演算処理を行う演算処理手段を
   有することを特徴とするネットワーク上のコーディネー
   トシステム。
2. 【請求項２】 前記サーバの行う処理の結果を出力する
   出力装置を備え、 前記サーバは、 該サーバが内部に有する第１のデータベースに、前記第
   １の利用者が入力する少なくとも１以上の物体の形状を
   表す情報を記憶させる第１の記憶手段と、 前記サーバが内部に有する第２のデータベースに、前記
   第２の利用者が入力する少なくとも１以上の物体の形状
   を表す情報を記憶させる第２の記憶手段と、 前記第１の利用者により選択された前記第１のデータベ
   ース中の前記第１の物体の形状を表す情報と、前記第１
   の利用者により選択された前記第２のデータベース中の
   前記第２の物体の形状を表す情報とに基づいて、コンピ
   ュータ内の仮想的に設定された空間に、前記第１の物体
   及び前記第２の物体が、前記第１の利用者が所望する空
   間的位置関係で同一空間内に存在する場合の演算処理を
   行う演算処理手段とを有し、 前記出力装置は、前記演算処理手段によって処理された
   結果を出力する出力手段を有することを特徴とする請求
   項１に記載のネットワーク上のコーディネートシステ
   ム。
3. 【請求項３】 前記サーバは、前記演算処理手段によっ
   て処理された結果を評価判断する評価判断手段を有する
   ことを特徴とする請求項２に記載のネットワーク上のコ
   ーディネートシステム。
4. 【請求項４】 前記サーバは、前記演算処理手段によっ
   て処理された結果と背景を組み合わせて合成する合成手
   段を有することを特徴とする請求項２又は３に記載のネ
   ットワーク上のコーディネートシステム。
5. 【請求項５】 前記第１の記憶手段は、前記第１のデー
   タベースに前記第１の利用者の購入履歴の情報及び購入
   商品の情報を記憶させることを特徴とする請求項２、３
   又は４に記載のネットワーク上のコーディネートシステ
   ム。
6. 【請求項６】 前記第１の記憶手段は、前記第１のデー
   タベースに前記第１の利用者が所有している物体の３次
   元画像を記憶させることを特徴とする請求項２乃至５の
   いずれかに記載のネットワーク上のコーディネートシス
   テム。
7. 【請求項７】 前記出力手段は、前記演算処理手段によ
   って処理された結果を３次元画像として出力することを
   特徴とする請求項２乃至６のいずれかに記載のネットワ
   ーク上のコーディネートシステム。
8. 【請求項８】 前記第１のデータベースは、第１の利用
   者の３次元画像及び個人情報を含み、前記第２のデータ
   ベースは、商品である服飾品の３次元画像及び店舗情報
   を含むものであって、 前記演算処理手段は、前記第１の利用者の３次元画像
   と、前記第１の利用者により選択された前記第２のデー
   タベース中の前記商品である服飾品の３次元画像とのフ
   ィッティングを行うことを特徴とする請求項２乃至７の
   いずれかに記載のネットワーク上のコーディネートシス
   テム。
9. 【請求項９】 前記第１のデータベースは、第１の利用
   者の部屋や室内装飾具の３次元画像及び個人情報を含
   み、前記第２のデータベースは、商品である室内装飾具
   の３次元画像及び店舗情報を含むものであって、 前記演算処理手段は、前記部屋や室内装飾具の３次元画
   像と、前記第１の利用者により選択された前記第２のデ
   ータベース中の前記商品である室内装飾具の３次元画像
   とのコーディネートを行うことを特徴とする請求項２乃
   至７のいずれかに記載のネットワーク上のコーディネー
   トシステム。
10. 【請求項１０】 第１の利用者の使用する少なくとも１
    以上の第１の端末及び第２の利用者の使用する少なくと
    も１以上の第２の端末からの要求に応じてコーディネー
    トに関する情報の処理を行うネットワーク上のサーバで
    あって、 前記第１の端末から入力された第１の物体及び前記第２
    の端末から入力された第２の物体の形状を表す情報に基
    づいて、コンピュータ内の仮想的に設定された空間に、
    前記第１の物体及び前記第２の物体が、前記第１の利用
    者が所望する空間的位置関係で同一空間内に存在する場
    合の演算処理を行う演算処理手段を有することを特徴と
    するサーバ。
11. 【請求項１１】 前記サーバが内部に有する第１のデー
    タベースに、前記第１の利用者が入力する少なくとも１
    以上の物体の形状を表す情報を記憶させる第１の記憶手
    段と、 前記サーバが内部に有する第２のデータベースに、前記
    第２の利用者が入力する少なくとも１以上の物体の形状
    を表す情報を記憶させる第２の記憶手段と、 前記第１の利用者により選択された前記第１のデータベ
    ース中の前記第１の物体の形状を表す情報と、前記第１
    の利用者により選択された前記第２のデータベース中の
    前記第２の物体の形状を表す情報とに基づいて、コンピ
    ュータ内の仮想的に設定された空間に、前記第１の物体
    及び前記第２の物体が、前記第１の利用者が所望する空
    間的位置関係で同一空間内に存在する場合の演算処理を
    行う演算処理手段とを有することを特徴とする請求項１
    ０に記載のサーバ。
12. 【請求項１２】 前記演算処理手段によって処理された
    結果を評価判断する評価判断手段を有することを特徴と
    する請求項１１に記載のサーバ。
13. 【請求項１３】 前記演算処理手段によって処理された
    結果と背景を組み合わせて合成する合成手段を有するこ
    とを特徴とする請求項１１又は１２に記載のサーバ。
14. 【請求項１４】 前記第１の記憶手段は、前記第１のデ
    ータベースに前記第１の利用者の購入履歴の情報及び購
    入商品の情報を記憶させることを特徴とする請求項１
    １、１２又は１３に記載のサーバ。
15. 【請求項１５】 前記第１の記憶手段は、前記第１のデ
    ータベースに前記第１の利用者が所有している物体の３
    次元画像を記憶させることを特徴とする請求項１１乃至
    １４のいずれかに記載のサーバ。
16. 【請求項１６】 前記第１のデータベースは、第１の利
    用者の３次元画像及び個人情報を含み、前記第２のデー
    タベースは、商品である服飾品の３次元画像及び店舗情
    報を含むものであって、 前記演算処理手段は、前記第１の利用者の３次元画像
    と、前記第１の利用者により選択された前記第２のデー
    タベース中の前記商品である服飾品の３次元画像とのフ
    ィッティングを行うことを特徴とする請求項１１乃至１
    ５のいずれかに記載のサーバ。
17. 【請求項１７】 前記第１のデータベースは、第１の利
    用者の部屋や室内装飾具の３次元画像及び個人情報を含
    み、前記第２のデータベースは、商品である室内装飾具
    の３次元画像及び店舗情報を含むものであって、 前記演算処理手段は、前記部屋や室内装飾具の３次元画
    像と、前記第１の利用者により選択された前記第２のデ
    ータベース中の前記商品である室内装飾具の３次元画像
    とのコーディネートを行うことを特徴とする請求項１１
    乃至１５のいずれかに記載のサーバ。
18. 【請求項１８】 第１の利用者の使用する少なくとも１
    以上の第１の端末と、第２の利用者の使用する少なくと
    も１以上の第２の端末と、前記第１及び第２の端末から
    の要求に応じて情報の処理を行うサーバとによって実施
    されるネットワーク上のコーディネート方法であって、 第１の物体の形状を表す情報を入力する第１の入力ステ
    ップと、 第２の物体の形状を表す情報を入力する第２の入力ステ
    ップと、 前記第１の物体及び前記第２の物体の形状を表す情報に
    基づいて、コンピュータ内の仮想的に設定された空間
    に、前記第１の物体及び前記第２の物体が、前記第１の
    利用者が所望する空間的位置関係で同一空間内に存在す
    る場合の演算処理を行う演算処理ステップとを有するこ
    とを特徴とするネットワーク上のコーディネート方法。
19. 【請求項１９】 前記サーバが内部に有する第１のデー
    タベースに、前記第１の利用者が入力する少なくとも１
    以上の物体の形状を表す情報を記憶させる第１の記憶ス
    テップと、 前記サーバが内部に有する第２のデータベースに、前記
    第２の利用者が入力する少なくとも１以上の物体の形状
    を表す情報を記憶させる第２の記憶ステップと、 前記第１の利用者により選択された前記第１のデータベ
    ース中の前記第１の物体の形状を表す情報と、前記第１
    の利用者により選択された前記第２のデータベース中の
    前記第２の物体の形状を表す情報とに基づいて、コンピ
    ュータ内の仮想的に設定された空間に、前記第１の物体
    及び前記第２の物体が、前記第１の利用者が所望する空
    間的位置関係で同一空間内に存在する場合の演算処理を
    行う演算処理ステップと、 前記演算処理ステップによって処理された結果を出力装
    置により出力する出力ステップとを有することを特徴と
    する請求項１８に記載のネットワーク上のコーディネー
    ト方法。
20. 【請求項２０】 第１の利用者の使用する少なくとも１
    以上の第１の端末及び第２の利用者の使用する少なくと
    も１以上の第２の端末からの要求に応じてコーディネー
    トに関する情報の処理を行うネットワーク上のサーバ
    を、前記第１の端末から入力された第１の物体及び前記
    第２の端末から入力された第２の物体の形状を表す情報
    に基づいて、コンピュータ内の仮想的に設定された空間
    に、前記第１の物体及び前記第２の物体が、前記第１の
    利用者が所望する空間的位置関係で同一空間内に存在す
    る場合の演算処理を行う演算処理手段として機能させる
    ためのプログラムを記録した記録媒体。
21. 【請求項２１】 前記サーバを、該サーバが内部に有す
    る第１のデータベースに、前記第１の利用者が入力する
    少なくとも１以上の物体の形状を表す情報を記憶させる
    第１の記憶手段、 前記サーバが内部に有する第２のデータベースに、前記
    第２の利用者が入力する少なくとも１以上の物体の形状
    を表す情報を記憶させる第２の記憶手段、 及び前記第１の利用者により選択された前記第１のデー
    タベース中の前記第１の物体の形状を表す情報と、前記
    第１の利用者により選択された前記第２のデータベース
    中の前記第２の物体の形状を表す情報とに基づいて、コ
    ンピュータ内の仮想的に設定された空間に、前記第１の
    物体及び前記第２の物体が、前記第１の利用者が所望す
    る空間的位置関係で同一空間内に存在する場合の演算処
    理を行う演算処理手段として機能させるためのプログラ
    ムを記録した請求項２０に記載の記録媒体。