JP2003030045A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JP2003030045A
JP2003030045A JP2001215755A JP2001215755A JP2003030045A JP 2003030045 A JP2003030045 A JP 2003030045A JP 2001215755 A JP2001215755 A JP 2001215755A JP 2001215755 A JP2001215755 A JP 2001215755A JP 2003030045 A JP2003030045 A JP 2003030045A
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memory
data
buffer
external device
sector
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JP2001215755A
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Kazuto Tazaki
和人 田崎
Yoshimi Watanabe
芳美 渡辺
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Hitachi Communication Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より高速にデータの書き込み処理を行なうこと
のできる不揮発性半導体メモリを用いた記憶装置を提供
する。 【解決手段】主制御部1は、フラッシュメモリ2〜2
のうちの少なくとも2つに対し連続して消去命令を発
行する場合、メモリIF部3を介して、命令発行先のフ
ラッシュメモリ2へのセレクト信号線74を選択状態
に遷移させて、消去命令をバス73より送出する。消去
命令の送出が完了したならば、レディ/ビジィ信号線7
5がビジィ状態からレディ状態へ遷移するのを待つこと
なく、フラッシュメモリ2へのセレクト信号線74を
選択状態から非選択状態に戻す。そして、直ちに、次の
命令発行先のフラッシュメモリ2x+1へのセレクト信
号線74を選択状態に遷移させ、消去命令をバス73よ
り送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体メ
モリを用いた記憶装置に関し、特に、交換機システムの
外部記憶装置として好適な記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】局データや交換機システムのシステムフ
ァイルなどを記憶する、交換機システムの外部記憶装置
として、ハードディスク装置が使われることが多い。し
かし、ハードディスク装置は、駆動系などのメカ部品を
多用して構成されており、高信頼性が要求される交換機
システムの外部記憶装置として使用するためには、定期
的なメンテナンスや交換が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不揮発性半
導体メモリは、ハードディスク装置に比べメカ部品が少
なく、故障等も少ない。また、不揮発性半導体メモリに
は、セクタの書き換え回数に制限があるが、セクタの書
き換え回数を平均化することにより不揮発性半導体メモ
リの寿命を延命させる技術も提案されている。このた
め、メンテナンスの負担を軽減すべく、不揮発性半導体
メモリを利用した記憶装置を交換機システムの外部記憶
装置として用いることも考えられる。
【0004】しかし、不揮発性半導体メモリへのデータ
書き込みには、そのデータ書き込み対象セクタに記憶さ
れているデータを一旦消去してから、データを書き込む
必要がある。そして、複数の不揮発性半導体メモリを共
通のメモリバスで接続して記憶装置を構成した場合にお
いて、データ書き込み対象セクタが複数の不揮発性半導
体メモリにわたる場合、従来は、上記の消去処理を、あ
る不揮発性半導体メモリに対する消去処理が完了してか
ら、次の不揮発性半導体メモリに対する消去処理を開始
するといったように、前記複数の不揮発性半導体メモリ
に対して順番に行なっている。このため、データ書き込
み処理に要する処理時間が長くなってしまう。
【0005】また、不揮発性半導体メモリでは、データ
書き込み処理後に、不揮発性半導体メモリのステータス
を確認することで、データ書き込み対象セクタの欠陥の
有無をチェックしている。しかし、このステータス確認
では、書き込んだデータ中のビット「1」の不揮発性半
導体メモリでの書き込み位置をチェックすることで、デ
ータ書き込み対象セクタの欠陥の有無をチェックしてい
る。ビット「0」の不揮発性半導体メモリでの書き込み
位置についてはチェックされない。これでは、不揮発性
半導体メモリの故障モードの1つであるビット干渉によ
り、不揮発性半導体メモリに書き込むべきビット「1」
がビット「0」として書き込まれてしまう現象(いわゆ
るビット化け)を検出できない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的の1つは、より高速にデータの書
き込み処理を行なうことのできる不揮発性半導体メモリ
を用いた記憶装置を提供することにある。また、本発明
の目的の他の1つは、より確実にデータの書き込みエラ
ーを検出できる不揮発性半導体メモリを用いた記憶装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の記憶装置は、複数の電気的に書き換え可能
な不揮発性半導体メモリと、前記複数の不揮発性半導体
メモリとのインターフェースをとるメモリインターフェ
ース部と、主制御部と、を備える。
【0008】そして、前記メモリインターフェース部
は、少なくとも、前記複数の不揮発性半導体メモリに共
通のメモリバスと、前記複数の不揮発性半導体メモリ毎
に設けられたセレクト信号線とを介して、前記複数の不
揮発性半導体メモリに接続されている。また、前記主制
御部は、前記複数の不揮発性半導体メモリのうちの少な
くとも2つに対し連続して消去命令を発行する場合、前
記メモリインターフェース部を介して、命令発行先の前
記不揮発性半導体メモリへの前記セレクト信号線を選択
状態として、消去命令を前記メモリバスより送出し、前
記消去命令の送出が完了したならば、前記命令発行先の
前記不揮発性半導体メモリでの消去処理が完了するのを
待つことなく、前記命令発行先の前記不揮発性半導体メ
モリへの前記セレクト信号線を選択状態から非選択状態
に戻して、次の命令発行先の前記不揮発性半導体メモリ
への前記セレクト信号線を選択状態として、消去命令を
前記メモリバスより送出する。
【0009】このように構成すれば、ある不揮発性半導
体メモリに対する消去処理が完了するのを待つことな
く、次の不揮発性半導体メモリに対する消去処理を開始
するので、複数の不揮発性半導体メモリに対する消去処
理を従来に比べて高速化できる。したがって、より高速
にデータの書き込み処理を行なうことが可能となる。
【0010】また、上記課題を解決するために、本発明
の記憶装置は、主制御部と、少なくとも1つの電気的に
書き換え可能な不揮発性半導体メモリと、前記複数の不
揮発性半導体メモリとのインターフェースをとるメモリ
インターフェース部と、外部装置とのインターフェース
をとる外部装置インターフェース部と、前記主制御部よ
りの指示に従い、前記外部装置インターフェース部およ
び前記メモリインターフェース部と協調して、前記外部
装置よりのデータを前記不揮発性半導体メモリに転送す
るメモリアクセスコントローラと、前記外部装置インタ
ーフェース部を介して前記外部装置より送られてきたデ
ータを一時格納するための第1のバッファと、前記メモ
リインターフェース部を介して前記不揮発性半導体メモ
リより送られてきたデータを一時格納するための第2の
バッファと、を備える。
【0011】そして、前記メモリアクセスコントローラ
は、前記主制御部よりの指示に従い、前記外部装置より
のデータを前記第1のバッファに格納し、当該データを
前記第1のバッファから読み出して前記不揮発性半導体
メモリに転送すると共に、前記主制御部によって前記不
揮発性半導体メモリから読み出された、前記不揮発性半
導体メモリに転送したデータを、前記第2のバッファに
格納し、前記第2のバッファに格納したデータと、前記
第1のバッファに格納されている、前記不揮発性半導体
メモリに転送したデータとを比較して、前記不揮発性半
導体メモリへの書き込みエラーを検出する。
【0012】このように構成すれば、データが前記不揮
発性半導体メモリに正しく書き込まれたか否かをより正
確に確認することができる。
【0013】なお、上記構成の記憶装置において、前記
主制御部は、前記メモリアクセスコントローラによって
前記不揮発性半導体メモリへの書き込みエラーが検出さ
れた場合、前記第1のバッファに格納されているデータ
を記憶した前記不揮発性半導体メモリのセクタを、欠陥
セクタとして管理するとよい。そして、前記メモリアク
セスコントローラに、前記第1のバッファに格納されて
いるデータを前記不揮発性半導体メモリに再度転送させ
て、前記不揮発性半導体メモリに予め用意しておいた代
替セクタへ書き込むとよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態が適用された
記憶装置の概略構成図である。
【0016】図示するように、本実施形態の記憶装置
は、複数のフラッシュメモリ2〜2 と、複数のフラ
ッシュメモリ2〜2とのインターフェースをとるメ
モリIF部3と、交換機システムの制御装置などの外部
装置とのインターフェースをとる外部装置IF部4と、
第1バッファ61と、第2バッファ62と、メモリアク
セスコントローラ5と、上記の各装置を統括的に制御す
る主制御部1とを備える。
【0017】メモリIF部3は、フラッシュメモリ2
〜2に共通のバス73と、フラッシュメモリ2〜2
毎に設けられたセレクト信号線74と、フラッシュメ
モリ2〜2に共通のレディ/ビジィ信号線75とを
介して、フラッシュメモリ2 〜2に接続されてい
る。バス73は、フラッシュメモリ2〜2へ読み書
きすべきデータの転送、および、消去命令や書き込み命
令や読み出し命令などのフラッシュメモリ2〜2
対する各種命令の転送のために使用される。セレクト信
号線74は、バス73を利用可能とするフラッシュメモ
リ2〜2を選択するために使用される。そして、レ
ディ/ビジィ信号線75は、フラッシュメモリ2〜2
の動作状態(レディかビジィか)を伝えるために使用
される。
【0018】ここで、各フラッシュメモリ2〜2
レディ/ビジィ信号出力端子は、オープンコレクタとな
っており、各フラッシュメモリ2〜2のいずれか1
つでも、ビジィ(レディ/ビジィ信号出力端子が短絡状
態すなわちロー出力)であれば、メモリIF部3にはビ
ジィ状態が伝えられるように構成されている。なお、各
フラッシュメモリ2〜2のレディ/ビジィ信号出力
端子をオープンコレクタで構成する代わりに、レディ/
ビジィ信号線75をワイアードオアで構成し、各フラッ
シュメモリ2〜2のいずれか1つでもビジィであれ
ば、メモリIF部3にビジィ状態が伝えられるようにし
てもよい。
【0019】メモリIF部3、外部装置IF部4、第1
バッファ61、第2バッファ62およびメモリアクセス
コントローラ5は、バス71を介して相互接続されてい
る。ここで、第1バッファ61および第2バッファ62
は、同じメモリを用いて構成されたものであってもよ
い。
【0020】メモリアクセスコントローラ5は、主制御
部1よりの指示に従い、外部装置IF部4およびメモリ
IF部3と協調して、外部装置およびフラッシュメモリ
〜2間のデータ転送を行なう。
【0021】具体的には、フラッシュメモリ2〜2
に記憶されたデータを外部装置へ転送する場合、つま
り、読み出し処理の場合、まず、フラッシュメモリ2
〜2から読み出されたデータを、メモリIF部3を介
して、第1バッファ61に格納する。そして、第1バッ
ファ61へのデータ格納が完了したならば、第1バッフ
ァ61からデータを読み出し、これを外部装置IF部4
を介して、外部装置へ送信する。
【0022】また、外部装置よりのデータをフラッシュ
メモリ2〜2へ転送する場合、つまり、書き込み処
理の場合、まず、外部装置よりのデータを、外部装置I
F部4を介して、第1バッファ61に格納する。そし
て、第1バッファ61へのデータ格納が完了したなら
ば、第1バッファ61からデータを読み出し、これをメ
モリIF部4を介してフラッシュメモリ2〜2へ転
送する。これにより、データがフラッシュメモリ2
に書き込まれる。
【0023】さらに、本実施形態のメモリアクセスコン
トローラ5は、上記の書き込み処理後、主制御部1より
の指示に従い、フラッシュメモリ2〜2から読み出
された、上記の書き込み処理でフラッシュメモリ2
に書き込まれたデータを、メモリIF部3を介し
て、第2バッファ62に格納する。そして、第2バッフ
ァ62へのデータ格納が完了したならば、第1バッファ
61に格納されているフラッシュメモリ2〜2へ転
送したデータと、第2バッファ62に格納したデータと
を読み出して、両者を比較することにより、フラッシュ
メモリ2〜2へデータが適正に書き込まれたか否か
を確認する。もし、適正に書き込まれていない場合は、
その旨を主制御部1に通知する。
【0024】主制御部1は、CPU11と、CPU11
が実行すべき各種プログラムやデータを保持するROM
12と、CPU11のワークエリアとして機能するRA
M14と、を備えて構成されている。ここで、CPU1
1、ROM12、RAM13、メモリIF部3、外部装
置IF部4およびメモリアクセスコントローラ5は、バ
ス72を介して相互接続されている。
【0025】なお、本実施形態において、メモリアクセ
スコントローラ5、外部装置IF部4およびメモリIF
部3は、DMA(Direct Memory Access)機能を有する
ものとする。ここで、メモリアクセスコントローラ5、
外部装置IF部4およびメモリIF部3は、ASIC
(Application Specific Integrated Circuits)、F
PGA(Field Programmable Gate Array)などの集積
ロジックICによりハード的に実現されるものでもよい
し、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)な
どの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでも
よい。
【0026】次に、フラッシュメモリ2〜2の記憶
領域の構造と、主制御部1が管理するフラッシュメモリ
〜2の記憶領域のアドレスとについて説明する。
【0027】図2は、フラッシュメモリ2〜2の記
憶領域の構造例を示す図である。
【0028】図示するように、各フラッシュメモリ2
〜2の記憶領域は、複数のセクタ20で構成される。
セクタ20は、フラッシュメモリに対する消去、書き込
みおよび読み出しの単位となる領域である。一般に、デ
ータを格納するためのユーザデータ領域と、このデータ
に付与した誤り訂正符号(ECC)を格納するためのE
CC領域とで構成される。このような複数のセクタ20
で構成される記憶領域には、外部装置がデータの記憶の
ために利用できる領域であるユーザ領域21と、ユーザ
領域21内に発生した欠陥セクタの代替セクタとして使
用するための代替領域22と、ユーザ領域21内に発生
した欠陥セクタと、当該欠陥セクタのために代替領域2
2内に用意した代替セクタとの対応関係を管理するため
の管理領域23と、が設けられている。本実施形態で
は、フラッシュメモリ2〜2の全てについて、ユー
ザ領域21、代替領域22および管理領域23のセクタ
20への割り当てを同じにしている。
【0029】図3は、ユーザ領域21に発生した欠陥セ
クタと、この欠陥セクタを管理するために管理領域23
に記憶されるデータと、この欠陥セクタの代替のために
代替領域22に用意される代替セクタとの関係を説明す
るための図である。
【0030】図示するように、管理領域23には、ユー
ザ領域21内に発生した欠陥セクタ各々のセクタドレス
が、欠陥セクタの発生順番に従って登録されている。ま
た、代替領域22には、ユーザ領域21内に発生した欠
陥セクタ各々の代替セクタが、管理領域23での欠陥セ
クタアドレスの登録順番に従って設けられている。した
がって、主制御部1は、欠陥セクタのセクタアドレスが
管理領域23に何番目に登録されているかを調べること
で、この欠陥セクタの代替セクタが代替領域22の何番
目のセクタに割り当てられているかを知ることができ
る。
【0031】図4は、主制御部1が管理するフラッシュ
メモリ2〜2の記憶領域のアドレスを説明するため
の図である。
【0032】図示するように、主制御部1は、フラッシ
ュメモリ2〜2の記憶領域を、フラッシュメモリ2
〜2の識別情報であるチップアドレス24と、セク
タアドレス25とからなる物理アドレスで管理してい
る。
【0033】本実施形態において、主制御部1は、フラ
ッシュメモリ2〜2の全てについて、ユーザ領域2
2、代替領域23および管理領域24のセクタ20への
割り当てが同じであることを利用して、外部装置より指
定された論理アドレスの物理アドレスへの変換を計算に
より求めるようにしている。
【0034】例えば、フラッシュメモリのセクタ21内
に設けられたユーザデータ領域のサイズが2048バイ
トであり、外部装置が扱うデータサイズの単位(以下、
ユニットと呼ぶ)が1024バイトであるとする。この
場合、1セクタに2ユニットが格納されることになる。
1つのフラッシュメモリ内のユーザ領域21のセクタ数
をmとし、論理アドレス/2mの計算式より求められる
商をa、余りをbとすると、論理アドレスの対応する物
理アドレスは、チップアドレス=a、セクタアドレス=
(ユーザ領域21の開始セクタドレス+b/2)となる。
また、論理アドレスが奇数ならば、その論理アドレスが
付与されたユニットは、その論理アドレスの対応する物
理アドレスにより特定されるセクタの前半(前半側のカ
ラムアドレス)に位置する。また、論理アドレスが偶数
ならば、その論理アドレスが付与されたユニットは、そ
の論理アドレスの対応する物理アドレスにより特定され
るセクタの後半(後半側のカラムアドレス)に位置す
る。
【0035】以上、本実施形態の記憶装置の構成につい
て説明した。
【0036】次に、本実施形態の記憶装置の動作につい
て説明する。
【0037】なお、上述したように、外部装置が扱うデ
ータのユニットサイズとフラッシュメモリのセクタサイ
ズとは、必ずしも一致しない。ユニットサイズがセクタ
サイズよりも小さい場合、フラッシュメモリの消去処理
等にいわゆる書き戻し処理(例えば、1セクタに2ユニ
ットが含まれているような場合において、そのうちの1
ユニットのみ消去する場合に、残りの1ユニットをメモ
リ等に一旦退避させ、セクタデータ消去後に、この退避
させたユニットのデータを書き戻す処理)が必要となる
ことがある。しかし、以下の動作説明では、本発明の理
解を容易にするために、ユニットサイズとセクタサイズ
とが一致するものとして説明する。
【0038】本実施形態の記憶装置は、使用開始時に、
フラッシュメモリ2〜2の欠陥セクタを検出し管理
するための処理(初期欠陥セクタ検出処理)を行なう。
【0039】図5は、初期欠陥セクタ検出処理の動作シ
ーケンスを示す図である。
【0040】(1)第1バッファ転送処理S501 主制御部1は、予め定められた順番に従いフラッシュメ
モリ2(1≦x≦n)を選択し、このフラッシュメモ
リ2のユーザ領域21からセクタデータを読み出す。
【0041】具体的には、メモリIF部3を介して、フ
ラッシュメモリ2のセレクト信号線74を選択状態に
する。それから、メモリIF部3およびバス73を介し
て、このフラッシュメモリ2に、セクタアドレスを伴
う読み出し命令(READ)を送出し、その後、メモリIF
部3およびメモリアクセスコントローラ5に対して、D
MA起動(DMA)を命令し、バス73、メモリIF部3
およびバス71を介して、第1バッファ61にセクタデ
ータ(DATA)を格納する。
【0042】(2)比較処理S502 主制御部1は、バス72を介して、メモリアクセスコン
トローラ5に対して、初期欠陥セクタ検出のための比較
命令(COMPARE)を送出する。これを受けて、メモリア
クセスコントローラ5は、第1バッファ61に格納され
たセクタデータの所定カラムアドレスのデータ値が、未
使用状態のフラッシュメモリに記憶されている正常デー
タ(この正常データは、例えばフラッシュメモリの製造
・出荷時等に記憶される)と一致するか否かを調べ、そ
の結果(RESULT)を主制御部1に通知する。
【0043】主制御部1は、メモリアクセスコントロー
ラ5より通知された比較結果がNGの場合、このセクタ
データの物理アドレス(チップアドレスおよびセクタア
ドレス)を欠陥セクタドレスとして管理する。
【0044】具体的には、フラッシュメモリ毎に欠陥セ
クタアドレス管理テーブルをRAM13等に予め用意し
ておく。そして、比較結果NGが通知されたセクタのチ
ップアドレスにより特定されるフラッシュメモリ2
欠陥セクタアドレス管理テーブルに、このセクタのセク
タアドレスを登録する。このとき、欠陥セクタアドレス
管理テーブルに、少なくとも1つのセクタアドレスが既
に登録されているならば、登録すべきセクタドレスの順
番が登録済みのセクタアドレスの次となるように登録す
る。
【0045】それから、主制御部1は、現在選択してい
るフラッシュメモリ2について、ユーザ領域21内の
全てのセクタに対し、上記の比較処理が完了したか否か
を調べる。完了していないならば、S501に戻り、現
在選択しているフラッシュメモリ2のユーザ領域21
から、上記の比較処理を行なったセクタの次のセクタデ
ータを読み出す。一方、完了している場合は、全てのフ
ラッシュメモリ2に対して、上記の比較処理が完了し
たか否かをさらに調べ、完了していないならば、前記予
め定められた順番上、現在選択しているフラッシュメモ
リ2の次のフラッシュメモリ2x+1を新たに選択
し、この新たに選択したフラッシュメモリ2x+1のユ
ーザ領域21からセクタデータを読み出す。
【0046】以上のようにして、全てのフラッシュメモ
リ2〜2について、ユーザ領域21に発生している
欠陥セクタを検出し、欠陥セクタのセクタアドレスを欠
陥セクタアドレス管理テーブルに登録する。
【0047】(3)連続消去処理S503 主制御部1は、全てのフラッシュメモリ2〜2の管
理領域23内のセクタデータを順番に消去する(連続消
去処理)。この連続消去処理については、後で詳述す
る。
【0048】(4)書き込み処理S504 主制御部1は、予め定められた順番に従いフラッシュメ
モリ2(1≦x≦n)を選択し、選択したフラッシュ
メモリ2の欠陥セクタアドレス管理テーブルの内容
を、前記選択したフラッシュメモリ2の管理領域23
に書き込む。
【0049】具体的には、メモリIF部3を介して、前
記選択したフラッシュメモリ2のセレクト信号線74
を選択状態にする。それから、メモリIF部3およびバ
ス73を介して、前記選択したフラッシュメモリ2
に、セクタアドレスを伴う書き込み命令(WRITE)を
送出し、その後、メモリIF部3に対してDMA起動
(DMA)を命令し、バス72、メモリIF部3およびバ
ス73を介して、RAM13等に記憶されている、前記
選択したフラッシュメモリ2の欠陥セクタアドレス管
理テーブルの内容(DATA)を、前記選択したフラッシュ
メモリ2の管理領域23に書き込む。
【0050】上記の処理を、全てのフラッシュメモリ2
〜2について、対応する欠陥セクタアドレス管理テ
ーブルの内容が管理領域23に書き込まれるまで繰り返
す。
【0051】なお、本実施形態の記憶装置は、使用中に
おいて、定期的に、あるいは、ユーザの指示等の所定の
イベント発生時に、上記のS503およびS504の処
理を行なう。これにより、主制御部1が管理している各
フラッシュメモリ2〜2の欠陥セクタアドレス管理
テーブルの内容と、各フラッシュメモリ2〜2のの
管理領域23の登録内容との同期をとるようにしてい
る。
【0052】次に、外部装置よりの依頼に従い、フラッ
シュメモリ2〜2からデータを読み出して外部装置
へ送信する処理(読み出し処理)について説明する。
【0053】図6は、読み出し処理の動作シーケンスを
示す図である。
【0054】(1)第1バッファ転送処理S601 主制御部1は、外部装置IF部4を介して、外部装置か
らデータの読み出し命令を受けたことを検出すると、外
部装置より指定された読み出し対象データの論理アドレ
スを物理アドレスに変換する。
【0055】次に、主制御部1は、変換した物理アドレ
スのチップアドレスが示すフラッシュメモリ2(1≦
x≦n)を選択し、このフラッシュメモリ2のユーザ
領域21から、前記変換した物理アドレスのセクタアド
レスが示すセクタデータを読み出して、第1バッファ6
1に格納する。このとき、主制御部1は、前記選択した
フラッシュメモリ2の欠陥セクタアドレス管理テーブ
ルに、前記変換した物理アドレスのセクタアドレスが登
録されているならば、前記セクタアドレスの欠陥セクタ
アドレス管理テーブルでの登録順番より代替セクタアド
レスを特定し、前記選択したフラッシュメモリ2の代
替領域22から前記代替セクタアドレスのセクタデータ
を読み出して、第1バッファ61に格納する。
【0056】具体的には、メモリIF部3を介して、前
記選択したフラッシュメモリ2のセレクト信号線74
を選択状態にする。それから、メモリIF部3およびバ
ス73を介して、前記選択したフラッシュメモリ2
に、前記変換した物理アドレスのセクタアドレス、あ
るいは、このセクタアドレスの欠陥セクタアドレス管理
テーブルでの登録順番によって特定される代替セクタア
ドレスを伴う読み出し命令(READ)を送出し、その後、
メモリIF部3およびメモリアクセスコントローラ5に
対して、DMA起動(DMA)を命令し、バス73、メモ
リIF部3およびバス71を介して、第1バッファ61
にセクタデータ(DATA)を格納する。
【0057】(2)読み出し処理S602 主制御部1は、第1バッファ61に格納したデータを外
部装置に転送する。具体的には、外部装置IF部4およ
びメモリアクセスコントローラ5に対して、DMA起動
(DMA)を命令し、バス71および外部装置IF部4を
介して、第1バッファ61に格納したデータ(DATA)を
外部装置へ転送する。
【0058】それから、主制御部1は、外部装置より指
定された全ての読み出し対象データのフラッシュメモリ
〜2からの読み出しが、完了したか否かを調べ
る。完了していないならば、S601に戻り、残りの読
み出し対象データについて、フラッシュメモリ2〜2
から第1バッファ61へ転送する処理を続ける。
【0059】次に、外部装置よりの依頼に従い、外部装
置よりデータを受け取ってフラッシュメモリ2〜2
に書き込む処理(書き込み処理)について説明する。
【0060】図7は、書き込み処理の動作シーケンスを
示す図である。
【0061】(1)連続消去処理S701 主制御部1は、外部装置IF部4を介して、外部装置か
らデータの書き込み命令を受けたことを検出すると、外
部装置より指定された書き込み対象データの論理アドレ
スを物理アドレスに変換する。
【0062】次に、主制御部1は、変換した物理アドレ
スのチップアドレスが示すフラッシュメモリ2(1≦
x≦n)を選択し、この選択したフラッシュメモリ2
のユーザ領域21内の、前記変換した物理アドレスのセ
クタアドレスが示すセクタデータを消去する。このと
き、主制御部1は、前記選択したフラッシュメモリ2
の欠陥セクタアドレス管理テーブルに、前記変換した物
理アドレスのセクタアドレスが登録されているならば、
前記セクタアドレスの欠陥セクタアドレス管理テーブル
での登録順番より代替セクタアドレスを特定し、前記選
択したフラッシュメモリ2の代替領域22内の、前記
代替セクタアドレスが示すセクタデータを消去する。
【0063】具体的には、メモリIF部3を介して、前
記選択したフラッシュメモリ2のセレクト信号線74
を選択状態にする。それから、メモリIF部3およびバ
ス73を介して、前記選択したフラッシュメモリ2
に、前記変換した物理アドレスのセクタアドレス、あ
るいは、このセクタアドレスの欠陥セクタアドレス管理
テーブルでの登録順番によって特定される代替セクタア
ドレスを伴う消去命令(ERASE)を送出し、前記選択し
たフラッシュメモリ2の前記セクタアドレスあるいは
前記代替セクタアドレスが示すセクタのデータを消去す
る。
【0064】このとき、主制御部1は、外部装置より指
定された全ての書き込み対象データの論理アドレスを、
物理アドレスに変換した結果、前記全ての書き込み対象
データの書き込み領域が、複数のフラッシュメモリに亘
ることが判明した場合、前記複数のフラッシュメモリに
対して、上記の消去処理を順番に行なう(連続消去処
理)。ここで、図5のS503および図7のS701で
行なわれる連続消去処理について詳述する。
【0065】図8は、連続消去処理においてメモリIF
部3およびフラッシュメモリ2〜2間でやり取りさ
れる各種信号のタイミングを示す図である。この図で
は、全てのフラッシュメモリ2〜2に対し、フラッ
シュメモリ2からフラッシュメモリ2への順番で、
連続消去処理を行なう場合を示している。
【0066】まず、主制御部1は、メモリIF部3を介
して、フラッシュメモリ2(1≦y≦n)のセレクト
信号線74を非選択状態(ハイ状態)から選択状態(ロ
ー状態)に遷移させ、メモリIF部3およびバス73を
介して消去命令(ERASE)を送出する。これにより、フ
ラッシュメモリ2は、消去命令により指定された領域
の消去処理を開始すると共に、レディ/ビジィ信号出力
端子をレディ状態(解放状態)からビジィ状態(短絡状
態)に遷移させる。そして、消去処理が完了すると、レ
ディ/ビジィ信号出力端子をビジィ状態からレディ状態
に遷移させる。
【0067】ここで、主制御部1は、フラッシュメモリ
に対する消去命令の送出が完了したならば、フラッ
シュメモリ2での消去処理が完了するのを待つことな
く、つまり、レディ/ビジィ信号線75がビジィ状態か
らレディ状態に遷移するのを待つことなく、メモリIF
部3を介して、フラッシュメモリ2のセレクト信号線
74を選択状態から非選択状態に戻すと共に、フラッシ
ュメモリ2y+1のセレクト信号線74を非選択状態か
ら選択状態に遷移させ、メモリIF部3およびバス73
を介して消去命令(ERASE)を送出する。
【0068】上記の処理をyが1からn-1となるまで
順番に行なうことにより、フラッシュメモリ2〜2
に対して連続消去処理を行なう。
【0069】(2)第1バッファ転送処理S702 主制御部1は、上記のS701において、外部装置より
指定された書き込み対象データの書き込み領域に割り当
てられている全てのフラッシュメモリに対して、消去命
令の送出が完了したならば、前記全てのフラッシュメモ
リでの消去処理が完了するのを待つことなく、つまり、
レディ/ビジィ信号線75がビジィ状態からレディ状態
に遷移するのを待つことなく、外部装置IF部4および
メモリアクセスコントローラ5に対して、DMA起動
(DMA)を命令し、外部装置IF部4およびバス71を
介して、外部装置より受け取った書き込み対象データ
(DATA)を、第1バッファ61に格納する。
【0070】(3)書き込み処理S703 主制御部1は、第1バッファ61に格納されている1セ
クタ分のデータを、このデータの論理アドレスから得ら
れた物理アドレスにより特定される、フラッシュメモリ
のセクタアドレス(ユーザ領域21)へ書き込む。この
とき、主制御部1は、前記フラッシュメモリの欠陥セク
タアドレス管理テーブルに、前記セクタアドレスが登録
されているならば、前記セクタアドレスの欠陥セクタア
ドレス管理テーブルでの登録順番より代替セクタアドレ
スを特定し、前記1セクタ分のデータを、前記フラッシ
ュメモリの前記代替セクタアドレス(代替領域22)へ
書き込む。
【0071】具体的には、メモリIF部3を介して、前
記物理アドレスのチップアドレスにより特定されるフラ
ッシュメモリのセレクト信号線74を選択状態にする。
それから、メモリIF部3およびバス73を介して、前
記フラッシュメモリに、前記物理アドレスのセクタアド
レス、あるいは、このセクタアドレスの欠陥セクタアド
レス管理テーブルでの登録順番によって特定される代替
セクタアドレスを伴う書き込み命令(WRITE)を送出
し、メモリIF部3およびメモリアクセスコントローラ
5に対してDMA起動(DMA)を命令し、バス71、メ
モリIF部3およびバス73を介して、第1バッファ6
1に格納されている1セクタ分のデータ(DATA)を、前
記フラッシュメモリの前記物理アドレスのセクタアドレ
スあるいはその代替セクタアドレスに書き込む。
【0072】(4)第2バッファ転送処理S704 主制御部1は、上記のS703において、フラッシュメ
モリのユーザ領域21に1セクタ分のデータを書き込ん
だ場合、この1セクタ分のデータを読み出して、第2バ
ッファ62に格納する。
【0073】具体的には、メモリIF部3を介して、前
記1セクタ分のデータを書き込んだフラッシュメモリの
セレクト信号線74を選択状態にする。それから、メモ
リIF部3およびバス73を介して、前記フラッシュメ
モリに、前記1セクタ分のデータを書き込んだユーザ領
域21のセクタアドレスを伴う読み出し命令(READ)を
送出し、また、メモリIF部3およびメモリアクセスコ
ントローラ5に対してDMA起動(DMA)を命令して、
バス73、メモリIF部3およびバス71を介して、上
記のS703でフラッシュメモリのユーザ領域21に書
き込んだ1セクタ分のデータ(DATA)を、第2バッファ
62に格納する。
【0074】なお、主制御部1は、上記のS703にお
いて、フラッシュメモリの代替領域22に1セクタ分の
データを書き込んだ場合、フラッシュメモリに未だ書き
込まれていないデータが第1バッファ61に残っている
か否かを調べ、残っているならば、S703に戻って、
フラッシュメモリに未だ書き込まれていないデータのフ
ラッシュメモリへの書き込みを行なう。
【0075】(5)比較処理S705 上記のS704により、データを第2バッファ62へ格
納した場合、主制御部1は、バス72を介して、メモリ
アクセスコントローラ5に対して、ユーザ領域21内に
発生したデータ書き込み先欠陥セクタ検出のための比較
命令(COMPARE)を送出する。これを受けて、メモリア
クセスコントローラ5は、第1バッファ61に格納され
ている、上記のS703にてフラッシュメモリのユーザ
領域21に書き込んだ1セクタ分のデータが、上記のS
704にて第2バッファ62に格納したデータと一致す
るか否かを調べ、その結果(RESULT)を主制御部1に通
知する。
【0076】主制御部1は、メモリアクセスコントロー
ラ5より通知された比較結果がNGの場合、書き込みエ
ラーが発生したものと判断し、このセクタデータの物理
アドレス(チップアドレスおよびセクタアドレス)を欠
陥セクタドレスとして管理する。具体的には、比較結果
NGが通知されたセクタのチップアドレスにより特定さ
れるフラッシュメモリの欠陥セクタアドレス管理テーブ
ルに、このセクタのセクタアドレスを登録する。このと
き、欠陥セクタアドレス管理テーブルに、少なくとも1
つのセクタアドレスが既に登録されているならば、登録
すべきセクタドレスの順番が登録済みのセクタアドレス
の次となるように登録する。それから、主制御部1は、
後述する代替書き込み処理S706を行なう。
【0077】一方、主制御部1は、メモリアクセスコン
トローラ5より通知された比較結果がOKの場合、フラ
ッシュメモリに未だ書き込まれていないデータが第1バ
ッファ61に残っているか否かを調べ、残っているなら
ば、S703に戻って、フラッシュメモリに未だ書き込
まれていないデータのフラッシュメモリへの書き込みを
行なう。
【0078】(6)代替書き込み処理S706 上記のS704により書き込みエラーが発生したものと
判断した場合、主制御部1は、上記のS703にてフラ
ッシュメモリに書き込んだ1セクタ分のデータのセクタ
アドレス(ユーザ領域21)の、前記フラッシュメモリ
の欠陥セクタアドレス管理テーブルでの登録順番より、
前記セクタアドレスの代替セクタアドレスを特定する。
そして、第1バッファ61に格納されている前記1セク
タ分のデータを、前記フラッシュメモリの前記特定した
代替セクタアドレス(代替領域22)へ書き込む。それ
から、主制御部1は、フラッシュメモリに未だ書き込ま
れていないデータが第1バッファ61に残っているか否
かを調べ、残っているならば、S703に戻って、フラ
ッシュメモリに未だ書き込まれていないデータのフラッ
シュメモリへの書き込みを行なう。
【0079】以上、本発明の一実施形態について説明し
た。
【0080】本実施形態において、主制御部1は、フラ
ッシュメモリ2〜2のうちの少なくとも2つに対し
連続して消去命令を発行する場合、メモリIF部3を介
して、命令発行先のフラッシュメモリ2へのセレクト
信号線74を選択状態に遷移させて、消去命令をバス7
3より送出する。消去命令の送出が完了したならば、レ
ディ/ビジィ信号線75がビジィ状態からレディ状態へ
遷移するのを待つことなく、フラッシュメモリ2への
セレクト信号線74を選択状態から非選択状態に戻す。
そして、直ちに、次の命令発行先のフラッシュメモリ2
x+1へのセレクト信号線74を選択状態に遷移させ、
消去命令をバス73より送出する。したがって、あるフ
ラッシュメモリに対する消去処理が完了するのを待つこ
となく、次のフラッシュメモリに対する消去処理を開始
するので、複数のフラッシュメモリに対する消去処理を
従来に比べて高速化できる。このため、フラッシュメモ
リへのデータ書き込みをより高速に行なうことが可能と
なる。
【0081】また、本実施形態において、主制御部1
は、フラッシュメモリ2〜2のうちの少なくとも2
つに対して書き込み命令を発行する場合、メモリIF部
3を介して、少なくとも2つのフラッシュメモリに対し
連続して消去命令を発行し、これらのフラッシュメモリ
での消去処理が完了するのを待つことなく、つまり、レ
ディ/ビジィ信号線75がビジィ状態からレディ状態へ
遷移するのを待つことなく、メモリアクセスコントロー
ラ5に、外部装置よりのデータを第1バッファに格納さ
せる処理を開始させる。このため、フラッシュメモリへ
のデータ書き込みをさらに高速に行なうことが可能とな
る。
【0082】また、本実施形態において、メモリアクセ
スコントローラ5は、主制御部1よりの指示に従い、外
部装置IF部4と協調し、外部装置よりのデータを第1
バッファ61に格納する。それから、メモリIF部3と
協調し、第1バッファ61からデータを読み出して、フ
ラッシュメモリ2〜2に転送し書き込む。また、メ
モリIF部3と協調し、フラッシュメモリ2〜2
書き込んだデータを第2バッファ62に格納し、この第
2バッファ62に格納したデータと、第1バッファ61
に格納されているフラッシュメモリ2〜2に書き込
んだデータとを比較する。したがって、データがフラッ
シュメモリ2〜2に正しく書き込まれたか否かを確
認することができる。
【0083】さらに、本実施形態において、主制御部1
は、メモリアクセスコントローラ5によってフラッシュ
メモリ2〜2への書き込みエラーが検出された場
合、第1バッファ62に格納されているデータを書き込
んだフラッシュメモリ2〜2 のセクタアドレスを、
欠陥セクタのアドレスとして管理している。そして、第
1バッファ61に格納されているこのデータを、書き込
みエラーが検出されたフラッシュメモリ内に予め用意し
ておいた代替セクタへ書き込むようにしている。このよ
うにすることで、より確実にデータの書き込み処理を行
なうことが可能となる。
【0084】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可
能である。
【0085】例えば、上記の実施形態において、メモリ
アクセスコントローラ5に、フラッシュメモリ2〜2
に書き込んだデータを第2バッファ62に格納し、こ
の第2バッファ62に格納したデータと、第1バッファ
61に格納されているフラッシュメモリ2〜2に書
き込んだデータとを比較する処理を、その比較結果がN
Gの場合は、このデータに対して再度行なうようにして
もよい。そして、その比較結果が再度NGの場合にの
み、このデータのフラッシュメモリ2〜2への書き
込みをエラーと判定するようにしてもよい。
【0086】また、本発明は、電気的に書き換え可能な
不揮発性半導体メモリを用いた記憶装置に広く適用でき
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
より高速にデータの書き込み処理を行なうことのできる
不揮発性半導体メモリを用いた記憶装置を提供できる。
また、より確実にデータの書き込みエラーを検出できる
不揮発性半導体メモリを用いた記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された記憶装置の概
略構成図である。
【図2】フラッシュメモリ2〜2の記憶領域の構造
例を示す図である。
【図3】フラッシュメモリ2〜2において、ユーザ
領域21に発生した欠陥セクタと、この欠陥セクタを管
理するために管理領域23に記憶されるデータと、この
欠陥セクタの代替のために代替領域22に用意される代
替セクタとの関係を説明するための図である。
【図4】主制御部1が管理するフラッシュメモリ2
の記憶領域のアドレスを説明するための図である。
【図5】本実施形態の初期欠陥セクタ検出処理の動作シ
ーケンスを示す図である。
【図6】本実施形態の読み出し処理の動作シーケンスを
示す図である。
【図7】本実施形態の書き込み処理の動作シーケンスを
示す図である。
【図8】連続消去処理においてメモリIF部3およびフ
ラッシュメモリ2〜2間でやり取りされる各種信号
のタイミングを示す図である。
【符号の説明】 1…主制御部 2〜2…フラッシュメモリ 3…メモリIF部 4…外部装置IF部 5…メモリアクセスコントローラ 61…第1バッファ 62…第2バッファ 71〜73…バス 74…セレクト信号線 75…レディ/ビジィ信号線
フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA01 GA06 HA01 KA14 KA17 NA06 QA15 5B060 AB17 CA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電気的に書き換え可能な不揮発性半
    導体メモリと、前記複数の不揮発性半導体メモリとのイ
    ンターフェースをとるメモリインターフェース部と、主
    制御部と、を備えた記憶装置であって、 前記メモリインターフェース部は、 少なくとも、前記複数の不揮発性半導体メモリに共通の
    メモリバスと、前記複数の不揮発性半導体メモリ毎に設
    けられたセレクト信号線とを介して、前記複数の不揮発
    性半導体メモリに接続されており、 前記主制御部は、 前記複数の不揮発性半導体メモリのうちの少なくとも2
    つに対し連続して消去命令を発行する場合、前記メモリ
    インターフェース部を介して、命令発行先の前記不揮発
    性半導体メモリへの前記セレクト信号線を選択状態とし
    て、消去命令を前記メモリバスより送出し、前記消去命
    令の送出が完了したならば、前記命令発行先の前記不揮
    発性半導体メモリでの消去処理が完了するのを待つこと
    なく、前記命令発行先の前記不揮発性半導体メモリへの
    前記セレクト信号線を選択状態から非選択状態に戻し、
    次の命令発行先の前記不揮発性半導体メモリへの前記セ
    レクト信号線を選択状態として、消去命令を前記メモリ
    バスより送出することを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記憶装置であって、 外部装置とのインターフェースをとる外部装置インター
    フェース部と、 前記外部装置インターフェース部を介して前記外部装置
    より送られてきたデータを一時格納するためのバッファ
    と、 前記主制御部よりの指示に従い、前記外部装置インター
    フェース部を介して、前記外部装置よりのデータを前記
    バッファに格納し、それから、前記メモリインターフェ
    ース部を介して、前記バッファに格納したデータを前記
    不揮発性半導体メモリに転送するメモリアクセスコント
    ローラと、をさらに有し、 前記主制御部は、 前記複数の不揮発性半導体メモリのうちの少なくとも2
    つに対して前記外部装置よりのデータを書き込む場合、
    前記メモリインターフェース部を介して、前記少なくと
    も2つの不揮発性半導体メモリに対し連続して消去命令
    を発行すると共に、前記少なくとも2つの前記不揮発性
    半導体メモリでの消去処理が完了するのを待つことな
    く、前記メモリアクセスコントローラに、前記外部装置
    よりのデータを前記バッファに格納させる処理を開始さ
    せることを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】主制御部と、少なくとも1つの電気的に書
    き換え可能な不揮発性半導体メモリと、前記複数の不揮
    発性半導体メモリとのインターフェースをとるメモリイ
    ンターフェース部と、外部装置とのインターフェースを
    とる外部装置インターフェース部と、前記主制御部より
    の指示に従い、前記外部装置インターフェース部および
    前記メモリインターフェース部と協調して、前記外部装
    置よりのデータを前記不揮発性半導体メモリに転送する
    メモリアクセスコントローラと、を備えた記憶装置であ
    って、 前記外部装置インターフェース部を介して前記外部装置
    より送られてきたデータを一時格納するための第1のバ
    ッファと、 前記メモリインターフェース部を介して前記不揮発性半
    導体メモリより送られてきたデータを一時格納するため
    の第2のバッファと、をさらに有し、前記メモリアクセ
    スコントローラは、 前記主制御部よりの指示に従い、前記外部装置よりのデ
    ータを前記第1のバッファに格納し、当該データを前記
    第1のバッファから読み出して前記不揮発性半導体メモ
    リに転送すると共に、前記不揮発性半導体メモリから読
    み出された、前記不揮発性半導体メモリに転送したデー
    タを、前記第2のバッファに格納し、前記第2のバッフ
    ァに格納したデータと、前記第1のバッファに格納され
    ている、前記不揮発性半導体メモリに転送したデータと
    を比較して、前記不揮発性半導体メモリへの書き込みエ
    ラーを検出することを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の記憶装置であって、 前記主制御部は、 前記メモリアクセスコントローラによって前記不揮発性
    半導体メモリへの書き込みエラーが検出された場合、前
    記第1のバッファに格納されているデータが書き込まれ
    た前記不揮発性半導体メモリのセクタを、欠陥セクタと
    して管理すると共に、前記メモリアクセスコントローラ
    に、前記第1のバッファに格納されているデータを前記
    不揮発性半導体メモリに再度転送させて、前記不揮発性
    半導体メモリに予め用意しておいた代替セクタへ書き込
    むことを特徴とする記憶装置。
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