JP2003029474A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003029474A
JP2003029474A JP2001212321A JP2001212321A JP2003029474A JP 2003029474 A JP2003029474 A JP 2003029474A JP 2001212321 A JP2001212321 A JP 2001212321A JP 2001212321 A JP2001212321 A JP 2001212321A JP 2003029474 A JP2003029474 A JP 2003029474A
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Takeo Tsunemi
常見  健夫
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像流れやピッチムラを防いで高質画像を安
定して得ることができる画像形成装置を提供すること。 【構成】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電手段
と、帯電された前記像担持体表面に画像露光して画像情
報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜
像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段
と、前記トナー像を転写部位にて転写材に転写する転写
手段と、転写材上のトナー像を加熱・加圧することによ
り該トナー像を転写材に定着させる定着装置を有する画
像形成装置において、画像形成装置内部或は近傍の温湿
度等の環境データにより、コピーボタンONやコンピュ
ータからの信号による装置の作動開始からトナー像形成
開始までの間の現像装置回転時間、像担持体回転時間の
何れか一方又は双方を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電子写真方式によって画像
形成を行う画像形成装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【0003】この画像形成装置は、像担詩体としてのド
ラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと称する)
1と、その周囲に一次帯電器(コロナ帯電器)2、露光
装置3、現像装置4、転写帯電器5、分離帯電器6、ク
リーニング装置7、前露光ランプ8を備えている。
【0004】感光ドラム1は、本従来例では負帯電の有
機感光体で、アルミニウム製のドラム基体(不図示)上
に感光層(不図示)を有しており、矢印方向に所定の周
速度(プロセススピード)で回転駆動される。
【0005】一次帯電器2は、感光ドラム1表面をコロ
ナ放電によって発生するコロナイオンにより帯電する。
【0006】露光装置3は、入力される画像情報(画像
信号)に応じたレーザ光(画像露光)Lを、一次帯電器
2により帯電処理された感光ドラム1表面に行う。露光
装置3から照射されるレーザ光Lによる画像露光によ
り、感光ドラム1表面に入力された画像情報に対応した
静電潜像が形成される。
【0007】現像装置4は、現像位置にて前記静電潜像
にトナーを付着させてこれをトナー像として顕像化す
る。
【0008】次に、画像形成装置の画像形成動作につい
て説明する。
【0009】画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段
(不図示)により矢印方向に所定のプロセススピードで
回転駆動され、一次帯電器2により表面が一様に例えば
−700Vに帯電される。そして、帯電された感光ドラ
ム1上に露光装置3からレーザ光Lを照射して画像露光
が与えられて、入力される原稿(不図示)の画像情報に
応じた静電潜像が形成される。そして、この静電潜像
に、感光ドラム1の帯電極性と同極性の現像バイアスが
印加された現像スリーブ4aによりトナーを付着させ
て、トナー像として現像される。
【0010】そして、感光ドラム1上のトナー像が感光
ドラム1と転写帯電器5間の転写ニップ部Nに到達する
と、レジストローラ対17によりこのタイミングに合わ
せて給紙カセット10,11,12又は手差しトレイ1
4から選択して給紙されている転写材Pが転写ニップ部
Nに搬送されて、トナーと逆極性の転写バイアスか印加
された転写帯電器5により転写材Pに感光ドラム1上の
トナー像が転写される。
【0011】給紙カセット10,11,12には、それ
ぞれサイズの異なる転写材Pが収納されており、各転写
材Pは各給紙ローラ13a,13b,13cによって1
枚ずつ給紙され、搬送ローラ15a,15b,15cに
より搬送ガイド16を通してレジストローラ対17まで
搬送される。又、手差しトレイ14には、任意のサイズ
の転写材を収納することができ、搬送ローラ16により
レジストローラ対17まで搬送することができる。
【0012】そして、転写ニップ部Nにてトナー像が転
写された転写材Pは、分離帯電器6によって転写材Pと
感光ドラム1との静電吸着力が弱められて感光ドラム1
から分離された後に、定着器18の定着ローラ18aと
加圧ローラ18b間へ搬送され、定着ローラ18aと加
圧ローラ18bによる加熱・加圧によりトナー像が転写
材P表面に熱定着されて排出される。
【0013】又、両面画像形成や多重画像形成モードで
の画像形成の場合は、転写材Pの1面目の画像形成を終
えて定着器18を通過した後、不図示のパスを通って再
びレジストローラ対17から転写ニップ部Nに給紙され
る。
【0014】尚、トナー像転写後の感光ドラム1表面に
残留している転写残トナーは、クリーニング装置7によ
って除去されて回収され、更に、感光ドラム1表面の残
留電荷は前露光ランプ8で除去され、次の画像形成に備
える。
【0015】ところで、上記した従来の電子写真方式を
利用した画像形成装置では、スタンバイ状態から、例え
ば複写機の場合、コピーボタンを押して最初の数枚の画
像に横スジ状の濃度ムラが発生することがあった。この
現象は、画像が中間濃度領域のハーフトーンの場合に顕
著に現れる。現象の発生メカニズムは詳しく解明されて
いないが、以下のように考えられる。
【0016】即ち、画像形成装置内の一次帯電器や転写
・分離帯電器等どのコロナ放電器から発生するオゾンや
NOX 等の放電生成物が現像スリーブ表面及び表面上の
トナー等の現像剤に何らか作用する。この作用は、画像
形成中で現像スリーブが回転している間は大きな問題は
なく、少なくともすぐに画像不良に至ることはないが、
スリーブ回転が停止すると感光ドラムと対向するニップ
部のスリーブ表面やトナー等の現像剤が放電生成物に集
中的に晒されることになり、画像上の濃度ムラもスリー
ブピッチで発生している。
【0017】これに対して、画像形成装置には通常ファ
ンが取り付けられて装置内の昇温防止とともに、これら
の放電生成物も機外へオゾンフィルタ等を介して排出さ
れるようになっている。
【0018】しかしながら、画常画像形成を終了してす
ぐに現像スリーブ回転は停止するが、一次帯電器のバイ
アスオフは更に時間が遅くなる。これは、転写材が機外
へ排出されるまで感光ドラムが回転しているためと、感
光ドラム上の残留電荷を完全に消すために一次帯電器の
バイアスと前露光ランプをオンにしたまま感光ドラムを
少なくとも1回転以上の所定回転数を回転させる必要が
あるためである。即ち、画像形成終了後の一定時間は一
次帯電器がオンになっている一方で現像スリーブが停止
している。
【0019】又、ファンによって放電生成物が機外へ全
て排出されるまでにも時間が掛かる。これは装置の構成
にもよるが、例えば現像スリーブ部のオゾン濃度がほぼ
ゼロになるには10秒程度必要とする。
【0020】尚、この現象は、やはり詳細なメカニズム
は明らかになっていないが、高湿環境下で顕著に発生す
る傾向がある。原因は、放電生成物が現像スリーブ表面
やトナー等の現像剤に作用するときに空気中の水分が介
在しているためと考えられる。上記現象を改善するため
には、トナー像形成時以外も画像形成装置動作時はスリ
ーブを回転させると良い。
【0021】更にもう1つの問題として、感光ドラム上
の画像がぼやけてしまう画像流れという問題がある。
【0022】1)例えば、冬のオフィスで朝低温且つ比
較的高湿環境に電源オフの状態で一晩以上放置された画
像形成装置内部の部品は冷え切っているため、電源オン
にした直後は感光ドラム等が結露することがある。この
結果、静電潜像が正しく形成されず、最終的に得られる
が画像がぼやけたものになってしまうという現象が生じ
る。
【0023】2)又、これとは別に帯電露光現像、転写
及びクリーニングといった画像形成プロセスを長期間反
復することによって感光体表面は湿度に敏感になり、水
分を表面に吸着し易くなる。その結果、表面抵抗が下が
るために表面電荷が横方向に移動することによって画像
がぼやけるという問題を引き起こしてしまう。
【0024】この現象は特に湿度の高いときに顕著に現
れる。その理由として、一次帯電器や転写・分離帯電
器、或は現像〜転写間や転写・分離〜クリーナ間に主に
現像剤の帯電を補助するために用いられる補助帯電器等
に用いられるコロナ放電器により生じたオゾン等の放電
生成物が感光体表面に付着したり、現像剤に含まれる樹
脂や添加物又は転写紙に含まれる添加剤等が付着し、こ
れが水分を付着するものと考えられている。
【0025】そこで、従来技術では、上記不具合を回避
すべく感光ドラム内部や近傍にヒータを設けて加熱する
ことにより前記各種付着物の水分吸着を抑制し、画像流
れの発生を防止する方策が採られている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下のような欠点があった。
【0027】画像横スジムラ トナー像形成時以外の画像形成装置動作中スリーブを回
すことで横スジ改善には効果があるが、以下のような弊
害がある。
【0028】1)現像剤としてのトナーのスリーブから
の飛散 2)スリーブ回転による現像器内のトナーの劣化 3)スリーブ表面がトナーによって汚染されてトナーの
こと状態が悪化する 画像流れ 1)感光ドラム内部或は近傍のヒータにより明らかな結
露は防止できるが、感光ドラム表面に付着した樹脂、各
種添加物の水の吸着を完全に防止することが困難であ
る。
【0029】2)画像形成装置が停止している間に、そ
れまでに帯電器等に付着した放電生成物が徐々に放出さ
れ、感光ドラム表面に付着すると思われる現象もあり、
これに関してもヒータによる加熱は完全な対策とはなら
ない。
【0030】上記欠点は、感光ドラムが回転するとクリ
ーニングブレードとの摩擦によって少しずつ除去される
ためにレベルは良くなっていく。
【0031】そこで、例えば複写機の場合は、朝メイン
スイッチをオンにしてから定着装置が加熱されて所定温
度に達するまでの時間等を利用して感光ドラムを空回転
させることや、コピーボタンをオンにしてからトナー像
形成開始までの全ての時間空回転させることによって画
像流れの改善に効果はある。
【0032】しかしながら、低温状態等、環境により発
生しにくい場合には必ずしも必要ではなかったり、画像
モードによっては画像には殆ど影響がない場合もあり、
その場合、逆に弊害として感光ドラム表面の傷、削れ、
クリーニングブレードのめくれ、摩擦によるクリーニン
グ不良等を引き起こしてしまうことがある。
【0033】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、画像流れやピッチムラを防い
で高質画像を安定して得ることができる画像形成装置を
提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体と、該像担持体を
帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体表面に画
像露光して画像情報に応じた静電潜像を形成する露光手
段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形
成する現像手段と、前記トナー像を転写部位にて転写材
に転写する転写手段と、転写材上のトナー像を加熱・加
圧することにより該トナー像を転写材に定着させる定着
装置を有する画像形成装置において、画像形成装置内部
或は近傍の温湿度等の環境データにより、コピーボタン
ONやコンピュータからの信号による装置の作動開始か
らトナー像形成開始までの間の現像装置回転時間、像担
持体回転時間の何れか一方又は双方を制御することを特
徴とする。
【0035】請求項2記載の発明は、像担持体と、該像
担持体を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体
表面に画像露光して画像情報に応じた静電潜像を形成す
る露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナ
ー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写部位に
て転写材に転写する転写手段と、転写材上のトナー像を
加熱・加圧することにより該トナー像を転写材に定着さ
せる定着装置を有し、更に画像形成条件の異なる複数の
画像形成モードを持つ画像形成装置において、装置内部
或は近傍の温湿度等の環境データと、選択された画像形
成モードとの組み合わせにより装置の作動開始からトナ
ー像形成開始までの間の現像装置回転時間、像担持体回
転時間の何れか一方又は双方を制御することを特徴とす
る。
【0036】請求項3記載の発明は、像担持体と、該像
担持体を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体
表面に画像露光して画像情報に応じた静電潜像を形成す
る露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナ
ー像を形成する現像手段と、前記トナー像を転写部位に
て転写材に転写する転写手段と、転写材上のトナー像を
加熱・加圧することにより該トナー像を転写材に定着さ
せる定着装置を有する画像形成装置において、メインス
イッチを入れてから画像形成可能状態になるまで或は定
着装置の温度を低い状態に保っている省電力待機状態か
ら画像形成可能状態になるまでの間の現像装置回転時
間、像担持体回転時間の何れか一方又は双方を装置内部
或は近傍の温湿度等の環境データにより制御することを
特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0038】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。尚、図
1においては図6に示した従来の画像形成装置と同一部
材には同一符号を付し、以下、それらについての説明は
省略する。
【0039】本実施の形態では、図1に示すように画像
形成装置内に温度と湿度を測定する温湿度センサ20と
制御装置(CPU)21を有し、制御装置21は温湿度
センサ20から入力される温湿度情報に基づいて現像装
置4の現像スリーブ9の回転を制御するようにした(詳
細は後述する)。他の構成は、図6に示した従来の画像
形成装置のそれと同様である。
【0040】本実施の形態における現像スリーブ9の回
転時間の制御を説明する前に、本画像形成装置(本実施
の形態では複写機)による転写材を2枚連続して通紙し
たときのシーケンスについて説明する。
【0041】図2に示すように、時刻t1 にコピーボタ
ン(不図示)の押圧によりメインモータ(不図示)が回
転駆動されると、感光ドラム1が回転開始するととも
に、選択された転写材Pが給紙カセット(不図示)から
レジストローラ17の直前まで給紙される。そして、時
刻t2 に1次帯電バイアスが印加された1次帯電器2に
より感光ドラム1表面が一様に帯電され、同時に現像ス
リーブ9に、感光ドラム1ヘカブリトナーが付着するの
を防止するためにDCバイアスを印加する。
【0042】そして、時刻t3 に露光装置3から原稿
(不図示)の画像情報に応じた画像露光Lにより静電潜
像が形成され、現像スリーブ9にACバイアスを更に印
加し、現像クラッチ(不図示)をオンして現像スリーブ
9を回転させて前記静電潜像を現像し、転写帯電器5と
分離帯電器6をオンし、レジストローラ17を回転させ
て転写材Pを転写ニップ部Nに搬送する。そして、時刻
4 までの時間Aの間に、転写材P表面にトナー像が転
写され、転写材Pが感光ドラム1から分離された後、現
像スリーブ9へのACバイアス印加、現像クラッチ(不
図示)、転写帯電器5と分離帯電器6へのバイアス印加
をオフし、レジストローラ17の回転を停止する。
【0043】そして、続いて時刻t5 から時刻t6 まで
の時間Bの間に、2枚目の転写材Pに1枚目と同様にし
て画像形成が行われる。2枚目の転写材Pに画像形成が
終了した後、時刻t6 に現像スリーブ9へのACバイア
ス印加、現像クラッチ(不図示)、転写帯電器5と分離
帯電器6へのバイアス印加をオフし、レジストローラ1
7の回転を停止する。
【0044】その後、後回転として感光ドラム1を1回
転以上させて残留電荷を除去した後、時刻t7 に1次帯
電バイアスの印加をオフして現像スリーブ9へのDCバ
イアスの印加をオフし、定着動作を含む全ての画像形成
動作が終了後、時刻t8 にメインモータ(不図示)の回
転駆動を停止する。
【0045】ところで、現像スリーブ9の回転ピッチに
よる画像濃度ムラは、主に時刻t6〜t7 の間の1次帯
電器2がオン、現像スリーブ9が停止している領域で大
きく影響を受ける。更に、時刻t7 に1次帯電器2への
1次帯電バイアスの印加がオフされた後でも、放電生成
物が装置内からほぼ排出されるまでの時間にも影響を受
ける。
【0046】これらを防止する対策として、現像スリー
ブ9の回転停止する時間を常に時刻t6 よりも長く延長
するようにした場合、前述のように現像剤の劣化、飛散
といった弊害を招き易い。又、現像スリーブ9の回転ピ
ッチによる画像濃度ムラは、前述のように環境依存性が
あり、特に高湿環境下でその発生が顕著である。
【0047】この画像濃度ムラの発生し易さの環境依存
性は、現像スリーブ9表面が放電生成物に晒されるとき
にも、又、その後の画像形成時にも傾向が見られる。ど
ちらの場合も高湿環境下にあった場合には、最もレベル
が悪くなる。
【0048】通常、画像形成装置周囲の環境変動がそれ
程急激に起きなかったり、前回の画像形成から次回の画
像形成までに長い時間が経たない場合には、両者の環境
はほぼ同じと考えて良い。
【0049】そこで、本実施の形態では、現像スリーブ
9の回転開始時間を装置内或は近傍の空気中の湿度(水
分量)に応じて、時刻t1 〜t3 の間において制御する
ようにしたものである。
【0050】即ち、通常の画像形成においては、一次帯
電バイアスと現像DCバイアスをt 2 においてオン、現
像ACバイアスと現像クラッチはt3 でオンすれば時間
的には十分であるが、画像形成装置内部或は周囲の環境
が高湿度になっている等、画像横スジムラが発生し易い
場合には、コピーボタンオン〜画像形成スタートまでの
時間を利用して現像クラッチを早めにオンして現像スリ
ーブ9を画像形成に先立って回転させることにより、画
像横スジムラの発生を抑制することができる。
【0051】具体的には一次帯電、現像DCバイアスを
通常のタイミングt2 に先立ってt 2 ’でオンし、更に
現像クラッチのオンタイミングもt2 ’〜t2 の時間差
に相当する時間だけ通常より速いt3 ’でオンするよう
にする。
【0052】このように、転写材の収納部(カセット
等)から転写ニップ付近までの給紙時間や、感光ドラム
電位を均すプロセス等、コピーボタンオンから実際の画
像形成スタートまでの時間を利用して現像スリーブを早
いタイミングで回転させることによって、その前の画像
形成時に現像スリーブニップ部の放電生成物に晒された
部分を均すことができ、画像横スジムラの発生が抑制、
防止される。
【0053】同時に、画像横スジムラの発生しにくい環
境下では現像スリーブは画像形成に必要な時間だけ回転
させるように制御したり、早めに空回転させる時間を短
く制御することによって、現像スリーブの回転に伴う前
述の弊害発生も制御することが可能となる。
【0054】又、コピーボタンオンから画像形成開始ま
での時間は変わらないため、トータルのコピー時間の延
長・単位時間当たりのコピー枚数の低下といった問題を
伴うことがない。
【0055】<実施の形態2>実施の形態1において
は、画像形成装置内にて転写材の給紙・搬送や感光ドラ
ムの駆動源として1つのメインモータを使用した例を示
した。
【0056】画像形成装置の駆動構成として、感光ドラ
ムの駆動は別モータを使うか電磁クラッチ等で独立に停
止させることができる場合には、コピーボタンオンから
画像形成開始までの間において、画像形成装置周囲や内
部の温湿度環境によって感光ドラムの回転スタートタイ
ミングを制御することにより、弊害を最小限に抑えて画
像流れの発生も最小限に抑制することができる。
【0057】即ち、画像形成装置が画像流れの発生しに
くい低湿度のような環境下にある場合には、感光体の回
転スタートタイミングを画像形成に必要なタイミングで
スタートさせ、逆に発生し易い高湿度環境下ではコピー
ボタンオンと同時に感光ドラムを回転させることによ
り、クリーニングブレード等で感光ドラム表面上の付着
物をより多く除去することができ、且つ、弊害としての
感光ドラム表面の傷、削れ等の前述の問題を最小限に抑
えることができる。
【0058】尚、実施の形態1,2を両方合わせて現像
スリーブ、感光ドラムの両者の回転タイミングを制御す
るようにしても良い。
【0059】<実施の形態3>実施の形態1,2におい
ては、装置内或は周囲の温湿度環境(水分量)に応じて
現像スリーブや感光ドラムの回転スタートタイミングを
制御する構成であった。本実施の形態では、装置内部或
は周囲の温湿度環境(水分量)と、以下の(1)〜
(4)の画像形成条件の異なる複数の画像形成モードと
の組み合わせに応じて同様に現像スリーブや感光ドラム
の回転スタートタイミングを制御するものである。
【0060】(1)通常モード…上述した通常時の画像
形成動作。
【0061】(2)写真モード…感光ドラム1表面の帯
電電位変化に対して出力される画像濃度変化が小さい。
【0062】(3)文字モード…感光ドラム1表面の帯
電電位変化に対して出力される画像濃度変化が大きい。
【0063】(4)高解像モード…画像処理方法によ
り、例えば200dpiから400dpiに変更して通
常よりも解像度を上げる。
【0064】この場合、同じ環境(温湿度)下に画像形
成装置が設置されていても、上記の画像形成モードによ
って形成されるトナー像への影響は異なり、特に高解像
モードの場合が目立ち易い。
【0065】又、写真モードよりも文字モードの方が感
光ドラム表面の帯電電位変化に対して出力画像濃度変化
が大きいため、同一原稿では文字モードの方が画像横ス
ジムラは目立ち易い。但し、出力画像が文字と写真では
写真の方が目立ち易い。又、画像流れも出力画像によっ
て影響度合いが異なるため、どちらのモードを重複して
横スジムラや画像流れ防止を行うかは個々の装置の設計
事項であり、適宜設定可能である。
【0066】図3に画像形成に最低限必要な感光ドラム
・現像スリーブ回転スタートタイミングt2 ,t3 から
何秒前からそれぞれをスタートさせるかの一例を示し
た。数値は上記のように適宜変更して設定可能であり、
又、感光ドラムと現像スリーブ回転をそれぞれ独立に制
御するようにしても良い。
【0067】このように、本実施の形態では、装置内或
は周囲の温湿度環境(水分量)と画像形成モードとの組
み合わせに応じて現像スリーブや感光ドラムの回転スタ
ートタイミングを制御することにより、画像流れや横ス
ジムラの発生を抑制することと、弊害としての感光ドラ
ム表面の傷・削れ等の前述の問題を最小限に抑えること
の両立が可能となる。
【0068】尚、本実施の形態で述べた現像スリーブや
感光ドラムの回転スタートのタイミングは一例であり、
その時間や各画像形成モードでの制御の仕方も適宜変更
しても良い。
【0069】又、装置内或は周囲の環境(水分量)を3
つの領域に分けて制御するようにしたが、2つの領域や
逆に更に細かく分けても良い。
【0070】<実施の形態4>前記実施の形態1〜3に
おいては、1つの感光ドラムを有する単色の画像形成装
置を例に説明してきたが、他の構成の画像形成装置にも
適応可能である。本実施の形態では、一例として感光ド
ラムを4本有する画像形成装置について説明する。
【0071】図4は本実施の形態に係る画像形成装置
(本実施の形態では、4つの感光ドラムを一列に配置し
たインライン方式のフルカラー画像形成装置)を示す概
略構成図である。
【0072】この画像形成装置は、イエロー色の画像を
形成する画像形成部30Yと、マゼンタ色の画像を形成
する画像形成部30Mと、シアン色の画像を形成する画
像形成部30Cと、ブラック色の画像を形成する画像形
成部30Kの4つの画像形成部を備えており、これらの
4つの画像形成部(画像形成ユニット)30Y,30
M,30C,30Kは一定の間隔をおいて一列に配置さ
れている。
【0073】各画像形成部30Y,30M,30C,3
0Kには、それぞれ像担持体としての感光ドラムla,
lb,lc,ldが設けられている。各感光ドラム1
a,1b,lc,ldの周囲には、1次帯電器2a,2
b,2c,2d、現像装置4a,4b,4c,4d、1
次転写ローラ22a,22b,22c,22d、クリー
ニング装置(クリーニングブレード)7a,7b,7
c,7dがそれぞれ設置されており、1次帯電器2a,
2b,2c,2dと現像装置4a,4b,4c,4d間
の上方にはそれぞれ露光装置3a,3b,3c,3dが
設置されている。各現像装置4a,4b,4c,4dに
は、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタ
トナー、ブラックトナーが収納されている。
【0074】各感光ドラムla,lb,lc,ldの下
部には、各1次転写部N1,N2,N3,N4にて無端
状の中間転写ベルト23が当接している。中間転写ベル
ト23は、駆動ローラ24、テンションローラ25、2
次転写対向ローラ26間に張架されており、駆動ローラ
24の駆動によって矢印方向(反時計方向)に回転され
る。中間転写ベルト23の抵抗としては、体積抵抗率で
106 〜1012Ω・cm程度のものが好ましく、ウレタ
ン系樹脂、フッ素系樹脂、ナイロン系樹脂、ポリイミド
樹脂のものや、シリコーンゴムやヒドリンゴム等の弾性
材料や、これらにカ−ボンや導電粉体を分散させて抵抗
調整を行ったもの等を用いることができる。本実施の形
態では、ポリイミド樹脂にカーボンを分散させて体積抵
抗率を1011Ω・cmに調整した厚み0.5mmとした
中間転写ベルト23を用いた。
【0075】1次転写ローラ22a,22b,22c,
22dは、中抵抗(1kV印加時のニップ形成での実抵
抗が106 〜1010Ω)の弾性部材を芯金に被覆して構
成されており、各1次転写ニップ部N1,N2,N3,
N4にて中間転写ベルト23を介して各感光ドラムl
a,lb,lc,1dに当接している。2次転写対向ロ
ーラ26は、中間転写ベルト23を介して2次転写ロー
ラ27と当接して2次転写部Mを形成している。2次転
写ローラ27は、中間転写ベルト23に接離自在に設置
されている。
【0076】中間転写ベルト23の外側の駆動ローラ2
4近傍には、中間転写ベルト23表面に残った転写残ト
ナーを除去し回収するベルトクリーニング装置28が設
置されている。2次転写部Mの転写材Pの搬送方向下流
側には、定着ローラ18aと加圧ローラ18bを有する
定着装置18が設置されている。
【0077】又、本実施の形態においても、実施の形態
1と同様に画像形成装置内の温度と湿度を測定する温湿
度センサ20と、該温湿度センサ20から入力される温
湿度情報に基づいて各現像装置4a,4b,4c,4d
の現像スリーブ9a,9b,9c,9dの回転停止まで
の時間(延長時間)を制御する制御装置(CPU)2I
を有している。
【0078】次に、以上説明した画像形成装置の画像形
成動作について説明する。
【0079】画像形成動作開始信号が発せられると、転
写材(用紙)Pが1枚ずつ送り出され、レジストローラ
17まで搬送される。その後、各画像形成部30Y,3
0M,30C,30Kが画像の形成を開始するタイミン
グに合わせてレジストローラ17は回転を始める。
【0080】一方、各画像形成部30Y,30M,30
C,30Kでは、画像形成動作開始信号が発せられる
と、所定のプロセススピードで回転駆動される各感光ド
ラム1a,1b,lc,ldは、それぞれ1次帯電器2
a,2b,2c,2dによって一様に負極性に帯電され
る。そして、露光装置3a,3b,3c,3dは、入力
されるカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(不
図示)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号
であるレーザ光を帯電された各感光ドラムla,lb,
lc,1d上にそれぞれ走査露光して静電潜像を形成す
る。
【0081】そして、先ず感光ドラムla上に形成され
た静電潜像に、感光ドラムlaの帯電極性(負極性)と
同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aの現像
スリーブ9aによりイエローのトナーを付着させてトナ
ー像として可視像化する。このイエローのトナー像は、
1次転写部N1にて1次転写バイアス電源(不図示)か
ら1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印
加された1次転写ローラ22aにより、回転している中
間転写ベルト23上に1次転写される。
【0082】イエローのトナー像が転写された中間転写
ベルト23は画像形成部30M側に回転される。そし
て、画像形成部30Mにおいても、前記と同様にして感
光ドラム1bに形成されたマゼンタトナー像が、中間転
写ベルト23上のイエロートナー像上に重ね合わせられ
て1次転写部N2にて転写される。
【0083】以下、同様にして中間転写ベルト23上に
重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画
像形成部30C,30Kの感光ドラムlc,ldで形成
されたシアン、ブラックのトナー像を1次転写部N3,
N4にて順次重ね合わせてフルカラーのトナー像を中間
転写ベルト23上に形成する。
【0084】そして、中間転写ベルト23上のフルカラ
ーのトナー像先端が2次転写部Mに移動されるタイミン
グに合わせて、レジストローラ17により転写材Pを2
次転写部Mに搬送し、この転写材Pに、2次転写バイア
ス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転写
ローラ27によりフルカラーのトナー像が一括して2次
転写される。
【0085】フルカラーのトナー像が形成された転写材
Pは、定着装置18に搬送され、定着ローラ18aと加
圧ローラ18b間の定着ニップ部でフルカラーのトナー
像を加熱及び加圧して転写材P表面に熱定着した後、外
部に排出される。
【0086】上記した1次転写時において、感光ドラム
la,lb,lc,ld上に残留している1次転写残ト
ナーは、クリーニング装置7a,7b,7c,7dによ
って除去されて回収される。又、2次転写後に中間転写
ベルト33上に残った2次転写残トナーは、ベルトクリ
ーニング装置28によって除去されて回収される。
【0087】又、単色や2〜3色モードの画像形成を行
う場合は、必要な色の画像形成を行う画像形成部だけを
動作させる。
【0088】本実施の形態においても、コピーボタンオ
ンやコンピュータからの信号による画像形成装置の作動
開始から、実際のトナー像形成開始までの間における現
像装置(現像スリーブ)開始時間を画像形成装置内部或
は近傍の温湿度等の環境データにより制御するようにし
た。
【0089】前述のように、画像形成装置内部或は周囲
の環境が高湿度になっている等、画像横スジムラが発生
し易い場合には、コピーボタンオン〜画像形成スタート
までの時間を利用して現像クラッチを早めにオンして現
像スリーブを画像形成に先立って回転させることによ
り、画像横スジムラの発生を抑制することができる。
【0090】即ち、転写材の収納部(カセット等)から
転写ニップ付近までの給紙時間や感光ドラム電位を均す
プロセス等、コピーボタンオンから実際の画像形成スタ
ートまでの時間を利用して現像スリーブを早いタイミン
グで回転させることによって、その前の画像形成時に現
像スリーブニップ部の放電生成物に晒された部分を均す
ことができ、画像横スジムラの発生を抑制或は防止する
ことができる。
【0091】同時に、画像横スジムラの発生しにくい環
境下では、現像スリーブは画像形成に必要な時間だけ回
転させるように制御したり、早めに空回転させる時間を
短く制御することによって、現像スリーブ回転に伴う前
述の弊害発生も抑制することが可能となる。
【0092】尚、各画像形成部における画像形成動作開
始には元々時間差があるため、現像スリーブの回転開始
を各画像形成部で一定時間(例えば3秒)早めにスター
トするのであれば、実際の現像スリーブ回転開始時間の
各画像形成部間の時間差は変わらない。
【0093】画像横スジムラを極力抑制したい場合に
は、全ての現像スリーブを同時にオン(例えば、イエロ
ーは3秒、マゼンタは6秒、シアンは9秒、ブラックは
12秒早めにON)すると効果的であり、又、コピーボ
タンオンから画像形成開始までの時間は変わらないた
め、トータルのコピー時間の延長・単位時間値のコピー
枚数の低下といった問題を伴うことがない。
【0094】但し、マゼンタ、シアン、ブラックと後段
の画像形成部の現像スリーブほど総回転時間は長くなっ
てしまい、前述したような弊害を招き易い。そこで、例
えば イエロー 3秒早めにオン マゼンタ 5秒早めにオン シアン 5秒早めにオン ブラック 5秒早めにオン と制御することにより、コピー時間も延長することな
く、更に人間の視感度に対して横スジムラの目立ちにく
いイエロー以外は比較的早めに現像スリーブが回転スタ
ートすることになり、弊害の抑制と画像横スジムラの発
生抑制の両立を図ることができる。
【0095】以上の説明においては、実施の形態1と同
様に現像スリーブの回転開始時間を画像形成装置内部或
は近傍の温湿度等の環境条件によって制御するものであ
るが、他の応用として、制御対象を実施の形態2と同様
に感光ドラムの回転開始時間や両者でも良い。
【0096】又、実施の形態3と同様に環境条件と画像
形成モードを組み合わせて現像スリーブ・感光ドラム回
転開始時間を制御するようにしても良く、より効果的で
ある。
【0097】<実施の形態5>実施の形態1〜4におい
ては、コピーボタンオン或はコンピュータからの画像信
号受信時から画像形成開始までの時間内で、現像スリー
ブや感光ドラムの回転開始時間を制御した。
【0098】本実施の形態においては、画像形成装置の
メインスイッチを入れてから、或は省電力待機状態から
画像形成可能状態になるまでの間(装置立ち上げ時間)
中に現像スリーブや感光ドラムのどちらか一方、或は両
方を画像形成装置内部或は近傍の温湿度等の環境データ
により制御するものである。
【0099】本発明を具現化するための画像形成装置と
しては、実施の形態1〜4で説明したものの他、各種の
画像形成装置に適応可能である。
【0100】装置立ち上げ時間は画像形成装置の構成や
大きさによっても異なるが、装置本体のメインスイッチ
をオンしてから通常1〜5分程度である。
【0101】熱と圧力によってトナー像を転写紙に定着
する一対のローラによって構成される定着装置の場合、
この時間内に室温から所定の温度(150〜200℃程
度)まで加熱される。この装置立ち上げ時間中は、定着
装置内のローラの温度分布を一定にするためにローラを
回転させておくが、現像スリーブや感光ドラムは必ずし
も回転させておく必要性はない。
【0102】しかしながら、前述したように、特に高湿
環境下では画像横スジムラや画像流れといった問題が発
生し易い。そこで、高湿度環境下(空気中の水分量が多
い状態)では、この装置立ち上げ時間を利用して所定時
間、現像スリーブや感光ドラムを回転させるようにする
と問題発生の抑制に効果がある。但し、長く行うと前述
の弊害が引き起こされてしまうために必要最小限行う
が、その時間は環境条件によって異なる。
【0103】一例として、装置立ち上げ時間が2分間の
単色画像形成装置の場合、図5に示すように制御を行
う。高湿環境下にある場合、現像スリーブ、感光ドラム
共により長い時間回転させることで問題の発生を抑制
し、逆に問題の起きにくい低湿環境下では短時間にして
弊害の発生を抑制することによって両立を図ることがで
きる。
【0104】尚、近年、定着装置として線状ヒータとベ
ルト状シートを組み合わせた構成で立ち上げ時間が殆ど
不要のものが実用に供されている。この場合、立ち上げ
時間を延長して上記のような回転時間を入れるようにす
れば良い。コピー可能までの時間は若干掛かるが、問題
の発生と弊害の発生の抑制の両立が可能となる。
【0105】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、像担持体と、該像担持体を帯電する帯電手段
と、帯電された前記像担持体表面に画像露光して画像情
報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜
像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段
と、前記トナー像を転写部位にて転写材に転写する転写
手段と、転写材上のトナー像を加熱・加圧することによ
り該トナー像を転写材に定着させる定着装置を有する画
像形成装置において、画像形成装置内部或は近傍の温湿
度等の環境データにより、コピーボタンのONやコンピ
ュータからの信号による装置の作動開始からトナー像形
成開始までの間の現像装置回転時間、像担持体回転時間
の何れか一方又は双方を制御するようにしたため、画像
流れやピッチムラを防いで高質画像を安定して得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の動
作シーケンス図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置にお
ける現像スリーブ回転タイミングの一例を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置にお
ける装置立ち上げ中の制御の一例を示す図である。
【図6】従来の画像形成装置要部の断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 一次帯電器 3 露光装置 4 現像装置 5 転写帯電器 6 分離帯電器 7 クリーニング装置 9 現像スリーブ 20 温湿度センサ 21 制御装置(CPU)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    手段と、帯電された前記像担持体表面に画像露光して画
    像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静
    電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手
    段と、前記トナー像を転写部位にて転写材に転写する転
    写手段と、転写材上のトナー像を加熱・加圧することに
    より該トナー像を転写材に定着させる定着装置を有する
    画像形成装置において、 画像形成装置内部或は近傍の温湿度等の環境データによ
    り、コピーボタンONやコンピュータからの信号による
    装置の作動開始からトナー像形成開始までの間の現像装
    置回転時間、像担持体回転時間の何れか一方又は双方を
    制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    手段と、帯電された前記像担持体表面に画像露光して画
    像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静
    電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手
    段と、前記トナー像を転写部位にて転写材に転写する転
    写手段と、転写材上のトナー像を加熱・加圧することに
    より該トナー像を転写材に定着させる定着装置を有し、
    更に画像形成条件の異なる複数の画像形成モードを持つ
    画像形成装置において、 装置内部或は近傍の温湿度等の環境データと、選択され
    た画像形成モードとの組み合わせにより装置の作動開始
    からトナー像形成開始までの間の現像装置回転時間、像
    担持体回転時間の何れか一方又は双方を制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    手段と、帯電された前記像担持体表面に画像露光して画
    像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静
    電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手
    段と、前記トナー像を転写部位にて転写材に転写する転
    写手段と、転写材上のトナー像を加熱・加圧することに
    より該トナー像を転写材に定着させる定着装置を有する
    画像形成装置において、 メインスイッチを入れてから画像形成可能状態になるま
    で或は定着装置の温度を低い状態に保っている省電力待
    機状態から画像形成可能状態になるまでの間の現像装置
    回転時間、像担持体回転時間の何れか一方又は双方を装
    置内部或は近傍の温湿度等の環境データにより制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2001212321A 2001-07-12 2001-07-12 画像形成装置 Withdrawn JP2003029474A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171245A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2010156745A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および像担持回転体のクリーニングの実行制御方法
CN113464997A (zh) * 2020-04-24 2021-10-01 海信集团有限公司 吸油烟机及控制方法、装置

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