JP2003029710A - 有機エレクトロルミネセンス素子の駆動回路 - Google Patents

有機エレクトロルミネセンス素子の駆動回路

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JP2003029710A
JP2003029710A JP2001218883A JP2001218883A JP2003029710A JP 2003029710 A JP2003029710 A JP 2003029710A JP 2001218883 A JP2001218883 A JP 2001218883A JP 2001218883 A JP2001218883 A JP 2001218883A JP 2003029710 A JP2003029710 A JP 2003029710A
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Hitoshi Wakai
仁資 若井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時変化や温度変化に因る有機エレクトロル
ミネセンス素子の発光輝度の低下を抑え、表示品位を高
めることができる有機エレクトロルミネセンス素子の駆
動回路を提供する。 【解決手段】 電流の値に応じた発光輝度にて発光を呈
する有機エレクトロルミネセンス素子10と、この有機
エレクトロルミネセンス素子10の使用時間を計測する
タイマ40と、有機エレクトロルミネセンス素子10の
周囲温度を計測するセンサ50と、有機エレクトロルミ
ネセンス素子10の前記使用時間及び前記周囲温度と前
記発光輝度との関係に関するデータを記憶する記憶部6
0と、タイマ40及びセンサ50からの夫々の信号を監
視して有機エレクトロルミネセンス素子10の発光輝度
の状態を推測しこの推測の結果と前記データとに基づい
て前記発光輝度が略一定の値を維持するように前記電流
の値を調整するコントローラ30とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネセンス素子の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3で示すように、透明基板11上に酸
化インジウム錫(ITO)等の透明導電材料からなる陽
極12,ひとつ以上の層で構成される有機層(少なくと
も有機発光層の単層構造、あるいは、陽極側から正孔注
入層,正孔輸送層及び電子輸送層等の何れかを有機発光
層と共に積層形成した多層構造から成る)13及びアル
ミニュウム(Al)等の金属導電材料からなる陰極14
を少なくとも有する有機エレクトロルミネセンス素子1
0は、例えば特開2001−117525号公報で開示
されている。
【0003】斯かる有機エレクトロルミネセンス素子1
0は、陽極12と陰極14との形状により所定のパター
ンで発光可能となるもので、陽極12と陰極14との間
に数ボルト〜数十ボルトの直流電圧Vdを印加することに
より、有機層13からの前記パターンに応じた発光を透
明基板11を通して見ることができ、薄膜型や分散型の
エレクトロルミネセンス素子と比較して、直流電源によ
る低電圧駆動が可能となる利点を有する。
【0004】陽極12又は陰極14の一方を、表示する
形状に応じた複数の表示画素電極(セグメント)として
分割形成し、他方を共通電極(コモン)として、両電極
間に電源を接続することにより選択発光させる所謂セグ
メント型表示の有機エレクトロルミネセンス素子は、好
みの表示形状を得やすいという利点を有している。図4
では、図3で示した有機エレクトロルミネセンス素子1
0の陽極12をセグメントSeg1〜Seg7とし、陰極14
をコモンComとした場合を示している。
【0005】図5は、図4で示した有機エレクトロルミ
ネセンス素子10の回路構成を示しており、Vccは電流
Iを供給する直流電源、20は直流電源Vccを所定の一
定な印加電圧Vdとして各セグメントSeg1〜Seg7へ電流
I’を供給する定電流回路、21は定電流回路20から
の電流I’を各セグメントSeg1〜Seg7へ供給又は停止
(オン又はオフ)するスイッチ回路であり、定電流回路
20には、セグメントSeg1〜Seg7の面積に応じて各セ
グメントSeg1〜Seg7における電流密度の差が一定の範
囲に入って各セグメントSeg1〜Seg7における発光輝度
が略等しくなるように個別に印加電圧Vdを設定する定電
流部20a〜20gが含まれ、表示選択用スイッチ回路
21には、定電流部20a〜20gとセグメントSeg1
〜Seg7との間に位置するスイッチ21a〜21gを含
む。
【0006】有機エレクトロルミネセンス素子10で
は、コモンComは外部の直流電源Vccとの接続用配線を1
本と、セグメントSeg1〜Seg7の個数だけ配線用電極を
用意し、各セグメントSeg1〜Seg7に設けたスイッチ2
1a〜21gによる電源供給制御、すなわちスタティッ
ク駆動により、所望の表示を実現することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】斯かる有機エレクトロ
ルミネセンス素子10は、長時間発光し続けることによ
り物性が変化し、有機エレクトロルミネセンス素子10
自身の抵抗値が大きくなり、これによりセグメントSeg
1〜Seg7へ流れる電流I’が減少することによって発
光輝度が低下する、所謂経時変化が知られている(例え
ば、特開平10−254410号公報参照)。
【0008】また、図6で示すように、周囲温度T1,
T2,T3(T1>T2>T3)の差異に因り前記経時
変化に差異が生じることを本出願の発明者は実験により
確認した。すなわち図6は、同一仕様の複数の有機エレ
クトロルミネセンス素子10を異なる温度に設定した恒
温槽内で連続発光させた場合における初期輝度を100
%とした際の発光輝度の変化を示しており、設定温度
(周囲温度)が高い場合が低い場合に比べて発光輝度の
低下が早くなった。
【0009】このように、発光輝度が低下することによ
り、発光時間に従い表示が見難くなる場合があり、表示
品位を低下させることになる。
【0010】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、経時変化や温度変化に因る有機エレク
トロルミネセンス素子の発光輝度の低下を抑え、表示品
位を高めることを可能とする有機エレクトロルミネセン
ス素子の駆動回路の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の有機エレクトロ
ルミネセンス素子の駆動回路は、請求項1に記載の通
り、電流の値に応じた発光輝度にて発光を呈する有機エ
レクトロルミネセンス素子と、この有機エレクトロルミ
ネセンス素子の使用時間を計測するタイマと、前記有機
エレクトロルミネセンス素子の周囲温度を計測するセン
サと、前記有機エレクトロルミネセンス素子の前記使用
時間及び前記周囲温度と前記発光輝度との関係に関する
データを記憶する記憶部と、前記タイマ及び前記センサ
からの夫々の信号を監視して前記有機エレクトロルミネ
センス素子の発光輝度の状態を推測しこの推測の結果と
前記データとに基づいて前記発光輝度が略一定の値を維
持するように前記電流の値を調整するコントローラとか
らなる。
【0012】また、請求項2に記載の通り、電流の値に
応じた発光輝度にて発光を呈する有機エレクトロルミネ
センス素子と、この有機エレクトロルミネセンス素子へ
前記電流を供給する定電流回路と、前記有機エレクトロ
ルミネセンス素子の使用時間を計測するタイマと、前記
有機エレクトロルミネセンス素子の周囲温度を計測する
センサと、前記有機エレクトロルミネセンス素子の前記
使用時間及び前記温度と前記発光輝度との関係に関する
データを記憶する記憶部と、前記タイマ及び前記センサ
からの夫々の信号を監視して前記有機エレクトロルミネ
センス素子の発光輝度の状態を推測しこの推測の結果と
前記データとに基づいて前記発光輝度が略一定の値を維
持するように前記定電流回路へ補正信号を出力するコン
トローラとからなる。
【0013】また、請求項3に記載の通り、電流の値に
応じた発光輝度にて発光を呈する有機エレクトロルミネ
センス素子と、前記有機エレクトロルミネセンス素子の
使用時間及び周囲温度と前記発光輝度との関係に関する
データを記憶する記憶部と、前記使用時間又は前記周囲
温度を監視して前記有機エレクトロルミネセンス素子の
発光輝度の状態を推測しこの推測の結果と前記データと
に基づいて前記発光輝度が略一定の値を維持するように
前記電流の値を調整するコントローラとからなる。
【0014】また、請求項4に記載の通り、電流の値に
応じた発光輝度にて発光を呈する有機エレクトロルミネ
センス素子と、この有機エレクトロルミネセンス素子の
使用時間を計測するタイマと、前記有機エレクトロルミ
ネセンス素子の前記使用時間と前記発光輝度との関係に
関するデータを記憶する記憶部と、前記タイマからの信
号を監視して前記有機エレクトロルミネセンス素子の発
光輝度の状態を推測しこの推測の結果と前記データとに
基づいて前記発光輝度が略一定の値を維持するように前
記電流の値を調整するコントローラとからなる。
【0015】特に、請求項1から請求項4において請求
項5に記載の通り、前記データは、前記有機エレクトロ
ルミネセンス素子と同一もしくは同種の有機エレクトロ
ルミネセンス素子を用いて測定して求めた結果に基づい
て記憶部に記憶されている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を、図1,図2に示した実
施の形態に基づき説明するが、前記従来の技術と同一も
しくは相当個所には、同一符号を付して詳細な説明を省
く。また、以下の説明において図1,図2で示されてい
ない個所は、図3〜図6を参照するものとする。
【0017】図1は、本発明に係る有機エレクトロルミ
ネセンス素子の駆動回路を示しており、有機エレクトロ
ルミネセンス素子10と、この有機エレクトロルミネセ
ンス素子10の電極12,14(図示しない)へ電流
I’を供給する定電流回路20と、有機エレクトロルミ
ネセンス素子10と定電流回路20との間に位置するス
イッチ回路21とは、前述した従来の技術と同様であ
り、この定電流回路20には、電流Iを供給する直流電
源Vccが接続されている。
【0018】30は、マイクロコンピュータ等からなる
コントローラであって、外部からの表示信号を受けてス
イッチ回路21を制御するための制御信号を出力する。
この制御信号を受けてスイッチ回路21は、定電流回路
20からの電流I’を各セグメントSeg1〜Seg7へ供給
又は停止(オン又はオフ)する。
【0019】40は、有機エレクトロルミネセンス素子
10の発光時間(使用時間)を計測して時間信号をコン
トローラ30へ出力する使用時間計測用のタイマであ
り、例えば、電源スイッチ(図示しない)の投入から遮
断までの時間を計測したり、前記電源の投入回数を計測
することにより、前記使用時間を計測する。
【0020】50は、有機エレクトロルミネセンス素子
10の周囲温度を計測して温度信号をコントローラ30
へ出力する温度検出用のセンサであり、例えば、有機エ
レクトロルミネセンス10の透明基板11に直接貼り付
けられたサーミスタ等の感温素子からなる。
【0021】斯かる構成において、コントローラ20
は、タイマ40からの時間信号とセンサ50からの温度
信号とを入力して、これらに応じて定電流回路20へ補
正信号を出力して、有機エレクトロルミネセンス素子1
0へ供給する電流I’の値を調整するのであり、以下コ
ントローラ30による調整について説明する。
【0022】有機エレクトロルミネセンス素子10は、
長時間発光し続けることにより物性が変化し、有機エレ
クトロルミネセンス素子10自身の抵抗値が大きくな
り、これによりセグメントSeg1〜Seg7へ流れる電流
I’の値が減少することによって発光輝度が低下する
が、この時間と発光輝度に関する特性を予め時間補正デ
ータとして求め、これを記憶部60に記憶させておく。
【0023】また、前記特性は、周囲温度に応じて変化
し、具体的には、周囲温度が高い場合は低い場合に比べ
て発光輝度の低下が早くなり、この温度に対する低下の
割合を予め温度補正データとして求め、これを記憶部6
0に記憶させておく。
【0024】コントローラ30は、タイマ40とセンサ
50からの夫々の信号を監視して有機エレクトロルミネ
センス素子10の発光輝度の状態を推測し、この結果と
予め記憶しておいた前記データとに基づいて、有機エレ
クトロルミネセンス素子10の発光輝度が略一定の値を
維持するように調整する。
【0025】従って、前者からの信号を計測することに
より累積の時間が長くなるに従って記憶部60に記憶し
た前記時間補正データにより定電流回路20の出力する
電流I’の値を増大させる(図2参照)。
【0026】また、後者からの信号を単位時間単位、例
えば、10分単位で測定し、その単位時間における平均
温度を求めることにより記憶部60に記憶した前記温度
補正データにより前記単位時間経過後から次の前記単位
時間経過までの間に供給する電流I’の値を補正する。
例えば、ある単位時間t1における平均温度a、次の単
位時間t2における平均温度b、次の単位時間t3にお
ける平均温度cとすると、単位時間t1経過後にコント
ローラ30は温度aに対する前記温度補正データを記憶
部60から求め、単位時間t2における電流I’の値を
その温度補正データにて補正するように定電流回路20
を制御する。また、単位時間t2経過後にコントローラ
30は温度bに対する前記温度補正データを記憶部60
から求め、単位時間t3における電流I’の値をその温
度補正データにて補正するように定電流回路20を制御
する。また、単位時間t3経過後にコントローラ30は
温度cに対する前記温度補正データを記憶部60から求
め、それ以降の電流I’の値をその温度補正データにて
補正するように定電流回路20を制御する。従って、a
<b<cの場合、電流I’の値は徐々に大きくなる。
【0027】このように、有機エレクトロルミネセンス
10の使用時間とその周囲温度とに応じて供給される電
流I’の値を補正するようにコントローラ30が定電流
回路20を調整する駆動回路とすることにより、経時変
化や温度変化に因る有機エレクトロルミネセンス10の
発光輝度の低下を抑え、表示品位を高めることができ
る。
【0028】この際に用いられる前記データは、有機エ
レクトロルミネセンス素子10と同一もしくは同種の有
機エレクトロルミネセンス素子を用いて測定して求めた
結果に基づいて記憶部60に記憶されていることによ
り、実際に使用される有機エレクトロルミネセンス素子
10に即した調整が可能となる。
【0029】なお、前記単位時間は、コントローラ30
への設定により任意の値を定めることができる。
【0030】このように、有機エレクトロルミネセンス
素子10の使用時間を計測するタイマ40と有機エレク
トロルミネセンス素子10の周囲温度を計測するセンサ
50からの夫々の信号を監視して有機エレクトロルミネ
センス素子10の発光輝度の状態を推測し、この推測の
結果と予め記憶しておいた前記使用時間及び前記周囲温
度と前記発光輝度との関係に関するデータとに基づい
て、有機エレクトロルミネセンス素子10の発光輝度が
略一定の値を維持するように有機エレクトロルミネセン
ス素子10に供給される電流I’の値を調整することが
有機エレクトロルミネセンス素子10の表示品位を一定
に保つ上で有効であることを示したが、前記使用時間及
び前記周囲温度の何れか一方のみ用い、それと前記発光
輝度との関係に関するデータとに基づいて、有機エレク
トロルミネセンス素子10の発光輝度が略一定の値を維
持するように有機エレクトロルミネセンス素子10に供
給される電流I’の値を調整することも有効であり、前
記周囲温度が大きく変化しない環境で使用されるのであ
れば、前記使用時間を用いることが有効である。
【0031】ところで、有機エレクトロルミネセンス1
0の発光は、実際には従来の技術で説明したように陽極
12と陰極14との間に数ボルト〜数十ボルトの直流電
圧Vdを印加することで行われることから、コントローラ
30による電流I’の値の補正は、定電流回路20の出
力電圧レベルを変動させることにより行われるもので、
前記出力電圧レベルを直接変動させることにより電流
I’の値を変動させることができるし、前記出力電圧が
PWMパルス電圧の場合には、デューティを変動させる
ことにより実行値で定まる前記電圧レベルを変動させて
電流I’の値を変動させることができる。
【0032】なお、前記実施の形態では、陽極12をセ
グメントSeg1〜Seg7、陰極14をコモンComとした
が、反対に、陽極12をコモン、陰極14をセグメント
に構成しても良い。しかし、陽極12の方がパターン形
成に容易であって、表示部となるセグメントを形成する
には好ましい。
【0033】また、前記実施の形態では、表示部として
セグメントSeg1〜Seg7を有するものを示したが、表示
部の形状や個数は前記実施の形態に限定されないことは
言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】本発明の有機EL素子の駆動回路によれ
ば、有機エレクトロルミネセンス素子の使用時間を計測
するタイマと有機エレクトロルミネセンス素子の周囲温
度を計測するセンサからの夫々の信号を監視して有機エ
レクトロルミネセンス素子の発光輝度の状態を推測し、
この推測の結果と予め記憶しておいた前記使用時間及び
前記周囲温度と前記発光輝度との関係に関するデータと
に基づいて、有機エレクトロルミネセンス素子の発光輝
度が略一定の値を維持するように前記有機エレクトロル
ミネセンス素子に供給される電流の値を調整することに
より、経時変化や温度変化に因る有機エレクトロルミネ
センス素子の発光輝度の低下を抑え、表示品位を高める
ことができる(請求項1及び請求項2)。
【0035】前記使用時間及び前記周囲温度の何れか一
方のみ用い、それと前記発光輝度との関係に関するデー
タとに基づいて、有機エレクトロルミネセンス素子の発
光輝度が略一定の値を維持するように有機エレクトロル
ミネセンス素子に供給される電流の値を調整することも
有効であり、この場合には構成を簡略化することができ
る(請求項3)。
【0036】周囲温度が大きく変化しない環境における
使用にあっては、有機エレクトロルミネセンス素子の使
用時間を計測するタイマからの信号を監視して有機エレ
クトロルミネセンス素子の発光輝度の状態を推測し、こ
の推測の結果と予め記憶しておいた前記使用時間と前記
発光輝度との関係に関するデータとに基づいて、有機エ
レクトロルミネセンス素子の発光輝度が略一定の値を維
持するように前記有機エレクトロルミネセンス素子に供
給される電流の値を調整することにより、経時変化や温
度変化に因る有機エレクトロルミネセンス素子の発光輝
度の低下を抑え、表示品位を高めることができる(請求
項4)。
【0037】前記データは、前記有機エレクトロルミネ
センス素子と同一もしくは同種の有機エレクトロルミネ
センス素子を用いて測定して求めた結果に基づいて記憶
部に記憶されていることにより、実際に使用される有機
エレクトロルミネセンス素子に即した調整が可能となる
(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における駆動回路の説明
図。
【図2】 同上における温度特性図。
【図3】 有機エレクトロルミネセンス素子の構造を説
明する要部断面図。
【図4】 同上素子の電極形状を説明する平面図。
【図5】 同上素子の従来の技術の駆動回路の説明図。
【図6】 同上素子の温度特性図。
【符号の説明】
10 有機エレクトロルミネセンス素子 11 基板 12 陽極 13 有機層 14 陰極 30 コントローラ 40 タイマ 50 センサ 60 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/08 H05B 33/08 33/14 33/14 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流の値に応じた発光輝度にて発光を呈
    する有機エレクトロルミネセンス素子と、この有機エレ
    クトロルミネセンス素子の使用時間を計測するタイマ
    と、前記有機エレクトロルミネセンス素子の周囲温度を
    計測するセンサと、前記有機エレクトロルミネセンス素
    子の前記使用時間及び前記周囲温度と前記発光輝度との
    関係に関するデータを記憶する記憶部と、前記タイマ及
    び前記センサからの夫々の信号を監視して前記有機エレ
    クトロルミネセンス素子の発光輝度の状態を推測しこの
    推測の結果と前記データとに基づいて前記発光輝度が略
    一定の値を維持するように前記電流の値を調整するコン
    トローラとからなることを特徴とする有機エレクトロル
    ミネセンス素子の駆動回路。
  2. 【請求項2】 電流の値に応じた発光輝度にて発光を呈
    する有機エレクトロルミネセンス素子と、この有機エレ
    クトロルミネセンス素子へ前記電流を供給する定電流回
    路と、前記有機エレクトロルミネセンス素子の使用時間
    を計測するタイマと、前記有機エレクトロルミネセンス
    素子の周囲温度を計測するセンサと、前記有機エレクト
    ロルミネセンス素子の前記使用時間及び前記温度と前記
    発光輝度との関係に関するデータを記憶する記憶部と、
    前記タイマ及び前記センサからの夫々の信号を監視して
    前記有機エレクトロルミネセンス素子の発光輝度の状態
    を推測しこの推測の結果と前記データとに基づいて前記
    発光輝度が略一定の値を維持するように前記定電流回路
    へ補正信号を出力するコントローラとからなることを特
    徴とする有機エレクトロルミネセンス素子の駆動回路。
  3. 【請求項3】 電流の値に応じた発光輝度にて発光を呈
    する有機エレクトロルミネセンス素子と、前記有機エレ
    クトロルミネセンス素子の使用時間及び周囲温度と前記
    発光輝度との関係に関するデータを記憶する記憶部と、
    前記使用時間又は前記周囲温度を監視して前記有機エレ
    クトロルミネセンス素子の発光輝度の状態を推測しこの
    推測の結果と前記データとに基づいて前記発光輝度が略
    一定の値を維持するように前記電流の値を調整するコン
    トローラとからなることを特徴とする有機エレクトロル
    ミネセンス素子の駆動回路。
  4. 【請求項4】 電流の値に応じた発光輝度にて発光を呈
    する有機エレクトロルミネセンス素子と、この有機エレ
    クトロルミネセンス素子の使用時間を計測するタイマ
    と、前記有機エレクトロルミネセンス素子の前記使用時
    間と前記発光輝度との関係に関するデータを記憶する記
    憶部と、前記タイマからの信号を監視して前記有機エレ
    クトロルミネセンス素子の発光輝度の状態を推測しこの
    推測の結果と前記データとに基づいて前記発光輝度が略
    一定の値を維持するように前記電流の値を調整するコン
    トローラとからなることを特徴とする有機エレクトロル
    ミネセンス素子の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記データは、前記有機エレクトロルミ
    ネセンス素子と同一もしくは同種の有機エレクトロルミ
    ネセンス素子を用いて測定して求めた結果に基づいて記
    憶部に記憶されていることを特徴とする請求項1から請
    求項4の何れかに記載の有機エレクトロルミネセンス素
    子の駆動回路。
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Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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